■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン 2010/04/30
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
===================================
−本日の目次−
(本日の担当:街のコンサルタント&番頭さん)
◆コラム「頭を柔軟に」:街のコンサルタント
◆コラム「香港の投資家」:番頭さん
===================================
◆コラム「頭を柔軟に」
4月26日日経新聞月曜版、野村資本市場研究所シニアフェロー関志雄氏の
寄稿を拝見し、ここのところ忙しさにかまけて回転の悪かった頭にスイッチが
入りました。
コラムの主なポイントは、「まともに英会話も出来ない英語教員が多く、学
生たちは8年間も勉強するにもかかわらず、これでは英語が話せるようになる
わけが無い。教員の資質の問題であり、英語教員の既得権益化により生徒が犠
牲になっている」というものです。
当たり前のことですね。会話のできない教師が教科書を睨みながらややこし
い文法や記述の勉強ばかりさせるのですから、英語嫌いの生徒が増えてしまい
ます。
保育園と幼稚園の縦割り行政による弊害と、それに伴う既得権益化による少
子化問題への影響同様、子供達の問題についてはずっと以前から改善させなけ
ればと感じつつも、直接的に大人達の利害に結びつかない、又は集票に影響す
る(票にならない)ために放置され続けています。
日曜日の討論番組では孫正義ソフトバンク社長が、
「人材の育成が国にとって最も大事な事業であり、根本的な変革が必要である」
「毎年新しい教科書を配るのではなく、モバイルPCを教科書にしてしまうの
も良い」
「この端末一つで教科書に代替されるだけで無く、教育の分野においても様々
な有効活用法が考えられる」
「小学生〜高校生の約1,800万人全員に1台20,000円の機器を配っ
ても3,600億円。八つ場ダムの予算4,800億円にも満たない金額であ
る。医療の電子化なども予算面から見れば同様と思われる」
「事業仕分け云々など、国家100年の計を考えれば誤差の範囲であり、抜本
的な発想の転換と大胆な既得権の見直しをしなければならない」
「政治には立法権という特別な能力があるのに、何故にそれをシッカリ行使せ
ず、枝葉末節にばかり気を取られているのか?」
と言った発言をしていました。皮肉をこめて・・・。流石です。
孫社長については様々なご意見もあるのでしょうが、私個人としては、常人
には理解不能な、とんでもないリスクを取って日本に定額のブロードバンドを
普及させ、且つ革新させ続けてくれたからこそ今の日本の情報通信インフラが
あり、日本を代表するネット企業である楽天やDeNA、サイバーエージェン
トなど多数の企業が産み出されるなど、新しい産業を創出してくれた素晴らし
い経営者の一人だと考えています。
それこそNTT(=総務省)辺りに任せていたらどうなっていたでしょう。
恐ろしく出遅れ、世界から取り残されていたのではと感じるのは私だけでしょ
うか。
余談になりますが、語学教育もしかり、教育にかかる普段気にせずに済ませ
てしまっている事柄しかり、自分の子供を見ても、小学生になってから毎年配
られる真新しい教科書、ほんの数回しか使われない音楽教材や理科教材なども、
もう使わないと分かっていても勿体無くて捨てるのさえ躊躇ってしまうのは私
だけでしょうか。常識で考えれば直ぐに無駄と分かることなのに、本当に沢山
の無駄が(意図的に?)見過ごされていると感じます。
学生達の8年間の時間の無駄、教材の無駄、教育手法の無駄・・・常識的に
ちゃんと見直して法律を整備し、そして当たり前の開示をきちっとすれば、事
業仕分けなどとわざわざ大袈裟なセレモニーを催すより、日本国民はずっと大
きな果実を得られるのではないでしょうか。既得権とはこれほどまでに我々の
手足を縛るものなのですね。
3月頃から懸念していたことがいよいよ現実になりそうな気配です。普天間
問題だけを見ても鳩山政権はもう長くないと感じます。今日は4月26日月曜
日ですが、まさかこの原稿が出る頃にはひょっとしたら・・・(苦笑)。期待
とは裏腹に、この半年間で民主党は国民の期待を大きく裏切ってしまったよう
です。
但し、一方の野党自民党の行方も混沌としています。身動きの取れない現執
行部、「たちあがれない日本」?や「巻き添え新党」?など、大局を判断でき
ず我慢の出来ない政治家達も次々と新党を結成しています・・・しかも政権を
失ってから。遅きに失しています。
がしかし、国民は馬鹿ではありません。確かに民主党は情けないほどの失態
や迷走を続けているため大手メディアのバッシングは止みませんが、小沢幹事
長以外に民主党をまとめられる人材が居ないことも、また官僚OBによる税金
の無駄遣いの実態や日米安保の不透明部分の開示が進展したこと(自民党政権
時代には議題にも上らず国民に隠されていた)など、日本の政治が大きく変わ
りつつあることを実感し始めています。
自民党政権時代には為政者とグルになって情報操作をし、国民を欺いていた
にもかかわらず、その彼らの既得権潰しを狙う民主党に対する最近の大手メデ
ィアの抵抗の凄まじさを感じずにはいられません。この混乱の中で、やはり参
院選の方向が見えてくるまでは不安定な環境が続くと思われますから、中々株
式相場に強気になれません。今週から始まった決算発表にしても、一喜一憂し
たくありません故にポジションも抑えています。
私が弱気の間は上がり続けるのかもしれません(笑)が、折角1年間で50
%以上も上がったのですから、ここは一つ気分を切り替え(ここから無理して
儲けようとするのは控えて)、夏前までの数ヶ月だけでも次のタイミングを待
ってみようと考えています。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/stuweawesl
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
===================================
◆コラム「香港の投資家」
先日、香港の投資家とある日本のベンチャー企業を訪問した。ベンチャー企
業の関係者、技術者の話も興味深いものであったが、それ以上に私の興味を引
いたのは香港の投資家の日本に対する見方であった。
彼は香港生まれであるが、教育はカナダで受け、大学卒業後、ナスダックに
IT企業とバイオ関係の2社のIPOを成功させ、ある程度の蓄財を成したと
の事。それ以降は仲間数人と香港に戻り、自分達の資産運用をしているとの事。
彼等は他人の資本を集める事はせず、独自に世界中の情報を収集し平均して3
0%強の利回りを、運用を始めてからコンスタントに出しているという。
彼の目から見る世界の中の日本の今の立場というのが、非常にポイントを捉
えていた。日本の政治の迷走については、今に始まった事ではないので、更に
悪くなっているという笑い話ですんだのだが、分野にもよるが全般的に日本の
技術力に対しては過去ほどアドバンテージがないと言う。
20年前であれば、秋葉原に行けば一日いても全く飽きないという程、様々
な日本の技術力を感じる事が出来たが、今は1時間もいられないという。家電
を例にとっていえば、日本の技術力は韓国メーカーと相当、差をつけられてい
るという。アジア危機から10数年の間に両国は確実に違う道を歩んだ。また
その韓国の技術の躍進させたのが、週末アルバイトで韓国に渡り現地企業で働
いていた日本の技術者だからいたたまれないなとこぼしていた。
中国に関しても、昔は技術といえる代物はほとんどなく、コピー製品の嵐だ
ったが、ここ数年で確実に技術力を高めてきているので、日本もうかうかでき
ないではと言っていた。
確かに彼の言う事は的を射ていると思う。私も海外出張に行く度に、こと家
電やパソコン製品については日本を除くアジア勢が勢力を伸ばしているなとい
う印象をうける。各国の入口ともいえる空港のモニターは韓国製品にとってか
わられ、街中の広告についても同じような現象がみられる。
今、巷では様々な業界で日本はこれからまた世界を市場に闘っていかなくて
はならないという機運が高まっているが、そんなに甘くはない。海外進出に伴
うリスクを軽視すると大火傷を負うのは目に見えている。
リスク、リターンを考慮に入れ、調査をしながら走り、海外の競合と闘い、
生き残りながらマーケットを開拓していかなくてはならない。海外進出や海外
販路開拓に際しての失敗ケースは、企業の大小を問わず概ねある共通項でくく
る事ができる。大抵の場合は事前調査の資金をそれほどかけずに失敗している。
日本人は勘違いしている人が多いが、有益な情報というのは無償では得る事
ができない。この感覚があまりにもない日本の経営者が多い。海外の有能な経
営者は有益な情報を有償で入手し、調査する時間を短縮し(要は時間をお金で
買って)その上で経営判断をしながら闘っている。
私と同世代の30代の人間を比較すると、明らかに海外の人間の方が世界を
マーケットとして視野に入れ、闘う術をあらゆる意味で身につけている人が多
い。ますます日本がこれから数十年迷走するように思えてならないのだが、ど
うにか我々の世代でこの現状を打破したいものである。
(番頭さん)
【筆者プロフィール】
大学卒業後、某都市銀行勤務、某外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕
層業務。
幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)
このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/ciowaijeak
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!
===================================
■小屋セミナー 第一弾 不動産投資シミュレーション 入門編■
水曜隔週執筆者の小屋が開催する、不動産投資学習セミナーです。
今回は、競売不動産の購入の経験豊富な講師より、不動産投資の考え方と、
より具体的な物件選択手法、投資決定プロセスなどについてわかりやすく解説
します。
定員には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
なお、申込者多数の場合には、先着順で締切らせていただきます。
【日時】
2010年5月23日(日)14:00〜17:00
【場所】
レンタルスペース糀屋箱機構
東京都渋谷区渋谷1−17−1
【内容】
「不動産投資シミュレーション 入門編」
不動産投資についての基礎的な知識とともに不動産投資に必要なファイナンス
理論、さらには具体的な競売物件の資料・画像などもみながら現地調査の仕方
など、本業の不動産屋が物件を選別するやり方を伝授します。
最後に実際にエクセルの表を見ながら、投資決定のプロセスを実感してもら
うことが可能になります。
1.不動産投資のルールを知ろう
2.不動産(競売)資料の読み方−事件番号21(ケ)2236を題材に
3.BOE(back of the envelope analysis)分析
4.Excelでの分析
【講師 プロフィール】
糀屋 総一朗(こうじや そういちろう)
株式会社KIRIAGERU 代表取締役
東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員
複数社で不動産競売投資業務に従事。
現、東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社 執行役員
新株予約権の評価、設計業務、民事再生業務に従事
【参加費用】
4,500円
(事前お振り込み、申込者に別途メールにてご案内)
【定員】
10名(先着順)
【申し込み方法】
メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
メール宛先:koya0523@gmail.com
ご記入事項:氏名、ふりがな
皆様のお申し込みをお待ちしております。
(小屋)
===================================
「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
http://okuchika.net/
===================================
「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。
===================================
当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
◆まぐまぐ ID:0000020640
購読解除:http://www.kaijo.com/
◆E-Magazine ID:okuchika
購読解除:http://www.emaga.com/info/okuchika.html
◆melma! ID:m00010868
購読解除:http://www.melma.com/
編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
email:okuchika.mail@gmail.com
http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================