世界ETF450兆円市場動向から見た投資家動向



 こんにちは。CFPの梶原真由美です。

 娘の保育園入園から早くも2ヶ月が経過しました。最初は預けるときに泣いていた娘も今では笑顔で手を振って送り出してくれるようになりました。
 毎朝、園に娘を置いて出るときに保育士さん達の「いってらっしゃい!」に励まされ感謝し、今日も仕事を頑張ろうと思うこの頃です。


 さて、みなさんはETFをご存知でしょうか?

 資産運用にETFを活用されている方も少なくないのではないでしょうか?

 ETFという言葉も昨今の日銀量的緩和に基づくETFの買い入れニュース等で耳にすることも増えてきましたが、ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、上場投資信託のことです。

 その名の通り投資信託が上場しているので、証券取引所が開いている時間はいつでもリアルタイムで値段が動いており、自由に売買出来ます。


 ETFの代表的なメリットにコストが低い事が挙げられますが、一般的な投資信託と比較して、以下の3点の理由から信託報酬が安くなっています。

 ・信託報酬のうち販売会社に支払う部分がない
 ・インデックス運用なので運用コストが低い
 ・現物拠出型のETFは、株式売買コストが不要となる


 先日、世界で6番目のETF・ETPスポンサーであるウィズダムツリー・ジャパン社のセミナーに参加してきました。

ウィズダムツリー・ジャパン
https://www.wisdomtree.jp/

 同社の抱えるETFストラテジスト、渡邊雅史氏はETF市場の分析やETFを用いた運用戦略の立案・提案業務に従事しており、今回の講演でも「ETF市場動向から見た投資家動向」をテーマに語られていました。
 その内容がとても興味深いものだったのでみなさんにもシェアしたいと思います。


■なぜETFで投資家動向がわかるのか?

 世界のETF残高は2017年4月に4兆ドル超えました。
 東京証券取引所の時価総額は約5兆ドルですが、比較するとETFの市場規模の大きさがおわかりいただけるかと思います。
 2005年に425億ドルであったことを踏まえると、年間20%弱も残高を増やしてきたことになります。

 更に今後の予想では2021年には7兆ドルを超えるとされており、今後も残高の伸びは増加していく見込みです。

 また、投資信託残高の推移を追うと、アクティブファンドから流出した資金がパッシブファンドに流入しています。
 更には、パッシブファンドの内、3分の1程度がETFとなっています。

 ETFの市場規模は拡大を続けており、ETF業界の資金フローを追うことで投資家動向を見て取る事が出来ます。


■ETFを通して見る投資家動向(2017年1月〜5月)
 ウィズダムツリー・ジャパン渡邊雅史氏

・資金は米国から米国外へ
 米国にネガティブというよりは、新興国に対してのリスクオンか

・欧州株へのフローは復活、ただし今回は為替ヘッジせず
 2015年初頭にも同じ流れはあったが、その際ユーロに対しては為替ヘッジをする傾向があった。今回は欧州株買いのユーロ買いである。

・エマージング株へのフローは堅調
 2016年秋頃から新興国へは資金流入が続いており、現在もそれは続いている。

・日本株はトレンドは良くないが、余力はある
 海外投資家の日本株への資金フローを追うと、日経平均2万円だった2016年4月頃と比べ現在値を戻している今でも半分も戻ってきていない。
 つまり海外投資家の資金が日本株に戻ってくれば日経平均は更に上昇の余地がある。

・米国株の小型・バリュー相場は一服
 2016年〜2017年頭に米国小型・バリュー株への資金流入が拡大していたが、現在は落ち着きを見せている。

・ドル建て債券はエマージング+バンクローンの一方で、長期国債にも流入
 米ドル建て債券セクターETFの資金フローを追うと、エマージング債とバンクローンへの流入が拡大している。
 今後利上げ観測があるものの、長期国債への資金流入も拡大中。


■これからの投資戦略
 ウィズダムツリー・ジャパン渡邊雅史氏

・エマージング株へのトレンド注目点はインド。
 インドの改革プログラムは実行中で、行動力もある。

・共和党トレードの復活で米国小型株に注目
 中小小型株は米国内で利益を稼ぐ企業が多い。結果として米国における法人税減税の恩恵を受けやすく、損益期待が大きい。
 とはいえ、安易に小型株を買うのではなく「利益の出ている中小企業」を選別して買っていく必要がある。

・金利リスクをヘッジした米国債券総合ポートフォリオ
 金利上昇に備えた戦略として、ネガティブデュレーションETF(デュレーションがマイナスのETF)を保有することで、デュレーションをほぼゼロにし、イールドを確保するといったポートフォリオを持つことが可能。


 いかがでしたでしょうか?

 特に最後のネガティブデュレーションETFを利用した金利上昇リスクをヘッジする戦略は面白いなと感じました。
 米国の利上げ観測に伴い、2014年頃から登場しはじめたETFだそうです。


 国内市場のETFは未だ商いが薄い為、現状では少々使い勝手が悪いのが残念ですが、もっと国内でもETFが流行すれば私達個人投資家にも、低コストで良質な運用が出来る機会が増えるのではないかと思います。


株式会社マネーライフプランニング
パートナーCFP(R) 梶原 真由美


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具体的な老後資金のプランニングをしたい方はこちら
↓(6月はあと先着2名様受付限りです)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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為替市場動向〜新たな進展待ちで膠着状態?〜

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 GWに始まった5月も今日が月末。そして、新年度に入ってから2か月が経ちます。

 この間、フランス大統領選挙で極右(+極左)勢力の台頭による所謂「ルペン・リスク」は、中道候補・マクロン氏の勝利により緩和されたのも束の間、新たな米国発のホワイトハウス「ロシアゲート」疑惑、そして、未だ続く北朝鮮情勢の緊迫化もあり、それらが、マーケットの不透明要因として重石になっています。

 トランプ政権の「ロシア・ゲート」疑惑の関連調査が特別検察官によって始まっていますが、調査結果が出るまでには短くても数か月〜半年はかかると言われます。
 支持率が大きく低下する中で、政権に期待されていた税制改革、国内のインフラ整備のための財政支出の早期実現の可能性は更に低下しています。

 ちなみに、トランプ大統領が辞任した場合には、副大統領ペンス氏が、次には下院議長のライアン氏、上院仮議長、国務長官、財務長官が続くという継承順位があります。
 今日も、トランプ政権では広報担当部長の辞任が伝わり、政権内でのゴタゴタによる信頼感の低下がメインである目玉政策への期待を剥がします。


 この間に、主要通貨の対ドルのパフォーマンスで最も上昇したのはユーロとデンマーク・クローネ。最も下落したのはブラジル・レアル、豪ドルが次に続きました。

 ドル・円相場は、フランスで極右極左対決の可能性への反応で安値108.13をつけたのを底に第一回選挙でのマクロン氏優勢を好感したリスクオンの円売りで114.37まで反騰。115円の壁を重く感じている間に、アメリカ発のスキャンダルが引き金となり、5月末の今日は、新年度4月月初の110円後半と同じ水準まで戻ってきたことになります。方向感がはっきりしない膠着相場が続く可能性が高いと思います。状況を注意深く見守る姿勢でいきます。


 スキャンダルはさて置き、米国の金融政策についてみましょう。

 6月は13〜14日に米金融政策を決めるFOMCが開かれ,米国時間14日には結果とともに、議長会見も予定されています。
 関係者の発言、市場予想から6月の利上げは有る確率は9割強と高くなっています。

 一方で、今後の利上げ見通しは、9月は確率が低く、12月も以前よりも確率が低下しています。従来の政策へ正常化を図る道は,経済指標次第という文言がこれまで繰り返されています。そんな中、このところの経済指標は、特に個人所得、個人消費が冴えず、物価指標動向も利上げの決め手になるほどの上昇が見られません。
 今年中に始めるといわれるバランスシートの縮小のプランもどうなるのか?
 今後の経済指標次第、特にインフレ関連指標が注目されることになります。
 6月の利上げは期待通りとされ、決定されても相場の反応は薄いとみていますが、イエレン議長の会見での今後への見解は注目されます。

 来年2018年に、イエレン議長が任期を迎えます。トランプ政権では再任はないと見られています。任期までにイエレン議長がどう正常化への道を仕上げていくのか、注目します。


 金融政策の変化で注目されてきたのがユーロです。4月のフランス大統領選挙結果で、ユーロショートは買い戻されました。政治リスク軽減の他に、ECBの量的緩和政策の変更の可能性からもユーロは上昇しました。
 3月にECB筋から出たテーパリング発言からECBの政策変更への期待が膨らんだわけですが、このところ、各方面から様々な要人発言が聞かれます。

 ドラギ総裁の「金融量的緩和は未だ必要」、ドイツ・メルケル首相の「ユーロは安過ぎる」、ドイツ連銀総裁の「インフレは抑制されている」等々。さまざまな見方が示される中で、ユーロ相場は先週央に対ドルで年初来1.1268をつけて以来、1.11台へ押し戻されて調整している印象です。

 量的緩和からの変更の背景とされてきたインフレ指標の持ち直しが、このところ緩んできていること(←原油価格の反落も影響もあり?)も、政策変更は緩やかなペースで行われ、バランスシートの縮小についても、かなりの年月をかけて行っていくイメージを連想させます。その状況が続けば、ユーロ反発ペースも緩やかになる可能性が高まると思います。

 ユーロ関連では、9月にドイツの総選挙、来年前半に任期を迎えるイタリア議会の総選挙が注目されます。特にイタリアは、反ユーロの五つ星運動の支持率動向が材料にされそうです。


 その他の通貨で気になるのは、鉄鋼価格の下げと住宅ブームでの債務上昇が懸念され下げている豪ドル、一方で乳製品価格上昇で上昇しているニュージーランド・ドルのオセアニア通貨の対照的な動向。また、6月8日に総選挙を迎える英国ポンドの動向も注目されます。


 明日から始まる6月は四半期末、半期決算月でもあります。区切りの月特有の調整の動きも出るでしょうし、政治スキャンダルと関連して「まさか」の可能性も否定できません。微妙な状況を見守りつつ、どちらにでも動ける態勢でいようと考えています。

 最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。


※5月31日東京時間12:00執筆
 本号の情報は5月30日のニューヨーク市場終値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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億の近道2017/05/31


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2017/05/31

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
       (本日の担当:式町みどり&梶原真由美)

  ◆コラム「為替市場動向〜新たな進展待ちで膠着状態?〜」
       :式町みどり
  ◆コラム「世界ETF450兆円市場動向から見た投資家動向」
       :梶原真由美


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◆コラム「為替市場動向〜新たな進展待ちで膠着状態?〜」


 GWに始まった5月も今日が月末。そして、新年度に入ってから2か月が経
ちます。

 この間、フランス大統領選挙で極右(+極左)勢力の台頭による所謂「ルペ
ン・リスク」は、中道候補・マクロン氏の勝利により緩和されたのも束の間、
新たな米国発のホワイトハウス「ロシアゲート」疑惑、そして、未だ続く北朝
鮮情勢の緊迫化もあり、それらが、マーケットの不透明要因として重石になっ
ています。


 トランプ政権の「ロシア・ゲート」疑惑の関連調査が特別検察官によって始
まっていますが、調査結果が出るまでには短くても数か月〜半年はかかると言
われます。
 支持率が大きく低下する中で、政権に期待されていた税制改革、国内のイン
フラ整備のための財政支出の早期実現の可能性は更に低下しています。

 ちなみに、トランプ大統領が辞任した場合には、副大統領ペンス氏が、次に
は下院議長のライアン氏、上院仮議長、国務長官、財務長官が続くという継承
順位があります。
 今日も、トランプ政権では広報担当部長の辞任が伝わり、政権内でのゴタゴ
タによる信頼感の低下がメインである目玉政策への期待を剥がします。


 この間に、主要通貨の対ドルのパフォーマンスで最も上昇したのはユーロと
デンマーク・クローネ。最も下落したのはブラジル・レアル、豪ドルが次に続
きました。

 ドル・円相場は、フランスで極右極左対決の可能性への反応で安値108.
13をつけたのを底に第一回選挙でのマクロン氏優勢を好感したリスクオンの
円売りで114.37まで反騰。115円の壁を重く感じている間に、アメリ
カ発のスキャンダルが引き金となり、5月末の今日は、新年度4月月初の11
0円後半と同じ水準まで戻ってきたことになります。方向感がはっきりしない
膠着相場が続く可能性が高いと思います。状況を注意深く見守る姿勢でいきま
す。


 スキャンダルはさて置き、米国の金融政策についてみましょう。

 6月は13〜14日に米金融政策を決めるFOMCが開かれ,米国時間14
日には結果とともに、議長会見も予定されています。
 関係者の発言、市場予想から6月の利上げは有る確率は9割強と高くなって
います。

 一方で、今後の利上げ見通しは、9月は確率が低く、12月も以前よりも確
率が低下しています。従来の政策へ正常化を図る道は,経済指標次第という文
言がこれまで繰り返されています。そんな中、このところの経済指標は、特に
個人所得、個人消費が冴えず、物価指標動向も利上げの決め手になるほどの上
昇が見られません。
 今年中に始めるといわれるバランスシートの縮小のプランもどうなるのか?
 今後の経済指標次第、特にインフレ関連指標が注目されることになります。
 6月の利上げは期待通りとされ、決定されても相場の反応は薄いとみていま
すが、イエレン議長の会見での今後への見解は注目されます。

 来年2018年に、イエレン議長が任期を迎えます。トランプ政権では再任
はないと見られています。任期までにイエレン議長がどう正常化への道を仕上
げていくのか、注目します。


 金融政策の変化で注目されてきたのがユーロです。4月のフランス大統領選
挙結果で、ユーロショートは買い戻されました。政治リスク軽減の他に、EC
Bの量的緩和政策の変更の可能性からもユーロは上昇しました。
 3月にECB筋から出たテーパリング発言からECBの政策変更への期待が
膨らんだわけですが、このところ、各方面から様々な要人発言が聞かれます。

 ドラギ総裁の「金融量的緩和は未だ必要」、ドイツ・メルケル首相の「ユー
ロは安過ぎる」、ドイツ連銀総裁の「インフレは抑制されている」等々。さま
ざまな見方が示される中で、ユーロ相場は先週央に対ドルで年初来1.126
8をつけて以来、1.11台へ押し戻されて調整している印象です。

 量的緩和からの変更の背景とされてきたインフレ指標の持ち直しが、このと
ころ緩んできていること(←原油価格の反落も影響もあり?)も、政策変更は
緩やかなペースで行われ、バランスシートの縮小についても、かなりの年月を
かけて行っていくイメージを連想させます。その状況が続けば、ユーロ反発ペ
ースも緩やかになる可能性が高まると思います。

 ユーロ関連では、9月にドイツの総選挙、来年前半に任期を迎えるイタリア
議会の総選挙が注目されます。特にイタリアは、反ユーロの五つ星運動の支持
率動向が材料にされそうです。


 その他の通貨で気になるのは、鉄鋼価格の下げと住宅ブームでの債務上昇が
懸念され下げている豪ドル、一方で乳製品価格上昇で上昇しているニュージー
ランド・ドルのオセアニア通貨の対照的な動向。また、6月8日に総選挙を迎
える英国ポンドの動向も注目されます。


 明日から始まる6月は四半期末、半期決算月でもあります。区切りの月特有
の調整の動きも出るでしょうし、政治スキャンダルと関連して「まさか」の可
能性も否定できません。微妙な状況を見守りつつ、どちらにでも動ける態勢で
いようと考えています。

 最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。


※5月31日東京時間12:00執筆
 本号の情報は5月30日のニューヨーク市場終値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
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クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


◆コラム「世界ETF450兆円市場動向から見た投資家動向」


 こんにちは。CFPの梶原真由美です。

 娘の保育園入園から早くも2ヶ月が経過しました。最初は預けるときに泣い
ていた娘も今では笑顔で手を振って送り出してくれるようになりました。
 毎朝、園に娘を置いて出るときに保育士さん達の「いってらっしゃい!」に
励まされ感謝し、今日も仕事を頑張ろうと思うこの頃です。


 さて、みなさんはETFをご存知でしょうか?

 資産運用にETFを活用されている方も少なくないのではないでしょうか?

 ETFという言葉も昨今の日銀量的緩和に基づくETFの買い入れニュース
等で耳にすることも増えてきましたが、ETFとは、「Exchange Traded Fund」
の略で、上場投資信託のことです。

 その名の通り投資信託が上場しているので、証券取引所が開いている時間は
いつでもリアルタイムで値段が動いており、自由に売買出来ます。


 ETFの代表的なメリットにコストが低い事が挙げられますが、一般的な投
資信託と比較して、以下の3点の理由から信託報酬が安くなっています。

 ・信託報酬のうち販売会社に支払う部分がない
 ・インデックス運用なので運用コストが低い
 ・現物拠出型のETFは、株式売買コストが不要となる


 先日、世界で6番目のETF・ETPスポンサーであるウィズダムツリー・
ジャパン社のセミナーに参加してきました。

ウィズダムツリー・ジャパン
https://www.wisdomtree.jp/

 同社の抱えるETFストラテジスト、渡邊雅史氏はETF市場の分析やET
Fを用いた運用戦略の立案・提案業務に従事しており、今回の講演でも「ET
F市場動向から見た投資家動向」をテーマに語られていました。
 その内容がとても興味深いものだったのでみなさんにもシェアしたいと思い
ます。


■なぜETFで投資家動向がわかるのか?

 世界のETF残高は2017年4月に4兆ドル超えました。
 東京証券取引所の時価総額は約5兆ドルですが、比較するとETFの市場規
模の大きさがおわかりいただけるかと思います。
 2005年に425億ドルであったことを踏まえると、年間20%弱も残高
を増やしてきたことになります。

 更に今後の予想では2021年には7兆ドルを超えるとされており、今後も
残高の伸びは増加していく見込みです。

 また、投資信託残高の推移を追うと、アクティブファンドから流出した資金
がパッシブファンドに流入しています。
 更には、パッシブファンドの内、3分の1程度がETFとなっています。

 ETFの市場規模は拡大を続けており、ETF業界の資金フローを追うこと
で投資家動向を見て取る事が出来ます。


■ETFを通して見る投資家動向(2017年1月〜5月)
 ウィズダムツリー・ジャパン渡邊雅史氏

・資金は米国から米国外へ
 米国にネガティブというよりは、新興国に対してのリスクオンか

・欧州株へのフローは復活、ただし今回は為替ヘッジせず
 2015年初頭にも同じ流れはあったが、その際ユーロに対しては為替ヘッ
 ジをする傾向があった。今回は欧州株買いのユーロ買いである。

・エマージング株へのフローは堅調
 2016年秋頃から新興国へは資金流入が続いており、現在もそれは続いて
 いる。

・日本株はトレンドは良くないが、余力はある
 海外投資家の日本株への資金フローを追うと、日経平均2万円だった201
 6年4月頃と比べ現在値を戻している今でも半分も戻ってきていない。
 つまり海外投資家の資金が日本株に戻ってくれば日経平均は更に上昇の余地
 がある。

・米国株の小型・バリュー相場は一服
 2016年〜2017年頭に米国小型・バリュー株への資金流入が拡大して
 いたが、現在は落ち着きを見せている。

・ドル建て債券はエマージング+バンクローンの一方で、長期国債にも流入
 米ドル建て債券セクターETFの資金フローを追うと、エマージング債とバ
 ンクローンへの流入が拡大している。
 今後利上げ観測があるものの、長期国債への資金流入も拡大中。


■これからの投資戦略
 ウィズダムツリー・ジャパン渡邊雅史氏

・エマージング株へのトレンド注目点はインド。
 インドの改革プログラムは実行中で、行動力もある。

・共和党トレードの復活で米国小型株に注目
 中小小型株は米国内で利益を稼ぐ企業が多い。結果として米国における法人
 税減税の恩恵を受けやすく、損益期待が大きい。
 とはいえ、安易に小型株を買うのではなく「利益の出ている中小企業」を選
 別して買っていく必要がある。

・金利リスクをヘッジした米国債券総合ポートフォリオ
 金利上昇に備えた戦略として、ネガティブデュレーションETF(デュレー
 ションがマイナスのETF)を保有することで、デュレーションをほぼゼロ
 にし、イールドを確保するといったポートフォリオを持つことが可能。


 いかがでしたでしょうか?

 特に最後のネガティブデュレーションETFを利用した金利上昇リスクをヘ
ッジする戦略は面白いなと感じました。
 米国の利上げ観測に伴い、2014年頃から登場しはじめたETFだそうで
す。


 国内市場のETFは未だ商いが薄い為、現状では少々使い勝手が悪いのが残
念ですが、もっと国内でもETFが流行すれば私達個人投資家にも、低コスト
で良質な運用が出来る機会が増えるのではないかと思います。


株式会社マネーライフプランニング
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痛感しています。」と題し、火曜日の億の近道に掲載した内容に加え、今後の
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 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日〜11月22日
 配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信
 ※この銘柄は2回配信しました。

 研究銘柄パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%〜100% 2銘柄
 +25%〜50% 14銘柄
 +10%〜25% 15銘柄
    0〜10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


 コラム銘柄は、261勝9敗でした。コラム銘柄の最高パフォーマンスは、
 7月26日配信メガチップス(6875)の+121.06%でした。

 コラム銘柄パフォーマンス分布
 +100%以上    1銘柄
 +50%〜100% 31銘柄
 +25%〜50%  66銘柄
 +10%〜25%  98銘柄
    0〜10%  65銘柄
 0%以下       9銘柄


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
 安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
 割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



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【力強い中小型株を研究!取材結果レポート多数!】



【5/29第146号では】


■相場展望
■特別IPO銘柄報告:うるる(3979)について
■炎の注目銘柄コメント(7銘柄)


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【5/22第145号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=7037


【5/29第146号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=7050


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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
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編集者:億の近道発行プロジェクト
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特別編:本日の有料メルマガコラムから リスクを取って株へ投資して良かった

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 本日は特別に、最新号(本日配信)の有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」のコラムの一部を掲載いたします。

 自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。


=コラム「リスクを取って株へ投資して良かった」=
 (有料メルマガ第434回・2017/5/30配信号)



【前略】


― 日本を代表する大型株の10年間のチャートを見ると定額貯金よりは運用成績はずいぶんましですが、リスクを取った割には見返りが少なかったと感じます。それに引き換え中小型株のパフォーマンスの良さが際立ちます。このメルマガで分析しやすい中小型株を中心に研究銘柄として取り上げてきたのは正しかったことも確認できたので、これからも中小型株主体で研究銘柄にしていこうと考えています ―


 私がサラリーマンを卒業して12年目に入りました。
 サラリーマンを卒業したのは、このメルマガをスタートする3年ほど前のことです。全ての資金を株に投資するわけにはいかなかったので、リスクのない郵便局の10年満期の定額貯金にもお金を預けて、いざというときに備えてきました。

 ちょうど10年前に預けた分が次々に満期になっています。10年前に満期を迎えた高利回りの定額貯金などから預け替えをした分なので金利は20年前の定額貯金の金利に比べてやはり10分の一くらいになっていました。
 しかし安全には換えられないと考えた末の判断でした。
 その後も、失われた30年と揶揄されるような日本経済の低迷が続いてきました。

 しかし物の値段はこの十年間でも少しずつ上昇してきています。上がらないのは特売日の卵の値段くらいでしょうか。


 リスクを覚悟して投資した株のパフォーマンスはどうなったのでしょうか。

 アベノミクスがスタートした後の5年間は株価がずいぶん上昇したように感じられます。いま満期を迎える定額貯金よりもずっと良い運用成績を達成している銘柄も多いです。

 私がサラリーマンを卒業した後、リーマンショックが起こり、東日本大震災も発生しました。その後にもギリシャのデフォルト不安や中国不安、イギリスのEU離脱の国民投票の結果、朝鮮有事の可能性など、株式市場を大きく揺さぶる出来事が次々に襲ってきて、日本企業の株は炭坑のカナリヤのように、当事国の株価より大きく下げることが起こってきました。

 しかし、それほどのリスクが次々と起きてきたのに企業のファンダメンタルズを調べた上で分散投資さえ行っていれば、この10年で考えても株で運用する資産は10年前の2倍程度には増加していると考えて良いと思います。
 少なくとも私の株のポートフォリオはサラリーマンを卒業した時点と比較して、配当と優待を除いても2倍程度には成長しています。

 このメルマガのコラムで何度か書いてきたように、できるだけリスクの少ない資産株(=資産の割安株)を主体にポートフォリオを作っているにも関わらず、定額貯金とは比較できないほどの優れた運用成績となっています。

 定額貯金の利息と比較するために、日本を代表する優良企業である大型株の株価を調べてみて愕然としたのですが、大型株の株価は今日の研究レポートで調べたトヨタ自動車ばかりではなく、この10年間ではマイナスとなっている総合商社や、一旦破綻して破たん前の株主にはお金が戻らなかった日本航空、これから上場を廃止させられるリスクのある東芝などもありますが、きちんと利益を増加させていても10年前の株価と比較して、あまり上昇していない大型株も多いことに気がついてドキリとしました。

 それに引き換え、ビジネスが分かりやすい中小型株のパフォーマンスは大型株より、かなり良いことが今回の調べで確認できました。


 まず日本を代表する企業として10年前から優良企業として認められていた大企業を、いろいろな業界から10社選び10年間のチャートを並べてみます。

 中小型株としては、株価が上がっている企業ばかりを選んでいるわけではないことが確認できるように、2008年12月からスタートした、このメルマガの第1回目から第10回目までの研究銘柄の10年間のチャートと、レポートを書いた日の終値と2017年5月26日の終値を確認してみます。

 研究銘柄の中には、あまり株価が上昇していない日本フエルトのような企業もありますが、配当と優待を行っている企業なのでの配当は10年間で1株当たり155円。優待は変更(⇒増配と共に少し優待の改悪)がありましたが、10年間持ち続けていると優待が1株当たり88円。合計で243円と10年前の株価の5割以上(57%)になります。

 やはりビジネスモデルも資産内容も分析しやすい中小型株を研究銘柄に選ぶ方が投資していて安心だし、資産も増える。そう考えて、これからも中小型株を中心に研究銘柄を選んでいこうと思います。
 ただし、今日の最後に今後の研究銘柄候補として取り上げる3つの企業のうち3社はビジネスモデルが分かりやすく、10年間でも上げ続けている大型株が2社入っています。


【日本を代表する大型株の10年間のチャート】

〇大林組
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=1802&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇信越化学工業
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4063&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇NTT
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9432&ba=1&n_cid=DSMMAA13


〇三菱UFJフィナンシャル・グループ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=8306&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇京セラ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6971&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇武田薬品工業
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4502&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇ブリヂストン
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=5108&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇三菱商事
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=8058&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇ソフトバンクグループ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9984&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇東海旅客鉄道(JR東海)
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9022&ba=1&n_cid=DSMMAA13


【第1回目から第10回目までの研究銘柄】


第1回 ヤマハ

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=7951&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2008年12月16日)の終値851円
C.2017年5月26日の終値3590円(+322.1%))


第2回 オーナンバ

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=5816&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2008年12月25日)の終値210円
C.2017年5月26日の終値445円(+111.9%)


第3回 オイレス工業

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6282&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月10日)の終値1304円
  2014年10月に1株⇒1.2株に株式分割しているので、調整すると
  1086円
C.2017年5月26日の終値1941円(+78.7%)


第4回 EIZO(当時はナナオ)

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6737&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月17日)の終値1435円
C.2017年5月26日の終値4230円(+194.8%)


第5回 日本フエルト

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=3512&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月23日)の終値420円
C.2017年5月26日の終値517円(+23.1%)


第6回 日東電工

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6988&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月30日)の終値1689円
C.2017年5月26日の終値8926円(+428.5%)


第7回 テイ・エス テック

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=7313&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月6日)の終値490円
C.2017年5月26日の終値3150円(+542.9%)


第8回東京応化工業

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4186&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月13日)の株価1409円
C.2017年5月26日の終値3615円(+156.6%)


第9回 JSR

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4185&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月20日)の終値1118円
C.2017年5月26日の終値1872円(+67.4%)


第10回 日本管財

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9728&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月27日)の終値1212円
  2015年10月に1株⇒2株に株式分割しているので、調整すると
  606円。
C.2017年5月26日の終値1860円(+206.9%)



 最近は、自分が多めに投資している低PERかつ低PBRで配当利回りも高い企業の株が大きく下げてしまうことも多いです。

 ポートフォリオの銘柄で多めに投資している企業ばかりに、そのようなことが起こると、ついもっと上げそうな企業の株にシフトしたいと考えるようになります。

 しかし、シフトした途端に売ってしまった企業の株が大きく上げることも起こります。ファンダメンタルズをじっくり検討して投資したなら、他の投資家の売買によるとばっちり(=需給)で下げることには我慢して耐えていくことが大事だと感じます。

 よく自分に言い聞かせていることは『ポートフォリオの毎日の増加額ばかり気にしてはいけない(=利益の増加ばかり気にしてはいけない)』ということです。

 私が株式投資をするのは株式投資をして稼ぐためです。だから投資で稼いだ利益の額は気にしています。儲けの額に執着することはけして悪いことでは有りません。しかし毎日の投資額の増加ばかりを気にしていても進歩は有りません。

 投資では一時的な儲けの額よりも、投資で正しい判断が出来たか、その判断どおり投資できたかどうかがより重要なのです。儲けの額ばかり、結果ばかりを気にしていては、投資力はついてきません。

 無尽蔵に資金を持っているわけではないので、自分の手持ち資金で、どの株に投資するか、投資家は常に選択を求められています。また、いま投資している株より利益が得られそうな投資候補の株が出てきたとき、いま所有している株を売って資金を作り、新しい株に投資するという判断をすることもあります。

 その結果、新しく買った株が思惑通りあがることもあれば、下がってしまうこともあります。そして売った株が逆に大暴騰してしまうこともあるのです。悔しいですよね、そんなときは。でも投資の儲けの額ばかりを気にしていると、こんな失敗をすると、だんだん行動することに対する抵抗が心のなかに生まれてきます。また失敗してしまうのではないか。そしてだんだん投資行動がとれなくなってしまいます。

 しかし、買った株が偶然上がって儲かることは株式投資をしていればよくあることです。なんで儲かったかよく分からないけれど、とにかく儲かった。儲かったからよしとしよう。儲からなかったらダメとしよう。

 それでは進歩がありません。「いくら儲かった。だから良かった」ではなくて「何で儲かったのか」をここで考えなければいけないのです。儲けの額、損失の額、確かに重要です。でも、次も同じように儲けるためには、そして次に損をしないためには「何で儲かったか」「何で損したかを」をちゃんと分析して良い経験に変えていくことが重要です。

 儲かったけれど実は自分の行なって良い投資金額を超えて資金を投入した結果、たまたま上手くいって資金が増えるということもあります。しかし、今回上手くいったからといって、次回も上手くいくとは限りません。失敗したらどうなるか。損失は投資した額が大きいだけにダメージも大きくなります。


 投資ではムリして大きく勝つより、ムリしないでコンスタントに勝つ。1回の失敗で立ち上がれなくなってしまうような大きな失敗を避けて、小さく損をして、それを良い経験に変えて、チャンスにガッチリと利益を上げることができるようにすることが大切なのです。個々の投資すべてに勝たなくても(=利益を上げなくても)投資トータルできちんと利益を上げられるようになることが重要です。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【予想より増益を達成!世界トップの取引先を持ち、低PER低PBRで良好な財務内容の高配当企業を研究!!】


 本日配信の有料メルマガでは、常に予想より増益を達成しており、今後も伸長が期待できる世界トップの主要取引先を持ち、低PERかつ低PBRで配当利回りが高く、良好な財務内容を持ち、投資テーマとしてIot関連の企業を、
研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「10年前に預けた郵便局の定額貯金が次々に満期を迎えて、あまりの利息の安さに、リスクを取らなかったことで被ったリスクの大きさに唖然とします。でも10年前の定額貯金の金利は0.35%で、いまの定額貯金の金利の10倍以上です。株にも投資してリスクを取って良かったと痛感しています。」と題し、本日掲載した内容に加え、今後の研究銘柄候補として中小型株1銘柄、大型株2銘柄を取り上げています。

 金曜日までにお申し込みの方は最新号をお読みいただけます。
 ぜひご購読下さい。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日〜11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%〜100% 2銘柄
 +25%〜50% 14銘柄
 +10%〜25% 15銘柄
    0〜10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
 安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
 割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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億の近道2017/05/30


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投資情報メールマガジン                   2017/05/30

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
         (本日の担当:石川臨太郎)

  ◆コラム「特別編:本日の有料メルマガコラムから」:石川 臨太郎


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◆コラム「特別編:本日の有料メルマガコラムから」


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=コラム「リスクを取って株へ投資して良かった」=
 (有料メルマガ第434回・2017/5/30配信号)


【前略】


― 日本を代表する大型株の10年間のチャートを見ると定額貯金よりは運用
  成績はずいぶんましですが、リスクを取った割には見返りが少なかったと
  感じます。それに引き換え中小型株のパフォーマンスの良さが際立ちます。
  このメルマガで分析しやすい中小型株を中心に研究銘柄として取り上げて
  きたのは正しかったことも確認できたので、これからも中小型株主体で研
  究銘柄にしていこうと考えています ―


 私がサラリーマンを卒業して12年目に入りました。
 サラリーマンを卒業したのは、このメルマガをスタートする3年ほど前のこ
とです。全ての資金を株に投資するわけにはいかなかったので、リスクのない
郵便局の10年満期の定額貯金にもお金を預けて、いざというときに備えてき
ました。

 ちょうど10年前に預けた分が次々に満期になっています。10年前に満期
を迎えた高利回りの定額貯金などから預け替えをした分なので金利は20年前
の定額貯金の金利に比べてやはり10分の一くらいになっていました。
 しかし安全には換えられないと考えた末の判断でした。
 その後も、失われた30年と揶揄されるような日本経済の低迷が続いてきま
した。

 しかし物の値段はこの十年間でも少しずつ上昇してきています。上がらない
のは特売日の卵の値段くらいでしょうか。


 リスクを覚悟して投資した株のパフォーマンスはどうなったのでしょうか。

 アベノミクスがスタートした後の5年間は株価がずいぶん上昇したように感
じられます。いま満期を迎える定額貯金よりもずっと良い運用成績を達成して
いる銘柄も多いです。

 私がサラリーマンを卒業した後、リーマンショックが起こり、東日本大震災
も発生しました。その後にもギリシャのデフォルト不安や中国不安、イギリス
のEU離脱の国民投票の結果、朝鮮有事の可能性など、株式市場を大きく揺さ
ぶる出来事が次々に襲ってきて、日本企業の株は炭坑のカナリヤのように、当
事国の株価より大きく下げることが起こってきました。

 しかし、それほどのリスクが次々と起きてきたのに企業のファンダメンタル
ズを調べた上で分散投資さえ行っていれば、この10年で考えても株で運用す
る資産は10年前の2倍程度には増加していると考えて良いと思います。
 少なくとも私の株のポートフォリオはサラリーマンを卒業した時点と比較し
て、配当と優待を除いても2倍程度には成長しています。

 このメルマガのコラムで何度か書いてきたように、できるだけリスクの少な
い資産株(=資産の割安株)を主体にポートフォリオを作っているにも関わら
ず、定額貯金とは比較できないほどの優れた運用成績となっています。

 定額貯金の利息と比較するために、日本を代表する優良企業である大型株の
株価を調べてみて愕然としたのですが、大型株の株価は今日の研究レポートで
調べたトヨタ自動車ばかりではなく、この10年間ではマイナスとなっている
総合商社や、一旦破綻して破たん前の株主にはお金が戻らなかった日本航空、
これから上場を廃止させられるリスクのある東芝などもありますが、きちんと
利益を増加させていても10年前の株価と比較して、あまり上昇していない大
型株も多いことに気がついてドキリとしました。

 それに引き換え、ビジネスが分かりやすい中小型株のパフォーマンスは大型
株より、かなり良いことが今回の調べで確認できました。


 まず日本を代表する企業として10年前から優良企業として認められていた
大企業を、いろいろな業界から10社選び10年間のチャートを並べてみます。

 中小型株としては、株価が上がっている企業ばかりを選んでいるわけではな
いことが確認できるように、2008年12月からスタートした、このメルマ
ガの第1回目から第10回目までの研究銘柄の10年間のチャートと、レポー
トを書いた日の終値と2017年5月26日の終値を確認してみます。

 研究銘柄の中には、あまり株価が上昇していない日本フエルトのような企業
もありますが、配当と優待を行っている企業なのでの配当は10年間で1株当
たり155円。優待は変更(⇒増配と共に少し優待の改悪)がありましたが、
10年間持ち続けていると優待が1株当たり88円。合計で243円と10年
前の株価の5割以上(57%)になります。

 やはりビジネスモデルも資産内容も分析しやすい中小型株を研究銘柄に選ぶ
方が投資していて安心だし、資産も増える。そう考えて、これからも中小型株
を中心に研究銘柄を選んでいこうと思います。
 ただし、今日の最後に今後の研究銘柄候補として取り上げる3つの企業のう
ち3社はビジネスモデルが分かりやすく、10年間でも上げ続けている大型株
が2社入っています。


【日本を代表する大型株の10年間のチャート】

〇大林組
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=1802&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇信越化学工業
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4063&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇NTT
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9432&ba=1&n_cid=DSMMAA13


〇三菱UFJフィナンシャル・グループ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=8306&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇京セラ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6971&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇武田薬品工業
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4502&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇ブリヂストン
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=5108&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇三菱商事
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=8058&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇ソフトバンクグループ
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9984&ba=1&n_cid=DSMMAA13

〇東海旅客鉄道(JR東海)
http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9022&ba=1&n_cid=DSMMAA13


【第1回目から第10回目までの研究銘柄】


第1回 ヤマハ

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=7951&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2008年12月16日)の終値851円
C.2017年5月26日の終値3590円(+322.1%))


第2回 オーナンバ

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=5816&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2008年12月25日)の終値210円
C.2017年5月26日の終値445円(+111.9%)


第3回 オイレス工業

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6282&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月10日)の終値1304円
  2014年10月に1株⇒1.2株に株式分割しているので、調整すると
  1086円
C.2017年5月26日の終値1941円(+78.7%)


第4回 EIZO(当時はナナオ)

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6737&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月17日)の終値1435円
C.2017年5月26日の終値4230円(+194.8%)


第5回 日本フエルト

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=3512&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月23日)の終値420円
C.2017年5月26日の終値517円(+23.1%)


第6回 日東電工

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=6988&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年1月30日)の終値1689円
C.2017年5月26日の終値8926円(+428.5%)


第7回 テイ・エス テック

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=7313&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月6日)の終値490円
C.2017年5月26日の終値3150円(+542.9%)


第8回東京応化工業

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4186&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月13日)の株価1409円
C.2017年5月26日の終値3615円(+156.6%)


第9回 JSR

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=4185&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月20日)の終値1118円
C.2017年5月26日の終値1872円(+67.4%)


第10回 日本管財

A.10年間の株価のチャート
  http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=10year&scode=9728&ba=1&n_cid=DSMMAA13
B.メルマガの原稿を書いた日(2009年2月27日)の終値1212円
  2015年10月に1株⇒2株に株式分割しているので、調整すると
  606円。
C.2017年5月26日の終値1860円(+206.9%)



 最近は、自分が多めに投資している低PERかつ低PBRで配当利回りも高
い企業の株が大きく下げてしまうことも多いです。

 ポートフォリオの銘柄で多めに投資している企業ばかりに、そのようなこと
が起こると、ついもっと上げそうな企業の株にシフトしたいと考えるようにな
ります。

 しかし、シフトした途端に売ってしまった企業の株が大きく上げることも起
こります。ファンダメンタルズをじっくり検討して投資したなら、他の投資家
の売買によるとばっちり(=需給)で下げることには我慢して耐えていくこと
が大事だと感じます。

 よく自分に言い聞かせていることは『ポートフォリオの毎日の増加額ばかり
気にしてはいけない(=利益の増加ばかり気にしてはいけない)』ということ
です。

 私が株式投資をするのは株式投資をして稼ぐためです。だから投資で稼いだ
利益の額は気にしています。儲けの額に執着することはけして悪いことでは有
りません。しかし毎日の投資額の増加ばかりを気にしていても進歩は有りませ
ん。

 投資では一時的な儲けの額よりも、投資で正しい判断が出来たか、その判断
どおり投資できたかどうかがより重要なのです。儲けの額ばかり、結果ばかり
を気にしていては、投資力はついてきません。

 無尽蔵に資金を持っているわけではないので、自分の手持ち資金で、どの株
に投資するか、投資家は常に選択を求められています。また、いま投資してい
る株より利益が得られそうな投資候補の株が出てきたとき、いま所有している
株を売って資金を作り、新しい株に投資するという判断をすることもあります。

 その結果、新しく買った株が思惑通りあがることもあれば、下がってしまう
こともあります。そして売った株が逆に大暴騰してしまうこともあるのです。
悔しいですよね、そんなときは。でも投資の儲けの額ばかりを気にしていると、
こんな失敗をすると、だんだん行動することに対する抵抗が心のなかに生まれ
てきます。また失敗してしまうのではないか。そしてだんだん投資行動がとれ
なくなってしまいます。

 しかし、買った株が偶然上がって儲かることは株式投資をしていればよくあ
ることです。なんで儲かったかよく分からないけれど、とにかく儲かった。儲
かったからよしとしよう。儲からなかったらダメとしよう。

 それでは進歩がありません。「いくら儲かった。だから良かった」ではなく
て「何で儲かったのか」をここで考えなければいけないのです。儲けの額、損
失の額、確かに重要です。でも、次も同じように儲けるためには、そして次に
損をしないためには「何で儲かったか」「何で損したかを」をちゃんと分析し
て良い経験に変えていくことが重要です。

 儲かったけれど実は自分の行なって良い投資金額を超えて資金を投入した結
果、たまたま上手くいって資金が増えるということもあります。しかし、今回
上手くいったからといって、次回も上手くいくとは限りません。失敗したらど
うなるか。損失は投資した額が大きいだけにダメージも大きくなります。


 投資ではムリして大きく勝つより、ムリしないでコンスタントに勝つ。1回
の失敗で立ち上がれなくなってしまうような大きな失敗を避けて、小さく損を
して、それを良い経験に変えて、チャンスにガッチリと利益を上げることがで
きるようにすることが大切なのです。個々の投資すべてに勝たなくても(=利
益を上げなくても)投資トータルできちんと利益を上げられるようになること
が重要です。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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えて、あまりの利息の安さに、リスクを取らなかったことで被ったリスクの大
きさに唖然とします。でも10年前の定額貯金の金利は0.35%で、いまの
定額貯金の金利の10倍以上です。株にも投資してリスクを取って良かったと
痛感しています。」と題し、本日掲載した内容に加え、今後の研究銘柄候補と
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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
 安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
 割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



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■相場展望
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JUGEMテーマ:株・投資




うるる(3979)は実は凄い企業かも



 奇妙な名前の会社だが、何をやっているのかと皆さん思われるのかも知れません。

 同社は先週末に上場後初のアナリスト向け説明会を開催しました。私が足を運んだ際は既に会場はたくさんのアナリストで熱気があふれ関心の高さが伺えました。

 私は一番前の席に座り、なつかしい星社長の話に耳を傾けました。なぜなつかしいかについては別の機会に譲りますが、上場前からの交流があったことだけは確かです。


 本題に移りましょう。

 同社は「人のチカラで世界を便利に」をビジョンとして掲げ、仕組みづくりでこれまでにない便利なサービスを世の中に提供していくことで社会貢献していこうというのが同社の基本的な考え方です。

 インターネット上のクラウドワーカーを活用した事業としてのCGS事業とBPO事業、クラウドソーシング事業(shufuty)の3事業を運営していますが、現状の事業の柱はNJSS(エヌジェス)というブランドで展開する入札情報速報サービス。CGS事業の売上の大半をNJSSで占めています。

 官公庁から出される入札案件情報検索サービスは国も行っているのですが、民間企業ならではのやり方できめ細かくユーザーに提供(月額5万円)しており、その契約件数は前期末で2499件に達しています。2009年3月期は21件しかなかった契約件数は毎期300件以上のペースで伸びており、今期も474件増の2973件の契約を目指しています。

 同社では入札資格保有企業33万社の10%、3万社の有料契約を目標にしています。将来は入札代行業務も手掛ける計画となっています。

 同社では入札情報だけでなく落札情報もデータベース化しており、既に700万件が蓄積されているそうです。


 新たなCGS事業としては幼稚園・保育園向け写真サービス「園ナビフォト」やタブレット向けリアルタイムフォームデータ化システム「KAMIMAGE(カミメージ)」が現在、サービスインに向け検討中。今後も新たなCGSの創出に向けた事業を検証中で、登録ワーカー(主に主婦)33万8006名を活用した様々な事業が今後登場してくるとの期待が高い。

 筆者の勝手な憶測かも知れませんが、今後は外で仕事をするよりは家庭内か住まいの近くでお仕事をして子供を保育園に預けなくても収入を得て実質上のメリットを受ける主婦活動が実現する可能性があるのではと期待されます。
 1億総活躍社会の実現にとって、同社のビジネスモデルはある意味画期的なのかも知れません。


 シュフティへの登録者は2007年3月期46名から始まり毎期拡大。
 2012年3月期5873名から2015年3月期11万1423名、2016年3月期28万3944名、2017年3月期は33万8006名と急拡大。こうした登録ワーカーを活用した高収益CGS事業は今後も同社の成長の源泉になると考えられます。
 AI活用でCGS事業の進化も見込むなど勢いを感じさせるプレゼンでした。


 同社は3月にIPOを果たし、その際の公募増資で資金調達を行いました。
 結果として期末の現預金は6.7億円から22.3億円に増加。潤沢な投資資金を得て今後M&Aなども実施していきたいとしています。


 前期は売上高17億22百万円(+22.4%)、営業利益241百万円(黒字化)となりましたが、今期は売上高21億69百万円(+25.7%)、同利益505百万円(+108.7%)と拡大を見込んでいます(先行投資の発生があればこの見通しは修正もあり得ます)。

 このところの株価が堅調なのはこうした事業内容を背景にしたものかと思います。


 うるるという社名はオーストラリアの壮大なエアーズロックの別名からとったものですが、イメージ的には何か期待を抱かせる社名のようにも感じさせます。30万人以上もの主婦を味方につけ成長を目指す同社は実は凄いのかも知れません。

 時価総額は現在150億円を超え、経常利益ベースで15億円程度までを折り込んできました。

 成長のポイントはNJSSに次ぐ新たなCGS事業の誕生となるのかも知れません。筆者は早速に週明けに企業訪問してそのことを確かめに行くことにしました。これについてはまた何かの機会に触れさせて頂きます。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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JUGEMテーマ:株・投資



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ストップ高銘柄に注目する投資家

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 上場企業がおよそ3700、REITやETFまであわせて4000もの銘柄が皆さんの投資対象になっている中で効率良く運用するために日夜、考え抜いておられるある個人投資家のお話を先週末にお聞きしました。

 要するに何らかの発表があってストップ高を演じた銘柄のその後の調整場面で投資して儲けようというものでした。投資手法にはいろいろあって当然で否定はしませんが、果たしてこのやり方で成果が生まれるのか疑問を感じた次第ですが、情熱的に語られるご本人の前では言いにくかったので、お聞きした際に、3か月、半年先にトラッキングレコードを示して下さいと申し述べました。

 確かに皆さんも思い当たる節があるかも知れませんがストップ高銘柄は日常の株式相場で起きています。そうしたストップ高銘柄に的を絞れば銘柄の選定に悩むことはない。ごもっともな話ではあります。そこに焦点を当てその後の調整場面を活用してリスクマネーを投じるというものだそうです。


 私はこの手法にはどこかに問題点が潜んでいるのではと思うのですが、皆さんはどう思われますか。


 直近のストップ高銘柄では情熱投資家、相川伸夫氏が注目するLCホールディングス(8938)が挙げられます。相川氏はストップ高に至ること1カ月余り前のメルマガにてこの銘柄を取り上げていましたが、5月15日に今期業績の急拡大見通し(前期経常利益5.9億円⇒今期経常利益15億円)を発表したことで5月16日、5月17日と2日間のストップ高を演じました。
 2日目の5月17日は一時はストップ高で終わるかと思われましたが、その後は利益確定売りに押され乱高下の動きが見られました。

 2日目のストップ高は1374円、その後一旦は1149円まで下振れしましたが、その安値がついた直後に1400円の高値までつきました。

 先週末の終値は1256円(安値は1229円)。今期予想EPSは179.86円ですのでPERは7倍にしか過ぎません。900円前後で投資した多くの投資家の利益確定売りはなおも続くのかも知れませんが、このポジティブな業績見通しから下値は限定的と見られます。
 しかも同社が24日に打ち出した中期計画を読めば、今期の業績計画がまず保守的である点と来期以降の数値目標を掲げていないが、かなり変化を伴う可能性が示唆されていることなどから投資家には新たな期待を抱かせます。特に今期の業績見通しにはダヴィンチの関係で現在取り組んでいる医療等ヘルスケア施設については予想に含めていないことが明示されています。

 また、5月22日のリリースでは連結子会社による取引一任代理等の認可取得が公表され、将来のJ−REIT上場が近づいていることが伺えます。


 最初に登場した個人投資家の投資対象に同社株が含まれているかどうかは定かではありませんが、ストップ高で利益確定売りした投資家もびっくりするような株価変動がどこかのタイミングでは待っているような予感がします。


なお、この点を私の有料メルマガでは触れたいと思っております。
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(炎)


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億の近道2017/05/29


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2017/05/29

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

     ◆コラム「ストップ高銘柄に注目する投資家」
     ◆コラム「うるる(3979)は実は凄い企業かも」


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■ お知らせ ■

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が本日配信されました。


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【5/29第146号では】


■相場展望
■特別IPO銘柄報告:うるる(3979)について
■炎の注目銘柄コメント(7銘柄)


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【5/29第146号を読む】
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◆コラム「ストップ高銘柄に注目する投資家」


 上場企業がおよそ3700、REITやETFまであわせて4000もの銘
柄が皆さんの投資対象になっている中で効率良く運用するために日夜、考え抜
いておられるある個人投資家のお話を先週末にお聞きしました。

 要するに何らかの発表があってストップ高を演じた銘柄のその後の調整場面
で投資して儲けようというものでした。投資手法にはいろいろあって当然で否
定はしませんが、果たしてこのやり方で成果が生まれるのか疑問を感じた次第
ですが、情熱的に語られるご本人の前では言いにくかったので、お聞きした際
に、3か月、半年先にトラッキングレコードを示して下さいと申し述べました。

 確かに皆さんも思い当たる節があるかも知れませんがストップ高銘柄は日常
の株式相場で起きています。そうしたストップ高銘柄に的を絞れば銘柄の選定
に悩むことはない。ごもっともな話ではあります。そこに焦点を当てその後の
調整場面を活用してリスクマネーを投じるというものだそうです。


 私はこの手法にはどこかに問題点が潜んでいるのではと思うのですが、皆さ
んはどう思われますか。


 直近のストップ高銘柄では情熱投資家、相川伸夫氏が注目するLCホールデ
ィングス(8938)が挙げられます。相川氏はストップ高に至ること1カ月
余り前のメルマガにてこの銘柄を取り上げていましたが、5月15日に今期業
績の急拡大見通し(前期経常利益5.9億円⇒今期経常利益15億円)を発表
したことで5月16日、5月17日と2日間のストップ高を演じました。
 2日目の5月17日は一時はストップ高で終わるかと思われましたが、その
後は利益確定売りに押され乱高下の動きが見られました。

 2日目のストップ高は1374円、その後一旦は1149円まで下振れしま
したが、その安値がついた直後に1400円の高値までつきました。

 先週末の終値は1256円(安値は1229円)。今期予想EPSは179.
86円ですのでPERは7倍にしか過ぎません。900円前後で投資した多く
の投資家の利益確定売りはなおも続くのかも知れませんが、このポジティブな
業績見通しから下値は限定的と見られます。
 しかも同社が24日に打ち出した中期計画を読めば、今期の業績計画がまず
保守的である点と来期以降の数値目標を掲げていないが、かなり変化を伴う可
能性が示唆されていることなどから投資家には新たな期待を抱かせます。特に
今期の業績見通しにはダヴィンチの関係で現在取り組んでいる医療等ヘルスケ
ア施設については予想に含めていないことが明示されています。

 また、5月22日のリリースでは連結子会社による取引一任代理等の認可取
得が公表され、将来のJ−REIT上場が近づいていることが伺えます。


 最初に登場した個人投資家の投資対象に同社株が含まれているかどうかは定
かではありませんが、ストップ高で利益確定売りした投資家もびっくりするよ
うな株価変動がどこかのタイミングでは待っているような予感がします。


なお、この点を私の有料メルマガでは触れたいと思っております。
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(炎)


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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆コラム「うるる(3979)は実は凄い企業かも」


 奇妙な名前の会社だが、何をやっているのかと皆さん思われるのかも知れま
せん。

 同社は先週末に上場後初のアナリスト向け説明会を開催しました。私が足を
運んだ際は既に会場はたくさんのアナリストで熱気があふれ関心の高さが伺え
ました。

 私は一番前の席に座り、なつかしい星社長の話に耳を傾けました。なぜなつ
かしいかについては別の機会に譲りますが、上場前からの交流があったことだ
けは確かです。


 本題に移りましょう。

 同社は「人のチカラで世界を便利に」をビジョンとして掲げ、仕組みづくり
でこれまでにない便利なサービスを世の中に提供していくことで社会貢献して
いこうというのが同社の基本的な考え方です。

 インターネット上のクラウドワーカーを活用した事業としてのCGS事業と
BPO事業、クラウドソーシング事業(shufuty)の3事業を運営して
いますが、現状の事業の柱はNJSS(エヌジェス)というブランドで展開す
る入札情報速報サービス。CGS事業の売上の大半をNJSSで占めています。

 官公庁から出される入札案件情報検索サービスは国も行っているのですが、
民間企業ならではのやり方できめ細かくユーザーに提供(月額5万円)してお
り、その契約件数は前期末で2499件に達しています。2009年3月期は
21件しかなかった契約件数は毎期300件以上のペースで伸びており、今期
も474件増の2973件の契約を目指しています。

 同社では入札資格保有企業33万社の10%、3万社の有料契約を目標にし
ています。将来は入札代行業務も手掛ける計画となっています。

 同社では入札情報だけでなく落札情報もデータベース化しており、既に70
0万件が蓄積されているそうです。


 新たなCGS事業としては幼稚園・保育園向け写真サービス「園ナビフォト」
やタブレット向けリアルタイムフォームデータ化システム「KAMIMAGE
(カミメージ)」が現在、サービスインに向け検討中。今後も新たなCGSの
創出に向けた事業を検証中で、登録ワーカー(主に主婦)33万8006名を
活用した様々な事業が今後登場してくるとの期待が高い。

 筆者の勝手な憶測かも知れませんが、今後は外で仕事をするよりは家庭内か
住まいの近くでお仕事をして子供を保育園に預けなくても収入を得て実質上の
メリットを受ける主婦活動が実現する可能性があるのではと期待されます。
 1億総活躍社会の実現にとって、同社のビジネスモデルはある意味画期的な
のかも知れません。


 シュフティへの登録者は2007年3月期46名から始まり毎期拡大。
 2012年3月期5873名から2015年3月期11万1423名、20
16年3月期28万3944名、2017年3月期は33万8006名と急拡
大。こうした登録ワーカーを活用した高収益CGS事業は今後も同社の成長の
源泉になると考えられます。
 AI活用でCGS事業の進化も見込むなど勢いを感じさせるプレゼンでした。


 同社は3月にIPOを果たし、その際の公募増資で資金調達を行いました。
 結果として期末の現預金は6.7億円から22.3億円に増加。潤沢な投資
資金を得て今後M&Aなども実施していきたいとしています。


 前期は売上高17億22百万円(+22.4%)、営業利益241百万円(黒
字化)となりましたが、今期は売上高21億69百万円(+25.7%)、同
利益505百万円(+108.7%)と拡大を見込んでいます(先行投資の発生
があればこの見通しは修正もあり得ます)。

 このところの株価が堅調なのはこうした事業内容を背景にしたものかと思い
ます。


 うるるという社名はオーストラリアの壮大なエアーズロックの別名からとっ
たものですが、イメージ的には何か期待を抱かせる社名のようにも感じさせま
す。30万人以上もの主婦を味方につけ成長を目指す同社は実は凄いのかも知
れません。

 時価総額は現在150億円を超え、経常利益ベースで15億円程度までを折
り込んできました。

 成長のポイントはNJSSに次ぐ新たなCGS事業の誕生となるのかも知れ
ません。筆者は早速に週明けに企業訪問してそのことを確かめに行くことにし
ました。これについてはまた何かの機会に触れさせて頂きます。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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編集者:億の近道発行プロジェクト
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炎の投資情報サンプル#146 2017/05/29

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投資情報メールマガジン                   2017/05/29

         炎 の 投 資 情 報 (第146号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆



 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


    ★当メルマガは等幅フォントでの閲覧を前提にしております★


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


              −本日の目次−

    ■はじめに
    ■相場展望
    ■特別IPO銘柄報告:うるる(3979)について
    ■炎の注目銘柄コメント(7銘柄)
    ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに


 日経平均は相変わらず2万円台乗せを前に足踏み状態が続いていますが、個
別銘柄は中小型株を中心に活発な動きが見られます。投資家の指向は割安感の
ある銘柄にあるほか、出来高面にも注意しながら取り組む姿が感じられます。

 JASDAQ指数は連日の高値更新。マザーズも上昇トレンドを継続してい
るほか東証2部指数も直近高値抜けまであとわずかになってきました。大手メ
ディアは日経平均やTOPIXの動きしか伝えませんが、これは逆に幸いなこ
と。
 個別銘柄の動向が反映されやすい中小型株指数の動きこそ株式相場の潮流を
示していることに気がつく必要があります。


 日経平均が2万円台乗せはおそらく時間の問題でしょうが、主力銘柄におい
ても二極化していることを理解しないとなりません。投資対象をどのような視
点で選定するか、どのようにポートフォリオを構築するかが投資家の課題です。

 投資家の皆様の究極の目標はいかに安定的に資産を増やすかです。そのため
に様々な投資手法を研究されているのかも知れませんが、投資の王道は成長株
投資にあると言う点を改めて確認しながら、本メルマガが今後の有望銘柄探し
の一助となれるよう努めて参りたいと思いますので宜しくお願いします。


(炎)





(本メルマガは限定された購読者様への情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、ご購読の皆様が損失を被っても執筆者および発行者ならびに配信者は一切の責任を負いません。)


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市場潮流

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 今週(5月22〜26日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で96円08銭上昇し(率にして0.5%の上昇)、1万9686円84銭で取引を終えました。

 前週末に米国株が上昇したことを受けて、週初の日経平均株価は続伸して始まりました。英国マンチェスターのイベント会場での爆弾テロが株式相場を冷やす局面もありましたが、為替相場の円安傾向、国内機関投資家の買いなどを支えに週央は上昇。ただ、週末26日は為替相場がやや円高に振れたこと、主要国首脳会議(伊タオルミナ・サミット)(26〜27日)の開催を控えて持ち高を整理するための売りも出て反落しました。


 株式市場で話題を集めているのは、日経平均株価を構成する225銘柄の予想1株当たり利益(EPS)が1400円に達し、2000年以降で最高水準に達したことです。順調な業績拡大だけでなく、株主還元強化に伴う自社株買いの増加も寄与しています。
 日経平均株の予想PERは14倍程度であり、19倍超の米国株に比べ、割安感は鮮明になっています。単純な比較でも、日経平均株価は2万1000円から2万2000円の水準にあっても何ら違和感はないといえます。


 26日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は142.14に達しています。短期的には過熱感があり、来週は発表予定の経済指標を見極める展開が予想されますが、下値は固いものとみています。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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