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投資情報メールマガジン 2006/08/29
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週4回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:山本潤&石川臨太郎&彼岸先生)
◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(28)」:山本潤
◆コラム「連載 株式投資で人生を変える(15)」:石川 臨太郎
◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家season3(24)」:彼岸
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◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(28)」:山本潤
■■財務諸表入門 〜貸借対照表 BS〜 その11■■
★BS 資産の部 − 投資その他の資産
関連会社の株式は、投資その他の資産に計上されています。
投資その他の資産の経常利益への貢献は、営業外収益の受け取り配当や受け取
り利息に反映されます。投資その他の資産の大きさと営業外収支の関係を時系
列で抑えてみる練習をしましょう。ただし、BSもPLも、最初の数項目がも
っとも重要なのです。
短信も最初のページが最も重要なのと同様、それぞれのBS、PL、CFも大
切な順番に並んでいます。投資その他の資産の分析は、一般的には、重要度は
それほど大きくはありません。
BSの投資その他の資産とPLの受け取り配当や持分法利益とを対比してみよ
う。
もし、営業外収益÷投資その他の資産>10%
(投資その他の資産からもたらされた利益である営業外の収益が10%以上の
リターンがあれば)、合格といえるでしょう。さらに、営業外収益が営業利益
の10%以上を占めている場合は、営業外の状況を、できればヒヤリングをす
べきでしょう。
:::まとめ:::
BSの投資その他の資産とPLの受け取り配当や持分法利益とを対比。
もし、営業外収益÷投資その他の資産>10%
(投資その他の資産からもたらされた利益である営業外の収益が10%以上の
リターンがあれば)、チェック。さらに、営業外収益が営業利益の10%以上
を占めている場合は、営業外の状況を、取材する機会があれば、ヒヤリングを
すべき。
(山本潤)
(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的に
しており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任
と判断で願います。)
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◆コラム「連載:株式投資で人生を変える(15)」
株式投資をすることでストレスとの付き合い方を学んだことも、人生をご機
嫌に生きていくためにはとてもありがたいことでした。株式投資をすることは、
すすんで自分をストレス状態に置くことです。なにしろ損をしても、儲けても
ストレスは発生します。損をしいたときにストレスを受けるのは理解しやすい
ですが、儲かったときにもストレスをためている人は多いです。それは売って
から自分お株が更に高く高く上昇していったときなどです。自分が売った途端
に株価が下落を始めるなんて都合の良いことが、起こるなんて考える方がおか
しいですが、でも不愉快ですよね。なんて人間は欲張りなんでしょうか。
株式投資では損をすることも多いです。たった3日で500万円も損をする
と、さすがにストレスが高まります。またはお昼休みに損切りをした株が午後
直ぐにストップ高したときなど、さすがに応えます。投資家は株式投資をして
いると欲と恐怖に振り回されて、常にストレスを受けることになります。
現代社会はストレスの多い社会ですが、原始時代の人間はもっともっとスト
レスの多い生活をしていました。その日を生き延びるために狩をしなければい
けないし、獰猛な野獣など強敵もたくさんいました。例えば私たちを脅かす野
獣に出くわした時、逃げるか戦うかの決断を迫られますが、そのとき逃げ出し
たり戦ったりするためのエネルギー源がストレスだったということを学びまし
た。
ストレスというのは本来、生物が刺激に適応していくために必要不可欠のも
ので、ストレスがなければ私たちは生きていけないことを学びました。
適度のストレスは、心身を活性化させ、エネルギーを与えてくれます。これ
はいいストレスですね。でも人間関係の摩擦とか、過労とか、私たちに慢性的
な負担をかけてくる悪性のストレスもあります。
大きなストレスと小さなストレスでは、小さなストレスの方が危険だそうで
す。無責任ですべての責任をまる投げしてくる上司、ミスばかりする部下、い
つも人のうちを覗き込んでいるような感じの悪い近所のおばさん、交通渋滞、
相場での損(笑い)。日々の一寸した怒りや不安、不満などのほうが、慢性的
なストレスとなって私たちを脅かすようです。
ストレスがかかると、記憶が3割も悪くなるという外国の大学の研究もある
そうです。
アウシュビッツの地獄を生き抜いたユダヤ人の精神科医ビクトール・フラン
クルは「強制収容所の地獄を生き延びることができた人は、体が丈夫な人では
なく、未来のビジョン持っている人。自分が生きる意味を知っている人だった」
といっています。ビジョンがあり、苦しみの中からポジティブな意味を勝ち取
る人だけが生き残れたわけです。
ビクトール・フランクルは、自分の生きる意味を考える時、抽象的な価値、
たとえば忠誠、祖国愛などより、愛する人や家族に助言したり、人の役に立つ
というような、日々の具体的な事柄のほうが重要だったといっているそうです。
私はこのごろ、自分が「なぜそれをするか」「それを望むか」など「何のた
めに」をちゃんと自分に問い掛けるようにしています。株式に投資するときも、
なぜこの企業に投資するのかという理由を明確にしています。そしてその理由
が間違っていたり状況が変わらない限り、必死で持ち続けるように努力してい
ます。その株に投資した理由が明確ならば、短期的な株価の下落にも耐えられ
ます。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座season3(24)」
(24)LCDバックライト(2)
今回は、LCDバックライトの市場規模、メーカと、今後についてお話した
いと思います。まず、LCDバックライトは、どのような部品からなっている
でしょうか。
光を発光するLEDが3ヶ程度、LEDをのせるフレキ基板、場合によっては、
そのフレキ基板を携帯電話本体につなげるために、コネクタが必要だったりし
ます。そして、バックライト本体が透明なプラスティック、反射板、拡散シー
トと多様な部品から構成されています。一口にバックライトといっても複合製
品です。
では、これらバックライトユニットの市場規模はいくらぐらいでしょうか。
単価を700円程度と仮定すると、月100万セットで月々7億円の売上、1
年で84億円のビジネスと考えられます。月500万セットで月々35億円の
売上、420億円の売上でしょう。
では、この市場に参入しているメーカを見てみましょう。
バックライトユニットのセットメーカは、ざっくり以下があげられるでしょう。
6923 スタンレー電気(株)
非上場 日本ライツ(旧日本デンヨー)
6479 ミネベア(株)
非上場 オムロン プレシジョンテクノロジー(旧パイオニア精密)
6892 (株)シチズン電子
更に、LEDメーカ、フレキメーカ、コネクタメーカもからんできます。
では、今後どの様な流れとなるでしょうか。
まずは、バックライトの薄型化に伴い、バックライト自体がどんどん薄くなっ
ています。しかしこれは、LEDの大きさに絡んできます。いくらバックライ
ト自体が薄くなっても、LEDの高さが高くては、バックライト自体が薄くで
きません。
バックライト自体の薄さはLEDの高さに依存しています。LEDの小型化と
高輝度化がバックライトメーカの生き残りの鍵となるでしょう。
しかし、LEDの小型化を待っているだけでは、携帯電話のセットメーカも生
き残れません。サブLCDのバックライトとメインLCDバックライトの統合
が進むでしょう。バックライトメーカにとっては、今まで、大きさこそ違って
いても、2つ売れていたバックライトが一つしか売れなくなる可能性も出てき
ます。
そして、最終段階は、メーカとしては、震撼ものですが、自発光の出来る有機
ELへとLCDが置き換わっていくことが近い将来起こるかもしれません。そ
の過程でバックライトの市場がなくなるとはいかないまでも、市場に変化がお
こることは十分に考えられるでしょう。
彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)
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いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。
◆充実したボリューム
価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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