2010年の株式市場(世界)について

早いもので、もう年の瀬を迎える時期になってきました。
クリスマスからお正月への転身の忙しさは日本ならではの年中行事かなと感じております。

さて、今回は年末にふさわしい2010年の主要国株式市場の騰落率ランキングを調べてみました。

時期は2010年1月5日〜12月27日までの期間で調査しました。
(出所:SIXテレクルス)

■ベスト20

1.アルゼンチン +44.79% (メルバル指数)
2.タイ     +39.25% (SET指数)
3.インドネシア +39.15% (ジャカルタ総合指数)
4.チリ     +34.96% (IGPA指数)
5.デンマーク  +32.50% (コペンハーゲン指数)
6.フィンランド +26.46% (ヘルシンキ指数)
7.トルコ    +22.62% (ISEナショナル100種指数)
8.スウェーデン +19.95% (ストックホルム30指数)
9.南アフリカ  +17.84% (FTSE/JSEアフリカ全株指数)
10.マレーシア  +17.35% (クアラルンプール総合指数)
11.メキシコ   +16.50% (ボルサ指数)
12.ドイツ    +15.57% (DAX指数)
13.インド    +13.25% (SENSEX30種)
14.ノルウェー  +12.50% (オスロ全株指数)
15.ポーランド  +12.03% (WIG指数)
16.ロシア    +11.14% (RTS指数)
17.カナダ    +11.05% (S&Pトロント総合指数)
18.オーストリア +11.00% (ATX指数)
19.米国     +10.65% (S&P500種)
20.イスラエル  + 9.64% (テルアビブ100種指数)

■ワースト20

1.ギリシア   −38.35% (アテネ総合指数)
2.スペイン   −18.89% (IBEX35指数)
3.中国     −15.26% (上海総合指数)
4.イタリア   −12.91% (FTSE MIB指数)
5.ポルトガル  −10.50% (PSI20指数)
6.フランス   − 3.76% (CAC40指数)
7.ブラジル   − 3.47% (ボベスパ指数)
8.日本     − 3.05% (日経平均)
9.ハンガリー  − 2.39% (ブタペスト証券取引所指数)
10.オーストラリア− 1.75% (ASX全普通株指数)
11.スイス    − 0.17% (SMI指数)
12.ベルギー   + 0.36% (BEL20指数)
13.エジプト   + 0.43% (CMA指数)
14.アイルランド + 0.86% (ISEQ全株指数)
15.香港     + 1.95% (ハンセン指数)
16.オランダ   + 3.96% (AEX指数)
17.チェコ    + 5.79% (PX指数)
18.英国     + 6.32% (FT100指数)
19.韓国     + 6.62% (韓国総合株価指数)
20.シンガポール + 8.19% (ST指数)

こうして見てみると、騰落率がマイナスであった国はごくわずかで2010年の世界的な株式市場は過剰流動性にも支えられて堅調であったようです。株式市場では比較的損を出しにくい環境であったとも言えますね。

特に、ブラジルを除く南米の国々、欧州の財政健全国の株式市場が大きく上がっています。

一方で株価が上がらなかった国々は、欧州の国家財政悪化国と日本、中国、ブラジルという結果になっています。

もちろん2010年は円高が9%(通貨インデックス)程度進行しましたので、円建てでみた場合には上記の結果はまた異なってくるとは思います。
(各国の騰落率を押し下げてみればよいと思います)

いずれにせよ、既に株式投資もこのような全世界的な資金移動を考慮しなければならない時代になったともいえます。

2011年は、各国どのような相場になるのでしょうか?
私は、このワースト20に入っている国々の市場にチャンスがあるのではないかと思って注目するつもりです。

それでは読者の皆様、また来年お会いしましょう!

(小屋)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
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億の近道2010/12/29


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投資情報メールマガジン                  2010/12/29号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
          (本日の担当:小屋洋一)

   ◆コラム「2010年の株式市場(世界)について」:小屋洋一
   ◆年末のご挨拶:式町みどり
   ◆年末のご挨拶:ぢんぢ部長

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【お知らせ】

 いつもご愛読ありがとうございます。
 億の近道は、本日年内最終号とし、下記の期間を年末年始の休刊とさせてい
 ただきます。

 12/30(木)〜1/4(火)

 新年は1/5(水)からとなります。
 本年もご愛読ありがとうございました。来年も変わらぬご愛読をお願い申し
上げます。

よいお年をお迎えください。

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◆コラム「2010年の株式市場(世界)について」

早いもので、もう年の瀬を迎える時期になってきました。
クリスマスからお正月への転身の忙しさは日本ならではの年中行事かなと感じ
ております。

さて、今回は年末にふさわしい2010年の主要国株式市場の騰落率ランキン
グを調べてみました。

時期は2010年1月5日〜12月27日までの期間で調査しました。
(出所:SIXテレクルス)

■ベスト20

1.アルゼンチン +44.79% (メルバル指数)
2.タイ     +39.25% (SET指数)
3.インドネシア +39.15% (ジャカルタ総合指数)
4.チリ     +34.96% (IGPA指数)
5.デンマーク  +32.50% (コペンハーゲン指数)
6.フィンランド +26.46% (ヘルシンキ指数)
7.トルコ    +22.62% (ISEナショナル100種指数)
8.スウェーデン +19.95% (ストックホルム30指数)
9.南アフリカ  +17.84% (FTSE/JSEアフリカ全株指数)
10.マレーシア  +17.35% (クアラルンプール総合指数)
11.メキシコ   +16.50% (ボルサ指数)
12.ドイツ    +15.57% (DAX指数)
13.インド    +13.25% (SENSEX30種)
14.ノルウェー  +12.50% (オスロ全株指数)
15.ポーランド  +12.03% (WIG指数)
16.ロシア    +11.14% (RTS指数)
17.カナダ    +11.05% (S&Pトロント総合指数)
18.オーストリア +11.00% (ATX指数)
19.米国     +10.65% (S&P500種)
20.イスラエル  + 9.64% (テルアビブ100種指数)

■ワースト20

1.ギリシア   −38.35% (アテネ総合指数)
2.スペイン   −18.89% (IBEX35指数)
3.中国     −15.26% (上海総合指数)
4.イタリア   −12.91% (FTSE MIB指数)
5.ポルトガル  −10.50% (PSI20指数)
6.フランス   − 3.76% (CAC40指数)
7.ブラジル   − 3.47% (ボベスパ指数)
8.日本     − 3.05% (日経平均)
9.ハンガリー  − 2.39% (ブタペスト証券取引所指数)
10.オーストラリア− 1.75% (ASX全普通株指数)
11.スイス    − 0.17% (SMI指数)
12.ベルギー   + 0.36% (BEL20指数)
13.エジプト   + 0.43% (CMA指数)
14.アイルランド + 0.86% (ISEQ全株指数)
15.香港     + 1.95% (ハンセン指数)
16.オランダ   + 3.96% (AEX指数)
17.チェコ    + 5.79% (PX指数)
18.英国     + 6.32% (FT100指数)
19.韓国     + 6.62% (韓国総合株価指数)
20.シンガポール + 8.19% (ST指数)

こうして見てみると、騰落率がマイナスであった国はごくわずかで2010年
の世界的な株式市場は過剰流動性にも支えられて堅調であったようです。
株式市場では比較的損を出しにくい環境であったとも言えますね。

特に、ブラジルを除く南米の国々、欧州の財政健全国の株式市場が大きく上が
っています。

一方で株価が上がらなかった国々は、欧州の国家財政悪化国と日本、中国、ブ
ラジルという結果になっています。

もちろん2010年は円高が9%(通貨インデックス)程度進行しましたので、
円建てでみた場合には上記の結果はまた異なってくるとは思います。
(各国の騰落率を押し下げてみればよいと思います)

いずれにせよ、既に株式投資もこのような全世界的な資金移動を考慮しなけれ
ばならない時代になったともいえます。

2011年は、各国どのような相場になるのでしょうか?
私は、このワースト20に入っている国々の市場にチャンスがあるのではない
かと思って注目するつもりです。

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(小屋)

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◆年末ご挨拶:式町みどり

 2010年も数え日となりました。読者の皆さまの今年はどんな一年でした
でしょうか?

 今年2月から投稿に参加させていただきましたが、毎回どんな情報が読者の
方にとってお役に立つのだろうと迷いつつ、悩みつつ時が過ぎたように思いま
す。

 今年は欧州諸国の債務問題から国家への信用が、そして、ドル安にも見られ
たように国家の信用からその国の発行する通貨の信用が問われた年ではなかっ
たかと思います。私たちの投資においても、信用リスクが高いソブリン債を中
核にしたポートフォリオに変化をもたらしました。

 今までの前提、当たり前とされてきたことを疑ってみる目がこれまで以上に
必要であろうと思います。来る年も投資を通して、日本、世界の今を見つめる
姿勢で研鑽を重ねつつ、メッセージを伝えていきたいと思っています。
 今年一年、ありがとうございました!!
 新しい年が素晴らしいチャンスと行動と結果に満ちた年でありますよう!
 読者の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

(式町 みどり)

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◆年末ご挨拶:ぢんぢ部長

 久しぶりの執筆になります。ぢんぢ部長です。普段は裏方に回っていますが、
年末と言うことでご挨拶です。

 今年は想像以上の国内政治の迷走と、新興国の興隆、先進国の沈滞と復興な
ど、様々な外的・内的要素が錯綜した一年だと感じます。
 個人的には、新興国、特にインドとの関係が一段と深まった一年でもありま
した。彼の国は、付き合えば付き合うほど可能性と、タフな実務を肌身に感じ
ます。そして少なくとも可能性を信じて邁進する彼らのエネルギーは、残念な
がら日本国内では感じることが難しくなってしまいました。
 世界の中の日本を今一度見直して、しっかりとした政治的リーダーシップの
もと、奇跡といわれた焼け野原からの復興を成し遂げた日本の底力を、世界に
示していけたらいいなと希望しています。

 12年目に入った億の近道ですが、今年も年間で190を超える配信をし、
様々な情報を350以上のコンテンツでお伝えしてきました。
 配信作業も、海外4カ国を含む、出先から行うことも多くなりました。

 これからも、ボランティアで参加していただいている執筆陣と、読者の皆様
のご支援を頂きながら、継続できれば幸甚に存じます。
 変わらずのご愛読をお願い申し上げると共に、皆様のご健勝をお祈りします。

 良いお年をお迎え下さい。

(ぢんぢ部長)

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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
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 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
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伝説の投資家シリーズ4 −John Arnold

 伝説の投資家シリーズ第4弾はJohn Arnold(ジョン・アーノルド)です。
 これまで、バフェットシモンズソロスと、70歳以上の投資家ばかり取り上げてきましたが、本日の投資家はまだ30代とはるかに若い、新進気鋭の人物です。

 アーノルドは、ヴァンダービルト大学を21歳で卒業した後に、エンロン社にトレーダーとして入社しました。天然ガスなどのエネルギー取引で、約7億5,000万ドル(約600億円)もの巨額の収益を01年の1年間で会社にもたらし、エネルギー取引の天才としてその名を轟かせます。

 エンロン社は、全米を震撼させた巨額不正会計事件で02年に破たんしました。アーノルドは、上記の巨額リターンを上げた見返りとして、01年に受け取ったボーナス800万ドル(約6.5億円)を元手に、Centaurus Advisers(ケンタウロス・アドバイザーズ)という自分のファンドを立ち上げます。

 ケンタウロスは、05年に160%、06年に200%、07年に50%、08年に50%、09年に29%という史上例を見ないリターンを継続しました。この成績を見て、新規資金が殺到したことにより、ファンドを立ち上げてからわずか8年で、約5,000億円の規模にまで成長しているようです。

 ケンタウロスが05年から09年に挙げたリターンは、平均で年率87%という驚異的なもので、ヘッジファンドの歴史上、他に例を見ないものです。
 08年に15億ドル(約1,300億円)の収入をあげて、ヘッジファンドマネージャーの報酬ランキングで3位に入ってから世間の注目を浴びるようになりました。

 毎年、このように素晴らしい成績を残しているアーノルドは、36歳で約40億ドル(約3,300億円)の個人資産を築いており、まさにアメリカンドリームの体現者です。

 ケンタウロスは、Commodity Trading Advisor(CTA)と呼ばれる、資源・エネルギーなどの先物商品を取引しているという戦略以外は謎に包まれています。エンロン社の頃から、一貫して天然ガスの先物の取引を得意としているようで、今後、ケンタウロスがエネルギー市場にどのような見立てを持っているかは誰もが知りたいところですが、公の場で発言することはほとんどありません。

 そのアーノルドが、2010年は苦戦しているというニュースが流れました。年初から10月末の段階で−2.7%となっており、10月単月では7.9%のリターンを上げていたことから、9月末の段階では二桁パーセントのマイナスに苦しんでいたと騒がれています。

 もちろん、通常のヘッジファンドであれば何年かに1度はこのような不振もあるのですが、上記のような驚異的な数字を残していただけに、”驚異の天才”と呼ばれるアーノルドが残り2ヶ月でどのように巻き返し、10年通年でどのような成績を残すか注目を集めています。

 自らは、公の場ではほとんど発言しないアーノルドですが、金融危機後の先物市場の規制などについて政府から意見を求めているなど、今後も色々な場で意見を求められそうです。本人も自分の影響力を意識し始めたのか、最近、ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットが始めた、世界中のビリオネア(個人資産が10億ドル(820億円)以上の大富豪)に、自らの資産の半分を寄付することを約束させる活動”Giving Pledge”への参加を表明しました。

 若くして大富豪になると、奢りそうなものですが、自らの影響力を意識して社会貢献にも目を配るなど、謙虚な姿勢に感心させられます。

 私達も、こうしたアーノルド達、アメリカの新世代のスターファンドマネージャーの振る舞いから学んでいきたいと思います。

S&S investments
岡村 聡

【プロフィール】
東京大学工学部卒、東京大学大学院学際情報学府卒。
卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、
バイアウトファンドのアドバンテッジパートナーズに勤務。
2010年6月より、投資アドバイス会社S&S investments起業。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい

■第162回■

 今年は個人的な事情もあり、億の近道への執筆をお休みさせていただくことが多くなりました。来年には個人的にも落ち着いて、少しメルマガの視点を変えた形でお付き合いいただけるようにしたいと、いろいろ考えております。

 今年は個人的にも株式投資だけに時間を割くことが出来ないような状況で、日本の株式市場の環境も10月末くらいまでは厳しくて、私も今年の株式投資での自分の成績は配当と優待分が増える程度で、運用利回りは3%程度で満足すべき状況かとも考えていました。

 もちろん、それでも色々な投資作戦を練り、相場から逃げることはしないで、相場と向き合って努力はしていました。投資戦略も戦術も来年に備えて再考して実行に移し始めていました。しかし、その効果は来年ではなく今年の11月から大きく寄与してきました。

 一番効果的だったのは、ツイている投資家さんのポートフォリオ銘柄を自分のポートフォリオに取り込むことでした。この作戦が一番効果が高かったと評価しています。

 今年、大きなTOBを何度も当てて運用成績が年率40%を超えている投資家さんや、11月以降立て続けにTOBを取った投資家さんのポートフォリオから、多くの銘柄を自分のポートフォリオに加えて、ツキと福と幸運を呼び込むようにも心がけました。

 その甲斐あって、迎え入れた銘柄でもTOBが発生したり、取り入れた銘柄群がみな大きく上昇するばかりではなく、自分が投資したばかりの銘柄が翌日から暴騰したり、東証第1部に昇格したり、良いことがたくさん起こるようになりました。

【招き入れた銘柄群】

 400円で買い増したオーエムシーネットワークは、あっという間に25%以上株価が上昇しました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=7614&ba=9&type=3month

 日本プラストは505円ほどで数100株(優待3口分+アルファ)購入→12月24日現在682円になりました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=7291&ba=1&type=3month

 シーボンは1510円程度から買い増し中で、12月24日現在1735円程度です。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=4926&ba=9&type=3month

 まだまだたくさんの銘柄を招き入れましたが、みな買った後から10%以上軽く上昇しています^^;

 660円程度で買ったフコクもずいぶん上がりました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=5185&ba=1&type=3month

 ツキと福と幸運を頂いたおかげで、自分で選んで買っていた銘柄も急速に大きく上昇してくれる銘柄がたくさんでました。

 1300円どころから必死で1100円近くまで買い増し続けて、ポートフォリオトップになった菊池プレス工業が1500円を超えてきました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=5970&ba=9&type=3month

 600円で買った翌日に10%近く暴落して550円を割り込んだ新光商事は、悔し紛れに550円で同額買い増したら、その後は順調に回復してくれました(もう利喰しちゃいましたが…)。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=8141&ba=1&type=3month

 新光商事を買った翌日の暴落を嘆いたら、もっと大きく下がった銘柄があると教えてもらったCACにも、500円どころで買いを入れたら、こちらも順調に株価が戻してくれました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=4725&ba=1&type=3month

 この銘柄も12月配当なので、ほとんど利喰しましたが、いまの株価でも高配当なので、権利落ちで大きく下がったら買い戻そうと思います^^;

 1000円以下から買いあがり1200円程度から更に900円近くまで買い下がったジオマテックも再度上がりだし、1300円を超えてきました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=6907&ba=9&type=6month

 ポジショントークになりますが、来年の一番の期待は菊池プレス工業だと思っています。

 4月1日に、菊池プレス工業より圧倒的に業績もよく自己資本比率も高く、一株純資産も高い高尾金属工業と経営統合をしてくれます。
 私の皮算用では、菊池プレス工業の株価が1550円程度のままで4月1日を迎えると、大きな負ののれん代が発生する状況です^^;

http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/diary/201012240000/

 一株あたり1777円の負ののれん代償却による、特別利益が発生します。すると、2012年3月期(来期)の利益は私の皮算用では、今期程度の経常利益でも最終の段階で特別利益が加わって、一株利益でいうと2074円程度にもなりそうで、PERが0.74倍という、超超低PERの株が誕生することになりそうです。


 ここでご紹介した銘柄群は、12月の権利落ち銘柄を除いては、これからのほうが高配当や優待権利日が近いので更に値上がりしても不思議ではないほどの魅力たっぷりな状況にあります。ただ油断しないで、相場と向き合って、努力を続けていこうと思います。

 皆様にも私がいただいた福と幸運が伝染するように、ご紹介させていただきました。来年も良い年になるとうれしいな〜と思います。
 来年もよろしくお願いいたします。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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億の近道2010/12/28


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投資情報メールマガジン                   2010/12/28

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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             −本日の目次−
       (本日の担当:岡村聡&石川臨太郎)

  ◆コラム「伝説の投資家シリーズ4 −John Arnold」:岡村聡
  ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(162)」:石川 臨太郎

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◆コラム「伝説の投資家シリーズ4 −John Arnold」

 伝説の投資家シリーズ第4弾はJohn Arnold(ジョン・アーノルド)です。
 これまで、バフェット・シモンズ・ソロスと、70歳以上の投資家ばかり取
り上げてきましたが、本日の投資家はまだ30代とはるかに若い、新進気鋭の
人物です。

 アーノルドは、ヴァンダービルト大学を21歳で卒業した後に、エンロン社
にトレーダーとして入社しました。天然ガスなどのエネルギー取引で、約7億
5,000万ドル(約600億円)もの巨額の収益を01年の1年間で会社に
もたらし、エネルギー取引の天才としてその名を轟かせます。

 エンロン社は、全米を震撼させた巨額不正会計事件で02年に破たんしまし
た。アーノルドは、上記の巨額リターンを上げた見返りとして、01年に受け
取ったボーナス800万ドル(約6.5億円)を元手に、Centaurus Advisers
(ケンタウロス・アドバイザーズ)という自分のファンドを立ち上げます。

 ケンタウロスは、05年に160%、06年に200%、07年に50%、
08年に50%、09年に29%という史上例を見ないリターンを継続しまし
た。この成績を見て、新規資金が殺到したことにより、ファンドを立ち上げて
からわずか8年で、約5,000億円の規模にまで成長しているようです。

 ケンタウロスが05年から09年に挙げたリターンは、平均で年率87%と
いう驚異的なもので、ヘッジファンドの歴史上、他に例を見ないものです。
 08年に15億ドル(約1,300億円)の収入をあげて、ヘッジファンド
マネージャーの報酬ランキングで3位に入ってから世間の注目を浴びるように
なりました。

 毎年、このように素晴らしい成績を残しているアーノルドは、36歳で約4
0億ドル(約3,300億円)の個人資産を築いており、まさにアメリカンド
リームの体現者です。

 ケンタウロスは、Commodity Trading Advisor(CTA)と呼ばれる、資源・
エネルギーなどの先物商品を取引しているという戦略以外は謎に包まれていま
す。エンロン社の頃から、一貫して天然ガスの先物の取引を得意としているよ
うで、今後、ケンタウロスがエネルギー市場にどのような見立てを持っている
かは誰もが知りたいところですが、公の場で発言することはほとんどありませ
ん。

 そのアーノルドが、2010年は苦戦しているというニュースが流れました。
年初から10月末の段階で−2.7%となっており、10月単月では7.9%
のリターンを上げていたことから、9月末の段階では二桁パーセントのマイナ
スに苦しんでいたと騒がれています。

 もちろん、通常のヘッジファンドであれば何年かに1度はこのような不振も
あるのですが、上記のような驚異的な数字を残していただけに、”驚異の天才”
と呼ばれるアーノルドが残り2ヶ月でどのように巻き返し、10年通年でどの
ような成績を残すか注目を集めています。

 自らは、公の場ではほとんど発言しないアーノルドですが、金融危機後の先
物市場の規制などについて政府から意見を求めているなど、今後も色々な場で
意見を求められそうです。本人も自分の影響力を意識し始めたのか、最近、ビ
ル・ゲイツとウォーレン・バフェットが始めた、世界中のビリオネア(個人資
産が10億ドル(820億円)以上の大富豪)に、自らの資産の半分を寄付す
ることを約束させる活動”Giving Pledge”への参加を表明しました。

 若くして大富豪になると、奢りそうなものですが、自らの影響力を意識して
社会貢献にも目を配るなど、謙虚な姿勢に感心させられます。

 私達も、こうしたアーノルド達、アメリカの新世代のスターファンドマネー
ジャーの振る舞いから学んでいきたいと思います。

S&S investments
岡村 聡

【プロフィール】
東京大学工学部卒、東京大学大学院学際情報学府卒。
卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、
バイアウトファンドのアドバンテッジパートナーズに勤務。
2010年6月より、投資アドバイス会社S&S investments起業。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【お知らせ】

■火曜日執筆者の岡村氏S&S investments主催セミナー■

◆レベル1セミナー:お金と友達になろう
家計のコストを削減し、賢くお金を貯めよう

1月29日(土)恵比寿(13時〜14時30分)(定員20人)3,000円
https://ssinvestments25.com/seminar/seminar.html

◆レベル2セミナー:さぁ、投資を始めよう
投資を始める人は、必要な知識を学ぼう

1月29日(土)恵比寿(15時〜17時)(定員20人)3,000円
https://ssinvestments25.com/seminar/level02.html

※全て東京都内での開催となります。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
おかげ様で、S&Sのセミナーの延べ受講者数が700人を超えました。
(岡村)

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第162回■

 今年は個人的な事情もあり、億の近道への執筆をお休みさせていただくこと
が多くなりました。来年には個人的にも落ち着いて、少しメルマガの視点を変
えた形でお付き合いいただけるようにしたいと、いろいろ考えております。

 今年は個人的にも株式投資だけに時間を割くことが出来ないような状況で、
日本の株式市場の環境も10月末くらいまでは厳しくて、私も今年の株式投資
での自分の成績は配当と優待分が増える程度で、運用利回りは3%程度で満足
すべき状況かとも考えていました。

 もちろん、それでも色々な投資作戦を練り、相場から逃げることはしないで、
相場と向き合って努力はしていました。投資戦略も戦術も来年に備えて再考し
て実行に移し始めていました。しかし、その効果は来年ではなく今年の11月
から大きく寄与してきました。

 一番効果的だったのは、ツイている投資家さんのポートフォリオ銘柄を自分
のポートフォリオに取り込むことでした。この作戦が一番効果が高かったと評
価しています。

 今年、大きなTOBを何度も当てて運用成績が年率40%を超えている投資
家さんや、11月以降立て続けにTOBを取った投資家さんのポートフォリオ
から、多くの銘柄を自分のポートフォリオに加えて、ツキと福と幸運を呼び込
むようにも心がけました。

 その甲斐あって、迎え入れた銘柄でもTOBが発生したり、取り入れた銘柄
群がみな大きく上昇するばかりではなく、自分が投資したばかりの銘柄が翌日
から暴騰したり、東証第1部に昇格したり、良いことがたくさん起こるように
なりました。

【招き入れた銘柄群】

 400円で買い増したオーエムシーネットワークは、あっという間に25%
以上株価が上昇しました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=7614&ba=9&type=3month

 日本プラストは505円ほどで数100株(優待3口分+アルファ)購入→
12月24日現在682円になりました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=7291&ba=1&type=3month

 シーボンは1510円程度から買い増し中で、12月24日現在1735円
程度です。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=4926&ba=9&type=3month

 まだまだたくさんの銘柄を招き入れましたが、みな買った後から10%以上
軽く上昇しています^^;

 660円程度で買ったフコクもずいぶん上がりました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=5185&ba=1&type=3month

 ツキと福と幸運を頂いたおかげで、自分で選んで買っていた銘柄も急速に大
きく上昇してくれる銘柄がたくさんでました。

 1300円どころから必死で1100円近くまで買い増し続けて、ポートフ
ォリオトップになった菊池プレス工業が1500円を超えてきました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=5970&ba=9&type=3month

 600円で買った翌日に10%近く暴落して550円を割り込んだ新光商事
は、悔し紛れに550円で同額買い増したら、その後は順調に回復してくれま
した(もう利喰しちゃいましたが…)。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=8141&ba=1&type=3month

 新光商事を買った翌日の暴落を嘆いたら、もっと大きく下がった銘柄がある
と教えてもらったCACにも、500円どころで買いを入れたら、こちらも順
調に株価が戻してくれました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=4725&ba=1&type=3month

 この銘柄も12月配当なので、ほとんど利喰しましたが、いまの株価でも高
配当なので、権利落ちで大きく下がったら買い戻そうと思います^^;

 1000円以下から買いあがり1200円程度から更に900円近くまで買
い下がったジオマテックも再度上がりだし、1300円を超えてきました。

http://company.nikkei.co.jp/chart/chart.aspx?scode=6907&ba=9&type=6month

 ポジショントークになりますが、来年の一番の期待は菊池プレス工業だと思
っています。

 4月1日に、菊池プレス工業より圧倒的に業績もよく自己資本比率も高く、
一株純資産も高い高尾金属工業と経営統合をしてくれます。
 私の皮算用では、菊池プレス工業の株価が1550円程度のままで4月1日
を迎えると、大きな負ののれん代が発生する状況です^^;

http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/diary/201012240000/

 一株あたり1777円の負ののれん代償却による、特別利益が発生します。
すると、2012年3月期(来期)の利益は私の皮算用では、今期程度の経常
利益でも最終の段階で特別利益が加わって、一株利益でいうと2074円程度
にもなりそうで、PERが0.74倍という、超超低PERの株が誕生するこ
とになりそうです。


 ここでご紹介した銘柄群は、12月の権利落ち銘柄を除いては、これからの
ほうが高配当や優待権利日が近いので更に値上がりしても不思議ではないほど
の魅力たっぷりな状況にあります。ただ油断しないで、相場と向き合って、努
力を続けていこうと思います。

 皆様にも私がいただいた福と幸運が伝染するように、ご紹介させていただき
ました。来年も良い年になるとうれしいな〜と思います。
 来年もよろしくお願いいたします。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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 研究銘柄として取り上げた66銘柄中56銘柄が上昇。
 最高は、233.5%(配当・優待含む)上昇!!
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順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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ゆく年くる年

 いよいよ今年も残すところあと4日になってきました。
 2010年寅年の株式相場は年初と年末の水準がほぼ同じという結果に終わりそうですが、皆様の運用成果はいかがだったでしょうか?

 輸出関連の主力銘柄が後半円高の一服から堅調になってきましたので多少リターンを得られた方が多いのではないかと思います。日経平均が9000円割れを演じる局面では先行きが心配されましたが、海外市場が比較的堅調な中での日本株の停滞がむしろ投資のチャンスだったということが後から理解されつつある昨今です。

 私は先日、新興国市場の中でもこのところのパフォーマンスが良好なバングラデシュを訪問してきましたが、個人投資家が証券会社内のいくつもの狭い部屋に分かれて集まり目先の運用に真剣な顔つきで株価ボードに見入っている姿を垣間見ることができました。日本とは正反対にややバブリーとも思えるほどの熱気にあふれ返っていました。中国、インド、ベトナム、インドネシアなどの新興国市場に続くネキスト11に位置づけられるバングラデシュの成長は今後のインフラ投資の進展を踏まえて高い確率がありますが、それを先取りしたようにダッカ証券取引所(DSE)の株価指数は年初から約2倍にもなっています。
 これに対して2009年に40%以上の値上がりを見せた日本の株式相場は2010年は横ばいとなり踊り場形成の動き。それでも後半にかけての比較的強い動きは2011年を予見しており、期待を高めてくれているのではないでしょうか。
 ダッカの異常なほどの交通渋滞を見てきた私にとって東京の整然とした街並みは安心感が感じられます。高い経済成長に賭けるのか停滞はしていても安定した経済に賭けるのかが運用の分かれ目です。株式投資においても高成長を求めていくのか安定した業績、財務内容を評価するのかで成果が変わってきます。
 約3650社の上場企業の数はTOBや経営統合などで来年もまた減少傾向を辿るものと考えられます。IPOよりTOB、M&Aが成熟化した株式市場のテーマとなっていますので、投資家の皆さんはこうした情報に関心を持つ必要があります。私の注目銘柄の多くはこの視点で選定しておりますので流動性に多少難があっても時に高い成果をもたらすものと考えています。つまり現在の日本の株式市場ではバリュー価値が高い企業が多く、これに成長性が加わると大きく株価水準が変化してくることになります。
 2010年の中小型活躍株にコシダカHD(2157)や桧家住宅(1413)があります。バリュー株として評価していた銘柄が業績の拡大によって一気に株価の水準を変えてしまった事例です。

 2011年も業績の停滞が続く企業以上に新たな好パフォーマンス企業が登場する可能性を感じる昨今です。その候補を下記に掲げ、くる年における皆様の運用の参考にして頂ければ幸いです。

【参考:PER10倍以下銘柄】

鈴木(6785)、前田工繊(7821)、トランコム(9058)、
ヒューテックノオリン(9056)、アルプス物流(9055)
ヤーマン(6630)、トランザクション(7818)
KG情報(2408)、サイネックス(2376)、大日精化(4116)

【参考:現預金−有利子負債>時価総額の銘柄】

岩崎通信機(6704)、ノーリツ鋼機(7744)、名村造船(7014)、ダントーHD(5337)

【ご挨拶】

 2010年の億の近道「月曜版」も最後になってしまいました。この1年は読者の皆さんにとってどのような年となったでしょうか。円高の進展によって景気の先行き不安が台頭する中で、アジア経済の成長などが牽引役となって日本の企業収益は底堅さを見せ始めたと見れば新たな年に希望が持てる筈です。積極的に株式投資で成果を得ようとお考えの皆様に投資のヒントになればとお届けして参りました億の近道「月曜版」ですが、執筆者一同、この1年のご愛読に感謝申し上げます。
 また、来る2011年が皆様にとりまして良いお年となりますことを祈願申し上げます。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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新版・投資の王道(その102)

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 日本や世界には星の数の程の飲食店がありますが、それらの中から独自の調査で名店を探し出すのが、ミシュランガイドやザガット・サーベイなどのガイドブックです。
 日本の上場企業も4000社近くありますが、そのなかから独自の基準で、今後安定的に長期間繁栄する可能性が高い優良企業をピックアップするのが、本連載です。
 なお、あくまで、5年・10年単位での業績を基準に選定していますので、掲載しているデータは必ずしも最新のものではありません。各社の直近の業績については「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認ください。
(さらに詳しい内容は、まぐまぐの<GINZAXグローバル・経済投資メールマガジンで連載しています)http://www.mag2.com/m/P0008114.html

<8966>クレッシェンド投資法人
 上場日:2005年3月8日
 資産運用会社:カナル投信株式会社
 株主:轉 充宏(70%)、平和不動産株式会社(29%)、その他(1%)
 資本金:2億9600万円
 投資対象用途:オフィスビル・住居中心
 目標用途比率:
 オフィスビル=原則50%(30%−70%)
 住居=原則50%(30%−70%)
 投資対象地域:全国主要都市
 目標地域比率
 第一投資エリア+第二投資エリア(80%以上)
 第一投資エリア(オフィス70%以上、住居60%以上)
 第二投資エリア(オフィス30%未満、住居40%未満)
 地方投資エリア 20%以下

注:第一投資エリア(オフィス・住居とも共通):東京23区
第二投資エリア(オフィス)東京都下、横浜駅、新横浜駅至近エリア(住居)東京・神奈川・千葉・埼玉における都心通勤圏エリア
地方投資エリア:(オフィス)政令指定都市・首都圏主要都市の主要市街地(住居)名古屋市・大阪市・福岡市の主要ターミナル駅通勤圏エリア

<8967>日本ロジスティクスファンド投資法人
 上場日:2005年5月9日
 資産運用会社:三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社(100%)
 株主:三井物産株式会社(51%)、中央三井信託銀行株式会社(29%)、ケネディクス株式会社(20%)
 資本金:1億5000万円
 投資対象用途:物流施設特化
 目標用途比率:物流施設100%
 ■投資対象地域:全国主要都市(首都圏中心)
 目標地域比率
 首都圏(湾岸・内陸部)= 50−70%
 近畿・中部・九州= 30−50%
 その他= 5−10%

<8968>福岡リート投資法人
 上場日:2005年6月21日
 資産運用会社:株式会社福岡リアルティ
 株主:福岡地所株式会社(50%)、九州電力株式会社(10%)、
 その他=株式会社福岡銀行、株式会社西日本シティ銀行、西日本鉄道株式会社、西部瓦斯株式会社、株式会社九電工、九州旅客鉄道株式会社、日本政策投資銀行、ロイヤルホールディングス株式会社(40%)。
 資本金2億円
 投資対象用途:総合型(商業施設中心)
 目標用途比率:
  商業施設=60−80%、オフィスビル=20−40%、その他(ホテル・住居・物流・公共施設)=0−20%
 投資対象地域:全国主要都市(福岡都市圏中心)
 目標地域比率:
 福岡都市圏=60−90%、その他九州地域(九州及び山口)=10−30%、その他=0−10%

<8969>プロスペクト・レジデンシャル投資法人
 上場日:2005年7月12日
 資産運用会社:プロスペクト・レジデンシャル・アドバイザーズ
 株主:(株)プロスペクト(100%)
 資本金:2億円
 タイプ:住居特化型
 目標用途比率:住居100%
 投資対象地域:シングル=35−65%、ファミリー=35−65%。
 目標地域比率:東京23区=50%以上、東京圏=30%以下、地方都市=30%以下。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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物価が高すぎる!

 今回が、2010年最後の記事となります。本年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。


 中国人民銀行が12月15日に実施したアンケート調査では、「物価が高すぎる・受け入れがたい」との回答が全体の73.9%に達し、1999年の調査開始以降の最悪を記録したそうです。

 日本では、うんざりするほど長期間デフレが続いていますし、欧米でもデフレに対する警戒感が強いので、<インフレ>というと、ぴんと来ないかもしれません。特に20歳ぐらいまでの日本の若い方々は、<インフレ>を体験したことが無いはずです。

 しかし、2008年9月あたりまで、中国、ベトナムをはじめとする新興国の物価上昇は、危険水域にあったのです。

 中国では、豚肉の価格が前年比数十%上昇するなど、軒並み食料品の価格が上昇しましたし、ベトナムの消費者物価上昇率はレッドゾーンと言われる10%台に突入する気配でした。

 ところが、リーマンショックでその<インフレ>が急速に冷やされたのです。ですから、これらの新興国にとって<リーマンショック>は神風だったと言えるでしょう。もしリーマンショックが無ければ、中国やベトナムはすでに崩壊していたかもしれません・・・・

 中国やベトナムでは、共産党の一党独裁を維持するために、高度経済成長を続けて貧富の格差、失業、役人の汚職などに対する国民の不満を鎮めなければなりません。

 しかしながら、その高度経済成長がインフレを招き、食品をはじめとする生活必需品の価格高騰は、エンゲル係数の高い庶民の不満を高めてしまいます。

 まさに、前門の虎(景気後退)、後門の狼(インフレ)というのが、中国やベトナムの実態です。

 例えば、中国の11月のCPIは、前年同月比5.1%上昇。11月の食品価格は前年同月比11.7%の上昇。また、卸売物価指数は、前年同月比6.1%の増加と10月の5.0%を大幅に上回っています。

 インフレ率は、5%を上回ると政府のコントロールが効きにくくなると言われますから、まさに中国でイエローカードが出たところです。
 中国は、既に世界最大の大豆輸入国ですが、2010年には、とうもろこしを130万トン程度輸入し、十数年ぶりに純輸入国に転ずる見通しです。

 2011年の中国の最大の課題は十数億人の胃袋をどうやって満たすかということになるでしょう。

 そして、工業製品の価格が世界的に低迷するのに対して、資源・エネルギー、食料品の価格が高騰するはずです。

 工業製品の生産能力は世界的に余力があり、新興国を中心にどんどん設備投資が行われているのに対して、資源・エネルギーや農地の開発は、急増する需要と比較して遅々たる歩みだからです。

 工業製品の輸出価格が低迷して、食料品や資源・エネルギー価格が上昇する。まさに、新興国(資源国を除く)にとっての悪夢です。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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億の近道2010/12/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2010/12/27

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
     (本日の担当:松尾範久&グルメ投資家おーちゃん)

 ◆コラム「ゆく年くる年」:松尾範久
 ◆コラム「新版・投資の王道(その102)」:グルメ投資家おーちゃん
 ◆コラム「物価が高すぎる!」:グルメ投資家おーちゃん

===================================

【お知らせ】

 いつもご愛読ありがとうございます。
 億の近道は、下記の期間を年末年始の休刊とさせていただきます。

 12/30(木)〜1/4(火)

 新年は1/5(水)からとなります。
 本年もご愛読ありがとうございました。来年も代わらぬご愛読をお願い申し
上げます。

===================================

◆コラム「ゆく年くる年」

 いよいよ今年も残すところあと4日になってきました。
 2010年寅年の株式相場は年初と年末の水準がほぼ同じという結果に終わ
りそうですが、皆様の運用成果はいかがだったでしょうか?

 輸出関連の主力銘柄が後半円高の一服から堅調になってきましたので多少リ
ターンを得られた方が多いのではないかと思います。日経平均が9000円割
れを演じる局面では先行きが心配されましたが、海外市場が比較的堅調な中で
の日本株の停滞がむしろ投資のチャンスだったということが後から理解されつ
つある昨今です。

 私は先日、新興国市場の中でもこのところのパフォーマンスが良好なバング
ラデシュを訪問してきましたが、個人投資家が証券会社内のいくつもの狭い部
屋に分かれて集まり目先の運用に真剣な顔つきで株価ボードに見入っている姿
を垣間見ることができました。日本とは正反対にややバブリーとも思えるほど
の熱気にあふれ返っていました。中国、インド、ベトナム、インドネシアなど
の新興国市場に続くネキスト11に位置づけられるバングラデシュの成長は今
後のインフラ投資の進展を踏まえて高い確率がありますが、それを先取りした
ようにダッカ証券取引所(DSE)の株価指数は年初から約2倍にもなってい
ます。
 これに対して2009年に40%以上の値上がりを見せた日本の株式相場は
2010年は横ばいとなり踊り場形成の動き。それでも後半にかけての比較的
強い動きは2011年を予見しており、期待を高めてくれているのではないで
しょうか。
 ダッカの異常なほどの交通渋滞を見てきた私にとって東京の整然とした街並
みは安心感が感じられます。高い経済成長に賭けるのか停滞はしていても安定
した経済に賭けるのかが運用の分かれ目です。株式投資においても高成長を求
めていくのか安定した業績、財務内容を評価するのかで成果が変わってきます。
 約3650社の上場企業の数はTOBや経営統合などで来年もまた減少傾向
を辿るものと考えられます。IPOよりTOB、M&Aが成熟化した株式市場
のテーマとなっていますので、投資家の皆さんはこうした情報に関心を持つ必
要があります。私の注目銘柄の多くはこの視点で選定しておりますので流動性
に多少難があっても時に高い成果をもたらすものと考えています。つまり現在
の日本の株式市場ではバリュー価値が高い企業が多く、これに成長性が加わる
と大きく株価水準が変化してくることになります。
 2010年の中小型活躍株にコシダカHD(2157)や桧家住宅(141
3)があります。バリュー株として評価していた銘柄が業績の拡大によって一
気に株価の水準を変えてしまった事例です。

 2011年も業績の停滞が続く企業以上に新たな好パフォーマンス企業が登
場する可能性を感じる昨今です。その候補を下記に掲げ、くる年における皆様
の運用の参考にして頂ければ幸いです。

【参考:PER10倍以下銘柄】

鈴木(6785)、前田工繊(7821)、トランコム(9058)、
ヒューテックノオリン(9056)、アルプス物流(9055)
ヤーマン(6630)、トランザクション(7818)
KG情報(2408)、サイネックス(2376)、大日精化(4116)

【参考:現預金−有利子負債>時価総額の銘柄】

岩崎通信機(6704)、ノーリツ鋼機(7744)、名村造船(70
14)、ダントーHD(5337)

【ご挨拶】

 2010年の億の近道「月曜版」も最後になってしまいました。この1年は
読者の皆さんにとってどのような年となったでしょうか。円高の進展によって
景気の先行き不安が台頭する中で、アジア経済の成長などが牽引役となって日
本の企業収益は底堅さを見せ始めたと見れば新たな年に希望が持てる筈です。
積極的に株式投資で成果を得ようとお考えの皆様に投資のヒントになればとお
届けして参りました億の近道「月曜版」ですが、執筆者一同、この1年のご愛
読に感謝申し上げます。
 また、来る2011年が皆様にとりまして良いお年となりますことを祈願申
し上げます。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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【お知らせ】

●株式・企業情報メルマガ「株知道」について

 長寿社会の資産運用ライフスタイルは未来に成長する企業を見出し、長期ス
タンスで投資すること。株式相場の流れを理解し、ご自身のオリジナリティあ
るポートフォリオを構築するためのサポートができればと弊社は長年メールマ
ガジンを配信させて頂いております。タイトルは「株知道」。ついては皆様の
購読申し込みを受け付けておりますので宜しくお願い申しげます。諸般の事情
から億の近道のように無料という訳にはいきませんが、活動資金として多少の
購読料を頂戴しております。2011年こそ株で儲けたいという方のためにメ
ルマガを通じて投資アイデアを御提供申し上げたいと思います。
ご購読のお申し込みは下記のアドレスまでお願い申し上げます。直近の見本
メルマガをお送りしますので宜しくお願いします。目標をもって取り組まれる
皆様にお届けする有料メルマガです。ぜひとも下記のアドレスにお申し込み下
さい。
(株)アイリスジャパン 有料コンテンツ係
mag@irisjapan.co.jp

(松尾)

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◆コラム「新版・投資の王道(その102)」

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 日本や世界には星の数の程の飲食店がありますが、それらの中から独自の調
査で名店を探し出すのが、ミシュランガイドやザガット・サーベイなどのガイ
ドブックです。
 日本の上場企業も4000社近くありますが、そのなかから独自の基準で、
今後安定的に長期間繁栄する可能性が高い優良企業をピックアップするのが、
本連載です。
 なお、あくまで、5年・10年単位での業績を基準に選定していますので、
掲載しているデータは必ずしも最新のものではありません。各社の直近の業績
については「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のもの
を確認ください。
(さらに詳しい内容は、まぐまぐの<GINZAXグローバル・経済投資メー
ルマガジンで連載しています)http://www.mag2.com/m/P0008114.html

<8966>クレッシェンド投資法人
 上場日:2005年3月8日
 資産運用会社:カナル投信株式会社
 株主:轉 充宏(70%)、平和不動産株式会社(29%)、その他(1%)
 資本金:2億9600万円
 投資対象用途:オフィスビル・住居中心
 目標用途比率:
 オフィスビル=原則50%(30%−70%)
 住居=原則50%(30%−70%)
 投資対象地域:全国主要都市
 目標地域比率
 第一投資エリア+第二投資エリア(80%以上)
 第一投資エリア(オフィス70%以上、住居60%以上)
 第二投資エリア(オフィス30%未満、住居40%未満)
 地方投資エリア 20%以下

注:第一投資エリア(オフィス・住居とも共通):東京23区
第二投資エリア(オフィス)東京都下、横浜駅、新横浜駅至近エリア(住居)
東京・神奈川・千葉・埼玉における都心通勤圏エリア
地方投資エリア:(オフィス)政令指定都市・首都圏主要都市の主要市街地
(住居)名古屋市・大阪市・福岡市の主要ターミナル駅通勤圏エリア

<8967>日本ロジスティクスファンド投資法人
 上場日:2005年5月9日
 資産運用会社:三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社(100%)
 株主:三井物産株式会社(51%)、中央三井信託銀行株式会社(29%)、
 ケネディクス株式会社(20%)
 資本金:1億5000万円
 投資対象用途:物流施設特化
 目標用途比率:物流施設100%
 ■投資対象地域:全国主要都市(首都圏中心)
 目標地域比率
 首都圏(湾岸・内陸部)= 50−70%
 近畿・中部・九州= 30−50%
 その他= 5−10%

<8968>福岡リート投資法人
 上場日:2005年6月21日
 資産運用会社:株式会社福岡リアルティ
 株主:福岡地所株式会社(50%)、九州電力株式会社(10%)、
 その他=株式会社福岡銀行、株式会社西日本シティ銀行、西日本鉄道株式会
 社、西部瓦斯株式会社、株式会社九電工、九州旅客鉄道株式会社、日本政策
 投資銀行、ロイヤルホールディングス株式会社(40%)。
 資本金2億円
 投資対象用途:総合型(商業施設中心)
 目標用途比率:
  商業施設=60−80%、オフィスビル=20−40%、その他(ホテル
  ・住居・物流・公共施設)=0−20%
 投資対象地域:全国主要都市(福岡都市圏中心)
 目標地域比率:
 福岡都市圏=60−90%、その他九州地域(九州及び山口)=10−30
 %、その他=0−10%

<8969>プロスペクト・レジデンシャル投資法人
 上場日:2005年7月12日
 資産運用会社:プロスペクト・レジデンシャル・アドバイザーズ
 株主:(株)プロスペクト(100%)
 資本金:2億円
 タイプ:住居特化型
 目標用途比率:住居100%
 投資対象地域:シングル=35−65%、ファミリー=35−65%。
 目標地域比率:東京23区=50%以上、東京圏=30%以下、地方都市=
 30%以下。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【お知らせ】

 本年は皆様方に本当にお世話になりました。おかげさまで、GINZAX・
銀座セミナーも、2011年から毎月第3土曜日(原則)に定例で開催するこ
とになりました(スケジュールは文末に掲載しています)。来年も変わらぬご
支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

 さて、2011年最初の<新春特別セミナー>ですが、<日本&グローバル
経済はどうなる!?>と題して、混沌とした世界・日本の将来を簡単明瞭にお
話しします。キーワードは、<日本の黄金時代><イスラム経済(アジア・ア
フリカ)の勃興><中国・ベトナムなど社会主義経済圏の危機>です。

また、来年から
★GINZAX有料メルマガ http://www.mag2.com/m/P0008114.html
と当セミナーの内容を今まで以上に連動させる予定です。申し込み月は購読料
無料ですので、よろしければお試しください。

それでは、1月15日(土曜日)に皆様とお会いするのを楽しみにしておりま
す。

大原浩

■GINZAX・銀座<新春特別>セミナー■
日本&グローバル経済はどうなる!?
(2011年の日本・世界経済の見通し)

【ご案内】

日時:2011年1月15日(土)(午後3時〜午後5時)

第1部:午後3時〜3時50分
 ★どうなるグローバル経済!?
 危機が迫る中国やベトナム、大躍進のスタート台に立ったアジアやアフリカ
のイスラム国家、不安定な欧米先進国等々、2011年の世界の政治・経済に
ついて語ります。
講師:大原浩

第2部:午後4時00分〜午後5時00分
 ★既に黄金時代が始まっている日本の経済と成長産業(企業)
 激動の世界の中でも、構造改革やイスラム経済圏の成長によって、成長を続
ける日本。なぜこれからの日本の未来が明るいのか?「2012年に日経平均
が2万円を超える15の理由」(講談社)の内容をベースに、盛りだくさんの
新しい視点を付け加えてお話しします。また、これからの有望産業や、具体的
に成長が期待できる企業についても詳しくお話しします。
講師:大原浩

場所:東京都中央区銀座6−6−1銀座風月堂ビル5階
  銀座ビジネスセンター 会議室

参加費:3,800円(税込)

■申込方法

 メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
 折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
 メール宛先:oohara1027@gmail.com
 ご記入事項:氏名、ふりがな、聞いてみたいテーマ、質問

★講師ご紹介

◎大原浩 株式会社大原創研 代表取締役
 上田短資(上田ハーロー)、フランス国営クレディリヨネ銀行など国内外の
 金融機関で勤務し、1994年(株)大原創研を設立し独立。
 国内外のビジネス・投資に関わり、プライベート投資やファンドでも成功。
 元・日刊「証券タイムズ(証券新報)」顧問。GINZAXグローバル経済
 ・投資研究会代表。
 著書には、「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」(講談社)、
 『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)、「2012年に日
 経平均が2万円を超える15の理由」(講談社)など多数。

●「2012年に日経平均が2万円を超える15の理由」(講談社)の出版を
 記念して、5月22日に行われたGINZAXセミナーの一部が下記URL
 でご覧いただけます。
 http://www.youtube.com/watch?v=BIT4uM6yLBg

◎2011年の予定(日程は毎月第3土曜日が基本)
1月:日本&グローバル経済はどうなる!?(2011年の日本・世界経済の
   見通し)
2月:ベストな金融商品はどれだ!(多様な金融商品を採りあげその投資効率
   を解説)
3月:投資の心がまえ(投資と言うメンタルスポーツを始めるための心構え)
4月:本当のバフエット投資。(バフエット投資の真髄に迫る)
5月:不動産はどうなる?(不動産投資の基礎を解説するとともに、不動産動
   向を探る)

皆様のお申し込みをお待ちしております。

(OH)

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◆コラム「物価が高すぎる!」

 今回が、2010年最後の記事となります。本年は大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。


 中国人民銀行が12月15日に実施したアンケート調査では、「物価が高す
ぎる・受け入れがたい」との回答が全体の73.9%に達し、1999年の調
査開始以降の最悪を記録したそうです。

 日本では、うんざりするほど長期間デフレが続いていますし、欧米でもデフ
レに対する警戒感が強いので、<インフレ>というと、ぴんと来ないかもしれ
ません。特に20歳ぐらいまでの日本の若い方々は、<インフレ>を体験した
ことが無いはずです。

 しかし、2008年9月あたりまで、中国、ベトナムをはじめとする新興国
の物価上昇は、危険水域にあったのです。

 中国では、豚肉の価格が前年比数十%上昇するなど、軒並み食料品の価格が
上昇しましたし、ベトナムの消費者物価上昇率はレッドゾーンと言われる10
%台に突入する気配でした。

 ところが、リーマンショックでその<インフレ>が急速に冷やされたのです。
ですから、これらの新興国にとって<リーマンショック>は神風だったと言え
るでしょう。もしリーマンショックが無ければ、中国やベトナムはすでに崩壊
していたかもしれません・・・・

 中国やベトナムでは、共産党の一党独裁を維持するために、高度経済成長を
続けて貧富の格差、失業、役人の汚職などに対する国民の不満を鎮めなければ
なりません。

 しかしながら、その高度経済成長がインフレを招き、食品をはじめとする生
活必需品の価格高騰は、エンゲル係数の高い庶民の不満を高めてしまいます。

 まさに、前門の虎(景気後退)、後門の狼(インフレ)というのが、中国や
ベトナムの実態です。

 例えば、中国の11月のCPIは、前年同月比5.1%上昇。11月の食品
価格は前年同月比11.7%の上昇。また、卸売物価指数は、前年同月比6.
1%の増加と10月の5.0%を大幅に上回っています。

 インフレ率は、5%を上回ると政府のコントロールが効きにくくなると言わ
れますから、まさに中国でイエローカードが出たところです。
 中国は、既に世界最大の大豆輸入国ですが、2010年には、とうもろこし
を130万トン程度輸入し、十数年ぶりに純輸入国に転ずる見通しです。

 2011年の中国の最大の課題は十数億人の胃袋をどうやって満たすかとい
うことになるでしょう。

 そして、工業製品の価格が世界的に低迷するのに対して、資源・エネルギー、
食料品の価格が高騰するはずです。

 工業製品の生産能力は世界的に余力があり、新興国を中心にどんどん設備投
資が行われているのに対して、資源・エネルギーや農地の開発は、急増する需
要と比較して遅々たる歩みだからです。

 工業製品の輸出価格が低迷して、食料品や資源・エネルギー価格が上昇する。
まさに、新興国(資源国を除く)にとっての悪夢です。

(OH)

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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
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お世話になりました

 歳をとると本当に1年過ぎるのがあっという間ですね。加速しています(笑)
 今年は時々サボってしまいましたが、1年間お世話になりました。

 やはり、ポジションに余裕が出来て、先週前半に私がウズウズした頃が足元の高値レベルだったのでしょうか?我慢して良かった?(笑)。

 国内外とも冬季休暇シーズンに入った訳で、売買高の60%のシェアを握る外人が休暇中なのですから、今週は欲を出した売買は避けるなどして来年の投資計画を立てる良い機会なのでしょう。

 新年に入っても投資行動については慌てることは無いのではと考えています。日本の株式市場は概ね毎年1月末〜2月初旬まではそれなりにしっかりしていることが多いものの、2月に入ると売買が若干低迷し、その後3月中旬頃から期末決算に向けて動意付き易いとの経験則もあります。期末に向けて持ち合い解消の動きもまだ続くのではないでしょうか。足元の決算数字を見る限り今期業績が下振れすることもなさそうですので、これからの数ヵ月でこれから考える投資計画に従ってポジションを作っていければ良いかなと考えています。

 日本の政権中枢はいよいよ混迷の度を深めています(善意で?(笑))。
 混乱をまき散らすだけ(国富にダメージを与えるだけ)の鳩山元首相などは一刻も早く政治家を引退して欲しいのですが、それも叶わず、国民は祈るような気持ちで国政を見守っています。今の政治家達は永田町の狭い器の中での茶番劇からいつ目が覚めるのか?この状態で国会議員を名乗ることを恥と思わないのか?・・・不思議です。個人的には、20年以上も選挙における何倍もの票格差を放置してきたことが全ての誤りだったのではと考えています。有権者においても不徳の致すところですね。

 先日民放で「オペラ座の怪人」の映画をやっていました。ミュージカルは大好きで、このPhantom of the Operaは海外でも何度も観ましたが、映画版もとても良く出来ていました。エンディングはどうするのかと気を揉んでいましたが、流石と言えるほどとても素晴らしい演出に満足した次第です。
 生涯をかけ世界で最も愛した人と納得づくで別れなければならない・・・そのエンディングの余りの悲しさに家族で泣きながら観ました。

 しかし、ふと世界を見渡せば、紛争地域と言われている場所では、これと全く同じ光景が日々起こっているのですね。しかも、全く納得できない理由により愛する人を失っているのです。悲惨と言う以外の何物でもありません。
 一握りの欲深い為政者達の身勝手な行動により、膨大な数の人達が悲嘆の世界に投げ込まれています。

 読者の皆様や日本国民が将来に渡りそのような悲しみの世界に陥ることが無いように、そして世界の人達に平和が訪れることを願って、新しい年を迎えたいと思います。

 ありがとうございました。
                        街のコンサルタント 拝

(街のコンサルタント)

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