市場潮流

 今週の東京株式相場は、25日(火)に日経平均株価で前日比213円上昇し、1万5000円台を回復したものの、その後は小甘い展開が続いています。先行きに関しては強気な見方が多いものの、短期には相場上昇の「カタリスト(きっかけ)がない」との声が聞かれます。SMBC日興証券では、政策面の「カタリスト」として、1)法人税減税、2)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による日本株ウエートの引き上げ、3)日銀による追加金融緩和、を挙げています。これらが実現すれば、海外投資家の資金流入につながると見られますが、3月中に実現する可能性は低そうです。

 先週、「国内企業業績は来年度も主要国では最も高い増益率を維持しそう」と述べました。シティグループ証券によれば、来14年度の1株利益の増加率見通しは、日本が18%に対して欧州が10%、米国が7%となっています。野村証券、大和証券など国内大手証券も2月末時点での業績集計結果を来週にも公表するものとみられます。来14年度の企業業績見通しがどの程度修正されるかが(前回集計との比較で)、大きな注目点といえます。短期的なカタリストには乏しくとも、好業績が見込まれる業種、銘柄をじっくり拾っていきたいものです。

 なお、私は3月のイベントでは、3日(月)に公表される13年10〜12月期の法人企業統計(財務省)に注目しています。企業の設備投資動向の詳細が判明し、そのデータなどをベースに、13年10〜12月期実質GDPが改訂され、10日に2次速報として公表されます(内閣府)。設備投資の盛り上がりが確認できるようであれば、これは企業業績へのプラス効果が見込まれ、株式相場の支援材料となります。
 また、2次速報が下方修正されるようであれば、日銀の金融政策決定会合(10日〜11日)における追加緩和の決定につながる可能性があります。また、12日は春闘の集中回答日となります。賃上げの動きが本格化するようで
あれば、消費の活性化につながり、消費増税後の駆け込み需要の反動減も軽微にとどまる可能性があります。

 いずれにしろ、株式相場がもたつく局面は押し目買いの好機と言えましょう。

(水島寒月)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2014/02/28


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投資情報メールマガジン                  2014/02/28号
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指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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             −本日の目次−
          (本日の担当:水島寒月)

        ◆コラム「市場潮流」:水島寒月

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 テーマ別に視聴いただける形式になっておりますので、中東だけ、ベトナム
だけ、インドだけといった興味のある内容のみご覧いただけます。パソコンか
らもスマホからも視聴可能です。冒頭3分間は無料でご覧いただけますので、
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「これから始める!香港株、ベトナム株:小屋洋一氏」
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「大きな魅力!中東への株式投資:岡村聡氏」
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「ついに解禁!インド株式投資」:松田憲明氏」
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 なお、テーマ全てを見たい方には、DVDも引き続き販売していますので、
こちらもご利用下さい。 http://www.iforum.jp/dvd/


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◆コラム「市場潮流」

 今週の東京株式相場は、25日(火)に日経平均株価で前日比213円上昇
し、1万5000円台を回復したものの、その後は小甘い展開が続いています。
先行きに関しては強気な見方が多いものの、短期には相場上昇の「カタリスト
(きっかけ)がない」との声が聞かれます。SMBC日興証券では、政策面の
「カタリスト」として、1)法人税減税、2)年金積立金管理運用独立行政法
人(GPIF)による日本株ウエートの引き上げ、3)日銀による追加金融緩
和、を挙げています。これらが実現すれば、海外投資家の資金流入につながる
と見られますが、3月中に実現する可能性は低そうです。

 先週、「国内企業業績は来年度も主要国では最も高い増益率を維持しそう」
と述べました。シティグループ証券によれば、来14年度の1株利益の増加率
見通しは、日本が18%に対して欧州が10%、米国が7%となっています。
野村証券、大和証券など国内大手証券も2月末時点での業績集計結果を来週に
も公表するものとみられます。来14年度の企業業績見通しがどの程度修正さ
れるかが(前回集計との比較で)、大きな注目点といえます。短期的なカタリ
ストには乏しくとも、好業績が見込まれる業種、銘柄をじっくり拾っていきた
いものです。

 なお、私は3月のイベントでは、3日(月)に公表される13年10〜12
月期の法人企業統計(財務省)に注目しています。企業の設備投資動向の詳細
が判明し、そのデータなどをベースに、13年10〜12月期実質GDPが改
訂され、10日に2次速報として公表されます(内閣府)。設備投資の盛り上
がりが確認できるようであれば、これは企業業績へのプラス効果が見込まれ、
株式相場の支援材料となります。
 また、2次速報が下方修正されるようであれば、日銀の金融政策決定会合
(10日〜11日)における追加緩和の決定につながる可能性があります。ま
た、12日は春闘の集中回答日となります。賃上げの動きが本格化するようで
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クスの恩恵を受ける可能性が高く、好業績の優待企業を、研究銘柄として掲載
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 また、コラムでは、「リスクオンとリスクオフが毎日のように切り替わり、
日経平均225のような日本株の指数も個別株も乱高下の値幅が大きくなって
きているが冷静に個別株の動きを見ていると気づくことがある」と題し、外部
環境の変化による相場状況において、どのような心構えと選択肢があるか、自
身の投資行動を例に挙げながら考察しています。また、3月優待銘柄をいくつ
か挙げて、株価の動きなどを考察しています。
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財政経済諮問会議の内容〜その2

 前回お伝えした、内閣府において発表された「中長期の経済財政に関する試算」について。

 前回は、今回の試算に当たって

メインシナリオは

GDP名目成長率が3.6%
GDP実質成長率が2.1%
物価上昇率は2.0%

というシナリオで作成されています。

ちなみに慎重シナリオでは

GDP名目成長率が2.1%
GDP実質成長率が1.3%
物価上昇率は1.5%

と控えめに作成されています。

そして例えば2001年〜2010年の実績値は

GDP名目成長率が▲0.1%
GDP実質成長率が0.9%
物価上昇率は▲0.2%

ということで、実績値と比較してもかなり楽観的なシナリオ作成によって今回の議論が進んでいると言う指摘をしました。

そして試算の結果は

1.メインシナリオ(経済再生ケース)

 国際公約をした2015年で財政赤字半減についてはかろうじてクリア
(2015年にはGDPの▲3.2%に収まる、国際公約は▲3.3%)

 国際公約をした2020年に基礎的財政収支はゼロにすることは難しい
(2020年にはGDPの▲1.9%の赤字)

 長期的な国・地方の債務残高は対GDP比で減少傾向


2.慎重シナリオ

 国際公約をした2015年で財政赤字半減についてはかろうじて未達
(2015年にはGDPの▲3.4%になる、国際公約は▲3.3%)

 国際公約をした2020年に基礎的財政収支はゼロにすることは不可能
(2020年にはGDPの▲3.1%の赤字)

 長期的な国・地方の債務残高は今後も対GDP比で増加傾向

という結果になっています。

 今回の試算では当然今後の消費税の増加、財政の圧縮などの話は折り込まれている話ではあります。


ここからは完全に筆者の意見ですが、

1)成長のシナリオが甘い

 2001年〜2010年の実績値を見ても明らかですが、メインシナリオにしても慎重シナリオにしてもこれまでの日本の経済成長からするとかなり高い設定になっています。

 アベノミクスでこれらのシナリオを実現すると言う話ではありますが、肝心の第3の矢「成長戦略」が全くの足踏み状況で、経済成長に必要とされる施策が打ち出されているようには到底感じられません。

2)物価上昇シナリオは妥当か?

 今回のシナリオで物価上昇は、日銀が宣言している「物価2%上昇」を前提条件としています。「物価2%上昇」は日銀の審議委員の中でも意見が分かれるところであるぐらい達成には疑問符がついています。

 個人的には日銀の金融政策によって2%を達成することは可能であるとは思いますが、その時に長期金利をはじめとする金融環境が落ち着いているかどうかには疑問符が付きます。
(つまり急激な長期金利上昇が不安材料であると言う事です)

3)経済成長を果たせば長期金利は上昇する

 今回のシナリオで長期金利の推移は

2014年 1.0%
2015年 2.1%
2016年 2.4%
2017年 2.8%
2020年 4.0%

と徐々に上昇していくシナリオを描いています。

 もちろん長期金利自体が上昇していくことは経済にとって必要な事でもあり景気回復の証のようなものですが、一方で住宅ローン負担者である個人について心配をしてしまいます。

 多くの個人は変動金利で住宅ローン借り入れを行っており、今回のシナリオ通り金利が上がっていくとすると、この7年間で3%以上の金利負担が重くなり、これは個人消費にかなり大きな影響を与えると考えられます。

 もしも素直にこのシナリオを信じるのであれば、個人投資家の皆さんは、株式を購入し、住宅ローンを固定に切り替えておいた方が良いと思いますよ。

4)今後も増税は避けられない

 いずれにしても、経済が回復しなくても回復しなくても、現状のままでは財政赤字を解消するような状態には程遠いと言う事が明らかになりました。

 今後は社会保障政策の見直しと同時に、やはりどうしても増税は避けられそうにもありません。

 個人の皆さんは増税を前提に保守的なライフプランを検討して対策を進めておくしかなさそうです。

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/

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億の近道2014/02/26


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   ◆コラム「財政経済諮問会議の内容〜その2」:小屋洋一

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◆コラム「財政経済諮問会議の内容〜その2」

 前回お伝えした、内閣府において発表された「中長期の経済財政に関する試
算」について。

 前回は、今回の試算に当たって

メインシナリオは

GDP名目成長率が3.6%
GDP実質成長率が2.1%
物価上昇率は2.0%

というシナリオで作成されています。

ちなみに慎重シナリオでは

GDP名目成長率が2.1%
GDP実質成長率が1.3%
物価上昇率は1.5%

と控えめに作成されています。

そして例えば2001年〜2010年の実績値は

GDP名目成長率が▲0.1%
GDP実質成長率が0.9%
物価上昇率は▲0.2%

ということで、実績値と比較してもかなり楽観的なシナリオ作成によって今回
の議論が進んでいると言う指摘をしました。

そして試算の結果は

1.メインシナリオ(経済再生ケース)

 国際公約をした2015年で財政赤字半減についてはかろうじてクリア
(2015年にはGDPの▲3.2%に収まる、国際公約は▲3.3%)

 国際公約をした2020年に基礎的財政収支はゼロにすることは難しい
(2020年にはGDPの▲1.9%の赤字)

 長期的な国・地方の債務残高は対GDP比で減少傾向


2.慎重シナリオ

 国際公約をした2015年で財政赤字半減についてはかろうじて未達
(2015年にはGDPの▲3.4%になる、国際公約は▲3.3%)

 国際公約をした2020年に基礎的財政収支はゼロにすることは不可能
(2020年にはGDPの▲3.1%の赤字)

 長期的な国・地方の債務残高は今後も対GDP比で増加傾向

という結果になっています。

 今回の試算では当然今後の消費税の増加、財政の圧縮などの話は折り込まれ
ている話ではあります。


ここからは完全に筆者の意見ですが、

1)成長のシナリオが甘い

 2001年〜2010年の実績値を見ても明らかですが、メインシナリオに
しても慎重シナリオにしてもこれまでの日本の経済成長からするとかなり高い
設定になっています。

 アベノミクスでこれらのシナリオを実現すると言う話ではありますが、肝心
の第3の矢「成長戦略」が全くの足踏み状況で、経済成長に必要とされる施策
が打ち出されているようには到底感じられません。

2)物価上昇シナリオは妥当か?

 今回のシナリオで物価上昇は、日銀が宣言している「物価2%上昇」を前提
条件としています。「物価2%上昇」は日銀の審議委員の中でも意見が分かれ
るところであるぐらい達成には疑問符がついています。

 個人的には日銀の金融政策によって2%を達成することは可能であるとは思
いますが、その時に長期金利をはじめとする金融環境が落ち着いているかどう
かには疑問符が付きます。
(つまり急激な長期金利上昇が不安材料であると言う事です)

3)経済成長を果たせば長期金利は上昇する

 今回のシナリオで長期金利の推移は

2014年 1.0%
2015年 2.1%
2016年 2.4%
2017年 2.8%
2020年 4.0%

と徐々に上昇していくシナリオを描いています。

 もちろん長期金利自体が上昇していくことは経済にとって必要な事でもあり
景気回復の証のようなものですが、一方で住宅ローン負担者である個人につい
て心配をしてしまいます。

 多くの個人は変動金利で住宅ローン借り入れを行っており、今回のシナリオ
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り、これは個人消費にかなり大きな影響を与えると考えられます。

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有料メルマガライブラリから(96)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第50回・2009/12/08配信号)

【前略】

 株価が変動する要因は、いろいろあります。その要因のなかで比較的に株価が上がる確率が高いと考えられるものに、業績が良くなっていくというものがあります。

 企業の利益が継続的に増加していく。これは株価が上昇する一番、素直な条件だと思います。しかし毎期、毎期着実に増収増益を続けている企業でも、毎日のように株価は上下に変動し、相場環境によっては大きく下落することもあります。

 だから株価に絶対はありませんが、一番素直に株価が上がる要因は何ですかと質問されたら、多くの投資家は「企業が増収増益を今期も来期も続けていくと期待されること」と回答する人が多いと思います。

【中略】

 しかし、過去に連続して業績をきちんと伸ばしてきた会社は、将来も業績を伸ばしていく力を持っているであろう、という考え方は、かなり投資銘柄を選別する場合に役に立つ考え方です。

 私は日本のバブル崩壊後の、日本の景気が右肩下がりに下落していく状況においては、財務内容の良い、持っている資産(現・預金、投資有価証券、大都市周辺にある簿価の安い不動産)に比べて時価総額が安い企業の株に好んで投資し、利益を得てきました。

 業績が良くても、借金を多用した過大投資企業が、資金繰りに詰まり倒産する事例もあったので、用心して、倒産リスクの少ない企業を投資の対象としていました。しかし、日本の景気が良くなって行くであろうと予想される2007年時点では、むしろ業績を伸ばしていける企業に着目していました。

【中略】

 しかし、ポートフォリオの銘柄群は去年までのポートフォリオより資産背景が豊かで、業績が良く、自分が株価の下落で、その企業の倒産などを心配して不安になることにない企業ばかりになってきています。つまり株価を気にせずに投資を続けられる企業がほとんどになってきました。もちろん将来の飛躍を期待して、現在の見えている資産価値が低い高技術の株も一部所有しているのは勿論のことですが、会社が事業をやめて資産を株主に分配するといった時点で投資したときの価格以上の金額が配分され戻ってくると期待される企業が多くなりました。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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孫子の投資法 敵を知り己を知る その1

 本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧ください。 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482

■敵国を傷つけずにそのままで降伏させる■


◎およそ戦争の原則としては、敵国を傷つけずにそのままで降伏させるのが上策で、軍団を打ち破って屈服させるのはそれに劣る。(友好的M&Aをすべき)

 孫子の兵法の根本原理は、<より少ないエネルギーで最大の効果を上げる>ことにあります。できるだけ味方の損害を減らし、<力を使う代わりに「知恵」を使わなければならない>ということです。

 したがって、ここでも述べられているように、相手を攻撃し屈服させるなどという多大なエネルギーを費やすことは避け、相手が無傷のまま自ら降伏するよう仕向けなければなりません。

 しかし、そんなことができるのか?一つの答えは、相手の急所を急襲して一瞬にして勝利してしまうということです。この戦法は、相手を攻撃するというよりは、<ごく一部の相手の急所が破綻することによって、小さな穴からダムが決壊するように、敵自らの崩壊を生み出す>手法です。

 大事なのは、敵の急所がどこにあるのかを見極めることですから、その情報を得るための諜報戦(スパイ活動)を孫子はとても重視し、本連載でも後半で諜報戦について多くのことを語る予定です。

 もう一つは、<(北風と)太陽>戦略。北風がいくら吹き荒れようと旅人が脱がなかったコートを、燦々と輝く太陽の暖かさでいとも簡単に脱がしたイソップの逸話はあまりにも有名ですが、戦争・ビジネス・投資においても重要な考え方です。

 ウォーレン・バフェットは敵対的買収をしないことで有名ですが、次々と大型の買収を極めて有利な条件で実現させ、バークシャー帝国をさらに拡大しています。

 なぜ、バフェットが有利な条件の買収案件を手に入れることができるのか?
それは彼が<買収した企業の経営には一切口を出さずに既存の経営陣に運営を任せることを公言し、常にそれを実行>してきたからです。買収される側の企業にとってバフェットの方針が好ましいのはいうまでもありません。ですから、彼らは「是非バフェットさんに買っていただきたい」と、企業売却案件を次々に持ち込みのです。つまり、バフェットは「太陽」ということです。

 それに対して多くの投資ファンドが北風戦略をとって、「売りたくないと言っている企業の株式を無理やり買おう」とします。自社を売りたくない企業は、様々な妨害(買収防衛策)を発動しますから、株価は当然跳ね上がります。そして、多くのファンドが必要以上の高値で企業を買収して、後で苦しむのです。バフェットと敵対的買収を行うファンドとどちらが有利な条件で投資できるのかは論じるまでもありません(念のため、高値で買収すると言っているファンドの申し出を、株主の承認を得ずに断る経営者はその会社の株主に対する背信行為を行っていることになります。つまり、一般的な買収防衛策は株主に対する敵対的行為ということです)。

 もちろん企業買収に限らず、戦争でもビジネスでも投資でも<暖かい太陽の日差しを降り注いで相手のコートを脱がしてしまう戦略>は、とても有効です。

(OH)

★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
 GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
 http://goo.gl/4KKYjG
 http://goo.gl/ePeowm
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著・発行:昇龍社
 http://goo.gl/cpGxPd
★The Roshi−老子81章・乱世を勝ち抜くための【決断】の書−
(戦う経営者・ビジネスマン・投資家のバイブル)大原浩著:発行:昇龍社
 の<Kindle版>が発刊されました。
 http://goo.gl/IY6ngi
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著
 http://goo.gl/8puj7E
★未来世紀エルサレム
 甘粕浩著
 http://goo.gl/UDss2z
★時空小説「ルンビニ」
 甘粕浩著書
 http://goo.gl/p3sE8I

☆大原浩の著書

◎企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
 抜く18のポイント(日本実業出版社)
 http://goo.gl/nrtqVO
◎『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
 http://goo.gl/1543MI
◎日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://goo.gl/ZIzYtF
◎「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)
 http://goo.gl/ESxbe
◎「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」(講談社)
 http://goo.gl/cMMhBY
◎「代表取締役平社員」(あいであ・らいふ)
 他多数。
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2014/02/25


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2014/02/25

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
    (本日の担当:石川臨太郎グルメ&投資家おーちゃん)

   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(96)」:石川 臨太郎
   ◆コラム「孫子の投資法 敵を知り己を知る その1」
        :グルメ投資家おーちゃん

===================================

◆コラム「有料メルマガライブラリから(96)」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載い
たします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第50回・2009/12/08配信号)

【前略】

 株価が変動する要因は、いろいろあります。その要因のなかで比較的に株価
が上がる確率が高いと考えられるものに、業績が良くなっていくというものが
あります。

 企業の利益が継続的に増加していく。これは株価が上昇する一番、素直な条
件だと思います。しかし毎期、毎期着実に増収増益を続けている企業でも、毎
日のように株価は上下に変動し、相場環境によっては大きく下落することもあ
ります。

 だから株価に絶対はありませんが、一番素直に株価が上がる要因は何ですか
と質問されたら、多くの投資家は「企業が増収増益を今期も来期も続けていく
と期待されること」と回答する人が多いと思います。

【中略】

 しかし、過去に連続して業績をきちんと伸ばしてきた会社は、将来も業績を
伸ばしていく力を持っているであろう、という考え方は、かなり投資銘柄を選
別する場合に役に立つ考え方です。

 私は日本のバブル崩壊後の、日本の景気が右肩下がりに下落していく状況に
おいては、財務内容の良い、持っている資産(現・預金、投資有価証券、大都
市周辺にある簿価の安い不動産)に比べて時価総額が安い企業の株に好んで投
資し、利益を得てきました。

 業績が良くても、借金を多用した過大投資企業が、資金繰りに詰まり倒産す
る事例もあったので、用心して、倒産リスクの少ない企業を投資の対象として
いました。しかし、日本の景気が良くなって行くであろうと予想される200
7年時点では、むしろ業績を伸ばしていける企業に着目していました。

【中略】

 しかし、ポートフォリオの銘柄群は去年までのポートフォリオより資産背景
が豊かで、業績が良く、自分が株価の下落で、その企業の倒産などを心配して
不安になることにない企業ばかりになってきています。つまり株価を気にせず
に投資を続けられる企業がほとんどになってきました。もちろん将来の飛躍を
期待して、現在の見えている資産価値が低い高技術の株も一部所有しているの
は勿論のことですが、会社が事業をやめて資産を株主に分配するといった時点
で投資したときの価格以上の金額が配分され戻ってくると期待される企業が多
くなりました。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

★有料メルマガはこのほかにも特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が
 あります。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、海外での活躍を中心とし、円安やアベノミク
スの恩恵を受ける可能性が高く、好業績の優待企業を、研究銘柄として掲載し
ています。
 また、コラムでは、「リスクオンとリスクオフが毎日のように切り替わり、
日経平均225のような日本株の指数も個別株も乱高下の値幅が大きくなって
きているが冷静に個別株の動きを見ていると気づくことがある」と題し、外部
環境の変化による相場状況において、どのような心構えと選択肢があるか、自
身の投資行動を例に挙げながら考察しています。また、3月優待銘柄をいくつ
か挙げて、株価の動きなどを考察しています。
 今週金曜までに購読された方には、もれなく今週配信号も差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。

有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4234
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4244

過去サンプル(コラム)
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4222
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4235
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4245
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4256

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

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◆コラム「孫子の投資法 敵を知り己を知る その1」

 本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧くださ
い。 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482

■敵国を傷つけずにそのままで降伏させる■

◎およそ戦争の原則としては、敵国を傷つけずにそのままで降伏させるのが上
 策で、軍団を打ち破って屈服させるのはそれに劣る。(友好的M&Aをすべ
 き)

 孫子の兵法の根本原理は、<より少ないエネルギーで最大の効果を上げる>
ことにあります。できるだけ味方の損害を減らし、<力を使う代わりに「知恵」
を使わなければならない>ということです。

 したがって、ここでも述べられているように、相手を攻撃し屈服させるなど
という多大なエネルギーを費やすことは避け、相手が無傷のまま自ら降伏する
よう仕向けなければなりません。

 しかし、そんなことができるのか?一つの答えは、相手の急所を急襲して一
瞬にして勝利してしまうということです。この戦法は、相手を攻撃するという
よりは、<ごく一部の相手の急所が破綻することによって、小さな穴からダム
が決壊するように、敵自らの崩壊を生み出す>手法です。

 大事なのは、敵の急所がどこにあるのかを見極めることですから、その情報
を得るための諜報戦(スパイ活動)を孫子はとても重視し、本連載でも後半で
諜報戦について多くのことを語る予定です。

 もう一つは、<(北風と)太陽>戦略。北風がいくら吹き荒れようと旅人が
脱がなかったコートを、燦々と輝く太陽の暖かさでいとも簡単に脱がしたイソ
ップの逸話はあまりにも有名ですが、戦争・ビジネス・投資においても重要な
考え方です。

 ウォーレン・バフェットは敵対的買収をしないことで有名ですが、次々と大
型の買収を極めて有利な条件で実現させ、バークシャー帝国をさらに拡大して
います。

 なぜ、バフェットが有利な条件の買収案件を手に入れることができるのか?
それは彼が<買収した企業の経営には一切口を出さずに既存の経営陣に運営を
任せることを公言し、常にそれを実行>してきたからです。買収される側の企
業にとってバフェットの方針が好ましいのはいうまでもありません。ですから、
彼らは「是非バフェットさんに買っていただきたい」と、企業売却案件を次々
に持ち込みのです。つまり、バフェットは「太陽」ということです。

 それに対して多くの投資ファンドが北風戦略をとって、「売りたくないと言
っている企業の株式を無理やり買おう」とします。自社を売りたくない企業は、
様々な妨害(買収防衛策)を発動しますから、株価は当然跳ね上がります。そ
して、多くのファンドが必要以上の高値で企業を買収して、後で苦しむのです。
バフェットと敵対的買収を行うファンドとどちらが有利な条件で投資できるの
かは論じるまでもありません(念のため、高値で買収すると言っているファン
ドの申し出を、株主の承認を得ずに断る経営者はその会社の株主に対する背信
行為を行っていることになります。つまり、一般的な買収防衛策は株主に対す
る敵対的行為ということです)。

 もちろん企業買収に限らず、戦争でもビジネスでも投資でも<暖かい太陽の
日差しを降り注いで相手のコートを脱がしてしまう戦略>は、とても有効です。

(OH)

★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
 GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
 http://goo.gl/4KKYjG
 http://goo.gl/ePeowm
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著・発行:昇龍社
 http://goo.gl/cpGxPd
★The Roshi−老子81章・乱世を勝ち抜くための【決断】の書−
(戦う経営者・ビジネスマン・投資家のバイブル)大原浩著:発行:昇龍社
 の<Kindle版>が発刊されました。
 http://goo.gl/IY6ngi
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著
 http://goo.gl/8puj7E
★未来世紀エルサレム
 甘粕浩著
 http://goo.gl/UDss2z
★時空小説「ルンビニ」
 甘粕浩著書
 http://goo.gl/p3sE8I

☆大原浩の著書

◎企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
 抜く18のポイント(日本実業出版社)
 http://goo.gl/nrtqVO
◎『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
 http://goo.gl/1543MI
◎日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://goo.gl/ZIzYtF
◎「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)
 http://goo.gl/ESxbe
◎「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」(講談社)
 http://goo.gl/cMMhBY
◎「代表取締役平社員」(あいであ・らいふ)
 他多数。
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【お知らせ】

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)昇龍社<アマゾン・キンドル
 版>大原浩著
が発刊されました。
 http://goo.gl/iz1GUV

★本書は、ウォーレン・バフェットが、バークシャー・ハサウェイの株主に対
 して執筆している「バフェットからの手紙」の内容を深く理解するための本
 です。
 2013年の「バフェットからの手紙」のすべての内容と、それに関連する
 過去の「バフエットからの手紙」の内容を網羅していますが、単なる翻訳や
 枝葉末梢にこだわった解説書ではありません。バフェット流の深い部分を学
 ぶための本であることにご注意ください。

☆アマゾン・Kindle版の電子書籍は、専用端末をお持ちでなくても、ス
 マホやタブレットでプレイストアなどからKindle用アプリ(無料)を
 ダウンロードすることにより、簡単に読むことができます。

なお、バフェットの投資やビジネスに関する基本的な考え方は、拙著

★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://goo.gl/ZIzYtF
★企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
 抜く18のポイント(日本実業出版社)
 http://goo.gl/nrtqVO
★『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
 http://goo.gl/1543MI

 また、「バフェットが日本企業をどのような観点で分析するであろうか」と
いう点については、

★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
 GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
 http://goo.gl/4KKYjG http://goo.gl/ePeowm

 をご参照ください。

 本書が読者の皆様の「バフェット流」の理解のお役にたてば幸いです。

(OH)

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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/

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 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

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当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.kaijo.com/
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億の近道2014/02/25


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投資情報メールマガジン                   2014/02/25

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
    (本日の担当:石川臨太郎グルメ&投資家おーちゃん)

   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(96)」:石川 臨太郎
   ◆コラム「孫子の投資法 敵を知り己を知る その1」
        :グルメ投資家おーちゃん

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◆コラム「有料メルマガライブラリから(96)」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載い
たします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第50回・2009/12/08配信号)

【前略】

 株価が変動する要因は、いろいろあります。その要因のなかで比較的に株価
が上がる確率が高いと考えられるものに、業績が良くなっていくというものが
あります。

 企業の利益が継続的に増加していく。これは株価が上昇する一番、素直な条
件だと思います。しかし毎期、毎期着実に増収増益を続けている企業でも、毎
日のように株価は上下に変動し、相場環境によっては大きく下落することもあ
ります。

 だから株価に絶対はありませんが、一番素直に株価が上がる要因は何ですか
と質問されたら、多くの投資家は「企業が増収増益を今期も来期も続けていく
と期待されること」と回答する人が多いと思います。

【中略】

 しかし、過去に連続して業績をきちんと伸ばしてきた会社は、将来も業績を
伸ばしていく力を持っているであろう、という考え方は、かなり投資銘柄を選
別する場合に役に立つ考え方です。

 私は日本のバブル崩壊後の、日本の景気が右肩下がりに下落していく状況に
おいては、財務内容の良い、持っている資産(現・預金、投資有価証券、大都
市周辺にある簿価の安い不動産)に比べて時価総額が安い企業の株に好んで投
資し、利益を得てきました。

 業績が良くても、借金を多用した過大投資企業が、資金繰りに詰まり倒産す
る事例もあったので、用心して、倒産リスクの少ない企業を投資の対象として
いました。しかし、日本の景気が良くなって行くであろうと予想される200
7年時点では、むしろ業績を伸ばしていける企業に着目していました。

【中略】

 しかし、ポートフォリオの銘柄群は去年までのポートフォリオより資産背景
が豊かで、業績が良く、自分が株価の下落で、その企業の倒産などを心配して
不安になることにない企業ばかりになってきています。つまり株価を気にせず
に投資を続けられる企業がほとんどになってきました。もちろん将来の飛躍を
期待して、現在の見えている資産価値が低い高技術の株も一部所有しているの
は勿論のことですが、会社が事業をやめて資産を株主に分配するといった時点
で投資したときの価格以上の金額が配分され戻ってくると期待される企業が多
くなりました。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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 あります。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、海外での活躍を中心とし、円安やアベノミク
スの恩恵を受ける可能性が高く、好業績の優待企業を、研究銘柄として掲載し
ています。
 また、コラムでは、「リスクオンとリスクオフが毎日のように切り替わり、
日経平均225のような日本株の指数も個別株も乱高下の値幅が大きくなって
きているが冷静に個別株の動きを見ていると気づくことがある」と題し、外部
環境の変化による相場状況において、どのような心構えと選択肢があるか、自
身の投資行動を例に挙げながら考察しています。また、3月優待銘柄をいくつ
か挙げて、株価の動きなどを考察しています。
 今週金曜までに購読された方には、もれなく今週配信号も差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。

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詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

過去サンプル(研究銘柄)
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過去サンプル(コラム)
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4222
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4235
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4245
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4256

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
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◆コラム「孫子の投資法 敵を知り己を知る その1」

 本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧くださ
い。 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482

■敵国を傷つけずにそのままで降伏させる■

◎およそ戦争の原則としては、敵国を傷つけずにそのままで降伏させるのが上
 策で、軍団を打ち破って屈服させるのはそれに劣る。(友好的M&Aをすべ
 き)

 孫子の兵法の根本原理は、<より少ないエネルギーで最大の効果を上げる>
ことにあります。できるだけ味方の損害を減らし、<力を使う代わりに「知恵」
を使わなければならない>ということです。

 したがって、ここでも述べられているように、相手を攻撃し屈服させるなど
という多大なエネルギーを費やすことは避け、相手が無傷のまま自ら降伏する
よう仕向けなければなりません。

 しかし、そんなことができるのか?一つの答えは、相手の急所を急襲して一
瞬にして勝利してしまうということです。この戦法は、相手を攻撃するという
よりは、<ごく一部の相手の急所が破綻することによって、小さな穴からダム
が決壊するように、敵自らの崩壊を生み出す>手法です。

 大事なのは、敵の急所がどこにあるのかを見極めることですから、その情報
を得るための諜報戦(スパイ活動)を孫子はとても重視し、本連載でも後半で
諜報戦について多くのことを語る予定です。

 もう一つは、<(北風と)太陽>戦略。北風がいくら吹き荒れようと旅人が
脱がなかったコートを、燦々と輝く太陽の暖かさでいとも簡単に脱がしたイソ
ップの逸話はあまりにも有名ですが、戦争・ビジネス・投資においても重要な
考え方です。

 ウォーレン・バフェットは敵対的買収をしないことで有名ですが、次々と大
型の買収を極めて有利な条件で実現させ、バークシャー帝国をさらに拡大して
います。

 なぜ、バフェットが有利な条件の買収案件を手に入れることができるのか?
それは彼が<買収した企業の経営には一切口を出さずに既存の経営陣に運営を
任せることを公言し、常にそれを実行>してきたからです。買収される側の企
業にとってバフェットの方針が好ましいのはいうまでもありません。ですから、
彼らは「是非バフェットさんに買っていただきたい」と、企業売却案件を次々
に持ち込みのです。つまり、バフェットは「太陽」ということです。

 それに対して多くの投資ファンドが北風戦略をとって、「売りたくないと言
っている企業の株式を無理やり買おう」とします。自社を売りたくない企業は、
様々な妨害(買収防衛策)を発動しますから、株価は当然跳ね上がります。そ
して、多くのファンドが必要以上の高値で企業を買収して、後で苦しむのです。
バフェットと敵対的買収を行うファンドとどちらが有利な条件で投資できるの
かは論じるまでもありません(念のため、高値で買収すると言っているファン
ドの申し出を、株主の承認を得ずに断る経営者はその会社の株主に対する背信
行為を行っていることになります。つまり、一般的な買収防衛策は株主に対す
る敵対的行為ということです)。

 もちろん企業買収に限らず、戦争でもビジネスでも投資でも<暖かい太陽の
日差しを降り注いで相手のコートを脱がしてしまう戦略>は、とても有効です。

(OH)

★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
 GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
 http://goo.gl/4KKYjG
 http://goo.gl/ePeowm
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著・発行:昇龍社
 http://goo.gl/cpGxPd
★The Roshi−老子81章・乱世を勝ち抜くための【決断】の書−
(戦う経営者・ビジネスマン・投資家のバイブル)大原浩著:発行:昇龍社
 の<Kindle版>が発刊されました。
 http://goo.gl/IY6ngi
★客家大富豪に学ぶ【TAO・永遠の成功のための18法則】
 甘粕正著
 http://goo.gl/8puj7E
★未来世紀エルサレム
 甘粕浩著
 http://goo.gl/UDss2z
★時空小説「ルンビニ」
 甘粕浩著書
 http://goo.gl/p3sE8I

☆大原浩の著書

◎企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
 抜く18のポイント(日本実業出版社)
 http://goo.gl/nrtqVO
◎『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
 http://goo.gl/1543MI
◎日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://goo.gl/ZIzYtF
◎「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)
 http://goo.gl/ESxbe
◎「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」(講談社)
 http://goo.gl/cMMhBY
◎「代表取締役平社員」(あいであ・らいふ)
 他多数。
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【お知らせ】

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)昇龍社<アマゾン・キンドル
 版>大原浩著
が発刊されました。
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★本書は、ウォーレン・バフェットが、バークシャー・ハサウェイの株主に対
 して執筆している「バフェットからの手紙」の内容を深く理解するための本
 です。
 2013年の「バフェットからの手紙」のすべての内容と、それに関連する
 過去の「バフエットからの手紙」の内容を網羅していますが、単なる翻訳や
 枝葉末梢にこだわった解説書ではありません。バフェット流の深い部分を学
 ぶための本であることにご注意ください。

☆アマゾン・Kindle版の電子書籍は、専用端末をお持ちでなくても、ス
 マホやタブレットでプレイストアなどからKindle用アプリ(無料)を
 ダウンロードすることにより、簡単に読むことができます。

なお、バフェットの投資やビジネスに関する基本的な考え方は、拙著

★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://goo.gl/ZIzYtF
★企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見
 抜く18のポイント(日本実業出版社)
 http://goo.gl/nrtqVO
★『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)
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 また、「バフェットが日本企業をどのような観点で分析するであろうか」と
いう点については、

★GINZAX30社! 大原浩著 昇龍社<Kindle版>
(上巻)+(下巻)
 GINZAXグローバル経済・投資研究会・代表大原浩著
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 をご参照ください。

 本書が読者の皆様の「バフェット流」の理解のお役にたてば幸いです。

(OH)

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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
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ここからの株高の条件

 日経平均株価は昨年末の高値16320円から2月5日の安値13995円まで14.2%下落した後、先週末は14800円台となって半値戻り15100円台を試そうとしていますが、基本的にはまだ調整局面と受け取れます。昨年末の動きがあっての調整で期待外れになっていますが、日本株(指数)は為替に連動して動きますので、全体相場の上昇には円安傾向が続くことが必要です。

 東証1部市場はPERが15倍程度、PBR1.4倍、配当利回り1.6%という評価がされていますが、ここからの株高の条件はそれぞれの企業で来期以降も業績の向上が続くのかという点にあります。特に為替の円安傾向は輸出関連企業の収益を押し上げると考えられますので、そうした傾向が見えれば日経平均の上昇につながると期待されます。

 ただ、全体相場が調整傾向にあるのは米国の量的緩和の縮小が契機になっています。外国人投資家が安倍首相の靖国参拝問題や慰安婦問題などで中韓との外交関係悪化を気にしているという指摘もあるでしょうし、著名投資家の日本株売りの動きも契機になったのかも知れません。

 これまでの1年以上にも及ぶ株高は日米の金融市場で量的緩和策が打ち出された結果、お金が実物経済よりも金融市場、とりわけ株式市場になだれ込んだことが背景になっています。米国や日本は失業率の改善につながってはいますが、欧州は相変わらずドイツを除けば高失業率で、景気が悪いにも関わらず、株価だけが上がっているというバブル現象が見られます。

 日本株は高値から14%の下落とやや大きな調整率になっていますが、米国株も欧州株もまだ堅調なものの、やや先行きに不安が台頭しています。

 お隣の韓国でも景気のリード役となっているサムスンや現代の業績が停滞し、不況色が強まっており失業率が高まる中、株価は堅調な動きが続いてきました。

 米国のFRBの量的緩和の縮小が新興国も含めて各国株式市場からの資金引き揚げとなり、巻き戻しの動きにつながるとの見方が出てきています。

 中国ではシャドーバンキングの存在がクローズアップされており、砂上の楼閣のようなプロジェクト崩壊が懸念されており、現在のGDP7.7%成長への信頼感はなく、実体は不明で今後の極端な経済停滞が生じる懸念も指摘されています。これは中国共産党による一党独裁体制の崩壊にもつながりかねないという指摘もあります。

 英国や米国での量的緩和のマネーが不景気の真っ只中にあるデフレ経済下の世界の株式市場に入っていて、これが新興国も含めた世界の株高につながってきましたが、今後は量的緩和の縮小で、何らかのショック安を伴う調整につながる可能性が指摘され始めています。

 ソチオリンピックが閉会式を迎える中、安倍首相がプーチン大統領と行った首脳会談では今秋のプーチン大統領の訪日がスケジュールとして決まりました。

 安倍首相はアベノミクス効果が消費税増税で薄れることを避けるために様々な施策を打ち出す可能性があります。

 ロシアとの北方領土交渉でのドラスチックな進展、中国や韓国を見据えたロシアとの109年ぶりの条約締結など新たなプラス材料が株式市場にもたらされるのか要注目です。ロシアとの北方領土をめぐる条約締結は中国とロシアの関係は微妙な仲なので、中国との尖閣問題や韓国との竹島問題へのけん制になります。

 ネットの世界では様々なことが語られていて株式市場にも影響をもたらしています。

 百花繚乱の評論家の議論ですが、青山茂晴、宮崎正弘、三橋貴明などのオピニオンリーダーの発言が多少影響しているような気もします。株価は上がるか下がるかのどちらかに振れます。株高のシナリオが描けないのであればそれに向けた運用スタンスを持つしかありません。調整局面が続くのであれば現金ポジションを高めるか割安感の顕著なバリュー株への投資(現金で現金を買う発想)に注力する必要があります。

 日本株は基本的に為替連動の変動をしていますが、日本の地政学的位置(隣国に韓国や中国がある)を懸念した外国人投資家は日本から欧米市場などにお金をシフトしたりして、余剰資金が株式市場に入って欧州や米国市場の株価上昇が続いていますが、今後はどこかのタイミングで量的緩和が縮小していくと資金は各市場から引き揚げられる可能性があります。日本はアベノミクス3本の矢のうち成長戦略、規制緩和がなかなか有効に機能しておらず、今後は安倍政権の支持率低下が気になってきます。

 ただ、最も効果のある日本での量的緩和策は景気回復に向け継続することになりますので株式相場の下値は限定されるものと思われますが、海外マネーの動向から上値もしばらくは限定される可能性があります。本格的な株高に至るまでにはまだ時間を要すのかも知れませんが、3月の配当取りなどを経て3月決算の発表待ちまで戻り相場を楽しむことにしましょう。

(炎)

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本番を迎える東京オリンピック相場?


 東京オリンピックの開催は6年後の2020年となるが、日本の株式相場は開催決定時に先取りをした格好となり、その後は調整気味です。

 それはピーク時に80兆円あった建設投資額が40兆円まで落ち込んだことで建設従事者の人手不足が顕著となり新たに従事しようとする若年専門職工が業界から離れてしまい、にわかに受注増が見られても集めるのに苦労していることが背景になっているように思われます。

 関連銘柄ではゼネコン株が受注の増加が顕著に見られる中、工事のクオリティが低下するなどの問題が露呈。三菱地所を施主とした都内のマンション工事で大手ゼネコン鹿島が配管工事にありえないミスが生じ、賠償請求を受けるなどの信じられない出来事が起きているなど、急激な変化に人材面での対応が追い付かないといった現象がネックとなっています。

 一方で工事の現場監督派遣事業でニーズが高まっている夢真ホールディングスの今期の採用者数は前期の1233名から1600名へと3割の人員増強を図る予定で、月次の採用数が拡大しており、急成長が見られます。

 大手ゼネコンは採算重視で受注を絞っていますが、それでも第3四半期までの受注は下記の通り、それぞれ30%前後の大幅な伸びを示しています。

大成建(1801)+29.8%
大林組(1802)+27.9%
清水建(1803)+29.9%
鹿島(1812) +39.7%

 労務費の高騰や資材高が今後の収益にマイナスの影響をもたらすと見方で景気対策による受注増が収益拡大にどの程度寄与するかは不透明で各社とも収益水準はまだ低い状況です。また来期以降の受注動向も今期のように大きく伸びるかどうかは不透明ながら消費税の増税後の景気対策もあり高水準な建設投資が期待される点が注目ポイントで今後は復興需要に加え、国土強靭化対応、オリンピックに向けた民間投資の高まりが期待されます。

 熊谷組や前田建設、三井住友、西松建、戸田建などの準大手ゼネコン、飛島建、銭高組、松井建、不動テトラ、大末建、鉄建、大豊、ナカノフドーなど中堅ゼネコンも第3四半期までの受注増が顕著です。

 こうしたゼネコンの受注増加が来期にかけて業界各社の収益向上につながるかに注目が寄せられます。

 このほかテノックス(1905)のように基礎工事事業に特化した企業の受注も堅調。同社は通期業績の修正を行っています。

 関連各社とも株価は大きく上昇していますが、ここに来て多くのゼネコン株には調整の動きが見られます。6年後の東京オリンピック開催に向けた収益向上を背景にした株高トレンドが維持できるか、引き続き注目しておきたいところです。

 建設投資の拡大基調への転換が20年ぶりに起きている点から建設株も20年タームでの視点での見直しが期待されます。


【参考銘柄】

1.飛島建設(1805)

 第3四半期累計受注高928億55百万円(+28.1%)
 通期受注高1130億円(+5.1%)
 ⇒第3四半期において1030億円から100億円増額し1130億円に
 ⇒通期の業績は不変

【要約】
 土木主体の老舗建設会社、防災のトビシマとして定評。1883年に飛嶋文次郎氏が福井で創業。今年で創業131周年を迎え、設立からは67周年を迎えようとしている老舗のみずほ(かつての芙蓉グループ)系建設会社。土木が主体で防災関連に強み。「トグル制震構法」で耐震補強に強み。かつては準大手ゼネコンとしての規模を有し、株式市場でも人気銘柄の一つでしたが、バブル崩壊の影響で金融支援を3度受けるなど苦境に陥ったことで、経営再建中ということもあり、財務体質がぜい弱となっています。経営再建中ながら技術力には定評があり、「防災のトビシマ」として知られています。

 熊谷組と前田建設は飛島組(現在の同社)から独立してできた企業です。ですからバブル崩壊後の経営再建の中で2005年4月に熊谷組と経営統合するという話もありましたが、2004年にその経営統合は白紙となり自主再建の道を歩みました。年商1,000億円以上、従業員数1,000名以上という規模を維持しながら業績の浮上を待っている状態で、国土強靭化計画の実現に不可欠な技術力を備えており、今後の活躍が期待されます。復興需要を取り込みながら東京オリンピック開催に伴う社会インフラ構築のための新たな需要に期待が寄せられます。

 2014年3月期第3四半期の業績は受注が想定を上回っているほか、工事収益の改善や販売用不動産の売却などで堅調です。下期も採算の改善が進み、通期の営業増益が期待されます。例年通り今期も第4四半期に業績が偏重していますが、単体の第3四半期受注は前年同期比28%増と好調です。資機材高や人件費高などのネガティブ要因を克服できれば、来期以降も業績の拡大傾向が続くと期待されます。

【評価】
 同社の上場は第1回東京オリンピックが開催される3年前の1961年ですが、その後、高度経済成長時代の中で絶えず景気浮揚策として打ち出されてきた財投関連株としての位置づけを持ち、日本の高度成長の恩恵を受けて発展を続けてきました。バブル経済のピークには株価は1930円という異常な水準にまで上昇しましたが、その後の株価は有利子負債が膨らんだ公共投資関連株、ゼネコン株へのネガティブ評価が見られ、同社株もそうした流れの中で株価低迷が長期にわたって続きました。リーマンショック時の2008年には株価は10円という倒産寸前の水準まで売られましたが、その後は上昇傾向にあります。

 東北大震災後の復興需要の高まりやアベノミクスの成長戦略の一環としての国土強靭化計画、2020年の第2回東京オリンピックの開催決定など同社にとってはフォローの風が吹き始めており、中長期的な業績の浮上とともに株価の上昇が期待されます。なお、同社が経営再建を図るために優先株の発行で資金調達を行った結果、株式に希薄化が見られます。このため、株価の上昇のためには一段の業績向上が求められます。

時価:151円 時価総額:197億円
昨年高値204円(10月)同安値94円(6月)
直近安値138円(2月4日) 直近高値165円(2月13日)


2.テノックス(1905)

 第3四半期累計受注高157億15百万円(+9.2%)
 通期受注高210億円(+6.0%)

【要約】
 1970年に設立された建設基礎工事会社。10頭の雄牛(テンオックス)に由来して社名が命名されたとされる。主力工法はテノコラムという地盤改良工法で戸建住宅から高層建築物まで25,000件以上の実績を有しています。技術開発に注力しており、その改良版として開発したテノコラムECOが最大50%の残土量削減に貢献し、市場での評価を高めています。環境保護や経済性(基礎工事のコストを30%削減)に優れた工法として注目されています。こうした技術基盤の下、東北大震災の復興工事の需要具現化や耐震化、液状化対応など今後の業績向上が期待されます。

 技術テーマは首都直下型地震で懸念される液状化問題への対応、耐震免震構造物向け高支持力、建設残土低減など。戸建住宅向け地盤改良工法「ピュアパイル」の市場認知度向上に加え、旭化成建材と共同開発したATT(アットコラム)が販売開始から10年でついにテイクオフ。今上期は昨年度に比べ30%の施工量の増加が見られます。新日鉄住金との共同開発品である建築用新型鋼管杭工法「TN−X」の用途開発も進展中。環境は追い風で品質、信用力が増す中で2期続いた赤字を前期より脱して業績の拡大傾向が見られます。今期の通期業績は施工効率の改善、原価低減、経費圧縮によって期初計画の予想経常利益5億円を7億円に中間期で上方修正しましたが、2月12日付で更に10億円へと上方修正しました。
 なお、同社では業績連動型の配当政策を打ち出しており、この見通しが達成された場合は増配も期待されます。

【評価】
 同社の上場は日本経済がバブルの崩壊で低迷する入り口とも言える1991年11月で、その直後に8,700円(推定時価総額500億円以上)という高値をつけましたが、その後は長期低迷を余儀なくされました。2003年には175円(時価総額約13億円)まで株価水準が下落し、その後も公共投資削減傾向の中で2012年まで200円台で低迷を続けてきました。アベノミクス効果から昨年末よりようやく株価は上向いており、先週も業績の上方修正を背景に上昇し高値で終わっています。ただ、まだPBRは0.4倍台にしか過ぎず、評価不足が顕著です。

 第3四半期現在の保有現預金は53.2億円で有利子負債5.6億円を差し引いても47.5億円の現預金を保有しており41億円余りの時価総額はまだ割安だと判断されます。しかも自己株式を79万株余り保有しており、実質的な時価総額は37億円程度にしか過ぎません。時価総額が実質保有現預金並みとすれば株価は700円程度となります。業績向上に連動して増配が期待されているほか、東北復興関連、東京オリンピック関連としての位置づけから20年タームでの評価見直しが期待されます。なお、提携先の太洋基礎工業(1758)とは相互の株式持ち合いを行っており、同社は昨年11月に自己株式102万株のうち23万株を一株420円で譲渡。一方で、同社は太洋基礎工業の株式10万株を保有しています。

(炎)

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