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投資情報メールマガジン 2008/02/25
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週4回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:炎のファンドマネージャ&投資野おーちゃん)
◆コラム「2つの中国株」:炎
◆コラム「投資の王道(その93)」:投資野おーちゃん
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◆コラム「2つの中国株」
〜株価は下落しているが個人投資家の関心は高い〜
前回は中国へ出張したことをご報告しましたが、国の発展につれてそこで活
動している企業も成長を続けている実態を知りたいと今回は日経のIR DA
Yに出席して東証に上場している中国企業2社のプレゼンを聞きに行ってきま
した。
その2社というのはアジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)
とチャイナボーチー(1412・東証1部)です。
残念ながら時間の関係で前者だけしかお話を聞くことができませんでしたが、
頂いた資料を拝見するといずれも高い成長性を備えていると考えられます。
中国株、中国企業への個人投資家の関心は高いと考えられ今回のイベントには
大勢の方々が集まっていました。
中国という高成長国家を背景に日本の株式市場に上場した2社ですが当初は
当然、高い評価を受け株価も大きく人気化しましたが、このところ日本の市場
環境が悪化して久しぶりに株価を見るといずれも大きく下落してきています。
日本の新興市場に上場する企業の業績がふらふらと低迷するのと違いこれら
の企業の成長性は維持されていてますます高い成長を見込んでいますが、サブ
プライムローン問題から市場環境が悪化して、こうした企業にも警戒感が持た
れてしまったということなのでしょう。
12月決算の明るい見通しが示されたことでいずれも株価はリバウンドしつ
つありますが、日本にいながらにして高い成長力を備えた中国企業に投資でき
るチャンスですから日本の個人投資家の関心は高いのだろうと拝察されます。
アジアメディアカンパニーでは社長の崔さんが自社の状況を淡々と説明され
ていて中国人経営者のまじめな一面を感じましたし、現状の業績が成長してい
る姿を感じることができましたが、後でやり取りされた個人投資家とのQ&A
では株価の大幅な下落、それもファイナンス時の下落を指摘され崔社長も若干
戸惑っていたような印象です。業績がいくら良くても株価は短期的には需給で
変動するということを改めて認識したが、問題はこれからも中国企業のファン
ダメンタルズが維持されて業績の拡大傾向が続くのかという本質的な問題にど
う答えを見出せるのかということです。
株価の下落に悩む投資家の本音が感じられたQ&Aでしたが、わずか1時間
足らずの間に個人が感じた疑問(不満)を直接堂々とぶつけている姿は私にと
っては驚きでもありました。東証の上場部長が冒頭に挨拶されてアジア企業を
誘致されている実態を説明されていましたが、東証としてもIRに注力してそ
れぞれの株価がある程度維持されないとならないでしょうから、今後もこうし
たイベントを通じて個人投資家を呼び込む努力がなされると思います。
いくら成長企業とは言っても株価は大きく下落することがある。但し、下落
した局面を投資のチャンスと見るかどうかは当然の如く個人投資家の判断に委
ねられます。皆さんも一度吟味されてみてはどうでしょうか?
成長のベクトルが違っていると判断されると評価がまた高まってくる可能性
があります。
●アジアメディアカンパニー(2149・東証マザーズ)
時価:500円
予想PER13.2倍
テレビ番組ガイド事業をメインにビジネス展開。群雄割拠のテレビ広告代理
市場にも注力し中国での電通を目指してシェアの拡大を図っている。事業エリ
アは中国北部。北京、青島、瀋陽、天津、ハルピンなど。戦略的投資家は日本
の電通、NTTドコモ、伊藤忠、JSATなど。自己資本比率は87.2%。
直近安値335円(2月8日)から上昇傾向。上場後高値は2055円(20
07年7月)。
【業績推移】
06.12期 07.12期 08.12期(予)
売上高 3255(百万円) 7485(百万円) 17050(百万円)
経常利益 900 1565 2321
EPS 19.4円 32.0円 37.9円
●チャイナボーチー(1412・東証1部)
時価:147000円
予想PER13.6倍
中国の大手電力会社国華電力の系列として2002年に北京で設立された企
業。中国の環境ソリューション企業として注目されている。環境保護投資を今
後本格化させようと計画している中国で排煙脱硫装置などを中心にソリューシ
ョンビジネスを展開。荏原、千代田化工、川重など日本企業の技術を導入。環
境と中国というテーマに沿った企業として上場以来人気化しているがこのとこ
ろの株価は調整傾向で直近安値は2月12日の96100円。上場後の高値は
昨年9月の29万円。
【業績推移】
06.12期 07.12期 08.12期(予)
売上高 19535(百万円) 31487(百万円) 48964(百万円)
経常利益 2309 2978 4747
EPS 80.7円 8611円 10782円
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「投資の王道(その93)」
■5年先・10年先に刈り取る日本株■
私の投資手法は、
1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこ
れからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入す
るチャンスのあった10社から20社程度である。
というものです。
今回も、前述の400〜500社の中から100社を中心とした興味深い企
業について解説していきます。
<7859>アルメディオ
1981年、株式会社エーベックス研究所として、東京都八王子市に設立。
音楽用CDプレスの大手企業。、テストCDの世界シェアは75%。テストD
VDも事業拡大中。オーディオ、ビデオ、コンピュータ周辺機器等の規準及び
調整用テストテープ、テストディスクの開発、製造、販売。CD・DVDのO
EM製造、販売 。DVDベリフィケーションラボラトリーの認証テスト及び
各種ディスクの特性テスト受託 。光メディア用計測器の開発、製造、販売を
行う。
<7915>日本写真印刷
商業印刷、美術・書籍印刷に加え、印刷関連技術で産業資材・電子関連事業、
さらにシステム開発、デジタルソリューション関連事業を手がける。1929
年、創業者鈴木直樹が京都で印刷自営開始。1932年鈴木尚美社設立。19
42年、鈴木尚美社を中心とする京都の印刷業者15社の企業合同により日本
写真印刷有限会社が設立される。さらに、活版印刷の老舗・似玉堂を吸収合併
して日本写真印刷株式会社が設立される。1961年、特殊印刷部門が発足。
セロファンやビニールへの印刷技術を確立し包装材分野への進出を果たす。総
合印刷中堅で多色印刷技術に優位性を持つ。一般印刷からエレクトロニクス関
係など特殊印刷・イメージ処理へ展開。売上構成は、商業印刷物(27%)、
書籍(8%)、産業資材・電子(65%)。海外売り上げ比率38%。
<7921>宝印刷
ディスクロージャー事業大手企業。有価証券報告書の電子開示対応に注力。
1952年、東京都港区に株式会社宝商会創業。1960年宝印刷株式会社設
立。ディスクロージャー並びにIR関連物のコンサルティング、制作、印刷。
ディスクロージャーに関連するソフトウェアの開発と販売。ディスクロージャ
ーに関するセミナーの開催、書籍の出版を行う。
<7925> 前澤化成工業
1937年創立。1954年前澤バルブ工業株式会社(現、前澤工業株式会
社)が、樹脂部を分離独立させ同社が設立された。なお、設立当時の社名は、
「硬質エンビ工業株式会社」で、1961年7月に現在の社名に改名された。
事業内容は、1)硬質塩化ビニル管および継手の製造、販売、2)量水器ボ
ックス・バルブ等上水道用機材の製造、販売、3)インバートマス・掃除口等
下水道用機材器具の製造、販売、4)雑排水処理槽等住設用機器の製造、販売、
5)合併処理浄化槽等水処理機器の製造、販売および工事。塩ビ製上下水道製
品が収益源だが特に下水関連は高収益。前澤工業・給装の兄弟会社でもある。
(OH)
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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りになっております。現在、2006年7月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
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編集者:億の近道発行プロジェクト
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