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投資情報メールマガジン 2012/12/28
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
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−本日の目次−
(本日の担当:炎のファンドマネージャー&番頭さん&ぢんぢ部長)
◆コラム「年末のご挨拶」:炎のファンドマネージャー
◆コラム「マレーシア教育移住」:番頭さん
◆コラム「インド最大の財閥、トップ交代」:ぢんぢ部長
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【ご挨拶】
いつもご愛読ありがとうございます。
億の近道は、本号が年内最終号です。
年始は、1月7日(月)より配信開始いたします。
本年もご愛読ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
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◆コラム「年末のご挨拶」
いつものように光陰矢の如し。2012年も残りわずか・・。
皆さんとともに年輪を重ねていく数多い年の瀬。
何が起きたのか、理屈はいろいろあれど振り返って見れば2012年はまさ
に掉尾の一振とも言うべき驚くような終わり方となりました。
株式相場は上がったり下がったりの繰り返し。
そうなると上がってはいても今後はいつ下落するのかといった心配が来ます
が、そうした心配を無視するがごとく円安=株高の勢いは止まりません。
結果として2012年末の日経平均は10395円へと跳ね上がり、850
0円前後から一気に22%高となりました。
政権が自民党に戻り、リップサービスも含めて景気を刺激しようとしている
点が好感され株価を下支え。押し目待ちに押し目なしの状態となってきました。
こうした株式相場についてきた多くの億の近道の読者に敬意を表すとともに
こうした相場についてこれない読者の皆さんの奮起に期待し年末、大納会後の
ご挨拶としたいと思います。
この株価上昇が後の景気回復の契機となるのか、再び訪れると思われる様々
な国難を迎えるための準備のための事象に終わるのか、未来のことは神のみぞ
知る・・。
本年のご愛読に感謝申し上げますとともに、2013年も皆様にとって良い
年となりますよう心より祈願申し上げます。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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◆コラム「マレーシア教育移住」
マレーシアに教育移住をしてから約1年が経過しましたが、経過報告をさせ
て頂きたいと思います。
最近ではマレーシアへのシニア層の移住だけでなく、我々のような教育移住
家族が若年層でも多少見られるようになってきました。背景には各種メディア
で取り上げられる事が多くなり露出度が増えた影響もあると思います。
さて、約1年経過した感想ですが、我が家の場合には幸いにも妻子はマレー
シアに順応していると思います。息子はインターナショナル系の幼稚園に通い
始めてから多少英語を理解するようになってきていますし、様々な人種の子供
達の中でどのように生きていくかの力を幼いながら身に付けているように見受
けます。これから小学校に進学するので、彼にあった所を選択していかなけれ
ばならないのですが、現状では選択肢は米系、英系、中華系等々、様々ありま
す。また、KL市内でもインターナショナルスクールの新設校は増え更に選択
肢は増えてきているというのが現状です。各校によって特徴はあるのですが、
子供に合わせて学校を選択する事はできそうです。
また、生活面に関してですが、妻も色々と日々格闘はあるようですが、何と
か生活はできています。生活していく上においては様々なトラブルはもちろん
発生します。例えば、水道、電気が止まる、水漏れが発生、ファンが回らない
等々、日本では考えられないようなトラブルが発生し、その都度、大家や業者、
コンドミニアムのマネジメントオフィスと英語で交渉を実施しないといけませ
ん。マレーシア人の国民性も影響してか、日本のように時間通りに進むという
事はほぼないので、多少の忍耐力がここで住むのには必要だと思います。
最後に、教育移住の際の大事な点としては、学校もそうなのですが、住むエ
リアやコンドミニアムの選択が重要な要素になる事を忘れてはいけません。表
面的な施設についてはKL市内のコンドミニアムであればほとんど問題になる
事はないと思いますが、周りにどのような住人がいるか、近隣の交通事情(特
にKLの場合はラッシュ時間帯には渋滞がひどい)はどうか、生活用品を購入
する場所は近いか等々については移住の決断前に、そのコンドミニアムに短期
滞在もしくは、近隣に短期滞在をする事によって視察をする事をお勧めします。
移住に先立ち、不動産を購入されている方もいらっしゃると思いますが、最
初は賃貸物件を選択してからの移住をお薦め致します。1年住んで痛感したの
ですが、考えた以上にこちらの物件の経年劣化は大きいのがその理由です。
日本ではまだKL市内、ジョホールの不動産等々の不動産投資が過熱してい
るようですが、価格が安いからという安易な投資はやめた方が良いと思います。
マレーシア国内の不動産マーケットにも近い将来、歪みが発生すると思います。
そのような兆候が最近出始めてきているように思えてなりません。
(番頭さん)
【筆者プロフィール】
大学卒業後、都市銀行、外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
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◆コラム「インド最大の財閥、トップ交代」
師走も押し迫って参りました。億の近道も本号が年内最終号です。
本日仕事納めの方が多いのではないかと推察しますが、インドでも本日、大
きな意味で仕事納めをされた方が居ます。インド3大財閥の一つ、TATA財閥ト
ップのラタン・タタ会長が、経営の第一線から退きます。
ラタン氏は財閥の5代目。今後はTATAの財団の運営などを行うようです。独
身で子供もいないため、TATAの次期トップはTATA家とは関係のない、40代の
若手が、年間売上5兆円を超えるTATAグループを担うことになっています。
ラタン氏とは、プライベートで夕食を共にしたこともありますが、ジェント
ルマンで発想のスケールも大きい方です。しかも非常にフランクで、偉ぶった
態度はみじんも感じられません。本当のリッチパーソンはそうなのだと、あら
ためて感じました。
さて、日本ではTATAグループの知名度は残念ながら低いのが現状です。ご存
じの方でも、低価格自動車TATAナノ(20万円の自動車)を作ったという認識
程度。自動車はもちろん、鉄やエネルギー、食品や通信をも網羅する一大企業
グループと言うことを理解しているのは少数派と言わざるを得ないです。
海外のサイトで、ラタン氏引退に伴い、彼の功績をたたえて在任中に行われ
た大規模買収をまとめていました。非常に分かりやすかったので、ここで一部
をご紹介します。
(以下、ドルは米ドル、ルピーはインドルピー。)
◇2000年
イギリスのTetleyグループを4億5千万ドルで買収。
※Tetleyは1837年創業の紅茶の企業。
◇2001年
政府100%出資のCMCの株式の51%を15.2億ルピーでインド政府
から取得。
※CMCは1975年創業のIT企業。
◇2002年
VSNL株の25%を143.9億ルピーで追加取得。
※VSNLは1986年創業のインドの通信大手。インド政府系企業として
は初めてニューヨーク証券取引所に上場した。
◇2004年
韓国の大宇自動車を1億200万ドルで買収。
◇2005年
シンガポールの製鉄最大手NatSteelを3億6500万ドルで買収。この買収
には、シンガポール、中国、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オ
ーストラリアの製鉄所も含む。
◇2005年
アメリカの海底ケーブルサービス世界的大手、Tyco Global Networkを1億
3000万ドルで買収。
◇2005年
インド書店チェーン大手Landmark株の76%を10億3600万ルピーで取
得。
◇2006年
米ボストンのリッツカールトンホテルを1億7000万ドルで買収。
◇2006年
英化学大手Brunners Mondを50億8000万ルピーで買収。
※Brunners Mondは1873年創業のケミカルメーカー。
◇2007年
英蘭製鉄大手Corusを113億ドルで買収。
◇2008年
フォード自動車から、ジャガーとランドローバーを23億ドルで買収。
◇2008年
米化学大手、General Chemical Industrial Productsを10億ドルで買収。
※General Chemical Industrial Productsは1884年創業の化学メーカー。
◇2011年
英British Saltを65億ルピーで買収。
※British Saltは英製塩大手。
いかがですか?
クルマ好きなら、ジャガーとランドローバーがインド企業傘下であることは
衝撃かも知れませんね。皮肉なことに、TATA傘下に入ってから売上増となった
ようです。
ラタン氏は、ここに掲げた以外でも多くの買収、株取得、出資などを行って、
業容の拡大と全世界戦略を続々と実行しました。NTTDoCoMoと提携し
て携帯電話会社を始めたのもその一環ですね。
経営の第一線から退くとはいえ、ラタン氏が今後も経済界に大きく影響を及
ぼす存在であることは疑う余地がありません。氏の動静も含め、これからのTATA
グループの動向にも引き続き注目をしていきます。
本年もご愛読いただき、ありがとうございました。
来年も引き続きご支援、ご愛読をよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。
ぢんぢ部長(松田憲明)
■皆さんからのインドに関するご質問などを受け付けます。
全てのご質問は、コラムを通じて回答する形式を採りますのでご了承下さい。
質問、お待ちしております。
okuchika.mail@gmail.com
■プロフィール:億の近道編集長。最近はインドと日本のビジネスブリッジを
中心に活動している。インド国内に強力な人脈を持ち、インド進出のバック
アップを行う。また、インド株式投資の情報を現在鋭意収集中。
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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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