メイン顧客は、勝ち組が好ましい 〜BtoB〜

JUGEMテーマ:株・投資


 今年最後の億近です。
 本年も3週間に一度ではございますが、水曜版を担当させていただきました。
つたない文章ではございますが、少しでも皆様のお役に立っていれば幸いです。
今年一年、お世話になりました。

 さて、今年最後のテーマは、「部材メーカーの顧客は、勝ち組が好ましい」です。

世の中には、数社で寡占されている業界や、十社以上がひしめき合いシェアを取り合っている業界など、様々な業界が存在します。シェアが拮抗している業界もあれば、勝ち組と負け組が明らかになっている業界もあります。

勝ち組の例といたしましては、PDPなら松下、液晶ならシャープ、デジカメならキヤノン、ポータブルオーディオならアップルなどなど。
(代表的な1社を上げただけで、上記だけという意味ではありません。)

関連部材を製造している企業において、メイン顧客が勝ち組であることがなぜ重要であるかを、本日は述べたいと思います。

■ 何故、勝ち組が良いの?

B to Bの場合、企業の顧客が勝ち組であることはとても良いことです。何故なら、部材の量もでますし、顧客が勝ち続けることで更にその顧客に対する、ビジネスが大きくなる可能性があります。更には、技術的にも最先端の要求を受け、自分達が属している業界でも更に強者となれる可能性もあるわけです。

逆に、負け組が主力顧客であれば、どのようなことが起きるでしょうか。
負け組がいきなり勝ち組になるとは、一般的には考えにくいことです。それよりも、負け続けることで、部材メーカーは仕事を失う可能性すらあります。事業撤退、もしくは勝ち組による買収が待ち受けているやもしれません(買収後、勝ち組と取引できればラッキーだが、それは楽観的でしょう。。。)。
その顧客に対する、売上がなくなる可能性があるのです。

メイン顧客が勝ち組であるメリット、負け組であるデメリットは上記のとおりです。
しかし、一方でこのようなコメントも聞かれます。

「勝ち組と取引しても、値段が厳しすぎてビジネスにならない。だから、利益の取れるところとビジネスをする。」

事業会社はボランティアではありませんから、確かに利益が取れなければまったく意味がありません。
ただ、だからといって「利益の取れる負け組」がメイン顧客であれば、それはかなりのリスクだと思われます。

顧客 勝ち組  負け組
利益  △    ◎

これは何を意味するのでしょうか。

もし仮に、この図のように負け組に対するビジネスの方が、利益的にかなり良く、勝ち組とは取引を行わず、顧客が負け組ばかりだとします。すると、それは「負け組みである顧客達は、今後更に負ける可能性が高まる」ということを意味していると思います。

顧客は今、負けている
   ↓
にもかかわらず、その顧客は良い値段で部材を購入してくれる
   ↓
ライバルと比べて、その顧客は更に製造コストで水をあけられてしまう
   ↓
薄利になる。儲からない、最悪は赤字
   ↓
投資が苦しくなる。
   ↓
勝ち組との差が広がってゆく
   ↓
事業撤退、売却及び、買収される

負けているにも関わらず、良い値段で部材を購入してしまえばこうなってしまうでしょう。
そして、

「そんな企業が、メイン顧客であれば、自分達のビジネスも悲惨なことになってしまうのです。」

たとえ勝ち組の単価要求が厳しいものだとしても、それをなんとか新たな付加価値をつけることで単価下落を防いだり、コストダウンをすることでマージンを確保するなどすべきなのです。それが、より一層、その企業を強い企業にするでしょう。
もちろん、それはその企業が属する業界内での地位をもあげるでしょう。
シェアが上がり、ビジネスはやりやすくなるでしょう。

このようなことから、私はメイン顧客が勝ち組の企業群である、すなわち顧客基盤が強いことは、非常に重要なことだと考えております。

来年度も、よろしくお願いいたします。

(佐藤 貴士)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/12/28

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                  2005/12/28号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

  ◆コラム「メイン顧客は、勝ち組が好ましい 〜BtoB〜」
            :億近産業調査部 佐藤貴士

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■お知らせ■

先般からお知らせしている通り、今号で年内は最後となります。
今年1年、ご愛読ありがとうございました。
来年もより一層頑張って行く所存ですので、変わらずのご愛読をいただければ
幸いです。よいお年をお迎え下さい。
年始は1/9(月)より配信致します。

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◆コラム「メイン顧客は、勝ち組が好ましい 〜BtoB〜」

 今年最後の億近です。
 本年も3週間に一度ではございますが、水曜版を担当させていただきました。
つたない文章ではございますが、少しでも皆様のお役に立っていれば幸いです。
今年一年、お世話になりました。

 さて、今年最後のテーマは、「部材メーカーの顧客は、勝ち組が好ましい」
です。

世の中には、数社で寡占されている業界や、十社以上がひしめき合いシェアを
取り合っている業界など、様々な業界が存在します。シェアが拮抗している業
界もあれば、勝ち組と負け組が明らかになっている業界もあります。

勝ち組の例といたしましては、PDPなら松下、液晶ならシャープ、デジカメ
ならキヤノン、ポータブルオーディオならアップルなどなど。
(代表的な1社を上げただけで、上記だけという意味ではありません。)

関連部材を製造している企業において、メイン顧客が勝ち組であることがなぜ
重要であるかを、本日は述べたいと思います。

■ 何故、勝ち組が良いの?

B to Bの場合、企業の顧客が勝ち組であることはとても良いことです。
何故なら、部材の量もでますし、顧客が勝ち続けることで更にその顧客に対す
る、ビジネスが大きくなる可能性があります。更には、技術的にも最先端の要
求を受け、自分達が属している業界でも更に強者となれる可能性もあるわけで
す。

逆に、負け組が主力顧客であれば、どのようなことが起きるでしょうか。
負け組がいきなり勝ち組になるとは、一般的には考えにくいことです。それよ
りも、負け続けることで、部材メーカーは仕事を失う可能性すらあります。事
業撤退、もしくは勝ち組による買収が待ち受けているやもしれません(買収後、
勝ち組と取引できればラッキーだが、それは楽観的でしょう。。。)。
その顧客に対する、売上がなくなる可能性があるのです。

メイン顧客が勝ち組であるメリット、負け組であるデメリットは上記のとおり
です。
しかし、一方でこのようなコメントも聞かれます。

「勝ち組と取引しても、値段が厳しすぎてビジネスにならない。だから、利益
の取れるところとビジネスをする。」

事業会社はボランティアではありませんから、確かに利益が取れなければまっ
たく意味がありません。
ただ、だからといって「利益の取れる負け組」がメイン顧客であれば、それは
かなりのリスクだと思われます。

顧客 勝ち組  負け組
利益  △    ◎

これは何を意味するのでしょうか。

もし仮に、この図のように負け組に対するビジネスの方が、利益的にかなり良
く、勝ち組とは取引を行わず、顧客が負け組ばかりだとします。すると、それ
は「負け組みである顧客達は、今後更に負ける可能性が高まる」ということを
意味していると思います。

顧客は今、負けている
   ↓
にもかかわらず、その顧客は良い値段で部材を購入してくれる
   ↓
ライバルと比べて、その顧客は更に製造コストで水をあけられてしまう
   ↓
薄利になる。儲からない、最悪は赤字
   ↓
投資が苦しくなる。
   ↓
勝ち組との差が広がってゆく
   ↓
事業撤退、売却及び、買収される

負けているにも関わらず、良い値段で部材を購入してしまえばこうなってしま
うでしょう。
そして、

「そんな企業が、メイン顧客であれば、自分達のビジネスも悲惨なことになっ
てしまうのです。」

たとえ勝ち組の単価要求が厳しいものだとしても、それをなんとか新たな付加
価値をつけることで単価下落を防いだり、コストダウンをすることでマージン
を確保するなどすべきなのです。それが、より一層、その企業を強い企業にす
るでしょう。
もちろん、それはその企業が属する業界内での地位をもあげるでしょう。
シェアが上がり、ビジネスはやりやすくなるでしょう。

このようなことから、私はメイン顧客が勝ち組の企業群である、すなわち顧客
基盤が強いことは、非常に重要なことだと考えております。

来年度も、よろしくお願いいたします。

(佐藤 貴士)

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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 一昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2
枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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技術を評価できる個人投資家の養成講座(46)

JUGEMテーマ:株・投資


(46)電源ASIC 

 前回のちょっと一休みでは、ウェハーレベルCSPのお話を致しました。簡単に言えば、ICを小さくするためにパッケージを取ってしまいパッケージ分だけICの大きさを小さくするという技術なのですが、今回は、実際にその技術が使われている電源ASICを紹介しようと思います。

 電源ASICを簡単に言ってしまえば、携帯電話に使われている部品は数多くありますが、当然それらは電源が供給されなければ動きません。しかし、それぞれ違う電圧で動くとしたらどうなるでしょうか。

携帯電話のバッテリから供給されるのは一定の電圧です。その電圧をそれぞれの部品にあった電圧してあげなければなりません。その役目が電源ASICと呼ばれているICなのです。

携帯電話の機能はどんどん増える方向ですので、それに伴って部品もどんどん増えていきます。電源ASICも色々な部品に対応しなければなりません。するとどうしてもサイズが大きくなってしまうのです。

そこで、前回お話したウェハーレベルCSPの技術が出てくるのです。では、電源ASICの主なメーカどの様なところがあるでしょうか。

ローム(6963)
リコー(7752)
NECエレクトロニクス(6723)

では、市場規模はどのぐらいでしょうか。単価は約500円とすると月100万個で月5億円の売り上げ、年間60億の売り上げ、月500万個で月25億円の売り上げ、年間300億の売り上げです。

どの企業が残れるのでしょうか。生き残る条件を考えてみます。

やはり、大型化するICの大きさを、小さくできる設計ができる企業。これは、企業の設計部門がどのようなレベルであるかということになります。次に、設計しただけでは、製品になりませんので、実際に小さくする製造技術をもっている企業。これは、企業の製造部門がどのようなレベルであるかということになります。前回お話したウェハーレベルCSPを実現できる製造技術があたります。そして、この製品を携帯電話の基板に実装する際の技術的問題を解決できる、いわゆるソリューションを提供できる企業が生き残っていくと考えています。

では、どうやってこれらを判断すればよいのでしょうか。

生き残りの条件の1番目の効率の良い設計は、外からは良く見えませんのでどの企業が優秀か、判断が難しいところです。2番目は、ICの小型化が実際に他社と比べてどのくらい小さいか目で見えますので、これが実現できるのであれば確かに優秀と判断できるでしょう。3番目のソリューションを提供できる企業は、携帯電話メーカなどの納入先からは、かなりウケがいいことが予想されますので、そこをヒヤリングすれば、判断となるでしょう。

もちろんこれら、3条件ともバランスよく備えたメーカがあれば生き残るでしょうが、メーカとしては、1番目、2番目があまり得意でなくても3番目に特化していれば生き残れるとも考えています。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(71)

JUGEMテーマ:株・投資


=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その32)=

第29話 経済的独立を早めるための本を出します(その2)

 お金は自分の夢をかなえるためのフリー切符のようなものです。お金がなくても幸せで豊かな生活を送れる人もいます。しかし、多くの人にとって「お金が十分ある」「経済的不安がない」という安心感は、より自由な生き方や考え方ができるチャンスを与えてくれると信じています。大げさな言い方をすれば「お金は人間を解放する」ということです。

 また、株式投資で稼ごうとする行動が、私を従来より活動する、動ける人間に変えたとも感じます。つまり、ひとつひとつの投資行動の経験が自分を強い投資家に変えていくばかりでなく、その株式投資の経験が自分を行動する人間に変えてくれたのだと感じています。そのような経験をしてきたので、株式投資は自分の人生を変えていく素晴らしい教育手段だと考えるようになりました。

 投資でも仕事でも、一気に変わろうとすると、必ずどこかで無理がきます。志を高く持つことはとても素晴らしいことですし、大切なことです。しかし歩みはあくまでもスローペースでいいのです。日々の進歩は目に見えないほど小さいかもしれませんが、休まず歩み続けている限り、実力は着実に育っています。自分を信じて変化を続けるなら、変化の先に待つものは、とてつもなく大きな進化なのです。

 株式投資では投資の成果、すなわち儲けの金額が予定した額より少なくて満足のいくものでなかったとしても、行動したことに悔いを残さなければ人は成長していけることを学びました。私は株式投資を通じて、人生からは逃げてはいけないことも学びました。恐怖に対し真っ向から 向かい合えば道は開けてくること、逃げれば“逃げの気持ち”と“逃げた結果”がついてくることも経験しました。そのような投資での経験が、私の人生に大きな影響を与えてくれたのです。私の経験談が読者のみなさんを行動する人に変える、お役に立てば幸せです。

 このコラムが掲載されたとき「しまった!」と思いました。「副業はサラリーマン 年収3000万円、資産1億円超を実現した私の投資法」という本の題を入れてもらうのを忘れていたのです(爆笑)

 せっかく夕刊フジのコラムで宣伝しようと思っても、本の題名が書いていなければまったく宣伝にはなりません。ということで、今日はしっかり名前を入れさせていただきました。

 今年もあと数日を残すばかりとなりました。読者の皆さんの今年の運用成績はいかがだったでしょうか。12月が始まったときは、どこまで株価が上昇するのかと期待に胸が弾む反面、上がり続ける株はない。いつかドカンと調整がきっと来るに違いない。「儲けそこなうことありうべし=損するより儲けそこなった方がよっぽどましだ」を合言葉に少しずつキャッシュポジションを増やしましたが、それでもまだまだ株アセットが多いうちに怒涛の3日連続で合計600円以上にミニ調整がやってきました。12月は近い将来のサラリーマン卒業に備えて短期のバイ&トレードを実践中だったので、ずいぶん稼げて助かりました。この稼ぎがなかったら痛手はもっと大きくなったと思います^^;。毎日私のブログでどんな売買をしたかを報告していますので興味のある方は覗いて見てください^^;

http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/

 資産を増やすためではなく、生活費を株式市場から分けていただくための生活ファンドという位置づけです。あんまり欲をかかないで「利益が出たときはサクッ売って利益をポケットに」という薄利多売買方式です^^;。欲をかかないとお昼休みトレーダでも案外うまくいきました^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

ファンダメンタルズ分析入門(18)

JUGEMテーマ:株・投資


★足元業績は四半期決算でチェック(7)

■決算前の山はり(2)

 また、確率論的にモメンタムの改善を期待できる手法があります。
それには、セグメント情報という別の決算短信の別のページが必要になります。
また、できれば、過去数年の短信を用意することが好ましいのです。
すこし手間隙がかかりますが、山を張るにも理に適った山の張り方というものがあるのです。

(フジクラの例)

フジクラは、4つの事業セグメントがある会社です。

過去13年間、セグメント別の営業利益の開示を見てみます。

         情報通信   電子電装
1992/03  13989  1486
1993/03  11510  −987
1994/03  11155  −178
1995/03   5827   983
1996/03   9563  2207
1997/03  16270  4411
1998/03  11000  5665
1999/03   4960  6910
2000/03   1319  7943
2001/03   8901 18836
2002/03  16064  3049
2003/03   4090  5045
2004/03   −120 13336
(単位:百万円)

赤字の確率       8%   15%


情報通信事業は、さらに2年前から事業がわかれました。
光ファイバを含む情報通信事業。
そして、エネルギ関連事業。これは、電力会社向けの電力ケーブルです。
「その他」という事業は保有する木場の再開発に関わる不動産(賃貸)事業です。

過去の例から、赤字になる確率はおおよそ10%程度と仮定します。

黒字になる確率は90%とします。

いま、4つの事業がありますが、どの事業も同様に、赤字になる確率が10%としましょう。

4つの事業のうち2つの事業が赤字になる確率は、どの程度でしょうか。

確率の求め方:
4つの事業のうち、2つが赤字である確率。
組み合わせC(4,2)を求めます。
赤字になる確率pは毎年10%とする。(赤字確率p=0.1)
黒字の確率は90%で1−p=0.9とします。

4つの事業のうち2つが赤字になる確率=
C(4,2)p^2(1-p)^2 = 0.0486
約5%です。
ただし、 
p: 赤字になる確率=0.1
1-p: 黒字になる確率=0.9

※ C(n,k)= n!/[(n-k)!k!]
※ n!=n×(n-1)×(n-2)×(n-3)×・・・×2×1(nの階乗といいます)

さて、答えは、おおよそ5%程度です。4つの事業のうち3つが赤字になる確率はほとんどありません。4つの事業が4つとも赤字になる確率はさらに低いものになります。

さて、フジクラはいま4つの事業のうち2つが大きな赤字になっています。
ファイバを含む情報通信事業と電力ケーブルを含むエネルギー関連事業です。

5%しか起こらないことが起きました。滅多に起きないことが起こったのです。

4つの事業が4つとも黒字になる確率は、
C(4,4)(1-p)^4 = 66%

ほぼ7割です。
いずれにしても、黒字化になる確率は高いということです。
赤字のときに、十分に株価が低いことを確認してから、黒字化するタイミングで株を購入することは有効な戦略です。

このようなケースでは、例外的に、本決算の発表前、つまり、会社側の業績見通しが出る前に購入してもよいと思います。
なぜならば、確率的に勝てる根拠があるからです。
黒字化に山を張るのであれば、確率的に高い勝負をするべきでしょう。

(山本潤)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/12/27

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/12/27号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:山本潤&石川臨太郎&彼岸先生)

 ◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門(18)」:山本潤
 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(71)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 萌絵のクォンツ★レポート(11)」:深田萌絵
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(46)」:彼岸

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★お知らせ★

 「億の近道」の年末年始スケジュールは以下の通りです。

 年末:12/28(水)発行号で年内終了
 年始:1/9(月)発行号から開始

以上、よろしくお願いいたします。

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◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門(18)」

★足元業績は四半期決算でチェック(7)

■決算前の山はり(2)

 また、確率論的にモメンタムの改善を期待できる手法があります。
それには、セグメント情報という別の決算短信の別のページが必要になります。
また、できれば、過去数年の短信を用意することが好ましいのです。
すこし手間隙がかかりますが、山を張るにも理に適った山の張り方というもの
があるのです。

(フジクラの例)

フジクラは、4つの事業セグメントがある会社です。

過去13年間、セグメント別の営業利益の開示を見てみます。

         情報通信   電子電装
1992/03  13989  1486
1993/03  11510  −987
1994/03  11155  −178
1995/03   5827   983
1996/03   9563  2207
1997/03  16270  4411
1998/03  11000  5665
1999/03   4960  6910
2000/03   1319  7943
2001/03   8901 18836
2002/03  16064  3049
2003/03   4090  5045
2004/03   −120 13336
(単位:百万円)

赤字の確率       8%   15%


情報通信事業は、さらに2年前から事業がわかれました。
光ファイバを含む情報通信事業。
そして、エネルギ関連事業。これは、電力会社向けの電力ケーブルです。
「その他」という事業は保有する木場の再開発に関わる不動産(賃貸)事業で
す。

過去の例から、赤字になる確率はおおよそ10%程度と仮定します。

黒字になる確率は90%とします。

いま、4つの事業がありますが、どの事業も同様に、赤字になる確率が10%
としましょう。

4つの事業のうち2つの事業が赤字になる確率は、どの程度でしょうか。

確率の求め方:
4つの事業のうち、2つが赤字である確率。
組み合わせC(4,2)を求めます。
赤字になる確率pは毎年10%とする。(赤字確率p=0.1)
黒字の確率は90%で1−p=0.9とします。

4つの事業のうち2つが赤字になる確率=
C(4,2)p^2(1-p)^2 = 0.0486
約5%です。
ただし、 
p: 赤字になる確率=0.1
1-p: 黒字になる確率=0.9

※ C(n,k)= n!/[(n-k)!k!]
※ n!=n×(n-1)×(n-2)×(n-3)×・・・×2×1(nの階乗といいます)

さて、答えは、おおよそ5%程度です。4つの事業のうち3つが赤字になる確
率はほとんどありません。4つの事業が4つとも赤字になる確率はさらに低い
ものになります。

さて、フジクラはいま4つの事業のうち2つが大きな赤字になっています。
ファイバを含む情報通信事業と電力ケーブルを含むエネルギー関連事業です。

5%しか起こらないことが起きました。滅多に起きないことが起こったのです。

4つの事業が4つとも黒字になる確率は、
C(4,4)(1-p)^4 = 66%

ほぼ7割です。
いずれにしても、黒字化になる確率は高いということです。
赤字のときに、十分に株価が低いことを確認してから、黒字化するタイミング
で株を購入することは有効な戦略です。

このようなケースでは、例外的に、本決算の発表前、つまり、会社側の業績見
通しが出る前に購入してもよいと思います。
なぜならば、確率的に勝てる根拠があるからです。
黒字化に山を張るのであれば、確率的に高い勝負をするべきでしょう。

(山本潤)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(71)」

=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その32)=

第29話 経済的独立を早めるための本を出します(その2)

 お金は自分の夢をかなえるためのフリー切符のようなものです。お金がなく
ても幸せで豊かな生活を送れる人もいます。しかし、多くの人にとって「お金
が十分ある」「経済的不安がない」という安心感は、より自由な生き方や考え
方ができるチャンスを与えてくれると信じています。大げさな言い方をすれば
「お金は人間を解放する」ということです。

 また、株式投資で稼ごうとする行動が、私を従来より活動する、動ける人間
に変えたとも感じます。つまり、ひとつひとつの投資行動の経験が自分を強い
投資家に変えていくばかりでなく、その株式投資の経験が自分を行動する人間
に変えてくれたのだと感じています。そのような経験をしてきたので、株式投
資は自分の人生を変えていく素晴らしい教育手段だと考えるようになりました。

 投資でも仕事でも、一気に変わろうとすると、必ずどこかで無理がきます。
志を高く持つことはとても素晴らしいことですし、大切なことです。しかし歩
みはあくまでもスローペースでいいのです。日々の進歩は目に見えないほど小
さいかもしれませんが、休まず歩み続けている限り、実力は着実に育っていま
す。自分を信じて変化を続けるなら、変化の先に待つものは、とてつもなく大
きな進化なのです。

 株式投資では投資の成果、すなわち儲けの金額が予定した額より少なくて満
足のいくものでなかったとしても、行動したことに悔いを残さなければ人は成
長していけることを学びました。私は株式投資を通じて、人生からは逃げては
いけないことも学びました。恐怖に対し真っ向から 向かい合えば道は開けて
くること、逃げれば“逃げの気持ち”と“逃げた結果”がついてくることも経
験しました。そのような投資での経験が、私の人生に大きな影響を与えてくれ
たのです。私の経験談が読者のみなさんを行動する人に変える、お役に立てば
幸せです。

 このコラムが掲載されたとき「しまった!」と思いました。「副業はサラリ
ーマン 年収3000万円、資産1億円超を実現した私の投資法」という本の
題を入れてもらうのを忘れていたのです(爆笑)

 せっかく夕刊フジのコラムで宣伝しようと思っても、本の題名が書いていな
ければまったく宣伝にはなりません。ということで、今日はしっかり名前を入
れさせていただきました。

 今年もあと数日を残すばかりとなりました。読者の皆さんの今年の運用成績
はいかがだったでしょうか。12月が始まったときは、どこまで株価が上昇す
るのかと期待に胸が弾む反面、上がり続ける株はない。いつかドカンと調整が
きっと来るに違いない。「儲けそこなうことありうべし=損するより儲けそこ
なった方がよっぽどましだ」を合言葉に少しずつキャッシュポジションを増や
しましたが、それでもまだまだ株アセットが多いうちに怒涛の3日連続で合計
600円以上にミニ調整がやってきました。12月は近い将来のサラリーマン
卒業に備えて短期のバイ&トレードを実践中だったので、ずいぶん稼げて助か
りました。この稼ぎがなかったら痛手はもっと大きくなったと思います^^;。
毎日私のブログでどんな売買をしたかを報告していますので興味のある方は覗
いて見てください^^;

http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/

 資産を増やすためではなく、生活費を株式市場から分けていただくための生
活ファンドという位置づけです。あんまり欲をかかないで「利益が出たときは
サクッ売って利益をポケットに」という薄利多売買方式です^^;。
欲をかかないとお昼休みトレーダでも案外うまくいきました^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載 萌絵のクォンツ★レポート(11)」

皆さんこんにちは☆萌絵です。

 ついに年末、年も暮れ。あっという間の一年でした。今年は、山本さんと執
筆させていただいたオプション入門が書籍になり、なんとも嬉しい年となりま
した。残念だったのが、山本さんの確率理論の面白さが編集の段階で難しすぎ
るという理由で割愛されてしまったということです。こういう考え方は、最近
の書籍にありがちな手軽さを求める姿勢からきているのでしょうか。

 わたしはそれを疑問に思います。ガチガチすぎるのもいけないでしょうが、
理論を軽視しすぎるのもあんまり良くないと思います。ですので、来年の抱負
は、「編集の人としっかり話し合って、理論の面白さを理解してもらうこと」
です。

 さて、年明けまであと僅か。年明け一発目のお仕事は、システムトレーダー
のラリー・ウィリアムズ氏にインタビューです。インタビューに備えて、ラリ
ーの書籍を読み返していたところ、西暦の末尾につく数字によって強気の年と
弱気の年があるという話がありました。

 たとえば、末尾に5の付く年は、必ず強気の上昇相場、9か0が付く年は必
ず相場が崩れるなどというものです。でもこれはアメリカでのお話。日本では
どうなのかしらと、調べてみる事にしました。

 そう思って、データを集めたところ、30年分しか取れませんでした。
100年分のデータがないと統計的に意味は無いのですが、参考までに出して
みます。


末尾の数   平均損益  勝率
 0   −57.4%  33%
 1   −20.1%  33%
 2   −17.2%  33%
 3    48.4% 100%
 4    36.0% 100%
 5    48.7% 100%
 6    45.2%  66%
 7    −9.6%  33%
 8    58.0%  66%
 9    78.5% 100%

 30年分だと3つずつのデータにしかならないので、やっぱりあんまり参考
になる結果は出ませんでした。年明けには、もっと良いレポートを出したいと
思います。

 ところで、先日テレビに出演しました。控え室で隣に座っていたのが税理士
の先生だったので、いろいろ税金について教えてもらいました。「07年から
消費税増税開始と所得税の定額減税終了が同時に来るから、一気に景気は冷え
込むよ〜〜〜」とおっしゃっていました。ああっ!怖い(;_;)
税金についても、しっかり勉強しないといけませんね!

(深田萌絵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(46)」

(46)電源ASIC 

 前回のちょっと一休みでは、ウェハーレベルCSPのお話を致しました。簡
単に言えば、ICを小さくするためにパッケージを取ってしまいパッケージ分
だけICの大きさを小さくするという技術なのですが、今回は、実際にその技
術が使われている電源ASICを紹介しようと思います。

 電源ASICを簡単に言ってしまえば、携帯電話に使われている部品は数多
くありますが、当然それらは電源が供給されなければ動きません。しかし、そ
れぞれ違う電圧で動くとしたらどうなるでしょうか。

携帯電話のバッテリから供給されるのは一定の電圧です。その電圧をそれぞれ
の部品にあった電圧してあげなければなりません。その役目が電源ASICと
呼ばれているICなのです。

携帯電話の機能はどんどん増える方向ですので、それに伴って部品もどんどん
増えていきます。電源ASICも色々な部品に対応しなければなりません。す
るとどうしてもサイズが大きくなってしまうのです。

そこで、前回お話したウェハーレベルCSPの技術が出てくるのです。では、
電源ASICの主なメーカどの様なところがあるでしょうか。

ローム(6963)
リコー(7752)
NECエレクトロニクス(6723)

では、市場規模はどのぐらいでしょうか。単価は約500円とすると月100
万個で月5億円の売り上げ、年間60億の売り上げ、月500万個で月25億
円の売り上げ、年間300億の売り上げです。

どの企業が残れるのでしょうか。生き残る条件を考えてみます。

やはり、大型化するICの大きさを、小さくできる設計ができる企業。これは、
企業の設計部門がどのようなレベルであるかということになります。次に、設
計しただけでは、製品になりませんので、実際に小さくする製造技術をもって
いる企業。これは、企業の製造部門がどのようなレベルであるかということに
なります。前回お話したウェハーレベルCSPを実現できる製造技術があたり
ます。そして、この製品を携帯電話の基板に実装する際の技術的問題を解決で
きる、いわゆるソリューションを提供できる企業が生き残っていくと考えてい
ます。

では、どうやってこれらを判断すればよいのでしょうか。

生き残りの条件の1番目の効率の良い設計は、外からは良く見えませんのでど
の企業が優秀か、判断が難しいところです。2番目は、ICの小型化が実際に
他社と比べてどのくらい小さいか目で見えますので、これが実現できるのであ
れば確かに優秀と判断できるでしょう。3番目のソリューションを提供できる
企業は、携帯電話メーカなどの納入先からは、かなりウケがいいことが予想さ
れますので、そこをヒヤリングすれば、判断となるでしょう。

もちろんこれら、3条件ともバランスよく備えたメーカがあれば生き残るでし
ょうが、メーカとしては、1番目、2番目があまり得意でなくても3番目に特
化していれば生き残れるとも考えています。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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メルマガ読者との交流に新たな感激!!

JUGEMテーマ:株・投資


 私の有料メルマガは今、大勢の読者の皆様にご愛顧願っております。
その圧倒的な方々に私はまだお目にかかったことはなく、(もちろん億の近道の読者の皆さんにもです・・)いずれは交流会を持って読者の皆さんがどういうお考えをお持ちなのかを知りたいと思っておりましたので、先週木曜日に八重洲富士屋ホテルのレストランで開催された第1回目の読者との交流会は少人数ながらとても印象に残るものとなりました。
 普段はメルマガを一方通行で流すだけなのでただひたすらという感じですが、皆さんのお顔を拝見し、意見を頂戴し、また感謝や御礼を頂戴するにつけ活動していて良かったなあ・・・との思いでいっぱいです。

 交流会を呼びかけた結果として集って頂いた方は風邪で欠席された1名を除いて5名。横浜や八王子、茨城など東京近郊のほか、遠くは仙台や群馬県からもお見えになり、少数ゆえに大変密度の濃い会となりました。お集まり頂いた皆さんには心から感謝申し上げます。

 それぞれの皆さんには投資歴などざっくばらんなお話をお聞きしましたが、5時半からスタートしてなんと終了時間は11時近くにまでなっていました。株式投資の話は尽きないもの。シャンペンやワイン、焼酎などを片手に楽しい会話がはずみあっという間に時間は過ぎてしまいました。どんなディナーショーにも負けない本当に楽しいクリスマスイブイブとなった次第です。

 またぜひ楽しい時間を過ごしたいと思いますので、宜しくお願いします。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

投資の王道(その3)

JUGEMテーマ:株・投資


【炎のファンドマネジャーより一言】

前回このコーナーにいきなり登場して反響を呼んだ投資野オーちゃんが今回も皆さんに投資の王道を披露することになりました。このシリーズを読み下すうちに彼の考え方などを理解して頂ければ幸いです。
株価の上昇トレンドが見られる時だからこそ余り有頂天にならず、初心忘れるべからずで、投資の王道を極めるようになさるのも悪くはないでしょう。なお、このシリーズは来年も続く予定です。ご期待下さい。(炎)


<銘柄選択>

 それでは、これまでの基本的考えをベースに、具体的にどのように現物株の銘柄を選択していくのかお話しします。

 まず、基本になるのが「会社四季報」「日経会社情報」。これは大変な優れものです。このように、全上場企業のデータが一冊にまとまった本は、海外にあまり例が無く(米国でもS&P500種の採用銘柄のデータブックがある程度です)、海外の個別上場企業のデータを手に入れるのは結構大変な作業です(中国株に関しても日本語の四季報・二季報はかなり出ていますが、香港の友人に聞くと英語版等はあまり見かけないそうです)。この点で日本の投資家はかなり恵まれています。

 私の投資の第一歩は、この四季報を読むことから始まります。かなり時間を要する作業ですが、4000社弱の上場企業の業績・データを自分でチェックします。すると、中・長期投資のターゲットとなりえる銘柄が、大体300社〜500社くらいに絞り込まれます。次に、その300〜500社の概要を簡単に再チェックし、さらに30社から50社に絞り込みます。そして、その30〜50銘柄を徹底研究し、タイミングを見極めて、実際の投資を行います。

 4000社近くのデータに目を通すのは、投資銘柄を選択するということ以外に、日本経済・企業全体の動向を見極めるという意味もあります。個々の上場企業の集合体が日本の株式市場です。「マクロを考えるときも、ミクロを見つめるのが大事」というのが私の考えです。
 また、投資する企業は自分ができる限りよく知っている企業かつわかりやすい企業ということも大事な原則です。中身の見えないブラック・ボックスに投資すると、悪い情報が出たときに、真偽の確かめようが無く。「恐怖にかられて」最も売るべきタイミングではないところで売り、大損することが良くあります。

 もちろん、上記の30〜50銘柄以外の銘柄に投資をしないわけではありません。それは、例えば「自分自身が商品のユーザーで、品質・価格に十分満足している企業」、「新聞記事等をきっかけに調査を始め、成長性がありかつ割安だと判断した企業」などです。

 その他に、船井総研をはじめとする優秀な経営コンサルタントの方々の意見も大いに参考にします。決算などの財務データは、非常に重要なものですが、数字に表れない部分にその企業の本質が隠されています。人材・企業文化・戦略などです。これこそが、企業を成長させる原動力であり、日々経営者と接し、企業を成長させる戦略を経営者とともに立案しているコンサルタントは非常に鋭い目を持っています。彼らの能力はどんどん活用すべきでしょう。

 私は、投資に関する書籍はあまり読みませんが、ビジネス書はかなり読んでいるほうだと思います。
(OH)

(以下、次週に続く)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

行く年、来る年

JUGEMテーマ:株・投資


 今年もラストワンウイーク。
いつものように今年も足早に暮れていっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。早くも休暇を取られている方もいらっしゃるようですが、大方は年末の挨拶回りや、大掃除、年賀状作り、新年を迎える準備など大忙しのことと拝察します。

 私の億の近道での執筆も2005年は今日で最後。
過ぎ去ろうとする年と来るべき新たな年を迎えるに際して一言申し添えて締めくくりとさせて頂ければ幸いです。

 日経平均はまるで糸の切れた凧のように上昇傾向を辿り、新高値の連続。2005年は投資家の皆さんにとっては景気の良い素晴らしい1年となったものと推察されますが、いかがだったでしょうか?

 本日の日経平均終値は16107.67円。昨年末の11488.76円と比べて40.2%の上昇ということになります。

 この勢いを眺めてみて更に上昇するとの強気の意見が大勢を占めるようになってきました。PERが23倍だからまだ30倍まではいけるとかここから更に日経平均が23000円まで上昇するとの意見もあって先高感の中での年の終わりを迎えようとしています。

 思い起こせば1989年末のバブルピーク以来これほど明るい展望をもって一般的に大納会を迎えることはなかったように思います。いわばミニバブルとでも言うべき現象なのかも知れません。こうなると相場の世界ではネアカの人物がもてはやされ、ネグラは蚊帳の外に追いやられるのが常。かつて私が学生時代にお世話になった強気論者の熊取谷(くまとりだに)武(たけし)さんは常に強気で多くのテレビ視聴者を楽しませてくれたが、見事な理論武装で強気の意見を聞かせてくれたものです。さすがに日経新聞では強気のコメントと弱気のコメントを平等に掲載していますが、株式投資に関係している庶民の感覚では景気の良い見通しを出してほしいと願うことが多いので強気の意見に耳を傾けがちになります。

 とは言え、弱気の意見にも一理あり。上げピッチの速さを警戒しないとならないことは言うまでもないですが、企業業績の向上が継続するかどうかもまだ予断を許さないところです。意図的な低金利がどこまで継続するかにも注意が必要です。株価の上昇が企業業績の向上と連動しているのならともかく業績と連動しなくなったら要警戒です。

 今年は特に鉄鋼、海運といった俗に言うオールドエコノミー株が企業収益の向上を背景にぐんぐんと株価上昇。これらは89年のバブル相場で活躍したものだからついバブル相場の印象が芽生えてしまいますが、立派な業績を上げての株価上昇ですから、その当時とは状況が異なっています。オリンピックや万博を控えた中国が成長して鉄鋼の需要が伸び、海運の市況もアップしたという構図は業績面で表われ、それが株価にもようやく反映されたとの見方で良いでしょう。

 こうした結果として、2003年に37円の安値をつけた住金株は原油価格の上昇もあって油井管の需要が拡大するとの期待もあって今年、493円の高値をつけ、ボトムから13.3倍にもなりました。
 かつて2000億円を以下だった時価総額は今や2兆円を突破し、鉄鋼業界のトップである新日鉄の株価を抜き去りました。時価総額すら新日鉄に迫っています。そうした出来事が様々なセクターで起きていることは容易に想像できます。


 バブル相場が始まっているとしてもそれはまだ健全な段階。適度なバブルは経済を明るくし、人々の生活も豊かにしてくれるので心地よい。業績の向上は構造改革、減損会計の処理を終えた企業を筆頭にめざましい勢いで見出せるようになってきた。少子高齢化の時代の中で日本は株主資本主義ともいうべき高付加価値で効率的なシステムが構築されようとしているのではないでしょうか。

 安かろう悪かろうの時代が過ぎて、新たに登場するのが商品やサービスに価値を見出して惜しみない消費を行うだけの蓄えを株式市場を通じて行う方が社会をリードすることになるのではと大いに期待しています。成長性や事業モデルの良さを吟味して株式投資を中長期視点から行う皆さんがより大きなリターンを上げていける一助となりますよう私、炎のファンドマネジャーは2006年も頑張りたいと思っております。

 2006年は犬年。ここ掘れワンワンと犬のポチが気のやさしい花咲か爺さんに宝の在り処を教えてくれるように私も宝探しのヒントになるようなコメントをこのメールマガジンでご紹介できれば幸いです。

 とにかく今年はお世話になりました。来る2006年が皆様にとってますます良い年となりますように心からお祈り申し上げます。それではまた2006年も「億の近道」をよろしくご愛読賜りましたら幸いです。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


億の近道2005/12/26

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2005/12/26
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネジャー)

     ◆コラム「行く年、来る年」:炎
     ◆コラム「投資の王道(その3)」:投資野・オーちゃん
     ◆コラム「メルマガ読者との交流に新たな感激!!」

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★お知らせ★

 「億の近道」の年末年始スケジュールは以下の通りです。

 年末:12/28(水)発行号で年内終了
 年始:1/9(月)発行号から開始

以上、よろしくお願いいたします。

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◆コラム「行く年、来る年」

 今年もラストワンウイーク。
いつものように今年も足早に暮れていっていますが、皆様いかがお過ごしでし
ょうか。早くも休暇を取られている方もいらっしゃるようですが、大方は年末
の挨拶回りや、大掃除、年賀状作り、新年を迎える準備など大忙しのことと拝
察します。

 私の億の近道での執筆も2005年は今日で最後。
過ぎ去ろうとする年と来るべき新たな年を迎えるに際して一言申し添えて締め
くくりとさせて頂ければ幸いです。

 日経平均はまるで糸の切れた凧のように上昇傾向を辿り、新高値の連続。
2005年は投資家の皆さんにとっては景気の良い素晴らしい1年となったも
のと推察されますが、いかがだったでしょうか?

 本日の日経平均終値は16107.67円。昨年末の11488.76円と
比べて40.2%の上昇ということになります。

 この勢いを眺めてみて更に上昇するとの強気の意見が大勢を占めるようにな
ってきました。PERが23倍だからまだ30倍まではいけるとかここから更
に日経平均が23000円まで上昇するとの意見もあって先高感の中での年の
終わりを迎えようとしています。

 思い起こせば1989年末のバブルピーク以来これほど明るい展望をもって
一般的に大納会を迎えることはなかったように思います。
いわばミニバブルとでも言うべき現象なのかも知れません。
こうなると相場の世界ではネアカの人物がもてはやされ、ネグラは蚊帳の外に
追いやられるのが常。かつて私が学生時代にお世話になった強気論者の熊取谷
(くまとりだに)武(たけし)さんは常に強気で多くのテレビ視聴者を楽しま
せてくれたが、見事な理論武装で強気の意見を聞かせてくれたものです。
さすがに日経新聞では強気のコメントと弱気のコメントを平等に掲載していま
すが、株式投資に関係している庶民の感覚では景気の良い見通しを出してほし
いと願うことが多いので強気の意見に耳を傾けがちになります。

 とは言え、弱気の意見にも一理あり。上げピッチの速さを警戒しないとなら
ないことは言うまでもないですが、企業業績の向上が継続するかどうかもまだ
予断を許さないところです。意図的な低金利がどこまで継続するかにも注意が
必要です。株価の上昇が企業業績の向上と連動しているのならともかく業績と
連動しなくなったら要警戒です。

 今年は特に鉄鋼、海運といった俗に言うオールドエコノミー株が企業収益の
向上を背景にぐんぐんと株価上昇。これらは89年のバブル相場で活躍したも
のだからついバブル相場の印象が芽生えてしまいますが、立派な業績を上げて
の株価上昇ですから、その当時とは状況が異なっています。オリンピックや万
博を控えた中国が成長して鉄鋼の需要が伸び、海運の市況もアップしたという
構図は業績面で表われ、それが株価にもようやく反映されたとの見方で良いで
しょう。

 こうした結果として、2003年に37円の安値をつけた住金株は原油価格
の上昇もあって油井管の需要が拡大するとの期待もあって今年、493円の高
値をつけ、ボトムから13.3倍にもなりました。
 かつて2000億円を以下だった時価総額は今や2兆円を突破し、鉄鋼業界
のトップである新日鉄の株価を抜き去りました。時価総額すら新日鉄に迫って
います。そうした出来事が様々なセクターで起きていることは容易に想像でき
ます。


 バブル相場が始まっているとしてもそれはまだ健全な段階。適度なバブルは
経済を明るくし、人々の生活も豊かにしてくれるので心地よい。業績の向上は
構造改革、減損会計の処理を終えた企業を筆頭にめざましい勢いで見出せるよ
うになってきた。少子高齢化の時代の中で日本は株主資本主義ともいうべき高
付加価値で効率的なシステムが構築されようとしているのではないでしょうか。

 安かろう悪かろうの時代が過ぎて、新たに登場するのが商品やサービスに価
値を見出して惜しみない消費を行うだけの蓄えを株式市場を通じて行う方が社
会をリードすることになるのではと大いに期待しています。成長性や事業モデ
ルの良さを吟味して株式投資を中長期視点から行う皆さんがより大きなリター
ンを上げていける一助となりますよう私、炎のファンドマネジャーは2006
年も頑張りたいと思っております。

 2006年は犬年。ここ掘れワンワンと犬のポチが気のやさしい花咲か爺さ
んに宝の在り処を教えてくれるように私も宝探しのヒントになるようなコメン
トをこのメールマガジンでご紹介できれば幸いです。

 とにかく今年はお世話になりました。来る2006年が皆様にとってますま
す良い年となりますように心からお祈り申し上げます。それではまた2006
年も「億の近道」をよろしくご愛読賜りましたら幸いです。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「投資の王道(その3)」

【炎のファンドマネジャーより一言】

前回このコーナーにいきなり登場して反響を呼んだ投資野オーちゃんが今回も
皆さんに投資の王道を披露することになりました。このシリーズを読み下すう
ちに彼の考え方などを理解して頂ければ幸いです。
株価の上昇トレンドが見られる時だからこそ余り有頂天にならず、初心忘れる
べからずで、投資の王道を極めるようになさるのも悪くはないでしょう。なお、
このシリーズは来年も続く予定です。ご期待下さい。(炎)


<銘柄選択>

 それでは、これまでの基本的考えをベースに、具体的にどのように現物株の
銘柄を選択していくのかお話しします。

 まず、基本になるのが「会社四季報」「日経会社情報」。これは大変な優れ
ものです。このように、全上場企業のデータが一冊にまとまった本は、海外に
あまり例が無く(米国でもS&P500種の採用銘柄のデータブックがある程
度です)、海外の個別上場企業のデータを手に入れるのは結構大変な作業です
(中国株に関しても日本語の四季報・二季報はかなり出ていますが、香港の友
人に聞くと英語版等はあまり見かけないそうです)。この点で日本の投資家は
かなり恵まれています。

 私の投資の第一歩は、この四季報を読むことから始まります。かなり時間を
要する作業ですが、4000社弱の上場企業の業績・データを自分でチェック
します。すると、中・長期投資のターゲットとなりえる銘柄が、大体300社
〜500社くらいに絞り込まれます。次に、その300〜500社の概要を簡
単に再チェックし、さらに30社から50社に絞り込みます。そして、その3
0〜50銘柄を徹底研究し、タイミングを見極めて、実際の投資を行います。

 4000社近くのデータに目を通すのは、投資銘柄を選択するということ以
外に、日本経済・企業全体の動向を見極めるという意味もあります。個々の上
場企業の集合体が日本の株式市場です。「マクロを考えるときも、ミクロを見
つめるのが大事」というのが私の考えです。
 また、投資する企業は自分ができる限りよく知っている企業かつわかりやす
い企業ということも大事な原則です。中身の見えないブラック・ボックスに投
資すると、悪い情報が出たときに、真偽の確かめようが無く。「恐怖にかられ
て」最も売るべきタイミングではないところで売り、大損することが良くあり
ます。

 もちろん、上記の30〜50銘柄以外の銘柄に投資をしないわけではありま
せん。それは、例えば「自分自身が商品のユーザーで、品質・価格に十分満足
している企業」、「新聞記事等をきっかけに調査を始め、成長性がありかつ割
安だと判断した企業」などです。

 その他に、船井総研をはじめとする優秀な経営コンサルタントの方々の意見
も大いに参考にします。決算などの財務データは、非常に重要なものですが、
数字に表れない部分にその企業の本質が隠されています。人材・企業文化・戦
略などです。これこそが、企業を成長させる原動力であり、日々経営者と接し、
企業を成長させる戦略を経営者とともに立案しているコンサルタントは非常に
鋭い目を持っています。彼らの能力はどんどん活用すべきでしょう。

 私は、投資に関する書籍はあまり読みませんが、ビジネス書はかなり読んで
いるほうだと思います。
(OH)

(以下、次週に続く)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「メルマガ読者との交流に新たな感激!!」

 私の有料メルマガは今、大勢の読者の皆様にご愛顧願っております。
その圧倒的な方々に私はまだお目にかかったことはなく、(もちろん億の近道
の読者の皆さんにもです・・)いずれは交流会を持って読者の皆さんがどうい
うお考えをお持ちなのかを知りたいと思っておりましたので、先週木曜日に八
重洲富士屋ホテルのレストランで開催された第1回目の読者との交流会は少人
数ながらとても印象に残るものとなりました。
 普段はメルマガを一方通行で流すだけなのでただひたすらという感じですが、
皆さんのお顔を拝見し、意見を頂戴し、また感謝や御礼を頂戴するにつけ活動
していて良かったなあ・・・との思いでいっぱいです。

 交流会を呼びかけた結果として集って頂いた方は風邪で欠席された1名を除
いて5名。横浜や八王子、茨城など東京近郊のほか、遠くは仙台や群馬県から
もお見えになり、少数ゆえに大変密度の濃い会となりました。お集まり頂いた
皆さんには心から感謝申し上げます。

 それぞれの皆さんには投資歴などざっくばらんなお話をお聞きしましたが、
5時半からスタートしてなんと終了時間は11時近くにまでなっていました。
株式投資の話は尽きないもの。シャンペンやワイン、焼酎などを片手に楽しい
会話がはずみあっという間に時間は過ぎてしまいました。どんなディナーショ
ーにも負けない本当に楽しいクリスマスイブイブとなった次第です。

 またぜひ楽しい時間を過ごしたいと思いますので、宜しくお願いします。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【炎氏よりPR】

 有料メルマガの購読者を募集しています。企業訪問やトップとの面談を通じ
て皆様にとって有意義な生の情報を提供することが私の使命です。
 アナリスト経験とファンドマネジャー経験を積んできた私のコンテンツで夢
の「億の近道」を実現してください。

 人生が山あり谷ありであるように株式投資の世界も山あり谷あり。
 季節ごとに咲く花が違うように、株式市場に咲く花も異なっています。

 きれいな花や景色を探して旅する松尾芭蕉が皆さんに歌を詠むように私の発
見の旅のエッセンスをご賞味下さい。

 料金は年間最大2万円。格安ではありますが内容には自信があります。
(炎)

有料メルマガの詳細は炎氏のサイトまで。http://www.irisjapan.co.jp/

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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村田 雅志
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パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
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