公立中学校という選択:区立から難関大学へ その2

〜我が家は中学受験をしないことを決めました 続編〜


1年前、中学受験をしないことを決めた我が家。

江戸川区で4人の男児を女房と共に育てている。通塾はむしろ子どもの好奇心の芽を摘む可能性があるし、小学生にとっては勉強よりも友達と遊ぶことが一番だ。


我が家の4人の息子たちは、全員が区立保育園、区立小学校に進んだ。そして、全員が中学受験をしないこと、塾に通わないことを決めて、区立中学校という選択をした。


2年前のコラムで強調したのは、子どもは親だけではなく地域社会によっても育まれることだった。区立中学が属する地域社会。地域は玉石混合、多種多様。
そこで強い心、創造性、感受性等を育む試みだ。

区立のよさは、健常者と障害者とが一緒に学び、一緒に育つこと。
いじめや不登校をクラス全体で解決していくことであった。(2年前の主張)

http://www.okuchika.net/?eid=4789



■子どもに教えすぎない

わたしの父は教員だった。
中学生のころ、父は地域野球の名選手だったらしい。
教員のとき野球部顧問をしていた。

ところが、父はわたしに野球を教えなかった。
なによりも、学校の先生であるにも関わらず、
わたしは父から勉強を教えてもらったことさえない。


また、母は、絵師の娘で絵が得意だった。
家でデッサンを教えていた。
だが、わたしにデッサンを教えたことがない。


子どもを相手に、大人が教えない。

親が教えないから、子どもは安心して、心から、ただ遊ぶ。


保育園に5年通った。保育園では勉強を教えない。
わたしは小学生になったとき、自分の名前も書けなかった。
いまも保育園では字を教えない。
保育園っていい。

どうか、いつまでも、幼子に勉強を教えるような浅はかな真似はしないでほしい。
保育園が勉強を教えないから、クリエイティブな大人へと
育つのかもしれない。


■ハウツー:高い目標を長期で達成する

方法論は単純であり、自ら決意し、何かをやると決めたら自己責任でやればよいだけ。


一般的に以下の命題は正しい。

1)どんなに難しい仕事も細分化できる。
  細分化したひとつひとつの仕事は簡単になる。

2)仕事は繰り返し行うことで生産性が上がる(=学習能力による効率の向上)

以上2点、困難と思われる目標であっても、長期の計画に沿ってコツコツと努力すれば、目標は達成できる。


例その1:

「ピアノ初心者がベートーベンのピアノソナタをどうしても弾きたい場合」

 ピアノを習い始めたばかりの初心者にとって、ベートーベンのソナタを弾くことは困難だ。しかし、通常のテンポの10分の1にしてみるとどうか。
一番、難しい8小節を選ぶ。その8小節だけを繰り返し練習する。
そして、徐々にテンポを上げていく。
こういうプロセスをとり、最終的に、ソナタを習得していく。
最終的に2分の1のスピードまでテンポ上げる。

例その2:

「英単語を3000語覚えたい場合」

1回10分間で単語帳の見開き10単語を覚えようと努力する。
翌日、もう一度、その10単語を5分で覚え直す。
同時に、新しい10単語を10分間で覚えようと努力する。
3日目、初日の10単語を今度は2分30秒で覚え直す。
2日目に覚えた10単語を5分で覚え直す。

その後、10分間をかけて、新しい10単語を覚えようと努力する。
(トータル勉強時間は17分30秒)

以降、略。


■誰でもできる細分化と反復練習

ピアノの例では細分化、英単語の例では学習能力の向上を示した。
これらの手順により、長期に渡り、ひとつの高い目標を設定すれば、
誰でも高みに上ることが可能だ。

これは単なるハウツーだ。それができれば世話ない。


■やる気がなければ、ハウツーは無意味

やる気のない子どもをやる気にさせることは無理だ。

やる気のない子どもがいて、親がいる。親には何もできない。


ところが、親は子どもを「やる気」にさせたい。

親の気持ちはわからないでもない。

だが、それは無理な相談だ。


なぜならば、それは本末転倒だから。

そんなことをすれば親が子の人生を生きることになる。

子の人生を生きるのは子である。
親が子になれば、子には行き場がない。


■覚悟を決めるのは子どもだ。親ではない。

子どもは勉強が嫌いだ。

そして、意識も低い。


公立中学生にとって、最大の試練の一つは、高校入試。

小学校と違い、中学生には、定期テストがあり、
区立中学の場合、5段階の通知表がある。
受験では通知表が大きなウエイトを占め、
その通知表は学校の定期テストの出来が反映される。


高校受験への覚悟の有無はあるや否か。
中学生になったら親として子どもに問うてもよいだろう。
もし、高校には特に拘らないなら、それはそれで十分に正しい選択だ。


公立中学を選択しつつ、学者、医者、国家官僚、宇宙飛行士や一流企業就職等を希望するなら、自己の可能性を狭めないために、難関高校から難関大学へ行けばよい。

我が家は、長男は医者志望、二男は官僚(文部科学省)志望であったため、
二人とも難関高校へ行った。

公立中学からも難関大学への道がある、という程度で本コラムを読んでもらえばよい。


中学生になったら、こんな高校がある、こんな大学があるという情報を与えるようにした。それでも、志望校を決めるのは子ども自身であるべきだ。


なぜならば、覚悟を決めるのは子どもだからだ。
中学生になれば、多少の道理もわかる。
自我もある。意思もある。

子に覚悟があれば、親は程々に応援すればよい。
子に覚悟がなければ、親にできることは何もない。


(続く)


日本株ファンドマネージャ
山本 潤

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6

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NISAを使う

 今年度を振り返るに、2014年末からの株式市場は増大した先物取引による暴力的な市場の乱高下に翻弄された1年だったと思います。特に昨年後半からは指数の上下動を当てるだけ、または売買が集中し易い銘柄を探すだけの博打場になっています。

 株価が上昇トレンドにあった昨年の今頃はNISA記事で賑わっていました。

 紙面トップで「NISA口座が何件になった!」「NISA残高が何千億円増加!」と、景気の良い煽り記事が頻繁に書きたてられましたが、あれから1年近くが過ぎて日経平均株価は高値から2割以上も下げ、当時個人投資家に人気があった高配当の銘柄を筆頭に3割以上も下げた銘柄も多いのではないでしょうか。

 オマケに日銀の金融緩和第二弾と相まって年金資金の株式誘導による相乗効果によっても(得意の横並び行動により)僅か半年でインデックスは3割も上昇し、そして金融政策頼りの市場刺激策は弾を打ち尽くしてしまったかのようです。今のところは金融関係者の誰もが懸念していた通りのストーリーになったと言うべきでしょうか。


 利益が出た際に課税されないとは言え、損が出ても損益通算も出来ず、且つ年に1回の売買分しか非課税にならないなど、狡賢い役人が国民の金を都合良く誘導するために作り上げた偽物であり、手本にした英国ISAとは似て非なる制度です。

 我々国民は何度もこのような欺瞞を見せつけられてきました。


 とは言え大半の国民はこのような扇動に乗らず、実際にNISAを利用した人の過半は以前から株式投資をしていた60代以上の投資経験者であり、過去のデータからは安いときにしっかりと買っていた様子もうかがえます。非課税枠を合理的に使うだけに留めた投資家が多かったであろうことが不幸中の幸いだったと思います。


 今年に入ってからの下落により、漸く実態に則した株価水準(時価総額で約500兆円=GDPに近しいレベル)になりましたので、ようやく落ち着いてNISAに組み入れる資産の検討が出来るようになったと言えそうです。
 今年からの税制改正で外国債券なども特定口座内での損益通算の対象になりましたから、より幅広い観点から資産運用を考えられる素地が出来つつあります。物足りない部分は多々ありますが・・・。


 日銀は頑張っています。安倍政権もそれなりに頑張ってはいるのですが、余りに分厚い既得権の壁が肝心の第3の矢(成長戦略、構造改革)を阻み続けます。
 今後を考えるに、果たして、どうすればこの壁を打ち破れるのか?それとも、いずれ日本が困窮する時が来るまで座して死を待つのか・・・?安定している現政権においては憲法改正など首相の個人的な願望より先に、まずは将来に繋がる構造改革を全力で推し進めて頂きたい。


 深刻に考えはじめると切がありませんが、我々以降の世代で出来ることは…、

1)これからの数年〜10年間で将来の安全弁となる糧を得る(貯める)こと
2)海外でも食べていける(海外を相手に出来る)スキルやビジネスを持つこと
  ※語学は必須ですが10年もすれば相当な通訳アプリが出ているかも知れません
3)今ある資産を大事に使い、円に偏らない分散投資をしておくこと
4)401KやNISAなども無駄なく効果的に使うこと
5)健康に留意し、定年が無い長く続けられる仕事を早く見つけること

・・・こんな辺りでしょうか(汗)


 金融資産の運用については、401K(確定拠出型個人年金)やNISAを使って運用の基礎的な部分を固めておくべきと思います。まずは自営業の方もビジネスマンの方も可能な範囲で401Kの枠を効率良く使うのが第一で、次にNISAを検討する訳ですが、コスト高になる複雑な投資信託などは避け中長期で持てる債券や株式、ETFなどを研究しタイミングを見て徐々に投資額を増やしていければ良いと思います。

 401Kの場合には大半が投信になりますが一般的な投信と違って401K用の投信は信託報酬が低く設定されていますので、その中でもコストが低めで且つ中長期投資&ドルコスト投資に効果的と考えて、小職の場合には海外株インデックス型を中心に複数の商品へ分散して積み立てています。


 先月は下がり過ぎたと感じた株式をNISA枠で買いましたが、まずは予定額の半分を買いました。また昨年から随分と売られた新興国通貨建ての商品も少し買いました。償還までの期間が長めのもので、コストは少々嵩みますが数年以上の保有であれば投資信託よりコスパが良いです。これらについては再度下がることがあれば追加で買付け、下がらなければ当面は追加投資をしない方針です。


 因みに、NISA口座は簡単に作れます。既に証券会社に口座をお持ちの方なら申請用紙に署名して必要な本人確認書類を添えて提出すれば1か月くらいで手続完了の連絡が来ます。有価証券の買付時に「非課税」を選択(申し出)すればNISA口座での買付けと認識されます。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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億の近道2016/03/31


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2016/03/31号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:街のコンサルタント&山本潤)

 ◆コラム「NISAを使う」:街のコンサルタント
 ◆コラム「公立中学校という選択:区立から難関大学へ その2」:山本潤


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◆コラム「NISAを使う」


 今年度を振り返るに、2014年末からの株式市場は増大した先物取引によ
る暴力的な市場の乱高下に翻弄された1年だったと思います。特に昨年後半か
らは指数の上下動を当てるだけ、または売買が集中し易い銘柄を探すだけの博
打場になっています。

 株価が上昇トレンドにあった昨年の今頃はNISA記事で賑わっていました。

 紙面トップで「NISA口座が何件になった!」「NISA残高が何千億円
増加!」と、景気の良い煽り記事が頻繁に書きたてられましたが、あれから1
年近くが過ぎて日経平均株価は高値から2割以上も下げ、当時個人投資家に人
気があった高配当の銘柄を筆頭に3割以上も下げた銘柄も多いのではないでし
ょうか。

 オマケに日銀の金融緩和第二弾と相まって年金資金の株式誘導による相乗効
果によっても(得意の横並び行動により)僅か半年でインデックスは3割も上
昇し、そして金融政策頼りの市場刺激策は弾を打ち尽くしてしまったかのよう
です。今のところは金融関係者の誰もが懸念していた通りのストーリーになっ
たと言うべきでしょうか。


 利益が出た際に課税されないとは言え、損が出ても損益通算も出来ず、且つ
年に1回の売買分しか非課税にならないなど、狡賢い役人が国民の金を都合良
く誘導するために作り上げた偽物であり、手本にした英国ISAとは似て非な
る制度です。

 我々国民は何度もこのような欺瞞を見せつけられてきました。


 とは言え大半の国民はこのような扇動に乗らず、実際にNISAを利用した
人の過半は以前から株式投資をしていた60代以上の投資経験者であり、過去
のデータからは安いときにしっかりと買っていた様子もうかがえます。非課税
枠を合理的に使うだけに留めた投資家が多かったであろうことが不幸中の幸い
だったと思います。


 今年に入ってからの下落により、漸く実態に則した株価水準(時価総額で約
500兆円=GDPに近しいレベル)になりましたので、ようやく落ち着いて
NISAに組み入れる資産の検討が出来るようになったと言えそうです。
 今年からの税制改正で外国債券なども特定口座内での損益通算の対象になり
ましたから、より幅広い観点から資産運用を考えられる素地が出来つつありま
す。物足りない部分は多々ありますが・・・。


 日銀は頑張っています。安倍政権もそれなりに頑張ってはいるのですが、余
りに分厚い既得権の壁が肝心の第3の矢(成長戦略、構造改革)を阻み続けま
す。
 今後を考えるに、果たして、どうすればこの壁を打ち破れるのか?それとも、
いずれ日本が困窮する時が来るまで座して死を待つのか・・・?安定している
現政権においては憲法改正など首相の個人的な願望より先に、まずは将来に繋
がる構造改革を全力で推し進めて頂きたい。


 深刻に考えはじめると切がありませんが、我々以降の世代で出来ることは…、

1)これからの数年〜10年間で将来の安全弁となる糧を得る(貯める)こと
2)海外でも食べていける(海外を相手に出来る)スキルやビジネスを持つこと
  ※語学は必須ですが10年もすれば相当な通訳アプリが出ているかも知れ
   ません
3)今ある資産を大事に使い、円に偏らない分散投資をしておくこと
4)401KやNISAなども無駄なく効果的に使うこと
5)健康に留意し、定年が無い長く続けられる仕事を早く見つけること

・・・こんな辺りでしょうか(汗)


 金融資産の運用については、401K(確定拠出型個人年金)やNISAを
使って運用の基礎的な部分を固めておくべきと思います。まずは自営業の方も
ビジネスマンの方も可能な範囲で401Kの枠を効率良く使うのが第一で、次
にNISAを検討する訳ですが、コスト高になる複雑な投資信託などは避け中
長期で持てる債券や株式、ETFなどを研究しタイミングを見て徐々に投資額
を増やしていければ良いと思います。

 401Kの場合には大半が投信になりますが一般的な投信と違って401K
用の投信は信託報酬が低く設定されていますので、その中でもコストが低めで
且つ中長期投資&ドルコスト投資に効果的と考えて、小職の場合には海外株イ
ンデックス型を中心に複数の商品へ分散して積み立てています。


 先月は下がり過ぎたと感じた株式をNISA枠で買いましたが、まずは予定
額の半分を買いました。また昨年から随分と売られた新興国通貨建ての商品も
少し買いました。償還までの期間が長めのもので、コストは少々嵩みますが数
年以上の保有であれば投資信託よりコスパが良いです。これらについては再度
下がることがあれば追加で買付け、下がらなければ当面は追加投資をしない方
針です。


 因みに、NISA口座は簡単に作れます。既に証券会社に口座をお持ちの方
なら申請用紙に署名して必要な本人確認書類を添えて提出すれば1か月くらい
で手続完了の連絡が来ます。有価証券の買付時に「非課税」を選択(申し出)
すればNISA口座での買付けと認識されます。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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◆コラム「公立中学校という選択:区立から難関大学へ その2」

〜我が家は中学受験をしないことを決めました 続編〜


1年前、中学受験をしないことを決めた我が家。

江戸川区で4人の男児を女房と共に育てている。通塾はむしろ子どもの好奇心
の芽を摘む可能性があるし、小学生にとっては勉強よりも友達と遊ぶことが一
番だ。


我が家の4人の息子たちは、全員が区立保育園、区立小学校に進んだ。そして、
全員が中学受験をしないこと、塾に通わないことを決めて、区立中学校という
選択をした。


2年前のコラムで強調したのは、子どもは親だけではなく地域社会によっても育
まれることだった。区立中学が属する地域社会。地域は玉石混合、多種多様。
そこで強い心、創造性、感受性等を育む試みだ。

区立のよさは、健常者と障害者とが一緒に学び、一緒に育つこと。
いじめや不登校をクラス全体で解決していくことであった。(2年前の主張)

http://www.okuchika.net/?eid=4789


■子どもに教えすぎない

わたしの父は教員だった。
中学生のころ、父は地域野球の名選手だったらしい。
教員のとき野球部顧問をしていた。

ところが、父はわたしに野球を教えなかった。
なによりも、学校の先生であるにも関わらず、
わたしは父から勉強を教えてもらったことさえない。


また、母は、絵師の娘で絵が得意だった。
家でデッサンを教えていた。
だが、わたしにデッサンを教えたことがない。


子どもを相手に、大人が教えない。

親が教えないから、子どもは安心して、心から、ただ遊ぶ。


保育園に5年通った。保育園では勉強を教えない。
わたしは小学生になったとき、自分の名前も書けなかった。
いまも保育園では字を教えない。
保育園っていい。

どうか、いつまでも、幼子に勉強を教えるような浅はかな真似は
しないでほしい。
保育園が勉強を教えないから、クリエイティブな大人へと
育つのかもしれない。


■ハウツー:高い目標を長期で達成する

方法論は単純であり、自ら決意し、何かをやると決めたら
自己責任でやればよいだけ。


一般的に以下の命題は正しい。

1)どんなに難しい仕事も細分化できる。
  細分化したひとつひとつの仕事は簡単になる。

2)仕事は繰り返し行うことで生産性が上がる(=学習能力による効率の向上)

以上2点、困難と思われる目標であっても、長期の計画に沿ってコツコツと努
力すれば、目標は達成できる。


例その1:

「ピアノ初心者がベートーベンのピアノソナタをどうしても弾きたい場合」

 ピアノを習い始めたばかりの初心者にとって、ベートーベンのソナタを弾く
ことは困難だ。しかし、通常のテンポの10分の1にしてみるとどうか。
一番、難しい8小節を選ぶ。その8小節だけを繰り返し練習する。
そして、徐々にテンポを上げていく。
こういうプロセスをとり、最終的に、ソナタを習得していく。
最終的に2分の1のスピードまでテンポ上げる。

例その2:

「英単語を3000語覚えたい場合」

1回10分間で単語帳の見開き10単語を覚えようと努力する。
翌日、もう一度、その10単語を5分で覚え直す。
同時に、新しい10単語を10分間で覚えようと努力する。
3日目、初日の10単語を今度は2分30秒で覚え直す。
2日目に覚えた10単語を5分で覚え直す。

その後、10分間をかけて、新しい10単語を覚えようと努力する。
(トータル勉強時間は17分30秒)

以降、略。


■誰でもできる細分化と反復練習

ピアノの例では細分化、英単語の例では学習能力の向上を示した。
これらの手順により、長期に渡り、ひとつの高い目標を設定すれば、
誰でも高みに上ることが可能だ。

これは単なるハウツーだ。それができれば世話ない。


■やる気がなければ、ハウツーは無意味

やる気のない子どもをやる気にさせることは無理だ。

やる気のない子どもがいて、親がいる。親には何もできない。


ところが、親は子どもを「やる気」にさせたい。

親の気持ちはわからないでもない。

だが、それは無理な相談だ。


なぜならば、それは本末転倒だから。

そんなことをすれば親が子の人生を生きることになる。

子の人生を生きるのは子である。
親が子になれば、子には行き場がない。


■覚悟を決めるのは子どもだ。親ではない。

子どもは勉強が嫌いだ。

そして、意識も低い。


公立中学生にとって、最大の試練の一つは、高校入試。

小学校と違い、中学生には、定期テストがあり、
区立中学の場合、5段階の通知表がある。
受験では通知表が大きなウエイトを占め、
その通知表は学校の定期テストの出来が反映される。


高校受験への覚悟の有無はあるや否か。
中学生になったら親として子どもに問うてもよいだろう。
もし、高校には特に拘らないなら、それはそれで十分に正しい選択だ。


公立中学を選択しつつ、学者、医者、国家官僚、宇宙飛行士や一流企業就職等
を希望するなら、自己の可能性を狭めないために、難関高校から難関大学へ行
けばよい。

我が家は、長男は医者志望、二男は官僚(文部科学省)志望であったため、
二人とも難関高校へ行った。

公立中学からも難関大学への道がある、という程度で本コラムを読んでもらえ
ばよい。


中学生になったら、こんな高校がある、こんな大学があるという情報を与える
ようにした。それでも、志望校を決めるのは子ども自身であるべきだ。


なぜならば、覚悟を決めるのは子どもだからだ。
中学生になれば、多少の道理もわかる。
自我もある。意思もある。

子に覚悟があれば、親は程々に応援すればよい。
子に覚悟がなければ、親にできることは何もない。


(続く)


日本株ファンドマネージャ
山本 潤

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)

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為替市場動向〜ドル円、下値柔いレンジ相場が続く?〜

 欧米のイースター(復活祭)連休、四半期末、また日本では年度末ということもあり、取引規模が限られた市場が続き、材料よりも需給が左右する相場です。


 そんな中で、先週に伝えられたFRBの地区連銀総裁3人(アトランタ、サンフランシスコ、シカゴ)による追加利上げの可能性を意識させる発言により、4月にも追加利上げ観測が浮上。それがドル買いに繋がり、ドル円相場も113円台後半まで上昇しました。

 ところが、昨日のイエレンFRB議長の講演は「利上げへの慎重姿勢」表明になり、ドルは反落し、結局のところ、ドル円の111円〜114円のレンジを大きく外れることなく動いている格好です。

 地区の経済を注視している地区連銀総裁の立場と、世界経済との関わりも同時に重視するようになった連銀総裁との立場の違いもありそうですが、どちらにしても今後の相場の鍵を握り続ける米国の金融政策であり、それも第一に米国の経済指標次第、加えて世界経済の状況も横目で見ての決断になっていくことになるという理解には変わりなさそうです。


 米国の政策金利であるFed Fundレートの市場予想は、昨日のイエレン議長発言前の一週間は4月の利上げも6%の確率ありとされましたが、発言後は0%に戻りました。

 一方、6月の利上げ予想もやや減少し、年後半から来年にかけての利上げ予想が多くなっています。今年の年末までに1回、多くて2回が一番多いのが現状です。


 新年度の4月は今週金曜日からですが、この日、米国も日本も注目の経済指標の発表が盛りだくさんです。米国では、3月雇用統計とISM製造業指数、日本では、日銀短観の発表があります。

 米国の雇用統計予想は失業率4.9%、非農業部門雇用者数予想中心は20万人程度で、15万人程度の予想を出しているところもあり、注目される賃金は横ばい予想が主です。月初めに発表される米国雇用統計は、最も早く発表されるという速報性と金融政策当局FRBの設立理念にある政策目標が「完全雇用と物価の安定」にあることからも注目されてきました。ただ、速報であるためにブレも多いのも確かです。

 一方、同日に発表されるISM製造業指数が今回注目されています。2014年後半あたりから、低下傾向を示してきたこの指標が、今回は反転を示すとの予想です。米国の製造業の景況感が底打ちしたのかが注目されています。


 現在まだら模様が続き、決め手に欠く米国経済指標ですが、このあたりの重要指標に好転が見られ、しかも継続性が見えてくることが追加利上げの話がテーブルの上に乗るためには必要でしょうから、単月の数字の好転が即早期の利上げ予想に火がつくとも思えませんが、逆に予想以下の数字となると、ドル売りの格好の材料になる可能性があります。


 日本サイドでは、経済見通しの下方修正が続き、5月のG7サミット、7月の(多分)衆参総選挙を前に、安倍政権(アベノミクス)アピールのため、財政出動、来年の消費税2%再増税の延期または見送り、そして、さらなる金融政策追加策等も行われる可能性があります。海外から招いた世界的に著名な学者さんたちの助言もその後方支援に使っているのでしょう。政策が出たところで市場にどの程度の効果が出て、また継続的な動きに繋がるのかという点には予想しがたいですが、このままではマズイということは確かでしょう。


 もう一度、ドル円相場に戻ると、当面は111円〜114円でレンジで、上値硬く下値柔らか状態での動きかと思っています。ドル円相場を取り巻く環境は変化しつつあり、原油価格が低下したことにより原発事故以後に激増した原油輸入代金による大幅な貿易赤字も改善したことも要因になって経常収支は黒字回復。黒字国の通貨は高くなる、は理論にかなったことではあります。
 また、米国経済一人勝ち状態が薄まり、ドルの突出した独歩高状態ではない状態もドル円の頭を重くしています。また、通貨安を牽制する世界からのプレッシャーもあります。

 ただ、一方でやはり金融政策、特に日本の金融政策が半端でなく異常であること、また、それが長引くだろうと予想すれば、長い目で見て円の価値の低下が起こり、円安方向へ足を引っ張ることになる恐れがあると思います。

 秋には、アメリカの大統領選もあり、某共和党有力候補が当選した時のリスク(ドル安)もありますし、誰が当選しても米国の経済政策も見えにくそうです。また、英国のEU離れの可能性も含めて、EU内部のひび割れ等々のリスクも含めて、申年の今年は何かと騒ぎが多いかもしれませんので、大きくポジションを傾けずに慎重に様子を見て判断しながら、チャンスを探るべき時かと考えています。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

*3月30日15時執筆
 本号の情報は、3月16日の東京市場終値水準のレートを主に参考引用しています。なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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億の近道2016/03/30


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投資情報メールマガジン                   2016/03/30

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指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)

  ◆コラム「為替市場動向〜ドル円、下値柔いレンジ相場が続く?〜」


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◆コラム「為替市場動向〜ドル円、下値柔いレンジ相場が続く?〜」


 欧米のイースター(復活祭)連休、四半期末、また日本では年度末というこ
ともあり、取引規模が限られた市場が続き、材料よりも需給が左右する相場で
す。


 そんな中で、先週に伝えられたFRBの地区連銀総裁3人(アトランタ、サ
ンフランシスコ、シカゴ)による追加利上げの可能性を意識させる発言により、
4月にも追加利上げ観測が浮上。それがドル買いに繋がり、ドル円相場も11
3円台後半まで上昇しました。

 ところが、昨日のイエレンFRB議長の講演は「利上げへの慎重姿勢」表明
になり、ドルは反落し、結局のところ、ドル円の111円〜114円のレンジ
を大きく外れることなく動いている格好です。

 地区の経済を注視している地区連銀総裁の立場と、世界経済との関わりも同
時に重視するようになった連銀総裁との立場の違いもありそうですが、どちら
にしても今後の相場の鍵を握り続ける米国の金融政策であり、それも第一に米
国の経済指標次第、加えて世界経済の状況も横目で見ての決断になっていくこ
とになるという理解には変わりなさそうです。


 米国の政策金利であるFed Fundレートの市場予想は、昨日のイエレ
ン議長発言前の一週間は4月の利上げも6%の確率ありとされましたが、発言
後は0%に戻りました。

 一方、6月の利上げ予想もやや減少し、年後半から来年にかけての利上げ予
想が多くなっています。今年の年末までに1回、多くて2回が一番多いのが現
状です。


 新年度の4月は今週金曜日からですが、この日、米国も日本も注目の経済指
標の発表が盛りだくさんです。米国では、3月雇用統計とISM製造業指数、
日本では、日銀短観の発表があります。

 米国の雇用統計予想は失業率4.9%、非農業部門雇用者数予想中心は20
万人程度で、15万人程度の予想を出しているところもあり、注目される賃金
は横ばい予想が主です。月初めに発表される米国雇用統計は、最も早く発表さ
れるという速報性と金融政策当局FRBの設立理念にある政策目標が「完全雇
用と物価の安定」にあることからも注目されてきました。ただ、速報であるた
めにブレも多いのも確かです。

 一方、同日に発表されるISM製造業指数が今回注目されています。201
4年後半あたりから、低下傾向を示してきたこの指標が、今回は反転を示すと
の予想です。米国の製造業の景況感が底打ちしたのかが注目されています。


 現在まだら模様が続き、決め手に欠く米国経済指標ですが、このあたりの重
要指標に好転が見られ、しかも継続性が見えてくることが追加利上げの話がテ
ーブルの上に乗るためには必要でしょうから、単月の数字の好転が即早期の利
上げ予想に火がつくとも思えませんが、逆に予想以下の数字となると、ドル売
りの格好の材料になる可能性があります。


 日本サイドでは、経済見通しの下方修正が続き、5月のG7サミット、7月
の(多分)衆参総選挙を前に、安倍政権(アベノミクス)アピールのため、財
政出動、来年の消費税2%再増税の延期または見送り、そして、さらなる金融
政策追加策等も行われる可能性があります。海外から招いた世界的に著名な学
者さんたちの助言もその後方支援に使っているのでしょう。政策が出たところ
で市場にどの程度の効果が出て、また継続的な動きに繋がるのかという点には
予想しがたいですが、このままではマズイということは確かでしょう。


 もう一度、ドル円相場に戻ると、当面は111円〜114円でレンジで、上
値硬く下値柔らか状態での動きかと思っています。ドル円相場を取り巻く環境
は変化しつつあり、原油価格が低下したことにより原発事故以後に激増した原
油輸入代金による大幅な貿易赤字も改善したことも要因になって経常収支は黒
字回復。黒字国の通貨は高くなる、は理論にかなったことではあります。
 また、米国経済一人勝ち状態が薄まり、ドルの突出した独歩高状態ではない
状態もドル円の頭を重くしています。また、通貨安を牽制する世界からのプレ
ッシャーもあります。

 ただ、一方でやはり金融政策、特に日本の金融政策が半端でなく異常である
こと、また、それが長引くだろうと予想すれば、長い目で見て円の価値の低下
が起こり、円安方向へ足を引っ張ることになる恐れがあると思います。

 秋には、アメリカの大統領選もあり、某共和党有力候補が当選した時のリス
ク(ドル安)もありますし、誰が当選しても米国の経済政策も見えにくそうで
す。また、英国のEU離れの可能性も含めて、EU内部のひび割れ等々のリス
クも含めて、申年の今年は何かと騒ぎが多いかもしれませんので、大きくポジ
ションを傾けずに慎重に様子を見て判断しながら、チャンスを探るべき時かと
考えています。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

*3月30日15時執筆
 本号の情報は、3月16日の東京市場終値水準のレートを主に参考引用して
 います。なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


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安定的な株主と主要顧客を持ち、好業績で、上場以来赤字決算や無配は一度も
なく、新規事業も積極的に行っている企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「優待の権利が12ヶ月のうちで一番大きい3月の配当
優待最終権利日が3月28日で終了しました。配当優待権利落ちで配当や優待
の合計額より株価が下落する企業の中から、本当に強い事業を展開している企
業を選んで投資していきたいと考えています。」と題し、3月の配当優待権利
落ち後の各銘柄の値動きをチェックしながら、好業績の裏付けがある企業への
投資戦略を提案しています。

 さらに、リバウンドが開始されたと思われる非優待銘柄を3銘柄取り上げ、
分析しています。

 加えて、今年の株価下落から学んだ教訓と、それへの対応に言及しています。


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 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
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3月の配当優待権利日あとの投資戦略

 3月28日が3月の優待と配当の権利最終日でした。
 果たして権利落ち後の株価の動きはどうなるのでしょうか。
 私もドキドキしながら3月29日の株式市場のスタートを待っています。


 今年の3月までは日本株式市場は大嵐が吹き荒れて、優待のある銘柄ばかりではなく、非優待の銘柄のなかにも配当利回りが5%以上になるまで売り込まれたものがありました。企業の業績などとは関係なく投資家の都合による、需給によって大きく下げた株が大量に発生しました。

 もしニュースで騒がれているように消費税の10%への増税の時期が延期されることが本決まりになれば、日本株のリバウンド相場が始まると期待しています。

 需給で大きく売られて安くなり、配当利回りや配当優待利回りが5%を超えるような状況になっていた日本の企業の株も3月に配当や優待のある銘柄は、それなりにリバウンドしてくれたような感じです。

 今年の2月の時点では、3月に魅力的な優待のある銘柄の多くも大きく下げて、持っていない優待銘柄を安く手に入れるチャンスがいくらでもありましたが、腰が引けてしまいまいました。
 私は定期預金などから資金をシフトして、株に投資する資金を増やしたいと考えながら、実際には行動に移すことが出来ずに、予定額の10分の1も預金から株にシフトすることができませんでした。

 無理をして株式投資の金額を増やす必要もないので、これはしょうがなかったと感じています。


 基本的には、株を枕に籠城する作戦を取る方針を決めたので、3月の高配当銘柄や高配当優待銘柄を買い増すために、3月に配当や優待のない企業の株は、かなり損を出しても売却して、その資金で3月に配当や優待のある高インカム・ゲイン銘柄に広く浅く分散で投資を実行したので、保有する優待銘柄の種類が、従来の2倍近くになりました。

 ポートフォリオ全体でもインカム・ゲイン利回りもかなり高まってくれたので、もしこのまま日本株の低迷が続いても、生活費を心配しなくても良い準備は完了しました。

 3月優待銘柄の中には、2月に買ったときから15%とか20%、短期間でリバウンドした企業もあったので、そのうち複数単元を持っていた株は、売却してキャピタル・ゲインをゲットしたようなものもありました。


 例えば303円くらいで投資できた青森銀行は、28日に優待を取るか、キャピタル・ゲインを取るか迷いましたが、優待1口分については利喰いしてキャピタル・ゲインを取りました。

青森銀行の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8342&ba=1&type=3month

 たぶん優待が無かったら2月の時点で青森銀行に投資することはできなかったと思っています。


 投資家にとって『欲望』はアクセル、『恐怖』はブレーキの役割を果たしています。恐怖心を持たない投資家はブレーキの効かない自動車のようなもので、危なくて事故を起こす可能性が高いです。

 恐怖心を持つということは投資家にとって必要不可欠な資質であり、今回のような乱高下相場では特に役に立つものだと考えているので、久々に恐怖で投資額を増やせなかったことにたいする無念さは、まったくありません。


 相場が大きく乱高下して、信用取引などレバレッジを利用した投資を行って破綻する投資家が出てくると、追証が払えずに信用取引の担保となっていた株が強制売却されることによって、担保となっていた本当に価値の高い企業の株価さえ無条件に売却されて大きく下げることが出てきます。

 そうなるとトレーダーが身を守るために利用している逆指値の売りが発動し、その連鎖で恐ろしいほどの大きな下落が生じてしまう事態も生じます。

 自分の運転に問題ない自動車が玉突き衝突のトバッチリで事故にまきこまれて大破するのと同じように、まったく内容に不安のない企業の株価も大きく下げてしまう事態が起こります。

 投資で破綻するような投資家はブレーキが故障した自動車のようなもので、安全運転していた投資家も事故に巻き込まれて痛手を受けます。

 だから、今年の年初からのように株価が大きく乱高下して下げていくような嵐の中で株式投資を行うときは、自分の投資している企業の株価が、急落しても自分が冷静に判断することができるように、あらゆる準備を普段から行っておく事が必要です。

 つまり嵐の海で自分が生き残れるようなセーフティーネットを平常時から作り上げていくことが大事なのです。

 たとえば、嵐に遭遇するのがまれでは無くなっている最近の株式市場では、嵐に遭遇した時に自分がどのように投資を継続していくのか、または休止するのかなどを普段から決めておくことも有効だと考えています。


 私は年末に、2016年はキャッシュ・ポジションを増やしておいて、株価が急落した時にバーゲン・セールで買いを入れたいと考えていました。

 しかし2016年の1月4日から始まった一方的な下げで、利喰いしてキャッシュを増やすようなチャンスは、持つことができませんでした。

 またキャッシュを多く持っていても、早めに買い増しを行ってしまい、損失を大きくしたに違いないと考えています。どちらにしても今回の下げ幅は予想以上の大きさでした。

 日銀の追加緩和のマイナス金利導入による円安効果も2日や3日で終わってしまい、円ドル相場も一時的には1ドル111円台の円高となってしまいました。

 そのために米国市場でダウが上げても日経平均225は下げ続けていました。そして2月からは、いままで下落率が低かった好業績の優待銘柄なども大きく下げるものが散見されました。


 それでは今年の株式投資はどのような方針で臨んでいこうか。
 売買を休んでいる間にいくつかの投資戦略のシナリオを考えていました。

 想定していた最悪の予想が実現しそうな状況下にあって、とにかく株の大きな下落が収まるまでは、創業後の歴史が古く、保有する土地などの含み益が最低でも時価総額程度ある1単位投資するのに10万円以下、できれば5万円程度の資産の割安(=含み益)企業に分散で投資していくのが、一番良い生き残り戦略ではないかと考えました。

 上記のような割安株で、魅力的な優待を実施しており、配当優待利回りが3%以上ある銘柄は、探せばいくつも見つかりました。

 優待が無くとも、前期までの配当方針を見て、業績が良いと増配を行うことで、実際の配当利回りが高い企業も探せば見つかります。

 例えば、次のように業績を伸ばしている企業の株が大きく下落して、2014年12月につけた過去最高値6640円から2月には半分以下の3000円まで下げました。

 純利益(カッコ内は一株利益)の推移です。

2012年3月期   737百万円(208.98円)
2013年3月期  1080百万円(306.43円)
2014年3月期  1763百万円(250.04円)
          1株を2株に分割しました。
2015年3月期  3204百万円(454.30円)
2016年3月期予 3500百万円(496.15円)

〇2016年3月期の第3四半期までの実績

 純利益  2589百万円
 一株利益 367.14円 (通期に対する進捗率 74.0%)

 配当も業績に連動するように増やしている企業です。

2012年3月期  60円
2013年3月期  80円
2014年3月期 110円
 10月に1株⇒2株に分割
2015年3月期  90円(⇔分割を調整すると180円)
2016年3月期予120円(⇔分割を調整すると240円)

 3月には優待もある企業でした。
 過去最高利益を更新し続けている企業の株を、一瞬とはいえ3000円までよく投げ売りしたものだと思います。配当優待利回りは4.833%まで高まったわけです。

 この企業ばかりではなく、多くの業績に問題ない企業の株が大きく暴落した今年の3月までの日本株式市場の状況でした。


 これからは、株に投資すると決めた資金をフルインベスト状態にしないで、キャッシュ・ポジションも持つようにしようと方針を変更している状況です。
 そして、今回のようなファンダメンタルズに問題ない企業の株価が需給で暴落した時にこそ、投資のチャンスだと考えて、動けるように普段から準備をしていきたいと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 さらに、リバウンドが開始されたと思われる非優待銘柄を3銘柄取り上げ、分析しています。

 加えて、今年の株価下落から学んだ教訓と、それへの対応に言及しています。


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億の近道2016/03/29

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          (本日の担当:石川臨太郎)

     ◆コラム「3月の配当優待権利日あとの投資戦略」


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◆コラム「3月の配当優待権利日あとの投資戦略」


 3月28日が3月の優待と配当の権利最終日でした。
 果たして権利落ち後の株価の動きはどうなるのでしょうか。
 私もドキドキしながら3月29日の株式市場のスタートを待っています。


 今年の3月までは日本株式市場は大嵐が吹き荒れて、優待のある銘柄ばかり
ではなく、非優待の銘柄のなかにも配当利回りが5%以上になるまで売り込ま
れたものがありました。企業の業績などとは関係なく投資家の都合による、需
給によって大きく下げた株が大量に発生しました。

 もしニュースで騒がれているように消費税の10%への増税の時期が延期さ
れることが本決まりになれば、日本株のリバウンド相場が始まると期待してい
ます。

 需給で大きく売られて安くなり、配当利回りや配当優待利回りが5%を超え
るような状況になっていた日本の企業の株も3月に配当や優待のある銘柄は、
それなりにリバウンドしてくれたような感じです。

 今年の2月の時点では、3月に魅力的な優待のある銘柄の多くも大きく下げ
て、持っていない優待銘柄を安く手に入れるチャンスがいくらでもありました
が、腰が引けてしまいまいました。
 私は定期預金などから資金をシフトして、株に投資する資金を増やしたいと
考えながら、実際には行動に移すことが出来ずに、予定額の10分の1も預金
から株にシフトすることができませんでした。

 無理をして株式投資の金額を増やす必要もないので、これはしょうがなかっ
たと感じています。


 基本的には、株を枕に籠城する作戦を取る方針を決めたので、3月の高配当
銘柄や高配当優待銘柄を買い増すために、3月に配当や優待のない企業の株は、
かなり損を出しても売却して、その資金で3月に配当や優待のある高インカム
・ゲイン銘柄に広く浅く分散で投資を実行したので、保有する優待銘柄の種類
が、従来の2倍近くになりました。

 ポートフォリオ全体でもインカム・ゲイン利回りもかなり高まってくれたの
で、もしこのまま日本株の低迷が続いても、生活費を心配しなくても良い準備
は完了しました。

 3月優待銘柄の中には、2月に買ったときから15%とか20%、短期間で
リバウンドした企業もあったので、そのうち複数単元を持っていた株は、売却
してキャピタル・ゲインをゲットしたようなものもありました。


 例えば303円くらいで投資できた青森銀行は、28日に優待を取るか、キ
ャピタル・ゲインを取るか迷いましたが、優待1口分については利喰いしてキ
ャピタル・ゲインを取りました。

青森銀行の株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8342&ba=1&type=3month

 たぶん優待が無かったら2月の時点で青森銀行に投資することはできなかっ
たと思っています。


 投資家にとって『欲望』はアクセル、『恐怖』はブレーキの役割を果たして
います。恐怖心を持たない投資家はブレーキの効かない自動車のようなもので、
危なくて事故を起こす可能性が高いです。

 恐怖心を持つということは投資家にとって必要不可欠な資質であり、今回の
ような乱高下相場では特に役に立つものだと考えているので、久々に恐怖で投
資額を増やせなかったことにたいする無念さは、まったくありません。


 相場が大きく乱高下して、信用取引などレバレッジを利用した投資を行って
破綻する投資家が出てくると、追証が払えずに信用取引の担保となっていた株
が強制売却されることによって、担保となっていた本当に価値の高い企業の株
価さえ無条件に売却されて大きく下げることが出てきます。

 そうなるとトレーダーが身を守るために利用している逆指値の売りが発動し、
その連鎖で恐ろしいほどの大きな下落が生じてしまう事態も生じます。

 自分の運転に問題ない自動車が玉突き衝突のトバッチリで事故にまきこまれ
て大破するのと同じように、まったく内容に不安のない企業の株価も大きく下
げてしまう事態が起こります。

 投資で破綻するような投資家はブレーキが故障した自動車のようなもので、
安全運転していた投資家も事故に巻き込まれて痛手を受けます。

 だから、今年の年初からのように株価が大きく乱高下して下げていくような
嵐の中で株式投資を行うときは、自分の投資している企業の株価が、急落して
も自分が冷静に判断することができるように、あらゆる準備を普段から行って
おく事が必要です。

 つまり嵐の海で自分が生き残れるようなセーフティーネットを平常時から作
り上げていくことが大事なのです。

 たとえば、嵐に遭遇するのがまれでは無くなっている最近の株式市場では、
嵐に遭遇した時に自分がどのように投資を継続していくのか、または休止する
のかなどを普段から決めておくことも有効だと考えています。


 私は年末に、2016年はキャッシュ・ポジションを増やしておいて、株価
が急落した時にバーゲン・セールで買いを入れたいと考えていました。

 しかし2016年の1月4日から始まった一方的な下げで、利喰いしてキャ
ッシュを増やすようなチャンスは、持つことができませんでした。

 またキャッシュを多く持っていても、早めに買い増しを行ってしまい、損失
を大きくしたに違いないと考えています。どちらにしても今回の下げ幅は予想
以上の大きさでした。

 日銀の追加緩和のマイナス金利導入による円安効果も2日や3日で終わって
しまい、円ドル相場も一時的には1ドル111円台の円高となってしまいまし
た。

 そのために米国市場でダウが上げても日経平均225は下げ続けていました。
そして2月からは、いままで下落率が低かった好業績の優待銘柄なども大きく
下げるものが散見されました。


 それでは今年の株式投資はどのような方針で臨んでいこうか。
 売買を休んでいる間にいくつかの投資戦略のシナリオを考えていました。

 想定していた最悪の予想が実現しそうな状況下にあって、とにかく株の大き
な下落が収まるまでは、創業後の歴史が古く、保有する土地などの含み益が最
低でも時価総額程度ある1単位投資するのに10万円以下、できれば5万円程
度の資産の割安(=含み益)企業に分散で投資していくのが、一番良い生き残
り戦略ではないかと考えました。

 上記のような割安株で、魅力的な優待を実施しており、配当優待利回りが3
%以上ある銘柄は、探せばいくつも見つかりました。

 優待が無くとも、前期までの配当方針を見て、業績が良いと増配を行うこと
で、実際の配当利回りが高い企業も探せば見つかります。

 例えば、次のように業績を伸ばしている企業の株が大きく下落して、201
4年12月につけた過去最高値6640円から2月には半分以下の3000円
まで下げました。

 純利益(カッコ内は一株利益)の推移です。

2012年3月期   737百万円(208.98円)
2013年3月期  1080百万円(306.43円)
2014年3月期  1763百万円(250.04円)
          1株を2株に分割しました。
2015年3月期  3204百万円(454.30円)
2016年3月期予 3500百万円(496.15円)

〇2016年3月期の第3四半期までの実績

 純利益  2589百万円
 一株利益 367.14円 (通期に対する進捗率 74.0%)

 配当も業績に連動するように増やしている企業です。

2012年3月期  60円
2013年3月期  80円
2014年3月期 110円
 10月に1株⇒2株に分割
2015年3月期  90円(⇔分割を調整すると180円)
2016年3月期予120円(⇔分割を調整すると240円)

 3月には優待もある企業でした。
 過去最高利益を更新し続けている企業の株を、一瞬とはいえ3000円まで
よく投げ売りしたものだと思います。配当優待利回りは4.833%まで高ま
ったわけです。

 この企業ばかりではなく、多くの業績に問題ない企業の株が大きく暴落した
今年の3月までの日本株式市場の状況でした。


 これからは、株に投資すると決めた資金をフルインベスト状態にしないで、
キャッシュ・ポジションも持つようにしようと方針を変更している状況です。

 そして、今回のようなファンダメンタルズに問題ない企業の株価が需給で暴
落した時にこそ、投資のチャンスだと考えて、動けるように普段から準備をし
ていきたいと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
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 本日配信の有料メルマガでは、ほぼ独占的な事業を行っている内需企業で、
安定的な株主と主要顧客を持ち、好業績で、上場以来赤字決算や無配は一度も
なく、新規事業も積極的に行っている企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「優待の権利が12ヶ月のうちで一番大きい3月の配当
優待最終権利日が3月28日で終了しました。配当優待権利落ちで配当や優待
の合計額より株価が下落する企業の中から、本当に強い事業を展開している企
業を選んで投資していきたいと考えています。」と題し、3月の配当優待権利
落ち後の各銘柄の値動きをチェックしながら、好業績の裏付けがある企業への
投資戦略を提案しています。

 さらに、リバウンドが開始されたと思われる非優待銘柄を3銘柄取り上げ、
分析しています。

 加えて、今年の株価下落から学んだ教訓と、それへの対応に言及しています。


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過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)
 銘柄研究 わらべや日洋(2918)
 銘柄研究 ミライアル(4238)

過去サンプル(コラム)
 特別掲載 バランス・シートを読むための簡単な知識(2)
 今年の3月末の状況を見る限りでは低PER銘柄が有利だと感じる
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/10/30)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
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【3/28第86号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
■先週の企業訪問から(2銘柄)
■特別報告:マザーズ指数動向と直近のIPO銘柄動向(11銘柄)

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高値圏に来たマザーズ指数とIPO銘柄

 日経平均が17000円前後でうろうろしている間にマザーズ指数が1000ポイントを目前とするまで上昇。
 2014年、2015年とマザーズ指数は1000ポイント台乗せで跳ね返されて下落しただけに注目の動きです。

 全体相場が停滞する中で投資家が中小型株を指向していることが如実に表れています。中小型株の中でもとりわけマザーズ市場に直近上場したIPO銘柄が変化に富んで面白い。


 今年も2月24日の「はてな(3930)」を皮切りに既に21銘柄が新規上場。この中でマザーズ市場に上場した銘柄は11銘柄となっています。
 JASDAQ上場銘柄まで含めると17銘柄が新興市場へ上場していることになります。

 東証2部、1部に上場する銘柄が比較的安定した値動きなのに対して新興市場銘柄は変動のレンジが激しく、その分うまくすれば大きな成果が生まれる一方で値下がりのリスクも大きいのが特徴です。

 昨年7月からのIPO銘柄数は70ですが、そのうちマザーズ銘柄は41銘柄ですから半分以上はマザーズ市場に上場しています(これら41銘柄のうち公開価格を上場後の安値が下回っている銘柄は23銘柄あります)。

 これに対して、JASDAQ上場銘柄数は10銘柄で圧倒的にIPO銘柄の主流はマザーズ市場となっています。
 マザーズ銘柄は比較的時価総額が小さく、今後の成長期待が大きい銘柄が上場しているため、その多くが上場時に高く評価される傾向があります。その後は調整のパターンを描くことが多いのも特徴です。

 上げ下げの変化が大きなマザーズ市場銘柄なので、経験の浅い投資家は戸惑いもあるでしょうが、むしろこの変動が面白いと考える投資家も多いと見られます。つまりリスクはあるがリターンも大きい。運用の仕方によっては少額の資金で一気に資産形成ができる可能性もあり、この億の近道の読者の皆さんも関心を持たれているのかも知れません。

 まずはどのような銘柄が上場しているのかを知り、その事業内容や業績を確認し、更に上場来の株価変動、PERなどのバリュエーションをチェックしてみることからマザーズ銘柄を対象にした運用が始まります。


【マザーズ銘柄の株価推移】

1.はてな(3930)上場日2.24

公開価格800円⇒初値3025円(3.78倍)
⇒高値3355円(初値比+10.9%)
⇒安値1801円(高値比▲46.3%)
⇒時価1885円


2.バリューゴルフ(3931)上場日3.2

公開価格1280円⇒初値3215円(+151.2%)
⇒高値3400円(初値比+5.8%)
⇒安値2010円(高値比▲40.9%)
⇒時価2125円


3.ヨシムラFHD(2884)上場日3.4

公開価格880円⇒初値1320円(+50%)
⇒高値1320円(+0%)
⇒安値 930円(高値比▲29.5%)
⇒時価 960円


4.ブラス(2424)上場日3.9

公開価格4370円⇒初値4650円(+6.4%)
⇒高値5350円(初値比+15.1%)
⇒安値3065円(高値比▲42.7%)
⇒時価3160円


5.フィット(1436)上場日3.11

公開価格1890円⇒初値1741円(▲7.9%)
⇒高値1772円(初値比+1.8%)
⇒安値1362円(高値比▲23.1%)
⇒時価1419円


6.LITALICO(6187)上場日3.14

公開価格1000円⇒初値1880円(+88.0%)
⇒高値3000円(初値比+59.6%)
⇒安値1780円(高値比▲40.7%)
⇒時価2214円


7.アカツキ(3932)上場日3.17

公開価格1930円⇒初値1775円(▲8.0%)
⇒安値1506円(初値比▲15.2%)
⇒高値2345円(安値比+55.7%)
⇒時価1978円


8.アイドマMC(9466)上場日3.18

公開価格1440円⇒初値1230円(▲14.6%)
⇒高値1250円(初値比+1.6%)
⇒安値 971円(高値比▲22.3%)
⇒時価1068円


9.グローバルグループ(6189)上場日3.18

公開価格2000円⇒初値3200円(+60.0%)
⇒高値3590円(初値比+12.2%)
⇒安値2475円(高値比▲31.1%)
⇒時価2684円


10.フェニックスバイオ(6190)上場日3.18

公開価格2400円⇒初値2350円(▲2.1%)
⇒高値3285円(初値比+39.8%)
⇒安値2349円(高値比▲28.5%)
⇒時価2455円


11.ベネフィットジャパン(3934)上場日3.24

公開価格1980円⇒初値3310円(+67.2%)
⇒高値3700円(初値比+11.8%)
⇒安値2525円(高値比▲31.8%)
⇒時価2528円


 上場時に安値をつけたアカツキを除く10銘柄の高値から安値までの平均値下がり率は33.7%。初値から高値までの10銘柄の平均値上がり率は15.8%ですので損する確率の方が高い状況です。短期的にはこのように成果が上がりにくいのですが問題はこれからの運用に活かせるかということです。

 基本的には長期スタンスで臨むべきではありますが、評価が定まらないマザーズ銘柄は短期売買に徹することでリスクを最小限にとどめることができます。銘柄ごとに株価の変動パターンは異なりますので、まずはそのパターンを吟味し、更に事業内容や四半期業績動向などを絡めての評価を下した上で、できる限り安い株価水準で投資するよう心がけることで成果を上げて頂きたい。


(炎)


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桜咲く季節の到来

 今年も各地で桜咲く季節が到来しています。桜が開花して心も浮き浮きとなり、株価上昇と行きたいところですが、まだ投資家心理は慎重なようです。

 日経平均は戻り相場の過程にはありますが、17000円を挟んで小動きの展開。目の前に果実(配当)が得られる機会があってもそれを取ろうとしない投資家の慎重姿勢が感じられる昨今の株式相場です。

 とは言え、徐々にではありますが、下値を固めつつ上値に挑戦しようとする動きも感じられ、春の訪れを実感させてくれる展開となりそうな状況です。


 本日は3月決算の配当権利付きの最後の日となりましたが、明日の配当落ちから春相場本番。桜の開花とともに入学式に入社式と春のイベントが伝えられ、投資家心理も新たな決算に向けて始動する企業動向に関心が向かいます。

 為替が円高傾向となる中で、輸出関連企業の決算は多少伸び悩み傾向となっています。そのため当面は内需関連銘柄を指向しているように思われますが、その中でも特に好業績内需関連銘柄やテーマ株が物色の対象になりそうです。


 3月期決算企業の発表シーズンが4月中・下旬から5月半ばにかけ到来しますが、その決算内容に当面は目を向ける必要があります。

 ただ、為替の変動や原油価格の下落、欧米経済、中国経済の不透感が漂う中で企業側からポジティブな見通しが出される筈もなく、期初慎重な見方がなされるものと見られます。


 この先に待っているものが何であるのか・・。

 2月12日に既に2016年の安値をつけたのであれば、ここは思い切って買うしかないが、まだまだ不安感漂う日本の株式市場。
 PERが低く、PBRも低い。配当利回りが4%以上もあるような銘柄が数多く存在する日本の株式市場に足りないのは勇気を持った投資家なのではないでしょうか。


 出でよ!勇気ある投資家!!萎縮してばかりいる日本の国民に喝!!
と言いたいところだが、不安感が漂いがちな局面でこそ勇気をもって投資した皆さんにこそリターンがもたらされることを心より祈願します。


(炎)


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億の近道2016/03/28


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2016/03/28

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

      ◆コラム「桜咲く季節の到来」
      ◆コラム「高値圏に来たマザーズ指数とIPO銘柄」


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■ お知らせ ■

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【3/28第86号では】

■日経平均・マザーズ指数・為替相場・原油価格動向
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◆コラム「桜咲く季節の到来」


 今年も各地で桜咲く季節が到来しています。桜が開花して心も浮き浮きとな
り、株価上昇と行きたいところですが、まだ投資家心理は慎重なようです。

 日経平均は戻り相場の過程にはありますが、17000円を挟んで小動きの
展開。目の前に果実(配当)が得られる機会があってもそれを取ろうとしない
投資家の慎重姿勢が感じられる昨今の株式相場です。

 とは言え、徐々にではありますが、下値を固めつつ上値に挑戦しようとする
動きも感じられ、春の訪れを実感させてくれる展開となりそうな状況です。


 本日は3月決算の配当権利付きの最後の日となりましたが、明日の配当落ち
から春相場本番。桜の開花とともに入学式に入社式と春のイベントが伝えられ、
投資家心理も新たな決算に向けて始動する企業動向に関心が向かいます。

 為替が円高傾向となる中で、輸出関連企業の決算は多少伸び悩み傾向となっ
ています。そのため当面は内需関連銘柄を指向しているように思われますが、
その中でも特に好業績内需関連銘柄やテーマ株が物色の対象になりそうです。


 3月期決算企業の発表シーズンが4月中・下旬から5月半ばにかけ到来しま
すが、その決算内容に当面は目を向ける必要があります。

 ただ、為替の変動や原油価格の下落、欧米経済、中国経済の不透感が漂う中
で企業側からポジティブな見通しが出される筈もなく、期初慎重な見方がなさ
れるものと見られます。


 この先に待っているものが何であるのか・・。

 2月12日に既に2016年の安値をつけたのであれば、ここは思い切って
買うしかないが、まだまだ不安感漂う日本の株式市場。
 PERが低く、PBRも低い。配当利回りが4%以上もあるような銘柄が数
多く存在する日本の株式市場に足りないのは勇気を持った投資家なのではない
でしょうか。


 出でよ!勇気ある投資家!!萎縮してばかりいる日本の国民に喝!!
と言いたいところだが、不安感が漂いがちな局面でこそ勇気をもって投資した
皆さんにこそリターンがもたらされることを心より祈願します。


(炎)


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◆コラム「高値圏に来たマザーズ指数とIPO銘柄」


 日経平均が17000円前後でうろうろしている間にマザーズ指数が100
0ポイントを目前とするまで上昇。
 2014年、2015年とマザーズ指数は1000ポイント台乗せで跳ね返
されて下落しただけに注目の動きです。

 全体相場が停滞する中で投資家が中小型株を指向していることが如実に表れ
ています。中小型株の中でもとりわけマザーズ市場に直近上場したIPO銘柄
が変化に富んで面白い。


 今年も2月24日の「はてな(3930)」を皮切りに既に21銘柄が新規
上場。この中でマザーズ市場に上場した銘柄は11銘柄となっています。
 JASDAQ上場銘柄まで含めると17銘柄が新興市場へ上場していること
になります。

 東証2部、1部に上場する銘柄が比較的安定した値動きなのに対して新興市
場銘柄は変動のレンジが激しく、その分うまくすれば大きな成果が生まれる一
方で値下がりのリスクも大きいのが特徴です。

 昨年7月からのIPO銘柄数は70ですが、そのうちマザーズ銘柄は41銘
柄ですから半分以上はマザーズ市場に上場しています(これら41銘柄のうち
公開価格を上場後の安値が下回っている銘柄は23銘柄あります)。

 これに対して、JASDAQ上場銘柄数は10銘柄で圧倒的にIPO銘柄の
主流はマザーズ市場となっています。
 マザーズ銘柄は比較的時価総額が小さく、今後の成長期待が大きい銘柄が上
場しているため、その多くが上場時に高く評価される傾向があります。その後
は調整のパターンを描くことが多いのも特徴です。

 上げ下げの変化が大きなマザーズ市場銘柄なので、経験の浅い投資家は戸惑
いもあるでしょうが、むしろこの変動が面白いと考える投資家も多いと見られ
ます。つまりリスクはあるがリターンも大きい。運用の仕方によっては少額の
資金で一気に資産形成ができる可能性もあり、この億の近道の読者の皆さんも
関心を持たれているのかも知れません。

 まずはどのような銘柄が上場しているのかを知り、その事業内容や業績を確
認し、更に上場来の株価変動、PERなどのバリュエーションをチェックして
みることからマザーズ銘柄を対象にした運用が始まります。


【マザーズ銘柄の株価推移】

1.はてな(3930)上場日2.24

公開価格800円⇒初値3025円(3.78倍)
⇒高値3355円(初値比+10.9%)
⇒安値1801円(高値比▲46.3%)
⇒時価1885円


2.バリューゴルフ(3931)上場日3.2

公開価格1280円⇒初値3215円(+151.2%)
⇒高値3400円(初値比+5.8%)
⇒安値2010円(高値比▲40.9%)
⇒時価2125円


3.ヨシムラFHD(2884)上場日3.4

公開価格880円⇒初値1320円(+50%)
⇒高値1320円(+0%)
⇒安値 930円(高値比▲29.5%)
⇒時価 960円


4.ブラス(2424)上場日3.9

公開価格4370円⇒初値4650円(+6.4%)
⇒高値5350円(初値比+15.1%)
⇒安値3065円(高値比▲42.7%)
⇒時価3160円


5.フィット(1436)上場日3.11

公開価格1890円⇒初値1741円(▲7.9%)
⇒高値1772円(初値比+1.8%)
⇒安値1362円(高値比▲23.1%)
⇒時価1419円


6.LITALICO(6187)上場日3.14

公開価格1000円⇒初値1880円(+88.0%)
⇒高値3000円(初値比+59.6%)
⇒安値1780円(高値比▲40.7%)
⇒時価2214円


7.アカツキ(3932)上場日3.17

公開価格1930円⇒初値1775円(▲8.0%)
⇒安値1506円(初値比▲15.2%)
⇒高値2345円(安値比+55.7%)
⇒時価1978円


8.アイドマMC(9466)上場日3.18

公開価格1440円⇒初値1230円(▲14.6%)
⇒高値1250円(初値比+1.6%)
⇒安値 971円(高値比▲22.3%)
⇒時価1068円


9.グローバルグループ(6189)上場日3.18

公開価格2000円⇒初値3200円(+60.0%)
⇒高値3590円(初値比+12.2%)
⇒安値2475円(高値比▲31.1%)
⇒時価2684円


10.フェニックスバイオ(6190)上場日3.18

公開価格2400円⇒初値2350円(▲2.1%)
⇒高値3285円(初値比+39.8%)
⇒安値2349円(高値比▲28.5%)
⇒時価2455円


11.ベネフィットジャパン(3934)上場日3.24

公開価格1980円⇒初値3310円(+67.2%)
⇒高値3700円(初値比+11.8%)
⇒安値2525円(高値比▲31.8%)
⇒時価2528円


 上場時に安値をつけたアカツキを除く10銘柄の高値から安値までの平均値
下がり率は33.7%。初値から高値までの10銘柄の平均値上がり率は15.
8%ですので損する確率の方が高い状況です。短期的にはこのように成果が上
がりにくいのですが問題はこれからの運用に活かせるかということです。

 基本的には長期スタンスで臨むべきではありますが、評価が定まらないマザ
ーズ銘柄は短期売買に徹することでリスクを最小限にとどめることができます。
銘柄ごとに株価の変動パターンは異なりますので、まずはそのパターンを吟味
し、更に事業内容や四半期業績動向などを絡めての評価を下した上で、できる
限り安い株価水準で投資するよう心がけることで成果を上げて頂きたい。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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