投資の王道(その32)

■気になる会社 その2−1■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこれからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入するチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 以前に引き続き、気になる会社を解説していきます。

●<2399>綜合臨床薬理研究所
 1989年12月設立。東京八王子市で地元の大学生などを治験者として事業を始める。同社は、SMO(治験施設支援機関)と呼ばれる、特定の医療機関(治験実施施設)と契約し、その施設に限定して治験業務を支援する機関(一般的には企業)。CRO(医薬品開発業務受託機関)と異なり、治験実施施設(医療機関)側の立場で業務を行うのが特徴。第一相(フェーズ)から第四相(フェーズ)まで幅広く業務を行っている。それぞれの売り上げシェアは、第一相8.7%、第二相31.1%、第三相54.4、第四相2.2%。2006年初めの提携医療施設は949。
 日本のSMO市場は、おおよそ300億円で、年率15%以上で成長しているが、同社のシェアは7〜8%。上場三社を合わせても20%程度。業界平均以上に成長してシェア拡大することを狙い積極的にM&Aを展開。
 必要な書式等を統一し、多くの病院等の医療機関を数少ない事務局で管理しているスキームが大変効率的であり、高収益を生み出している。
 一般的には生活習慣病の治療薬の治験が、これまで同業界では多かったが、同社は骨そしょう症の治療薬の治験の比率が高い。2006年から規制が変更になったことから、今後は抗がん剤の治験の増加が予測される。
 健康食品の開発支援サービス(特定保険用品の臨床試験や健康食品のエビデンス市販後調査など)にも参入。
 萬有製薬(13.1%)、中外製薬(9.1%)、藤沢薬品工業(7.8%)、武田薬品工業(6.0%)、ゼリア新薬工業(6.5%)、山之内製薬(6.2%)などの大手製薬メーカーが主要クライアント。


●<2405>フジコー
 1974年2月東京都台頭区にて創業し、有害動物昆虫等の防除の受託および関連商品の販売のため、環境事業の営業を開始。同年8月には、家屋ビル鉄骨等の解体とその資材の販売のため、解体事業の営業も始める。現在、建設廃棄物の中間処理を主力業務とするが、食品系廃棄物処理も今後の柱として注力。

●<2406>アルテ
 神奈川県地盤の美容室「アッシュ」を展開。1986年、横浜市で個人経営の美容室を開店したのが始まり。美容師の独立を支援し、フランチャイズ化を推進。平成18年4月1日現在、直営16店舗、FC48店舗。地域別では、神奈川28店舗、東京32店舗等。1998年には、美容技術の向上を目的として、アルテ・アカデミーを川崎市中原区木月に設置。
(OH)

(以下、次週に続く)

*ブログを始めました。「大原浩の金融・経済地動説」です。
宜しければ一度ご覧になって頂ければ幸いです。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

なぜメディシノバ(4875・ヘラクレス)株は上がらないのか?

 全体相場は堅調でも個別に見ていくとなかなか株価が反転上昇に転じない銘柄が多くて、いらいらが募っておられる方も多いに違いない。同社株もその典型だ。個人投資家向けの説明会は幾度と無く開催し、読者の皆さんも中にはお見えになったことがあるかも知れません。
 難しい医薬品開発の用語を医学博士の岩城社長自らできるだけ簡単に解説しながら投資家の理解を求めようと努めてこられていますが、開発が順調に進捗する中で株価だけはいかんともしようがないようだ。

 ここから投資される方々においてはポジティブな要因として
1)現在欧米にて開発中の医薬品が順調に進捗し、一部は既にフェーズ3の段階に入ってきていること。
2)豊富な現金預金をまだ抱えていて時価総額がこの現預金と同レベルにあること。
3)他の国内外の比較企業と比べ、開発中の医薬品が多いにも関わらず時価総額では見劣りしていること。

などが挙げられるが、株価が上がらず投資家の評価を得ていないこと自体が問題視されている状態にある。

 その要因は大証ヘラクレスに上場する外国株という状態にある。外国株では約諾書が必要になったりなかなかやっかいだから個人投資家が敢えて投資しようとはしないのだろう。
 それでも、ここでの同社株は120円前後の過去からの底値圏で穏健な推移を辿っていることからじっくりと投資できるタイミングにある。120円台だから1000株で投資金額12、3万円ということになる。
 開発コストの先行的な投資でまだ大きな赤字が見込まれるが、フェーズ3段階の医薬品が導出されるタイミングでは黒字化も見えてくるに違いない。テポドンの脅威からはやや離れた米国の株という認識に立てば、リスク分散のために投資しておくと知らないうちに成果があがるのかも知れない。
(炎)

【会社概要】

メディシノバ・インク(英文名:MediciNova,Inc.)

取締役会長、CEO:岩城 裕一
設立 2000年9月
事業内容:医薬品候補品に関するライセンスの取得及び当該ライセンスに基づく医薬品開発等を米国・欧州内において実行して得られた開発品を導出ないし販売
本社:米国 カリフォルニア州 サンディエゴ市
東京事務所:東京都港区西新橋1−11−5 新橋中央ビル5階
URL:http://www.medicinova.jp
従業員数:21名(2006/6末現在)
上場日:2005年2月8日
発行済株式数:100,709,856株
1単元株式数:1000株 
上場後の時価総額変動レンジ:104億円〜435億円
7月31日現在時価総額:128億円

【事業の要約と投資の基本的な考え方】
 少子高齢化の流れの下で日本においては薬価が国によってコントロールされ引き下げられていく中で、日本の製薬メーカーは国内だけでなく海外、とりわけ市場規模の大きな欧米での販売を加速させようとしている。ただ、海外での展開は武田やアステラスといった大手でさえ、困難な状況が見られる。自力で海外展開することのできる大手はまだしも、それ以下の企業であると自社が研究して得られた医薬化合物の開発(臨床試験を経た製薬化)を海外で実現することは非常に難しいと考えられる。
 そうした背景の中で同社は2000年9月に米国カリフォルニア州サンディエゴ市に設立されて以来、日本の製薬メーカーで研究され新薬創生された化合物の開発・販売の権利に関してのライセンスを受けて米国・欧州において開発を進めているユニークな企業である。医薬品が生命に関わるものだけに、その開発には通常10年〜20年を要すとされ膨大な時間と多額の費用がかかる。同社は米国企業として法的に厳しいチェックを受けながら活動しており、医学博士の岩城CEOをはじめ日本人の経営陣が統括管理との交渉の窓口を担い、開発スタッフである米国人との橋渡し役となって医薬品の開発事業を推進して
いる。
 現在、8つの病気に効果があるとされる6つの化合物について臨床試験が進められているがそれぞれがほぼ順調に進捗している。キョーリン製薬より導入した気管支喘息のための抗炎症剤(推定市場規模1兆円)がフェーズ2で良好な結果を収め、現在フェーズ3の治験準備中。開発の進展とともに今後は導出することにも注力して行く構え。
 開発費の増加から今期も業績は赤字を見込むが、将来においては開発の成果が期待される。昨年の上場以来、株価は下落傾向にあり、他の米国や国内の医薬開発企業と比べて時価総額は相対的に低下。開発が順調に進捗する中にあって長期的な視点で評価の余地が生まれている。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

相場雑感:夏本番の季節がようやく到来!!

 ようやく東京も梅雨が明け、夏本番の季節を迎えておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 テポドンの脅威やアラブ情勢を横目に相場は戻りを試しにきておりますが、リスク承知で勇気を奮われた方も読者の皆さんの中には多勢おられるものと推察されますが、いかがだったでしょうか?
 ほとんどの投資家が懐が痛んで、株式市場から遠ざかろうというような時に勇気を奮って耐え、または再挑戦された方はいわば勝ち組とも言うべき方々です。

 日経平均は14400円台で2番底形成から再び出直り歩調。本日は15500円台までつけて7月4日の戻り高値15700円台に挑戦の動き。それでも一気に16000円に挑戦するような買いエネルギーがあるのか・・・。

 問題は常に未来がどうなるかですから、今後も油断は大敵。全体相場が反転上昇しつつある中で個別銘柄もある程度は戻ってきてはいるでしょうが、流動性重視で小型株の値動きはまだまだ鈍いものと推察されます。
 第1四半期決算の発表が本格化してきていますが、基本的には企業業績が下支えしてくれますので買い安心感のある好業績銘柄を中心に相場が再び形成されると考えられます。

 私がカバーしています銘柄も第1四半期の発表が相次いでいますがまだ第1四半期段階では上方修正には至らないケースが多いかと思われます。むしろ下方修正は早めになされる可能性があるでしょう。
 株価の変動はこうした業績を折り込みながら続いていきます。

 王子製紙による北越製紙株の敵対的TOBからまた株価の意識が高まりつつある中、ネガティブファクターも抱えながら株式相場もつかの間の夏本番の季節を迎えようとしています。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2006/07/31


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投資情報メールマガジン                   2006/07/31
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
   (本日の担当:炎のファンドマネージャー&投資野・オーちゃん)

  ◆コラム「相場雑感:夏本番の季節がようやく到来!!」:炎
  ◆コラム「なぜメディシノバ(4875)株は上がらないのか?」:炎
  ◆コラム「投資の王道(その32)」:投資野・オーちゃん

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◆コラム「相場雑感:夏本番の季節がようやく到来!!」

 ようやく東京も梅雨が明け、夏本番の季節を迎えておりますが、皆様いかが
お過ごしでしょうか?
 テポドンの脅威やアラブ情勢を横目に相場は戻りを試しにきておりますが、
リスク承知で勇気を奮われた方も読者の皆さんの中には多勢おられるものと推
察されますが、いかがだったでしょうか?
 ほとんどの投資家が懐が痛んで、株式市場から遠ざかろうというような時に
勇気を奮って耐え、または再挑戦された方はいわば勝ち組とも言うべき方々で
す。

 日経平均は14400円台で2番底形成から再び出直り歩調。本日は155
00円台までつけて7月4日の戻り高値15700円台に挑戦の動き。それで
も一気に16000円に挑戦するような買いエネルギーがあるのか・・・。

 問題は常に未来がどうなるかですから、今後も油断は大敵。全体相場が反転
上昇しつつある中で個別銘柄もある程度は戻ってきてはいるでしょうが、流動
性重視で小型株の値動きはまだまだ鈍いものと推察されます。
 第1四半期決算の発表が本格化してきていますが、基本的には企業業績が下
支えしてくれますので買い安心感のある好業績銘柄を中心に相場が再び形成さ
れると考えられます。

 私がカバーしています銘柄も第1四半期の発表が相次いでいますがまだ第1
四半期段階では上方修正には至らないケースが多いかと思われます。むしろ下
方修正は早めになされる可能性があるでしょう。
 株価の変動はこうした業績を折り込みながら続いていきます。

 王子製紙による北越製紙株の敵対的TOBからまた株価の意識が高まりつつ
ある中、ネガティブファクターも抱えながら株式相場もつかの間の夏本番の季
節を迎えようとしています。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「なぜメディシノバ(4875・ヘラクレス)株は上がらないのか?」

 全体相場は堅調でも個別に見ていくとなかなか株価が反転上昇に転じない銘
柄が多くて、いらいらが募っておられる方も多いに違いない。同社株もその典
型だ。個人投資家向けの説明会は幾度と無く開催し、読者の皆さんも中にはお
見えになったことがあるかも知れません。
 難しい医薬品開発の用語を医学博士の岩城社長自らできるだけ簡単に解説し
ながら投資家の理解を求めようと努めてこられていますが、開発が順調に進捗
する中で株価だけはいかんともしようがないようだ。

 ここから投資される方々においてはポジティブな要因として
1)現在欧米にて開発中の医薬品が順調に進捗し、一部は既にフェーズ3の段
 階に入ってきていること。
2)豊富な現金預金をまだ抱えていて時価総額がこの現預金と同レベルにある
 こと。
3)他の国内外の比較企業と比べ、開発中の医薬品が多いにも関わらず時価総
 額では見劣りしていること。

などが挙げられるが、株価が上がらず投資家の評価を得ていないこと自体が問
題視されている状態にある。

 その要因は大証ヘラクレスに上場する外国株という状態にある。外国株では
約諾書が必要になったりなかなかやっかいだから個人投資家が敢えて投資しよ
うとはしないのだろう。
 それでも、ここでの同社株は120円前後の過去からの底値圏で穏健な推移
を辿っていることからじっくりと投資できるタイミングにある。120円台だ
から1000株で投資金額12、3万円ということになる。
 開発コストの先行的な投資でまだ大きな赤字が見込まれるが、フェーズ3段
階の医薬品が導出されるタイミングでは黒字化も見えてくるに違いない。テポ
ドンの脅威からはやや離れた米国の株という認識に立てば、リスク分散のため
に投資しておくと知らないうちに成果があがるのかも知れない。
(炎)

【会社概要】

メディシノバ・インク(英文名:MediciNova,Inc.)

取締役会長、CEO:岩城 裕一
設立 2000年9月
事業内容:医薬品候補品に関するライセンスの取得及び当該ライセンスに基づ
 く医薬品開発等を米国・欧州内において実行して得られた開発品を導出ない
 し販売
本社:米国 カリフォルニア州 サンディエゴ市
東京事務所:東京都港区西新橋1−11−5 新橋中央ビル5階
URL:http://www.medicinova.jp
従業員数:21名(2006/6末現在)
上場日:2005年2月8日
発行済株式数:100,709,856株
1単元株式数:1000株 
上場後の時価総額変動レンジ:104億円〜435億円
7月31日現在時価総額:128億円

【事業の要約と投資の基本的な考え方】
 少子高齢化の流れの下で日本においては薬価が国によってコントロールされ
引き下げられていく中で、日本の製薬メーカーは国内だけでなく海外、とりわ
け市場規模の大きな欧米での販売を加速させようとしている。ただ、海外での
展開は武田やアステラスといった大手でさえ、困難な状況が見られる。自力で
海外展開することのできる大手はまだしも、それ以下の企業であると自社が研
究して得られた医薬化合物の開発(臨床試験を経た製薬化)を海外で実現する
ことは非常に難しいと考えられる。
 そうした背景の中で同社は2000年9月に米国カリフォルニア州サンディ
エゴ市に設立されて以来、日本の製薬メーカーで研究され新薬創生された化合
物の開発・販売の権利に関してのライセンスを受けて米国・欧州において開発
を進めているユニークな企業である。医薬品が生命に関わるものだけに、その
開発には通常10年〜20年を要すとされ膨大な時間と多額の費用がかかる。
同社は米国企業として法的に厳しいチェックを受けながら活動しており、医学
博士の岩城CEOをはじめ日本人の経営陣が統括管理との交渉の窓口を担い、
開発スタッフである米国人との橋渡し役となって医薬品の開発事業を推進して
いる。
 現在、8つの病気に効果があるとされる6つの化合物について臨床試験が進
められているがそれぞれがほぼ順調に進捗している。キョーリン製薬より導入
した気管支喘息のための抗炎症剤(推定市場規模1兆円)がフェーズ2で良好
な結果を収め、現在フェーズ3の治験準備中。開発の進展とともに今後は導出
することにも注力して行く構え。
 開発費の増加から今期も業績は赤字を見込むが、将来においては開発の成果
が期待される。昨年の上場以来、株価は下落傾向にあり、他の米国や国内の医
薬開発企業と比べて時価総額は相対的に低下。開発が順調に進捗する中にあっ
て長期的な視点で評価の余地が生まれている。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「投資の王道(その32)」

■気になる会社 その2−1■

 私の投資手法は、

1、会社四季報掲載の約4000社を自分自身で分析し、経営基盤が安定しこ
 れからの成長が見込まれる400社から500社程度に絞り込む。
2、さらに、その中から、割安圏にある会社を100社程度に絞込む。
3、最終的100社程度の中から投資を行うのは、ベストタイミングで購入す
 るチャンスのあった10社から20社程度である。

というものです。
 以前に引き続き、気になる会社を解説していきます。

●<2399>綜合臨床薬理研究所
 1989年12月設立。東京八王子市で地元の大学生などを治験者として事
業を始める。同社は、SMO(治験施設支援機関)と呼ばれる、特定の医療機
関(治験実施施設)と契約し、その施設に限定して治験業務を支援する機関
(一般的には企業)。CRO(医薬品開発業務受託機関)と異なり、治験実施
施設(医療機関)側の立場で業務を行うのが特徴。第一相(フェーズ)から第
四相(フェーズ)まで幅広く業務を行っている。それぞれの売り上げシェアは、
第一相8.7%、第二相31.1%、第三相54.4、第四相2.2%。20
06年初めの提携医療施設は949。
 日本のSMO市場は、おおよそ300億円で、年率15%以上で成長してい
るが、同社のシェアは7〜8%。上場三社を合わせても20%程度。業界平均
以上に成長してシェア拡大することを狙い積極的にM&Aを展開。
 必要な書式等を統一し、多くの病院等の医療機関を数少ない事務局で管理し
ているスキームが大変効率的であり、高収益を生み出している。
 一般的には生活習慣病の治療薬の治験が、これまで同業界では多かったが、
同社は骨そしょう症の治療薬の治験の比率が高い。2006年から規制が変更
になったことから、今後は抗がん剤の治験の増加が予測される。
 健康食品の開発支援サービス(特定保険用品の臨床試験や健康食品のエビデ
ンス市販後調査など)にも参入。
 萬有製薬(13.1%)、中外製薬(9.1%)、藤沢薬品工業(7.8%)
、武田薬品工業(6.0%)、ゼリア新薬工業(6.5%)、山之内製薬(6.
2%)などの大手製薬メーカーが主要クライアント。


●<2405>フジコー
 1974年2月東京都台頭区にて創業し、有害動物昆虫等の防除の受託およ
び関連商品の販売のため、環境事業の営業を開始。同年8月には、家屋ビル鉄
骨等の解体とその資材の販売のため、解体事業の営業も始める。現在、建設廃
棄物の中間処理を主力業務とするが、食品系廃棄物処理も今後の柱として注力。


●<2406>アルテ
 神奈川県地盤の美容室「アッシュ」を展開。1986年、横浜市で個人経営
の美容室を開店したのが始まり。美容師の独立を支援し、フランチャイズ化を
推進。平成18年4月1日現在、直営16店舗、FC48店舗。地域別では、
神奈川28店舗、東京32店舗等。1998年には、美容技術の向上を目的と
して、アルテ・アカデミーを川崎市中原区木月に設置。
(OH)

(以下、次週に続く)

*ブログを始めました。「大原浩の金融・経済地動説」です。
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有難うございましたSさん。(炎)

※「億の近道」はNPO法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標です。

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共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 2005年4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタ
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 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

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 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
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ースで学習することが可能です。

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 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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四季報から投資アイディアを見つける(2)

○前回の復習

 四季報の活用方法から発展して、対象企業となるTISを分析するにあたり日本版SOX法について考えました。

・日本版SOX法とは
 アメリカにおいて財務報告の正確性を保障し、企業に対する投資家の信頼を回復する為の法律で02年に導入されたサーベンス・オクスリー法(SOX法)に倣って相次ぐ会計不祥事やコンプライアンスの欠如などを防止するため、会計監査制度の充実と企業の内部統制強化を求める日本の法規制のこと。

 皆さんご存知のエンロンやワールドコムの粉飾決算、会計操作などが背景にある。

・システム投資と切り離すことはできない為、システム対応の特需はありそうだという話でした。

で、今回は
・先行して施行されたアメリカの施行初期の状況を確認
・国内で予想される対応
・各社が対応サービスとして出しているものに対する判断
といったあたりを確認しながら

そして最後には
・TISに対する判断へ
そのあたりが今日のテーマです。

○アメリカでの話 ”金をかけすぎてしまった・・・”

 2001年10月エンロンの会計操作疑惑→破綻
 2002年6月ワールドコム事件
があって、直後の7月末に再発防止の為の法案(SOX法)が可決された。
アメリカらしいスピード感。
この対応の速さは日本も見習うべきと思うが、今回はそれがあだとなった。

 全上場企業において、その対応が要求されたがSEC(米証券取引委員会)は企業の特性がそれぞれ異なる為、詳細な規定をせず、”合理的な”ものを作成することというあいまいな表現。
 法案を成立させるのが先となってしまい、詳細な規定ができなかったというのが現実のようだ。

 で、各社はどの程度ならば”合理的”なのかが判断できず、監査法人やコンサルタントなどによっても意見がわかれた。
 結局、保守的な対応として、過剰な対応が行われた。

 SECはSOX法対応の各社負担を9.4万ドル/1社と試算していたが、実際にはその20倍になったという。

 この法律及び、対応は必要なものではあったが、コスト負担が大きく、あいまいな規定に不満も上がっており、次の年にはSECから改めて指針が公開された。

 結果、多くの企業において見直しが行われ、そのコストを半減させている。
 特需の反動減も大きそうだ。

○SOX法対応製品!?

 アメリカで過剰反応した背景には、自社製品を売る為に”SOX対応に自社製品が必要”といった宣伝文句に反応してしまった部分もあるだろう。
 しかし、見極めは難しい。
 日本においては以下のようなものがあるようだが”日本版SOX法対応の為”に必要かどうか・・・。

・”日本版SOX法対応”データ保存用磁気テープ装置
 日本版SOX法では、システムのバックアップなどの体制整備を要求している。しかし、どんなシステムでもバックアップは考慮されているのが当たり前ですね。
 日本版SOX法に対応している装置を利用しているかどうかはどうでもよく、バックアップをとる運用をしていればよいという話ですね。

 ・”日本版SOX法対応”アクセスを管理するツール
 情報の機密性が求めているのに対応して、アクセスをコントロールする為のツール。このツールを利用するメリットもあるとは思いますが、各ソフトウェアやwindowsやUNIXなどの標準機能としても同様の管理が可能な場合もある。
 既存のシステムをしっかり見直してから導入を検討すべきでしょう。

・”日本版SOX法対応”アカウント情報を管理するツール
 情報漏洩などに対する対策を求めている。社内で利用しているPCのアカウントを収集し、不要なアカウントの削除、パスワード更新などを管理するツール。この手の作業は管理する台数によってもそのコストはまったく違ってくる。
 数十台程度であれば、何人かの担当者を置けばそんなに手間でもないだろう。
 各社の状況を考慮して導入するかを検討すべきでしょう。

 他にも”内部統制ソリューション”といったコンサルティングサービスも多くのSIerが謳っている。しかし、ベンダーが言うままに導入をしていればアメリカの導入初年同様、過剰なコスト負担となるのは目に見えている。

 各社が自社に必要な内容を冷静に導入をしっかり検討すべきものとなる。

○TIS

 で、TISが提供するのは
 内部統制構築評価支援コンサルティングサービス
 内部統制教育・自己評価支援サービス
 内部統制評価支援ツール導入サービス
 内部統制を支えるITソリューション
 というもの。
(HP参照:http://www.tis.co.jp/service/ic/index.html

 また、このページのヘッダーには
”これまでに培った幅広い業務知識と、豊富なソリューションに加え、米国でのSOX法対応に多数の実績があるプロティビティジャパン社との協業により、内部統制構築のためのコンサルティングから文書化支援、ITによる内部統制強化支援及び内部統制の継続的な改善のためのサポートをOneStopでご提供いたします。”
 とある。

 同業他社も同様の内容を謳っており、提供するサービスにも大きな差があるとは思えないがどうだろう?

 関連企業において特需は期待できるものの、どの企業がその恩恵を受けるかの判断は難しい。
 また、その反動減も予想されることから、慎重に見ていく必要がある。

・TISについての投資判断

 結論としては日本版SOX法特需に過剰な期待はしにくいということ。
しかし、今期予想PERで20倍を切る水準であり、割高感がないことを考えれば、大きなリスクをとることにもならないだろう。
という程度の判断でよいと思う。


○最後に

”四季報から・・・・”と書きながら、ずいぶん話が拡大しました。
忘れていけないのは、そのビジネスの背景を知ることなく、”四季報だけで”投資判断してはいけないということですから。

自分自身で納得できるまで調べる。
そんなスタンスが大切ですね。


知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2006/07/26


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2006/07/26号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

   ◆コラム「四季報から投資アイディアを見つける(2)」
       :億近産業調査部 知の利

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◆コラム「四季報から投資アイディアを見つける(2)」

○前回の復習

 四季報の活用方法から発展して、対象企業となるTISを分析するにあたり
日本版SOX法について考えました。

・日本版SOX法とは
 アメリカにおいて財務報告の正確性を保障し、企業に対する投資家の信頼を
回復する為の法律で02年に導入されたサーベンス・オクスリー法(SOX法)
に倣って相次ぐ会計不祥事やコンプライアンスの欠如などを防止するため、会
計監査制度の充実と企業の内部統制強化を求める日本の法規制のこと。

 皆さんご存知のエンロンやワールドコムの粉飾決算、会計操作などが背景に
ある。

・システム投資と切り離すことはできない為、システム対応の特需はありそうだ
という話でした。

で、今回は
・先行して施行されたアメリカの施行初期の状況を確認
・国内で予想される対応
・各社が対応サービスとして出しているものに対する判断
といったあたりを確認しながら

そして最後には
・TISに対する判断へ
そのあたりが今日のテーマです。

○アメリカでの話 ”金をかけすぎてしまった・・・”

 2001年10月エンロンの会計操作疑惑→破綻
 2002年6月ワールドコム事件
があって、直後の7月末に再発防止の為の法案(SOX法)が可決された。
アメリカらしいスピード感。
この対応の速さは日本も見習うべきと思うが、今回はそれがあだとなった。

 全上場企業において、その対応が要求されたがSEC(米証券取引委員会)
は企業の特性がそれぞれ異なる為、詳細な規定をせず、”合理的な”ものを作
成することというあいまいな表現。
 法案を成立させるのが先となってしまい、詳細な規定ができなかったという
のが現実のようだ。

 で、各社はどの程度ならば”合理的”なのかが判断できず、監査法人やコン
サルタントなどによっても意見がわかれた。
 結局、保守的な対応として、過剰な対応が行われた。

 SECはSOX法対応の各社負担を9.4万ドル/1社と試算していたが、
実際にはその20倍になったという。

 この法律及び、対応は必要なものではあったが、コスト負担が大きく、あい
まいな規定に不満も上がっており、次の年にはSECから改めて指針が公開さ
れた。

 結果、多くの企業において見直しが行われ、そのコストを半減させている。
 特需の反動減も大きそうだ。

○SOX法対応製品!?

 アメリカで過剰反応した背景には、自社製品を売る為に”SOX対応に自社
製品が必要”といった宣伝文句に反応してしまった部分もあるだろう。
 しかし、見極めは難しい。
 日本においては以下のようなものがあるようだが”日本版SOX法対応の為”
に必要かどうか・・・。

・”日本版SOX法対応”データ保存用磁気テープ装置
 日本版SOX法では、システムのバックアップなどの体制整備を要求してい
る。しかし、どんなシステムでもバックアップは考慮されているのが当たり前
ですね。
 日本版SOX法に対応している装置を利用しているかどうかはどうでもよく、
バックアップをとる運用をしていればよいという話ですね。

 ・”日本版SOX法対応”アクセスを管理するツール
 情報の機密性が求めているのに対応して、アクセスをコントロールする為の
ツール。このツールを利用するメリットもあるとは思いますが、各ソフトウェ
アやwindowsやUNIXなどの標準機能としても同様の管理が可能な場
合もある。
 既存のシステムをしっかり見直してから導入を検討すべきでしょう。

・”日本版SOX法対応”アカウント情報を管理するツール
 情報漏洩などに対する対策を求めている。社内で利用しているPCのアカウ
ントを収集し、不要なアカウントの削除、パスワード更新などを管理するツー
ル。この手の作業は管理する台数によってもそのコストはまったく違ってくる。
 数十台程度であれば、何人かの担当者を置けばそんなに手間でもないだろう。
 各社の状況を考慮して導入するかを検討すべきでしょう。

 他にも”内部統制ソリューション”といったコンサルティングサービスも多
くのSIerが謳っている。しかし、ベンダーが言うままに導入をしていれば
アメリカの導入初年同様、過剰なコスト負担となるのは目に見えている。

 各社が自社に必要な内容を冷静に導入をしっかり検討すべきものとなる。

○TIS

 で、TISが提供するのは
 内部統制構築評価支援コンサルティングサービス
 内部統制教育・自己評価支援サービス
 内部統制評価支援ツール導入サービス
 内部統制を支えるITソリューション
 というもの。
(HP参照:http://www.tis.co.jp/product/IC/index.html)

 また、このページのヘッダーには
”これまでに培った幅広い業務知識と、豊富なソリューションに加え、米国で
のSOX法対応に多数の実績があるプロティビティジャパン社との協業により、
内部統制構築のためのコンサルティングから文書化支援、ITによる内部統制
強化支援及び内部統制の継続的な改善のためのサポートをOneStopでご
提供いたします。”
 とある。

 同業他社も同様の内容を謳っており、提供するサービスにも大きな差がある
とは思えないがどうだろう?

 関連企業において特需は期待できるものの、どの企業がその恩恵を受けるか
の判断は難しい。
 また、その反動減も予想されることから、慎重に見ていく必要がある。

・TISについての投資判断

 結論としては日本版SOX法特需に過剰な期待はしにくいということ。
しかし、今期予想PERで20倍を切る水準であり、割高感がないことを考え
れば、大きなリスクをとることにもならないだろう。
という程度の判断でよいと思う。


○最後に

”四季報から・・・・”と書きながら、ずいぶん話が拡大しました。
忘れていけないのは、そのビジネスの背景を知ることなく、”四季報だけで”
投資判断してはいけないということですから。

自分自身で納得できるまで調べる。
そんなスタンスが大切ですね。


知の利

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−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 2005年4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタ
ルズ分析に必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVD
です。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 2003年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録し
た2枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

詳細はイノベーターズ・フォーラムのホームページまで。
http://www.iforum.jp/dvd.htm

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
新!!▲あなたにピッタリの投資手法がきっと見つかる投資実践ノート▲
パンローリング 1680円(税込)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2596&c=9784775990346

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パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
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編集者:億の近道発行プロジェクト&億の近道水曜編集部
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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技術を評価できる個人投資家の養成講座season3(19)

(20)メインLCDとサブLCD(2)

 今回は、LCDの構造とつくり方を簡単に説明したいと思います。

 LCDのLは、Liquid(リキッド)の頭文字で、液体。
Cは、Crystal(クリスタル)の頭文字で、結晶という意味ですが、ちょっと矛盾したような言葉が2つ並んでいます。液体のようでしかも固体のような状態という風に理解してください。なんでそんな名前がついているのでしょうか。

LCDの構造の構造を見ながら説明していきましょう。

見た目は一枚の濃い青いガラスの様に見えます。よく見ると、ガラスとガラスが貼り合わされている様に見えます。実はガラスとガラスの間に液体が入っていてそれが濃い青い色をしているのです。

もう少し詳しく見ていきましょう。ガラスには配光膜が印刷されています。配光膜は、液体の様な液晶の配列を一定方向に並べる役割を持っています。サンドイッチの様に具の部分が液晶その両側に配光膜が設置され、更にその両外側から透明電極が貼り合わされています。この透明電極がガラスです。更に、この両外側から偏光フィルムが貼り合わされています。

配光膜は、液晶の方向を電気的に並べる役割をもっていますので、2枚の配光膜のうち、上側の配光膜は縦方向に、下側の配光膜は横方向に液晶が並ぶように設定されています。透明電極間に電圧がかかっていない場合は、偏光フィルムによって、縦の光は、90度ねじれて下側の偏光フィルムから出ていきます。この時、上から覗くと窓ガラスの様に透けて見えます。

透明電極に電圧をかけると、液晶は、配光膜に対して90度立ってしまい、光が通らなくなるのです。この時、液晶を覗くとガラスは真っ黒でなにも見えません。

このように、液体の様にシャバシャバであるけれど、電圧によって結晶の様に液晶の小さい粒の方向をきちんと並べることができるという性質から、液晶という名前はがつけられたのです。

1、ガラス基板に配光膜を印刷
2、2枚のガラス基板を貼り合わせる
3、液晶を注入し封止する
4、偏光フィルムを貼り付ける

次回は、メーカ、市場規模、動向などをお話してみたいと思います。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

株式投資で人生を変える(11)

 2006年上半期は2005年の株式市場とまったく環境が様変わりしました。ライブドアのような会計トリックを利用して儲けようという企業の実態が露見して株式市場は大いに揺さぶられました。村上ファンドも失墜しました。私自身も資産の割安株という一番リスクが少ないと考える企業にバイ&ホールドスタイルで中期で投資していたために影響を受け、8年ぶりに資産運用で前年度の資産額よりマイナス状態になるという厳しい状態を経験しました。しかしアセット・アロケーションを活用しいろいろな資産に分散投資していること、信用取引を利用していないことなどから、ゆっくりと嵐が過ぎ去るのを待つ余裕がありました。

 株式投資ではリスクは避けるものではなく管理するものだ、コントロールするものであるということを学べます。株式投資では株を売ったり買ったりしないと儲けることができません。その代わり投資をしないと損をする危険もありません。

 自分が株式投資をしていないから、株が下がっても自分には関係ないと考えているサラリーマンがいたら、とんでもない勘違いです。自分達の大切な企業年金も国民年金も株式に投資されている部分があります。自分が運用していないだけで自分達のものである年金は株式投資にも回されているのです。

 同じ自動車に乗っていれば、自分で運転しなくても、その自動車が事故を起こせば一緒に乗っていた自分も損害を受けることもあるのです。どうせ同じリスクを背負うなら、人任せにしないで自分でもリスクを管理しながら、リスクを取っていく人生も素晴らしいと私は考えています。

 あなたの人生も私の人生も自分自身で行動してはじめて開かれていきます。つまり自分の人生のページは自分自身でめくっていくしかないのです。そして人生が素晴らしいのは、そのページに「何を」書き込むのかも自分の自由だということなのです。

 ただし、何を書くのも自由だけれど、書き込んだことには自分が責任を負わなければいけないというルールがあります。望みを次々かなえていく人は、そのことを知っていて行動していく人です。しかしサラリーマンの中には、仕事でも人生でも失敗を恐れて動けなくなってしまっている人がたくさんいます。結果への恐怖が自分の行動を規制しているのです。

 自分の行動を抑制するのは、やってみなければわからないことに対する恐れ、うまくいかないかもしれないという結果への恐れなのです。でも世の中には「やってみなければわからないこと」が本当にたくさんあります。やってみると案外簡単にできてしまうことも多いのです。だからこそ、仕事でも人生でも結果への恐れを克服して勇気を振り絞って行動していくことが大事になるのです。チャレンジしていくことが自分の人生を切り開いていくことになるのです。

 株式投資ではそのことをとてもたくさん体験することができます。「株を買って儲けたい。でも、この株が上がるかどうかわからない。実は、損する可能性のほうが高いのではないだろうか。もう怖くて株なんか買えない」

 やってみなければわからないのに、こういう思考回路に陥る人がいます。だからこそ、自分が勇気を出して買えるための「根拠」を自分なりに探して納得していくことが必要になってきます。それがテクニカル分析であったり、ファンダメンタルズ分析であったりします。そして自分の欲と恐怖をコントロールしながら、自分で判断し、決断し、勇気を持って投資を実行したものが儲けを得ることができるわけです。

 このような投資体験を積み重ねるうちに、投資家はリスクとは避けるものではなく管理するものであるということを、身にしみて理解し、自分のものにしていくことができるのです。この体験はサラリーマン生活を豊かな実りあるものにするためにも大切なことです。

 個人に降りかかってくるリスクにはたくさんのものがあります。例えば自分の財産に対するリスクがあります。ちょっと考えただけでも自然災害や人的災害で自分の財産が減少するリスクがあります。火災や地震や雪害、泥棒や詐欺などたくさんのリスクが考えられます。仕事についてのリスクもあります。サラリーマンには務めている会社の倒産やリストラなどのリスクが考えられます。自動車や自転車を運転していれば、他人に損害を与えて、損害賠償をしなければならないかもしれないリスクがあります。パソコンでインターネットをすると自分の情報がパソコンから漏洩するリスクがあります。不倫の証拠の熱烈メールや写真がウイニーウイルスで世間に公開されてしまい、家庭も名誉もすべてを失った人も出てきています。会社でセックスハラスメントやパワーハラスメントを受けて精神的に追いつめられ人間性喪失のリスクを受けることもあります。

 人生を実りあるものとするためには、自分の周りにはどんなリスクがあり、そのリスクをどのように管理してコントロールしていくかを考えて行動していかなければなりません。そのための判断力、決断力、行動力を学ぶには株式投資を行うことはとても役に立つでしょう。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

ファンダメンタルズ分析入門第2部(24)

■■財務諸表入門 〜貸借対照表 BS〜 その7■■

★BS その他の科目 − 固定資産

さて、次は、固定資産です。

 固定資産とは、建物や土地などの有形固定資産とライセンス料やノウハウなどの無形固定資産を示します。
製造業であれば、工場などの設備がなければ商売ができません。
サービス業でも店舗などがなければ商売ができません。
ネット関連企業でさえ、本社やサーバーなどの設備は必要でしょう。

投資効率(セグメント情報の分析のところで投資効率には多くを割きます)という考え方があります。(投資効率=利益÷投資額)

たとえば、鉄を鉄鉱石から作る企業(新日鉄など)は、ひとつの工場をつくるためには、何千億円とかかります。半導体や液晶の工場を新設するときも何千億円規模の投資となります。

投資効率の悪い企業の代表として、半導体メーカや航空会社があります。
何千億円の投資をして、すぐに元がとれるわけはありません。
何十億という少ないリターンを毎年続けていって、ようやく何十年もかかって投資金額を回収するのです。

一方で、ノウハウを売る企業の場合、固定資産の投資はほとんど必要ありません。
このような企業は投資効率が目に見えて違うのです。
ただし、投資効率がよい商売は、他社が虎視眈々と参入を狙う儲かる市場です。
他社の参入によりシェアが落ちたり、競争激化で利益率が悪化することも日常茶飯事です。

:::まとめ:::

商売によって、多額の固定資産を投じなければならないものや、ほとんど元手がかからないものがある。

例えば、固定資産の取得で代表的な、不動産投資の場合、家賃の利回りは10%を切る程度です。

不動産投資で10%近いリターンが得られるのであれば、商売における投資額に対するリターンは、20%以上はほしいところです。
20%のリターンといえば、5年で投資額を回収ということになります。
6年目以降の収入はすべて利益になります。

(山本潤)

(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2006/07/25


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投資情報メールマガジン                   2006/07/25
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
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したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
     (本日の担当:山本潤&石川臨太郎&彼岸先生)

 ◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(24)」:山本潤
 ◆コラム「連載 株式投資で人生を変える(11)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家season3(20)」:彼岸

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◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(24)」:山本潤

■■財務諸表入門 〜貸借対照表 BS〜 その7■■

★BS その他の科目 − 固定資産

さて、次は、固定資産です。

 固定資産とは、建物や土地などの有形固定資産とライセンス料やノウハウな
どの無形固定資産を示します。
製造業であれば、工場などの設備がなければ商売ができません。
サービス業でも店舗などがなければ商売ができません。
ネット関連企業でさえ、本社やサーバーなどの設備は必要でしょう。

投資効率(セグメント情報の分析のところで投資効率には多くを割きます)と
いう考え方があります。(投資効率=利益÷投資額)

たとえば、鉄を鉄鉱石から作る企業(新日鉄など)は、ひとつの工場をつくる
ためには、何千億円とかかります。半導体や液晶の工場を新設するときも何千
億円規模の投資となります。

投資効率の悪い企業の代表として、半導体メーカや航空会社があります。
何千億円の投資をして、すぐに元がとれるわけはありません。
何十億という少ないリターンを毎年続けていって、ようやく何十年もかかって
投資金額を回収するのです。

一方で、ノウハウを売る企業の場合、固定資産の投資はほとんど必要ありませ
ん。
このような企業は投資効率が目に見えて違うのです。
ただし、投資効率がよい商売は、他社が虎視眈々と参入を狙う儲かる市場です。
他社の参入によりシェアが落ちたり、競争激化で利益率が悪化することも日常
茶飯事です。

:::まとめ:::

商売によって、多額の固定資産を投じなければならないものや、ほとんど元手
がかからないものがある。

例えば、固定資産の取得で代表的な、不動産投資の場合、家賃の利回りは10
%を切る程度です。

不動産投資で10%近いリターンが得られるのであれば、商売における投資額
に対するリターンは、20%以上はほしいところです。
20%のリターンといえば、5年で投資額を回収ということになります。
6年目以降の収入はすべて利益になります。

(山本潤)

(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的に
 しており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任
 と判断で願います。)

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◆コラム「連載:株式投資で人生を変える(11)」

 2006年上半期は2005年の株式市場とまったく環境が様変わりしまし
た。ライブドアのような会計トリックを利用して儲けようという企業の実態が
露見して株式市場は大いに揺さぶられました。村上ファンドも失墜しました。
私自身も資産の割安株という一番リスクが少ないと考える企業にバイ&ホール
ドスタイルで中期で投資していたために影響を受け、8年ぶりに資産運用で前
年度の資産額よりマイナス状態になるという厳しい状態を経験しました。しか
しアセット・アロケーションを活用しいろいろな資産に分散投資していること、
信用取引を利用していないことなどから、ゆっくりと嵐が過ぎ去るのを待つ余
裕がありました。

 株式投資ではリスクは避けるものではなく管理するものだ、コントロールす
るものであるということを学べます。株式投資では株を売ったり買ったりしな
いと儲けることができません。その代わり投資をしないと損をする危険もあり
ません。

 自分が株式投資をしていないから、株が下がっても自分には関係ないと考え
ているサラリーマンがいたら、とんでもない勘違いです。自分達の大切な企業
年金も国民年金も株式に投資されている部分があります。自分が運用していな
いだけで自分達のものである年金は株式投資にも回されているのです。

 同じ自動車に乗っていれば、自分で運転しなくても、その自動車が事故を起
こせば一緒に乗っていた自分も損害を受けることもあるのです。どうせ同じリ
スクを背負うなら、人任せにしないで自分でもリスクを管理しながら、リスク
を取っていく人生も素晴らしいと私は考えています。

 あなたの人生も私の人生も自分自身で行動してはじめて開かれていきます。
つまり自分の人生のページは自分自身でめくっていくしかないのです。そして
人生が素晴らしいのは、そのページに「何を」書き込むのかも自分の自由だと
いうことなのです。

 ただし、何を書くのも自由だけれど、書き込んだことには自分が責任を負わ
なければいけないというルールがあります。望みを次々かなえていく人は、そ
のことを知っていて行動していく人です。しかしサラリーマンの中には、仕事
でも人生でも失敗を恐れて動けなくなってしまっている人がたくさんいます。
結果への恐怖が自分の行動を規制しているのです。

 自分の行動を抑制するのは、やってみなければわからないことに対する恐れ、
うまくいかないかもしれないという結果への恐れなのです。でも世の中には
「やってみなければわからないこと」が本当にたくさんあります。やってみる
と案外簡単にできてしまうことも多いのです。だからこそ、仕事でも人生でも
結果への恐れを克服して勇気を振り絞って行動していくことが大事になるので
す。チャレンジしていくことが自分の人生を切り開いていくことになるのです。

 株式投資ではそのことをとてもたくさん体験することができます。「株を買
って儲けたい。でも、この株が上がるかどうかわからない。実は、損する可能
性のほうが高いのではないだろうか。もう怖くて株なんか買えない」

 やってみなければわからないのに、こういう思考回路に陥る人がいます。だ
からこそ、自分が勇気を出して買えるための「根拠」を自分なりに探して納得
していくことが必要になってきます。それがテクニカル分析であったり、ファ
ンダメンタルズ分析であったりします。そして自分の欲と恐怖をコントロール
しながら、自分で判断し、決断し、勇気を持って投資を実行したものが儲けを
得ることができるわけです。

 このような投資体験を積み重ねるうちに、投資家はリスクとは避けるもので
はなく管理するものであるということを、身にしみて理解し、自分のものにし
ていくことができるのです。この体験はサラリーマン生活を豊かな実りあるも
のにするためにも大切なことです。

 個人に降りかかってくるリスクにはたくさんのものがあります。例えば自分
の財産に対するリスクがあります。ちょっと考えただけでも自然災害や人的災
害で自分の財産が減少するリスクがあります。火災や地震や雪害、泥棒や詐欺
などたくさんのリスクが考えられます。仕事についてのリスクもあります。サ
ラリーマンには務めている会社の倒産やリストラなどのリスクが考えられます。
自動車や自転車を運転していれば、他人に損害を与えて、損害賠償をしなけれ
ばならないかもしれないリスクがあります。パソコンでインターネットをする
と自分の情報がパソコンから漏洩するリスクがあります。不倫の証拠の熱烈メ
ールや写真がウイニーウイルスで世間に公開されてしまい、家庭も名誉もすべ
てを失った人も出てきています。会社でセックスハラスメントやパワーハラス
メントを受けて精神的に追いつめられ人間性喪失のリスクを受けることもあり
ます。

 人生を実りあるものとするためには、自分の周りにはどんなリスクがあり、
そのリスクをどのように管理してコントロールしていくかを考えて行動してい
かなければなりません。そのための判断力、決断力、行動力を学ぶには株式投
資を行うことはとても役に立つでしょう。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座season3(19)」

(20)メインLCDとサブLCD(2)

 今回は、LCDの構造とつくり方を簡単に説明したいと思います。

 LCDのLは、Liquid(リキッド)の頭文字で、液体。
Cは、Crystal(クリスタル)の頭文字で、結晶という意味ですが、
ちょっと矛盾したような言葉が2つ並んでいます。液体のようでしかも固体の
ような状態という風に理解してください。なんでそんな名前がついているので
しょうか。

LCDの構造の構造を見ながら説明していきましょう。

見た目は一枚の濃い青いガラスの様に見えます。よく見ると、ガラスとガラス
が貼り合わされている様に見えます。実はガラスとガラスの間に液体が入って
いてそれが濃い青い色をしているのです。

もう少し詳しく見ていきましょう。ガラスには配光膜が印刷されています。配
光膜は、液体の様な液晶の配列を一定方向に並べる役割を持っています。サン
ドイッチの様に具の部分が液晶その両側に配光膜が設置され、更にその両外側
から透明電極が貼り合わされています。この透明電極がガラスです。更に、こ
の両外側から偏光フィルムが貼り合わされています。

配光膜は、液晶の方向を電気的に並べる役割をもっていますので、2枚の配光
膜のうち、上側の配光膜は縦方向に、下側の配光膜は横方向に液晶が並ぶよう
に設定されています。透明電極間に電圧がかかっていない場合は、偏光フィル
ムによって、縦の光は、90度ねじれて下側の偏光フィルムから出ていきます。
この時、上から覗くと窓ガラスの様に透けて見えます。

透明電極に電圧をかけると、液晶は、配光膜に対して90度立ってしまい、光
が通らなくなるのです。この時、液晶を覗くとガラスは真っ黒でなにも見えま
せん。

このように、液体の様にシャバシャバであるけれど、電圧によって結晶の様に
液晶の小さい粒の方向をきちんと並べることができるという性質から、液晶と
いう名前はがつけられたのです。

1、ガラス基板に配光膜を印刷
2、2枚のガラス基板を貼り合わせる
3、液晶を注入し封止する
4、偏光フィルムを貼り付ける

次回は、メーカ、市場規模、動向などをお話してみたいと思います。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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