特別編:本日の有料メルマガコラムから:東京ラヂエーター製造に関して




 本日は特別に、有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の最新号から、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎の最新コンテンツをお楽しみ下さい。


=コラム「増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス」=
     (東京ラヂエーター製造に関して)

 (有料メルマガ第421回・2017/2/28配信号)


【前略】


 次に私が株仲間の雑談会に出した資料を載せます。

 カルソニックカンセイをファンド(=KKR)が買収したら、子会社の東京ラヂエーター製造を買収しないわけがないと考える。このペーパーは、その理由を説明するもの。

 カルソニックカンセイは東京ラヂエーター製造の株を5,770,000株(40.06%)持っている親会社です。

 東京ラヂエーター製造の発行済み株式総数は、12月末で14,400,000株ですが、自己株式として11,948株所有しています。

 カルソニックカンセイを買収したファンドは、
14,400,000株―自己株式11,948株―カルソニックカンセイ所有分5,770,000株=8,618,052株
を買うと、東京ラヂエーター製造の100%の株を手に入れることができます。

 カルソニックカンセイを買収したファンドが、東京ラヂエーター製造の持つ余裕資金である12月末の現・預金40.7億円+日産グループファイナンスに対する預け金57.2億円=97.9億円の金額内で、東京ラヂエーター製造の株を買えば、タダで東京ラヂエーター製造の100%の株を手に入れることが可能です。

 東京ラヂエーター製造は、後に確認しますが、現・預金と日産グループファイナンスに対する預け金を全部使っても事業には全く支障がありません。

97.9億円÷8,618,052株=1127.86円

 この金額以内で東京ラヂエーター製造の株を買うなら、自分の資金は使わずに東京ラヂエーター製造を100%手に入れられます。

 つまり、一時的にファンドの資金を使っても、買収した東京ラヂエーター製造に自社株買いさせて使ったお金を回収できるので、結果的にタダで東京ラヂエーター製造の100%の株を手に入れることができるという意味です。

 東京ラヂエーター製造は、投資有価証券も10.1億円持っているので、この投資有価証券を現金に換えれば、もっと高く買うことも可能だと考えています。

 東京ラヂエーター製造の全ての負債は85.94億円(=流動負債78.81億円+固定負債7.13億円)ありますが、受取手形及び売掛金82.0億円+在庫19.0億円=101.0億円という営業性流動資産で全てカバーしています。

(注)預け金について
(2016年3月期の有価証券報告書の開示情報を引用します)

『資金の預託及び借入については、日産グループファイナンス株式会社から提示された条件(利率等)を検討し、決定しております。この預託及び借入はキャッシュマネジメントシステムによるものであるため、取引金額については純額で表示しております。』



【その他の注目点 1】

 東京ラヂエーター製造の本社工場の土地の含み益の大きさ

 土地については、神奈川県藤沢市の本社工場の底地が公示地価格となっており、この価格を時価として計算すると42.4億円程度の含み益が見込めそうです。
 
藤沢9−1 1平方メートル当たりの価格 62,500円
工場の底地面積 88,254平方メートル
 
公示地価格を現在の価格として計算した時価 55.15億円
 簿価 12.69億円
含み益 42.46億円

公示地の説明
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/FullDataServlet?CLASS=0&NO1=14205&NO2=9&NO3=1&YER=2016&KENFLAG=false&MOD=2&SKC=14205&CHI=&YFR=2015&YTO=2016&YOU=7,9&PFR=&PTO=&LATEST_YEAR=

地図
http://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet?LY=2016&TDK=14&SKC=14205&X=502004.65&Y=127385.366

 「自動車関連の工場が多い区画整然とした工業地域」という説明がなされています。

 この公示地の地図をみて、周囲の商業地や住宅地の公示地の価格が、藤沢9−1の1平方メートル当たりの価格62,500円の3倍近くもあることに気が付かれたと思います。
 藤沢9−1は用途区分が工業地だから価格が安くなっています。しかし、工場を移転して用途区分を住宅地や商業地に換えることは可能だと思います。
 すでに周辺は商業地や住宅地になっています。そうなると公示価格は一気に周辺の公示地価格まで上がります。もし売却するなら、それくらいの価格で売れる可能性が高いということになります。

 公示地の地図をよく見ると、工業地のままで売れば時価105.9億円(含み益93.21億円)と考えてもおかしくないし、住宅地に用途変更して売ると、時価144.7億円(含み益132.0億円)くらいで売れる可能性もあると思っています。

 そう考える根拠:
 
 藤沢9−1の公示地は用途地域が工業地だから62,500円と安いですが、この周りは住宅地や商業地になっており、すぐそばの公示地の価格は道を挟んだ反対側の住宅地藤沢−44が164,000円。商業地の藤沢5−17が175,000円。同じ道の同じ側の約300メートル離れた工業地の公示地である藤沢9−3ですら120,000円です。より商業地に近い公示地価格が半分ということはないと思います。



【その他の注目点 2】

 東京ラヂエーター製造はビジネスにも魅力があります。

 販売先はいすゞ自動車です。第2位の販売先はDMAXです。
 いすゞ自動車の国内向け商用車トラックに搭載される「ラジエーター」は全て東京ラヂエーター製造で生産しているということです。

 いすゞ自動車への売上は、東京ラヂエーター製造2016年3月期売上高の42.9%、(2013年3月期売上高の42.9%、2012年3月期は40.1%、2014年3月期42.2%、2015年3月期42.1%)を占めています。
 なお第2位の販売先はDMAXです。2016年3月期のDMAXへの売上は売上高の10.4%(2015年3月期8.4%)です。それ以前にはDMAXへの売上高は10%未満なので、有価証券報告書には販売先として出ていません。ここ2年間でDMAXへの売上高が着実に伸びてきていることが分かります。
(注)DMAXはアメリカにおけるいすゞ自動車(以下いすゞ)と、ゼネラルモーターズ(以下GM)とのディーゼルエンジン生産合弁会社です。

 つまり、いすゞ自動車という日本の大手のトラックメーカーは東京ラヂエーター製造の製品がないとトラックが作れないということです。

 東京ラヂエーター製造は収益力も安定していて強い企業です。
 東京ラヂエーター製造の純利益と一株利益の推移です。
 2014年3月期 11.81億円(一株利益 82.2円)
 2015年3月期 13.45億円(一株利益 93.5円)
 2016年3月期 13.88億円(一株利益 96.5円)
 2017年3月期予12.00億円(一株利益 83.4円)

 つまりカルソニックカンセイを買収したファンドは、ここ数年純利益で12億円から13億円稼ぐ東京ラヂエーター製造の含み益が巨額な土地と、製造と建物等17.7億円+設備等40.6億円+投資有価証券10.1億円=68.4億円をタダで手に入れることが可能です。

 ファンドがこれほど美味しい話を見逃すはずはないと考えています。

 もちろん東京ラヂエーター製造の1株を1127円などという安い価格で全部買うなんてことはKKRも考えていないでしょう。でもこの金額は、今日の終値より高いです。

 9月末の一株純資産ですら1290円あり、第3四半期の利益で増えているでしょう。
 どう考えても最低でも1300円以上。普通なら1株1600円から1800円くらいの価格でTOBされると思う。』


 私が雑談会に出した東京ラヂエーター製造に関する情報は以上です。


 雑談会は2月21日の午後4時から行いました。東京ラヂエーター製造の株価は1070円でした。

『もう十分上げたから、上がらないと思う』というのが株仲間の感想でした。
しかし東京ラヂエーター製造の株価は2月24日には1147円になりました。

東京ラヂエーター製造の直近の株価データです。
http://www.nikkei.com/markets/company/history/dprice/?scode=7235&ba=1

東京ラヂエーター製造の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=3month&scode=7235&ba=1&n_cid=DSMMAA13

 2月24日には多くの企業の株が下げましたが、東京ラヂエーター製造の株価はかなり強い動きで上げています。私は東京ラヂエーター製造の出来高が増加してきていることにも注目しています。

 株価というのは上げたり下げたりで、一方的にどちらかに動いていくということはあまりありません。上下動のサイクルを描きながら『上か下』にゆるやかに動いていくことがほとんどですが、東京ラヂエーター製造の株価は、カルソニックカンセイのTOBに関する特別配当の権利落ちの日から堅調に上向いて上昇しています。

 私と同じように、東京ラヂエーター製造も親会社のカルソニックカンセイに続いてTOBされると考える投資家が増えているのだと想像しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【オンリーワン製品で産業を席巻!安定収益と高技術のキャッシュリッチ低PER低PBR企業を研究!】


 本日配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、様々な産業分野で利用される製品を持ち、安定した収益力で、業績上方修正と増配が期待でき、低PER低PBRの高技術キャッシュリッチ企業を研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「注目していた企業の決算発表が行われ、期待したような増益修正や増配を発表する企業が多いにもかかわらず、株価が下落する企業が多いです。特に流動性の高い大型株には輸出関連企業ばかりではなく、内需銘柄でも下げが大きくなることが多いように感じます。これはチャンスだと考えて、動こうと思っています。」と題し、業績の裏付けがある企業の株価をウオッチして、安く投資できる様にするポイントなどを、自身の経験談を元に考察しています。

 さらに、東京ラヂエーター製造のTOB考察と、魅力的な3月優待企業5銘柄を取り上げております。

 今回も濃厚の渾身のレポート満載です。

 ぜひこの機会にご購読を!

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日〜11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%〜100% 2銘柄
 +25%〜50% 14銘柄
 +10%〜25% 15銘柄
    0〜10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
 詳細は、コラム銘柄も含め、近日中にWebへ掲載します。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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億の近道2017/02/28


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投資情報メールマガジン                   2017/02/28

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

  ◆コラム「特別編:本日の有料メルマガコラムから」:石川 臨太郎


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【お知らせ】

 億近ゼミの応募は、本日23:59〆切です。
 参加検討されている方は、お急ぎお申し込み下さい。
 募集要項はこちら ↓
  http://okuchika.net/?eid=6825


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◆コラム「特別編:本日の有料メルマガコラムから」


 本日は特別に、有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
の最新号から、コラムの一部を掲載いたします。
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=コラム「増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス」=
     (東京ラヂエーター製造に関して)

 (有料メルマガ第421回・2017/2/28配信号)

【前略】


 次に私が株仲間の雑談会に出した資料を載せます。

 カルソニックカンセイをファンド(=KKR)が買収したら、子会社の東京
ラヂエーター製造を買収しないわけがないと考える。このペーパーは、その理
由を説明するもの。

 カルソニックカンセイは東京ラヂエーター製造の株を5,770,000株
(40.06%)持っている親会社です。

 東京ラヂエーター製造の発行済み株式総数は、12月末で14,400,0
00株ですが、自己株式として11,948株所有しています。

 カルソニックカンセイを買収したファンドは、
14,400,000株―自己株式11,948株―カルソニックカンセイ所
有分5,770,000株=8,618,052株
を買うと、東京ラヂエーター製造の100%の株を手に入れることができます。

 カルソニックカンセイを買収したファンドが、東京ラヂエーター製造の持つ
余裕資金である12月末の現・預金40.7億円+日産グループファイナンス
に対する預け金57.2億円=97.9億円の金額内で、東京ラヂエーター製
造の株を買えば、タダで東京ラヂエーター製造の100%の株を手に入れるこ
とが可能です。

 東京ラヂエーター製造は、後に確認しますが、現・預金と日産グループファ
イナンスに対する預け金を全部使っても事業には全く支障がありません。

97.9億円÷8,618,052株=1127.86円

 この金額以内で東京ラヂエーター製造の株を買うなら、自分の資金は使わず
に東京ラヂエーター製造を100%手に入れられます。

 つまり、一時的にファンドの資金を使っても、買収した東京ラヂエーター製
造に自社株買いさせて使ったお金を回収できるので、結果的にタダで東京ラヂ
エーター製造の100%の株を手に入れることができるという意味です。

 東京ラヂエーター製造は、投資有価証券も10.1億円持っているので、こ
の投資有価証券を現金に換えれば、もっと高く買うことも可能だと考えていま
す。

 東京ラヂエーター製造の全ての負債は85.94億円(=流動負債78.8
1億円+固定負債7.13億円)ありますが、受取手形及び売掛金82.0億
円+在庫19.0億円=101.0億円という営業性流動資産で全てカバーし
ています。

(注)預け金について
(2016年3月期の有価証券報告書の開示情報を引用します)

『資金の預託及び借入については、日産グループファイナンス株式会社から提
示された条件(利率等)を検討し、決定しております。この預託及び借入はキ
ャッシュマネジメントシステムによるものであるため、取引金額については純
額で表示しております。』


【その他の注目点 1】
 東京ラヂエーター製造の本社工場の土地の含み益の大きさ

 土地については、神奈川県藤沢市の本社工場の底地が公示地価格となってお
り、この価格を時価として計算すると42.4億円程度の含み益が見込めそう
です。
 
藤沢9−1 1平方メートル当たりの価格 62,500円
工場の底地面積 88,254平方メートル
 
公示地価格を現在の価格として計算した時価 55.15億円
 簿価 12.69億円
含み益 42.46億円

公示地の説明
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/FullDataServlet?CLASS=0&NO1=14205&NO2=9&NO3=1&YER=2016&KENFLAG=false&MOD=2&SKC=14205&CHI=&YFR=2015&YTO=2016&YOU=7,9&PFR=&PTO=&LATEST_YEAR=

地図
http://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet?LY=2016&TDK=14&SKC=14205&X=502004.65&Y=127385.366

 「自動車関連の工場が多い区画整然とした工業地域」という説明がなされて
います。

 この公示地の地図をみて、周囲の商業地や住宅地の公示地の価格が、藤沢9
−1の1平方メートル当たりの価格62,500円の3倍近くもあることに気
が付かれたと思います。
 藤沢9−1は用途区分が工業地だから価格が安くなっています。しかし、工
場を移転して用途区分を住宅地や商業地に換えることは可能だと思います。
 すでに周辺は商業地や住宅地になっています。そうなると公示価格は一気に
周辺の公示地価格まで上がります。もし売却するなら、それくらいの価格で売
れる可能性が高いということになります。

 公示地の地図をよく見ると、工業地のままで売れば時価105.9億円(含
み益93.21億円)と考えてもおかしくないし、住宅地に用途変更して売る
と、時価144.7億円(含み益132.0億円)くらいで売れる可能性もあ
ると思っています。

 そう考える根拠:
  藤沢9−1の公示地は用途地域が工業地だから62,500円と安いです
  が、この周りは住宅地や商業地になっており、すぐそばの公示地の価格は
  道を挟んだ反対側の住宅地藤沢−44が164,000円。商業地の藤沢
  5−17が175,000円。同じ道の同じ側の約300メートル離れた
  工業地の公示地である藤沢9−3ですら120,000円です。より商業
  地に近い公示地価格が半分ということはないと思います。


【その他の注目点 2】
 東京ラヂエーター製造はビジネスにも魅力があります。

 販売先はいすゞ自動車です。第2位の販売先はDMAXです。
 いすゞ自動車の国内向け商用車トラックに搭載される「ラジエーター」は全
て東京ラヂエーター製造で生産しているということです。

 いすゞ自動車への売上は、東京ラヂエーター製造2016年3月期売上高の
42.9%、(2013年3月期売上高の42.9%、2012年3月期は4
0.1%、2014年3月期42.2%、2015年3月期42.1%)を占
めています。
 なお第2位の販売先はDMAXです。2016年3月期のDMAXへの売上
は売上高の10.4%(2015年3月期8.4%)です。それ以前にはDM
AXへの売上高は10%未満なので、有価証券報告書には販売先として出てい
ません。ここ2年間でDMAXへの売上高が着実に伸びてきていることが分か
ります。
(注)DMAXはアメリカにおけるいすゞ自動車(以下いすゞ)と、ゼネラル
   モーターズ(以下GM)とのディーゼルエンジン生産合弁会社です。

 つまり、いすゞ自動車という日本の大手のトラックメーカーは東京ラヂエー
ター製造の製品がないとトラックが作れないということです。

 東京ラヂエーター製造は収益力も安定していて強い企業です。
 東京ラヂエーター製造の純利益と一株利益の推移です。
 2014年3月期 11.81億円(一株利益 82.2円)
 2015年3月期 13.45億円(一株利益 93.5円)
 2016年3月期 13.88億円(一株利益 96.5円)
 2017年3月期予12.00億円(一株利益 83.4円)

 つまりカルソニックカンセイを買収したファンドは、ここ数年純利益で12
億円から13億円稼ぐ東京ラヂエーター製造の含み益が巨額な土地と、製造と
建物等17.7億円+設備等40.6億円+投資有価証券10.1億円=68.
4億円をタダで手に入れることが可能です。

 ファンドがこれほど美味しい話を見逃すはずはないと考えています。

 もちろん東京ラヂエーター製造の1株を1127円などという安い価格で全
部買うなんてことはKKRも考えていないでしょう。でもこの金額は、今日の
終値より高いです。

 9月末の一株純資産ですら1290円あり、第3四半期の利益で増えている
でしょう。
 どう考えても最低でも1300円以上。普通なら1株1600円から180
0円くらいの価格でTOBされると思う。』


 私が雑談会に出した東京ラヂエーター製造に関する情報は以上です。


 雑談会は2月21日の午後4時から行いました。東京ラヂエーター製造の株
価は1070円でした。

『もう十分上げたから、上がらないと思う』というのが株仲間の感想でした。
しかし東京ラヂエーター製造の株価は2月24日には1147円になりました。

東京ラヂエーター製造の直近の株価データです。
http://www.nikkei.com/markets/company/history/dprice/?scode=7235&ba=1

東京ラヂエーター製造の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=3month&scode=7235&ba=1&n_cid=DSMMAA13

 2月24日には多くの企業の株が下げましたが、東京ラヂエーター製造の株
価はかなり強い動きで上げています。私は東京ラヂエーター製造の出来高が増
加してきていることにも注目しています。

 株価というのは上げたり下げたりで、一方的にどちらかに動いていくという
ことはあまりありません。上下動のサイクルを描きながら『上か下』にゆるや
かに動いていくことがほとんどですが、東京ラヂエーター製造の株価は、カル
ソニックカンセイのTOBに関する特別配当の権利落ちの日から堅調に上向い
て上昇しています。

 私と同じように、東京ラヂエーター製造も親会社のカルソニックカンセイに
続いてTOBされると考える投資家が増えているのだと想像しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
 です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【オンリーワン製品で産業を席巻!安定収益と高技術のキャッシュリッチ低P
 ER低PBR企業を研究!】


 本日配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、様々な産業分野で利用され
る製品を持ち、安定した収益力で、業績上方修正と増配が期待でき、低PER
低PBRの高技術キャッシュリッチ企業を研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「注目していた企業の決算発表が行われ、期待したよう
な増益修正や増配を発表する企業が多いにもかかわらず、株価が下落する企業
が多いです。特に流動性の高い大型株には輸出関連企業ばかりではなく、内需
銘柄でも下げが大きくなることが多いように感じます。これはチャンスだと考
えて、動こうと思っています。」と題し、業績の裏付けがある企業の株価をウ
オッチして、安く投資できる様にするポイントなどを、自身の経験談を元に考
察しています。

 さらに、東京ラヂエーター製造のTOB考察と、魅力的な3月優待企業5銘
柄を取り上げております。

 今回も濃厚の渾身のレポート満載です。

 ぜひこの機会にご購読を!

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日〜11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%〜100% 2銘柄
 +25%〜50% 14銘柄
 +10%〜25% 15銘柄
    0〜10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。
 詳細は、コラム銘柄も含め、近日中にWebへ掲載します。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

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IPO銘柄に見出した成長株

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 皆さんご存知の通り、東芝が巨額の損金計上で債務超過に陥るなど存亡の危機に陥っています。

 本来は日立と並ぶ日本を代表する重電メーカーで多くの投資家に親しまれてきた同社ですが、不正会計問題に続く米国WH社の原子力事業でのつまずきで大きく事業規模を縮小せざるを得ない状況になってきました。
 債務超過の解消に向け残りの半導体事業も一部売却を余儀なくされ、これから建て直しに向け動くことになるでしょうが、ぜひ日本国のために頑張って頂きたいと願うばかりです。


 さて、この東芝もかつて日本の高度成長時代とともに成長してきた社歴を持っています。
 歴史の教科書にも載るような事業の沿革を知ると東芝という企業の本来の価値が読み取れます。

 企業は上場した以上はステークホルダーのために事業を発展させ、得られた利益を原資に従業員や株主に分配していく一種の社会インフラだと考えられます。日本国内から飛び出して世界市場を相手に事業展開を図った企業には相応のリスクもある代わりにリターンを上げるチャンスももたらされます。

 普通では考えにくいような巨額の損失を発生させた東芝のような問題はもしかしたら他の上場企業も内包している可能性があります。


 NYダウの上昇が続く中で日本株がやや停滞気味なのもそうしたことに起因しているのでなければと案じられます。1民間企業の問題と片付けられない不安な思いを抱いている投資家の皆さんも多いのではないでしょうか。


 ところで株式市場にはおよそ3650もの企業が上場し、それぞれに成長に向けたビジネス展開を図っています。
 最新四季報(2016年12月16日現在)によると東証1部が2002社、東証2部が533社、マザーズ227社、JASDAQ760社となっています。これら以外にも名古屋1部、2部、セントレックス、札幌、同アンビシャス、福岡、同Qボードに465社(重複を含む)が上場しています。
 毎年100社ほどのIPO企業がありながらこの数は今から16年ほど前の3600社に比べ大きく増加している訳ではありません。これは企業倒産や上場廃止などによって市場から退出した企業があるからに他ありません。
 株式市場では新陳代謝が進み、新規に上場する小規模ながら成長性の高い企業と疲弊し上場をあきらめた企業が入れ替わっている訳です。

 中には先般、三越伊勢丹に買収されたニッコウトラベルのようなオーナー経営の企業で資本の移動によって上場を廃止するケースも見られます。

 市場は二極化していますので今後上場企業同士の資本移動が盛んになることも考えられます。


 結果にコミットするというTVCMのフレーズで有名になったRAIZAPグループ(2928)は立て続けに6社のやや疲弊した企業を子会社化し、急速な事業拡大を図っています。
 その成否は未知数ながら10年余り前に札幌アンビシャス市場に上場した美と健康をテーマにした同社の積極拡大への取り組みは注目されます。

 IPOしたばかりの企業のすべてにそうした成長への取り組みを期待することが困難ですが、比較的年齢が若い経営者に率いられたIPO企業にはアグレッシブなビジネス展開を図ろうとする企業も多く、そうした成長期待の高い企業を見出していかれることは投資の醍醐味と言えます。
 株価は既にそうした成長性を折り込んでいる可能性もありますが、投資家の皆さんは、企業のIR活動の中で得られた様々な情報を基に、時間をかけながらじっくりと成長株を見出し、じっくりと投資されていくことが成果につながるものと期待します。


 今年も既に1月から2月にかけ合計6社がIPOを果たしました。

 上場時は「身の引き締まる思い」という感想を漏らす経営者が多いのですが、それが意味することは多くの投資家の熱い期待を背に受けての思いであり、それがゴールではなく始まりだとの意味合いだと思います。
 まだ先行きの事業がどうなるか海の物とも山の物ともわからない時期に大きな期待をして頂いたことへの感謝の言葉がこうした表現になって表れているのかも知れません。

 本当はその後の株価を巡っての終わりのないバトルが開始されたことを念頭に置いての発言なのかも知れませんが経営者にとっては責任重大。IPOを機に業績を向上させる意欲を示すのが本筋ではあります。


 3月には一気に22社がIPOして参ります。
 中にはインターネット市場調査のマクロミル(3978)やオークネット(3964)のように再デビューする銘柄も見られますが、多くはマザーズやJASDAQに新規上場する銘柄です。


 皆さんも真の成長銘柄を探し当てて大きな投資成果を出して頂きたいと思います。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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日銀の時価総額



 銀行の中の銀行は日本銀行。

 日銀法に基づく認可法人で出資証券は総額で1億円分(額面は100円)。
 その証券は株と同じようにJASDAQ市場で売買できますが、本日現在の価格は39600円。100株単位なので約400万円で最低単位が買える計算です。
 時価総額は100万株×39600円=396億円となります。


 何?日銀の時価総額が396億円?

 そう思われる方も多いかと思いますが、発行されている証券の55%は財務大臣が保有していて、個人投資家は推定で39%保有していると言われていますが実名などは一切明らかにされていません。つまり無記名と同じです。

 出資者の権利は限りなく制限されていて持つ意味がないので話題にもなりませんがその日銀株、滅多に上がることはないのですが、今日はなんと前日比2.72%の上昇となりました。
 先日からウォッチしていてなかなか3万8000円前後から動かないと思っていましたが、よく観察すると全く動かない訳ではありません。


 流通している日銀の出資証券は40万株。時価だと4万円で160億円が対象になります。
 安定した出資者だけが保有されていて流動性には乏しいのですが、天下の日銀株を買いたいと思う投資家は意外に多いのかも知れません。

 投資して出資者となったら何か送られてくるのかなとは思いますが、配当が来る訳でもなく、せいぜい日銀からの金融政策の報告が来る程度かなと思います。まさか株主優待で1万円札100枚ということはないかと思いますが…。


 皆さんの中で日銀出資証券を保有されている方がお見えなら億の近道事務局までご連絡下さい。宜しくお願いします。


 さて、日銀は1882年に創業され、1983年11月に日銀法の認可法人としてJASDAQ市場にてIPOを行なったという経緯があります。
 何のためにJASDAQで取引されているかは私にとっては謎です。

 というのも特に投資家のメリットがないからで、メリットがなくても大丈夫だという投資家が換金売りされる投資家に代わって出資証券を譲り受けて保有するということになります。
 そうした日銀株(ここでは敢えてそう呼びます)を名誉で保有する投資家がお見えだとして実際には価格は大きく変動し、キャピタルゲインを狙うことも可能なので興味津々。日銀株の額面は100円で発行済み株式数は100万株。100株単位で売買されてきました。
 上場来の安値は1984年8月の1万8000円でバブル形成期のことで、1988年12月には75万5000円までなんと4年余りで約42倍にもなっています。これぞまさにバブル。チューリップの球根のような存在で勝手に価格が一人歩きしたようです。


 その後の日銀株は一旦他の銘柄と同様に1989円に高値付近まで戻りましたが、その後は一貫して下落。2007年には一旦17万6000円まで戻りましたが、2012年11月には3万500円と言う安値を付けました。
 その後は2013年3月に9万4000円まで上昇。3倍にもなっています。

 ですから長期で見れば案外値動きはあります。
 これは発行されている出資証券に希少価値があるからかも知れません。

 保有するステータスが価格を支配している可能性があり、思惑だけで余裕資金を投じて短期のキャピタルゲインを得ようとする投資家も中にはいるのかも知れません。


 何しろ自分でお札が刷れるのでつぶれる心配はありません。
 今が買場などという判断は成り立ちませんが損しても良いと思う投資家が日銀株を買うことになるのかも知れません。果たして実体はどうでしょうか。


 2016年7月には3万4850円まで、同年11月には3万5150円まで下落しています。とにかく保有する魅力に欠けますので価格は基調としては下落傾向にあります。
 そうした安値形成後の株価は3万6000円から4万円前後でのボックス圏で変動を続けています。

 バブル時代の高値で計算した時価総額は7550億円。
 現在はその19分の1にしか過ぎません。
 総資産456兆円の日銀株の時価総額が400億円とは驚きですが、取引価格はあってないようなものです。

 もしかしたら単にお金持ちのお遊びのための日銀株?
 神聖な日銀株の謎はますます深まりますが、バブルのバロメーターにもなりうる日銀株を今後もウォッチしていきたいと思います。

 ちなみに本日の日銀株は3本値の出来高400株。
 38500円寄り付きの安値38200円で終値は39600円(高値)となりました。果たして引けにかけ高値まで買った投資家の意図は何でしょうか。


 それにしても一日で時価総額が14億円も変動します。
 とても興味深い日銀株の値動きです。


(炎)


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なぜIPO銘柄はこれほど活況なのか

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 NYダウが先週末まで15営業日連続高となるなど米国ではトランプ相場が絶好調。政策期待の高まりでNYダウは21000円台乗せが目前に迫ってきました。

 通常なら米国株と連動して日経平均やTOPIXの上昇が想定されるところですが、皆さんご存知の通り、トランプ大統領の政策への不安感が日本株の頭を押さえている格好です。日経平均は一部の銘柄の変動や為替に影響を受けやすく、結果としてはなかなか一気に上昇という訳には至っていません。
 ましてや老舗企業の代表とも言える東芝の行方が気になり誰もが知っている企業への投資が手控え気味になっている状況が見られます。

 一方ではJASDAQ指数やマザーズ指数、東証2部指数といった中小型株指数はNYダウと同様に堅調な上昇を続けています。

 こうした市場の潮流を背景にして、直近のIPO銘柄は押し並べて堅調な株価推移を描いています。また売買も活況を呈しています。


 本来は東証1部銘柄に流れるべきお金の一部がIPO銘柄に流入してきただけで需給が良くなり株価上昇につながります。ここ2年程度の期間にIPOを果たした銘柄は170余りありますが、その中の多くは上場後しばらく株価が停滞したとしても、その後力強い上昇を示している事例が数多くあることに気が付きます。
 とりわけ、IPO後1年という期間の中で、積極的なIR活動を行うことで投資家の支持を集めて株価の上昇、時価総額の高まりという好循環につながることでマザーズ指数やJASDAQ指数の上昇に寄与してきた可能性があります。

 今年は既に1月から2月までに6社がIPOを果たし、3月には一気に22社が、IPOの予定となっています。

 2月IPO銘柄には、安江工務店(1439)のように上場初値が公開価格(1250円)のわずか4%上で寄り付き、その後高値2580円まで倍近くにまで上昇した銘柄もあるなど3月の前哨戦となる1−2月のIPOはいずれも堅調なスタート。

 とりわけ23日の3社のうちマザーズ上場の「てけてけ」ブランドの居酒屋を展開するユナイテッド&コレクティブ(U&C・3557)と、札幌アンビシャス市場に上場したダイレクトマーケティング事業を展開するフュージョン(3977)の2銘柄は初日は値がつかず2日目に公開価格の2倍以上で寄付くなど活況です。


 マザーズ上場で、再生可能エネルギー事業を比較的大規模に展開するレノバ(9519)に至っては初日に公開価格750円を50%上回る1125円で寄り付き、引けはその株価からストップ高(300円高)となる1425円で終わりましたが、本日は更に2090円という高値をつけています。


 実は直近上場銘柄だけではなく過去1,2年程度の中でIPOを果たした比較的事業内容が堅調な成長企業と言うべき銘柄の株価は堅調です。中小型株を専門に投資する機関投資家や外国人投資家が主たる投資家層と言えますが、好需給に支えられ株価は右肩上がりを続けている事例も見出せます。

 一方で、大型IPOはやや停滞気味に推移しており、その典型がLINE(3938・公開価格3300円)でしたが、先般3500円割れから反転上昇を開始しました。
 日本郵政(6178)も政府の第2次放出の接近から頭重い値動きが見られますが、これは配当利回りの高さ(約3.4%)が株価を下支えしている状況です。


 このように値動きの重い大型IPO銘柄を避け、需給良好な成長のベクトルの高い銘柄にリスクマネーが投じられている昨今の株式相場の流れはいよいよ3月IPO相場につながって参ります。
 22銘柄と数が多いだけに需給が不安視される可能性もありますが、有名人率いるほぼ日(3560)のように将来性はともかくIPO前から話題を呼んでいる銘柄も出てきました。


 消化難となるか活況に輪をかけるのか3月IPO相場に登場する22銘柄を今から興味津々で見守ることにしたいと思います。


(炎)


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億の近道2017/02/27


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投資情報メールマガジン                   2017/02/27
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

     ◆コラム「なぜIPO銘柄はこれほど活況なのか」
     ◆コラム「日銀の時価総額」
     ◆コラム「IPO銘柄に見出した成長株」


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【お知らせ】

 億近ゼミの応募は、明日28日火曜日〆切です。
 参加検討されている方は、お急ぎお申し込み下さい。
 募集要項はこちら ↓
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■ お知らせ ■

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◆コラム「なぜIPO銘柄はこれほど活況なのか」


 NYダウが先週末まで15営業日連続高となるなど米国ではトランプ相場が
絶好調。政策期待の高まりでNYダウは21000円台乗せが目前に迫ってき
ました。

 通常なら米国株と連動して日経平均やTOPIXの上昇が想定されるところ
ですが、皆さんご存知の通り、トランプ大統領の政策への不安感が日本株の頭
を押さえている格好です。日経平均は一部の銘柄の変動や為替に影響を受けや
すく、結果としてはなかなか一気に上昇という訳には至っていません。
 ましてや老舗企業の代表とも言える東芝の行方が気になり誰もが知っている
企業への投資が手控え気味になっている状況が見られます。

 一方ではJASDAQ指数やマザーズ指数、東証2部指数といった中小型株
指数はNYダウと同様に堅調な上昇を続けています。

 こうした市場の潮流を背景にして、直近のIPO銘柄は押し並べて堅調な株
価推移を描いています。また売買も活況を呈しています。


 本来は東証1部銘柄に流れるべきお金の一部がIPO銘柄に流入してきただ
けで需給が良くなり株価上昇につながります。ここ2年程度の期間にIPOを
果たした銘柄は170余りありますが、その中の多くは上場後しばらく株価が
停滞したとしても、その後力強い上昇を示している事例が数多くあることに気
が付きます。
 とりわけ、IPO後1年という期間の中で、積極的なIR活動を行うことで
投資家の支持を集めて株価の上昇、時価総額の高まりという好循環につながる
ことでマザーズ指数やJASDAQ指数の上昇に寄与してきた可能性がありま
す。

 今年は既に1月から2月までに6社がIPOを果たし、3月には一気に22
社が、IPOの予定となっています。

 2月IPO銘柄には、安江工務店(1439)のように上場初値が公開価格
(1250円)のわずか4%上で寄り付き、その後高値2580円まで倍近く
にまで上昇した銘柄もあるなど3月の前哨戦となる1−2月のIPOはいずれ
も堅調なスタート。

 とりわけ23日の3社のうちマザーズ上場の「てけてけ」ブランドの居酒屋
を展開するユナイテッド&コレクティブ(U&C・3557)と、札幌アンビ
シャス市場に上場したダイレクトマーケティング事業を展開するフュージョン
(3977)の2銘柄は初日は値がつかず2日目に公開価格の2倍以上で寄付
くなど活況です。


 マザーズ上場で、再生可能エネルギー事業を比較的大規模に展開するレノバ
(9519)に至っては初日に公開価格750円を50%上回る1125円で
寄り付き、引けはその株価からストップ高(300円高)となる1425円で
終わりましたが、本日は更に2090円という高値をつけています。


 実は直近上場銘柄だけではなく過去1,2年程度の中でIPOを果たした比
較的事業内容が堅調な成長企業と言うべき銘柄の株価は堅調です。中小型株を
専門に投資する機関投資家や外国人投資家が主たる投資家層と言えますが、好
需給に支えられ株価は右肩上がりを続けている事例も見出せます。

 一方で、大型IPOはやや停滞気味に推移しており、その典型がLINE
(3938・公開価格3300円)でしたが、先般3500円割れから反転上
昇を開始しました。
 日本郵政(6178)も政府の第2次放出の接近から頭重い値動きが見られ
ますが、これは配当利回りの高さ(約3.4%)が株価を下支えしている状況
です。


 このように値動きの重い大型IPO銘柄を避け、需給良好な成長のベクトル
の高い銘柄にリスクマネーが投じられている昨今の株式相場の流れはいよいよ
3月IPO相場につながって参ります。
 22銘柄と数が多いだけに需給が不安視される可能性もありますが、有名人
率いるほぼ日(3560)のように将来性はともかくIPO前から話題を呼ん
でいる銘柄も出てきました。


 消化難となるか活況に輪をかけるのか3月IPO相場に登場する22銘柄を
今から興味津々で見守ることにしたいと思います。


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◆コラム「日銀の時価総額」


 銀行の中の銀行は日本銀行。

 日銀法に基づく認可法人で出資証券は総額で1億円分(額面は100円)。
 その証券は株と同じようにJASDAQ市場で売買できますが、本日現在の
価格は39600円。100株単位なので約400万円で最低単位が買える計
算です。
 時価総額は100万株×39600円=396億円となります。


 何?日銀の時価総額が396億円?

 そう思われる方も多いかと思いますが、発行されている証券の55%は財務
大臣が保有していて、個人投資家は推定で39%保有していると言われていま
すが実名などは一切明らかにされていません。つまり無記名と同じです。

 出資者の権利は限りなく制限されていて持つ意味がないので話題にもなりま
せんがその日銀株、滅多に上がることはないのですが、今日はなんと前日比2.
72%の上昇となりました。
 先日からウォッチしていてなかなか3万8000円前後から動かないと思っ
ていましたが、よく観察すると全く動かない訳ではありません。


 流通している日銀の出資証券は40万株。時価だと4万円で160億円が対
象になります。
 安定した出資者だけが保有されていて流動性には乏しいのですが、天下の日
銀株を買いたいと思う投資家は意外に多いのかも知れません。

 投資して出資者となったら何か送られてくるのかなとは思いますが、配当が
来る訳でもなく、せいぜい日銀からの金融政策の報告が来る程度かなと思いま
す。まさか株主優待で1万円札100枚ということはないかと思いますが…。


 皆さんの中で日銀出資証券を保有されている方がお見えなら億の近道事務局
までご連絡下さい。宜しくお願いします。


 さて、日銀は1882年に創業され、1983年11月に日銀法の認可法人
としてJASDAQ市場にてIPOを行なったという経緯があります。
 何のためにJASDAQで取引されているかは私にとっては謎です。

 というのも特に投資家のメリットがないからで、メリットがなくても大丈夫
だという投資家が換金売りされる投資家に代わって出資証券を譲り受けて保有
するということになります。
 そうした日銀株(ここでは敢えてそう呼びます)を名誉で保有する投資家が
お見えだとして実際には価格は大きく変動し、キャピタルゲインを狙うことも
可能なので興味津々。日銀株の額面は100円で発行済み株式数は100万株。
100株単位で売買されてきました。
 上場来の安値は1984年8月の1万8000円でバブル形成期のことで、
1988年12月には75万5000円までなんと4年余りで約42倍にもな
っています。これぞまさにバブル。チューリップの球根のような存在で勝手に
価格が一人歩きしたようです。


 その後の日銀株は一旦他の銘柄と同様に1989円に高値付近まで戻りまし
たが、その後は一貫して下落。2007年には一旦17万6000円まで戻り
ましたが、2012年11月には3万500円と言う安値を付けました。
 その後は2013年3月に9万4000円まで上昇。3倍にもなっています。

 ですから長期で見れば案外値動きはあります。
 これは発行されている出資証券に希少価値があるからかも知れません。

 保有するステータスが価格を支配している可能性があり、思惑だけで余裕資
金を投じて短期のキャピタルゲインを得ようとする投資家も中にはいるのかも
知れません。


 何しろ自分でお札が刷れるのでつぶれる心配はありません。
 今が買場などという判断は成り立ちませんが損しても良いと思う投資家が日
銀株を買うことになるのかも知れません。果たして実体はどうでしょうか。


 2016年7月には3万4850円まで、同年11月には3万5150円ま
で下落しています。とにかく保有する魅力に欠けますので価格は基調としては
下落傾向にあります。
 そうした安値形成後の株価は3万6000円から4万円前後でのボックス圏
で変動を続けています。

 バブル時代の高値で計算した時価総額は7550億円。
 現在はその19分の1にしか過ぎません。
 総資産456兆円の日銀株の時価総額が400億円とは驚きですが、取引価
格はあってないようなものです。

 もしかしたら単にお金持ちのお遊びのための日銀株?
 神聖な日銀株の謎はますます深まりますが、バブルのバロメーターにもなり
うる日銀株を今後もウォッチしていきたいと思います。

 ちなみに本日の日銀株は3本値の出来高400株。
 38500円寄り付きの安値38200円で終値は39600円(高値)と
なりました。果たして引けにかけ高値まで買った投資家の意図は何でしょうか。


 それにしても一日で時価総額が14億円も変動します。
 とても興味深い日銀株の値動きです。


(炎)


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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆コラム「IPO銘柄に見出した成長株」


 皆さんご存知の通り、東芝が巨額の損金計上で債務超過に陥るなど存亡の危
機に陥っています。

 本来は日立と並ぶ日本を代表する重電メーカーで多くの投資家に親しまれて
きた同社ですが、不正会計問題に続く米国WH社の原子力事業でのつまずきで
大きく事業規模を縮小せざるを得ない状況になってきました。
 債務超過の解消に向け残りの半導体事業も一部売却を余儀なくされ、これか
ら建て直しに向け動くことになるでしょうが、ぜひ日本国のために頑張って頂
きたいと願うばかりです。


 さて、この東芝もかつて日本の高度成長時代とともに成長してきた社歴を持
っています。
 歴史の教科書にも載るような事業の沿革を知ると東芝という企業の本来の価
値が読み取れます。

 企業は上場した以上はステークホルダーのために事業を発展させ、得られた
利益を原資に従業員や株主に分配していく一種の社会インフラだと考えられま
す。日本国内から飛び出して世界市場を相手に事業展開を図った企業には相応
のリスクもある代わりにリターンを上げるチャンスももたらされます。

 普通では考えにくいような巨額の損失を発生させた東芝のような問題はもし
かしたら他の上場企業も内包している可能性があります。


 NYダウの上昇が続く中で日本株がやや停滞気味なのもそうしたことに起因
しているのでなければと案じられます。1民間企業の問題と片付けられない不
安な思いを抱いている投資家の皆さんも多いのではないでしょうか。


 ところで株式市場にはおよそ3650もの企業が上場し、それぞれに成長に
向けたビジネス展開を図っています。
 最新四季報(2016年12月16日現在)によると東証1部が2002社、
東証2部が533社、マザーズ227社、JASDAQ760社となっていま
す。これら以外にも名古屋1部、2部、セントレックス、札幌、同アンビシャ
ス、福岡、同Qボードに465社(重複を含む)が上場しています。
 毎年100社ほどのIPO企業がありながらこの数は今から16年ほど前の
3600社に比べ大きく増加している訳ではありません。これは企業倒産や上
場廃止などによって市場から退出した企業があるからに他ありません。
 株式市場では新陳代謝が進み、新規に上場する小規模ながら成長性の高い企
業と疲弊し上場をあきらめた企業が入れ替わっている訳です。

 中には先般、三越伊勢丹に買収されたニッコウトラベルのようなオーナー経
営の企業で資本の移動によって上場を廃止するケースも見られます。

 市場は二極化していますので今後上場企業同士の資本移動が盛んになること
も考えられます。


 結果にコミットするというTVCMのフレーズで有名になったRAIZAP
グループ(2928)は立て続けに6社のやや疲弊した企業を子会社化し、急
速な事業拡大を図っています。
 その成否は未知数ながら10年余り前に札幌アンビシャス市場に上場した美
と健康をテーマにした同社の積極拡大への取り組みは注目されます。

 IPOしたばかりの企業のすべてにそうした成長への取り組みを期待するこ
とが困難ですが、比較的年齢が若い経営者に率いられたIPO企業にはアグレ
ッシブなビジネス展開を図ろうとする企業も多く、そうした成長期待の高い企
業を見出していかれることは投資の醍醐味と言えます。
 株価は既にそうした成長性を折り込んでいる可能性もありますが、投資家の
皆さんは、企業のIR活動の中で得られた様々な情報を基に、時間をかけなが
らじっくりと成長株を見出し、じっくりと投資されていくことが成果につなが
るものと期待します。


 今年も既に1月から2月にかけ合計6社がIPOを果たしました。

 上場時は「身の引き締まる思い」という感想を漏らす経営者が多いのですが、
それが意味することは多くの投資家の熱い期待を背に受けての思いであり、そ
れがゴールではなく始まりだとの意味合いだと思います。
 まだ先行きの事業がどうなるか海の物とも山の物ともわからない時期に大き
な期待をして頂いたことへの感謝の言葉がこうした表現になって表れているの
かも知れません。

 本当はその後の株価を巡っての終わりのないバトルが開始されたことを念頭
に置いての発言なのかも知れませんが経営者にとっては責任重大。IPOを機
に業績を向上させる意欲を示すのが本筋ではあります。


 3月には一気に22社がIPOして参ります。
 中にはインターネット市場調査のマクロミル(3978)やオークネット
(3964)のように再デビューする銘柄も見られますが、多くはマザーズや
JASDAQに新規上場する銘柄です。


 皆さんも真の成長銘柄を探し当てて大きな投資成果を出して頂きたいと思い
ます。


(炎)


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炎の投資情報サンプル#133 2017/02/27

□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
投資情報メールマガジン                   2017/02/27

         炎 の 投 資 情 報 (第133号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆


 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


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□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


              −本日の目次−

          ■はじめに
          ■相場展望と売買作戦
          ■炎の注目銘柄コメント(12銘柄)
          ■注目IPO銘柄
          ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに


〜桜の開花の前に〜

 NYダウは15日連続高。さすがに30年ぶりの14日連続高の後だけに週
末はマイナスで終わると思っていたのに引けにかけ戻し、終わってみれば11
ドル余りの上昇。15日も続けて上がるとは羨ましい限り。

 これに対してわが日本の日経平均は前週末と比べればプラスにはなりました
が、前日比ではまた下落。さしたる理由のない中での下落が意味するところが
何なのか気になる投資家も多いのかも知れません。

 私の見解は既に示した通りですが、結果としては大型株よりも中小型株を指
向する展開となっています。果たしてこうした状況がいつまで続くのかがポイ
ントになります。

 流石にNYダウには波乱を予測する声も出始めていますが、NYダウが下げ
れば同じように日経平均も下げるのか、NYダウが上がっても上がらず、下げ
る時には連れ安する展開は最悪のパターンですが、こうしたことにお構いなく
中小型株には上がる要素があるものと思います。

 とりわけリスクマネーはIPO市場に流れ込んでいます。
 3月には実に22銘柄がIPOを予定しており、その前哨戦となる1−2月
には6銘柄がIPOし、いずれも人気を集めています。
 実に百花繚乱のごときIPOマーケットですが、前回取り上げたレノバ(9
519)のように初値買いで高いリターンが出るケースも出てくることも想定
されます。

 本メルマガで取り上げる銘柄は、梅や桃、桜などと同様に季節によって咲く
花が移り行くように変化を伴うこともあります。ここでは皆さんとともに季節
ごとに咲く花を楽しんで参りたいと思います。


 なお、先週は12月にIPOしたばかりのリネットジャパングループ(35
56・マザーズ)の黒田社長と面談し、大きな刺激を受けました。本日は同社
についても触れておきます。

 3月上場予定の銘柄ではうるる(3979)、NO.1(3562)、オー
クネット(3964)、ネットマーケティング(6175)といった企業に注
目しています。これらについては今後、改めてご報告して参りたいと思います。


(炎)






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ファンドマネジャー、株を語る 最終回




■ファンドマネジャー、株を語る  最終回


前回、永続する商品の話をしました。
また、永続する組織の話をしました。

ある時代下では、ある商品は国家が提供し、
また、ある時代下では民営化される。

ある組織は生き延びるために、商品をリニューアルしていく。
商品も変えていく。


そして、わたしたち、金融業界は、不確実性を計量することで、
理論的な株価を定めてきました。

おおむね、株のリスクは5〜10%程度の間と計測されています。
そうなると、遠くにあるキャッシュフローは大きく割り引かれます。
未来はゼロ査定されてしまいます。

遠い将来のキャッシュフローは無価値と算定される。

それで、短期志向となる。無価値なことを考えるのは合理的ではない。

でも、20年保有するつもりの人にとって、大事なことは、
20年後の時点からの将来。
つまり、20年後のその商品の見通しです。

まず、大丈夫だ、といえる商品に投資をしようと、
そういう話を延々としてきたのです。

全部で7回の連載でしたが、そのことだけを伝えるために書きました。


時代不変な価値は大事なはず。
でも、それは、短期志向の人にとっては意味がない。

また、こんな話をしたかもしれません。
株を長期に保有することは、業績を予測するという技術ではない。
それは、生き方の問題なんじゃないの?と。

自分が関わる社会への関わり方の問題じゃないのかと。


また、長く存在する商品は、決して強い商品だけとは限りません。
強いから残るわけじゃない。
弱くとも、空気のように、いつも、そばにある。そういうもののはずだと。

投資とは、もちろん、予測することや技能を競うことも含みます。
だが、投資の根っこには、わたしたち自身の「声」がある。

「願い」と言い換えてもよいかもしれない。

こんな世の中であってほしい。
こんなことは許されてはならない。
その願いや思いが、企業を動かす。

だから、わたしたちは、アクティブな行動的な投資をする。
それは、自分の態度の表明。生き方の表現です。

コストだけを考えて、
パッシブのインデックス投信には投資をしないという生き方。
有利か不利で人生を選ばないという態度。

わたしたちの日々の生活の中にある、他者への共感こそが、
投資の根っこの「声」と信じて。


社会を変えることは不可能だ、夢物語だ、そう感じる人は多いんだと感じます。

短期で儲かる、楽に儲かる、
そんな夢のような投資手法があればなあと思う気持ちもわからなくはない。


しかし、社会は、われわれが作るものです。
未来は予測するものではないのです。

人工知能が職を奪うのだと恐るのではなく、
人工知能のよさをどう活かすか、悪いところをどうカバーするのか。

それらは、わたしたちが決めるのです。
予想することではないのです。

予想するなとはいわないが、自らが社会参加し、
重要事項に意思決定に関わろうとする気概を持ってほしいのです。

他人事では生きているとはいえないでしょう?


個人個人は弱くとも、みんなの思いを集めることで、大きな声になる。
投資を通すことで、人気を集めた企業には、
やはり、資金調達力という「権力」が備わるようになっているのです。
自分のことしか考えない企業には資金の力は行かない。

他人のことを考え、思慮深く行動する企業に、パワーが与えられる。
でも、それは時代の風が吹く、わずかな間にすぎませんが。

われわれは、時代の風に翻弄される小さな木の葉のように
大海を漂う影響力のない小さな存在かもしれません。

われわれが分断され、孤立し、
ひとりひとりが短期的に振る舞う限りにおいては。


だが、能動的に自ら社会に関わり、声を集めて、
社会の課題を解決しようしている多くの企業たちが存在する。

そののことを、わたしたちは、どれだけ知っているといえるでしょうか?

彼らの懸命な姿を観察する。それも、感受性を持って。
それが投資の第一歩ですよ、と繰り返し伝えてきたつもりです。


くどいようですが、
われわれ一人一人の命は儚い。

遠い将来なんて、見つめる余裕はないと、
そう諦めるときがくるのでしょう。

だが、何世代にも渡って、着実に難題を解決していった先人たち。
苦難の連続だった。

歴史は繰り返しわれわれにその「先人の態度」を示してくれる。
それは、過去からのわれわれへのエールではないのでしょうか?

いまを懸命に生きることで、いまは開かれる。
ときに、それが将来を切り開くことにつながっていく。

いま、そして、将来を切り開くため、置かれた場所で努力する。
その生き様が、時代を超えていくのではないでしょうか?


人は、いくらお金を保有したかで、評価されるのではないのです。
何をしたかによって評価されるのです。

経済価値は、需要と供給で決まる。
そのこと自体には歴史的な意義はないのです。

損得の期待値は、リスクとリターンの計量の見込みで決まる、
たんなる「量」にすぎません。

だが、投資の成果は、わたしたち一人一人の生き方、態度、
価値観の総和で決まるのです。

大きな力は自分だけで決まらず、
自分だけで決まるものはいずれも小さな力です。

われわれの個々の小さな力を総和したものが投資の成果です。

そうであるならば、成果自体にとらわれないで、
この小さな力を発揮することに、力点を置きたい。

結果ではなくて、自らを発信し、発揮するという態度によって生きる。

何も変わらない結果を恐れて力をセーブするのではなく、
全力でぶっ倒れるまで走る。
他者を批判するのではなく、自分が全力を尽くす。
他者を強要せず、自らを縛る。



最後になりました。

みなさまにとって、もっとも大切な人たちへ、
みなさまの惜しみのない投資をお願い申し上げます。

それは、お金でなくとも構わないのです。
暖かい気持ち、感謝の心、応援するよというメッセージだけでもあっても。


それを受けたものたちは、心によって奮い立つ。

企業を単なるモノとしてみてしまえば、
彼らの懸命に生きる姿に心を打たれることもないでしょう。

だが、企業を、人の集合体として観察し、
この生きにくい世の中をともに戦う仲間であってほしいと願うならば、
彼らも、みなさまの気持ちに誠実に向き合ってくれるのではないでしょうか。

人は響き合う生命体です。
そして、企業とは響き合う人たちの集まりです。


アクティブ投資の大切さを世の中に伝えること。

それも、ファンドマネジャーの職務のひとつであると信じて、筆をおきます。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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市場潮流

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 今週(2月20〜24日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で48円92銭上昇し(率にして0.3%の上昇)、1万9283円54銭で取引を終えました。

 週の前半は、円高進行の一服を受けて堅調にスタートしましたが、週後半にかけては、2月28日の米トランプ大統領の議会演説を控え、模様眺め気運が広がりました。


 米国株式相場は、堅調な推移が続いており、ダウ工業株30種平均は23日まで10日連続で最高値を更新。これは約30年ぶりのことです。世界的な景気拡大傾向に加え、大規模減税、インフラ投資などトランプ政権の経済政策への期待が支援材料となっています。

 ムニューシン米財務長官は23日、法人減税などを盛り込んだ税制改正案について、「8月の議会の休会までに通過させたい」と発言しています。28日の議会演説で、トランプ大統領が減税政策に触れる可能性は高いのではないでしょうか。


 一方、国内株式相場は、トランプ大統領が通商政策や外交で強硬姿勢を強めるのでは、との警戒感が拭えません。28日の議会演説が無難なものとなり、景気刺激策に関して踏み込んだ発言があれば、国内株式相場も勢いづく可能性があります。

 仮に、失望が広がるような内容となっても、3月期末にかけては、好業績で株主還元に熱心な内需銘柄に注目が集まるものとみています。


(水島寒月)


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億の近道2017/02/24


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2017/02/24号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&山本潤)


    ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
    ◆コラム「ファンドマネジャー、株を語る 最終回」:山本潤


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【お知らせ】

 億近ゼミの応募は来週火曜日〆切です。
 参加検討されている方は、お早めにお申し込み下さい。
 募集要項は本メルマガの後半にあります。


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◆コラム「市場潮流」


 今週(2月20〜24日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で48円
92銭上昇し(率にして0.3%の上昇)、1万9283円54銭で取引を終
えました。

 週の前半は、円高進行の一服を受けて堅調にスタートしましたが、週後半に
かけては、2月28日の米トランプ大統領の議会演説を控え、模様眺め気運が
広がりました。


 米国株式相場は、堅調な推移が続いており、ダウ工業株30種平均は23日
まで10日連続で最高値を更新。これは約30年ぶりのことです。世界的な景
気拡大傾向に加え、大規模減税、インフラ投資などトランプ政権の経済政策へ
の期待が支援材料となっています。

 ムニューシン米財務長官は23日、法人減税などを盛り込んだ税制改正案に
ついて、「8月の議会の休会までに通過させたい」と発言しています。28日
の議会演説で、トランプ大統領が減税政策に触れる可能性は高いのではないで
しょうか。


 一方、国内株式相場は、トランプ大統領が通商政策や外交で強硬姿勢を強め
るのでは、との警戒感が拭えません。28日の議会演説が無難なものとなり、
景気刺激策に関して踏み込んだ発言があれば、国内株式相場も勢いづく可能性
があります。

 仮に、失望が広がるような内容となっても、3月期末にかけては、好業績で
株主還元に熱心な内需銘柄に注目が集まるものとみています。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆コラム「ファンドマネジャー、株を語る 最終回」


■「ファンドマネジャー、株を語る」執筆のきっかけ


現役ファンドマネジャーが株式投資について語る日々雑感です。
個別株の売り買いの推奨はありません。
それどころか、個別株についての言及はしません。

それでも、わたしは、株式投資が持つ本来の社会的意義については、
十分に伝えることができると思っています。

そして、投資のプロセスそのものが、投資家自身を幸福へ導く道標になる
と考えています。


わたし自身がそうでした。
投資を通して、世の中の仕組みがわかるようになりました。

投資により、経済的に恵まれるだけではなく、
投資というプロセスを通して、人としても成長できたように思うのです。


つまり、投資家とは、お金だけを企業に預けているのではありません。

投資とは、投資家自身の膨大な時間も高度な専門性も貴重な経験も
失敗から学んだ知恵もすべてを投資分析に費やすことです。

そして、その投資行為は、人を成長させます。


投資は以下の変化をもたらします。

単なる消費者から創造者に。
偏見やバイアスに支配される偏狭さを克服し、
普遍的で自由な思想を身につけることができます。
大多数の中に埋もれる受動的な存在から、
他者を導く能動的なリーダーへと変貌することができます。

ゼロサム的な思考や矛盾に悩む人は、矛盾を克服し、問題を解決し、
矛盾点を昇華する術を身につけることができます。


短期で利己的な人が、長期で意味のあることを成す人になることができます。
すぐに結果を出そうとする拙速な人も、
思慮深く、ステップ・バイ・ステップで成果を出すようになります。

たとえお金がなくても、株について考えることが、
豊かで幸せな人生を生きることに繋がっていくのです。

多少、大げさに響くかもしれませんが。



さて、わたしですが、外資系機関投資家(日本株アナリスト、日本株ファンド
マネジャー)としての職歴はおよそ20年になります。

15年前に自らの運用手法を書籍「インベストメント」(北星堂書店2001
年)にしましたが、多少、取材手法のみに偏った感がありました。

ファンドマネジャーが株を語ることは、
すなわち、職業について語ることでもあります。

株式ファンドマネジャーという仕事はこういう仕事である、
という内容でもあります。

また、アナリストやファンドマネジャーを育成するのための
ガチのガイドブックともいえるでしょう。

株式投資のもつ、社会的な価値が、あまり意識されない状況となっていること
も執筆の動機のひとつです。

個別株の推奨はありませんし、具体的な運用戦略は紹介しません。

株式投資に関するノウハウは千差万別であり、どんな個別の戦略であっても、
メリットとデメリットがあるからです。

みなさんが「株式投資」についての考えを深めるための一助となるように、
株についての必要最低限の事柄を整理しました。



■ファンドマネジャー、株を語る  最終回


前回、永続する商品の話をしました。
また、永続する組織の話をしました。

ある時代下では、ある商品は国家が提供し、
また、ある時代下では民営化される。

ある組織は生き延びるために、商品をリニューアルしていく。
商品も変えていく。


そして、わたしたち、金融業界は、不確実性を計量することで、
理論的な株価を定めてきました。

おおむね、株のリスクは5〜10%程度の間と計測されています。
そうなると、遠くにあるキャッシュフローは大きく割り引かれます。
未来はゼロ査定されてしまいます。

遠い将来のキャッシュフローは無価値と算定される。

それで、短期志向となる。無価値なことを考えるのは合理的ではない。

でも、20年保有するつもりの人にとって、大事なことは、
20年後の時点からの将来。
つまり、20年後のその商品の見通しです。

まず、大丈夫だ、といえる商品に投資をしようと、
そういう話を延々としてきたのです。

全部で7回の連載でしたが、そのことだけを伝えるために書きました。


時代不変な価値は大事なはず。
でも、それは、短期志向の人にとっては意味がない。

また、こんな話をしたかもしれません。
株を長期に保有することは、業績を予測するという技術ではない。
それは、生き方の問題なんじゃないの?と。

自分が関わる社会への関わり方の問題じゃないのかと。


また、長く存在する商品は、決して強い商品だけとは限りません。
強いから残るわけじゃない。
弱くとも、空気のように、いつも、そばにある。そういうもののはずだと。

投資とは、もちろん、予測することや技能を競うことも含みます。
だが、投資の根っこには、わたしたち自身の「声」がある。

「願い」と言い換えてもよいかもしれない。

こんな世の中であってほしい。
こんなことは許されてはならない。
その願いや思いが、企業を動かす。

だから、わたしたちは、アクティブな行動的な投資をする。
それは、自分の態度の表明。生き方の表現です。

コストだけを考えて、
パッシブのインデックス投信には投資をしないという生き方。
有利か不利で人生を選ばないという態度。

わたしたちの日々の生活の中にある、他者への共感こそが、
投資の根っこの「声」と信じて。


社会を変えることは不可能だ、夢物語だ、そう感じる人は多いんだと感じます。

短期で儲かる、楽に儲かる、
そんな夢のような投資手法があればなあと思う気持ちもわからなくはない。


しかし、社会は、われわれが作るものです。
未来は予測するものではないのです。

人工知能が職を奪うのだと恐るのではなく、
人工知能のよさをどう活かすか、悪いところをどうカバーするのか。

それらは、わたしたちが決めるのです。
予想することではないのです。

予想するなとはいわないが、自らが社会参加し、
重要事項に意思決定に関わろうとする気概を持ってほしいのです。

他人事では生きているとはいえないでしょう?


個人個人は弱くとも、みんなの思いを集めることで、大きな声になる。
投資を通すことで、人気を集めた企業には、
やはり、資金調達力という「権力」が備わるようになっているのです。
自分のことしか考えない企業には資金の力は行かない。

他人のことを考え、思慮深く行動する企業に、パワーが与えられる。
でも、それは時代の風が吹く、わずかな間にすぎませんが。

われわれは、時代の風に翻弄される小さな木の葉のように
大海を漂う影響力のない小さな存在かもしれません。

われわれが分断され、孤立し、
ひとりひとりが短期的に振る舞う限りにおいては。


だが、能動的に自ら社会に関わり、声を集めて、
社会の課題を解決しようしている多くの企業たちが存在する。

そののことを、わたしたちは、どれだけ知っているといえるでしょうか?

彼らの懸命な姿を観察する。それも、感受性を持って。
それが投資の第一歩ですよ、と繰り返し伝えてきたつもりです。


くどいようですが、
われわれ一人一人の命は儚い。

遠い将来なんて、見つめる余裕はないと、
そう諦めるときがくるのでしょう。

だが、何世代にも渡って、着実に難題を解決していった先人たち。
苦難の連続だった。

歴史は繰り返しわれわれにその「先人の態度」を示してくれる。
それは、過去からのわれわれへのエールではないのでしょうか?

いまを懸命に生きることで、いまは開かれる。
ときに、それが将来を切り開くことにつながっていく。

いま、そして、将来を切り開くため、置かれた場所で努力する。
その生き様が、時代を超えていくのではないでしょうか?


人は、いくらお金を保有したかで、評価されるのではないのです。
何をしたかによって評価されるのです。

経済価値は、需要と供給で決まる。
そのこと自体には歴史的な意義はないのです。

損得の期待値は、リスクとリターンの計量の見込みで決まる、
たんなる「量」にすぎません。

だが、投資の成果は、わたしたち一人一人の生き方、態度、
価値観の総和で決まるのです。

大きな力は自分だけで決まらず、
自分だけで決まるものはいずれも小さな力です。

われわれの個々の小さな力を総和したものが投資の成果です。

そうであるならば、成果自体にとらわれないで、
この小さな力を発揮することに、力点を置きたい。

結果ではなくて、自らを発信し、発揮するという態度によって生きる。

何も変わらない結果を恐れて力をセーブするのではなく、
全力でぶっ倒れるまで走る。
他者を批判するのではなく、自分が全力を尽くす。
他者を強要せず、自らを縛る。



最後になりました。

みなさまにとって、もっとも大切な人たちへ、
みなさまの惜しみのない投資をお願い申し上げます。

それは、お金でなくとも構わないのです。
暖かい気持ち、感謝の心、応援するよというメッセージだけでもあっても。


それを受けたものたちは、心によって奮い立つ。

企業を単なるモノとしてみてしまえば、
彼らの懸命に生きる姿に心を打たれることもないでしょう。

だが、企業を、人の集合体として観察し、
この生きにくい世の中をともに戦う仲間であってほしいと願うならば、
彼らも、みなさまの気持ちに誠実に向き合ってくれるのではないでしょうか。

人は響き合う生命体です。
そして、企業とは響き合う人たちの集まりです。


アクティブ投資の大切さを世の中に伝えること。

それも、ファンドマネジャーの職務のひとつであると信じて、筆をおきます。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤



====== 求む、勉強仲間!! 伝統の億近ゼミ、復活します!=====


【億近ゼミ開講のお知らせ】


2月末の締め切りです。
多くの応募があります。

4月から9ヶ月間ですが、少人数の純粋な勉強を目的とした会議を
13〜16回程度開催する予定です。

わたしの希望で、少人数とさせていただく可能性が高いので、
敷居は高くなってしまうかもしれません。

商品やサービスをひとつ取り上げて、その技術的な側面や歴史を記述する、
ということは、インターネット調査ではなかなかできないことです。

具体的な投資の手法や戦略については、多種多様であり、
また、どんな戦略も絶対的なものではありません。


例えるなら、錬金術でしょうか。

錬金術は、ゴールドでないものからゴールドを作ろうという
中世以降の試みでしたが、ご存知の通り、それは不可能なんですね。

ゴールドは、その希少性から経済的な価値は高い。

しかし、錬金術の結果、化学が進歩して、人類が真理へと一歩近づくことは、
社会への価値貢献になる。

ゴールドの価値とは違う、また、別の価値といえるでしょう。
ゴールドはすべての人々を幸せにはしません。

化学の進展は、すべての人々を経済的に豊かにしてきました。


ゼミでは、一般教養、学問、歴史、哲学、プログラミング、
こうしたものを駆使して、ひとつの商品について、
時代耐性を測ることに重きを置きます。

商品の時代不変量を測ること。


たとえば、ヘリウムをつかった冷却装置というものがありますが、
製造の現場では大切な役割を担っています。

比熱の問題から、冷却において、ヘリウムに勝る物性は、なかなかない。
だから、われわれは、時代を超えた不変性を、ヘリウムに見出す。

さて、その技術の祖先を辿るとその原理は昔からある。

ずっと前から、同じ原理、同じ仕組みであるにも関わらず、
ヘリウム冷却装置は、何十年も、「変わらず進化し続けている」のか!

「進化し続けている」と見ることもできるし、
「全く変わらない」と見ることもできる。

また、ヘリウムは原子としての大きさが小さい。
水素の次ですね。水素は爆発するから危ない。

ヘリウムは安定元素ですね。
小さくて危険ではないから、漏れなどを検知する気密検査に使われてきました。

昭和29年に実用新案(昭和30 12093)で三菱電機研究所が出願。
現在は広く使われている技術ですが、当時は普及していませんでした。
ヘリウムの持つ原理を用いたものですから時代不変量といえます。

昭和44年に日立の中央研究所は、すでに液体ヘリウムの低温を利用した
超電導原理を特許出願。
東海道リニアの原型となるアイデアです。
原理は昔からあった。しかし、普及時期には大きな隔たりがある。

何十年という大きな隔たりは、われわれの一生が短いから
それを大きいと感じるだけで、後世から見れば、
「発見されてすぐに実用化された」と記述されるのです。


商品別の時代不変量。

それを、いつか、誰かが、ちゃんと後世のために商品の歴史を
記述しなければならない、と個人的に思うのです。

ゼミでは、時代を超える「時代不変」を一緒に探しましょう。
時代不変量を商品ごとに計測することで、商品群の時代耐性を測る。

事業リスクが時間とともに複利で増大するので、時代不変量の重要性は、
株価には、すぐには反映されない。

だが、じわじわと時間が経つにつれて、複利で反映されていく。


ゼミでは、
1)投資の哲学
2)技術史作家への挑戦
3)データサイエンティストとのコラボ:一般入手可能な情報をまず使いこなす。

などを行います。


【募集要項】

・4月上旬より開催の予定です。
・開催期間は9ヶ月の予定です。
・開催頻度は月1〜2回です。
・開催曜日は土曜日か日曜日になります。

・参加費は無料です。

・開催場所は東京都港区です。
 参加者の居住地は問いませんが、開催場所へ開催日に来る事が難しい場合、
 メール等の手段により意思疎通が図れ、課題等が提出できる方、ご応募下さ
 い。

・年齢は問いませんが、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。

・略歴、志望動機、ゼミへの要望などを気の済むまで書いてください。
 1000文字程度でお願いします。
 テキストのほか、word形式も可。

・参加にあたっては簡単な審査をさせていただきます。
 審査結果により、ゼミへ参加できない場合もありますので、ご了承ください。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「億近ゼミ応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。

・応募締め切りは2月28日23:59とさせていただきます。


また、先生役を努めてくださる準備のある運用業界バイサイドアナリスト、
ファンドマネジャーや証券業界の方々も、興味があれば、お声をわたしまで
かけてください。
但し、報酬はありません。ボランティアとなります。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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向くゴールデンサイクルに入るので、あまり慎重すぎるとチャンスを取り逃が
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ルズを確認した上での、投資判断を行うポイントや心構えを解説しています。

 さらに、先週の7社のフォローアップと、優待の最終権利日というイベント
が株価に影響する考察や、以前からウオッチしているTOB銘柄の観察、研究
銘柄候補となっていた2銘柄の評価を掲載しています。

 加えて、魅力的な優待のある企業から4銘柄ピックアップしています。

 今回も大ボリュームの渾身のレポート満載です。
 ぜひこの機会にご購読を!

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。


【2016研究銘柄パフォーマンストップ3】

 1月12日〜11月22日配信分 全45銘柄 12月16日現在

 1位 エージーピー(9377)+233.33% 3月29日配信
 2位 エージーピー(9377)+213.68% 8月9日配信※
 3位 東京ラヂエーター製造(7235) +117.09% 7月5日配信

 ※この銘柄は2回配信しました。

 パフォーマンス分布
 +100%以上   3銘柄
 +50%〜100% 2銘柄
 +25%〜50% 14銘柄
 +10%〜25% 15銘柄
    0〜10%  8銘柄
 0%以下      3銘柄

 42勝3敗となりました。なお、配当・優待は加算しておりません。


 コラム銘柄は、261勝9敗でした。コラム銘柄の最高パフォーマンスは、
 7月26日配信メガチップス(6875)の+121.06%でした。

 コラム銘柄パフォーマンス分布
 +100%以上    1銘柄
 +50%〜100% 31銘柄
 +25%〜50%  66銘柄
 +10%〜25%  98銘柄
    0〜10%  65銘柄
 0%以下       9銘柄


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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 ニチリン(5184)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


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