日本の銀行ビジネス

 初めに。相変わらず日本のメディアはその低質性をまき散らしています。
 上からの命令なのでしょうが、どの民放も似たような震災映像のレポートばかりで(大変だ、大変だと騒ぐだけで)他にニュースは無いのか?と、毎度ウンザリします。

 ネットの書き込みには、視聴率を取れそうな映像を求めて立ち入り禁止区域に入り込み嫌がる被災者を映したりインタビューを試みたりと、救助や被災者の生活に障害となる行為にまで及んでいると書いてあります。

 これらが本当なら、立ち入り禁止区域に侵入したレポーターは棒で叩いて良い…くらいの法律でも作らない限り止まらないのでしょうか。この体たらくの責任も電波利権にしがみ付く総務省と関連(利権)団体にあります。これを書きはじめるとキリがなく読者の皆様に怒られそうですので…済みません(^^;)


 ところで今年の日銀の金融政策について予想していたところでは、まずは0.1%だった当座金利の若干の引き下げ、加えて社債買い入れなどを含めた買取り資産の拡大策くらいかな?・・・と考えていましたから、2月のマイナス金利の導入は随分気が早いとの印象を持っています。

 マイナス金利となると急には銀行の準備が間に合わないだろうし、日本は日銀券の信用力がとても高い国ですから効果も未知数と感じていた訳で、導入するにしても十分な検討や準備期間を置いてから?と考えていたためです。


 漸くここ10年くらいは銀行の海外ビジネスが拡大してきましたが、依然として国内での金融事業の将来性が見通せません。どちらかと言えば今のままでは市場が縮小していくだけのイメージです。それ故、日銀の発表と同時に「当座金利すら稼げなくなる」との連想もあって銀行株は急落したのでしょう。


 産業が拡大せず企業の資金余剰ばかりが増え続けている現状では(銀行にとっての)優良な借り手が出てきません。それ故、貸付先が少ない地方銀行では止むを得ずREITや長期債への投資などで凌いでいる訳です。
 貸出しすら出来ず運用難のゆうちょ銀行に至っては預金限度額を引き揚げてどうするんだ?将来の国債購入準備金か?と、こちらも何とも意味不明です。政治面からの決定なのでしょうけど(呆)


 ただでさえ担保主義で事業評価(リスク評価)が苦手なのですから、担保の無い新興企業や中堅企業への融資は腰が引けています。協会保証を除いて伸びているのは(当たり前ですが)担保を確保できる不動産業相手や個人の住宅ローンくらいです。しかも最近の傾向は融資条件の緩和を踏まえた案件ばかりですから、幾ら担保があるとは言えこの先不動産が値下がりすれば担保不足に陥る訳で、いつか来た道となる懸念があります。


 つまり今の事業思想では産業育成に繋がる融資(銀行本来の収益事業)は増えないという事です。そんな中で何をしようとしているかと言えば、債務履行にやたらと責任感の強い個人向けに如何にローンを拡大するかを競っています。

 TVをはじめ各種メディアでは個人向け高金利ローンの宣伝競争が凄まじいですね。メガバンクならこのローン事業だけで数十億円単位の広告宣伝費を注ぎ込んでいるのでしょう。まあそれほど儲かる(はずの)ビジネスという事なのでしょうか。


 以前から気になっているのは、日本のローン市場には個人や中小法人向けでは不動産担保を取れる、または返済可能性の高そうな法人融資先(もちろん連帯保証付き)にはプライムレベルの低利の貸し出しがある一方、相手が個人でも法人でも無担保ローンについてはやたらと金利が高いタイプの2通りしかないことです。なかなか中間のビジネスが出てきません。


 経営が順調で(出来たら担保もあり)資金繰りが楽な企業または個人の住宅ローンには超低利となりますが、中小企業の資金繰り目的や個人のフリーローンに対しては10%以上もの「昔のサラ金」さながらの金利となります。上限は法定で抑えられていますが、昨今のマイナス金利の世界では異常な高利と感じます。


 この2通りだけでは優良法人からは僅かな金利しか稼げず、個人についても真面な(優良な)借り手は少ないでしょうから、やっぱり大して稼げない。
 つまり結果として高い金利を承知で借りざるを得ない(優良では無い、立場の弱い)借り手ばかりを相手にするビジネスを目指しているという事になります。これは視点を替えれば所謂「貧困(弱者)ビジネス」と同類です。詐欺グループが貧困高齢者(本当の弱者)や年金生活者を利用して稼ぐのと本質的には違いません。


 メガバンクが注力している理由は、困った人から毟り取るのが最も儲かるビジネスであると言う事の裏付けでしょうか。調べてみると同じフリーローンでもなるほど大手行(及び関連グループ)ほど金利や条件を高くしている傾向が見て取れました。


 21世紀に入り収益事業を探していた大手銀行は消費者金融全盛期の2000年代前半に消費者金融会社への投資を拡大しました。当時はバブル末期(1990年代前半)の住専(住宅金融専門会社)のデジャブを感じましたが、その後の2000年代半ばから過払い金問題が噴出し各行は大きな痛手を被りました。武富士など大手も破綻しました。


 メガバンクによる高利貸事業への傾注は当時の損失を取り返そうとしているのか?それとも中流層の減少(=下流層の増加)傾向を見越して「貧困ビジネス」での荒稼ぎを目指しているのか?

 このような前時代的な発想しか出てこない日本の貸金業(銀行業)の思想からも、やはり優良な新興(ベンチャー)企業を育てるプラットフォームが不足していると感じざるを得ません。


 構造改革の遅れによる産業の停滞(=株式市場の低迷)が続いています。
 このままでは国内金融業の将来も全く見通せません。実効性のある第3の矢が出てくるまでは国内投資については慎重にすべきと思います。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/stuweaweslクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事



億の近道2016/04/28


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2016/04/28号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)

    ◆コラム「日本の銀行ビジネス」:街のコンサルタント


===================================


◆コラム「日本の銀行ビジネス」


 初めに。相変わらず日本のメディアはその低質性をまき散らしています。
 上からの命令なのでしょうが、どの民放も似たような震災映像のレポートば
かりで(大変だ、大変だと騒ぐだけで)他にニュースは無いのか?と、毎度ウ
ンザリします。

 ネットの書き込みには、視聴率を取れそうな映像を求めて立ち入り禁止区域
に入り込み嫌がる被災者を映したりインタビューを試みたりと、救助や被災者
の生活に障害となる行為にまで及んでいると書いてあります。

 これらが本当なら、立ち入り禁止区域に侵入したレポーターは棒で叩いて良
い…くらいの法律でも作らない限り止まらないのでしょうか。この体たらくの
責任も電波利権にしがみ付く総務省と関連(利権)団体にあります。これを書
きはじめるとキリがなく読者の皆様に怒られそうですので…済みません(^^;)


 ところで今年の日銀の金融政策について予想していたところでは、まずは0.
1%だった当座金利の若干の引き下げ、加えて社債買い入れなどを含めた買取
り資産の拡大策くらいかな?・・・と考えていましたから、2月のマイナス金
利の導入は随分気が早いとの印象を持っています。

 マイナス金利となると急には銀行の準備が間に合わないだろうし、日本は日
銀券の信用力がとても高い国ですから効果も未知数と感じていた訳で、導入す
るにしても十分な検討や準備期間を置いてから?と考えていたためです。


 漸くここ10年くらいは銀行の海外ビジネスが拡大してきましたが、依然と
して国内での金融事業の将来性が見通せません。どちらかと言えば今のままで
は市場が縮小していくだけのイメージです。それ故、日銀の発表と同時に「当
座金利すら稼げなくなる」との連想もあって銀行株は急落したのでしょう。


 産業が拡大せず企業の資金余剰ばかりが増え続けている現状では(銀行にと
っての)優良な借り手が出てきません。それ故、貸付先が少ない地方銀行では
止むを得ずREITや長期債への投資などで凌いでいる訳です。
 貸出しすら出来ず運用難のゆうちょ銀行に至っては預金限度額を引き揚げて
どうするんだ?将来の国債購入準備金か?と、こちらも何とも意味不明です。
政治面からの決定なのでしょうけど(呆)


 ただでさえ担保主義で事業評価(リスク評価)が苦手なのですから、担保の
無い新興企業や中堅企業への融資は腰が引けています。協会保証を除いて伸び
ているのは(当たり前ですが)担保を確保できる不動産業相手や個人の住宅ロ
ーンくらいです。しかも最近の傾向は融資条件の緩和を踏まえた案件ばかりで
すから、幾ら担保があるとは言えこの先不動産が値下がりすれば担保不足に陥
る訳で、いつか来た道となる懸念があります。


 つまり今の事業思想では産業育成に繋がる融資(銀行本来の収益事業)は増
えないという事です。そんな中で何をしようとしているかと言えば、債務履行
にやたらと責任感の強い個人向けに如何にローンを拡大するかを競っています。

 TVをはじめ各種メディアでは個人向け高金利ローンの宣伝競争が凄まじい
ですね。メガバンクならこのローン事業だけで数十億円単位の広告宣伝費を注
ぎ込んでいるのでしょう。まあそれほど儲かる(はずの)ビジネスという事な
のでしょうか。


 以前から気になっているのは、日本のローン市場には個人や中小法人向けで
は不動産担保を取れる、または返済可能性の高そうな法人融資先(もちろん連
帯保証付き)にはプライムレベルの低利の貸し出しがある一方、相手が個人で
も法人でも無担保ローンについてはやたらと金利が高いタイプの2通りしかな
いことです。なかなか中間のビジネスが出てきません。


 経営が順調で(出来たら担保もあり)資金繰りが楽な企業または個人の住宅
ローンには超低利となりますが、中小企業の資金繰り目的や個人のフリーロー
ンに対しては10%以上もの「昔のサラ金」さながらの金利となります。上限
は法定で抑えられていますが、昨今のマイナス金利の世界では異常な高利と感
じます。


 この2通りだけでは優良法人からは僅かな金利しか稼げず、個人についても
真面な(優良な)借り手は少ないでしょうから、やっぱり大して稼げない。
 つまり結果として高い金利を承知で借りざるを得ない(優良では無い、立場
の弱い)借り手ばかりを相手にするビジネスを目指しているという事になりま
す。これは視点を替えれば所謂「貧困(弱者)ビジネス」と同類です。詐欺グ
ループが貧困高齢者(本当の弱者)や年金生活者を利用して稼ぐのと本質的に
は違いません。


 メガバンクが注力している理由は、困った人から毟り取るのが最も儲かるビ
ジネスであると言う事の裏付けでしょうか。調べてみると同じフリーローンで
もなるほど大手行(及び関連グループ)ほど金利や条件を高くしている傾向が
見て取れました。


 21世紀に入り収益事業を探していた大手銀行は消費者金融全盛期の200
0年代前半に消費者金融会社への投資を拡大しました。当時はバブル末期(1
990年代前半)の住専(住宅金融専門会社)のデジャブを感じましたが、そ
の後の2000年代半ばから過払い金問題が噴出し各行は大きな痛手を被りま
した。武富士など大手も破綻しました。


 メガバンクによる高利貸事業への傾注は当時の損失を取り返そうとしている
のか?それとも中流層の減少(=下流層の増加)傾向を見越して「貧困ビジネ
ス」での荒稼ぎを目指しているのか?

 このような前時代的な発想しか出てこない日本の貸金業(銀行業)の思想か
らも、やはり優良な新興(ベンチャー)企業を育てるプラットフォームが不足
していると感じざるを得ません。


 構造改革の遅れによる産業の停滞(=株式市場の低迷)が続いています。
 このままでは国内金融業の将来も全く見通せません。実効性のある第3の矢
が出てくるまでは国内投資については慎重にすべきと思います。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/stuweaweslクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


【石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!】


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。


 今週配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、災害復旧やインフラ整備・
保守管理の高度な技術を持ち、今後の業績の伸びも期待でき、キャッシュリッ
チで低PER・低PBR・高自己資本比率の増配発表企業を、研究銘柄として
掲載しています。

 また、コラムでは、「地震などの復興に寄与する企業のなかで業績に比して
株価が下げすぎている企業の株からも、投資対象を絞り込んでいきたいと考え
て準備しています。」と題し、関連銘柄がリバウンドする中、まだ物色されて
いない企業を6銘柄挙げて、分析しています。

 さらに、株価と投資家心理について、自身の経験からどのように対応してい
くか、提案しています。

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


このチャンスに是非ご購読ください!


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用
されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。


===================================


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第90号配信中!
 ご購読をお待ちしております!】


「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第90号が
好評配信中です。


★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★
創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177
第2号→http://okuchika.net/?eid=5362
第3号→http://okuchika.net/?eid=5361
第4号→http://okuchika.net/?eid=5360
第5号→http://okuchika.net/?eid=5359

【4/25第90号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
■特別報告:活発化する二極化相場
■決算説明会報告(3銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/
 → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3

【4/18第89号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=6287

==================================

 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/

===================================

 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/kaijo.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事



公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6

〜我が家は中学受験をしないことを決めました 続編〜


1年前、中学受験をしないことを決めた我が家。

江戸川区で4人の男児を女房と共に育てている。通塾はむしろ子どもの好奇心の芽を摘む可能性があるし、小学生にとっては勉強よりも友達と遊ぶことが一番だ。


我が家の4人の息子たちは、全員が区立保育園、区立小学校に進んだ。そして、
全員が中学受験をしないこと、塾に通わないことを決めて、区立中学校という選択をした。


2年前のコラムで強調したのは、子どもは親だけではなく地域社会によっても育まれることだった。区立中学が属する地域社会。地域は玉石混合、多種多様。
そこで強い心、創造性、感受性等を育む試みだ。

区立のよさは、健常者と障害者とが一緒に学び、一緒に育つこと。
いじめや不登校をクラス全体で解決していくことであった。(2年前の主張)

http://www.okuchika.net/?eid=4789


■幼馴染みたち。旅立ちの日に。


長男の保育園からの同級生のA君が近所のコンビニでバイトをしていた。

最近、両親が離婚。弟二人の面倒も見る。
受験料や入学金はバイトで払った。
声優になるという夢。養成学校に入学。
新聞奨学生として学費は自ら払う。
弟たちの学費も払っている。

長男にA君の話をした。

「自分の努力だけで医学部に受かったと思うかもしれないが、
そうではないのでは?我が家は恵まれていた。
勉強に専念できたのは、環境があってこそだ」。


長男の保育園からの同級生のBさん。
父親が小学生のとき病死。
母に負担をかけたくない。私立大学をひとつも受けなかった。
自宅から通える国公立大学を受験。見事合格した。
首都圏の国立大学は難しい。地域の誇りだ。


片親のC君。
息子たちがお世話になったクラブチームの主軸打者だ。
3年間、高校野球にどっぷりとはまった。野球にかけた青春。
夏の大会。最後にマウンドに上がった。
地元の大手企業に就職。野球は続けるつもりだ。
将来、出身チームのコーチや監督になって
子どもたちに夢を与えてくれるだろう。


A君、Bさん、C君、そして長男よ。
君たちを地域社会はずっと見守ってきた。

人は自らの意思で生きる覚悟を決めなければならない。
自らの意思で人生を選び取って生きなければならない。

そうでない人生は「生きている」とはいえない。

たまたま健常者に生まれ、たまたま、この地域社会で育った。
与えられた環境はそれぞれに違うが、一様に、道を自ら切り開いた。
感動をありがとう。

高校卒業おめでとう。


■少子化と教育費


教えすぎる親。習いすぎる子どもたち。

教育をサービスととらえるならば、
講師に1:1で教えてもらえば、
講師の生活費を生徒が負担することになるから、
べらぼうなお金がかかる。

集団塾で実績を上げているところは、
ノウハウで実績を上げているように主張するだろう。

だが、実際は、寡占化し、教室が何百もある大手の塾が
大量の生徒を成績順に輪切りしている。
その一番成績がよいクラスが成果を出しているのだ。

親は安心を高値で買い、文字通りの「浪費」をする。
だが、これは、子どものためを思っての親心でもある。


果たして子育てにお金は必要なのか。

偉そうなことを書いているわたしも、試行錯誤の連続だった。
実は、いろんなことを試した。
Z会の通信教育。
トーマスという個別指導の塾。
東進という映像授業の塾。
都立を受けなかった長男は高校を私立に行かせたために、
年間80万円の学費がかかってしまった。

子育てにはお金がかかるはずだと信じていた。

我が家は中学受験をさせなかった。

その分、塾代はケチらずに使おうと思ってしまった。
わたしは間違った考えを持っていた。


子どもを「ライザップ」に行かせる必要はない。
ペースメーカーは高校の試験でよい。
皆が満点を目指して、クラスが一丸となって学び教え合う。
学校の教科書と学校の問題集をボロボロになるまで使いこなせばよかったのだ。

健全だし、いかにも学校らしい。
内職がない学校になる。


二男はサクシードという数学の問題集を何度も繰り返し復習する。
サクシードがボロボロになる。
ボロボロになった問題集には愛着が湧く。


長男、次男の二人の高校受験を終えてわかったことは、

子育てにお金なんてかからない。

いや、お金はかけてはならない、ということ。


みんなが習っているから習い事をさせ、
みんなが行くからといって塾に行かせる必要はない。

そうはいっても。なかなか難しい・・・


教育費がかかるから、みんな子どもを産まない。
だが、むしろ、教育費はかけない方が子どもは伸びる場合がある。

子育てにお金がかかるとは限らない。
これが素直な感想だ。


さて、三男。

結局、この子はひとつも習い事をしなかった。
前回のコラムでも紹介した。
朝から夕方まで外で遊ぶ。早寝早起きを自分に課しているようだ。
小学校は6年間皆勤賞。
早いもので、この4月で中学生になる。
三男は自らが拘った半そで半ズボンのスタイルで小学校の6年間貫き通した。
真冬に半そで。
それで親に虐待疑惑が流れたこともあったのだが・・・


さて、三男の区立小学校は素晴らしい学校だ。
体育の授業がとても多いことは前回のコラムに書いた。
先生が忙しい授業過程を上手にやり繰りする。

まず、校庭で2時間体育をする。
そして課外授業として、隣接する公園にクラスを連れて行く。
さらに2時間子どもたちを公園で遊ばせる。
ワイワイ、キャッキャという子どもたちの大きな声が地域にこだまする。
それをお母さんたちが暖かく見守っている。


(本コラムは中学受験を否定するものではありません。
子育てにノウハウはありません。
我が家のケースも、数ある「たまたま」のケースに過ぎません。

また、ライザップは顧客満足の高いサービスです。
本コラムはライザップを否定するものではありません。)


日本株ファンドマネージャ
山本 潤

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tiatraebudクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6

JUGEMテーマ:教育



億の近道2016/04/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2016/04/27号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
           (本日の担当:山本潤)

 ◆コラム「公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6」:山本潤


===================================


◆コラム「公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6」

〜我が家は中学受験をしないことを決めました 続編〜


1年前、中学受験をしないことを決めた我が家。

江戸川区で4人の男児を女房と共に育てている。通塾はむしろ子どもの好奇心
の芽を摘む可能性があるし、小学生にとっては勉強よりも友達と遊ぶことが一
番だ。


我が家の4人の息子たちは、全員が区立保育園、区立小学校に進んだ。そして、
全員が中学受験をしないこと、塾に通わないことを決めて、区立中学校という
選択をした。


2年前のコラムで強調したのは、子どもは親だけではなく地域社会によっても育
まれることだった。区立中学が属する地域社会。地域は玉石混合、多種多様。
そこで強い心、創造性、感受性等を育む試みだ。

区立のよさは、健常者と障害者とが一緒に学び、一緒に育つこと。
いじめや不登校をクラス全体で解決していくことであった。(2年前の主張)

http://www.okuchika.net/?eid=4789



■幼馴染みたち。旅立ちの日に。


長男の保育園からの同級生のA君が近所のコンビニでバイトをしていた。

最近、両親が離婚。弟二人の面倒も見る。
受験料や入学金はバイトで払った。
声優になるという夢。養成学校に入学。
新聞奨学生として学費は自ら払う。
弟たちの学費も払っている。

長男にA君の話をした。

「自分の努力だけで医学部に受かったと思うかもしれないが、
そうではないのでは?我が家は恵まれていた。
勉強に専念できたのは、環境があってこそだ」。


長男の保育園からの同級生のBさん。
父親が小学生のとき病死。
母に負担をかけたくない。私立大学をひとつも受けなかった。
自宅から通える国公立大学を受験。見事合格した。
首都圏の国立大学は難しい。地域の誇りだ。


片親のC君。
息子たちがお世話になったクラブチームの主軸打者だ。
3年間、高校野球にどっぷりとはまった。野球にかけた青春。
夏の大会。最後にマウンドに上がった。
地元の大手企業に就職。野球は続けるつもりだ。
将来、出身チームのコーチや監督になって
子どもたちに夢を与えてくれるだろう。


A君、Bさん、C君、そして長男よ。
君たちを地域社会はずっと見守ってきた。

人は自らの意思で生きる覚悟を決めなければならない。
自らの意思で人生を選び取って生きなければならない。

そうでない人生は「生きている」とはいえない。

たまたま健常者に生まれ、たまたま、この地域社会で育った。
与えられた環境はそれぞれに違うが、一様に、道を自ら切り開いた。
感動をありがとう。

高校卒業おめでとう。


■少子化と教育費


教えすぎる親。習いすぎる子どもたち。

教育をサービスととらえるならば、
講師に1:1で教えてもらえば、
講師の生活費を生徒が負担することになるから、
べらぼうなお金がかかる。

集団塾で実績を上げているところは、
ノウハウで実績を上げているように主張するだろう。

だが、実際は、寡占化し、教室が何百もある大手の塾が
大量の生徒を成績順に輪切りしている。
その一番成績がよいクラスが成果を出しているのだ。

親は安心を高値で買い、文字通りの「浪費」をする。
だが、これは、子どものためを思っての親心でもある。


果たして子育てにお金は必要なのか。

偉そうなことを書いているわたしも、試行錯誤の連続だった。
実は、いろんなことを試した。
Z会の通信教育。
トーマスという個別指導の塾。
東進という映像授業の塾。
都立を受けなかった長男は高校を私立に行かせたために、
年間80万円の学費がかかってしまった。

子育てにはお金がかかるはずだと信じていた。

我が家は中学受験をさせなかった。

その分、塾代はケチらずに使おうと思ってしまった。
わたしは間違った考えを持っていた。


子どもを「ライザップ」に行かせる必要はない。
ペースメーカーは高校の試験でよい。
皆が満点を目指して、クラスが一丸となって学び教え合う。
学校の教科書と学校の問題集をボロボロになるまで使いこなせばよかったのだ。

健全だし、いかにも学校らしい。
内職がない学校になる。


二男はサクシードという数学の問題集を何度も繰り返し復習する。
サクシードがボロボロになる。
ボロボロになった問題集には愛着が湧く。


長男、次男の二人の高校受験を終えてわかったことは、

子育てにお金なんてかからない。

いや、お金はかけてはならない、ということ。


みんなが習っているから習い事をさせ、
みんなが行くからといって塾に行かせる必要はない。

そうはいっても。なかなか難しい・・・


教育費がかかるから、みんな子どもを産まない。
だが、むしろ、教育費はかけない方が子どもは伸びる場合がある。

子育てにお金がかかるとは限らない。
これが素直な感想だ。


さて、三男。

結局、この子はひとつも習い事をしなかった。
前回のコラムでも紹介した。
朝から夕方まで外で遊ぶ。早寝早起きを自分に課しているようだ。
小学校は6年間皆勤賞。
早いもので、この4月で中学生になる。
三男は自らが拘った半そで半ズボンのスタイルで小学校の6年間貫き通した。
真冬に半そで。
それで親に虐待疑惑が流れたこともあったのだが・・・


さて、三男の区立小学校は素晴らしい学校だ。
体育の授業がとても多いことは前回のコラムに書いた。
先生が忙しい授業過程を上手にやり繰りする。

まず、校庭で2時間体育をする。
そして課外授業として、隣接する公園にクラスを連れて行く。
さらに2時間子どもたちを公園で遊ばせる。
ワイワイ、キャッキャという子どもたちの大きな声が地域にこだまする。
それをお母さんたちが暖かく見守っている。


(本コラムは中学受験を否定するものではありません。
子育てにノウハウはありません。
我が家のケースも、数ある「たまたま」のケースに過ぎません。

また、ライザップは顧客満足の高いサービスです。
本コラムはライザップを否定するものではありません。)


日本株ファンドマネージャ
山本 潤

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tiatraebudクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6

===================================


【石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!】


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。


 今週配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、災害復旧やインフラ整備・
保守管理の高度な技術を持ち、今後の業績の伸びも期待でき、キャッシュリッ
チで低PER・低PBR・高自己資本比率の増配発表企業を、研究銘柄として
掲載しています。

 また、コラムでは、「地震などの復興に寄与する企業のなかで業績に比して
株価が下げすぎている企業の株からも、投資対象を絞り込んでいきたいと考え
て準備しています。」と題し、関連銘柄がリバウンドする中、まだ物色されて
いない企業を6銘柄挙げて、分析しています。

 さらに、株価と投資家心理について、自身の経験からどのように対応してい
くか、提案しています。

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


このチャンスに是非ご購読ください!


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用
されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。


===================================


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第90号配信中!
 ご購読をお待ちしております!】


「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第90号が
好評配信中です。


★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★
創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177
第2号→http://okuchika.net/?eid=5362
第3号→http://okuchika.net/?eid=5361
第4号→http://okuchika.net/?eid=5360
第5号→http://okuchika.net/?eid=5359

【4/25第90号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
■特別報告:活発化する二極化相場
■決算説明会報告(3銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/
 → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3

【4/18第89号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=6287

==================================

 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/

===================================

 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/kaijo.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================


JUGEMテーマ:教育



バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第8回

産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/
5月号連載記事


■ナンバーワン企業は強みに集中する

●「何をしないか」「何をやめるか」

 ポーターの競争戦略論の中心は「トレード・オフ」=「何をしないか」です。

 もちろん、何もするなというわけではありません。
「何をするのをやめて、そのエネルギーを他の何に集中するか」ということです。ドラッカーも、「人間も企業も『強み』によって輝く。弱みによってではない」と強調します。そして『企業は長所によって勝利するのであって、欠点によって勝つのではない』とも言います。

 また、人間の欠点は基本的に直らないというのが船井総研創業者・船井幸雄氏の考えです。ですから、企業においても『欠点(弱点)を改善するために、多大な労力を費やすのは非常に非効率である』ということです。しかし、船井氏は『長所を伸ばせば欠点はその長所の陰に隠れて見えなくなる』とも語ります。

 さらにバフェットは、「自分がこれだけの成功をおさめることができたのは、『自分の範囲』を正確に把握し、『自分の範囲』を超えないように心掛けてきたからだ」と述べています。『自分の範囲』とは、要するに「自分が物事をコントロールできる範囲」=「自分の強み」です。

 このように、ビジネスの巨人たちは口をそろえて、「弱みにかかわらずに、強みに集中せよ」と強調します。ですから、ポーターの競争戦略論の核が「トレード・オフ」であるのも当然です。


●マネージャー不適格者

 ドラッカーはさらに踏み込んで、「他人(部下)の欠点ばかり見つけて、長所に目が向かないマネジメント(マネージャー)はその任を解くべきである」と厳しいコメントを発しています。他人の欠点を見つける才能は神から万人に与えられた才能で、決して特殊な能力ではありませんし、「自分の欠点は自分自身が一番よく知っている」ものです。ですから、いちいち部下の欠点を指摘するマネジメントの下では部下の不満が溜まり、士気にも影響を及ぼします。また、自分の強みを磨いて向上させようという意欲も薄れてしまいます。

 結局、マネージャーとは、組織の「人間の長所を伸ばす」のが仕事ということになりますが、「欠点」はどうすべきなのでしょうか?よく「猫の手も借りたい」という表現が使われますが「人間の手だけを(切り離して)雇う」ことはできません。
 長所も欠点も含めたすべての人格を備えた人間としてしか雇用することはできないのです。一人の人間の欠点を「切り離す」ことなど不可能なわけですから、船井氏が述べるように『長所を伸ばして欠点を隠す』しか仕方がありません。


<続く>

続きは、産業新潮
http://homepage2.nifty.com/sancho/
5月号をご参照ください。


(大原浩)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoupクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事


JUGEMテーマ:ビジネス



有料メルマガライブラリから(184)企業研究していれば、損切りの誘惑に耐えられる

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


==「企業研究していれば、損切りの誘惑に耐えられる」==
  (有料メルマガ第291回・2014/8/19配信号)


※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】

 いつも感じていることですが、株価が上がり始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。

 業績の上方修修正があったということがカタリストになり、株価が上げ始めることがあります。

 しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相場にも同じことが言えると考えています。


 逆のこともあります。第1四半期の業績が通期予想と比べての進捗率が悪かった。そんなことから株価が急に大きく下げることも良くあります。いったん下げだすと、下げるから売るという投資家もでてくるので、株価がなかなか戻さずにダラダラ下げ続けたり、下げ止まっても安値で低迷してしまうことも良くあります。

 その企業の当初の業績予想で上期は利益が低く、下期に利益が増えるという業績予想が発表されていても、そのことは無視されることが多いような気がします。

【中略】

 投資家は自分がその銘柄を、いまの株価(=いま買える株価)で買うことに納得がいくと投資を実行します。トレーダーのようにチャートなどや、いろいろな投資シグナルに基づいて(=納得したら)投資を実行することもあるでしょう。

 しかし、それぞれの投資家が利用している納得材料には株価が上がり続けているという状況が影響を与えていることを忘れては、投資判断を間違う可能性が高くなります。

 株式市場では株価が上がり易い『上昇期』と、株価がなかなか上がらない『混迷期』が存在します。これらが交互に訪れます。上昇期にも株価が下げるときがあり、混迷期にも株価が上げる時がありますし、株価が横ばいで推移している時期も長いです。でも少し長い期間のチャートで見るとトレンドが右肩上がりの時期と右肩下がりの時期があることが分かります。

【中略】

 最近の私がウォッチしている日本株の株価の動きを見て感じることは、やはり低PER銘柄が上げることが多いということ。また資産の割安株が上げることが多いということ。魅力的な優待のある優待銘柄はPERが低くなくても上げることがあるということ。このような感想を持っています。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、災害復旧やインフラ整備・保守管理の高度な技術を持ち、今後の業績の伸びも期待でき、キャッシュリッチで低PER・低PBR・高自己資本比率の増配発表企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「地震などの復興に寄与する企業のなかで業績に比して株価が下げすぎている企業の株からも、投資対象を絞り込んでいきたいと考えて準備しています。」と題し、関連銘柄がリバウンドする中、まだ物色されていない企業を6銘柄挙げて、分析しています。

 さらに、株価と投資家心理について、自身の経験からどのように対応していくか、提案しています。

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraeclaクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

JUGEMテーマ:株・投資



億の近道2016/04/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2016/04/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
        (本日の担当:石川臨太郎&大原浩)

 ◆コラム「有料メルマガライブラリから(184)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第8回」
     :大原浩


===================================


◆コラム「有料メルマガライブラリから(184)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載い
たします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


==「企業研究していれば、損切りの誘惑に耐えられる」==
  (有料メルマガ第291回・2014/8/19配信号)


※注 2014年8月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】

 いつも感じていることですが、株価が上がり始めるためには何かのきっかけ、
カタリスト、触媒が必要になります。

 業績の上方修修正があったということがカタリストになり、株価が上げ始め
ることがあります。

 しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集
めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相
場にも同じことが言えると考えています。


 逆のこともあります。第1四半期の業績が通期予想と比べての進捗率が悪か
った。そんなことから株価が急に大きく下げることも良くあります。いったん
下げだすと、下げるから売るという投資家もでてくるので、株価がなかなか戻
さずにダラダラ下げ続けたり、下げ止まっても安値で低迷してしまうことも良
くあります。

 その企業の当初の業績予想で上期は利益が低く、下期に利益が増えるという
業績予想が発表されていても、そのことは無視されることが多いような気がし
ます。

【中略】

 投資家は自分がその銘柄を、いまの株価(=いま買える株価)で買うことに
納得がいくと投資を実行します。トレーダーのようにチャートなどや、いろい
ろな投資シグナルに基づいて(=納得したら)投資を実行することもあるでし
ょう。

 しかし、それぞれの投資家が利用している納得材料には株価が上がり続けて
いるという状況が影響を与えていることを忘れては、投資判断を間違う可能性
が高くなります。

 株式市場では株価が上がり易い『上昇期』と、株価がなかなか上がらない
『混迷期』が存在します。これらが交互に訪れます。上昇期にも株価が下げる
ときがあり、混迷期にも株価が上げる時がありますし、株価が横ばいで推移し
ている時期も長いです。でも少し長い期間のチャートで見るとトレンドが右肩
上がりの時期と右肩下がりの時期があることが分かります。

【中略】

 最近の私がウォッチしている日本株の株価の動きを見て感じることは、やは
り低PER銘柄が上げることが多いということ。また資産の割安株が上げるこ
とが多いということ。魅力的な優待のある優待銘柄はPERが低くなくても上
げることがあるということ。このような感想を持っています。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
 です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、長い歴史があり、災害復旧やインフラ整備・
保守管理の高度な技術を持ち、今後の業績の伸びも期待でき、キャッシュリッ
チで低PER・低PBR・高自己資本比率の増配発表企業を、研究銘柄として
掲載しています。

 また、コラムでは、「地震などの復興に寄与する企業のなかで業績に比して
株価が下げすぎている企業の株からも、投資対象を絞り込んでいきたいと考え
て準備しています。」と題し、関連銘柄がリバウンドする中、まだ物色されて
いない企業を6銘柄挙げて、分析しています。

 さらに、株価と投資家心理について、自身の経験からどのように対応してい
くか、提案しています。

 金曜日までにご購読の方へは、もれなく最新号を差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraeclaクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


◆コラム「バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第8回」


産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/
5月号連載記事


■ナンバーワン企業は強みに集中する

●「何をしないか」「何をやめるか」

 ポーターの競争戦略論の中心は「トレード・オフ」=「何をしないか」です。

 もちろん、何もするなというわけではありません。
「何をするのをやめて、そのエネルギーを他の何に集中するか」ということで
す。ドラッカーも、「人間も企業も『強み』によって輝く。弱みによってでは
ない」と強調します。そして『企業は長所によって勝利するのであって、欠点
によって勝つのではない』とも言います。

 また、人間の欠点は基本的に直らないというのが船井総研創業者・船井幸雄
氏の考えです。ですから、企業においても『欠点(弱点)を改善するために、
多大な労力を費やすのは非常に非効率である』ということです。しかし、船井
氏は『長所を伸ばせば欠点はその長所の陰に隠れて見えなくなる』とも語りま
す。

 さらにバフェットは、「自分がこれだけの成功をおさめることができたのは、
『自分の範囲』を正確に把握し、『自分の範囲』を超えないように心掛けてき
たからだ」と述べています。『自分の範囲』とは、要するに「自分が物事をコ
ントロールできる範囲」=「自分の強み」です。

 このように、ビジネスの巨人たちは口をそろえて、「弱みにかかわらずに、
強みに集中せよ」と強調します。ですから、ポーターの競争戦略論の核が
「トレード・オフ」であるのも当然です。


●マネージャー不適格者

 ドラッカーはさらに踏み込んで、「他人(部下)の欠点ばかり見つけて、長
所に目が向かないマネジメント(マネージャー)はその任を解くべきである」
と厳しいコメントを発しています。他人の欠点を見つける才能は神から万人に
与えられた才能で、決して特殊な能力ではありませんし、「自分の欠点は自分
自身が一番よく知っている」ものです。ですから、いちいち部下の欠点を指摘
するマネジメントの下では部下の不満が溜まり、士気にも影響を及ぼします。
また、自分の強みを磨いて向上させようという意欲も薄れてしまいます。

 結局、マネージャーとは、組織の「人間の長所を伸ばす」のが仕事というこ
とになりますが、「欠点」はどうすべきなのでしょうか?よく「猫の手も借り
たい」という表現が使われますが「人間の手だけを(切り離して)雇う」こと
はできません。
 長所も欠点も含めたすべての人格を備えた人間としてしか雇用することはで
きないのです。一人の人間の欠点を「切り離す」ことなど不可能なわけですか
ら、船井氏が述べるように『長所を伸ばして欠点を隠す』しか仕方がありませ
ん。


<続く>

続きは、産業新潮
http://homepage2.nifty.com/sancho/
5月号をご参照ください。


(大原浩)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoupクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第90号配信中!
 ご購読をお待ちしております!】


「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第90号が
好評配信中です。


★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★
創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177
第2号→http://okuchika.net/?eid=5362
第3号→http://okuchika.net/?eid=5361
第4号→http://okuchika.net/?eid=5360
第5号→http://okuchika.net/?eid=5359

【4/25第90号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
■特別報告:活発化する二極化相場
■決算説明会報告(3銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/
 → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3

【4/18第89号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=6287

==================================

 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

===================================

当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.kaijo.com/
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事


JUGEMテーマ:ビジネス



2つの選択肢が運命の分れ道

 皆さんは投資の際にいろいろ悩みながら銘柄選びをされているのではないでしょうか。AかBか、2つの選択肢が運命の分れ道だったりもします。あの時AではなくBに投資していればなあ、といったことは良くある話です。

 億の近道の読者の皆さんは自らの経験や知識が豊富なので、比較的悩むことはないのかも知れませんが投資には絶えず選ぶという作業がつきまといます。


 一番最初の選択肢は投資するのかしないのかから始まります。投資ししてリスクを取れば何も投資しないよりもリターンが得られる可能性があります。
 そこで投資するという選択肢を選びます。

 投資アイテムにはハイリスクのものとローリスクのものないしはその中間のものがあったりします。

 ハイリスクならハイリターンが得られるというのが理屈ではありますが、多くの投資家はハイリスクを嫌いがちです。しかしながらローリスクでは満足しない投資家もいてハイリスクなアイテムに挑戦することがあります。

 株式が投資対象の場合、安定成長するタイプの銘柄と急成長、高成長型の銘柄ではリスクの度合いが異なります。リスクの取れる投資家は例え目先の業績が赤字であっても成長指向の銘柄に投資しますが、安定した利益を得たいという投資家にとっては現在も未来も安定した収益が得られるタイプの銘柄に投資しようとします。


 そうしたあらゆる選択の仕方が運用成果の違いにもなることを知る必要があります。それには銘柄の選定だけではなく時間の選定という要素やアセットアロケーションの選定による差異も出て参ります。


 2月12日を境にして日経平均とマザーズ指数に開きが出ましたが主力銘柄を投資対象に選択したか中小型株を選択したかによる違いがそこには表れていますが、二極化の潮流は個別株にも表れ、創薬ベンチャーを選定したかIT系を選んだのか、ロボット系かAI系かビッグデータ系か、IoT関連か自動運転関連か、セキュリティ関連かなどの選択肢が運用成果に大きな違いとなって表れてきたということから投資家の運用成果はここで大きく差がついているのかも知れません。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事



テーマ株乱舞

 株式相場ではテーマを求めて様々な銘柄に投資家のリスクマネーが集まっています。業績の先行きが読めなくなればなるほどテーマ性が重要になり、行き場のないおカネがうごめく相場となります。

 昨年12月からの株式相場はまさにそうした潮流が活発化し、潮流に乗れない銘柄と乗れる銘柄の間で二極化する動きになっています。

 最近では忘れ去られた感のある創薬ベンチャーにも物色の潮流が押し寄せています。

 ファンダメンタルズを見ると円高基調の中でこれまで相場をリードした輸出関連の主力銘柄が買い難くなってきましたので、どうしても内需系の銘柄に物色の手が動くことになります。
 内需系を更に分析するとITを絡めた中小型のテーマに沿った新成長株が人気を集めており、投資家はそうした潮流に乗ろうと懸命です。こうした潮流は輸出関連や金融系など主力銘柄中心の東証1部市場と中小型内需系銘柄が中心のマザーズ指数との間でも二極化の動きにつながる結果となっています。

 特に、マイナス金利の導入発表後に為替が円高に進んだ2月12日の全面安商状後の相場展開では顕著な値動きにつながり、マザーズ指数が高値更新する一方で日経平均は17000円前後での推移を余儀なくされてきたという二極化相場の特徴が指数にも表れています。
 ただ、この特徴にはマザーズ指数先物が7月より開始されるという話が背景になっていて、その結果マザーズ銘柄が値がさ株を中核に集中して物色されたという点が背景にありますので、多少割引いて考える必要があります。


 ミクシィ(2121)やそーせいグループ(4565・2月10日安値9660円から4月20日高値25170円まで2.6倍に上昇)などの時価総額の大きな人気株や直近になってマザーズ市場にIPOしたIoT関連のテラスカイ(3915・2月12日安値10450円から4月22日高値26250円まで2.5倍に上昇)や、ジグソー(3914・2月12日安値3950円から4月20日高値23920円まで6.1倍に上昇)、更にはAI(人工知能)関連のロゼッタ(6182・2月12日安値923円から4月22日高値4815円まで5.2倍に上昇)などの値がさ人気株がリード役となってマザーズ指数は2月12日の安値664.92ポイントから4月21日の高値1230.82ポイントまで85%もの上昇を示しています。

 現状の収益よりも未来の収益、テーマに活路を見出した相場展開がどこまで続くのかはわかりませんが、今の潮流は投資家が後ろを振り返って自分の居場所を知るまで、つまりリスクを感じるまでは継続することになります。

 こうした潮流は何もマザーズ銘柄だけに限ったことではなく、JASDAQや東証2部に上場する成長の芽をもったテーマ性のある中小型銘柄にシフトする要素を持っていると考えられます。但し、こうした物色気運にはいずれ波乱の展開が待っているという覚悟が必要になるのかも知れません。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:社会の出来事


JUGEMテーマ:株・投資



億の近道2016/04/25


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2016/04/25

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

       ◆コラム「テーマ株乱舞」
       ◆コラム「2つの選択肢が運命の分れ道」


===================================


■ お知らせ ■

【炎のファンドマネージャー有料メルマガ本日第90号配信!

 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第90号が
本日配信されました。



★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★
創刊号→http://okuchika.net/?eid=5177
第2号→http://okuchika.net/?eid=5362
第3号→http://okuchika.net/?eid=5361
第4号→http://okuchika.net/?eid=5360
第5号→http://okuchika.net/?eid=5359

【4/25第90号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
■特別報告:活発化する二極化相場
■決算説明会報告(3銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/
 → 申し込みフォーム http://goo.gl/ikAUu3

【4/18第89号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=6287

===================================


◆コラム「テーマ株乱舞」


 株式相場ではテーマを求めて様々な銘柄に投資家のリスクマネーが集まって
います。業績の先行きが読めなくなればなるほどテーマ性が重要になり、行き
場のないおカネがうごめく相場となります。

 昨年12月からの株式相場はまさにそうした潮流が活発化し、潮流に乗れな
い銘柄と乗れる銘柄の間で二極化する動きになっています。

 最近では忘れ去られた感のある創薬ベンチャーにも物色の潮流が押し寄せて
います。

 ファンダメンタルズを見ると円高基調の中でこれまで相場をリードした輸出
関連の主力銘柄が買い難くなってきましたので、どうしても内需系の銘柄に物
色の手が動くことになります。
 内需系を更に分析するとITを絡めた中小型のテーマに沿った新成長株が人
気を集めており、投資家はそうした潮流に乗ろうと懸命です。こうした潮流は
輸出関連や金融系など主力銘柄中心の東証1部市場と中小型内需系銘柄が中心
のマザーズ指数との間でも二極化の動きにつながる結果となっています。

 特に、マイナス金利の導入発表後に為替が円高に進んだ2月12日の全面安
商状後の相場展開では顕著な値動きにつながり、マザーズ指数が高値更新する
一方で日経平均は17000円前後での推移を余儀なくされてきたという二極
化相場の特徴が指数にも表れています。
 ただ、この特徴にはマザーズ指数先物が7月より開始されるという話が背景
になっていて、その結果マザーズ銘柄が値がさ株を中核に集中して物色された
という点が背景にありますので、多少割引いて考える必要があります。


 ミクシィ(2121)やそーせいグループ(4565・2月10日安値96
60円から4月20日高値25170円まで2.6倍に上昇)などの時価総額
の大きな人気株や直近になってマザーズ市場にIPOしたIoT関連のテラス
カイ(3915・2月12日安値10450円から4月22日高値26250
円まで2.5倍に上昇)や、ジグソー(3914・2月12日安値3950円
から4月20日高値23920円まで6.1倍に上昇)、更にはAI(人工知
能)関連のロゼッタ(6182・2月12日安値923円から4月22日高値
4815円まで5.2倍に上昇)などの値がさ人気株がリード役となってマザ
ーズ指数は2月12日の安値664.92ポイントから4月21日の高値12
30.82ポイントまで85%もの上昇を示しています。

 現状の収益よりも未来の収益、テーマに活路を見出した相場展開がどこまで
続くのかはわかりませんが、今の潮流は投資家が後ろを振り返って自分の居場
所を知るまで、つまりリスクを感じるまでは継続することになります。

 こうした潮流は何もマザーズ銘柄だけに限ったことではなく、JASDAQ
や東証2部に上場する成長の芽をもったテーマ性のある中小型銘柄にシフトす
る要素を持っていると考えられます。但し、こうした物色気運にはいずれ波乱
の展開が待っているという覚悟が必要になるのかも知れません。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


◆コラム「2つの選択肢が運命の分れ道」


 皆さんは投資の際にいろいろ悩みながら銘柄選びをされているのではないで
しょうか。AかBか、2つの選択肢が運命の分れ道だったりもします。あの時
AではなくBに投資していればなあ、といったことは良くある話です。

 億の近道の読者の皆さんは自らの経験や知識が豊富なので、比較的悩むこと
はないのかも知れませんが投資には絶えず選ぶという作業がつきまといます。


 一番最初の選択肢は投資するのかしないのかから始まります。投資ししてリ
スクを取れば何も投資しないよりもリターンが得られる可能性があります。
 そこで投資するという選択肢を選びます。

 投資アイテムにはハイリスクのものとローリスクのものないしはその中間の
ものがあったりします。

 ハイリスクならハイリターンが得られるというのが理屈ではありますが、多
くの投資家はハイリスクを嫌いがちです。しかしながらローリスクでは満足し
ない投資家もいてハイリスクなアイテムに挑戦することがあります。

 株式が投資対象の場合、安定成長するタイプの銘柄と急成長、高成長型の銘
柄ではリスクの度合いが異なります。リスクの取れる投資家は例え目先の業績
が赤字であっても成長指向の銘柄に投資しますが、安定した利益を得たいとい
う投資家にとっては現在も未来も安定した収益が得られるタイプの銘柄に投資
しようとします。


 そうしたあらゆる選択の仕方が運用成果の違いにもなることを知る必要があ
ります。それには銘柄の選定だけではなく時間の選定という要素やアセットア
ロケーションの選定による差異も出て参ります。


 2月12日を境にして日経平均とマザーズ指数に開きが出ましたが主力銘柄
を投資対象に選択したか中小型株を選択したかによる違いがそこには表れてい
ますが、二極化の潮流は個別株にも表れ、創薬ベンチャーを選定したかIT系
を選んだのか、ロボット系かAI系かビッグデータ系か、IoT関連か自動運
転関連か、セキュリティ関連かなどの選択肢が運用成果に大きな違いとなって
表れてきたということから投資家の運用成果はここで大きく差がついているの
かも知れません。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/


===================================


 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.kaijo.com/
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。

==================================


JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:社会の出来事



calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< April 2016 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM