ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい

JUGEMテーマ:ビジネス

JUGEMテーマ:株・投資

■第123回■

 のんびりと休暇を楽しんだおかげで、株式投資にどっぷり浸かった生活からは抜け出せたような気がします。気がするだけかもしれませんが(笑い)

 実家で庭に生えた雑草を奥さんと二人で2日がかりで抜いて、汗はかきましたが、のんびりとした時間をすごしてきました。

 というのも、山梨に住んでいる奥さんの友人から耳の痛い話を聞いているからでした。奥さんの友人宅の近くに、一人暮らしのおばあさんがいるけれど、子供達はみな東京などに住んでおり、おばあさんの面倒は見ない。たまにおばあさんの家に帰ってきても、おばあさんを温泉などに連れて行き、家の雑草はほうりっぱなし。近所の面倒見の良い人たちに、草取りなどの雑務は押し付けて知らん顔。
 「まったくいい気なもんだ。常識がなさすぎる。」こう奥さんのお友達が憤るのも無理のないことだと感じます。普段は電話やファクスでしか連絡を取り合っていませんが、私も実家に帰ったときくらいは、ご近所の迷惑にならないように、草むしりなど、実家の雑務をこなしてこようと思っています。

 何のために実家に帰るのか。その目的をしっかり持っていないと、自分は楽をしてお金を使って親孝行をしたなどと、かってな自己満足をして、他人様の迷惑を考えない、常識知らずに愚か者になってしまう可能性が高いと、よくよく肝に銘じようと思います。

 株式投資でも、自分が株式投資を行なう目的を、しっかり意識していないと、せっかく苦労して積み上げた、資産をドブに投げ捨てるようなことをしてしまうかもしれません。

 私が株式投資をする目的は、老後の生活費が不足して貧しい空しい状況で、人生の最後をおくらなくてもよいように、インフレにもデフレにも強い企業の株に投資することにより、年金や不動産賃貸収入のほかに安定した配当と優待というインカムゲインを確保していく。現状では、これが最大の目的となっています。
 草むしりをしながらも、いまの自分の投資スタンスが自分の投資目的を達成するために問題ないかについては、いろいろ考えていました。考える時間だけはたっぷりありました。

 サブプライム問題の震源地、アメリカの景気はアメリカ政府の努力もあって、下支えされて、最悪期からは上向いてきているようです。しかし、私は来年に入ればこの効果も薄れてくるような不安を感じています。そこで世界景気の低迷が続いて、業績が悪化しても、行き詰ることのない充分な資産を過去に積み上げていると共に、現状も、将来も、世の中で確実に求められる事業を展開している企業に分散投資をしていく。その企業の事業が大きく成長していくと考えられる場合は、少し投資額を多めに配分する。しかし事業規模がそれほど大きくなることが予想できなくても、確実に一定量の需要は確保されていて、他の競争者がいないとか、圧倒的な競争力を持っているような企業には、少しずつ分散で資金を配分していく。このような現在のスタンスで良いという結論に達しました。

 9月の配当優待権利落ち後の株価の動きを見ていると、自分のことしか考えない、お行儀の悪い優待族のろくでもない売買のために、暴落した優待銘柄も散見されます。

 例えばアートコーポレーションなどは、そんな株の代表のようなものです。ただお行儀の悪い優待族の動きを逆手にとれば、半年とか1年ごとに美味しい売買益をいただけることも確かです。

 私はアートコーポレーションの優待3口分を2年近く持っており、優待権利を失うつもりはまったくありませんが、今年は優待権利以上にアートコーポレーションを少し買って、権利落ち前の1684円で優待権利以上の分は利益確定を行ないました。一日遅れたらほとんど利益を得られなかったと思いますから、まぐれ当たりの売買でした。また優待にこだわらず、優待口分も利益確定していたほうが、短期的には、お得だったかもしれません。

 しかし、権利落ち後に大きく下がっても、それほど待たなくても権利落ち前の株価に戻ったり、権利落ち前の株価よりずっと高くなる優待株も多いです。8月の優待銘柄で、前期も赤字予想の千代田インテグレの株価など、優待権利落ち後に1112円から1026円まで下落して一ヶ月後の現在は1192円にまで大きく回復しています^^;

 他人様のおかしな売買に囚われることなく、しっかりと投資先企業の事業価値と資産価値を調査した上で、本来の価値からみて割安な企業の株なら、持ち続けていてもまったく不安は無いと強く感じるようになりました。

 東京で投資関係の出版関係者とお話しすると、ファンダメンタルズ系の投資本はまったく売れないというお話でした。出版関連ばかりではなく、また日本ばかりではなく世界中の株式市場で、短期勝負やデリバティブ投資に向かう傾向が強いようです。

 特に日本の株式市場ではプロもアマも短期売買がお好みで、世界中の株式市場で見られる一株利益を伸ばしていける企業の株は上昇する傾向が高いということが、見られないというお話も聞きました。

 日本では信越化学やファナックのような、一株利益を継続的に増やしていける企業の株価が大きく売られ、あるとき突如暴騰しだすというような、分かりづらい株価の動きをよくします。

 他人様の売買に気をとられすぎないで、強い事業価値と、従来の儲けで積み上げた資産をたっぷり持っている企業に分散投資をしていくことが、どんな時代にも生残っていける投資家の姿だと思います。そのような目線で眺めると、日本の株式市場にも、まだまだ割安な企業がたっぷり残っています。そのような企業の中から株主還元をしっかりしてくれる企業を優先的に選んで投資を続けていきたいと思います^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2009/09/29

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投資情報メールマガジン                   2009/09/29
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

 ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(123)」:石川 臨太郎

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第123回■

 のんびりと休暇を楽しんだおかげで、株式投資にどっぷり浸かった生活から
は抜け出せたような気がします。気がするだけかもしれませんが(笑い)

 実家で庭に生えた雑草を奥さんと二人で2日がかりで抜いて、汗はかきまし
たが、のんびりとした時間をすごしてきました。

 というのも、山梨に住んでいる奥さんの友人から耳の痛い話を聞いているか
らでした。奥さんの友人宅の近くに、一人暮らしのおばあさんがいるけれど、
子供達はみな東京などに住んでおり、おばあさんの面倒は見ない。たまにおば
あさんの家に帰ってきても、おばあさんを温泉などに連れて行き、家の雑草は
ほうりっぱなし。近所の面倒見の良い人たちに、草取りなどの雑務は押し付け
て知らん顔。
 「まったくいい気なもんだ。常識がなさすぎる。」こう奥さんのお友達が憤
るのも無理のないことだと感じます。普段は電話やファクスでしか連絡を取り
合っていませんが、私も実家に帰ったときくらいは、ご近所の迷惑にならない
ように、草むしりなど、実家の雑務をこなしてこようと思っています。

 何のために実家に帰るのか。その目的をしっかり持っていないと、自分は楽
をしてお金を使って親孝行をしたなどと、かってな自己満足をして、他人様の
迷惑を考えない、常識知らずに愚か者になってしまう可能性が高いと、よくよ
く肝に銘じようと思います。

 株式投資でも、自分が株式投資を行なう目的を、しっかり意識していないと、
せっかく苦労して積み上げた、資産をドブに投げ捨てるようなことをしてしま
うかもしれません。

 私が株式投資をする目的は、老後の生活費が不足して貧しい空しい状況で、
人生の最後をおくらなくてもよいように、インフレにもデフレにも強い企業の
株に投資することにより、年金や不動産賃貸収入のほかに安定した配当と優待
というインカムゲインを確保していく。現状では、これが最大の目的となって
います。
 草むしりをしながらも、いまの自分の投資スタンスが自分の投資目的を達成
するために問題ないかについては、いろいろ考えていました。考える時間だけ
はたっぷりありました。

 サブプライム問題の震源地、アメリカの景気はアメリカ政府の努力もあって、
下支えされて、最悪期からは上向いてきているようです。しかし、私は来年に
入ればこの効果も薄れてくるような不安を感じています。そこで世界景気の低
迷が続いて、業績が悪化しても、行き詰ることのない充分な資産を過去に積み
上げていると共に、現状も、将来も、世の中で確実に求められる事業を展開し
ている企業に分散投資をしていく。その企業の事業が大きく成長していくと考
えられる場合は、少し投資額を多めに配分する。しかし事業規模がそれほど大
きくなることが予想できなくても、確実に一定量の需要は確保されていて、他
の競争者がいないとか、圧倒的な競争力を持っているような企業には、少しず
つ分散で資金を配分していく。このような現在のスタンスで良いという結論に
達しました。

 9月の配当優待権利落ち後の株価の動きを見ていると、自分のことしか考え
ない、お行儀の悪い優待族のろくでもない売買のために、暴落した優待銘柄も
散見されます。

 例えばアートコーポレーションなどは、そんな株の代表のようなものです。
ただお行儀の悪い優待族の動きを逆手にとれば、半年とか1年ごとに美味しい
売買益をいただけることも確かです。

 私はアートコーポレーションの優待3口分を2年近く持っており、優待権利
を失うつもりはまったくありませんが、今年は優待権利以上にアートコーポレ
ーションを少し買って、権利落ち前の1684円で優待権利以上の分は利益確
定を行ないました。一日遅れたらほとんど利益を得られなかったと思いますか
ら、まぐれ当たりの売買でした。また優待にこだわらず、優待口分も利益確定
していたほうが、短期的には、お得だったかもしれません。

 しかし、権利落ち後に大きく下がっても、それほど待たなくても権利落ち前
の株価に戻ったり、権利落ち前の株価よりずっと高くなる優待株も多いです。
8月の優待銘柄で、前期も赤字予想の千代田インテグレの株価など、優待権利
落ち後に1112円から1026円まで下落して一ヶ月後の現在は1192円
にまで大きく回復しています^^;

 他人様のおかしな売買に囚われることなく、しっかりと投資先企業の事業価
値と資産価値を調査した上で、本来の価値からみて割安な企業の株なら、持ち
続けていてもまったく不安は無いと強く感じるようになりました。

 東京で投資関係の出版関係者とお話しすると、ファンダメンタルズ系の投資
本はまったく売れないというお話でした。出版関連ばかりではなく、また日本
ばかりではなく世界中の株式市場で、短期勝負やデリバティブ投資に向かう傾
向が強いようです。

 特に日本の株式市場ではプロもアマも短期売買がお好みで、世界中の株式市
場で見られる一株利益を伸ばしていける企業の株は上昇する傾向が高いという
ことが、見られないというお話も聞きました。

 日本では信越化学やファナックのような、一株利益を継続的に増やしていけ
る企業の株価が大きく売られ、あるとき突如暴騰しだすというような、分かり
づらい株価の動きをよくします。

 他人様の売買に気をとられすぎないで、強い事業価値と、従来の儲けで積み
上げた資産をたっぷり持っている企業に分散投資をしていくことが、どんな時
代にも生残っていける投資家の姿だと思います。そのような目線で眺めると、
日本の株式市場にも、まだまだ割安な企業がたっぷり残っています。そのよう
な企業の中から株主還元をしっかりしてくれる企業を優先的に選んで投資を続
けていきたいと思います^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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石川臨太郎氏の有料メールマガジンを好評配信中です。

パフォーマンス表更新しました!!
 研究銘柄として取り上げた36銘柄中33銘柄が上昇。
 最高は、209.5%(配当・優待含む)上昇。
 詳しくは9/1現在のパフォーマンスをご参照下さい。

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過去サンプル
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されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。

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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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世界で活躍する日本ブランド

JUGEMテーマ:株・投資

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 日本の人口が1億2000万人で頭打ちとなる中で世界の人口は68億人となり、とりわけ中国が13億人、インドが11億人とされインドネシアやタイ、ベトナムといったアジア諸国も合わせると半分近くがこの地域に集まっていると考えられます。
 アジアにおいて欧米、ロシアに次ぐ巨大な消費市場が存在していることを日本の企業は改めて知る必要があります。

 既にソニーやパナソニック、ホンダ、トヨタなどのグローバル企業が世界中に日本の高品質イメージを植え込んだことによって、世界の人々の日本ブランドへの厚い信頼が寄せられているとの話は今後の株式市場の明るい話題と言う事ができます。

 今までは国内だけで事業展開してきた多くの優良企業がまさに新たな巨大市場を求めて活発な動きを取ろうとしています。海外での事業展開には様々な苦難が待っているという印象からこれまではなかなか、思い切った展開をしないままできましたが、日本の市場が頭打ちになっている中で巨大市場での事業展開で企業の収益規模が大きく変わる可能性が出ています。

 こうしたことから国内型産業と目されてきた一定のブランド力をつけ海外での事業展開を図るユニチャーム(8113)、東洋水産(2875)といった日本企業への評価がこのところ徐々に高まりつつあるように感じられます。
 先輩格である自動車や電機、精密といった産業セクターから雑貨、アパレル、食品、外食、サービス、環境技術(機械や新素材、制御)などこれまでとは違った商材の海外での売上拡大が日本の株式相場をリードするのではないかと考えられます。また、海外進出企業をサポートする商社などの役割も拡大すると考えられます。
 種まき時期なのか回収時期なのかによって企業収益の伸びが異なりますが、かつてのトヨタのような収益拡大期を迎えつつあるような企業もあるかと思いますので、このところの円高の影響も出にくい価格競争力のある企業を投資対象として見出すことが重要です。


【ブランド力を備えた企業の事業展開】

時価は9月25日終値 PERは直近四季報ベース

三共生興(8018)時価:224円 PER15.1倍
 DAKSブランドで中国に出店拡大、沿海部から内陸部に商圏を広げる。

ミズノ(8022)時価:425円 PER21.1倍
 中国で店舗展開。高付加価値商品の拡充を推進。

ハニーズ(2792)時価:643円 PER:11.2倍
 ヤング婦人層向けのカジュアル衣料、中国で100店舗以上を展開

四国化成(4099)時価:553円 PER:12.5倍
 水溶性防錆剤「タフエース」で中国市場を深耕

東洋水産(2875)時価:2390円 PER:15.7倍
 マルちゃんのブランドでおなじみの即席めん大手。節約志向の米国市場で伸
 びる

ユニチャーム(8113)時価:8570円 PER:26.2倍
 紙おむつ「マミーポコ」が中国で認知度アップ。売上の大幅拡大が続く

ピジョン(7956)時価:3610円 PER:24.1倍
 中国市場が急成長、インド、ロシアなどの新興国市場にも参入


【食品、医薬品企業と事業展開アイテム】

ブルドックソース/ソース、
キッコーマン/しょうゆ、
不二製油/油脂、
かどや製油/ごま油、
養命酒/薬用酒、
マルサンアイ/業務用ミソ、
日清食品/インスタント麺、
宝HD/清酒、
ヤクルト/乳酸生菌飲料
森永/ソフトキャンディ「ハイチュウ」、
アリアケジャパン/天然調味料
久光製薬/サロンパス、
森下仁丹/乳酸菌製品、
ロート製薬/目薬
参天製薬/目薬


【主な世界的日本企業ブランド】

トヨタ、ホンダ、日産、TDK、キヤノン、東芝、日立、パナソニック
ソニー、京セラ、リコー、オリンパス、ニコン、味の素、キリン、信越化
AGC(旭硝子)、東レ、コマツ、クボタ、ダイキン、住友、三菱、
武田、エーザイ、NEC、富士通、デンソー、ユニクロ(ファーストリテ)、
ヤマハ、ローランド、セイコー、エプソン、任天堂、マキタ、資生堂、
バンダイ、HOYA

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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新版・投資の王道(その53)

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■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアップする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考にして判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。

<5288>ジャパンパイル
 ジオトップ、大同コンクリート、ヨーコンが合併して誕生。コンクリート基礎杭の製造施工で最大手。売り上げ構成は、基礎工事関連99%、その他1%。

<5301>東海カーボン
 炭素製品のメーカー。売り上げ構成は、炭素製品92%、工業炉・同関連7%、その他1%。海外売り上げ比率、50%。

<5302>日本カーボン
 電極のメーカー。売り上げ構成は、炭素製品関連97%、不動産賃貸1%、その他2%。海外売り上げ比率41%。

<5304>SECカーボン
 炭素製品のメーカー。売り上げ構成は、人造黒鉛電極39%、アルミニウム製連用炭業製品35%、特殊炭素製品13%、粉体および他炭素製品13%。海外売り上げ比率、56%。

<5310>東洋炭素
 等方性黒鉛で世界シェア3割のトップメーカー。原料調達からの一貫生産が特徴。売り上げ構成は、特殊黒鉛52%、一般カーボン(電気用)13%、一般カーボン(機械用)9%、複合材他23%、商品3%。海外売上比率は、51%。

<5331>ノリタケ カンパニー リミテッド
 高級陶磁器食器メーカー。セラミック原料なども。森村グループ。売り上げ構成は、工業機材35%、セラミックマテリアル25%、環境・エンジニアリング17%、食器13%、電子10%。海外売上比率29%。

<5333>日本ガイシ
 ガイシで世界ナンバーワンの企業。森村グループ。売り上げ構成は、セラミックス45%、電力関連22%、エレクトロニクス21%、エンジニアリング12%。海外売上比率49%。

<5334>日本特殊陶業
 プラグ、センサーの分野で世界一の企業。売り上げ構成は、自動車関連事業60%、情報通信・セラミック関連事業38%、その他2%。海外売り上げ比率81%。

<5367>ニッカトー
 工業用耐磨耗・耐熱セラミックスのメーカー。売り上げ構成は、耐磨耗セラミックス37%、耐熱セラミックス23%、加熱装置11%、計測機器他21%、理化学用機器他4%。

<5384>フジミインコーポレーテッド
 ウェハ用高精度研磨剤・鏡面加工材のメーカー。超精密研磨剤の世界シェアは90%。売り上げ構成は、鏡面仕上げ材62%、研磨剤28%、その他製品6%、商品4%。海外売り上げ比率53%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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億の近道2009/09/28

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投資情報メールマガジン                   2009/09/28

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
     (本日の担当:松尾範久&グルメ投資家おーちゃん)

  ◆コラム「世界で活躍する日本ブランド」:松尾範久
  ◆コラム「新版・投資の王道(その53)」:グルメ投資家おーちゃん

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◆コラム「世界で活躍する日本ブランド」

 日本の人口が1億2000万人で頭打ちとなる中で世界の人口は68億人と
なり、とりわけ中国が13億人、インドが11億人とされインドネシアやタイ、
ベトナムといったアジア諸国も合わせると半分近くがこの地域に集まっている
と考えられます。
 アジアにおいて欧米、ロシアに次ぐ巨大な消費市場が存在していることを日
本の企業は改めて知る必要があります。

 既にソニーやパナソニック、ホンダ、トヨタなどのグローバル企業が世界中
に日本の高品質イメージを植え込んだことによって、世界の人々の日本ブラン
ドへの厚い信頼が寄せられているとの話は今後の株式市場の明るい話題と言う
事ができます。

 今までは国内だけで事業展開してきた多くの優良企業がまさに新たな巨大市
場を求めて活発な動きを取ろうとしています。海外での事業展開には様々な苦
難が待っているという印象からこれまではなかなか、思い切った展開をしない
ままできましたが、日本の市場が頭打ちになっている中で巨大市場での事業展
開で企業の収益規模が大きく変わる可能性が出ています。

 こうしたことから国内型産業と目されてきた一定のブランド力をつけ海外で
の事業展開を図るユニチャーム(8113)、東洋水産(2875)といった
日本企業への評価がこのところ徐々に高まりつつあるように感じられます。
 先輩格である自動車や電機、精密といった産業セクターから雑貨、アパレル、
食品、外食、サービス、環境技術(機械や新素材、制御)などこれまでとは違
った商材の海外での売上拡大が日本の株式相場をリードするのではないかと考
えられます。また、海外進出企業をサポートする商社などの役割も拡大すると
考えられます。
 種まき時期なのか回収時期なのかによって企業収益の伸びが異なりますが、
かつてのトヨタのような収益拡大期を迎えつつあるような企業もあるかと思い
ますので、このところの円高の影響も出にくい価格競争力のある企業を投資対
象として見出すことが重要です。


【ブランド力を備えた企業の事業展開】

時価は9月25日終値 PERは直近四季報ベース

三共生興(8018)時価:224円 PER15.1倍
 DAKSブランドで中国に出店拡大、沿海部から内陸部に商圏を広げる。

ミズノ(8022)時価:425円 PER21.1倍
 中国で店舗展開。高付加価値商品の拡充を推進。

ハニーズ(2792)時価:643円 PER:11.2倍
 ヤング婦人層向けのカジュアル衣料、中国で100店舗以上を展開

四国化成(4099)時価:553円 PER:12.5倍
 水溶性防錆剤「タフエース」で中国市場を深耕

東洋水産(2875)時価:2390円 PER:15.7倍
 マルちゃんのブランドでおなじみの即席めん大手。節約志向の米国市場で伸
 びる

ユニチャーム(8113)時価:8570円 PER:26.2倍
 紙おむつ「マミーポコ」が中国で認知度アップ。売上の大幅拡大が続く

ピジョン(7956)時価:3610円 PER:24.1倍
 中国市場が急成長、インド、ロシアなどの新興国市場にも参入


【食品、医薬品企業と事業展開アイテム】

ブルドックソース/ソース、
キッコーマン/しょうゆ、
不二製油/油脂、
かどや製油/ごま油、
養命酒/薬用酒、
マルサンアイ/業務用ミソ、
日清食品/インスタント麺、
宝HD/清酒、
ヤクルト/乳酸生菌飲料
森永/ソフトキャンディ「ハイチュウ」、
アリアケジャパン/天然調味料
久光製薬/サロンパス、
森下仁丹/乳酸菌製品、
ロート製薬/目薬
参天製薬/目薬


【主な世界的日本企業ブランド】

トヨタ、ホンダ、日産、TDK、キヤノン、東芝、日立、パナソニック
ソニー、京セラ、リコー、オリンパス、ニコン、味の素、キリン、信越化
AGC(旭硝子)、東レ、コマツ、クボタ、ダイキン、住友、三菱、
武田、エーザイ、NEC、富士通、デンソー、ユニクロ(ファーストリテ)、
ヤマハ、ローランド、セイコー、エプソン、任天堂、マキタ、資生堂、
バンダイ、HOYA

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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◆コラム「新版・投資の王道(その53)」

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアッ
プする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選
んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考に
して判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や
各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。

<5288>ジャパンパイル
 ジオトップ、大同コンクリート、ヨーコンが合併して誕生。コンクリート基
礎杭の製造施工で最大手。売り上げ構成は、基礎工事関連99%、その他1%。

<5301>東海カーボン
 炭素製品のメーカー。売り上げ構成は、炭素製品92%、工業炉・同関連7
%、その他1%。海外売り上げ比率、50%。

<5302>日本カーボン
 電極のメーカー。売り上げ構成は、炭素製品関連97%、不動産賃貸1%、
その他2%。海外売り上げ比率41%。

<5304>SECカーボン
 炭素製品のメーカー。売り上げ構成は、人造黒鉛電極39%、アルミニウム
製連用炭業製品35%、特殊炭素製品13%、粉体および他炭素製品13%。
海外売り上げ比率、56%。

<5310>東洋炭素
 等方性黒鉛で世界シェア3割のトップメーカー。原料調達からの一貫生産が
特徴。売り上げ構成は、特殊黒鉛52%、一般カーボン(電気用)13%、一
般カーボン(機械用)9%、複合材他23%、商品3%。海外売上比率は、5
1%。

<5331>ノリタケ カンパニー リミテッド
 高級陶磁器食器メーカー。セラミック原料なども。森村グループ。売り上げ
構成は、工業機材35%、セラミックマテリアル25%、環境・エンジニアリ
ング17%、食器13%、電子10%。海外売上比率29%。

<5333>日本ガイシ
 ガイシで世界ナンバーワンの企業。森村グループ。売り上げ構成は、セラミ
ックス45%、電力関連22%、エレクトロニクス21%、エンジニアリング
12%。海外売上比率49%。

<5334>日本特殊陶業
 プラグ、センサーの分野で世界一の企業。売り上げ構成は、自動車関連事業
60%、情報通信・セラミック関連事業38%、その他2%。海外売り上げ比
率81%。

<5367>ニッカトー
 工業用耐磨耗・耐熱セラミックスのメーカー。売り上げ構成は、耐磨耗セラ
ミックス37%、耐熱セラミックス23%、加熱装置11%、計測機器他21
%、理化学用機器他4%。

<5384>フジミインコーポレーテッド
 ウェハ用高精度研磨剤・鏡面加工材のメーカー。超精密研磨剤の世界シェア
は90%。売り上げ構成は、鏡面仕上げ材62%、研磨剤28%、その他製品
6%、商品4%。海外売り上げ比率53%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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1.アクティブシニア向け情報誌「百歳万歳」について
 日本で唯一の元気なシニア層向け雑誌「百歳万歳」(月刊誌で購読料は1部
660円、年間6600円)の見本誌8月号を希望者の皆さんにお送りします。
60歳以上の皆さんに大好評の趣味と健康をテーマにした雑誌です。
ご希望の方は下記にお問い合わせ下さい。8月の特集は、子や孫に伝えておき
たい「太平洋戦争」です。
http://www.100sai.co.jp
info@100sai.co.jp

2.株式・企業情報メルマガについて
 長寿社会の資産運用ライフスタイルは未来に成長する企業を見出し、長期ス
タンスで投資すること。株式相場の流れを理解し、ご自身のオリジナリティあ
るポートフォリオを構築するためのサポートができればと弊社は長年メールマ
ガジンを配信させて頂いております。タイトルは「株知道」。ついては皆様の
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グローバル投資のポイント(154)

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■サウジが教えてくれる成功パターン崩壊の予兆■

 9月25日付の日本経済新聞には、サウジアラビア政府が、海外に保有している資産を取り崩している、という記事が掲載されています。

 サウジアラビア通貨庁(SAMA)の最新報告書によると、7月末のSAMAの海外資産残高は、直近ピークである2008年11月(1兆7,300億リヤル)から2371億リヤル縮小し、1兆4,929億リヤルとなりました。SAMAの海外資産残高が1兆5,000億リヤルを下回るのは13カ月ぶりとなります。

 SAMAの海外資産残高が減少している背景に、サウジアラビア政府による景気対策があります。サウジアラビアでは、原油価格の値下がりで歳入が落ち込む一方、歳出は国内景気対策のために拡大傾向にあります。このためサウジアラビア政府は、景気対策の財源として海外資産を取り崩すことを表明しています。

 SAMAの海外資産のうち、減少幅が最も大きいのが外国預金です。SAMAの外国預金は、2008年11月には3,844億リヤルありましたが、2009年7月には2,231億リヤルと、42%(1,613億リヤル)も減少しています。

 一方、SAMAの海外資産の約7割を占める外国証券は、2008年11月から2009年7月に725億リヤル減少していますが、減少率は外国証券全体の6%に過ぎません。外国預金と異なり、証券の場合、市場にて証券を売却しないと資金を調達することができないという問題もありますが、財政赤字に苦しむ米国政府に配慮したため、という指摘もあります。SAMAが保有する外国証券の多くは、米国債といわれており、仮にSAMAが米国債を大量に売却すると、米国債の価格が下落し、米国政府の資金調達が難しくなる可能性が高まるからです。

 ただ、預金にせよ証券にせよ、サウジアラビア(SAMA)が、資金を米国から自国に戻している、言い換えれば、米国への資金流入が減少しやすくなっている点は、注目に値すると思われます。マクロ経済学では自明のことですが、米国への資金流入が細ることは、米国の経常赤字の縮小を意味します。

 米国の経常赤字が縮小するには、米国からの輸出が増加する、米国への輸入が減少する、その両方、の3つのシナリオが考えられます。徐々にドル安が進んでいるため、米国からの輸出が増加することは否定しませんが、米国の雇用環境が悪化している点を考えると、米国への輸入が減少するシナリオを避けることは難しいでしょう。

 米国への輸入が減少することは、日本や中国の輸出が減少することにつながります。米国は、経常赤字を拡大し続けることで、世界各国の輸出を受け入れてきました。今、起きつつあることは、そのパターンが崩れつつあるということです。米国を相手に経済成長を続ける、という当然視されてきたパターンは、今後、徐々に通用しなくなるのでしょう。

村田雅志(むらた・まさし)
(FXCMジャパン・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。
2005年9月にGCIキャピタル・チーフエコノミスト。
2009年4月より専修大学客員教授。
2009年6月より現職。

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プライベートバンクの敷居が低くなった?

JUGEMテーマ:株・投資

JUGEMテーマ:ビジネス

 プライベートバンクの最低預入残が100万スイスフラン(約8900万円)(金融機関によってこの最低預入残高は多少のばらつきがあるが)より引き下げられているという記事が散見される(ほとんどの記事でプライベートバンクとプライベートバンキング業務を実施している金融機関との区別が筆者によってできていないのが気になるが)。金融危機により多くの富裕層も打撃を受け、母数の顧客層が減少した事、またスイスの金融機関の守秘義務制度の一部崩壊で客離れが進行したのが要因だと言われている。

 データ上では2008年、世界の金融市場からは12兆3000億ドル(約1125兆円)の富が失われ、ミリオネアは15%減の860万人になっている。

 確かに、金融危機によりプライベートバンクの預り残が減少して彼等の収益が悪くなっているのは否めないが、生粋のプライベートバンクはこのような状況でも、得体のしれない新規顧客の口座をむやみやたらと開設するとは思えない。
 私の付き合いのあるプライベートバンカーは、新規顧客の口座を開設する場合には非常に慎重である。確かに現在、アジア諸国でプライベートバンキング業務を提供している金融機関は積極的に門戸を広げ、営業活動を実施しているが、スイスのプライベートバンク協会に属している銀行やその支店で、そのような営業をしているとはあまり耳にしない。
 この協会に属しているプライベートバンクでは、新規顧客のアカウントを開設する時の通常ルートとしては既存顧客、会計士、弁護士からの紹介が大半であり、例え紹介先であっても入念な審査をクリアしてからでないと口座開設ができないのが通常である。
 100年に1度の金融危機で、それすら変わってしまったというのであればしょうがないが、この協会に所属する銀行は200年近く営業している所が大半である。守秘義務制度の緩和に関しての影響はあるが、そんな簡単に脈々と受け継がれたポリシーの根底までが覆されるとは考えにくい。

 本題に戻るが、例えプライベートバンクの最低預り額のバーが下がり日本円ベースで30百万円になったとしても、この金額で受ける事のできるサービスに過剰な期待をしてはならない。何故ならばこれはあくまでも入口に立つ為に必要な資金であるからだからである。我々、庶民にとっては大きな金額であるが、やはりこの金額でできる運用には残念ながら限界がある。

 プライベートバンク、プライベートバンキング業務を行っている金融機関が最低預り残の金額を引き下げているのであれば逆に、顧客増によってサービスが低下する可能性がある事に逆に意識を払った方が良いかもしれない。

 この業界も現在再編が行われる可能性が強いだけに今後の動向については注視していきたい。

(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、某都市銀行勤務、某外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

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億の近道2009/09/25

JUGEMテーマ:株・投資

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投資情報メールマガジン                   2009/09/25
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:村田雅志&番頭さん)

    ◆コラム「グローバル投資のポイント(154)」:村田 雅志
    ◆コラム「プライベートバンクの敷居が低くなった?」:番頭さん

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◆コラム「グローバル投資のポイント(154)」

■サウジが教えてくれる成功パターン崩壊の予兆■

 9月25日付の日本経済新聞には、サウジアラビア政府が、海外に保有して
いる資産を取り崩している、という記事が掲載されています。

 サウジアラビア通貨庁(SAMA)の最新報告書によると、7月末のSAM
Aの海外資産残高は、直近ピークである2008年11月(1兆7,300億
リヤル)から2371億リヤル縮小し、1兆4,929億リヤルとなりました。
SAMAの海外資産残高が1兆5,000億リヤルを下回るのは13カ月ぶり
となります。

 SAMAの海外資産残高が減少している背景に、サウジアラビア政府による
景気対策があります。サウジアラビアでは、原油価格の値下がりで歳入が落ち
込む一方、歳出は国内景気対策のために拡大傾向にあります。このためサウジ
アラビア政府は、景気対策の財源として海外資産を取り崩すことを表明してい
ます。

 SAMAの海外資産のうち、減少幅が最も大きいのが外国預金です。SAM
Aの外国預金は、2008年11月には3,844億リヤルありましたが、2
009年7月には2,231億リヤルと、42%(1,613億リヤル)も減
少しています。

 一方、SAMAの海外資産の約7割を占める外国証券は、2008年11月
から2009年7月に725億リヤル減少していますが、減少率は外国証券全
体の6%に過ぎません。外国預金と異なり、証券の場合、市場にて証券を売却
しないと資金を調達することができないという問題もありますが、財政赤字に
苦しむ米国政府に配慮したため、という指摘もあります。SAMAが保有する
外国証券の多くは、米国債といわれており、仮にSAMAが米国債を大量に売
却すると、米国債の価格が下落し、米国政府の資金調達が難しくなる可能性が
高まるからです。

 ただ、預金にせよ証券にせよ、サウジアラビア(SAMA)が、資金を米国
から自国に戻している、言い換えれば、米国への資金流入が減少しやすくなっ
ている点は、注目に値すると思われます。マクロ経済学では自明のことですが、
米国への資金流入が細ることは、米国の経常赤字の縮小を意味します。

 米国の経常赤字が縮小するには、米国からの輸出が増加する、米国への輸入
が減少する、その両方、の3つのシナリオが考えられます。徐々にドル安が進
んでいるため、米国からの輸出が増加することは否定しませんが、米国の雇用
環境が悪化している点を考えると、米国への輸入が減少するシナリオを避ける
ことは難しいでしょう。

 米国への輸入が減少することは、日本や中国の輸出が減少することにつなが
ります。米国は、経常赤字を拡大し続けることで、世界各国の輸出を受け入れ
てきました。今、起きつつあることは、そのパターンが崩れつつあるというこ
とです。米国を相手に経済成長を続ける、という当然視されてきたパターンは、
今後、徐々に通用しなくなるのでしょう。

村田雅志(むらた・まさし)
(FXCMジャパン・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。
2005年9月にGCIキャピタル・チーフエコノミスト。
2009年4月より専修大学客員教授。
2009年6月より現職。

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◆コラム「プライベートバンクの敷居が低くなった?」

 プライベートバンクの最低預入残が100万スイスフラン(約8900万円)
(金融機関によってこの最低預入残高は多少のばらつきがあるが)より引き下
げられているという記事が散見される(ほとんどの記事でプライベートバンク
とプライベートバンキング業務を実施している金融機関との区別が筆者によっ
てできていないのが気になるが)。金融危機により多くの富裕層も打撃を受け、
母数の顧客層が減少した事、またスイスの金融機関の守秘義務制度の一部崩壊
で客離れが進行したのが要因だと言われている。

 データ上では2008年、世界の金融市場からは12兆3000億ドル(約
1125兆円)の富が失われ、ミリオネアは15%減の860万人になってい
る。

 確かに、金融危機によりプライベートバンクの預り残が減少して彼等の収益
が悪くなっているのは否めないが、生粋のプライベートバンクはこのような状
況でも、得体のしれない新規顧客の口座をむやみやたらと開設するとは思えな
い。
 私の付き合いのあるプライベートバンカーは、新規顧客の口座を開設する場
合には非常に慎重である。確かに現在、アジア諸国でプライベートバンキング
業務を提供している金融機関は積極的に門戸を広げ、営業活動を実施している
が、スイスのプライベートバンク協会に属している銀行やその支店で、そのよ
うな営業をしているとはあまり耳にしない。
 この協会に属しているプライベートバンクでは、新規顧客のアカウントを開
設する時の通常ルートとしては既存顧客、会計士、弁護士からの紹介が大半で
あり、例え紹介先であっても入念な審査をクリアしてからでないと口座開設が
できないのが通常である。
 100年に1度の金融危機で、それすら変わってしまったというのであれば
しょうがないが、この協会に所属する銀行は200年近く営業している所が大
半である。守秘義務制度の緩和に関しての影響はあるが、そんな簡単に脈々と
受け継がれたポリシーの根底までが覆されるとは考えにくい。

 本題に戻るが、例えプライベートバンクの最低預り額のバーが下がり日本円
ベースで30百万円になったとしても、この金額で受ける事のできるサービス
に過剰な期待をしてはならない。何故ならばこれはあくまでも入口に立つ為に
必要な資金であるからだからである。我々、庶民にとっては大きな金額である
が、やはりこの金額でできる運用には残念ながら限界がある。

 プライベートバンク、プライベートバンキング業務を行っている金融機関が
最低預り残の金額を引き下げているのであれば逆に、顧客増によってサービス
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視していきたい。

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こう着状態

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 亀井静香先生、流石です。普段から結構無茶を平気で言う先生だなぁ〜と感じていましたが、先週は着任早々に銀行融資のモラトリアム案まで出てしまいました。
 元警察庁エリートで保守的な割にはリベラルな発言もあったりで面白い先生でしたが、ここ数年は郵政民営化反対の急先鋒であり、記憶では、1990年代末からの小渕内閣時代?に日銀への利上げ牽制発言など随分と物議を醸していました。まあ最近では何を言っても自身の政治生命維持だけが目的のように感じてしまいますが。

 私個人の感想としては、90年代前半に活躍し、政治力もあり案外良い政策なども推進した先生ってイメージもあったのですが、小泉内閣で「手のひら返し」のような被害?に遭って国民新党を立ち上げてからは、全てが「小泉憎し」が原動力になっているかの様相です。本当に日本の将来を想ってのことなのか?それとも小泉時代の政策を無きものにしようとしているのか?何が何でも郵政民営化を阻止したい!・・・って凄い勢いです。人の恨みって怖いです・・・。というか、まさかそんな理由で政治をされてしまうのでは国民は堪ったものではありません!それではただの老害です。

 私もサラリーマン時代を振り返えると、権力闘争(縄張り争い)をしているお偉いさん方の間で、過去の出来事(侮辱されたとか)や様々な経緯などが恨みへと変化し、それが本来の経営では無く、「仕返しの経営?」とも思える現場を見たこともあります。
 何故彼らは仲違いしているのか?と感じる場面では、よくよく考えると「そう言えば!」と思い当たる発言等があり、これをキッカケに「恨み」とか「あいつは嫌いだ!」と言った感情的な要因が原動力(原因)となっていることに気づくことも多々あった?・・・どころか、そんな理由で競合相手の会社に買収を仕掛けたとか、買った後にその憎い相手をクビにしたなんて・・・金融機関で勤務している中でも色々な話を見聞きしました。具体的にはご容赦ください(笑)。

 90年代半ばから連立政権が続きましたが、この僅か15年の間に政治の世界も様変わりし、とうとう政権交代となったものの、参院での連立が必要だとは言え民主党は困った人物を抱え込んでしまったかも知れません。来年の参院選に響かねば良いですが・・・。小泉政権時代には銀行への公的資金注入に対して「まるで社会主義国家だ!」と大騒ぎしていたのに、今度は手のひらを返して「返済猶予の見返りに銀行に資金注入するからいいじゃないか!」って…東大出のエリートが「ただの嘘つき」に変わってしまったことを知らしめてしまいましたね。無責任この上ありません。

 今回の選挙では、国民は民主党に対して特段の政治がなされると期待している程では無く、少なくとも税金の無駄遣いなど隠れていたものが開示されることで、ひょっとしたら良くなるキッカケになるかも知れない・・・程度の期待かも知れないのに、余計なことで足を引っ張られたくないですね。日本の政治の本番は参院選からなのでしょうから。

 亀井先生も政治家個人として目立つのは大事なことですが、余計な怨念で政治をして来年の参院選でいよいよ弱小政党全滅とならないように・・・。

 こんな政治状況ではいつまでも日本は変われませんし、仮に民主党の政策が市場の評価を得るとしても時間がかかるでしょうから、まだ暫くは景気回復期待は低いまま推移し、株式市場も一進一退が続きそうな雰囲気です。個別企業にしても今度の中間決算発表で多少数字が改善されても通期の上方修正までしてくる会社は少なそうです。為替が円高気味に推移していますし、元々が保守的な予想しか出さない国民性(そんな経営者ばかり)でもありますし。

 今回のコラムでは前回に続いて、新株発行によるダイリューションやMSCBなどについて書くつもりでしたが、億近の読者なら大抵のことはご存じですし、ただの愚痴になりそうと考え思い留まりました(笑)。

 少々気になるのは、またまた大手銀行が新株発行に踏み切るようだと、これだけ金余りの中でも需給改善が期待出来なくなりセンチメントも悪化しそうなことです。大局ではインデックスが大きく上がることは難しそうですが、何とか踏ん張っている間にそろそろ半期決算の予想修正が出てくる時期が近付いてきました。この半年間の資本財の動きは実際のところどうだったのか?景気動向を探る上でとても気になります。

(街のコンサルタント)

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億の近道2009/09/24

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投資情報メールマガジン                   2009/09/24

              イ意 の 近 道

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             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)

      ◆コラム「こう着状態」:街のコンサルタント

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◆コラム「こう着状態」

 亀井静香先生、流石です。普段から結構無茶を平気で言う先生だなぁ〜と感
じていましたが、先週は着任早々に銀行融資のモラトリアム案まで出てしまい
ました。
 元警察庁エリートで保守的な割にはリベラルな発言もあったりで面白い先生
でしたが、ここ数年は郵政民営化反対の急先鋒であり、記憶では、1990年
代末からの小渕内閣時代?に日銀への利上げ牽制発言など随分と物議を醸して
いました。まあ最近では何を言っても自身の政治生命維持だけが目的のように
感じてしまいますが。

 私個人の感想としては、90年代前半に活躍し、政治力もあり案外良い政策
なども推進した先生ってイメージもあったのですが、小泉内閣で「手のひら返
し」のような被害?に遭って国民新党を立ち上げてからは、全てが「小泉憎し」
が原動力になっているかの様相です。本当に日本の将来を想ってのことなのか?
それとも小泉時代の政策を無きものにしようとしているのか?何が何でも郵政
民営化を阻止したい!・・・って凄い勢いです。人の恨みって怖いです・・・。
というか、まさかそんな理由で政治をされてしまうのでは国民は堪ったもので
はありません!それではただの老害です。

 私もサラリーマン時代を振り返えると、権力闘争(縄張り争い)をしている
お偉いさん方の間で、過去の出来事(侮辱されたとか)や様々な経緯などが恨
みへと変化し、それが本来の経営では無く、「仕返しの経営?」とも思える現
場を見たこともあります。
 何故彼らは仲違いしているのか?と感じる場面では、よくよく考えると「そ
う言えば!」と思い当たる発言等があり、これをキッカケに「恨み」とか「あ
いつは嫌いだ!」と言った感情的な要因が原動力(原因)となっていることに
気づくことも多々あった?・・・どころか、そんな理由で競合相手の会社に買
収を仕掛けたとか、買った後にその憎い相手をクビにしたなんて・・・金融機
関で勤務している中でも色々な話を見聞きしました。具体的にはご容赦くださ
い(笑)。

 90年代半ばから連立政権が続きましたが、この僅か15年の間に政治の世
界も様変わりし、とうとう政権交代となったものの、参院での連立が必要だと
は言え民主党は困った人物を抱え込んでしまったかも知れません。来年の参院
選に響かねば良いですが・・・。小泉政権時代には銀行への公的資金注入に対
して「まるで社会主義国家だ!」と大騒ぎしていたのに、今度は手のひらを返
して「返済猶予の見返りに銀行に資金注入するからいいじゃないか!」って…
東大出のエリートが「ただの嘘つき」に変わってしまったことを知らしめてし
まいましたね。無責任この上ありません。

 今回の選挙では、国民は民主党に対して特段の政治がなされると期待してい
る程では無く、少なくとも税金の無駄遣いなど隠れていたものが開示されるこ
とで、ひょっとしたら良くなるキッカケになるかも知れない・・・程度の期待
かも知れないのに、余計なことで足を引っ張られたくないですね。日本の政治
の本番は参院選からなのでしょうから。

 亀井先生も政治家個人として目立つのは大事なことですが、余計な怨念で政
治をして来年の参院選でいよいよ弱小政党全滅とならないように・・・。

 こんな政治状況ではいつまでも日本は変われませんし、仮に民主党の政策が
市場の評価を得るとしても時間がかかるでしょうから、まだ暫くは景気回復期
待は低いまま推移し、株式市場も一進一退が続きそうな雰囲気です。個別企業
にしても今度の中間決算発表で多少数字が改善されても通期の上方修正までし
てくる会社は少なそうです。為替が円高気味に推移していますし、元々が保守
的な予想しか出さない国民性(そんな経営者ばかり)でもありますし。

 今回のコラムでは前回に続いて、新株発行によるダイリューションやMSC
Bなどについて書くつもりでしたが、億近の読者なら大抵のことはご存じです
し、ただの愚痴になりそうと考え思い留まりました(笑)。

 少々気になるのは、またまた大手銀行が新株発行に踏み切るようだと、これ
だけ金余りの中でも需給改善が期待出来なくなりセンチメントも悪化しそうな
ことです。大局ではインデックスが大きく上がることは難しそうですが、何と
か踏ん張っている間にそろそろ半期決算の予想修正が出てくる時期が近付いて
きました。この半年間の資本財の動きは実際のところどうだったのか?景気動
向を探る上でとても気になります。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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