グローバル投資のポイント(77)

JUGEMテーマ:株・投資


■労働力人口が減ることで注目を集める経済指標とは■

 厚生労働省の雇用政策研究会は、女性や若者、高齢者らへの就業支援が進まない場合、10年後の労働力人口は、現在と比べ約440万人減少し、2030年には1070万人減少するとの推計を公表しました。同研究会は、この推計結果をもとにした報告書で、出産や子育てで職場を離れた女性の再就職支援や高齢者の雇用促進策などが不可欠と訴える予定です。

 労働力人口とは、働く意思のある15歳以上の人口を意味します。一般に、働く人の数が少なくなればなるほど、経済成長が難しくなる傾向にあるため、働く意思のある人を意味する労働力人口が減少すれば、それだけ日本の経済成長が今後は難しくなるといえます。正確な試算は難しいものの、仮に厚生労働省の推計どおりのペースで労働力人口が減れば、日本の実質GDP成長率は、2030年を待たなくても、年0.5から1%程度のマイナスになることもありえると思われます。

 労働力人口が減少する推計結果を発表した厚生労働省の研究会は、日本の経済成長が低下することを防ぐため、女性や高齢者が働く意思を持つようにいろいろな政策を実施すべきと考えているようです。たとえば、女性が出産をした後でも働けるように再就職を支援するほか、年金を受け取っている高齢者が給与を得ても年金を減額しない政策などが考えられます。

 ただ、たとえ政府が女性や高齢者の雇用を促進したとしても、その効果には限界があります。11月29日付の日本経済新聞は、今回の推計結果を報じる記事の中で、家事や子育てで仕事をあきらめている女性350万人、現在65歳以上の高齢者2700万人のうち1割(約300万人)が、働ける環境を作ることが重要と述べています。たしかに、その通りではありますが、仮に600万人もの女性や高齢者が働き出したとしても、推計結果である1070万人の減少を全て埋め合わせることはできません。

 単に労働力人口の減少に歯止めをかけたいのであれば、外国に住む方々を日本に招きいれ働いてもらう、いわゆる外国人労働者の受入策を促進することも考えられます。ただ、推計結果をまとめた厚生労働省の研究会は、女性や高齢者への対応には積極的であるものの、外国人労働者の受け入れに対しては(なぜか)慎重な姿勢を示しています。外国人労働者の受け入れには、文化や言葉の違いという難しい課題もあるため、今の厚生労働省には、難しい課題について述べる意思や能力がないのかもしれません。

 政策は何であれ、おそらく、このままだと労働力人口は減少する可能性が高いといえそうです。このため、あと10年くらい経つと、日本の経済成長は労働力人口の減少を通じて、それなりに低いものになると考えた方が無難のようです。

 日本国内の経済成長が低下する環境で我々の生活水準を低下させないようにするためには、海外から日本へより多くの資金が流入する仕組みを作る必要があります。たとえば海外株に投資をすることで、海外からキャピタルゲインや配当収入を増やすことや、海外債券への投資や海外の銀行に預金をすることで利子収入を増やすことなどがあげられます。

 最近ではあまり使われなくなりましたが、経済成長の尺度にはGDPのほかにGNPがあります。GNPは、国内総生産を示すGDPに国外で発生した配当や利子といった収入を加えた総額です。たとえば海外に出稼ぎをする方が多いとされるフィリピンの場合、海外で得た収入が多いことからGDPよりもGNPが大きい傾向にあります。労働力人口が減って日本国内の経済成長に期待が持てない状況になることを考えると、日本に住む方は、次第に日本のGDPではなく日本のGNPへの注目を高める気がします。

村田雅志(むらた・まさし)
(GCIキャピタル・チーフエコノミスト)

<筆者について>
三和総合研究所、三和銀行にて産業機械アナリスト、
UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、
2004年にGCIアセットマネジメント入社。05年9月より現職。

現在、コンテンツ事業の立ち上げに奮闘中。
GCIグループ初の投資情報サイト【Klugクルーク】にて、投資に関する
コラムを執筆中。http://www.gci-klug.jp/klugview/

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為替に興味がない方も、【クルーク為替占い】で
ぜひご自身の運勢を確認ください!!!!!

<主な著書>
「景気予測から始める株式投資入門」(パンローリング)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070
「絶対リターンを目指すオルタナティブ投資」(すばる舎)
 http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784883994298

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2007/11/30

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                   2007/11/30
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 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
           (本日の担当:村田雅志)

  ◆コラム「グローバル投資のポイント(77)」:村田 雅志

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◆コラム「グローバル投資のポイント(77)」

■労働力人口が減ることで注目を集める経済指標とは■

 厚生労働省の雇用政策研究会は、女性や若者、高齢者らへの就業支援が進ま
ない場合、10年後の労働力人口は、現在と比べ約440万人減少し、203
0年には1070万人減少するとの推計を公表しました。同研究会は、この推
計結果をもとにした報告書で、出産や子育てで職場を離れた女性の再就職支援
や高齢者の雇用促進策などが不可欠と訴える予定です。

 労働力人口とは、働く意思のある15歳以上の人口を意味します。一般に、
働く人の数が少なくなればなるほど、経済成長が難しくなる傾向にあるため、
働く意思のある人を意味する労働力人口が減少すれば、それだけ日本の経済成
長が今後は難しくなるといえます。正確な試算は難しいものの、仮に厚生労働
省の推計どおりのペースで労働力人口が減れば、日本の実質GDP成長率は、
2030年を待たなくても、年0.5から1%程度のマイナスになることもあ
りえると思われます。

 労働力人口が減少する推計結果を発表した厚生労働省の研究会は、日本の経
済成長が低下することを防ぐため、女性や高齢者が働く意思を持つようにいろ
いろな政策を実施すべきと考えているようです。たとえば、女性が出産をした
後でも働けるように再就職を支援するほか、年金を受け取っている高齢者が給
与を得ても年金を減額しない政策などが考えられます。

 ただ、たとえ政府が女性や高齢者の雇用を促進したとしても、その効果には
限界があります。11月29日付の日本経済新聞は、今回の推計結果を報じる
記事の中で、家事や子育てで仕事をあきらめている女性350万人、現在65
歳以上の高齢者2700万人のうち1割(約300万人)が、働ける環境を作
ることが重要と述べています。たしかに、その通りではありますが、仮に60
0万人もの女性や高齢者が働き出したとしても、推計結果である1070万人
の減少を全て埋め合わせることはできません。

 単に労働力人口の減少に歯止めをかけたいのであれば、外国に住む方々を日
本に招きいれ働いてもらう、いわゆる外国人労働者の受入策を促進することも
考えられます。ただ、推計結果をまとめた厚生労働省の研究会は、女性や高齢
者への対応には積極的であるものの、外国人労働者の受け入れに対しては(な
ぜか)慎重な姿勢を示しています。外国人労働者の受け入れには、文化や言葉
の違いという難しい課題もあるため、今の厚生労働省には、難しい課題につい
て述べる意思や能力がないのかもしれません。

 政策は何であれ、おそらく、このままだと労働力人口は減少する可能性が高
いといえそうです。このため、あと10年くらい経つと、日本の経済成長は労
働力人口の減少を通じて、それなりに低いものになると考えた方が無難のよう
です。

 日本国内の経済成長が低下する環境で我々の生活水準を低下させないように
するためには、海外から日本へより多くの資金が流入する仕組みを作る必要が
あります。たとえば海外株に投資をすることで、海外からキャピタルゲインや
配当収入を増やすことや、海外債券への投資や海外の銀行に預金をすることで
利子収入を増やすことなどがあげられます。

 最近ではあまり使われなくなりましたが、経済成長の尺度にはGDPのほか
にGNPがあります。GNPは、国内総生産を示すGDPに国外で発生した配
当や利子といった収入を加えた総額です。たとえば海外に出稼ぎをする方が多
いとされるフィリピンの場合、海外で得た収入が多いことからGDPよりもG
NPが大きい傾向にあります。労働力人口が減って日本国内の経済成長に期待
が持てない状況になることを考えると、日本に住む方は、次第に日本のGDP
ではなく日本のGNPへの注目を高める気がします。

村田雅志(むらた・まさし)
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過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
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 2003年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録し
た2枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

詳細はイノベーターズ・フォーラムのホームページまで。
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ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい




JUGEMテーマ:株・投資


■第34回■

 あいも変わらず、アメリカの株式市場の乱高下に一喜一憂し、問題の震源地のアメリカ以上に大きく下げる日本の株式市場です。

 先週までに発表された企業の中間決算で、当初予測より業績が増収増益になった企業でさえ、売りまくられるありさまでした。

 自分で買いに入って撤退した代表銘柄のSUMCOも森精機製作所もほんのわずかの間に半値以下に叩き落されてしまいました。そのほかにも、密かに監視銘柄にしていた大阪チタニュウムもミツミ電機も帝国電機製作所も今年の高値から半値近くに叩き落されている感じがします。

 企業の本質的価値を正確に計算できるとは思っていないし、企業の価値が所有している資産と、将来の稼ぎとの総和で決まるとするならば、将来の稼ぎなど誰にも分からないわけですから、企業の本質的価値も変ります。

 ただ、このメルマガでも過去に何度か書いてきたように、過去の儲けが蓄積されて目に見える資産に変わっているバランスシートを見ることと、過去の業績推移、四半期ごとの業績の状況、そして世界的な経済環境などを自分なりに斟酌して、投資候補の企業を調べてみれば、世間一般で言われているほど悲観的になる必要は無いんじゃないかと感じています。

 篭城作戦を取るならば、やはり配当の高い、そして自分にとって利用できる現金と同じ価値がある優待。その両者を合計した総合利回りの高い企業を、サクサクと掻き集め、篭城ファンドを構築することで、動いています^^;

 もちろん市場は感情で支配されたミスターマーケットの動きによって決まります。だから更に下げることも、大いにあると思っています。でも今買わないで、いつ買うというのでしょうか。正直そう思っています。ただし買うなら財務内容の良い企業。実質無借金で自己資本比率が高く、PERも10倍以下、PBRも1倍以下の銘柄で、配当優待総合利回りが3%を超えるものを定期預金代わりに持とうと考えて実行しています。

 配当優待総合利回りが10%を超えた三光マーケティングフーズ(2762)は自己資本比率77.2%です。そのほかにも高総合利回り株は沢山あります。たとえばスルガ(7874)配当優待総合利回り6.17%。自己資本比率86.0%。ペガサスミシン製造(6262)配当優待総合利回り5.34%。自己資本比率60.2%。日新商事(7490)配当優待総合利回り5.45%。自己資本比率58.3%。

 私の場合はカタログから好きな食品を選択できる食べ物ギフト券、お米券、ギフトカード(いわゆる商品券)、自分で使える優待券は現金と同じ効用があると見なしていますので、こんなに総合利回りが高くなります^^;

 その他にも配当優待総合利回りが4%を超えているものは、アプライド(3020)、きょくとう(2300)、マースエンジニアリング(6149)、アグレックス(4799)など、さがせばけっこう出てきます。

 配当や株主優待なんてものに目がくらみ、株価が下がったら、どうしようもないというご意見は当然あると思います。でもね、やっぱり株主還元をしっかりやっている企業のほうが、株価低迷期にも持ちこたえるモチベーションが高まりやすいのは確かです。

 株は安いときに、怖いよ〜、怖いよ〜とビクビク買うのがよろしいし、財務内容も業績も良い企業が感情にまかせて売りまくられた時に、こっそり拾っておくのが良いのではないかと信じています。

 そういいつつ買い増し続けたので、もうキャッシュを使いきって実弾切れを起こしたので、あとは指を咥えて相場の動きを眺めるだけになりました。かえってその方が気楽かもしれません(爆笑)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)





億の近道2007/11/27

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                   2007/11/27
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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)

 ◆コラム「定年後は株で楽しく暮らしたい(34)」:石川 臨太郎

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第34回■

 あいも変わらず、アメリカの株式市場の乱高下に一喜一憂し、問題の震源地
のアメリカ以上に大きく下げる日本の株式市場です。

 先週までに発表された企業の中間決算で、当初予測より業績が増収増益にな
った企業でさえ、売りまくられるありさまでした。

 自分で買いに入って撤退した代表銘柄のSUMCOも森精機製作所もほんの
わずかの間に半値以下に叩き落されてしまいました。そのほかにも、密かに監
視銘柄にしていた大阪チタニュウムもミツミ電機も帝国電機製作所も今年の高
値から半値近くに叩き落されている感じがします。

 企業の本質的価値を正確に計算できるとは思っていないし、企業の価値が所
有している資産と、将来の稼ぎとの総和で決まるとするならば、将来の稼ぎな
ど誰にも分からないわけですから、企業の本質的価値も変ります。

 ただ、このメルマガでも過去に何度か書いてきたように、過去の儲けが蓄積
されて目に見える資産に変わっているバランスシートを見ることと、過去の業
績推移、四半期ごとの業績の状況、そして世界的な経済環境などを自分なりに
斟酌して、投資候補の企業を調べてみれば、世間一般で言われているほど悲観
的になる必要は無いんじゃないかと感じています。

 篭城作戦を取るならば、やはり配当の高い、そして自分にとって利用できる
現金と同じ価値がある優待。その両者を合計した総合利回りの高い企業を、サ
クサクと掻き集め、篭城ファンドを構築することで、動いています^^;

 もちろん市場は感情で支配されたミスターマーケットの動きによって決まり
ます。だから更に下げることも、大いにあると思っています。でも今買わない
で、いつ買うというのでしょうか。正直そう思っています。ただし買うなら財
務内容の良い企業。実質無借金で自己資本比率が高く、PERも10倍以下、
PBRも1倍以下の銘柄で、配当優待総合利回りが3%を超えるものを定期預
金代わりに持とうと考えて実行しています。

 配当優待総合利回りが10%を超えた三光マーケティングフーズ(2762)
は自己資本比率77.2%です。そのほかにも高総合利回り株は沢山あります。
たとえばスルガ(7874)配当優待総合利回り6.17%。自己資本比率8
6.0%。ペガサスミシン製造(6262)配当優待総合利回り5.34%。
自己資本比率60.2%。日新商事(7490)配当優待総合利回り5.45
%。自己資本比率58.3%。

 私の場合はカタログから好きな食品を選択できる食べ物ギフト券、お米券、
ギフトカード(いわゆる商品券)、自分で使える優待券は現金と同じ効用があ
ると見なしていますので、こんなに総合利回りが高くなります^^;

 その他にも配当優待総合利回りが4%を超えているものは、アプライド(3
020)、きょくとう(2300)、マースエンジニアリング(6149)、
アグレックス(4799)など、さがせばけっこう出てきます。

 配当や株主優待なんてものに目がくらみ、株価が下がったら、どうしようも
ないというご意見は当然あると思います。でもね、やっぱり株主還元をしっか
りやっている企業のほうが、株価低迷期にも持ちこたえるモチベーションが高
まりやすいのは確かです。

 株は安いときに、怖いよ〜、怖いよ〜とビクビク買うのがよろしいし、財務
内容も業績も良い企業が感情にまかせて売りまくられた時に、こっそり拾って
おくのが良いのではないかと信じています。

 そういいつつ買い増し続けたので、もうキャッシュを使いきって実弾切れを
起こしたので、あとは指を咥えて相場の動きを眺めるだけになりました。かえ
ってその方が気楽かもしれません(爆笑)

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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村田 雅志
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パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
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炎の企業名当てクイズ(第1回:新興市場編)

JUGEMテーマ:株・投資


【はじめに】

 このところ株式市場の低迷が続いていますが、億の近道に集う執筆陣の一人としてはもっと読者の層を広げて個人投資家の皆さんの裾野を広げていく活動をしないとならないのではないかと思っています。株式市場が低迷する時期こそ新たな資金を抱えた若い投資家層に参画してもらう必要が出てきます。それには企業の名前を覚えて頂き、多少親しみをもって頂くことも重要なことだと思っています。
 この企画は多くの皆さんが注目している企業や話題の企業、私がひそかに注目していて私の有料メルマガで報告している企業名について、その事業内容等から類推してクイズ形式で皆さんにお答え願うことを主眼にしています。これから毎週10問、12月17日までの4回にわたり全部で40問のクイズがありますが株式投資にも参考になりそうな企業名当てクイズです。余り有名な企業ではない場合は難易度が高くなってきます。ヒントも参考にして企業名を当ててみて下さい。
 なお、正解は私の有料メルマガ日曜版に逸早く掲げて参ります。これから全4回、40問までお送りしますので、どうぞ宜しくご愛読、クイズへ挑戦のほど宜しくお願いします。
 なお、クイズに挑戦して頂いた各回の全問正解者の中から毎週抽選で数名の方にこちらで用意しました景品をプレゼントしたいと思います。これから年末までの最終回まで宜しくおつきあい下さい。

【新興市場編】

1.「WEBからシルクへ」をキャッチフレーズにユビキタス社会をリードする日本発の新たな試みに挑戦する佐賀県出身の天才的な社長が率いる企業と言えばどこ?

ヒント:この会社の株価は先週末現在で103万円。庶民には手が出しにくいかも知れませんが3分割権利落ちしたら手が出しやすくなるのかも・・・。


2.全国的な医薬品ネットワーク事業から調剤薬局チェーンの展開へと事業を拡大し、成長指向する札幌に本社を置くヘラクレス上場の企業と言えばどこ?

ヒント:この会社の株価は10万円と13万円の間で株価変動していたのに直近になって17.9万円まで急上昇した咎めが出て調整中です。


3.ダイエーの故中内オーナーが発案して創業され、このところの既存店好調が伝えられている英国風パブの展開で有名な企業とはどこ?

ヒント:この会社の株価は直近になって大株主が持ち株を手放すとの新聞報道が出され12万円前後から14万円台まで買われていました。


4.古本市場という名称で中古本の買取・販売の店舗を展開する企業で任天堂効果で業績の好調が伝えられている企業とはどこ?

ヒント:直近の同社の株価は堅調です。基本的には8000円から10000円の間で変動していますが、先週末は9990円まで株価がついてきました。今月発売のダイヤモンド・Zaiでも取り上げられているかと思います。


5.パブリックドメインの映画を漫画化するプロジェクトに参画した仙台に本社を置くCD、DVDのコンテンツ入りディスクの製造メーカーとはどこ?

ヒント:業績の下方修正を受けて株価は低迷し先週は32円となり時価総額は5億円割れ寸前となってきました。名証セントレックス上場です。


6.テレパル50という電話帳を長年手がけてきたが、ここ数年はITビジネスに取組み、事業の再構築を図ろうとしている最近ヤフーとの提携を発表した企業と言えばどこ?

ヒント:先週の株価は上場来安値242円になぜか急接近。週初のストップ高でついた402円から259円という安値をつけるなど異常な動きを見せる。


7.世界の4大チャンネルと言われるファッションTVを日本で放送するための日本の現地法人に4.7%出資。このプロモーションを受託し業績の拡大を図る企業とはどこ?

ヒント:渋谷に本社。社長の交代が激しく、投資家が不信感抱いて6980円まで株価下落したがこのところ多少戻ってきた。先週末は9800円で1株10000円以下で買える水準。


8.保育園や学童館、児童クラブといった子育て支援事業が急成長し、長期的に業績の大幅な拡大が期待されている企業とはどこ?

ヒント:大和証券出身の山口社長が率いる新成長企業。このところの株価は30万円台で推移。


9.企業間電子商取引向けソフトを主力としたR&D型のITベンチャーで上場後の株価が低迷しているが来期からの成長に自信を示している企業とはどこ?

ヒント:8月安値7万3300円。10月の戻り高値17万1000円。時価は10万5000円。次世代EDIの成長に期待。


10.文書・画像処理システムの開発・販売会社で東京・目黒に本社を置き来期の業績が大きく伸びる見通しの企業と言えばどこ?

ヒント:昨年10月に公募価格10万円でジャスダック市場に上場したが、その後業績を下方修正したこともあって株価は低迷。9月には38100円まで下落したがこのところは5万円前後で穏健な動き。


【今回の景品】

 パブリックドメインの映画を弘兼憲史さん監修の漫画にまとめた作品(カサブランカ、駅馬車、シャレード、嵐が丘)の一タイトル(販売価格税込み1449円)を4名の方にお届けします。これらの作品は11月17日全国の書店で発売開始されたばかりです。皆さんもお手に取ってご覧になって下さい。なお、当選者の発表は発送をもってかえさせて頂きます。クイズに挑戦される方は解答と住所、氏名をご記入の上、メールにて億の近道までお送り下さい。今回のクイズの締め切りは11月30日とします。okuchika.mail@gmail.com
今回の景品提供は株式会社漫画バンク様です。
皆さんぜひクイズに挑戦して景品をゲットして下さい。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

投資の王道(その85)

JUGEMテーマ:株・投資


■5年先・10年先に刈り取る日本株■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこれからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入するチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 今回も、前述の400〜500社の中から100社を中心とした興味深い企業について解説していきます。

<7503>アイ・エム・アイ
 2003年4月に実施された医療費の自己負担率の拡大や特定機能病院への包括払い制度の導入、2004年4月に実施された国立大学・国立病院の独立行政法人化や診療報酬の改訂などにより医療機器産業を取り巻く環境は激変し、医療機関の購入数量・価格とも下落傾向にある。また2005年4月の改正薬事法の施行を目前に控え、企業には医療機器の市販前・市販後の安全管理責任が、急激に強く課せられるようになった。
このような環境の中で、1)医療機関にとって付加価値の高いサービスを開発・提供するため、顧客へのアクセスがより近い新東京オフィスを開設。2)医療機関の現場レベルでの市販後の機器安全管理体制向上のため、機器履歴管理システムFSS(フィールド・サポート・システム)の稼動を開始。3)米国バイアシス社製最新人工呼吸器、浜松ホトニクス社製脳酸素測定装置など、新商品の市場開発を積極的に実施。などの営業努力で、2004年連結業績の増収・増益を達成。医療機器の輸入販売が主力事業であり、海外の多数の医療機器メーカーとのネットワークが財産。最近では、医療機器レンタル・メンテナンス事業・教育(機器の適正使用法・保守管理安全など)に注力。売り上げ構成は、生体機能補助・代行機器21%、生体現象計測・生体情報モニタ13%、その他商品14%、子会社等独自品11%、レンタル20%、メンテナンス21%。(2004年12月期)1974年設立。

<7535>グッドマン
 設立は昭和50年。同社では、『カテーテル』と呼ばれるチューブを介して病気の診断及び治療を行う医療技術・機器の開発、導入を積極的に行ってきた。この技術は、低侵襲的(傷を最小限にとどめること)に、安全に、迅速に、心臓循環器分野の診断・治療を可能にするシステム。売り上げ構成は、血管内検査用カテーテル36.6%、血管内治療用カテーテル51.7%、人工臓器2.7%、医療用検査機器2.0%、その他商品7.0%。また、売り上げの92%がディスポーザブルタイプの医療機器。

<7545>西松屋チェーン
 1956年設立。ベビー・子どものくらし用品専門店チェーン。ロードサイド大型店460店舗を全国展開。本社は兵庫県姫路市。PB商品を中心とした低価格戦略が特徴。売り上げ構成は、子供衣料35%、育児・服飾雑貨49%、ベビー・マタニティー衣料16%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

■大原よりお知らせ■

 私の友人の甘粕正が本を出版しました。投資家・ビジネスマン向けに、東洋のユダヤ人といわれる客家(はっか)の成功哲学を易しく説明しています。

『客家(はっか)18の金言』 甘粕正(あまかす・ただし)著 講談社
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784062142632

東洋のユダヤ人=客家たちは、なぜゼロから大成功したのか?
 孫文、トウ小平、李登輝、陳水扁、リー・クアンユー、コラソン・アキノ、李嘉誠(香港NO.1財閥首領)、林紹良(インドネシアNO.1財閥首領)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

あなたならどの外食企業を支持しますか?その2

JUGEMテーマ:株・投資


 〜外食10番勝負、その勝者の行方は?〜

 ミシュランのガイドブックで三ツ星レストランとして選ばれたお店が大変な人気になっているようです。飲食ビジネスは一定の席にいかにたくさんのお客さんに来てもらってお金を落としてもらうかが鍵となりますが、たくさん来てもらうと今度は質が落ちてしまう可能性もありますので、行き過ぎた来店数にどう対処できるのかがこれから三ツ星をもらったお店にとっても工夫のしどころです。
 私の親しくさせて頂いています料亭の濱田屋でも今回、三ツ星を得たとのことでこの場をお借りして心よりご祝辞を申し上げます。「おめでとうございました!!」
 おかみさんの本当にうれしそうなお顔をテレビで拝見して、良かったですねと思う反面、大変ですねとも言いたくなる忙しさが待っているに違いありません。ましてや濱田屋は老舗料亭で政治家の懇談の場所にもなっているとの話題にもなっていますので大変です。皆さんも予約を入れてもなかなか取れないかと思いますが、実はこの濱田屋に姉妹店があるという事をご存知でしょうか。六本木のミッドタウンにできた玄冶店濱田屋東京ミッドタウンhttp://www.hamadaya-midtown.com/なら気軽に和食が楽しめるかもしれませんから、ぜひともご予約の上、お立ち寄り下さい。

 さて、ミシュランガイドの発表など知らずにこの外食ビジネスの企業比較を開始したのですが、ある意味株式市場の格付けは味や店の雰囲気などとは違った観点でもなされるのが興味深いところです。それでもレストランひらまつはグループ企業が二ツ星に選ばれるなど少なからぬ効果をもたらすのかも知れません。ミシュランで三ツ星に選ばれるとそれを維持しないとなりませんので、後が大変。
 継続的なナショナルチェーンを展開する企業は価格勝負と品質勝負、目に見えないサービス勝負で競争を勝ち抜く必要があります。皆さんの日ごろの支持がないとビジネスは衰退していくに違いありません。日常生活で活用してもらえる外食企業こそが、これからの時代において生き残っていけるものと考えられます。

 では、前回に続く今回は外食10番勝負シリーズの第2回目です。今回の対決はミシュランに合わせたわけではありませんがイタリアンとフレンチ。あくまで株式市場での動向や業績など冷静に眺めての評価となります。
 今回はミシュラン並みに星で評価付けして最終的に軍配を上げる方を決めます。

【イタリアン対決】

3.サイゼリヤ(7581)VS WDI(3068)

●サイゼリヤ(7581)☆☆☆

今期予想売上高860億円
同経常利益85億円
時価(先週末終値):1692円
時価総額:885億円
配当金:18円
単元株:100株
優待制度あり:8月末現在の100株以上の株主に30%の割引券5枚(1枚で4名まで使用可)

 低価格イタリアンレストランを展開。小商圏に合致したリーズナブルで品質の高いメニューを用意して効率的な店舗運営を図っています。前期の決算はこうした効率性の追求が効果を表し、期初計画を大きく上回る好決算となりました。今期は期初の段階では売上、経常利益ともに一桁成長とやや慎重な見通しですが、事業内容は向上していることが説明会では確認されました。飲食業界は2010年以降、淘汰の道を歩むとの社長の考え方から日本で残れる4、5社程度の中の一つとして自らを認識して、その段階から一気に拡大する姿勢の様子。決算発表後に株価は2000円を突破していたが、このところ調整色を
強めています。中長期的な視点で生き残れる企業との認識を持てば再度の人気復活もありうるところで、同社への評価は高い評価は続くと思われます。連結従業員数は1600名で、WDIと比べて効率の良さが光ります。

●WDI(3068)☆☆

今期予想売上高206億円
同経常利益4億27百万円
時価(先週末終値):503円
時価総額:32億円
配当金:12円
単元株:100株
優待制度あり:3月末現在の500株以上の株主に10000円相当の自社グループ優待券

 カジュアルイタリアンレストラン「カプリチョーザ」を国内外で展開。アメリカンなトニーローマ、ハードロックカフェなどの店舗も展開。欧州など海外での売上が4分の1を占める。昨年12月に公募価格1050円でJASDAQに上場してから株価は一貫して下落歩調。このところようやく、落ち着いてきた感じだが、低水準。前期の決算悪化から今期の回復を見込むがなおも不透明で今期の業績達成が見えないと株価の底打ちは期待しにくい感がしますが収益性が向上するなら現在の時価総額は割安感が出てきます。但し、従業員数は900名を超えており、売上規模に比してやや多い感がします。もっと効率性
を上げないと競争に勝っていけないのではないかと判断されます。

評価:効率性の高さから長期的な成長も期待できますサイゼリヤの勝ち。但し一時的に小型株特有の株価変動がWDIには見られる可能性もあります。つまり、25万円程度の投資で3月末の株主には配当金6000円と優待券10000円相当をあわせて16000円のリターンが期待されますWDIも評価の余地があります。


【フレンチ対決】

4.サンマルク(3395)VS ひらまつ(2764)

●サンマルク(3395)☆☆☆

今期予想売上高342億円
同経常利益68億円
時価:5560円
時価総額:633億円
配当金:53円
単元株:100株
優待制度あり:3月末現在の100株以上の株主に20%割引カード(回転寿司は10%割引)

 ベーカリーレストラン・サンマルクやサンマルクカフェ、高級回転寿司、鎌倉パスタベーカリーレストランバケットなどの業態を展開。売上高営業利益率20%の確保が業態展開のポイントで、直営で実験をしながらFC店での展開を図ってきました。片山社長は冷静で目立たず余分なことをしないで安定した成長を続けることを念頭に置いて事業を展開しています。良い時こそ次の一手を考えていく姿勢を貫いています。平成7年12月に株式を店頭公開した時の決算は経常利益8.8億円でしたが、12年経過した今期は68億円を見込んでいます。業界環境は厳しい状況にありますが、今後も着実に成長していくこ
とができると判断されます。
 おかわり自由のパンの価格は原材料高で年末にかけ平均10円の値上げとなりますが、同社の業績は粗利率の高い業態の伸びで来期も安定した伸びが期待されます。
 優待券目当ての個人投資家は現状において56万円が必要です。5000円割れの水準も先般ありましたので、できるだけ安くなった水準で投資されないとメリットはないのかも知れません。


●ひらまつ(2764)☆☆☆

今期予想売上高101.2億円
同経常利益7.92億円
時価:61100円
時価総額:46億円
配当金:1500円
単元株:1株
優待制度あり:9月末、3月末の1株以上の株主に10%割引券(枚数不明)及び有償でのフェア招待

 高級フレンチレストラン(ブランド名:ひらまつ)と高級イタリアンレストラン(ブランド名:アソ)を展開。将来的に世界ナンバーワンのレストラン企業となることを目標に事業展開。フランスのレストランひらまつは一ツ星レストランとしてブランド力を備えているなど世界的なレストランとして国際的な評価を受けています。ある意味、ファッション界と同様にブランド戦略がポイントとなるため、2つの内部ブランドのほか有名な外部ブランドも導入して事業の拡大を図る戦略をとっています。なお、今回のミシュランではリストランテASOが二つ星を獲得。アルジェント ASO、レストランひらまつ、メゾ
ンポール ボキューズ、キャーブひらまつが一つ星を獲得しています。レストラン業界は厳しい競争が続いており、前期は経常減益を余儀なくされましたが前期出店した7店舗がフル稼働するために今期の業績は大きく伸びる見通しです。将来的には売上高300億円、経常利益30億円を目指す意向です。

評価:身近な存在の中級レストランと高級感あるレストランと比べるのは酷です。最初は事業規模などを勘案してサンマルクに軍配を上げようと思っていましたが、ミシュラン騒動もあって、ひらまつも捨てがたい気がしてきました。株式相場が低迷しているのに高級感あるレストランでもないだろうという意見もありますが、今回は引き分けとします。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2007/11/26

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2007/11/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
   (本日の担当:炎のファンドマネージャー&投資野おーちゃん)

   ◆コラム「あなたならどの外食企業を支持しますか?その2」:炎
   ◆コラム「投資の王道(その85)」:投資野おーちゃん
   ◆コラム「炎の企業名当てクイズ(第1回:新興市場編)」:炎

===================================

◆コラム「あなたならどの外食企業を支持しますか?その2」

 〜外食10番勝負、その勝者の行方は?〜

 ミシュランのガイドブックで三ツ星レストランとして選ばれたお店が大変な
人気になっているようです。飲食ビジネスは一定の席にいかにたくさんのお客
さんに来てもらってお金を落としてもらうかが鍵となりますが、たくさん来て
もらうと今度は質が落ちてしまう可能性もありますので、行き過ぎた来店数に
どう対処できるのかがこれから三ツ星をもらったお店にとっても工夫のしどこ
ろです。
 私の親しくさせて頂いています料亭の濱田屋でも今回、三ツ星を得たとのこ
とでこの場をお借りして心よりご祝辞を申し上げます。「おめでとうございま
した!!」
 おかみさんの本当にうれしそうなお顔をテレビで拝見して、良かったですね
と思う反面、大変ですねとも言いたくなる忙しさが待っているに違いありませ
ん。ましてや濱田屋は老舗料亭で政治家の懇談の場所にもなっているとの話題
にもなっていますので大変です。皆さんも予約を入れてもなかなか取れないか
と思いますが、実はこの濱田屋に姉妹店があるという事をご存知でしょうか。
六本木のミッドタウンにできた玄冶店濱田屋東京ミッドタウン
http://www.hamadaya-midtown.com/
なら気軽に和食が楽しめるかもしれませんから、ぜひともご予約の上、お立ち
寄り下さい。

 さて、ミシュランガイドの発表など知らずにこの外食ビジネスの企業比較を
開始したのですが、ある意味株式市場の格付けは味や店の雰囲気などとは違っ
た観点でもなされるのが興味深いところです。それでもレストランひらまつは
グループ企業が二ツ星に選ばれるなど少なからぬ効果をもたらすのかも知れま
せん。ミシュランで三ツ星に選ばれるとそれを維持しないとなりませんので、
後が大変。
 継続的なナショナルチェーンを展開する企業は価格勝負と品質勝負、目に見
えないサービス勝負で競争を勝ち抜く必要があります。皆さんの日ごろの支持
がないとビジネスは衰退していくに違いありません。日常生活で活用してもら
える外食企業こそが、これからの時代において生き残っていけるものと考えら
れます。

 では、前回に続く今回は外食10番勝負シリーズの第2回目です。今回の対
決はミシュランに合わせたわけではありませんがイタリアンとフレンチ。あく
まで株式市場での動向や業績など冷静に眺めての評価となります。
 今回はミシュラン並みに星で評価付けして最終的に軍配を上げる方を決めま
す。

【イタリアン対決】

3.サイゼリヤ(7581)VS WDI(3068)

●サイゼリヤ(7581)☆☆☆

今期予想売上高860億円
同経常利益85億円
時価(先週末終値):1692円
時価総額:885億円
配当金:18円
単元株:100株
優待制度あり:8月末現在の100株以上の株主に30%の割引券5枚(1枚
で4名まで使用可)

 低価格イタリアンレストランを展開。小商圏に合致したリーズナブルで品質
の高いメニューを用意して効率的な店舗運営を図っています。前期の決算はこ
うした効率性の追求が効果を表し、期初計画を大きく上回る好決算となりまし
た。今期は期初の段階では売上、経常利益ともに一桁成長とやや慎重な見通し
ですが、事業内容は向上していることが説明会では確認されました。飲食業界
は2010年以降、淘汰の道を歩むとの社長の考え方から日本で残れる4、5
社程度の中の一つとして自らを認識して、その段階から一気に拡大する姿勢の
様子。決算発表後に株価は2000円を突破していたが、このところ調整色を
強めています。中長期的な視点で生き残れる企業との認識を持てば再度の人気
復活もありうるところで、同社への評価は高い評価は続くと思われます。
連結従業員数は1600名で、WDIと比べて効率の良さが光ります。

●WDI(3068)☆☆

今期予想売上高206億円
同経常利益4億27百万円
時価(先週末終値):503円
時価総額:32億円
配当金:12円
単元株:100株
優待制度あり:3月末現在の500株以上の株主に10000円相当の自社グ
ループ優待券

 カジュアルイタリアンレストラン「カプリチョーザ」を国内外で展開。アメ
リカンなトニーローマ、ハードロックカフェなどの店舗も展開。欧州など海外
での売上が4分の1を占める。昨年12月に公募価格1050円でJASDA
Qに上場してから株価は一貫して下落歩調。このところようやく、落ち着いて
きた感じだが、低水準。前期の決算悪化から今期の回復を見込むがなおも不透
明で今期の業績達成が見えないと株価の底打ちは期待しにくい感がしますが収
益性が向上するなら現在の時価総額は割安感が出てきます。但し、従業員数は
900名を超えており、売上規模に比してやや多い感がします。もっと効率性
を上げないと競争に勝っていけないのではないかと判断されます。

評価:効率性の高さから長期的な成長も期待できますサイゼリヤの勝ち。但し
一時的に小型株特有の株価変動がWDIには見られる可能性もあります。つま
り、25万円程度の投資で3月末の株主には配当金6000円と優待券100
00円相当をあわせて16000円のリターンが期待されますWDIも評価の
余地があります。


【フレンチ対決】

4.サンマルク(3395)VS ひらまつ(2764)

●サンマルク(3395)☆☆☆

今期予想売上高342億円
同経常利益68億円
時価:5560円
時価総額:633億円
配当金:53円
単元株:100株
優待制度あり:3月末現在の100株以上の株主に20%割引カード(回転寿
司は10%割引)

 ベーカリーレストラン・サンマルクやサンマルクカフェ、高級回転寿司、鎌
倉パスタベーカリーレストランバケットなどの業態を展開。売上高営業利益率
20%の確保が業態展開のポイントで、直営で実験をしながらFC店での展開
を図ってきました。片山社長は冷静で目立たず余分なことをしないで安定した
成長を続けることを念頭に置いて事業を展開しています。良い時こそ次の一手
を考えていく姿勢を貫いています。平成7年12月に株式を店頭公開した時の
決算は経常利益8.8億円でしたが、12年経過した今期は68億円を見込ん
でいます。業界環境は厳しい状況にありますが、今後も着実に成長していくこ
とができると判断されます。
 おかわり自由のパンの価格は原材料高で年末にかけ平均10円の値上げとな
りますが、同社の業績は粗利率の高い業態の伸びで来期も安定した伸びが期待
されます。
 優待券目当ての個人投資家は現状において56万円が必要です。5000円
割れの水準も先般ありましたので、できるだけ安くなった水準で投資されない
とメリットはないのかも知れません。


●ひらまつ(2764)☆☆☆

今期予想売上高101.2億円
同経常利益7.92億円
時価:61100円
時価総額:46億円
配当金:1500円
単元株:1株
優待制度あり:9月末、3月末の1株以上の株主に10%割引券(枚数不明)
及び有償でのフェア招待

 高級フレンチレストラン(ブランド名:ひらまつ)と高級イタリアンレスト
ラン(ブランド名:アソ)を展開。将来的に世界ナンバーワンのレストラン企
業となることを目標に事業展開。フランスのレストランひらまつは一ツ星レス
トランとしてブランド力を備えているなど世界的なレストランとして国際的な
評価を受けています。ある意味、ファッション界と同様にブランド戦略がポイ
ントとなるため、2つの内部ブランドのほか有名な外部ブランドも導入して事
業の拡大を図る戦略をとっています。なお、今回のミシュランではリストラン
テASOが二つ星を獲得。アルジェント ASO、レストランひらまつ、メゾ
ンポール ボキューズ、キャーブひらまつが一つ星を獲得しています。レスト
ラン業界は厳しい競争が続いており、前期は経常減益を余儀なくされましたが
前期出店した7店舗がフル稼働するために今期の業績は大きく伸びる見通しで
す。将来的には売上高300億円、経常利益30億円を目指す意向です。

評価:身近な存在の中級レストランと高級感あるレストランと比べるのは酷で
す。最初は事業規模などを勘案してサンマルクに軍配を上げようと思っていま
したが、ミシュラン騒動もあって、ひらまつも捨てがたい気がしてきました。
株式相場が低迷しているのに高級感あるレストランでもないだろうという意見
もありますが、今回は引き分けとします。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

===================================

◆コラム「投資の王道(その85)」

■5年先・10年先に刈り取る日本株■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこ
 れからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入す
 るチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 今回も、前述の400〜500社の中から100社を中心とした興味深い企
業について解説していきます。

<7503>アイ・エム・アイ
 2003年4月に実施された医療費の自己負担率の拡大や特定機能病院への
包括払い制度の導入、2004年4月に実施された国立大学・国立病院の独立
行政法人化や診療報酬の改訂などにより医療機器産業を取り巻く環境は激変し、
医療機関の購入数量・価格とも下落傾向にある。また2005年4月の改正薬
事法の施行を目前に控え、企業には医療機器の市販前・市販後の安全管理責任
が、急激に強く課せられるようになった。
このような環境の中で、1)医療機関にとって付加価値の高いサービスを開発
・提供するため、顧客へのアクセスがより近い新東京オフィスを開設。2)医
療機関の現場レベルでの市販後の機器安全管理体制向上のため、機器履歴管理
システムFSS(フィールド・サポート・システム)の稼動を開始。3)米国
バイアシス社製最新人工呼吸器、浜松ホトニクス社製脳酸素測定装置など、新
商品の市場開発を積極的に実施。などの営業努力で、2004年連結業績の増
収・増益を達成。医療機器の輸入販売が主力事業であり、海外の多数の医療機
器メーカーとのネットワークが財産。最近では、医療機器レンタル・メンテナ
ンス事業・教育(機器の適正使用法・保守管理安全など)に注力。売り上げ構
成は、生体機能補助・代行機器21%、生体現象計測・生体情報モニタ13%、
その他商品14%、子会社等独自品11%、レンタル20%、メンテナンス2
1%。(2004年12月期)1974年設立。

<7535>グッドマン
 設立は昭和50年。同社では、『カテーテル』と呼ばれるチューブを介して
病気の診断及び治療を行う医療技術・機器の開発、導入を積極的に行ってきた。
この技術は、低侵襲的(傷を最小限にとどめること)に、安全に、迅速に、心
臓循環器分野の診断・治療を可能にするシステム。売り上げ構成は、血管内検
査用カテーテル36.6%、血管内治療用カテーテル51.7%、人工臓器2.
7%、医療用検査機器2.0%、その他商品7.0%。また、売り上げの92
%がディスポーザブルタイプの医療機器。

<7545>西松屋チェーン
 1956年設立。ベビー・子どものくらし用品専門店チェーン。ロードサイ
ド大型店460店舗を全国展開。本社は兵庫県姫路市。PB商品を中心とした
低価格戦略が特徴。売り上げ構成は、子供衣料35%、育児・服飾雑貨49%、
ベビー・マタニティー衣料16%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

■大原よりお知らせ■

 私の友人の甘粕正が本を出版しました。投資家・ビジネスマン向けに、東洋
のユダヤ人といわれる客家(はっか)の成功哲学を易しく説明しています。

『客家(はっか)18の金言』 甘粕正(あまかす・ただし)著 講談社
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784062142632

東洋のユダヤ人=客家たちは、なぜゼロから大成功したのか?
 孫文、トウ小平、李登輝、陳水扁、リー・クアンユー、コラソン・アキノ、
李嘉誠(香港NO.1財閥首領)、林紹良(インドネシアNO.1財閥首領)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「炎の企業名当てクイズ(第1回:新興市場編)」

【はじめに】

 このところ株式市場の低迷が続いていますが、億の近道に集う執筆陣の一人
としてはもっと読者の層を広げて個人投資家の皆さんの裾野を広げていく活動
をしないとならないのではないかと思っています。株式市場が低迷する時期こ
そ新たな資金を抱えた若い投資家層に参画してもらう必要が出てきます。それ
には企業の名前を覚えて頂き、多少親しみをもって頂くことも重要なことだと
思っています。
 この企画は多くの皆さんが注目している企業や話題の企業、私がひそかに注
目していて私の有料メルマガで報告している企業名について、その事業内容等
から類推してクイズ形式で皆さんにお答え願うことを主眼にしています。これ
から毎週10問、12月17日までの4回にわたり全部で40問のクイズがあ
りますが株式投資にも参考になりそうな企業名当てクイズです。余り有名な企
業ではない場合は難易度が高くなってきます。ヒントも参考にして企業名を当
ててみて下さい。
 なお、正解は私の有料メルマガ日曜版に逸早く掲げて参ります。これから全
4回、40問までお送りしますので、どうぞ宜しくご愛読、クイズへ挑戦のほ
ど宜しくお願いします。
 なお、クイズに挑戦して頂いた各回の全問正解者の中から毎週抽選で数名の
方にこちらで用意しました景品をプレゼントしたいと思います。これから年末
までの最終回まで宜しくおつきあい下さい。

【新興市場編】

1.「WEBからシルクへ」をキャッチフレーズにユビキタス社会をリードす
る日本発の新たな試みに挑戦する佐賀県出身の天才的な社長が率いる企業と言
えばどこ?

ヒント:この会社の株価は先週末現在で103万円。庶民には手が出しにくい
かも知れませんが3分割権利落ちしたら手が出しやすくなるのかも・・・。


2.全国的な医薬品ネットワーク事業から調剤薬局チェーンの展開へと事業を
拡大し、成長指向する札幌に本社を置くヘラクレス上場の企業と言えばどこ?

ヒント:この会社の株価は10万円と13万円の間で株価変動していたのに直
近になって17.9万円まで急上昇した咎めが出て調整中です。


3.ダイエーの故中内オーナーが発案して創業され、このところの既存店好調
が伝えられている英国風パブの展開で有名な企業とはどこ?

ヒント:この会社の株価は直近になって大株主が持ち株を手放すとの新聞報道
が出され12万円前後から14万円台まで買われていました。


4.古本市場という名称で中古本の買取・販売の店舗を展開する企業で任天堂
効果で業績の好調が伝えられている企業とはどこ?

ヒント:直近の同社の株価は堅調です。基本的には8000円から10000
円の間で変動していますが、先週末は9990円まで株価がついてきました。
今月発売のダイヤモンド・Zaiでも取り上げられているかと思います。


5.パブリックドメインの映画を漫画化するプロジェクトに参画した仙台に本
社を置くCD、DVDのコンテンツ入りディスクの製造メーカーとはどこ?

ヒント:業績の下方修正を受けて株価は低迷し先週は32円となり時価総額は
5億円割れ寸前となってきました。名証セントレックス上場です。


6.テレパル50という電話帳を長年手がけてきたが、ここ数年はITビジネ
スに取組み、事業の再構築を図ろうとしている最近ヤフーとの提携を発表した
企業と言えばどこ?

ヒント:先週の株価は上場来安値242円になぜか急接近。週初のストップ高
でついた402円から259円という安値をつけるなど異常な動きを見せる。


7.世界の4大チャンネルと言われるファッションTVを日本で放送するため
の日本の現地法人に4.7%出資。このプロモーションを受託し業績の拡大を
図る企業とはどこ?

ヒント:渋谷に本社。社長の交代が激しく、投資家が不信感抱いて6980円
まで株価下落したがこのところ多少戻ってきた。先週末は9800円で1株1
0000円以下で買える水準。


8.保育園や学童館、児童クラブといった子育て支援事業が急成長し、長期的
に業績の大幅な拡大が期待されている企業とはどこ?

ヒント:大和証券出身の山口社長が率いる新成長企業。このところの株価は
30万円台で推移。


9.企業間電子商取引向けソフトを主力としたR&D型のITベンチャーで上
場後の株価が低迷しているが来期からの成長に自信を示している企業とはどこ?

ヒント:8月安値7万3300円。10月の戻り高値17万1000円。時価
は10万5000円。次世代EDIの成長に期待。


10.文書・画像処理システムの開発・販売会社で東京・目黒に本社を置き来
期の業績が大きく伸びる見通しの企業と言えばどこ?

ヒント:昨年10月に公募価格10万円でジャスダック市場に上場したが、そ
の後業績を下方修正したこともあって株価は低迷。9月には38100円まで
下落したがこのところは5万円前後で穏健な動き。


【今回の景品】

 パブリックドメインの映画を弘兼憲史さん監修の漫画にまとめた作品(カサ
ブランカ、駅馬車、シャレード、嵐が丘)の一タイトル(販売価格税込み14
49円)を4名の方にお届けします。これらの作品は11月17日全国の書店
で発売開始されたばかりです。皆さんもお手に取ってご覧になって下さい。な
お、当選者の発表は発送をもってかえさせて頂きます。クイズに挑戦される方
は解答と住所、氏名をご記入の上、メールにて億の近道までお送り下さい。
今回のクイズの締め切りは11月30日とします。okuchika.mail@gmail.com
今回の景品提供は株式会社漫画バンク様です。
http://www.mangabank.net/business/
皆さんぜひクイズに挑戦して景品をゲットして下さい。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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せんか?ベテランの投資家も株式投資を始めたばかりの方も変動の激しい相場
展開の中で個別銘柄の情報を得ながら投資の参考にしてみませんか?価格は創
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(炎)

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日々雑感

JUGEMテーマ:ビジネス


 前回、足下の価格低迷が厳しいDRAM業界と、それに合わせて来年の半導体の設備投資のイメージを書かせていただきました。明るいニュースがしばらくでにくい両産業でしたが、今回は明るくなりつつある産業、液晶装置について少しお話したいと思います。

 みなさん御存じのように、液晶パネル業界は昨年非常に厳しい状況にありました。需給が緩んだことにより、パネル価格の下落が止まらず、収益悪化が避けられない状況にあったのです。が、各社、設備投資を絞ったり、稼働を調整することで、ようやく今年の春頃に価格が底を打ちました。逆に、好調はPC(特にノートPC)需要を背景に、パネル価格が上がりだしたのです。現状もまだ高値圏で推移しております。価格が高値で安定しているのは、絞った設備投資のおかげで新しいキャパがあまりでていないことが背景にあると思われます(値上がった製品は、基本PCモニターやノートPC向けで、TV向けのパネルは32インチのみで値上がりを見せました)。

 このように、価格が反転したおかげで各社の業績、キャッシュフローは急改善を見せております。そして未だに需給は崩れていない、となると当然その先に来るのは次の設備投資となるわけです。LPLやAUの08年の設備投資のガイダンスは、対07年で増加を示しておりました。すでに良い兆候は表れており、先日発表された東京エレクトロンや大日本スクリーンの7−9月期の液晶向けの受注は急改善を見せております。受注を開示していない液晶装置メーカーも、改善傾向にあるのは間違いないとコメントするなど、来年は液晶装置各社の業績が結構楽しみになってくると思っています。こういった足下の動向を踏まえ、来年の液晶設備投資見通しは25−30%前後の伸びと予測されている証券会社が多いのだと思います。

 昨日出たアルバックの1Qの決算は前年同期比で大減益、なおかつ受注も良いとはいえない水準でしたが、株価は下がりませんでした。株価のメッセージとしては、「保有している方は、目先の収益で買っているわけではない。液晶設備投資が来年強いのはわかっているでしょ?」と言っていたのだろうなと思っております。ニコンも液晶装置市場の回復の恩恵を受けることができる企業だと思っています。

(億近産業調査部)

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仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

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億の近道2007/11/21

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投資情報メールマガジン                  2007/11/21号
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               −本日の目次−
           (本日の担当:億近産業調査部)

        ◆コラム「日々雑感」:億近産業調査部

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◆コラム「日々雑感」

 前回、足下の価格低迷が厳しいDRAM業界と、それに合わせて来年の半導
体の設備投資のイメージを書かせていただきました。明るいニュースがしばら
くでにくい両産業でしたが、今回は明るくなりつつある産業、液晶装置につい
て少しお話したいと思います。

 みなさん御存じのように、液晶パネル業界は昨年非常に厳しい状況にありま
した。需給が緩んだことにより、パネル価格の下落が止まらず、収益悪化が避
けられない状況にあったのです。が、各社、設備投資を絞ったり、稼働を調整
することで、ようやく今年の春頃に価格が底を打ちました。逆に、好調はPC
(特にノートPC)需要を背景に、パネル価格が上がりだしたのです。現状も
まだ高値圏で推移しております。価格が高値で安定しているのは、絞った設備
投資のおかげで新しいキャパがあまりでていないことが背景にあると思われま
す(値上がった製品は、基本PCモニターやノートPC向けで、TV向けのパ
ネルは32インチのみで値上がりを見せました)。

 このように、価格が反転したおかげで各社の業績、キャッシュフローは急改
善を見せております。そして未だに需給は崩れていない、となると当然その先
に来るのは次の設備投資となるわけです。LPLやAUの08年の設備投資の
ガイダンスは、対07年で増加を示しておりました。すでに良い兆候は表れて
おり、先日発表された東京エレクトロンや大日本スクリーンの7−9月期の液
晶向けの受注は急改善を見せております。受注を開示していない液晶装置メー
カーも、改善傾向にあるのは間違いないとコメントするなど、来年は液晶装置
各社の業績が結構楽しみになってくると思っています。こういった足下の動向
を踏まえ、来年の液晶設備投資見通しは25−30%前後の伸びと予測されて
いる証券会社が多いのだと思います。

 昨日出たアルバックの1Qの決算は前年同期比で大減益、なおかつ受注も良
いとはいえない水準でしたが、株価は下がりませんでした。株価のメッセージ
としては、「保有している方は、目先の収益で買っているわけではない。液晶
設備投資が来年強いのはわかっているでしょ?」と言っていたのだろうなと思
っております。ニコンも液晶装置市場の回復の恩恵を受けることができる企業
だと思っています。

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