昼寝から醒めて

 まず、先日来の「尖閣諸島沖中国漁船衝突事件」では、その結果について、流石に残念な結末であったと言わざるを得ません。あの程度の、しかもあのようなヤクザもどきの恫喝にあっさりと屈服してしまうほどに日本の国力が、そして外交を含めた総合力が低下してしまっている事実をまざまざと見せつけてくれました。
 同時に、米国においても既に米国は米中関係を日米関係以上に重視しているという事実も再認識させられた事件でした。
 ・・・それなら最初から逮捕などせず、事情聴取くらいにして(反応を見つつ)直ぐに帰してしまえば良かったものを・・・などとも。

 中国は「中華人民共和国」が正式名称となっている通りの巨大な多民族国家であり、言い方を変えれば「中国」と言うより、実際のところは「中国共産党(と言うグル―プ)が牛耳っている東アジアの大国」で、約6、000万人の共産党員が他の13億人の国民に対し圧倒的優位な権限を持った国家です。共産主義と言いつつも資本主義を一部取り入れた一党独裁国家とも言い換えられます。それ故に体制を維持するため、単一民族である日本人には理解し難いほどに、内政(国内世論)にはとても敏感です。
 東アジアにある独裁国家は北朝鮮、中国、ミャンマー辺りが思い付きますが、そのうちの一つが強大な経済力と軍事力を手にしてしまった訳ですから、これは世界的に見ても相当の脅威となります。

 今回の事件を見ていて、ふと先日読んだ「暴力相談(狩集紘一著)」と言う本を思い出しました。反社会的勢力に対してどう立ち向かうか、もし関係を持ってしまったらどのように対応すべきかなどが書いてあります。
 そこでは反社会的勢力の特徴をこう書いていました。

1)プライドを非常に気にする人種であり、自分の地位や勢力を低くみられることを極端に嫌い、これに反発する。・・・丁寧な態度で対応することが大事。
2)組織やグループの虎の威を借りないと生きて行けず、極めて集団性が強い。
3)弱い対応や甘い対応を見ると、徹底してツケ入ってくる人種である。
4)「揚げ足とりの名人」であるので、言質を取られないよう慎重に言葉を選ぶ必要がある。
5)自分自身の弱点をカバーするため、見栄っ張りで虚勢を張る。
6)悪質クレーマーの典型であったとしてもプロであるため、極めて巧妙に交渉に臨んでくる。

 何だか随分と類似点が多いなと感じた次第です(笑)。

 民主党や日本政府の能力不足、弱腰を責める論調も多々ありますが、船長の解放については日本経済がその命運を維持するために、名を捨て実を取ったのか? もちろん、中国共産党はこのような日本の隙(政治空白、経済弱体化、日米関係の不安定状況)をずっと待っていたはずですが・・・それへの備えは全く無かったのでしょうか?だとしたら本当にマヌケです。
 とは言え中国国民から見ると、実は日本が仕組んだ事柄なのかもしれませんし、またその一方でビデオを公開できない、国民に言えない何か裏でもあるのか?・・・いずれにしても日本政府の対応にも腑に落ちない事柄が続きます。
 これではたとえ船長を解放しても「中国との関係改善」との理屈で多少は株式市場も持ち直すのかも知れませんが、長続きしそうもありませんね。日本はその対応について、もっとメディアを有効活用し、また国際世論に上手く訴えるなどのテクニックを磨かねばいけません。

 先述の本にもありましたが、反社勢力は自分達の行為を公にされることや(今回はビデオの公開など)、警察に通報されること(今回は米軍を連れてくること)などをとても嫌がるそうです(笑)。

 先日の日経記事にもあるように、個別具体的には「トヨタのハイブリッド技術狙い」などの日本の要素技術を奪い取るための一つの施策でもあるでしょうし、隙さえ見せれば今後とも「取れるものは取ってしまえ!」と言う貪欲さ剥き出しで襲ってくると考えるべきです。多民族国家の為政者達は「食うか食われるか」の戦いを制してきた猛者達です。
 経験も乏しく軟弱で世間知らずの2世3世議員や、学校の成績が良かっただけで行政を任され閉鎖的な省益争いしか経験が無い役人だけでは、彼らに太刀打ち出来るとも思えません。

 80年代末のバブル崩壊からこの20年間、変化から逃れるようにズルズルと自民党政権を続けさせてしまい、ぬるま湯に浸かり続けてしまった。政権交代も中途半端にしか出来ず、この期に及んでも内輪の縄張り争いしかできない政治家や役人を作ってしまった負の対価として、日本国民はこれから山のような試練に立ち向かわねばならないのだと認識すべきなのでしょう。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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億の近道2010/09/30


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投資情報メールマガジン                   2010/09/30

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)

      ◆コラム「昼寝から醒めて」:街のコンサルタント

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◆コラム「昼寝から醒めて」

 まず、先日来の「尖閣諸島沖中国漁船衝突事件」では、その結果について、
流石に残念な結末であったと言わざるを得ません。あの程度の、しかもあのよ
うなヤクザもどきの恫喝にあっさりと屈服してしまうほどに日本の国力が、そ
して外交を含めた総合力が低下してしまっている事実をまざまざと見せつけて
くれました。
 同時に、米国においても既に米国は米中関係を日米関係以上に重視している
という事実も再認識させられた事件でした。
 ・・・それなら最初から逮捕などせず、事情聴取くらいにして(反応を見つ
つ)直ぐに帰してしまえば良かったものを・・・などとも。

 中国は「中華人民共和国」が正式名称となっている通りの巨大な多民族国家
であり、言い方を変えれば「中国」と言うより、実際のところは「中国共産党
(と言うグル―プ)が牛耳っている東アジアの大国」で、約6、000万人の
共産党員が他の13億人の国民に対し圧倒的優位な権限を持った国家です。共
産主義と言いつつも資本主義を一部取り入れた一党独裁国家とも言い換えられ
ます。それ故に体制を維持するため、単一民族である日本人には理解し難いほ
どに、内政(国内世論)にはとても敏感です。
 東アジアにある独裁国家は北朝鮮、中国、ミャンマー辺りが思い付きますが、
そのうちの一つが強大な経済力と軍事力を手にしてしまった訳ですから、これ
は世界的に見ても相当の脅威となります。

 今回の事件を見ていて、ふと先日読んだ「暴力相談(狩集紘一著)」と言う
本を思い出しました。反社会的勢力に対してどう立ち向かうか、もし関係を持
ってしまったらどのように対応すべきかなどが書いてあります。
 そこでは反社会的勢力の特徴をこう書いていました。

1)プライドを非常に気にする人種であり、自分の地位や勢力を低くみられる
  ことを極端に嫌い、これに反発する。・・・丁寧な態度で対応することが
  大事。
2)組織やグループの虎の威を借りないと生きて行けず、極めて集団性が強い。
3)弱い対応や甘い対応を見ると、徹底してツケ入ってくる人種である。
4)「揚げ足とりの名人」であるので、言質を取られないよう慎重に言葉を選
  ぶ必要がある。
5)自分自身の弱点をカバーするため、見栄っ張りで虚勢を張る。
6)悪質クレーマーの典型であったとしてもプロであるため、極めて巧妙に交
  渉に臨んでくる。

 何だか随分と類似点が多いなと感じた次第です(笑)。

 民主党や日本政府の能力不足、弱腰を責める論調も多々ありますが、船長の
解放については日本経済がその命運を維持するために、名を捨て実を取ったの
か? もちろん、中国共産党はこのような日本の隙(政治空白、経済弱体化、
日米関係の不安定状況)をずっと待っていたはずですが・・・それへの備えは
全く無かったのでしょうか?だとしたら本当にマヌケです。
 とは言え中国国民から見ると、実は日本が仕組んだ事柄なのかもしれません
し、またその一方でビデオを公開できない、国民に言えない何か裏でもあるの
か?・・・いずれにしても日本政府の対応にも腑に落ちない事柄が続きます。

 これではたとえ船長を解放しても「中国との関係改善」との理屈で多少は株
式市場も持ち直すのかも知れませんが、長続きしそうもありませんね。日本は
その対応について、もっとメディアを有効活用し、また国際世論に上手く訴え
るなどのテクニックを磨かねばいけません。

 先述の本にもありましたが、反社勢力は自分達の行為を公にされることや
(今回はビデオの公開など)、警察に通報されること(今回は米軍を連れてく
ること)などをとても嫌がるそうです(笑)。

 先日の日経記事にもあるように、個別具体的には「トヨタのハイブリッド技
術狙い」などの日本の要素技術を奪い取るための一つの施策でもあるでしょう
し、隙さえ見せれば今後とも「取れるものは取ってしまえ!」と言う貪欲さ剥
き出しで襲ってくると考えるべきです。多民族国家の為政者達は「食うか食わ
れるか」の戦いを制してきた猛者達です。
 経験も乏しく軟弱で世間知らずの2世3世議員や、学校の成績が良かっただ
けで行政を任され閉鎖的な省益争いしか経験が無い役人だけでは、彼らに太刀
打ち出来るとも思えません。

 80年代末のバブル崩壊からこの20年間、変化から逃れるようにズルズル
と自民党政権を続けさせてしまい、ぬるま湯に浸かり続けてしまった。政権交
代も中途半端にしか出来ず、この期に及んでも内輪の縄張り争いしかできない
政治家や役人を作ってしまった負の対価として、日本国民はこれから山のよう
な試練に立ち向かわねばならないのだと認識すべきなのでしょう。

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空売り

 投資信託とヘッジファンドの投資手法で大きく異なる点は、売りから入る投資である「空売り」にあります。ヘッジファンドは、株式市場が年間を通じてマイナスの時にも、プラスの運用実績を目指すことを目標としているので、空売りを積極的に利用します。
 そうすると、株価が上昇局面の時だけでなく、値下がり局面の時でも利益を得られます。

 しかしリスクも当然存在し、買いポジションの場合は、最大の損失は価格がゼロになる時に自分の投資金額が全て失われることですが、空売りをしかけた場合の最大損失は、投資金額を越えて無限大に膨らんでいく可能性があります。

 私は、ロングショートと呼ばれる戦略をよく利用し、割安な株を買い、割高な株を売るポジションを取っておりました。その売り買いの判断は、ファンダメンタルズ分析からのボトムアップアプローチによるものでした。個々の財務諸表を目で丹念に読むのではなく、独自の分析ツールを作成することでリストから銘柄の選別をし、同じくコンピュータツールでリスクも同時に調整しながら、投資内容を決めていました。また常に、買いと売りのポジションの大きさを同じにするのではなく、上昇局面ではロングのポジションを増やし、下降局面では逆にショートのポジションを大きくすることで、市場平均を上回る超過リターンを追求していました。

 また、業績の発表が悪いと予想される銘柄をニュースが発表される前に売ることもしておりましたが、想定外の良いニュース、例えば自社株買ニュースが発表され、ロスカットをするはめになることもありました。空売りは、厳格なリスク管理のスキルに加え、胆力がいる戦略であると感じました。

 私達が行っているセミナーの中で、例えばマーケットバブルの天井を予測し、そこから空売りをしかけて儲けることが出来ないかとよく聞かれます。
 上昇局面の上がり方に対して、下落時は崖から飛び降りるような急激な動きをするので、うまくそれをとらえることが出来れば、短期間で大きな儲けを得ることが出来ます。もちろん、理論的には可能であると思いますが、実際にそれをすることはウォール街のプロでも難しいと思います。

 それは、緩やかな上昇相場は何年にも渡り非常に長く続きますが、下落相場は数日から数ヶ月で急展開することに、主な要因があります。
 実際に、サブプライム危機の際も、ほとんどの国で2002年から08年前半まで5年以上にも渡り上昇相場が続きましたが、リーマンショック後の数ヶ月で数十%下落するなど、下降スピードは非常に急速でした。

 05年頃から多くの投資家が相場の過熱を懸念して、空売りポジションにより儲けようとしましたが、その後、2−3年も上昇相場が続いたことから、ほとんどの投資家は空売りポジションから出続ける損失に耐えきれず、ポジションを解消してしまいました。サブプライム危機の暴落により巨額のリターンをあげた人物は、ウォール街広しとは言え、多くても数十人のようです。

 サブプライム関連商品の下落に賭けることで、2007年の1年間で、ファンド全体で200億ドル(約1.7兆円)を儲けたジョンポールソンは、その下落に賭けた2年間、世界中から「好景気に乗ることのできない大バカ者」とののしられ続け、そのプレッシャーを一時でも忘れる為にセントラルパークを毎日マラソンしていたそうです。

 このように、空売りで成功するには、並大抵の精神力では困難と言わざるを得ません。

 このメルマガをお読みの個人投資家の方は、株式や債券など金融商品のほとんどは長期で見れば安定したリターンで上昇する性質を持っていることから、長期投資/積立投資を中心とされることがおすすめです。多大なリスクを取ってまで、空売り戦略を行う必要は個人投資家にとって乏しいのではないでしょうか。

(岡村知美)

■プロフィール
 早稲田大学理工学部卒、早稲田大学大学院理工学部経営システム工学科卒。
外資系証券会社の自己勘定部門&ヘッジファンドにおいて、5年半日本株の運用に携わる。計量的分析を用いて、マーケットに左右されない絶対的リターンを追求したトレードを行う。2009年10月に娘を出産。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい

■第161回■

 先週は、株価はそんなに上がりそうもないけれど配当利回りが5%に近い資産リッチの低PERかつ低PBRの電響社について書きました。9月21日の終値410円で計算した予想PERは7.2倍程度、PBR0.26倍。自己資本比率72%程度。時価総額52億円程度の銘柄でした。

 有料メルマガ『生涯パートナー銘柄の研究』で、研究銘柄として取り上げるにはちょっと指標的な割安感が少ないように感じるという印象を持っていました。株価が買った途端に直ぐ上がるような期待値は低いけれど、ガッチリ配当などのインカム・ゲインを稼ぐのを好む、私のようにサラリーマンを卒業し、安定したお給料などの収入を持たない、定年後の投資家のような安定収入を確保したい投資家向けだと考えてのことです。

 では、有料メルマガではどのような銘柄を最近研究しているかを、本日は話題として取り上げたいと思います。持っている資産などの割安さ、リーマンショックのような経済的なショックが起こっても、しっかりと安定収入を稼げる副業などを持っている企業。日本で大きなトップクラスのシェアを持つ事業を行っている企業。このような企業を選びたいと考えています。

 電響社の仕事は多くの競合企業があるので、残念ながら私には配当利回りの高さと財務内容の良さを除き、電響社の強さを際立たせるようなセールスポイントを探すことが出来ませんでした。もちろんこれだけでも投資対象になり、私は電響社を準主力銘柄としてポートフォリオに加えることに決めました。私には配当収入がとても大事だからです。しかし、有料メルマガの研究対象企業は、配当利回りよりも事業の競争力や、経済環境悪化時でも利益を出せる高い収益力など、強いビジネス・モデルを持っている点を重視するようにしています。

 事業の分析などはご自分で確認していただくことにして、9月14日の研究銘柄とした銘柄を、今回はご披露しておこうと思います。

 銘柄名は東北特殊鋼です。大同特殊鋼の持分法適用会社で、本業は製造業ですが、仙台の工場跡地にショッピングモールを建設し、不動産賃貸収入という安定収入を稼いでいます。

 リーマンショック後にも本業の業績が落ちたために、一時的に、営業利益の内訳では副業のほうの利益が60%と高くなりました。この安定した賃貸不動産事業の売上高21.6億円、営業利益9.1億円がしっかりと業績を下支えしています。過去の一株利益の状況を見ると、収益力の高さが分かります。
 有価証券報告書に開示された不動産賃貸事業の収益(売上高は前連結会計年度比38百万円減の2,164百万円、913百万円。)

2000年3月期103.5円→74.04円→70.03円→105.79円→143.84円→143.84円→171.13円→211.70円→236.98円→192.40円→(2010年3月期)119.38円→(2011年3月期会社予想)172.65円。

 財務内容も抜群で、2010年3月期から有価証券報告書などで開示されるようになった賃貸不動産の、時価と簿価の差額が大きいです。2010年3月期の有価証券報告書に開示された賃貸不動産の時価は、216.9億円です。簿価は68.1億円。含み益は、148.8億円です。配当権利落ち後の本日(9月28日)の株価865円で計算した時価総額は、たった65億円程度しかありません。

 バランス・シートの内訳を見れば割安度が分かります。具体的なバランス・シートの中身は以下のような内容です。賃貸不動産の時価は反映させました。

 現・預金33.6億円+短期有価証券1.0億円+投資有価証券12.1億円+売掛債権30.6億円+在庫17.0億円−すべての負債71.3億円=23.0億円。

 土地22.5億円+建物等68.5億円+設備等11.8億円+賃貸不動産の含み益148.8億円+その他の資産6.5億円=280.6億円。

 予想PER5.0倍、PBRは0.49倍です。自己資本比率は65.1%です。収益力の高さと、本業の回復による増益率の高さが魅力的だと考えて、有料メルマガの研究銘柄としました。配当利回りは電響社のほうがずっと高いです。

 こんな銘柄ばかり見つかると楽ですが、結構苦労しています。でもまた以下のような銘柄を見つけることができました。今後の研究銘柄にしようかと調査中です。参考まで。

 株価が707円で、2011年3月期の予想一株利益が189.01円です。一株純資産は1940.85円です。指標的には東北特殊鋼よりも、割安かもしれません。しかし安定した副業は持っていない企業です^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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投資情報メールマガジン                   2010/09/28

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             −本日の目次−
       (本日の担当:岡村知美&石川臨太郎)

  ◆コラム「空売り」:岡村知美
  ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(161)」:石川 臨太郎

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◆コラム「空売り」

 投資信託とヘッジファンドの投資手法で大きく異なる点は、売りから入る投
資である「空売り」にあります。ヘッジファンドは、株式市場が年間を通じて
マイナスの時にも、プラスの運用実績を目指すことを目標としているので、空
売りを積極的に利用します。
 そうすると、株価が上昇局面の時だけでなく、値下がり局面の時でも利益を
得られます。

 しかしリスクも当然存在し、買いポジションの場合は、最大の損失は価格が
ゼロになる時に自分の投資金額が全て失われることですが、空売りをしかけた
場合の最大損失は、投資金額を越えて無限大に膨らんでいく可能性があります。

 私は、ロングショートと呼ばれる戦略をよく利用し、割安な株を買い、割高
な株を売るポジションを取っておりました。その売り買いの判断は、ファンダ
メンタルズ分析からのボトムアップアプローチによるものでした。個々の財務
諸表を目で丹念に読むのではなく、独自の分析ツールを作成することでリスト
から銘柄の選別をし、同じくコンピュータツールでリスクも同時に調整しなが
ら、投資内容を決めていました。また常に、買いと売りのポジションの大きさ
を同じにするのではなく、上昇局面ではロングのポジションを増やし、下降局
面では逆にショートのポジションを大きくすることで、市場平均を上回る超過
リターンを追求していました。

 また、業績の発表が悪いと予想される銘柄をニュースが発表される前に売る
こともしておりましたが、想定外の良いニュース、例えば自社株買ニュースが
発表され、ロスカットをするはめになることもありました。空売りは、厳格な
リスク管理のスキルに加え、胆力がいる戦略であると感じました。

 私達が行っているセミナーの中で、例えばマーケットバブルの天井を予測し、
そこから空売りをしかけて儲けることが出来ないかとよく聞かれます。
 上昇局面の上がり方に対して、下落時は崖から飛び降りるような急激な動き
をするので、うまくそれをとらえることが出来れば、短期間で大きな儲けを得
ることが出来ます。もちろん、理論的には可能であると思いますが、実際にそ
れをすることはウォール街のプロでも難しいと思います。

 それは、緩やかな上昇相場は何年にも渡り非常に長く続きますが、下落相場
は数日から数ヶ月で急展開することに、主な要因があります。
 実際に、サブプライム危機の際も、ほとんどの国で2002年から08年前
半まで5年以上にも渡り上昇相場が続きましたが、リーマンショック後の数ヶ
月で数十%下落するなど、下降スピードは非常に急速でした。

 05年頃から多くの投資家が相場の過熱を懸念して、空売りポジションによ
り儲けようとしましたが、その後、2−3年も上昇相場が続いたことから、ほ
とんどの投資家は空売りポジションから出続ける損失に耐えきれず、ポジショ
ンを解消してしまいました。サブプライム危機の暴落により巨額のリターンを
あげた人物は、ウォール街広しとは言え、多くても数十人のようです。

 サブプライム関連商品の下落に賭けることで、2007年の1年間で、ファ
ンド全体で200億ドル(約1.7兆円)を儲けたジョンポールソンは、その
下落に賭けた2年間、世界中から「好景気に乗ることのできない大バカ者」と
ののしられ続け、そのプレッシャーを一時でも忘れる為にセントラルパークを
毎日マラソンしていたそうです。

 このように、空売りで成功するには、並大抵の精神力では困難と言わざるを
得ません。

 このメルマガをお読みの個人投資家の方は、株式や債券など金融商品のほと
んどは長期で見れば安定したリターンで上昇する性質を持っていることから、
長期投資/積立投資を中心とされることがおすすめです。多大なリスクを取っ
てまで、空売り戦略を行う必要は個人投資家にとって乏しいのではないでしょ
うか。

(岡村知美)

■プロフィール
 早稲田大学理工学部卒、早稲田大学大学院理工学部経営システム工学科卒。
外資系証券会社の自己勘定部門&ヘッジファンドにおいて、5年半日本株の運
用に携わる。計量的分析を用いて、マーケットに左右されない絶対的リターン
を追求したトレードを行う。2009年10月に娘を出産。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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■火曜日執筆者の岡村氏S&S investments主催セミナー■

 8月からは既に投資を行われている方向けの、ステップアップの講座となる
レベル3のセミナーを開始します。
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10月17日(日) 新宿(13時〜14時30分)
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https://ssinvestments25.com/seminar/level03.html

※全て東京都内での開催となります。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
おかげ様で、S&Sのセミナーの延べ受講者数が300人を超えました。
(岡村)

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第161回■

 先週は、株価はそんなに上がりそうもないけれど配当利回りが5%に近い資
産リッチの低PERかつ低PBRの電響社について書きました。9月21日の
終値410円で計算した予想PERは7.2倍程度、PBR0.26倍。自己
資本比率72%程度。時価総額52億円程度の銘柄でした。

 有料メルマガ『生涯パートナー銘柄の研究』で、研究銘柄として取り上げる
にはちょっと指標的な割安感が少ないように感じるという印象を持っていまし
た。株価が買った途端に直ぐ上がるような期待値は低いけれど、ガッチリ配当
などのインカム・ゲインを稼ぐのを好む、私のようにサラリーマンを卒業し、
安定したお給料などの収入を持たない、定年後の投資家のような安定収入を確
保したい投資家向けだと考えてのことです。

 では、有料メルマガではどのような銘柄を最近研究しているかを、本日は話
題として取り上げたいと思います。持っている資産などの割安さ、リーマンシ
ョックのような経済的なショックが起こっても、しっかりと安定収入を稼げる
副業などを持っている企業。日本で大きなトップクラスのシェアを持つ事業を
行っている企業。このような企業を選びたいと考えています。

 電響社の仕事は多くの競合企業があるので、残念ながら私には配当利回りの
高さと財務内容の良さを除き、電響社の強さを際立たせるようなセールスポイ
ントを探すことが出来ませんでした。もちろんこれだけでも投資対象になり、
私は電響社を準主力銘柄としてポートフォリオに加えることに決めました。私
には配当収入がとても大事だからです。しかし、有料メルマガの研究対象企業
は、配当利回りよりも事業の競争力や、経済環境悪化時でも利益を出せる高い
収益力など、強いビジネス・モデルを持っている点を重視するようにしていま
す。

 事業の分析などはご自分で確認していただくことにして、9月14日の研究
銘柄とした銘柄を、今回はご披露しておこうと思います。

 銘柄名は東北特殊鋼です。大同特殊鋼の持分法適用会社で、本業は製造業で
すが、仙台の工場跡地にショッピングモールを建設し、不動産賃貸収入という
安定収入を稼いでいます。

 リーマンショック後にも本業の業績が落ちたために、一時的に、営業利益の
内訳では副業のほうの利益が60%と高くなりました。この安定した賃貸不動
産事業の売上高21.6億円、営業利益9.1億円がしっかりと業績を下支え
しています。過去の一株利益の状況を見ると、収益力の高さが分かります。
 有価証券報告書に開示された不動産賃貸事業の収益(売上高は前連結会計年
度比38百万円減の2,164百万円、913百万円。)

2000年3月期103.5円→74.04円→70.03円→105.79
円→143.84円→143.84円→171.13円→211.70円→2
36.98円→192.40円→(2010年3月期)119.38円→(2
011年3月期会社予想)172.65円。

 財務内容も抜群で、2010年3月期から有価証券報告書などで開示される
ようになった賃貸不動産の、時価と簿価の差額が大きいです。2010年3月
期の有価証券報告書に開示された賃貸不動産の時価は、216.9億円です。
簿価は68.1億円。含み益は、148.8億円です。配当権利落ち後の本日
(9月28日)の株価865円で計算した時価総額は、たった65億円程度し
かありません。

 バランス・シートの内訳を見れば割安度が分かります。具体的なバランス・
シートの中身は以下のような内容です。賃貸不動産の時価は反映させました。

 現・預金33.6億円+短期有価証券1.0億円+投資有価証券12.1億
円+売掛債権30.6億円+在庫17.0億円−すべての負債71.3億円
=23.0億円。

 土地22.5億円+建物等68.5億円+設備等11.8億円+賃貸不動産
の含み益148.8億円+その他の資産6.5億円=280.6億円。

 予想PER5.0倍、PBRは0.49倍です。自己資本比率は65.1%
です。収益力の高さと、本業の回復による増益率の高さが魅力的だと考えて、
有料メルマガの研究銘柄としました。配当利回りは電響社のほうがずっと高い
です。

 こんな銘柄ばかり見つかると楽ですが、結構苦労しています。でもまた以下
のような銘柄を見つけることができました。今後の研究銘柄にしようかと調査
中です。参考まで。

 株価が707円で、2011年3月期の予想一株利益が189.01円です。
一株純資産は1940.85円です。指標的には東北特殊鋼よりも、割安かも
しれません。しかし安定した副業は持っていない企業です^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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長期的視点で日本の目指す道

 人口13億人の中国という国がやっと豊かになろうと言う矢先に今回の理不尽な対応です。ここから中国はどうなるのでしょうか?その前に日本はどうなるのかと言われそうですが、日本は独特の神の国。海外もよくそのことを認識している筈です。努力の国、創意工夫の国。技術の国。自由の国。表面的な経済的疲弊をはねのけて新たな国家観をベースにした新成長戦略が求められます。

 今、中国は世界一の人口ですが、2050年には世界2位になってしまいます。どこが1位になるかと言えば、インドです。2050年には世界の人口は90億人に達すると見られますが、現在の人口70億人から20億人も増加する見通しです。その時インドが16.6億人となり、中国の14億人を上回る見通しです。インドのお隣でありますパキスタンやバングラディッシュを合わせると22億人、世界全体の約4分の1がこの3国に集中する見通しです。
 その時、アメリカは4億人。現在の3億人から1億人増加すると見られます(総務省統計局調べ)。日本は人口が減っていく運命ですが、少数精鋭の豊かな国家となるには蓄積している技術を用いて世界の人口増加国のインフラ作りに貢献する必要があります。とりわけインドやバングラディッシュといったエリアを重視すべきだと言うのは中国がああだから仕方がないところです。
 そこで私たちは40年先を見据えて取り組まないとなりません。進むべき道は見えてきました。頑張りましょう!!

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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新版・投資の王道(その90)

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 日本や世界には星の数の程の飲食店がありますが、それらの中から独自の調査で名店を探し出すのが、ミシュランガイドやザガット・サーベイなどのガイドブックです。
 日本の上場企業も4000社近くありますが、そのなかから独自の基準で、今後安定的に長期間繁栄する可能性が高い優良企業をピックアップするのが、本連載です。
 なお、あくまで、5年・10年単位での業績を基準に選定していますので、掲載しているデータは必ずしも最新のものではありません。各社の直近の業績については「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認ください。
(さらに詳しい内容は、まぐまぐの<GINZAXグローバル・経済投資メールマガジンで連載しています)http://www.mag2.com/m/P0008114.html

<9009>京成電鉄
 成田空港線が収益の柱。オリエンタルランドの筆頭株主。東京東部・千葉・茨城が主要営業エリア。売り上げ構成は、運輸業49%、流通業34%、建設業5%、不動産業6%、レジャー・サービス業4%。

<9010>富士急行
 富士急ハイランドを中心に富士山ろくの別荘・リゾートを運営。売上構成は、レジャー・サービス業46%、運輸業38%、不動産業5%、その他11%。

<9014>新京成電鉄
 京成電鉄系列。売り上げ構成は、運輸業79%、不動産業16%、その他5%。

<9020>東日本旅客鉄道
 首都圏及び東日本が地盤。売り上げ構成は、運輸業68%、駅スペース活用事業16%、ショッピング・オフィス事業8%、その他8%。

<9021>西日本旅客鉄道。
 北陸・近畿・中国・九州北部で展開。売上構成は、運輸業67%、流通業17%、不動産業6%、その他10%。

<9022>東海旅客鉄道
 東海道新幹線などを保有する。新幹線の収益が全体の8割を超える。売り上げ構成は、運輸業78%、流通業12%、不動産業3%、その他7%。

<9029>ヒガシトウェンティワン
 大阪市東区の運送会社13社が統合。15.6%を保有する関西電力や9.0%を保有する日本生命が大口顧客。売上構成は、運送68%、倉庫14%、商品11%、その他7%。

<9030>アートコーポレーション
 引越し専業業者。2007年にダックを買収。売り上げ構成は、引越し68%、輸入車販売4%、国内物流9%、住宅関連14%、その他5%。

<9034>南総通運
 千葉県が地盤。売上構成は、物流87%、不動産8%、建設2%、その他3%。

<9039>サカイ引越センター
 関東・近畿を中心に全国展開する引越し専業業者。売り上げ構成は、関東31%、近畿23%、中部・東海18%、九州13%、北海道・東北8%、中国・四国7%。

<9055>アルプス物流
 アルプ電気(46.5%保有)の物流子会社。売上構成は、電子品物流51%、消費物流36%、商品販売13%。海外売上比率18%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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日本パーキング小林社長との対談が実現

 〜官から民に移行する官が展開してきた駐車場ビジネス〜

 民主党の事業仕分けが進む中で官から民への事業委託が進む事業に駐車場があります。素人のお役人がやっていた官の施設に付随した駐車場運営事業を運営のプロである民間事業者に委託する動きがあるそうです。

 このことは先日、日本パーキングの小林社長にインタビューしていて分かったことです。インタビューの内容は近く発行されます同社の中間期株主通信にて閲覧ができますが、郵政省が運営してきた駐車場事業のうち熊本の案件を落札したとの話を伺うことができました。今後、事業仕分けで官の仕事を民間に委託する動きが活発になるとの話ですので、安心安全のブランド「NPCマーク」の駐車場を展開する同社にとってもビジネスチャンスが拡大します。

 ところで同社の24時間出し入れ自由の駐車場はとても便利です。そして株価もまだまだ出遅れ。時価4万5550円はPER5.4倍にしか過ぎません。配当を目当てに投資するも良し、キャピタルゲイン狙いもまた良し。1株単位で、コツコツ投資可能な同社をまた改めて見直すことができました。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか

 今回、尖閣諸島の問題が浮上したこともあり拙書「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」(講談社)を読み返してみました。

 本書にも書いてあるように、私は2003年に中国株投資を始め充分な収益を上げたものの、2007年に中国の将来(特に政治体制)に懸念を感じ、全ての持ち株を売却して中国市場から撤退しました。

 その後の中国共産党の動きや、今回の尖閣諸島問題を見るにつけ、その当時の判断は間違っていなかったということを強く感じます。

 過去のめざましい経済成長に目をくらまされがちですが、改革・解放以来約30年間、大きな景気後退を経験せずに突っ走ってきた中国経済も、頭を打ち始めています。本格的な景気後退が始まれば、谷は相当深くなるでしょう。もちろん、これまで好景気の陰に隠されていた、国民の経済格差や政治的自由の問題が噴出するのは目に見えています。

 そして、実質的な選挙がおこなわれず、中国共産党が一党独裁を続けるというスタイルは、旧ソ連や北朝鮮と同じです。実際、中国は北朝鮮の兄貴分と言って間違いありません。

 振り返ってみれば、これまでのところ、共産党独裁政権のもとで経済成長を遂げ、最終的に民主化に成功し発展を遂げた国はありません。

 中国も、ソ連の「ペレストロイカ」の失敗に大きな衝撃を受け、徹底的に研究しましたが特効薬は見つからず、ここ数年は、経済の発展にも関らず、民主化どころか共産党一党独裁を強化し、言論統制を強める方向に向かっています。

 旧ソ連における「ペレストロイカ」の失敗がトラウマになっている中国共産党は、自由化どころか、今後独裁的な色合いを大いに強めるでしょう。

 私の専門は経済・投資ですが、自国の人間が政治問題の報復措置でいきなり逮捕されるような国では、安心してビジネスや投資が出来ません(日本では、大きく報道されませんでしたが、英国資源大手であるリオ・ティントの社員4人がスパイ容疑で逮捕された時も、資源問題に絡んだ不当逮捕として欧米では大問題になり、チャイナリスクがクローズアップされました)。

 もちろん、中国に工場を建設するのも大変リスクがありますし、株式投資においても今後きちんと日本人(外国人)の財産権が保証されるかどうか・・・不安です。

 このような、政治リスクも含めて、2007年から2008年にかけて、韓国企業が中国から大量に撤退した事実をベースに、中国の問題点をあぶり出したのが、冒頭の本です。

 サブタイトルには、「日本企業も今すぐ逃げろ」とありますが、今回の尖閣諸島問題で、その意味を実感された方は多いのではないでしょうか?

 なお、尖閣諸島沖などの領土問題・軍事問題等については、AFPBBニューズのコラム
http://www.afpbb.com/article/politics/2760395/6246021
が興味深いですし、
河東哲夫氏のコラムも大いに参考になります。
http://www.japan-world-trends.com/ja/cat-40/post_622.php

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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億の近道2010/09/27


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2010/09/27

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
     (本日の担当:松尾範久&グルメ投資家おーちゃん)

◆コラム「長期的視点で日本の目指す道」:松尾範久
◆コラム「新版・投資の王道(その90)」:グルメ投資家おーちゃん
◆コラム「日本パーキング小林社長との対談が実現」:松尾範久
◆コラム「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」:グルメ投資家おーちゃん
◆コラム「話題のB級グルメ」:松尾範久

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◆コラム「長期的視点で日本の目指す道」

 人口13億人の中国という国がやっと豊かになろうと言う矢先に今回の理不
尽な対応です。ここから中国はどうなるのでしょうか?その前に日本はどうな
るのかと言われそうですが、日本は独特の神の国。海外もよくそのことを認識
している筈です。努力の国、創意工夫の国。技術の国。自由の国。表面的な経
済的疲弊をはねのけて新たな国家観をベースにした新成長戦略が求められます。

 今、中国は世界一の人口ですが、2050年には世界2位になってしまいま
す。どこが1位になるかと言えば、インドです。2050年には世界の人口は
90億人に達すると見られますが、現在の人口70億人から20億人も増加す
る見通しです。その時インドが16.6億人となり、中国の14億人を上回る
見通しです。インドのお隣でありますパキスタンやバングラディッシュを合わ
せると22億人、世界全体の約4分の1がこの3国に集中する見通しです。
 その時、アメリカは4億人。現在の3億人から1億人増加すると見られます
(総務省統計局調べ)。日本は人口が減っていく運命ですが、少数精鋭の豊か
な国家となるには蓄積している技術を用いて世界の人口増加国のインフラ作り
に貢献する必要があります。とりわけインドやバングラディッシュといったエ
リアを重視すべきだと言うのは中国がああだから仕方がないところです。
 そこで私たちは40年先を見据えて取り組まないとなりません。進むべき道
は見えてきました。頑張りましょう!!

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代表取締役 松尾範久

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【お知らせ】

億の近道は創刊されて10年余りが経過。その間の経済や景気、企業の変化な
ど目まぐるしいものがございます。
 投資のヒントを御提供することで少しでも皆様の運用成果を高めて頂こうと
私の活動も一歩一歩前進してきたと自負しておりますが、実際に皆様のお役に
立っているのかは分からずにおります。必ずしも皆様のご要望にお答えできて
いないのかも知れませんが、今後もより積極的に皆様のお役に立ちそうな投資
ヒントや有望企業発掘のためのヒントを提供して参りたいと思っております。
 皆様の引き続きのご支援、御鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
 暑さが和らぎ秋の訪れとともに夏の疲れが出てくる季節です。お体に御留意
され、相変わらず停滞気味の株式相場をうまく乗り切って頂きますよう切にお
願い申し上げます。

 なお、弊社有料メルマガの購読者数の増強に向けて今後、「億の近道」を通
じて皆様に購読の呼び掛けなども積極的に行っていきたいと計画しております
ので宜しくご理解賜りましたら幸いです。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

●株式・企業情報メルマガについて
 長寿社会の資産運用ライフスタイルは未来に成長する企業を見出し、長期ス
タンスで投資すること。株式相場の流れを理解し、ご自身のオリジナリティあ
るポートフォリオを構築するためのサポートができればと弊社は長年メールマ
ガジンを配信させて頂いております。タイトルは「株知道」。ついては皆様の
購読申し込みを受け付けておりますので宜しくお願い申しげます。諸般の事情
から億の近道のように無料という訳にはいきませんが、年間2万円という購読
料を頂戴しております。
 ご購読のお申し込みは下記のアドレスまでお願い申し上げます。直近の見本
メルマガをお送りしますので宜しくお願いします。目標をもって取り組まれる
皆様にお届けする有料メルマガです。ぜひとも下記のアドレスにお申し込み下
さい。

(株)アイリスジャパン 有料コンテンツ係
mag@irisjapan.co.jp

◎9月3日号のタイトル
■特別レポート:9月相場の展望
 底流に流れるM&Aニーズが相場を下支えする公算
 NY株高につれて反転相場を演出
 ひとまず日経平均9500円がターゲット
■産直故郷銘柄 
 アイ・ケイ・ケイ(2198)
 今期予想PERは3.6倍
 地方都市中心に出店
 出店を抑えて今10月期は大幅な増益
 来10月期決算も増収増益見込む
 次のプロジェクト検討中/9月下旬に発表も
■今週の直感注目株
 日本パーキング(8997)
【株の勝手広告】
 ガイアックス(3775)
 タカショー(7590)

(松尾)

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◆コラム「新版・投資の王道(その90)」

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 日本や世界には星の数の程の飲食店がありますが、それらの中から独自の調
査で名店を探し出すのが、ミシュランガイドやザガット・サーベイなどのガイ
ドブックです。
 日本の上場企業も4000社近くありますが、そのなかから独自の基準で、
今後安定的に長期間繁栄する可能性が高い優良企業をピックアップするのが、
本連載です。
 なお、あくまで、5年・10年単位での業績を基準に選定していますので、
掲載しているデータは必ずしも最新のものではありません。各社の直近の業績
については「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のもの
を確認ください。
(さらに詳しい内容は、まぐまぐの<GINZAXグローバル・経済投資メー
ルマガジンで連載しています)http://www.mag2.com/m/P0008114.html

<9009>京成電鉄
 成田空港線が収益の柱。オリエンタルランドの筆頭株主。東京東部・千葉・
茨城が主要営業エリア。売り上げ構成は、運輸業49%、流通業34%、建設
業5%、不動産業6%、レジャー・サービス業4%。

<9010>富士急行
 富士急ハイランドを中心に富士山ろくの別荘・リゾートを運営。売上構成は、
レジャー・サービス業46%、運輸業38%、不動産業5%、その他11%。

<9014>新京成電鉄
 京成電鉄系列。売り上げ構成は、運輸業79%、不動産業16%、その他5
%。

<9020>東日本旅客鉄道
 首都圏及び東日本が地盤。売り上げ構成は、運輸業68%、駅スペース活用
事業16%、ショッピング・オフィス事業8%、その他8%。

<9021>西日本旅客鉄道。
 北陸・近畿・中国・九州北部で展開。売上構成は、運輸業67%、流通業1
7%、不動産業6%、その他10%。

<9022>東海旅客鉄道
 東海道新幹線などを保有する。新幹線の収益が全体の8割を超える。売り上
げ構成は、運輸業78%、流通業12%、不動産業3%、その他7%。

<9029>ヒガシトウェンティワン
 大阪市東区の運送会社13社が統合。15.6%を保有する関西電力や9.
0%を保有する日本生命が大口顧客。売上構成は、運送68%、倉庫14%、
商品11%、その他7%。

<9030>アートコーポレーション
 引越し専業業者。2007年にダックを買収。売り上げ構成は、引越し68
%、輸入車販売4%、国内物流9%、住宅関連14%、その他5%。

<9034>南総通運
 千葉県が地盤。売上構成は、物流87%、不動産8%、建設2%、その他3
%。

<9039>サカイ引越センター
 関東・近畿を中心に全国展開する引越し専業業者。売り上げ構成は、関東3
1%、近畿23%、中部・東海18%、九州13%、北海道・東北8%、中国・
四国7%。

<9055>アルプス物流
 アルプ電気(46.5%保有)の物流子会社。売上構成は、電子品物流51
%、消費物流36%、商品販売13%。海外売上比率18%。

(OH)

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◆コラム「日本パーキング小林社長との対談が実現」

 〜官から民に移行する官が展開してきた駐車場ビジネス〜

 民主党の事業仕分けが進む中で官から民への事業委託が進む事業に駐車場が
あります。素人のお役人がやっていた官の施設に付随した駐車場運営事業を運
営のプロである民間事業者に委託する動きがあるそうです。

 このことは先日、日本パーキングの小林社長にインタビューしていて分かっ
たことです。インタビューの内容は近く発行されます同社の中間期株主通信に
て閲覧ができますが、郵政省が運営してきた駐車場事業のうち熊本の案件を落
札したとの話を伺うことができました。今後、事業仕分けで官の仕事を民間に
委託する動きが活発になるとの話ですので、安心安全のブランド「NPCマー
ク」の駐車場を展開する同社にとってもビジネスチャンスが拡大します。

 ところで同社の24時間出し入れ自由の駐車場はとても便利です。そして株
価もまだまだ出遅れ。時価4万5550円はPER5.4倍にしか過ぎません。
配当を目当てに投資するも良し、キャピタルゲイン狙いもまた良し。1株単位
で、コツコツ投資可能な同社をまた改めて見直すことができました。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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◆コラム「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」

 今回、尖閣諸島の問題が浮上したこともあり拙書「韓国企業はなぜ中国から
夜逃げするのか」(講談社)を読み返してみました。

 本書にも書いてあるように、私は2003年に中国株投資を始め充分な収益
を上げたものの、2007年に中国の将来(特に政治体制)に懸念を感じ、全
ての持ち株を売却して中国市場から撤退しました。

 その後の中国共産党の動きや、今回の尖閣諸島問題を見るにつけ、その当時
の判断は間違っていなかったということを強く感じます。

 過去のめざましい経済成長に目をくらまされがちですが、改革・解放以来約
30年間、大きな景気後退を経験せずに突っ走ってきた中国経済も、頭を打ち
始めています。本格的な景気後退が始まれば、谷は相当深くなるでしょう。も
ちろん、これまで好景気の陰に隠されていた、国民の経済格差や政治的自由の
問題が噴出するのは目に見えています。

 そして、実質的な選挙がおこなわれず、中国共産党が一党独裁を続けるとい
うスタイルは、旧ソ連や北朝鮮と同じです。実際、中国は北朝鮮の兄貴分と言
って間違いありません。

 振り返ってみれば、これまでのところ、共産党独裁政権のもとで経済成長を
遂げ、最終的に民主化に成功し発展を遂げた国はありません。

 中国も、ソ連の「ペレストロイカ」の失敗に大きな衝撃を受け、徹底的に研
究しましたが特効薬は見つからず、ここ数年は、経済の発展にも関らず、民主
化どころか共産党一党独裁を強化し、言論統制を強める方向に向かっています。

 旧ソ連における「ペレストロイカ」の失敗がトラウマになっている中国共産
党は、自由化どころか、今後独裁的な色合いを大いに強めるでしょう。

 私の専門は経済・投資ですが、自国の人間が政治問題の報復措置でいきなり
逮捕されるような国では、安心してビジネスや投資が出来ません(日本では、
大きく報道されませんでしたが、英国資源大手であるリオ・ティントの社員4
人がスパイ容疑で逮捕された時も、資源問題に絡んだ不当逮捕として欧米では
大問題になり、チャイナリスクがクローズアップされました)。

 もちろん、中国に工場を建設するのも大変リスクがありますし、株式投資に
おいても今後きちんと日本人(外国人)の財産権が保証されるかどうか・・・
不安です。

 このような、政治リスクも含めて、2007年から2008年にかけて、韓
国企業が中国から大量に撤退した事実をベースに、中国の問題点をあぶり出し
たのが、冒頭の本です。

 サブタイトルには、「日本企業も今すぐ逃げろ」とありますが、今回の尖閣
諸島問題で、その意味を実感された方は多いのではないでしょうか?

 なお、尖閣諸島沖などの領土問題・軍事問題等については、AFPBBニュ
ーズのコラム
http://www.afpbb.com/article/politics/2760395/6246021
が興味深いですし、
河東哲夫氏のコラムも大いに参考になります。
http://www.japan-world-trends.com/ja/cat-40/post_622.php

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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◆コラム「話題のB級グルメ」

 このところB級グルメが話題になっています。そこで本メルマガでも負けじ
と今回も料理研究家、牛久保千恵さんのレシピを御紹介します。エスニック風
のレシピをぜひ一度お試しください。

   ***********  **********
【べトナム風チキンサンド】

今日の一押し簡単レシピ「早い!安い!ウマい!朝食やランチにおすすめ!」
皆さん、こんにちは。料理研究家の牛久保です。
先週はシルバーウィークでしたが、高速道路は渋滞で、車でお出かけした方は
お疲れになったのではないでしょうか。本日はメルマガの読者の皆様に、疲れ
がたまって食欲がない朝におすすめのヘルシーサンドをご紹介します。
(Chie)

**********************************

フランス×アジアの美味しくてヘルシーな食の国ベトナムのサンドイッチを手
軽にアレンジ!フランスパンに大根のなます?って不思議に思う方もいるかも
しれませんが、ベトナムではサンドイッチに野菜の甘酢漬けをはさむのがポピ
ュラーなんです。ちょっと固めと感じるフランスパンも、甘酢漬けの野菜でし
っとりと食べやすくなります。

大根おろしが胸やけなどに良いとされるのは、ジアスターゼやオキシダーゼと
いった消化酵素を豊富に含んでいるからです。また、体の毒素を体外に排出す
る役割を担うアリシンやイソチオシアネートを含み、これらは、血液サラサラ
のためにも働く栄養素です。

お酢は、血糖値や血圧の上昇を抑制、抗酸化作用など、様々な効果が期待され
ます。また、昔から、疲労回復や食欲増進のためにも、お酢は使われてきまし
た。夏から疲れが抜けない、食欲がない方には特におすすめのヘルシーサンド
イッチです。

ベトナム風チキンサンドのレシピはこちら
http://www.b-meshi.net/archives/666
『安い!早い!ウマい!Bメシレシピ』はこちら
http://www.b-meshi.net/
Produce by  闘って踊れる料理研究家Chieねぇこと、牛久保千恵
『きれいになるレシピ』も好評配信中≫http://www.kireini.net/

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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【お知らせ】

■10月度 GINZAX・銀座セミナー <業界特集 第2弾!>■

 今回は、宅地建物取引主任者の資格を持ち、都内某不動産会社の顧問も務め
るGINZAX・グローバル経済投資研究会代表の大原浩氏が、リアルな不動
産業界の現状をもとに、不動産投資と不動産関連企業についてお話します。
具体的には、一般的には知られていない不動産投資の注目ポイントや、隠れた
不動産業界の注目企業をご紹介します。
 さらには、実物の不動産に投資した方が良いのか、それとも不動産関連企業
の株式か、あるいはREITの方が良いのかというテーマにも触れます。
 皆様のご参加をお待ちしています。

【ご案内】

【業界特集 第2弾!】
〜頭脳的不動産投資と不動産業界の有望企業〜

日時:2010年10月27日(水)午後7時〜8時30分

第1部:午後7時00分〜午後8時15分
不動産投資の注目ポイントおよび隠れた不動産業界の注目企業について
講師:大原浩

第2部:午後8時15分〜午後8時30分
    質問タイム
 第1部の内容に関して講師の大原が皆さんの疑問にお答えします。

場所:銀座ビジネスセンター 会議室
   東京都中央区銀座6−6−1銀座風月堂ビル5F

参加費:3,000円(税込)

■申込方法

 メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
 折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
 メール宛先:oohara1027@gmail.com
 ご記入事項:氏名、ふりがな、聞いてみたいテーマ、質問

★講師ご紹介

◎大原浩 株式会社大原創研 代表取締役
 上田短資(上田ハーロー)、フランス国営クレディリヨネ銀行など国内外の
 金融機関で勤務し、1994年(株)大原創研を設立し独立。
 国内外のビジネス・投資に関わり、プライベート投資やファンドでも成功。
 元・日刊「証券タイムズ(証券新報)」顧問。GINZAXグローバル経済
 ・投資研究会代表。
 著書には、「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」(講談社)、
 『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)、「2012年に日
 経平均が2万円を超える15の理由」(講談社)など多数。

●「2012年に日経平均が2万円を超える15の理由」(講談社)の出版を
 記念して、5月22日に行われたGINZAXセミナーの一部が下記URL
 でご覧いただけます。
 http://www.youtube.com/watch?v=BIT4uM6yLBg

皆様のお申し込みをお待ちしております。

【予告】
 11月度のGINZAXセミナーは、11月20日に開催します。
 近日詳細告知予定!

(OH)

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