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投資情報メールマガジン 2007/01/30
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週4回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:山本潤&石川臨太郎&彼岸先生)
◆コラム「信用取引はやめよう!その2」:山本潤
◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第3部(4)」:山本潤
◆コラム「連載 株式投資で人生を変える(36)」:石川 臨太郎
◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家season3(43)」:彼岸
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◆コラム「信用取引はやめよう!その2」
納豆がダイエットに効くと報道されて、店頭から納豆がなくなったことが職
場で話題になりました。楽してやせたい、沢山食べてやせたい、努力なしにや
せたい、と思う人々のすそ野の広さを実感しました。
さて、楽して儲けたい、人より早く、手っ取り早く儲ける手段がレバレッジ
を使った取引、すなわち信用取引です。前々回、信用は絶対にやめようと書き
ました。
今回は、前々回からさらに一歩進んで、信用取引のかかえる問題を提起した
いと思いました。
えらそうなことをいっているように思われるかもしれません。
しかし、わたし自身、3年ぐらい前でしょうか、個人口座でオプションの売り
を信用でやり、年率100%で回した後、調子に乗りすぎて、オーバーベット
して、結果として、大損害を被りました。資産の3分の1をわずか1週間でを
吹っ飛ばした経験があります。個人口座とはいえ、大きな痛みが残りました。
わたしのような失敗をしてほしくないと思って執筆しました。
■前々回の復習 信用取引がこれだけ不利 ■
復習です。
信用取引における制約は以下のとおりです。
1)金利コストの制約
短期金利が大きく1%を割り込む中で、外債並みの金利を払っている:
プロに運用を委託する運用報酬でさえ1−2%なのに、3−4%の金利を払っ
ている。
たとえば、レバレッジ(=運用額÷元手)が3倍の場合、3%の金利を払えば、
元手に対して年率9%の金利コストがかかることになる。
年率10%近いコストを払って、取り引きを続けることは死を意味します。
余分なコストを払ったものが勝てないのは明白です。
2)時間的な制約
6ヶ月など、反対売買の期間が設定されている:
投資において、理論上は、買いコストを上回る確率は100%です。
ただし、その確率の前提は、「投資期間が無制限に長い」ことです。
投資期間が短ければ短いほど、勝率は下がっていきます。
長期投資が短期投資よりも勝率が高いことは株の世界の常識です。
3)資金的な制約
レバレッジは資金不足に陥りやすい:
余裕資産のほんの1%しか投資していない場合、買いコストから30%下がっ
た時点で、追加投資を3%し、余裕資産の3.7%をその株式にあてることが
できます。
さらに、30%下がった時点で、追加投資を7%敢行すれば、余裕資産の10
%をその株式にあてることができます。
最初の投資の時点で、たとえばPBRが0.7倍に投資していれば、2回目の
投資をする段階でPBRが0.3倍にまで低下しています。
大きく勝つ確率がぐんと高まります。
しかし、余裕資金の300%で投資した場合、買いコストから30%下がった
場合、余裕資金のほとんどは消滅してしまいます。
余裕資金と投資額との関係で勝率は計算できます。
余裕資金に比べて投資額が小さい人が勝ち、大きな人が負けるようにできてい
ます。
■ 前々回のまとめ ■
株式市場とは、
「性急な結果を求める投機者から
余裕をもった長期の投資家へ富を移転するシステム」です。
独断と偏見に満ちた株式投資用語の定義:
*「コストを余分に払うこと」は、「リスク調整後のリターンと勝率とを同時
に下げてしまうこと」。
*「信用取引」とは、「1.現物取引にはない特別の制約を課せられた不利な
取引」。
*「信用取引」とは、「2.負けが運命付けられた取引」。
■ 今回 あらためて 信用取引を取り上げた3つの論点 ■
(論点その1 − 人によって効用は違う)
前々回、「信用取引は絶対にやめよう」と過激に書きました。
株をギャンブルであると見て、あえてリスクの高いゲームのスリルを楽しむこ
とを目的にしている人にとっては、信用取引はなくてはならないものです。
結果ではなく、スリルを楽しむ人もいるため、「絶対にやめよう」といったの
は言いすぎだったと考えました。
(論点その2 − 急がば回れ)
「急がば回れ」という格言があります。
この格言の株式投資版は、
「早く稼ぎたいなら、ゆっくりと稼げ」です。
今回は、ゆっくり稼いだ方が結局は早いことを示唆します。
(論点その3 オーバーベットは身を滅ぼす)
レバレッジをかけすぎることを「オーバーベット」(=賭けすぎ)といいます。
オーバーベットした投資家は必ず破産することを示唆します。
論点その2とその3から、信用取引をもう一度、みなさんに考え直してもらい
たい、というのが本日の主張です。
■ 信用をやってもよい場合 ■
それぞれの投資のやり方があるかと思いますが、
わたしが信用取引をやってもよい場合は、
1)ほぼ確実に儲かる取引がある場合、
(ほとんどこういうケースはないと思われます)
2)本当に制約のない場合
の2つです。
たとえば、資産100億円以上あるのに、99億円は預金していて、「なくな
ってもよいと思える」1億円を運用する場合など、です。
■ リスクとリターンの正の相関 ■
リターンとリスクの間には、正のはっきりとした相関があります。
高いリスクをとり、その分、高いリターンを目指す投資家は、ハイリスクな投
資家です。
そういう投資がどうしてもやりたいという欲求が勝るのであればそれはそれで
よいのかもしれません。
投資家によって効用が違うので、わたしはハイリスクでハイリターンを目指す
のだという投資家がいれば、それはそれで効用の面から正しいのです。
他人のやり方が間違っている、間違っていないとはいえません。
ただ、わたしは、何もわからないでカモになる人が多いので、株の初心者を含
む、一般的な読者の平均的な水準を考えて、信用取引はやめてほしいと思って
いるのです。
■ 今回の論点 「大きな変動率は複利を敵にする」■
2つのケースを考えましょう。
年率で12%を達成するとして、みなさんは、以下の2つからどの投資家を選
びますか?
タイプ1)派手な投資家:
年間のうち10ヶ月は、月間で10%増やすが、残りの2ヶ月は44%減ら
してしまう。単利は、+12%となります。
タイプ2)地味な投資家:
年間のうち10ヶ月は1.5%で回すが、2ヶ月間はマイナス1.5%で減
らしてしまう。
同様に単利は+12%となります。
タイプ1)は、ITバブルのときに有名になるようなファンドです。
タイプ2)は、地味でマスコミに登場することはありません。
■ 論点その2 急がば回れ − ウサギとカメ 単利と複利■
タイプ1)の年間損益は、
損益=1.1^10*0.56^2=0.81
となり、年率複利では、マイナス19%に終わってしまいます。
タイプ2)の損益は、1.015^10*0.985^2=1.126となり、
複利では単利を上回る+12.6%となります。
このことからいえる結論は、
★結論1:
「着実に、ゆっくりと増えていく方が、リターンは結果的に大きくなる。」
つまり、「カメになれ!」ということです。
Slow Investmentの勧め。
日本語では、このような言い方をします。
「急がば回れ」と。
(今回、一番言いたかった結論です)
★結論2:
「大きな変動率は、複利の敵」
つまり、「大きなリスクは、運用の敵」。
ボラティリティの高いファンドを避けることが重要です。
★結論3:
「信用取引は、制約が多く、勝率が低く、変動が大きい」
ウサギになったつもりでぴょんぴょん飛んでも、寝ているうちに、カメに追い
越されるのです。
■ 急がば回れ − レバレッジは時間を超えられない
レバレッジを正当化する人は多いのですが、わたしの所属するヘッジファンド
業界もレバレッジに対しては寛容です。
なぜならば、「リスクを管理しているので」「起こりそうなことに対してのヘ
ッジを行っているので」レバレッジをかけても大丈夫という理屈です。
しかし、単純なケースで考えてみましょう。
勝率10/12(=年に10ヶ月勝つ投資家)で平均期待値が月間1.5%の
場合、年率複利では、先ほどのケースで、1.015^10*0.985^2
=1.126となり、年率+12.6%のリターンとなります。
この勝率とリスクの小ささ(やられる月でも1.5%しかやられない)から、
レバレッジをかけるとします。
ノーベル賞をとった経済学者がいた破綻したL投資顧問のようにレバレッジを
30倍かけるとしましょう。
1.5%に30倍のレバレッジをかければ、月に45%のリターンになります。
ところが2/12の確率で45%のマイナスリターンが現れます。
年率のリターンは、1.45^10*0.55^2=12.4となります。
1年で資産は12.4倍になります。
一方で、12.6%の年率リターンで30年運用すれば、35.2倍になりま
す。
小さなリスクで30年運用したものと、レバレッジを30倍にして1年運用し
たものとは、取るリスクの総量は同じです。
しかしながら、同じリスクの量をとりながら、そのリターンは雲泥の差となる
のです。
急がば回れ − です。
実際は、レバレッジをかけることで、
A)コストが何%も余分にかかります。コストがかかればリターンがそれだけ
減ります。
B−1)追証が発生するため、相場が逆にいけば、強制的な反対売買に陥りま
す。
B−2)つまり、レバレッジは勝率を下げます。
C)マーケットインパクトが無視できなくなります。
レバレッジを30倍かければ、コストやマーケットインパクトなどで5%リタ
ーンを下げると仮定しましょう。
また、勝率が10/12から8/12に下がるとしましょう。
その場合、
年率のリターンは、1.4^8*0.5^4=0.92となり、
資産を減らしてしまうのです。
理論上は必ず上手くいくはずのシステムトレードが、実際には、上手くいかな
い場合、バックテスト上の勝率やリターンをそのまま使って「あれれれれ」と
なるケースが多々あります。
実際は、証拠金の制約や執行リスクや取引コストや運用者の人件費などで、リ
ターンはシミュレーションとはまったく違ったものになるのが常です。
急がば回れ − レバレッジは時空を超えない。レバレッジ(=信用取引)で
時間を買うことはできないのです。
■ レバレッジが時間を越えられない理由 ■
同じ量のリスクをとっても、同じリターンが得られないのは、なぜでしょうか。
レバレッジによって、稼ごうとする投資家は、情報の量を薄めて戦っているた
め、情報の質の面で不利になります。
プロの投資家であれば、アナリストが毎日2社程度を訪問するため、アナリス
トが5人いれば、10社の貴重な情報が、毎日、ファンドマネージャーに届き
ます。
年間250日であれば、2500社の訪問という膨大な情報量で勝負ができま
す。その30年分の情報は75000件。75000件の情報から投資判断を
抽出して、運用を行うとしましょう。
しかし、30倍のレバレッジをかけた投資家は、たった2500件の情報から
同じだけのリスクをとろうとします。
レバレッジの分だけ、情報の質が落ちていきます。
エッジが薄まるのです。
カルピスであれば、薄めてちょうどよいのでしょうが、情報は薄めては勝ち目
がないのです。
薄めてよいのはカルピス − 投資家はレバレッジによって情報をカスカスに
薄めてはなりません。
■ 急がば回れ コストは複利で効いてくる ■
レバレッジで時間を買うことはできないのと同様、税金を毎年払って、複利を
買うことはできません。
たとえば、12.6%で30年運用すれば、35倍になるとして、その後、税
金で20%のキャピタルゲイン課税を払っても、手元に28程度は残ります。
しかし、毎年、キャピタルゲインを20%払いながら、30年間運用すれば、
どうなるでしょうか。12倍弱にしかなりません。
多くの運用資産が、オフショアで非課税ファンドで運用されているのはこうい
う理由です。
毎年、課税されるようなシステムで運用している人は、不利です。
(証券マンが利の乗った投信を解約させて新規の投信に買い替えを勧めるのは、
複利を理解していない行動です。)
よいマネージャーを見つけて解約しないで、オフショアで何十年と複利で運用
してもらうのが税金までを考えた最善の運用策のひとつです。
■ 論点その3 オーバーベットは身を滅ぼす
−「クイズ ミリオネア」と破産の問題 ■
数字の「0」から「9」(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9)を
全部足せば、45になります。平均は、45÷10=4.5
毎年1を運用して、毎年4.5倍にするような投資家は、10年で単利で資産
を45倍にすることがわかります。
単利であれば、毎年、1を受け取り、1年運用して、運用成果は、家の金庫に
おいておきます。
次の年、前の年の成果の入った金庫のお金には手をつけないで、新たに1から
運用を始めます。
そのようにして、最初の年に1(=トントンで終わる)、2年目に1を2倍に、
3年目に1を3倍に、・・・、9年目に1を9倍にして、10年目に1をゼロ
にしてしまっても、最終的に金庫には45のお金がたまることになります。
しかし、運用は、複利(=掛け算)です。
1年目に1を運用して、1のまま、
2年目にその結果である1を2にして、
3年目に2を元手にしてそれを3倍にすれば、6になります。
4年目には元手の6を4倍にして、24になり、
5年目にはその24を5倍にします。
・・・・・
9年目には1x2x3x4x5x6x7x8x9=362880になっていま
す。しかし、10年目には、その362880がゼロになってしまいます。
どんな数字を沢山掛け合わせても、ゼロがひとつでもはいっていれば、結果は、
ゼロになります。(1x2x3x4x5x6x7x8x9x0=0)
運用した額を繰り越して、複利で運用するものは、途中で破産すれば、すべて
終わってしまいます。
大きなマイナスリターン(=この場合はゼロ − 何もかも失うという年)は、
幾何平均利回り(たとえば0−9まで10の数字を乗じて9乗根をとれば0)
を下げてしまう傾向があるからです。
複利とは掛け算です。
すべての財産をリスクにさらしては、どんな名人も破産してしまうことを示し
ています。
みのもんたさんの表情がなんともいえない、人気テレビ番組「クイズ ミリオ
ネア」では、正解するごとに、賞金がどんどん大きくなっていきます。
同時に、問題も格段に難しくなり、進むにつれて、正解率(=勝率)もどんど
ん低くなっていきます。
このクイズの問題点は、すべてを賭けて、ゼロになるリスクを負わなければ、
次の問題に行けないことです。
どんなクイズの天才でも、いいところまでいっても、最後の最後で破産してし
まいます。
破産するのは、すべてを1回の勝負に賭けてしまったからです。
すべての資産をリスクにさらす投資家は生き残れません。
ここでは、「本日のコラムの論点 その3 オーバーベットは身を滅ぼす」こ
とを示す直感的なケースをあげました。
■ 論点その1 効用は人によって違う − なぜ急ぐのか? ■
人間は経済合理的に動くわけではありません。
効用があればどんな不利な賭けも受けます。
将棋や囲碁のプロとあえて勝負するようなアマも中にはいるでしょう。
宝くじを買う人も沢山います。
(資金量の大きな国を相手に、不利な賭けに挑むのは勝ち目がない。しかし、
いいではないか! 300円で1億円が当たるようなチャンスは他にはない。
その気持ちもわからないではないのですが・・・)
同様に、今後も信用取引はなくならないでしょうし、今後も個人投資家に根強
く残るでしょう。
どうして不利な取引をあえてするのかという思想的な背景は、多分、「働かな
くて金を儲けたい」という動機があるのだと思います。
同様に、
「楽して儲けたい」
「早く安全圏にいきたい」
「一生暮らしていけるだけの財産を早くつくりたい」
「どこかに上手い話があるに違いない」
「運がよければ上手くいく」
「自分だけは違う」
といった考え方や生き方が背景にあるのでしょう。
ここで言いたいことは、
「効用は狂気をも正当化する」ということです。
確かに、「働かなくて楽して暮らしたいですか?」と問いかければ、
その問いに、「NO! わたしはお金に苦労して暮らしたい」とあえて答える
人はいないでしょう。
「楽したい、何もせずに金持ちになりたい」と願ってしまう人々のすそ野が広
いことは理解できます。
逆に、勤勉な人、賢明な人の中には、株式投資を行わない人も多数います。
勤勉な人、賢明な人、カメのような努力家の人々に投資を始めてもらいたいも
のです。
日本の運用業界を変えていくのは、日本人のまじめさです。
賢明な人、保守的な人、まじめな人こそにこそ、投資の道は開かれているので
す。
■ 個人的回想 − 資産が吹っ飛んだ オプションの売り ■
職業として日本株運用に従事していたわたしは、個人的な資産運用を個別株で
やるわけにはいきません。
そのため、不動産投資やオプション投資をしていました。
不動産投資は、バイアンドホールドですから、手間隙かかりません。
しかし、オプション投資は、相場の値動きがすべてです。
オプションで月に10%程度を回すことは、簡単でした。
潜在的なリスクは大きいのですが、滅多にインザマネーにはならないオプショ
ンを短期で売っていました。
いろいろなシミュレーションをやって、リスク管理も十分な自信がありました。
わたしは、そのとき、外資系投資顧問の社員として、十分な報酬をいただきな
がら、姑息にも、相場が好きだからという理由で、自身の利殖活動に励んでい
たのです。
その出来事は、出張で台湾に向かう成田空港で、起こりました。
日経平均が暴落し、600円を超える暴落でした。
しかし、わたしは、さらにポジションを積み増しました。
飛行機に乗り、台湾につくころには、証拠金が足りなくなってしまいました。
次の日、海外にいたため、証券会社からの連絡がとれず、おまけに入金する時
間がなく、反対売買が執行され、資産の3分の1がなくなっていました。
いま、オプション取引はやっていません。この取引は、わたしの優位性が発揮
できません。
にもかかわらず、なぜ、あのとき、あんなにのめり込んだのでしょうか。
そのとき、わたしの中には、
「楽して儲けたい」と思う気持ちがあったのです。
いま、仕事に全精力をつぎ込んでいます。
もう、オプションをやる余裕はありません。
そのときのわたしは仕事に100%打ち込んでいるとはいえない状態でした。
そのときのわたしに対して、いまのわたしがいえるのことは、一言、「自業自
得」ということです。
■ 納豆ダイエット ■
納豆ダイエット。
わたしはもともと納豆をよく食べます。
りんごもみかんも好きです。
ダイエットに効くという「あるある」を観た翌日の朝、青りんごをスーパーに
買いにいきました。
青りんごを皮つきのまま食前に食べようという試みは、文字通り、3日坊主に
なりました。
そして、体重は・・・・複利計算のとおりに増えています。
りんごもダイエットも、切り札にはなりませんでした。
大きなマイナスを体重で記録するのはいつのことでしょうか・・・
■ 本日のまとめ ■
株式市場とは、
「性急な結果を求める投機者から
余裕をもった長期の投資家へ富を移転するシステム」です。
論点1 − 「楽してお金がほしい」いう考えに対してどう思いますか?
論点2 − 「急がば回れ」という主張をどう思いましたか?
論点3 − 「賭けすぎ」は身を滅ぼすと思いますか?
Enjoy Every Moment!
〜Slow Investment ゆっくり考え ゆったり投資 〜
山本 潤
■変わらぬメッセージ:長期の読者に感謝■
99年に始まった億の近道は、16000人程度の読者で成り立っています。
長期間購読を続けていただいた読者が多い、古い読者が多いことが特徴です。
このメルマガ(火曜日版)では、多くの株式投資メルマガにあるようなことは
行いません。
つまり以下のことはやりません。
●手っ取り早い情報(証券会社の格付けの変更など)
●何を買うべきか
●投資指南
●お勧め銘柄
●マーケットをどうみているか
わたしたちは「タダなのにすごいことが書いてある」メルマガを志向しません。
また、編集に時間をかけることもできません。
わたしたちが伝えたいことは、
●日本が欧米に並ぶ金融大国になるために日本人がもっと学ぶべきこと
●若い世代がワーキングプアにならないためにすべきこと
●株式市場は手っ取り早く儲けようとする投資家を貧乏にするという教え
●株式市場はゆっくり考え賢明に投資するものに富をもたらすという教え
などです。
いわば投資の実務家としての哲学や歴史観・人生観です。
わたしたちが目指すのは、「ファンダメンタル分析」宗教の普及です。
Enjoy Every Moment!
by 山本 潤 (やまもと じゅん)
<著者紹介>
億の近道に2000年3月に執筆を開始。
およそ7年間 毎週執筆してきました。
継続は力です!
昨年、念願の独立を果たす。
日本株ロングショートのヘッジファンドマネージャー。
(職歴)
1990−1997年
和光証券国際本部
(1990−1992年日本興業銀行外国為替部および国際資金部へ出向)
1997年−2005年
米系投資顧問クレイ フィンレイ インク ポートフォーリオマネージャー。
2006年1月より独立起業。
エイム インベストメントでファンドマネージャー。
(学歴)
コロンビア大学院 電気工学科 工学修士。
(六本木裏通りの人生大学 夜間部卒。専攻は夜間泥酔行動経済学)
(主な著書)
「インベストメント―米系バイサイド・アナリストの投資哲学と投資技法」
(2001年イーフロンティア)
「投資家から「自立する」投資家へ」(2003年パンローリング)
「マンガ ファンダメンタルズ分析 入門の入門」
(2004年パンローリング)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「新連載 ファンダメンタルズ分析入門第3部(4)」
■■業績予想 取材その2■■
◇◇◇暫定の数字を置いてみる
短信には個別の商品や製品の情報はほとんどありません。ですから、取材を
ベースに主力製品の数量と価格の動向をおさえて、さらに将来の前提数字を暫
定的に置かなければ業績予想はできません。
個別の事業や個別の製品が営業利益のどの程度の割合を占めているのかをお
おまかに聞き出すことです。聞き出せないのであればもっともらしい前提を当
てはめてとりあえず自分で数字を置いてみるしかありません。企業は戦略的に
利益貢献の高い主力製品のことはあまり積極的に話したがらないものです。
ライバルがいるためです。
増産する、値下げする、新製品を投入する、などのもっとも重要な情報はなる
べく漏らしたくないのです。ですから、アナリストは常識的に判断をした数字
を自分の責任において暫定的に置かなければならないのです。
数字を置かないことには業績のイメージは沸いてきません。とりあえず自分の
前提をつくり、その前提で企業の方々とお話をして違和感がなければ、自分の
前提はもっともらしいと信じてよいのです。
ある主力の製品の売上げが倍になると聞いて、収益へのインパクトを計量でき
なければ意味がありません。
「営業利益の40%を占めている」主力製品の売上が倍になるのだから、営業
利益も倍になるかもしれない。そうなるとトータルの営業利益は40%増加す
る − 40%の大幅増益となり、EPSが仮に40%増えると現在の予想P
ER28倍は20倍まで低下する! でもそれでいいのだろうか?− とすら
すら流れが計算できなければアナリストとはいえません。
:::ガイドライン:::
もっともらしい前提数字を置くこと。
そうしなければ要因ごとの業績のシミュレーションができない。
業績予想の例
−コピー機販売事業の取材で以下のことがわかったとします。
1)カラー複写機が増えている!
2)カラー複写機の普及率をヒヤリングする − 30%との答え
3)シェアを聞く − 20%とのこたえ
4)価格を聞く − 100万円とのこたえ
5)トナー交換などの保守サービスの割合を聞く − no comment
6)利益の源泉を聞く −保守サービスが高いが具体的な数字はいえないとの
答え
7)セグメントの中での複写機の売上規模を聞く −おおよそ70%との答え
8)カラー機で実際にカラーコピーをとる比率 − 30%との答え
9)カラーとモノクロの消耗品の価格差 − 約6倍との答え
10)現状の出荷に占めるカラー機の割合 −およそ半分との答え
さて、聞き逃している項目があります − 製品寿命やリプレイスのサイクル
についてです。
とりあえず常識的に4−5年程度かなと考えます。
推論)
(1)5年の製品サイクルなら年間20%の製品が入れ替わる。
(2)そのうち半分がカラー機なので、今年の普及率は来年10%程度上昇す
ることがわかる。
カラーコピー機(国内) T年度 T+1年度
普及率の推定 実績30% アナリスト予想 40%
(3)年率で約10%普及が進めば、カラーでアウトプットするトータルの枚
数はどうなるか?
現状では、30%のカラー機の印刷物の30%がカラー印刷なので、30%×
30%でカラー出力は9%。それが普及率が10%上昇することで、3%上昇
し、トータルの12%がカラー印刷となる。
T年度 T+1年度
カラー
普及率30%×カラー使用率30%=9%
普及率40%×カラー使用率30%=12%
モノクロ
100%−9%=91%
100%−12%=88%
サービス単価(消耗品)
6×9%+1×91%=1.45
6×12%+88%=1.6
単価上昇率は1.6/1.45=10%となります。
すなわち、消耗品の売上げは10%増収となる − と推定できます。
ただし前提は、
モノクロとカラーのカウンタの単価が横ばいだと仮定すればという話です。
(4)消耗品の売上げが10%上がったがら利益はどうなるのか?
モノクロ消耗品の利益率とカラー消耗品の利益率は開示対象外でノーコメント
と仮定しましょう。
ここで、コストを推定する作業を細かくやるやり方があります。
特許などの開示情報を活用して成分分析をするのです。
1色のモノクロに対して4色のカラートナーを使うわけですから、スケールメ
リットもありませんのでコストは少なくとも4倍以上となるとします。
しかし、3−4社の寡占市場ですし既存の製品よりも低い限界利益とはならな
いはずですが、実際には、スケールメリットが小さいことや工程の複雑さ、歩
留まりの悪さなどを勘案して限界利益率はモノクロ以下と推定する必要がある
かもしれません。(結論は、さらなる取材が必要なわけです!)
常識を活用して、ざっくりと利益率の変化を予想します。
現状のモノクロの消耗品の売上げを100とした場合、10が営業利益としま
す。(あくまで推定です)
カラーでは利益率は2倍になるとします。(限界利益率が高いため)
さらにカラーの単価は6倍になります。そのインパクトをまとめたのが以下の
表です。
消耗品事業
T年度 モノクロ カラー
単価/台 100 600 合計
利益 10 120 利益
モノクロ・カラー比率 91% 9% 100%
9.1 10.8 19.9
↓
T+1年度
単価/台 100 600 合計
利益 10 120 利益
モノクロ・カラー比率 88% 12% 100%
8.8 14.4 23.2
カラー化比率が高まることで20%程度の増益となります。
複写機に占める消耗品の利益貢献を半分とするなら、複写機ビジネス全体では
10%の増益見通しとなります。
この業績の予想では会社側が開示していない数々のデータを勝手にアナリスト
が解釈して勝手に想定数字を置いてしまいました。この数字があっているかど
うかは、なかなか普通の人ではチェックができません。しかし、絶えず、問題
意識を持ち、多くの決算を分析することで、明らかに違う前提は後々訂正され
ていくものです。
今回、アナリストが勝手に想定したのは、保守サービス、消耗品含む売上げ額
や利益率、カラー消耗品のコストなどです。
セグメント利益の半分が保守サービスから得られていると想定しました。実は、
それは60%かもしれませんし、70%かもしれないのです。
また、複写機の製品サイクルも5年と勝手に想定しました。そうではないかも
しれません。
また、カラー消耗品の単価やモノクロ消耗品の単価が翌年も横ばいを維持する
という見通しでした。価格はもっと下がるかもしれません。
しかし逆に、ありえそうな数字をおくことで業績予想はなんとか可能になった
のも事実です。
日ごろの観察で消耗品の売上げがどの程度になるかを観察してみましょう。
会社やコンビニのコピー機のカウンタをチェックして年間何枚使うか意識して
みましょう。
コンビニではモノクロ1枚10円でコピーできますね。1日300枚印刷する
のであればハードウェア100万円に占める割合はいくらになるでしょうか?
モノクロ10円×300枚/日×年間稼動 220日=660000円
ハードの値段1000000円に対してコピー代は66%となります。
サプライの売上げが全体の半分近くになるということもあながち大げさな前提
ではありません。すると消耗品の利益貢献は複写機事業のほとんどを占めてい
るかもしれません。
実際のところは簡単な取材からではわかりません。経験を積んで、本当の姿が
徐々に見えてくるというのが現実なのです。
さて、使用枚数が300枚ではなく200枚が平均ならどうなるでしょうか?
カラーのアウトプットの比率が増えたらどうなるでしょうか?
景気が悪いときはどうなるでしょうか?
このようにいろいろなことを絶えず前提数字を作って考えてみる訓練を行い、
業績の推定をするのがアナリストの仕事です。
:::ガイドライン:::
前提によって、業績数字の数字は大きく違ってくるが、前提を置かないことに
は業績予想はつくれない。そして、前提を勝手に置くことによって目的意識が
生じて、自分がなにもしらないということがようやくわかる。(無知の知)
Enjoy Every Moment! 山本 潤
(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的に
しており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任
と判断で願います。)
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◆コラム「連載:株式投資で人生を変える(36)」
私たちはどうしても、他人の評価を気にしてしまいます。人は他人の承認な
しには生きられない生き物のようです。だから他人からどう評価されるかを気
にすることになります。自分が成長するためには、他人の意見も参考にするこ
とも必要です。でも他人からのマイナスの評価を絶対視したり過大に受け止め
すぎていると、息苦しくなってしまいます。
私はサラリーマンを卒業したとき、自分がどんな人間なのかをもう一度再点
検してみようと思い立ちました。ところが、自分を一番良く知っているはずの
自分でも、自分を正確には把握し切れていないということに驚いてしまいまし
た。一つの物事に対する考え方でさえ、揺らいでいるのです。いま本心だと思
ったことが、次の瞬間には、別の思いが浮かんできてしまったりします。つま
り自分の本心さえ捕まえることが出来ないわけです。でも生きているって、そ
ういうことだと思います。
それでは自分の過去の行状を思い出してみて、自分を評価してみようかと考
えました。ところが、これまた頓挫してしまいました。自分が「こんな人物だ
と思われたい」という思いがあると、それに見合った行動ばかりが思いだされ
てしまうのです。実に都合の良いことだと感じました。人間は結局自分の過去
すらも、自分に都合が良いように書き換えてしまう能力があるようです。
そんなことから、自分さえ正確に自分を評価できないのだから、他人が自分
を正確に評価できるわけがないと思い至るようになりました。岡目八目といっ
て、当事者よりも傍で見ている人の方が物事につき正しい判断ができるという
こともあるかもしれません。でもこれは自分に利害関係がないから客観的な判
断ができやすいということではないかと思います。あなたに対してマイナスの
評価をする人は、たぶん当事者だと思います。利害関係を持っている人です^^;
あなたに対する他人の評価は、その他人の基準に従って下されているものに
過ぎないので、間違っていることのほうが多い。不正確なものだと考えて良い
と思います。だから他人の自分に対するマイナスの評価を真に受けて、悩まな
いほうが生きやすくなると思います。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座season3(43)」
(43)無線部品(1)
今回は、携帯電話のもっとも重要なお話をしたいと思います。これがなけれ
ば、ただの箱とかただのカメラと言われてしまう無線部についてです。
簡単に、説明をしてみたいと思います。
第三世代の携帯電話W−CDMAの2GHz帯、海外に目を向けると世界標準
と言っていいGSM方式900MHz帯、1800MHz帯、1900MHz
帯、と周波数帯はみんなバラバラです。
難しい話は、おいといて・・・。
糸電話を思い出してみてください。紙コップの底に糸をつけて、ピンと張った
向こう側にもうひとつ紙コップがあります。紙コップで話をすると紙コップの
底が振動します。その振動が糸を伝わって、向こう側の紙コップの底を揺らし
て声を再生します。
『糸電話の話ぐらいは、わかってるよ』の声が聞こえてきそうですが・・・。
実は、携帯電話の無線の説明をしているのと同じなのです。糸電話がわかれば、
携帯電話の無線のことがわかったも同然なのです。
では、どう同じなのでしょうか。もう少し、詳しく、糸電話と携帯電話を比較
しながら説明してみようとおもいます。
まず、糸電話の糸は、周波数帯と考えてください。900MHzとか2GHz
とか周波数帯が色々ありますが、糸の種類と考えてみてください。
次に、紙コップに向かって声を出すと、声は紙コップの中の空気を振動させて、
紙コップの底をたたきます。これは、携帯電話で言う送信を行っているのです
が、難しく言うと変調にあたります。糸電話で話した声が紙コップの底で振動
に変換されたのです。
変調とは、言葉を振動に変換すると覚えていただくと良いでしょう。
携帯電話で送信を行う時、例えば、「もしもし」と言ったとしましょう。この
「もしもし」は、振動に変換され、900MHzや2GHzの糸の上にのせら
れるのです。ここで、使われる無線部品がRFトランシーバと呼ばれるICで
す。
次に、900MHzや2GHzにのった「もしもし」は、向こう側の糸電話の
紙コップの底まで到達します。紙コップの底は、紙コップの中の空気をたたき
ます。そのとき「もしもし」と聞こえるのです。
これは、携帯電話では復調にあたります。振動を「もしもし」という音に戻す
のです。この部分を携帯電話では、RFレシーバというICを使います。
いかがでしょうか?無線部品はこのように考えるとわかりやすいのではないで
しょうか。
次回は、株式投資する際に重要な市場規模についてお話したいと思います。
彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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編集者:億の近道発行プロジェクト
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