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投資情報メールマガジン 2008/07/28
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週4回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:炎のファンドマネージャ&投資野おーちゃん)
◆コラム「ある日本人が経営する海外進出企業の新たな挑戦」:炎
◆コラム「新版・投資の王道(その11)」:投資野おーちゃん
◆コラム「太陽光発電を考える」:炎
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◆コラム「ある日本人が経営する海外進出企業の新たな挑戦」
ライブドア事件以来、新興企業受難の時代が続いています。官(役人)対民、
オールドエコノミー対ニューエコノミー、既得権温存勢力対改革勢力の構図が
改革派の小泉内閣、安部内閣から福田内閣へのバトンタッチで再び元に戻され
つつある中で日本の株式相場も新興市場を中心に再びとめどなく停滞をしてし
まっています。個人投資家の多くは市場から離れ、期待の外国人投資家も規制
の中で意気が上がらず、資金を引き上げていく始末では停滞も仕方がないと私
も素直な気持ちを述べざるを得ません。
それでも中には新たな可能性に賭けて事業展開を図るオールドベンチャー企
業が存在しています。今後の日本経済の生き方のヒントになれば幸いです。
【海外で事業に挑戦するベンチャー】
日本の上場企業の経営者が国内だけを見ている時代は既に過去のものとなり
ました。どのようなビジネスであれ市場を海外に求める時代となって文字通り
のワールドワイドな事業展開が求められるようになってきたと言うことができ
ます。市場の伸びが期待できない国内産業でもグローバルな視点でモノごとを
みないと、海外投資家の期待に応えられず自社株の評価すらおぼつかずに株価
水準を下げてしまうという結果となり市場から退出せざるを得ないケースも出
る始末ですから、一寸でも気を休めるわけにはいきません。
未上場のベンチャー企業でも市場を海外に求めて活動しながら発展の機会を
伺うことも多くなってきました。昨年の秋に私が出会いました経営者の一人で
ある和田衛氏(現オプトロム専務取締役)もそうした海外チャレンジ組の一人。
元商社マンで、人一倍の熱意をもって過去7年にわたり香港に単身赴任して
GTPI(グリーンテックパワーインターナショナル)社を設立し、ビジネス
を続けてこられた実績をもっています。
具体的なお仕事は鉛バッテリーの製造販売。鉛バッテリーは自動車産業とと
もに100年もの歴史をもっていて、今でも自動車のエンジン稼動に不可欠な
製品として世界中で巨大な市場を形成しています。実はそうした鉛バッテリー
は確たる技術革新がなく研究者の多くがほとんど見向きもしなくなった製品で
もありました。
なぜそうした鉛バッテリーを製品化して取り組もうとしたのかは約10年前
にある人物との出会いがあったためだそうです。
その人物というのは元東北大学の教授で長年にわたり米ユニオンカーバイド
のフェローも務められたバッテリー研究の権威として有名な小沢(コザワ)昭
弥博士(米ITE電池研究所理事長、オプトロム技術最高顧問)です。
鉛の量を25%から35%減らすことのできる小沢博士の開発した節鉛長寿
命バッテリーを中国の協力工場で製造してようやく品質等が認められて中近東
への輸出が昨年11月から本格化してきたというのです。その背景には鉛の価
格高騰がありましたし、長寿命化によるコストパフォーマンスの向上といった
ことがあったと考えられます。
その和田氏は中国経済に興味を持っていた私に対して自分の会社の置かれて
いる状況をお話されてから、わずか半年足らずで何名かの株主を説得し、オプ
トロム(7824・時価53円、時価総額9.7億円)という名古屋セントレ
ックスに上場する企業の100%子会社となって本年7月からまた新たな挑戦
を開始されました。M&Aが日常茶飯事となってきたとは言っても、今回のよ
うに日本人が経営する香港の企業をM&Aしたという事例は少ないものと思わ
れます。
香港の企業を買った国内を事業基盤とした企業は一気にグローバル化対応が
できることになりますし、香港の和田さんの会社はいきなり上場企業としての
信用力をもったことになります。信用力があるとこれまでよりも与信枠が広が
って一気にビジネスチャンスも拡大します。これで中近東への輸出拡大もはず
みがつくし、ブランド力のない製品に厳しい国内向けも大いに希望が持てます。
コストパフォーマンスを求めるニーズは大きいからです。
特にフォークリフトなどの業務用となればコスト削減ニーズに応えて売上増
も期待できるでしょう。
こうした事例はとても珍しいと和田氏と長年おつきあいされてきましたある
ベンチャーキャピタルの担当者は語っています。日本のIPO市場が厳しい状
態の中で事業規模が小さい企業はせっかくの成長の機会を逸してしまうことに
もなりかねません。未上場のベンチャー企業にとっては既存の上場企業と一緒
になって早期の事業規模拡大を狙うことがいかに効率的かを考えてみる必要が
ありそうですし、時価総額が50億円以下に留まっている中小規模の上場企業
も元気なベンチャーを取り込んで時価総額の向上に努めることは投資家にとっ
ては新たな夢と希望をもたらしてくれるものとなるのではないでしょうか。
私も今回のような事例をメルマガでもっと紹介することで、皆さんのような
投資家にもっと夢と希望を与えられるヒントをお届けできればと願っています。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「新版・投資の王道(その11)」
■中・長期投資のための銘柄徹底研究■
本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアッ
プする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選
んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考に
して判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や
各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。
<2410>キャリアデザインセンター
雑誌「type」、WEB、適職フェアなどで、転職情報を展開。いわゆる
第二新卒など、20代後半から、30代前半の人材をターゲットにする。19
93年設立、1994年『type』創刊。1997年、エンジニアtype」
創刊(隔月刊)、また「エンジニアtype」適職フェア初開催。売り上げ構
成は、WEB求人広告56%、情報誌求人広告20%、その他キャリア情報8
%、人材紹介17%。
<2411>ゲンダイエージェンシー
パチンコホールを主体とした広告会社。折り込みチラシ・DM・装飾用ポス
ター等の企画制作を行う。主に関東地域。売り上げ構成は、広告94%、中古
遊技機売買仲介6%。
<2412>ベネフィット・ワン
1996年、ビジネスマンの生協を作るとのビジョンのもと、パソナグルー
プの社内ベンチャー制度の第一号のビジネスコープとして創業(パソナが53.
3%の株式を保有する)。当初は中小企業への人材獲得手段としての福利厚生
充実を提案して業績を伸ばしたが、その後は大企業・自治体に包括的な福利厚
生システムの変革とソリューションを提案することによってさらに成長を遂げ
る。売り上げ構成は、福利厚生90%、物販10%。
<2413>ソネット・エムスリー
2000年9月に、<So−net>で有名なソニーコミュニケーションネ
ットワークを筆頭株主として設立。医療専門サイトの運営を通じて、製薬会社
の医師向け情報提供活動を支援する。社名のエムスリーは、医療(Medic
ine)、メディア(Media)、変容(Metamorphosis)の
3つのMを表す。2005年4月には、インターネット調査会社のマクロミル
と提携。製薬会社を顧客として、医療従事者に対するアンケート調査を行う。
エムスリー・ドットコム・キャリアという医師向け転職支援サービスや、医師
以外の一般患者向けに「AskDoctors」というサービスも行う。「A
skDoctors」に登録すると、エムスリーの運営する医療従事者限定ポ
ータルサイト「m3.com」に登録している医師12万人のうち「AskD
octors」サービスの趣旨に賛同した医師により、迅速・的確・親身なア
ドバイスを受けることが可能。セカンド・オピニオンに対するニーズが高まる
昨今において、一度に複数の医師に対して相談できるという新しいサービス。
売り上げ構成は、マーケティング支援83%、調査7%、その他9%。
(OH)
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「太陽光発電を考える」
【はじめに】
地球温暖化問題や原油の高騰から、このところ太陽光発電について投資家の
皆さんの関心が高まっています。先日、私が出席した勉強会や関連企業のプレ
ゼンテーションでも話題が沸騰。息の長いテーマとなるだけに億の近道でもこ
れから折に触れて話題にしていきたいテーマとなりそうです。
【太陽光発電とは】
シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光
エネルギーを太陽電池(半導体素子)で直接電気に変換する発電方法を太陽光
(ソーラー)発電と呼んでいます。既に日本でも一般家庭の住宅の屋根に設置
されて電力を起こして活用されています。
一般的な3.5kWクラスの場合、住宅の屋根としては35m2にパネルが設
置され、その年間発電量は3680kWh/年とされます。一般家庭の消費電
力は年間600kWhですので余った分が売電できることになります。設置し
てどのぐらい余剰電力が売れたとかを楽しんでいる方々も多いのかと思います。
設置コストは約230万円程度で法定耐用年数としては17年、耐用年数は2
0年程度と考えられています。かつては日本でも設置に対して補助金がついた
ので普及した時期がありましたが、その後は補助金制度がなくなって普及が止
まってしまったという経緯がありますが、ドイツなどが固定価格買取制度を1
991年から20年間義務化させて一気にソーラー発電の普及に努めたことも
あって日本でも環境意識の高まり、原油高を背景に再びソーラー発電の一般家
庭への普及に向けて補助金制度を復活させるという政策が打ち出されようとし
ています。
【市場規模】
日本での太陽光発電産業の規模は2007年度見込みで4500億円を突破
したと見られます。
サンシャイン計画が開始されたのは1974年からですが、産業規模が急速
に拡大したのは2000年代になってからです。2007年の世界の企業別生
産高を見ると1位はQ−Cells(ドイツ)で、2位はシャープ、3位はサ
ンテック(中国)、4位京セラ、5位ファーストソーラー(米国)となってい
て、上位5位までのうち2社が日本の企業で占められています。
日本ではシャープ、京セラに続いて三洋電、三菱電機、カネカと続いており、
世界の4分の1の生産量を誇っていますが、ドイツや中国などの新興勢力の追
い上げが活発です。
【コストと累積導入量】
日本での太陽光発電の累積導入量は補助金をつけて普及させているドイツが
2005年に日本を抜いてトップとなり2006年段階ではドイツ、日本、米
国の順となっています。
日本では1994年から2005年まで補助金制度が実施され1kWh当た
りのシステム価格は1993年の370円から2005年は66円にまで低下。
1kWh当たりの発電コストは260円から46円にまで低下してきました。
この結果、補助金制度を導入する前に比べ設置コストは約5分の1となり結果
として導入量は約60倍となりました。ただ、この制度が終わった2006年
も導入量は増加していますが設置コストや発電コストがわずかながら上昇して
います。現在の設置コスト68円/kWhに対して売電の際の収入は23円/
kWhとなっていますので、このあたりのギャップを埋める努力が求められま
す。
原子力(5.9円/kWh)や火力(7.3円/kWh)、風力(9円から
14円/kWh)といった他の発電システムのコストと比べても太陽光発電の
コスト(46円/kWh)はまだ相当に高いと言わざるを得ません。但し、原
子力には廃棄物処理のコストや安全対策のためのコストなどが含まれていませ
んので自然エネルギーの本命である太陽光発電のコストが高いとは言っても簡
単には比較できません。太陽光発電では原料となるシリコンの需給が逼迫し価
格高騰で入手できなくなっていることもネックとなっています。
【蓄電システムとの組み合わせが必要】
更に太陽光発電では天候に左右されるなど出力が不安定となってしまい、そ
れを補うための調整電源や蓄電池との組み合わせが必要となります。課題であ
った変換効率は薄膜シリコン系では15%−20%と推察されますが更なる向
上に向けて研究が続いています。第1世代の太陽電池は結晶性シリコンを活用
した太陽電池(発電コスト46円/kWh)で現在の主流となっていますが、
今後は第2世代太陽電池として薄膜シリコン、薄型結晶シリコン太陽電池、化
合物系薄膜太陽電池、有機材料・色素を活用した有機系太陽電池が注目されま
す。薄膜化することでコスト増要因となっていますシリコンの使用量を減少さ
せたり、シリコンの代替材料を活用したりすることで低コスト化が図れるもの
と期待されます。これによって発電コストは23円から14円/kWhまで下
がると期待されます。また、色素増感型の太陽電池ではシート状にすることが
できますのでビルなどの窓ガラスや住宅の屋根、クルマの天井などに貼って発
電することが可能です。変換効率が5%と低い上、寿命が短いのが欠点ですが
コストはシリコン系の10分の1程度しかなく実用化が期待されています。
第3世代の太陽電池では量子ナノ構造などの新材料・新構造を活用すること
で飛躍的に低コスト化を図ろうと研究されていますが実用化までに20年程度
かかると推察されます。
第2世代の太陽電池は板の上に薄膜を形成して製造しますので既存のディス
クメーカーでもビジネスチャンスがあると考えられます。現に台湾などでCD
やDVDを製造していたメーカーはソーラーパネルの製造にも注力しているそ
うです。
今後の太陽光発電では発電出力が自然条件に依存するため、出力の安定が不
可欠でそのために蓄電池システムの併設が必要となります。現状の1軒当たり
の蓄電池容量は約9.4kwh、設置費用は約120万円とされ設置によって
約12時間分の電力の蓄電が可能となります。つまりこうしたシステムまで入
れた太陽光発電システムのコストは約400万円かかることになります。パワ
ーコンディッショナと蓄電池、計測端末、制御端末などの機器をセットにした
屋外セットを太陽電池アレイ(3から5kw)と接続して使用する仕組みが必
要となります。
蓄電池システムのコストダウンも重要となります。蓄電池をリチウムイオン
にするか鉛バッテリーとするか選択肢が分かれますが現状においてコストが安
いのは鉛バッテリーと言えます。
【制度的後押しの中身】
ドイツの固定価格買取に対して日本でもRPS(Renewables
Portfolio Standard)法が2003年度から施行され小
売電気事業者に風力、太陽光、バイオマス等の新エネルギー等から発電される
電気を一定以上利用することを義務付けることで電力分野における新エネルギ
ー等の更なる導入が図られていますが、平成23年から26年の間に電気事業
者が太陽光発電による電力を利用する場合にその発電量を新エネルギーに比べ
て2倍にカウントする措置を図ることになっています。とは言え、ドイツの買
取価格が75円/kWhなのに対して日本では23円/kWhとなっていて圧
倒的な差があり、国際機関IEAはこれに対して早急に市場ベースに移行させ
るように勧告しています。
普及が進んだ後にドイツは元に戻すと考えられます。ただ、これに遅れてス
ペインなどの欧州各国は普及に向け高い買取価格を設定していますので日本の
ソーラーパネルメーカーもそうしたエリア向けの輸出に注力することになりま
す。
【当面の政策目標】
福田総理が掲げるソーラー発電導入の目標は2020年の導入量を現状の1
0倍、2030年には40倍にまで引き上げることになっていますが、そのた
めには電気事業者による世界最大級のメガソーラー発電の全国展開に加えて新
築住宅の7割以上が太陽光発電を採用しなければならない計算になると考えら
れます。
普及のためには技術革新と需要拡大による設置コストの低減が不可欠。ソー
ラーメーカーと住宅メーカー、自動車メーカーとのコラボ、工場、ビル、高速
道路側壁、公共用施設等への設置。住宅用、産業用としての設置支援。政府の
率先設置、RPS制度の運用強化、太陽光発電の普及を支える蓄電池の開発等
が目標として掲げられています。
【発電シェアはまだ0.2%以下】
再生可能な自然エネルギーとして騒がれている太陽光発電ですが実際には2
006年の段階で全世界の発電容量の0.12%を占めているに過ぎず、再生
可能エネルギー約5%に比べてもまだ普及していない。逆にまだそうした状況
なので今後大きく伸びていくとの期待が大きくなっています。日本の場合もま
だ0.5%のレベルに留まっており、足かせとなっている発電コストを下げて
いけば今後5年から10年で自立した産業になっていくと期待されます。
日本の場合は日照時間は13%でドイツ(9%)などの欧州各国と比べてま
だ恵まれています。
NEDOの目標としている2010年のkWh当たりのシステム価格33万
円、発電コスト23円/kWhが実現すれば一気に普及が進むと考えられます。
【08年より高成長に転じる太陽電池市場】
ある外資系証券の調査では2004年はドイツ市場の伸びで急拡大した太陽
電池市場ですが、ポリシリコンの不足が影響して2005年から2007年に
かけて成長率は3年連続して30%台に低下したとのことです。
ただ、2008年はポリシリコン生産の能力が増強されスペイン、イタリア
市場の急拡大などから76%の成長が見込まれています。これに続いて200
9年も79%成長が見込まれています。長期的には中国やインドなどの発展途
上国での普及も期待されており、完全にグローバルな製品として位置づけられ
ています。
【有望企業】
成長市場だけにソーラーセルメーカーなど関連企業はシェア拡大に向け生産
能力を高めようとしています。
国内では単結晶、多結晶系ソーラーではシャープ(6753)、京セラ(6
971)がリーダー的な役割を担っています。海外ではドイツのQ−Cell
sがトップシェアを握り、中国のサンテックがシリコンの確保を積極化し、急
成長。2008年はシェアトップに一躍躍り出ることが予想されます。
また米国のファーストソーラーは化合物半導体系で勢いがあります。
台湾のGintechも侮れない動きでその他台湾メーカーも虎視眈々とこ
の市場を狙っています。
ただ、ポリシリコン製造工場の増設が続き2009年以降はセルの供給過剰
が予想されますので競争の激化から価格が下落していくと見られています。
一方で薄膜系ソーラーセルも2009年から本格化してきます。シャープの
堺工場が稼動してくると一気に能力が高まりますが、この分野では米国のファ
ーストソーラーが最大手となっていますが、昭和シェル石油(5002)など
新たな企業が市場に参入しており今後のシェア争いが注目されます。
日本のポリシリコンメーカーではトクヤマ(4043)や三菱マテリアル
(5711)、大阪チタニウム(5726)が増設を計画しています。
シリコンに使用量を3分の1から5分の1に減らせる球状シリコン太陽電池
のフジプレアム(4237)、薄膜系の中では化合物半導体(CIGS)系の
太陽電池事業を推進するホンダ(7267)、多接合型太陽電池のカネカ(4
118)、三菱重工(7011)なども関連企業であるが、これらの設備投資
に関わるアルバック(6728)やキャノン系となったトッキ(9813)な
どの薄膜太陽電池製造装置メーカーが今後急速に業績を伸ばすものと期待され
ます。装置では昭和真空(6384)、三菱重工(7011)、東京エレクト
ロン(8035)、芝浦メカトロニクス(6590)なども新分野として注力
をしています。
このほか、旭硝子(5201)、日本板硝子(5202)などのガラスメー
カー、リンテック(7966)、東レ(3402)、ブリヂストン(5108)
などのバックシートメーカー、三井化学(4183)、エアウォーター(40
88)、大陽日酸(4091)などのモノシランガスメーカー、ターゲット材
の新日鉱ホールディングス(5016)、三井金属(5706)、東ソー(4
042)などが注目されます。
大手企業よりも中小ベンチャーで関連している企業がインパクトがあります
ので更に独自性のある事業、技術をもって取り組んでいる企業に注目したいと
思います。
意外なところではバッテリーとその制御機器、電源メーカーなどにビジネス
チャンスが広がりそうなことです。
そうした意味でバッテリー各社や富士電機(6504)、明電舎(6508)
、オリジン電気(6513)、神鋼電機(6507)、三社電機(6882)
などの制御機器、電源メーカーにも注目したいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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【炎氏よりPR】
【8月の購読者募集】
暑中お見舞い申し上げます。
いよいよ第1四半期の企業業績発表で今期の各上場企業の業績動向が一層明
らかになってきます。
先行き不安から売り込まれた銘柄の中には売られ過ぎゾーンに達した銘柄も
あって個別銘柄ごとに取り組み手法が異なって参ります。7月後半に見出した、
売られ過ぎ銘柄を私の有料メルマガでは今後積極的に皆さんにお届けしたいと
思っておりますのでお申し込み願えれば幸いです。
皆さんのご購読を心よりお待ち申し上げます。購読料は年間2万円となって
います。今回お申し込みの皆さんには私の特別サービス、「この若手経営者の
人となりを知ろう!!」と題したイベントに参加する機会をご用意しました。
東京周辺にお住まいの方だけでなく地方から東京にお見えの皆さんも経営者と
会って投資する機会をお持ち頂くと幸いです。
8月は
1.アドヴァン(7463)山形社長:ファッション性の高い高収益の石材、
建材メーカーの若手社長です。どういう人物か大いに人となりをご覧になって
投資に役立ててください。5日から7日にかけてのどこかで懇親会及び事業説
明会を開催します。
時価:542円(100株単位)
2.アイエスビー(9702)若尾社長:通信制御系ソフト開発の企業の若手
経営者です。今期の業績が下方修正になってから株価は下落傾向になっていま
すが、今後の事業展開は果たしてどうでしょうか?
8月14日に中間決算を発表予定ですが、その後の18日に読者の皆さんとの
懇親会を予定しています。
時価:545円(100株単位)
なお、購読申し込みの際に懇親会出席希望する(1ないし2)、希望しない
のいずれかを入れて下さい。
(炎)
有料メルマガの詳細は炎氏のサイトまで。
http://www.irisjapan.co.jp/join.htm
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