年末のご挨拶

 いつものように光陰矢の如し。2012年も残りわずか・・。
 皆さんとともに年輪を重ねていく数多い年の瀬。
 何が起きたのか、理屈はいろいろあれど振り返って見れば2012年はまさに掉尾の一振とも言うべき驚くような終わり方となりました。

 株式相場は上がったり下がったりの繰り返し。
 そうなると上がってはいても今後はいつ下落するのかといった心配が来ますが、そうした心配を無視するがごとく円安=株高の勢いは止まりません。
 結果として2012年末の日経平均は10395円へと跳ね上がり、8500円前後から一気に22%高となりました。

 政権が自民党に戻り、リップサービスも含めて景気を刺激しようとしている点が好感され株価を下支え。押し目待ちに押し目なしの状態となってきました。

 こうした株式相場についてきた多くの億の近道の読者に敬意を表すとともにこうした相場についてこれない読者の皆さんの奮起に期待し年末、大納会後のご挨拶としたいと思います。

 この株価上昇が後の景気回復の契機となるのか、再び訪れると思われる様々な国難を迎えるための準備のための事象に終わるのか、未来のことは神のみぞ知る・・。

 本年のご愛読に感謝申し上げますとともに、2013年も皆様にとって良い年となりますよう心より祈願申し上げます。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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マレーシア教育移住

 マレーシアに教育移住をしてから約1年が経過しましたが、経過報告をさせて頂きたいと思います。

 最近ではマレーシアへのシニア層の移住だけでなく、我々のような教育移住家族が若年層でも多少見られるようになってきました。背景には各種メディアで取り上げられる事が多くなり露出度が増えた影響もあると思います。

 さて、約1年経過した感想ですが、我が家の場合には幸いにも妻子はマレーシアに順応していると思います。息子はインターナショナル系の幼稚園に通い始めてから多少英語を理解するようになってきていますし、様々な人種の子供達の中でどのように生きていくかの力を幼いながら身に付けているように見受けます。これから小学校に進学するので、彼にあった所を選択していかなければならないのですが、現状では選択肢は米系、英系、中華系等々、様々あります。また、KL市内でもインターナショナルスクールの新設校は増え更に選択肢は増えてきているというのが現状です。各校によって特徴はあるのですが、子供に合わせて学校を選択する事はできそうです。

 また、生活面に関してですが、妻も色々と日々格闘はあるようですが、何とか生活はできています。生活していく上においては様々なトラブルはもちろん発生します。例えば、水道、電気が止まる、水漏れが発生、ファンが回らない等々、日本では考えられないようなトラブルが発生し、その都度、大家や業者、コンドミニアムのマネジメントオフィスと英語で交渉を実施しないといけません。マレーシア人の国民性も影響してか、日本のように時間通りに進むという事はほぼないので、多少の忍耐力がここで住むのには必要だと思います。

 最後に、教育移住の際の大事な点としては、学校もそうなのですが、住むエリアやコンドミニアムの選択が重要な要素になる事を忘れてはいけません。表面的な施設についてはKL市内のコンドミニアムであればほとんど問題になる事はないと思いますが、周りにどのような住人がいるか、近隣の交通事情(特にKLの場合はラッシュ時間帯には渋滞がひどい)はどうか、生活用品を購入する場所は近いか等々については移住の決断前に、そのコンドミニアムに短期滞在もしくは、近隣に短期滞在をする事によって視察をする事をお勧めします。

 移住に先立ち、不動産を購入されている方もいらっしゃると思いますが、最初は賃貸物件を選択してからの移住をお薦め致します。1年住んで痛感したのですが、考えた以上にこちらの物件の経年劣化は大きいのがその理由です。

 日本ではまだKL市内、ジョホールの不動産等々の不動産投資が過熱しているようですが、価格が安いからという安易な投資はやめた方が良いと思います。マレーシア国内の不動産マーケットにも近い将来、歪みが発生すると思います。そのような兆候が最近出始めてきているように思えてなりません。

(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、都市銀行、外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

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インド最大の財閥、トップ交代

 師走も押し迫って参りました。億の近道も本号が年内最終号です。

 本日仕事納めの方が多いのではないかと推察しますが、インドでも本日、大きな意味で仕事納めをされた方が居ます。インド3大財閥の一つ、TATA財閥トップのラタン・タタ会長が、経営の第一線から退きます。
 ラタン氏は財閥の5代目。今後はTATAの財団の運営などを行うようです。独身で子供もいないため、TATAの次期トップはTATA家とは関係のない、40代の若手が、年間売上5兆円を超えるTATAグループを担うことになっています。
 ラタン氏とは、プライベートで夕食を共にしたこともありますが、ジェントルマンで発想のスケールも大きい方です。しかも非常にフランクで、偉ぶった態度はみじんも感じられません。本当のリッチパーソンはそうなのだと、あらためて感じました。

 さて、日本ではTATAグループの知名度は残念ながら低いのが現状です。ご存じの方でも、低価格自動車TATAナノ(20万円の自動車)を作ったという認識程度。自動車はもちろん、鉄やエネルギー、食品や通信をも網羅する一大企業グループと言うことを理解しているのは少数派と言わざるを得ないです。

 海外のサイトで、ラタン氏引退に伴い、彼の功績をたたえて在任中に行われた大規模買収をまとめていました。非常に分かりやすかったので、ここで一部をご紹介します。
(以下、ドルは米ドル、ルピーはインドルピー。)

◇2000年
 イギリスのTetleyグループを4億5千万ドルで買収。
 ※Tetleyは1837年創業の紅茶の企業。

◇2001年
 政府100%出資のCMCの株式の51%を15.2億ルピーでインド政府から取得。
 ※CMCは1975年創業のIT企業。

◇2002年
 VSNL株の25%を143.9億ルピーで追加取得。
 ※VSNLは1986年創業のインドの通信大手。インド政府系企業としては初めてニューヨーク証券取引所に上場した。

◇2004年
 韓国の大宇自動車を1億200万ドルで買収。

◇2005年
 シンガポールの製鉄最大手NatSteelを3億6500万ドルで買収。この買収には、シンガポール、中国、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリアの製鉄所も含む。

◇2005年
 アメリカの海底ケーブルサービス世界的大手、Tyco Global Networkを1億3000万ドルで買収。

◇2005年
 インド書店チェーン大手Landmark株の76%を10億3600万ルピーで取得。

◇2006年
 米ボストンのリッツカールトンホテルを1億7000万ドルで買収。

◇2006年
 英化学大手Brunners Mondを50億8000万ルピーで買収。
 ※Brunners Mondは1873年創業のケミカルメーカー。

◇2007年
 英蘭製鉄大手Corusを113億ドルで買収。

◇2008年
 フォード自動車から、ジャガーとランドローバーを23億ドルで買収。

◇2008年
 米化学大手、General Chemical Industrial Productsを10億ドルで買収。
 ※General Chemical Industrial Productsは1884年創業の化学メーカー。

◇2011年
 英British Saltを65億ルピーで買収。
 ※British Saltは英製塩大手。

 いかがですか?
 クルマ好きなら、ジャガーとランドローバーがインド企業傘下であることは衝撃かも知れませんね。皮肉なことに、TATA傘下に入ってから売上増となったようです。
 ラタン氏は、ここに掲げた以外でも多くの買収、株取得、出資などを行って、業容の拡大と全世界戦略を続々と実行しました。NTTDoCoMoと提携して携帯電話会社を始めたのもその一環ですね。

 経営の第一線から退くとはいえ、ラタン氏が今後も経済界に大きく影響を及ぼす存在であることは疑う余地がありません。氏の動静も含め、これからのTATAグループの動向にも引き続き注目をしていきます。

本年もご愛読いただき、ありがとうございました。
来年も引き続きご支援、ご愛読をよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。

ぢんぢ部長(松田憲明)

■皆さんからのインドに関するご質問などを受け付けます。
 全てのご質問は、コラムを通じて回答する形式を採りますのでご了承下さい。
 質問、お待ちしております。
 okuchika.mail@gmail.com

■プロフィール:億の近道編集長。最近はインドと日本のビジネスブリッジを
 中心に活動している。インド国内に強力な人脈を持ち、インド進出のバック
 アップを行う。また、インド株式投資の情報を現在鋭意収集中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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◆「海外投資実践入門DVD」このコラムの執筆者、ぢんぢ部長(松田憲明)もインド株式を解説しています!◆
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億の近道2012/12/28


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2012/12/28

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
  (本日の担当:炎のファンドマネージャー&番頭さん&ぢんぢ部長)

    ◆コラム「年末のご挨拶」:炎のファンドマネージャー
    ◆コラム「マレーシア教育移住」:番頭さん
    ◆コラム「インド最大の財閥、トップ交代」:ぢんぢ部長

===================================

【ご挨拶】

 いつもご愛読ありがとうございます。
 億の近道は、本号が年内最終号です。
 年始は、1月7日(月)より配信開始いたします。
 
 本年もご愛読ありがとうございました。
 来年も引き続きよろしくお願いいたします。

===================================

【海外投資実践入門セミナーDVD好評発売中!】

◆本日の執筆者、松田憲明氏もインド株を解説しています!◆

 4月に銀座で開催した「海外投資実践入門セミナー」のDVDが好評発売中
です。
 ベトナム、中国、中東、インドそれぞれに精通した講師による、他では聞く
ことの出来ない充実した内容です。
 当日所用で来られなかった方、地方にいて参加できなかった方はもちろん、
国際分散投資をお考えの方や、各国の最新の情報を知りたい方にも最適です。

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 詳細は http://www.iforum.jp/dvd/ へ。サンプル動画もあります。

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◆コラム「年末のご挨拶」

 いつものように光陰矢の如し。2012年も残りわずか・・。
 皆さんとともに年輪を重ねていく数多い年の瀬。
 何が起きたのか、理屈はいろいろあれど振り返って見れば2012年はまさ
に掉尾の一振とも言うべき驚くような終わり方となりました。

 株式相場は上がったり下がったりの繰り返し。
 そうなると上がってはいても今後はいつ下落するのかといった心配が来ます
が、そうした心配を無視するがごとく円安=株高の勢いは止まりません。
 結果として2012年末の日経平均は10395円へと跳ね上がり、850
0円前後から一気に22%高となりました。

 政権が自民党に戻り、リップサービスも含めて景気を刺激しようとしている
点が好感され株価を下支え。押し目待ちに押し目なしの状態となってきました。

 こうした株式相場についてきた多くの億の近道の読者に敬意を表すとともに
こうした相場についてこれない読者の皆さんの奮起に期待し年末、大納会後の
ご挨拶としたいと思います。

 この株価上昇が後の景気回復の契機となるのか、再び訪れると思われる様々
な国難を迎えるための準備のための事象に終わるのか、未来のことは神のみぞ
知る・・。

 本年のご愛読に感謝申し上げますとともに、2013年も皆様にとって良い
年となりますよう心より祈願申し上げます。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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◆コラム「マレーシア教育移住」

 マレーシアに教育移住をしてから約1年が経過しましたが、経過報告をさせ
て頂きたいと思います。

 最近ではマレーシアへのシニア層の移住だけでなく、我々のような教育移住
家族が若年層でも多少見られるようになってきました。背景には各種メディア
で取り上げられる事が多くなり露出度が増えた影響もあると思います。

 さて、約1年経過した感想ですが、我が家の場合には幸いにも妻子はマレー
シアに順応していると思います。息子はインターナショナル系の幼稚園に通い
始めてから多少英語を理解するようになってきていますし、様々な人種の子供
達の中でどのように生きていくかの力を幼いながら身に付けているように見受
けます。これから小学校に進学するので、彼にあった所を選択していかなけれ
ばならないのですが、現状では選択肢は米系、英系、中華系等々、様々ありま
す。また、KL市内でもインターナショナルスクールの新設校は増え更に選択
肢は増えてきているというのが現状です。各校によって特徴はあるのですが、
子供に合わせて学校を選択する事はできそうです。

 また、生活面に関してですが、妻も色々と日々格闘はあるようですが、何と
か生活はできています。生活していく上においては様々なトラブルはもちろん
発生します。例えば、水道、電気が止まる、水漏れが発生、ファンが回らない
等々、日本では考えられないようなトラブルが発生し、その都度、大家や業者、
コンドミニアムのマネジメントオフィスと英語で交渉を実施しないといけませ
ん。マレーシア人の国民性も影響してか、日本のように時間通りに進むという
事はほぼないので、多少の忍耐力がここで住むのには必要だと思います。

 最後に、教育移住の際の大事な点としては、学校もそうなのですが、住むエ
リアやコンドミニアムの選択が重要な要素になる事を忘れてはいけません。表
面的な施設についてはKL市内のコンドミニアムであればほとんど問題になる
事はないと思いますが、周りにどのような住人がいるか、近隣の交通事情(特
にKLの場合はラッシュ時間帯には渋滞がひどい)はどうか、生活用品を購入
する場所は近いか等々については移住の決断前に、そのコンドミニアムに短期
滞在もしくは、近隣に短期滞在をする事によって視察をする事をお勧めします。

 移住に先立ち、不動産を購入されている方もいらっしゃると思いますが、最
初は賃貸物件を選択してからの移住をお薦め致します。1年住んで痛感したの
ですが、考えた以上にこちらの物件の経年劣化は大きいのがその理由です。

 日本ではまだKL市内、ジョホールの不動産等々の不動産投資が過熱してい
るようですが、価格が安いからという安易な投資はやめた方が良いと思います。
マレーシア国内の不動産マーケットにも近い将来、歪みが発生すると思います。
そのような兆候が最近出始めてきているように思えてなりません。

(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、都市銀行、外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

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◆コラム「インド最大の財閥、トップ交代」

 師走も押し迫って参りました。億の近道も本号が年内最終号です。

 本日仕事納めの方が多いのではないかと推察しますが、インドでも本日、大
きな意味で仕事納めをされた方が居ます。インド3大財閥の一つ、TATA財閥ト
ップのラタン・タタ会長が、経営の第一線から退きます。
 ラタン氏は財閥の5代目。今後はTATAの財団の運営などを行うようです。独
身で子供もいないため、TATAの次期トップはTATA家とは関係のない、40代の
若手が、年間売上5兆円を超えるTATAグループを担うことになっています。
 ラタン氏とは、プライベートで夕食を共にしたこともありますが、ジェント
ルマンで発想のスケールも大きい方です。しかも非常にフランクで、偉ぶった
態度はみじんも感じられません。本当のリッチパーソンはそうなのだと、あら
ためて感じました。

 さて、日本ではTATAグループの知名度は残念ながら低いのが現状です。ご存
じの方でも、低価格自動車TATAナノ(20万円の自動車)を作ったという認識
程度。自動車はもちろん、鉄やエネルギー、食品や通信をも網羅する一大企業
グループと言うことを理解しているのは少数派と言わざるを得ないです。

 海外のサイトで、ラタン氏引退に伴い、彼の功績をたたえて在任中に行われ
た大規模買収をまとめていました。非常に分かりやすかったので、ここで一部
をご紹介します。
(以下、ドルは米ドル、ルピーはインドルピー。)

◇2000年
 イギリスのTetleyグループを4億5千万ドルで買収。
 ※Tetleyは1837年創業の紅茶の企業。

◇2001年
 政府100%出資のCMCの株式の51%を15.2億ルピーでインド政府
 から取得。
 ※CMCは1975年創業のIT企業。

◇2002年
 VSNL株の25%を143.9億ルピーで追加取得。
 ※VSNLは1986年創業のインドの通信大手。インド政府系企業として
  は初めてニューヨーク証券取引所に上場した。

◇2004年
 韓国の大宇自動車を1億200万ドルで買収。

◇2005年
 シンガポールの製鉄最大手NatSteelを3億6500万ドルで買収。この買収
 には、シンガポール、中国、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オ
 ーストラリアの製鉄所も含む。

◇2005年
 アメリカの海底ケーブルサービス世界的大手、Tyco Global Networkを1億
 3000万ドルで買収。

◇2005年
 インド書店チェーン大手Landmark株の76%を10億3600万ルピーで取
 得。

◇2006年
 米ボストンのリッツカールトンホテルを1億7000万ドルで買収。

◇2006年
 英化学大手Brunners Mondを50億8000万ルピーで買収。
 ※Brunners Mondは1873年創業のケミカルメーカー。

◇2007年
 英蘭製鉄大手Corusを113億ドルで買収。

◇2008年
 フォード自動車から、ジャガーとランドローバーを23億ドルで買収。

◇2008年
 米化学大手、General Chemical Industrial Productsを10億ドルで買収。
 ※General Chemical Industrial Productsは1884年創業の化学メーカー。

◇2011年
 英British Saltを65億ルピーで買収。
 ※British Saltは英製塩大手。

 いかがですか?
 クルマ好きなら、ジャガーとランドローバーがインド企業傘下であることは
衝撃かも知れませんね。皮肉なことに、TATA傘下に入ってから売上増となった
ようです。
 ラタン氏は、ここに掲げた以外でも多くの買収、株取得、出資などを行って、
業容の拡大と全世界戦略を続々と実行しました。NTTDoCoMoと提携し
て携帯電話会社を始めたのもその一環ですね。

 経営の第一線から退くとはいえ、ラタン氏が今後も経済界に大きく影響を及
ぼす存在であることは疑う余地がありません。氏の動静も含め、これからのTATA
グループの動向にも引き続き注目をしていきます。

本年もご愛読いただき、ありがとうございました。
来年も引き続きご支援、ご愛読をよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。

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待利回りの国際的企業を、研究銘柄として掲載しています。
 また、コラムでは、他の個人投資家の状況分析から、有用なテーマを見いだ
す考え方に言及しております。
 さらに年末年始スペシャルとして、新シリーズ「テーマ型研究銘柄」を掲載
しています。今回は合従連衡が進むあの業界をテーマとして、銘柄を選定して
います。
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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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為替市場動向〜今年の相場を振り返り〜

 マヤ歴の終末12月21日も無事過ぎ、2012年も数え日となりました。
 総選挙の自民党勝利により帰ってきた安倍政権が今日発足。もう随分前から就任していたかのように注目されていた安倍(今日から)首相を迎えた市場。前場から円は85円台乗せ、日経平均は1万円台でのスタートとなりました。要人発言も大風呂敷だと市場が反応することは、今夏のECBドラギ総裁の「ユーロを徹底的に守る」「自分を信じてくれ」発言にも少々共通するところがあります。一部では安倍サンタとも呼ばれているそうですが、大風呂敷が市場心理に影響を与え効果が冷めないうちに、口だけでなく迅速に着実に政策を実行に移していって欲しいものです。

 さて、年前半は欧州債務問題の進展で揺れ、後半は安倍トレードが話題になった今年の為替市場を振り返り、為替市場に影響を与えた要因をチェックしてみましょう。

 年初来から25日終値までの各主要通貨の対米ドル相場でベストパフォームは韓国ウオンのプラス7.29%、僅差のプラス7.28%でメキシコ・ペソ、3位はノルウエー・クローネの6.65%と続き、一方でワーストパフォームはブラジル・レアルのマイナス10.25%、次にマイナス9.27%の日本円、マイナス5.64%の南アフリカ・ランドが続き、この3通貨のみが対ドルで下落し、他の通貨は対ドルで上昇しています。
 特徴として、米ドルと日本円が弱かったこと、また政府による介入や金融政策により通貨安に誘導されたブラジル・レアルの弱さが目立ちます。ブラジル・レアル同様に高金利通貨として日本の個人投資家にも人気があった南アフリカ・ランドは鉱山ストの影響により経常収支が悪化したことが通貨安の要因になりました。

 今年の特徴として、年前半の動きが欧州問題の緩和などによるリスクオン時には高金利通貨買い、米ドル、円売り、悪材料のオフ時には逆の動きが見られるという教科書的な動きでしたが、後半はバラツキがありました。また、全般的にどの通貨も変動率が低下したこと、金利差要因も大きな動意をもたらさず、いわゆるキャリートレードも通年では上手く回っていませんでした。

 今年ブラジル・レアルの次に大きくマイナスに動いた日本円ですが、これまで相場動向の背景としてよく取り上げられてきた2年物の日米金利差も今年、特に後半については逆相関傾向で日米金利差は縮小しているものの為替はドル高円安で動いています。
 ところで、今年年初に発表された2011年の日本の貿易収支が31年ぶりに赤字になったニュースは衝撃的でしたが、2012年も予想以上に赤字は継続中であり、円高修正への動きは安倍発言をきっかけに形になって表れたとも言えるでしょう。シカゴの投機筋ポジションも円ショートが急激に増加しています。

 あまり押し目を作っていない急激なドル・円相場の上昇はテクニカル的には短期買われ過ぎではありますし、また昨今増加する発電のための化石燃料の輸入にとって悪材料として自民党幹事長の石破氏も極端な円安への懸念発言も理解できます。また某米紙にも円の急激な動きに懸念を表したものもありました。消費者物価水準での購買力平価(物価比較による為替レート)は88円台程度ですので、相場の基調に変化は見られないものの、物価水準が現状維持なら円高是正はいいところまでされてきたとも言えます。スピード調整なく師走の市場を飛ばしてきた相場だけに調整の可能性も否定できません。また今後の動向は安倍新政権の政策への信頼感に大きくかかって来るでしょう。

 さて、円相場は年初来、対米ドルで約10%、対韓国ウオンに18%、対ユーロで12%程度の円高是正をして、株式相場への好影響もありました。円安傾向の要因の一つに貿易収支の悪化が取り上げられますが、貿易収支といっても通貨別にみると2011年は米ドル建が約17兆円赤字に対して、黒字は円建て約11兆円、ユーロ建て約2兆円、その他、約2兆円。貿易収支の中味はまちまちなので、簡単に円安になれば日本経済にはプラスとも言えず、対米、対欧州というよりもアジア諸国通貨に対して円安に推移していくことが重要となってきています。前号でも記しましたが、韓国ウオン、台湾ドル、人民元に対する相場動向に注目しておく必要があります。一方、資源購入相手国であるインドネシアやマレーシア通貨に対する円安は日本経済には好ましくないわけです。

 アジアも含めた新興国のソブリンリスクは、先進国が格下げされる一方で全般的に格上げされて来ており、来年もその通貨動向は今年以上に注目されていくと思います。このコラムでも今後取り上げていきたいと思っています。

 最後にクリスマス休暇前の決着という楽観的見方も出ていた米国の「財政の崖」協議進展について記したいと思います。

 決着のめどとされていた21日は決裂したため、クリスマス休暇前のニューヨーク株式市場の売り材料になりました。財政協議では米国財政の歳入面(ブッシュ減税などの減税項目の失効)と歳出面(歳出一律削減、医療費メデイケア支払削減や失業手当給付の受け取り対象拡大措置の失効など開始)が今年末から来年初に重なり、国民にとっては増税による収入減と支出増となり、米経済が大きな影響を受けるということで現在下院の多数・共和党とオバマ政権が合意に向け動いています。協議の行方が市場に影響していますが、じょじょに影響の度合いは収まって来ているように思います。
 現在、テーブル上で双方が合意に向けて協議しているのは富裕層へ増税案。オバマ大統領案は40万ドル超の富裕層対象。これに対して、共和党案は100万ドル超。その中間あたりで年内に折り合いをつけば崖は回避でき、他の項目は年明けに再び協議(先送り)するのではないかとの見方も多く聞かれます。崖の角度が緩やかになれば、米経済への影響は軽微なもので済むことになるでしょう。
 このところ米株式市場が一旦頭打ちしているのは財政の崖問題要因のみではなく、相場調整のタイミングと重なっているからではないかと考えます。いづれにしても、年末にかけて注目材料ではあります。

 本年最終の執筆で少々長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。
 そして、今年もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
読者の皆さまには、良い新年をお迎えください。

*本号の情報は基本12月25日の東京市場の終値レベルをベースにしています。

式町 みどり拝

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2012/12/26


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投資情報メールマガジン                  2012/12/26号
              イ意 の 近 道

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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)

   ◆コラム「為替市場動向〜今年の相場を振り返り〜」:式町みどり

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◆コラム「為替市場動向〜今年の相場を振り返り〜」

 マヤ歴の終末12月21日も無事過ぎ、2012年も数え日となりました。
 総選挙の自民党勝利により帰ってきた安倍政権が今日発足。もう随分前から
就任していたかのように注目されていた安倍(今日から)首相を迎えた市場。
前場から円は85円台乗せ、日経平均は1万円台でのスタートとなりました。
要人発言も大風呂敷だと市場が反応することは、今夏のECBドラギ総裁の
「ユーロを徹底的に守る」「自分を信じてくれ」発言にも少々共通するところ
があります。一部では安倍サンタとも呼ばれているそうですが、大風呂敷が市
場心理に影響を与え効果が冷めないうちに、口だけでなく迅速に着実に政策を
実行に移していって欲しいものです。

 さて、年前半は欧州債務問題の進展で揺れ、後半は安倍トレードが話題にな
った今年の為替市場を振り返り、為替市場に影響を与えた要因をチェックして
みましょう。

 年初来から25日終値までの各主要通貨の対米ドル相場でベストパフォーム
は韓国ウオンのプラス7.29%、僅差のプラス7.28%でメキシコ・ペソ、
3位はノルウエー・クローネの6.65%と続き、一方でワーストパフォーム
はブラジル・レアルのマイナス10.25%、次にマイナス9.27%の日本
円、マイナス5.64%の南アフリカ・ランドが続き、この3通貨のみが対ド
ルで下落し、他の通貨は対ドルで上昇しています。
 特徴として、米ドルと日本円が弱かったこと、また政府による介入や金融政
策により通貨安に誘導されたブラジル・レアルの弱さが目立ちます。ブラジル
・レアル同様に高金利通貨として日本の個人投資家にも人気があった南アフリ
カ・ランドは鉱山ストの影響により経常収支が悪化したことが通貨安の要因に
なりました。

 今年の特徴として、年前半の動きが欧州問題の緩和などによるリスクオン時
には高金利通貨買い、米ドル、円売り、悪材料のオフ時には逆の動きが見られ
るという教科書的な動きでしたが、後半はバラツキがありました。また、全般
的にどの通貨も変動率が低下したこと、金利差要因も大きな動意をもたらさず、
いわゆるキャリートレードも通年では上手く回っていませんでした。

 今年ブラジル・レアルの次に大きくマイナスに動いた日本円ですが、これま
で相場動向の背景としてよく取り上げられてきた2年物の日米金利差も今年、
特に後半については逆相関傾向で日米金利差は縮小しているものの為替はドル
高円安で動いています。
 ところで、今年年初に発表された2011年の日本の貿易収支が31年ぶり
に赤字になったニュースは衝撃的でしたが、2012年も予想以上に赤字は継
続中であり、円高修正への動きは安倍発言をきっかけに形になって表れたとも
言えるでしょう。シカゴの投機筋ポジションも円ショートが急激に増加してい
ます。

 あまり押し目を作っていない急激なドル・円相場の上昇はテクニカル的には
短期買われ過ぎではありますし、また昨今増加する発電のための化石燃料の輸
入にとって悪材料として自民党幹事長の石破氏も極端な円安への懸念発言も理
解できます。また某米紙にも円の急激な動きに懸念を表したものもありました。
消費者物価水準での購買力平価(物価比較による為替レート)は88円台程度
ですので、相場の基調に変化は見られないものの、物価水準が現状維持なら円
高是正はいいところまでされてきたとも言えます。スピード調整なく師走の市
場を飛ばしてきた相場だけに調整の可能性も否定できません。また今後の動向
は安倍新政権の政策への信頼感に大きくかかって来るでしょう。

 さて、円相場は年初来、対米ドルで約10%、対韓国ウオンに18%、対ユ
ーロで12%程度の円高是正をして、株式相場への好影響もありました。円安
傾向の要因の一つに貿易収支の悪化が取り上げられますが、貿易収支といって
も通貨別にみると2011年は米ドル建が約17兆円赤字に対して、黒字は円
建て約11兆円、ユーロ建て約2兆円、その他、約2兆円。貿易収支の中味は
まちまちなので、簡単に円安になれば日本経済にはプラスとも言えず、対米、
対欧州というよりもアジア諸国通貨に対して円安に推移していくことが重要と
なってきています。前号でも記しましたが、韓国ウオン、台湾ドル、人民元に
対する相場動向に注目しておく必要があります。一方、資源購入相手国である
インドネシアやマレーシア通貨に対する円安は日本経済には好ましくないわけ
です。

 アジアも含めた新興国のソブリンリスクは、先進国が格下げされる一方で全
般的に格上げされて来ており、来年もその通貨動向は今年以上に注目されてい
くと思います。このコラムでも今後取り上げていきたいと思っています。

 最後にクリスマス休暇前の決着という楽観的見方も出ていた米国の「財政の
崖」協議進展について記したいと思います。

 決着のめどとされていた21日は決裂したため、クリスマス休暇前のニュー
ヨーク株式市場の売り材料になりました。財政協議では米国財政の歳入面(ブ
ッシュ減税などの減税項目の失効)と歳出面(歳出一律削減、医療費メデイケ
ア支払削減や失業手当給付の受け取り対象拡大措置の失効など開始)が今年末
から来年初に重なり、国民にとっては増税による収入減と支出増となり、米経
済が大きな影響を受けるということで現在下院の多数・共和党とオバマ政権が
合意に向け動いています。協議の行方が市場に影響していますが、じょじょに
影響の度合いは収まって来ているように思います。
 現在、テーブル上で双方が合意に向けて協議しているのは富裕層へ増税案。
オバマ大統領案は40万ドル超の富裕層対象。これに対して、共和党案は10
0万ドル超。その中間あたりで年内に折り合いをつけば崖は回避でき、他の項
目は年明けに再び協議(先送り)するのではないかとの見方も多く聞かれます。
崖の角度が緩やかになれば、米経済への影響は軽微なもので済むことになるで
しょう。
 このところ米株式市場が一旦頭打ちしているのは財政の崖問題要因のみでは
なく、相場調整のタイミングと重なっているからではないかと考えます。いづ
れにしても、年末にかけて注目材料ではあります。

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 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第39回・2009/9/22配信号)


【前略】

 ライブドア問題で、株価が急落するようなことが起こる前は、住宅ローンを返済せずに、株式投資への投資額を大きくしていた方が利益を拡大できて、資産の増加額が早くて、かつ大きいかもしれないと考えて、自宅の住宅ローンを借りたままにしていました。

 所有しているワンルームマンションについても、株式投資で上げた利益で現金で買った分ではなく、1989年からスタートしたワンルームマンション投資の最初の3室は25年ローン、30年ローンを組んでの投資でしたから借入金もまだ大きく残っていました。

 個人年金も月払いにして、私と妻がそれぞれ60歳になるまでは毎月掛け金を負担しなければならないものがありました。

 つまり家計のバランス・シートを見れば、借入金は自宅とワンルームマンションが見合っている状態でしたが、株式投資に投下している資金も大きくなっていました。借入を自己資金で返済すると、株式投資への投下資金は大きく減少します。つまり家計のバランス・シートを俯瞰すれば借入金で株式投資への投下資金を大きく膨らませているという分析ができると思います。

 しかし前年までの好調な資産の増加に水を差すような事件が起こったことで、株式投資に絶対はないと再度肝に銘じて、リスクの圧縮を一気に行ないました。つまり株式投資から資金を引き上げて、借金の返済などを行ないました。

 株式投資では資金をほとんど増やせなかったとはいえ、配当収入も考えれば、株式投資としてはプラスの状態で乗り切れていました。でもサラリーマンを卒業していた私には、借金は負担が大きすぎると身にしみて実感したからでした。

 そこで住宅ローン、ワンルームマンション用の借入、更には月掛け個人年金の一括払いを一気に実行しました。

 そのために株式投資への投資資金は5000万円近く減りました。

 もしこの資金を株式投資に投入したままにしてサブプライムショックをまともに受けていたら、どうなっていたことでしょうか。去年の私の株式資産の減少額は前年の投資額より37%近く減りました。

 ローンなどを返済するために使った5000万円も、同率の被害を被っていたとするならば1850万円のダメージを受けた可能性が高いです。

【中略】

 もろもろの負担減を単純に合計してみると、なんと経費減が2900万円。株で損をしたかもしれない損失見込の圧縮が1850万円です。合計4750万円もの負担減少です。

 我が家の生活費の、なんと10年分以上も助かったことになりました。株の損失は可能性だけですが、経費の圧縮は厳然たる事実分の負担減です。

 この精神的な負担感の低減があったおかげで、株式市場に踏みとどまって、去年の損失額を80%程度取り返すことができている状態です。住宅ローンを残したままにしていたらと考えたら、いまでもゾッとしてしまいます。

 家賃収入のほとんどはローンの返済に消えてしまい、生活費を維持するためにサラリーマンに復帰しなければならなかったかもしれません。

 「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。「禍福はあざなえる縄の如し」です。ただし、自分に何か嫌だと感じることが起こったとき、その出来事が「何か私がおかしなことをやっていることに対し、幸運の女神様が、私に気付かせるために与えて下ったヒント」と考えるクセをつけておくことは、株式投資についてばかりでなく、人生においては非常に重要なことだと考えています。

 香港のファミリーマンションを売ったときも、その前に嫌なことが沢山起こりました。ファミリーマンションに関する嫌なこと。それ以外の日本での仕事上での多くのトラブル。香港のファミリーマンションを売るための条件が次々に起こったこと。

【中略】

 「マンションを売るべきだ」という幸運の女神様の声が聞こえたような気がして、生まれてはじめて不動産を売却することを決めました。買い手が直ぐついて、2ヵ月近くかかって契約内容についての互いの弁護士のチェックが終わり売却代金が私の口座に振り込まれた翌月。香港での不動産売買が急に減って、ほとんど売れなくなった、という情報が私に届けられました。そして怒涛の円高が始まりました。翌年には円が一時1米ドル=79円まで円高になりました。香港ドルと米ドルはリンクしていたので、強烈な円高に見舞われました。

 マンションを4年程度で売ったおかげ短期譲渡の加算税がかかって利益の60%もの税金は支払いました。でも儲けは40%残りました。もし売却していなければ、為替差損で翌年には投資額を割り込んでしまって、売っても利益が出るどころか売却損が発生するところでした。

 何か嫌なことが起こったことがきっかけで、その後に大きく人生が開ける人もいれば、転落していってしまう人もいると思います。

 何か嫌なことが起こったときに、なぜその嫌なことが起こったのか。何か自分が行なっていることが、間違っているのではないか。これは幸運の女神様の合図、ありがたいヒントではないのか。そのように考えて、冷静に自分の行動をチェックしなおして、問題だと思われる事項を改善してみる。リスクを減らしてみる。

 これを私は「株で儲けてもラッキー、損してもラッキー。いつでもラッキーです。」と冗談めかして言ってはいますが、実は心の底からラッキーだと考えているのです。株式投資などの損失は、自分への気付き、間違いチェックの合図だと考えているからです。

 嫌なことが起こったときは、皆さんも自分の状況を見直してみてはいかがでしょうか。そうすると、その嫌なことをきっかけとして、その後に大きく人生が開けてくることが起こる可能性が高くなると、私は自分の過去の多くの経験から信じています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第39回・2009/9/22配信号)

【前略】

 ライブドア問題で、株価が急落するようなことが起こる前は、住宅ローンを
返済せずに、株式投資への投資額を大きくしていた方が利益を拡大できて、資
産の増加額が早くて、かつ大きいかもしれないと考えて、自宅の住宅ローンを
借りたままにしていました。

 所有しているワンルームマンションについても、株式投資で上げた利益で現
金で買った分ではなく、1989年からスタートしたワンルームマンション投
資の最初の3室は25年ローン、30年ローンを組んでの投資でしたから借入
金もまだ大きく残っていました。

 個人年金も月払いにして、私と妻がそれぞれ60歳になるまでは毎月掛け金
を負担しなければならないものがありました。

 つまり家計のバランス・シートを見れば、借入金は自宅とワンルームマンシ
ョンが見合っている状態でしたが、株式投資に投下している資金も大きくなっ
ていました。借入を自己資金で返済すると、株式投資への投下資金は大きく減
少します。つまり家計のバランス・シートを俯瞰すれば借入金で株式投資への
投下資金を大きく膨らませているという分析ができると思います。

 しかし前年までの好調な資産の増加に水を差すような事件が起こったことで、
株式投資に絶対はないと再度肝に銘じて、リスクの圧縮を一気に行ないました。
つまり株式投資から資金を引き上げて、借金の返済などを行ないました。

 株式投資では資金をほとんど増やせなかったとはいえ、配当収入も考えれば、
株式投資としてはプラスの状態で乗り切れていました。でもサラリーマンを卒
業していた私には、借金は負担が大きすぎると身にしみて実感したからでした。

 そこで住宅ローン、ワンルームマンション用の借入、更には月掛け個人年金
の一括払いを一気に実行しました。

 そのために株式投資への投資資金は5000万円近く減りました。

 もしこの資金を株式投資に投入したままにしてサブプライムショックをまと
もに受けていたら、どうなっていたことでしょうか。去年の私の株式資産の減
少額は前年の投資額より37%近く減りました。

 ローンなどを返済するために使った5000万円も、同率の被害を被ってい
たとするならば1850万円のダメージを受けた可能性が高いです。

【中略】

 もろもろの負担減を単純に合計してみると、なんと経費減が2900万円。
株で損をしたかもしれない損失見込の圧縮が1850万円です。合計4750
万円もの負担減少です。

 我が家の生活費の、なんと10年分以上も助かったことになりました。株の
損失は可能性だけですが、経費の圧縮は厳然たる事実分の負担減です。

 この精神的な負担感の低減があったおかげで、株式市場に踏みとどまって、
去年の損失額を80%程度取り返すことができている状態です。住宅ローンを
残したままにしていたらと考えたら、いまでもゾッとしてしまいます。

 家賃収入のほとんどはローンの返済に消えてしまい、生活費を維持するため
にサラリーマンに復帰しなければならなかったかもしれません。

 「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。「禍福はあざなえる縄の
如し」です。ただし、自分に何か嫌だと感じることが起こったとき、その出来
事が「何か私がおかしなことをやっていることに対し、幸運の女神様が、私に
気付かせるために与えて下ったヒント」と考えるクセをつけておくことは、株
式投資についてばかりでなく、人生においては非常に重要なことだと考えてい
ます。

 香港のファミリーマンションを売ったときも、その前に嫌なことが沢山起こ
りました。ファミリーマンションに関する嫌なこと。それ以外の日本での仕事
上での多くのトラブル。香港のファミリーマンションを売るための条件が次々
に起こったこと。

【中略】

 「マンションを売るべきだ」という幸運の女神様の声が聞こえたような気が
して、生まれてはじめて不動産を売却することを決めました。買い手が直ぐつ
いて、2ヵ月近くかかって契約内容についての互いの弁護士のチェックが終わ
り売却代金が私の口座に振り込まれた翌月。香港での不動産売買が急に減って、
ほとんど売れなくなった、という情報が私に届けられました。そして怒涛の円
高が始まりました。翌年には円が一時1米ドル=79円まで円高になりました。
香港ドルと米ドルはリンクしていたので、強烈な円高に見舞われました。

 マンションを4年程度で売ったおかげ短期譲渡の加算税がかかって利益の6
0%もの税金は支払いました。でも儲けは40%残りました。もし売却してい
なければ、為替差損で翌年には投資額を割り込んでしまって、売っても利益が
出るどころか売却損が発生するところでした。

 何か嫌なことが起こったことがきっかけで、その後に大きく人生が開ける人
もいれば、転落していってしまう人もいると思います。

 何か嫌なことが起こったときに、なぜその嫌なことが起こったのか。何か自
分が行なっていることが、間違っているのではないか。これは幸運の女神様の
合図、ありがたいヒントではないのか。そのように考えて、冷静に自分の行動
をチェックしなおして、問題だと思われる事項を改善してみる。リスクを減ら
してみる。

 これを私は「株で儲けてもラッキー、損してもラッキー。いつでもラッキー
です。」と冗談めかして言ってはいますが、実は心の底からラッキーだと考え
ているのです。株式投資などの損失は、自分への気付き、間違いチェックの合
図だと考えているからです。

 嫌なことが起こったときは、皆さんも自分の状況を見直してみてはいかがで
しょうか。そうすると、その嫌なことをきっかけとして、その後に大きく人生
が開けてくることが起こる可能性が高くなると、私は自分の過去の多くの経験
から信じています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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変化を期待して

 個人的な感想ではありますが何とも吹っ切れない選挙結果でした。離合集散の末路を代表する未来の党や、共産、社民など選挙目的だけの無責任発言で生き残ってきた中小政党が議席を減らしたことは新しい政治の予感も感じさせますが、その一方で投票率低迷の中でのリベラル票の食い合い(死票の増加)と自民党の躍進。そして世襲候補の大量の返り咲き。2000年代前半までの元に戻っただけのデジャヴな感覚もあります。
 選挙期間中、駅前での自民党候補の街頭演説ではシニアの方ばかりが目につき、そして盛んに拍手をしていた光景が目に焼き付いています。もちろん一部に「動員」もあるのでしょうが、何となく「もう戻れない日本」を感じてしまった次第です。

 昨年末頃のメルマガ原稿を読み返していましたが、この1年も日本国の将来に繋がる何か期待を予感させてくれる出来事は見られませんでした。政治改革や構造改革の進展の無さ、景気対策やTPP参加についても全くと言っていいほど進展がありません。記憶に残るのは海外の変化の速さばかりです。
 抵抗勢力(老害や既得権者)の障壁は、もう乗り越えることが不可能なほどの大きさになってしまったのでしょうか。今回の選挙にしても目に見えない大きな壁を感じました。短絡的とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、私はこの壁の象徴(根本原因)が票格差と考えています。この壁があるからこそ、この壁を利用して政治家達は無意味な合従連衡をし、且つ無責任発言を繰り返すなど、政治生命維持ばかりに奔走して(目が向いて)しまう。そしてその結果として何も変えられない政治が続く。バラマキや地元後援会向けの仕事やポーズさえ取っていれば「先生」と呼ばれ、何らかの影響力を持ち続けてしまうことになります。
 票の平等は最もシンプルな問題であるはずなのに、もう何十年も解決できない。この国を治める政治家達の利害が発生し易いこの悪弊を取り除かない限り、真の民主主義国家としての自立・成長は阻害され続けるものと考えています。また恐らくはこの障壁がある限り、様々な議論が全て無意味なものとなっていることを我々国民は認識しなければいけないのだと思っています。

 一昨年、昨年から引き摺っている数多の問題は今年も殆ど解決されずに新たな年を迎えることになります。ユーロ問題の行方やこれからの世界を牽引すると思われる新興諸国の将来像もまだまだ視界不良です。若干なりとも明るさが見え始めたのが米国の不動産業界でしょうか。
 紙幣を刷るだけの安易な金融政策(実は財政政策?)や、国力低下による円安やインフレ期待が日本を復活させるとは到底考えられません。これからの数年間は世界的なバブルの恩恵を受ける可能性がありますが、同時にいつ始まるか分からない想定外の(悪い)インフレにも備えが必要と感じています。

 来年こそは日本のこの恐るべき「大停滞」を終わらせる一歩となる年になるよう願って、本年最後のご挨拶とさせていただきます。

 皆様、是非ご自愛頂き、良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2012/12/20


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投資情報メールマガジン                  2012/12/20号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)

    ◆コラム「変化を期待して」:街のコンサルタント

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 先月銀座で開催した「海外投資実践入門セミナー」のDVDが発売です。
 ベトナム、中国、中東、インドそれぞれに精通した講師による、他では聞く
ことの出来ない充実した内容です。
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 詳細は http://www.iforum.jp/dvd/ へ。サンプル動画もあります。

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◆コラム「変化を期待して」

 個人的な感想ではありますが何とも吹っ切れない選挙結果でした。離合集散
の末路を代表する未来の党や、共産、社民など選挙目的だけの無責任発言で生
き残ってきた中小政党が議席を減らしたことは新しい政治の予感も感じさせま
すが、その一方で投票率低迷の中でのリベラル票の食い合い(死票の増加)と
自民党の躍進。そして世襲候補の大量の返り咲き。2000年代前半までの元
に戻っただけのデジャヴな感覚もあります。
 選挙期間中、駅前での自民党候補の街頭演説ではシニアの方ばかりが目につ
き、そして盛んに拍手をしていた光景が目に焼き付いています。もちろん一部
に「動員」もあるのでしょうが、何となく「もう戻れない日本」を感じてしま
った次第です。

 昨年末頃のメルマガ原稿を読み返していましたが、この1年も日本国の将来
に繋がる何か期待を予感させてくれる出来事は見られませんでした。政治改革
や構造改革の進展の無さ、景気対策やTPP参加についても全くと言っていい
ほど進展がありません。記憶に残るのは海外の変化の速さばかりです。
 抵抗勢力(老害や既得権者)の障壁は、もう乗り越えることが不可能なほど
の大きさになってしまったのでしょうか。今回の選挙にしても目に見えない大
きな壁を感じました。短絡的とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、私
はこの壁の象徴(根本原因)が票格差と考えています。この壁があるからこそ、
この壁を利用して政治家達は無意味な合従連衡をし、且つ無責任発言を繰り返
すなど、政治生命維持ばかりに奔走して(目が向いて)しまう。そしてその結
果として何も変えられない政治が続く。バラマキや地元後援会向けの仕事やポ
ーズさえ取っていれば「先生」と呼ばれ、何らかの影響力を持ち続けてしまう
ことになります。
 票の平等は最もシンプルな問題であるはずなのに、もう何十年も解決できな
い。この国を治める政治家達の利害が発生し易いこの悪弊を取り除かない限り、
真の民主主義国家としての自立・成長は阻害され続けるものと考えています。
また恐らくはこの障壁がある限り、様々な議論が全て無意味なものとなってい
ることを我々国民は認識しなければいけないのだと思っています。

 一昨年、昨年から引き摺っている数多の問題は今年も殆ど解決されずに新た
な年を迎えることになります。ユーロ問題の行方やこれからの世界を牽引する
と思われる新興諸国の将来像もまだまだ視界不良です。若干なりとも明るさが
見え始めたのが米国の不動産業界でしょうか。
 紙幣を刷るだけの安易な金融政策(実は財政政策?)や、国力低下による円
安やインフレ期待が日本を復活させるとは到底考えられません。これからの数
年間は世界的なバブルの恩恵を受ける可能性がありますが、同時にいつ始まる
か分からない想定外の(悪い)インフレにも備えが必要と感じています。

 来年こそは日本のこの恐るべき「大停滞」を終わらせる一歩となる年になる
よう願って、本年最後のご挨拶とさせていただきます。

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ます。

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