市場潮流

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 今週(9月26〜30日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で304円18銭(1.8%)下落し、1万6449円84銭で取引を終えました。 2週間ぶりの下落です。

 ドイツ銀行が米司法省から巨額の和解金支払いを求められたうえ、米主要メディアが「複数のヘッジファンドがドイツ銀行の経営体力を懸念し、資金を移している」と報じたことなどから、金融システム不安が再燃。
 日銀が金融政策に新しい枠組みを導入したことも、「金融緩和の縮小ではないか」との見方も浮上、投資家心理が悪化しました。

 一方、石油輸出国機構(OPEC)が28日、予想に反して原油生産の減産で合意したことで、29日は資源株が急伸。しかし、週末30日は、29日の米国株式市場でドイツ銀行株が急落したことを受け、日経平均株価も243円安となりました。


 来週は、日経平均株価で、1万6000円〜1万6500円のレンジでの推移を予想します。
 日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買いが下値を支えるとみられますが、上値追いも難しそうです。
 原油市況も、減産合意の実効性に疑問符が付くうえ、50ドル/バレルを超えてくるようであれば、米シェールオイルの増産も見込まれるため、一本調子の上昇は難しいと考えます。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2016/09/30

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投資情報メールマガジン                   2016/09/30
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 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&Bコミ)

      ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
      ◆コラム「株式分割銘柄の投資戦略」:Bコミ


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◆コラム「市場潮流」


 今週(9月26〜30日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で304
円18銭(1.8%)下落し、1万6449円84銭で取引を終えました。
 2週間ぶりの下落です。

 ドイツ銀行が米司法省から巨額の和解金支払いを求められたうえ、米主要メ
ディアが「複数のヘッジファンドがドイツ銀行の経営体力を懸念し、資金を移
している」と報じたことなどから、金融システム不安が再燃。
 日銀が金融政策に新しい枠組みを導入したことも、「金融緩和の縮小ではな
いか」との見方も浮上、投資家心理が悪化しました。

 一方、石油輸出国機構(OPEC)が28日、予想に反して原油生産の減産
で合意したことで、29日は資源株が急伸。しかし、週末30日は、29日の
米国株式市場でドイツ銀行株が急落したことを受け、日経平均株価も243円
安となりました。


 来週は、日経平均株価で、1万6000円〜1万6500円のレンジでの推
移を予想します。
 日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買いが下値を支えると
みられますが、上値追いも難しそうです。
 原油市況も、減産合意の実効性に疑問符が付くうえ、50ドル/バレルを超
えてくるようであれば、米シェールオイルの増産も見込まれるため、一本調子
の上昇は難しいと考えます。


(水島寒月)


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◆コラム「株式分割銘柄の投資戦略」


 株式分割銘柄の投資法と言えば、経験が長い投資家であればライブドアショ
ック前を想像するであろう。

 分割後に株券発行までの期間を利用した投資法で、分割後の低い株価で株数
が増えていない期間でマネーゲームが記憶に残っている方は多いと思う。

 今は株券が電子化されたこともあり、株式分割当日から売買ができるように
なっていて、最近は株式分割直後に株価が下落し、しばらくして上昇するケー
スがよく見られる。

 これをトレードアイデアとして実践することで利益を積み上げることができ
た。


 4694BML、6282ロゼッタ、3415トウキョウベース等。


 分割直後に下がる理由として

1.株数が増えたことにより個人投資家の一旦の利食い売り

2.分割前の上昇相場に飛びついた人の投げによる需給の緩み

上記の個人投資家の心理が大きく影響していると思う。


 9月末は分割銘柄が沢山あるので、この下げを利用して安いところを拾う戦
略を継続して検討したい。


(Bコミ)


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【通算400号!国内外で高いニーズを誇る製品群を持ち、増収増益を継続、
 株主優待を新設し、リバウンド開始と思われる企業を研究!】

 本日配信の有料メルマガでは、国内外で必要不可欠な製品群を持つ技術企業
で、国内トップシェアの製品もあり、今後の製品需要も大きく、過去増収増益
を継続しており、株主優待を新設して株価がリバウンドし始めたと期待できる
企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「日銀が新たな金融政策を発表し、FOMCが米国金利
の9月の引き上げを延期しました。もちろんリスクもたくさんあります。米国
の大統領選挙もあり北朝鮮などの挑発は続いています。しかし個人的には出遅
れている日本株の見直しがあるのではないかと密かに期待しています。」と題
し、今後の日本株のリバウンド相場を見越した戦略と、その心構えを考察して
います。

 さらに、本日掲載したように、7月と8月の研究銘柄から、比較的時価総額
が高い内需株3社を挙げて、検証を行っています。

 加えて、2週間前のコラムで取り上げた優待イベント投資戦術で、4銘柄の
検証も行っています。

 そして、業種的に割安な優待企業から、今後の研究銘柄候補として3銘柄ピ
ックアップしています。

 来るべき相場に備えて、準備の参考にどうぞ!

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

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ファンドマネージャ、株を語る(2)

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■「ファンドマネージャ、株を語る」執筆のきっかけ


現役ファンドマネージャが株式投資について語る日々雑感です。
個別株の売り買いの推奨はありません。
それどころか、個別株についての言及はしません。

それでも、わたしは、株式投資が持つ本来の社会的意義については、
十分に伝えることができると思っています。

そして、投資のプロセスそのものが、投資家自身を幸福へ導く道標になると考えています。


わたし自身がそうでした。
投資を通して、世の中の仕組みがわかるようになりました。

投資により、経済的に恵まれるだけではなく、
投資というプロセスを通して、人としても成長できたように思うのです。


つまり、投資家とは、お金だけを企業に預けているのではありません。

投資とは、投資家自身の膨大な時間も高度な専門性も貴重な経験も
失敗から学んだ知恵もすべてを投資分析に費やすことです。

そして、その投資行為は、人を成長させます。


投資は以下の変化をもたらします。

単なる消費者から創造者に。
偏見やバイアスに支配される偏狭さを克服し、
普遍的で自由な思想を身につけることができます。
大多数の中に埋もれる受動的な存在から、
他者を導く能動的なリーダーへと変貌することができます。

ゼロサム的な思考や矛盾に悩む人は、矛盾を克服し、問題を解決し、
矛盾点を昇華する術を身につけることができます。


短期で利己的な人が、長期で意味のあることを成す人になることができます。
すぐに結果を出そうとする拙速な人も、
思慮深く、ステップ・バイ・ステップで成果を出すようになります。

たとえお金がなくても、株について考えることが、
豊かで幸せな人生を生きることに繋がっていくのです。

多少、大げさに響くかもしれませんが。



510XFQYZ5VL._SX322_BO1,204,203,200_.jpgさて、わたしですが、外資系機関投資家(日本株アナリスト、日本株ファンドマネージャ)としての職歴はおよそ20年になります。


15年前に自らの運用手法を書籍「インベストメント」(北星堂書店2001年)にしましたが、多少、取材手法のみに偏った感がありました。


ファンドマネージャが株を語ることは、
すなわち、職業について語ることでもあります。

株式ファンドマネージャという仕事はこういう仕事である、
という内容でもあります。

また、アナリストやファンドマネージャを育成するのための
ガチのガイドブックともいえるでしょう。

株式投資のもつ、社会的な価値が、あまり意識されない状況となっていることも執筆の動機のひとつです。

個別株の推奨はありませんし、具体的な運用戦略は紹介しません。

株式投資に関するノウハウは千差万別であり、どんな個別の戦略であっても、
メリットとデメリットがあるからです。

みなさんが「株式投資」についての考えを深めるための一助となるように、
株についての必要最低限の事柄を整理しました。


■ファンドマネージャ、株を語る  0002


☆☆ 株式運用の最初のステップ


 株式運用の最初のステップは、
「世の中をしっかりと見る」
ことだと思いますね。


世の中をしっかりと見ます。
現在だけではなくて、過去の世の中も知るようにします。
その観察に基づいて、株価にとって重要な未来を考えます。

客観的な「曇りなき眼」で世の中を見る。
「よい目」を持っていることが、よいストックピッカー※の必要条件です。
(※stock picker: 上手に株を選ぶ人)


☆☆何でしょうか?「よい目」とは。


知らず知らず、人は偏見を持ち、時には間違った思い込みをしてしまいます。
間違った認識を改める機会は多くの人は持ちません。

だから、わたしも含めて、ほとんどの現代人は、
公平な目で素直に世の中を見ることができてはいません。
好きか嫌いかで物事を判断するケースが誰にもあります。

もちろん、人間ですから、それでいいのです。

ですが、株式投資に際しては、よい悪いという善悪や好き嫌いという価値観は抑えるようにしたいものです。

よい目とは、ありのままの姿をそのまま受け入れて見ることができる目です。


☆☆何を具体的に「見る」のでしょうか?


わたしたち、株式アナリスト※が「世の中を見る」とき、
それは、「企業が提供する商品やサービスを見る」という意味になります。
(※equity analyst: 株式アナリスト。企業業績を予測して適正な株価を算定する人)

その商品が世の中にどう役立つのか。
その商品が産まれた時代背景について分析をします。

商品について、よい点、悪い点、他のライバルにない特徴や他と似た特徴を理解します。

株式アナリストにできることは、企業の提供する商品について、よき観察者となることです。


「現在だけではなく、過去を見る」とはどういうことでしょうか。

商品の歴史を知ることです。

上場企業トヨタの理論株価を算出する際、その最初の一歩は、
彼らの主力商品である車を見ることから始めます。

車を例にとれば、歴史を徐々に遡っていくにつれて、
昭和初期のガソリン車、明治時代の人力車、江戸時代の籠、
平安時代の牛車まで到達します。

トヨタの車ということであれば、クラウンやカローラを時代を遡り辿り、
年表やそれぞれの車種の性能などを記述していきます。


時の流れを見ようとするのです。

時代を超えて残った商品の本質部分を見ようとするのです。


一般に、株式アナリストは、変化を好み、変化を期待します。
変化を知ることは大事ですが、それだけでは十分ではありません。
時代を超えて変化しないものも見るべきです。

変化するものを知り、変化しないものも知るのです。

時代が変わっても変わらない摂理を知ることは、
商品の持つ本質的な部分を知ることですし、
変化する部分を知ることは技術進化やイノベーションを理解することに通じます。


☆☆感じることができますか? 時代の風を。


株式アナリストは、過去の商品を継続的に観察することで、
時代を感じることができるようになります。

時代の風が吹く。

自分の言葉でこの時代の精神を表現するとしたら、
現代とはどんな時代でしょうか。

時代の精神を、各企業が提供する個々の商品やサービスの脈々たる歴史を俯瞰することで、記述することができます。


たとえば、電車を例にとりましょう。

21世紀は
「時速600キロメートルで東京ー名古屋に超電導による磁石道が開通する」
時代。

20世紀は
「時速60キロメートルで新橋ー横浜に蒸気機関による鉄道が開通した」
時代。

速度が10倍になることの意味は、他の条件が変わらなければ、
投資効率も10倍になる、ということです。

車両が10倍の距離を走ることができれば、
それだけ多くの人を運ぶことができるからです。

同じだけの投資で実入りが10倍になれば投資家は得をします。

ですが、変化しない部分もあります。

短距離輸送の速度はどうでしょうか。

例えば、日本橋と新橋とはタクシー、自転車、地下鉄、長期輸送ほどの大きな差が歴史的にあるとは思えません。

21世紀も20世紀もそれほど変わっていないのではないでしょうか。


それはなぜでしょうか。

事業の本質を理解するには、
変化する部分と変化しない部分を両面合わせて知り、
総合的に事業への投資価値を判断しなければなりません。


各企業の提供する代表的な財やサービスについて、その歴史を記述する。
それが株式投資の第一歩です。


まずは、対象を定めて整理する。
各々の事業について、投資家として考える材料を集める。
それが第一歩だということです。


日本株ファンドマネージャ
山本 潤


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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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株式相場雑感

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 今年7月28日のコラムの最後に下記の記述をしました。


〜引用〜

 それら割安銘柄の中から、いずれはニュースになりそうなもの、TOBなどのテーマとして取り上げられ易いものを連想するというのも面白い作業です。

 例えば売却などの俎上に乗った会社が主要株主になっている万年割安会社とか。まだニュースとして流れていないので目立ちませんが、いずれはM&Aなどの対象となる候補と思われます。石川臨太郎さんが書いていたレポートの中で見つけました。


〜引用終わり〜


 当時400円台半ばをウロウロしていたものが予想より早く動き出し、書いてから既に30%も値上がりました。何らかのM&Aに絡む話が出てくる可能性が高い銘柄と期待していますが、割安株物色の一環なのでしょうか?
 年初からの円高局面でも余り業績を落としていませんでしたから、その辺りも評価されているのか?
 書いておきながら自分では買っていないのが残念ですが(苦笑)、久しぶりに気分は良いです(^^)

 最近では2年ほど前に買っていたIT銘柄が急騰したので半分を売って、ここ1年以上に渡って売られ続けていた株主優待銘柄を新たに買ってみたりなどしています。円高デメリット銘柄と見られて売られていたのでしょうが、その割には今年からの円高局面でも余り業績が落ちていないことを確認できましたので。


 今年に入って失敗しているものとしては、来年から航空機向けの新素材の需要が見込めるとの見立てと安くなったからとの判断で買った銘柄が、何とその後に2割以上も下げて参ってます。ちょっと早過ぎたかなと(^^;)。
 まあこの会社は来年からは間違いなく業績回復をしてくると期待していますので頑張って持ち続けようと思っています。


 全体としては、東証一部は日銀のETF買いに支えられているために指数は持ち直しているものの時価総額の伸びが追い付きません。つまり指数採用銘柄は買われ、それ以外が売られている(投資家の株離れの)構図と考えられます。

 先日の日銀会合ではTOPIX型を増やす方針が示され時価総額が大きい銀行株が買われましたが、どちらかと言えばマイナス金利の深堀りに期待して売っていたショート筋のカバーが多かったようです。


 これらの点を顧慮すると投資家離れによって必要以上に売られている(下げている)銘柄が多い訳ですから、中長期投資の観点からは中小型銘柄なら当面はJASDAQ市場の銘柄も物色対象として面白いのではないかと考えている次第です。
 もちろん、当面は指数採用の品薄株やTOPIXで日銀購入に影響され易い銘柄などの方が上がり易いのかも知れませんが、政策的な側面からばかり見ていては投資がつまらなくなります。


 お金があれば、買い占めた後に解散して投資回収してしまいたいと感じる万年割安会社が沢山あります。ここ数日はそれらの割安株にも資金が少しずつ戻りつつあるようにもみえますが、まだまだ短期資金が中心です。

 まず投資家への還元率の悪い会社が止むを得ず還元しなければならない仕組みの導入。配当の二重課税の問題、キャピタルゲイン課税や控除方法などの見直し、有価証券取引税の再検討、投資家の為になる(投資を活発化させる)NISAの仕組み、悪質な投資家や金融業者への罰則の強化、形式が優先する当局指導の見直し等々・・・、掛け声や事前規制のような建前的なポーズばかりでは無く、本質的な投資家の為の市場整備が進まないことにはこの国の市場は活性化しません。


(街のコンサルタント)


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億の近道2016/09/29


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             −本日の目次−
      (本日の担当:街のコンサルタント&山本潤)


    ◆コラム「株式相場雑感」:街のコンサルタント
    ◆コラム「ファンドマネージャ、株を語る(2)」:山本潤


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◆コラム「株式相場雑感」


 今年7月28日のコラムの最後に下記の記述をしました。


〜引用〜

 それら割安銘柄の中から、いずれはニュースになりそうなもの、TOBなど
のテーマとして取り上げられ易いものを連想するというのも面白い作業です。

 例えば売却などの俎上に乗った会社が主要株主になっている万年割安会社と
か。まだニュースとして流れていないので目立ちませんが、いずれはM&Aな
どの対象となる候補と思われます。石川臨太郎さんが書いていたレポートの中
で見つけました。

〜引用終わり〜


 当時400円台半ばをウロウロしていたものが予想より早く動き出し、書い
てから既に30%も値上がりました。何らかのM&Aに絡む話が出てくる可能
性が高い銘柄と期待していますが、割安株物色の一環なのでしょうか?
 年初からの円高局面でも余り業績を落としていませんでしたから、その辺り
も評価されているのか?
 書いておきながら自分では買っていないのが残念ですが(苦笑)、久しぶり
に気分は良いです(^^)

 最近では2年ほど前に買っていたIT銘柄が急騰したので半分を売って、こ
こ1年以上に渡って売られ続けていた株主優待銘柄を新たに買ってみたりなど
しています。円高デメリット銘柄と見られて売られていたのでしょうが、その
割には今年からの円高局面でも余り業績が落ちていないことを確認できました
ので。


 今年に入って失敗しているものとしては、来年から航空機向けの新素材の需
要が見込めるとの見立てと安くなったからとの判断で買った銘柄が、何とその
後に2割以上も下げて参ってます。ちょっと早過ぎたかなと(^^;)。
 まあこの会社は来年からは間違いなく業績回復をしてくると期待しています
ので頑張って持ち続けようと思っています。


 全体としては、東証一部は日銀のETF買いに支えられているために指数は
持ち直しているものの時価総額の伸びが追い付きません。つまり指数採用銘柄
は買われ、それ以外が売られている(投資家の株離れの)構図と考えられます。

 先日の日銀会合ではTOPIX型を増やす方針が示され時価総額が大きい銀
行株が買われましたが、どちらかと言えばマイナス金利の深堀りに期待して売
っていたショート筋のカバーが多かったようです。


 これらの点を顧慮すると投資家離れによって必要以上に売られている(下げ
ている)銘柄が多い訳ですから、中長期投資の観点からは中小型銘柄なら当面
はJASDAQ市場の銘柄も物色対象として面白いのではないかと考えている
次第です。
 もちろん、当面は指数採用の品薄株やTOPIXで日銀購入に影響され易い
銘柄などの方が上がり易いのかも知れませんが、政策的な側面からばかり見て
いては投資がつまらなくなります。


 お金があれば、買い占めた後に解散して投資回収してしまいたいと感じる万
年割安会社が沢山あります。ここ数日はそれらの割安株にも資金が少しずつ戻
りつつあるようにもみえますが、まだまだ短期資金が中心です。

 まず投資家への還元率の悪い会社が止むを得ず還元しなければならない仕組
みの導入。配当の二重課税の問題、キャピタルゲイン課税や控除方法などの見
直し、有価証券取引税の再検討、投資家の為になる(投資を活発化させる)N
ISAの仕組み、悪質な投資家や金融業者への罰則の強化、形式が優先する当
局指導の見直し等々・・・、掛け声や事前規制のような建前的なポーズばかり
では無く、本質的な投資家の為の市場整備が進まないことにはこの国の市場は
活性化しません。


(街のコンサルタント)


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◆コラム「ファンドマネージャ、株を語る(2)」


■「ファンドマネージャ、株を語る」執筆のきっかけ

現役ファンドマネージャが株式投資について語る日々雑感です。
個別株の売り買いの推奨はありません。
それどころか、個別株についての言及はしません。

それでも、わたしは、株式投資が持つ本来の社会的意義については、
十分に伝えることができると思っています。

そして、投資のプロセスそのものが、投資家自身を幸福へ導く道標になる
と考えています。


わたし自身がそうでした。
投資を通して、世の中の仕組みがわかるようになりました。

投資により、経済的に恵まれるだけではなく、
投資というプロセスを通して、人としても成長できたように思うのです。


つまり、投資家とは、お金だけを企業に預けているのではありません。

投資とは、投資家自身の膨大な時間も高度な専門性も貴重な経験も
失敗から学んだ知恵もすべてを投資分析に費やすことです。

そして、その投資行為は、人を成長させます。


投資は以下の変化をもたらします。

単なる消費者から創造者に。
偏見やバイアスに支配される偏狭さを克服し、
普遍的で自由な思想を身につけることができます。
大多数の中に埋もれる受動的な存在から、
他者を導く能動的なリーダーへと変貌することができます。

ゼロサム的な思考や矛盾に悩む人は、矛盾を克服し、問題を解決し、
矛盾点を昇華する術を身につけることができます。


短期で利己的な人が、長期で意味のあることを成す人になることができます。
すぐに結果を出そうとする拙速な人も、
思慮深く、ステップ・バイ・ステップで成果を出すようになります。

たとえお金がなくても、株について考えることが、
豊かで幸せな人生を生きることに繋がっていくのです。

多少、大げさに響くかもしれませんが。



さて、わたしですが、外資系機関投資家(日本株アナリスト、日本株ファンド
マネージャ)としての職歴はおよそ20年になります。

15年前に自らの運用手法を書籍「インベストメント」(北星堂書店2001
年)にしましたが、多少、取材手法のみに偏った感がありました。

ファンドマネージャが株を語ることは、
すなわち、職業について語ることでもあります。

株式ファンドマネージャという仕事はこういう仕事である、
という内容でもあります。

また、アナリストやファンドマネージャを育成するのための
ガチのガイドブックともいえるでしょう。

株式投資のもつ、社会的な価値が、あまり意識されない状況となっていること
も執筆の動機のひとつです。

個別株の推奨はありませんし、具体的な運用戦略は紹介しません。

株式投資に関するノウハウは千差万別であり、どんな個別の戦略であっても、
メリットとデメリットがあるからです。

みなさんが「株式投資」についての考えを深めるための一助となるように、
株についての必要最低限の事柄を整理しました。


■ファンドマネージャ、株を語る  0002


☆☆ 株式運用の最初のステップ


 株式運用の最初のステップは、
「世の中をしっかりと見る」
ことだと思いますね。


世の中をしっかりと見ます。
現在だけではなくて、過去の世の中も知るようにします。
その観察に基づいて、株価にとって重要な未来を考えます。

客観的な「曇りなき眼」で世の中を見る。
「よい目」を持っていることが、よいストックピッカー※の必要条件です。
(※stock picker: 上手に株を選ぶ人)


☆☆何でしょうか?「よい目」とは。


知らず知らず、人は偏見を持ち、時には間違った思い込みをしてしまいます。
間違った認識を改める機会は多くの人は持ちません。

だから、わたしも含めて、ほとんどの現代人は、
公平な目で素直に世の中を見ることができてはいません。
好きか嫌いかで物事を判断するケースが誰にもあります。

もちろん、人間ですから、それでいいのです。

ですが、株式投資に際しては、よい悪いという善悪や好き嫌いという価値観は
抑えるようにしたいものです。

よい目とは、ありのままの姿をそのまま受け入れて見ることができる目です。


☆☆何を具体的に「見る」のでしょうか?


わたしたち、株式アナリスト※が「世の中を見る」とき、
それは、「企業が提供する商品やサービスを見る」という意味になります。
(※equity analyst: 株式アナリスト。企業業績を予測して
適正な株価を算定する人)

その商品が世の中にどう役立つのか。
その商品が産まれた時代背景について分析をします。

商品について、よい点、悪い点、他のライバルにない特徴や
他と似た特徴を理解します。

株式アナリストにできることは、企業の提供する商品について、
よき観察者となることです。


「現在だけではなく、過去を見る」とはどういうことでしょうか。

商品の歴史を知ることです。

上場企業トヨタの理論株価を算出する際、その最初の一歩は、
彼らの主力商品である車を見ることから始めます。

車を例にとれば、歴史を徐々に遡っていくにつれて、
昭和初期のガソリン車、明治時代の人力車、江戸時代の籠、
平安時代の牛車まで到達します。

トヨタの車ということであれば、クラウンやカローラを時代を遡り辿り、
年表やそれぞれの車種の性能などを記述していきます。


時の流れを見ようとするのです。

時代を超えて残った商品の本質部分を見ようとするのです。


一般に、株式アナリストは、変化を好み、変化を期待します。
変化を知ることは大事ですが、それだけでは十分ではありません。
時代を超えて変化しないものも見るべきです。

変化するものを知り、変化しないものも知るのです。

時代が変わっても変わらない摂理を知ることは、
商品の持つ本質的な部分を知ることですし、
変化する部分を知ることは技術進化やイノベーションを理解することに通じま
す。


☆☆感じることができますか? 時代の風を。


株式アナリストは、過去の商品を継続的に観察することで、
時代を感じることができるようになります。

時代の風が吹く。

自分の言葉でこの時代の精神を表現するとしたら、
現代とはどんな時代でしょうか。

時代の精神を、各企業が提供する個々の商品やサービスの脈々たる歴史を俯瞰
することで、記述することができます。


たとえば、電車を例にとりましょう。

21世紀は
「時速600キロメートルで東京ー名古屋に超電導による磁石道が開通する」
時代。

20世紀は
「時速60キロメートルで新橋ー横浜に蒸気機関による鉄道が開通した」
時代。

速度が10倍になることの意味は、他の条件が変わらなければ、
投資効率も10倍になる、ということです。

車両が10倍の距離を走ることができれば、
それだけ多くの人を運ぶことができるからです。

同じだけの投資で実入りが10倍になれば投資家は得をします。

ですが、変化しない部分もあります。

短距離輸送の速度はどうでしょうか。

例えば、日本橋と新橋とはタクシー、自転車、地下鉄、長期輸送ほどの大きな
差が歴史的にあるとは思えません。

21世紀も20世紀もそれほど変わっていないのではないでしょうか。


それはなぜでしょうか。

事業の本質を理解するには、
変化する部分と変化しない部分を両面合わせて知り、
総合的に事業への投資価値を判断しなければなりません。


各企業の提供する代表的な財やサービスについて、その歴史を記述する。
それが株式投資の第一歩です。


まずは、対象を定めて整理する。
各々の事業について、投資家として考える材料を集める。
それが第一歩だということです。


日本株ファンドマネージャ
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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で、国内トップシェアの製品もあり、今後の製品需要も大きく、過去増収増益
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 また、コラムでは、「日銀が新たな金融政策を発表し、FOMCが米国金利
の9月の引き上げを延期しました。もちろんリスクもたくさんあります。米国
の大統領選挙もあり北朝鮮などの挑発は続いています。しかし個人的には出遅
れている日本株の見直しがあるのではないかと密かに期待しています。」と題
し、今後の日本株のリバウンド相場を見越した戦略と、その心構えを考察して
います。

 さらに、本日掲載したように、7月と8月の研究銘柄から、比較的時価総額
が高い内需株3社を挙げて、検証を行っています。

 加えて、2週間前のコラムで取り上げた優待イベント投資戦術で、4銘柄の
検証も行っています。

 そして、業種的に割安な優待企業から、今後の研究銘柄候補として3銘柄ピ
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 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

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投資クラブで検討した銘柄〜アイスタイル(3660)

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 今回取り上げるのは、株式会社アイスタイルです

 最初はアイスタイルって言われても、全然ぴんと来なかったのですが、@cosmeを運営している会社だと言われて、わかりました。

 @cosmeとは、男性にはなじみが薄いかもしれませんが、化粧品の口コミ比較サイトで、食べログの化粧品版だという認識で、それほど遠くはないと思います。

 私は、過去に@cosmeについて調べたことがありましたが、ずいぶん昔で、今回の調査では、ビジネスモデルも当時とはずいぶん変化をしていて、驚きました。


 それでは、ここでいつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択の4つのポイントを確認してみましょう。


・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
・財務的に安定している会社
・ROEが高い会社
・多額の設備投資が必要でない会社


の4点を投資クラブでは重視しています。


1.売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社

 ここは6月決算なので、直近の平成28年6月の決算数字です。

 売上高     14,282百万円
 売上総利益    8,176百万円(57.2%)
 当期純利益    1,277百万円 (8.9%)

 です。

 私の認識では、@cosmeは口コミサイトでしたが、会社としてはサイトの力を利用して、化粧品のEC販売にも力を入れていて成功している様子がよく理解できました。

 そのため、純粋なIT企業というよりは、ITを利用した流通小売業的な側面も持っているという判断が必要です。

 売上総利益率は高いのですが、当期利益率はIT企業としては低めなのでこの辺りの利益率が改善していくのかどうかを注視する必要があります。


2.財務的に安定している企業

 自己資本比率は58.4%あり、自己資本としては十分な水準だと考えられます。
 現預金の比率も高いので、実際上は無借金経営に近い状態です。


3.ROEが高い会社

 平成28年6月期のROEは25.3%です。

 過去の数字を確認すると

平成25年6月   0.4%
平成26年6月   8.1%
平成27年6月  25.3%

で近年急速に向上しています。

 これも主にビジネスモデルの転換で、化粧品小売りのビジネスが順調に成長を遂げていることから改善がみられています。

 今後、こうした利益水準を維持していけるのかどうかを検討する必要があります。


4.多額の設備投資が必要でない会社

 基本的にはIT企業なので、大きな設備投資はないはずです。

 しかし、最近はECのみならず、リアルな小売店舗も出していますし、グローバルな進出も中期経営計画には盛り込まれています。

 なので、人材の確保も含めて積極的な先行投資が予定されていますのでその先行投資が実際の将来の利益に結び付くのかどうかも慎重に見定める必要があります。


5.株価

 現在の株価は860円(9月28日現在)、
 予想PER58.03倍、PBR8.81倍という水準です。

 前回のアトラエ同様にIT企業ですので、一概にPERやPBRで株価水準を判断するのは難しいものがあります。

 そこで、ここではPEGレシオを参考にします。

 PEGレシオとは、PERをEPSの成長率で割った数字です。

 アイスタイルの場合には、中期経営計画での営業利益ベースでの成長率の予測は

41.4%(2020年までの成長予想)

なので、一概に当期利益の成長性とは言えませんが、これを当期利益の成長率と仮定するとPEGレシオは

58.08÷41.4=1.4

となります。

 PEGレシオは一般的に1〜2の水準では普通と判断しますので、現在の株価水準は普通の水準だと考えるのが妥当です。


 実際に株価の動きを見てみると、平成28年8月3日に発表された中期経営計画が売上高、利益、戦略そのものが非常に意欲的な計画なのですが、市場ではその後大きく暴落をしています。

 つまり、市場ではその意欲的な計画が信憑性の点からも、疑問符がついている状態です。


 小屋の個人的な印象としては、戦略の大きな方向性としては正しい方向でプランニングされていると感じましたので、後は実際の数字がついてくれば株価は上昇していくことになるのだと思います。

 今期の予測は、先行投資のために前期よりも悪い数字になっていて、それも直近の株価を抑えている原因だと感じますので、今期の4半期ごとの数字を確認しながら買うタイミングを図っていく銘柄だと考えています。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


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億の近道2016/09/28


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2016/09/28号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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             −本日の目次−
          (本日の担当:小屋洋一)


  ◆コラム「投資クラブで検討した銘柄〜アイスタイル(3660)」


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◆コラム「投資クラブで検討した銘柄〜アイスタイル(3660)」


 今回取り上げるのは、株式会社アイスタイルです

 最初はアイスタイルって言われても、全然ぴんと来なかったのですが、
@cosmeを運営している会社だと言われて、わかりました。

 @cosmeとは、男性にはなじみが薄いかもしれませんが、
化粧品の口コミ比較サイトで、食べログの化粧品版だという認識で、
それほど遠くはないと思います。

 私は、過去に@cosmeについて調べたことがありましたが、
ずいぶん昔で、今回の調査では、ビジネスモデルも当時とはずいぶん変化を
していて、驚きました。


 それでは、ここでいつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択
の4つのポイントを確認してみましょう。


・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
・財務的に安定している会社
・ROEが高い会社
・多額の設備投資が必要でない会社


の4点を投資クラブでは重視しています。


1.売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社

 ここは6月決算なので、直近の平成28年6月の決算数字です。

 売上高     14,282百万円
 売上総利益    8,176百万円(57.2%)
 当期純利益    1,277百万円 (8.9%)

 です。

 私の認識では、@cosmeは口コミサイトでしたが、会社としてはサイト
の力を利用して、化粧品のEC販売にも力を入れていて成功している様子が
よく理解できました。

 そのため、純粋なIT企業というよりは、ITを利用した流通小売業的な
側面も持っているという判断が必要です。

 売上総利益率は高いのですが、当期利益率はIT企業としては低めなので
この辺りの利益率が改善していくのかどうかを注視する必要があります。


2.財務的に安定している企業

 自己資本比率は58.4%あり、自己資本としては十分な水準だと考えられ
ます。
 現預金の比率も高いので、実際上は無借金経営に近い状態です。


3.ROEが高い会社

 平成28年6月期のROEは25.3%です。

 過去の数字を確認すると

平成25年6月   0.4%
平成26年6月   8.1%
平成27年6月  25.3%

で近年急速に向上しています。

 これも主にビジネスモデルの転換で、化粧品小売りのビジネスが順調に成長
を遂げていることから改善がみられています。

 今後、こうした利益水準を維持していけるのかどうかを検討する必要があり
ます。


4.多額の設備投資が必要でない会社

 基本的にはIT企業なので、大きな設備投資はないはずです。

 しかし、最近はECのみならず、リアルな小売店舗も出していますし、
グローバルな進出も中期経営計画には盛り込まれています。

 なので、人材の確保も含めて積極的な先行投資が予定されていますので
その先行投資が実際の将来の利益に結び付くのかどうかも慎重に見定める必要
があります。


5.株価

 現在の株価は860円(9月28日現在)、
 予想PER58.03倍、PBR8.81倍という水準です。

 前回のアトラエ同様にIT企業ですので、一概にPERやPBRで株価水準
を判断するのは難しいものがあります。

 そこで、ここではPEGレシオを参考にします。

 PEGレシオとは、PERをEPSの成長率で割った数字です。

 アイスタイルの場合には、中期経営計画での営業利益ベースでの成長率の
予測は

41.4%(2020年までの成長予想)

なので、一概に当期利益の成長性とは言えませんが、これを当期利益の成長率
と仮定するとPEGレシオは

58.08÷41.4=1.4

となります。

 PEGレシオは一般的に1〜2の水準では普通と判断しますので、現在の
株価水準は普通の水準だと考えるのが妥当です。


 実際に株価の動きを見てみると、平成28年8月3日に発表された中期経営
計画が売上高、利益、戦略そのものが非常に意欲的な計画なのですが、市場で
はその後大きく暴落をしています。

 つまり、市場ではその意欲的な計画が信憑性の点からも、疑問符がついてい
る状態です。


 小屋の個人的な印象としては、戦略の大きな方向性としては正しい方向で
プランニングされていると感じましたので、後は実際の数字がついてくれば
株価は上昇していくことになるのだと思います。

 今期の予測は、先行投資のために前期よりも悪い数字になっていて、それも
直近の株価を抑えている原因だと感じますので、今期の4半期ごとの数字を確
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 さらに、本日掲載したように、7月と8月の研究銘柄から、比較的時価総額
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400号記念:本日の有料メルマガコラムから

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」通算400号配信を記念して、特別に、本日配信号のコラムの一部を掲載いたします。

 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。


=「新たな金融政策で、出遅れている日本株の見直しに期待」=
  (有料メルマガ第400回・2016/9/27配信号)



【前略】

 今日のコラムの最初に書いたように、本当にこれから日本株の大相場がスタートするかどうかはまだ分かりません。しかし30年も株式投資を続けてきた経験から、そのような根拠のない予感が頭に浮かぶことが多くなってきています。

 ただ日本株の大相場が始まる直前には、更に日本株が大きく下げて怖い思いをする必要があるかもしれない。そんなことも心の底では感じています。


 日本株が本当に大相場をスタートするなら、流動性の高い時価総額が大きな株のほうが上がりやすくなると思っています。これは相場が大きくなると、動く投資資金も大きくなりますから、小型株では運用は効率が悪くなるといわれており、投資経験の長い投資家などから小型株は避けられる事が多くなります。
 ただ最近は経験の長い投資家より、新しく株式投資を始めた生きの良い投資家のほうが上手に稼いでいるので、本当に流動性の高い株のほうが上がりやすくなるかどうかは、まだ分かりません。

 また日本株の大相場がスタートする前に、日本株が更に大きく下げるなら、流動性の高い株のほうが下がる可能性もありますから、大型株への投資のタイミングはじっくりと吟味しなければならないとも考えています。


 しかし大相場がスタートしたら、流動性の高い時価総額の大きい株のほうが上がりやすくなる可能性が高いということは、知識として頭の片隅に入れておいても良いと考えて、コラムで紹介しておきました。



 最近は円高が進むなら内需株のほうが良いだろうと考えたので、このメルマガの研究銘柄としては内需株を多めに取り上げてきました。

 そのような最近の内需株の中で比較的に時価総額が大きく(⇔数百億から数千億円)流動性の高い銘柄の、最近の株価の動きがどのようになっているかを参考までに確認してみたいと思います。

 7月以降の研究銘柄で比較的に流動性の高い銘柄には次のようなものがあります。

 フジ・メディア・ホールディングス、野村不動産ホールディングス、沖縄電力などです。

 フジ・メディア・ホールディングスは7月12日の研究銘柄です。

 野村不動産ホールディングスは8月23日の研究銘柄です。

 沖縄電力は8月30日の研究銘柄です。


1.フジ・メディア・ホールディングス

フジ・メディア・ホールディングスの株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=3month&scode=4676&ba=1&n_cid=DSMMAA13

原稿を書いた7月8日の終値   1110円
メルマガ配信日の7月12日の終値1177円
9月23日の終値        1395円(+25.7%)


2.野村不動産ホールディングス

野村不動産ホールディングスの株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=3month&scode=3231&ba=1&n_cid=DSMMAA13

原稿を書いた8月19日の終値  1652円
メルマガ配信日の8月23日の終値1670円
9月23日の終値        1741円(+5.4%)


3.沖縄電力

沖縄電力の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/?type=3month&scode=9511&ba=1&n_cid=DSMMAA13

原稿を書いた8月27日の終値  2127円
メルマガ配信日の8月30日の終値2109円
9月23日の終値        2320円(+9.1%)


 流動性のある銘柄のほうが、株価が堅調だと感じるのは、日本株の大相場がスタートすると信じたい、私の願望のせいなのかもしれません。

 しかし証拠はない予感もあまり捨てたものではないということを、長い投資経験の中で何度か体験してきました。

 ただ、日本株の大相場がスタートしてもしなくても、日本株が堅調に上がりだせば、業績が伸びている企業に投資家の注目が集まり、資金が集まってくる可能性が高くなります。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【通算400号!国内外で高いニーズを誇る製品群を持ち、増収増益を継続、株主優待を新設し、リバウンド開始と思われる企業を研究!】

 本日配信の有料メルマガでは、国内外で必要不可欠な製品群を持つ技術企業で、国内トップシェアの製品もあり、今後の製品需要も大きく、過去増収増益を継続しており、株主優待を新設して株価がリバウンドし始めたと期待できる企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「日銀が新たな金融政策を発表し、FOMCが米国金利の9月の引き上げを延期しました。もちろんリスクもたくさんあります。米国の大統領選挙もあり北朝鮮などの挑発は続いています。しかし個人的には出遅れている日本株の見直しがあるのではないかと密かに期待しています。」と題し、今後の日本株のリバウンド相場を見越した戦略と、その心構えを考察しています。

 さらに、本日掲載したように、7月と8月の研究銘柄から、比較的時価総額が高い内需株3社を挙げて、検証を行っています。

 加えて、2週間前のコラムで取り上げた優待イベント投資戦術で、4銘柄の検証も行っています。

 そして、業種的に割安な優待企業から、今後の研究銘柄候補として3銘柄ピックアップしています。

 来るべき相場に備えて、準備の参考にどうぞ!

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過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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億の近道2016/09/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2016/09/27

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

◆コラム「400号記念:本日の有料メルマガコラムから」:石川 臨太郎


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◆コラム「400号記念:本日の有料メルマガコラムから」


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  (有料メルマガ第400回・2016/9/27配信号)


【前略】

 今日のコラムの最初に書いたように、本当にこれから日本株の大相場がスタ
ートするかどうかはまだ分かりません。しかし30年も株式投資を続けてきた
経験から、そのような根拠のない予感が頭に浮かぶことが多くなってきていま
す。

 ただ日本株の大相場が始まる直前には、更に日本株が大きく下げて怖い思い
をする必要があるかもしれない。そんなことも心の底では感じています。


 日本株が本当に大相場をスタートするなら、流動性の高い時価総額が大きな
株のほうが上がりやすくなると思っています。これは相場が大きくなると、動
く投資資金も大きくなりますから、小型株では運用は効率が悪くなるといわれ
ており、投資経験の長い投資家などから小型株は避けられる事が多くなります。
 ただ最近は経験の長い投資家より、新しく株式投資を始めた生きの良い投資
家のほうが上手に稼いでいるので、本当に流動性の高い株のほうが上がりやす
くなるかどうかは、まだ分かりません。

 また日本株の大相場がスタートする前に、日本株が更に大きく下げるなら、
流動性の高い株のほうが下がる可能性もありますから、大型株への投資のタイ
ミングはじっくりと吟味しなければならないとも考えています。


 しかし大相場がスタートしたら、流動性の高い時価総額の大きい株のほうが
上がりやすくなる可能性が高いということは、知識として頭の片隅に入れてお
いても良いと考えて、コラムで紹介しておきました。



 最近は円高が進むなら内需株のほうが良いだろうと考えたので、このメルマ
ガの研究銘柄としては内需株を多めに取り上げてきました。

 そのような最近の内需株の中で比較的に時価総額が大きく(⇔数百億から数
千億円)流動性の高い銘柄の、最近の株価の動きがどのようになっているかを
参考までに確認してみたいと思います。

 7月以降の研究銘柄で比較的に流動性の高い銘柄には次のようなものがあり
ます。

 フジ・メディア・ホールディングス、野村不動産ホールディングス、沖縄電
力などです。

 フジ・メディア・ホールディングスは7月12日の研究銘柄です。

 野村不動産ホールディングスは8月23日の研究銘柄です。

 沖縄電力は8月30日の研究銘柄です。


1.フジ・メディア・ホールディングス

フジ・メディア・ホールディングスの株価のチャートです。
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原稿を書いた7月8日の終値   1110円
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2.野村不動産ホールディングス

野村不動産ホールディングスの株価のチャートです。
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原稿を書いた8月19日の終値  1652円
メルマガ配信日の8月23日の終値1670円
9月23日の終値        1741円(+5.4%)


3.沖縄電力

沖縄電力の株価のチャートです。
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原稿を書いた8月27日の終値  2127円
メルマガ配信日の8月30日の終値2109円
9月23日の終値        2320円(+9.1%)


 流動性のある銘柄のほうが、株価が堅調だと感じるのは、日本株の大相場が
スタートすると信じたい、私の願望のせいなのかもしれません。

 しかし証拠はない予感もあまり捨てたものではないということを、長い投資
経験の中で何度か体験してきました。

 ただ、日本株の大相場がスタートしてもしなくても、日本株が堅調に上がり
だせば、業績が伸びている企業に投資家の注目が集まり、資金が集まってくる
可能性が高くなります。


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を継続しており、株主優待を新設して株価がリバウンドし始めたと期待できる
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の9月の引き上げを延期しました。もちろんリスクもたくさんあります。米国
の大統領選挙もあり北朝鮮などの挑発は続いています。しかし個人的には出遅
れている日本株の見直しがあるのではないかと密かに期待しています。」と題
し、今後の日本株のリバウンド相場を見越した戦略と、その心構えを考察して
います。

 さらに、本日掲載したように、7月と8月の研究銘柄から、比較的時価総額
が高い内需株3社を挙げて、検証を行っています。

 加えて、2週間前のコラムで取り上げた優待イベント投資戦術で、4銘柄の
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ックアップしています。

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IPO後に問われる企業運営

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=ユニークな外食レストラン バルニバービ(3418)が今、とても面白い=


 企業は上場を果たした途端に気の緩みが発生するのか、いきなり予期せぬ大きな赤字に転落したり、不祥事に見舞われたりして投資家の期待を裏切るケースも出て参ります。
 株式を発行している企業とその株式にリスクマネーを投じる投資家とが協業して双方の発展を求めることが、上場の意義でもあります。企業にとっては上場することで信用力を高め社会的な意義をもたらし、投資家にとっては自らがなしえない事業からの配当を得ることになります。

 昨年は92社がIPOを果たしたのですが今年も12月までにほぼ同じ程度の数の銘柄がIPOを果たし、社会的な信用度を高め更なる発展に向けて始動します。
 日本には創業100年以上の企業も存在していますが、今年のIPO企業の多くは創業から10年から20年程度の企業だと推察されます。リーマンショックなど経営環境の変化に対応しながら着実に成長を果たして相応の利益をコンスタントに上げられるようになった企業です。

 上場までの業績も紆余曲折があってIPOまでこぎつけた経営陣はそれで安閑としている訳にはいきません。不特定多数の株主となって頂いた投資家に対して未来に向けた発展の道筋を示していく必要があります。
 上場を機に新たな経営戦略を打ち出し、時価総額を収益向上に見合ったものとしていく必要があります。

 既存事業の発展に加え新たなビジネスモデルを伴う新規事業や企業買収の積極化、海外市場への展開などによる企業価値向上を成長のポイントとしてIPOを果たした企業が打ち出す戦略が投資家にどう評価されるのか、とても興味深いものがあります。
 IPO後の経営者は事業の成長に向けた積極的な活動に加え、IR活動の積極化など自社の認知度向上にも時間を割く必要がありますので多忙を極めるものと思いますが、経営トップ自らが発する発言やその際の熱意が投資家にどうやって伝わるのかはとても重要です。


 9月20日に開催された異色の外食レストランを展開するバルニバービ(3418)の決算説明会はまさに創業オーナーである佐藤社長の情熱的な話が印象的でした。
 カフェやレストランを様々な屋号で直営展開する企業というと特に目新しさはないように思いますが、トップからの話を聞く前と聞いた後では印象は劇的に大きく変わります。設立されて18年の同社の創業時の話から現状を踏まえた将来ビジョンを聞けば昨年10月にマザーズ上場に至った同社への投資家からの期待感が高まって参ります。

 上場から間もなく1年が経過しますが、認知度がない中で、上場後に大きく下振れはしたものの、その後の株価は業績の向上とともに大きく上昇。今期予想PERは23倍台に高まっていますが、それは投資家の期待の表れでもあります。
 同社と一緒にお仕事したいという地方自治体や企業、大学など上場を機にますます増えていくものと期待され、当面は年率30%前後の高い利益成長が見込まれます。PER23倍台は市場平均よりも高い水準ながら成長への期待が高く、経営トップの手腕と情熱が株価面に更に反映されているものと推察されます。


(炎)


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