市場潮流

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 今週(1月27〜31日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で622円00銭下落し(率にして2.6%の下落)、2万3205円18銭で取引を終えました。2週連続の下落です。中国発の新型肺炎の感染拡大が世界景気に大きく影響するとの見方が広まり、売りが優勢になりました。

 週初の27日(月)は新型肺炎の感染拡大への懸念から、日経平均株価は前週末比483円安と大幅に反落。下げ幅は19年3月25日以来、約10カ月ぶりの大きさとなりました。
 28日(火)も前日比127円安と続落。
 29日(水)は米株式市場の上昇を受けて3日ぶりに反発(同163円高)。
 しかし、30日(木)は世界的な肺炎拡大の懸念が一段と高まり、同401円安の2万2977円75銭で取引を終えました。
 続く31日(金)は、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について緊急事態を宣言したものの、「貿易と渡航の制限を勧めない」としたことで「世界経済への影響は限定的」との見方から海外勢が先物の買い戻しを急いだことで、一時前日比420円高まで上伸しました。ただ、引けにかけては伸び悩み、同227円高となりました。


 02年から03年にかけ、「SARS」の拡大が感染した頃と比較しますと、世界経済における中国のプレゼンスは格段に大きくなっており、インバウンドを含め、日本経済へ及ぼす影響も相当に大きくなっています。
 その意味では、今回の事態は楽観視することは出来ませんが、一方で中国政府も、トランプ大統領の訪中が取り沙汰され、習近平国家主席の国賓待遇での訪日が予定されるなか、国家の威信にかけて新型肺炎の「封じ込め」を進めています。過剰に悲観的になることなく、国内主要企業の業績を注視したいと思います。

 過去の経験則からすれば、こうした「突発的な災害(人災?)」は「株式買いの好機」となるケースが多かったのは事実です。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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億の近道2020/01/31


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投資情報メールマガジン                  2020/01/31号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&山本潤)


 ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
 ◆コラム「億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(7)」
      :山本潤


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 いつもご愛読ありがとうございます。

 さて、2005年7月より配信に利用しておりましたメルマガサービス
「melma!」が、本日1月31日をもってサービス終了となります。
 つきましては、melma!にて億の近道をご購読の方は、以下のいずれかから
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 これも時代の流れなのでしょうね。残念ですが仕方ありません。

 億の近道は引き続き配信して参りますので、変わらぬご愛読をよろしくお願
いいたします。


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■お知らせ■


 四季報セミナー第2弾開催!
 『ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!その2』


■日時 2020年3月15日日曜日
 13:30〜16:45(15分程度の延長あり)

「記者一人あたり何社担当?」「社長に取材しているの?」
「業績予想の表現の違いは?」「企業から圧力はあるの?」
「新人記者が担当する企業は?」など四季報の疑問が解消します!

 昨年12月に開催され、大好評だった四季報セミナーが、たくさんのご要望
にお応えして第2回を開催することになりました。
 前回参加できなかった方はもちろん、参加された方も楽しめる内容を予定し
ています。

 今回はさらに、四季報最新号から注目表現の銘柄をピックアップ&解説しま
す。

 四季報執筆&調査に5年間携わっていたガチャ氏が、その裏側と興味深い
トピックを全部開示。
 実際に携わってきた人間だけが分かる深い話が聞けます!

 また、事前にご質問を募集いたしますので、普段から疑問に思っていること、
ぜひ聞いてみたいことなどをお寄せ下さい。当日セミナー内で回答致します。

 また第2部では、ダイヤモンドフィナンシャルリサーチ運用者の山本潤氏を
加え、企業情報誌のポイントや活用法を含む裏側を語り合ってもらいます。
※山本氏は以前、ダイヤモンド株データブック(ダイヤモンド版四季報)を
 立ち上げ、世に出したことがあります。


詳細、お申込はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8764

■主催:NPO法人イノベーターズフォーラム

※「四季報」「会社四季報」は東洋経済新報社の登録商標です。


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◆コラム「市場潮流」


 今週(1月27〜31日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で622
円00銭下落し(率にして2.6%の下落)、2万3205円18銭で取引を
終えました。2週連続の下落です。中国発の新型肺炎の感染拡大が世界景気に
大きく影響するとの見方が広まり、売りが優勢になりました。

 週初の27日(月)は新型肺炎の感染拡大への懸念から、日経平均株価は前
週末比483円安と大幅に反落。下げ幅は19年3月25日以来、約10カ月
ぶりの大きさとなりました。
 28日(火)も前日比127円安と続落。
 29日(水)は米株式市場の上昇を受けて3日ぶりに反発(同163円高)。
 しかし、30日(木)は世界的な肺炎拡大の懸念が一段と高まり、同401
円安の2万2977円75銭で取引を終えました。
 続く31日(金)は、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について緊急事態
を宣言したものの、「貿易と渡航の制限を勧めない」としたことで「世界経済
への影響は限定的」との見方から海外勢が先物の買い戻しを急いだことで、一
時前日比420円高まで上伸しました。ただ、引けにかけては伸び悩み、同2
27円高となりました。


 02年から03年にかけ、「SARS」の拡大が感染した頃と比較しますと、
世界経済における中国のプレゼンスは格段に大きくなっており、インバウンド
を含め、日本経済へ及ぼす影響も相当に大きくなっています。
 その意味では、今回の事態は楽観視することは出来ませんが、一方で中国政
府も、トランプ大統領の訪中が取り沙汰され、習近平国家主席の国賓待遇での
訪日が予定されるなか、国家の威信にかけて新型肺炎の「封じ込め」を進めて
います。過剰に悲観的になることなく、国内主要企業の業績を注視したいと思
います。

 過去の経験則からすれば、こうした「突発的な災害(人災?)」は「株式買
いの好機」となるケースが多かったのは事実です。


(水島寒月)


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」がアップされました。


第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」1月28日収録
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so36291110
 【YouTube】https://youtu.be/AnNoRytWEJk

【今回登場企業】興研 重松製作所 帝国繊維 テノックス 日創プロニティ


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 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
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◆コラム「億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(7)」


※このコラムは、2005年10月12日に掲載されたものです。
 当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。


★投資タイミングは決算発表後すぐにやってくる(その3)


 第3のカーブと第4のカーブは、業績や景気のピークアウトから、再度、ボ
トムをつけるまでの局面です。この局面の前半部分が第3のカーブです。ピー
クアウトから下降局面の途中までです。

この第3のカーブで起こることは、
(1)増益企業が一気に減益に転じてしまう
(2)減益になった企業はさらに減益率が悪化してしまう
(3)黒字化を果たした企業が赤字に転落してしまう
(4)赤字企業は赤字を拡大してしまう
散々なことが起こるのです。悲劇の連続です。

この右肩下がりの急カーブでは、キャッシュポジション・オンリーとするべき
で、株という株はすべて売却して、現金のみのポジションが好ましい局面です。
株価が急落するのはこんな局面です。もし、ピークアウトを経験して、業績が
下降トレンド入りしてしまえば、将来の業績見通しがどんどん切り下がってし
まいます。


この局面では、企業側は、業績の下方修正を連発します。PER10倍で安い
と思っていた株が、下方修正に見舞われ、PER跳ね上がります。場合によっ
てはPER30倍以上になってしまうのです。たとえば、3000円の価値が
あると自分で思い込んでいたものが1000円以下の価値にしか見えなくなる、
そんな怖い局面です。バリエーション・トラップの犠牲者が続出する、悪夢の
ような時期なのです。ほとんどの投資家は茫然自失となります。


昨今は、空売りも容易にできますから、こういう局面では売りのポジションを
持つことによって、相場の流れに乗って、大儲けすることもできます。そんな
人はまだ少数ですが、きっちりと存在しています。


最後の第4のカーブは、業績下降の途中からボトムまでの局面です。
ここで生じる業績の変化は
(1)減益基調が続いているものの、減益率が縮小している
(2)赤字拡大は続いているが、赤字の拡大に歯止めがかかりそうである
(3)「半年先や一年先は業績は回復するかもしれない」と企業が言い始める
ということです。最悪期をこれから迎えるフェーズとしては、明るい材料も期
待できる局面なのです。


第4のカーブ(減益だが減益率は改善の展開)で起こることは、
「きっかけ待ち」です。株価は安くなっています。でも、上がるきっかけがす
ぐには見当たらない。業績はよくなる可能性を示唆されても、実際の業績は尚
ボトムアウトしていない。でも、この段階で、さらに株価が安くなる企業があ
れば、絶好の「拾い場」(バーゲンセールのような安い価格で株を買える局面)
となります。


「麦藁帽子は冬に買え」という相場の格言があります。これは、いまとりあえ
ず人気のないもの(=冬の麦藁帽子)は、不人気がゆえに安く手に入る。だか
ら、人気が出てくる夏に買うよりも、人気のない時期に買う方が賢いという意
味です。状態の悪い企業をあえて状態の悪いときに買えという意味なのです。
その格言が生きるのが、第4のカーブです。ここでは、買いたい銘柄のリスト
をつくって準備をしておく時期です。そして、じっくりと買うタイミングを伺
う局面なのです。


90年に土地バブルが崩壊してから、本格的なデフレの時代に突入しました。
全国の地価はまだ下がり続けています。しかし、不動産関連株は、2003年
に地価の再度の上昇を待たずに底打ちしました。そして、都心の地価が上がっ
たことを確認すると、不動産株はその後一気に上昇基調に入りました。このよ
うに、減益傾向は続いていても、減益率が縮小すれば、投資家にとってはそれ
は悪いニュースではないのです。たとえ減益であっても、よいニュースとなる
のです。減益企業が増益に転じ、さらに増益率が拡大する局面は、第4と第1
のカーブです。第4のカーブのできるだけ最後のボトムで買うか、あるいは、
第1のカーブに入ったことを確認してから買うかは難しいところです。

ですが、わたしは、株価が相当落ちていて、PBRという後ほど説明するバリ
エーション指標が1倍を大きく割り込んでいるならば、第4のカーブでも買い
に行きます。第4のカーブで買えるようになれば、株は覚えたも同然です。
ところが、普通は、第1のカーブの初期段階で買うこともなかなかできないも
のです。なぜならば、第3や第4のカーブを経てきて、第1のカーブにすでに
入っていても、世間のその会社に対する評価は著しく低いのです。
「あの会社、増益を予想してきた。ああ、また嘘いってらー」と市場から相手
にされません。ただし、あきらかな循環株、たとえば、シリコンサイクルに連
動する半導体製造装置株などは、この4つのカーブの鉄則をアナリストも投資
家もよく知っていて、ベテラン営業マンがしたり顔で自慢するような株なので
す。


「株っていうのは、PERが高いときにあえて買うもんだよ」と。


「麦藁帽子は冬に買え」という格言は、カタリストを無視して、株価が一番安
いときに買えという意味です。カタリストとは、株価が再評価されるような材
料やニュースのことをいいます。第4のカーブは減益基調の真っ只中です。
これまで、悪いニュースばかりがあって、投資家がその株にうんざりしている
局面です。こんなとき、相場関係者は、この企業は、「株価は安いが、カタリ
ストがない」と表現します。カタリストがないとは、「すぐには上がりそうな
ニュースがない」という意味です。


これが株の難しいところですが、仮にカタリストがあるのであれば、株価は安
値で放置されるはずがありません。しかし、株は安値で放置されている。それ
はカタリストがないためです。考えてみれば、当たり前のことです。「カタリ
ストがない」ということと「株が安い」ということは同じ現象を言い表してい
るのです。カタリストがあろうがなかろうが、「株がとにかく安い」というこ
とが投資家には重要なポイントです。


第3のカーブから第4のカーブの間は、基本的には減益関連のニュースが多発
します。
そして第1のカーブから第2のカーブの間は、基本的には増益関連のニュース
が期待できます。
市場関係者は、このことを「ごきぶりを一匹見かけたら、何十匹が隠れている」
といいます。悪いニュースを最初に聞いたら、その後、またか、またか、とい
うように次々と悪いニュースが訪れる傾向があるのです。大切なのは、最初の
悪いニュースで売り、最初のよいニュースで買うということです。


第4のカーブ 結論: マイナス幅が縮小すると株価は反転する傾向にある
重要:モメンタムが改善しているかどうかが投資判断の材料となる

循環論の結論:
第1のカーブ:買い
第2のカーブ:売り
第3のカーブ:売り
第4のカーブ:買い
第2のカーブと第4のカーブの判断が難しいのです。


まとめ:増収か減収かよりも、増益率が改善しているか、減益率が改善してい
 るかで投資のタイミングを計る。

例: 前年 実績営業利益 +30% y−y
   今年 営業利益予想 +10% y−y
→第2のカーブ=モメンタム悪化=売り

例: 前年 30%減 y−y 今年 10%減の予想ならモメンタムは改善。
→第4のカーブ=買い


業績は循環します。循環を4つの局面にわけて説明しました。
自然の営みは、夜が来て朝が来て昼が来て夕方がくる、という循環です。
または、春夏秋冬という循環もあります。潮の満ち引きも循環です。
企業は人からなる組織です。組織にも循環があるかどうかは議論の分かれると
ころです。

どんな人間にも意識を高く持てる時期とそうではない時期があります。

人を財産とする企業は、やはり循環の上に成り立っている面があります。
まず、企業業績は景気循環の影響を受けます。
そして、経営者のやる気も変化していきます。
これをシステムとしてみれば、「フィードバックが働く」といいます。
フィードバックとは、好ましくない状態を好ましい状態に戻すために、修正を
かけることです。


たとえば、赤字になった企業は、リストラをします。
そして、リストラをすれば固定費が下がり、ちょっとした外部環境の好転で利
益が出るようになります。フィードバックが機能する場合で、これも一種の循
環です。
また、儲かって儲かって仕方がないという企業には、必ずライバルが現れます。
競争がなかったため、儲かっていたのが、競争が激化することで儲からなくな
ります。これも循環です。
順調に業績を拡大している企業は、得た資金でさらに拡大路線に走る傾向があ
ります。業績のピークに過大な設備投資をして、長い冬を迎える企業も多数あ
ります。これも循環といえるでしょう。


ですから、投資タイミングを循環と結びつけるのは必然性があるとわたしは考
えています。盛者必衰といいます。
逆にいえば、フィードバックがかからない会社や社会は暴走の結果、破滅に至
るはずです。もし仮に増益率が鈍化しないような企業があったとすれば有限の
資源しかないこの地球はどうなるのでしょうか。企業の暴走を許せばいつの日
か、世界が消滅するような大惨事になるでしょう。


大きな循環の中に小さな循環があります。春夏秋冬の大きな循環に朝夕という
小さな循環があります。しかし、よく見れば夏の夜は短く、冬の夜は長い。短
い夜を夏というのであれば、短い夜を一日だけ取り出して、今日は夏だという
ことが主張できます。そういう関係をフラクタルといいます。
株式市場には多くのフラクタル的な関係が混在しています。たとえば、長期と
短期の業績判断がずれることです。長期とは、短期を複数並べてみたのです。
ですから、本来は、短期の「買い」の積み上げは、長期の「買い」となるべき
なのです。

しかし、市場参加者の多くは、逃げのために、短期と長期を使い分けているの
です。買いと思っていたのに短期的に下がると、「長期では買い」だというの
です。長期の判断は、株価が外れたときの言い訳に成り下がってしまうのです。


短期が「売り」であれば、長期的にも「買い」である確率は低下すると考える
べきです。夜が短いのに冬だといっているのと同じなのです。
本来、投資は効率よく行うべきものです。麦藁帽子を夏に衝動買いしてしまっ
た人は、どんなに強弁しても、投資の世界では「負け」なのです。同様に短期
の株価を外す人は、長期の株価も外れる人だということです。


業績動向を循環論で4つの局面で定義するのは簡単です。
しかし、実際は、企業業績がどの局面にあるかを特定することさえ、難しいの
です。
回復局面が長く、後退局面が短い企業も存在します。
企業によっては、10年増益を続ける企業もあれば、1年ごとに増益と減益と
繰り返すような企業もあります。
循環の局面は、時間割ではありません。バスケットやサッカーのように前半や
後半に時間で仕切られているわけではありません。むしろ、野球のように点が
入れば試合時間が理論上永遠に続くようなイメージです。
できれば、業績のピークアウト感の出てこない企業を買うべきです。じわじわ
と業績が拡大をして余力がある。そういう企業は好かれます。そして長期保有
の対象になります。

一方で、収益動向が定まらない企業は、トレーディングには向いていますが、
長期の保有対象としては向かないのです。


(山本潤)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#5




 〜株式投資において欠かせない基礎知識〜


 新型コロナウイルスをめぐる動向に翻弄されている日本株ですが、近年の米中貿易協議や地政学リスクの懸念が市場を覆った時の地合いとかなり似通ってきましたね。

 こうした神経質な地合いの時は全面的に売られやすくなりますので、とかく狼狽売りして資産を減らしてしまいがちです。

 市場参加者が減ってボラティリティが大きくなり、アルゴリズム取引だけがやたらと活発に売買しているのが目立つわけですが、このような時こそ投資の軸を大事にしたいものです。

 そこで、銘柄選定が難しくなるこんな時だからこそ仕込んでおきたい銘柄をいくつか取り上げたいと思います。


 まず一つ目は地合いに振り回されない安定感を持った関東電化工業(4047)です。
 半導体製造に欠かせない多数の素材を取り扱っており、中でも特殊ガスが今後より重要度を増してくることになるでしょう。


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【No.1】関東電化工業(東証1部:4047)

 苛性ソーダ等の無機化学製品、エチレン等の有機化学製品を取り扱い、独自のフッ素系技術に強みを持つ特殊ガス大手であり、電池材料や半導体・FPD用途など先端電子デバイス製造においては欠かせない存在となっている。半導体製造用のフッ化チッソやエッチングガス、リチウムイオン二次電池向け材料などに対して高い製造能力を有する。

 業績面においては11/14に中間決算ならびに業績予想の上方修正を発表。主力の精密化学品セグメントでは販売数量が伸びて増収となり、電池材料の六フッ化リン酸リチウムが販売好調で業績に寄与したほか原材料価格低下なども奏功した。

 株価は夏場から回復基調を辿ってきたが上記決算発表を機に上放れの動きとなった。昨年12月にはやや調整含みで推移し25日移動平均線を割り込んでいたが、足元ではこれを上抜けて上昇トレンドを継続している。テクニカルではMACDのシグナルも低下傾向から上向きに変化し、調整一巡感から再び上値を目指す展開が期待される。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 さらに、足元で景気動向だけでなくインフレの兆候と感じられるのが不動産株の底堅い動きがみられています。これに基づいて不動産株や含み資産株に注目しておくのも面白いかと思います。

 先日、米ブラックストーンがユニゾHD(3258)に対するTOB価格を引き上げて話題になりましたが、同じように投資ファンドの米ベインキャピタルが昭和飛行機(7404)にTOBを仕掛けてきています。これらから日本の不動産市場に目をつけていることは明らかです。

 そこで注目しておきたい銘柄は・・・また次回まで探しておきたいと思います(笑)。

 足元の調整局面は昨年8月と近しいものを感じていますので、アク抜けには意外に時間を要することになろうかと思われます。


 とは言え、あと1か月以内にはこの新型ウイルス騒動における景気下振れ対策として、各国の中央銀行が動かざるを得ない状況が演出されることと思います。
 以前の記事でも書いておりますが、相場は各国の中央銀行がとる金融政策が非常に重要な意味合いを含んでいますので、買い場は日銀が知らせてくれることでしょう。

 目先はきちんとシートベルトをしっかりと締めて、不用意に巻き込み事故に遭わないように注意しながら株式投資を楽しんでいきましょう。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746
 老後資産1億円達成への相場道#3 http://okuchika.net/?eid=8815
 老後資産1億円達成への相場道#4 http://okuchika.net/?eid=8890

[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


■【無料銘柄毎日更新】■
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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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休むも相場




 3週間ぶりですが、この間だけでマーケットの雰囲気は大きく変わりました。
 先週からの変調は中国での新型肺炎の拡大が主な理由ですが、識者によって影響度合いへの見方は様々なものの、私見では、まずは伸び切っていたマーケットの調整と受け止めています。

 今月初旬〜中旬頃は強気の意見が増えるなど随分と楽観的と感じていましたが、実態は何も変わっていない中に新型肺炎のニュースがきっかけとなりマーケットの調整を促した格好です。


 昨年は米国利下げによりリスクマネーの活動が活発化したことで米国株式を約1割以上押し上げたとみていますし、利下げにより10年物市場金利も、ここ10年近く2.0〜2.5%を中心としたレンジから、恐らく今後は1.5〜2.0%のレンジへと下がり、当面このレベルが続くものと予想しています。

 しばらくは世界的な低成長は避けられないと考える故です。


 主要国の市場金利も再び下げトレンドに入っているように見えますから、今後の金利動向からは目が離せません。
 昨年10〜12月期が景気のボトムになりそうだと解説する市場関係者が多いと感じますが、果たしてそうなのか?

 米国大統領選ではトランプ大統領が依然として優位な状況であり、世界的なサプライチェーンの再構築にしてもそう簡単に収まるとも思えません。何故なら、米中貿易戦争を理由としてだけではなく、独裁が進む習近平政権から距離を置きたいと考える経営者は着実に増えているはずですから。


 市場は逃げませんし、これだけボラティリティーがあれば年に数回は投資のチャンスが巡ってきます。少なくともスーパーチューズデー(3月3日)が近づく頃までは、しばらく無理はせず静観しようと決めています。


 それにしても・・・、トランプ大統領にジョンソン首相、プーチン大統領にベネズエラのマドゥロ大統領、ブラジルのボルソナロ大統領と言った我儘なトップも増え、安倍晋三政権の驕り(緩み)も目に余るようになってきました。

 12月決算の発表が始まっていますが、期待ほどの実績や強気予測も見られません。あれやこれやと、今年は何とも強気になれません(汗)。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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億の近道2020/01/30


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投資情報メールマガジン                  2020/01/30号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
    (本日の担当:街のコンサルタント&あすなろ産業調査部)


  ◆コラム「休むも相場」:街のコンサルタント
  ◆コラム「株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#5」
      :あすなろ産業調査部


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■お知らせ■


 四季報セミナー第2弾開催!
 『ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!その2』


■日時 2020年3月15日日曜日
 13:30〜16:45(15分程度の延長あり)

「記者一人あたり何社担当?」「社長に取材しているの?」
「業績予想の表現の違いは?」「企業から圧力はあるの?」
「新人記者が担当する企業は?」など四季報の疑問が解消します!

 昨年12月に開催され、大好評だった四季報セミナーが、たくさんのご要望
にお応えして第2回を開催することになりました。
 前回参加できなかった方はもちろん、参加された方も楽しめる内容を予定し
ています。

 今回はさらに、四季報最新号から注目表現の銘柄をピックアップ&解説しま
す。

 四季報執筆&調査に5年間携わっていたガチャ氏が、その裏側と興味深い
トピックを全部開示。
 実際に携わってきた人間だけが分かる深い話が聞けます!

 また、事前にご質問を募集いたしますので、普段から疑問に思っていること、
ぜひ聞いてみたいことなどをお寄せ下さい。当日セミナー内で回答致します。

 また第2部では、ダイヤモンドフィナンシャルリサーチ運用者の山本潤氏を
加え、企業情報誌のポイントや活用法を含む裏側を語り合ってもらいます。
※山本氏は以前、ダイヤモンド株データブック(ダイヤモンド版四季報)を
 立ち上げ、世に出したことがあります。


詳細、お申込はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8764

■主催:NPO法人イノベーターズフォーラム

※「四季報」「会社四季報」は東洋経済新報社の登録商標です。


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」がアップされました。


第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」1月28日収録
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so36291110
 【YouTube】https://youtu.be/AnNoRytWEJk

【今回登場企業】興研 重松製作所 帝国繊維 テノックス 日創プロニティ


 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。



■炎のファンドマネージャー有料メルマガ第277号、配信中!!■
 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第277号
が好評配信中です。


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 掲載!】

【1/27 第277号では】

■投資の視点:個人投資家はIPO銘柄、中小型銘柄に関心を寄せる
■炎が読み解く相場の視点(16銘柄)
■有名YOUTUBERに贈る炎の特別ポートフォリオ フォロー
■こんな時だからこそこの株に注目(3銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


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◆コラム「休むも相場」


 3週間ぶりですが、この間だけでマーケットの雰囲気は大きく変わりました。
 先週からの変調は中国での新型肺炎の拡大が主な理由ですが、識者によって
影響度合いへの見方は様々なものの、私見では、まずは伸び切っていたマーケ
ットの調整と受け止めています。

 今月初旬〜中旬頃は強気の意見が増えるなど随分と楽観的と感じていました
が、実態は何も変わっていない中に新型肺炎のニュースがきっかけとなりマー
ケットの調整を促した格好です。


 昨年は米国利下げによりリスクマネーの活動が活発化したことで米国株式を
約1割以上押し上げたとみていますし、利下げにより10年物市場金利も、こ
こ10年近く2.0〜2.5%を中心としたレンジから、恐らく今後は1.5
〜2.0%のレンジへと下がり、当面このレベルが続くものと予想しています。

 しばらくは世界的な低成長は避けられないと考える故です。


 主要国の市場金利も再び下げトレンドに入っているように見えますから、今
後の金利動向からは目が離せません。
 昨年10〜12月期が景気のボトムになりそうだと解説する市場関係者が多
いと感じますが、果たしてそうなのか?

 米国大統領選ではトランプ大統領が依然として優位な状況であり、世界的な
サプライチェーンの再構築にしてもそう簡単に収まるとも思えません。何故な
ら、米中貿易戦争を理由としてだけではなく、独裁が進む習近平政権から距離
を置きたいと考える経営者は着実に増えているはずですから。


 市場は逃げませんし、これだけボラティリティーがあれば年に数回は投資の
チャンスが巡ってきます。少なくともスーパーチューズデー(3月3日)が近
づく頃までは、しばらく無理はせず静観しようと決めています。


 それにしても・・・、トランプ大統領にジョンソン首相、プーチン大統領に
ベネズエラのマドゥロ大統領、ブラジルのボルソナロ大統領と言った我儘なト
ップも増え、安倍晋三政権の驕り(緩み)も目に余るようになってきました。

 12月決算の発表が始まっていますが、期待ほどの実績や強気予測も見られ
ません。あれやこれやと、今年は何とも強気になれません(汗)。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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■ お知らせ ■


■第44号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第44号レポート配信中!!】


 今週は業界によっては80%が利用するサービスを運営し、マネタイズを含
む優れたビジネスモデルで成長する企業を分析。
 日本のGAFAを目指す潜在成長力を、2つの業績シナリオで予測し、理論
株価を算定しています。ぜひご購読を。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


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◆コラム「株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#5」

 〜株式投資において欠かせない基礎知識〜


 新型コロナウイルスをめぐる動向に翻弄されている日本株ですが、近年の米
中貿易協議や地政学リスクの懸念が市場を覆った時の地合いとかなり似通って
きましたね。

 こうした神経質な地合いの時は全面的に売られやすくなりますので、とかく
狼狽売りして資産を減らしてしまいがちです。

 市場参加者が減ってボラティリティが大きくなり、アルゴリズム取引だけが
やたらと活発に売買しているのが目立つわけですが、このような時こそ投資の
軸を大事にしたいものです。

 そこで、銘柄選定が難しくなるこんな時だからこそ仕込んでおきたい銘柄を
いくつか取り上げたいと思います。


 まず一つ目は地合いに振り回されない安定感を持った関東電化工業(404
7)です。
 半導体製造に欠かせない多数の素材を取り扱っており、中でも特殊ガスが今
後より重要度を増してくることになるでしょう。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【No.1】関東電化工業(東証1部:4047)

 苛性ソーダ等の無機化学製品、エチレン等の有機化学製品を取り扱い、独自
のフッ素系技術に強みを持つ特殊ガス大手であり、電池材料や半導体・FPD
用途など先端電子デバイス製造においては欠かせない存在となっている。半導
体製造用のフッ化チッソやエッチングガス、リチウムイオン二次電池向け材料
などに対して高い製造能力を有する。

 業績面においては11/14に中間決算ならびに業績予想の上方修正を発表。
主力の精密化学品セグメントでは販売数量が伸びて増収となり、電池材料の六
フッ化リン酸リチウムが販売好調で業績に寄与したほか原材料価格低下なども
奏功した。

 株価は夏場から回復基調を辿ってきたが上記決算発表を機に上放れの動きと
なった。昨年12月にはやや調整含みで推移し25日移動平均線を割り込んで
いたが、足元ではこれを上抜けて上昇トレンドを継続している。テクニカルで
はMACDのシグナルも低下傾向から上向きに変化し、調整一巡感から再び上
値を目指す展開が期待される。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 さらに、足元で景気動向だけでなくインフレの兆候と感じられるのが不動産
株の底堅い動きがみられています。これに基づいて不動産株や含み資産株に注
目しておくのも面白いかと思います。

 先日、米ブラックストーンがユニゾHD(3258)に対するTOB価格を
引き上げて話題になりましたが、同じように投資ファンドの米ベインキャピタ
ルが昭和飛行機(7404)にTOBを仕掛けてきています。これらから日本
の不動産市場に目をつけていることは明らかです。

 そこで注目しておきたい銘柄は・・・また次回まで探しておきたいと思いま
す(笑)。

 足元の調整局面は昨年8月と近しいものを感じていますので、アク抜けには
意外に時間を要することになろうかと思われます。


 とは言え、あと1か月以内にはこの新型ウイルス騒動における景気下振れ対
策として、各国の中央銀行が動かざるを得ない状況が演出されることと思いま
す。
 以前の記事でも書いておりますが、相場は各国の中央銀行がとる金融政策が
非常に重要な意味合いを含んでいますので、買い場は日銀が知らせてくれるこ
とでしょう。

 目先はきちんとシートベルトをしっかりと締めて、不用意に巻き込み事故に
遭わないように注意しながら株式投資を楽しんでいきましょう。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746
 老後資産1億円達成への相場道#3 http://okuchika.net/?eid=8815
 老後資産1億円達成への相場道#4 http://okuchika.net/?eid=8890

[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」
を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
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「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!800円です。
 全12号公開中です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742


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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
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株玉増刊号 世界経済フォーラムでイチ押しの銘柄



(*この銘柄レポートは、あすなろ投資顧問の会員へ2020年1月3日に配信した内容です。)


●環境管理センター(4657)【JASDAQ】


 土壌・地下水における環境調査や環境アセスメントにかかるコンサルタントなどを手がける環境総合コンサルタント企業であり、建材中のアスベスト測定やレアメタル回収に伴う分析、さらには放射能/放射線などの調査・測定を行っています。

 大気中のPM2.5や排ガス、土壌中のナノ粒子(超微粒子)レベルでの有害物質の測定・分析に強みを持っており、農作物に影響を及ぼす病害虫の防除や浄化技術の開発、土壌汚染の地盤改良といった環境対策工事などにも取り組んでいます。

 地球規模での環境汚染が問題視される中、足元では米ゴールドマン・サックスが環境・格差対策に7500億ドル(約80兆円)規模での投資に乗り出したほか、12月にスペイン・マドリードで開かれたCOP25(気候変動枠組み条約締約国会議)でも今年に控える「パリ協定」を前にCO2排出量対策などについて議論が交わされました。

 環境規制をめぐる国際会議において米国がこの「パリ協定」から離脱する手続きを進めているため、主導する国が不在で、努力目標の話し合いで終始し交渉は継続、結局のところ環境対策の強化は各国の判断に委ねられています。

 ただ、昨今の投資環境においてもSDGs(持続可能な開発目標)としてのテーマ性は非常に重要視される流れにあり、実際に日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)でもESG投資に重点が置かれたり、債券市場においても環境債(グリーンボンド)の発行が急増して2019年は2500億ドル(約27兆円)を超えて過去最高にのぼっています。まさに国際的な環境意識の高まりがマネーの動きに新たな潮流を生んでいるとみられます。

 したがって、同社のような環境対策技術に長けた企業の取り組みがこれまで以上に求められるようになってきたほか、政治的にも今回のCOP25における小泉進次郎環境相の演説空しく、日本が温暖化対策に消極的な国としてレッテルを貼られたことを挽回する上でも、株式市場での注目度は否が応にも高まってくることでしょう。

 同社の業績面は10/25に第1Q決算発表を行っており、売上高は前期比43.4%増、利益面は赤字額が大幅に減り赤字縮小で着地しました。今期の計画値に対しては例年以上に好調な出足となっており、これには第2Q計上予定だった案件の前倒し影響等もある模様です。

 他方で、今後における業績期待を見る上で重要となる受注高、これが民間向けに大きく伸びており、とくに放射能関連での伸びが著しいと言えます。売上構成に占める割合は他と比べて小さいながらも将来的な業績寄与が見込める分野だけに引き続き注目しておきたいポイントです。

 また、従来より同社のコア事業である環境調査業務などは年度末の3月までを契約期間とするものが多く、年間売上高のおよそ3分の1が3月に計上されるといった季節性があるため、業績は下期偏重となる傾向があります。

 株価動向は昨年4月中旬の中国における合弁会社設立の材料とともに急騰し、そのまま5/13には年初来高値1327円をつけて急伸しました。その後は需給を整理しながら中段保ち合いを続けているとみられ、動意薄の展開と言えます。

 テクニカル面からのアプローチで一目均衡表が三役好転してくれば、再び直近の戻り高値を更新して強含んでくることも考えられるでしょう。とくに出来高が膨らんでいる4月〜5月にかけて、さらに6月中旬頃の信用買い残のシコリ解消なども一巡してくる頃合いとみられ、上記で解説の今年のイベントなどもふまえておきますとまさに年始の早い段階のうちに仕込んでおきたい銘柄と言えるでしょう。

≪バリュエーション≫

・株価 691円(2020/1/21)
・単元株数 100株
・PER:29.4倍
・PBR:1.99倍


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子供と一緒に学ぶお小遣い教育




 億近読者の皆様、初めまして!
 お金の教育を専門としているFPの遠藤功二と申します。

 今後、家庭で行えるお金の教育論について、連載していきますので、宜しくお願い致します。


 さて、子供が小学生になったら、そろそろお金の勉強をさせていきたいものです。

 その第一歩が、お小遣い教育です。

 最近、投資教育が注目されています。
 老後2,000万円問題や、終身雇用の崩壊が若い人の耳にも届いています。

 子を持つ親は、子供たちに生きる力としての金銭教育を施す必要があります。


【まずは日雇い労働から】


 そこで、私はまず、「仕事をすると賃金がもらえる」というお金の基礎を教えることが重要だと考えています。

 最初は、子供に家の中のお仕事を頼み、1つの仕事に対し10円、20円といった賃金を払います。

 そしてそれを貯金箱に入れるよう、教えていきます。

 お金の使い方は、本人たちに任せてみましょう。

 欲しいお菓子を買ってすぐになくなってしまう子。
 最初からコツコツ貯められる子。
 子供によって性格が異なります。

 ちなみに私は、子供の時かなり貯め込む方でした。

 駄菓子屋でもお金を使わないので、「遠藤はいつも貧乏だよな。」と友達に言われていました。

 ただ、僕は密かに貯めていたのです。

 お金を散財している人が、お金持ちだとは限らないということです。
 そのようなことも、お小遣いを通して子供たちは学ぶことができます。


【「日雇い労働型」を教える意義】


 家の中の仕事に対し、子供にお小遣いをあげる「日雇い労働型」のお小遣い教育は、金融リテラシーが高い方々にいかにも非難されそうです。


「働きアリになってはいけない。ビジネスは所有するものだ。」

 ロバートキヨサキのファンの方はこうおっしゃるでしょう。


 私も承知しています。
 この日雇い労働的なお小遣い教育は、もちろんお子供に伝えるお小遣い教育の初歩の初歩です。


 「親を助けることで、お金がもらえた。」という体験をすることで、人を助けることが仕事の原理原則だということを、最初にお金を触る年齢から教えたいというのが、私の考え方です。
 それを知らなければ、ビジネスを所有し、人を雇うことなんてできないでしょう。
 労働者の気持ちを理解できない経営者にはなって欲しくありません。

 ましてや
「お金はママのお財布に入っているもの」
「お金は欲しい時に親がくれるもの」
という解釈のまま育ってしまっては困ります。

 自分のお菓子やゲームをするためのお金くらい、自分で稼いでみよう、というのが、私の考えです。


 そして、子供たちが、お仕事を習慣化できるようになってきたら月給制にして良いでしょう。
 そこで、仕事には、信頼が重要だということが学べます。

 日雇い時代は、お給料は後払い。
 でも、正社員は「信頼」を盾に固定給が約束されている。
 この違いを、子供のうちに感じてもらいたいと思っています。


 言われたことをきっちりできるようになったら、家の中で、仕事を作り出す家庭内起業をやって見るのも面白いでしょう。
 親の期待値を超える仕事にチャレンジしてみるということです。

 また、実際にフリーマーケットやお祭りに出店することによってお金を稼ぐ体験をするのも有意義です。


 日本の学校でほとんどお金のことを学べません。


 テストの点数ばかりを気にしていて、顧客の期待値を超えるサービスを発想する力が身につくのでしょうか。

 テストは100点が最高ですが、顧客の期待値は無限大です。
 学校では、100点をとる教育までしかやってくれません。

 社会に出てから必要な、期待値を超える価値を生み出す教育は、学校外で育むしかありません。

 私は、社会に出て、100点を取るだけでは十分ではないことに気づきました。
 むしろ、100点でなくて良いから、相手の助けになることをすることが、仕事であると学びました。


 社会に出る前の予習を、お小遣い制を通して、子供たちに伝えていきたいものです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/


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億の近道2020/01/29


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             −本日の目次−
     (本日の担当:遠藤功二&あすなろ産業調査部)


 ◆新コラム「子供と一緒に学ぶお小遣い教育」:遠藤功二
 ◆コラム「株玉増刊号 世界経済フォーラムでイチ押しの銘柄」
       :あすなろ産業調査部


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」がアップされました。


第92回「パンデミック全体相場より個別銘柄」1月28日収録
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so36291110
 【YouTube】https://youtu.be/AnNoRytWEJk

【今回登場企業】興研 重松製作所 帝国繊維 テノックス 日創プロニティ


 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。


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【新連載のお知らせ】


 いつもご愛読ありがとうございます。
 本日より、隔週水曜日掲載を原則に遠藤功二氏の連載が始まります。

 遠藤氏とは、小屋洋一氏からの紹介でお会いし、「日本の金融リテラシー向
上には、子供の頃から正しい金融教育が欠かせない」との共通認識で盛り上が
り、それであれば億の近道上で体系立てて啓蒙できれば素晴らしい!とのこと
から、今回の連載となりました。

 ぜひお楽しみに!


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◆新コラム「子供と一緒に学ぶお小遣い教育」


 億近読者の皆様、初めまして!
 お金の教育を専門としているFPの遠藤功二と申します。

 今後、家庭で行えるお金の教育論について、連載していきますので、宜しく
お願い致します。


 さて、子供が小学生になったら、そろそろお金の勉強をさせていきたいもの
です。

 その第一歩が、お小遣い教育です。

 最近、投資教育が注目されています。
 老後2,000万円問題や、終身雇用の崩壊が若い人の耳にも届いています。

 子を持つ親は、子供たちに生きる力としての金銭教育を施す必要があります。


【まずは日雇い労働から】


 そこで、私はまず、「仕事をすると賃金がもらえる」というお金の基礎を教
えることが重要だと考えています。

 最初は、子供に家の中のお仕事を頼み、1つの仕事に対し10円、20円と
いった賃金を払います。

 そしてそれを貯金箱に入れるよう、教えていきます。

 お金の使い方は、本人たちに任せてみましょう。

 欲しいお菓子を買ってすぐになくなってしまう子。
 最初からコツコツ貯められる子。
 子供によって性格が異なります。

 ちなみに私は、子供の時かなり貯め込む方でした。

 駄菓子屋でもお金を使わないので、「遠藤はいつも貧乏だよな。」と友達に
言われていました。

 ただ、僕は密かに貯めていたのです。

 お金を散財している人が、お金持ちだとは限らないということです。
 そのようなことも、お小遣いを通して子供たちは学ぶことができます。


【「日雇い労働型」を教える意義】


 家の中の仕事に対し、子供にお小遣いをあげる「日雇い労働型」のお小遣い
教育は、金融リテラシーが高い方々にいかにも非難されそうです。


「働きアリになってはいけない。ビジネスは所有するものだ。」

 ロバートキヨサキのファンの方はこうおっしゃるでしょう。


 私も承知しています。
 この日雇い労働的なお小遣い教育は、もちろんお子供に伝えるお小遣い教育
の初歩の初歩です。


 「親を助けることで、お金がもらえた。」という体験をすることで、人を助
けることが仕事の原理原則だということを、最初にお金を触る年齢から教えた
いというのが、私の考え方です。
 それを知らなければ、ビジネスを所有し、人を雇うことなんてできないでし
ょう。
 労働者の気持ちを理解できない経営者にはなって欲しくありません。

 ましてや
「お金はママのお財布に入っているもの」
「お金は欲しい時に親がくれるもの」
という解釈のまま育ってしまっては困ります。

 自分のお菓子やゲームをするためのお金くらい、自分で稼いでみよう、とい
うのが、私の考えです。


 そして、子供たちが、お仕事を習慣化できるようになってきたら月給制にし
て良いでしょう。
 そこで、仕事には、信頼が重要だということが学べます。

 日雇い時代は、お給料は後払い。
 でも、正社員は「信頼」を盾に固定給が約束されている。
 この違いを、子供のうちに感じてもらいたいと思っています。


 言われたことをきっちりできるようになったら、家の中で、仕事を作り出す
家庭内起業をやって見るのも面白いでしょう。
 親の期待値を超える仕事にチャレンジしてみるということです。

 また、実際にフリーマーケットやお祭りに出店することによってお金を稼ぐ
体験をするのも有意義です。


 日本の学校でほとんどお金のことを学べません。


 テストの点数ばかりを気にしていて、顧客の期待値を超えるサービスを発想
する力が身につくのでしょうか。

 テストは100点が最高ですが、顧客の期待値は無限大です。
 学校では、100点をとる教育までしかやってくれません。

 社会に出てから必要な、期待値を超える価値を生み出す教育は、学校外で育
むしかありません。

 私は、社会に出て、100点を取るだけでは十分ではないことに気づきまし
た。
 むしろ、100点でなくて良いから、相手の助けになることをすることが、
仕事であると学びました。


 社会に出る前の予習を、お小遣い制を通して、子供たちに伝えていきたいも
のです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザ
ーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇
われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖
から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。
「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」
という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化
のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。

 年末年始の読書にオススメです!


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 全12号公開中です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
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[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742




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◆コラム「株玉増刊号 世界経済フォーラムでイチ押しの銘柄」


(*この銘柄レポートは、あすなろ投資顧問の会員へ2020年1月3日に配
 信した内容です。)


●環境管理センター(4657)【JASDAQ】


 土壌・地下水における環境調査や環境アセスメントにかかるコンサルタント
などを手がける環境総合コンサルタント企業であり、建材中のアスベスト測定
やレアメタル回収に伴う分析、さらには放射能/放射線などの調査・測定を行
っています。

 大気中のPM2.5や排ガス、土壌中のナノ粒子(超微粒子)レベルでの有
害物質の測定・分析に強みを持っており、農作物に影響を及ぼす病害虫の防除
や浄化技術の開発、土壌汚染の地盤改良といった環境対策工事などにも取り組
んでいます。

 地球規模での環境汚染が問題視される中、足元では米ゴールドマン・サック
スが環境・格差対策に7500億ドル(約80兆円)規模での投資に乗り出し
たほか、12月にスペイン・マドリードで開かれたCOP25(気候変動枠組
み条約締約国会議)でも今年に控える「パリ協定」を前にCO2排出量対策な
どについて議論が交わされました。

 環境規制をめぐる国際会議において米国がこの「パリ協定」から離脱する手
続きを進めているため、主導する国が不在で、努力目標の話し合いで終始し交
渉は継続、結局のところ環境対策の強化は各国の判断に委ねられています。

 ただ、昨今の投資環境においてもSDGs(持続可能な開発目標)としての
テーマ性は非常に重要視される流れにあり、実際に日本のGPIF(年金積立
金管理運用独立行政法人)でもESG投資に重点が置かれたり、債券市場にお
いても環境債(グリーンボンド)の発行が急増して2019年は2500億ド
ル(約27兆円)を超えて過去最高にのぼっています。まさに国際的な環境意
識の高まりがマネーの動きに新たな潮流を生んでいるとみられます。

 したがって、同社のような環境対策技術に長けた企業の取り組みがこれまで
以上に求められるようになってきたほか、政治的にも今回のCOP25におけ
る小泉進次郎環境相の演説空しく、日本が温暖化対策に消極的な国としてレッ
テルを貼られたことを挽回する上でも、株式市場での注目度は否が応にも高ま
ってくることでしょう。

 同社の業績面は10/25に第1Q決算発表を行っており、売上高は前期比
43.4%増、利益面は赤字額が大幅に減り赤字縮小で着地しました。今期の
計画値に対しては例年以上に好調な出足となっており、これには第2Q計上予
定だった案件の前倒し影響等もある模様です。

 他方で、今後における業績期待を見る上で重要となる受注高、これが民間向
けに大きく伸びており、とくに放射能関連での伸びが著しいと言えます。売上
構成に占める割合は他と比べて小さいながらも将来的な業績寄与が見込める分
野だけに引き続き注目しておきたいポイントです。

 また、従来より同社のコア事業である環境調査業務などは年度末の3月まで
を契約期間とするものが多く、年間売上高のおよそ3分の1が3月に計上され
るといった季節性があるため、業績は下期偏重となる傾向があります。

 株価動向は昨年4月中旬の中国における合弁会社設立の材料とともに急騰し、
そのまま5/13には年初来高値1327円をつけて急伸しました。その後は
需給を整理しながら中段保ち合いを続けているとみられ、動意薄の展開と言え
ます。

 テクニカル面からのアプローチで一目均衡表が三役好転してくれば、再び直
近の戻り高値を更新して強含んでくることも考えられるでしょう。とくに出来
高が膨らんでいる4月〜5月にかけて、さらに6月中旬頃の信用買い残のシコ
リ解消なども一巡してくる頃合いとみられ、上記で解説の今年のイベントなど
もふまえておきますとまさに年始の早い段階のうちに仕込んでおきたい銘柄と
言えるでしょう。

≪バリュエーション≫

・株価 691円(2020/1/21)
・単元株数 100株
・PER:29.4倍
・PBR:1.99倍


(あすなろ産業調査部)


■【無料銘柄毎日更新】■
https://1376partners.com/lp?ad=kayostock

株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法
 人日本投資顧問業協会


(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、
売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じる
おそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断に
てお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成し
ておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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■第44号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


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 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


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 今週は業界によっては80%が利用するサービスを運営し、マネタイズを含
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りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

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孫子と三賢人のビジネス その17




産業新潮 
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
2月号連載記事


■その17 マネジメントの原則・最初が肝心

●最初が肝心


 マイケル・ポーターは、「自社がどのような業界で、どのような位置(ポジション)を占めているのか」を知ることが、「競争戦略」を立案する上で極めて重要であると述べています。つまり、飲料業界のトップであるコカ・コーラ、自動車業界のリーディング・カンパニーであるトヨタ自動車、飲料業界の中堅であるダイドー、自動車業界の中堅であるマツダはそれぞれの位置で闘っており、そのあるべき「競争戦略」にも各社のポジションの違いが反映されるべきなのです。

 孫子がそれほど長くは無い戦略書の中で「戦地の選択」に何回も言及するのは、それが戦略立案の基本であるからだというのは言うまでもありません。しかし、それ以上に「戦地は一度選択してしまえば後から変えるのは大変困難である」というのが最大の理由です。ですから、将軍(経営者)は、どこで戦うかを判断するために最大限にその能力を使わなければなりません。

 経営者が判断を下す場合、すでにその企業の業種や順位などが決まっているはずです。しかし、「どの部署に限られた資源(資金・人材)を分配し強化すべきか」を判断するのは、まさに戦地を選択する行為です。もちろん、新規事業をどの分野で始めるのかを判断するのも同様です。

 ウォーレン・バフェットは「投資の判断を下したら、あとは投資家がすべきことはほとんど何も無い」と述べます。彼がある企業に投資しようかどうか判断するときには徹底的にその企業や業界全体を研究します。

 大変な読書家として有名なバフェットですが、業界や企業に関する知識も大概その分野のプロフェッショナルを上回ります。しかし、ある企業に投資をしてしまえば、後は企業の経営を役員たちに任せ大株主として口出しをしません。正しい戦地で正しい戦力を持っていれば負けることはまずないからです(残念ながら、ほとんどの投資家はバフェットの全く逆の戦略を採用していつも失敗しています)。

 事業でも同じことです。どのような事業を始めるのかの判断が最も重要であり、一度事業を始めてしまえばできることは極めて限定的なのです。ですから「最初の選択」に経営者は全力投球をしなければならないのです。


●9つの戦地

 孫子は戦いを行う土地を次の九つに分類します。

1)散地(軍の逃げ去る土地)。諸侯が自分の国の中で戦う。
2)軽地(軍の浮き立つ土地)。敵の土地に入ってまだ遠くない状態。
3)争地(敵と奪い合う土地)敵がとったら敵に有利、味方がとったら味方に有利な土地。
4)交地(往来の便利な土地)。こちらが行こうと思えば行けるし、あちらもこようと思えば来ることができる土地。
5)衝地(世の中のエネルギーの中心地)。諸侯が四方から近づいてきていて、一番乗りすれば諸侯の助けを借りて、天下万民の支援を得られる土地。
6)重地(重要な土地)。敵の土地に深く入り込んで、既に敵の城や村をたくさん背後に持っている状態。
7)土己地(軍を進めにくい土地)。山林、険しい地形、沼地などを通っていて、軍を進めるのが難しい土地。
8)囲地(軍を進めにくい土地)。道が狭く曲がりくねっていて、少人数で大軍を撃破できる土地
9)死地(死すべき土地)。力の限り戦えば脱出できるが、そうでなければ滅亡してしまう土地


(続く)


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
2月号をご参照ください。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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有料メルマガライブラリから(324)「どこまで日本株がリバウンドするかを冷静に見極める」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「どこまで日本株がリバウンドするかを冷静に見極める」=
 (有料メルマガ第366回・2016/2/2配信号)


※注 2016年2月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 2016年1月に入ってからの日本の株の一方的な大きな下落には、怖いという思いを抱きました。株価がいつ下げ止まるかという予想が次々に破られて、なかなか下げ止まらなかったからです。
 株を買うということは、企業に投資するということだけれど、別の観点からみれば相場を張っていることでもある。このように痛感させられたわけです。


 自分の考えていたことと逆のことが起こっているので、怖いと思うことは正常な感覚です。特に相場を張っているときには常に持っていなければならない感覚だと考えてきました。


【中略】

過去に経験してきたことや、数多くの投資関連の本を読んできて、相場というのは『怖い思いをしなければ儲けられない』ということを学んできました。


 最近のコラムで触れてきたように、東日本大震災で福島第一原発が水蒸気爆発したときは日本の先行きにとても恐怖しました。

 私が尊敬している若林英四さんが『ディーラーというのは精神的な苦痛を対価として、カネを儲けている。』と本に書いています。株式投資でも為替と同じことがいえると感じます。


 株価というのは上げたり下げたりで、一方的にどちらかに動いていくということはあまりありません。上下動のサイクルを描きながら『上か下』にゆるやかに動いていくことがほとんどですが、2016年に入ってからの日本株は下に向かって一気に落ちていくように感じられました。


 株式投資を30年近く続けてきて、いままで一度もレバレッジをかけた無理な投資をしたことがないので、追い込まれて身動きが取れなくなるということはありませんが、それでも資産残高がみるみる溶けるように減っていくのは、気持ちが悪いし、精神的に苦痛を受けるものです。

 普通の度胸しか持っていないような私のような投資家には、この恐れや不安は必要不可欠なものだと大事にしています。


 しかし東日本大震災の後でも、ちゃんと日本株は大きく反発してくれました。朝のこない夜はないということを忘れてはいけないとも感じています。


 投資環境が悪くて、苦しくなると読み返している若林英四さんの本から書き写した大事な教えを今日はご紹介しようと思います。

 若林英四氏の書籍 ⇒ https://amzn.to/2vosaOw


『〇相場を張ることに伴う恐怖

為替相場の場合、少しいろいろなことが分かってきた人は、ドルはもうそろそろ上がりそうだけれど、もうちょっと下がるかもしれない。もうちょっと下がったところで買いましょうとよく言う。ところが下がってきたら恐くて買えない。そういうものなのである。

で、買えないうちに元に戻って上がってしまう。だから、上がると思ったら、もうちょっと下がるかもしれないと思っても買う。複雑にいろいろなことを考えずに、上がると思ったら買い、下がると思ったら売る。これができるだけで、相場は八割方成功する。この、思ったとおり手が出る人は、もう成功したに近いわけである。

ほとんどの人は、結構正しいことを考えるので、予想させたら、皆わりといい予想をする。だが予想が当たるからといって、その人に相場をやらせても儲かるわけではない。なぜなら、思ったとおり手が出ないのだ。その理由は,もう上がる、だけれどもあと少し下がるかもしれない、そうしたらそこで買うと、こういうことである。そうするとあと少し下がった時、買うかというと、もっと下がるかと思って買えない。人間の心理がそういうようにできているわけである。だから変に複雑に考えないで、上がると思ったら買い、買ったのが明らかに間違っていれば、それが分かった時点でやめればいい。買ったのが明らかに間違ったというのは、どこかで分かるわけだから、その時損切りをすればよいだけの話である。

相場そのものは無機的だが、相場をやる人間のサイコロジー、つまり一番いいところで買いたいという弱さが関わってくる。なぜ一番いいところで買いたいかというと、買って下がると、自分の逆に行くので恐くて耐えられない、恐い思いをしたくないという弱さが働くためだ。

〇恐い思いをしなければ儲からない

相場は恐い思いをしなければ儲からないようにできている。ディーラーというのは精神的な苦痛を対価として、カネを儲けているわけである。

自分がポジションを持ち、自分と逆に行っている時は結構安心していてよい。買ってすぐ上がったら逆に危ない。すぐ利食いしないと危ない。買って下がった分には、たいてい大丈夫であり、それで元の自分の買い値まで戻ってきたら、まず大丈夫である。ところが弱い人は、その下がった時の苦しみ、損に耐えられず、苦しみ苦しんでようやく元までくると、そこでやれやれとやめてしまう。でも買い値まで戻ってくるような相場というものは、99%もっとどんどんいくものである。これからいい目をみるときにやめちゃうとは、なんのために苦しい目を見たのか分からないが、素人にはこのような人が多い。

相場というのはもともと、勝ったり負けたりだから、負けを小さくすることが要諦である。しかし追い込まれて負けた場合には、負けが目茶苦茶、回復不可能になってしまう。だから追い込まれる前にやめる必要がある。儲けそこなうことあるべしである。

やめてなければ、相場が反転して儲かっていたかもしれない。でもそれはしかたないとあっさり思わなければいけない。儲けそこないは相場では罪ではない、追い込まれてやられるのが罪である。

ある程度限度を超えると、相場をやっている人が正常ではなくなって、自分がいくら損をだしているのか、恐ろしくて勘定できなくなってしまう。知りたくなくなってしまうのである。

人間というのは面白いもので、儲かった時は、どんなに小さくても、いくら儲かったかと、すぐ計算する。でも、損をしてくると、人間計算したくなくなってくる。これが億単位の損になると、もう見たくもないのである。もうその時点で完全に狂っているわけである。危ないというか、もう現実に大損をだしているわけである。

だから、自分の損益を毎日冷静な気持ちで見られる範囲でないといけない。銀行のディーラーなどで致命的な大損をだすのはナンピンしたところに、全部やられた原因があると考えられる。

相場とはどうあるべきかというと、ポジションがあたり、儲かるとポジションが大きくなる。儲かりながらポジションが大きくなるというように行くべきである。大損をする人は、負けながらポジションが大きくなっていくのである。

買いならしや売りならしで平均値を上げたり、下げたりするが、これぐらい危険なことはなく、大相場では身の破滅である。大きくやられる人は、皆これでやられる。ナンピンは絶対にやってはいけない。

日本には含み損は実現しなければ損ではないというような思想があるが、欧米では含み損というのは損益表上全部マーク・ツー・マーケットで損というふうに認識している。』

(以上で引用を終わります。)



 為替は相対的に動いているものなのでリアルな価値というものがありません。しかし株には企業というリアルで、ある程度は確認できる、実際に裏付けとなるものが存在しています。

 企業のリアルの価値を分析して知っているので、株価という影の大きさに一喜一憂する必要は無いと考えて、やせ我慢をしていました。そのかいもあって1月4日から日銀が追加の金融緩和を発表した1月29日まで、持ち株は1株も手放しませんでした。

 投資環境が極端に悪化して光(=需要)がなかったら株価はつかず、少ししかない(=需要が小さい)と小さな影(=株価)にしかなりません。

 株ではなく、大きなビルや橋、巨大な池や山など厳然として存在するリアルなものでも、太陽の光がとどかない夜に嵐が起きて月の光さえなければ、暗黒の中で人の目でとらえることはできません。

 真っ暗闇の中で、巨大なビルが見えなくてもビルが存在しないと思う人はいないと思います。

 でも株価が小さいと、企業の価値も小さくなった、株価がつかないと価値がない=消えてなくなったと勘違いする人は多そうな気がします。

 もちろん株をキャッシュに替えるためには、いまついている株価、すなわち買いたい投資家の買いたい価格(=需要)で手放すしかありません。

 しかし嵐の中で手放さなければならない理由がない以上、持ち続ければ良いいだけです。株価と企業の価値は同じだという勘違いをしないことが大事です。

 株のトレードというのは株価(または儲け)をとらえるための狩のようなものです。だから株価を追いかけて大きな影を狩って、キャッシュに替える必要があります。

 しかし企業の価値に投資して買い持ちするという投資スタイルなら、需要が消えた大嵐に持ち株を手放すのはバカらしい愚かな行為です。

 企業に投資するスタイルなら企業のファンダメンタルズを調べて、自分で把握しておくくことが必要だと考えて実践しています。だから、日本の株式市場を吹き荒れるこの嵐はチャンスだと考えることにしています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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