人間経済科学と賢人たちの教え その1




産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
4月号連載記事


■その1 経済学ルネサンス・人間経済科学登場

●役に立つ経済学とは


 経済学が経済やビジネスの実践で役に立たない机上の空論であるという話はよく聞く。欧米では「経済学がどれほど役に立たない学問なのか」ということは、むかしから繰り返しジョークのタネにされているほどだ。
 実際、私が大学を卒業してから35年あまり、金融市場を中心に経済・ビジネスと向き合ってきた中でも経済学(いわゆるマルクス経済学、近代経済学)が何かの役に立ったという記憶はほとんど無い。
 なぜ経済学が役に立たないのか?
 それは、現在主流の経済学が「唯物論」に傾斜し、「生身の人間」のことを忘れ去っているからである。

 現在の欧州からは想像できないが、中世暗黒時代はカルト的なカトリック教会が支配する、現代で言えば北朝鮮に匹敵するおぞましい時期であった。人間の創造性・探求心は封じ込められ、神の代理人を称するカトリック教会の教えに少しでも反すれば、拷問師という教会が雇ったプロフェッショナルのむごい拷問を受け、そのうえ生きたまま火に焼かれたり八つ裂きにされたりしたのである。
 アダム・スミスが1776年に「国富論」を著し、合理的かつ科学的に「経済」を学問として捉えることに成功したときでさえ、欧州ではまだ魔女狩りが行われていて、「国富論」や「道徳感情論」の中には、カトリック教会に対して(異端審問でつるし上げられないように)かなり気を使った文章が散見される。

 したがって、アダム・スミス没後の経済学において「神の呪縛から逃れるための唯物論」が発達したのはある意味自然であったかもしれない(念のため、アダム・スミスは道徳哲学の教授であり、唯物論とは対極の「人間中心の経済」を研究していた)。


●経済学ルネサンス

 古代ギリシャ・ローマが偉大な繁栄を遂げていたということに異論はないであろう。しかし、テオドシウス1世によって392年にキリスト教がローマ国教とされて以来、おおよそ10世紀(1000年)の間のキリスト(カトリック)教会支配のもと、西ヨーロッパ圏では素晴らしい古代ギリシャ・ローマ文化の破壊が行われたということは、大多数の研究者が認める事実である(古代ギリシャ・ローマの英知はイスラム圏で継承され、後に逆輸入された)。

 したがって14世紀にイタリアで始まったルネサンスが無ければ、いまだに欧州は恐怖と暴力で支配される暗黒大陸であったはずだ。神(キリスト教)による非人間的支配から解き放たれ、「人間性」に満ち溢れていた古代ギリシャ・ローマ時代の文化が「復興」されたのである。

 ところが不幸なことに、経済学の分野では、人間性にあふれたアダム・スミスの研究が唯物論という(神とは別の)「非人間的」要素によってその偉大な成果が破壊される時代が長く続いだ。

 そこで、私と有地浩(大蔵省(財務省)・国際金融公社(世界銀行グループ)OB)は、「人間性に満ち溢れた経済学」を復興すべく、2018年4月に「人間経済科学研究所(https://j-kk.org/)を設立した。


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
4月号をご参照ください。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)



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有料メルマガライブラリから(331)好業績株価下落銘柄の中から、ポートフォリオを固めていきたい

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「好業績株価下落銘柄の中から、ポートフォリオを固めていきたい」=
 (有料メルマガ第354回・2015/11/3配信号)


※注 2015年11月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 株式投資を行うならば、投資した企業の株が買値より高く上げて、キャピタル・ゲインをたっぷりと稼げることを期待しているのは、株式投資家としては当然のことだと思います。

 投資した株でキャピタル・ゲインを得られたら『勝ち』で、キャピタル・ロスを喰らったら『負け』。そんな基準で株式投資の勝ち負けを評価することが、常識的にも妥当だと思うし、個人投資家の多くは、このように株式投資の勝ち負けを考えていると思います。

 しかし、株式投資の勝ち負けの判定は、上記のような常識的な基準では無く、自分で決めることも一つの方法だと私は考えて実行してきました。

 投資した株すべてでキャピタル・ゲインを得るのは難しいです。特に1月から12月までの1年間という期間のなかで、全ての投資した株が買値より常に上がっているというのは、分散投資でいくつもの銘柄に投資する場合は、とても難しいと感じます。


 私は株式投資を始めたときは、全ての投資銘柄で利益を上げることを目標に
していたので、何年かかろうとも、とにかく買値より高く売ることを目標とし
ていました。

 しかし、10年も投資していて買値より10円高く売れた場合でも『勝ち』と評価することは、意味がないと思うようになってきました。確かに損はしませんでしたが効率が悪いのです。

 そこでだんだんとポートフォリオ全体で考えて、ポートフォリオの投資総額が前年より増えていれば『勝ち』と考えるようになりました。もちろん追加資金を加えた時は、その金額を調整して評価していました。


 しかしサラリーマンを辞めて、お給料という安定収入が無くなってからは勝ち負けの基準を変更しました。

 株式投資の勝ち負けの基準は自分で決めるものです。どのように決めても良いと考えるようになりました。


 機関投資家の運用成績は相対評価で決まります。値上がり率ではなく、指数に対する勝ち負けを同業他社と競争しています。自分のファンドが20%の利益を出しても、他のファンドが30%の利益を上げていれば、負けになります。逆に自分ファンドが20%のマイナスでも、他のファンドが30%のマイナスなら勝ちになります。

 プロのファンド・マネージャなどは投資総額がマイナスになって損をしていても、他の投資家よりマイナスが少なければ『勝ち』と評価するということです。

 個人投資家がこのような基準で投資の勝ち負けを判断することは、まずないと思います。絶対評価で、資産が増えていれば『勝ち』、減っていれば『負け』という評価です。


 ただしブログなどで他のブロガーが資産の増加率を公表していて、その増加率を気にしている個人投資家は多いように感じます。しかし運用資産額も、投資手法も、投資目的も、経済的な環境も投資家ごとに、それぞれ異なりますから、資産増加率だけ比較して気にする必要などないと思っています。

 特に私のように会社を早くやめたり、定年退職をして安定収入が無くなった投資家にとっては、運用資産を減らさないことが一番大事だし、1年間という期間に縛られる必要も無いわけです。


 私は、サラリーマンを辞めた後は、『1年間に使う生活費を資産運用で稼げたら勝ち』という勝敗の基準を選ぶことにしました。
 株式投資以外に賃貸不動産投資も行っていたので、その分の家賃収入と合計して自分が定めた1年間の生活費をオーバーすれば『勝ち』と評価しました。

 そのために、東日本大震災が起きた年には、前年の12月末より、株式投資総額の合計額がマイナスとなってしまいましたが、配当と家賃収入の合計で目標の生活費以上を稼いでいたので『勝ち』と評価しました。

 インカム・ゲインはキャピタル・ゲインより計算しやすいので、大勝ちできなくてもまず負けることは無いのです。

 どうしても勝ち負けにこだわる、私のような性格の投資家にはお勧めの評価基準です。もちろん投資金額が増えている方が良いに決まっています。その目標も追いかけますが、あくまでも勝ち負けの判定はインカム・ゲインを一番強く意識することになります。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!
 ラサ商事(3023)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 コラムでは綿半ホールディングス(3199)、日本精線(5659)、日本フェンオール(6870)、東京鉄鋼(5445)、イチネンHD(9619)、中電工(1941)、福田組(1899)、日本特殊塗料(4619)などについて言及しています。
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億の近道2020/03/31


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2020/03/31号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
        (本日の担当:石川臨太郎&大原浩)


  ◆コラム「有料メルマガライブラリから(331)」:石川臨太郎
  ◆コラム「人間経済科学と賢人たちの教え その1」:大原浩


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(331)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「好業績株価下落銘柄の中から、ポートフォリオを固めていきたい」=
 (有料メルマガ第354回・2015/11/3配信号)

※注 2015年11月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 株式投資を行うならば、投資した企業の株が買値より高く上げて、キャピタ
ル・ゲインをたっぷりと稼げることを期待しているのは、株式投資家としては
当然のことだと思います。

 投資した株でキャピタル・ゲインを得られたら『勝ち』で、キャピタル・ロ
スを喰らったら『負け』。そんな基準で株式投資の勝ち負けを評価することが、
常識的にも妥当だと思うし、個人投資家の多くは、このように株式投資の勝ち
負けを考えていると思います。

 しかし、株式投資の勝ち負けの判定は、上記のような常識的な基準では無く、
自分で決めることも一つの方法だと私は考えて実行してきました。

 投資した株すべてでキャピタル・ゲインを得るのは難しいです。特に1月か
ら12月までの1年間という期間のなかで、全ての投資した株が買値より常に
上がっているというのは、分散投資でいくつもの銘柄に投資する場合は、とて
も難しいと感じます。


 私は株式投資を始めたときは、全ての投資銘柄で利益を上げることを目標に
していたので、何年かかろうとも、とにかく買値より高く売ることを目標とし
ていました。

 しかし、10年も投資していて買値より10円高く売れた場合でも『勝ち』
と評価することは、意味がないと思うようになってきました。確かに損はしま
せんでしたが効率が悪いのです。

 そこでだんだんとポートフォリオ全体で考えて、ポートフォリオの投資総額
が前年より増えていれば『勝ち』と考えるようになりました。もちろん追加資
金を加えた時は、その金額を調整して評価していました。


 しかしサラリーマンを辞めて、お給料という安定収入が無くなってからは勝
ち負けの基準を変更しました。

 株式投資の勝ち負けの基準は自分で決めるものです。どのように決めても良
いと考えるようになりました。


 機関投資家の運用成績は相対評価で決まります。値上がり率ではなく、指数
に対する勝ち負けを同業他社と競争しています。自分のファンドが20%の利
益を出しても、他のファンドが30%の利益を上げていれば、負けになります。
逆に自分ファンドが20%のマイナスでも、他のファンドが30%のマイナス
なら勝ちになります。

 プロのファンド・マネージャなどは投資総額がマイナスになって損をしてい
ても、他の投資家よりマイナスが少なければ『勝ち』と評価するということで
す。

 個人投資家がこのような基準で投資の勝ち負けを判断することは、まずない
と思います。絶対評価で、資産が増えていれば『勝ち』、減っていれば『負け』
という評価です。


 ただしブログなどで他のブロガーが資産の増加率を公表していて、その増加
率を気にしている個人投資家は多いように感じます。しかし運用資産額も、投
資手法も、投資目的も、経済的な環境も投資家ごとに、それぞれ異なりますか
ら、資産増加率だけ比較して気にする必要などないと思っています。

 特に私のように会社を早くやめたり、定年退職をして安定収入が無くなった
投資家にとっては、運用資産を減らさないことが一番大事だし、1年間という
期間に縛られる必要も無いわけです。


 私は、サラリーマンを辞めた後は、『1年間に使う生活費を資産運用で稼げ
たら勝ち』という勝敗の基準を選ぶことにしました。
 株式投資以外に賃貸不動産投資も行っていたので、その分の家賃収入と合計
して自分が定めた1年間の生活費をオーバーすれば『勝ち』と評価しました。

 そのために、東日本大震災が起きた年には、前年の12月末より、株式投資
総額の合計額がマイナスとなってしまいましたが、配当と家賃収入の合計で目
標の生活費以上を稼いでいたので『勝ち』と評価しました。

 インカム・ゲインはキャピタル・ゲインより計算しやすいので、大勝ちでき
なくてもまず負けることは無いのです。

 どうしても勝ち負けにこだわる、私のような性格の投資家にはお勧めの評価
基準です。もちろん投資金額が増えている方が良いに決まっています。その目
標も追いかけますが、あくまでも勝ち負けの判定はインカム・ゲインを一番強
く意識することになります。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!
 ラサ商事(3023)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 コラムでは綿半ホールディングス(3199)、日本精線(5659)、
 日本フェンオール(6870)、東京鉄鋼(5445)、イチネンHD(9
 619)、中電工(1941)、福田組(1899)、日本特殊塗料(46
 19)などについて言及しています。
  以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)

  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20151103


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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◆コラム「人間経済科学と賢人たちの教え その1」


産業新潮 
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4月号連載記事


■その1 経済学ルネサンス・人間経済科学登場

●役に立つ経済学とは

 経済学が経済やビジネスの実践で役に立たない机上の空論であるという話は
よく聞く。欧米では「経済学がどれほど役に立たない学問なのか」ということ
は、むかしから繰り返しジョークのタネにされているほどだ。
 実際、私が大学を卒業してから35年あまり、金融市場を中心に経済・ビジ
ネスと向き合ってきた中でも経済学(いわゆるマルクス経済学、近代経済学)
が何かの役に立ったという記憶はほとんど無い。
 なぜ経済学が役に立たないのか?
 それは、現在主流の経済学が「唯物論」に傾斜し、「生身の人間」のことを
忘れ去っているからである。

 現在の欧州からは想像できないが、中世暗黒時代はカルト的なカトリック教
会が支配する、現代で言えば北朝鮮に匹敵するおぞましい時期であった。人間
の創造性・探求心は封じ込められ、神の代理人を称するカトリック教会の教え
に少しでも反すれば、拷問師という教会が雇ったプロフェッショナルのむごい
拷問を受け、そのうえ生きたまま火に焼かれたり八つ裂きにされたりしたので
ある。
 アダム・スミスが1776年に「国富論」を著し、合理的かつ科学的に「経
済」を学問として捉えることに成功したときでさえ、欧州ではまだ魔女狩りが
行われていて、「国富論」や「道徳感情論」の中には、カトリック教会に対し
て(異端審問でつるし上げられないように)かなり気を使った文章が散見され
る。

 したがって、アダム・スミス没後の経済学において「神の呪縛から逃れるた
めの唯物論」が発達したのはある意味自然であったかもしれない(念のため、
アダム・スミスは道徳哲学の教授であり、唯物論とは対極の「人間中心の経済」
を研究していた)。


●経済学ルネサンス

 古代ギリシャ・ローマが偉大な繁栄を遂げていたということに異論はないで
あろう。しかし、テオドシウス1世によって392年にキリスト教がローマ国
教とされて以来、おおよそ10世紀(1000年)の間のキリスト(カトリッ
ク)教会支配のもと、西ヨーロッパ圏では素晴らしい古代ギリシャ・ローマ文
化の破壊が行われたということは、大多数の研究者が認める事実である(古代
ギリシャ・ローマの英知はイスラム圏で継承され、後に逆輸入された)。

 したがって14世紀にイタリアで始まったルネサンスが無ければ、いまだに
欧州は恐怖と暴力で支配される暗黒大陸であったはずだ。神(キリスト教)に
よる非人間的支配から解き放たれ、「人間性」に満ち溢れていた古代ギリシャ
・ローマ時代の文化が「復興」されたのである。

 ところが不幸なことに、経済学の分野では、人間性にあふれたアダム・スミ
スの研究が唯物論という(神とは別の)「非人間的」要素によってその偉大な
成果が破壊される時代が長く続いだ。

 そこで、私と有地浩(大蔵省(財務省)・国際金融公社(世界銀行グループ)
OB)は、「人間性に満ち溢れた経済学」を復興すべく、2018年4月に
「人間経済科学研究所(https://j-kk.org/)を設立した。


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
4月号をご参照ください。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
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★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
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★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
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★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
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★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
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どれも似たり寄ったり




 3月13日から23日にかけ全体相場のクラッシュを横目に個別銘柄も急落を演じるに至ったが、そこには現金化を急ぐ投資家の事情があったものと推察される。

 日経平均に連動する主力銘柄は高値から25%から30%程度の値下がりで済んだ銘柄もあるが、中小型銘柄の多くは直近の高値から30%から50%という下落を見せた銘柄が多く、どれも似たような下落率を示していたのが印象的だった。
 この売りの嵐が一巡すると武漢ウイルスによる感染者の増加が伝えられても今度はその後の経済対策実施というポジティブな面を評価してのリバウンドを狙う動きが活発化し、日経平均に連動する主力銘柄では半値戻りを演じていたが、多くの中小型銘柄は3分の1戻りまでがせいぜいでその水準をクリアすると戻り売りに押される展開が見られる。つまりここでは個別銘柄の内容よりは単純に株価の下落率、戻りなどを想定した株価の変動が見出せる。

 どれも似たり寄ったりなのでそれぞれに関心のある銘柄を事前にピックアップして取り組むスタンスで安値圏での時間分散投資とその後のリバンド相場での戻り売りスタンスを実行するに越したことはない。


 ここでの投資シナリオは3月末を意識した全体相場の戻りと、個別株での10%から20%のリバウンド狙いがポイントとなっただろう。どの銘柄も似たり寄ったりとは言えるが、リバウンドする力は銘柄ごとに異なっている。
 ボトムから30%も反転上昇する銘柄もあれば10%がやっとこさという銘柄もある。


 そしてここでは深追いは禁物。
 戻り相場の後には2番底形成の動きも念頭に入れておく必要がある。

 2番底形成なら良いが底割れの恐怖も残る。
 何しろ前代未聞の恐慌相場の中にいると考えられるから、そのことだけは絶えず肝に銘じておきたい。


 参考までに先週までの指数の動きと個別主力銘柄の株価の動きをまとめてみたのでご参照願いたい。


【指数動向】


 日経平均、TOPIXとも3月19日、17日の安値から3分の1戻りを達成!!
 また日銀ETF買いコストの19500円もクリア。
 TOPIXは先週末高値引け。次は2分の1戻り目指すか?


1.日経平均
 先週末終値19389.43円
 3月25日高値19564.38(安値比+19.6%)
 半値戻り20237円 3分の1戻り18944円
 高値24115.95円(1.17)
 ⇒安値16358.19(3.19)値下がり率▲32.2%


2.TOPIX
 先週末終値(高値)1459.49(安値比+21.7%)
 半値戻り1472.6 3分の1戻り1381.4
 高値1745.95(1.20)
 ⇒安値1199.25(3.17)値下がり率▲31.3%


3.NYダウ
 先週高値22595.06ドル(安値比+19.4%)
 ⇒週末終値21636.78ドル
 出来高を伴って急落後に急反発。2兆ドル規模の経済対策に期待
 3分の1戻り達成後に反落
 2分の1戻り24243ドル 3分の1戻り22467.8ドル
 高値29568.57ドル(2.12)
 ⇒安値18917.46ドル(3.18)値下がり率▲36.0%


4.ソフトバンクG(9984)
 2月高値5871円⇒3.19安値2609円 ▲55.6%
 戻り高値4242円(安値比+62.6%)半値戻り4240円をクリア!
 4.5兆円の株式売却資金で自己株買い実施。時価3887円。


5.ファーストR(9983)
 2月高値61180円⇒3.19安値39910円 ▲34.8%
 戻り高値50630円(安値比+26.9%)
 半値戻り50545円達成後反落
 時価44430円。


6.ソニー(6758)
 1月高値8113円⇒3.13安値5297円 ▲34.7%
 戻り高値6688円(安値比+26.3%)
 半値戻り6705円達成まであと一歩まで接近。
 時価6688円。


7.トヨタ(7203)
 2月高値8026円⇒3.13安値5771円 ▲28.1%
 戻り高値7029円(安値比+21.8%)
 半値戻り6898円クリア!!
 時価7029円


8.三菱UFJ(8306)
 12月高値603円⇒3.23安値380円  ▲37.0%
 戻り高値450円(安値比+18.4%)
 3分の1戻り454円、半値戻り491.5円
 時価450円


9.NTT(9432)
 2月高値2908円⇒3.13安値2153円 ▲26.0%
 戻り高値2700円(安値比+25.4%)半値戻り2530円を達成
 トヨタとの資本提携発表し株価上昇
 時価2700円


10.島津(7701)
 12月高値3505円⇒3.13安値2148円 ▲38.7%
 戻り高値2950円(安値比+37.3%)半値戻り2826円をクリア。
 CT装置の大手。短時間で検査可能な検査キット開発。
 時価2927円。


11.富士フィルム(4901)
 1月高値5857円⇒3.13安値4152円 ▲29.1%
 戻り高値5238円(安値比+26.2%)
 先週末終値5020円(安値比+20.9%)
 アビガンの評価次第


12.テノックス(1905)
 2月高値1026円⇒3.23安値 642円 ▲37.4%
 戻り高値766円(安値比+19.3%)
 3分の1戻り770円まであと一歩、半値戻り834円
 本日配当落ち。先週末750円。自己株買いの余地大。


13.日創プロニティ(3440)
 1月高値830円⇒3.13安値 477円 ▲42.5%
 戻り高値557円(安値比+16.8%)
 3分の1戻り595円、半値戻り653円
 割安感はあるが戻り売りの圧力高いのか先週末は525円の安値引け。
 3分の1戻り目指すなら再度買いチャンス。


14.アクセル(6730)
 1月高値1110円⇒3.23安値445円 ▲59.9%
 戻り高値660円(安値比+48.3%)
 3分の1戻り666円 半値戻り777円
 今3月期業績の上方修正発表後に株価急騰。3分の1戻り目前。
 時価650円。


15.ズーム(6694)
 1月高値1428円⇒3.17安値785円 ▲45.0%
 戻り高値1280円(安値比+63.1%)
 3分の1戻り999円 半値戻り1106円
 半値戻り達成!!
 自己株5.1万株買い、上限金額換算で1株1500円を発表して株価の上昇に拍車。
 5月22日までの買い付けを予定。


16.ミクシィ(2121)
 1月高値2077円(2017年高値7300円)
 ⇒3.19安値1340円 ▲35.5%
 戻り高値1819円(安値比+35.7%)
 今3月期業績を上方修正しリバウンドの動き。
 戻り高値からはまた押し目形成したが基調は強い。
 時価1646円
 巣ごもり族に訴求!!モンスト人気が復活!


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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自己株買い歓迎




 結果論かも知れないが日経平均が1万6000円台まで突っ込んできた際は投資のチャンスだと見た投資家も多いと思うが、これは何も個人や機関投資家、外国人投資家に限ったことではなく、株式の発行体である企業にも言えることである。

 3月中旬に私はある上場企業を訪ねたのだが、その際に会社の担当者からは
「ここまで下げたら私も買いたいですよ・・。」
という話になった。
「だったら自己株買いされたらどうですか?」
と私が言うと
「検討はしているのですが、窓口の信託銀行がいやがっていますので実現していない」
との話。
 私は株価が低迷しているこうした時こそ、会社側の株価への意識を示す自己株買いが実行されるべきだと主張したのだが、その日は即聞き入れてもらうことはなかった。


 この会社は3年ほど前にIPOしたのですが、一時は公開価格を大きく上回ったこともあるのですが、その後は下落トレンドを辿り、先般公開価格の半値水準にまで下落してしまった一方で、同社が保有するキャッシュは潤沢で時価総額を大きく上回った状態となっている。市場に投げが出てどこまで下がるのか不安感がある場合はこうした企業は自己株買いで対応すべきだと考えての私からのアドバイスはその後、どういう訳か面談して1週間後ぐらいに会社から自己株買いを実施する旨でリリースとして出てきた。
 その結果株価は上限買取価格の水準に徐々に接近している。

 こうした事を考えると、まだまだこうした事例は今後あちこちで増えてくると考えられる。
 株価が企業価値を逸脱して低迷し既存の株主の不満が高まる前に市場内で買い付けする自己株買いを行い、株価を右肩トレンドにもっていくことが昨今の特殊な状況下では求められていると言えそうだ。

 先週は双日(2768)やアルコニックス(3036)、シンシア(7782)、長谷川香料(4958)、エン・ジャパン(4849)、高橋カーテンウォール(1994)などの自己株買いが発表された。


 業績はどうであれ余裕資金で一定の比率で自己株買いをやると低迷してきた株価は多少でも上昇の動きになることになるが、とりわけ市場での一定期間での買い付け表明は歓迎される。また上限株数で上限金額を割った平均買い付け単価が時価に比べて30%程度の高い水準であれば好感されることになり、株価にもインパクトがもたらされる。
 但し買い付け金額が通常の出来高と比べ少ないとインパクトは限られてしまう。

 短期的な株式売買にとっても歓迎されることとなる自己株買いが今後も投資家にとっては目が離せない材料となる筈だ。
 皆さんも一度こうした視点で自己株買いの発表を行った銘柄のチェックをされてみてはどうでしょうか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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冷静さが求められる株式運用

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 武漢ウイルスによる肺炎の感染拡大で株式市場も大混乱。日経平均もNYダウも1000円幅、2000円幅1000ドル幅、2000ドル幅が当たり前のように見られる日々の変動にも多少慣れが生じる昨今となってきた。
 敢えて新型コロナウイルスとは言わずに本稿では武漢ウイルスとして発生地の名称をつけておくが、更に世界的な流行をパンデミックならぬパンダミックとも言っておきたい。パンダの国からの感染拡大だから敢えてこうした言い方が当然だろう。


 素性の知れない見えない敵との戦いは今年に入ってからと考えられるのかも知れませんが、インターネットなどで言われている話では昨年9月22日に端緒があるともされており、その真相はこれから徐々に明らかになると思われる。
 多くの投資家にとって年初までは楽観ムードに包まれていたせいもあって
2−3月の一気の株価急落にはついていけなかったという向きも多いのかも知れません。

 日経平均は期間2か月で2万4000円台から1万6000円台まで急落し、先般ようやく19500円前後まで戻ってきた。戻り相場の目途を3分の1戻りとするか半値戻りとするか投資家のスタンスで異なるが、それとともに日銀によるETF買いがこれまでの倍の金額実行されるとの発表があったことによるリバウンド相場の目標水準として、日銀のETF買いのコストが1万9500円とされたことを参考にする向きもあると思われる。
 市場関係者は今3月期末の日経平均株価にこの程度の水準を期待したと言え、一時はこの水準を上回った局面もあった。実際には明日3月末の相場次第となるが、思い切った資金投入で実力行使となる可能性もある。


 ただ、問題はその後の展開と言える。
 冷静に考えると日銀による買いは今期末を意識したものと言え、その後の展開については企業業績の落ち込みなどの現実問題が引き続き株価の足を引っ張る可能性もある。
 武漢ウイルス問題の終息が見えない中で市民生活は不要不急の外出は自粛するように言われ、それを忠実に守ることで感染を防ぐとの意識が生まれる一方で、消費の委縮で経済には様々な影響が及び上場企業にとっては財務体質などの好悪で評価に差が出てくる可能性もある。


 全体相場を代表する日経平均はソフトバンクG(9984)やファーストリテイリング(9983)などの特殊な採用銘柄にも影響を受けやすい。インデックスに影響をもたらすこれらの銘柄は業績とは無関係に変動を続けているとの印象がある。
 それが企業の存続にも影響をもたらす客観的な情勢で一気に評価を落とすことになればここはより慎重に取り組む必要がある。

 個別株にはPBRが0.5倍以下の銘柄が数多く見出せる状態となってきた。つまり解散価値の半分以下となってきたという銘柄が市場にあふれかえってきたとの印象がある。本来なら余裕のある投資家はこうした水準となっている株式を積極的に買いたいと思う筈だが、武漢ウイルスによる企業業績への影響を見極めようとする動きが大勢を占めていると推察される。
 まだ企業からの武漢ウイルスによる業績への影響について分析をし投資家に伝達する動きは限られているようにも思われる。不透明なまま期末を迎えようとしている訳で、この先も積極的な買いはいくら割安感があっても入り難いと考えられる。

 先週までは期末配当取りを目当てにコツコツ買いも入り、一定水準まで相場全体は戻ってきたとも言えるが4月後半から5月連休にかけての株式相場は武漢ウイルス次第と言えるのでまだまだ予断を許さない展開が続く。
 株式による運用はリスク分散(銘柄分散、時間分散など)を基本としながら状況に応じてキャッシュポジションを上げ下げしながら全体の資産を指数の変動以上の水準に高めていくことが重要。

 そのためにはここでの株価変動を冷静に捉える必要があるだろう。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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億の近道2020/03/30


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投資情報メールマガジン                   2020/03/30

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャ)


     ◆コラム「冷静さが求められる株式運用」
     ◆コラム「自己株買い歓迎」
     ◆コラム「どれも似たり寄ったり」


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  書き手によりチャプター以下の内容に違いがありますが、
  執筆客員アナリストの個性としてお楽しみ下さい。

3.一度ご購入いただくと、そのレポートは何度でも読めます。

4.後日フォローレポートがあった場合には、前回のレポートへ追記します。

5.2019年10月より「モデルポートフォリオ」を掲載していますが、
  この内容は定期購読者専用コンテンツですので、バックナンバーでは
  配信されません。ご了承下さい。
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#09|アニコム(8715)七夜 皐月 2019/5/21
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◆コラム「冷静さが求められる株式運用」


 武漢ウイルスによる肺炎の感染拡大で株式市場も大混乱。日経平均もNYダ
ウも1000円幅、2000円幅1000ドル幅、2000ドル幅が当たり前
のように見られる日々の変動にも多少慣れが生じる昨今となってきた。
 敢えて新型コロナウイルスとは言わずに本稿では武漢ウイルスとして発生地
の名称をつけておくが、更に世界的な流行をパンデミックならぬパンダミック
とも言っておきたい。パンダの国からの感染拡大だから敢えてこうした言い方
が当然だろう。


 素性の知れない見えない敵との戦いは今年に入ってからと考えられるのかも
知れませんが、インターネットなどで言われている話では昨年9月22日に端
緒があるともされており、その真相はこれから徐々に明らかになると思われる。
 多くの投資家にとって年初までは楽観ムードに包まれていたせいもあって、
2−3月の一気の株価急落にはついていけなかったという向きも多いのかも知
れません。

 日経平均は期間2か月で2万4000円台から1万6000円台まで急落し、
先般ようやく19500円前後まで戻ってきた。戻り相場の目途を3分の1戻
りとするか半値戻りとするか投資家のスタンスで異なるが、それとともに日銀
によるETF買いがこれまでの倍の金額実行されるとの発表があったことによ
るリバウンド相場の目標水準として、日銀のETF買いのコストが1万950
0円とされたことを参考にする向きもあると思われる。
 市場関係者は今3月期末の日経平均株価にこの程度の水準を期待したと言え、
一時はこの水準を上回った局面もあった。実際には明日3月末の相場次第とな
るが、思い切った資金投入で実力行使となる可能性もある。


 ただ、問題はその後の展開と言える。
 冷静に考えると日銀による買いは今期末を意識したものと言え、その後の展
開については企業業績の落ち込みなどの現実問題が引き続き株価の足を引っ張
る可能性もある。
 武漢ウイルス問題の終息が見えない中で市民生活は不要不急の外出は自粛す
るように言われ、それを忠実に守ることで感染を防ぐとの意識が生まれる一方
で、消費の委縮で経済には様々な影響が及び上場企業にとっては財務体質など
の好悪で評価に差が出てくる可能性もある。


 全体相場を代表する日経平均はソフトバンクG(9984)やファーストリ
テイリング(9983)などの特殊な採用銘柄にも影響を受けやすい。インデ
ックスに影響をもたらすこれらの銘柄は業績とは無関係に変動を続けていると
の印象がある。
 それが企業の存続にも影響をもたらす客観的な情勢で一気に評価を落とすこ
とになればここはより慎重に取り組む必要がある。

 個別株にはPBRが0.5倍以下の銘柄が数多く見出せる状態となってきた。
つまり解散価値の半分以下となってきたという銘柄が市場にあふれかえってき
たとの印象がある。本来なら余裕のある投資家はこうした水準となっている株
式を積極的に買いたいと思う筈だが、武漢ウイルスによる企業業績への影響を
見極めようとする動きが大勢を占めていると推察される。
 まだ企業からの武漢ウイルスによる業績への影響について分析をし投資家に
伝達する動きは限られているようにも思われる。不透明なまま期末を迎えよう
としている訳で、この先も積極的な買いはいくら割安感があっても入り難いと
考えられる。

 先週までは期末配当取りを目当てにコツコツ買いも入り、一定水準まで相場
全体は戻ってきたとも言えるが4月後半から5月連休にかけての株式相場は武
漢ウイルス次第と言えるのでまだまだ予断を許さない展開が続く。
 株式による運用はリスク分散(銘柄分散、時間分散など)を基本としながら
状況に応じてキャッシュポジションを上げ下げしながら全体の資産を指数の変
動以上の水準に高めていくことが重要。

 そのためにはここでの株価変動を冷静に捉える必要があるだろう。


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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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■ お知らせ ■


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 ■個別株動向(13銘柄)
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◆コラム「自己株買い歓迎」


 結果論かも知れないが日経平均が1万6000円台まで突っ込んできた際は
投資のチャンスだと見た投資家も多いと思うが、これは何も個人や機関投資家、
外国人投資家に限ったことではなく、株式の発行体である企業にも言えること
である。

 3月中旬に私はある上場企業を訪ねたのだが、その際に会社の担当者からは
「ここまで下げたら私も買いたいですよ・・。」という話になった。
「だったら自己株買いされたらどうですか?」
と私が言うと
「検討はしているのですが、窓口の信託銀行がいやがっていますので実現して
いない」
との話。
 私は株価が低迷しているこうした時こそ、会社側の株価への意識を示す自己
株買いが実行されるべきだと主張したのだが、その日は即聞き入れてもらうこ
とはなかった。


 この会社は3年ほど前にIPOしたのですが、一時は公開価格を大きく上回
ったこともあるのですが、その後は下落トレンドを辿り、先般公開価格の半値
水準にまで下落してしまった一方で、同社が保有するキャッシュは潤沢で時価
総額を大きく上回った状態となっている。市場に投げが出てどこまで下がるの
か不安感がある場合はこうした企業は自己株買いで対応すべきだと考えての私
からのアドバイスはその後、どういう訳か面談して1週間後ぐらいに会社から
自己株買いを実施する旨でリリースとして出てきた。
 その結果株価は上限買取価格の水準に徐々に接近している。

 こうした事を考えると、まだまだこうした事例は今後あちこちで増えてくる
と考えられる。
 株価が企業価値を逸脱して低迷し既存の株主の不満が高まる前に市場内で買
い付けする自己株買いを行い、株価を右肩トレンドにもっていくことが昨今の
特殊な状況下では求められていると言えそうだ。

 先週は双日(2768)やアルコニックス(3036)、シンシア(778
2)、長谷川香料(4958)、エン・ジャパン(4849)、高橋カーテン
ウォール(1994)などの自己株買いが発表された。


 業績はどうであれ余裕資金で一定の比率で自己株買いをやると低迷してきた
株価は多少でも上昇の動きになることになるが、とりわけ市場での一定期間で
の買い付け表明は歓迎される。また上限株数で上限金額を割った平均買い付け
単価が時価に比べて30%程度の高い水準であれば好感されることになり、株
価にもインパクトがもたらされる。
 但し買い付け金額が通常の出来高と比べ少ないとインパクトは限られてしま
う。

 短期的な株式売買にとっても歓迎されることとなる自己株買いが今後も投資
家にとっては目が離せない材料となる筈だ。
 皆さんも一度こうした視点で自己株買いの発表を行った銘柄のチェックをさ
れてみてはどうでしょうか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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◆コラム「どれも似たり寄ったり」


 3月13日から23日にかけ全体相場のクラッシュを横目に個別銘柄も急落
を演じるに至ったが、そこには現金化を急ぐ投資家の事情があったものと推察
される。

 日経平均に連動する主力銘柄は高値から25%から30%程度の値下がりで
済んだ銘柄もあるが、中小型銘柄の多くは直近の高値から30%から50%と
いう下落を見せた銘柄が多く、どれも似たような下落率を示していたのが印象
的だった。
 この売りの嵐が一巡すると武漢ウイルスによる感染者の増加が伝えられても
今度はその後の経済対策実施というポジティブな面を評価してのリバウンドを
狙う動きが活発化し、日経平均に連動する主力銘柄では半値戻りを演じていた
が、多くの中小型銘柄は3分の1戻りまでがせいぜいでその水準をクリアする
と戻り売りに押される展開が見られる。つまりここでは個別銘柄の内容よりは
単純に株価の下落率、戻りなどを想定した株価の変動が見出せる。

 どれも似たり寄ったりなのでそれぞれに関心のある銘柄を事前にピックアッ
プして取り組むスタンスで安値圏での時間分散投資とその後のリバンド相場で
の戻り売りスタンスを実行するに越したことはない。


 ここでの投資シナリオは3月末を意識した全体相場の戻りと、個別株での1
0%から20%のリバウンド狙いがポイントとなっただろう。どの銘柄も似た
り寄ったりとは言えるが、リバウンドする力は銘柄ごとに異なっている。
 ボトムから30%も反転上昇する銘柄もあれば10%がやっとこさという銘
柄もある。


 そしてここでは深追いは禁物。
 戻り相場の後には2番底形成の動きも念頭に入れておく必要がある。

 2番底形成なら良いが底割れの恐怖も残る。
 何しろ前代未聞の恐慌相場の中にいると考えられるから、そのことだけは絶
えず肝に銘じておきたい。


 参考までに先週までの指数の動きと個別主力銘柄の株価の動きをまとめてみ
たのでご参照願いたい。


【指数動向】


 日経平均、TOPIXとも3月19日、17日の安値から3分の1戻りを達
成!!
 また日銀ETF買いコストの19500円もクリア。
 TOPIXは先週末高値引け。次は2分の1戻り目指すか?


1.日経平均
 先週末終値19389.43円
 3月25日高値19564.38(安値比+19.6%)
 半値戻り20237円 3分の1戻り18944円
 高値24115.95円(1.17)
 ⇒安値16358.19(3.19)値下がり率▲32.2%


2.TOPIX
 先週末終値(高値)1459.49(安値比+21.7%)
 半値戻り1472.6 3分の1戻り1381.4
 高値1745.95(1.20)
 ⇒安値1199.25(3.17)値下がり率▲31.3%


3.NYダウ
 先週高値22595.06ドル(安値比+19.4%)
 ⇒週末終値21636.78ドル
 出来高を伴って急落後に急反発。2兆ドル規模の経済対策に期待
 3分の1戻り達成後に反落
 2分の1戻り24243ドル 3分の1戻り22467.8ドル
 高値29568.57ドル(2.12)
 ⇒安値18917.46ドル(3.18)値下がり率▲36.0%


4.ソフトバンクG(9984)
 2月高値5871円⇒3.19安値2609円 ▲55.6%
 戻り高値4242円(安値比+62.6%)半値戻り4240円をクリア!
 4.5兆円の株式売却資金で自己株買い実施。時価3887円。


5.ファーストR(9983)
 2月高値61180円⇒3.19安値39910円 ▲34.8%
 戻り高値50630円(安値比+26.9%)
 半値戻り50545円達成後反落
 時価44430円。


6.ソニー(6758)
 1月高値8113円⇒3.13安値5297円 ▲34.7%
 戻り高値6688円(安値比+26.3%)
 半値戻り6705円達成まであと一歩まで接近。
 時価6688円。


7.トヨタ(7203)
 2月高値8026円⇒3.13安値5771円 ▲28.1%
 戻り高値7029円(安値比+21.8%)
 半値戻り6898円クリア!!
 時価7029円


8.三菱UFJ(8306)
 12月高値603円⇒3.23安値380円  ▲37.0%
 戻り高値450円(安値比+18.4%)
 3分の1戻り454円、半値戻り491.5円
 時価450円


9.NTT(9432)
 2月高値2908円⇒3.13安値2153円 ▲26.0%
 戻り高値2700円(安値比+25.4%)半値戻り2530円を達成
 トヨタとの資本提携発表し株価上昇
 時価2700円


10.島津(7701)
 12月高値3505円⇒3.13安値2148円 ▲38.7%
 戻り高値2950円(安値比+37.3%)半値戻り2826円をクリア。
 CT装置の大手。短時間で検査可能な検査キット開発。
 時価2927円。


11.富士フィルム(4901)
 1月高値5857円⇒3.13安値4152円 ▲29.1%
 戻り高値5238円(安値比+26.2%)
 先週末終値5020円(安値比+20.9%)
 アビガンの評価次第


12.テノックス(1905)
 2月高値1026円⇒3.23安値 642円 ▲37.4%
 戻り高値766円(安値比+19.3%)
 3分の1戻り770円まであと一歩、半値戻り834円
 本日配当落ち。先週末750円。自己株買いの余地大。


13.日創プロニティ(3440)
 1月高値830円⇒3.13安値 477円 ▲42.5%
 戻り高値557円(安値比+16.8%)
 3分の1戻り595円、半値戻り653円
 割安感はあるが戻り売りの圧力高いのか先週末は525円の安値引け。
 3分の1戻り目指すなら再度買いチャンス。


14.アクセル(6730)
 1月高値1110円⇒3.23安値445円 ▲59.9%
 戻り高値660円(安値比+48.3%)
 3分の1戻り666円 半値戻り777円
 今3月期業績の上方修正発表後に株価急騰。3分の1戻り目前。
 時価650円。


15.ズーム(6694)
 1月高値1428円⇒3.17安値785円 ▲45.0%
 戻り高値1280円(安値比+63.1%)
 3分の1戻り999円 半値戻り1106円
 半値戻り達成!!
 自己株5.1万株買い、上限金額換算で1株1500円を発表して株価の上
 昇に拍車。5月22日までの買い付けを予定。


16.ミクシィ(2121)
 1月高値2077円(2017年高値7300円)
 ⇒3.19安値1340円 ▲35.5%
 戻り高値1819円(安値比+35.7%)
 今3月期業績を上方修正しリバウンドの動き。
 戻り高値からはまた押し目形成したが基調は強い。
 時価1646円
 巣ごもり族に訴求!!モンスト人気が復活!


(炎)


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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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炎の投資情報サンプル#286 2020/03/30

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投資情報メールマガジン                   2020/03/30
         炎 の 投 資 情 報 (第286号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
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 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


    ★当メルマガは等幅フォントでの閲覧を前提にしております★


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


              −本日の目次−


 ■はじめに
 ■炎の相場の視点〜〜リバウンド後の株式相場は2番底を探る展開か〜
 ■個別株動向(13銘柄)
 ■銘柄トピックス(4銘柄)
 ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに


 毎日のように各メディアから武漢ウイルスの感染者や死亡者の話が流され、
外出自粛要請が求められる中で皆さんの生活は一層委縮しているものと思われ
ます。
 パンデミックならぬパンダミックが世界経済を一層恐慌状態に陥る可能性を
踏まえて投資家が防御に動いた結果の株式相場のクラッシュも当然の帰結なが
ら、これがどこまで続くのかという問いかけには明確に答えられないことが、
なおも投資家マインドを委縮させてくれることになります。
 本日伝えられた国民に慕われてきた有名タレントの死はますます見えない敵
との戦いの深刻さを感じさせてくれそうです。

 私たちも武漢から瞬く間に世界中に拡がってしまった見えない敵に一層、心
を引き締めて参りたいと思います。


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■次回予告


 外に出るなと言われると取材もしにくい状況となるが、本誌としてはできる
だけ企業への取材は続けたいと考えている。
 武漢ウイルス対策や被害状況などが明らかになれば自然に投資家の判断もし
やすくなる。そのためにも取材は欠かせない。

 今後もできるだけそうした情報をお届けしたいと考えている。





(本メルマガは限定された購読者様への情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、ご購読の皆様が損失を被っても執筆者および発行者ならびに配信者は一切の責任を負いません。)



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大魔神のアンテナ 外出禁止令




 遂に東京も外出禁止令!?自粛モードになってきました。

 株式市場も自粛モードになるのでしょうか?
 日銀、GPIFが東京市場を守ってくれるのか、来週が岐路と予想しています。
 今週までは機関投資家の決算売りと、持ち合い解消売りも最後の週となり、来週からは新年度入りになります。それに伴い売りも一段落し、新年度入りの為の新規投資を考えなければならない時期です。

 今後、機関投資家がどのような姿勢を示すか、売り続けていた姿勢から変化がでるのでしょうか?
 30日、31日の株式市場の動きは重要だと考えています。


 上記した、東京都の感染者拡大に伴って、都知事が外出自粛のコメントをした後、スーパーマーケットでは食品の買占めがされ、商品が無くなり、私自身も買い物をしてびっくりしました。首都圏も欧州・米国並みの外出禁止令がでるのも時間の問題です。
 また、先ほど発表された政府の景気判断も大幅下方修正し(6年9カ月ぶり)「回復」との文言を削除しました。世界的にも悪化した経済統計が続出しています。
 ある番組では1929年の世界恐慌の時のことまで報道していました。
 マスコミはあまりにも古い事を報道しています。株式市場が16000円台に入ったことをどのように見ていたのでしょうか?
 日本では株式市場のことを知らない「ノー天気」な報道関係者ばかりだと感じます。


 株式投資歴の浅い方には理解できないことですが、日本という国は「株式投資」をいまだに罪悪感があるものと定義しており、多くの人は株式投資とは何かを勉強をしていないので、今までもこのような悪い状況になっても、米国・欧州のように大胆な景気対策も出来ず、あくまでも海外の政府(米国に依存している)任せで乗り切っていました。
 今回も「牛肉購入のクーポン券」を配るとか、馬鹿らしい政策を言っています。愚痴になりますが、政策担当者は馬鹿ばかりに思えます。それは、株式市場がどのようなものなのかを知らない方々だからです。


 このような状況ですから、投資家がリードしないといけません。
 頼みの外国人投資家もこの2週間で1兆円近く売り越し、本年になって、昨年買った分以上に売り越しになっている、国内の機関投資家同様に外国人投資家の売り分もほぼ解消したと見ています。
 そのひとつの理由としては、今週23日から25日、3000円超の値上がりを示したように売り物をかなり消化して、切り返しの動きを示せたことは、新規の買いも入ったと見ています。

 先にも触れましたが、需給関係が改善されたことで、株式市場の動きも大きく変化しているとみています。


 前にも「悲観する中から新しい相場が生まれる」とお話ししました。

 連日、悪いニュースが報道されていますが、その度に株式市場はそれを織り込んでいるような動きをしています。昨日発表された「丸紅」の決算内容が2000億円の黒字が1900億円の赤字で叩かれましたが、先の安値を下回ることもなく、株式市場はかなりの織り込みをしている感じです。ダウ理論の弱気相場の3段階目の終わりに近づいていると考えられます。


 4月相場の楽しみの為に、仕込みを考える時期に来ているのではないかと思っています。


(大魔神)


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市場潮流

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 今週(3月23〜27日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で2836円60銭上昇し(率にして17.1%の上昇)、1万9389円43銭で取引を終えました。7週ぶりの上昇ですが、週間の上昇幅は1950年の算出開始以降で最大となりました。

 新型コロナウイルスの感染は世界的に拡大しており、移動制限など経済的活動の停滞による深刻な景気後退への懸念が高まっています。これを受けて主要国の中央銀行は思い切った金融緩和を実施し、各国政府が異例のスピード・規模で経済対策を検討・実施しつつあることへの期待が市場で高まりました。


 日経平均株価は一時、1万7000円を割り込み、実質PBRなど株価指標はリーマンショック時とほぼ同水準まで低下しました。
 13日(金)に書かせていただいたように、3月期末に向けた配当取りの動きなどもあり、今週の大幅な株価上昇につながったものと思います。ただ、新型コロナウイルスの感染は想定を上回る規模で拡大しています。イタリアでは「オーバーシュート」(爆発的患者急増)と称される現象に至ったほか、米国でも患者数が急増。感染状況が比較的落ち着いていた日本でも感染拡大が懸念されています。

 世界的に感染が収束に向かわない限り、市場を覆う不安心理は払拭されず、乱高下が続くものと思います。過去の暴落時と同様、株価が2万4000円台を回復するには、時間がかかるものと考えます。

 中長期的な観点で個別銘柄を絞り込み、数回に分けて買い下がる、当面はそのようなスタンスでいかがでしょうか。


(水島寒月)


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