グローバル投資のポイント(88)

JUGEMテーマ:株・投資


■エコノミストが無意識に考えてしまう外需主導の日本経済■

 2月28日に発表された1月の鉱工業生産指数(速報)は、前の月に比べ2.0%の低下となり、市場予想(0.7%の低下)を大きく下回る結果となりました。業種別にみると、電子部品・デバイス、輸送機械、一般機械など鉱工業生産全体に占める割合の高い業種が指数を大きく押し下げています。

 また同時に発表された2、3月の生産見通しによると、2月が3%近く低下した後に、3月に3%弱上昇する見通しとなっています。仮に2、3月の鉱工業生産が見通しどおりに推移すると、1─3月期の鉱工業生産指数は、前期比2.5%の低下となり、4四半期ぶりに前期比マイナスに転じることになります。

 鉱工業生産指数は、景気との連動性が強いことで知られています。1月に指数が予想以上に低下し、1−3月期でみても前期比マイナスになるということは、機械的に考えれば、日本景気が(いよいよ)後退局面に突入したことになります。このためか鉱工業生産指数が発表された日、日経平均株価は、150円以上安い水準でスタートし、1万4千円台を割り込む水準で取引を終了しています。

 生産活動が鈍りつつあるのは、日本だけでなく欧米も同じです。2007年10−12月期の米国の生産は、4四半期ぶりのマイナスとなったほか、ユーロ圏の伸び率もほぼゼロとなっています。これを理由に、世界経済全体が景気後退に直面していると指摘するエコノミストもいます。

 興味深いのは、今後の日本の生産活動の行方は、輸出次第と指摘する声が強い点です。特に中国を始めとするアジア諸国への輸出が、注目ポイントであると指摘するエコノミストは多いようです。

 たしかに欧米の生産活動が鈍っているのですから、アジアに期待するのは自然のことかもしれません。しかし、そもそも輸出に頼らなくても、日本の内需が拡大すれば、生産活動が持ち直す可能性は高まります。鉱工業出荷内訳表によると、生産活動のうち輸出に振り向けられるのは2割弱で、8割以上は国内向け(内需)です。エコノミストとすれば、輸出の4倍以上の規模がある内需が拡大するか否かをポイントに指摘しても不思議ではないはずです。
 おそらくエコノミストの多くが、今後の生産活動のポイントとして、内需ではなく輸出動向を指摘するのは、そもそも内需に大きな期待を持っていないためでしょう。ただ、仮に輸出によって日本の生産活動が再拡大したとしても、それは単なる外需主導による景気拡大が繰り返されるだけです。エコノミストが生産活動のポイントとして、内需拡大を指摘するようになって、誰もが日本景気の拡大を実感できるようになるのかもしれません。

村田雅志(むらた・まさし)
(GCIキャピタル・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。05年9月より現職。

<主な著書>
「景気予測から始める株式投資入門」(パンローリング)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070
「絶対リターンを目指すオルタナティブ投資」(すばる舎)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784883994298

●●●●いよいよ登場した日本語によるヘッジファンド・メルマガ●●●●

世界の金融市場を縦横無尽に動き回るヘッジファンド。
しかし、ヘッジファンド業界に関する情報のほとんどは英語。。。。

日本語はOKだけど英語は苦手の方のために
ヘッジファンド業界を日本語で伝えるメルマガが誕生しました!!!

【ヘッジファンドジャーナル】
http://www.mag2.com/m/0000256832.html

 日本語ではなかなか得ることができないヘッジファンド事情を週に2回配信。
有名ヘッジファンドの情報や最先端の投資戦略を紹介。
主要なヘッジファンド・インデックスも合わせてお届けします。 

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


億の近道2008/02/29

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                   2008/02/29
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
          (本日の担当:村田雅志)

    ◆コラム「グローバル投資のポイント(88)」:村田 雅志

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◆コラム「グローバル投資のポイント(88)」

■エコノミストが無意識に考えてしまう外需主導の日本経済■

 2月28日に発表された1月の鉱工業生産指数(速報)は、前の月に比べ2.
0%の低下となり、市場予想(0.7%の低下)を大きく下回る結果となりま
した。業種別にみると、電子部品・デバイス、輸送機械、一般機械など鉱工業
生産全体に占める割合の高い業種が指数を大きく押し下げています。

 また同時に発表された2、3月の生産見通しによると、2月が3%近く低下
した後に、3月に3%弱上昇する見通しとなっています。仮に2、3月の鉱工
業生産が見通しどおりに推移すると、1─3月期の鉱工業生産指数は、前期比
2.5%の低下となり、4四半期ぶりに前期比マイナスに転じることになりま
す。

 鉱工業生産指数は、景気との連動性が強いことで知られています。1月に指
数が予想以上に低下し、1−3月期でみても前期比マイナスになるということ
は、機械的に考えれば、日本景気が(いよいよ)後退局面に突入したことにな
ります。このためか鉱工業生産指数が発表された日、日経平均株価は、150
円以上安い水準でスタートし、1万4千円台を割り込む水準で取引を終了して
います。

 生産活動が鈍りつつあるのは、日本だけでなく欧米も同じです。2007年
10−12月期の米国の生産は、4四半期ぶりのマイナスとなったほか、ユー
ロ圏の伸び率もほぼゼロとなっています。これを理由に、世界経済全体が景気
後退に直面していると指摘するエコノミストもいます。

 興味深いのは、今後の日本の生産活動の行方は、輸出次第と指摘する声が強
い点です。特に中国を始めとするアジア諸国への輸出が、注目ポイントである
と指摘するエコノミストは多いようです。

 たしかに欧米の生産活動が鈍っているのですから、アジアに期待するのは自
然のことかもしれません。しかし、そもそも輸出に頼らなくても、日本の内需
が拡大すれば、生産活動が持ち直す可能性は高まります。鉱工業出荷内訳表に
よると、生産活動のうち輸出に振り向けられるのは2割弱で、8割以上は国内
向け(内需)です。エコノミストとすれば、輸出の4倍以上の規模がある内需
が拡大するか否かをポイントに指摘しても不思議ではないはずです。

 おそらくエコノミストの多くが、今後の生産活動のポイントとして、内需で
はなく輸出動向を指摘するのは、そもそも内需に大きな期待を持っていないた
めでしょう。ただ、仮に輸出によって日本の生産活動が再拡大したとしても、
それは単なる外需主導による景気拡大が繰り返されるだけです。エコノミスト
が生産活動のポイントとして、内需拡大を指摘するようになって、誰もが日本
景気の拡大を実感できるようになるのかもしれません。

村田雅志(むらた・まさし)
(GCIキャピタル・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。05年9月より現職。

<主な著書>
「景気予測から始める株式投資入門」(パンローリング)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070
「絶対リターンを目指すオルタナティブ投資」(すばる舎)
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過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
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保守的な予想

JUGEMテーマ:株・投資


会社の業績見通しについて説明を聞く時、
”保守的に予想しております”
という言葉を聞くことが多いですね。

聞いているほうは単純に
”保守的か・・・じゃ、下方修正の可能性は小さいのかな?”
”うまくいったら上方修正も・・・”
なんて感じたりするものです。





さすがに皆さんそんなに単純じゃないですよね(笑)

では、このような説明を聞いたときどう対応すればよいでしょうか?
単純に信用しないまでも
”そんなの信用できるか?”
と全否定で疑ってかかる必要もないでしょう。

せっかく、投資したいと思った企業を見つけて検討している状況において
会社のコメントを聞くことができたのだから、参考にしましょう。

どのように参考にするか?
アナリストの方々は当然のことながらさまざまな知識をフル活用して独自の予想を出すことでしょう。

しかし、個人投資家の立場ではなかなかそうもいきません。

しかし、簡単なポイントを確認するだけでも結構参考になる情報はたくさんあります。

この場合、
”予想が保守的かどうか”
よりも
”保守的な予想の前提”
を知ることが重要です。


<予想の前提を確認>
保守的に見ている予想の前提を確認します。

○売上の見通しの前提
 事業環境および市場の現状と今後の見通し、他社動向
 その中でどんな戦略で、どのように売上を伸ばしていくか。
 市場が横ばいなのに、二桁の伸びとかいう予想をしている場合はおかしい。
 前提根拠をしっかり把握しなければ。

○コスト
 コストは原材料費、人件費、設備投資(減価償却費)などを把握しましょう。
 まず、その会社のビジネスにおいてこれらのコストのバランスがどうなって
 いるかを漠然とでも理解してなければいけません。
 製造業かサービス業かという見方だけである程度見えてきます。

 それらのコストの現状および今後の見通しを漠然と抑えましょう。
 傾向だけで十分だとおもいます。
 急激な変動がある場合は、ニュースになったり、
 各社の業績に大きく影響することで自然に耳に入ってくると思います。

○利益
 売上とコストがわかれば利益が出ます。
 簡単な話。

<情報のマッチング>
これらの自分で独自に調べた情報とマッチングします。
素人調査の素人知識でかまいません。
マッチングに違和感があれば、そこを突っ込みます。
厳しく突っ込むとIRの方は不機嫌になりますので
”教えてください”
というあくまでも謙虚な気持ちでやさしく突っ込んでください(笑)
間違っても
”株主だ!”
とか
”投資を検討している!”
ということで強気に出てはいけません。

で毎回蓄積した情報や知識を競合他社や上流工程(仕入先)、下流工程(販売先)の企業にもぶつけます。
すると自然と関連知識は膨らみます。


これで、やっと投資対象として検討していた企業のコメント
”保守的”
の信頼度が高まります。
この信頼度はあくまでも自分が投資するに当たって材料とする”信頼度”です。

自分で勝手に判断すればよいこと。


<注意!!>
 上記のことをちゃんとやると、それなりに時間を要します。
ここで失敗するパターンは
”こんなにがんばって調べたんだから、買いたい”
という気持ちを抑えられないこと。

重要なのは
調べた結果、
”今の株価が安いと判断できること”
理解が深まり、よい企業だということがわかっても、
安くなければ買っても儲からない。

せっかくよい企業だとわかってももし損したら、
嫌いな企業になっちゃうかも(笑)

しっかり割安であると判断してから買ってください!

(知の利)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2008/02/27

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                  2008/02/27号
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         (本日の担当:億近産業調査部 知の利)

          ◆コラム「保守的な予想」:知の利

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◆コラム「保守的な予想」

会社の業績見通しについて説明を聞く時、
”保守的に予想しております”
という言葉を聞くことが多いですね。

聞いているほうは単純に
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さすがに皆さんそんなに単純じゃないですよね(笑)

では、このような説明を聞いたときどう対応すればよいでしょうか?
単純に信用しないまでも
”そんなの信用できるか?”
と全否定で疑ってかかる必要もないでしょう。

せっかく、投資したいと思った企業を見つけて検討している状況において
会社のコメントを聞くことができたのだから、参考にしましょう。

どのように参考にするか?
アナリストの方々は当然のことながらさまざまな知識をフル活用して独自の
予想を出すことでしょう。

しかし、個人投資家の立場ではなかなかそうもいきません。

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ります。

この場合、
”予想が保守的かどうか”
よりも
”保守的な予想の前提”
を知ることが重要です。


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保守的に見ている予想の前提を確認します。

○売上の見通しの前提
 事業環境および市場の現状と今後の見通し、他社動向
 その中でどんな戦略で、どのように売上を伸ばしていくか。
 市場が横ばいなのに、二桁の伸びとかいう予想をしている場合はおかしい。
 前提根拠をしっかり把握しなければ。

○コスト
 コストは原材料費、人件費、設備投資(減価償却費)などを把握しましょう。
 まず、その会社のビジネスにおいてこれらのコストのバランスがどうなって
 いるかを漠然とでも理解してなければいけません。
 製造業かサービス業かという見方だけである程度見えてきます。

 それらのコストの現状および今後の見通しを漠然と抑えましょう。
 傾向だけで十分だとおもいます。
 急激な変動がある場合は、ニュースになったり、
 各社の業績に大きく影響することで自然に耳に入ってくると思います。

○利益
 売上とコストがわかれば利益が出ます。
 簡単な話。

<情報のマッチング>
これらの自分で独自に調べた情報とマッチングします。
素人調査の素人知識でかまいません。
マッチングに違和感があれば、そこを突っ込みます。
厳しく突っ込むとIRの方は不機嫌になりますので
”教えてください”
というあくまでも謙虚な気持ちでやさしく突っ込んでください(笑)
間違っても
”株主だ!”
とか
”投資を検討している!”
ということで強気に出てはいけません。

で毎回蓄積した情報や知識を競合他社や上流工程(仕入先)、下流工程(販売
先)の企業にもぶつけます。
すると自然と関連知識は膨らみます。


これで、やっと投資対象として検討していた企業のコメント
”保守的”
の信頼度が高まります。
この信頼度はあくまでも自分が投資するに当たって材料とする”信頼度”です。

自分で勝手に判断すればよいこと。


<注意!!>
 上記のことをちゃんとやると、それなりに時間を要します。
ここで失敗するパターンは
”こんなにがんばって調べたんだから、買いたい”
という気持ちを抑えられないこと。

重要なのは
調べた結果、
”今の株価が安いと判断できること”
理解が深まり、よい企業だということがわかっても、
安くなければ買っても儲からない。

せっかくよい企業だとわかってももし損したら、
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ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい

JUGEMテーマ:株・投資


■第46回■

 今日は奥さんの買い物に付き合って、午前中から出かけていました。出かける前まではニューヨーク市場が高かったので、日本の株式市場も堅調に推移していました。しかし4時ごろ戻ってみれば「な〜んだ、下げちゃったの」という感じです(苦笑)

 しかし真っ当に本業に精を出している企業の株価は1月22日ごろの最安値からは、随分戻した企業も多いです。

 自分のすでに所有している株が、決算内容がちょっと減益だというだけで、赤字になったわけでもないのにストップ安を二日もつづけてしまったような場合は、腹の立つことも多いでしょうし、不安になることもあるでしょう。でも、投資した会社の財務内容や過去の業績を知っていれば、それほど不安になることも無いでしょう。

 私の場合は、自分の老後を託すために、10年先でも日本や世界で必要とされる商品を作ったり、サービスを提供している企業で、業績の波はあろうとも、成長が確実視できると、自分が考えた企業ばかりです。

 しかも株主にも配慮が行き届き、優待や配当で、しっかり株主にも経済的効用を与えてくれている企業群がほとんどです。サブプライム問題のおかげで、このような将来性にも問題なく、財務内容にも不安の無い企業が、こんな安値で手に入るチャンスはめったにないと思います。

 まだまだ株価の乱高下は続いていくでしょうが、いずれは本当に利益を上げ続ける力を持っている企業には、投資資金は戻ってくると思います。

 中国やインド、その他の新興国が成長を続けるために日本の技術は必要不可欠だと思っています。地球の自然環境を守ることと世界の国々の成長とを調和させていくための技術を、日本企業は持っていると考えています。そんな企業の株をコツコツと拾っていこうと思います。

 最近は減益修正などが出るのを楽しみにしています。狙っている企業が、そんな決算を出し、株価が暴落した時は、拾ってやろうと、待ち構えています。しかし、そんな投資家が増えてきたんでしょうね。ストップ安を二日続けるような、おバカな状況は少なくなりました^^;

 それでは、ということで、自社株買いをセッセと行なっている企業の株価に注目するようになりました。需給から言えば、自社株買いをやることにより、浮動株は確実に吸い上げられていきます。あまりにも浮動株が多い企業の場合は分かりませんが、浮動株が少ない企業の株価には必ず後で効いて来ます。そこに信用の売り残が増えているならば、もう、いうことなし^^;もちろん将来的にも成長でき、財務内容が頑強な企業の株にしか、投資するつもりはありませんが、そんな株が暴落した時は、ぜひ拾っておこうと思います。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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億の近道2008/02/26

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投資情報メールマガジン                  2008/02/26号
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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

 ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(46)」:石川 臨太郎

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第46回■

 今日は奥さんの買い物に付き合って、午前中から出かけていました。出かけ
る前まではニューヨーク市場が高かったので、日本の株式市場も堅調に推移し
ていました。しかし4時ごろ戻ってみれば「な〜んだ、下げちゃったの」とい
う感じです(苦笑)

 しかし真っ当に本業に精を出している企業の株価は1月22日ごろの最安値
からは、随分戻した企業も多いです。

 自分のすでに所有している株が、決算内容がちょっと減益だというだけで、
赤字になったわけでもないのにストップ安を二日もつづけてしまったような場
合は、腹の立つことも多いでしょうし、不安になることもあるでしょう。でも、
投資した会社の財務内容や過去の業績を知っていれば、それほど不安になるこ
とも無いでしょう。

 私の場合は、自分の老後を託すために、10年先でも日本や世界で必要とさ
れる商品を作ったり、サービスを提供している企業で、業績の波はあろうとも、
成長が確実視できると、自分が考えた企業ばかりです。

 しかも株主にも配慮が行き届き、優待や配当で、しっかり株主にも経済的効
用を与えてくれている企業群がほとんどです。サブプライム問題のおかげで、
このような将来性にも問題なく、財務内容にも不安の無い企業が、こんな安値
で手に入るチャンスはめったにないと思います。

 まだまだ株価の乱高下は続いていくでしょうが、いずれは本当に利益を上げ
続ける力を持っている企業には、投資資金は戻ってくると思います。

 中国やインド、その他の新興国が成長を続けるために日本の技術は必要不可
欠だと思っています。地球の自然環境を守ることと世界の国々の成長とを調和
させていくための技術を、日本企業は持っていると考えています。そんな企業
の株をコツコツと拾っていこうと思います。

 最近は減益修正などが出るのを楽しみにしています。狙っている企業が、そ
んな決算を出し、株価が暴落した時は、拾ってやろうと、待ち構えています。
しかし、そんな投資家が増えてきたんでしょうね。ストップ安を二日続けるよ
うな、おバカな状況は少なくなりました^^;

 それでは、ということで、自社株買いをセッセと行なっている企業の株価に
注目するようになりました。需給から言えば、自社株買いをやることにより、
浮動株は確実に吸い上げられていきます。あまりにも浮動株が多い企業の場合
は分かりませんが、浮動株が少ない企業の株価には必ず後で効いて来ます。そ
こに信用の売り残が増えているならば、もう、いうことなし^^;もちろん将
来的にも成長でき、財務内容が頑強な企業の株にしか、投資するつもりはあり
ませんが、そんな株が暴落した時は、ぜひ拾っておこうと思います。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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石川臨太郎
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パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
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村田 雅志
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パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
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投資の王道(その93)

JUGEMテーマ:株・投資


■5年先・10年先に刈り取る日本株■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこれからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入するチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 今回も、前述の400〜500社の中から100社を中心とした興味深い企業について解説していきます。

<7859>アルメディオ
 1981年、株式会社エーベックス研究所として、東京都八王子市に設立。音楽用CDプレスの大手企業。、テストCDの世界シェアは75%。テストDVDも事業拡大中。オーディオ、ビデオ、コンピュータ周辺機器等の規準及び調整用テストテープ、テストディスクの開発、製造、販売。CD・DVDのOEM製造、販売 。DVDベリフィケーションラボラトリーの認証テスト及び各種ディスクの特性テスト受託 。光メディア用計測器の開発、製造、販売を行う。

<7915>日本写真印刷
 商業印刷、美術・書籍印刷に加え、印刷関連技術で産業資材・電子関連事業、さらにシステム開発、デジタルソリューション関連事業を手がける。1929年、創業者鈴木直樹が京都で印刷自営開始。1932年鈴木尚美社設立。1942年、鈴木尚美社を中心とする京都の印刷業者15社の企業合同により日本写真印刷有限会社が設立される。さらに、活版印刷の老舗・似玉堂を吸収合併して日本写真印刷株式会社が設立される。1961年、特殊印刷部門が発足。セロファンやビニールへの印刷技術を確立し包装材分野への進出を果たす。総合印刷中堅で多色印刷技術に優位性を持つ。一般印刷からエレクトロニクス関係など特殊印刷・イメージ処理へ展開。売上構成は、商業印刷物(27%)、書籍(8%)、産業資材・電子(65%)。海外売り上げ比率38%。

<7921>宝印刷
 ディスクロージャー事業大手企業。有価証券報告書の電子開示対応に注力。1952年、東京都港区に株式会社宝商会創業。1960年宝印刷株式会社設立。ディスクロージャー並びにIR関連物のコンサルティング、制作、印刷。ディスクロージャーに関連するソフトウェアの開発と販売。ディスクロージャーに関するセミナーの開催、書籍の出版を行う。

<7925> 前澤化成工業
 1937年創立。1954年前澤バルブ工業株式会社(現、前澤工業株式会社)が、樹脂部を分離独立させ同社が設立された。なお、設立当時の社名は、「硬質エンビ工業株式会社」で、1961年7月に現在の社名に改名された。
 事業内容は、1)硬質塩化ビニル管および継手の製造、販売、2)量水器ボックス・バルブ等上水道用機材の製造、販売、3)インバートマス・掃除口等下水道用機材器具の製造、販売、4)雑排水処理槽等住設用機器の製造、販売、5)合併処理浄化槽等水処理機器の製造、販売および工事。塩ビ製上下水道製品が収益源だが特に下水関連は高収益。前澤工業・給装の兄弟会社でもある。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

2つの中国株

JUGEMテーマ:株・投資


 〜株価は下落しているが個人投資家の関心は高い〜


 前回は中国へ出張したことをご報告しましたが、国の発展につれてそこで活動している企業も成長を続けている実態を知りたいと今回は日経のIR DAYに出席して東証に上場している中国企業2社のプレゼンを聞きに行ってきました。
 その2社というのはアジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)とチャイナボーチー(1412・東証1部)です。
 残念ながら時間の関係で前者だけしかお話を聞くことができませんでしたが、頂いた資料を拝見するといずれも高い成長性を備えていると考えられます。中国株、中国企業への個人投資家の関心は高いと考えられ今回のイベントには大勢の方々が集まっていました。

 中国という高成長国家を背景に日本の株式市場に上場した2社ですが当初は当然、高い評価を受け株価も大きく人気化しましたが、このところ日本の市場環境が悪化して久しぶりに株価を見るといずれも大きく下落してきています。
 日本の新興市場に上場する企業の業績がふらふらと低迷するのと違いこれらの企業の成長性は維持されていてますます高い成長を見込んでいますが、サブプライムローン問題から市場環境が悪化して、こうした企業にも警戒感が持たれてしまったということなのでしょう。

 12月決算の明るい見通しが示されたことでいずれも株価はリバウンドしつつありますが、日本にいながらにして高い成長力を備えた中国企業に投資できるチャンスですから日本の個人投資家の関心は高いのだろうと拝察されます。

 アジアメディアカンパニーでは社長の崔さんが自社の状況を淡々と説明されていて中国人経営者のまじめな一面を感じましたし、現状の業績が成長している姿を感じることができましたが、後でやり取りされた個人投資家とのQ&Aでは株価の大幅な下落、それもファイナンス時の下落を指摘され崔社長も若干戸惑っていたような印象です。業績がいくら良くても株価は短期的には需給で変動するということを改めて認識したが、問題はこれからも中国企業のファンダメンタルズが維持されて業績の拡大傾向が続くのかという本質的な問題にどう答えを見出せるのかということです。
 株価の下落に悩む投資家の本音が感じられたQ&Aでしたが、わずか1時間足らずの間に個人が感じた疑問(不満)を直接堂々とぶつけている姿は私にとっては驚きでもありました。東証の上場部長が冒頭に挨拶されてアジア企業を誘致されている実態を説明されていましたが、東証としてもIRに注力してそれぞれの株価がある程度維持されないとならないでしょうから、今後もこうしたイベントを通じて個人投資家を呼び込む努力がなされると思います。
 いくら成長企業とは言っても株価は大きく下落することがある。但し、下落した局面を投資のチャンスと見るかどうかは当然の如く個人投資家の判断に委ねられます。皆さんも一度吟味されてみてはどうでしょうか?
 成長のベクトルが違っていると判断されると評価がまた高まってくる可能性があります。

●アジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)
 時価:500円
 予想PER13.2倍

 テレビ番組ガイド事業をメインにビジネス展開。群雄割拠のテレビ広告代理市場にも注力し中国での電通を目指してシェアの拡大を図っている。事業エリアは中国北部。北京、青島、瀋陽、天津、ハルピンなど。戦略的投資家は日本の電通、NTTドコモ、伊藤忠、JSATなど。自己資本比率は87.2%。直近安値335円(2月8日)から上昇傾向。上場後高値は2055円(2007年7月)。

【業績推移】
    06.12期     07.12期   08.12期(予)
売上高 3255(百万円) 7485(百万円) 17050(百万円)
経常利益 900      1565       2321
EPS  19.4円     32.0円     37.9円

●チャイナボーチー(1412・東証1部)
 時価:147000円
 予想PER13.6倍

 中国の大手電力会社国華電力の系列として2002年に北京で設立された企業。中国の環境ソリューション企業として注目されている。環境保護投資を今後本格化させようと計画している中国で排煙脱硫装置などを中心にソリューションビジネスを展開。荏原、千代田化工、川重など日本企業の技術を導入。環境と中国というテーマに沿った企業として上場以来人気化しているがこのところの株価は調整傾向で直近安値は2月12日の96100円。上場後の高値は昨年9月の29万円。

【業績推移】
    06.12期      07.12期    08.12期(予)
売上高 19535(百万円) 31487(百万円) 48964(百万円)
経常利益 2309       2978       4747
EPS 80.7円      8611円       10782円

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2008/02/25

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2008/02/25

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
   (本日の担当:炎のファンドマネージャ&投資野おーちゃん)

  ◆コラム「2つの中国株」:炎
  ◆コラム「投資の王道(その93)」:投資野おーちゃん

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◆コラム「2つの中国株」

 〜株価は下落しているが個人投資家の関心は高い〜

 前回は中国へ出張したことをご報告しましたが、国の発展につれてそこで活
動している企業も成長を続けている実態を知りたいと今回は日経のIR DA
Yに出席して東証に上場している中国企業2社のプレゼンを聞きに行ってきま
した。
 その2社というのはアジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)
とチャイナボーチー(1412・東証1部)です。
 残念ながら時間の関係で前者だけしかお話を聞くことができませんでしたが、
頂いた資料を拝見するといずれも高い成長性を備えていると考えられます。
中国株、中国企業への個人投資家の関心は高いと考えられ今回のイベントには
大勢の方々が集まっていました。

 中国という高成長国家を背景に日本の株式市場に上場した2社ですが当初は
当然、高い評価を受け株価も大きく人気化しましたが、このところ日本の市場
環境が悪化して久しぶりに株価を見るといずれも大きく下落してきています。
 日本の新興市場に上場する企業の業績がふらふらと低迷するのと違いこれら
の企業の成長性は維持されていてますます高い成長を見込んでいますが、サブ
プライムローン問題から市場環境が悪化して、こうした企業にも警戒感が持た
れてしまったということなのでしょう。

 12月決算の明るい見通しが示されたことでいずれも株価はリバウンドしつ
つありますが、日本にいながらにして高い成長力を備えた中国企業に投資でき
るチャンスですから日本の個人投資家の関心は高いのだろうと拝察されます。

 アジアメディアカンパニーでは社長の崔さんが自社の状況を淡々と説明され
ていて中国人経営者のまじめな一面を感じましたし、現状の業績が成長してい
る姿を感じることができましたが、後でやり取りされた個人投資家とのQ&A
では株価の大幅な下落、それもファイナンス時の下落を指摘され崔社長も若干
戸惑っていたような印象です。業績がいくら良くても株価は短期的には需給で
変動するということを改めて認識したが、問題はこれからも中国企業のファン
ダメンタルズが維持されて業績の拡大傾向が続くのかという本質的な問題にど
う答えを見出せるのかということです。
 株価の下落に悩む投資家の本音が感じられたQ&Aでしたが、わずか1時間
足らずの間に個人が感じた疑問(不満)を直接堂々とぶつけている姿は私にと
っては驚きでもありました。東証の上場部長が冒頭に挨拶されてアジア企業を
誘致されている実態を説明されていましたが、東証としてもIRに注力してそ
れぞれの株価がある程度維持されないとならないでしょうから、今後もこうし
たイベントを通じて個人投資家を呼び込む努力がなされると思います。
 いくら成長企業とは言っても株価は大きく下落することがある。但し、下落
した局面を投資のチャンスと見るかどうかは当然の如く個人投資家の判断に委
ねられます。皆さんも一度吟味されてみてはどうでしょうか?
 成長のベクトルが違っていると判断されると評価がまた高まってくる可能性
があります。

●アジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)
 時価:500円
 予想PER13.2倍

 テレビ番組ガイド事業をメインにビジネス展開。群雄割拠のテレビ広告代理
市場にも注力し中国での電通を目指してシェアの拡大を図っている。事業エリ
アは中国北部。北京、青島、瀋陽、天津、ハルピンなど。戦略的投資家は日本
の電通、NTTドコモ、伊藤忠、JSATなど。自己資本比率は87.2%。
直近安値335円(2月8日)から上昇傾向。上場後高値は2055円(20
07年7月)。

【業績推移】
    06.12期     07.12期   08.12期(予)
売上高 3255(百万円) 7485(百万円) 17050(百万円)
経常利益 900      1565       2321
EPS  19.4円     32.0円     37.9円

●チャイナボーチー(1412・東証1部)
 時価:147000円
 予想PER13.6倍

 中国の大手電力会社国華電力の系列として2002年に北京で設立された企
業。中国の環境ソリューション企業として注目されている。環境保護投資を今
後本格化させようと計画している中国で排煙脱硫装置などを中心にソリューシ
ョンビジネスを展開。荏原、千代田化工、川重など日本企業の技術を導入。環
境と中国というテーマに沿った企業として上場以来人気化しているがこのとこ
ろの株価は調整傾向で直近安値は2月12日の96100円。上場後の高値は
昨年9月の29万円。

【業績推移】
    06.12期      07.12期    08.12期(予)
売上高 19535(百万円) 31487(百万円) 48964(百万円)
経常利益 2309       2978       4747
EPS 80.7円      8611円       10782円

(炎)

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 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「投資の王道(その93)」

■5年先・10年先に刈り取る日本株■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこ
 れからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入す
 るチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 今回も、前述の400〜500社の中から100社を中心とした興味深い企
業について解説していきます。

<7859>アルメディオ
 1981年、株式会社エーベックス研究所として、東京都八王子市に設立。
音楽用CDプレスの大手企業。、テストCDの世界シェアは75%。テストD
VDも事業拡大中。オーディオ、ビデオ、コンピュータ周辺機器等の規準及び
調整用テストテープ、テストディスクの開発、製造、販売。CD・DVDのO
EM製造、販売 。DVDベリフィケーションラボラトリーの認証テスト及び
各種ディスクの特性テスト受託 。光メディア用計測器の開発、製造、販売を
行う。

<7915>日本写真印刷
 商業印刷、美術・書籍印刷に加え、印刷関連技術で産業資材・電子関連事業、
さらにシステム開発、デジタルソリューション関連事業を手がける。1929
年、創業者鈴木直樹が京都で印刷自営開始。1932年鈴木尚美社設立。19
42年、鈴木尚美社を中心とする京都の印刷業者15社の企業合同により日本
写真印刷有限会社が設立される。さらに、活版印刷の老舗・似玉堂を吸収合併
して日本写真印刷株式会社が設立される。1961年、特殊印刷部門が発足。
セロファンやビニールへの印刷技術を確立し包装材分野への進出を果たす。総
合印刷中堅で多色印刷技術に優位性を持つ。一般印刷からエレクトロニクス関
係など特殊印刷・イメージ処理へ展開。売上構成は、商業印刷物(27%)、
書籍(8%)、産業資材・電子(65%)。海外売り上げ比率38%。

<7921>宝印刷
 ディスクロージャー事業大手企業。有価証券報告書の電子開示対応に注力。
1952年、東京都港区に株式会社宝商会創業。1960年宝印刷株式会社設
立。ディスクロージャー並びにIR関連物のコンサルティング、制作、印刷。
ディスクロージャーに関連するソフトウェアの開発と販売。ディスクロージャ
ーに関するセミナーの開催、書籍の出版を行う。

<7925> 前澤化成工業
 1937年創立。1954年前澤バルブ工業株式会社(現、前澤工業株式会
社)が、樹脂部を分離独立させ同社が設立された。なお、設立当時の社名は、
「硬質エンビ工業株式会社」で、1961年7月に現在の社名に改名された。
 事業内容は、1)硬質塩化ビニル管および継手の製造、販売、2)量水器ボ
ックス・バルブ等上水道用機材の製造、販売、3)インバートマス・掃除口等
下水道用機材器具の製造、販売、4)雑排水処理槽等住設用機器の製造、販売、
5)合併処理浄化槽等水処理機器の製造、販売および工事。塩ビ製上下水道製
品が収益源だが特に下水関連は高収益。前澤工業・給装の兄弟会社でもある。

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グローバル投資のポイント(87)

JUGEMテーマ:株・投資


■貿易関係から考える「冷凍ギョウザ事件」の原因究明策■

 昨年(2007年)における日本の中国(含む香港)向け輸出額は、17.4兆円となり、米国向け輸出額(16.9兆円)を暦年ベースで初めて上回りました。いわゆる「冷凍ギョウザ事件」が示すように、ここ数年間を振り返ると、日本と中国の経済的な結びつきは、米国との結びつきに比べると、急速に強まっています。おそらく中国向け輸出額は、今後も拡大を続け、いずれ香港を含めなくても米国向け輸出額を上回るのでしょう。

 日本企業の収益は、輸出額との連動性が強いことが知られています。日本が得意とする製造業において、生産活動が輸出額と連動するためです。円安になると円建ての輸出額が拡大し、日本企業の収益性が高まるのは、日本企業の収益性と輸出との関係を示す例といえます。

 日本の輸出において、中国の存在感が強まっていることから、日本企業の収益性は、今後、米国の経済情勢ではなく、中国の経済情勢に左右されるだろうと考える方もいるようです。たしかに、日本企業の収益性と輸出額の連動性が強いのであれば、こうした考え方は説得力があるように思えます。

 ただ、日本企業の収益性を示すといわれる日本株の動きは、米国株との連動性が強いのも事実です。たとえば、2001年以降、ドル建てでみた日経平均株価は、NYダウ30種平均株価とほぼ連動した推移を続けています。ここ半年くらいは、日本株の下落率は、世界的にみて大きいと思われた方も多いかもしれませんが、為替変動の影響を取り除くと、じつは日本株の下落幅は米国株と同じ程度です。つまり、日本の輸出における米国の存在感は中国に追い越されてしまいましたが、だからとって日本株(ひいては日本企業の収益性)における米国株(ひいては米国経済)の影響力が低下したわけではなさそうです。

 日本の輸出における米国の存在感が低下しても、日本企業の収益性に依然として大きな影響力を持つ理由の1つは、日本の対米貿易黒字が、依然として最大だからかもしれません。昨年における日本の貿易黒字は、10.8兆円でしたが、そのうち対米黒字は8.6兆円と、日本の貿易黒字の約8割を占めています。一方、日本の対中貿易は赤字であり、赤字額は約2.2兆円です。(またしても)「冷凍ギョウザ事件」が示すように、中国から大量の輸入製品が日本に流通していることを考えれば、対中貿易が黒字ではなく赤字であっても不思議ではありません。

 貿易関係だけで考えれば、日本企業にとって米国は、製品を受け入れてくれる魅力的な販売先といえる一方で、中国は今のところ一方的な販売先ではなく、相互に依存したパートナー的な存在といえそうです。何度も例に挙げて恐縮ですが、「冷凍ギョウザ事件」の原因究明も、どちらかが一方的に動くのではなく、双方が協力して解決策を探るほうが合理的なのかもしれません。

村田雅志(むらた・まさし)
(GCIキャピタル・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。05年9月より現職。

<主な著書>
「景気予測から始める株式投資入門」(パンローリング)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070
「絶対リターンを目指すオルタナティブ投資」(すばる舎)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784883994298

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