為替市場動向〜トランプ相場第一幕の後は?〜

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 米国の次期大統領がトランプ氏になったことも事前予想外でしたが、その後起こっている市場の「トランプ現象・トランプ・ラリー」がこれだけ大展開するとは想定外でした。結果のみならず、このポジティブ反応も想定外だったからこそ、これだけの相場に展開なったのでしょう。


 11月9日から始まった「ラリー」。ここへきて、米国国民にとっての大きなイベントである感謝祭を経て、ややエネルギーの速度が緩まった感はあります。しばしスピード調整なのか、これで終了なのか分かりません。
 ただ、このまま終わると、ドル相場も株式相場も11月は大陽線。それを受けて、年末年始とラリーに繋がるのか?慎重に見て対応していきたいところです。

 ドル円相場は、昨年つけたアベノミクス以来の高値125.86と今年6月の英国のEU離脱ショックの安値99.02の半値112.44を優に達成して一時113.90をつけました。

 格言では半値戻しは全値戻りと言われますが、終わってみたら中間的な調整に過ぎなかったということも良くあります。ドル円120円説も出ているようですが、まだ見極める時間が必要だと思っています。


 大統領就任前から、市場がこれほど反応したことは、過去に殆ど例がないと言われるトランプ相場。1月20日の就任式、その後の一般教書、また2月に予定される予算教書。特に政策の裏付けとなる予算教書を見ていく必要もあろうかと思います。

 通常、新しい大統領が就任すると100日は蜜月と言われます。来年の春頃から、トランプ新大統領の現実と向き合っていくことになるのではと思います。


 さて、これから注目されるスケジュールは、本日のOPEC総会での減産合意の有無、2日金曜日の米国雇用統計でしょう。ただ、これによって微調整はあるにしろ、大きく相場の流れを変えるものではないと思います。


 その後に控えるのは、12月の米国FOMCです。
 025%利上げ確率は98%と見込まれ、既に市場に織り込み済です。

 今の関心事は、来年の利上げ見通しがどうなるか?です。
 来年の6月にはもう一段の利上げが行われる見通しも、50%近くになってきてはいますが、逸るのは早計。新政権の具体的な政策と実現性を見ていく必要があります。


 欧州の動きにも注目です。
 イタリアの憲法改正の国民投票が12月4日に行われます。結果によっては、政権が変わり現在行われている改革や不良債権で問題ありの金融機関への対策の遅れが心配されます。イタリア国債とドイツ国債とのスプレッドの広がりは、今後のイタリアへの不安が表れています。

 欧州の来年の注目は選挙です。
 3月にオランダの総選挙。5月にはフランス大統領選、9月はドイツの総選挙があります。自国ファーストのトランプ氏が米国で選ばれたことから、フランスの極右政党ルペン氏が注目されますが、共和党のフィヨン氏(サルコジ前大統領時の首相で経済大改革路線を打ち出している)が現在は有力視されています。移民政策を始めとして、トランプ現象の影響が、欧州の世論にどう影響するのか注目されます。


 一方、ドル高が人民元安に拍車をかけています。
 先週は、2008年以来の元安水準1ドル=6.92という安値をつけました。元の海外流出を懸念した当局が対外投資を含めた規制強化をするとも報じられています。

 これまで、元安というと、中国経済の負の部分の連想からリスクオフ→円高を連想する向きがありましたが、今回はドル高が起因しているという発想から、元安、円安での推移となっています。ただ、トランプ新政権が選挙運動中にも繰り返していたように、就任後の政策で通貨安による米国への貿易増を認めないというメッセージを送ってくる可能性も大です。為替政策でも、トランプノミクスを見極める必要があります。


 波乱の11月から年末12月へ。
 トランプ相場の行方やFOMC等の注目イベントもありますが、12月の市場は欧米のクリスマスや年末の決算を控えて徐々に薄くなります。方向感なく振れやすくなる時期でもあることも心して、良い年越しに向かいたいですね。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※11月30日東京時間午後3時執筆
 本号の情報は11月29日のニューヨーク市場終値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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短期的な利益を優先させる金融機関〜金融レポート報告〜

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 いささか旧聞には属しますが、平成28年の9月15日に発表された金融庁の「金融レポート」について、目を通しましたので、現場で日々感じていることも含めてお伝えします。

http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf

 まず、最近の流れを追うと2015年7月7日に金融庁長官が森信親さんに代わってから、金融庁は大きな変化をしています。


 森長官の就任後の発言をみても

・「国のために」と初志に戻って考えれば、今までやってきた金融庁の姿勢が間違っていると思うことがある。それはためらわずに変えていきます。

・トップが自分では「お客様のためにやっている」と思っていても、現場は違うかもしれない。現場のファクトを積み上げることが何より重要。

・コンプライアンスは重要ですが、あまり行き過ぎると、かえって金融機関が金融庁の方ばかり向いて創意工夫がなくなる。


 これまでの金融庁の行政の在り方を、根本から見直す必要性についてかなりの機会で言及しています。

 そして、特にユーザー(金融機関利用者)目線に立って、正しいことをやるという姿勢を明確に打ち出しています。

 その意味でも、今回の「金融レポート」は森長官がイニシアティブを取って発表した金融庁のレポートということで、私も含めて業界関係者は期待をしていました。


 金融レポートは、

1.我が国の金融システムの現状
 1)世界経済・金融市場動向
 2)我が国の金融システムの評価とその健全性に影響を及ぼしうるリスク

2.金融行政の重点施策に関する進捗・評価
 1)金融仲介機能の十分な発揮と健全な金融システムの確保
 2)活力ある資本市場と安定的な資産形成の実現、市場の公正性・透明性の確保

3.顧客の信頼・安心感の確保

4.IT技術の進展による金融業・市場の変革への戦略的な対応

5.国際的な課題への対応

6.その他の重点施策

7.金融庁の改革
 1)金融庁のガバナンス
 2)金融行政のあり方

という章立てになっています。


 全部紹介していくと長くなりますので、今回は億近に密接な、
2−2)活力ある資本市場と安定的な資産形成の実現、市場の公正性・透明性の確保

について見ていきます。


 最初に、日本の金融資産の状況を世界各国と比較していく中で、日本は金融資産が預金偏重で、運用リターンによって金融資産が増えている状況でないことが指摘されています。

 一方で、金融資産を保有する高齢者が退職金や相続で一気に資産が増加しているが、その資金を投資経験や知識が乏しい中で、どう運用するかがカギだと指摘しています。

 次に、長期、積立、分散投資によってリターンが安定的に産み出されることを指摘しています。


 極めて普通の話ですが、レポートで再度書かなければ、投資家にも金融機関にも認識されないであろうということを意識しての記述だと思います。

 その後に、日本人の金融資産ポートをリオをどのように変化させていくかについて

「家計の金融リテラシー向上」
「金融機関の顧客本位の業務運営」

の2つの視点で語られています。

 「家計の金融リテラシー」は低いのが現状なので、今後もNISAや確定拠出年金といった制度をきっかけとして、継続的に辛抱強くリテラシーを上げていく作業が必要です。

 もう一つの「金融機関の顧客本位の業務運営」については、様々な検証がされている上で、

「金融機関においては、短期的な利益を優先させるあまり、顧客の安定的な資産形成に資する業務運営が行われているとは必ずしも言えない状況にある。」

と結論付けています。


 これには、私のような独立系のアドバイザーからすると拍手喝采で、日々いろいろなご相談を受けている中で、金融機関利用者が幾度となく感じてきたことを、金融庁がはっきりとした問題意識の中で明記してくれたということになります。


 今後は、こうした問題意識を現実社会の中でどのように金融行政の中で具現化していくのかということが問われるようになります。

 その辺りは、次回のメルマガで見ていきたいと思います。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


無料で資産運用の相談をしてみたい方はコチラ

http://abvom.biz/brd/archives/ahwxrr.html


具体的な老後資金のプランニングをしたい方はこちら
↓(12月はあと先着1名様のみ受付可能です)
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詳しくは http://mlplanning.co.jp/mail/

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億の近道2016/11/30


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投資情報メールマガジン                   2016/11/30

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:小屋洋一&式町みどり)

◆コラム「短期的な利益を優先させる金融機関〜金融レポート報告」:小屋洋一
◆コラム「為替市場動向〜トランプ相場第一幕の後は?〜」:式町みどり


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◆コラム「短期的な利益を優先させる金融機関〜金融レポート報告〜」


 いささか旧聞には属しますが、平成28年の9月15日に発表された金融庁
の「金融レポート」について、目を通しましたので、現場で日々感じているこ
とも含めてお伝えします。

http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf


 まず、最近の流れを追うと2015年7月7日に金融庁長官が森信親さんに
代わってから、金融庁は大きな変化をしています。


 森長官の就任後の発言をみても

・「国のために」と初志に戻って考えれば、今までやってきた金融庁の姿勢が
 間違っていると思うことがある。それはためらわずに変えていきます。

・トップが自分では「お客様のためにやっている」と思っていても、現場は違
 うかもしれない。現場のファクトを積み上げることが何より重要。

・コンプライアンスは重要ですが、あまり行き過ぎると、かえって金融機関が
 金融庁の方ばかり向いて創意工夫がなくなる。


 これまでの金融庁の行政の在り方を、根本から見直す必要性についてかなり
の機会で言及しています。

 そして、特にユーザー(金融機関利用者)目線に立って、正しいことをやる
という姿勢を明確に打ち出しています。

 その意味でも、今回の「金融レポート」は森長官がイニシアティブを取って
発表した金融庁のレポートということで、私も含めて業界関係者は期待をして
いました。


 金融レポートは、

1.我が国の金融システムの現状
 1)世界経済・金融市場動向
 2)我が国の金融システムの評価とその健全性に影響を及ぼしうるリスク

2.金融行政の重点施策に関する進捗・評価
 1)金融仲介機能の十分な発揮と健全な金融システムの確保
 2)活力ある資本市場と安定的な資産形成の実現、市場の公正性・透明性の
   確保

3.顧客の信頼・安心感の確保

4.IT技術の進展による金融業・市場の変革への戦略的な対応

5.国際的な課題への対応

6.その他の重点施策

7.金融庁の改革
 1)金融庁のガバナンス
 2)金融行政のあり方

という章立てになっています。


 全部紹介していくと長くなりますので、今回は億近に密接な、
2−2)活力ある資本市場と安定的な資産形成の実現、市場の公正性・透明性
    の確保

について見ていきます。


 最初に、日本の金融資産の状況を世界各国と比較していく中で、日本は金融
資産が預金偏重で、運用リターンによって金融資産が増えている状況でないこ
とが指摘されています。

 一方で、金融資産を保有する高齢者が退職金や相続で一気に資産が増加して
いるが、その資金を投資経験や知識が乏しい中で、どう運用するかがカギだと
指摘しています。

 次に、長期、積立、分散投資によってリターンが安定的に産み出されること
を指摘しています。


 極めて普通の話ですが、レポートで再度書かなければ、投資家にも金融機関
にも認識されないであろうということを意識しての記述だと思います。

 その後に、日本人の金融資産ポートをリオをどのように変化させていくかに
ついて

「家計の金融リテラシー向上」
「金融機関の顧客本位の業務運営」

の2つの視点で語られています

 「家計の金融リテラシー」は低いのが現状なので、今後もNISAや確定拠
出年金といった制度をきっかけとして、継続的に辛抱強くリテラシーを上げて
いく作業が必要です。

 もう一つの「金融機関の顧客本位の業務運営」については、様々な検証がさ
れている上で、

「金融機関においては、短期的な利益を優先させるあまり、顧客の安定的な資
 産形成に資する業務運営が行われているとは必ずしも言えない状況にある。」

と結論付けています。


 これには、私のような独立系のアドバイザーからすると拍手喝采で、日々い
ろいろなご相談を受けている中で、金融機関利用者が幾度となく感じてきたこ
とを、金融庁がはっきりとした問題意識の中で明記してくれたということにな
ります。


 今後は、こうした問題意識を現実社会の中でどのように金融行政の中で具現
化していくのかということが問われるようになります。

 その辺りは、次回のメルマガで見ていきたいと思います。


株式会社マネーライフプランニング
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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆コラム「為替市場動向〜トランプ相場第一幕の後は?〜」


 米国の次期大統領がトランプ氏になったことも事前予想外でしたが、その後
起こっている市場の「トランプ現象・トランプ・ラリー」がこれだけ大展開す
るとは想定外でした。結果のみならず、このポジティブ反応も想定外だったか
らこそ、これだけの相場に展開なったのでしょう。


 11月9日から始まった「ラリー」。ここへきて、米国国民にとっての大き
なイベントである感謝祭を経て、ややエネルギーの速度が緩まった感はありま
す。しばしスピード調整なのか、これで終了なのか分かりません。
 ただ、このまま終わると、ドル相場も株式相場も11月は大陽線。それを受
けて、年末年始とラリーに繋がるのか?慎重に見て対応していきたいところで
す。

 ドル円相場は、昨年つけたアベノミクス以来の高値125.86と今年6月
の英国のEU離脱ショックの安値99.02の半値112.44を優に達成し
て一時113.90をつけました。

 格言では半値戻しは全値戻りと言われますが、終わってみたら中間的な調整
に過ぎなかったということも良くあります。ドル円120円説も出ているよう
ですが、まだ見極める時間が必要だと思っています。


 大統領就任前から、市場がこれほど反応したことは、過去に殆ど例がないと
言われるトランプ相場。1月20日の就任式、その後の一般教書、また2月に
予定される予算教書。特に政策の裏付けとなる予算教書を見ていく必要もあろ
うかと思います。

 通常、新しい大統領が就任すると100日は蜜月と言われます。来年の春頃
から、トランプ新大統領の現実と向き合っていくことになるのではと思います。


 さて、これから注目されるスケジュールは、本日のOPEC総会での減産合
意の有無、2日金曜日の米国雇用統計でしょう。ただ、これによって微調整は
あるにしろ、大きく相場の流れを変えるものではないと思います。


 その後に控えるのは、12月の米国FOMCです。
 025%利上げ確率は98%と見込まれ、既に市場に織り込み済です。

 今の関心事は、来年の利上げ見通しがどうなるか?です。
 来年の6月にはもう一段の利上げが行われる見通しも、50%近くになって
きてはいますが、逸るのは早計。新政権の具体的な政策と実現性を見ていく必
要があります。


 欧州の動きにも注目です。
 イタリアの憲法改正の国民投票が12月4日に行われます。結果によっては、
政権が変わり現在行われている改革や不良債権で問題ありの金融機関への対策
の遅れが心配されます。イタリア国債とドイツ国債とのスプレッドの広がりは、
今後のイタリアへの不安が表れています。

 欧州の来年の注目は選挙です。
 3月にオランダの総選挙。5月にはフランス大統領選、9月はドイツの総選
挙があります。自国ファーストのトランプ氏が米国で選ばれたことから、フラ
ンスの極右政党ルペン氏が注目されますが、共和党のフィヨン氏(サルコジ前
大統領時の首相で経済大改革路線を打ち出している)が現在は有力視されてい
ます。移民政策を始めとして、トランプ現象の影響が、欧州の世論にどう影響
するのか注目されます。


 一方、ドル高が人民元安に拍車をかけています。
 先週は、2008年以来の元安水準1ドル=6.92という安値をつけまし
た。元の海外流出を懸念した当局が対外投資を含めた規制強化をするとも報じ
られています。

 これまで、元安というと、中国経済の負の部分の連想からリスクオフ→円高
を連想する向きがありましたが、今回はドル高が起因しているという発想から、
元安、円安での推移となっています。ただ、トランプ新政権が選挙運動中にも
繰り返していたように、就任後の政策で通貨安による米国への貿易増を認めな
いというメッセージを送ってくる可能性も大です。為替政策でも、トランプノ
ミクスを見極める必要があります。


 波乱の11月から年末12月へ。
 トランプ相場の行方やFOMC等の注目イベントもありますが、12月の市
場は欧米のクリスマスや年末の決算を控えて徐々に薄くなります。方向感なく
振れやすくなる時期でもあることも心して、良い年越しに向かいたいですね。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※11月30日東京時間午後3時執筆
 本号の情報は11月29日のニューヨーク市場終値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


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 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)


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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
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有料メルマガライブラリから(207)銘柄研究 ニチリン(5184)

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、今回は特別に研究銘柄の一部を掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=銘柄研究 ニチリン(5184)=
 (有料メルマガ第403回・2016/10/18配信号)

※注 2016年10月現在の内容ですので留意下さい。


 本日は、1914年(大正3年)に創業した自動車用、二輪車用、さらには家庭および家電用の各種ホースや配管を製造する自動車部品メーカーである、ニチリンを研究銘柄として取り上げます。


 ニチリンは、明治時代に栄えた総合商社「鈴木商店」の子会社より分離独立し、日本輪業合資会社として神戸市に設立されました。

 当時は自転車タイヤ・チューブ、各種ゴムホースおよび工業用ゴム製品の製造・販売をしており、2014年には創業100周年を迎えた、長い歴史と伝統のある会社です。

 現在はブレーキホース、カーエアコンホース、パワーステアリングホースなど、自動車用ホースを中心に、水道用ホースなどさまざまなホースを製造しています。この100年の間に戦争や天災などの困難も経験してきましたが、良いものは残し、常に変化し挑戦しながら、時代に合ったものづくりを行い、現在のニチリンがあります。

 今では、世界に13拠点を持つグローバル企業となり、世界中のモータリゼーションに貢献しています。


 ニチリンの技術力は、日本国内の自動車メーカー、バイクメーカーだけでなく、フォルクスワーゲン、アウディ、ゼネラルモーターズ、フォードなど、複数の海外メーカーからも高く評価されています。部品の入れ替え、技術革新のスピードが速い自動車業界で、現状に満足することなく、多様化する顧客のニーズを満たすために、日々技術開発力の向上に努めています。

 ニチリンは、いまでは自動車用ホースのリーディングカンパニーとしてエアコンディショニング、ブレーキ、パワーステアリングなどさまざまな用途に向けた広範囲なホースを開発・生産しています。二輪車用ホースにおいては100%に近い日本国内シェアを誇っています。

ニチリンの沿革
http://www.nichirin.co.jp/corporate/co_enkaku.html

 ニチリンは、日本の自動車メーカーはもとより、海外の主要自動車メーカーから信頼されて業績を伸ばしている企業です。


 まず、本日の研究銘柄としてニチリンを選んだ理由を説明します。


1.ニチリンは、8月9日に2016年12月期第2四半期の決算短信を発表しましたが、円高が進んでいるのに業績が堅調であること。同日に業績修正を行いましたが通期の純利益の業績予想は変更しませんでした。

 8月9日に発表された『通期連結業績予想の修正および通期個別業績予想』に関するIRです。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20160809/a12s63/140120160808471195.pdf

『当社顧客からの受注が堅調に推移したことに加え、好調な北米市場や中国市場の回復、アセアン市場も概ね堅調であったことから当社グループの受注は順調に推移しており、下期においても受注状況に大きな変化はないものと予想しております。しかしながら第2四半期以降急激に円高が進行し、下期においても円高基調が継続するものと予想されますので、第3四半期以降の為替レートを1US$=115円から1US$=102円に見直したことにより、通期の売上高は予想を下回る見込みであります。一方、営業利益につきましては、継続的な生産性改善や原価低減活動の推進、グループでの最適生産体制の取り組みにより、海外の全セグメントとも好調に推移するものと見込み、予想を上方修正しております。』


 このように、第3四半期以降の為替レートを円高に修正しています。直近では円はニチリンの想定レートより円安方向に動いています。

 第2四半期時点の通期一株利益予想は、年初と同じ289.88円です。

 ニチリンは常に保守的な業績予想を出す企業です。

○ニチリンの過去の一株利益の年初予想と実績の確認

2014年12月期:予想229.12円 ⇒ 実績236.31円
2015年12月期:予想244.55円 ⇒ 実績301.00円

〇四半期(各3ヶ月)ごとのニチリンの一株利益の推移
 10四半期分を確認します。

2014年12月期
第1四半期 65.12円
第2四半期 53.08円
第3四半期 41.70円
第4四半期 76.41円

2015年12月期
第1四半期 51.61円
第2四半期 65.70円
第3四半期 85.48円
第4四半期 100.22円

2016年12月期
第1四半期 88.13円
第2四半期 65.13円

 後ほど研究開発の状況をチェックしますが、新製品を開発して納入開始する情報や、量産を開始するという情報が多いです。新製品開発力が強いことで、利益を増やしていることが確認できます。


2.10月12日に、従来30%の出資シェアだったスペイン企業の出資比率を70%に引き上げて、連結子会社化を行いました。

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20161012/a4wt3w/140120161012410940.pdf

 このIRの連結子会社化した理由の中に『最近大口受注の成功』ということが書かれており、出資シェアの増加分の利益の増加だけではなく、大口受注による利益の増加と、円安傾向が続くと、ニチリンの業績が予想以上に伸びることが期待できます。


3.ニチリンは、低PERかつ低PBRと投資指標的に割安であること。

 ニチリンの株価は上昇をスタートしていますが、10月14日の終値1591円で考えても低PERかつ低PBRです。

 PERは5.5倍です。
 一株純資産 1892.49円(=2016年6月末時点の数字)です。
 PBRは0.84倍です。


4.ニチリンの平成23年12月期から平成27年12月期までの4年間の純利益(と一株利益)の推移。そして2016年12月期の予想。

〇純利益(カッコ内は一株利益)
 平成23年12月期 ▲0.10億円( ▲1.13円)
 平成24年12月期  7.29億円( 81.79円)
 平成25年12月期 21.30億円(210.81円)
 平成26年12月期 26.09億円(236.31円)
 平成27年12月期 32.22億円(301.00円)
 平成28年12月期予32.00億円(289.88円)

 僅かに赤字だった平成23年12月期と平成27年12月期を比較すると、売上高で1.52倍。経常利益で10.1倍。純利益で38倍を超える増収増益となっている企業です。


5.2011年12月期と2016年12月期第2四半期のバランス・シートを比較すると、現金性資産が大きく増加していること。

<2011年12月末>

(資産の部)
資産合計 297.4億円
 現・預金32.1億円
 投資有価証券26.3億円
 受取手形及び売掛金69.8億円
 在庫47.0億円
 土地35.8億円
 建物等25.8億円
 設備等28.8億円

(負債の部)
全ての負債196.6億円
 有利子負債54.3億円

<2016年6月末>

(資産の部)
資産合計 422.6億円 (125.2億円増加)
 現・預金112.7億円(80.6億円増加)
 投資有価証券26.2億円(0.1減少)
 受取手形及び売掛金+電子記録債権83.6億円(13.8億円増加)
 在庫56.3億円(9.3億円増加)
 土地36.3億円(0.5億円増加)
 建物等39.6億円(8.4億円増加)
 設備等36.4億円(7.6億円増加)

(負債の部)
全ての負債182.1億円(14.5億円減少)
 有利子負債33.4億円(20.9億円減少)

 総資産が125.25億円増加したのに、負債総額は14.5億円減少。
 そして有利子負債も20.9億円減少している。

 現・預金は80.6億円増加し、投資有価証券は0.5億円の減少である。

 すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権も13.8億円増加している。

 在庫も売上高が1.52倍増えたので9.3億円増加しているが、短納期で生産できるためか、売り上げの増加に比べて増加額が少ないと感じられる。しかしこれは評価して良いことだと考える。

 業績が良くても、なかなか株価が戻さないので時価総額が175.7億円となったニチリンの総資産から、全部の負債を控除しても、240.5億円の資産が残ります。

 総資産422.6億円―全ての負債182.1億円=240.5億円

 その内訳は上記の通りで、現・預金112.7億円+投資有価証券26.2億円=138.9億円であり、この現金性資産だけでニチリン株をすべて買い占めるのに必要な金額(=時価総額175.7億円の79.0%に該当します。


6.ニチリンは4期連続で増配を行う計画であること。

配当の推移
 ニチリンは2014年10月に1株⇒1.1株の株式分割をしています。
 株式分割による過去の配当については株式分割の調整をしていない数字です。

http://www.nichirin.co.jp/ir/ir_7_segument.html

2012年12月期 12円
2013年12月期 16円
2014年12月期 22円
2015年12月期 28円
2016年12月期予32円


7.ニチリンは12月に金券優待があること。

ニチリンの優待のページ
http://www.nichirin.co.jp/ir/ir_15_kabu_yutai.html

権利確定12月末
クオカード
100株以上 1000円分
1000株以上2000円分
5000株以上3000円分


8.ニチリンは東証第2部に上場しており、東証第1部に昇格する可能性を持っていること。

 IRに確認したところ、すでに3年前から東証第1部への形式基準は満たしているとのことでした。もし東証第1部に昇格すれば、業績が非常に良いこともあり、投資家の注目度が上がり株価へのプラスのインパクトが強まると考えています。 


 以上のような理由から、ニチリンを本日の研究銘柄として選びました。


 では、いつものようにバランス・シートからニチリンの資産価値を確認します。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20160809/a0pt5p/140120160802465949.pdf

 平成28年12月期の第2四半期の決算短信から調べました。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【業績堅調!流動性の高い大型株で海外売上が過半を占める低PERの配当企業を研究!】

 本日配信の有料メルマガでは、国内2位、世界6位のメーカーで、2002年以降黒字を維持しており、今後の業績向上も期待でき、流動性の高い大型株で、海外売上が過半を占め、業界トップと比較して低PERの配当優企業を、研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「『いつ買うか。今でしょう』と行動に移すべき時が、懐疑の中で育ちつつあるような期待をしています。」と題し、市場がリスクオン志向に変化して居る可能性の中で、どのように銘柄選定をしてリスク管理しておくことが重要か、具体的な戦術と共に考察しています。そして、このような環境の中での具体益な銘柄3条件にも言及しています。

 さらに、東京ラヂエーター製造の理論株価を考察し、カルソニックカンセイがもしTOBをかけた場合のための参考資料として報告しています。

 加えて、マイナス金利下で業績伸長が期待できる業界から、7社を取り上げ、次期研究銘柄候補として分析しています。


 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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億の近道2016/11/29


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2016/11/29

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

  ◆コラム「有料メルマガライブラリから(207)」:石川 臨太郎


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(207)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、今回は特別に研究銘柄の一部を掲載い
たします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=銘柄研究 ニチリン(5184)=
 (有料メルマガ第403回・2016/10/18配信号)

※注 2016年10月現在の内容ですので留意下さい。


 本日は、1914年(大正3年)に創業した自動車用、二輪車用、さらに
は家庭および家電用の各種ホースや配管を製造する自動車部品メーカーであ
る、ニチリンを研究銘柄として取り上げます。


 ニチリンは、明治時代に栄えた総合商社「鈴木商店」の子会社より分離独
立し、日本輪業合資会社として神戸市に設立されました。

 当時は自転車タイヤ・チューブ、各種ゴムホースおよび工業用ゴム製品の
製造・販売をしており、2014年には創業100周年を迎えた、長い歴史
と伝統のある会社です。

 現在はブレーキホース、カーエアコンホース、パワーステアリングホース
など、自動車用ホースを中心に、水道用ホースなどさまざまなホースを製造
しています。この100年の間に戦争や天災などの困難も経験してきました
が、良いものは残し、常に変化し挑戦しながら、時代に合ったものづくりを
行い、現在のニチリンがあります。

 今では、世界に13拠点を持つグローバル企業となり、世界中のモータリ
ゼーションに貢献しています。


 ニチリンの技術力は、日本国内の自動車メーカー、バイクメーカーだけで
なく、フォルクスワーゲン、アウディ、ゼネラルモーターズ、フォードなど、
複数の海外メーカーからも高く評価されています。部品の入れ替え、技術革
新のスピードが速い自動車業界で、現状に満足することなく、多様化する顧
客のニーズを満たすために、日々技術開発力の向上に努めています。

 ニチリンは、いまでは自動車用ホースのリーディングカンパニーとしてエ
アコンディショニング、ブレーキ、パワーステアリングなどさまざまな用途
に向けた広範囲なホースを開発・生産しています。二輪車用ホースにおいて
は100%に近い日本国内シェアを誇っています。

ニチリンの沿革
http://www.nichirin.co.jp/corporate/co_enkaku.html

 ニチリンは、日本の自動車メーカーはもとより、海外の主要自動車メーカ
ーから信頼されて業績を伸ばしている企業です。


 まず、本日の研究銘柄としてニチリンを選んだ理由を説明します。


1.ニチリンは、8月9日に2016年12月期第2四半期の決算短信を発表
 しましたが、円高が進んでいるのに業績が堅調であること。同日に業績修正
 を行いましたが通期の純利益の業績予想は変更しませんでした。

 8月9日に発表された『通期連結業績予想の修正および通期個別業績予想』
に関するIRです。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20160809/a12s63/140120160808471195.pdf

『当社顧客からの受注が堅調に推移したことに加え、好調な北米市場や中国市
場の回復、アセアン市場も概ね堅調であったことから当社グループの受注は順
調に推移しており、下期においても受注状況に大きな変化はないものと予想し
ております。しかしながら第2四半期以降急激に円高が進行し、下期において
も円高基調が継続するものと予想されますので、第3四半期以降の為替レート
を1US$=115円から1US$=102円に見直したことにより、通期の
売上高は予想を下回る見込みであります。一方、営業利益につきましては、継
続的な生産性改善や原価低減活動の推進、グループでの最適生産体制の取り組
みにより、海外の全セグメントとも好調に推移するものと見込み、予想を上方
修正しております。』

 このように、第3四半期以降の為替レートを円高に修正しています。直近で
は円はニチリンの想定レートより円安方向に動いています。

 第2四半期時点の通期一株利益予想は、年初と同じ289.88円です。

 ニチリンは常に保守的な業績予想を出す企業です。

○ニチリンの過去の一株利益の年初予想と実績の確認

2014年12月期:予想229.12円 ⇒ 実績236.31円
2015年12月期:予想244.55円 ⇒ 実績301.00円

〇四半期(各3ヶ月)ごとのニチリンの一株利益の推移
 10四半期分を確認します。

2014年12月期
第1四半期 65.12円
第2四半期 53.08円
第3四半期 41.70円
第4四半期 76.41円

2015年12月期
第1四半期 51.61円
第2四半期 65.70円
第3四半期 85.48円
第4四半期 100.22円

2016年12月期
第1四半期 88.13円
第2四半期 65.13円

 後ほど研究開発の状況をチェックしますが、新製品を開発して納入開始する
情報や、量産を開始するという情報が多いです。新製品開発力が強いことで、
利益を増やしていることが確認できます。


2.10月12日に、従来30%の出資シェアだったスペイン企業の出資比率
 を70%に引き上げて、連結子会社化を行いました。

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20161012/a4wt3w/140120161012410940.pdf

 このIRの連結子会社化した理由の中に『最近大口受注の成功』ということ
が書かれており、出資シェアの増加分の利益の増加だけではなく、大口受注に
よる利益の増加と、円安傾向が続くと、ニチリンの業績が予想以上に伸びるこ
とが期待できます。


3.ニチリンは、低PERかつ低PBRと投資指標的に割安であること。

 ニチリンの株価は上昇をスタートしていますが、10月14日の終値1591
円で考えても低PERかつ低PBRです。

 PERは5.5倍です。
 一株純資産 1892.49円(=2016年6月末時点の数字)です。
 PBRは0.84倍です。


4.ニチリンの平成23年12月期から平成27年12月期までの4年間の純
 利益(と一株利益)の推移。そして2016年12月期の予想。

〇純利益(カッコ内は一株利益)
 平成23年12月期 ▲0.10億円( ▲1.13円)
 平成24年12月期  7.29億円( 81.79円)
 平成25年12月期 21.30億円(210.81円)
 平成26年12月期 26.09億円(236.31円)
 平成27年12月期 32.22億円(301.00円)
 平成28年12月期予32.00億円(289.88円)

 僅かに赤字だった平成23年12月期と平成27年12月期を比較すると、
売上高で1.52倍。経常利益で10.1倍。純利益で38倍を超える増収増
益となっている企業です。


5.2011年12月期と2016年12月期第2四半期のバランス・シート
 を比較すると、現金性資産が大きく増加していること。

<2011年12月末>

(資産の部)
資産合計 297.4億円
 現・預金32.1億円
 投資有価証券26.3億円
 受取手形及び売掛金69.8億円
 在庫47.0億円
 土地35.8億円
 建物等25.8億円
 設備等28.8億円

(負債の部)
全ての負債196.6億円
 有利子負債54.3億円

<2016年6月末>

(資産の部)
資産合計 422.6億円 (125.2億円増加)
 現・預金112.7億円(80.6億円増加)
 投資有価証券26.2億円(0.1減少)
 受取手形及び売掛金+電子記録債権83.6億円(13.8億円増加)
 在庫56.3億円(9.3億円増加)
 土地36.3億円(0.5億円増加)
 建物等39.6億円(8.4億円増加)
 設備等36.4億円(7.6億円増加)

(負債の部)
全ての負債182.1億円(14.5億円減少)
 有利子負債33.4億円(20.9億円減少)

 総資産が125.25億円増加したのに、負債総額は14.5億円減少。
 そして有利子負債も20.9億円減少している。

 現・預金は80.6億円増加し、投資有価証券は0.5億円の減少である。

 すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権も13.8億円増加し
 ている。

 在庫も売上高が1.52倍増えたので9.3億円増加しているが、短納期で
生産できるためか、売り上げの増加に比べて増加額が少ないと感じられる。し
かしこれは評価して良いことだと考える。

 業績が良くても、なかなか株価が戻さないので時価総額が175.7億円と
なったニチリンの総資産から、全部の負債を控除しても、240.5億円の資
産が残ります。

 総資産422.6億円―全ての負債182.1億円=240.5億円

 その内訳は上記の通りで、現・預金112.7億円+投資有価証券26.2
億円=138.9億円であり、この現金性資産だけでニチリン株をすべて買い
占めるのに必要な金額(=時価総額175.7億円の79.0%に該当します。


6.ニチリンは4期連続で増配を行う計画であること。

配当の推移
 ニチリンは2014年10月に1株⇒1.1株の株式分割をしています。
 株式分割による過去の配当については株式分割の調整をしていない数字です。

http://www.nichirin.co.jp/ir/ir_7_segument.html

2012年12月期 12円
2013年12月期 16円
2014年12月期 22円
2015年12月期 28円
2016年12月期予32円


7.ニチリンは12月に金券優待があること。

ニチリンの優待のページ
http://www.nichirin.co.jp/ir/ir_15_kabu_yutai.html

権利確定12月末
クオカード
100株以上 1000円分
1000株以上2000円分
5000株以上3000円分


8.ニチリンは東証第2部に上場しており、東証第1部に昇格する可能性を持
 っていること。

 IRに確認したところ、すでに3年前から東証第1部への形式基準は満たし
ているとのことでした。もし東証第1部に昇格すれば、業績が非常に良いこと
もあり、投資家の注目度が上がり株価へのプラスのインパクトが強まると考え
ています。 


 以上のような理由から、ニチリンを本日の研究銘柄として選びました。


 では、いつものようにバランス・シートからニチリンの資産価値を確認しま
す。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20160809/a0pt5p/140120160802465949.pdf

 平成28年12月期の第2四半期の決算短信から調べました。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
 です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【業績堅調!流動性の高い大型株で海外売上が過半を占める低PERの配当企
 業を研究!】


 本日配信の有料メルマガでは、国内2位、世界6位のメーカーで、2002
年以降黒字を維持しており、今後の業績向上も期待でき、流動性の高い大型株
で、海外売上が過半を占め、業界トップと比較して低PERの配当優企業を、
研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「『いつ買うか。今でしょう』と行動に移すべき時が、
懐疑の中で育ちつつあるような期待をしています。」と題し、市場がリスクオ
ン志向に変化して居る可能性の中で、どのように銘柄選定をしてリスク管理し
ておくことが重要か、具体的な戦術と共に考察しています。そして、このよう
な環境の中での具体益な銘柄3条件にも言及しています。

 さらに、東京ラヂエーター製造の理論株価を考察し、カルソニックカンセイ
がもしTOBをかけた場合のための参考資料として報告しています。

 加えて、マイナス金利下で業績伸長が期待できる業界から、7社を取り上げ、
次期研究銘柄候補として分析しています。


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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
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 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

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2016年も残すところあと1か月

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 師走相場が目前に迫ってきました。調整に始まり停滞を見せた2016年もあと1か月で終了します。

 アベノミクス相場4年のシナリオは期待の前半から失望の後半を経て新たな4年間が始まろうとしている端境期です。株式相場にとってはトランプ新大統領への期待の高まりは今後の4年間を先取りした展開であるものと思われます。


 リターンを求めて株式市場でお金は忙しくうごめいています。

 大儲けした方も損したという方も師走は来年に向け、投資作戦を考える良い時期です。実現益が積み重なっていれば一方で評価損を実現損に変えて2017年を迎える準備をしないとなりません。

 直近の株価上昇で損は減少し一方で益が積み上がったところで、投資家の懐事情は良くなっているものと推察されます。
 個別株の株価にはそうした投資家の懐事情が反映されているものと考えられます。


 ゼロ金利政策の下で景気が徐々に上向く局面ながら、まだまだ企業の姿勢は慎重です。そうした慎重姿勢で投資が思い切ってできないまま推移してきましたが、一方で内部留保を配当に回すなど積極的なスタンスを表明している企業も見られ、余裕の生まれた投資家のリスクマネーが株式市場に向かうとのシナリオが描けると期待されます。

 為替相場が想定よりも円安に向かっている現在、円高で停滞を続けてきた輸出企業の業績は上方修正の期待が高まります。それが現在の株高を支えていると考えられますが、大手メディアはその結果としての企業業績見通しを年明けにはポジティブに伝え始めることになります。

 ポジティブな業績見通しが語れる相場はテーマ株の存在を忘れさせるものとなりますが、結果として内需系中心のマザーズ指数が停滞していることは皆さんも認識されているものと思います。


 日経平均優位の時代に対してマザーズ相場の停滞は相場の好循環の表れです。下がった株はいずれ反転しますし、上がった株はいずれ下落トレンドに転じることになります。

 師走相場で投資家の心理は短期に傾きがちですが、ここはそろそろ2017年を展望した投資戦略を構築したいと思います。

(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




経営者は夢を語る、投資家はその夢に賭ける

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 投資家は夢を語る経営者にこそリスクマネーを投じる。
 PERの高さは夢の大きさの度合いに比例する。


 いきなりつぶれる心配がないのであれば企業は収益拡大という夢を追求すべきです。IRセミナーでは経営者が過去から現状までの現実的な話をしますが、夢を語らないとなかなか投資家はついてこない。夢の中身を評価して投資家はその夢にリスクマネーを投じることになります。


 投資家は自己責任の下で投資するべき企業を選択し、その企業の株にリスクマネーを投じます。そうした選択に夢の部分は欠かせません。

 上場企業は上場していない会社よりも信用度が高く、ビジネスのフロントランナーであり続けないとなりません。

 技術力を磨き、新製品を生み出し、サービスを充実させ組織を効率良く拡大させていく方向性を示し、なおかつ業績の拡大を実現できる企業には投資家の評価が高まります。


 PERは企業によってまちまちです。夢の実現で収益の拡大が期待されるのであればPERは高まります。

 また、夢を掲げられずに未来の成長を語れない企業のPERは低水準のまま推移します。PERが低いままで良いと決め込むかあきらめている上場企業が日本の株式市場では多いと感じられます。


 多くの投資家は四半期の業績変動に一期一喜一憂し、短期のマネーゲームに邁進していますが、企業はこうした短期投資家よりも中長期スタンスで投資してくれる投資家に夢を語る必要があります。

 企業の過去・現在・未来が織りなす株価の形成にとって経営者が語る夢の部分、しかも絵空事ではない現実的な夢を多くの中長期投資家が理解し、経営者と何らかの形で対話を重ねながら未来に向けて歩むことが株式市場にとっては理想の世界になるものと思われます。


(炎)


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億の近道2016/11/28


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投資情報メールマガジン                   2016/11/28
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

     ◆コラム「経営者は夢を語る、投資家はその夢に賭ける」
     ◆コラム「2016年も残すところあと1か月」
     ◆株式連載小説「億の近道」第3話


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【11/28第121号では】


■株式相場・為替相場・原油相場展望
■炎の相場回顧録(その8)
■炎の注目低位銘柄(2銘柄)
■炎のポートフォリオ
■ニューフェース:話題のZPMの投資価値
■炎の近未来連載株式小説:こちら東京・晴海株式同好会 第4話


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【11/21第120号を読む】
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【11/28第121号を読む】
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◆コラム「経営者は夢を語る、投資家はその夢に賭ける」


 投資家は夢を語る経営者にこそリスクマネーを投じる。
 PERの高さは夢の大きさの度合いに比例する。


 いきなりつぶれる心配がないのであれば企業は収益拡大という夢を追求すべ
きです。IRセミナーでは経営者が過去から現状までの現実的な話をしますが、
夢を語らないとなかなか投資家はついてこない。夢の中身を評価して投資家は
その夢にリスクマネーを投じることになります。


 投資家は自己責任の下で投資するべき企業を選択し、その企業の株にリスク
マネーを投じます。そうした選択に夢の部分は欠かせません。

 上場企業は上場していない会社よりも信用度が高く、ビジネスのフロントラ
ンナーであり続けないとなりません。

 技術力を磨き、新製品を生み出し、サービスを充実させ組織を効率良く拡大
させていく方向性を示し、なおかつ業績の拡大を実現できる企業には投資家の
評価が高まります。


 PERは企業によってまちまちです。夢の実現で収益の拡大が期待されるの
であればPERは高まります。

 また、夢を掲げられずに未来の成長を語れない企業のPERは低水準のまま
推移します。PERが低いままで良いと決め込むかあきらめている上場企業が
日本の株式市場では多いと感じられます。


 多くの投資家は四半期の業績変動に一期一喜一憂し、短期のマネーゲームに
邁進していますが、企業はこうした短期投資家よりも中長期スタンスで投資し
てくれる投資家に夢を語る必要があります。

 企業の過去・現在・未来が織りなす株価の形成にとって経営者が語る夢の部
分、しかも絵空事ではない現実的な夢を多くの中長期投資家が理解し、経営者
と何らかの形で対話を重ねながら未来に向けて歩むことが株式市場にとっては
理想の世界になるものと思われます。


(炎)


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◆コラム「2016年も残すところあと1か月」


 師走相場が目前に迫ってきました。調整に始まり停滞を見せた2016年も
あと1か月で終了します。

 アベノミクス相場4年のシナリオは期待の前半から失望の後半を経て新たな
4年間が始まろうとしている端境期です。株式相場にとってはトランプ新大統
領への期待の高まりは今後の4年間を先取りした展開であるものと思われます。


 リターンを求めて株式市場でお金は忙しくうごめいています。

 大儲けした方も損したという方も師走は来年に向け、投資作戦を考える良い
時期です。実現益が積み重なっていれば一方で評価損を実現損に変えて201
7年を迎える準備をしないとなりません。

 直近の株価上昇で損は減少し一方で益が積み上がったところで、投資家の懐
事情は良くなっているものと推察されます。
 個別株の株価にはそうした投資家の懐事情が反映されているものと考えられ
ます。


 ゼロ金利政策の下で景気が徐々に上向く局面ながら、まだまだ企業の姿勢は
慎重です。そうした慎重姿勢で投資が思い切ってできないまま推移してきまし
たが、一方で内部留保を配当に回すなど積極的なスタンスを表明している企業
も見られ、余裕の生まれた投資家のリスクマネーが株式市場に向かうとのシナ
リオが描けると期待されます。

 為替相場が想定よりも円安に向かっている現在、円高で停滞を続けてきた輸
出企業の業績は上方修正の期待が高まります。それが現在の株高を支えている
と考えられますが、大手メディアはその結果としての企業業績見通しを年明け
にはポジティブに伝え始めることになります。

 ポジティブな業績見通しが語れる相場はテーマ株の存在を忘れさせるものと
なりますが、結果として内需系中心のマザーズ指数が停滞していることは皆さ
んも認識されているものと思います。


 日経平均優位の時代に対してマザーズ相場の停滞は相場の好循環の表れです。
下がった株はいずれ反転しますし、上がった株はいずれ下落トレンドに転じる
ことになります。

 師走相場で投資家の心理は短期に傾きがちですが、ここはそろそろ2017
年を展望した投資戦略を構築したいと思います。

(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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◆株式連載小説「億の近道」第3話


第3話:旅立ち


「株式投資は銘柄選びが重要だ。それは旅にも似た世界。山あり谷ありの世界。
 晴れの日もあれば雨の日もある。美しい景色が見れるのか、うまい料理にあ
 りつけるのか旅する感覚で投資の世界を楽しもう。」


 松永は田山や津田などと始めたネットで発信するメルマガ「億の近道」で株
式投資のことをいつもこうした言い方で表現している。

 こうした旅する感覚を株式投資にも当てはめるのが松永にとっては好きだっ
たので、「億の近道」では旅の話がよく登場した。


 旅先でこれはこれはうまい!!という人間の自然な喜びを感じるのと同様に
株の投資では感動が必要ではないか。
 感動を求めて株式投資をする投資家にメルマガのコンテンツで訴求したいと
考えた松永が様々な全国行脚とともに投資家が投資すべき銘柄を選び、面白お
かしく伝え続けたことが、「億の近道」を創刊後わずか2年足らずで読者数1
0万人という人気のメルマガに押し上げたのかも知れない。


 松永はそんなある日、田山に、

「こんな停滞相場が続いても2倍以上に株価が上昇している銘柄は毎年必ずい
 くつかはありますね。」

と語りかけた。


「田山さん、今手元にある100万円が毎年2倍になれば何年で1億円になる
 か知ってますか?」

 田山はいきなりそう聞かれて、はたと考えたが即答できずにいた。


「実は7年で達成できるんです。問題は100万円くらいだと無くなっても良
 いと諦めがつくんですが、金額が増えてくるとリスクが取れなくなってしま
 うのです。これが人間の心理なんです。」

 松永は更に続けた。

「1年で2倍にするなんてまずできないと思われるのかも知れませんが、実は
 可能性はあるんです。」

「銘柄の選定方法やタイミング次第ですが、まずは企業の状況をしっかり会社
 に足を運び経営者と面談し事業内容をしっかり確認しないとなりません。
 株価が長期低迷してきた会社もいずれは好転することもあります。それに会
 社の内容がまだ十分に投資家に伝わっていないということもあります。」

 松永がそんなことを言うものだから、田山は「億の近道」という名前に込め
られたメルマガの意味を改めて感じた。


「松永さん、わかりました。
 これから心して億の近道を実践したいと思います。」

「それで、具体的には何かプランはありませんか。具体的な銘柄です。」

「田山さん、わかりました。半年ほど前に上場したばかりの企業でランドロー
 GDというのがあるけど興味ないですか。」

「上場時の公開価格が1170円でそれからどういう訳か株価は700円台ま
 で下落していてまだこの先も下がりそうなんですが、内容はそんなに悪くな
 さそうです。一度調べてみませんか。」

 松永はIPO(株式を初めて市場に売り出すこと)銘柄を「億の近道」を実
現させる投資ターゲットの一つと考えていました。
 IPO銘柄はしばらくは知名度がない中で公開価格を大きく下回ることがあ
り実力とはかい離してしまうので狙い目だと思ったのでした。


 松永は田山と一緒にこの会社の本社のある浜松を訪ねようと考えましたが、
訪ねる暇もお金もなかった疲弊した中で、偶然にもこの会社のプレゼンが茅場
町であり、そこに冨山社長がやってくるとの話。

「これに乗らない手はないな・・。」

 松永は業務用インクジェットプリンターの大手メーカーで高収益な親会社ラ
ンドロー社とは一線を画して事業展開するこの会社のプレゼンを聞いて敏感に
感じ取っていた。


「ここまで下げる理由は見当たらない。だけどこの株価も現実の世界。
 メルマガで投資家に知らせてあげよう・・。未来の億の近道銘柄として。」


 松永は早速にその時のプレゼン内容とその後に面談した京都の命立大学出身
の冨山社長との印象記をコンテンツにして配信した。


 かくしてIPOして1年ほど経過した時に同社の株価は底を打ち、それから
6年間上がり続け、ボトムから28倍にもなった。
 それこそ100万円のお金は6年後には2800万円もの資産に化けたのだ
が、7年間で100倍化を目指す「億の近道」にとってはそれは紆余曲折の序
章に過ぎなかった。


(第4話に続く)


== == == ==


【株式投資のテーマとリターン】


 億の近道がスタートした頃、株式市場ではITバブルが巻き起こっていまし
た。

 インターネットが時代の先端を行くとの投資家の熱狂がそこには見られ、そ
の中心的な役割を担うソフトバンク(9984)が1997年11月から20
00年2月にかけ118倍にも株価が上昇したのです。ITの時代が到来した
ことを実感した時代でした。


 ITバブルはソフトバンクが主役を担い、ソニーやNEC、富士通といった
大手IT系企業の株価は軒並み相場の上昇起点から4.5倍以上にも跳ね上が
っていました。
 このほかITシステム開発系の企業の株価が軒並み上昇し多くの投資家の資
産形成を実現させました。

 普段はなかなか動かない銘柄も一旦上がり出すととめどなく弾みをつけて上
がり続けるものです。

 結果として株価は何倍にもなる訳です。投資家の皆さんはなかなか最初の起
点では投資できませんが、潮流を読み取ることにスタート地点に近い水準で投
資することもできる訳です。


 また、うまく投資したとしてもなかなかどこで売るかを悩んでしまうことに
なりますが、株価が2倍になったら半分売り、コストを只のものにしておけば
悩むことはありません。


 100万円をどのタイミングで投資するかは皆さんの裁量に委ねられますが、
時代の潮流に乗るのはとても有効な方法です。ただ、それを見出す観察力は普
段から養う必要がありそうです。大きな潮流かどうかがポイントになりますが、
現在もまだITに絡んではIoTやAIなど様々なテーマが浮上しています。

 こうしたテーマに沿ったコア銘柄を安い時に仕込んで一定期間待つのが億の
近道の読者の皆さんの文字通り億の近道になるものと思います。


 今回小説の登場したランドロー社は現在も存在するある会社をモチーフにし
たものです。ソフトバンクは2年余りで118倍ですので100万円は黙って
見ているだけで1億円を超えたことになりますが、6年間で28倍も大した成
果です。

 小さなリターンを追い求める短期売買を捨て、中長期に大きなリターンを求
めるのが億の近道の真骨頂。自らを研鑽して目利き能力を高めて大いに資産形
成に努めて頂くことを祈願しております。


(炎)


(この物語はフィクションであり、実在の人物、企業、団体、出来事、事件等
 とは関係ありません)

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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
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炎の投資情報サンプル#121 2016/11/28

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投資情報メールマガジン                   2016/11/28

         炎 の 投 資 情 報 (第121号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
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 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


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              −本日の目次−

   ■はじめに
   ■株式相場・為替相場・原油相場展望
   ■炎の相場回顧録(その8)
   ■炎の注目低位銘柄(2銘柄)
   ■炎のポートフォリオ
   ■ニューフェース:話題のZPMの投資価値
   ■炎の近未来連載株式小説:こちら東京・晴海株式同好会 第4話
   ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに


 11月に東京で雪が降ったのは54年ぶりだそうです。滅多にない出来事が
起きると不吉な予感が働きます。

 トランプショック後の株式相場は堅調そのもの。一気の円安、ドル高、株高
が見られ様変わりの様相です。ドル高は製造業復活を目指すトランプ次期大統
領にとっては妨げになります。
 ここで浮かれ過ぎますと将来においてまた咎めが出る可能性はあります。日
経平均やTOPIXが強くても既にマザーズ指数などの弱さを見るにつけ、相
場はいつ一旦の調整場面に入っても不思議ではありません。

 トランプ大統領誕生は良いことばかりではなく、問題点も見出せる筈です。
ここからは過度な期待を避けるべきです。期待感の高まりの中で株式相場が上
昇し皆さんの資産も増強されたとすれば幸いですが、問題は日本の景気です。

 このままの為替レートが続けば円安による企業業績の上方修正が予想されま
す。それは株価にとってはプラス要因となりますので、世界中の運用ファンド
は当然のごとく日本株に関心を高めると期待されます。
 実はドルベースの日経平均はまだ2015年の高値水準167ドルに対して
163ドル程度に留まっています。NYダウやNASDAQが高値更新を果た
した中で、まだ日本株は頭重い印象が持たれます。海外投資家は日本株全般が
指標面で割安だと感じていると思われます。
 ここからは一旦の調整はあっても日本株のトレンドは強いと判断されます。

 個別株は割安感のある銘柄を中心に展開。日経225を中心にした全体相場
は輸出株や金融株などを柱に為替に連動しながらの展開が続くものと想定され
ます。


(炎)





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億の近道2016/11/25

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投資情報メールマガジン                   2016/11/25
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             −本日の目次−
           (本日の担当:Bコミ)

      ◆コラム「今年のIPO傾向 その4」:Bコミ


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◆コラム「今年のIPO傾向 その4」


 今週の日経平均株価は前週末比で約2.3%の上昇。

 トランプ勝利によるハネムーン相場が継続、米債安、ドル高、株高の相場と
なり、日本株も円安を受けて上昇した。


 IPOの投資戦略はデイトレーダーは上場直後のボラティリティを取るトレ
ードが可能だが、時間軸の違う中長期投資家は見送るべきだ。

 IPO銘柄は一日に20%前後上昇する銘柄も多々あるため、中長期投資家
が値動きに惹かれて参戦し、損切りできず資産の大部分を溶かしてしまうトレ
ードを目にする。

 ギャップダウンした場合は逆指値も効かないため安易な参戦はすべきでない。

 3か月から6か月監視してフェアバリューを下回った銘柄を狙うべきだ。


(Bコミ)


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今後の株価上昇が期待でき、低PER低PBRで、高配当利回り、高自己資本
比率の好業績企業を、研究銘柄として掲載しています。


 また、コラムでは、「トランプ新大統領が決まり、多くの投資家の予想に反
してリスクオンとなりました。日本のメガバンクの株価が急速に上昇し、日本
を代表する輸出株にも資金が流入して株価が上昇しています。このメルマガの
9月27日号に書いた日本株の大相場が始まるかもしれないという夢が実現す
るなら、いい流れに乗りたいと気を引き締めています。」と題し、リスクオン
状態の相場が続いた場合の投資上の注意点、心理上のポイントなど、過去の経
験則から学んだ、実践で役に立つノウハウが満載です。

 さらに、大相場が来た場合の上昇が見込める銘柄を、業種別に10社ピック
アップしており、打診買いや銘柄研究用に大いに参考となるはずです。


 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 業績に不安が無い企業に投資家が資金を投下し始めた可能性(2016/10/04)
 新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待(2016/09/27)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

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