為替市場動向〜夏休みでエネルギー注入できるか?7月相場振り返り〜

 7月も最終日。今月は、猛暑、豪雨と気候の異常さに自然の脅威を感じた月でした。被害に合われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 7月のマーケットは、前半からリスク選好度が持ち直しましたが、後半には失速。参院選直前に15,000円直前まで上昇した日経平均株価も頭打ち。月の始値に近いところで引けると5,6,7月の月足は面白い形状になります。大暴れ相場も、夏休みをとって、エネルギー注入が必要かもしれません。割安見直しが言われた日本株も企業業績や市場環境の大きな変化がなければ、大半の銘柄はもはや割安ではない、と言うことでしょうか。

 7月のドル・円相場は、99円22銭に始まり、米国の好調な雇用統計を受けて、101円台乗せがあったものの、その後、FRBバーナンキ議長の「緩和継続は状況次第」発言で98円台に戻し、レンジ内取引が続いています。月レンジは東京マーケット31日昼時間帯時点では現在値98円がらみの水準、始値99円22銭、高値101円53銭、安値97円64銭。終値に関しては、本日31日の米国時間帯に、米国の主要経済統計(民間会社による雇用統計、第2四半期のGDP)に加えて、FOMC(連邦公開市場委員会)の終了後の声明文が出るため、ぶれる可能性があります。とは言え、大きな陽線が出るとは考えづらく、6月に引き続き陰線引けになりそうです。株価同様、昨年から大きな変動をしてきた相場が、一度収斂されてきているようです。

 7月の対米ドルでの主要通貨パフォーマンスで、マイナスだったのは新興国通貨でした。

 ブラジル・レアルは、マイナス2.3%強下落、他の新興国通貨に加えて、豪ドルも2%近い下落。新興国通貨が、マネー流出で下げた一方で、豪ドルは中央銀行による更なる利下げ方針を根拠に売られています。

 逆に対ドル上昇通貨は、ノルウエークローネの2.62%を筆頭に、日本円を含むその他の主要、準主要通貨で、1〜2%の上昇でした。

 米国の主な貿易国に対するバスケット通貨指数である「ドル指数」は、7月9日の84.753を高値に、10日のバーナンキ発言(状況次第で緩和継続)を機に下落、直近では200日移動平均(81.534)でぎりぎりサポートされている81.88水準。月足は陰線引けの可能性が高そうです。

 ドル指数の対価の中で最も比重が高い通貨はユーロです。ポルトガルやスペインの政治リスク、ギリシャ支援が小出しになったこと、一部格付け機関のフランス国債格下げなどネガテイブ要因も多くあり、もたつき感はありますが、ドイツをはじめ、ユーロ圏の景況感が予想以上に回復している指標が多く見られましたこともポジテイブ・サプライズでユーロの安定につながりました。

 一方、ユーロを支えた要因として、欧州中央銀行が初めて導入した先行きガイダンス「フォワード・ガイダンス」への評価があげられます。今後の金融政策への柔軟な時間軸を示したもので、政策金利が現状と同じ、又はより低い水準で長期間続くと予想する、として明確な日程は示さないものの、政策当局の意図を市場に伝えるという意味で、信頼獲得に功を奏したとの評価です。粛々と低金利と緩和を続け、その間に景気回復、財政改善、金融システム再構築などに取り組んでいく姿勢を示した、と受け止められます。

 粛々と、と言えば、我が日本の中央銀行、日銀も粛々とマネタリーベースの倍増に努めています。消費税増税が決定した場合に景気悪化を防ぐための更なる金融政策(またまた金融政策頼み?)を期待する向きもあるようですが、4月から開始された、これまでに例を見ない異次元緩和の効果を見るには未だ早いようにも思います。

 7月の日本国債相場は、久しぶりに(価格ベースで)陽線引けの様相。国債から株式へ、が一時休止。国債の月間投資収益の4ヶ月ぶりのプラスが今後の景況感への不透明感と見るのは早計かもしれません。しかし、ねじれ解消で安堵することなく、安倍政権、スピード感を持ってインパクトある政策を出すのは「今でしょう?」との催促にも聞こえます。

 ドル・円相場を考える上で、金利差の影響は重要な要素です。バーナンキ発言後に低下した米国の長期金利は、このところじわじわ上昇。10年もので直近2.60%まで戻してきました。一方の、円金利は国債利回りの低下で10年ものは0.80%割れで推移しています。直近の相場では、相関性が薄れてはいますが、中期的ドル高要因として見逃せません。

 日本の物価連動債と同期間の国債から割り出す期待インフレ率は、2年もので1.81%、3年1.7%、5年1.32%と、6カ月平均値を上回っています。消費者物価は、食料とエネルギーを除くと脱デフレには、まだ時間がかかりそうですが、日銀の地味な努力が功を奏する時も遠くないのではないか、と願っています。

 円サイドの現在の材料は、直ぐにドル円3ケタ相場を支えるには新鮮味に欠けています。
 一方の米ドルサイドの材料は、6月の経済指標が政府支出の下げなどの影響もあり、予想以下のものに反応していますが、個人消費、住宅市場、景況感指数に見る底堅さは米国経済の復調を示していると思います。米国債市場の利回り上昇にそれが表れているのではないでしょうか。
 基本的には、ドル高相場が時間と調整を交えながら進むと考えます。

 今後の市場の注目は、9月に移っていくものと思われます。9月の米国FOMCは緩和策縮小するかどうかで超注目、また次期FRB議長人事も注目度が高まるでしょう。ドイツでは総選挙、日本では来年の消費税導入について総理の決断が出ているか?!

 注目の9月を前に、8月は通常でも夏枯れと言われますが、流動性が減る分、嵐になるときも多いので、天候の急変には気をつけたいものです。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

*7月31日13時頃執筆。
 本号の情報は7月30日のニューヨーク市場の終値レベルを基本的に引用、
 記載内容は参考情報として記しています。

式町 みどり拝

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2013/07/31


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投資情報メールマガジン                  2013/07/31号
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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)

    ◆コラム「為替市場動向〜夏休みでエネルギー注入できるか?
         7月相場振り返り〜」:式町みどり

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◆コラム「為替市場動向〜夏休みでエネルギー注入できるか?
     7月相場振り返り〜」

 7月も最終日。今月は、猛暑、豪雨と気候の異常さに自然の脅威を感じた月
でした。被害に合われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 7月のマーケットは、前半からリスク選好度が持ち直しましたが、後半には
失速。参院選直前に15,000円直前まで上昇した日経平均株価も頭打ち。
月の始値に近いところで引けると5,6,7月の月足は面白い形状になります。
大暴れ相場も、夏休みをとって、エネルギー注入が必要かもしれません。割安
見直しが言われた日本株も企業業績や市場環境の大きな変化がなければ、大半
の銘柄はもはや割安ではない、と言うことでしょうか。

 7月のドル・円相場は、99円22銭に始まり、米国の好調な雇用統計を受
けて、101円台乗せがあったものの、その後、FRBバーナンキ議長の「緩
和継続は状況次第」発言で98円台に戻し、レンジ内取引が続いています。月
レンジは東京マーケット31日昼時間帯時点では現在値98円がらみの水準、
始値99円22銭、高値101円53銭、安値97円64銭。終値に関しては、
本日31日の米国時間帯に、米国の主要経済統計(民間会社による雇用統計、
第2四半期のGDP)に加えて、FOMC(連邦公開市場委員会)の終了後の
声明文が出るため、ぶれる可能性があります。とは言え、大きな陽線が出ると
は考えづらく、6月に引き続き陰線引けになりそうです。株価同様、昨年から
大きな変動をしてきた相場が、一度収斂されてきているようです。

 7月の対米ドルでの主要通貨パフォーマンスで、マイナスだったのは新興国
通貨でした。

 ブラジル・レアルは、マイナス2.3%強下落、他の新興国通貨に加えて、
豪ドルも2%近い下落。新興国通貨が、マネー流出で下げた一方で、豪ドルは
中央銀行による更なる利下げ方針を根拠に売られています。

 逆に対ドル上昇通貨は、ノルウエークローネの2.62%を筆頭に、日本円
を含むその他の主要、準主要通貨で、1〜2%の上昇でした。

 米国の主な貿易国に対するバスケット通貨指数である「ドル指数」は、7月
9日の84.753を高値に、10日のバーナンキ発言(状況次第で緩和継続)
を機に下落、直近では200日移動平均(81.534)でぎりぎりサポート
されている81.88水準。月足は陰線引けの可能性が高そうです。

 ドル指数の対価の中で最も比重が高い通貨はユーロです。ポルトガルやスペ
インの政治リスク、ギリシャ支援が小出しになったこと、一部格付け機関のフ
ランス国債格下げなどネガテイブ要因も多くあり、もたつき感はありますが、
ドイツをはじめ、ユーロ圏の景況感が予想以上に回復している指標が多く見ら
れましたこともポジテイブ・サプライズでユーロの安定につながりました。

 一方、ユーロを支えた要因として、欧州中央銀行が初めて導入した先行きガ
イダンス「フォワード・ガイダンス」への評価があげられます。今後の金融政
策への柔軟な時間軸を示したもので、政策金利が現状と同じ、又はより低い水
準で長期間続くと予想する、として明確な日程は示さないものの、政策当局の
意図を市場に伝えるという意味で、信頼獲得に功を奏したとの評価です。粛々
と低金利と緩和を続け、その間に景気回復、財政改善、金融システム再構築な
どに取り組んでいく姿勢を示した、と受け止められます。

 粛々と、と言えば、我が日本の中央銀行、日銀も粛々とマネタリーベースの
倍増に努めています。消費税増税が決定した場合に景気悪化を防ぐための更な
る金融政策(またまた金融政策頼み?)を期待する向きもあるようですが、4
月から開始された、これまでに例を見ない異次元緩和の効果を見るには未だ早
いようにも思います。

 7月の日本国債相場は、久しぶりに(価格ベースで)陽線引けの様相。国債
から株式へ、が一時休止。国債の月間投資収益の4ヶ月ぶりのプラスが今後の
景況感への不透明感と見るのは早計かもしれません。しかし、ねじれ解消で安
堵することなく、安倍政権、スピード感を持ってインパクトある政策を出すの
は「今でしょう?」との催促にも聞こえます。

 ドル・円相場を考える上で、金利差の影響は重要な要素です。バーナンキ発
言後に低下した米国の長期金利は、このところじわじわ上昇。10年もので直
近2.60%まで戻してきました。一方の、円金利は国債利回りの低下で10
年ものは0.80%割れで推移しています。直近の相場では、相関性が薄れて
はいますが、中期的ドル高要因として見逃せません。

 日本の物価連動債と同期間の国債から割り出す期待インフレ率は、2年もの
で1.81%、3年1.7%、5年1.32%と、6カ月平均値を上回ってい
ます。消費者物価は、食料とエネルギーを除くと脱デフレには、まだ時間がか
かりそうですが、日銀の地味な努力が功を奏する時も遠くないのではないか、
と願っています。

 円サイドの現在の材料は、直ぐにドル円3ケタ相場を支えるには新鮮味に欠
けています。
 一方の米ドルサイドの材料は、6月の経済指標が政府支出の下げなどの影響
もあり、予想以下のものに反応していますが、個人消費、住宅市場、景況感指
数に見る底堅さは米国経済の復調を示していると思います。米国債市場の利回
り上昇にそれが表れているのではないでしょうか。
 基本的には、ドル高相場が時間と調整を交えながら進むと考えます。

 今後の市場の注目は、9月に移っていくものと思われます。9月の米国FO
MCは緩和策縮小するかどうかで超注目、また次期FRB議長人事も注目度が
高まるでしょう。ドイツでは総選挙、日本では来年の消費税導入について総理
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と題して、決算発表直後の短絡的な投資行動を諫める内容を、自身の行動から
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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「投資していたときに感じたこと」==
  (有料メルマガ第93回・2010/10/5配信号)


【前略】

 いままでもコラムに書いたことですが、株式市場というのは、株式会社が事業を遂行するために資金を調達するための機能を果しています。企業が事業資金を調達する方法は、株式を発行し、これを投資家に買ってもらうという方法があります。投資家が投資した資金は企業の自己資金となり、借入のように貸主に返す必要はありません。

 しかし株式に一旦投資したら、そのお金を別なことに使う必要が出来たとき返してもらえないというのでは、投資家は投資に二の足を踏んでしまいます。そこで株に投資した資金を使いたくなったとき、別の投資家に株を売って、投資した資金を回収する場所が必要になります。その役目を果たしているのが株式市場です。

 株式市場では多くの株が売買されています。その売買を活発に行なわせる大切な仕組みが、株価が変動して、うまく売買すれば一攫千金を狙えるかもしれないという射幸心です。

 株価が右肩上がりに上がり続け、下がることがないならば、そんな株を売ろうという人はいないでしょう。よほどお金が必要な人以外は売りません。そうすると、その株を買いたい人がいても、買えません。
 では下がり続ける株を買う人はいるでしょうか。そんな損をすることがわかりきっている株を買おうという人も、普通はいないと思います。

 株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がるかもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほうが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるからこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家に与えているわけです。

 ただ、株が上がるか下がるかは、誰にも分かりません。その株が現在より上がると考える投資家の数が、下がると考える投資家の数より多ければ、株価は高くなっていきます。買いたい人の数が多ければ野菜市場や魚市場で、セリで価格が上がっていくのと同じことが株式市場でも起こるのです。

 魚や野菜などの商品は、誰かに消費され、無くなっていきます。ところが株は、その企業が倒産しないかぎり、基本的には存在します(自社株消却など株数が減ることはありますが、特別なことをしなければ存在し続けるわけです)。

 そして企業の業績や景気動向、地震や台風などでおきる自然災害、テロや戦争や事故などによる人災でも、企業の株が上がるか下がるかの判断が、常に変化していきます。投資家の考えが変ることで、市場で売買が発生し、株価が変動していきます。

 株式市場では株価が毎日変動しています。そのために自分の投資額が増えたり減ったりしていきます。そのためにストレスが発生し、精神的に弱い投資家はストレスに負けて、資産を減らして、市場から去っていきます。レバレッジ(借金)を利用した投資で、自己資金以上の借金を負い、負債を抱えて市場から強制退場させられる投資家も少なくありません。また、流動性の少ない小型株(新興市場の株ばかりでなく、東証第一部の株でも、流動性が小さい株はあります)では、資金力のある大口の投資家の投資行動によって、株価が影響を受けます。強い大口の投資家が、小口で弱い投資家から資金を簒奪しているように感じられることも、よく起こります。

 ビジネスも競争です。それと同じような意味で株式投資も投資家間の競争である。そのような意味合いを否定しきることは出来ません。だから個人投資家は、用心に用心を重ね、精神的にも自分を鍛え、無謀な投資をしないという克己心を身につけていかなければならないと考えています。

 そして私のようにサラリーマンを卒業して、資産運用の収益で生活費を稼がなければならない人間には、レバレッジをかけた借金投資などは危険すぎると感じて、絶対に手を出しません。

 購読者の方は、まだ株式投資以外にサラリーなど別の収入の手段を持っている方がほとんどだと思います。でもいずれ歳をとり、仕事から引退すれば、私と同じ経済環境になると思います。そのときは資産価値だけ高くても、配当や優待など株主還元をしてくれない企業への投資だけでは、投資している株を売ってキャピタル・ゲインを得なければ生活費を稼ぐことができません。つまり時価よりも資産価値が高く、割安な株で持ち続けたくても生活費を稼ぐために売らなければならないわけです。配当や優待をくれる株ならば、インカム・ゲインが生活費となり安定的な生活を支えてくれます。

 これからも資産価値が高く、収益力があり、株主還元もしっかりしてくれるバリュー株を基本にして、業績が伸びていき株価が上がっていきそうな企業を見つけて、研究銘柄としていこうと考えています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(71)」:石川 臨太郎

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==「投資していたときに感じたこと」==
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【前略】

 いままでもコラムに書いたことですが、株式市場というのは、株式会社が事
業を遂行するために資金を調達するための機能を果しています。企業が事業資
金を調達する方法は、株式を発行し、これを投資家に買ってもらうという方法
があります。投資家が投資した資金は企業の自己資金となり、借入のように貸
主に返す必要はありません。

 しかし株式に一旦投資したら、そのお金を別なことに使う必要が出来たとき
返してもらえないというのでは、投資家は投資に二の足を踏んでしまいます。
そこで株に投資した資金を使いたくなったとき、別の投資家に株を売って、投
資した資金を回収する場所が必要になります。その役目を果たしているのが株
式市場です。

 株式市場では多くの株が売買されています。その売買を活発に行なわせる大
切な仕組みが、株価が変動して、うまく売買すれば一攫千金を狙えるかもしれ
ないという射幸心です。

 株価が右肩上がりに上がり続け、下がることがないならば、そんな株を売ろ
うという人はいないでしょう。よほどお金が必要な人以外は売りません。そう
すると、その株を買いたい人がいても、買えません。
 では下がり続ける株を買う人はいるでしょうか。そんな損をすることがわか
りきっている株を買おうという人も、普通はいないと思います。

 株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がる
かもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほ
うが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるか
らこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家
に与えているわけです。

 ただ、株が上がるか下がるかは、誰にも分かりません。その株が現在より上
がると考える投資家の数が、下がると考える投資家の数より多ければ、株価は
高くなっていきます。買いたい人の数が多ければ野菜市場や魚市場で、セリで
価格が上がっていくのと同じことが株式市場でも起こるのです。

 魚や野菜などの商品は、誰かに消費され、無くなっていきます。ところが株
は、その企業が倒産しないかぎり、基本的には存在します(自社株消却など株
数が減ることはありますが、特別なことをしなければ存在し続けるわけです)。

 そして企業の業績や景気動向、地震や台風などでおきる自然災害、テロや戦
争や事故などによる人災でも、企業の株が上がるか下がるかの判断が、常に変
化していきます。投資家の考えが変ることで、市場で売買が発生し、株価が変
動していきます。

 株式市場では株価が毎日変動しています。そのために自分の投資額が増えた
り減ったりしていきます。そのためにストレスが発生し、精神的に弱い投資家
はストレスに負けて、資産を減らして、市場から去っていきます。レバレッジ
(借金)を利用した投資で、自己資金以上の借金を負い、負債を抱えて市場か
ら強制退場させられる投資家も少なくありません。また、流動性の少ない小型
株(新興市場の株ばかりでなく、東証第一部の株でも、流動性が小さい株はあ
ります)では、資金力のある大口の投資家の投資行動によって、株価が影響を
受けます。強い大口の投資家が、小口で弱い投資家から資金を簒奪しているよ
うに感じられることも、よく起こります。

 ビジネスも競争です。それと同じような意味で株式投資も投資家間の競争で
ある。そのような意味合いを否定しきることは出来ません。だから個人投資家
は、用心に用心を重ね、精神的にも自分を鍛え、無謀な投資をしないという克
己心を身につけていかなければならないと考えています。

 そして私のようにサラリーマンを卒業して、資産運用の収益で生活費を稼が
なければならない人間には、レバレッジをかけた借金投資などは危険すぎると
感じて、絶対に手を出しません。

 購読者の方は、まだ株式投資以外にサラリーなど別の収入の手段を持ってい
る方がほとんどだと思います。でもいずれ歳をとり、仕事から引退すれば、私
と同じ経済環境になると思います。そのときは資産価値だけ高くても、配当や
優待など株主還元をしてくれない企業への投資だけでは、投資している株を売
ってキャピタル・ゲインを得なければ生活費を稼ぐことができません。つまり
時価よりも資産価値が高く、割安な株で持ち続けたくても生活費を稼ぐために
売らなければならないわけです。配当や優待をくれる株ならば、インカム・ゲ
インが生活費となり安定的な生活を支えてくれます。

 これからも資産価値が高く、収益力があり、株主還元もしっかりしてくれる
バリュー株を基本にして、業績が伸びていき株価が上がっていきそうな企業を
見つけて、研究銘柄としていこうと考えています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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と題して、決算発表直後の短絡的な投資行動を諫める内容を、自身の行動から
書いているほか、今後の投資テーマに関して、マクロ的視点も含めて言及して
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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)

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順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
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JUGEMテーマ:株・投資



農業と銀行

 アベノミクスの重点テーマの一つが農業。株式市場でも農業関連銘柄への関心が高まる中で、金融機関において農業への支援策を打ち出そうとしています。とりわけ、地銀の取り組みが目につきます。

 農業の再生が地方経済にとって重要な課題であり、地方経済を支える農業がTPP問題に揺れる日本経済にとっても重要なテーマになることは否定できません。
 本日は農業ベンチャー、ナチュラルアートの鈴木社長からの報告(トマト銀行について)を参考までに掲載しておきますのでご参照下さい。


【農業への取り組みを見せる地銀】

秋田銀行(8343)
 農業の販路開拓を積極支援
 時価266円 時価総額516億円 直近株価レンジ222−288円

山形銀行(8344)
 秋田銀、青森銀、岩手銀と共同で6次産業化ファンドを創設
 時価412円 時価総額709億円 直近株価レンジ353−454円

岩手銀行(8345)
 東北6次産業化サポート投資事業有限責任組合に2.4億円出資
 時価4235円 時価総額809億円 直近株価レンジ3270−4540円

東北銀行(8349)
 とうほくのみらい応援ファンドで農業の6次産業化支援に注力
 時価144円 時価総額137億円 直近株価レンジ126−154円

福井銀行(8362)
 農業経営アドバイザーなど資格保有者増
 時価222円 時価総額540億円 直近株価レンジ185−234円

百十四銀行(8386)
 エネルギー、環境、農業分野を重点開拓
 時価310円 時価総額961億円 直近株価レンジ284−346円

肥後銀行(8394)
 肥後6次産業化ファンド(10億円)設立し農林水産業支援
 時価588円 時価総額1363億円 直近株価レンジ510−648円

名古屋銀行(8522)
 農業の販路拡大支援に取り組み
 時価358円 時価総額734億円 直近株価レンジ324−404円

トマト銀行(8542)
 下記参照
 時価174円 時価総額203億円 直近株価レンジ157−184円


 以下は【ナチュラルアート鈴木社長のメルマガ2013年7月24日号】
より。

「トマト銀行さん」

【前略】

トマト銀行さんは、弊社の株主にもなっていただいております。
銀行が、プロパー資金で企業の株主になられるということは、通常はあり得ないことです。
そこまでして、弊社を応援してくださっているトマト銀行さんですから、当然に僕も精一杯対応しております。

トマト銀行さんの、取り組みの素晴らしさは、特に3点挙げられます。
まずは、トップである社長(頭取)以下組織が、一枚岩で本気で取り組まれていることです。
もう1点は、イベントが、単なるお祭り騒ぎではなく、実績にこだわり、そして実際に非常に多くの実績を生みだしていることです。
3点目は、継続性です。
今回もイベント終了後、早速来年もというお話しになっています。
何事も、継続は力です。

僕は全国の同様の取り組みに関与させていただく機会が多いのですが、このトマト銀行さんの取り組みは、特筆すべきものがあります。

最近では、全国の地方銀行さんや自治体さんなどが、このような農業活性化策に真剣に取り組む事例が増えてきました。
非常に良いことです。
少なくとも10年ぐらい前までは、農業業界と関係性の薄かった事業体が、いまや大きな役割を果たしています。

昨日のイベントの中でも、パネルディスカッションは特に素晴らしかったと思います。

パネラーが素晴らしいメンバーであり組合せでした。
これからの重要テーマである米粉の加工・流通業者。
地元造り酒屋で、酒造りは勿論のこと、地域活性化に取り組んでいる若社長。
他県から岡山の価値に着目し工場進出した社長。
そして、いま話題の6次産業化ファンドを推進する農林漁業成長産業化推進化支援機構岸本部長。

総論日本農業ではなく、各論で今いったい我々は何をどのようになすべきか、
そんなことをパネラーや会場の皆さんと議論を進めました。

TPPやら選挙やら、空中戦のような総論日本農業論が展開されていますが。
そんなことは、我々のやるべきことではありません。
地に足のついた各論こそ全てです。

このような素晴らしい活動事例を、益々全国展開することが大事です。
良い意味で、他県や他事業体にも、どんどん真似をしてもらえればとも思います。

弊社としても、岡山から6次産業化ファンド申請を進めるなど、今後も楽しみなプロジェクトが目白押しです。

※本コラムは、株式会社ナチュラルアートより、メールマガジン「億の近道」
読者の皆さん向けに提供しております。

(炎)

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億の近道2013/07/29


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2013/07/29

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
      (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

    ◆コラム「農業と銀行」:炎のファンドマネージャー

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【海外投資実践入門セミナー、ストリーミング好評配信中!】

 「(きっと)世界初。動画のマーケットプラットフォーム。ネクフル」を利
用し、従来DVDでのみ販売していた「海外投資実践入門セミナー」をストリ
ーミング配信しております。

 テーマ別に視聴いただける形式になっておりますので、中東だけ、ベトナム
だけ、インドだけといった興味のある内容のみご覧いただけます。パソコンか
らもスマホからも視聴可能です。冒頭3分間は無料でご覧いただけますので、
まずは見てみてください!

また、お支払い方法が従来のBitCash、Paypalに加えて、クレジッ
トカード(VISA,Master,Diners)にも対応いたしました。
ますます購入しやすくなったコンテンツをぜひおためし下さい!

「これから始める!香港株、ベトナム株:小屋洋一氏」
 http://necfru.jp/video?id=125

「大きな魅力!中東への株式投資:岡村聡氏」
 http://necfru.jp/video?id=126

「ついに解禁!インド株式投資」:松田憲明氏」
 http://necfru.jp/video?id=127

 なお、テーマ全てを見たい方には、DVDも引き続き販売していますので、
こちらもご利用下さい。 http://www.iforum.jp/dvd/

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◆コラム「農業と銀行」

 アベノミクスの重点テーマの一つが農業。株式市場でも農業関連銘柄への関
心が高まる中で、金融機関において農業への支援策を打ち出そうとしています。
とりわけ、地銀の取り組みが目につきます。

 農業の再生が地方経済にとって重要な課題であり、地方経済を支える農業が
TPP問題に揺れる日本経済にとっても重要なテーマになることは否定できま
せん。
 本日は農業ベンチャー、ナチュラルアートの鈴木社長からの報告(トマト銀
行について)を参考までに掲載しておきますのでご参照下さい。


【農業への取り組みを見せる地銀】

秋田銀行(8343)
 農業の販路開拓を積極支援
 時価266円 時価総額516億円 直近株価レンジ222−288円

山形銀行(8344)
 秋田銀、青森銀、岩手銀と共同で6次産業化ファンドを創設
 時価412円 時価総額709億円 直近株価レンジ353−454円

岩手銀行(8345)
 東北6次産業化サポート投資事業有限責任組合に2.4億円出資
 時価4235円 時価総額809億円 直近株価レンジ3270−4540円

東北銀行(8349)
 とうほくのみらい応援ファンドで農業の6次産業化支援に注力
 時価144円 時価総額137億円 直近株価レンジ126−154円

福井銀行(8362)
 農業経営アドバイザーなど資格保有者増
 時価222円 時価総額540億円 直近株価レンジ185−234円

百十四銀行(8386)
 エネルギー、環境、農業分野を重点開拓
 時価310円 時価総額961億円 直近株価レンジ284−346円

肥後銀行(8394)
 肥後6次産業化ファンド(10億円)設立し農林水産業支援
 時価588円 時価総額1363億円 直近株価レンジ510−648円

名古屋銀行(8522)
 農業の販路拡大支援に取り組み
 時価358円 時価総額734億円 直近株価レンジ324−404円

トマト銀行(8542)
 下記参照
 時価174円 時価総額203億円 直近株価レンジ157−184円


 以下は【ナチュラルアート鈴木社長のメルマガ2013年7月24日号】
より。

「トマト銀行さん」

【前略】

トマト銀行さんは、弊社の株主にもなっていただいております。
銀行が、プロパー資金で企業の株主になられるということは、通常はあり得な
いことです。
そこまでして、弊社を応援してくださっているトマト銀行さんですから、当然
に僕も精一杯対応しております。

トマト銀行さんの、取り組みの素晴らしさは、特に3点挙げられます。
まずは、トップである社長(頭取)以下組織が、一枚岩で本気で取り組まれて
いることです。
もう1点は、イベントが、単なるお祭り騒ぎではなく、実績にこだわり、そし
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3点目は、継続性です。
今回もイベント終了後、早速来年もというお話しになっています。
何事も、継続は力です。

僕は全国の同様の取り組みに関与させていただく機会が多いのですが、このト
マト銀行さんの取り組みは、特筆すべきものがあります。

最近では、全国の地方銀行さんや自治体さんなどが、このような農業活性化策
に真剣に取り組む事例が増えてきました。
非常に良いことです。
少なくとも10年ぐらい前までは、農業業界と関係性の薄かった事業体が、い
まや大きな役割を果たしています。

昨日のイベントの中でも、パネルディスカッションは特に素晴らしかったと思
います。

パネラーが素晴らしいメンバーであり組合せでした。
これからの重要テーマである米粉の加工・流通業者。
地元造り酒屋で、酒造りは勿論のこと、地域活性化に取り組んでいる若社長。
他県から岡山の価値に着目し工場進出した社長。
そして、いま話題の6次産業化ファンドを推進する農林漁業成長産業化推進化
支援機構岸本部長。

総論日本農業ではなく、各論で今いったい我々は何をどのようになすべきか、
そんなことをパネラーや会場の皆さんと議論を進めました。

TPPやら選挙やら、空中戦のような総論日本農業論が展開されていますが。
そんなことは、我々のやるべきことではありません。
地に足のついた各論こそ全てです。

このような素晴らしい活動事例を、益々全国展開することが大事です。
良い意味で、他県や他事業体にも、どんどん真似をしてもらえればとも思いま
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弊社としても、岡山から6次産業化ファンド申請を進めるなど、今後も楽しみ
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(炎)

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孫子の投資法 投資とは詭道なり その3

 本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧くださ
い。  

■投資とは詭道なり その3■


◎敵が利を求めているときはそれを誘い出し、敵が混乱しているときはそれを奪い取り、敵が充実しているときはそれを避ける

 孫子が兵法の根幹だと唱える<詭道>の本質を突いた話です。もちろん、兵法だけでは無く、投資において最も重要な戦略も<詭道>です。

 例えば、私が最高の投資方法の一つとしてしばしば採りあげる<バフェット流>。優良な企業をバーゲン価格で買い、その企業が高い成長を続ける限りできるだけ長く保有するやり方です。

 このようなやり方は世間的には「投資の王道」と解釈されています。確かに、老子が<世の中の人々は目の前に広い幅の平らな道路が広がっているのに、わざわざ道幅も狭く高低差も激しいけもの道を通りたがり、それゆえにいつも失敗する>と教える観点から言えば、バフェット流は、「安く買って高く売る」という大きな道のど真ん中を歩く「投資の王道」に違いありません。

 しかし、それにもかかわらず、実はこの<バフェット流>こそが投資の詭道=ゲリラ戦術なのです。

 簡単に言えば、「安く買って高く売る」のは投資の王道ですが、安く買うための戦略や成長企業を見出すための手法は、バフェット独自の詭道=ゲリラ戦術だということです。

 例えば、リーマン・ショックの直後。マスコミは大暴落だと大騒ぎし、多くの人々が投資に恐怖を感じているときに、バフェットは泰然と多額の投資を行いました。投資家が市場(他の投資家)と戦う兵士だとすれば、まさに<敵が混乱しているときにそれを奪い取った>わけです。

 また、<市場という敵がバブルで熱狂し、利を求めている時には喜んで売却>し、<市場という敵が充実し、本来の価格よりも高くなりバーゲン価格を見つけられないときには、喜んで投資を見送る>のです。

 世の中の大部分の人々の意見に逆らって投資を行うことができるのは、バフェットが独自のゲリラ戦術を確立し、<世間の考え>など意に介さないからです。

 実際バフェットは、アナリストやエコノミストなどのレポートを読みません。そこにバフェットにとって必要な情報が全くないからです。さらに、ウォール・ストリート(日本でいえば兜町や大手町)から発信される情報は役に立たないどころか、自分の判断を鈍らせる邪魔な存在だとまで言っています。

 バフェットの投資手法は極めて平凡に見えます。確かに、複雑な方程式をはじめとした難解な手法はまったくありません。しかし、そのシンプルに見える投資手法の中にバフェット独自のゲリラ戦術(詭道)が隠されているのです。

 例えば、企業の株価が割安あるいは割高だという判断に関するバフェットの考え、あるいは、どのような企業が今後成長するのかという彼の推測方法、どちらも世間一般の考え方とは全く違います。

 バフェットが具体的にどのような手法で<投資すべき企業>を見極めるのかについては、ここでは語りきれませんので、下記著書をご参照ください。

日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 
★『企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法』=永久保有銘柄を見抜く18のポイント
 
★フェイスブック「GINZAXファンページ」
http://www.facebook.com/Ginzax
セミナーのご案内などの情報が先行して配信されます。

★「客家大富豪の教え」(甘粕正)フェイスブック・ファンページ
https://www.facebook.com/hakka18Aphorism

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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億の近道2013/07/26

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投資情報メールマガジン                   2013/07/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
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の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
       (本日の担当:グルメ投資家おーちゃん)

◆コラム「孫子の投資法 投資とは詭道なりその3」:グルメ投資家おーちゃん

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 「(きっと)世界初。動画のマーケットプラットフォーム。ネクフル」を利
用し、従来DVDでのみ販売していた「海外投資実践入門セミナー」をストリ
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 テーマ別に視聴いただける形式になっておりますので、中東だけ、ベトナム
だけ、インドだけといった興味のある内容のみご覧いただけます。パソコンか
らもスマホからも視聴可能です。冒頭3分間は無料でご覧いただけますので、
まずは見てみてください!

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トカード(VISA,Master,Diners)にも対応いたしました。
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「これから始める!香港株、ベトナム株:小屋洋一氏」
 http://necfru.jp/video?id=125

「大きな魅力!中東への株式投資:岡村聡氏」
 http://necfru.jp/video?id=126

「ついに解禁!インド株式投資」:松田憲明氏」
 http://necfru.jp/video?id=127

 なお、テーマ全てを見たい方には、DVDも引き続き販売していますので、
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◆コラム「孫子の投資法 投資とは詭道なり その3」

 本連載を初めてお読みになる方は<孫子の投資法その1>を先にご覧くださ
い。  http://okuchika.jugem.jp/?eid=4482


■投資とは詭道なり その3■


◎敵が利を求めているときはそれを誘い出し、敵が混乱しているときはそれを
 奪い取り、敵が充実しているときはそれを避ける

 孫子が兵法の根幹だと唱える<詭道>の本質を突いた話です。もちろん、兵
法だけでは無く、投資において最も重要な戦略も<詭道>です。

 例えば、私が最高の投資方法の一つとしてしばしば採りあげる<バフェット
流>。優良な企業をバーゲン価格で買い、その企業が高い成長を続ける限りで
きるだけ長く保有するやり方です。

 このようなやり方は世間的には「投資の王道」と解釈されています。確かに、
老子が<世の中の人々は目の前に広い幅の平らな道路が広がっているのに、わ
ざわざ道幅も狭く高低差も激しいけもの道を通りたがり、それゆえにいつも失
敗する>と教える観点から言えば、バフェット流は、「安く買って高く売る」
という大きな道のど真ん中を歩く「投資の王道」に違いありません。

 しかし、それにもかかわらず、実はこの<バフェット流>こそが投資の詭道
=ゲリラ戦術なのです。

 簡単に言えば、「安く買って高く売る」のは投資の王道ですが、安く買うた
めの戦略や成長企業を見出すための手法は、バフェット独自の詭道=ゲリラ戦
術だということです。

 例えば、リーマン・ショックの直後。マスコミは大暴落だと大騒ぎし、多く
の人々が投資に恐怖を感じているときに、バフェットは泰然と多額の投資を行
いました。投資家が市場(他の投資家)と戦う兵士だとすれば、まさに<敵が
混乱しているときにそれを奪い取った>わけです。

 また、<市場という敵がバブルで熱狂し、利を求めている時には喜んで売却>
し、<市場という敵が充実し、本来の価格よりも高くなりバーゲン価格を見つ
けられないときには、喜んで投資を見送る>のです。

 世の中の大部分の人々の意見に逆らって投資を行うことができるのは、バフ
ェットが独自のゲリラ戦術を確立し、<世間の考え>など意に介さないからで
す。

 実際バフェットは、アナリストやエコノミストなどのレポートを読みません。
そこにバフェットにとって必要な情報が全くないからです。さらに、ウォール
・ストリート(日本でいえば兜町や大手町)から発信される情報は役に立たな
いどころか、自分の判断を鈍らせる邪魔な存在だとまで言っています。

 バフェットの投資手法は極めて平凡に見えます。確かに、複雑な方程式をは
じめとした難解な手法はまったくありません。しかし、そのシンプルに見える
投資手法の中にバフェット独自のゲリラ戦術(詭道)が隠されているのです。

 例えば、企業の株価が割安あるいは割高だという判断に関するバフェットの
考え、あるいは、どのような企業が今後成長するのかという彼の推測方法、ど
ちらも世間一般の考え方とは全く違います。

 バフェットが具体的にどのような手法で<投資すべき企業>を見極めるのか
については、ここでは語りきれませんので、下記著書をご参照ください。

★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CRXX41K/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00CRXX41K&linkCode=as2&tag=iforum-22

★『企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法』
 =永久保有銘柄を見抜く18のポイント
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*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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NISAの利用方法について

 最近は、急に街中でも来年度から始まるNISA(少額投資非課税制度)の告知を見かけることが多くなってきました。

 私の自宅にも各銀行や証券会社から連続でNISA口座の開設申込書が届き始めており、NISAを目にしない日は無いと言っても良いかもしれません。(これは証券投資を行っている人はということでしょうが)

 TVCMでも、今乗りに乗っている「剛力彩芽」さんのCMがバンバン流れています。

 ということで、今回はNISAを利用する場合のポイントについて解説してみたいと思います。

 NISAは英国のISA(Individual Saving Account)を模倣して日本に導入した制度です。英国のISAは本来英国の貯蓄率を向上させるために株式投資だけではなく「預金」でも税制優遇される(金利が非課税になる)制度で
す。

 英国の統計を調べていくと、ISAの利用状況は口座数で8割近く、金額で5割強が「預金」として利用されています。

 つまり、「株式」投資の優遇制度としての利用状況は英国でも圧倒的とまでは言えないというのが現状なのです。

 私も毎年米国や英国など海外で個人投資家の株式投資の実態をヒアリングに行きますが、日本で報道されているほど個人投資家が「投資」に対して積極的という印象は受けません。ただ、違いとして感じるのはある程度の資産を保有する層(日本円で3,000万円程度以上)の方々は、個人で相談できる専門家(IFAと呼ばれたりFPと呼ばれたりする)を抱えており、彼らのアドバイスを通じて資産を「投資」しているという姿を目にします。

 つまり、海外の個人も日本人と比較して特段金融リテラシーが高いという事では無くて、しっかりとしたアドバイザーを利用しているのが「投資」行動の差になっているのではないかというのが私の仮説です。


 さて、NISAの話に戻ります。

 NISAは英国ISAを模倣した仕組みであるのですが、本場のISAと比較すると使い勝手が悪い面が目立ちます。非課税での投資期間は5年と短いものですし、トータルでも10年間しか非課税口座が作れないという事で、1人当たり1,000万円しか投資できません。

 この辺りの制度の使い勝手の悪さは、NISAに関わる人間であれば金融当局も現場の人間もみな理解しているところであり、今後の税制改正に期待するところです。

 英国でも、最初は時限立法で合ったものが後に恒久化されたという事例もありますので、日本も国民の大きな支持が得られればNISAも恒久化される可能性が十分にあるのではないかと思います。

 では、具体的にNISAはどのように利用したら良いのでしょうか?

 一番適切な利用は、余剰資金を特段の目的なく運用する場合にはNISAが最適です。つまり運用資金について利用期日も目的も決まっていない場合にはNISAを利用するのが正解でしょう。

 NISAの良いところは、いつでも売却可能という点です。英国でも住宅購入資金や車の購入資金、子供の教育費の為に利用しているという話を多く聞きました。

 つまり、20代、30代の若年世代であれば、こうした10年程度で予測される仕様使途の資金をNISAで利用するというのが最も適当だと考えられます。

 次回は具体的に、いくつかのケースでのNISA利用方法を考えてみます。

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2013/07/24


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投資情報メールマガジン                  2013/07/24号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
          (本日の担当:小屋洋一)

     ◆コラム「NISAの利用方法について」:小屋洋一

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◆コラム「NISAの利用方法について」

 最近は、急に街中でも来年度から始まるNISA(少額投資非課税制度)の
告知を見かけることが多くなってきました。

 私の自宅にも各銀行や証券会社から連続でNISA口座の開設申込書が届き
始めており、NISAを目にしない日は無いと言っても良いかもしれません。
(これは証券投資を行っている人はということでしょうが)

 TVCMでも、今乗りに乗っている「剛力彩芽」さんのCMがバンバン流れ
ています。

 ということで、今回はNISAを利用する場合のポイントについて解説して
みたいと思います。

 NISAは英国のISA(Individual Saving Account)を模倣して日本に
導入した制度です。英国のISAは本来英国の貯蓄率を向上させるために株式
投資だけではなく「預金」でも税制優遇される(金利が非課税になる)制度で
す。

 英国の統計を調べていくと、ISAの利用状況は口座数で8割近く、金額で
5割強が「預金」として利用されています。

 つまり、「株式」投資の優遇制度としての利用状況は英国でも圧倒的とまで
は言えないというのが現状なのです。

 私も毎年米国や英国など海外で個人投資家の株式投資の実態をヒアリングに
行きますが、日本で報道されているほど個人投資家が「投資」に対して積極的
という印象は受けません。ただ、違いとして感じるのはある程度の資産を保有
する層(日本円で3,000万円程度以上)の方々は、個人で相談できる専門
家(IFAと呼ばれたりFPと呼ばれたりする)を抱えており、彼らのアドバ
イスを通じて資産を「投資」しているという姿を目にします。

 つまり、海外の個人も日本人と比較して特段金融リテラシーが高いという事
では無くて、しっかりとしたアドバイザーを利用しているのが「投資」行動の
差になっているのではないかというのが私の仮説です。


 さて、NISAの話に戻ります。

 NISAは英国ISAを模倣した仕組みであるのですが、本場のISAと比
較すると使い勝手が悪い面が目立ちます。非課税での投資期間は5年と短いも
のですし、トータルでも10年間しか非課税口座が作れないという事で、1人
当たり1,000万円しか投資できません。

 この辺りの制度の使い勝手の悪さは、NISAに関わる人間であれば金融当
局も現場の人間もみな理解しているところであり、今後の税制改正に期待する
ところです。

 英国でも、最初は時限立法で合ったものが後に恒久化されたという事例もあ
りますので、日本も国民の大きな支持が得られればNISAも恒久化される可
能性が十分にあるのではないかと思います。

 では、具体的にNISAはどのように利用したら良いのでしょうか?

 一番適切な利用は、余剰資金を特段の目的なく運用する場合にはNISAが
最適です。つまり運用資金について利用期日も目的も決まっていない場合には
NISAを利用するのが正解でしょう。

 NISAの良いところは、いつでも売却可能という点です。英国でも住宅購
入資金や車の購入資金、子供の教育費の為に利用しているという話を多く聞き
ました。

 つまり、20代、30代の若年世代であれば、こうした10年程度で予測さ
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す。

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