■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン 2016/02/29
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
===================================
−本日の目次−
(本日の担当:炎のファンドマネージャー)
◆コラム「3月は一気に22社がノミネートしたが」
◆コラム「配当取りシーズンを迎えて」
◆コラム「マイナス金利政策で潤うのは、ズバリ!!この株」
===================================
■ お知らせ ■
【炎のファンドマネージャー有料メルマガ本日第82号配信!
ご購読をお待ちしております!】
「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第82号が
本日配信されました。
★創刊号から第5号まで公開しました!ぜひお読み下さい!★
創刊号→
http://okuchika.net/?eid=5177
第2号→
http://okuchika.net/?eid=5362
第3号→
http://okuchika.net/?eid=5361
第4号→
http://okuchika.net/?eid=5360
第5号→
http://okuchika.net/?eid=5359
【2/29第82号では】
■相場展望
■2月25日に訪問した2社の企業研究
■IRセミナーに登場した4社について
■企業研究:日本フェンオール(6870)
→ ご案内ページ
http://www.honohfm.com/
→ 申し込みフォーム
http://goo.gl/ikAUu3
【2/22第81号を読む】
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://okuchika.net/?eid=6174
===================================
◆コラム「3月は一気に22社がノミネートしたが」
2016年のIPO銘柄の先陣を切って24日は、はてな(3930)がマ
ザーズ市場に上場し、全体相場が停滞気味の中で人気集中。初値は80万株ほ
どの買いを残し、出来ずに終わりましたが、結局2日目に公開価格800円に
対して3.8倍の3025円で寄り付くなどやや過熱気味のスタートなりまし
た。
一旦2355円まで下振れしましたが先週末は3200円のストップ高と新
興市場銘柄らしい激しい値動きを見せてはいますが、まずは順調なスタートと
言っても良いかと思います。
こうして2016年のIPO市場が始動しましたが、これに続く3月は一気
に22社が上場を発表。1日に3社が上場する15日、同じく6社が上場する
18日と過密な日程の中で果たして消化ができるのか心配されるIPO市場で
す。
1日2社程度までならともかく6社となると投資家の関心も分散し、上場後
の公募価格割れが相次ぐのではないかと懸念されます。ましてや市場環境の変
化もあり需給がやや悪化している昨今の株式市場ですので気になるところです。
22社の内訳としては東証1部へのダイレクト上場が2社、東証2部上場が
2社あり、残りはJASDAQ6社、マザーズ12社となっています。
これらの事業内容が関心の的ですが、その多くは市場で認知されている既存
ビジネスであり、これまでにないユニークな業態を掲げた企業は限られていま
す。
投資家の胸を躍らせるような企業の上場は残念ながら今のところ見出せませ
ん。その中でテーマ性の視点で強いて挙げれば3月14日上場のLITALI
CO(6187・マザーズ・就労支援事業)、同じく18日上場のグローバル
グループ(6189・マザーズ・保育、子育て支援サービス)、24日上場の
ベネフィットジャパン(3934・マザーズ・MVNO仮想移動体通信)とい
ったところかと思われます。
各企業の事業内容の吟味は各投資家の間で今後進んで参りますが、数は多く
ても話題性には欠けています。投資家はこれまでの流れを受けて内容的に堅い
銘柄を指向する可能性があり、一方で上場時に人気化しても業績に不安感があ
るゲームやネット系企業は、その後敬遠される可能性があります。
2月から3月のIPO市場は株式相場が大きく調整した中で痛手を受けた個
人投資家の復活と投資スタンスが鍵となります。また、IPO市場の盛り上が
りには2015年にIPOし、上場直後の高値から株価が低迷してきた銘柄の
上昇トレンド復活もポイントになります。
IPO企業にはPERで比較的高い評価がなされ、プレミアムが過大につい
てしまいがちですが、ここは冷静に評価していくスタンスが大事です。需給悪
が見られる昨年12月からの株式市場はまったく元気がありませんが、どこか
に光明はある筈です。
上場後の株価下落を覚悟の上で成長期待の高い銘柄やユニークな業態の銘柄
に焦点を絞って取り組むチャレンジングな長期スタンスの投資家の復活に大い
に期待したいところです。
ここでの主役は勇気ある個人投資家の皆様に他なりません。そうした個人投
資家の皆様には中長期視点でしっかりと事業内容を吟味し、眼鏡にかなうIP
O銘柄を見出して頂くことが肝要です。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
===================================
◆コラム「投資しない企業はもっと配当を出せ!!」
配当性向という言葉がありますが、期間利益に対してどの程度の配当を株主
に対して行うかの比率のことを指します。配当性向10%というと利益に対し
て10%を配当に回しますよということで、これが一般的な比率かというとど
ちらかと言えば低い数値です。
このところは配当金を増やす、ないしは配当性向を高める企業が徐々に増加
しているように感じられます。
中には夢真HD(2362)のように配当性向100%を掲げる企業も出て
きました。配当性向100%で大丈夫かと投資家は質問したりしますが、彼ら
にとって内部留保は必要なく、人材投資を期間利益で賄う体制が整っているこ
とが配当性向100%につながる訳です。
結果としてはオーナー経営の場合、その配当金は20%の源泉徴収でオーナ
ーの懐に回ることになりますが、残りの株主にとっては高利回りの金融商品と
なることになります。オーナーにとっては株価が上がれば資産評価が上がり良
し、上がらなくても多額の配当金がもらえてこれも良し。利害関係は投資家と
一致していることになります。
【投資家=消費者とすれば配当金が増えると消費に回る】
お金が増えると言う理屈が成り立てば、従業員への賃金上昇と同様に企業が
配当金を増やせば景気にとってはプラスになります。
ところが企業の施策で配当性向ではなく、これまでは多くが安定配当を指向
し、収益が向上しても配当据え置きという企業が多く配当がもたらす景気への
影響は限定されてきました。
未来に訪れる企業業績の悪化に備えた内部留保や将来の投資に備えた内部留
保を優先する企業もあれば、株主への利益還元を積極的に行う企業とが混在す
る株式市場ですが、投資先のない企業には現金がたまる一方です。
結果として中には時価総額が保有する現金を下回っているケースも出ており、
現在の株式市場には教科書的に言えば割安銘柄がたくさんあることに気がつい
ておられる筈です。
これは、キャッシュをうまく使えない企業としての烙印を押されている点を
投資家が評価していないからと言うことができます。
いくら割安感があっても将来の利益を生むための投資をしていないので先行
きが不安だということへの投資家の評価の結果だということになります。
利益を積み上げて手持ち資金を抱えたままの企業は、もっと配当性向を高め
ていく必要がありますが、経営者の多くは投資家へのリターンを怠りがちです。
株価が上がっていれば良いですが、過去1年以上の値下がりを続けているキ
ャッシュリッチな企業であれば増配をもって投資家に報いることが必要ではな
いでしょうか。
夢真HDのような極端な事例はともかく配当性向が10%程度に留まってい
るようなキャッシュリッチ企業は25〜50%へと高めるべきではないでしょ
うか。
【配当性向の低いキャッシュリッチ企業】
1)テノックス(1905)
時価598円
予想EPS130.25円 予想配当金22円
配当性向16.9%
仮に配当性向50%だと1株配当金65円(配当金4.5億円)
配当利回り10.9%(本来の株主が主張すべき権利)
BPS1388円、保有現預金57億円で年間65円、4.5億円の配当が
経営の屋台骨を揺るがすことはない。
提言⇒株主は配当性向の引き上げを主張すべきではないか。
2)E・Jホールディングス(2153)
時価868円
予想EPS226.5円 予想配当金22円
配当性向9.7%
仮に配当性向50%だと1株配当金113円(配当金額6.3億円)
配当利回り13.0%(本来、株主が主張すべき権利)
期末想定BPS2737円 推定期末保有現預金80億円で年間113円、
6.3億円の配当金が経営の屋台骨を揺るがすことはないと見られる。
提言⇒株主は配当性向の引き上げを主張すべきではないか。
こうした事例は株式市場の中に随所に見られます。
これからは株主の声をもっと経営者に届けていかないとなりません。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
===================================
◆コラム「マイナス金利政策で潤うのは、ズバリ!!この株」
マイナス金利の発動で銀行株が売られ、黒田日銀総裁によるマイナスショッ
クが市場を揺さぶりましたが、そろそろ落ち着きを取り戻しつつあります。
マイナス金利政策とともに一段とローン金利の引き下げが見られ、住宅ロー
ンの借り換えが図られるようになってきました。その結果メリットを受ける消
費者が続々と表れてそのお金をどこかに振り向けることになるのですが、住宅
ローンなので、住宅のリフォームに使おうという機運が出てきても不思議では
ありません。
借り換えの手続きで司法書士の先生は大忙しらしいですが、一種の特需なの
かも知れません。
マイナス金利特需で潤う企業、それは住宅関連のリフォーム事業です。おり
しも中古住宅市場の拡大に向けた住生活基本法に沿った住生活基本計画が見直
され、施行されていますが、住宅診断制度などが今後普及し、住宅を長持ちさ
せるための施策が打ち出されようとしています。
日本の場合大半の家屋が木造ですからシロアリ防除は不可欠ですが、そのサ
ービスを始めとした総合住宅メンテナンス事業を展開するアサンテ(6073)
の株価が比較的堅調に推移しているのはそのためではないかと推察されます。
また、水回りの緊急駆け付け修理のアクアライン(6173)も老朽化して
きた住宅のメンテナンスという意味合いから徐々に見直されようとしています。
住宅関連企業はすそ野が広いですが、リフォーム・メンテナンス業界にビジ
ネスチャンスが生まれようとしているのかも知れません。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalioクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
===================================
「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
http://okuchika.net/
===================================
「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。
===================================
当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
◆まぐまぐ ID:0000020640
購読解除:http://www.kaijo.com/
◆melma! ID:m00010868
購読解除:http://www.melma.com/
編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
email:okuchika.mail@gmail.com
http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================