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投資情報メールマガジン 2017/01/30
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:炎のファンドマネージャー)
◆コラム「祝!!億の近道3500号」
◆コラム「個人年金づくりと高配当利回り銘柄(その1)」
◆株式連載小説「億の近道」第7話
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■ お知らせ ■
【炎のファンドマネージャー有料メルマガ本日第129号配信!
ご購読をお待ちしております!】
「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第129号
が本日配信されました。
【第3四半期決算に注目!】
【1/30第129号では】
■相場展望
■特別コラム:一時的減益企業の礼賛
■業績の下方修正を行った中小型銘柄(1銘柄)
■注目銘柄の第3四半期決算発表スケジュール(9銘柄)
■その後の日創プロニティ(3440)
■炎の近未来連載株式小説:こちら東京・晴海株式同好会 第10話
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◆コラム「祝!!億の近道3500号」
17年余り前にスタートした億の近道が先週3500号になったとのお知ら
せがありました。
この長期にわたる継続的な配信は偏に配信活動に携わってきたぢんぢ部長を
はじめ多くの執筆者、読者の人生の一部でもあり大手メディアにはない存在感
を持つものと自負しております。
その創刊者の一人として執筆者関係各位や長年ご愛読賜って頂いております
読者の皆様に心より御礼を申し上げますとともに心よりお祝い申し上げます。
また、同時に山本さんの力強い感動的なメッセージを頂戴したことに感謝申
し上げます。
皆さんも山本さんの熱い思いに共感して頂いたものと思います。
億の近道では個別銘柄がどうだこうだというよりも投資に臨む考え方を自ら
磨いて頂くことを主眼にしたメルマガでありたいと願っています。
とは言え、億の近道の執筆陣にはそれぞれに個性があってしかるべきで、こ
れを大事にして自由に意見や考え方を述べる場にしていくことも重要だと考え
ています。
縁あってこの活動に参加頂いています関係者各位の今後の健康とご多幸を祈
ります。
読者の皆様におかれましてはこれからも億の近道から発信される意義深いコ
ンテンツを興味深くご愛読賜りましたら幸いです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
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◆コラム「個人年金づくりと高配当利回り銘柄(その1)」
年金生活を迎えようとする個人が公的年金に加えて私的年金づくりを行うこ
とは今後の高齢化社会の潮流になると思われます。
問題はどうやってそれを実現させるのかということになります。
それには投資家と企業の関係を取り持つ仲介者(一般的には証券アナリスト
や会計士、税理士が思い描かれます)などがキイマンになる可能性があります。
実際に私の活動はそうした仲介者になりつつあります。
そこには企業のリスク分析や将来性分析が不可欠です。
ただ、そこは極めて難しいのでなかなか実現するのは困難です。
困難ではありますが、一つの回答となりそうなのは高配当利回り銘柄を有効
活用することです。
年金としてインカムゲイン、つまり配当金収入を充当することがヒントにな
るかと思います。
しかも運用上のリスク分散(銘柄分散、時間分散)を図りながら中長期スタ
ンスでのポートフォリオ構築を図ることが投資家には求められます。
運用金融資産は多ければ多いほど有効ではありますが、限られた資金でも十
分に機能します。
現状の金融資産が1億円あっても銀行預金では受取利子は少なく年金として
は現状においては心もとないアイテムです。
年間に240万円の配当金が得られるなら、それは月額20万円に該当しま
す。
例えば6000万円の運用資産があるとして4%の配当利回りの銘柄にすべ
て投資すれば得られる訳ですが、配当利回りは現在平均すると東証1部平均で
は1.6%にしか過ぎません。
上場企業の中には配当性向の方針を100%において高配当を投資家に約束
している事例も見られますので、配当利回り自体は高い銘柄もあります。しか
も業績も堅調に推移していて将来の値上がり益も享受できる可能性が感じられ
る銘柄も存在します。
投資家にとっては配当性向が低くてなおかつ配当利回りの高い銘柄を見つけ
る必要があります。配当性向は企業の考え方次第で事業の性格にもよって変動
する可能性があります。
これは投資家ないし仲介者がしっかりと企業にヒヤリングして確認しておか
ないとなりません。
また、将来のキャピタルゲインの可能性も年金づくりには重要な要素になり
ます。
6000万円の資金でめでたく4%の配当金を得るポートフォリオが構築で
きたとしてそれによって黙っていても240万円が得られることになりますが、
投資した株式資産の評価も変動する可能性があります。
つまり投資した企業が事業の発展に成功し収益を高めて株式市場での評価が
高まると株価の値上がりによってそれを売却するとキャピタルゲインが得られ
ることになります。
これはどの程度値上がりするかにもよりますが、6000万円で4%の配当
金が得られるポートフォリオだとして期待配当利回りが2%になった場合、単
純に資産評価は1億2000万円になる訳です。
つまり投資家は投資元本を1億2000万円にして新たなポートフォリオを
組むかそのままそのポートフォリオを維持するかを検討することになる訳です。
いずれにせよ、いくつかの配当利回りの高い銘柄を見出して分散投資するこ
とが重要です。また、企業の財務内容を十分に分析して万が一のリスクにも備
える必要があります。
日本の株式市場には将来に起きるリスクを想定して配当性向が低い企業が多
く、なかなか配当利回りを4%以上に高めることは難しいのかも知れませんが、
まったくない訳ではなく意外に見落とされている銘柄も存在しています。
これは地方市場にあったり新興市場にあったりもします。
IRがなされていない場合も評価が低いため、配当利回りが高い状態にある
ケースもあります。
こうした高配当利回り銘柄はそうした状態になっている背景もありますので、
そのあたりは十分に吟味が必要です。
次回もまた高配当利回り投資についてのご報告をしたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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◆株式連載小説「億の近道」第7話
第7話:カリスマファンドマネジャー
松永にはかつて師匠とも言うべき存在があった。
今も現役ファンドマネジャーとして活躍中の塩田英雄である。
塩田はかつてロンドンのシティにある有名運用会社で日本人初のファンドマネ
ジャーとして大活躍し今やカリスマファンドマネジャーとしての評価を得てい
た。
塩田の運用は松永が出会う前から典型的な成長株投資を柱にしていた。
かつて日本株に外国人投資家が関心を寄せた時代に成長株とみなされる銘柄を
ファンドに組み入れ話題を呼んだことで海外でその名声を得ていた。
塩田は企業訪問で得られた企業価値情報を基にした自らの判断をベースにオー
ソドックスなポートフォリオを構築。これによって高い運用成果をもたらした
ことで他の海外投資家にもその噂が広まり、カリスマファンドマネジャーとし
ての存在感を高めていた。
松永は塩田の運用手法に学ぶところが大きかったが、若い松永にとっては雲の
上の存在であり、一生出会うことはないと考えていた。
ところが松永が勤務する証券会社系の投資顧問会社の社長として塩田が着任し
てきたことで、夢のような出会いの機会を持ったのだ。
ただ、成長株投資を主体とした塩田の運用はバブル相場には合わなかった。
今日買って明日売るといった類のディーリング運用が塩田の投資手法とは合致
せず潮流は重厚長大、流動性重視の展開の中で、運用成果が伴わずにいた。
アナリスト業務を経験してきた松永は塩田にとっては他のディーラーのような
ファンドマネジャーとは異なりよき理解者と言えた。本物の運用はこうだとい
う手法を身につけていた塩田はたとえ、成果が上がらなくても一本筋が通る運
用を行っていたことを松永はいまだに思い起こしてしまう。
親会社の役員たちは塩田の運用が時流には合わず新日鉄やら三菱重工やらを売
買しろなどと横やりを入れ、塩田の投資する電機ハイテク株では成果が上がら
ないなどと不満を募らせた。
親会社の担当役員からはこの頃、
「塩田社長、今日もクライアントからクレームでっせ。何とかなりまへんか。」
というお小言が相次いだ。
「何とかと言われても、運用成果は約束できるものではありません。」
塩田はこう答えるしかなかったが、
塩田の耳に入ってきたのは、どうやら預かった特金ファンドが一定の利回りを
出さないと困ったことになる・・・、というものだった。
確かにバブル経済末期はすべてが異常な時代だった。
マネーゲームは個人のみならず企業にも及び、特金、ファントラが一世を風靡
した。企業は銀行から運用資金を借りて余資運用に励んだ。
専門家と言うべき運用者はにわか仕立ての理論武装で切った張ったを繰り返し、
日経平均株価を1989年末に38000円超えまで押し上げた。
限られた銘柄にリスクマネーは集中しバブル相場のピークではそうした銘柄の
株価が一斉にはじけ飛び、奈落の底に向かって逆回転を始めた。
その時、塩田は松永に向かって言い放った。
「松永君、これからは店頭株の時代だ・・。」
店頭株というのは現在のJASDAQ市場に上場する比較的中小型規模の株で
流動性には乏しいものの、それぞれに成長性が備わっていた。
典型的な銘柄は日本合同ファイナンス(現在のJAFCO)。
全体相場が急落する中、この株は大幅高となるなど塩田の思惑は当たったよう
に見えたのだが、それもまた波乱の幕開けとなってしまったのだが、松永はこ
れを機会に中小型株を中心にしたアナリスト活動を続けることになった。
塩田の投資対象は徹底的に中小型成長株に絞られ、松永もそれに従った。
しかしながら松永があこがれたカリスマファンドマネージャーの塩田はバブル
崩壊後の運用成果悪化の責任を取らされたのか退職を余儀なくされた。
松永は塩田との関係がこれで終わるかと思って内心寂しかったが、それから3
年を経て再び復活をしたのは塩田の松永への思いがあったためだろう。
「松永君、うちに来ないか?」
そうした連絡が入ったのは1994年の始めだった。
塩田は香港で自ら独立して投資顧問会社を立ち上げ、順調にいくと東京にも事
務所を設けることになったので松永にも声をかけてきたのだった。
徹底した成長株投資の手法を身につけてカリスマファンドマネージャーの下で
松永はその年の春からアナリスト兼ファンドマネジャーとしての仕事を開始し
た。
その年の7月、奇しくも2つの成長企業がIPOして市場の話題を集めたが、
そこに塩田は並々ならぬ関心を寄せたのだ。
それは孫社長率いるソフトバンク(9984)と柳井社長率いるファーストリ
テイリング(9983)だった。
既に両社がIPOしてから20年以上経過しているが、IPO時の事業規模と
現在は全く違っている。それぞれ世界企業として飛躍し時価総額はそれぞれに
何兆円にもなってしまった。
塩田はIPO時からこの両社にかなりの投資を行った。
松永は上場後の説明会に顔を出して逐一、塩田に状況を報告した。
塩田の運用力は目利きの能力と不可分の関係にある。
まさに現在の日本を代表する企業2社をポートフォリオに入れた塩田の先見の
明は松永にとってはその後の活動に多大な影響をもたらした。
残念ながら松永と塩田との縁は1996年で切れてしまうが、松永は自分でア
ナリスト活動を行う会社を立ち上げて生きていこうと決断した。
松永はその後一貫してアナリスト活動を仕事の中心に据えて様々な経営者とミ
ーティングを重ねた。
そこにはドンキホーテ(7532)の安田社長など個性あふれるカリスマ経営
者への訪問も含まれた。
ドンキホーテの上場は1998年6月だった。
丁度松永が億の近道をスタートさせようという頃と重なっていた。
ドンキホーテ株の上場時の経常利益は15億円。
時価総額は263億円だったが、現在は経常利益が500億円近くに達し、時
価総額は6600億円余りと25倍にも時価総額は膨らんでいる。
話合ったわけではないのに思いが通じたのか塩田の会社の運用ファンドにはド
ンキホーテがコアとして入っているというから不思議なものである。
お互いに離れていても塩田の教えを受けた松永の企業を見る目にもその教えが
生かされているように思われた。
松永とともにメルマガ「億の近道」を立ち上げた田山も塩田のことをよく知っ
ていた。
田山は準大手証券の親興証券でブローカーサイドの営業マンとして投資家の発
注を受けていた。
塩田はその有力クライアントの一人でもあったからだ。
塩田は時々、ブローカーの担当者を集めてイベントを行ったが、ムードメーカ
ーでもあった田山はそうしたイベントに毎回参加していた。
松永との関係もそうした中で培われたが、カラオケ大会で田山が歌う吉幾三の
「酒よ」は心に沁みた。それに対抗して塩田が歌うのが味のある「男の背中」。
松永はなんと軽いノリの「お嫁サンバ」だった。
松永ではなく、カリスマファンドマネージャー塩田がある意味「億の近道」を
生んだルーツなのかも知れない。
株式投資は結果として多くの物語を生む。成功することもあれば失敗に終わる
こともある。失敗を恐れずにリスク挑戦する先人たちの生き様はとても参考に
なる。
そうした思いを背景にして、松永が師匠と仰ぐ塩田の話を引き合いに出した。
カルータ大統領誕生によるグローバリズムの修正が起き、たとえ世の中が内向
きになったとしても投資家にとって重要なのは目利きの能力。
成長意欲を強く感じるかどうかの感受性なのだと松永は自分に言い聞かせると
ともに、メルマガ「億の近道」上でのアピールを続けた。
(第8話に続く)
(この物語はフィクションであり、実在の人物、企業、団体、出来事、事件等
とは関係ありません)
== == == ==
運用のプロにとって株式投資の王道と言うべき成長株投資を実践するカリス
マファンドマネジャーが実際に存在するということを知り、その運用手法を学
ぶことは将来の億の近道になると考えられます。
言うは易く行うは難しの例え通り、実際に成長株投資を行うのはよほどの目
利きの能力が必要だろうと思われますが、本メルマガを読み進みながら億の近
道に向けた実践をされている読者投資家がお見えになるかと思います。
そうした皆さんは成長株投資にバリュー株投資、テーマ株投資といろいろな
投資手法を取り入れながら資産運用に努めておられるものとは思いますが、一
般的にはまずは企業の内容を吟味し、利益成長の可能性を探ることから入って
いく必要があります。
本小説に出てくるカリスマ性を持った塩田氏もまずは証券会社からのリコメ
ンドを得て、自ら企業との面談をしながら投資判断をしていき確証を得てポー
トフォリオを構築していくオーソドックスな運用方法を重ねていることになっ
ています。
個人投資家ではなかなかそうはいかないと考えられるのかも知れませんが、
既に上場企業は積極的なIRを行い、成長に向けた説明資料を投資家に公表し
ています。
説明資料を読み、疑問点があればその上場会社の担当者にヒヤリングして確
認する。そうした活動によってこそくだんのカリスマファンドマネジャーのよ
うな成果を得ることができるということになるのかと思います。
このカリスマファンドマネジャーは先日の日経新聞の1面に登場しAIに負
けない運用を行うと豪語したようですが、これが皆さんの資産運用にも良いヒ
ントになれば幸いです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
http://okuchika.net/
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「億の近道」での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
email:okuchika.mail@gmail.com
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このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
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