運用商品の行方

 過去に2度ほどJALの破綻に伴う粉飾決算疑惑に触れましたが、未だに金融監督当局からはこれといった対応はありません。投資家の信任を得なければならないはずの金融の砦(当局)でさえ、国を代表し、且つ膨大な天下り役人を抱える巨大組織を守るためには平気で知らぬ存ぜぬを決め込んでしまう、まるで原発事故前の原子力安全・保安院と同レベルの無責任組織であることが理解できます。日本の投資家は大変です(汗)。

 余談ですが今回はコレとは別に仕事仲間から少々呆れるJALの話を聞きました。
 彼は九州出張に際していつものようにJALのサイトから、JALダイナミックパッケージと言う「航空券+宿泊」の予約をしたそうです。ところが以前より高い価格が気になって改めて航空券と宿泊を別々に同条件で検索したところ、何と別々に予約したほうが一割以上も安くなることが分かったそうです。しかもこのパックの場合にはフライトも席数も限定的でクラスJも満席表示となっていたらしいのですが、別々ならクラスJの残席もたっぷりあり、且つホテルも同料金であったため、もし個別に予約していれば費用も一割ほど節約でき、しかも希望時刻のフライトや座席も選べていたとの事。それも同じHPから同様の操作で簡単にできるとの話でした。
 そこで予約の変更をしようと試みたものの、この予約日は既にキャンセル料が発生する期間に入っていたため、已む無くキャンセルではなく座席の変更だけでも出来ないかと問い合わせたところ、サービスセンター宛ての電話では想定通り存分に待たされた挙句に「HPに記述してある通り一切の変更ができません」と、検討してくれる様子も無く、けんもほろろの対応だったそうです。ちなみにこの顧客対応部署は「JALパック東京センター国内ツアー室」と言うそうです。恐らくオペレーターはJALパックの正社員では無く、下請けのコールセンターのアルバイト社員であったためマニュアル的な対応しかできなかったのでしょう。

 彼曰くは…
「通常、日本人のメンタリティーからすれば、パック旅行といえば条件は窮屈なものの価格が安いとの先入観があるはずだが、これはまるでそれを逆手に取った詐欺だ!」と怒っていました。何せパックではなく自由度の高い正規予約のほうが安いのですから。
 私もインターネットで検索したところ、まさにその通りで、それこそ気が付かない奴が悪いとでも言いたげな「合法的パック旅行詐欺」と感じました。しかもこれはナショナルフラッグ・キャリアー自身が推奨するパック旅行です!

 JALと言えば稲盛会長が中心になり大変なリストラをし、同時にゴロツキ政治家からの不当要求も受けずに済むようになり、やっと再建を遂げた「綺麗になった」会社のはずなのですが、未だにこのような姑息な手段で利益を上げようとする企業体質であることを露呈しています。
 読者の皆様は是非「インターネットなら、またはパックなら安い」といった先入観を利用したこのような商法に引っかからぬよう注意をお願いしたいと思います。

 JALの株価は9月18日の上場日に3,810円で寄り付いて以来、概ね3,700円を挟んだ動きを続けています。バリュエーションで見ればPER5倍弱、PBR1.4倍、配当利回りで約3%といったところです。収益力が格段と向上したこともあり競合のANAと比べるとバリュエーション面では随分と割安に見えますが、まだ税金も払えていない状態ですし、ボーイング787の問題が発覚するなどもあり、このレベルなら妥当かなと感じる次第です。
 但し、またぞろゴロツキ政治家の介入や既得権拡大を狙うゴキブリが繁殖し始めるようだとこの株価も安泰ではないのでしょうね。

 さて、"無責任金融当局"(笑)が管理する資本市場ですが、AIJ問題の発覚以来、知り合いの運用会社関係者からは相変わらず様々な話が伝わってきます。重箱の隅をつつくような無意味と思われる検査や形式的な文書作成要求が長く続き、彼ら一様に「事業者の正常な育成を目指した検査と言うより、当局の保身のための検査だった」と言います。
 確かにAIJに関与した投資顧問会社の杜撰さはあるものの、箱貸し自体は業務実態が伴えば不正ではありません。当局としては不遜な輩が箱貸しを悪用することを排除したいがために無言の圧力をかけていましたし、そこを忖度した大手は箱貸しを避け(以前は法外な手数料を呑む相手にだけ貸していた会社もあります)、結果としてごく少数の中小運用会社だけが受け皿になっていました。
 そんな訳で昨年は中小運用会社(もちろん大半は善良な、大手の金融商品に不満を持つ運用担当者がいる会社)が狙い撃ちで厳密な検査を受け、業務も止まりコストも上がってしまうなどで一層彼らを疲弊させた一年でした。

 そのような環境下、某フィナンシャルグループが手掛ける新商品の日経全面広告を見つけました。詳細はお調べいただければ分かりますが、要約すると、自分達で運用する訳では無く海外の有名ファンドに再投資するだけで自分達の仕事は日々の計算業務や毎月分配にかかる手続きなどの管理のみ。それにも拘わらず、販売時手数料3.5%、年間信託報酬1.82%、それ以外にも監査報酬や運用中の各種手数料など(これらは開示されていません)も含めれば、おおよそ初年度約6%、2年目から2%以上の保有コストを投資家が負担する投資信託です。
 販売する以外には大した仕事も無く、投資家が3年間持ってくれるだけで販売額の10%もの収入になり、それ以降も毎年2%のフィーがチャリンチャリンと転がり込む、販売金融グループにとって恐ろしいほど身入りの良い商品となっています。果たしてこれで投資家は利益を手にすることが出来るのか?実に怪しいです。欧米の投信でしたら年間1%程度の費用負担がオーソドックスなところですが、大手金融グループが牛耳っている日本の運用市場では良質な金融商品が育つ土壌はありません。
 銀行業務で預金を預かり、1%以下のスプレッド(利鞘)で一生懸命貸し付け先を探したり運用したりするのに比べたら、2,000万円もかけて全面広告を打ちたくなるほど、それはそれは美味しい商売なのです。JALのパック旅行同様、「大手が取扱い、専門家が運用する素晴らしい金融商品(パック商品)」…といった見栄えだけのキャッチにはくれぐれも誤魔化されぬよう注意してください。

 日本の金融の常識では、大手ほどそのブランド名を前面に出し荒稼ぎを狙います。こんな「胴元丸儲けビジネス」に目をくれてはいけません。地道に海外のプレーンな債券にコストを踏まえて分散投資をしたり、自分で研究して株式投資(不安ならインデックスファンドやETF、REITなどへ)を実行するなどが大事です。石川臨太郎さん銘柄などは配当も高いし値上がりもするしで、いつも指をくわえてみています(苦笑)。

 特に昨年後半から世界の金融・経済市場は大きく変化していると考えられます。「円だけで資産を保有するリスク」を再考せねばなりません。期待通りに大きく円安に傾くことが無いにせよ、海外金融市場・海外経済の成長の恩恵を取り込まねば縮小均衡の国内市場に埋没したままになる懸念があります。力のある企業や個人はどんどんと海外に出ていっています。GDPを比較すれば日本はこの20年間で約20%の成長をしましたが、その間に世界では10倍以上の成長をしている国が多数ありますし、今後も大きな成長を遂げる国がでてくると思われます。投資により高成長国の恩恵を取り入れる機会にするとともにインフレへのヘッジにもなり得ます。
 海外資産への投資につきましては、監督当局は金商業者に対し「為替リスクを含めたリスク説明」をくどいほど指導しますが、正確には「為替リスク&メリット」として両面をしっかり説明すべきものです。
 例として金利5%の外国債券を保有し、5年間持てば単純計算で25%(税引き後で約20%)の利息が入ります。それが仮に5年後までに徐々に20%程度の円安(リーマンショック前の2000年代の平均)にも進めば、元本は2割増、毎年の利子も2割増ですから、累計で投資額の1.5倍近くにもなります。少なくとも5年内の累計で1.05倍(5%の収益)を超えるタイミングで売却できれば国内預金より遥かに良い結果となるのですから、何もしなければメリットを享受できないリスクとも言えます。
 株式にしても、3%程度の配当利回りがある株式をタイミング良く買えて、1年後に同価格以上で売却できれば、恐らく預金の30倍程度の投資効果があったことになります。
※売買コストや為替スプレッドは除いてあります。

 円預金を貯め込んだ挙句に国内大手金融機関の餌食になるような愚は避けねばなりませんし、そのためには基本的な金融取引や市場の仕組みを勉強するとともに、チャレンジも必要となります。

 とは言え、ここ最近の大きな市場変動は金余りの影響や政策的な思惑などにより、債券でも株式でも、また円安にしても少々過熱感が出ていると感じます。相場はこれで終わる訳ではありませんから「まだ上がりそうだ」と感じても無理はせず、休むも相場と心得て投資を楽しんで頂きたいと思っています。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2013/01/31


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投資情報メールマガジン                  2013/01/31号
              イ意 の 近 道

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 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)

      ◆コラム「運用商品の行方」:街のコンサルタント

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 昨年4月銀座で開催した「海外投資実践入門セミナー」のDVDが発売です。
 ベトナム、中国、中東、インドそれぞれに精通した講師による、他では聞く
ことの出来ない充実した内容です。
 当日所用で来られなかった方、地方にいて参加できなかった方はもちろん、
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 詳細は http://www.iforum.jp/dvd/ へ。サンプル動画もあります。

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◆コラム「運用商品の行方」

 過去に2度ほどJALの破綻に伴う粉飾決算疑惑に触れましたが、未だに金
融監督当局からはこれといった対応はありません。投資家の信任を得なければ
ならないはずの金融の砦(当局)でさえ、国を代表し、且つ膨大な天下り役人
を抱える巨大組織を守るためには平気で知らぬ存ぜぬを決め込んでしまう、ま
るで原発事故前の原子力安全・保安院と同レベルの無責任組織であることが理
解できます。日本の投資家は大変です(汗)。

 余談ですが今回はコレとは別に仕事仲間から少々呆れるJALの話を聞きま
した。
 彼は九州出張に際していつものようにJALのサイトから、JALダイナミ
ックパッケージと言う「航空券+宿泊」の予約をしたそうです。ところが以前
より高い価格が気になって改めて航空券と宿泊を別々に同条件で検索したとこ
ろ、何と別々に予約したほうが一割以上も安くなることが分かったそうです。
しかもこのパックの場合にはフライトも席数も限定的でクラスJも満席表示と
なっていたらしいのですが、別々ならクラスJの残席もたっぷりあり、且つホ
テルも同料金であったため、もし個別に予約していれば費用も一割ほど節約で
き、しかも希望時刻のフライトや座席も選べていたとの事。それも同じHPか
ら同様の操作で簡単にできるとの話でした。
 そこで予約の変更をしようと試みたものの、この予約日は既にキャンセル料
が発生する期間に入っていたため、已む無くキャンセルではなく座席の変更だ
けでも出来ないかと問い合わせたところ、サービスセンター宛ての電話では想
定通り存分に待たされた挙句に「HPに記述してある通り一切の変更ができま
せん」と、検討してくれる様子も無く、けんもほろろの対応だったそうです。
ちなみにこの顧客対応部署は「JALパック東京センター国内ツアー室」と言
うそうです。恐らくオペレーターはJALパックの正社員では無く、下請けの
コールセンターのアルバイト社員であったためマニュアル的な対応しかできな
かったのでしょう。

 彼曰くは…
「通常、日本人のメンタリティーからすれば、パック旅行といえば条件は窮屈
なものの価格が安いとの先入観があるはずだが、これはまるでそれを逆手に取
った詐欺だ!」と怒っていました。何せパックではなく自由度の高い正規予約
のほうが安いのですから。
 私もインターネットで検索したところ、まさにその通りで、それこそ気が付
かない奴が悪いとでも言いたげな「合法的パック旅行詐欺」と感じました。し
かもこれはナショナルフラッグ・キャリアー自身が推奨するパック旅行です!

 JALと言えば稲盛会長が中心になり大変なリストラをし、同時にゴロツキ
政治家からの不当要求も受けずに済むようになり、やっと再建を遂げた「綺麗
になった」会社のはずなのですが、未だにこのような姑息な手段で利益を上げ
ようとする企業体質であることを露呈しています。
 読者の皆様は是非「インターネットなら、またはパックなら安い」といった
先入観を利用したこのような商法に引っかからぬよう注意をお願いしたいと思
います。

 JALの株価は9月18日の上場日に3,810円で寄り付いて以来、概ね
3,700円を挟んだ動きを続けています。バリュエーションで見ればPER
5倍弱、PBR1.4倍、配当利回りで約3%といったところです。収益力が
格段と向上したこともあり競合のANAと比べるとバリュエーション面では随
分と割安に見えますが、まだ税金も払えていない状態ですし、ボーイング78
7の問題が発覚するなどもあり、このレベルなら妥当かなと感じる次第です。
 但し、またぞろゴロツキ政治家の介入や既得権拡大を狙うゴキブリが繁殖し
始めるようだとこの株価も安泰ではないのでしょうね。

 さて、"無責任金融当局"(笑)が管理する資本市場ですが、AIJ問題の発
覚以来、知り合いの運用会社関係者からは相変わらず様々な話が伝わってきま
す。重箱の隅をつつくような無意味と思われる検査や形式的な文書作成要求が
長く続き、彼ら一様に「事業者の正常な育成を目指した検査と言うより、当局
の保身のための検査だった」と言います。
 確かにAIJに関与した投資顧問会社の杜撰さはあるものの、箱貸し自体は
業務実態が伴えば不正ではありません。当局としては不遜な輩が箱貸しを悪用
することを排除したいがために無言の圧力をかけていましたし、そこを忖度し
た大手は箱貸しを避け(以前は法外な手数料を呑む相手にだけ貸していた会社
もあります)、結果としてごく少数の中小運用会社だけが受け皿になっていま
した。
 そんな訳で昨年は中小運用会社(もちろん大半は善良な、大手の金融商品に
不満を持つ運用担当者がいる会社)が狙い撃ちで厳密な検査を受け、業務も止
まりコストも上がってしまうなどで一層彼らを疲弊させた一年でした。

 そのような環境下、某フィナンシャルグループが手掛ける新商品の日経全面
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自分達で運用する訳では無く海外の有名ファンドに再投資するだけで自分達の
仕事は日々の計算業務や毎月分配にかかる手続きなどの管理のみ。それにも拘
わらず、販売時手数料3.5%、年間信託報酬1.82%、それ以外にも監査
報酬や運用中の各種手数料など(これらは開示されていません)も含めれば、
おおよそ初年度約6%、2年目から2%以上の保有コストを投資家が負担する
投資信託です。
 販売する以外には大した仕事も無く、投資家が3年間持ってくれるだけで販
売額の10%もの収入になり、それ以降も毎年2%のフィーがチャリンチャリ
ンと転がり込む、販売金融グループにとって恐ろしいほど身入りの良い商品と
なっています。果たしてこれで投資家は利益を手にすることが出来るのか?実
に怪しいです。欧米の投信でしたら年間1%程度の費用負担がオーソドックス
なところですが、大手金融グループが牛耳っている日本の運用市場では良質な
金融商品が育つ土壌はありません。
 銀行業務で預金を預かり、1%以下のスプレッド(利鞘)で一生懸命貸し付
け先を探したり運用したりするのに比べたら、2,000万円もかけて全面広
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旅行同様、「大手が取扱い、専門家が運用する素晴らしい金融商品(パック商
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してください。

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ます。こんな「胴元丸儲けビジネス」に目をくれてはいけません。地道に海外
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投資(不安ならインデックスファンドやETF、REITなどへ)を実行する
などが大事です。石川臨太郎さん銘柄などは配当も高いし値上がりもするしで、
いつも指をくわえてみています(苦笑)。

 特に昨年後半から世界の金融・経済市場は大きく変化していると考えられま
す。「円だけで資産を保有するリスク」を再考せねばなりません。期待通りに
大きく円安に傾くことが無いにせよ、海外金融市場・海外経済の成長の恩恵を
取り込まねば縮小均衡の国内市場に埋没したままになる懸念があります。力の
ある企業や個人はどんどんと海外に出ていっています。GDPを比較すれば日
本はこの20年間で約20%の成長をしましたが、その間に世界では10倍以
上の成長をしている国が多数ありますし、今後も大きな成長を遂げる国がでて
くると思われます。投資により高成長国の恩恵を取り入れる機会にするととも
にインフレへのヘッジにもなり得ます。
 海外資産への投資につきましては、監督当局は金商業者に対し「為替リスク
を含めたリスク説明」をくどいほど指導しますが、正確には「為替リスク&メ
リット」として両面をしっかり説明すべきものです。
 例として金利5%の外国債券を保有し、5年間持てば単純計算で25%(税
引き後で約20%)の利息が入ります。それが仮に5年後までに徐々に20%
程度の円安(リーマンショック前の2000年代の平均)にも進めば、元本は
2割増、毎年の利子も2割増ですから、累計で投資額の1.5倍近くにもなり
ます。少なくとも5年内の累計で1.05倍(5%の収益)を超えるタイミン
グで売却できれば国内預金より遥かに良い結果となるのですから、何もしなけ
ればメリットを享受できないリスクとも言えます。
 株式にしても、3%程度の配当利回りがある株式をタイミング良く買えて、
1年後に同価格以上で売却できれば、恐らく預金の30倍程度の投資効果があ
ったことになります。
※売買コストや為替スプレッドは除いてあります。

 円預金を貯め込んだ挙句に国内大手金融機関の餌食になるような愚は避けね
ばなりませんし、そのためには基本的な金融取引や市場の仕組みを勉強すると
ともに、チャレンジも必要となります。

 とは言え、ここ最近の大きな市場変動は金余りの影響や政策的な思惑などに
より、債券でも株式でも、また円安にしても少々過熱感が出ていると感じます。
相場はこれで終わる訳ではありませんから「まだ上がりそうだ」と感じても無
理はせず、休むも相場と心得て投資を楽しんで頂きたいと思っています。

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に複数触れて、それぞれの事業内容や優待内容などに言及しております。
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為替市場動向〜強いユーロと弱い円〜

 2013年は株式市場の世界的なニューイヤー・ラリーで始まりリスク資産選好ムードが高まりました。欧州問題の落ち着きの好影響、また円高修正による日本株の上げも大きく寄与しました。通貨市場ではユーロは高く、円は安く推移。昨年初めとはムードが明らかに違います。

 1月も末になり、年初来の主要通貨のパフォーマンスを見ておきましょう。
 対米ドルで上昇1位はブラジル・レアルの3%、2位デンマーク・クローネ2.33%、僅差で3位はユーロ2.32%。
 下落1位は南アフリカ・ランドの5.96%、2位は日本円の3.74%、3位は英国ポンド3.03%となっています。
 最も下落が大きかった南アフリカ・ランドは金利差を含めても5.77%の下落、一方で上昇トップのブラジル・レアルは金利も含めると米ドルから投資した場合の利回りは3.41%、日本円からの投資では7.42%でした。

 昨年、ブラジル・レアルは政策的に利下げを行ったり税制を変更したりして外国資本の国内への流入を制御したため下落しましたが、昨年末にインフレ懸念により中央銀行の利下げが停止された事が買いにつながりました。また、中国への鉄鉱石輸出の多いブラジル経済、中国の景気にも左右されました。今年は輸出や国内インフラ整備なども含めた穏やかな成長を予想する声を多く聞きます。

 南アフリカ・ランドは昨年、国内の鉱山ストの深刻化で売られました。ファンダメンタルからも売られ過ぎの見方が多い一方で、まだ底をコツンと打った感じがありません。これだけ安くなった円からの投資でも年初来マイナスに。割安には割安の理由がありますので投資するならコツンという音を聞いてから、だと私は思います。

 外貨投資は最も安い通貨売り、最も高い通貨買いのペアを探すことが肝要です。勿論、通貨ペアでの外貨投資(投機とも言う?)はFX取引になりますが、日本円からの外債投資や外貨MMFを通じた外貨運用でも通貨間の相対的な強弱関係を理解しておくと良いと思います。

 流動性の高い通貨の中で最もパフォーマンスが良かったのがユーロでした。今月初めの欧州中央銀行理事会で金利据置が全員一致で決定され、欧州経済回復への見通しがドラギ総裁から語られたことが市場の気を変えました。

 直近では2011年12月に中銀が流動性対策で行った3年物オペレーション(LTRO)の返済が好材料でした。金融市場に供給した資金1兆ユーロが銀行に残っていて、1月30日と2月27日から前倒しで返済できるのでドイツ、フランスの銀行のみならず、スペインの銀行でも返済の動きが出ているとされています。これにより中央銀行のバランスシートが縮小され、逆に拡大させようとしている日銀、縮小へのスケジュールが明確になっていないFRBとの違いが明らかです。これがユーロ対米ドル、ユーロ対日本円相場に映されているでしょう。

 欧州の国債相場の変化も注目されます。欧州問題が深刻化していた時期には、質への逃避でドイツ債やオランダ債へ資金が殺到して、2年物国債はマイナス利回りを続けていました。直近のドイツ2年債は0.273%に上昇。米国債とほぼ同レベル。また直近2%まで上昇してきた10年米債に対して10年独債も1.70%近くに利回りが上昇してきました。日本の金融緩和は気が遠くなる程の長期化が予想され、0.70%台水準で上昇期待弱い状態。金利差からの円売りユーロ買い、米ドル買い基調は続きそうです。

 ユーロが上昇したのは対円で最大でしたが、次に上昇したのが対英ポンドでした。
 欧州債務問題による資金逃避は米債や円買いに加えて、英国にも向かいました。買われていた英国債は逃避部分がはがれ、英国景気の低迷を示す指標もネガテイブに働いています。そこへ来て、キャメロン首相が2017年にEUに留まるか脱退するかの国民投票を実施すると発言。これもポンドにはネガテイブに働いたと思います。EUを大きな貿易相手とする英国にとって不安要因です。1ユーロは昨年一時0.7750ポンド台まで売られましたが、直近では高値0.8580ポンド台まで買われました。ポンドは対日本円では僅かに上昇しましたが、その他の主要通貨に対しては下落しました。

 ユーロは現在対ドルで節目の1.35手前で足踏み状態です。個人的にも上昇メドを1.35水準に見ていたのですが、一部では対ドル1.40水準、対円135円辺りまでの上昇を予想する筋もあります。予想はよそう!がよろしいようで、都度の観察と判断が大事かな、と。基調変化は見られませんが、この辺りからはやや慎重にポジション管理をと思っています。

 ユーロの気になる材料を挙げるなら、キプロスの支援問題です。ドイツと欧州中銀で意見の対立が話題になっており、大きく取り上げられてはいませんが、小さな問題が後の火種になることもあるので頭の片隅にちょこっと置いておきたいと思います。

 さて、最後になりましたが、日本円です。正月休暇もとらず、一気に対米ドルで91円台、対ユーロで122円台までつけてきました。88円台で調整がもう少しあるかと思いきや、西村内閣府副大臣の円安容認論(100円程度で問題ない)で一気に90円の壁突破。現政権は結構な口先を使うので、引き続き要人発言には「ご用心!」です。
 中期的には100円到達もあるかもしれません。ただ、現在の物価水準による購買力平価ではかなり良いレベルまで来ている点、また、台湾中銀からも通貨戦争に備えよ!というレポートが出てきているようにアジア諸国もかなり神経質になっている事実もあります。過剰な円高状態の時に「文句も言わなかった日本」が口先を使って誘導もどきをするのもそろそろスローダウンかもしれません。モノ申す姿勢は評価しますが、そろそろ沈黙も金効果を使う時期かな、とも。

 今週は明日未明に米国FRBによる政策決定会合FOMCの結果が、2月1日には注目の米国雇用統計。と重要なイベントが続きます。また、2月には米国債の利払いが予定され円転による円高要因に。決算期3月を控えて、海外子会社や投資先の所得のお里帰りリパトリーは円高要因ですし、今回はとても大きな材料、日銀総裁人事がこれまでになく大注目でしょう。11月からの安倍氏効果による一方通行相場に調整の可能性も。
 春に浮かれず、きっちりと向き合って行きたいところですね。

 本号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、読者の方々からの温かいコメントに感謝申し上げます。励みになります。

以下、イベントのお知らせです。
 前号でもご紹介しましたが、来る3月10日(日)に日本FP協会と東京証券取引所との共催イベントであります。テーマは資産運用。2部パネルデイスカッションのパネリストとして私が参加します。ルックスでは勝負できないのですが、トークで多くの頷きと笑いを取りたいと思っています。ご都合よろしければ是非ご参加ください。

詳細、申込はこちら↓のホームページからお願いいたします。
http://www.jafp.or.jp/tbb/pamphlet/public/913OGIPYP.pdf
http://plusyou.tse.or.jp/events/

*本号の情報は基本1月29日のニューヨーク市場の終値レベルをベースにし
 ています。

式町 みどり拝

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)

   ◆コラム「為替市場動向〜強いユーロと弱い円〜」:式町みどり

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◆コラム「為替市場動向〜強いユーロと弱い円〜」

 2013年は株式市場の世界的なニューイヤー・ラリーで始まりリスク資産
選好ムードが高まりました。欧州問題の落ち着きの好影響、また円高修正によ
る日本株の上げも大きく寄与しました。通貨市場ではユーロは高く、円は安く
推移。昨年初めとはムードが明らかに違います。

 1月も末になり、年初来の主要通貨のパフォーマンスを見ておきましょう。
 対米ドルで上昇1位はブラジル・レアルの3%、2位デンマーク・クローネ
2.33%、僅差で3位はユーロ2.32%。
 下落1位は南アフリカ・ランドの5.96%、2位は日本円の3.74%、
3位は英国ポンド3.03%となっています。
 最も下落が大きかった南アフリカ・ランドは金利差を含めても5.77%の
下落、一方で上昇トップのブラジル・レアルは金利も含めると米ドルから投資
した場合の利回りは3.41%、日本円からの投資では7.42%でした。

 昨年、ブラジル・レアルは政策的に利下げを行ったり税制を変更したりして
外国資本の国内への流入を制御したため下落しましたが、昨年末にインフレ懸
念により中央銀行の利下げが停止された事が買いにつながりました。また、中
国への鉄鉱石輸出の多いブラジル経済、中国の景気にも左右されました。今年
は輸出や国内インフラ整備なども含めた穏やかな成長を予想する声を多く聞き
ます。

 南アフリカ・ランドは昨年、国内の鉱山ストの深刻化で売られました。ファ
ンダメンタルからも売られ過ぎの見方が多い一方で、まだ底をコツンと打った
感じがありません。これだけ安くなった円からの投資でも年初来マイナスに。
割安には割安の理由がありますので投資するならコツンという音を聞いてから、
だと私は思います。

 外貨投資は最も安い通貨売り、最も高い通貨買いのペアを探すことが肝要で
す。勿論、通貨ペアでの外貨投資(投機とも言う?)はFX取引になりますが、
日本円からの外債投資や外貨MMFを通じた外貨運用でも通貨間の相対的な強
弱関係を理解しておくと良いと思います。

 流動性の高い通貨の中で最もパフォーマンスが良かったのがユーロでした。
今月初めの欧州中央銀行理事会で金利据置が全員一致で決定され、欧州経済回
復への見通しがドラギ総裁から語られたことが市場の気を変えました。

 直近では2011年12月に中銀が流動性対策で行った3年物オペレーショ
ン(LTRO)の返済が好材料でした。金融市場に供給した資金1兆ユーロが
銀行に残っていて、1月30日と2月27日から前倒しで返済できるのでドイ
ツ、フランスの銀行のみならず、スペインの銀行でも返済の動きが出ていると
されています。これにより中央銀行のバランスシートが縮小され、逆に拡大さ
せようとしている日銀、縮小へのスケジュールが明確になっていないFRBと
の違いが明らかです。これがユーロ対米ドル、ユーロ対日本円相場に映されて
いるでしょう。

 欧州の国債相場の変化も注目されます。欧州問題が深刻化していた時期には、
質への逃避でドイツ債やオランダ債へ資金が殺到して、2年物国債はマイナス
利回りを続けていました。直近のドイツ2年債は0.273%に上昇。米国債
とほぼ同レベル。また直近2%まで上昇してきた10年米債に対して10年独
債も1.70%近くに利回りが上昇してきました。日本の金融緩和は気が遠く
なる程の長期化が予想され、0.70%台水準で上昇期待弱い状態。金利差か
らの円売りユーロ買い、米ドル買い基調は続きそうです。

 ユーロが上昇したのは対円で最大でしたが、次に上昇したのが対英ポンドで
した。
 欧州債務問題による資金逃避は米債や円買いに加えて、英国にも向かいまし
た。買われていた英国債は逃避部分がはがれ、英国景気の低迷を示す指標もネ
ガテイブに働いています。そこへ来て、キャメロン首相が2017年にEUに
留まるか脱退するかの国民投票を実施すると発言。これもポンドにはネガテイ
ブに働いたと思います。EUを大きな貿易相手とする英国にとって不安要因で
す。1ユーロは昨年一時0.7750ポンド台まで売られましたが、直近では
高値0.8580ポンド台まで買われました。ポンドは対日本円では僅かに上
昇しましたが、その他の主要通貨に対しては下落しました。

 ユーロは現在対ドルで節目の1.35手前で足踏み状態です。個人的にも上
昇メドを1.35水準に見ていたのですが、一部では対ドル1.40水準、対
円135円辺りまでの上昇を予想する筋もあります。予想はよそう!がよろし
いようで、都度の観察と判断が大事かな、と。基調変化は見られませんが、こ
の辺りからはやや慎重にポジション管理をと思っています。

 ユーロの気になる材料を挙げるなら、キプロスの支援問題です。ドイツと欧
州中銀で意見の対立が話題になっており、大きく取り上げられてはいませんが、
小さな問題が後の火種になることもあるので頭の片隅にちょこっと置いておき
たいと思います。

 さて、最後になりましたが、日本円です。正月休暇もとらず、一気に対米ド
ルで91円台、対ユーロで122円台までつけてきました。88円台で調整が
もう少しあるかと思いきや、西村内閣府副大臣の円安容認論(100円程度で
問題ない)で一気に90円の壁突破。現政権は結構な口先を使うので、引き続
き要人発言には「ご用心!」です。
 中期的には100円到達もあるかもしれません。ただ、現在の物価水準によ
る購買力平価ではかなり良いレベルまで来ている点、また、台湾中銀からも通
貨戦争に備えよ!というレポートが出てきているようにアジア諸国もかなり神
経質になっている事実もあります。過剰な円高状態の時に「文句も言わなかっ
た日本」が口先を使って誘導もどきをするのもそろそろスローダウンかもしれ
ません。モノ申す姿勢は評価しますが、そろそろ沈黙も金効果を使う時期かな、
とも。

 今週は明日未明に米国FRBによる政策決定会合FOMCの結果が、2月1
日には注目の米国雇用統計。と重要なイベントが続きます。また、2月には米
国債の利払いが予定され円転による円高要因に。決算期3月を控えて、海外子
会社や投資先の所得のお里帰りリパトリーは円高要因ですし、今回はとても大
きな材料、日銀総裁人事がこれまでになく大注目でしょう。11月からの安倍
氏効果による一方通行相場に調整の可能性も。
 春に浮かれず、きっちりと向き合って行きたいところですね。

 本号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、読者の方々からの温かいコメントに感謝申し上げます。励みになります。

以下、イベントのお知らせです。
 前号でもご紹介しましたが、来る3月10日(日)に日本FP協会と東京証
券取引所との共催イベントであります。テーマは資産運用。2部パネルデイス
カッションのパネリストとして私が参加します。ルックスでは勝負できないの
ですが、トークで多くの頷きと笑いを取りたいと思っています。ご都合よろし
ければ是非ご参加ください。

詳細、申込はこちら↓のホームページからお願いいたします。
http://www.jafp.or.jp/tbb/pamphlet/public/913OGIPYP.pdf
http://plusyou.tse.or.jp/events/

*本号の情報は基本1月29日のニューヨーク市場の終値レベルをベースにし
 ています。

式町 みどり拝

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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企業の復活

 長期低迷を余儀なくされた企業がいかにして復活を遂げられるのかは多くの投資家の研究材料となります。
 上場企業の経営者は投資家の期待に応え、業績を安定的に成長させて株価を上昇させる命題を与えられています。
 不特定多数の投資家にとってオーナー経営が良いかサラリーマン経営者が良いか判断は分かれますが、どちらにしても業績をいかにして継続的に向上させていけるかが重要です。

 今回、取り上げますノーリツ鋼機(7744)もそうした長期低迷型の企業の一つです。かつての高収益時代に得た利益を活用して新たな分野に挑戦しようと頑張っていますが、なかなか数字になって現れて来ませんでした。でもようやくそうした企業変革が実り出したように思われます。

〜ノーリツ鋼機(7744)の復活〜

 業務用写真プリンタの世界最大手メーカーとして有名なノーリツ鋼機(7744)の復活の兆しが見えてきました。創業者の娘ムコである現社長西本博嗣氏の事業改革が3年前より続けられ、ようやく成果が出始めているほか、キャッシュリッチの事業体質を生かして中高年向け通販雑誌の「いきいき」社の買収に続き中高年向け大手通販企業「全国通販」の買収を行うなど積極的な企業変革に挑む姿が感じられます。

 数年前から過去稼いだお金を用いて多角化に挑戦。なかなか黒字化が見えなかったものの、2011.3期から営業黒字化を実現し2012.3期も6億円の営業利益を計上。今期も7億円余りの営業黒字を見込んでいます。

 いきいきの業績貢献は今下期から。買収金額が80億円余りとやや多いように見られますが、今期の年商は100億円を突破し、営業利益も10億円が見込まれますので、業績への貢献が期待されます。全国通販も年商130億円の企業ですから、来期はこれらがフルに寄与したとして前期比250億円程度の売上増が見込まれます。

 同社は元来、もの作りの企業で特許出願も盛んです。
 農業、環境、医療分野(予防医学)でのもの作りのノウハウが生かされた時に収益拡大の流れが本格的に見えてくると期待されます。
 相変わらずアナログからデジタルへの移行もあり欧米での写真プリンタ事業は縮小傾向が想定されますがここに来ての円安転換はプラス材料です。
 遠隔画像診断システム、水耕栽培、Mソーラーなどの分野での収益貢献が来期以降の評価につながると思われます。
 将来の年商1000億円を見込む西村社長が中長期的にどの程度の利益を計上するかはまだ不透明ですがかつての栄耀栄華の時代を復活できるか投資家の期待も徐々に高まりつつあります。

【私が予想する今期、来期の業績】

前提条件:いきいきと全国通販の業績が上乗せ
2012.3期実売上高187億87百万円/営業利益6億円
2013.3期予売上高270億円/営業利益13億円
2014.3期予売上高430億円/営業利益22億円

【2009年3月期から2012年3月期の最終赤字累計】

320億円

【ピーク時当期利益】

2004.3期 83億23百万円

【2012.9期株主資本及び株主資本比率】

553億40百万円、75.1%

【2012.9期有利子負債】

107億47百万円

【2012.9期末現預金】

194億20百万円

【今期予想1株配当金】

6円

【時価&時価総額】

397円、144億円

【2012.9期BPS】

1554円

【実績PBR】
0.255倍

【テーマ】

医療関連
農業・食関連
環境関連(ソーラー関連)
高齢化関連
円安関連

【株価コメント】

 昨年11月の安値283円から1月15日の高値415円まで46.6%上昇後、400円前後で推移中。グローバル企業で外国人投資家の持ち株比率は11.6%と高い。上場来高値6600円(1996年)大証、東証上場銘柄。

(炎)

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有料メルマガライブラリから(47)投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第43回・2009/10/20配信号)

【前略】

 集中投資と分散投資。どちらがリスクをコントロールしやすいかといえば、間違いなく分散投資のほうに凱歌があがります。

 もちろん強烈に株価が上昇する成長銘柄にタイミングよく集中投資できれば、資産の増加スピードは非常に速くなるでしょう。
 実際に勉強会の仲間の個人投資家には、たった1銘柄の株に集中投資をして200万円程度の資金を数年で3億円まで増やした知人がいました。
 しかし長期投資ということにこだわり、投資した銘柄にこだわり、その株が2006年1月にピークをつけてからも投資し続け、2007年の9月には、持ち続けていたなら6000万円以下にまで資産を減らしてしまいました。知人はブログを閉鎖してしまい、ネット・コミュニティーから撤退したので、当初の方針通りずっと、すっと投資した銘柄の株を売らないで持ち続けているかどうかは分かりません。しかし投資した銘柄にほれ込んで、どんなことがあっても売らないというのは、経営者なら分かりますが、個人投資家の投資方針としてはリスクが高すぎると思います。
 2009年10月16日時点では集中投資銘柄の株価は10,110円です。1500株を持ち続けていたら総額1517万円程度にしかなりません。この企業の株価は2009年3月には、一時1286円まで売り込まれました。その時点なら総額193万円にしかなりません。それでも投資の元金程度ですから、たいした損とはいえないかもしれません。しかし、一時的でも3億円になった資金が193万円まで減れば、私なら精神的に耐えられないと思います。私なら1000万円が500万円になっても大いに嘆き、精神的な痛手を受けると思います。

 もちろん一つの株に集中投資をして大きな財産を築いた経営者は沢山いますから、一つの銘柄に投資するのが、絶対に間違いだとはいえないと思います。しかし、参入障壁が低い業種の企業に一極集中投資を続けるのはとても危険な投資行動だと考えます。自分の投資銘柄に固執して資産を減らしてしまっては、なんのための資産運用か分からなくなってしまいます。

 進化論のダーウィンが、その著書「種の起源」の中で「最も強いものが生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは変化できるものだけである」と述べています。生命体として生き残っていくためには、自然環境の変化に適応して、自らを変化していくことが必要です。
 投資でも、まったく同じです。いま正しかったことが、明日には間違いになる。そんなことが投資の世界ではよく起こります。

 「男子三日あわざれば刮目してみよ」という格言もあるように、成長するために変化し続けていきたいでね。私の投資方針も投資技術も日々の実践の中で、少しずつではありますが成長を続けています。変わる鉄則と変らぬ鉄則があるように、投資にも基本的で大切なことは、あまり変化することはありません。絶対換えてはいけない基本ももちろんあります。

 別に使わなければならない目的があるお金で株式投資など相場商品に投資してはいけません。これは変らぬ鉄則です。また自分の経済環境や体調が変化すれば、投資スタイルを変えないと、身の破滅に陥ることもあるでしょう。

 ブログなどを7年間近く毎日書いていると、成長しているので、言っていってることが変化してきています。成長しているつもりなんですが、それを理解してくれない人もいるのですね。前と違うことをいっているって、お叱りをうけることや、嫌味を言われることもたまにあります。

 でも、人間は変わるんですよ。たった三日会わない間に、まったくの別人になっている人もいるのです。人間は毎日眠ります。これは再生の儀式といっても良いと思います。辛いことがあっても、悲しいことがあっても、一旦眠り、目が覚めたときは別のあなたがそこにいる。そう考えることによって、人間は生きることの重荷から開放される面もあるのです。

 投資家は投資に限っていえば、節操がなくて良いと思ってます。ある株に投資したとたんに、しまった失敗したって気がついたら売っても良いのです。
 例えば四季報や決算短信をみて投資した、年間経常利益が20億程度の企業のIRをみて、のけぞってしまった事がありました。11億円もの手形不渡りをくらい、手形を発行した企業は破産したという情報が開示されていました。決算短信の発表の翌日のIRを私は見逃していたのです。気がついた途端に、即売ってしまいました。なかなか投資する企業の有価証券報告書や決算短信を見る人も、IRをつぶさに見て投資を決定している人は少ないように思います。しかし「まずい」と思ったら、自分で方針を決めて、その方針に基づいて、投資行動をとる。

 もちろん、迷うことも多いです。そして投資行動をとった結果、損失を大きくしてしまったり、儲けを減らしてしまうことは、株式投資では日常茶飯事です。そのたびに、その失敗を悔やんで引きずって、本当にやる必要のある大切なことをおざなりにしてしまうほど、バカらしいことはありません。時間の無駄遣いなのです。

【以下略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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億の近道2013/01/29


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投資情報メールマガジン                   2013/01/29

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
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             −本日の目次−
   (本日の担当:炎のファンドマネージャー&石川臨太郎)

   ◆コラム「企業の復活」:炎のファンドマネージャー
   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(47)」:石川 臨太郎

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◆コラム「企業の復活」

 長期低迷を余儀なくされた企業がいかにして復活を遂げられるのかは多くの
投資家の研究材料となります。
 上場企業の経営者は投資家の期待に応え、業績を安定的に成長させて株価を
上昇させる命題を与えられています。

 不特定多数の投資家にとってオーナー経営が良いかサラリーマン経営者が良
いか判断は分かれますが、どちらにしても業績をいかにして継続的に向上させ
ていけるかが重要です。

 今回、取り上げますノーリツ鋼機(7744)もそうした長期低迷型の企業
の一つです。かつての高収益時代に得た利益を活用して新たな分野に挑戦しよ
うと頑張っていますが、なかなか数字になって現れて来ませんでした。でもよ
うやくそうした企業変革が実り出したように思われます。

〜ノーリツ鋼機(7744)の復活〜

 業務用写真プリンタの世界最大手メーカーとして有名なノーリツ鋼機(77
44)の復活の兆しが見えてきました。創業者の娘ムコである現社長西本博嗣
氏の事業改革が3年前より続けられ、ようやく成果が出始めているほか、キャ
ッシュリッチの事業体質を生かして中高年向け通販雑誌の「いきいき」社の買
収に続き中高年向け大手通販企業「全国通販」の買収を行うなど積極的な企業
変革に挑む姿が感じられます。

 数年前から過去稼いだお金を用いて多角化に挑戦。なかなか黒字化が見えな
かったものの、2011.3期から営業黒字化を実現し2012.3期も6億
円の営業利益を計上。今期も7億円余りの営業黒字を見込んでいます。

 いきいきの業績貢献は今下期から。買収金額が80億円余りとやや多いよう
に見られますが、今期の年商は100億円を突破し、営業利益も10億円が見
込まれますので、業績への貢献が期待されます。全国通販も年商130億円の
企業ですから、来期はこれらがフルに寄与したとして前期比250億円程度の
売上増が見込まれます。

 同社は元来、もの作りの企業で特許出願も盛んです。
 農業、環境、医療分野(予防医学)でのもの作りのノウハウが生かされた時
に収益拡大の流れが本格的に見えてくると期待されます。
 相変わらずアナログからデジタルへの移行もあり欧米での写真プリンタ事業
は縮小傾向が想定されますがここに来ての円安転換はプラス材料です。
 遠隔画像診断システム、水耕栽培、Mソーラーなどの分野での収益貢献が来
期以降の評価につながると思われます。
 将来の年商1000億円を見込む西村社長が中長期的にどの程度の利益を計
上するかはまだ不透明ですがかつての栄耀栄華の時代を復活できるか投資家の
期待も徐々に高まりつつあります。

【私が予想する今期、来期の業績】

前提条件:いきいきと全国通販の業績が上乗せ
2012.3期実売上高187億87百万円/営業利益6億円
2013.3期予売上高270億円/営業利益13億円
2014.3期予売上高430億円/営業利益22億円

【2009年3月期から2012年3月期の最終赤字累計】

320億円

【ピーク時当期利益】

2004.3期 83億23百万円

【2012.9期株主資本及び株主資本比率】

553億40百万円、75.1%

【2012.9期有利子負債】

107億47百万円

【2012.9期末現預金】

194億20百万円

【今期予想1株配当金】

6円

【時価&時価総額】

397円、144億円

【2012.9期BPS】

1554円

【実績PBR】
0.255倍

【テーマ】

医療関連
農業・食関連
環境関連(ソーラー関連)
高齢化関連
円安関連

【株価コメント】

 昨年11月の安値283円から1月15日の高値415円まで46.6%上
昇後、400円前後で推移中。グローバル企業で外国人投資家の持ち株比率は
11.6%と高い。上場来高値6600円(1996年)大証、東証上場銘柄。

(炎)

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【前略】

 集中投資と分散投資。どちらがリスクをコントロールしやすいかといえば、
間違いなく分散投資のほうに凱歌があがります。

 もちろん強烈に株価が上昇する成長銘柄にタイミングよく集中投資できれば、
資産の増加スピードは非常に速くなるでしょう。
 実際に勉強会の仲間の個人投資家には、たった1銘柄の株に集中投資をして
200万円程度の資金を数年で3億円まで増やした知人がいました。
 しかし長期投資ということにこだわり、投資した銘柄にこだわり、その株が
2006年1月にピークをつけてからも投資し続け、2007年の9月には、
持ち続けていたなら6000万円以下にまで資産を減らしてしまいました。知
人はブログを閉鎖してしまい、ネット・コミュニティーから撤退したので、当
初の方針通りずっと、すっと投資した銘柄の株を売らないで持ち続けているか
どうかは分かりません。しかし投資した銘柄にほれ込んで、どんなことがあっ
ても売らないというのは、経営者なら分かりますが、個人投資家の投資方針と
してはリスクが高すぎると思います。
 2009年10月16日時点では集中投資銘柄の株価は10,110円です。
1500株を持ち続けていたら総額1517万円程度にしかなりません。この
企業の株価は2009年3月には、一時1286円まで売り込まれました。そ
の時点なら総額193万円にしかなりません。それでも投資の元金程度ですか
ら、たいした損とはいえないかもしれません。しかし、一時的でも3億円にな
った資金が193万円まで減れば、私なら精神的に耐えられないと思います。
私なら1000万円が500万円になっても大いに嘆き、精神的な痛手を受け
ると思います。

 もちろん一つの株に集中投資をして大きな財産を築いた経営者は沢山います
から、一つの銘柄に投資するのが、絶対に間違いだとはいえないと思います。
しかし、参入障壁が低い業種の企業に一極集中投資を続けるのはとても危険な
投資行動だと考えます。自分の投資銘柄に固執して資産を減らしてしまっては、
なんのための資産運用か分からなくなってしまいます。

 進化論のダーウィンが、その著書「種の起源」の中で「最も強いものが生き
残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは変化
できるものだけである」と述べています。生命体として生き残っていくために
は、自然環境の変化に適応して、自らを変化していくことが必要です。
 投資でも、まったく同じです。いま正しかったことが、明日には間違いにな
る。そんなことが投資の世界ではよく起こります。

 「男子三日あわざれば刮目してみよ」という格言もあるように、成長するた
めに変化し続けていきたいでね。私の投資方針も投資技術も日々の実践の中で、
少しずつではありますが成長を続けています。変わる鉄則と変らぬ鉄則がある
ように、投資にも基本的で大切なことは、あまり変化することはありません。
絶対換えてはいけない基本ももちろんあります。

 別に使わなければならない目的があるお金で株式投資など相場商品に投資し
てはいけません。これは変らぬ鉄則です。また自分の経済環境や体調が変化す
れば、投資スタイルを変えないと、身の破滅に陥ることもあるでしょう。

 ブログなどを7年間近く毎日書いていると、成長しているので、言っていっ
てることが変化してきています。成長しているつもりなんですが、それを理解
してくれない人もいるのですね。前と違うことをいっているって、お叱りをう
けることや、嫌味を言われることもたまにあります。

 でも、人間は変わるんですよ。たった三日会わない間に、まったくの別人に
なっている人もいるのです。人間は毎日眠ります。これは再生の儀式といって
も良いと思います。辛いことがあっても、悲しいことがあっても、一旦眠り、
目が覚めたときは別のあなたがそこにいる。そう考えることによって、人間は
生きることの重荷から開放される面もあるのです。

 投資家は投資に限っていえば、節操がなくて良いと思ってます。ある株に投
資したとたんに、しまった失敗したって気がついたら売っても良いのです。
 例えば四季報や決算短信をみて投資した、年間経常利益が20億程度の企業
のIRをみて、のけぞってしまった事がありました。11億円もの手形不渡り
をくらい、手形を発行した企業は破産したという情報が開示されていました。
決算短信の発表の翌日のIRを私は見逃していたのです。気がついた途端に、
即売ってしまいました。なかなか投資する企業の有価証券報告書や決算短信を
見る人も、IRをつぶさに見て投資を決定している人は少ないように思います。
しかし「まずい」と思ったら、自分で方針を決めて、その方針に基づいて、投
資行動をとる。

 もちろん、迷うことも多いです。そして投資行動をとった結果、損失を大き
くしてしまったり、儲けを減らしてしまうことは、株式投資では日常茶飯事で
す。そのたびに、その失敗を悔やんで引きずって、本当にやる必要のある大切
なことをおざなりにしてしまうほど、バカらしいことはありません。時間の無
駄遣いなのです。

【以下略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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株のマジックショー

 昨年の11月から始まった上昇相場もやは3ヶ月近くが経過しようとしています。本日の日経平均は11000円台に乗せ、11月安値からは3割近い上昇を見せています。為替が円高傾向から円安に転換し、1ドル=90円台をつけてはいますが、まだまだ2005年前後の水準からはまだ円高だと言う主張が続き、日銀の金融緩和策、2%インフレターゲットも現実問題となりつつあります。
 民主党の野田前首相が財政問題の存在をアピールしアベノミックスが世界には通用しないと叫んでも今更通用しない。国民はまるで有名なマジシャンが演じるマジックショーの中で繰り広げられるイリュージョンの数々に酔いしれている状況だと言っても過言ではない。

 株式相場もそのイリュージョンの一つ。円安=株高で資産デフレが解消し、消費にプラスとなる好循環が始まるのではという期待が徐々に高まる。
 この後に待ち受ける矢のような増税の嵐がマジックショーの終宴を告げることになるのかも知れないが、観客の多くはいまだに楽しんでいる。
 日本企業の多くは円高に慣れてきたが、ここでの円安は決算上は楽になるだろう。

 その企業業績のうち3月期決算企業の第3四半期決算が2月上旬あたりから本格化する。多くの企業が前提為替レートを1ドル=80円前後に設定する中での1ドル=90円台の水準だけに決算結果に関心が寄せられる。
 既にソニー(6758)が買われているが、為替相場に影響を受けやすい銘柄は10−12月に続く1−3月期の大幅増益が見込める。中期的にはまた円高に戻るとすれば今回の為替の円安は一過性のものとなる可能性も残る。
 円安は欧米にとってはドル高、ユーロ高であり、彼らの輸出に影響をもたらす。極端な為替変動は貿易摩擦を生まないとも限らないので為替相場の今後の変動には注意しないとならない。
 為替に対する不安が輸出関連銘柄への投資を躊躇させる一方で行き場のないお金は為替に影響のない銘柄に向かっています。バイオ関連がその典型です。誰が仕掛け人かは定かでなくどこまで人気化するのかはともかく、直近の人気は凄いようです。

 ナノキャリア(4571)がかつての安値から100倍にもなっているほか、デ・ウェスタンセラピテクス研究所(4576)、キャンバス(4575)、ラクオリア創薬(4579)、シンバイオ製薬(4582)、ジーンテクノサイエンス(4584)、UMNファーマ(4585)などの直近IPO銘柄も人気化。コード番号7000番台の再生細胞関連銘柄やタカラバイオ(4974)などiPS細胞関連銘柄が、PERなどのモノサシを無視しての評価を高めています。
 バイオ株マジックショーとでも言うべき状況に乗るかどうかはともかく、この株式市場に起きている摩訶不思議な現象を皆さんはどう捉えておられるでしょうか?

 理屈抜きで昔、単に投資していた投資家がいつの間にか大きな利益を得たといった事例があちこちで起きてくるのか、この先の株式市場も想定外のマジックのような事象が起きるのかも知れません。

 但し、マジックショーと同様にいつの間にかトレンドが変わるなどありうる話。為替の円安イリュージョン、株高イリュージョンが景気心理の好転につながる前に、アルジェリアテロによる人命喪失に続く北朝鮮による核実験の強行の恐れも出てきそう。

 多くの投資家はこのマジックショーがいつまで続くのかを冷静に眺めておかないとならない。夏の参院選まではマジックショーが続くということで多くの投資家は安心しているのかも知れませんが株式相場に波乱はつきもの。波乱を乗り越えてこそ株式相場を生きる運用者の醍醐味となります。

 昨年来の株式相場上昇の流れから「億の近道」にも新たな読者の皆さんがお見えになっているかも知れません。マジックショーのような株式市場ですが、これこそ面白さ。楽しみながらもやってくる波乱の動きにも備えを怠りなく、リスクとリターンの関係を感じながら自らの資産形成に邁進して下さい。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2013/01/28


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投資情報メールマガジン                   2013/01/28

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
      (本日の担当:炎のファンドマネージャー)

   ◆コラム「株のマジックショー」:炎のファンドマネージャー

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売中です。
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◆コラム「株のマジックショー」

 昨年の11月から始まった上昇相場もやは3ヶ月近くが経過しようとしてい
ます。本日の日経平均は11000円台に乗せ、11月安値からは3割近い上
昇を見せています。為替が円高傾向から円安に転換し、1ドル=90円台をつ
けてはいますが、まだまだ2005年前後の水準からはまだ円高だと言う主張
が続き、日銀の金融緩和策、2%インフレターゲットも現実問題となりつつあ
ります。
 民主党の野田前首相が財政問題の存在をアピールしアベノミックスが世界に
は通用しないと叫んでも今更通用しない。国民はまるで有名なマジシャンが演
じるマジックショーの中で繰り広げられるイリュージョンの数々に酔いしれて
いる状況だと言っても過言ではない。

 株式相場もそのイリュージョンの一つ。円安=株高で資産デフレが解消し、
消費にプラスとなる好循環が始まるのではという期待が徐々に高まる。
 この後に待ち受ける矢のような増税の嵐がマジックショーの終宴を告げるこ
とになるのかも知れないが、観客の多くはいまだに楽しんでいる。
 日本企業の多くは円高に慣れてきたが、ここでの円安は決算上は楽になるだ
ろう。

 その企業業績のうち3月期決算企業の第3四半期決算が2月上旬あたりから
本格化する。多くの企業が前提為替レートを1ドル=80円前後に設定する中
での1ドル=90円台の水準だけに決算結果に関心が寄せられる。
 既にソニー(6758)が買われているが、為替相場に影響を受けやすい銘
柄は10−12月に続く1−3月期の大幅増益が見込める。中期的にはまた円
高に戻るとすれば今回の為替の円安は一過性のものとなる可能性も残る。
 円安は欧米にとってはドル高、ユーロ高であり、彼らの輸出に影響をもたら
す。極端な為替変動は貿易摩擦を生まないとも限らないので為替相場の今後の
変動には注意しないとならない。
 為替に対する不安が輸出関連銘柄への投資を躊躇させる一方で行き場のない
お金は為替に影響のない銘柄に向かっています。バイオ関連がその典型です。
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は凄いようです。

 ナノキャリア(4571)がかつての安値から100倍にもなっているほか、
デ・ウェスタンセラピテクス研究所(4576)、キャンバス(4575)、
ラクオリア創薬(4579)、シンバイオ製薬(4582)、ジーンテクノサ
イエンス(4584)、UMNファーマ(4585)などの直近IPO銘柄も
人気化。コード番号7000番台の再生細胞関連銘柄やタカラバイオ(497
4)などiPS細胞関連銘柄が、PERなどのモノサシを無視しての評価を高
めています。
 バイオ株マジックショーとでも言うべき状況に乗るかどうかはともかく、こ
の株式市場に起きている摩訶不思議な現象を皆さんはどう捉えておられるでし
ょうか?

 理屈抜きで昔、単に投資していた投資家がいつの間にか大きな利益を得たと
いった事例があちこちで起きてくるのか、この先の株式市場も想定外のマジッ
クのような事象が起きるのかも知れません。

 但し、マジックショーと同様にいつの間にかトレンドが変わるなどありうる
話。為替の円安イリュージョン、株高イリュージョンが景気心理の好転につな
がる前に、アルジェリアテロによる人命喪失に続く北朝鮮による核実験の強行
の恐れも出てきそう。

 多くの投資家はこのマジックショーがいつまで続くのかを冷静に眺めておか
ないとならない。夏の参院選まではマジックショーが続くということで多くの
投資家は安心しているのかも知れませんが株式相場に波乱はつきもの。波乱を
乗り越えてこそ株式相場を生きる運用者の醍醐味となります。

 昨年来の株式相場上昇の流れから「億の近道」にも新たな読者の皆さんがお
見えになっているかも知れません。マジックショーのような株式市場ですが、
これこそ面白さ。楽しみながらもやってくる波乱の動きにも備えを怠りなく、
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資源動向

 まず、日本のメディアは何をしているのだろうかと一層感じる今日この頃です。
 様々な事件の取り上げ方も政府の発表にしても、右向け右で、どのニュースも皆同じような報道姿勢で、全くジャーナリズムの気概を感じません。もちろん、この横並び好きの国では集団から外れた、我々が期待するアウトロー的な記者は干され、木端サラリーマン的な報道関係者が実権を握っているとは良く聞かされますが、それにしてもと感じます。
 今回のアルジェリアにおけるテロ事件にしても、ジャーナリズム性を感じる報道は皆無であり、インタビューでもひたすら被害者の名前を聞き出そうとするばかり。何とか被害者を特定して、悲しみにくれる親族を引きずり出し「悲しいですか?どうですか?」と、しつこいほど無意味な質問を浴びせる、「お涙ちょうだい」の視聴率稼ぎを目的とした無理やりなインタビューをしたいのでしょうか。
 既得権(電波の独占)に頼った腐りきった経営を続けた挙句として、その報道レベルは地に落ちたと言わざるを得ません。

 毎日々々、中国の公船が尖閣領内に侵入しても「領海侵入があった」「海保が対応した」などと中途半端にぼかした報道しかしません。たまには腹の座った報道をするメディアが欲しいです。
「軍事独裁政権の公船が連日で尖閣諸島周辺に侵入するなど、我が国に対して軍事的挑発行為を繰り返している」
「中国共産党は周辺国への軍事的挑発により様々なトラブルを引き起こしているが、善良な中国国民は報道統制によりこれらの真実を知らない」
「自由化の象徴であるインターネットの情報を遮り、捏造した歴史観や作り物のドラマによってしか国民を統治出来なくなっている」
「この軍事独裁、一党独裁により、共産党員と一般国民の間の経済格差は天文学的な数字になっており、弱者である中国国民は疲弊している。世界は一致団結してこの善良な中国国民を救わねばいけない」
こんなニュースを見てみたいと感じる昨今です。

 2010年、2011年と紙面を賑わせたレアメタルの供給問題。先日これらの取引に詳しい方にお会いして色々なお話を伺えました。

 まずここ最近の動きを纏めると、2012年に入り主要なレアメタルの価格が大幅に下落しており、中にはこの1年で7割以上値下がりしたメタルもあるため、11年に慌てて購入したことで高値を掴んでしまった業者が結構いて困っているとのことです。2012年前半の売り場を逃し大量の在庫を抱えたままの業者も多数いますし、供給の大半を握っている中国の業者も価格を下げても売れない市場に直面していること。その一方で中国リスクを回避するために世界のあちこちで開発が始まっていることなど、普段のニュースでは窺い知れない個別のレアメタルの状況なども話題になりました。
 「政府も一体となって中国リスク回避に動いていますよね」と振ると、彼曰く「供給過剰の今頃になって動いても遅いのですが、まあ、政府のやることは毎度のことですね」と笑っていました。

 これからのテーマとしては、あらゆる資源の価格決定権を完全に海外に握られてしまっている日本企業が如何にして海外に進出し資源を調達しつつ価格競争力を維持するか、且つ米国のシェール革命を利用して企業や国家のリスク分散を如何に図るべきかなどが課題であるとも仰っていました。カナダの資源会社などは相当積極的に日本企業にアプローチをしてきているそうです。
 当面はエネルギー資源を除いては鉱物資源価格の急騰などは無さそうだから、この間に戦略的な設備投資の出来る企業に注目しているとのことでした。場合によっては資源価格が今後の企業収益の制約になると言うよりは、価格安定がメリットになる企業が増えてくるように感じます。必要な設備投資が可能な、実質的な手元資金が潤沢な会社の今後の投資方針なども伺えました。

 昨年11月14日の衆院解散表明から約2ヵ月の間に一気に円安が進み、日経平均株価で約25%の急騰を見せた市場にも過熱感が出てきているようです。何が変わった訳でも無いのにユーロは対円で20%以上も上昇しました。

 日本では量的緩和と言っても既に下限に張り付いている短期金利は金利面では限界がありますので、不動産へのメリットについては金融機関による一層の資金供給の態度次第であり、また超低金利下における金利収入に限界がある金融機関にとっても収益の観点からはそれほどのメリットが感じられないにも関わらず、不思議と内需(特に金融や不動産)ばかりがその他の業種より遥かにポジティブに評価されていることに少々違和感を持っています。確かに信販会社などについては直接的なメリットがありますし、不動産ファンドは昨年以降は積極的な物件取得をしている模様ではあります。

 どちらかと言えば、昨年からの為替や金利動向については、円安による収益改善幅や事業資金の借り入れが大きい企業ほどメリットが得られると思われます故、今後については第三四半期の決算発表に目が向いてくるのではないでしょうか。

 株式市場につきましては、これら企業収支の変動状況と過剰流動性の両面から、しばらくは循環物色的な市場動向が続くと考えています。これから総会シーズンにかけてはM&A等の話題も増えてくるのでしょうから、個別の銘柄研究などは一層大事になってくるのでしょうね。

(街のコンサルタント)

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