大魔神のアンテナ 外国人売り越しへ



 外国人投資家が8週ぶりに売り越しに転じた(現物)。

 規模的には160億円程度で大きい金額ではなかったが、ここ7週連続買い越しから売り越しに転じたことで、東京株式市場にもちょっと高値警戒感が出てきたようです。
 オプションSQ時に23550円を示現、ただ、SQ値は23637円(推定値)で幻のSQ値になってしまい、いまだに、そのSQ値を奪回できず、今週でも瞬間風速的に上昇する場面もあったが、23608円までの上昇でSQ値に届かずに下げてしまった。そして、ここ23500円以上になると、強烈な戻り売りが待ち構えて上値が重くなっている状況が続いています。

 やはり、外国人投資家のスタンスに変化があったと思えます。


 日本株は8月・9月時点においては、かなり割安に放置されていた。PERがその時には、11倍から12倍程度の低水準、海外市場では米国が14倍・ユーロ圏でも13倍前後にあった。世界的に見て日本株は超割安圏にあった訳です。
 そのような理由もあって、海外のロング資金を運用するファンドが、この割安市場の東京市場へ資金を流入。その一番手は8月後半から9月の初めに入ってきたようです。
 その後は3週間ほど静観していた海外勢でしたが、決算発表を合図に改めて買い越しに転じてきた。ある程度の悪い決算内容は織り込んでいた(株価が1年近く調整をしていたこともあって)。そのような判断から、業績悪の銘柄でも買い続けていたようです。

 その買い続けにより、11月半ばには割安水準であった1部市場銘柄のPERが14倍まで上昇。基準的には日経平均で12倍・13倍までは割安とされて「買い」になるが、14倍以上になると基準値になるので、一旦は目標達成になる{利益を確定する}東京市場は、その14倍に達成したのが11月12日(今回の上昇時でも高値近辺になる水準)。その時の騰落レシオは142.34ポイントで高水準。サイコロジカルは9勝3敗と高値警戒感を暗示する水準になってきた。「テクニカル面では絶対の売りポイント」

 そして、今回発表された外国人動向で11月18日から22日の週は売り越しに転じた。外国人投資家は底値を知るが、天井も知って動きているようです。

 ただ、売り越しを続けていた「東証マザーズ」は買い越しになっていました。今のマザーズ市場は戻り高値を奪回しつつなかなかの動きを示している。特に昨年・今年上場のIPO銘柄が元気です。

 コード番号が「44○○、70○○」番台の銘柄が、連日値上がり率のランキングを占めている。出遅れ・叩かれ銘柄の買い戻しをしているようです。


 前回も指摘しましたが、相場を作る、外国人と同じスタンスで株式市場をウォッチしたいですね。


(大魔神)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/vouruhalia
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




市場潮流

cd0a1c3027531ddc28d651f7c97fa20e_s.jpg



 今週(11月25〜29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で181円03銭上昇し(率にして0.8%の上昇)、2万3293円91銭で取引を終えました。3週ぶりの上昇です。

 米中貿易協議の進展への期待から、ダウ工業株30種平均など米国の主要株価指数が、27日(水)まで連日で過去最高値を更新。これらを背景に、東京株式市場でも、日経平均株価が27日まで4日続伸。
 ただ、週末にかけては、米国で香港での人権尊重や民主主義の確立を支援する「香港人権・民主主義法案」が成立したことを受けて、米中関係悪化への警戒感が広がり、28日(木)、29日(金)と日経平均株価は続落して終わりました。


 外国為替市場では、ドル円相場が、1ドル=109円台で推移しています。
 来週は、1ドル=110円台を試すとの観測も浮上しており、その場合は、加工型製造業中心に日本株にも好影響をもたらしそうです。

 また、本日(29日)に発表される米国の11月の雇用統計、来週2日(月)に発表される米国のISM景況感指数(製造業)は、ともに改善するとの予想がなされています。米国の雇用統計は、10月に、米大手自動車メーカー・ゼネラル・モーターズ(GM)のストライキの影響で減速を余儀なくされましたが、11月はストライキの影響がなくなるため、改善が期待出来そうです。


 また、ISM景況感指数(製造業)は、10月の数値が8カ月ぶりに前月を上回りました。11月はさらに改善するとの予想です。

 クリスマス商戦も堅調に推移するとの見通しであり、これらを背景に、市場心理は一段と強気に傾く可能性があります。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/ciowaijeak
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




億の近道2019/11/29


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2019/11/29号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
         (本日の担当:水島寒月&大魔神)


    ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
    ◆コラム「大魔神のアンテナ 外国人売り越しへ」:大魔神


===================================


■ ■お願い! まぐまぐ!大賞2019へ推薦のお願い ■


いつも億の近道をご愛読ありがとうございます。


今年もまぐまぐ!大賞投票の時期がやって参りました。


もう投票いただけましたか?
億の近道への推薦をよろしくお願い致します!

創刊20年の今回に、1位を受賞出来たら大変励みになります!!


推薦はこちらから ⇒ http://bit.ly/mag2award2019


===================================


■ お知らせ ■


★オプションの入門の入門セミナー★
  =今さら聞けないオプション取引のあれこれ=
 12/21 18:15開場
 ●Mr.デリバティブ堀川秀樹氏が、日経225オプション取引を一から
  お教えします。
 ●YEN蔵氏×堀川秀樹氏座談会「オプションの活用法ほか」

 セミナー受講料=5,500円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8812


 東京都内での開催です。
 皆さまのお申込をお待ちしております!!

■主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


===================================


◆コラム「市場潮流」


 今週(11月25〜29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で18
1円03銭上昇し(率にして0.8%の上昇)、2万3293円91銭で取引
を終えました。3週ぶりの上昇です。

 米中貿易協議の進展への期待から、ダウ工業株30種平均など米国の主要株
価指数が、27日(水)まで連日で過去最高値を更新。これらを背景に、東京
株式市場でも、日経平均株価が27日まで4日続伸。
 ただ、週末にかけては、米国で香港での人権尊重や民主主義の確立を支援す
る「香港人権・民主主義法案」が成立したことを受けて、米中関係悪化への警
戒感が広がり、28日(木)、29日(金)と日経平均株価は続落して終わり
ました。


 外国為替市場では、ドル円相場が、1ドル=109円台で推移しています。
 来週は、1ドル=110円台を試すとの観測も浮上しており、その場合は、
加工型製造業中心に日本株にも好影響をもたらしそうです。

 また、本日(29日)に発表される米国の11月の雇用統計、来週2日(月)
に発表される米国のISM景況感指数(製造業)は、ともに改善するとの予想
がなされています。米国の雇用統計は、10月に、米大手自動車メーカー・ゼ
ネラル・モーターズ(GM)のストライキの影響で減速を余儀なくされました
が、11月はストライキの影響がなくなるため、改善が期待出来そうです。


 また、ISM景況感指数(製造業)は、10月の数値が8カ月ぶりに前月を
上回りました。11月はさらに改善するとの予想です。

 クリスマス商戦も堅調に推移するとの見通しであり、これらを背景に、市場
心理は一段と強気に傾く可能性があります。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/ciowaijeak
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税

 パンローリングの直販サイトで購入が可能です。(即日発送・送料無料)
 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングの直販サイトへ飛びます)

 Amazonでも購入出来ます。
 詳細はこちら ⇒  https://amzn.to/2Y4GqsJ
 (Amazonのサイトへ飛びます)


 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!
 全12号公開完了です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742



===================================


◆コラム「大魔神のアンテナ 外国人売り越しへ」


 外国人投資家が8週ぶりに売り越しに転じた(現物)。

 規模的には160億円程度で大きい金額ではなかったが、ここ7週連続買い
越しから売り越しに転じたことで、東京株式市場にもちょっと高値警戒感が出
てきたようです。
 オプションSQ時に23550円を示現、ただ、SQ値は23637円(推
定値)で幻のSQ値になってしまい、いまだに、そのSQ値を奪回できず、今
週でも瞬間風速的に上昇する場面もあったが、23608円までの上昇でSQ
値に届かずに下げてしまった。そして、ここ23500円以上になると、強烈
な戻り売りが待ち構えて上値が重くなっている状況が続いています。

 やはり、外国人投資家のスタンスに変化があったと思えます。


 日本株は8月・9月時点においては、かなり割安に放置されていた。PER
がその時には、11倍から12倍程度の低水準、海外市場では米国が14倍・
ユーロ圏でも13倍前後にあった。世界的に見て日本株は超割安圏にあった訳
です。
 そのような理由もあって、海外のロング資金を運用するファンドが、この割
安市場の東京市場へ資金を流入。その一番手は8月後半から9月の初めに入っ
てきたようです。
 その後は3週間ほど静観していた海外勢でしたが、決算発表を合図に改めて
買い越しに転じてきた。ある程度の悪い決算内容は織り込んでいた(株価が1
年近く調整をしていたこともあって)。そのような判断から、業績悪の銘柄で
も買い続けていたようです。

 その買い続けにより、11月半ばには割安水準であった1部市場銘柄のPE
Rが14倍まで上昇。基準的には日経平均で12倍・13倍までは割安とされ
て「買い」になるが、14倍以上になると基準値になるので、一旦は目標達成
になる{利益を確定する}東京市場は、その14倍に達成したのが11月12
日(今回の上昇時でも高値近辺になる水準)。その時の騰落レシオは142.
34ポイントで高水準。サイコロジカルは9勝3敗と高値警戒感を暗示する水
準になってきた。「テクニカル面では絶対の売りポイント」

 そして、今回発表された外国人動向で11月18日から22日の週は売り越
しに転じた。外国人投資家は底値を知るが、天井も知って動きているようです。


 ただ、売り越しを続けていた「東証マザーズ」は買い越しになっていました。
今のマザーズ市場は戻り高値を奪回しつつなかなかの動きを示している。特に
昨年・今年上場のIPO銘柄が元気です。

 コード番号が「44○○、70○○」番台の銘柄が、連日値上がり率のラン
キングを占めている。出遅れ・叩かれ銘柄の買い戻しをしているようです。


 前回も指摘しましたが、相場を作る、外国人と同じスタンスで株式市場をウ
ォッチしたいですね。


(大魔神)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/vouruhalia
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


■第36号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第36号レポート好評配信中!!】


 今週掲載の銘柄は、競争が少ない領域で世界一を目指す戦略で成長する企業
をレポートしています。

 世界で大手に向こうを張って、ニッチ市場を品質と改善でシェアを取りに行
く珍しいタイプの企業です。原価率も低く、高収益ビジネスで長期投資向きな
内容とは?

 ビジネス内容に加え、業績予想と理論株価をご確認下さい。


詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。

==================================


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




株の玉手箱 1000の用途をもつ粘土




 小学校低学年の頃、広場で友達と穴を掘ると粘土層が出現した。元々は稲作用の田んぼで、昭和30年代に埋め立てられた土地だった。丸めて投げ合ったり、外壁をパンダ模様にさせるため戸建住宅に向けたりとか。今では砂利を敷き詰め駐車場と片側は分譲住宅が建ってしまい、あの地で自然界の楽しい遊びが出来なくなったのは残念である??

 その粘土だがWikiによると造形材料として土粘土、砂粘土、油粘土など10種類以上もあるとか。小麦粉・パン粉粘土や、2007年にはドイツで世界初の食べられるヤミードーと呼ばれる粘土まであるとは知らなんだ。

 粘土とは字の如く粘り気のある土を指し、土壌学的には通常0.002mm以下の風化作用を受けた二次鉱物粒子というのが定義らしい。これに水が加わりレンガ・セメント・陶磁器の原料となる訳か。

 粘土の主体は層状珪酸塩鉱物で、カオリン鉱物、雲母粘土鉱物、スメクタイトなどが粘土中に広く産出される典型的な粘土鉱物らしい(九州大学理学部地球惑星科学教室の資料より)。


 このスメクタイト属のなかにモンモリロナイトと呼ばれる鉱物があり、“1000の用途”があると言われている。

 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oと滅茶苦茶長く沢山の元素からなっており、化学が苦手の私にとっては頭の痛い分野だ。記号の先頭にNa、Caの文字からナトリウムとカルシウムタイプに分かれ、世界中で産出されるが、Na型は日本と北米が有力な産地らしい。

 モンモリロナイトの厚みは約1nmと薄く、幅は100〜1,000nmと非常に長い板状結晶が積層された形状で、1枚の結晶は4個の酸素原子を頂点として珪素が入り込んだ四面体構造、四面体のシート間に6個の水酸基を頂点にアルミニウムやマグネシウムが入り込んだ八面体構造と複雑ですな。

 そんでもって八面体構造中の3価のアルミが部分的に2価のマグネシウムにき換わっているそうで、結晶は電荷が不足する歪みが生じ、Na、K、Ca、Mgのようなアルカリ金属の陽イオンを吸着し電荷的に中性を保つ。

 モンモリロナイトは水と出会うと層間の交換性陽イオンに水分子が水和することで、結晶底面同士の間隔が拡大し膨潤すると言う。

 Naは1価の陽イオンから層同士の電気的引力が低いため水分子を層間に取り込み易く底面間隔が4nm以上に大きく膨潤するが、2価のCaタイプでは電気的引力が強く水分子の侵入が制限されることで、Naタイプ以下の膨潤性を示すそうだ(株ホージュン技術資料より)。

 膨潤性から水を吸収する用途や、他の陽イオンと交換することで有機溶媒との親和性を持たせるなど、多方面に利用されている。


 モンモリロナイトの利用で使用量が多いのは、エンジン用のシリンダブロック製造。日本の乗用車ガソリンエンジンではアルミブロックが主流だが、商用車や建機で使われるディーゼルエンジン用ブロックでは砂型による鋳物が中心だ。コード番号7315のIJTT等が手掛ける。

 溶けた鋳鉄を型に流し込むが、水路もあるエンジンブロックだけに砂型も中子を入れ複雑な形状となる。型は砂から出来ており当然サラサラ。そんでもって型を形成させるための粘結材としてモンモリロナイトを混ぜるわけです。
 顧客によって砂の成分が異なったりして、レシピ作りも大変そうです。


 猫のトイレで使う細かい粒のタイプ。あれにもモンモリロナイトを使う製品があります。他にトンネルや下水工事、建設現場での地盤保護安定剤、隙間を埋める止水性や、石油・天然ガス、温泉、地熱発電のボーリング時にも利用されていますね。

 アグリ用途では農薬の原体に。希釈する際の増量剤と、薬品のドラッグデリバリシステムのような徐放効果が得られるとか。


 粘土は過去から増粘剤として化粧品にも使用されてきました。高い粘性効果と安全性が特長で、最近ではモンモリロナイトの広い板状による被膜効果から保湿効果や界面活性剤を少なく刺激性を減少させる利用方法も。

 飲込んでも大丈夫な安全性と吸着性から家畜用飼料にも混合されている。
 一般にカビ毒と呼ばれ、カビが産出する二次代謝産物から家畜の食欲不振、嘔吐、消化器管粘膜の潰瘍、免疫障害などの症状も。このため飼料に混ぜたモンモリロナイトが消化器管を通過する際にカビ毒を吸着させ、体外に放出させる仕組みとか。
 O−157が流行する際、皆さん飲みますか? 私なら酒を呑むかな?


 原発で発生した使用済み核燃料でもモンモリロナイトが役に立ちます。
 低レベル廃棄物での埋設管理も始まり、地震の揺れやドラム缶廃棄物が腐食しないようモンモリロナイトを含ませた土で覆っている様ですね。

 蕎麦作りのような使用方法もされている。
 蕎麦粉に水を打つ際、水が多すぎると粘性が低く、少な過ぎなら捏ねるのが大変で、蕎麦打ち3年とも言われる職人技らしい。2人の蕎麦屋出身の知り合いから聞いた話だが、一人は二八(小麦2割、蕎麦粉8割)だったかな?つなぎの無い10割蕎麦は無理だと。
 もう一人は10割蕎麦の店で、つなぎを入れずに捏ねるテクニックがあるそうだ。その裏技を聞いたけど、たったそれだけと唖然としましたが、季節によっては出来ない時期もあるそうで、そんな時はこっそりと10割未満の蕎麦にしているとか。

 だがほとんどの蕎麦は小麦粉や、トロロ芋、新潟なら“へぎ蕎麦”が有名で、布乃利つまり海藻を“つなぎ”として利用している訳だね。


 しかし蕎麦と同様に水打ち・粘性が問題となる工業分野がある。
 セラミックスです。

 これだけ書いても終わりが見えない!
 1000の用途を書き上げたらキリがないですね。


 モンモリロナイト製品の価格は鉄のトン当たり7〜8万円に比べ若干低い6万円程度と言われている。この安さも多様されている理由の一つだろうが、グレードによって価格は大きく異なる。

 純度を限りなく高めた高純度品の価格は3桁万円となり、化学合成の100%純度品では高純度品の2〜3倍の価格だとか。


 大分先となろうが、高レベル廃棄物の埋設処理も日本で始まろう。膨大な粘土が使用される原子力関係者のコメントであった。


 モンモリロナイトという言葉が広く知り渡る時期がいずれ来よう。


(あすなろ産業調査部)


■【無料銘柄毎日更新】■
https://1376partners.com/lp?ad=okuchikay


株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/bouuowaeve
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:新技術



JUGEMテーマ:株・投資




投資あれこれ

ea9901e8ef8118951dc34e50f0f23969_s.jpg



 HKの選挙結果は今週のNO.1ニュースでしたね!
 想定内との声もありますが、中国狂産党の圧力の下で民主派が85%の議席を取ったなんて、この自由への渇望は凄いと感じました。狂産党が本国内で幾ら偽ニュースを流そうとHKでは情報操作は出来ませんし、何せこれだけ沢山の人が海外旅行へ出かけて様々なメディアに接する機会があれば、国内だけの情報統制にも限界があるのではないかと思います。
 第二の天安門は避けて欲しいものの、ウイグル族など少数民族への弾圧を含めて今後どのようなウネリとなるのか?

 仕事仲間の友人で中国に住む富豪の方が仰っていた
「もし日本で安全に暮らせるなら、毎日カップヌードルでも幸せだ」
という言葉を思い出しました。

 日本人も(私も含めて)文句ばっかり言っていないで、美しい自然と、美味しい水と空気がふんだんにあり、自由で倫理観ある日本に生まれたことを有難く思わねばいけない!と感じた次第です。
 HKでは人間の尊厳と自由を守るため、極悪非道と私欲の狂産党首脳を相手に、まさに命がけの戦いを強いられています。


 さて、様々な相談を受けている方の中に、企業オーナーで物凄い資産運用をしている方がいらっしゃいます。業種や資産規模などを書くと特定され易いので書けませんが、投資を決めた場合には1アイテム毎に少なくとも10数億円単位の投資をします。
 小職は投資助言をする仕事では無いですし、自分でも年中失敗していますから(笑)何かをお勧めすることはまず無いのですが、時々「こんなのはどう?」と相談を受けることがあります。

 これがまた、やたらとリスクの高い金融商品だったりで驚くのですが、(話の真偽は確かめようがないものの、聴く限りでは)同氏は何十年にも渡り高リスク投資をしてきた結果として巨額な資産を積み上げたと言います。保有資産の資料なども見せてくれますので状況は概ね分かります。

 ビジネスで稼いで溜めた余裕資金をひたすら投資に廻し、例えば不動産や国内株式であれば2003年頃や2010年頃に大量に買っており、金地金などはトン単位で2,000円台の頃に買っています。
 兎に角、ここだ!と感じたときに集中的に資金投下する投資法のようです。

 但し株式は2017年の後半から徐々に売却しているとの事で、現在は数億円分しか残っていません。
「もうアメリカも10年近く上げているし、アメリカ株が崩れれば日本株も一緒に崩れるはずだから、無理はしないんだ」
と仰ってました。

 最近では、昨年から大幅に崩れた新興国の(しかも危なっかしい)債券などを買っているようです。概ね利回りが10%を大きく上回った債券を買っているのですが、分散投資の「定石」と言われる投資概念が余り無いことに驚きます。
 ご自身は「こんなに色々なものに投資しているんだから分散投資だろ!」とは言うのですが、不動産と金地金とプラチナとパラジウムに分散、そしてブラジルやベネズエラにも分散して、と言われても・・・と言う具合です(汗)

 大きく運用を開始したのが1990年代で、その頃から「これだ!」と感じたものに集中的に投資して今に至っているようです。

 このような投資をする方も居るんだなぁ〜と、感心しています。


 そんな中で「最近は魅力的なものが無い。何か無いか?」と言われたので、取りあえず思いつくままに話した中で、日興アセットマネジメントが取り扱う「上場インデックス・ファンド新興国債券」と言うETF(1566)に興味を持ったようです。
 とは言え、「年配当はたったの5%か・・・」と、ちょっと物足らなそうでもありましたが、私の考えでは悪い商品ではありません。

 世界の新興国債券に概ね万遍なく投資していて、信託報酬などの費用も年0.5%程度で手間も掛からないETFですから、証券会社がお勧めしてくる下手な(仕組債などの)債券を買うより余程コスパが良いと考えています。


 外貨建て投資についてはFXも使い勝手が良いと思います。
 但し、博打ではありませんから、10倍〜20倍と言ったレバレッジ投資はお勧めできません。ただでさえリスクの高い投資ですから無理は禁物で、円高のタイミングを待ちつつ、且つ頻繁な売り買いで儲けようなどと考えてはいけません。

 海外投資については、こんな商品を検討されても良いかと思って書きました。
 ※このメルマガに注目金融商品を書いて副収入を得ることはありません(汗)


 以前に何度も書いていますが、幾ら利回りが欲しいとはいえ、金融機関が勧めてくるEB債とか○○リンク債、△△通貨建て(A〜格付け)債券・・・と言った金融商品は投資効率が悪いですし、外貨建て保険などは投資商品では無いですから論外です。

 この手の商品は金融機関が自分たちの収入を確定した上で、見栄えだけ良い金融商品に仕上げた商品ですから買う側はコスト高になり易く、結果として説明を受けた通りの満足なパフォーマンスを得られないからです。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/stuweawesl
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!



JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




億の近道2019/11/28


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2019/11/28号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
    (本日の担当:街のコンサルタント&あすなろ産業調査部)


 ◆コラム「投資あれこれ」:街のコンサルタント
 ◆コラム「株の玉手箱 1000の用途をもつ粘土」:あすなろ産業調査部


===================================


■ ■お願い! まぐまぐ!大賞2019へ推薦のお願い ■


いつも億の近道をご愛読ありがとうございます。


今年もまぐまぐ!大賞投票の時期がやって参りました。


もう投票いただけましたか?
億の近道への推薦をよろしくお願い致します!

創刊20年の今回に、1位を受賞出来たら大変励みになります!!


推薦はこちらから ⇒ http://bit.ly/mag2award2019


===================================


■ お知らせ ■


 2つのセミナー申込受付中!

★残席わずか!!★
★四季報セミナー ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!★
 12/7 18:15開場
 ○四季報記者歴5年のガチャ氏による「四季報の裏側セミナー」
 ○山本潤氏×ガチャ氏座談会「四季報など情報誌活用法とプロからの目線」
 セミナー受講料=8,000円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8764


−−−−−−−−−−−−−

★オプションの入門の入門セミナー★
  =今さら聞けないオプション取引のあれこれ=
 12/21 18:15開場
 ●Mr.デリバティブ堀川秀樹氏が、日経225オプション取引を一から
  お教えします。
 ●YEN蔵氏×堀川秀樹氏座談会「オプションの活用法ほか」

 セミナー受講料=5,500円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8812


 どちらも東京都内での開催です。
 皆さまのお申込をお待ちしております!!

■主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


===================================


◆コラム「投資あれこれ」


 HKの選挙結果は今週のNO.1ニュースでしたね!
 想定内との声もありますが、中国狂産党の圧力の下で民主派が85%の議席
を取ったなんて、この自由への渇望は凄いと感じました。狂産党が本国内で幾
ら偽ニュースを流そうとHKでは情報操作は出来ませんし、何せこれだけ沢山
の人が海外旅行へ出かけて様々なメディアに接する機会があれば、国内だけの
情報統制にも限界があるのではないかと思います。
 第二の天安門は避けて欲しいものの、ウイグル族など少数民族への弾圧を含
めて今後どのようなウネリとなるのか?

 仕事仲間の友人で中国に住む富豪の方が仰っていた
「もし日本で安全に暮らせるなら、毎日カップヌードルでも幸せだ」
という言葉を思い出しました。

 日本人も(私も含めて)文句ばっかり言っていないで、美しい自然と、美味
しい水と空気がふんだんにあり、自由で倫理観ある日本に生まれたことを有難
く思わねばいけない!と感じた次第です。
 HKでは人間の尊厳と自由を守るため、極悪非道と私欲の狂産党首脳を相手
に、まさに命がけの戦いを強いられています。


 さて、様々な相談を受けている方の中に、企業オーナーで物凄い資産運用を
している方がいらっしゃいます。業種や資産規模などを書くと特定され易いの
で書けませんが、投資を決めた場合には1アイテム毎に少なくとも10数億円
単位の投資をします。
 小職は投資助言をする仕事では無いですし、自分でも年中失敗していますか
ら(笑)何かをお勧めすることはまず無いのですが、時々「こんなのはどう?」
と相談を受けることがあります。

 これがまた、やたらとリスクの高い金融商品だったりで驚くのですが、(話
の真偽は確かめようがないものの、聴く限りでは)同氏は何十年にも渡り高リ
スク投資をしてきた結果として巨額な資産を積み上げたと言います。保有資産
の資料なども見せてくれますので状況は概ね分かります。

 ビジネスで稼いで溜めた余裕資金をひたすら投資に廻し、例えば不動産や国
内株式であれば2003年頃や2010年頃に大量に買っており、金地金など
はトン単位で2,000円台の頃に買っています。
 兎に角、ここだ!と感じたときに集中的に資金投下する投資法のようです。

 但し株式は2017年の後半から徐々に売却しているとの事で、現在は数億
円分しか残っていません。
「もうアメリカも10年近く上げているし、アメリカ株が崩れれば日本株も一
緒に崩れるはずだから、無理はしないんだ」
と仰ってました。

 最近では、昨年から大幅に崩れた新興国の(しかも危なっかしい)債券など
を買っているようです。概ね利回りが10%を大きく上回った債券を買ってい
るのですが、分散投資の「定石」と言われる投資概念が余り無いことに驚きま
す。
 ご自身は「こんなに色々なものに投資しているんだから分散投資だろ!」と
は言うのですが、不動産と金地金とプラチナとパラジウムに分散、そしてブラ
ジルやベネズエラにも分散して、と言われても・・・と言う具合です(汗)

 大きく運用を開始したのが1990年代で、その頃から「これだ!」と感じ
たものに集中的に投資して今に至っているようです。

 このような投資をする方も居るんだなぁ〜と、感心しています。


 そんな中で「最近は魅力的なものが無い。何か無いか?」と言われたので、
取りあえず思いつくままに話した中で、日興アセットマネジメントが取り扱う
「上場インデックス・ファンド新興国債券」と言うETF(1566)に興味
を持ったようです。
 とは言え、「年配当はたったの5%か・・・」と、ちょっと物足らなそうで
もありましたが、私の考えでは悪い商品ではありません。

 世界の新興国債券に概ね万遍なく投資していて、信託報酬などの費用も年0.
5%程度で手間も掛からないETFですから、証券会社がお勧めしてくる下手
な(仕組債などの)債券を買うより余程コスパが良いと考えています。


 外貨建て投資についてはFXも使い勝手が良いと思います。
 但し、博打ではありませんから、10倍〜20倍と言ったレバレッジ投資は
お勧めできません。ただでさえリスクの高い投資ですから無理は禁物で、円高
のタイミングを待ちつつ、且つ頻繁な売り買いで儲けようなどと考えてはいけ
ません。

 海外投資については、こんな商品を検討されても良いかと思って書きました。
 ※このメルマガに注目金融商品を書いて副収入を得ることはありません(汗)


 以前に何度も書いていますが、幾ら利回りが欲しいとはいえ、金融機関が勧
めてくるEB債とか○○リンク債、△△通貨建て(A〜格付け)債券・・・と
言った金融商品は投資効率が悪いですし、外貨建て保険などは投資商品では無
いですから論外です。

 この手の商品は金融機関が自分たちの収入を確定した上で、見栄えだけ良い
金融商品に仕上げた商品ですから買う側はコスト高になり易く、結果として説
明を受けた通りの満足なパフォーマンスを得られないからです。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/stuweawesl
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


■第36号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第36号レポート好評配信中!!】


 今週掲載の銘柄は、競争が少ない領域で世界一を目指す戦略で成長する企業
をレポートしています。

 世界で大手に向こうを張って、ニッチ市場を品質と改善でシェアを取りに行
く珍しいタイプの企業です。原価率も低く、高収益ビジネスで長期投資向きな
内容とは?

 ビジネス内容に加え、業績予想と理論株価をご確認下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


===================================


◆コラム「株の玉手箱 1000の用途をもつ粘土」


 小学校低学年の頃、広場で友達と穴を掘ると粘土層が出現した。元々は稲作
用の田んぼで、昭和30年代に埋め立てられた土地だった。丸めて投げ合った
り、外壁をパンダ模様にさせるため戸建住宅に向けたりとか。今では砂利を敷
き詰め駐車場と片側は分譲住宅が建ってしまい、あの地で自然界の楽しい遊び
が出来なくなったのは残念である??

 その粘土だがWikiによると造形材料として土粘土、砂粘土、油粘土など
10種類以上もあるとか。小麦粉・パン粉粘土や、2007年にはドイツで世
界初の食べられるヤミードーと呼ばれる粘土まであるとは知らなんだ。

 粘土とは字の如く粘り気のある土を指し、土壌学的には通常0.002mm
以下の風化作用を受けた二次鉱物粒子というのが定義らしい。これに水が加わ
りレンガ・セメント・陶磁器の原料となる訳か。

 粘土の主体は層状珪酸塩鉱物で、カオリン鉱物、雲母粘土鉱物、スメクタイ
トなどが粘土中に広く産出される典型的な粘土鉱物らしい(九州大学理学部地
球惑星科学教室の資料より)。


 このスメクタイト属のなかにモンモリロナイトと呼ばれる鉱物があり、
“1000の用途”があると言われている。

 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oと滅茶苦茶長く沢山の元
素からなっており、化学が苦手の私にとっては頭の痛い分野だ。記号の先頭に
Na、Caの文字からナトリウムとカルシウムタイプに分かれ、世界中で産出
されるが、Na型は日本と北米が有力な産地らしい。

 モンモリロナイトの厚みは約1nmと薄く、幅は100〜1,000nmと
非常に長い板状結晶が積層された形状で、1枚の結晶は4個の酸素原子を頂点
として珪素が入り込んだ四面体構造、四面体のシート間に6個の水酸基を頂点
にアルミニウムやマグネシウムが入り込んだ八面体構造と複雑ですな。

 そんでもって八面体構造中の3価のアルミが部分的に2価のマグネシウムに
置き換わっているそうで、結晶は電荷が不足する歪みが生じ、Na、K、Ca、
Mgのようなアルカリ金属の陽イオンを吸着し電荷的に中性を保つ。

 モンモリロナイトは水と出会うと層間の交換性陽イオンに水分子が水和する
ことで、結晶底面同士の間隔が拡大し膨潤すると言う。

 Naは1価の陽イオンから層同士の電気的引力が低いため水分子を層間に取
り込み易く底面間隔が4nm以上に大きく膨潤するが、2価のCaタイプでは
電気的引力が強く水分子の侵入が制限されることで、Naタイプ以下の膨潤性
を示すそうだ(株ホージュン技術資料より)。

 膨潤性から水を吸収する用途や、他の陽イオンと交換することで有機溶媒と
の親和性を持たせるなど、多方面に利用されている。


 モンモリロナイトの利用で使用量が多いのは、エンジン用のシリンダブロッ
ク製造。日本の乗用車ガソリンエンジンではアルミブロックが主流だが、商用
車や建機で使われるディーゼルエンジン用ブロックでは砂型による鋳物が中心
だ。コード番号7315のIJTT等が手掛ける。

 溶けた鋳鉄を型に流し込むが、水路もあるエンジンブロックだけに砂型も中
子を入れ複雑な形状となる。型は砂から出来ており当然サラサラ。そんでもっ
て型を形成させるための粘結材としてモンモリロナイトを混ぜるわけです。
 顧客によって砂の成分が異なったりして、レシピ作りも大変そうです。


 猫のトイレで使う細かい粒のタイプ。あれにもモンモリロナイトを使う製品
があります。他にトンネルや下水工事、建設現場での地盤保護安定剤、隙間を
埋める止水性や、石油・天然ガス、温泉、地熱発電のボーリング時にも利用さ
れていますね。

 アグリ用途では農薬の原体に。希釈する際の増量剤と、薬品のドラッグデリ
バリシステムのような徐放効果が得られるとか。


 粘土は過去から増粘剤として化粧品にも使用されてきました。高い粘性効果
と安全性が特長で、最近ではモンモリロナイトの広い板状による被膜効果から
保湿効果や界面活性剤を少なく刺激性を減少させる利用方法も。

 飲込んでも大丈夫な安全性と吸着性から家畜用飼料にも混合されている。
 一般にカビ毒と呼ばれ、カビが産出する二次代謝産物から家畜の食欲不振、
嘔吐、消化器管粘膜の潰瘍、免疫障害などの症状も。このため飼料に混ぜたモ
ンモリロナイトが消化器管を通過する際にカビ毒を吸着させ、体外に放出させ
る仕組みとか。
 O−157が流行する際、皆さん飲みますか? 私なら酒を呑むかな?


 原発で発生した使用済み核燃料でもモンモリロナイトが役に立ちます。
 低レベル廃棄物での埋設管理も始まり、地震の揺れやドラム缶廃棄物が腐食
しないようモンモリロナイトを含ませた土で覆っている様ですね。

 蕎麦作りのような使用方法もされている。
 蕎麦粉に水を打つ際、水が多すぎると粘性が低く、少な過ぎなら捏ねるのが
大変で、蕎麦打ち3年とも言われる職人技らしい。2人の蕎麦屋出身の知り合
いから聞いた話だが、一人は二八(小麦2割、蕎麦粉8割)だったかな?つな
ぎの無い10割蕎麦は無理だと。
 もう一人は10割蕎麦の店で、つなぎを入れずに捏ねるテクニックがあるそ
うだ。その裏技を聞いたけど、たったそれだけと唖然としましたが、季節によ
っては出来ない時期もあるそうで、そんな時はこっそりと10割未満の蕎麦に
しているとか。

 だがほとんどの蕎麦は小麦粉や、トロロ芋、新潟なら“へぎ蕎麦”が有名で、
布乃利つまり海藻を“つなぎ”として利用している訳だね。


 しかし蕎麦と同様に水打ち・粘性が問題となる工業分野がある。
 セラミックスです。

 これだけ書いても終わりが見えない!
 1000の用途を書き上げたらキリがないですね。


 モンモリロナイト製品の価格は鉄のトン当たり7〜8万円に比べ若干低い6
万円程度と言われている。この安さも多様されている理由の一つだろうが、グ
レードによって価格は大きく異なる。

 純度を限りなく高めた高純度品の価格は3桁万円となり、化学合成の100
%純度品では高純度品の2〜3倍の価格だとか。


 大分先となろうが、高レベル廃棄物の埋設処理も日本で始まろう。膨大な粘
土が使用される原子力関係者のコメントであった。


 モンモリロナイトという言葉が広く知り渡る時期がいずれ来よう。


(あすなろ産業調査部)


■【無料銘柄毎日更新】■
https://1376partners.com/lp?ad=okuchikay


株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法
 人日本投資顧問業協会

(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、
売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じる
おそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断に
てお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成し
ておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/bouuowaeve
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税

 パンローリングの直販サイトで購入が可能です。(即日発送・送料無料)
 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングの直販サイトへ飛びます)

 Amazonでも購入出来ます。
 詳細はこちら ⇒  https://amzn.to/2Y4GqsJ
 (Amazonのサイトへ飛びます)


 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!800円です。
 全12号公開完了です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742


===================================


■ お知らせ ■


★投資家のためのPython教室、第5期参加者を最終募集中です!!★


 カリフォルニア帰りのエンジニアが教える、投資家のためのPython教室!
 話題の言語Pythonを習得し、投資のためのデータ分析に活用しましょう。

※Python〔パイソン〕とは、Googleが主要言語に採用しているなど、
 シンプルで扱いやすいプログラミング言語です。


 極少人数の教室ですので、時間外に個別質問し放題。
 講座期間中は分かるまでお付き合いします。

 頑張ってプログラミングを自分のものにして、
 勝てる投資の武器を手に入れましょう!


 あと1名枠。締切間近!!

詳しくはこちら ⇒ https://double-growth.com/post-7060/

講座内容詳細はこちら ⇒ https://double-growth.com/python-6611/


■主催:リンクスリサーチ


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:ビジネス



JUGEMテーマ:新技術




億の近道2019/11/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2019/11/27号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
           (本日の担当:山本潤)


 ◆コラム「億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(2)」


===================================


■ ■お願い! まぐまぐ!大賞2019へ推薦のお願い ■


いつも億の近道をご愛読ありがとうございます。


今年もまぐまぐ!大賞投票の時期がやって参りました。


そこでお願いです。
億の近道への推薦をよろしくお願い致します!

創刊20年の今回に、1位を受賞出来たら大変励みになります!!


推薦はこちらから ⇒ http://bit.ly/mag2award2019


===================================


■ お知らせ ■


 2つのセミナー申込受付中!

★開催まであと10日!!★
★四季報セミナー ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!★
 12/7 18:15開場
 ○四季報記者歴5年のガチャ氏による「四季報の裏側セミナー」
 ○山本潤氏×ガチャ氏座談会「四季報など情報誌活用法とプロからの目線」
 セミナー受講料=8,000円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8764


−−−−−−−−−−−−−

★オプションの入門の入門セミナー★
  =今さら聞けないオプション取引のあれこれ=
 12/21 18:15開場
 ●Mr.デリバティブ堀川秀樹氏が、日経225オプション取引を一から
  お教えします。
 ●YEN蔵氏×堀川秀樹氏座談会「オプションの活用法ほか」

 セミナー受講料=5,500円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8812


 どちらも東京都内での開催です。
 皆さまのお申込をお待ちしております!!

■主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


===================================


◆コラム「億近クラシックス2005:ファンダメンタルズ分析入門(2)」


※このコラムは、2005年9月6日に掲載されたものです。
 当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。


■ファンダメンタルズ分析で売買タイミングがわかる?


★キーワードは「前期」と「今期」。そして「減益」と「増益」

 企業業績では、今年の決算期のことを今期、前の年の決算期のことを前期
といいます。

 例をあげましょう。
 過去数年、連続して業績を伸ばしている企業があるとします。これを「増益
基調」型企業とし、仮に企業Aと名づけます。
 さて、増益基調とは、利益が毎年増加傾向にあることです。

 一方で、前期(前決算年度)は減益(利益が減ること)になった企業がある
とします。これを「前期減益」型の企業とします。この会社を企業Bとします。
 前期減益型の企業Bは、今期は一転、増益となる見通しです。


さて、AとBのどちらの企業の株を買うのがよいのでしょうか。


 さて、増益基調とは、少なくとも2年連続で利益が増加傾向にあることです。
 利益が増えることを増益といいますから、「基調」とは、少なくとも2年連
続で同じ状態が続いていることを意味します。増益が続いている状態を「増益
基調」といいます。
 似たような言葉に「続伸」という言葉があります。続伸とは文字通り「続け
て伸びる」ことですから、業績についてのみではなく、株価にも適用できる便
利な用語です。


 増益に対して、減益という用語があります。減益とは、利益が前と比べて減
ることです。

 株価は、増益を好感します。逆に、減益を嫌気します。


 株価に重要な情報は、増益か減益かということです。


 株価は過去の成績では決まらず、やはり、将来の業績を映す鏡なのです。
 将来が増益になるか、減益になるかが株価動向に直結します。

 目先、足元の業績がどうなるか、ということに市場は注目します。
 短期的な将来を予想することで、当面の株価は動いているのです。


 市場に参加している人のほとんどが近視眼的に物事を考えています。

 個人では長く待てる人でせいぜい1ヵ月、機関投資家でも3ヶ月ぐらいの投
資成果を求めています。誰も数十年先まで世の中を見通す千里眼を持ち合わせ
ていないので、仕方のないことです。
 また、企業の将来性は、ある程度は株価に反映されます。将来性の高い企業
は収益に比して高い株価でもよしとされています。

 未来を見通す力がないために、また、基本的な企業の将来性はすでに株価に
反映されているために、投資家は、ほんの数ヶ月先の未来(=今四半期の予想)
がどうなるかで、株価を判断しようとします。


 投資家のほとんどが、ほんの数ヶ月間の過去(=前四半期決算)を参考にし
ているのです。なぜならば、「現在に一番近い過去」から「現在に一番近い将
来」を予想するぐらいはできそうだからです。

 現在に一番近い未来をまず予想して、その後のことはそのたびに考えましょ
うということなのです。


 業績動向において、最も身近な過去とは前期(または前四半期)のことであ
り、最も身近な未来とは今期(または今四半期)のことです。前期と今期とを
つなぐ便利な言葉が「増益」と「減益」なのです。
 中には、横ばいに近い増益もあれば、横ばいに近い減益もあるでしょう。
 が、厳密に1円単位で分ければ増益か減益か2種類しかないのです。
 「増益」と「減益」は過去と未来、「前期」と「今期」を結ぶ比較概念です。

 「現在に最も近い過去」と「現在に最も近い未来」がお互い似ているのは、
業績に限った話ではありません。株価もそうなのです。
 現在のソニーの株価は30年前とはかなり違いますが、昨日の株価と今日の
株価とはそんなに違いはないのです。同様に、30年後の株価を占うよりも1
年後の株価を占うことの方がたやすいのです。時間が経てば経つほど、不確実
性が強まり、株価の変動幅が大きくなります。

 そうした時間に関する業績と株価との類似性がファンダメンタルズ分析の拠
り所(前提)となっているのです。
 今の株価は現在の企業業績の状態に多くを依存しており、将来の株価は将来
の業績の状態に依存すると考える、それがファンダメンタルズ分析の基本哲学
です。


 将来の業績が将来の株価を決めるのならば、その将来の業績を占えばよいと
いうことです。
 将来の業績は、企業の意志の力で決まります。企業も人の集まりである以上、
運命に抗することができます。企業に意思を持たせ、その意思を具現化するの
は経営者や従業員の仕事です。ですから、経営者が信頼に足る人物であるとい
う理由でその会社の株を買う人は、ファンダ分析の根本的な哲学を実践してい
るといえるでしょう。


 たとえば、この数十年、絶えず、逆風が吹いた業界があります。
 それは、自動車産業です。
 一ドル360円の時代が終焉して以来、現在に至るまで、ずっと円高基調で
す。円高は輸出産業にとって逆風です。言ってみれば、何十年も逆境ばかりが
続いているのです。その環境を経営努力で乗り越えたからこそ、現在の栄光が
あるといえましょう。

 逆境があったからこそ、強くなったともいえるのです。


 ファンダ分析では、その企業の能力は問題にしません。


 問題にするのは、「やる気」とその企業の置かれている「環境」です。

 能力が高くても、やる気のない企業の株は上がりません。
 どんな問題児であっても、大切なのは、企業努力をしているかどうか、とい
うことです。いや、それまで努力をしてこなかった企業が、やっと努力を始め
たケースの方が変化の度合いが大きいがゆえに、株は上がります。
 それは、ガリ勉は、どんなにがんばっても向上する余地が小さいのに、落ち
こぼれは少し勉強しただけで、成績向上することに似ています。

 「最近、君の株(価)は上がっているよ」という褒め方がありますが、文字
通り、努力をして結果を出した人に対して使われる言葉です。


 企業のやる気は、「増益」を続ける企業努力のことです。
 企業努力を継続して、いかに利益を安定的に成長させるかを意味します。

 せっかく企業にやる気があっても、環境が悪いために、その努力が報われな
い場合があります。特に短期的には環境の変化の影響を受けてしまいます。
 数ヶ月という視点で投資するならば、経済環境なども大きな分析対象となり
ます。
 環境が悪いために業界全体が冴えない企業の株価はやはり冴えないのです。

 ただ、環境が悪いときに、経費を削減したり、人材を活性化したりして、す
こしでも利益を増やそうと企業努力している企業は、結果的には状況がよくな
ったときには、相当な利益がでます。


 「昨日よりもよい今日、今日よりもよい明日」があってこそ、企業は栄え、
従業員も長期雇用が保障されます。

 投資の世界では、「昨日よりも前進している今日」というのは、「企業努力
で赤字部門を減らし、増益部門を増やすこと」です。企業努力を惜しまない会
社は、一時的に景気悪化の影響を受けて、減益に陥ったとしても、再び、増益
に転じる確度が高いといえます。
 それは、投資家にとっては、長く保有できる株といえるのです。


 利益が減った企業よりも利益が増えている企業の方が企業としては優れてい
ます。企業としては増益型の企業の方がよい。


 冒頭の問題に戻ります。

 毎年業績を伸ばしている「増益基調」型企業Aと「前期減益」型の企業Bと
どちらの企業の株を買ったらよいでしょうか。

 減益企業を買っても、利益が減るわけですから、面白みがありません。
 しかし、株式投資では、減益企業を好んで買う人たちがいます。
 そして、そういう人たちに限って投資で好成績を収めているものです。
 利益が減少すれば、株価は割高になり、割高な株は下がるはずです。

 なぜ減益企業などウォッチする必要などあるのでしょうか。

 企業努力=増益=よい企業=よい株価という考え方は根強いものがあります。
 ネット証券のスクリーニングの条件にも、「増益かどうか」という項目が用
意されています。

 数多く増益企業があるというのに、どうしてわざわざ減益企業など投資対象
にしなければならないのでしょうか。


 意外に思われるかもしれませんが、減益企業でも増益企業でもどちらでもよ
いのです!

 それは終わったこと、過去のことだからです。
 あえていえば、この場合は、減益から増益へと転換を果たした前期の減益企
業、すなわち、企業Bの方を買うべきなのです。

 単に減益企業といっているのではありません。「前期」の減益企業といって
いる点に注目してください。前期とは過去のことです。過去はいくら悪くても、
過去です。過ぎてしまったことです。
 しかし、株主は将来の配当や利益成長に期待しているのです。過去減益だっ
たかどうかは問題ではないのです。
 過去、いくら減益が続いたとしても、今年から増益に転じるのであれば、そ
れはグッドニュースです。

 前期は減益でした。しかし、その利益水準を基準にして、今年は利益が増え
ていく予想になっている。業績は底打ち、回復局面を迎えているのです。です
から、減益というバッドニュースの後に、増益というグッドニュースが来たと
いえるのです。


 株価を動かすのは変化です。
 変化とは過去と現在との比較、あるいは、現在と未来との比較です。
 変化とは、その企業や銘柄の業績の見方の変化を意味します。
 過去と未来の対比がドラスチックであればあるほど、サプライズとなります。

 株式市場が、ある企業を、これまでは減益企業だと思っていたのが、実は増
益企業だということが判明した。それは大きな見方(=パーセプション)の変
化です。よい方向への変化です。
 減益を続けていた企業は、投資家から見放されているため、株価が安値で放
置されている場合があるのです。株価は十分に安いので、ちょっとしたよいニ
ュースで上がるというわけです。


 一方で、増益基調や続伸とは、前期も増益で今期も増益が続くことですから、
株式市場の見方は大きくは変わりません。元々増益企業=よい企業=買い安心
感のある株という見方。それは変わりません。今後も増益企業という見方が継
続するだけですからね。

 増益を繰り返していた企業はすでに高い評価を得ている場合が多いのです。
 増益企業が今年も増益の見通し。古いグッドニュースの後に、新しいグッド
ニュースが来て、株は上がります。ただし、劇的な感動はありません。
 飴をなめたあとに、おいしいフルーツを食べてもその本当の甘さを味わうこ
とができないのと似ています。


 市場の見方がネガティブからポジティブに変化をする銘柄は上がります。

 わかりやすくいえば、近所付き合いで、挨拶もできない愛想の悪いおばさん
が実は大変な面倒見のよい善人だということがわかったらどうでしょうか。
 見方がガラリと変わるほうが「びっくり度」が大きいでしょう?

 株価を大きく動かすのは、意外感、つまり、びっくりする度合いです。
 これをサプライズといい、株式市場では大変よく使う言葉です。


 市場では、株価が上がるような「びっくり」をポジティブサプライズといい
ます。
 逆に株価が下がるような「びっくり」をネガティブサプライズといいます。


 減益企業が増益に転じるのはポジティブサプライズになりえます。


 「減益の冴えない企業だと思っていたのに増益で発表された」ということが
意外であればあるほど、株価は上がります。

 ファンダメンタルズ的な売買タイミングとは決算の発表です。

 「前期は減益に終わった模様」であると市場が既に知っているとすれば、
「前期の減益を市場が織り込んでいる」という表現を使います。そして、減益
決算が織り込まれている場合、前期の決算を企業が正式に発表をしたとしても、
株価は下がりません。それよりは、むしろ、織り込まれていない将来の業績動
向に市場は注目しているのです。

 将来といっても、遠い将来は一度に織り込むことができません。
 そこで、現在に一番近い未来である今期予想の業績見通しが株価にまず反映
されることになるのです。


 決算発表時は、「今期の企業収益はどうなるか」という見通しを企業が出し
てくれます。これを「今期の会社予想の数字」といいます。または、企業によ
る「ガイダンス」といいます。ガイダンス=ガイドするということですね。

 この場合は、企業が投資家を導く、ガイドする、何をガイドするかといえば、
「今期はうちらの業績はこんな感じになりそうですよ」、企業がわたしたち投
資家を導いてくれるわけです。そして、その大切なガイダンスを発表する場が
決算発表であり、その発表は、短信の表紙のリリースでなされるのです。


 短信の表紙がどれほど重要か、理解していただけましたでしょうか。
 短信の場所では、最下段に表示されています。表紙で最も重要な項目です。

→ガイダンス=会社予想ベースの業績見通し @短信表紙最下段に記載


 過去の減益を市場が織り込んでいて、投資家は誰でもその企業が減益になる
ことを知っていたのであれば、たとえ、悪い決算が出ても、予想とさほど違わ
なければ、株価が下がる要因にはなりません。

 逆に、まだ将来、つまり、今期の企業からのガイダンスが強い数字であれば、
それは市場にはポジティブサプライズである場合もあるのです。

 その場合、増益予想を好感して株価は上昇することになります。


 市場が見ている常識的な予想決算数字のことを「コンセンサス」といいます。
 多くの企業にとって、会社の予想数値である会社計画、会社側のガイダンス
に基づいて市場のコンセンサスが形成されるケースがほとんどです。

 会社側の数字が適正なものかどうかを吟味して、独自に外部の人間がその会
社の業績を予想する場合があります。そういう人々を証券アナリストといいま
す。
 ソニーのような大きな企業であれば十数人の証券アナリストが数字を予想し
ています。それらのアナリストたちの平均値をコンセンサスと呼ぶ場合もあり
ます。

 しかし、多くの企業は、アナリストの予想数値がないケースも多く、会社予
想ぐらいしか公表されていない場合も多々あります。つまり、コンセンサスと
いう市場が想定している業績よりも悪かったりよかったりすると、それはサプ
ライズとなるのです。そして、サプライズが出ることを見越して株を売買でき
るなら、それが最も効率よく株で儲けるコツといえましょう。


→会社予想≒市場コンセンサス≒アナリスト予想


 コンセンサスとはわたしたちを含めたみんなの総意ですから、コンセンサス
と大きく乖離するような業績が発表されることはサプライズなのです。

 株式投資とは、「ポジティブサプライズを事前に予測して、ネガティブサプ
ライズを避ける」ことだと換言できるといっても過言ではありません。


 さて、誤認や誤解を排除した優れた伝達文書には、5W1Hの要素が含まれ
ています。

 ファンダメンタルズ分析の5W1Hとは、
 いつ、WHEN (どの決算期か)
 だれが、WHO (どの企業が)
 どこで、WHERE (どこの事業で)
 なにを、WHAT (利益傾向が増益か減益か)
 なぜ、WHY (事業のおかれている環境のために)
 どのように、HOW (大幅か小幅な、前期比何%か)
です。

 ファンダメンタルズ分析では、WHENの要素、「いつ」という要素が不可
欠です。
 時には序列があります。明日の株価は明日の業績に拠っていると考えるのが
ファンダ分析ですから、明日の業績とは「今期」(12ヶ月決算)もしくは
「今半期」(半期6ヶ月決算)もしくは「今四半期」(3ヶ月決算)の予想数
字ということになります。

 減益企業が増益企業に変化するということは、前期は減益という結果だった
が、今期は増益になりそうだという予想がもてることです。しかし、予想は当
たらないかもしれない。しかし、あたるかあたらないかはやってみないとわか
りません。とりあえず、企業が出した予想は信じてみようと思う投資家が存在
することが肝心です。
 業績の見方は増益予想か減益予想かの2つしかありませんから、自らのこと
を一番よく知っている企業自身が自らの判断で業績を予想する以上、一旦は会
社計画の見通しに従うのが筋なのです。
 ベテランのアナリストでさえ、会社計画と大きく隔たった自己の予想を立て
ることはまずありません。会社計画を参考にして上下10%以内で計画より上
に予想したり、下に予想したりする場合がほとんどです。

 決算発表後の1−2ヶ月間は、多くのアナリストは会社の計画数値をそのま
ま採用しています。ですから、会社計画がすなわち市場のコンセンサスである
という状態が決算発表後しばらく続くのです。


→決算発表後1−2ヶ月は、企業発表の数字がとりあえずコンセンサスを醸成する


[用語]

決算発表:
 四半期を含め年に4回発表される企業業績のこと。決算短信として発表される。

決算短信:
 企業業績をまとめた決算書のこと。

前期:
 前の決算期。過去の決算であり、株価にはそれほど重要ではない。

今期:
 今走っている決算期。今期の予想利益が株価にとって重要。

来期:
 今期の翌年の決算期。

ガイダンス:
 企業から発表される今期の予想売上げや利益。

会社計画:
 企業が想定する予想売上げや利益のこと

会社予想:
 会社計画と同義

コンセンサス:
 会社予想をベースにして市場が想定する企業の利益

織り込み済み:
 市場が既に知っていること、株価を動かす材料にならないこと

減益:
 前の期と比べて利益が減ること

増益:
 前の期と比べて利益が増えること

続伸:
 業績面のことで用いれば、増益が続くこと。
 株価面で用いるのであれば、2日以上連続して株価が上がること

サプライズ:
 市場に織り込まれていない材料が新しく発表されることによって株価が反応
 すること

ポジティブサプライズ:
 株価が上がるサプライズ。
 用例 〜今期の会社計画は増益予想でコンセンサスを大きく上回りポジティ
 ブサプライズだ〜

ネガティブサプライズ:
 株価が下がるサプライズ

好感:
 企業を好く評価すること
 用例 〜円安を好感して株式市場は3日続伸 〜

引け後:
 マーケットが開いている時間の後。東京証券取引所やジャスダックの場合、
 15時にマーケットがクローズしますから、その後を「引け後」といいます。
 決算発表のほとんどが引け後に発表されます。しかし、例外的にざら場中に
 発表されることもあります。

ざら場:
 マーケットが開いている時間

証券アナリスト:
 企業業績を予想する専門職

材料:
 株価を動かす事実や見通し


(山本潤)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tiatraebud
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


===================================


■ お知らせ ■


■第36号配信中!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第36号レポート好評配信中!!】


 今週掲載の銘柄は、競争が少ない領域で世界一を目指す戦略で成長する企業
をレポートしています。

 世界で大手に向こうを張って、ニッチ市場を品質と改善でシェアを取りに行
く珍しいタイプの企業です。原価率も低く、高収益ビジネスで長期投資向きな
内容とは?

 ビジネス内容に加え、業績予想と理論株価をご確認下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。

==================================



JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(316)「日本株が崩れないことを期待しつつ、来年の運用方針を練る」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「日本株が崩れないことを期待しつつ、来年の運用方針を練る」=
 (有料メルマガ第285回・2017/11/21配信号)


※注 2017年11月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 研究レポートでは、私が有価証券報告書などの開示資料から調べることができた、その企業の資産価値および、過去4年間の経常利益などから推計した事業価値などから研究レポートの対象とした企業の『リアルな価値』を説明して、実際に市場で売買されてついた株価と比較して、投資対象として検討する価値があるかどうかを購読者の皆さんが判断する材料を提供するわけです。


 今年に入ってからは、特に割安すぎると感じていた企業の株価が、予想以上の上昇を見せ始めました。予想よりもずっと高くなる株も次々に現れています。しかし、まだ割安状態に放置されている企業の株も、たくさんあります。


 最近は株価が好調なので、私が株式投資をやっていることを知っている友達からも『株式投資をはじめてみようかと思う』ということで、相談を受けることが多くなりました。

 私はこのような質問を受けた時に行った返事は以下のようなことです。

『株式投資をしなくても十分な老後の資金を確保できているなら、投資した資金が大きく増えるかもしれないが、逆に大きく減る可能性も同じくらい多い相場商品にわざわざ、すでに十分に確保している老後資金を投資する必要は無いと思う。株式投資を行えば、それはすでに確保している老後資金を減らす可能性を持つ危険な行動になる。』

 このような返事をしてきました。
 私も30年間以上も株式投資を行うことで、株式投資の儲けで自宅を手に入れたり、賃貸不動産を手に入れたり、私設年金の掛け金を作ったり、ゴールドを手に入れたりして資産を作ることが出来ました。

 だから、まだ十分な老後資金を準備できていないなら、アベノミクスを成功させるためにあらゆる政策が動員されて、日銀が金融緩和を進めている好調な時に株式投資を始める準備をすることは、悪くは無いと思います。しかし、いままで株式投資をやったことがない人が、いま直ぐに株式投資をスタートすることには反対です。

 株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。老後資金をすでに確保しているのに、必要もないのに株戦争を仕掛けるのも愚かなことです。それに勝算がないままで株戦争を仕掛けるのは愚の骨頂だとも感じています。

 私が株式投資で資産を作れた理由を、私なりに分析して出した結論は、『常に勝ち逃げすることを頭において株式投資を実践することが出来たからだ』というものでした。

 株式投資をするときは、常に勝ち逃げできるタイミングを計りながら投資を進めていくことが必要です。そして自分が株式投資という戦争で目指した目的を達成できたら、行なう必要の無くなった株式戦争はやめることが大事です。

 いまは勝ち逃げするタイミングの時だと、私の経験が強く訴えてきています。最近は21年目にやってきた勝ち逃げのチャンスを最大限に生かす時期がいまだと考えています。

 株式投資などで生き抜いていけるのは、必要な時に腹8分目で勝ち逃げできることが本当に大事なことだと考えています。

 そして目的を達成して勝ち逃げを狙う以上、その目的を達成するために「戦略」が大事で、次に「戦術」が必要で、戦争目的を達成したときの出口戦略が大事だということは、私たち個人投資家が行なう株式投資(=経済戦争)においても、国家間や企業間の戦争とまったく同じだと考えています。


 多くの人が株式投資を行なう目的は、資金を増やすことだと思います。
 もう少し具体的にいうなら、株式投資などの運用で作った資金を利用して豊かな一生を送ること、資金的な不安を持たずに安心して一生豊かな生活をエンジョイすることを可能にすること、ではないかと私は考えています。

 しかし株式投資には人間の射幸心を煽り、株式投資で大きく資産を増やせることは、とても人の心に満足を与えるものです。その快感、勝利感に浸りすぎると、当初の株式戦争(=株式投資)の目的を忘れ去り、いわゆる株式投資をバクチとして楽しんでしまうことになるという危険性も高いです。


(中略)

 しかし、今年の日本株のような好調が来年以降も永遠に続くわけではないことも頭において、いずれ通常の株式市場がもどってきて、株価が下がりだす時期が来ることを想定しながら、株式投資を実践していくことは大事なことです。

 日経225が3万円を目指すにしても、3万円に至るまでに、波乱は何度も起きると思います。その波乱を生き抜くためにも、しっかりとした自分の年齢や健康状態、家族の状態まで考えた上での、自分に適した運用手法と投資戦略を構築すべきだと考えています。


 もう少し正確に私の考えていることを表現すると、若い世代はガツガツガッポリ稼ぐことを目的として、大きく勝つことを目的として株式投資など相場商品への投資を全力で行うことは正解であることも多いです。

 しかし資産形成が進んで定年後の老後世代を金銭的に不安なく生きることが出来るところまで資産の蓄積が出来た人は、給料という定期的は労働収入が無くなった定年してからは、全力で株式投資に資金を振り向けるような全面株式戦争は終結して、戦線を縮小して全力の相場商品への投資額を減らしていく作戦を取ることを考えるべきだということを考え続けています。

 もう少し付け加えると、私も、まったく株式投資をしないということではなく、資産を減らさないための株式投資(=インフレに対抗するための経済防衛戦争力・戦力の確保という意味の株式投資と考えてください)は、十分な老後資金が確保できた後でも必要だと考えています。

 そして、その株式投資は楽しく、大きく資産を減らさないで、自分の残された時間を、仕事に従事していた定年前には時間的に許されなかった『本当にやりたくてたまらなかったこと』に使うことを可能にするような、時間を取られない方法で株式投資を行うべきだとも考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資




億の近道2019/11/26


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2019/11/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)


   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(316)」:石川臨太郎
   ◆過去コラム「過去連載:ぬくぬくホッコリ株日記 第9回」


===================================


■ ■お願い! まぐまぐ!大賞2019へ推薦のお願い ■


いつも億の近道をご愛読ありがとうございます。


今年もまぐまぐ!大賞投票の時期がやって参りました。


もう投票いただきましたか?
億の近道への推薦をよろしくお願い致します!

創刊20年の今回に、1位を受賞出来たら大変励みになります!!


推薦はこちらから ⇒ http://bit.ly/mag2award2019


===================================


■ お知らせ ■


 2つのセミナー申込受付中!


★四季報セミナー ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!★
 12/7 18:15開場
 ○四季報記者歴5年のガチャ氏による「四季報の裏側セミナー」
 ○山本潤氏×ガチャ氏座談会「四季報など情報誌活用法とプロからの目線」
 セミナー受講料=8,000円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8764


★【NEW!】オプションの入門の入門セミナー★
  =今さら聞けないオプション取引のあれこれ=
 12/21 18:15開場
 ●Mr.デリバティブ堀川秀樹氏が、日経225オプション取引を一から
  お教えします。
 ●YEN蔵氏×堀川秀樹氏座談会「オプションの活用法ほか」

 セミナー受講料=5,500円(税込)
 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8812


 どちらも東京都内での開催です。
 皆さまのお申込をお待ちしております!!


■主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


===================================


■ お知らせ ■


■第36号本日配信!山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」


 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


【第36号レポート本日配信!!】


 今週掲載の銘柄は、競争が少ない領域で世界一を目指す戦略で成長する企業
をレポートしています。

 世界で大手に向こうを張って、ニッチ市場を品質と改善でシェアを取りに行
く珍しいタイプの企業です。原価率も低く、高収益ビジネスで長期投資向きな
内容とは?

 ビジネス内容に加え、業績予想と理論株価をご確認下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8345


===================================


◆コラム「有料メルマガライブラリから(316)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「日本株が崩れないことを期待しつつ、来年の運用方針を練る」=
 (有料メルマガ第285回・2017/11/21配信号)

※注 2017年11月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 研究レポートでは、私が有価証券報告書などの開示資料から調べることがで
きた、その企業の資産価値および、過去4年間の経常利益などから推計した事
業価値などから研究レポートの対象とした企業の『リアルな価値』を説明して、
実際に市場で売買されてついた株価と比較して、投資対象として検討する価値
があるかどうかを購読者の皆さんが判断する材料を提供するわけです。


 今年に入ってからは、特に割安すぎると感じていた企業の株価が、予想以上
の上昇を見せ始めました。予想よりもずっと高くなる株も次々に現れています。
しかし、まだ割安状態に放置されている企業の株も、たくさんあります。


 最近は株価が好調なので、私が株式投資をやっていることを知っている友達
からも『株式投資をはじめてみようかと思う』ということで、相談を受けるこ
とが多くなりました。

 私はこのような質問を受けた時に行った返事は以下のようなことです。

『株式投資をしなくても十分な老後の資金を確保できているなら、投資した資
金が大きく増えるかもしれないが、逆に大きく減る可能性も同じくらい多い相
場商品にわざわざ、すでに十分に確保している老後資金を投資する必要は無い
と思う。株式投資を行えば、それはすでに確保している老後資金を減らす可能
性を持つ危険な行動になる。』

 このような返事をしてきました。
 私も30年間以上も株式投資を行うことで、株式投資の儲けで自宅を手に入
れたり、賃貸不動産を手に入れたり、私設年金の掛け金を作ったり、ゴールド
を手に入れたりして資産を作ることが出来ました。

 だから、まだ十分な老後資金を準備できていないなら、アベノミクスを成功
させるためにあらゆる政策が動員されて、日銀が金融緩和を進めている好調な
時に株式投資を始める準備をすることは、悪くは無いと思います。しかし、い
ままで株式投資をやったことがない人が、いま直ぐに株式投資をスタートする
ことには反対です。

 株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負
けたら目的を達成できない危険な行為です。老後資金をすでに確保しているの
に、必要もないのに株戦争を仕掛けるのも愚かなことです。それに勝算がない
ままで株戦争を仕掛けるのは愚の骨頂だとも感じています。

 私が株式投資で資産を作れた理由を、私なりに分析して出した結論は、『常
に勝ち逃げすることを頭において株式投資を実践することが出来たからだ』と
いうものでした。

 株式投資をするときは、常に勝ち逃げできるタイミングを計りながら投資を
進めていくことが必要です。そして自分が株式投資という戦争で目指した目的
を達成できたら、行なう必要の無くなった株式戦争はやめることが大事です。

 いまは勝ち逃げするタイミングの時だと、私の経験が強く訴えてきています。
最近は21年目にやってきた勝ち逃げのチャンスを最大限に生かす時期がいま
だと考えています。

 株式投資などで生き抜いていけるのは、必要な時に腹8分目で勝ち逃げでき
ることが本当に大事なことだと考えています。

 そして目的を達成して勝ち逃げを狙う以上、その目的を達成するために「戦
略」が大事で、次に「戦術」が必要で、戦争目的を達成したときの出口戦略が
大事だということは、私たち個人投資家が行なう株式投資(=経済戦争)にお
いても、国家間や企業間の戦争とまったく同じだと考えています。


 多くの人が株式投資を行なう目的は、資金を増やすことだと思います。
 もう少し具体的にいうなら、株式投資などの運用で作った資金を利用して豊
かな一生を送ること、資金的な不安を持たずに安心して一生豊かな生活をエン
ジョイすることを可能にすること、ではないかと私は考えています。

 しかし株式投資には人間の射幸心を煽り、株式投資で大きく資産を増やせる
ことは、とても人の心に満足を与えるものです。その快感、勝利感に浸りすぎ
ると、当初の株式戦争(=株式投資)の目的を忘れ去り、いわゆる株式投資を
バクチとして楽しんでしまうことになるという危険性も高いです。


(中略)

 しかし、今年の日本株のような好調が来年以降も永遠に続くわけではないこ
とも頭において、いずれ通常の株式市場がもどってきて、株価が下がりだす時
期が来ることを想定しながら、株式投資を実践していくことは大事なことです。

 日経225が3万円を目指すにしても、3万円に至るまでに、波乱は何度も
起きると思います。その波乱を生き抜くためにも、しっかりとした自分の年齢
や健康状態、家族の状態まで考えた上での、自分に適した運用手法と投資戦略
を構築すべきだと考えています。


 もう少し正確に私の考えていることを表現すると、若い世代はガツガツガッ
ポリ稼ぐことを目的として、大きく勝つことを目的として株式投資など相場商
品への投資を全力で行うことは正解であることも多いです。

 しかし資産形成が進んで定年後の老後世代を金銭的に不安なく生きることが
出来るところまで資産の蓄積が出来た人は、給料という定期的は労働収入が無
くなった定年してからは、全力で株式投資に資金を振り向けるような全面株式
戦争は終結して、戦線を縮小して全力の相場商品への投資額を減らしていく作
戦を取ることを考えるべきだということを考え続けています。

 もう少し付け加えると、私も、まったく株式投資をしないということではな
く、資産を減らさないための株式投資(=インフレに対抗するための経済防衛
戦争力・戦力の確保という意味の株式投資と考えてください)は、十分な老後
資金が確保できた後でも必要だと考えています。

 そして、その株式投資は楽しく、大きく資産を減らさないで、自分の残され
た時間を、仕事に従事していた定年前には時間的に許されなかった『本当にや
りたくてたまらなかったこと』に使うことを可能にするような、時間を取られ
ない方法で株式投資を行うべきだとも考えています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税

 パンローリングの直販サイトで購入が可能です。(即日発送・送料無料)
 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングの直販サイトへ飛びます)

 Amazonでも購入出来ます。
 詳細はこちら ⇒  https://amzn.to/2Y4GqsJ
 (Amazonのサイトへ飛びます)


 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!
 全12号公開完了です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742



===================================


◆過去コラム「ぬくぬくホッコリ株日記 第9回」


※編集部注:
 このコンテンツは、2007年4月から石川臨太郎氏が億の近道に連載した
 コラムです。当時の雰囲気をお楽しみ下さい。


■連載「ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい(9)」


 いったん買った株を持ち続けるには、どのようにしたら良いのでしょうか。
 投資家それぞれの性格によって違うと思います。自分がどのような性格なの
かを理解しないと、人の話を聞いても上手くいきません。

 私の場合、最初のころは投資したコストを全部回収しコストゼロにすれば、
その株を持ち続けることが出来るのではないかと考えました。一番簡単なやり
方が、2単位買って、株価が倍になったとき1単位売れば、残りの1単位の株
のコストはゼロになります。しかし途中から個別の株ごとに考えなくても、い
ま株式市場に投資している資金が、全て株の儲けの範囲であるならば、投資コ
ストはゼロと考えてよいと思うようになりました。長年株式投資を続けてきた
ので、今投資している株のコストは全てゼロになりました。

 しかし、全てがコストゼロの株でも年初に評価額が6000万円あった株資
産が、年末に4500万円に目減りしていれば、1500万円資産が減ってし
まったことに変わりありません。痛さはコストゼロであろうと無かろうと同じ
だということが良くわかります。

 最近持ち株を見て気がついたことがありました。
 去年、住宅ローンを残したまま株式投資をするのは、自分の家計バランスシ
ートの中で考えると、借入で株式投資をしているのと同じだ。信用取引をして
いるようなものだと考えて、住宅ローン返済の為に持ち株をうりました。住友
金属鉱山と三菱商事だけ残して、他の株はほとんど売りました。なぜこの2銘
柄だけを残したかというと、持っているかものなかで一番値上がりする可能性
が高いと信じ込んでいたからです。
 思惑通り2007年に入ってから、この両銘柄が上がってくれたおかげで、
運用成績はまずまずです。しかしこの2銘柄以外に単位株で残していたもので、
自分の性格がとても良く分かりました。

 私がほとんどの株を売ったのに、残していた株は共立メンテナンス、パトラ
イト、ヒューテックノオリンという食べ物の優待がついてくる銘柄だけだった
のです^^;。いかに食い意地が張っているか良くわかります。

 業績はどの株も良い株です。もっと株価が上がっても不思議は無いと思いま
す。しかし実際には株価はなかなか上がりません。でも共立メンテナンスとヒ
ューテックノオリンについては過去において現在の株価より、かなり上がった
こともあるのです。その時けっこう売りました。でも優待の権利確保分として
優待の権利確保に必要な株数だけは残していたのです。

 そこで考えました。
 優待の権利を取るだけのためだけに株を買うのはバカらしいけれど、成長の
ための投資や努力を続けており、その企業の業種などから見ても、努力が報わ
れて業績が大きく向上すると考えられる株で、さらに優待があるものを買うの
はどうだろうかと考えました。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


※2007年5月29日掲載。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


■ お知らせ ■


★投資家のためのPython教室、第5期参加者を最終募集中です!!★


 カリフォルニア帰りのエンジニアが教える、投資家のためのPython教室!
 話題の言語Pythonを習得し、投資のためのデータ分析に活用しましょう。

※Python〔パイソン〕とは、Googleが主要言語に採用しているなど、
 シンプルで扱いやすいプログラミング言語です。


 極少人数の教室ですので、時間外に個別質問し放題。
 講座期間中は分かるまでお付き合いします。

 頑張ってプログラミングを自分のものにして、
 勝てる投資の武器を手に入れましょう!


 締切間近!!

詳しくはこちら ⇒ https://double-growth.com/post-7060/

講座内容詳細はこちら ⇒ https://double-growth.com/python-6611/


■主催:リンクスリサーチ


===================================


■ お知らせ ■


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第268号、好評配信中!!
 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第268号
が好評配信中です。


【成果を高める銘柄選びのポイントやポートフォリオ、IPO情報などを掲載!】

【11/25 第268号では】

■炎が読み解く相場の視点
■「億の近道」創刊20周年記念パーティセミナーでのプレゼン内容
■特別報告:12月IPO市場はホット


 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




【感謝のご挨拶】




 億の近道が創刊20年を迎えました。
 執筆陣、関係者の皆さまはもとより、購読者の皆さまに支えられて継続して来られました。感謝申し上げます。

 深夜の作業や海外からの配信など、過去様々なことがありました。
 11月24日に開催した20周年記念イベントでは、そうした諸々の裏話を披露させていただきました。

 これからも継続して参りますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

 次回、30周年はロサンゼルスオリンピック翌年です!!


calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM