頭を柔軟に

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 4月26日日経新聞月曜版、野村資本市場研究所シニアフェロー関志雄氏の寄稿を拝見し、ここのところ忙しさにかまけて回転の悪かった頭にスイッチが入りました。

 コラムの主なポイントは、「まともに英会話も出来ない英語教員が多く、学生たちは8年間も勉強するにもかかわらず、これでは英語が話せるようになるわけが無い。教員の資質の問題であり、英語教員の既得権益化により生徒が犠牲になっている」というものです。
 当たり前のことですね。会話のできない教師が教科書を睨みながらややこしい文法や記述の勉強ばかりさせるのですから、英語嫌いの生徒が増えてしまいます。

 保育園と幼稚園の縦割り行政による弊害と、それに伴う既得権益化による少子化問題への影響同様、子供達の問題についてはずっと以前から改善させなければと感じつつも、直接的に大人達の利害に結びつかない、又は集票に影響する(票にならない)ために放置され続けています。

 日曜日の討論番組では孫正義ソフトバンク社長が、
「人材の育成が国にとって最も大事な事業であり、根本的な変革が必要である」
「毎年新しい教科書を配るのではなく、モバイルPCを教科書にしてしまうのも良い」
「この端末一つで教科書に代替されるだけで無く、教育の分野においても様々な有効活用法が考えられる」
「小学生〜高校生の約1,800万人全員に1台20,000円の機器を配っても3,600億円。八つ場ダムの予算4,800億円にも満たない金額である。医療の電子化なども予算面から見れば同様と思われる」
「事業仕分け云々など、国家100年の計を考えれば誤差の範囲であり、抜本的な発想の転換と大胆な既得権の見直しをしなければならない」
「政治には立法権という特別な能力があるのに、何故にそれをシッカリ行使せず、枝葉末節にばかり気を取られているのか?」
と言った発言をしていました。皮肉をこめて・・・。流石です。

 孫社長については様々なご意見もあるのでしょうが、私個人としては、常人には理解不能な、とんでもないリスクを取って日本に定額のブロードバンドを普及させ、且つ革新させ続けてくれたからこそ今の日本の情報通信インフラがあり、日本を代表するネット企業である楽天やDeNA、サイバーエージェントなど多数の企業が産み出されるなど、新しい産業を創出してくれた素晴らしい経営者の一人だと考えています。
 それこそNTT(=総務省)辺りに任せていたらどうなっていたでしょう。恐ろしく出遅れ、世界から取り残されていたのではと感じるのは私だけでしょうか。

 余談になりますが、語学教育もしかり、教育にかかる普段気にせずに済ませてしまっている事柄しかり、自分の子供を見ても、小学生になってから毎年配られる真新しい教科書、ほんの数回しか使われない音楽教材や理科教材なども、もう使わないと分かっていても勿体無くて捨てるのさえ躊躇ってしまうのは私だけでしょうか。常識で考えれば直ぐに無駄と分かることなのに、本当に沢山の無駄が(意図的に?)見過ごされていると感じます。

 学生達の8年間の時間の無駄、教材の無駄、教育手法の無駄・・・常識的にちゃんと見直して法律を整備し、そして当たり前の開示をきちっとすれば、事業仕分けなどとわざわざ大袈裟なセレモニーを催すより、日本国民はずっと大きな果実を得られるのではないでしょうか。既得権とはこれほどまでに我々の手足を縛るものなのですね。

 3月頃から懸念していたことがいよいよ現実になりそうな気配です。普天間問題だけを見ても鳩山政権はもう長くないと感じます。今日は4月26日月曜日ですが、まさかこの原稿が出る頃にはひょっとしたら・・・(苦笑)。期待とは裏腹に、この半年間で民主党は国民の期待を大きく裏切ってしまったようです。
 但し、一方の野党自民党の行方も混沌としています。身動きの取れない現執行部、「たちあがれない日本」?や「巻き添え新党」?など、大局を判断できず我慢の出来ない政治家達も次々と新党を結成しています・・・しかも政権を失ってから。遅きに失しています。

 がしかし、国民は馬鹿ではありません。確かに民主党は情けないほどの失態や迷走を続けているため大手メディアのバッシングは止みませんが、小沢幹事長以外に民主党をまとめられる人材が居ないことも、また官僚OBによる税金の無駄遣いの実態や日米安保の不透明部分の開示が進展したこと(自民党政権時代には議題にも上らず国民に隠されていた)など、日本の政治が大きく変わりつつあることを実感し始めています。

 自民党政権時代には為政者とグルになって情報操作をし、国民を欺いていたにもかかわらず、その彼らの既得権潰しを狙う民主党に対する最近の大手メディアの抵抗の凄まじさを感じずにはいられません。この混乱の中で、やはり参院選の方向が見えてくるまでは不安定な環境が続くと思われますから、中々株式相場に強気になれません。今週から始まった決算発表にしても、一喜一憂したくありません故にポジションも抑えています。

 私が弱気の間は上がり続けるのかもしれません(笑)が、折角1年間で50%以上も上がったのですから、ここは一つ気分を切り替え(ここから無理して儲けようとするのは控えて)、夏前までの数ヶ月だけでも次のタイミングを待ってみようと考えています。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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香港の投資家

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 先日、香港の投資家とある日本のベンチャー企業を訪問した。ベンチャー企業の関係者、技術者の話も興味深いものであったが、それ以上に私の興味を引いたのは香港の投資家の日本に対する見方であった。

 彼は香港生まれであるが、教育はカナダで受け、大学卒業後、ナスダックにIT企業とバイオ関係の2社のIPOを成功させ、ある程度の蓄財を成したとの事。それ以降は仲間数人と香港に戻り、自分達の資産運用をしているとの事。彼等は他人の資本を集める事はせず、独自に世界中の情報を収集し平均して30%強の利回りを、運用を始めてからコンスタントに出しているという。

 彼の目から見る世界の中の日本の今の立場というのが、非常にポイントを捉えていた。日本の政治の迷走については、今に始まった事ではないので、更に悪くなっているという笑い話ですんだのだが、分野にもよるが全般的に日本の技術力に対しては過去ほどアドバンテージがないと言う。
 20年前であれば、秋葉原に行けば一日いても全く飽きないという程、様々な日本の技術力を感じる事が出来たが、今は1時間もいられないという。家電を例にとっていえば、日本の技術力は韓国メーカーと相当、差をつけられているという。アジア危機から10数年の間に両国は確実に違う道を歩んだ。またその韓国の技術の躍進させたのが、週末アルバイトで韓国に渡り現地企業で働いていた日本の技術者だからいたたまれないなとこぼしていた。
 中国に関しても、昔は技術といえる代物はほとんどなく、コピー製品の嵐だったが、ここ数年で確実に技術力を高めてきているので、日本もうかうかできないではと言っていた。

 確かに彼の言う事は的を射ていると思う。私も海外出張に行く度に、こと家電やパソコン製品については日本を除くアジア勢が勢力を伸ばしているなという印象をうける。各国の入口ともいえる空港のモニターは韓国製品にとってかわられ、街中の広告についても同じような現象がみられる。
 今、巷では様々な業界で日本はこれからまた世界を市場に闘っていかなくてはならないという機運が高まっているが、そんなに甘くはない。海外進出に伴うリスクを軽視すると大火傷を負うのは目に見えている。
 リスク、リターンを考慮に入れ、調査をしながら走り、海外の競合と闘い、生き残りながらマーケットを開拓していかなくてはならない。海外進出や海外販路開拓に際しての失敗ケースは、企業の大小を問わず概ねある共通項でくくる事ができる。大抵の場合は事前調査の資金をそれほどかけずに失敗している。

 日本人は勘違いしている人が多いが、有益な情報というのは無償では得る事ができない。この感覚があまりにもない日本の経営者が多い。海外の有能な経営者は有益な情報を有償で入手し、調査する時間を短縮し(要は時間をお金で買って)その上で経営判断をしながら闘っている。

 私と同世代の30代の人間を比較すると、明らかに海外の人間の方が世界をマーケットとして視野に入れ、闘う術をあらゆる意味で身につけている人が多い。ますます日本がこれから数十年迷走するように思えてならないのだが、どうにか我々の世代でこの現状を打破したいものである。
(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、某都市銀行勤務、某外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

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億の近道2010/04/30

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投資情報メールマガジン                   2010/04/30

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
     (本日の担当:街のコンサルタント&番頭さん)

     ◆コラム「頭を柔軟に」:街のコンサルタント
     ◆コラム「香港の投資家」:番頭さん

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◆コラム「頭を柔軟に」

 4月26日日経新聞月曜版、野村資本市場研究所シニアフェロー関志雄氏の
寄稿を拝見し、ここのところ忙しさにかまけて回転の悪かった頭にスイッチが
入りました。

 コラムの主なポイントは、「まともに英会話も出来ない英語教員が多く、学
生たちは8年間も勉強するにもかかわらず、これでは英語が話せるようになる
わけが無い。教員の資質の問題であり、英語教員の既得権益化により生徒が犠
牲になっている」というものです。
 当たり前のことですね。会話のできない教師が教科書を睨みながらややこし
い文法や記述の勉強ばかりさせるのですから、英語嫌いの生徒が増えてしまい
ます。

 保育園と幼稚園の縦割り行政による弊害と、それに伴う既得権益化による少
子化問題への影響同様、子供達の問題についてはずっと以前から改善させなけ
ればと感じつつも、直接的に大人達の利害に結びつかない、又は集票に影響す
る(票にならない)ために放置され続けています。

 日曜日の討論番組では孫正義ソフトバンク社長が、
「人材の育成が国にとって最も大事な事業であり、根本的な変革が必要である」
「毎年新しい教科書を配るのではなく、モバイルPCを教科書にしてしまうの
も良い」
「この端末一つで教科書に代替されるだけで無く、教育の分野においても様々
な有効活用法が考えられる」
「小学生〜高校生の約1,800万人全員に1台20,000円の機器を配っ
ても3,600億円。八つ場ダムの予算4,800億円にも満たない金額であ
る。医療の電子化なども予算面から見れば同様と思われる」
「事業仕分け云々など、国家100年の計を考えれば誤差の範囲であり、抜本
的な発想の転換と大胆な既得権の見直しをしなければならない」
「政治には立法権という特別な能力があるのに、何故にそれをシッカリ行使せ
ず、枝葉末節にばかり気を取られているのか?」
と言った発言をしていました。皮肉をこめて・・・。流石です。

 孫社長については様々なご意見もあるのでしょうが、私個人としては、常人
には理解不能な、とんでもないリスクを取って日本に定額のブロードバンドを
普及させ、且つ革新させ続けてくれたからこそ今の日本の情報通信インフラが
あり、日本を代表するネット企業である楽天やDeNA、サイバーエージェン
トなど多数の企業が産み出されるなど、新しい産業を創出してくれた素晴らし
い経営者の一人だと考えています。
 それこそNTT(=総務省)辺りに任せていたらどうなっていたでしょう。
恐ろしく出遅れ、世界から取り残されていたのではと感じるのは私だけでしょ
うか。

 余談になりますが、語学教育もしかり、教育にかかる普段気にせずに済ませ
てしまっている事柄しかり、自分の子供を見ても、小学生になってから毎年配
られる真新しい教科書、ほんの数回しか使われない音楽教材や理科教材なども、
もう使わないと分かっていても勿体無くて捨てるのさえ躊躇ってしまうのは私
だけでしょうか。常識で考えれば直ぐに無駄と分かることなのに、本当に沢山
の無駄が(意図的に?)見過ごされていると感じます。

 学生達の8年間の時間の無駄、教材の無駄、教育手法の無駄・・・常識的に
ちゃんと見直して法律を整備し、そして当たり前の開示をきちっとすれば、事
業仕分けなどとわざわざ大袈裟なセレモニーを催すより、日本国民はずっと大
きな果実を得られるのではないでしょうか。既得権とはこれほどまでに我々の
手足を縛るものなのですね。

 3月頃から懸念していたことがいよいよ現実になりそうな気配です。普天間
問題だけを見ても鳩山政権はもう長くないと感じます。今日は4月26日月曜
日ですが、まさかこの原稿が出る頃にはひょっとしたら・・・(苦笑)。期待
とは裏腹に、この半年間で民主党は国民の期待を大きく裏切ってしまったよう
です。
 但し、一方の野党自民党の行方も混沌としています。身動きの取れない現執
行部、「たちあがれない日本」?や「巻き添え新党」?など、大局を判断でき
ず我慢の出来ない政治家達も次々と新党を結成しています・・・しかも政権を
失ってから。遅きに失しています。

 がしかし、国民は馬鹿ではありません。確かに民主党は情けないほどの失態
や迷走を続けているため大手メディアのバッシングは止みませんが、小沢幹事
長以外に民主党をまとめられる人材が居ないことも、また官僚OBによる税金
の無駄遣いの実態や日米安保の不透明部分の開示が進展したこと(自民党政権
時代には議題にも上らず国民に隠されていた)など、日本の政治が大きく変わ
りつつあることを実感し始めています。

 自民党政権時代には為政者とグルになって情報操作をし、国民を欺いていた
にもかかわらず、その彼らの既得権潰しを狙う民主党に対する最近の大手メデ
ィアの抵抗の凄まじさを感じずにはいられません。この混乱の中で、やはり参
院選の方向が見えてくるまでは不安定な環境が続くと思われますから、中々株
式相場に強気になれません。今週から始まった決算発表にしても、一喜一憂し
たくありません故にポジションも抑えています。

 私が弱気の間は上がり続けるのかもしれません(笑)が、折角1年間で50
%以上も上がったのですから、ここは一つ気分を切り替え(ここから無理して
儲けようとするのは控えて)、夏前までの数ヶ月だけでも次のタイミングを待
ってみようと考えています。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「香港の投資家」

 先日、香港の投資家とある日本のベンチャー企業を訪問した。ベンチャー企
業の関係者、技術者の話も興味深いものであったが、それ以上に私の興味を引
いたのは香港の投資家の日本に対する見方であった。

 彼は香港生まれであるが、教育はカナダで受け、大学卒業後、ナスダックに
IT企業とバイオ関係の2社のIPOを成功させ、ある程度の蓄財を成したと
の事。それ以降は仲間数人と香港に戻り、自分達の資産運用をしているとの事。
彼等は他人の資本を集める事はせず、独自に世界中の情報を収集し平均して3
0%強の利回りを、運用を始めてからコンスタントに出しているという。

 彼の目から見る世界の中の日本の今の立場というのが、非常にポイントを捉
えていた。日本の政治の迷走については、今に始まった事ではないので、更に
悪くなっているという笑い話ですんだのだが、分野にもよるが全般的に日本の
技術力に対しては過去ほどアドバンテージがないと言う。
 20年前であれば、秋葉原に行けば一日いても全く飽きないという程、様々
な日本の技術力を感じる事が出来たが、今は1時間もいられないという。家電
を例にとっていえば、日本の技術力は韓国メーカーと相当、差をつけられてい
るという。アジア危機から10数年の間に両国は確実に違う道を歩んだ。また
その韓国の技術の躍進させたのが、週末アルバイトで韓国に渡り現地企業で働
いていた日本の技術者だからいたたまれないなとこぼしていた。
 中国に関しても、昔は技術といえる代物はほとんどなく、コピー製品の嵐だ
ったが、ここ数年で確実に技術力を高めてきているので、日本もうかうかでき
ないではと言っていた。

 確かに彼の言う事は的を射ていると思う。私も海外出張に行く度に、こと家
電やパソコン製品については日本を除くアジア勢が勢力を伸ばしているなとい
う印象をうける。各国の入口ともいえる空港のモニターは韓国製品にとってか
わられ、街中の広告についても同じような現象がみられる。
 今、巷では様々な業界で日本はこれからまた世界を市場に闘っていかなくて
はならないという機運が高まっているが、そんなに甘くはない。海外進出に伴
うリスクを軽視すると大火傷を負うのは目に見えている。
 リスク、リターンを考慮に入れ、調査をしながら走り、海外の競合と闘い、
生き残りながらマーケットを開拓していかなくてはならない。海外進出や海外
販路開拓に際しての失敗ケースは、企業の大小を問わず概ねある共通項でくく
る事ができる。大抵の場合は事前調査の資金をそれほどかけずに失敗している。

 日本人は勘違いしている人が多いが、有益な情報というのは無償では得る事
ができない。この感覚があまりにもない日本の経営者が多い。海外の有能な経
営者は有益な情報を有償で入手し、調査する時間を短縮し(要は時間をお金で
買って)その上で経営判断をしながら闘っている。

 私と同世代の30代の人間を比較すると、明らかに海外の人間の方が世界を
マーケットとして視野に入れ、闘う術をあらゆる意味で身につけている人が多
い。ますます日本がこれから数十年迷走するように思えてならないのだが、ど
うにか我々の世代でこの現状を打破したいものである。
(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、某都市銀行勤務、某外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕
層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

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■小屋セミナー 第一弾 不動産投資シミュレーション 入門編■

 水曜隔週執筆者の小屋が開催する、不動産投資学習セミナーです。
 今回は、競売不動産の購入の経験豊富な講師より、不動産投資の考え方と、
より具体的な物件選択手法、投資決定プロセスなどについてわかりやすく解説
します。
 定員には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
なお、申込者多数の場合には、先着順で締切らせていただきます。

【日時】
2010年5月23日(日)14:00〜17:00

【場所】
レンタルスペース糀屋箱機構
東京都渋谷区渋谷1−17−1

【内容】
「不動産投資シミュレーション 入門編」
不動産投資についての基礎的な知識とともに不動産投資に必要なファイナンス
理論、さらには具体的な競売物件の資料・画像などもみながら現地調査の仕方
など、本業の不動産屋が物件を選別するやり方を伝授します。
 最後に実際にエクセルの表を見ながら、投資決定のプロセスを実感してもら
うことが可能になります。

1.不動産投資のルールを知ろう
2.不動産(競売)資料の読み方−事件番号21(ケ)2236を題材に
3.BOE(back of the envelope analysis)分析
4.Excelでの分析

【講師 プロフィール】
糀屋 総一朗(こうじや そういちろう)
株式会社KIRIAGERU 代表取締役 
東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員

複数社で不動産競売投資業務に従事。
現、東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員
新株予約権の評価、設計業務、民事再生業務に従事

【参加費用】
4,500円
(事前お振り込み、申込者に別途メールにてご案内)

【定員】
10名(先着順)

【申し込み方法】
メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
メール宛先:koya0523@gmail.com
ご記入事項:氏名、ふりがな

皆様のお申し込みをお待ちしております。
(小屋)

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「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/

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 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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相互会社の株式会社化について

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 少し古い話にはなりますが、今月1日に鳴り物入りの大型上場として登場した第一生命は16万円で初値を付け、株価はそれ以降さえない展開が続いています。

 今回は相互会社であった第一生命の株式会社化について取り上げたいと思います。

主に論点は、

・相互会社の株式会社化とは何か
・株式の分配についての計算は
・株式の価値(純資産部分)は何から生じた価値なのか

の3つが挙げられます。
一つずつ考えていきましょう


1.相互会社の株式会社化

 相互会社が株式会社化する際の一番大きな違いは、相互会社の形式が「契約者=社員」であり、「社員が経営に参画する」というということであったのに対し、株式会社は「契約者」と「株主」が分離し、経営にはもちろん「株主」が意見を持つということが大きな変更点です。
 よって、株式会社化する際には「契約者=社員」に対して、社員権を喪失する補償として発行する株式を渡すという事になります。

 テレビのインタビューなどでは、臨時ボーナス的に感じている方のコメントなどもありましたが、ただ単純に天から株式が降ってくるようなものではもちろんありません。

2.株式の分配方法は

 株式の分配は、契約者ごとの「寄与分」の大きさによって決められます。

「寄与分」とは、
『各社員の会社の純資産形成に対する貢献度のことであり、具体的には、「社員の支払った保険料及び当該保険料として収受した金銭を運用することによって得られた収益のうち、保険金、返戻金その他の給付金の支払い、事業費の支出その他の支出に当てられた額を控除した額」から「保険契約上の債務を履行するために確保すべき資産の額」を控除した額』

と定義されています。簡単に言うと、保険会社の利益にどれだけ貢献してきたかという事を契約者単位で評価することになります。

 従って、保険会社の利益に貢献が大きかった人には沢山の株式を、そうでない人は寄与に応じて分配するという事になります。

 ここで生じる疑問は、
「これまで、俗にお宝保険などと呼ばれる過去の予定利率の高い保険は、寄与分は低く、結局もらえる株式が少ないのでお宝ではなかったのではないか?」

ということですが、公表されている資料では「寄与分」の計算実務がわからない(資料としても少ない)為に不明です。

 私は社員ではないので株式会社化のお知らせも目にしていないのですが、社員に対する十分な説明はなされていたのでしょうか?

3.株式の価値(純資産部分)は何から生じた価値なのか

 そもそも相互会社では、契約者=社員に配当を分配するので「純資産部分=内部留保」が存在しないのではないか?という疑問もあります。

 しかし、例えば第一生命の場合には、株式会社化の前に1兆円ほどの純資産がありました。おそらくこれは、すべての剰余金を「契約者=社員」の配当へ回していたのではなく、長年少しずつ内部留保を蓄積してきたと考えるのが妥当です。(ほかの資料では、中途解約者などが配当を受けずに会社内に留保されているものもあるようです)

 それをそれぞれの契約者の「寄与分」に応じて分配しただけですので、今回の株式分配は、これまで配当されてこなかったものを契約者(社員)が自分の手に取り戻したにすぎないとみることもできます。

 以上、見てきたように相互会社の株式会社化には、複雑ですぐには理解できない点が多々あります。
 しかし今回、第一生命の公表されている資料をみても、詳細についてはどこにも表現されておらす、正確な情報がよくわかりません。

 株式会社として、財務内容をディスクローズすることはもちろん大切なのですが、その前に今回の株式会社化についての詳細をディスクローズしてほしいものです。

(小屋)

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億の近道2010/04/28

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投資情報メールマガジン                  2010/04/28号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
           (本日の担当:小屋洋一)

     ◆コラム「相互会社の株式会社化について」:小屋洋一

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◆コラム「相互会社の株式会社化について」

 少し古い話にはなりますが、今月1日に鳴り物入りの大型上場として登場し
た第一生命は16万円で初値を付け、株価はそれ以降さえない展開が続いてい
ます。

 今回は相互会社であった第一生命の株式会社化について取り上げたいと思い
ます。

主に論点は、

・相互会社の株式会社化とは何か
・株式の分配についての計算は
・株式の価値(純資産部分)は何から生じた価値なのか

の3つが挙げられます。
一つずつ考えていきましょう


1.相互会社の株式会社化

 相互会社が株式会社化する際の一番大きな違いは、相互会社の形式が「契約
者=社員」であり、「社員が経営に参画する」というということであったのに
対し、株式会社は「契約者」と「株主」が分離し、経営にはもちろん「株主」
が意見を持つということが大きな変更点です。
 よって、株式会社化する際には「契約者=社員」に対して、社員権を喪失す
る補償として発行する株式を渡すという事になります。

 テレビのインタビューなどでは、臨時ボーナス的に感じている方のコメント
などもありましたが、ただ単純に天から株式が降ってくるようなものではもち
ろんありません。

2.株式の分配方法は

 株式の分配は、契約者ごとの「寄与分」の大きさによって決められます。

「寄与分」とは、
『各社員の会社の純資産形成に対する貢献度のことであり、具体的には、「社
員の支払った保険料及び当該保険料として収受した金銭を運用することによっ
て得られた収益のうち、保険金、返戻金その他の給付金の支払い、事業費の支
出その他の支出に当てられた額を控除した額」から「保険契約上の債務を履行
するために確保すべき資産の額」を控除した額』

と定義されています。簡単に言うと、保険会社の利益にどれだけ貢献してきた
かという事を契約者単位で評価することになります。

 従って、保険会社の利益に貢献が大きかった人には沢山の株式を、そうでな
い人は寄与に応じて分配するという事になります。

 ここで生じる疑問は、
「これまで、俗にお宝保険などと呼ばれる過去の予定利率の高い保険は、寄与
分は低く、結局もらえる株式が少ないのでお宝ではなかったのではないか?」

ということですが、公表されている資料では「寄与分」の計算実務がわからな
い(資料としても少ない)為に不明です。

 私は社員ではないので株式会社化のお知らせも目にしていないのですが、社
員に対する十分な説明はなされていたのでしょうか?

3.株式の価値(純資産部分)は何から生じた価値なのか

 そもそも相互会社では、契約者=社員に配当を分配するので「純資産部分=
内部留保」が存在しないのではないか?という疑問もあります。

 しかし、例えば第一生命の場合には、株式会社化の前に1兆円ほどの純資産
がありました。おそらくこれは、すべての剰余金を「契約者=社員」の配当へ
回していたのではなく、長年少しずつ内部留保を蓄積してきたと考えるのが妥
当です。(ほかの資料では、中途解約者などが配当を受けずに会社内に留保さ
れているものもあるようです)

 それをそれぞれの契約者の「寄与分」に応じて分配しただけですので、今回
の株式分配は、これまで配当されてこなかったものを契約者(社員)が自分の
手に取り戻したにすぎないとみることもできます。

 以上、見てきたように相互会社の株式会社化には、複雑ですぐには理解でき
ない点が多々あります。
 しかし今回、第一生命の公表されている資料をみても、詳細についてはどこ
にも表現されておらす、正確な情報がよくわかりません。

 株式会社として、財務内容をディスクローズすることはもちろん大切なので
すが、その前に今回の株式会社化についての詳細をディスクローズしてほしい
ものです。

(小屋)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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■小屋セミナー 第一弾 不動産投資シミュレーション 入門編■

 水曜隔週執筆者の小屋が開催する、不動産投資学習セミナーです。
 今回は、競売不動産の購入の経験豊富な講師より、不動産投資の考え方と、
より具体的な物件選択手法、投資決定プロセスなどについてわかりやすく解説
します。
 定員には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
なお、申込者多数の場合には、先着順で締切らせていただきます。

【日時】
2010年5月23日(日)14:00〜17:00

【場所】
レンタルスペース糀屋箱機構
東京都渋谷区渋谷1−17−1

【内容】
「不動産投資シミュレーション 入門編」
不動産投資についての基礎的な知識とともに不動産投資に必要なファイナンス
理論、さらには具体的な競売物件の資料・画像などもみながら現地調査の仕方
など、本業の不動産屋が物件を選別するやり方を伝授します。
 最後に実際にエクセルの表を見ながら、投資決定のプロセスを実感してもら
うことが可能になります。

1.不動産投資のルールを知ろう
2.不動産(競売)資料の読み方−事件番号21(ケ)2236を題材に
3.BOE(back of the envelope analysis)分析
4.Excelでの分析

【講師 プロフィール】
糀屋 総一朗(こうじや そういちろう)
株式会社KIRIAGERU 代表取締役 
東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員

複数社で不動産競売投資業務に従事。
現、東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員
新株予約権の評価、設計業務、民事再生業務に従事

【参加費用】
4,500円
(事前お振り込み、申込者に別途メールにてご案内)

【定員】
10名(先着順)

【申し込み方法】
メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
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(小屋)

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りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
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です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
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■第150回■

 3月配当優待権利落ち日直前の3月23日に配信した、有料メルマガ「生涯パートナー銘柄の研究」コラムでご紹介したスクロールが、予想通りの業績上方修正をやっと出してくれました。

 有料メルマガに書いた内容は以下のようなものです。

(引用開始)
『また面白い優待銘柄を1銘柄ご紹介しておこうと思います。カタログ通販のスクロール(8005)です。名称変更する前はムトウです。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20100128/61ym4t/140120100108091661.pdf

 前期はサブプライム後の衝撃的な消費低迷で、本業が減益となったこともありますが、それでもしっかりと経常利益は黒字を確保しています。前期が最終赤字だった原因は有価証券報告書によると、将来の年金リスクをなくすために『「ムトウ業年金基金」の解散及び新制度への移行に伴い27億79百万円を特別損失として計上したことにより、誠に遺憾ながら連結当期純損失は8億18百万円(前年同期は連結当期純利益11億84百万円)となりました。』ということです。だから今期の最終利益は順当に回復しています。

 売り上げの推移は月次の数字が発表されていて、前年度割りが続いていますが、それでも第3四半期まではしっかりと黒字を維持しています。去年は第4四半期の2月が売り上げの底となり、第4四半期は赤字になっていましたが、そのような急激な消費者の買い控えが起きない過去の例だと、冬のほうが重衣料の販売で、売り上げや利益が増える企業でした。第3四半期の各利益は、通期予想を大幅に上回っています。去年の第4四半期の業績が酷いのは、リーマンショックなどによる一時的な要因が消費行動に大きく影響していたのだとすると、今期は会社予想より更に業績は上向く可能性も高いです。

 3月19日時点の終値で株価は350円。一株純資産760.9円。通期の一株純利益予想43.89円(第3四半期までの一株純利実績63.72円)。
 配当年間10円。
 優待は盛りだくさんに3つほどあります。一つは3月に100グラムの静岡産無農薬茶。3月と9月に500ポイントの購入割引ポイント。あと自社カタログ無料提供です。かなり配当優待総合利回りは高いと考えます。
(引用終了)

 スクロールの業績修正のIRは以下のサイトで確認できます。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20100423/6835x4/140120100421081624.pdf

 今期も特別損失を出したのに、それでも絶好調の業績で、一株利益は60.56円。経常利益は23.76億円でした。

 第3四半期時点の経常利益が22.44億円で、通期の経常利益の予想が17.0億円というのは、いくらなんでも低すぎると考えていました。去年は第4四半期に業績がドカーンと落ちましたが、あくまでもリーマンショックなどの異常事態による消費減少の影響なので、例年の状況に戻ると判断して紹介しました。
 配当と、スクロールの商品を買うのに使えるポイント優待と、静岡の無農薬新茶100グラムという、おいしいインカム・ゲインをいただいた上に、ご紹介時点から現状まで10%の程度のキャピタル・ゲインの状態です。でもこの株は現状の株価でもPER6.4倍程度。PBRも0.5倍程度の超割安銘柄です。2011年3月期に特別損失などが出なければ、もっと低PERになってしまいます^^;

 現状の385円の株価でも配当優待利回りが9%もあり、株数を増やすと優待のランクアップもでてきます。増やしておいて値上がり益を狙っても、十二分に美味しい思いができる銘柄だと思います^^;

 スクロールと同じように、4月6日の有料メルマガ「生涯パートナー銘柄の研究」の研究銘柄も、過去の四半期決算の数字と、同じような業績推移をみせるライバル同業者の業績推移を確認すると、おいしい先回りの投資が可能になります。もちろん予想が外れるリスクもありますし、予想が当たっても株価が上がらないリスクもあります。でもまったく根拠の無い投資をするよりはよほど確率が高い投機だと思います^^;

 ライバル企業の決算短信の発表は4月28日にあります。研究銘柄の決算短信の発表は5月7日にあります。同じような製品を作っている企業で販売先も似たような業種のメーカーが多いので、過去には同じような業績推移を見せています。
 そこでライバル企業の2011年3月期の業績が、前期と比べて大きく増収増益になっていたら、研究銘柄の業績予想にも期待を持っても良いと判断しています。
 研究銘柄は一株純資産が1955円もあって、4月23日終値の株価が751円などという低PBR銘柄です。
 もちろん過去数年黒字の銘柄ですが、2009年3月期は業績が落ちました。一株利益の推移をみると2007年3月期から124.7円→111.0円→38.7円→2010年3月期の予想は45.98円です。
 2010年3月期の第3四半期までの経常利益は1.51億円(一株利益は11.55円)しかありません。
 第2四半期までの経常利益は0.13億円でした。また最終利益は赤字で一株利益はマイナス3.61円でした。2010年3月期通期の予想経常利益は5.0億円で、第4四半期だけで経常利益を3.5億円稼ぐ(通期の一株利益は45.98円)という予想になっています。

 もし実際にそうなって、2011年3月期の業績予想は第4四半期だけの一株利益34.4円(=45.98円−11.55円)×4期分=137.6円なんてことになれば、株価は吹き上がると思います。そこまでいかなくても、2011年3月期の業績予想が2010年3月期下期の一株利益の2倍で99.18円だったとしても、とても割安で株価が吹き上がる可能性は十分見込めます。

 この皮算用が通用するかどうかを確認するために、ライバル企業の2011年3月期の業績予想で念押しの確認をするわけです^^;

 なにしろ最近の日本株式市場では、低PERかつ低PBRの流動性の低い株にガンガン資金をつぎ込んで、あっという間に株価20%〜40%高などという、美味しいことが起こっていますから、思惑投機をしても十分な見返りを期待しても良いのではないかと考えた作戦です(爆笑)。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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億の近道2010/04/27

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投資情報メールマガジン                   2010/04/27
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

  ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(150)」:石川 臨太郎

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第150回■

 3月配当優待権利落ち日直前の3月23日に配信した、有料メルマガ「生涯
パートナー銘柄の研究」コラムでご紹介したスクロールが、予想通りの業績上
方修正をやっと出してくれました。

 有料メルマガに書いた内容は以下のようなものです。

(引用開始)
『また面白い優待銘柄を1銘柄ご紹介しておこうと思います。カタログ通販の
スクロール(8005)です。名称変更する前はムトウです。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20100128/61ym4t/140120100108091661.pdf

 前期はサブプライム後の衝撃的な消費低迷で、本業が減益となったこともあ
りますが、それでもしっかりと経常利益は黒字を確保しています。前期が最終
赤字だった原因は有価証券報告書によると、将来の年金リスクをなくすために
『「ムトウ業年金基金」の解散及び新制度への移行に伴い27億79百万円を
特別損失として計上したことにより、誠に遺憾ながら連結当期純損失は8億1
8百万円(前年同期は連結当期純利益11億84百万円)となりました。』と
いうことです。だから今期の最終利益は順当に回復しています。

 売り上げの推移は月次の数字が発表されていて、前年度割りが続いています
が、それでも第3四半期まではしっかりと黒字を維持しています。去年は第4
四半期の2月が売り上げの底となり、第4四半期は赤字になっていましたが、
そのような急激な消費者の買い控えが起きない過去の例だと、冬のほうが重衣
料の販売で、売り上げや利益が増える企業でした。第3四半期の各利益は、通
期予想を大幅に上回っています。去年の第4四半期の業績が酷いのは、リーマ
ンショックなどによる一時的な要因が消費行動に大きく影響していたのだとす
ると、今期は会社予想より更に業績は上向く可能性も高いです。

 3月19日時点の終値で株価は350円。一株純資産760.9円。通期の
一株純利益予想43.89円(第3四半期までの一株純利実績63.72円)。
 配当年間10円。
 優待は盛りだくさんに3つほどあります。一つは3月に100グラムの静岡
産無農薬茶。3月と9月に500ポイントの購入割引ポイント。あと自社カタ
ログ無料提供です。かなり配当優待総合利回りは高いと考えます。
(引用終了)

 スクロールの業績修正のIRは以下のサイトで確認できます。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20100423/6835x4/140120100421081624.pdf

 今期も特別損失を出したのに、それでも絶好調の業績で、一株利益は60.
56円。経常利益は23.76億円でした。

 第3四半期時点の経常利益が22.44億円で、通期の経常利益の予想が1
7.0億円というのは、いくらなんでも低すぎると考えていました。去年は第
4四半期に業績がドカーンと落ちましたが、あくまでもリーマンショックなど
の異常事態による消費減少の影響なので、例年の状況に戻ると判断して紹介し
ました。
 配当と、スクロールの商品を買うのに使えるポイント優待と、静岡の無農薬
新茶100グラムという、おいしいインカム・ゲインをいただいた上に、ご紹
介時点から現状まで10%の程度のキャピタル・ゲインの状態です。でもこの
株は現状の株価でもPER6.4倍程度。PBRも0.5倍程度の超割安銘柄
です。2011年3月期に特別損失などが出なければ、もっと低PERになっ
てしまいます^^;

 現状の385円の株価でも配当優待利回りが9%もあり、株数を増やすと優
待のランクアップもでてきます。増やしておいて値上がり益を狙っても、十二
分に美味しい思いができる銘柄だと思います^^;

 スクロールと同じように、4月6日の有料メルマガ「生涯パートナー銘柄の
研究」の研究銘柄も、過去の四半期決算の数字と、同じような業績推移をみせ
るライバル同業者の業績推移を確認すると、おいしい先回りの投資が可能にな
ります。もちろん予想が外れるリスクもありますし、予想が当たっても株価が
上がらないリスクもあります。でもまったく根拠の無い投資をするよりはよほ
ど確率が高い投機だと思います^^;

 ライバル企業の決算短信の発表は4月28日にあります。研究銘柄の決算短
信の発表は5月7日にあります。同じような製品を作っている企業で販売先も
似たような業種のメーカーが多いので、過去には同じような業績推移を見せて
います。
 そこでライバル企業の2011年3月期の業績が、前期と比べて大きく増収
増益になっていたら、研究銘柄の業績予想にも期待を持っても良いと判断して
います。
 研究銘柄は一株純資産が1955円もあって、4月23日終値の株価が75
1円などという低PBR銘柄です。
 もちろん過去数年黒字の銘柄ですが、2009年3月期は業績が落ちました。
一株利益の推移をみると2007年3月期から124.7円→111.0円→
38.7円→2010年3月期の予想は45.98円です。
 2010年3月期の第3四半期までの経常利益は1.51億円(一株利益は
11.55円)しかありません。
 第2四半期までの経常利益は0.13億円でした。また最終利益は赤字で一
株利益はマイナス3.61円でした。2010年3月期通期の予想経常利益は
5.0億円で、第4四半期だけで経常利益を3.5億円稼ぐ(通期の一株利益
は45.98円)という予想になっています。

 もし実際にそうなって、2011年3月期の業績予想は第4四半期だけの一
株利益34.4円(=45.98円−11.55円)×4期分=137.6円
なんてことになれば、株価は吹き上がると思います。そこまでいかなくても、
2011年3月期の業績予想が2010年3月期下期の一株利益の2倍で99.
18円だったとしても、とても割安で株価が吹き上がる可能性は十分見込めま
す。

 この皮算用が通用するかどうかを確認するために、ライバル企業の2011
年3月期の業績予想で念押しの確認をするわけです^^;

 なにしろ最近の日本株式市場では、低PERかつ低PBRの流動性の低い株
にガンガン資金をつぎ込んで、あっという間に株価20%〜40%高などとい
う、美味しいことが起こっていますから、思惑投機をしても十分な見返りを期
待しても良いのではないかと考えた作戦です(爆笑)。

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【石川臨太郎の有料メルマガ、好評配信中!最新パフォーマンス公開!!】

 億の近道(NPO法人イノベーターズ・フォーラム)では、火曜日執筆者の
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なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用
されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。

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■5月度 GINZAX・銀座セミナー■

<<出版記念セミナー第2弾!!>>

月曜日執筆担当の「グルメ投資家おーちゃん」こと、大原浩氏が、本年5月上
旬に講談社より発刊予定の「2012年に日経平均が2万円になる15の理由」
の出版を記念して、出版記念セミナーを開催します。
今回は、この本をテキストに「2012年に日経平均が2万円になる15の理
由」およびこれから有望な企業についての詳細を、たっぷり2時間20分にわ
たって解説します。また、質問タイムもたっぷりもうけますので、どんどんご
質問ください。

【ご案内】

2010年5月◆GINZAX・銀座投資セミナー◆

日時:2010年5月22日(土)午後3時00分〜5時30分

第1部:午後3時00分〜午後4時00分
   <2012年に日経平均が2万円になる15の理由・前篇>

第2部:午後4時10分〜午後5時30分
   <2012年に日経平均が2万円になる15の理由・後篇>
   (うち、30分を質問タイムに予定)

場所:銀座ビジネスセンター 会議室
   東京都中央区銀座6−6−1銀座風月堂ビル5F

参加費:4,500円(税込)
テキスト:書店等で「2012年に日経平均が2万円になる15の理由」
     (講談社)をご購入・御一読の上ご持参下さい。

■申込方法

 メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
 折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
 メール宛先:oohara0522@gmail.com
 ご記入事項:氏名、ふりがな

●GINZAXが2月に開催したセミナーの一部が下記URLより見られます。

その1:大原浩
 http://www.youtube.com/watch?v=Qsp6Hg39Bdc

その2:小屋洋一
 http://www.youtube.com/watch?v=8cu4B86dSOk

●第1部講師大原の昨年末の動画が下記URLより見られます。
 下記からアクセスください。(それぞれ数分程度)
 (億の近道10周年記念セミナーイベントより)

その1「私のスタンスと日本の見通し」
 http://www.youtube.com/watch?v=X9ihQ-kj_gY

その2「エコロジー・電気自動車」
 http://www.youtube.com/watch?v=lXpvEhY1Z7A

その3「投資したい企業」
 http://www.youtube.com/watch?v=mymLhTYbEIo
 
皆様のお申し込みをお待ちしております。
(OH)

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孫社長健在

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 ソフトバンクの孫社長が再びテレビメディアに顔を出してある番組の中で、積極的な意見を述べておられました。政治の混乱に業を煮やした孫社長のようにも見受けられましたが、民間の新たなリーダーとも言える方の斬新な意見には納得させられることが多い。

 孫社長の述べるキイワードは電子教科書、電子カルテでしたが、伸びている情報通信を一層強くして細かい仕訳作業にこだわらず、成長産業を育てるとともに現状において不要なものは合理化していこうというものです。

 紙媒体から電子媒体へと変化していく世の中の流れを一層推進しようという考えのようでした。電子化への抵抗勢力を法制化して変えることのできるのは民間ではなく政治の世界。腹をくくってしまえばそうしたことは簡単だと言う孫社長の発言が妙に心に残ります。

 現在の日本だけに漂う閉塞感の強い状況を坂本竜馬の時代における黒船襲来に例えて新たな成長戦略を示すことこそ政治の役割であって、民間はそれに従い突き進むだけであることを示唆されていたように感じます。企業の成長こそ株価上昇の源泉であり、混乱する政治の世界からリーダーシップを取った方にもっと積極的に方向を示してもらうことが今後の株式相場の上昇にとっては不可欠なことのように思われます。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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新版・投資の王道(その72)

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■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 日本や世界には星の数の程の飲食店がありますが、それらの中から独自の調査で名店を探し出すのが、ミシュランガイドやザガット・サーベイなどのガイドブックです。
 日本の上場企業も4000社近くありますが、そのなかから独自の基準で、今後安定的に長期間繁栄する可能性が高い優良企業をピックアップするのが、本連載です。
 なお、あくまで、5年・10年単位での業績を基準に選定していますので、掲載しているデータは必ずしも最新のものではありません。各社の直近の業績については「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認ください。
(さらに詳しい内容は、まぐまぐの<GINZAXグローバル・経済投資メールマガジンで連載しています)http://www.mag2.com/m/P0008114.html

<7705>ジーエル・サイエンス
 成分分析装置・消耗品のメーカー。売上構成は、分析機器事業75%、半導体事業21%、自動認識事業4%。海外売上比率10%。

<7707>プレシジョン・システムサイエンス
 独自のDNA抽出技術を持つバイオベンチャー企業。売上構成は、バイオ関連99%、投資1%。海外売上比率87%。

<7711>助川電気工業
 発熱・計測技術の研究開発型メーカー。熱制御技術に特化。固有技術と調理厨房機器との融合による製品開発を追及するとともに、そのための情報収集と収益確保を兼ねた<蒸&焼DINING 助川>などの店舗展開を推進。売上構成は、エネルギー関連54%、産業システム関連41%、その他5%。

<7713>シグマ光機
 1977年埼玉県入間郡日高町に設立。1983年には米国に輸出を開始。2001年、浜松ホトニクス株式会社と資本・業務提携の基本契約を締結。浜松ホトニクスが12.8%の株式を保有する。レーザ光に関する基礎研究、開発研究、応用研究のための光学部品、レンズ類、各種研究実験装置の製造・販売に特化してきた(光周辺技術の総合化が同社のコンセプト)。日本の代表的な研究機関との共同開発によって蓄積した、レーザ光技術に関する最先端の情報・技術は、光技術に関する総合的な技術力として、また当社独自の生産・販売のノウハウとして、研究機関向けの約12,000種類のレーザ用要素部品に活かされている。取引先は、官公庁:200研究所(大学および付属機関、国公立研究所)、民間会社:1,100社。売り上げ構成は、要素部品85%、システム製品15%。海外売り上げ比率は18%。

<7716>ナカニシ
 世界第2位の歯科用機械のメーカー。1930年、歯科用回転機器コントラアングルハンドピースの製造を目的として 中西敬一が千代田区神田豊島町に中西製作所を創立。1953年、有限会社中西製作所として設立。1984年にアメリカに現地法人NSKアメリカコーポレーションを設立。2000年にはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにNSK中近東事務所を開設。さらに、2003年にはドイツ・フランクフルトにNSK Europe GmbHを設立。歯科用の機器で世界2位。高速回転技術を活用し金型・工芸向けなど工業用も製造。売り上げ構成は、歯科製品87%、工業製品10%、その他3%。海外売り上げ比率78%。

<7718>スター精密
 工作機械などのメーカー。売り上げ構成は、特機21%、コンポーネント22%、工作機械51%、精密部品7%。海外売り上げ比率、85%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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コシダカ=株高の背景

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 コシダカ(2157)の株価上昇傾向が続いています。弊社有料メルマガでは先週ご紹介しましたが、決算説明会が久々の満席状態となったのも頷ける業績の伸び。席がないわ、資料は10部も不足するわで予想以上の人気でしたので私は説明会終了後、直ちにそのことをレポートしたのです。
 たかがカラオケ屋なのにこの人気。実は小型フィットネスを世界で展開するカーブスの日本での運営主体が同社なのです。安定成長型のカラオケ店「まねきねこ」に成長度の高いフィットネス「カーブス」の展開で収益が急拡大している上にPERがまだ10倍以下と低いので関心が高まっていると理解されます。
 彼らは持ち株会社制度を導入し、小さな本社の下で総合余暇事業を展開するとの話もポジティブなことです。ヤマダ電機と同じエリアで活動する同社の全国的な知名度アップが今後も期待されるのであれば株価はまだまだ上昇の入り口に立っていると評価されます。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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