市場潮流

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 2018年最後の週は、金融資本市場にとり波乱の展開であった1年を象徴するかのような振幅の大きな動きになっています。
 株価は経済の先行指標とされ、10月以降の大幅調整は市場の何らかのメッセージであるとは思いますが、先週も述べましたように、現在の株式相場は「売られ過ぎ」に思えてなりません。

 国内の主要企業の業績も、全体として減速感は出ていますが、好調を維持する企業も数多くあります。19年の後半は米国はじめ世界景気が減速のスピードを速めるとの見方もありますが、産業ベースでみると、19年後半に向けて成長が加速すると見込まれる分野もあります。

 19年はそうした「元気の良い」分野、銘柄を見つけていきましょう。


 今年一年、ご愛読ありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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大魔神のアンテナ



 2019年は面白い相場になるぞとある知人が語っていた。私も同感と答えました。

 27日は前日のNY市場が大幅に上昇、過去最大の上げ幅を記録。株式市場は途轍もなく、面白い動きを演じます。
 来年は、まさに、上げ下げの激しい相場になるのではと、その予兆ではないかと。考えます。


 世界的な景気後退が懸念されているが、私自身、「日本だけは」違うと。
 今年臨時国会にて、「入管法改正」で「外国人労働者」を積極的に採用することになり、日本に定住(法律では5年間になっていますが)する。その分若い世代が増加。日本の一番問題視されていた「人口減少」に歯止めが掛かると言うことです。
 ある経済学者も語っていた「人口動態により経済状況は大きく変化する」。人口減少はその国と経済を悪化させる。反対に人口増加は経済を活性化する。このことは、米国・英国・フランス・ドイツなども過去移民受け入れで、経済の立て直しをしている。今でこそ、いろいろな問題も起きているが、人口増加によって、経済の立て直しが出来たことは間違いない。

 この度の政策によって、段階的な外国人労働者の受け入れになっているものの、間違いなく日本の人口は増加することになると考えます。
 その年が2019年であり、今まで続けていた「鎖国」政策を「開国」に転じる。このことが、「株式市場」に大きなプラス効果を与えると考えています。

 特に国自体の国力が増せば、ここ低迷をしていた「内需株」がリード役になっていくでしょう。「金融・不動産・建設・電鉄・消費関連」等がどのような動きを演じるが楽しみにしています。


 本来、その国の株式市場が上昇する際にはその国の通貨が上昇します。かの1989年バブル当時は円高で株が上昇・円安で株が下落と。それは内需株リードの相場であったからです。
 ここ数年の株式市場は「外需」に頼っていた相場でした。しかし、人口増加・労働者増加に伴って、日本の国力が増せば、内需活性化に繋がると考えています。案外と強気です。


 さて、テクニカル的には、相場が崩れ、底打ちするには、値幅・そして調整期間を見ます。
 その観点から、値幅的には今回の19000円割れは、底に近い水準と考えますが、相場にはもう一度、下値を試すことを行います。2番底です。18000円台がポイントに。

 また、期間的には大きく下落を示現した相場は、やはり、5カ月から6カ月間程度の調整期間があり、ここ2012年末から上昇した相場に際しても、2014年、2016年に調整場面がありました。その意味合いからも来年、2月、3月程度、第三四半期の決算発表シーズン過ぎがポイントになると予想しています。
 株式市場はやはり、各企業の決算内容をしっかりと検証するはずです。ここが期間的なポイントと見ています。


 皆様におかれましては、良いお歳をお迎えください。
 来年もよろしくお願い申し上げます。


(大魔神)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2018/12/28


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投資情報メールマガジン                  2018/12/28号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&大魔神)


       ◆コラム「大魔神のアンテナ」:大魔神
       ◆コラム「市場潮流」:水島寒月


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【年末年始休刊のお知らせ】


 いつもご愛読ありがとうございます。
 億の近道の年末年始スケジュールは以下の通りです。

 年内最終号 :12月28日(金)
 年末年始休刊:12月29日〜1月6日(日)
 年始開始号 : 1月 7日(月)

 本号が年内最終号となります。

 今年もありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。


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■「大魔神のトレーディング&2019年投資銘柄選択セミナー」開催!!


 この度、トレーディングのプロ、大魔神氏にお願いして、セミナーを開催し
てもらうことになりました。
 億の近道読者はファンダメンタルズ志向の方が多いと推察されますが、投資
家の持つ武器は多い方が良いと考え、卓越したトレード技術と経験則に基づい
た銘柄選別力を持つ氏へラブコールを送りました。

 億の近道月曜版の相川伸夫氏にもリアルトレードセミナーを体験してもらい、
大魔神氏の実力に新鮮な驚きを感じたようです。
(体験レポート ⇒ http://okuchika.net/?eid=8156 )

■日時:平成19年2月2日(土) 13:30〜16:30

■場所:東京都
   (詳細はお申し込み終了後ご案内いたします)

■受講料:7,000円(税込)


 セミナー詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8145


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◆コラム「大魔神のアンテナ」


 2019年は面白い相場になるぞとある知人が語っていた。私も同感と答え
ました。

 27日は前日のNY市場が大幅に上昇、過去最大の上げ幅を記録。株式市場
は途轍もなく、面白い動きを演じます。
 来年は、まさに、上げ下げの激しい相場になるのではと、その予兆ではない
かと。考えます。


 世界的な景気後退が懸念されているが、私自身、「日本だけは」違うと。
 今年臨時国会にて、「入管法改正」で「外国人労働者」を積極的に採用する
ことになり、日本に定住(法律では5年間になっていますが)する。その分若
い世代が増加。日本の一番問題視されていた「人口減少」に歯止めが掛かると
言うことです。
 ある経済学者も語っていた「人口動態により経済状況は大きく変化する」。
人口減少はその国と経済を悪化させる。反対に人口増加は経済を活性化する。
このことは、米国・英国・フランス・ドイツなども過去移民受け入れで、経済
の立て直しをしている。今でこそ、いろいろな問題も起きているが、人口増加
によって、経済の立て直しが出来たことは間違いない。

 この度の政策によって、段階的な外国人労働者の受け入れになっているもの
の、間違いなく日本の人口は増加することになると考えます。
 その年が2019年であり、今まで続けていた「鎖国」政策を「開国」に転
じる。このことが、「株式市場」に大きなプラス効果を与えると考えています。

 特に国自体の国力が増せば、ここ低迷をしていた「内需株」がリード役にな
っていくでしょう。「金融・不動産・建設・電鉄・消費関連」等がどのような
動きを演じるが楽しみにしています。


 本来、その国の株式市場が上昇する際にはその国の通貨が上昇します。かの
1989年バブル当時は円高で株が上昇・円安で株が下落と。それは内需株リ
ードの相場であったからです。
 ここ数年の株式市場は「外需」に頼っていた相場でした。しかし、人口増加
・労働者増加に伴って、日本の国力が増せば、内需活性化に繋がると考えてい
ます。案外と強気です。


 さて、テクニカル的には、相場が崩れ、底打ちするには、値幅・そして調整
期間を見ます。
 その観点から、値幅的には今回の19000円割れは、底に近い水準と考え
ますが、相場にはもう一度、下値を試すことを行います。2番底です。180
00円台がポイントに。

 また、期間的には大きく下落を示現した相場は、やはり、5カ月から6カ月
間程度の調整期間があり、ここ2012年末から上昇した相場に際しても、2
014年、2016年に調整場面がありました。その意味合いからも来年、2
月、3月程度、第三四半期の決算発表シーズン過ぎがポイントになると予想し
ています。
 株式市場はやはり、各企業の決算内容をしっかりと検証するはずです。ここ
が期間的なポイントと見ています。


 皆様におかれましては、良いお歳をお迎えください。
 来年もよろしくお願い申し上げます。


(大魔神)


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第41回「億の近道座談会報告」がアップされました。


 第41回「億の近道座談会報告」
 【YouTube】https://youtu.be/FZoS0smBdtU
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/1545896286

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めております
ので宜しくお願いします。


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◆コラム「市場潮流」


 2018年最後の週は、金融資本市場にとり波乱の展開であった1年を象徴
するかのような振幅の大きな動きになっています。
 株価は経済の先行指標とされ、10月以降の大幅調整は市場の何らかのメッ
セージであるとは思いますが、先週も述べましたように、現在の株式相場は
「売られ過ぎ」に思えてなりません。

 国内の主要企業の業績も、全体として減速感は出ていますが、好調を維持す
る企業も数多くあります。19年の後半は米国はじめ世界景気が減速のスピー
ドを速めるとの見方もありますが、産業ベースでみると、19年後半に向けて
成長が加速すると見込まれる分野もあります。

 19年はそうした「元気の良い」分野、銘柄を見つけていきましょう。


 今年一年、ご愛読ありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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【新刊のお知らせ】


 山本潤氏の15年ぶりの新刊が上梓されます。

「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」
 山本 潤(著) 皆木和義(著) かんき出版

 来年1月23日発売です。
 予約はこちら ⇒ https://amzn.to/2LaRaN6


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■ お知らせ ■


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第222号好評配信中!
 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第222号
が好評配信中です。


【年末特大号、相場展望やIPO銘柄関連情報、モデルポートフォリオも!!】


【12/25 第222号では】

■相場展望
■投資作戦
■来年の展望と投資スタンス
■ソフトバンク(9434)株の行方
■波乱のIPO銘柄
■炎が見出した少し地味だが企業価値の高い直近IPO銘柄
■個別銘柄フォロー(17銘柄)
■炎のポートフォリオ500万円コース


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 ◆まぐまぐ ID:0000020640
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発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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相川伸夫の2018年振り返り

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※12月21日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒603円(+8%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒897円(+10%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1500円(+68%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4755円(+63%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1237円(−32%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒922円(−42%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2750円(−43%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1643円(−17%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1097円(+16%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1526円(−44%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒604円(−27%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒289円(−31%)



 マーケットがクラッシュしてしまいました。

 全体相場は大きく荒れ、それによって個人投資家の人気が高かった特に成長期待で買われていた銘柄を中心に資金が抜けました。
 さらに追証と思われる売りによって個別株でこの二週間足らずで株価が半分になるものも出てきています。

 先物の動きとしても来週大きくさらに下げるかもしれない可能性もあり、一瞬で昨日までの景色と様変わりしていくようです。
 この記事が配信される時にはさらに下値を掘っている可能性もあり得ますのでコワイ相場です(笑)

 株価の動きはジェットコースターによく例えられますが、こういう時にはまさにその通りだなぁとつくづく感じる物です。


◆休むも相場が正解だった?

 前回の記事にて『いっその事ここらで投資を一旦お休みして、また相場がホットになったら再開するのも立派な戦略です。』と書いてわずかひと月でここまでくるとはさすがに思いませんでした。
 私は相場がこの後右肩下がりだとしても相場を張っていたいという考えです。
 その理由は、下げに転じる瞬間の感覚や相場の状況を体験することが、長い目で見て資産が減ることよりも重要だからなのです。

 現在資産の含み損で腹が痛い、頭が痛い、又は退場一歩手前という人もいるかと思います。
 でも、株式市場を休みはしても、『自分には才能が無いんだ』とあきらめないでください。

 投資の世界は経験と知識、そしてそれを活かして稼ごうという気概が投資のパフォーマンスに繋がると思います。
 折角知識や経験があっても稼ごうと思わなければパフォーマンスは上がらないですし、気概だけで経験が足りていなくてもダメだからです。


 短期的には逃げるが勝ちだったかもしれません。
 上手く回避できた方は素晴らしいです!
 成功した方はぜひ次も回避できるように今回の判断に至った理由を整理しておき、今回の下落を食らった方はどうして回避できた方がいたのかを考えることで経験に結び付けることができます。

 また、株価が下落しても企業の価値は変わっていない企業がほとんどなので投資妙味があがったとも捉えることができます。


◆今年の振り返り

 今年一番の転換点は客員アナリストとして活動をさせて頂くことになったことでしょう。
 駆け出しアナリストではあるものの実際に企業訪問に行き、企業が何を考え、どのように経営判断、事業判断、運営をしているかを前よりも学ぶことが出来たのはとても勉強になりました。
 また、それを記事にしていく中でまだまだ自分の知識や考えが短絡的であることを思い知らされました。

 ピックアップ銘柄フォローで掲載している12銘柄中マイナスが7銘柄と何ともやるせない感じになってしまいました。
 私が製造業のセクターが得意なこともあり、シクリカル要素が強い銘柄も多く、リスクオフの際にはすぐに資金が抜けるという性質が否が応にもよく理解できてしまいます(笑)。

※今まで特に触れてきませんでしたが、ピックアップ銘柄は推奨ポートフォリオでもなんでもありません。私の目で見たこの会社は面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察が目的の物です。
 3年程度は継続ウォッチしていきたいと思いますので銘柄はさらに今後増えると思います


◆前回記事の訂正

【誤】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平均PBRは0.81(BPS5700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは3倍強の19000円を超える程になりました。

【正】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平均PBRは0.81(BPS8700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは2倍強の19000円を超える程になりました。

 失礼しました<m(__)m>
 単純な掛け算と割り算を間違えました。


◆今後の投資戦略

 現在配当利回りが5%を超える銘柄もそれに近い水準の4.5%の株もかなり増えてきました。
 その中でも減配リスクの少ない銘柄。つまりは赤字になりにくい企業を中心に買っていく戦略は資産防衛&市場がリスクオンになった際の上昇にも乗ることが出来ると私は考えています。
 出来れば万年利回り5%とかの企業ではなく、ついこないだまでは3%だった銘柄が5%近い水準になってきた銘柄や、利回りはすでに4%以上にも関わらず成長に舵を切っている銘柄などは特に投資機会かもしれません。

 株価がどれだけ下がろうとも企業は今日も収益を獲得しています。
 EPSの分だけ企業は毎年成長するのです。

 トレードに自信がある人はぜひ波乗りにチャレンジし、波乗りにチャレンジしない方はぜひ企業分析に注力してみてください

 相場がクラッシュしたときにはこの後一年で2倍や3倍になる企業も投げられて安くなっていることが多いです。


今年もありがとうござました!
来年も頑張りましょう(^^)/

それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/cridaibiat
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


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億の近道2018/12/27


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投資情報メールマガジン                   2018/12/27

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:相川伸夫)


     ◆コラム「相川伸夫の2018年振り返り」:相川伸夫


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【年末年始休刊のお知らせ】


 いつもご愛読ありがとうございます。
 億の近道の年末年始スケジュールは以下の通りです。

 年内最終号 :12月28日(金)
 年末年始休刊:12月29日〜1月6日(日)
 年始開始号 : 1月 7日(月)

 今年もありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。


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■「大魔神のトレーディング&2019年投資銘柄選択セミナー」開催!!


 この度、トレーディングのプロ、大魔神氏にお願いして、セミナーを開催し
てもらうことになりました。
 億の近道読者はファンダメンタルズ志向の方が多いと推察されますが、投資
家の持つ武器は多い方が良いと考え、卓越したトレード技術と経験則に基づい
た銘柄選別力を持つ氏へラブコールを送りました。

 億の近道月曜版の相川伸夫氏にもリアルトレードセミナーを体験してもらい、
大魔神氏の実力に新鮮な驚きを感じたようです。
(体験レポート ⇒ http://okuchika.net/?eid=8156 )

 また、YEN蔵氏との座談会もあります。


■日時:平成19年2月2日(土) 13:30〜16:30

■場所:東京都
   (詳細はお申し込み終了後ご案内いたします)

■受講料:7,000円(税込)


 セミナー詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8145


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◆コラム「相川伸夫の2018年振り返り」


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※12月21日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒603円(+8%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒897円(+10%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1500円(+68%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4755円(+63%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1237円(−32%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒922円(−42%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2750円(−43%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1643円(−17%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1097円(+16%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1526円(−44%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒604円(−27%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒289円(−31%)



 マーケットがクラッシュしてしまいました。

 全体相場は大きく荒れ、それによって個人投資家の人気が高かった特に成長
期待で買われていた銘柄を中心に資金が抜けました。
 さらに追証と思われる売りによって個別株でこの二週間足らずで株価が半分
になるものも出てきています。

 先物の動きとしても来週大きくさらに下げるかもしれない可能性もあり、
一瞬で昨日までの景色と様変わりしていくようです。
 この記事が配信される時にはさらに下値を掘っている可能性もあり得ますの
でコワイ相場です(笑)

 株価の動きはジェットコースターによく例えられますが、こういう時にはま
さにその通りだなぁとつくづく感じる物です。


◆休むも相場が正解だった?

 前回の記事にて『いっその事ここらで投資を一旦お休みして、また相場がホ
ットになったら再開するのも立派な戦略です。』と書いてわずかひと月でここ
までくるとはさすがに思いませんでした。
 私は相場がこの後右肩下がりだとしても相場を張っていたいという考えです。
 その理由は、下げに転じる瞬間の感覚や相場の状況を体験することが、長い
目で見て資産が減ることよりも重要だからなのです。

 現在資産の含み損で腹が痛い、頭が痛い、又は退場一歩手前という人もいる
かと思います。
 でも、株式市場を休みはしても、『自分には才能が無いんだ』とあきらめな
いでください。

 投資の世界は経験と知識、そしてそれを活かして稼ごうという気概が投資の
パフォーマンスに繋がると思います。
 折角知識や経験があっても稼ごうと思わなければパフォーマンスは上がらな
いですし、気概だけで経験が足りていなくてもダメだからです。


 短期的には逃げるが勝ちだったかもしれません。
 上手く回避できた方は素晴らしいです!
 成功した方はぜひ次も回避できるように今回の判断に至った理由を整理して
おき、今回の下落を食らった方はどうして回避できた方がいたのかを考えるこ
とで経験に結び付けることができます。

 また、株価が下落しても企業の価値は変わっていない企業がほとんどなので
投資妙味があがったとも捉えることができます。


◆今年の振り返り

 今年一番の転換点は客員アナリストとして活動をさせて頂くことになったこ
とでしょう。
 駆け出しアナリストではあるものの実際に企業訪問に行き、企業が何を考え、
どのように経営判断、事業判断、運営をしているかを前よりも学ぶことが出来
たのはとても勉強になりました。
 また、それを記事にしていく中でまだまだ自分の知識や考えが短絡的である
ことを思い知らされました。

 ピックアップ銘柄フォローで掲載している12銘柄中マイナスが7銘柄と何
ともやるせない感じになってしまいました。
 私が製造業のセクターが得意なこともあり、シクリカル要素が強い銘柄も多
く、リスクオフの際にはすぐに資金が抜けるという性質が否が応にもよく理解
できてしまいます(笑)。

※今まで特に触れてきませんでしたが、ピックアップ銘柄は推奨ポートフォリ
 オでもなんでもありません。私の目で見たこの会社は面白い、アツイ要素が
 ある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察が目的の物です。
 3年程度は継続ウォッチしていきたいと思いますので銘柄はさらに今後増え
 ると思います


◆前回記事の訂正

【誤】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平
均PBRは0.81(BPS5700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは3倍強の19000円を超え
る程になりました。

【正】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平
均PBRは0.81(BPS8700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは2倍強の19000円を超え
る程になりました。

 失礼しました<m(__)m>
 単純な掛け算と割り算を間違えました。


◆今後の投資戦略

 現在配当利回りが5%を超える銘柄もそれに近い水準の4.5%の株もかな
り増えてきました。
 その中でも減配リスクの少ない銘柄。つまりは赤字になりにくい企業を中心
に買っていく戦略は資産防衛&市場がリスクオンになった際の上昇にも乗るこ
とが出来ると私は考えています。
 出来れば万年利回り5%とかの企業ではなく、ついこないだまでは3%だっ
た銘柄が5%近い水準になってきた銘柄や、利回りはすでに4%以上にも関わ
らず成長に舵を切っている銘柄などは特に投資機会かもしれません。

 株価がどれだけ下がろうとも企業は今日も収益を獲得しています。
 EPSの分だけ企業は毎年成長するのです。

 トレードに自信がある人はぜひ波乗りにチャレンジし、波乗りにチャレンジ
しない方はぜひ企業分析に注力してみてください

 相場がクラッシュしたときにはこの後一年で2倍や3倍になる企業も投げら
れて安くなっていることが多いです。


今年もありがとうござました!
来年も頑張りましょう(^^)/

それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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 第41回「億の近道座談会報告」がアップされました。


 第41回「億の近道座談会報告」
 【YouTube】https://youtu.be/FZoS0smBdtU
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/1545896286


 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めております
ので宜しくお願いします。


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■相場展望
■投資作戦
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為替市場動向〜年末年始は外野から観る?〜

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 クリスマス・シーズンは欧米の休暇シーズンは、例年、流動性の低下で、乱高下が起こる時が多々あります。しかし、今年の24日、25日。クリスマス当日に、これほどのリスクオフが起こった記憶がありません。
 また、例年、欧米では、クリスマスが過ぎると、市場は新しい方向へと舵を切っていくように認識してきましたが、引き続き、リスクオフの流れが続きそうに思っています。特に今年の年末年始は、諸々の不確定要因で、相場がかなり荒れる可能性が高いと思われます。
 「観るも相場」と考えた方が良いかもしれません。


 このところの動きは、要人の誰々の発言や米政府機関閉鎖等の材料で動いた云々言われますが、土台や背景が揃っていなければ、これほど大きくは動かなかったでしょう。
 大きくは、10年を迎えようとしているアメリカ好景気の循環が、後退へと動いていくのではないかという不安で、マイナスの芽ばかりが目に入り、不安の種となり、リスクオフの土台が醸成されているのではないかと思えます。


 先週19日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)での今年4回目の利上げ決定は、ほぼ(7割がた)予想通りでした。ただ一方で、株式や原油市場の不安定な地合いの環境下での利上げは「普通そりゃ〜ないだろう」と見る向きもあった中での利上げ。
 さらに、来年再来年に向けてのFOMC予想が下方修正されたとはいえ、市場が感じている今後の予想からしたら、当局の立ち位置が強気にも見え、金融政策による景気のオーバーキルの不安もリスクオフに繋がったものと見られます。
 急激な下げの後にある自立反発も見られるものと予想されますが、不安心理が払しょくが見られない限り、相場の地合いの回復は難しいのではないかと思います。


 そんな中での、ドル円為替相場。

 米国政府機関の一部閉鎖、不安的な株式市場などネガティブな要因に囲まれての年末年始。2週間前の113円台から、さすがにリスクオフの流れに反応して、110円割れも見ました。ただし、株式市場の下落の割には、意外と底堅いという印象です。

 その裏には、今年のドル円相場の値幅が、このまま越年すれば、高値114円55銭、安値104円56銭と過去最少記録だったこともありそうです。

 来年、米国の利上げはペースダウンの一方で、日本は消費税増税を実施後の不透明感もあり、当分超緩和政策の出口への踏み出さないと見れば、日米金融政策の格差から大きなドル安にはならないのではと思います。


 2018年は年初来、(今のところ)基本的にドル高その他通貨安(円は軽微に円高)の推移でした。来年に向けて、米国の利上げ打ち止めの可能性もありつつ、主要国の国債利回りを見れば、未だに米国が最も高い水準を保っています。

 他の主要国、例えば欧州を見ても、政治的不安定さ、景況感の悪化が見られ、利上げは後づれする可能性があります。
 日本については、上記した通りで金利上昇は限定的でしょう。
 また、英国は引き続き、合意なきBREXITが不安要因です。

 米国の金融政策正常化の動きが、ほぼ中立になったところで、来年は今後の為替相場の方向を模索していく年になるのではと思っています。

 まずは、2019年正月早々の注目は、4日に米国の12月の雇用統計の発表です。


 今年も、億の近道、拙コラムをお読みいただき、ありがとうございました。

 読者の皆さまには、新しい年が幸多き一年になりますように心より祈念致し
ます。


※12月26日日東京時間17時執筆
 本号の情報は12月26日の東京市場終値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


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億の近道2018/12/26


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2018/12/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)


     ◆コラム「為替市場動向〜年末年始は外野から観る?〜」


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■「大魔神のトレーディング&2019年投資銘柄選択セミナー」開催!!


 この度、トレーディングのプロ、大魔神氏にお願いして、セミナーを開催し
てもらうことになりました。
 億の近道読者はファンダメンタルズ志向の方が多いと推察されますが、投資
家の持つ武器は多い方が良いと考え、卓越したトレード技術と経験則に基づい
た銘柄選別力を持つ氏へラブコールを送りました。

 億の近道月曜版の相川伸夫氏にもリアルトレードセミナーを体験してもらい、
大魔神氏の実力に新鮮な驚きを感じたようです。
(体験レポート ⇒ http://okuchika.net/?eid=8156 )

■日時:平成19年2月2日(土) 13:30〜16:30

■場所:東京都
   (詳細はお申し込み終了後ご案内いたします)

■受講料:7,000円(税込)


 セミナー詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8145


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◆コラム「為替市場動向〜年末年始は外野から観る?〜」


 クリスマス・シーズンは欧米の休暇シーズンは、例年、流動性の低下で、乱
高下が起こる時が多々あります。しかし、今年の24日、25日。クリスマス
当日に、これほどのリスクオフが起こった記憶がありません。
 また、例年、欧米では、クリスマスが過ぎると、市場は新しい方向へと舵を
切っていくように認識してきましたが、引き続き、リスクオフの流れが続きそ
うに思っています。特に今年の年末年始は、諸々の不確定要因で、相場がかな
り荒れる可能性が高いと思われます。
 「観るも相場」と考えた方が良いかもしれません。


 このところの動きは、要人の誰々の発言や米政府機関閉鎖等の材料で動いた
云々言われますが、土台や背景が揃っていなければ、これほど大きくは動かな
かったでしょう。
 大きくは、10年を迎えようとしているアメリカ好景気の循環が、後退へと
動いていくのではないかという不安で、マイナスの芽ばかりが目に入り、不安
の種となり、リスクオフの土台が醸成されているのではないかと思えます。


 先週19日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)での今年4回目の利上げ
決定は、ほぼ(7割がた)予想通りでした。ただ一方で、株式や原油市場の不
安定な地合いの環境下での利上げは「普通そりゃ〜ないだろう」と見る向きも
あった中での利上げ。
 さらに、来年再来年に向けてのFOMC予想が下方修正されたとはいえ、市
場が感じている今後の予想からしたら、当局の立ち位置が強気にも見え、金融
政策による景気のオーバーキルの不安もリスクオフに繋がったものと見られま
す。
 急激な下げの後にある自立反発も見られるものと予想されますが、不安心理
が払しょくが見られない限り、相場の地合いの回復は難しいのではないかと思
います。


 そんな中での、ドル円為替相場。

 米国政府機関の一部閉鎖、不安的な株式市場などネガティブな要因に囲まれ
ての年末年始。2週間前の113円台から、さすがにリスクオフの流れに反応
して、110円割れも見ました。ただし、株式市場の下落の割には、意外と底
堅いという印象です。

 その裏には、今年のドル円相場の値幅が、このまま越年すれば、高値114
円55銭、安値104円56銭と過去最少記録だったこともありそうです。

 来年、米国の利上げはペースダウンの一方で、日本は消費税増税を実施後の
不透明感もあり、当分超緩和政策の出口への踏み出さないと見れば、日米金融
政策の格差から大きなドル安にはならないのではと思います。


 2018年は年初来、(今のところ)基本的にドル高その他通貨安(円は軽
微に円高)の推移でした。来年に向けて、米国の利上げ打ち止めの可能性もあ
りつつ、主要国の国債利回りを見れば、未だに米国が最も高い水準を保ってい
ます。

 他の主要国、例えば欧州を見ても、政治的不安定さ、景況感の悪化が見られ、
利上げは後づれする可能性があります。
 日本については、上記した通りで金利上昇は限定的でしょう。
 また、英国は引き続き、合意なきBREXITが不安要因です。

 米国の金融政策正常化の動きが、ほぼ中立になったところで、来年は今後の
為替相場の方向を模索していく年になるのではと思っています。

 まずは、2019年正月早々の注目は、4日に米国の12月の雇用統計の発
表です。


 今年も、億の近道、拙コラムをお読みいただき、ありがとうございました。

 読者の皆さまには、新しい年が幸多き一年になりますように心より祈念致し
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 本号の情報は12月26日の東京市場終値ベースを参照しています。
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大魔神氏リアルタイムトレード講座体験レポート




 「株式投資において最も重視している指標、もしくは投資の軸足としているのは何ですか?」

 こう問いかけられた時にどう答えるかを考えてみてください。


 私の場合は第一に『企業分析』であり、次に投資対象とする企業がもつ技術やサービスが社会や『潜在的なニーズ、市場』があるかどうか?というポイントを重視しています。

 その次が投資タイミングです。

 この三つ目の『投資タイミング』について、正直私は得意とまでは言えません。
 だからこそ、自分が確信を持った企業をコンスタントに下値で買い下がっていくという逆張り手法が私には馴染みました。


 「株の上げ下げを板の気配やチャートから見事に言い当ててしまう人がいるらしい…しかもそれをリアルタイムで実演するセミナーを開催している人がいる!!」

 耳を疑う、そんな魔法のようなことができる人が億の近道で今月12月から執筆を始めているのをご存知でしょうか?

その人こそ、その名も【大魔神氏】です。
http://okuchika.net/?cid=56


 私とは全く違う株式へのアプローチの仕方をしている大魔神氏に大変興味があったので、リアルタイムセミナー(9時〜15時)に参加させて頂き、大きな視点の違いに大変驚いた次第です!!

 セミナーの一日を通し、株価の上げ下げを実際に的中させるのを何度も目の当たりにしました。
 その的中率たるや70〜80%ほどは有るのではないかとも感じ、その相場感覚は大変に優れていると感じました。


 今回の記事では、リアルタイムトレードセミナーに実際に参加して感じたことについて簡単に紹介させて頂きます。


◆視るポイント

 間違いなくここが一番の違いでした。
 企業の実力やポテンシャルから株価を考察するためには当然、財務諸表(BS、PL、CF)の読み込みや業界、その企業のHPやIR資料など何かしらを読むことと思います。
 しかし、大魔神氏のセミナーにおいて最後までそれらについての単語すら出ては来ませんでした!
 「株価、板、出来高、チャート、全体地合い等をみれば株価の動きが強いか弱いかが判断できるから」ということなのです。


・何故強いのか?
・何故買われているのか?

 これらは個別の中をみないと分かりませんが、極端な話そんなこと知らなくても「上がるものは上がるし、下がるものは下がる!」

 こういう世界やスタイルがあることを知ってはいましたが、いざ実際に講義を聞き、実演を目の当たりにすると大変奥が深く、また非常に有益なことばかりでした!

 買うタイミングや売るタイミング、ストップ高を付けてからその後の動きにおいて見なければならないポイントなどなど、自分の手法に合わせて吸収できる技能はたくさんありました。


 大魔神氏のトレード手法をテクニカルという一言で形容するのはおそらく適切ではないでしょう。

 何故ならつまるところ『需給を読み解いて売買をする手法』だと感じたからです。

 需給とはつまり、『買う人と売る人の心理と背景からその後の行動予測をする』ことに他なりません。


 私の投資は企業がいわゆる『つぼみ、あるいはその前の状態』の時から投資し、それが花開いてから多くの人に注目されるのを楽しむ投資であるのに対し、大魔神氏は花開いてからの状態を観察して、投資判断をするのです。

 よって大魔神氏は私の真逆で、強い銘柄への順張り投資です。

 大魔神氏に学んだ多くの【気付き・学び】は実践して感覚を磨くことが重要で、やればやるだけ上達していくと確信できるものでした。

 私の感想としては、こうした売買に関する技は持っていた方が間違いなく良いと思いますし、トレードに関する能力が高いに越したことはありません。


 しかし、やはりトレードの技術だけで完結してしまうのは悲しいと思うのです。


◆企業を研究することは楽しい!

 一つの企業を調べると一つのビジネスモデルが理解できます。
 一つ、二つ、三つと知る・分かることが増えるということは、資産のみならず人生をも豊かにしてくれると私は信じていますし、やはり中長期で企業の成長を応援しつつ自分の資産も大きく増やすというのは投資の楽しさの一つだと思っています。

 なので、財務分析を中心にやってきた人はぜひ大魔神氏のセミナーに足を運んでもらい、逆にトレードを中心にやってきた方には山本潤氏の財務分析セミナーに参加してもらいたいというのを強く思った次第です(笑)

 幸いにも大魔神氏は来たる2月2日に億の近道にてセミナーを検討しているとのことなので、ぜひこの体験レポートで興味を持たれた方には参加してみてほしいです!

 また、トレードが主の方には山本潤氏の数式を元にした財務分析セミナーへの参加を強くオススメします!

 必ずや何かしらの気付き、学びがあり、明日の売買・投資における大きな糧になることと確信しています!
 究極的には両方できるようになってしまえば、これほど素晴らしいことはないでしょうから(笑)


 今回セミナーに参加させてもらえたおかげで能力もやる気も高まりました!!
 まだまだ厳しい相場が続くと思われますが、明けない夜も終わらない冬もありません。

 ぜひ、投資機会を探って資産を増やしましょう!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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孫子と三賢人のビジネス その4




産業新潮
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
1月号連載記事


■その4 国王と将軍、株主と経営者


●会社はだれのものか


 よくある議論のテーマですが、その際に混同されているのが、「会社はだれのものか」ということと、「会社はだれのためにあるのか」ということです。この二つの内容は全く異なっています。
 まず、「会社はだれのものか」という問いに対する答えは明快です。「会社は所有者たる株主のものである」と断言してかまいません。例えば、不動産に例えれば新宿駅前のアルタビルはだれのものかといえば、(不動産登記簿に記載された)所有者のものであることに意義を唱える人はいないでしょう。もしそうでなければ、アルタビルを買いたいと思う人は一体誰から買えばよいのか皆目見当がつきません。

 会社でも同じです。会社が株主名簿に記載された株主のものであることに疑いの余地はありませんし、だからこそ株式の売買が可能なのです。

 しかし、「会社はだれのためにあるのか」という問いに対する答えは全く別です。例えば、前記の不動産(アルタビル)のオーナーが、「自分のものだから」と言って、好き勝手に土地を使っていいというわけではありません。まず、建築基準法などにしたがって、容積率・耐震性などの制限を受けなければなりません。また、ビルで働く人々やテナントにやってくる顧客、さらには隣接するビルの関係者などの安全を図るため、消防法などに従って適正にビルを管理しなければなりません。不動産(ビル)は所有者のためだけに存在するのではなく、関係するすべての人のためにあるからです。一戸建ての住宅の場合でもそれは変わりません。近隣の住民やコミュニティとの関係無しに生活などできませんから、日影規制やゴミ出しのルールなどを守らなければなりません。

 会社も、その会社で生活の糧を得、自己実現を図る役職員はもちろん、その会社の製品やサービスを利用する顧客がいなければ成り立ちませんし、逆に言えば彼らのためのものでもあるのです。株主が所有者であることが明確ではあっても、社会あるいは市民に受け入れらない企業は価値を持ちません。さらには、ドラッカーが述べる「知識社会」での従業員は、「知識」という生産財を会社に提供しているわけですから、会社が従業員のためにあるという側面はより強まっているといえるでしょう。


●国王と将軍

 さて、このような「会社はだれのものか」というという問いに対して、孫子は「軍隊はだれのものか」という形で答えています。もちろん軍隊の所有者は国王ですが、将軍がきちんと統制し、将兵がその任務を遂行しなければ役に立ちません。持っているだけでは何の意味も無いのです。

 孫子はこのように述べています。
「国王にとって将軍は助け役であり、二人の関係が親密であればあるほど、良い成果を出せる。もしそのコミュニュケーションがうまくいかなければ、国家は弱くなる」。
 そして、三項目の注意すべき事柄を上げています。
1)戦争のことをよく知らないのに、軍隊を直接指揮しようとしてはならない。
2)戦争のことをよく知らないのに、将軍と一緒に軍隊を動かそうとしてはならない。兵隊はどちらの指示に従うか迷うことになる。
3)実戦のことも分からないのに、最前線で軍隊の指揮を行おうとしてはならない。兵士は迷い疑うことになる。


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
1月号をご参照ください。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。

★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


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 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
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★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
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★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


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若い甥に教えたい資産形成のための方法論や考え方 その3

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 やっと退院が出来て、次の抗がん剤の点滴は通院で、1月8日からの予定です。

 主治医からは寝たきりになると10日で筋力が2分の一になる。私の場合は30日も入院していたので筋力は8分の一です。

 歩くとふらつくこともあり、ズボンをはこうとして、よろけて畳の上に転んでしまいました。

 ただ、主治医からは出来るだけ普通の生活をするようにしなさい。外に駆け出せとはいわないが、人が少ない場所をマスクそして、毛糸の帽子などをかぶって暖かくして、ゆっくりと歩きだしなさい。

 ただ抵抗力が落ちているのと、インフルエンザが流行っている。風邪をひいて肺炎になると、抗がん剤の点滴が出来ないので、とにかく人込みは避けなさいと注意されました。



 今度、NPOイノベーターズ・フォーラムのおかげで2005年ごろ出版した『副業はサラリーマン』と『年収300万円の私を月収300万円の私にした投資戦略』に10年間の有料メルマガの原稿やトピックス。

http://www.iforum.jp/book.htm

 長生きしすぎるリスクだけを考えて、お金を使えないで死んでしまう危険にぶち当たったこと。

 お金はあの世には持っていけないので、有効に使っていかないと、悲しいことになること。

 交通事故で死んでしまうより、余命をいただいいたので、残す財産はしっかりと妻に100%残すための公正証書の遺言状にどんなことを書いたか。

 妻の強い希望で、会社を清算することにしましたが、生きている時は、実に有効な節税手段ですが、清算するときはゴッソリとコストがかかることが分かったこと。また税理士に相談すると、素人では気が付かないような節税の手段もあるということ。

 そんなことが本の内容になります。


 私が『副業はサラリーマン』と『年収300万円の私を月収300万円の私にした投資戦略』を出版した2005年ごろに、JR四ッ谷駅近くの居酒屋で、私は先輩の投資家から厳しい批判の矢面に立っていました。

 久しぶりに参加した、ある勉強会のあと、数人の投資家仲間と意見交換のために入った居酒屋でのことでした。

 私はこの勉強会の最後に恒例になっている短い自己紹介のなかで東洋経済新報社から2005年10月27日に新発売される投資の本「副業はサラリーマン 年収3000万円、資産1億円超を実現した私の投資法」の紹介をしたことに対する厳しい批判でした。


 「石川君、株式投資はずるくて汚いやつしか稼げない世界だ。そんな世界に個人投資家を誘うような本は、すべて悪書だ。」

 あまりの先輩の舌鋒の鋭さに、唖然とした若い勉強仲間が間に入ってとりなそうとしてくれるのを制して、私は神妙に先輩の話を聞き続けていました。

 「投資は専門家に任せておけばいい。インターネットで儲かった、儲かったと騒いでいるやつらは、全部偽者だ。株式投資で稼いだことをホームページなどを使って自慢するやからは、とんでもないまがい物だ。たかだか5億や10億、株で稼いだからといっていい気になって自慢するのは、心得違いもはなはだしい。」

 私はこの先輩投資家の話を、熱くなって反論せずに、冷静な気持ちで聞くことができている自分の成長を、少しだけ喜びながらも、この批判にきちんと答えるためにはどう話したらいいかを考えていました。

 ただ、お酒が入った席で、むきになって議論をするのは、まったくつまらないことだと考えていたので、その場で反論するつもりはありませんでした。
 趣味の世界の話なら、酒の肴にもなるし、大好きです。しかし真剣に意見をぶつけ合うならアルコールなどが入らない状態で、冷静に意見を交換し合うべきだというのが、私の持論でもあります。その持論を変えるつもりはまったくありませんでした。

 この先輩は私より確実に相場が上手な投資家です。
 ご自分でも株式投資で10年以上勝ち続け20億円に近い資産を作りました。しかし、その資金を株式投資により、一度はすべてを失ったことがあることをご本人から教えていただいたことがあります。


 これは先輩の偽らざる本音かもしれないとは思いつつ、私は心の中で、「それは違う」と言い続けていました。確かに株式市場を短期で捉えると、強い投資家が弱い投資家から資金を簒奪していく場所であるという、ゼロサムゲームが行われている面もあります。しかし株式投資にはゼロサムゲーム以外の面も持っています。
 確かに欲と恐怖をコントロールできずに破綻する人も多いのが株式市場など相場の世界です。しかし自分の欲と恐怖を見据えて、欲と恐怖をコントロールできるようになれば、株式市場は投資家に多くの素晴らしいプレゼントを与えてくれる場所でもあるのです。

 よく機関投資家で働いていて、最後には相場の苦しさに音を上げて、大学の先生などになった人が、「相場はバクチだから手を出さないほうが利口だ。それより自分の仕事の能力を磨いて、自分の才能に自己投資して、仕事の能力を磨いたほうが自分の生涯賃金が大きくなる」という意見を述べていることがあります。これも投資をバクチにして失敗してしまった人の偏った意見だと、私は考えています。


 私は「投資は専門家のものだ」などというのは、明らかに間違いだと考えています。むしろ投資こそ個人のものであるべきなのだと考えています。

 私の周りには、素晴らしい個人投資家がたくさんいます。
 一番の年長者は70歳を越えています。いまから20年以上前に不動産投資と株式投資で資産を作り、50歳のとき務めていた県庁を、早々と退職して、自分の資産運用だけで生活することを始めた、私の理想の師匠です。

 その当時に年間家賃収入800万円を確保して、その安定した家賃収入で悠々自適な生活をしていました。株式投資も行っていますが、その投資総額は600万円くらいです。そして毎年200万円から300万円を確実に株式市場から確保しているとのことでした。

 証券会社の仲の良い社員の人に確認したら、間違いなく毎年稼ぎ続けている素晴らしい投資家だということが分かりました。自宅にお邪魔して海外旅行の映像を見せていただいたこともあります。

 60歳からは毎年2回海外旅行にでかけ、70歳を超えてからは毎年3回、4回と大好きな海外旅行に出かける回数が増えています。とてもうらやましい人生だとあこがれている投資家です。だから私の投資も、この師匠のアセット・アロケーションに段々近づいていけたらいいな〜と考えて、行動していました。

 歳を取った投資家ばかりではなく若くても優秀な投資家もたくさんいます。
 株式投資で億単位の資金を稼ぎ5〜6年で10億円以上稼いだ人も二人知っています。その他にも5年程度のスパンで1億円以上の資金を稼ぎ出した人はたくさんいるし、株式投資で稼いだ資金のおかげで、それまで務めていたサラリーマンを卒業して、好きな仕事を始めた人も5人以上知っています。みな個人投資家でした。

 みな違うやり方で株式投資で稼いでいます。
 デイ・トレードからバリュー投資まで、千差万別の自分にあった投資手法を身につけて、リスクをコントロールして確実に株式市場から資金を得ています。

 私もこのような優秀な個人投資家から心構えやリスク管理、投資手法を学び、自分でも実践し、サラリーマンを定年より早く卒業することができました。


 会社を辞めるとき、当然に迷いました。
 今の会社にあと3年間勤め続け定年退職まで我慢して居座れば、着実に安定した経済的メリットが年間1000万円以上に上ることが分かっていました。
社宅、健康保険、年金、福利厚生施設。サラリーマンとしての数々のメリットを捨てるにはかなりの覚悟がいりました。

 でもたった一度の人生を自分が満足するように充実して生きてみたいという思いを捨てることはできませんでした。サラリーマンを辞めることのメリットとデメリットを分析し、判断し、辞めると決断し、勇気を持って実行することができたのも、株式投資で常に判断、決断、実行のプロセスを繰り返し訓練していたことの賜物だと感じています。株式投資はお金という宝物も与えてくれましたが、それ以上の多くの能力を私に与えてくれたと感謝しています。


 そんな株式投資をバクチだからと避けるのは、本当にもったいないことだと思います。

 株式投資は素晴らしいものであることを、お金を増やす面からばかりでなく、人生を充実して豊かに生きるために活かす道をご紹介できれば、私と同じような悩みを持っているサラリーマン仲間のお役に立てるのではないかと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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