技術を評価できる個人投資家の養成講座(52)

JUGEMテーマ:株・投資


(53)キーパッド2

 今回は前回に引き続き、携帯電話のボタン、キーパッドについてお話ししたいと思います。
 早速、携帯電話のキーパッドの市場規模を計算して見ましょう。

 単価を約250円とすると月産100万個で月の売上が2億5千万円、年間30億円月1000万個で月25億円、年間300億円の売上となります。国内向けの生産量はこの程度でしょうか、海外向けを欧州300億円、米国300億円の合計600億円とすると全体で900億円ぐらいでしょう。

しかし、薄型化が進む、携帯電話の世界では、キーパッドの置き換えが進むと考えられます。現在は、シリコンゴムが主体ですが、薄型を要求され、シリコンゴムがプラスティックのシートの様な薄いものになっていくことが考えられます。

但し、キーパッドは、携帯電話の外観上大きな部分を占めますので、デザインの自由度も求められますので、プラスティックのシートに色々なデザインを施せるメーカがシェアをとっていくと思われます。

例えば、色々な色を印刷するということになると印刷メーカが有利となります。印刷も単純にインクを印刷する場合や、あらかじめ、印刷された薄いシートを貼り付けるタイプも考えられます。但し、キーパッドは、人が何十万回と押すことになりますので、その印刷がはがれない技術が必要となってきます。

大手シリコンラバーメーカ、例えば信越ポリマー(7970)などは、携帯電話業界へのシリコンラバーの供給が携帯電話の薄型化に伴い、細っていく可能性が十分にあります。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(79)

JUGEMテーマ:株・投資


=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その39)=

第37話 投資の利益は時価主義で評価しています

 株式投資を始めたころは、株を買って下がってしまっても、株価は変動するものだから売らなければ損は実現しない。「含み損は損じゃないんだ」なんて言い張っていました。だから買った株で全部儲けたい。株価が買い値より下がったら絶対売らない。そんな我をはって持ち続けていました。

「僕は株で損したことはありません。」というのが自慢の愚かな投資家でした。だから含み損を抱えた状態は座敷牢に入れられているような状態で、身動きが取れませんでした。そして株価が買い値を上回ったとたんに、座敷牢から出られたうれしさに、直ぐ売ってしまうようなこともありました。

 そうすると売った途端に大暴騰を始める株がたくさんでました。例えば初めて私が買った思い出の東芝株です。1985年1月18日に421円で買いました。ちょんまげのトップの高値で掴んでしまいました。その後東芝株は下げ続け9月に329円をつけたあと少しずつ戻してやっと1986年の7月24日に460円になったので「エイッ」とばかり売り飛ばしました。売るととっても気分が爽快でした。ほんのわずかでも、きちんと利益を上がられたので、とてもうれしかったです。ところがなんと、東芝株はその2ヶ月後の9月30日には853円になりました。悔しくて、悲しかったです。そんなことを何度
も体験するうちに株は売っても売らなくても買い値を下回れば損をしている。買い値を上回れば儲かっている。そして株式投資の損益は投資している株全体で計算すればいいんだという時価評価主義に考え方を買えました。

 そうしたら不思議なことに損切りがスムーズに出来るようになりました。利食いの売りもあまり欲張らずスムーズに出せるようになりました。自分の相場観に基づいてスムーズに売買できるようになってくると、少しずつ投資の利益が増加してくるようになりました。

 損切りや利食いがどうも苦手だと思っておられる方は試してみてはいかがでしょうか。

 時価主義でやっていると、損益に直ぐに反映されるので「含み損は損じゃない」方式が使えません。もろにお財布に響いてきます。でもこれが大切だと思います。
 ストレートに損益状態を見れるので、自分の資金管理の方針から資産状況を判断し、いまやるべきことの決定を行い実行することが可能です。

 サラリーマンを卒業した後、2月にも株価の乱高下に振り回されてしまいました。ライブドア・ショックがあったため、今年は調整が早く来た。「節分天井 彼岸底」というパターンは今年はないんじゃないだろうか、なんて皮算用をして、キャッシュ・ポジションを株に変え始めた矢先の急落で「あれ〜」という感じで、打撃を受けました。信用取引を利用していないしキャッシュ・ポジションをけっこう持っての株式投資なので、市場から強制退場させられる危険はなくても、痛手は大きいです。

 特にサラリーマンを卒業し、リスク感応度が高くなっていたので、頭に血が上って、愚かな取引をしそうになったので、あわてて「ごめんなさい、間違えました」とポジションを縮小し、短期投資も即ストップしてしまいました。冷静に判断して動かなければならない株式投資で、熱くなったら危険です。そんな状態になりそうになったら、即ドクターストップ^^;。さっさと過ちを認めて、逃げ出せるようになったことを確認できたことだけが今回の救いでした(爆笑)

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

ファンダメンタルズ分析入門第2部(4)

JUGEMテーマ:株・投資


■■■受注の重要性を理解する■■■
〜「受注の状況」でわかること、分からないこと〜

★受注は短信のどこに記載されているの?
短信の最後のページには、「受注の状況」の欄があります。

:::まとめ:::
受注の欄は、20枚程度ある決算短信の最後のページ(もしくは最後の数ページのどこか)に記載されている。


★ 受注が記載されていない企業
〜B2BとB2C〜
企業の中には、受注を記載しないものがあります。
短信をいくら見ても受注が記載されていない場合があるのです。
たとえば、受注活動を行わない企業はどうでしょうか?
たとえば、JR等の鉄道各社は、通勤客から受注活動を行うでしょうか?
行いません。

また、花王が石鹸を受注生産するでしょうか。
消費者から注文が着てから、受注をして、生産をしていては、消費者は手に入れたいときに手に入らないストレスを感じてしまうでしょう。

消費者向けのサービスや財を提供している企業(=B2C、ビーツゥシーといいます)には、そもそも受注という概念がありません。
すると、受注を行っているのは、企業を相手にしている企業ということになります。
ビジネスをしている企業を相手にビジネスをしている企業をB2B(ビーツゥビー)といいます。

もちろん、すべての事柄には例外があります。
企業を相手に商売していても、標準品(ねじなど)をつくっていれば、見込み生産となります。標準品や標準の定型サービスであれば、業界の動向に応じた需要見込みに応じて生産を行ったり、人員を投入したりします。B2Bで受注が記載されていない企業もあるのです。

   B2B       B2C
顧客が企業       顧客は消費者
受注有り        受注なし
商品開発費がかからない 商品開発費がかかる
宣伝費がかからない   宣伝費がかかる
受注してから生産    見込みで生産
営業人員が少ない    営業人員が多い
市場規模が小さい    市場規模が大きい


:::まとめ:::
B2Bは受注を参考にする
B2Cには受注という概念がない。


★受注は短期業績の先行指標

岡本工作機械(6125)の平成17年3月期の受注状況は、合計で277億円の前期比約15%増でした。つまり、前年比では、15%程度、受注が増えている。http://www.okamoto.co.jp/ir/index.html
受注してから、生産を開始して、売上に計上されるのですから、受注−売上の時間差(=リードタイムといいます)の分、受注は売上や利益の先行指標といえるのです。
受注動向を把握することで、短期(今後数ヶ月の)業績予想のヒントになります。

もう少し細かく、四半期ごとに受注高(受注の総額)の動向を見ることで、最新の瞬間風速的な企業活動が把握できます。

たとえば、短信の表紙では足元の業績は冴えないので、「売り」と判断された企業であっても、最後のページで受注状況は高水準という場合があります。その場合は、高水準の受注がいつどのようなタイミングで損益に反映されるかを予想しなければなりません。

:::まとめ:::
受注は売上に先行する。

(山本潤)

(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


億の近道2006/02/28

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2006/02/28号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
   (本日の担当:山本潤&石川臨太郎&深田萌絵&彼岸先生)

 ◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(4)」:山本潤
 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(79)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 萌絵のクォンツ★レポート(14)」:深田萌絵
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(53)」:彼岸

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 ◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第2部(4)」:山本潤

■■■受注の重要性を理解する■■■
〜「受注の状況」でわかること、分からないこと〜

★受注は短信のどこに記載されているの?
短信の最後のページには、「受注の状況」の欄があります。

:::まとめ:::
受注の欄は、20枚程度ある決算短信の最後のページ(もしくは最後の数ペー
ジのどこか)に記載されている。


★ 受注が記載されていない企業
〜B2BとB2C〜
企業の中には、受注を記載しないものがあります。
短信をいくら見ても受注が記載されていない場合があるのです。
たとえば、受注活動を行わない企業はどうでしょうか?
たとえば、JR等の鉄道各社は、通勤客から受注活動を行うでしょうか?
行いません。

また、花王が石鹸を受注生産するでしょうか。
消費者から注文が着てから、受注をして、生産をしていては、消費者は手に入
れたいときに手に入らないストレスを感じてしまうでしょう。

消費者向けのサービスや財を提供している企業(=B2C、ビーツゥシーとい
います)には、そもそも受注という概念がありません。
すると、受注を行っているのは、企業を相手にしている企業ということになり
ます。
ビジネスをしている企業を相手にビジネスをしている企業をB2B(ビーツゥ
ビー)といいます。

もちろん、すべての事柄には例外があります。
企業を相手に商売していても、標準品(ねじなど)をつくっていれば、見込み
生産となります。標準品や標準の定型サービスであれば、業界の動向に応じた
需要見込みに応じて生産を行ったり、人員を投入したりします。B2Bで受注
が記載されていない企業もあるのです。

   B2B       B2C
顧客が企業       顧客は消費者
受注有り        受注なし
商品開発費がかからない 商品開発費がかかる
宣伝費がかからない   宣伝費がかかる
受注してから生産    見込みで生産
営業人員が少ない    営業人員が多い
市場規模が小さい    市場規模が大きい


:::まとめ:::
B2Bは受注を参考にする
B2Cには受注という概念がない。


★受注は短期業績の先行指標

岡本工作機械(6125)の平成17年3月期の受注状況は、合計で277億
円の前期比約15%増でした。つまり、前年比では、15%程度、受注が増え
ている。http://www.okamoto.co.jp/ir/index.html
受注してから、生産を開始して、売上に計上されるのですから、受注−売上の
時間差(=リードタイムといいます)の分、受注は売上や利益の先行指標とい
えるのです。
受注動向を把握することで、短期(今後数ヶ月の)業績予想のヒントになりま
す。

もう少し細かく、四半期ごとに受注高(受注の総額)の動向を見ることで、最
新の瞬間風速的な企業活動が把握できます。

たとえば、短信の表紙では足元の業績は冴えないので、「売り」と判断された
企業であっても、最後のページで受注状況は高水準という場合があります。そ
の場合は、高水準の受注がいつどのようなタイミングで損益に反映されるかを
予想しなければなりません。

:::まとめ:::
受注は売上に先行する。

(山本潤)

(この連載は2005年12月時点で執筆されたものです。情報提供を目的に
 しており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任
 と判断で願います。)

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◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(79)」

=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その39)=

第37話 投資の利益は時価主義で評価しています

 株式投資を始めたころは、株を買って下がってしまっても、株価は変動する
ものだから売らなければ損は実現しない。「含み損は損じゃないんだ」なんて
言い張っていました。だから買った株で全部儲けたい。株価が買い値より下が
ったら絶対売らない。そんな我をはって持ち続けていました。

「僕は株で損したことはありません。」というのが自慢の愚かな投資家でした。
だから含み損を抱えた状態は座敷牢に入れられているような状態で、身動きが
取れませんでした。そして株価が買い値を上回ったとたんに、座敷牢から出ら
れたうれしさに、直ぐ売ってしまうようなこともありました。

 そうすると売った途端に大暴騰を始める株がたくさんでました。例えば初め
て私が買った思い出の東芝株です。1985年1月18日に421円で買いま
した。ちょんまげのトップの高値で掴んでしまいました。その後東芝株は下げ
続け9月に329円をつけたあと少しずつ戻してやっと1986年の7月24
日に460円になったので「エイッ」とばかり売り飛ばしました。売るととっ
ても気分が爽快でした。ほんのわずかでも、きちんと利益を上がられたので、
とてもうれしかったです。ところがなんと、東芝株はその2ヶ月後の9月30
日には853円になりました。悔しくて、悲しかったです。そんなことを何度
も体験するうちに株は売っても売らなくても買い値を下回れば損をしている。
買い値を上回れば儲かっている。そして株式投資の損益は投資している株全体
で計算すればいいんだという時価評価主義に考え方を買えました。

 そうしたら不思議なことに損切りがスムーズに出来るようになりました。利
食いの売りもあまり欲張らずスムーズに出せるようになりました。自分の相場
観に基づいてスムーズに売買できるようになってくると、少しずつ投資の利益
が増加してくるようになりました。

 損切りや利食いがどうも苦手だと思っておられる方は試してみてはいかがで
しょうか。

 時価主義でやっていると、損益に直ぐに反映されるので「含み損は損じゃな
い」方式が使えません。もろにお財布に響いてきます。でもこれが大切だと思
います。
 ストレートに損益状態を見れるので、自分の資金管理の方針から資産状況を
判断し、いまやるべきことの決定を行い実行することが可能です。

 サラリーマンを卒業した後、2月にも株価の乱高下に振り回されてしまいま
した。ライブドア・ショックがあったため、今年は調整が早く来た。「節分天
井 彼岸底」というパターンは今年はないんじゃないだろうか、なんて皮算用
をして、キャッシュ・ポジションを株に変え始めた矢先の急落で「あれ〜」と
いう感じで、打撃を受けました。信用取引を利用していないしキャッシュ・ポ
ジションをけっこう持っての株式投資なので、市場から強制退場させられる危
険はなくても、痛手は大きいです。

 特にサラリーマンを卒業し、リスク感応度が高くなっていたので、頭に血が
上って、愚かな取引をしそうになったので、あわてて「ごめんなさい、間違え
ました」とポジションを縮小し、短期投資も即ストップしてしまいました。冷
静に判断して動かなければならない株式投資で、熱くなったら危険です。そん
な状態になりそうになったら、即ドクターストップ^^;。さっさと過ちを認
めて、逃げ出せるようになったことを確認できたことだけが今回の救いでした
(爆笑)

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載 萌絵のクォンツ★レポート(14)」

 皆さんこんにちは☆萌絵です。

 先週お引越しをしたのですが、いまだネットが繋がらずけっこう不自由な気
持ちで過ごしています。テレビよりもネットがないとどうにもならない時代に
突入してきたのですね!

 さてさて、今週末から私はニュージーランドに行って羊と戯れる予定ですが、
そのまえに先々週のバックテストのミスを訂正しなければなりません。知り合
いのクォンツアナリストから指摘していただいたのですが、バックテストをす
るときは相対的に物事を考えないといけない。だから、配当利回りのバックテ
ストをして5分位に分けたら、一番利回りの高いものから1番利回りの低いも
のを引いて、それをさらにベンチマークと比較しないといけなかったようです。

 ということで、さっそくバックテストをやり直しました。期間は96年3月
から06年2月までの10年間、対象はTOPIX採用全銘柄。ベンチマーク
はTOPIXです。

 これを折れ線グラフにしてみると、意外や意外。常に高利回りのものが買わ
れているわけではないようです。96年から99年までは、高利回り−低利回
りのグラフはほぼ横ばいですが、ベンチマークと比較すれば強い。ただ、96
年から97年の信用不安の期間はベンチマークのほうが若干強い局面も。00
年から03年3月まで、ベンチマークが劇的に下げている局面では高配当利回
りが非常に強いことが分かりました。その後、ベンチマークが強烈に上昇して
きている局面では対照的に高配当利回り−低配当利回りのリターンは下がって
います。

 それでも、10年という長期の枠組みで区切ると高配当利回り銘柄はベンチ
マークや低配当利回り銘柄より相対的に強いという結論が導けそうです。

 さて、こちらのファイルが欲しい方は、私はしばらく海外なので、3月20
日以降に「配当利回りテスト希望」というタイトルでファイルを請求してくだ
さいね☆ moe-fukada@do.chu.jp までどうぞ☆

それでは、次は3月半ばにお会いしましょう〜〜(^0^)v
(深田萌絵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(52)」

(53)キーパッド2

 今回は前回に引き続き、携帯電話のボタン、キーパッドについてお話しした
いと思います。
 早速、携帯電話のキーパッドの市場規模を計算して見ましょう。

 単価を約250円とすると月産100万個で月の売上が2億5千万円、年間
30億円月1000万個で月25億円、年間300億円の売上となります。国
内向けの生産量はこの程度でしょうか、海外向けを欧州300億円、米国30
0億円の合計600億円とすると全体で900億円ぐらいでしょう。

しかし、薄型化が進む、携帯電話の世界では、キーパッドの置き換えが進むと
考えられます。現在は、シリコンゴムが主体ですが、薄型を要求され、シリコ
ンゴムがプラスティックのシートの様な薄いものになっていくことが考えられ
ます。

但し、キーパッドは、携帯電話の外観上大きな部分を占めますので、デザイン
の自由度も求められますので、プラスティックのシートに色々なデザインを施
せるメーカがシェアをとっていくと思われます。

例えば、色々な色を印刷するということになると印刷メーカが有利となります。
印刷も単純にインクを印刷する場合や、あらかじめ、印刷された薄いシートを
貼り付けるタイプも考えられます。但し、キーパッドは、人が何十万回と押す
ことになりますので、その印刷がはがれない技術が必要となってきます。

大手シリコンラバーメーカ、例えば信越ポリマー(7970)などは、携帯電
話業界へのシリコンラバーの供給が携帯電話の薄型化に伴い、細っていく可能
性が十分にあります。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 2005年4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタ
ルズ分析に必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVD
です。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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投資の王道(その11)

JUGEMテーマ:株・投資


■2006年韓国にバブルがやってくる。北朝鮮は中国の特別行政区になる

 昨年の11月に韓国を訪問した際に、私が金融機関に勤務していた頃の韓国人の友人と再会しました。
 彼は、「第一銀行」という大手銀行の、日本における責任者として<日本のバブル期のはじまる少し前から狂乱の宴が終わるころ>にかけて東京・大阪に来ていました。当時私が大変驚いたのは、20代前半の東京支店や大阪支店のスタッフ(現地採用)の給料が韓国の本店の頭取より高いということでした。もちろん、「第一銀行」の東京支店や大阪支店のスタッフの給与が特別に高かったわけではなく、韓国と日本の標準的な給与や所得に、何倍もの差があったということです。

 その後、日本のバブルは崩壊し、韓国もアジア通貨危機で大きな痛手を受けましたが、両者の経済格差は、これまで基本的に縮小してきました。
 今、韓国を支えているサムスン電子や現代自動車の中堅社員の年収は600万円〜800万円といったところでしょうか。韓国の企業の給与体系は、日本よりも米国寄りで、役員や部長クラスと一般従業員との給与格差が大きく、大企業と中小企業の間の給与格差もかなりありますから、一律に比較はできませんが、日本人の給与が頭打ち傾向で、ウォン高も進んでいることから、韓国人給与が日本人のそれを抜く日もそれほど遠くないのでは無いかと思います。

 冒頭の韓国人の友人が、最近の同国の状況を評して、「日本のバブルの状況に似てきた」と言っていましたが、ソウルや韓国南部の高級住宅街の地価上昇のすごさは、政府が過熱に対して何回も警鐘を鳴らすほどです。
 また、その友人はアジア通貨危機の後、銀行を辞めて数人の仲間とともに、金融事業をスタートして調子よくやっていますが、九州方面には仲間とよく一泊2日のゴルフツアーに来るそうです。韓国では、今空前のゴルフ・ブームですが、ゴルフ場が圧倒的に不足してるため、九州方面に1泊2日でやってくゴルフツアーが大流行だそうです。

 また、金融政策面で言えば、経済が今後好調と予想されるにもかかわらず、低金利(もちろん現在の日本よりは高いわけですが…)政策が継続され、過剰流動性によってバブルが引き起こされる可能性が高くなっています。実際、香港の商店で中国語は別にして、もっとも見かけるのはハングルの表示だそうです。財布の紐がしっかり硬くなってしまった日本人向けの表示がめっきり減ってしまったのは少し寂しい感じがしますが…。
(OH)

(以下、次週に続く)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

短期急落場面では忍耐と勇気が必要

JUGEMテーマ:株・投資


 せっかく投資した株を損して手放す時の惨めさは味わった人にしかわからないだろうが、結構つらいものである。
 こだわりを持って投資したのなら少なくとも1年や2年しっかりと付き合う覚悟が必要なのだが、急落場面を目の当たりにすれば、なかなか対処の方法がなく、ただ黙ってみているしかないのも仕方のないことだろう。
 黙って見ているだけならともかく安値で売ってしまうという愚を重ねてしまっては資産の形成などおぼつかないことになる。
 結果論ではあるが、急落場面に遭遇したら敢えて耐え抜くことしかない。
 下げた背景を吟味して持ち続けるかどうかを決断してオーバーシュートした場面で買い増すぐらいの勇気が必要となるのである。

 私も今回、たまたまそうした短期急落銘柄を目の当たりにすることができた。この会社の役員の方には関西からわざわざ出張して説明までしてもらい、今後の方針などを伺い参考にさせて頂いた。同社には既に多くの投資家が関心を寄せたが、残念ながら直近の業績下方修正で株価が急落し、予想外に下げたため、ファンドを設定した責任者などが私にも相談に来られたりした。株価が予想以上に下落すると冷静さを欠いてしまうことが多いが、じっくり眺めてみるとそうした局面が投資チャンスで、結果としてあの時が底だったなんて言う話も多い。
 今回、オーバーシュートして売り込まれた銘柄はヘラクレス上場のサイネックス(2376)である。この銘柄は一昨年から私が注目し、時々私の有料メルマガにて紹介してきた経緯があるが、テレパル50という紙媒体の電話帳を地方で展開し1000万部の発行部数を誇る企業である。
 同社の事業戦略は紙媒体のお客さんをITにシフトしていくことにあり、YAHOO!電話帳などのネット商材を拡大することが当面の課題となっている企業である。単純に言えば2006年3月期の業績を売上で約10億円、経常利益で1億70百万円下方修正したことで800円から860円程度で推移してきた株価が490円まで下落したことをどう見るかということなのだが、まあ、赤字に転落するわけでもなく、現金残16億円を抱えてキャッシュフローも営業キャッシュフローが2億43百万円黒字となったほか、有利子負債も短期借り入れ金が3億50百万円があるだけで1株当たりの株主資本も522円あるなど財務内容はむしろ健全で、営業マンを減らす中で収益性も維持。スピードはともかく着実にITに向けて進んでいるとの印象は持てたのでそれほど悲観視する必要はないし、むしろ投資チャンスが来ているとの印象を受けたが、本日はそうした印象通り、株価は大きく反発しストップ高をつけてきた。しかも出来高が急増し、29万株にまで膨らんできた。発行済み株式数は647万株なので約4.5%が1日で出来たことになる。
 丁度本日からヘラクレスのシステムが変わり、上下それぞれ8本の値段が気配値として表示され、出来高増からディーリング感覚での売買もやりやすくなってきたとの市場関係者の声も聞かれるようになってきたのもプラス材料。大方の期待を裏切って値を下げた同社株に復活ののろしがあがるとすればそこには忍耐と底値を買う勇気があって取り組む人たちの逆転の発想があってのものなのかも知れない。
 本日はとにかくストップ高買い気配で終えるなど一気に大逆転の可能性すら感じるぐらいだった。まあ、一気にはいかないとしてもここから先もこの出来高を踏まえてかなり人気化する気配を感じるぐらいの状況となってきたが、株式相場とは不思議な世界である。

 いくらで株価が評価されるかは投資家の裁量に委ねられる世界ではあるが市場平均のPER並み(22倍)なら経常利益4億円の会社なら時価総額は44億円程度が妥当ということになる。JASDAQ平均だとPERは40倍にまで跳ね上がり妥当な時価総額も80億円ということになるのだが・・・。これには一寸時間がかかる。同社への評価は果たしてどのぐらいが妥当なのか…。少なくとも市場性を伴う銘柄となってきたので多少のプレミアムがついてもおかしくはないだろう。
 未来のことは誰にも分からないが、未来の業績を今から読み取って現状の利益が何倍にもなるのならひょっとしたらの世界がありそうだ。とは言え、いくらまで株価が上昇するかは結果でわかること。投資家が将来の期待を膨らませるか、足下の需給に着目するかはそれぞれの勝手。それにしても同社株に関しては明日以降もどうなるのか注目していきたい。
 その他のヘラクレス銘柄も元気を取り戻してきている状況で、あさってからはいよいよ3月相場に突入。春の嵐のような相場展開も想定されるのでしっかり見ていきましょう!!
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2006/02/27

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                   2006/02/27
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
   (本日の担当:炎のファンドマネージャー&投資野・オーちゃん)

    ◆コラム「短期急落場面では忍耐と勇気が必要」:炎
    ◆コラム「投資の王道(その11)」:投資野・オーちゃん

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◆コラム「短期急落場面では忍耐と勇気が必要」

 せっかく投資した株を損して手放す時の惨めさは味わった人にしかわからな
いだろうが、結構つらいものである。
 こだわりを持って投資したのなら少なくとも1年や2年しっかりと付き合う
覚悟が必要なのだが、急落場面を目の当たりにすれば、なかなか対処の方法が
なく、ただ黙ってみているしかないのも仕方のないことだろう。
 黙って見ているだけならともかく安値で売ってしまうという愚を重ねてしま
っては資産の形成などおぼつかないことになる。
 結果論ではあるが、急落場面に遭遇したら敢えて耐え抜くことしかない。
 下げた背景を吟味して持ち続けるかどうかを決断してオーバーシュートした
場面で買い増すぐらいの勇気が必要となるのである。

 私も今回、たまたまそうした短期急落銘柄を目の当たりにすることができた。
この会社の役員の方には関西からわざわざ出張して説明までしてもらい、今後
の方針などを伺い参考にさせて頂いた。同社には既に多くの投資家が関心を寄
せたが、残念ながら直近の業績下方修正で株価が急落し、予想外に下げたため、
ファンドを設定した責任者などが私にも相談に来られたりした。株価が予想以
上に下落すると冷静さを欠いてしまうことが多いが、じっくり眺めてみるとそ
うした局面が投資チャンスで、結果としてあの時が底だったなんて言う話も多
い。
 今回、オーバーシュートして売り込まれた銘柄はヘラクレス上場のサイネッ
クス(2376)である。この銘柄は一昨年から私が注目し、時々私の有料メ
ルマガにて紹介してきた経緯があるが、テレパル50という紙媒体の電話帳を
地方で展開し1000万部の発行部数を誇る企業である。
 同社の事業戦略は紙媒体のお客さんをITにシフトしていくことにあり、Y
AHOO!電話帳などのネット商材を拡大することが当面の課題となっている
企業である。単純に言えば2006年3月期の業績を売上で約10億円、経常
利益で1億70百万円下方修正したことで800円から860円程度で推移し
てきた株価が490円まで下落したことをどう見るかということなのだが、ま
あ、赤字に転落するわけでもなく、現金残16億円を抱えてキャッシュフロー
も営業キャッシュフローが2億43百万円黒字となったほか、有利子負債も短
期借り入れ金が3億50百万円があるだけで1株当たりの株主資本も522円
あるなど財務内容はむしろ健全で、営業マンを減らす中で収益性も維持。スピ
ードはともかく着実にITに向けて進んでいるとの印象は持てたのでそれほど
悲観視する必要はないし、むしろ投資チャンスが来ているとの印象を受けたが、
本日はそうした印象通り、株価は大きく反発しストップ高をつけてきた。しか
も出来高が急増し、29万株にまで膨らんできた。発行済み株式数は647万
株なので約4.5%が1日で出来たことになる。
 丁度本日からヘラクレスのシステムが変わり、上下それぞれ8本の値段が気
配値として表示され、出来高増からディーリング感覚での売買もやりやすくな
ってきたとの市場関係者の声も聞かれるようになってきたのもプラス材料。大
方の期待を裏切って値を下げた同社株に復活ののろしがあがるとすればそこに
は忍耐と底値を買う勇気があって取り組む人たちの逆転の発想があってのもの
なのかも知れない。
 本日はとにかくストップ高買い気配で終えるなど一気に大逆転の可能性すら
感じるぐらいだった。まあ、一気にはいかないとしてもここから先もこの出来
高を踏まえてかなり人気化する気配を感じるぐらいの状況となってきたが、株
式相場とは不思議な世界である。

 いくらで株価が評価されるかは投資家の裁量に委ねられる世界ではあるが市
場平均のPER並み(22倍)なら経常利益4億円の会社なら時価総額は44
億円程度が妥当ということになる。JASDAQ平均だとPERは40倍にま
で跳ね上がり妥当な時価総額も80億円ということになるのだが・・・。これ
には一寸時間がかかる。同社への評価は果たしてどのぐらいが妥当なのか…。
少なくとも市場性を伴う銘柄となってきたので多少のプレミアムがついてもお
かしくはないだろう。
 未来のことは誰にも分からないが、未来の業績を今から読み取って現状の利
益が何倍にもなるのならひょっとしたらの世界がありそうだ。とは言え、いく
らまで株価が上昇するかは結果でわかること。投資家が将来の期待を膨らませ
るか、足下の需給に着目するかはそれぞれの勝手。それにしても同社株に関し
ては明日以降もどうなるのか注目していきたい。
 その他のヘラクレス銘柄も元気を取り戻してきている状況で、あさってから
はいよいよ3月相場に突入。春の嵐のような相場展開も想定されるのでしっか
り見ていきましょう!!
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「投資の王道(その11)」

■2006年韓国にバブルがやってくる。北朝鮮は中国の特別行政区になる

 昨年の11月に韓国を訪問した際に、私が金融機関に勤務していた頃の韓国
人の友人と再会しました。
 彼は、「第一銀行」という大手銀行の、日本における責任者として<日本の
バブル期のはじまる少し前から狂乱の宴が終わるころ>にかけて東京・大阪に
来ていました。当時私が大変驚いたのは、20代前半の東京支店や大阪支店の
スタッフ(現地採用)の給料が韓国の本店の頭取より高いということでした。
もちろん、「第一銀行」の東京支店や大阪支店のスタッフの給与が特別に高か
ったわけではなく、韓国と日本の標準的な給与や所得に、何倍もの差があった
ということです。

 その後、日本のバブルは崩壊し、韓国もアジア通貨危機で大きな痛手を受け
ましたが、両者の経済格差は、これまで基本的に縮小してきました。
 今、韓国を支えているサムスン電子や現代自動車の中堅社員の年収は600
万円〜800万円といったところでしょうか。韓国の企業の給与体系は、日本
よりも米国寄りで、役員や部長クラスと一般従業員との給与格差が大きく、大
企業と中小企業の間の給与格差もかなりありますから、一律に比較はできませ
んが、日本人の給与が頭打ち傾向で、ウォン高も進んでいることから、韓国人
給与が日本人のそれを抜く日もそれほど遠くないのでは無いかと思います。

 冒頭の韓国人の友人が、最近の同国の状況を評して、「日本のバブルの状況
に似てきた」と言っていましたが、ソウルや韓国南部の高級住宅街の地価上昇
のすごさは、政府が過熱に対して何回も警鐘を鳴らすほどです。
 また、その友人はアジア通貨危機の後、銀行を辞めて数人の仲間とともに、
金融事業をスタートして調子よくやっていますが、九州方面には仲間とよく一
泊2日のゴルフツアーに来るそうです。韓国では、今空前のゴルフ・ブームで
すが、ゴルフ場が圧倒的に不足してるため、九州方面に1泊2日でやってくゴ
ルフツアーが大流行だそうです。

 また、金融政策面で言えば、経済が今後好調と予想されるにもかかわらず、
低金利(もちろん現在の日本よりは高いわけですが…)政策が継続され、過剰
流動性によってバブルが引き起こされる可能性が高くなっています。実際、香
港の商店で中国語は別にして、もっとも見かけるのはハングルの表示だそうで
す。財布の紐がしっかり硬くなってしまった日本人向けの表示がめっきり減っ
てしまったのは少し寂しい感じがしますが…。
(OH)

(以下、次週に続く)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【炎氏よりお知らせ】

 投資野オーちゃんが講演されます成長企業セミナーが以下の内容にて開催さ
れます。皆さんの中で興味ある方はぜひご出席下さい。本メルマガでももうす
っかりおなじみとなった卓越した大原社長の考え方をぜひ参考になさってくだ
さい。
15時からスタートしますが、投資野オーちゃんこと大原創研の大原社長の出
番は16時半からとなっています。詳細は次のHPをご覧下さい。
http://www.bo-startup.co.jp/cgi-bin/seminar/
日時:2006年3月7日(火)
 講演15:00〜18:00 懇親会18:30〜20:30
場所:ブックオフ銀座ホール(3F)
 東京都中央区銀座8−8−17伊勢萬ビル3F
参加費:講演会8,000円(税込),懇親会5,000円(税込)/1人
(炎)

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【炎氏よりPR】

 有料メルマガの購読者を募集しています。企業訪問やトップとの面談を通じ
て皆様にとって有意義な生の情報を提供することが私の使命です。
 アナリスト経験とファンドマネジャー経験を積んできた私のコンテンツで夢
の「億の近道」を実現してください。

 人生が山あり谷ありであるように株式投資の世界も山あり谷あり。
 季節ごとに咲く花が違うように、株式市場に咲く花も異なっています。

 きれいな花や景色を探して旅する松尾芭蕉が皆さんに歌を詠むように私の発
見の旅のエッセンスをご賞味下さい。

 料金は年間最大2万円。格安ではありますが内容には自信があります。
(炎)

有料メルマガの詳細は炎氏のサイトまで。http://www.irisjapan.co.jp/

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 2005年4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタ
ルズ分析に必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVD
です。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 2003年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録し
た2枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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な書き込みや個人投資家の皆様の書き込みで盛り上がっております。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
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売上成長かコスト削減か

JUGEMテーマ:株・投資


新興市場の調整もやっと底打ちでしょうか。
なんでもかんでも上昇する相場は終わりました。
これからは割安な企業のみが上昇する相場は終わりです。
しっかり勉強して、企業価値の高い企業の株式に投資しましょうね。

今回、考えるのは企業の業績を見るとき
”売上成長”と”コスト削減”のどちらに注目するか
と言うことです。


ある雑誌で
さわかみ投信の澤上社長が
”業績数字など見ない”
”売上を上げるのは難しい。流行もあるし運不運もある”
”しかしどんな経営者でも意思さえあればできることがひとつだけある。”
”コストを下げることだ”
とコメントされていた。

このたった4行が投資先を選ぶ上で
非常に重要なポイントであることに改めて気付かされました。

○売上成長とコスト削減のどちらに注目するか
企業努力によって
”売上を上げる”
”コストを下げるか”
どちらを目指すか。

当然、どちらも必要なことですが、もっと具体的に考えてみましょう。

”企業努力によって売上を上げる”
と言うとき、営業力を高めるとか販売キャンペーンを実施するとか
直感的に思いつきます。
しかし、これはお金がかかる。

単純な例で考える。
自由になる5億円がある時、
”売上増加の為に使う”
”コスト削減の為に使う”
どちらが効果的だろうか?

○売上増加の為に使う場合
売上増加の為、広告宣伝費に向ける。
費用5億円投入し10億円の売上増となった。
得られる利益は増えるものの
利益率はあまり伸びません。
(投資効率悪すぎる例ですいません(^^;;;)

・投資前
売上 30
費用 20
利益 10
利益率33%

・売上増加
売上 40
費用 25
利益 15
利益率は37.5%に上昇

・もし、同業他社も広告費投入をした為、広告の効果なく売上伸びず
売上 30
費用 25
利益 5
コストだけが増えて利益率16.7%に低下・・・つらいですね(^^;;;

○コスト削減に使う場合
コスト削減のためのシステム構築をする
10億円のコスト削減の為、5億円のコストをかければ、
結果的に5億円のコスト削減。
売上が横ばいだとしても利益率は高まりますね。

・投資前
売上 30
費用 20
利益 10
利益率33.3%

・コスト削減
売上 30
費用 15
利益 15
利益率33%→50%

 若干極端な例で、納得いかない方がいるかもしれませんが(笑)
重要なのは一度下げたコストは上がらない(上がりにくい)ということ
この例でいえば低コストで継続できるシステムを作り上げたのですから
もし売上減少になっても利益を上げられるということになります。
”システム”と書きましたが、サーバー等の設備に限定したものではありません。
社内の業務の流れ全体をさすものです。

広告宣伝費投入による売上増加は
もし他社が同様の広告宣伝を行えば、
逆に奪われることになりかねない。
広告宣伝効果は意外と短いもので
どんどん新たな広告費投入が必要となる。

そのシステム構築後は(極端な場合)、
コスト削減にかけた5億円は一回きり。
その後は計上されない。

・コスト削減
売上 30
費用 5
利益 25
利益率33%→83%(笑)


売上について考えるとは同じだけの売上を維持する為には
広告宣伝の継続、営業マンの給料と
同じだけのコストがかかる可能性があります。

この違いは何でしょうか?

○”コスト削減”は社内で改善することが可能な部分が多い。
○”売上増加”は他社との競合や顧客、ユーザーに対する働きかけである。


<売上に注目することによって懸念されるリスク>
コストをかけたが思ったほど売上を伸ばせなかった、というときには
売上によって得られた利益は再度売上を伸ばす為のコストに向けられ、
自転車操業に陥る。
コストがさらに高まる→コスト増スパイラルだ。

改めて考え直してみたい。
売上増加に注力するか、コスト削減に注力するか
どちらが重要か?

<クイズ>
突然ですがここでひとつクイズ。
サッカーの試合で負けない方法は?

”エースストライカーを入れてたくさん点を取る”

いえ、違います。

”防御力を高めて1点も取られない”
ことです。

企業で言えば
売上が伸びるまでコストを上げないことこそ継続企業としての大きな要素となるでしょう。
よい商品を作っているが、なかなか売れない。
確かに、営業力を高めて売上を伸ばすことも重要ですが
コストをかけすぎて、売れる前に赤字転落、事業縮小では意味がありません。

地道によい商品を作り、地道にコスト削減を続ける。
そんな企業を探すことができれば、
その企業の売るものが市場の評価を得られたときに大きく飛躍する。
その時点では売上を伸ばすことにかけるコストはあまりかからない。
そのときに大きな利益を生み出すこととなるだろう。

そんな視点で企業を見てみてはどうだろうか?

<そんな企業の探し方>
探し方は簡単だ。
決算短信を見るだけ。
売上高原価率の低下
売上高販管比率の低下
と言った形で売上に対するコストの割合が下がっていることから判断できる。
また、コスト削減の内容は当期の業績についてのコメントとしてきっと触れられているだろう。
企業としてはその努力を評価して欲しいからだ。

各企業とももともといい加減にビジネスをしていたわけではない。
それなりにしっかりとしたシステムを構築してきた。
コスト削減は今まで安定的に運用してきたシステムに手を入れると言うことだから大変なことだ。

大変なことをやったからこそ、企業は株主やアナリストに向けて
”やったぞ!!”と主張したいだろう。
簡単な内容だとしても必ず書いているはずだ。

決算短信に目を通し、そんな企業の努力を感じつつ、
投資対象とする企業を探して欲しい。

<実際に見られる事例>
例えば、日用品などの大衆消費製品は販促費を販売店にばら撒き、
それが値下げの原資となっている、それこそ自らデフレスパイラルに作り出している状況。
これがもし販促費を止めたら、他社製品との価格差から割高になってしまい売れなくなるでしょう。
売れなくなればその商品は店頭に置いてもらえなくなる。
まさに抜けることのできないデフレスパイラル。
コスト増の状況から抜けることはできない。
売上を伸ばす為にコストをかけた結果の末期的な状況。
現在、少しずつこの状況から抜け出そうと各社努力しているようですが完全に抜けることはできないでしょう
(意識的にこの状況を選択しているともいえますが)


投資の際には売上成長に目を奪われがちだが、
コスト削減こそが真の企業努力の現れであるという見方で
企業を見なおしてみたい。

知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2006/02/22

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                  2006/02/22号
             イ意 の 近 道

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 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

   ◆コラム「売上成長かコスト削減か」:億近産業調査部 知の利

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◆コラム「売上成長かコスト削減か」

新興市場の調整もやっと底打ちでしょうか。
なんでもかんでも上昇する相場は終わりました。
これからは割安な企業のみが上昇する相場は終わりです。
しっかり勉強して、企業価値の高い企業の株式に投資しましょうね。

今回、考えるのは企業の業績を見るとき
”売上成長”と”コスト削減”のどちらに注目するか
と言うことです。


ある雑誌で
さわかみ投信の澤上社長が
”業績数字など見ない”
”売上を上げるのは難しい。流行もあるし運不運もある”
”しかしどんな経営者でも意思さえあればできることがひとつだけある。”
”コストを下げることだ”
とコメントされていた。

このたった4行が投資先を選ぶ上で
非常に重要なポイントであることに改めて気付かされました。

○売上成長とコスト削減のどちらに注目するか
企業努力によって
”売上を上げる”
”コストを下げるか”
どちらを目指すか。

当然、どちらも必要なことですが、もっと具体的に考えてみましょう。

”企業努力によって売上を上げる”
と言うとき、営業力を高めるとか販売キャンペーンを実施するとか
直感的に思いつきます。
しかし、これはお金がかかる。

単純な例で考える。
自由になる5億円がある時、
”売上増加の為に使う”
”コスト削減の為に使う”
どちらが効果的だろうか?

○売上増加の為に使う場合
売上増加の為、広告宣伝費に向ける。
費用5億円投入し10億円の売上増となった。
得られる利益は増えるものの
利益率はあまり伸びません。
(投資効率悪すぎる例ですいません(^^;;;)

・投資前
売上 30
費用 20
利益 10
利益率33%

・売上増加
売上 40
費用 25
利益 15
利益率は37.5%に上昇

・もし、同業他社も広告費投入をした為、広告の効果なく売上伸びず
売上 30
費用 25
利益 5
コストだけが増えて利益率16.7%に低下・・・つらいですね(^^;;;

○コスト削減に使う場合
コスト削減のためのシステム構築をする
10億円のコスト削減の為、5億円のコストをかければ、
結果的に5億円のコスト削減。
売上が横ばいだとしても利益率は高まりますね。

・投資前
売上 30
費用 20
利益 10
利益率33.3%

・コスト削減
売上 30
費用 15
利益 15
利益率33%→50%

 若干極端な例で、納得いかない方がいるかもしれませんが(笑)
重要なのは一度下げたコストは上がらない(上がりにくい)ということ
この例でいえば低コストで継続できるシステムを作り上げたのですから
もし売上減少になっても利益を上げられるということになります。
”システム”と書きましたが、サーバー等の設備に限定したものではありませ
ん。
社内の業務の流れ全体をさすものです。

広告宣伝費投入による売上増加は
もし他社が同様の広告宣伝を行えば、
逆に奪われることになりかねない。
広告宣伝効果は意外と短いもので
どんどん新たな広告費投入が必要となる。

そのシステム構築後は(極端な場合)、
コスト削減にかけた5億円は一回きり。
その後は計上されない。

・コスト削減
売上 30
費用 5
利益 25
利益率33%→83%(笑)


売上について考えるとは同じだけの売上を維持する為には
広告宣伝の継続、営業マンの給料と
同じだけのコストがかかる可能性があります。

この違いは何でしょうか?

○”コスト削減”は社内で改善することが可能な部分が多い。
○”売上増加”は他社との競合や顧客、ユーザーに対する働きかけである。


<売上に注目することによって懸念されるリスク>
コストをかけたが思ったほど売上を伸ばせなかった、というときには
売上によって得られた利益は再度売上を伸ばす為のコストに向けられ、
自転車操業に陥る。
コストがさらに高まる→コスト増スパイラルだ。

改めて考え直してみたい。
売上増加に注力するか、コスト削減に注力するか
どちらが重要か?

<クイズ>
突然ですがここでひとつクイズ。
サッカーの試合で負けない方法は?

”エースストライカーを入れてたくさん点を取る”

いえ、違います。

”防御力を高めて1点も取られない”
ことです。

企業で言えば
売上が伸びるまでコストを上げないことこそ継続企業としての
大きな要素となるでしょう。
よい商品を作っているが、なかなか売れない。
確かに、営業力を高めて売上を伸ばすことも重要ですが
コストをかけすぎて、売れる前に赤字転落、事業縮小では
意味がありません。

地道によい商品を作り、地道にコスト削減を続ける。
そんな企業を探すことができれば、
その企業の売るものが市場の評価を得られたときに
大きく飛躍する。
その時点では売上を伸ばすことにかけるコストは
あまりかからない。
そのときに大きな利益を生み出すこととなるだろう。

そんな視点で企業を見てみてはどうだろうか?

<そんな企業の探し方>
探し方は簡単だ。
決算短信を見るだけ。
売上高原価率の低下
売上高販管比率の低下
と言った形で売上に対するコストの割合が下がっていることから
判断できる。
また、コスト削減の内容は当期の業績についてのコメントとして
きっと触れられているだろう。
企業としてはその努力を評価して欲しいからだ。

各企業とももともといい加減にビジネスをしていたわけではない。
それなりにしっかりとしたシステムを構築してきた。
コスト削減は今まで安定的に運用してきたシステムに手を入れると言うこと
だから大変なことだ。

大変なことをやったからこそ、企業は株主やアナリストに向けて
”やったぞ!!”と主張したいだろう。
簡単な内容だとしても必ず書いているはずだ。

決算短信に目を通し、そんな企業の努力を感じつつ、
投資対象とする企業を探して欲しい。

<実際に見られる事例>
例えば、日用品などの大衆消費製品は販促費を販売店にばら撒き、
それが値下げの原資となっている、それこそ自らデフレスパイラルに
作り出している状況。
これがもし販促費を止めたら、他社製品との価格差から割高になってしまい
売れなくなるでしょう。
売れなくなればその商品は店頭に置いてもらえなくなる。
まさに抜けることのできないデフレスパイラル。
コスト増の状況から抜けることはできない。
売上を伸ばす為にコストをかけた結果の末期的な状況。
現在、少しずつこの状況から抜け出そうと各社努力しているようですが
完全に抜けることはできないでしょう
(意識的にこの状況を選択しているともいえますが)


投資の際には売上成長に目を奪われがちだが、
コスト削減こそが真の企業努力の現れであるという見方で
企業を見なおしてみたい。

知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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(52)キーパッド

 今回は、携帯電話のキーパッドについてお話したいと思います。

 電話をかける時、数字を押したり、携帯電話の電話帳機能で検索をする時に押したり、携帯電話に入力する時に押すボタンのことを、キーパッドと言います。

これは、一見なんの変哲のないボタンですが、携帯電話の市場から意見を吸い上げつつ、デザインするため、毎機種ごとに違うほど、実に多彩な仕様になっています。トレンドも携帯電話のデザインに左右されるため、コロコロ変わるのが常となっています。

キーパッドを、感覚的に説明してみましょう。

まず、キーパッドの材質は、シリコンラバーです。これは、ゴムという風にとらえてみてください。ボタンは押されたら、戻ってこなければなりません。携帯電話のボタンは何回も押されますので、この耐久性にこのシリコンラバーが適しているのです。

次に構造は、大半がこのシリコンラバーをベース部分に使い、その上のボタン部分に、プラスチックを使ったり、シート状の印刷物を載せたりするのが一般的な構造になっています。実際に押す部分は、プラスチックになっているのが大半です。

以前の機種は、シリコンラバーをむき出しにしたものが大半を占めていましたが、多様なデザイン要求と、メールの普及により、シリコンラバーでは、デザインの多様性に対応できないことと、また、ボタンの感触を考えると実際に触れる部分は硬い方が使いやすいため、次第に、シリコンラバーむき出しのタイプは姿を消していきました。

国内向けのキーボードは、シリコンラバーの上に別の部材を貼り付け、シリコンラバーとは違った外観を作り出し、国内の多種多様なデザインに対応していますが、海外では、ここのところの携帯電話の薄型に対応するために、構造を変え、より薄いキーボードが出てきています。

携帯電話の薄型化によって、キーパッドの構造は変えざるを得ない状況になってくるでしょう。しかし、キーパッドは、人が直接押すため、感覚的な部分です。特に、日本では、メールが普及しているため、電話だけをかけていたころに比べると、キーを押す回数は、格段に増え、キーパッドの感触(クリック感といったりします)に関しても、多様なニーズがあります。

次回は、市場規模や今後のキーパッドの動向を考察してみたいと思います。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
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