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投資情報メールマガジン 2014/10/28
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:石川臨太郎&大原浩)
◆コラム「有料メルマガライブラリから(124)」:石川 臨太郎
◆コラム「100人の村と20年サイクル」:大原浩
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◆コラム「有料メルマガライブラリから(124)」
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載い
たします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。
==「乱高下は金融相場から業績相場に移行時期の予兆か」==
(有料メルマガ第230回・2013/6/4配信号)
※注 2013年6月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
迷ったときは休むのも相場と、キャッシュポジションを高める方法もありま
すが、どう考えても『割安だ』と考えた銘柄群にシフトを続けてきて、買い値
より下げられた含み損状態のポートフォリオ銘柄も多いために、『ここで損切
りしてしまうのは得策ではない』という思いも強いです。
【中略】
現物株投資しか行なっていないので、この程度の被害で済んでいますが、も
しレバレッジをかけた信用取引などを行なっていたら、被害はこの程度ではす
まなかったと思います。どんなに順調な株式投資の環境下にあったとしても、
自分の経済的実力を大きく超えた資金規模での投資は行なうべきでは無いと考
えています。
投資環境がとても厳しかったときには、自分のポートフォリオの銘柄は以下
のような基準になるべく多く当てはまる銘柄を選んでいました。この基準のう
ち最低でも3つ以上の条件には該当する企業に投資するようにしていました。
1)低PBR(=0.6倍以下)
2)低PER(=10倍未満)
3)高自己資本比率(=60%以上)
4)高配当(=配当利回り3%以上 優待銘柄も優待利回りは考えない)
5)過去8年間、経常黒字を維持している
6)前期と今期の業績が経常利益、最終利益比のどらかで10%以上の増益に
なっている
7)ストック・ビジネスモデル型企業
8)世界シェアN01、国内型企業であれば日本国内シェアNO1、または地
方シェアNO1という強い製品やサービスを持っている。
9)これから数年、売り上げが右肩上がりで増加していく明確な理由がある
すべての条件を満たす企業は、ほとんど見つけることができませんが、この
ような銘柄の中には、去年の11月を待たずに大きく株価が上昇して、最近の
株価下落にあっても、買い値の数倍になっているものも多いです。投資環境が
厳しいときの選択基準は、投資環境が良くなると株価の上昇により大きく寄与
したということが、今回も証明されました。
しかし最近の株価上昇が大きかった為に、上記の条件をたくさん満たす企業
は少なくなりました。投資家の買い意欲が強かったこともあり、一つの条件し
か満たしていないような企業の株価のほうが大きく上げるようなことも良く起
こりました。
そのために、投資家の人気を集めそうな高PERかつ高PBRの優待銘柄や、
過去に一度も黒字になったことがなく、今後もしばらく赤字が続きそうなバイ
オ創薬銘柄のほうが、株価が短期間に数倍に上がるような状況となりました。
しかし楽観は疑念に変り、相場環境は大きく変化しました。投資環境が悪化
したので、日本株に強気だった投資家にも迷いが生じます。そうなると、上記
のすべての条件を満たす企業があったとしても、その企業に投資していた既存
投資家が、その株を売らなければならない事情を持っていると、株価が売られ
る可能性も充分あります。
すでにバブル化したといっても良いほど上昇した優待バブル小型株も、いま
は株価が高止まりしていても、出来高が小さいことと、来年からの売却益にか
かる税金の2倍化で、一気に株価が調整するリスクも考えていかなければなら
ないと感じています。
【中略】
このようなときこそ、投資対象の事業内容や資産背景をしっかりと調べた上
で、より強いポートフォリオを再構築するチャンスにすべきだと感じています。
しかし買い急ぐと高値掴みをさせられて、イライラさせられることも多くな
ると予想されます。ここは去年までの低迷相場を思い出して、じっくりと安く
買える我慢も重要な投資能力となってくると思います。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。
本日配信の有料メルマガでは、創業から70年以上の歴史がある内需関連で、
東京の中心部に広大な土地を保有し、さらに多くの賃貸不動産を持つ優待企業
を、研究銘柄として掲載しています。
また、コラムでは、「本当に事業価値と資産価値が高い企業の株価も玉石混
合で下げている。自分が定めた許容範囲でリスクを取ることも必要だと考える」
と題し、同業種同業態であっても相場環境で株価形成が大きく異なる状況を分
析し、今後の有効性が期待される投資戦略を提案すると共に、気になる銘柄を
9銘柄挙げています。
今週金曜までに購読された方には、もれなく今週配信号も差し上げます。
是非この機会にご購読下さい。
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有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
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過去サンプル(研究銘柄)
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過去サンプル(コラム)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
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◆コラム「100人の村と20年サイクル(投資のチャンスがあふれている)」
私の著書でよく取り上げるのが、投資の本質を的確にあらわす「100人の
村」と「20年サイクル」です。
まず「100人の村」ですが、例えば日本の株式市場に100人の村人しか
いないと仮定します。リーマンショック級の暴落が起こった後、大部分の村人
は「株は危ないからやめた方がいいよ」と口を酸っぱくして言うでしょう。
そのような「大衆」の意見をものともせず株式投資を続けるのは、バフェッ
トのように洞察力が優れた10人程度の投資家でしかありません(100人の
村の図解は、「バフェットに学ぶ【永久不滅投資法】」―損を出さないで永遠
に資産を増やすことは可能かー(同友館)の第3章・34ページなどをご参照
ください)。
彼らは「大衆が恐怖におびえているときには大胆に、彼らが熱狂していると
きには臆病者のようにふるまう」というバフェットの言葉の本質を理解してい
ます。そのため、「大衆」である村人がささやく「株みたいに危ないことはや
めた方がいいよ」という<親切な忠告>やマスコミの「世界が崩壊する」とい
うような大げさな報道などまったく気にせず、将来を見据えて積極的な投資を
行います。
もちろん、投資は「安く買って高く売る」のが最高の戦略ですから、洞察力
のある人々は、このような暴落時に最安値で株式を購入し大きな利益を上げる
ことができます。反対に大多数の「大衆」は最高の投資チャンスを見送ります。
そうこうしているうちに、<株式暴落>の記憶が和らぎ、株価も底値を固め
上昇に転じます。すると「株は危ないからやめた方がいいよ」と言っていた人々
の中から、「少しくらい試しにやってもいいんじゃない?」という人が現れて
きます。
このとき、株式投資を行う村人は20人から30人くらいに増えていますが、
大多数の村人やマスコミは「今の株価上昇は見せかけだから、そのうちすぐに
下がるぞ」とあくまでネガティブです。
アベノミクスをきっかけに大幅に日経平均が上昇したものの、マスコミや大
衆が株式投資に懐疑的な現在は、長期的なサイクルでいえばまさにこの20人
から30人の村人が株式を購入している段階です。
確かに世界情勢は混とんとして、いつ中国や韓国が崩壊してもおかしくはあ
りませんし、その他の新興国、欧州、南米、中東等、どこを見ても厳しい状況
です。市場やマスコミも「株価が上昇する要素に注目するのでは無く、売り材
料に素早く反応」する状態です。しかし、このような時はまだ十分投資余地が
あり「市場(他の投資家)がビビッているときは買い」と言えるでしょう。
例えば、共産主義中国や南北朝鮮に動乱があっても、ロシアが崩壊しても、
心配はいりません。一時的に東京市場がつれ安になるでしょうが、短期間で上
昇サイクルに戻ります。<戦争は買い>という基本原則だけでは無く、現在の
日本は<成長の20年サイクル>のど真ん中にあるからです。
失われた20年で日本はバブル期の贅肉体質から筋肉質に見事に変身しまし
た。ですから、少々のことにはびくともしません。
この20年サイクルについては、『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動か
す』(PHP研究所)の第1章25ページの<図表3:日経平均株価とNYダ
ウ平均株価の比較表>などをご覧いただくとよくお分かりになると思います。
この表では、日経平均とダウの長期的推移を比較していますが、20年単位
で両者が全く別の方向に向かっていることがよくわかります。例えば、日本の
バブル崩壊後日経平均は4万円を目指す水準から8000円近辺まで下落しま
したが、同じ期間にダウは1000ドル台から1万4000ドル近辺まで上昇
しています。
日々の値動きを見ていると、ダウが下げると日経平均も下げる、逆にダウが
上昇すると日経平均も上げている(連動している)ように見えますが、長期間
の流れを見ればまったく逆方向を向いているのが明らかです。
そして、米国が1990年代の前半から2010年代の前半までの20年間、
ITバブルも含めた驚異的な経済成長を謳歌したのに対して、日本はバブル崩
壊後の「失われた20年」に苦しみました。
しかし今、サイクル的には両者が逆転する時期に入っており、現在ダウが上
回っているポイント数(ダウが16000ポイント台に対して、日経平均は1
万5000ポイント台)も、近いうちに逆転し日経平均のポイント数がダウを
上回るでしょう。
ですから、もしダウが急落してもあわてる必要はありません。それは長期的
には日経平均に影響を与えないからです。
そうこうしているうちに、日経平均が上昇し株式投資を始める村人が増えて
きます。50人くらいになると市場の雰囲気も変わってきます。「乗り遅れる
な」という声があちこちから聞こえてくるでしょう。
さらに株価が上昇すると危険水域に入ってきます、俗に「主婦が証券会社に
株を買いに来たらその相場は終わりだ」といいますが、サブプライムショック、
リーマンショックの前の株式市場がまさにその状態でした。
数か月前までどこで株を買ったらいいのか知らなかった、入社したばかりの
OLが、「株で儲かったからヨーロッパ旅行に行ってくる」などと言い始めま
す。そして書店には株式投資の入門書があふれます。危ないと思っていると、
案の定暴落が起こりました。
これは理屈でいえば当たり前のことです、OLや主婦が株式投資を行うとい
うことは、村人のうち90人以上が株式を購入している状態です。その90人
以上の人が「株は儲かる」「株をやらないやつは馬鹿だ」と騒ぐわけですから、
市場はまさに「熱狂」しています。
しかし、世の中には「家訓で禁じられているから株をやらない」、「株を買
うお金が全くない」人もいますから、10人くらいの人は生涯株式投資を行わ
ないでしょう。
つまり90人以上の人が株を買って「上がるぞ」と騒いでいるときは、もう
それ以上株を買う人が村の中に残っていないということなのです。誰も買わな
い株の値段が下がるのは当然です。
最初のうちは「すぐにまた上がるさ」と静観を決め込んでいた村人も、毎日
株価が下がるのに耐えきれず、一斉に株を売り始めます。こうなるともうパニ
ックです。暴落は必然で、再び最初の10人の村人しか株式を持っていない状
態に戻るのです・・・
繰り返しますが、現在の周辺の声を拾ってみるとまだまだ株式投資に懐疑的
な声が多いようです。つまりまだまだ「株式投資のチャンスにあふれている」
ということです。
(大原浩)
★10月17日の
メビウスの「資産倍増計画」
https://www.youtube.com/watch?v=qZWr0F6Ph9w&feature=youtu.be&t=2m55s
に出演しました。テーマは「日本・世界経済、20年サイクル。
<日本人以外はなぜ反省しないのか>」です。
【大原浩のバフェットの本】
★
日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
★
企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見抜く18のポイント(日本実業出版社)
★
『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
★
「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
http://goo.gl/iz1GUV
★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
上巻
下巻
GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
http://okuchika.net/
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です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
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