逆説的だが、若い夫婦が最も効率の良く教育費の準備をするためには、
「まず親である自分達に教育費をかけること」
である。
20代、30代と年代がまだ若いのであれば、幼稚園やそれ以前から子供に教育費をかけることよりも、自分自身のキャリアアップの為に投資をした方がよほど投資効率を高めることができる。
例えば英会話やマーケティング、会計、ITなど自分自身が興味を持って取り組み、社内・社外を問わずにスキルアップによってキャリアを向上、変化させることができるのであれば、比較的短期間で年収上昇という効果が生まれるのである。
具体的には次のようなステップで検討する。
●STEP1 5年後のキャリアイメージを描く
5年後にそのような仕事や階層に就いていたいのかをイメージする。
これは、社内でも社外(転職)でも構わないので、
自分が5年後に、
何の職種で
どのポジション(役職)で
何の仕事をすることで
いくらの年収をもらうのか
をイメージすることが必要だ。
例えば、
飲食チェーン店で
エリアマネージャーとして
各店舗の管理と実績を向上させることで
年収700万円を稼ぐ
ということを考えてみよう。
この場合には、飲食店のエリアマネージャーは当たり前だが、その飲食店の店長経験者か別の飲食チェーン店のエリアマネージャー経験が必要だ。こうした事が良くわからないようであれば転職支援会社の担当者に確認をしてみれば良い。すぐに教えてくれるだろう。
転職など考えていない場合には、
社内で5年後に、
どこの部署で
どのポジション(役職)で
何の仕事をして
いくらの年収をもらうのか
ということを考えれば良い。幸か不幸か社内では5年後の年収の予測がついてしまう場合には、ぜひ参考までに社外での同様のポジションでいくらの年収がもらえるのかを調査してほしい。これも転職支援会社の担当者に聞けばすぐに教えてくれるだろう。
●STEP2 足りないスキルや経験を考える
5年後の仕事やポジションのイメージができたら今の自分では足りない能力や経験を考えよう。さきほどの例で言えば
飲食チェーン店で
エリアマネージャとして
各店舗の管理と実績を向上させることで
年収700万円を稼ぐ
ためには、おそらく
・その会社の飲食店舗運営に深い理解があること(店長経験など)
・エリアマネージャとして各店舗とのコミニュケーション、マネジメント能力
・各店舗の売上を向上させるための知識、能力(マーケティングやオペレーション)
・エリアマネージャとして会社(本部)内で現場からの意見や改善案を提案する能力
・各店舗で改善施策の立案とその実行支援
が求められるだろう。
将来目標とするポジションや仕事に必要な経験やスキルがわからない場合には、一番良いのは現在その仕事をしていて目標となりえる人に話を聞くことだろう。
「将来、あなたみたいな仕事がしたいと考えているのだが、必要な経験やスキルを教えてください」
と丁寧に頼み込めば、普通は「いや」とは言わないものである。
●STEP3 実行案を考え、実行する
STEP2まできちんと出来ていれば、あとは足りないものを身に着けるのに必要な作業を考え実行するだけである。
先程の例で言えば
・エリアマネージャとして各店舗とのコミニュケーション、マネジメント能力
コミュニケーションの研修を受ける、コーチングを勉強する、マネジメントを勉強する
・各店舗の売上を向上させるための知識、能力(マーケティングやオペレーション)
マーケティングの勉強をする、店舗のオペレーションについて学ぶ
・エリアマネージャーとして会社(本部)内で現場からの意見や改善案を提案する能力
プレゼンテーションを勉強する、社内での意見を通す人脈を構築する、現場のヒアリングを行う
・各店舗で改善施策の立案とその実行支援
競合他社を含め飲食店舗の戦略を研究する、戦略実行時のツールや行動を落とし込む
という作業が必要になる。人によっては資格が無ければできない仕事や語学能力が必要だというケースもあるだろう。
このような能力を身に着けるには、明確な目的意識と日々の勉強が欠かせないし、お金も本を読んだり研修に参加したりする費用もかかる。
しかし、子供の将来の教育費のために月1〜2万円を貯蓄や積立することよりもそのお金を自分のために投資して、5年後に年収50万でも100万でも上げる努力をしてその分を子供の教育費に充てることのほうがライフプラン全体を考えるとより効率的である。
そして、この作業は夫婦のどちらか一人ではなく、ぜひ二人ともそれぞれに考えてほしい作業だ。男性であっても女性であってもこのようにキャリアを考えることは2人のライフプランに大きな影響を与えることになる。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/presouthiaクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
「まず親である自分達に教育費をかけること」
である。
20代、30代と年代がまだ若いのであれば、幼稚園やそれ以前から子供に教育費をかけることよりも、自分自身のキャリアアップの為に投資をした方がよほど投資効率を高めることができる。
例えば英会話やマーケティング、会計、ITなど自分自身が興味を持って取り組み、社内・社外を問わずにスキルアップによってキャリアを向上、変化させることができるのであれば、比較的短期間で年収上昇という効果が生まれるのである。
具体的には次のようなステップで検討する。
●STEP1 5年後のキャリアイメージを描く
5年後にそのような仕事や階層に就いていたいのかをイメージする。
これは、社内でも社外(転職)でも構わないので、
自分が5年後に、
何の職種で
どのポジション(役職)で
何の仕事をすることで
いくらの年収をもらうのか
をイメージすることが必要だ。
例えば、
飲食チェーン店で
エリアマネージャーとして
各店舗の管理と実績を向上させることで
年収700万円を稼ぐ
ということを考えてみよう。
この場合には、飲食店のエリアマネージャーは当たり前だが、その飲食店の店長経験者か別の飲食チェーン店のエリアマネージャー経験が必要だ。こうした事が良くわからないようであれば転職支援会社の担当者に確認をしてみれば良い。すぐに教えてくれるだろう。
転職など考えていない場合には、
社内で5年後に、
どこの部署で
どのポジション(役職)で
何の仕事をして
いくらの年収をもらうのか
ということを考えれば良い。幸か不幸か社内では5年後の年収の予測がついてしまう場合には、ぜひ参考までに社外での同様のポジションでいくらの年収がもらえるのかを調査してほしい。これも転職支援会社の担当者に聞けばすぐに教えてくれるだろう。
●STEP2 足りないスキルや経験を考える
5年後の仕事やポジションのイメージができたら今の自分では足りない能力や経験を考えよう。さきほどの例で言えば
飲食チェーン店で
エリアマネージャとして
各店舗の管理と実績を向上させることで
年収700万円を稼ぐ
ためには、おそらく
・その会社の飲食店舗運営に深い理解があること(店長経験など)
・エリアマネージャとして各店舗とのコミニュケーション、マネジメント能力
・各店舗の売上を向上させるための知識、能力(マーケティングやオペレーション)
・エリアマネージャとして会社(本部)内で現場からの意見や改善案を提案する能力
・各店舗で改善施策の立案とその実行支援
が求められるだろう。
将来目標とするポジションや仕事に必要な経験やスキルがわからない場合には、一番良いのは現在その仕事をしていて目標となりえる人に話を聞くことだろう。
「将来、あなたみたいな仕事がしたいと考えているのだが、必要な経験やスキルを教えてください」
と丁寧に頼み込めば、普通は「いや」とは言わないものである。
●STEP3 実行案を考え、実行する
STEP2まできちんと出来ていれば、あとは足りないものを身に着けるのに必要な作業を考え実行するだけである。
先程の例で言えば
・エリアマネージャとして各店舗とのコミニュケーション、マネジメント能力
コミュニケーションの研修を受ける、コーチングを勉強する、マネジメントを勉強する
・各店舗の売上を向上させるための知識、能力(マーケティングやオペレーション)
マーケティングの勉強をする、店舗のオペレーションについて学ぶ
・エリアマネージャーとして会社(本部)内で現場からの意見や改善案を提案する能力
プレゼンテーションを勉強する、社内での意見を通す人脈を構築する、現場のヒアリングを行う
・各店舗で改善施策の立案とその実行支援
競合他社を含め飲食店舗の戦略を研究する、戦略実行時のツールや行動を落とし込む
という作業が必要になる。人によっては資格が無ければできない仕事や語学能力が必要だというケースもあるだろう。
このような能力を身に着けるには、明確な目的意識と日々の勉強が欠かせないし、お金も本を読んだり研修に参加したりする費用もかかる。
しかし、子供の将来の教育費のために月1〜2万円を貯蓄や積立することよりもそのお金を自分のために投資して、5年後に年収50万でも100万でも上げる努力をしてその分を子供の教育費に充てることのほうがライフプラン全体を考えるとより効率的である。
そして、この作業は夫婦のどちらか一人ではなく、ぜひ二人ともそれぞれに考えてほしい作業だ。男性であっても女性であってもこのようにキャリアを考えることは2人のライフプランに大きな影響を与えることになる。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/presouthiaクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
JUGEMテーマ:株・投資
JUGEMテーマ:ビジネス