IPO投資について

JUGEMテーマ:株・投資


 先週ご紹介のホーブ、見事に爆上げしましたね。
利益をあげられた方、おめでとうございます。

こう当ててばかりいると
ご紹介する企業名のみが一人歩きしてしまう可能性があるので
(自慢?・・・いえいえ、言うほど儲けてません^^;;;笑)、
本日はどんな基準で判断したかについて参考としてご紹介したいと思います。

私が直近IPO銘柄の投資において
比較的わかりやすい投資方法として実践している方法です。

1.面白いと思う事業に注目しておく。
 ホーブで言うと、農業、競合少ない、バイオ関連などちょっと他にはないものでした。
 成長シナリオも立てやすい。
 ”面白い”の基準は人それぞれです。
 その企業の事業を把握し、ご自身でいろいろな切り口から判断されるとよいでしょう。

2.割安と思われる株価水準を考える。
 成長率、予想PER等で割安な水準はどのあたりかをざっくりと把握しておく
 ホーブの場合 6月決算の為、次の期が開始しているタイミングで会社見通しはすでに発表されていました。
 (正式な発表を待つ状態)
 特別利益、特別損失等の影響を受けないように経常利益の成長率を見ると
 成長率約30%
 保守的に見て予想PER25倍を下回る水準なら・・・50万円割れくらいが割安な水準だろうと判断。
 時価総額も小さく、買いも入りやすいと考えた。
 ”買いが入る”というのは、時価総額40億程度ですし、
 機関投資家が買うなどとは当然ながら考えていませんが
 割安な銘柄を探している多くの投資家の目にとまるだろうということです。

3.公開直後割高な水準であればまず、見送る。
 公開株数や株価など買い進まれる要因は様々ですが、
 そういった要因による上下は市場全体の雰囲気や、
 短期的な投資家の投資動向に左右され、安心してゆったりと投資できません。
 ”一方的に上昇するわけが無いのだから、下落を待とう”
 と言い聞かせ、買いは控えましょう。
 そのまま上昇してしまったら・・・・・
 自分の銘柄選別力を誉めて(笑)、次の投資先を探しましょう。
 割安に放置されている企業はいくらでもありますよ。

4.公開直後を高値として下落した場合は
  下落の期間は投資のチャンスがくるかもしれないということで
 さらに調査を進め、確信を高める期間でもあります。
 下落しなかったら、投資のタイミングは無いのですから、
 調べる必要も無いですよね。
 ホーブはこのパターンでした。

5.割安な水準近くで下落スピードが弱まり、チャートが上向きになったところで分割でゆっくり買いを入れる。
 ホーブの場合はまさにはまったパターン。
 自分自身でもあまりにもシナリオ通りでびっくりですが(笑)、
 地味で成長期待が大きくない企業ほどこのシナリオが使えそうな気がしてます。
 その辺は今後もさらに精度を高めていきたいと思っています。

他の銘柄にも当てはめて考えてみます。
以下、私の投資判断なので、それぞれで判断は別れると思います。
例えばメディキット(JASDAQ/7749)
医療機器メーカーでカテーテルの専門メーカーだそうです。
(事業の詳細は資料をざっと見た程度の事以外は知りません)
営業利益率は27%と高く、
予想PERは15倍を下回る水準と割安に見えます。。
チャート的にも底打ちし、買いのタイミングかもしれません。
しかし、売上は横ばい
今後のEPSの成長は事業の効率化によるものとなり、
先の限界も見えそうです。
バリュー投資という観点からみると
豊富なキャッシュ及び資産から
割安という判断は出来るようですね。
事業が安定していれば、どんどんキャッシュは膨らみ、
株価が一定なら当然、割安感は増します。

PERから見た割安感とキャッシュリッチで企業価値から考えた割安感などから下落リスクは限られるでしょう。
しかし、成長性が見られないという点で
私は買いの判断はできませんでした。

同社の成長を否定しているのではありません。
豊富なキャッシュを元にM&Aを含めて事業拡大に期待して
買うのも一つの投資判断ではあるでしょう。
既存事業の拡大に資金が使われ、成長拡大が見込めるのであれば
わかりやすく、素直に”買い”と思えます。
しかし、資金の使途が多少なりとも違った分野に使われてしまうとなるとどうでしょうか?
そういった場合には投資の際には違った判断が必要だと考えます。

その分野への投資に対するリスク・リターン、成功の可能性などは経営者しかわかりませんね。
例えば、この会社がこのお金を使って
”ネット広告事業参入”
なんて事になればサプライズで
株価は上がるかもしれません。(そんなわけないって(^^;;;)

会社は株主のものとは言いながらも、そういった重要な判断には立ち会えません。
となれば、リスクのほうを意識しなければと考えます。

あくまでも私の投資判断をご紹介しましたが、
重要なのは
・割安であるという判断ができる
・自分の投資基準を明確にする
・投資基準を継続して使う
ということだと考えます。

ご参考まで。

あー、またイチゴ食べたくなってきた(笑)

知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/08/31

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/08/31号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

    ◆コラム「IPO投資について」:億近産業調査部 知の利

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◆コラム「IPO投資について」

 先週ご紹介のホーブ、見事に爆上げしましたね。
利益をあげられた方、おめでとうございます。

こう当ててばかりいると
ご紹介する企業名のみが一人歩きしてしまう可能性があるので
(自慢?・・・いえいえ、言うほど儲けてません^^;;;笑)、
本日はどんな基準で判断したかについて参考としてご紹介したいと思います。

私が直近IPO銘柄の投資において
比較的わかりやすい投資方法として実践している方法です。

1.面白いと思う事業に注目しておく。
 ホーブで言うと、農業、競合少ない、バイオ関連などちょっと他にはないも
のでした。
 成長シナリオも立てやすい。
 ”面白い”の基準は人それぞれです。
 その企業の事業を把握し、ご自身でいろいろな切り口から判断されるとよい
でしょう。

2.割安と思われる株価水準を考える。
 成長率、予想PER等で割安な水準はどのあたりかをざっくりと把握しておく
 ホーブの場合 6月決算の為、次の期が開始しているタイミングで会社見通
しはすでに発表されていました。
 (正式な発表を待つ状態)
 特別利益、特別損失等の影響を受けないように経常利益の成長率を見ると
 成長率約30%
 保守的に見て予想PER25倍を下回る水準なら・・・50万円割れくらい
 が割安な水準だろうと判断。
 時価総額も小さく、買いも入りやすいと考えた。
 ”買いが入る”というのは、時価総額40億程度ですし、
 機関投資家が買うなどとは当然ながら考えていませんが
 割安な銘柄を探している多くの投資家の目にとまるだろうということです。

3.公開直後割高な水準であればまず、見送る。
 公開株数や株価など買い進まれる要因は様々ですが、
 そういった要因による上下は市場全体の雰囲気や、
 短期的な投資家の投資動向に左右され、安心してゆったりと投資できません。
 ”一方的に上昇するわけが無いのだから、下落を待とう”
 と言い聞かせ、買いは控えましょう。
 そのまま上昇してしまったら・・・・・
 自分の銘柄選別力を誉めて(笑)、次の投資先を探しましょう。
 割安に放置されている企業はいくらでもありますよ。

4.公開直後を高値として下落した場合は
  下落の期間は投資のチャンスがくるかもしれないということで
 さらに調査を進め、確信を高める期間でもあります。
 下落しなかったら、投資のタイミングは無いのですから、
 調べる必要も無いですよね。
 ホーブはこのパターンでした。

5.割安な水準近くで下落スピードが弱まり、チャートが上向きになったとこ
 ろで分割でゆっくり買いを入れる。
 ホーブの場合はまさにはまったパターン。
 自分自身でもあまりにもシナリオ通りでびっくりですが(笑)、
 地味で成長期待が大きくない企業ほどこのシナリオが使えそうな気がしてま
 す。
 その辺は今後もさらに精度を高めていきたいと思っています。

他の銘柄にも当てはめて考えてみます。
以下、私の投資判断なので、それぞれで判断は別れると思います。
例えばメディキット(JASDAQ/7749)
医療機器メーカーでカテーテルの専門メーカーだそうです。
(事業の詳細は資料をざっと見た程度の事以外は知りません)
営業利益率は27%と高く、
予想PERは15倍を下回る水準と割安に見えます。。
チャート的にも底打ちし、買いのタイミングかもしれません。
しかし、売上は横ばい
今後のEPSの成長は事業の効率化によるものとなり、
先の限界も見えそうです。
バリュー投資という観点からみると
豊富なキャッシュ及び資産から
割安という判断は出来るようですね。
事業が安定していれば、どんどんキャッシュは膨らみ、
株価が一定なら当然、割安感は増します。

PERから見た割安感とキャッシュリッチで企業価値から考えた割安感などか
ら下落リスクは限られるでしょう。
しかし、成長性が見られないという点で
私は買いの判断はできませんでした。

同社の成長を否定しているのではありません。
豊富なキャッシュを元にM&Aを含めて事業拡大に期待して
買うのも一つの投資判断ではあるでしょう。
既存事業の拡大に資金が使われ、成長拡大が見込めるのであれば
わかりやすく、素直に”買い”と思えます。
しかし、資金の使途が多少なりとも違った分野に使われてしまうとなると
どうでしょうか?
そういった場合には投資の際には違った判断が必要だと考えます。

その分野への投資に対するリスク・リターン、成功の可能性などは
経営者しかわかりませんね。
例えば、この会社がこのお金を使って
”ネット広告事業参入”
なんて事になればサプライズで
株価は上がるかもしれません。(そんなわけないって(^^;;;)

会社は株主のものとは言いながらも、そういった重要な判断には
立ち会えません。
となれば、リスクのほうを意識しなければと考えます。

あくまでも私の投資判断をご紹介しましたが、
重要なのは
・割安であるという判断ができる
・自分の投資基準を明確にする
・投資基準を継続して使う
ということだと考えます。

ご参考まで。

あー、またイチゴ食べたくなってきた(笑)

知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 一昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2
枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

詳細はイノベーターズ・フォーラムのホームページまで。

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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 メルマガの購読者を募集しています。企業訪問やトップとの面談を通じて皆
様にとって有意義な生の情報を提供することが私の使命です。アナリスト経験
とファンドマネジャー経験を積んできた私のコンテンツで夢の「億の近道」を
実現してください。

 人生が山あり谷ありであるように株式投資の世界も山あり谷あり。
 季節ごとに咲く花が違うように、株式市場に咲く花も異なっています。

 きれいな花や景色を探して旅する松尾芭蕉が皆さんに歌を詠むように私の発
見の旅のエッセンスをご賞味下さい。

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(炎)

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ファンダメンタルズ分析入門(1)

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■はじめに


 株式投資をする上で、なにが最も参考となる資料でしょうか?

 わたしは、その問いに自信を持って「決算短信」(以下、短信)と答えます。

 さて、短信とは、個別企業が決算動向を3カ月ごとに発表するときの定型資料のことです。企業が短信をプレスリリースすることを、「決算発表」といいます。短信は、20数ページに及ぶ資料ですから、目を通すだけでも大変です。
 しかし、そんな人でも決算短信(以下、短信)の「表紙」くらいは目を通すことはできるでしょう。短信の表紙を分析するだけでも、実に多くのことがわかるのです。

 短信の表紙に記載されているいくつかの項目が株価の動向を決めるといっても過言ではないのです。株式市場では大量の情報がシャワーのように降り注いでいます。流言や観測記事の多くは雑音に過ぎません。数ある情報の中で、短信が最良、最速の情報なのです。
 決算発表が直接的に株価動向を決するわけですから、短信の表紙を理解することがファンダメンタルズ分析の第一歩です。

 短信を正しく理解することで、投資成績は格段に向上します。


 巷には、「すぐわかる」を売り物にした株式投資の教則本で満ち溢れています。
 すぐわかるのはよいのですが、書店に置かれている株関連の書籍のほとんどが、一目均衡表やローソク足といった、特定のテクニカル分析手法を紹介するものです。
 例えば、株価がある一定の範囲で上下すると想定して、範囲の下限で買い、上限で売るというボックス・トレードと呼ばれる手法があります。
 しかし、どんなに優れているテクニカル指標も、銘柄と相性のあったものを選ばなければ失敗してしまうのです。

 あまり一般には認識されていませんが、テクニカル分析は、正反対で相容れない2つの手法が矛盾しながら共存しています。「順ばり」とよばれる上がった銘柄を買う方法と「逆ばり」という下がった銘柄を買う方法です。
 両者は全く逆の概念で全く逆のことを推奨しているのです。
 順ばりを選ぶべきなのか、逆ばりを選ぶべきなのかは、投資家の判断にゆだねられています。
 どちらが正しいのでしょう。
 それは、そのときの運しだいというのが本当のところです。


 株価は「上がる」と「下がる」の繰り返しです。
 上がった後に、まだまだ上がる株もあれば、上がったり下がったりを繰り返す株もあります。株価の動きは、振り子の運動のような力学的な原理ではないため、過去の動きからの予測は困難なのです。
 たとえば、天気予報では、台風の進路を予測します。台風であれば、偏西風の向きや強さや気圧の配置といったように、予測するために必要となる要素が株価予測よりは、比較的少ないといえましょう。偏西風はいつも西から吹いてきます。それでも台風の進路を正確には当てることができないのです。
 ましてや、株価を当てるのはもっと難しいでしょう。
 なぜならば、株式市場では、一瞬のうちに追い風が向かい風になることがあります。また、どんなささいな経済ニュースも個別株に無関係とは言い切れません。株価に関係がありそうな要素が無尽蔵にあることも、株価予想を難しくしている一因です。

 テクニカル手法の分析対象は過去の株価のみです。
 わかりやすい判断を導くため、また、複雑な経済活動を単純化するため、業績もバリュエーションもあえて無視しています。それでも、テクニカル投資は、順ばりと逆ばりという矛盾する2つの概念を混在させざるをえないのです。

 たとえば逆ばりは、下がったら買い、上がったら売りの戦略です。
 確かに勝率は高いのですが、これを繰り返して自動的に儲かるのであれば、苦労はしません。買った後、また下がったらどうするのでしょうか?そして、その後下がり続けたらどうするのでしょうか。損失が雪だるま式に増えるだけです。
 逆ばりは、「下がったものは上がり、上がったものは下がる」という哲学に基づいています。下がったら下がっただけ買うのが、逆ばりの真髄なのです。逆張りにはナンピンという買いコストを下げる戦略があり、ナンピンは、勝率を高めるための有効なツールです。ただし、勝率を高めるだけではなく、潜在的な損失リスクも高めてしまうので、株の教則本にはナンピンを勧めるものは少数です。

 一方で、順ばりも偏った思想です。
 「上がっている株は、下がるまでは上がり続ける」という哲学に基づいています。考えてみれば当たり前のことです。
 思惑通りに買って上昇している間は大きな含み益となります。しかし、買った後に下がったら、その哲学に従えば、逆のポジションを取らざるを得ません。
 なぜなら、「下がった」ということは、今度は「上がるまでは下がり続ける」という戦略にスイッチしなければ自己矛盾をしてしまいます。つまり、順ばりは、その哲学に「損切り」という戦略を内包させているのです。「上がったら買い」のスタンスでは、実践上は、損切りの連続で勝率は大変低くなります。

 「損切り」順ばりは勝率が低く、「ナンピン」逆ばりはリスクが高いのです。そのどちらかを相場の局面で選び、銘柄との相性で適切に選べといわれても、簡単に選べるわけはありません。


 数あるテクニカル指標も、銘柄との相性があり、どんな指標がどんな銘柄に合っているかは、やってみるまでわからないのです。その結果、テクニカル分析は多くの挫折者を出しています。
 テクニカルを勉強したのはいいものの、株が一向に上手くならないと嘆く方は多いのではないでしょうか。


 なんとか挫折することなしに株式投資におけるタイミングをわかりやすく解説できないでしょうか。また、テクニカル分析に頼らずに儲けられる方法はないのでしょうか。

 ファンダメンタルズ分析は、個別企業の基礎的な企業体力や収益動向を基本に株価の割高や割安を判定する手法です。そして、ファンダメンタルズ分析の基本は、短信を正しく読みこなすことなのです。

 ファンダ分析は、「将来の企業収益の見通しが株価を決める」という哲学に基づいています。
 ところが、世の中一般的には、
「ファンダメンタルズ分析は個人投資家には難しすぎる」
といわれています。これは完全な誤解です。むしろ、解釈が多種多様のテクニカル分析の方が難解です。ファンダメンタルズ分析は難しくはありません。

 また、「ファンダメンタルズ分析では売買タイミングは計れない」というのも著しい誤解です。実は、ファンダメンタルズ分析によって自動的に近い形で売買タイミングが設定できるのです。


 本連載は、以下のような方を対象読者にしています。

1)数ある銘柄から、どんな銘柄を選ぶべきなのかがわからない人
2)好きな銘柄を選んだのはよいが、それらをどういうタイミングで売買すればよいのかわからない人
3)テクニカル分析では成績が残せず挫折を経験した人
4)これから株式投資を始めたい人
5)株式投資が上手くなりたい人
6)どちらかというと中長期投資に興味があり、小さな利益よりは大きな利益を上げたいと考えている人


 本連載を読み進む上で前提となる予備知識は必要ありません。専門用語も特別な知識も不要です。
 株で儲けるために、短信を読みこなす技術を、誰にでもわかるように書くように努めました。


■危険な材料株投資


 テクニカル分析では、出来高、流動性があって値動きがよいものが結果として「よい銘柄」ということになります。しかし、流動性に富む大型株のほとんどは値動きが非常に悪いのです。

 そこで流動性が非常に高くて値動きが激しい「材料株(材料などの思惑で動く株)」というものに人気が集中してしまいます。てっとりばやくすぐに利益が出せると思うからです。
 本質的には材料株は、もともと企業の実態としては小さな会社で流動性に乏しいのです。しかし、ほんの数日から数ヶ月の間だけは、異常に出来高が増加して相場を盛り上げるのです。もともと流動性が低い材料株に一気に資金が流入すると株価が一時的に急騰します。その上昇を見て、割高だと感じるファンダメンタルズ分析の人たちや逆ばりを得意するテクニカル分析の人たちが空売りで市場に参加してきます。

 一方で、順ばりの人たちは、なにが割高か、なにが割安かという尺度で株価を見ていません。「よく動いているから買う」、「上がったので買ってみた」という単純な理由で参加しているのです。そういう株は、大変な割高になってしまい、ついには急落して終わりになります。
 出来高が増加している期間は短いのですが、いざ、自分がトレードしていると、いざとなったらいつでも逃げられる気になるのです。自分だけは特別と思い込んでしまうのです。
 そして、材料株がその役割を終え、大量の資金が、今度は流出することで、大きな損失を被ってしまうのです。
 短信を読んで投資判断ができるようになれば、このような悲劇に巻き込まれることはないのです。

 割高なものを平気で買う人が個人投資家には多いのですが、短信を読むことで、株価が割高とはどういうことかがわかり、割高な企業への投資を避けることができるのです。

 将来の株価を当てるために過去の株価を使うというのがテクニカル手法の特徴です。これは野球の勝率を占うのに過去の勝率を当てにするということと基本的には同じです。

 過去、勝率が高いチームは、今後も強いチームではないかと考えるのです。なるほど、一見、理に適った手法のように見えます。しかし、今日勝ったからといって、明日勝つとは限りません。今日と明日では、自チームの投げるピッチャーも違えば、他チームの投げるピッチャーも違うからです。
 あまりにも不甲斐なく負けてしまったとき、2通りの考え方ができます。
 「これほど大敗したのだから、明日は奮起してくれるだろう」と考える逆ばり的な考え。あるいは、「こんなに調子が悪いのだから、簡単には調子を取り戻せないだろう」という順ばり的な発想。結果は、このどちらかですね。
 このように順ばりか逆ばりかを決めなければならない投資手法はいたずらに混乱を招くだけです。


■保有期間は数ヶ月が基本のファンダ投資


 ファンダメンタルズ分析には目標株価と現在の株価があるだけで、順ばりや逆ばりという考え方はありません。
 また、投資タイミングは業績の変化を基準とします。変化はよい変化と悪い変化しかありませんから、よい変化で株を買い、悪い変化で株を売るという徹底した思想です。ファンダメンタルズ分析で挫折を味わうことはまずありません。
 ただ、後述するように、ファンダ分析による目標株価は、業績の回復の度合いによるので、大概、数ヶ月から数年の保有期間になります。ファンダ分析に基づく投資は、比較的投資期間が長いのです。

 また、売買タイミングに関するテクニカル戦術は、デイ・トレーダをはじめとする短期売買が好きな方には向いた手法ですが、短期売買は、毎日のようにトレードをしなければならないため、手間隙がかかります。
 もっと手間隙がかからない楽な方法で、もっと大きく儲ける方法があります。それがテクニカル分析に頼らないで、業績動向に注視して、ファンダメンタルズ(企業業績)から株の売買タイミングを探る戦術なのです。

 ファンダメンタルズ分析では決算発表を基準に売買を考えますから3ヶ月という時間軸がひとつの単位となります。数ヶ月に一度程度のチェックであれば誰でもストレスなく行えるでしょう。


<用語>

ファンダメンタルズ:
 企業の業績(決算数字)のこと。特に予想利益の動向を指す場合が多い

ファンダメンタルズ分析:
 企業の業績の動向を分析すること。目的は、株価を予想すること

テクニカル分析:
 過去の株価の動きを分析して将来の株価を占うこと

業績:
 売上げと利益をまとめて業績という

続落:
 2日以上続けて株価が下がること

続伸:
 2日以上続けて株価が上がること。

値動き:
 日中の株価の動き。変動率。

塩漬け:
 買値から下回った株で含み損がある状態を長期間にわたって継続すること


(山本潤)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6



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執筆後記

JUGEMテーマ:株・投資


みなさま、ご無沙汰いたしております。山本です。
現在、すべての執筆活動を停止しています。
仕事を休んだのは、育児休暇をとるためでした。
4人目の子どもが生まれたため、この際、家事を全部やってみようと決心しました。
とくに、運用をはじめとする仕事関係のみなさまには、多大なご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りて、お詫び申し上げます。
さて、今回の連載は、ファンダメンタルズ分析の入門書を書き溜めていた「過去の遺産」です。分量的には5万文字程度のものですから、20回程度の連載になると思います。今後、数ヶ月は、育児休暇で直接、執筆後記を書くこともできませんが、連載だけは続きます。ご愛読くださるようお願い申し上げます。
(山本 潤)

技術を評価できる個人投資家の養成講座(30)

JUGEMテーマ:株・投資


(30)LCDコントローラとドライバ(1)

 今回は、液晶の電気部品のお話をしてみようと思います。
 携帯電話の液晶は、大型化へと進み、2.4インチが普通の大きさになってきました。その液晶を電気的に制御しているのが、LCDコントローラやLCDドライバなどの周辺電気部品です。

 LCDドライバが直接液晶を動かし、それをLCDコントローラが制御するとつかんでいただければよろしいかと思います。

LCDの画像の出し方をもう少し詳しく見ていきましょう。

 LCDは小さなRGB(赤緑青)で一組の細かい集まりから出来ています。(画素と呼ばれています)拡大鏡で携帯電話の画面を拡大すると赤緑青の細かい点の集まりであることがわかります。細かい3色の点で画像を表現しているのです。

 LCDのどの部分を赤にするか、どの部分を緑にするかの情報をまずLCDコントローラが受け取り、その情報からLCDドライバがこの部分を赤、この部分を緑と選択し、電圧をかけていくといわけです。

 液晶の大きさが大きくなり、画素数が増えれば増えるほど、制御しなくてはならない画素数が増え、滑らかな画像を実現するには、LCDの反応速度が重要になってきます。しかし、これは、LCD自体の液晶の性能、LCDコントローラの性能、LCDドライバの性能を設計により、引き出さなくてはなりません。また、各部品の安定的な部品の製造も要求されます。

 安定的な製造ということを精度という言葉で説明してみましょう。

 精度は2つに意味が分けられます。ひとつは皆さんも感覚としてとらえやすい性能がいいという意味です。例えば、精細な画像を映し出せるとか、リアルな音を再現できるとかという、製品や部品でいうスペックにあたる部分です。

 もうひとつが、では、その性能を10万個作っても同じものができますか。100万個作っても同じものができますか。という意味での精度です。量産するものは、どうしても、まったく同じものをつくるのは難しく、ある程度の範囲でバラツキます。これをいかに小さく抑えるか、どの様に管理するかが安定部品の製造ということになります。

 LCD全体を設計する際に、どのコントローラでいくか、どのLCDドライバを選定するか、そしてどの様に設計するかでLCDの性能は変わってきます。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(54)

JUGEMテーマ:株・投資


=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その14)=

第15話 頭が良くても株では失敗することがある

 私たちバリュー投資家の憧れの的。世界第2位のお金持ちウォーレン・バフェットの師匠であるグレアムの書いた「新賢明なる投資家」には株で損をした天才科学者ニュートンのことが出てきます。ニュートンは歴史上最も知性ある人物のひとりとして知られています。この大損のあとでニュートンの前では「南海会社」のことを話すのはご法度になったそうです。
 この世界一の科学者も市場のすさまじい熱気に踊らされて、世紀のバブル事件として名高いイギリスの南海会社に投資して2万ポンド(現在の価値にして300万ドル以上)を失ったというのです。しかも私が時たまやってしまうように、いったん売って儲けた株をバブルによる高騰にまきこまれついつい高値で買い戻した結果、その後すぐ起きた暴落につき合わされ、大損をしてしまうというパターンです。
 「新賢明なる投資家」43ページには『要するに、もしあなたがこれまで投資に失敗していたとしても、それはあなたが愚かだったからではない。ニュートンのように、投資で勝つために必要な感情的規律の訓練が出来ていないからなのだ』と書いてあります。もしあなたがニュートンや私のように株で損をしていても知性がなかったのではなく、感情的規律の訓練が出来ていなかっただけです。安心しましたね。

 これから株式投資にチャレンジするかたは、もっと良かったのではないでしょうか。自分に知性があると思っておられる方も、ニュートンより賢いと思える方は少ないと思います。そのニュートンが失敗したのは感情的規律の訓練が出来ていなかっただけです。感情的規律の訓練は株式投資の基礎の基礎です。ニュートンは「私は天体の動きは計算できるのだが、人間の狂気ばかりは測りきれなかった」といったとか。来週はこのニュートンの言葉を教えてくださった内田さんをご紹介します。

 私は節操のない投資家でバリュー投資もすればうねりとりでスウィング・トレードもします。儲かればうれしい投資で、なんとか20年以上、株式投資でトータルで利益をいただけています。やはり自分の資産形成に一番金額的に貢献したのは株式投資でした。

 多くの優秀な投資家に出会い学ばせていただきました。個人投資家で一番多くの金額を作ったことのある方で、直接お話させていただいたのは10年間以上勝ち続けピークで18億円作った方です。しかし最後には相場に破れ、破綻したといっておられました。その後立ち直っておられますが、破産者になったときばかりでなく、相場で勝ち続けていたときもストレスで、生活は乱れていたと話されていました。

 また私が一番真似したいな〜と思った個人投資家はいま70歳を超えていますが、50歳のとき株と不動産で財産を作り、憧れの公務員をやめ、悠々自適の生活を手に入れた方です。20年前に毎年家賃収入で800万円安定収入があるようにしました。そして株には総額600万円くらいしか投資していません。しかし株で毎年200万から300万円は確実に勝ち続けているのです。自分の投資指標を作って、自分のルールに忠実に投資を行う。そして欲張らず、目標額を稼いだらさっさと利益をポケットに入れる。

 60歳からは年二回必ず海外旅行に出かけています。70歳を過ぎたてからは年3回にしたようです。

 「株で稼いだお金で海外に行くんですよね。うらやましいな〜」といったら「だから石川君はダメなんだよ。株で稼いで海外旅行にいこうなんて思ったら、その負担で稼げなくなってしまう。それほど株はメンタル面の管理が大切だ。感情的規律を保つことが大切なんだ。それが分かると君も少しは上達するよ」といわれました^^;。

 私は投資家の本を読んで、その著者が本当に稼いでいるかどうかのメルクマールとしてこのことを利用しています。つまり投資で最重要なことの一つに自分の感情のコントロールをあげているかどうか、感情的規律の方法論をきちんと持っているかどうかで優秀な投資家かどうかを判断しています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/08/30

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/08/30号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
    (本日の担当:山本潤&深田萌絵&石川臨太郎&彼岸先生)

 ◆コラム「新連載 ファンダメンタルズ分析入門(1)」:山本潤
 ◆コラム「深田 萌絵のファンダメンタルズ株式投資入門(4)」:深田萌絵
 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(54)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(30)」:彼岸

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◆コラム「新連載 ファンダメンタルズ分析入門(1)」

■はじめに

 株式投資をする上で、なにが最も参考となる資料でしょうか?
わたしは、その問いに自信を持って「決算短信」(以下、短信)と答えます。
 さて、短信とは、個別企業が決算動向を3カ月ごとに発表するときの定型資
料のことです。企業が短信をプレスリリースすることを、「決算発表」といい
ます。短信は、20数ページに及ぶ資料ですから、目を通すだけでも大変です。
しかし、そんな人でも決算短信(以下、短信)の「表紙」くらいは目を通すこ
とはできるでしょう。短信の表紙を分析するだけでも、実に多くのことがわか
るのです。

 短信の表紙に記載されているいくつかの項目が株価の動向を決めるといって
も過言ではないのです。株式市場では大量の情報がシャワーのように降り注い
でいます。流言や観測記事の多くは雑音に過ぎません。数ある情報の中で、短
信が最良、最速の情報なのです。決算発表が直接的に株価動向を決するわけで
すから、短信の表紙を理解することがファンダメンタルズ分析の第一歩です。
短信を正しく理解することで、投資成績は格段に向上します。

 巷には、「すぐわかる」を売り物にした株式投資の教則本で満ち溢れていま
す。すぐわかるのはよいのですが、書店に置かれている株関連の書籍のほとん
どが、一目均衡表やローソク足といった、特定のテクニカル分析手法を紹介す
るものです。例えば、株価がある一定の範囲で上下すると想定して、範囲の下
限で買い、上限で売るというボックス・トレードと呼ばれる手法があります。
しかし、どんなに優れているテクニカル指標も、銘柄と相性のあったものを選
ばなければ失敗してしまうのです。

 あまり一般には認識されていませんが、テクニカル分析は、正反対で相容れ
ない2つの手法が矛盾しながら共存しています。「順ばり」とよばれる上がっ
た銘柄を買う方法と「逆ばり」という下がった銘柄を買う方法です。両者は全
く逆の概念で全く逆のことを推奨しているのです。順ばりを選ぶべきなのか、
逆ばりを選ぶべきなのかは、投資家の判断にゆだねられています。どちらが正
しいのでしょう。それは、そのときの運しだいというのが本当のところです。

 株価は「上がる」と「下がる」の繰り返しです。上がった後に、まだまだ上
がる株もあれば、上がったり下がったりを繰り返す株もあります。株価の動き
は、振り子の運動のような力学的な原理ではないため、過去の動きからの予測
は困難なのです。たとえば、天気予報では、台風の進路を予測します。台風で
あれば、偏西風の向きや強さや気圧の配置といったように、予測するために必
要となる要素が株価予測よりは、比較的少ないといえましょう。偏西風はいつ
も西から吹いてきます。それでも台風の進路を正確には当てることができない
のです。ましてや、株価を当てるのはもっと難しいでしょう。なぜならば、株
式市場では、一瞬のうちに追い風が向かい風になることがあります。また、ど
んなささいな経済ニュースも個別株に無関係とは言い切れません。株価に関係
がありそうな要素が無尽蔵にあることも、株価予想を難しくしている一因です。

 テクニカル手法の分析対象は過去の株価のみです。わかりやすい判断を導く
ため、また、複雑な経済活動を単純化するため、業績もバリエーションもあえ
て無視しています。それでも、テクニカル投資は、順ばりと逆ばりという矛盾
する2つの概念を混在させざるをえないのです。

 たとえば逆ばりは、下がったら買い、上がったら売りの戦略です。確かに勝
率は高いのですが、これを繰り返して自動的に儲かるのであれば、苦労はしま
せん。買った後、また下がったらどうするのでしょうか?そして、その後下が
り続けたらどうするのでしょうか。損失が雪だるま式に増えるだけです。逆ば
りは、「下がったものは上がり、上がったものは下がる」という哲学に基づい
ています。下がったら下がっただけ買うのが、逆ばりの真髄なのです。逆張り
にはナンピンという買いコストを下げる戦略があり、ナンピンは、勝率を高め
るための有効なツールです。ただし、勝率を高めるだけではなく、潜在的な損
失リスクも高めてしまうので、株の教則本にはナンピンを勧めるものは少数で
す。

 一方で、順ばりも偏った思想です。「上がっている株は、下がるまでは上が
り続ける」という哲学に基づいています。考えてみれば当たり前のことです。
思惑通りに買って上昇している間は大きな含み益となります。しかし、買った
後に下がったら、その哲学に従えば、逆のポジションを取らざるを得ません。
なぜなら、「下がった」ということは、今度は「上がるまでは下がり続ける」
という戦略にスイッチしなければ自己矛盾をしてしまいます。つまり、順ばり
は、その哲学に「損切り」という戦略を内包させているのです。「上がったら
買い」のスタンスでは、実践上は、損切りの連続で勝率は大変低くなります。

 「損切り」順ばりは勝率が低く、「ナンピン」逆ばりはリスクが高いのです。
そのどちらかを相場の局面で選び、銘柄との相性で適切に選べといわれても、
簡単に選べるわけはありません。

 数あるテクニカル指標も、銘柄との相性があり、どんな指標がどんな銘柄に
合っているかは、やってみるまでわからないのです。その結果、テクニカル分
析は多くの挫折者を出しています。テクニカルを勉強したのはいいものの、株
が一向に上手くならないと嘆く方は多いのではないでしょうか。

 なんとか挫折することなしに株式投資におけるタイミングをわかりやすく解
説できないでしょうか。また、テクニカル分析に頼らずに儲けられる方法はな
いのでしょうか。
 ファンダメンタルズ分析は、個別企業の基礎的な企業体力や収益動向を基本
に株価の割高や割安を判定する手法です。そして、ファンダメンタルズ分析の
基本は、短信を正しく読みこなすことなのです。
 ファンダ分析は、「将来の企業収益の見通しが株価を決める」という哲学に
基づいています。ところが、世の中一般的には、「ファンダメンタルズ分析は
個人投資家には難しすぎる」といわれています。これは完全な誤解です。むし
ろ、解釈が多種多様のテクニカル分析の方が難解です。ファンダメンタルズ分
析は難しくはありません。
 また、「ファンダメンタルズ分析では売買タイミングは計れない」というの
も著しい誤解です。実は、ファンダメンタルズ分析によって自動的に近い形で
売買タイミングが設定できるのです。

 本連載は、以下のような方を対象読者にしています。
1)数ある銘柄から、どんな銘柄を選ぶべきなのかがわからない人
2)好きな銘柄を選んだのはよいが、それらをどういうタイミングで売買すれ
 ばよいのかわからない人
3)テクニカル分析では成績が残せず挫折を経験した人
4)これから株式投資を始めたい人
5)株式投資が上手くなりたい人
6)どちらかというと中長期投資に興味があり、小さな利益よりは大きな利益
 を上げたいと考えている人

 本連載を読み進む上で前提となる予備知識は必要ありません。
専門用語も特別な知識も不要です。
 株で儲けるために、短信を読みこなす技術を、誰にでもわかるように書くよ
うに努めました。


■危険な材料株投資

 テクニカル分析では、出来高、流動性があって値動きがよいものが結果とし
て「よい銘柄」ということになります。しかし、流動性に富む大型株のほとん
どは値動きが非常に悪いのです。
 そこで流動性が非常に高くて値動きが激しい「材料株(材料などの思惑で動
く株)」というものに人気が集中してしまいます。てっとりばやくすぐに利益
が出せると思うからです。本質的には材料株は、もともと企業の実態としては
小さな会社で流動性に乏しいのです。しかし、ほんの数日から数ヶ月の間だけ
は、異常に出来高が増加して相場を盛り上げるのです。もともと流動性が低い
材料株に一気に資金が流入すると株価が一時的に急騰します。その上昇を見て、
割高だと感じるファンダメンタルズ分析の人たちや逆ばりを得意するテクニカ
ル分析の人たちが空売りで市場に参加してきます。
 一方で、順ばりの人たちは、なにが割高か、なにが割安かという尺度で株価
を見ていません。「よく動いているから買う」、「上がったので買ってみた」
という単純な理由で参加しているのです。そういう株は、大変な割高になって
しまい、ついには急落して終わりになります。出来高が増加している期間は短
いのですが、いざ、自分がトレードしていると、いざとなったらいつでも逃げ
られる気になるのです。自分だけは特別と思い込んでしまうのです。そして、
材料株がその役割を終え、大量の資金が、今度は流出することで、大きな損失
を被ってしまうのです。短信を読んで投資判断ができるようになれば、このよ
うな悲劇に巻き込まれることはないのです。

 割高なものを平気で買う人が個人投資家には多いのですが、短信を読むこと
で、株価が割高とはどういうことかがわかり、割高な企業への投資を避けるこ
とができるのです。

 将来の株価を当てるために過去の株価を使うというのがテクニカル手法の特
徴です。これは野球の勝率を占うのに過去の勝率を当てにするということと基
本的には同じです。
 過去、勝率が高いチームは、今後も強いチームではないかと考えるのです。
なるほど、一見、理に適った手法のように見えます。しかし、今日勝ったから
といって、明日勝つとは限りません。今日と明日では、自チームの投げるピッ
チャーも違えば、他チームの投げるピッチャーも違うからです。あまりにも不
甲斐なく負けてしまったとき、2通りの考え方ができます。「これほど大敗し
たのだから、明日は奮起してくれるだろう」と考える逆ばり的な考え。あるい
は、「こんなに調子が悪いのだから、簡単には調子を取り戻せないだろう」と
いう順ばり的な発想。結果は、このどちらかですね。このように順ばりか逆ば
りかを決めなければならない投資手法はいたずらに混乱を招くだけです。


■保有期間は数ヶ月が基本のファンダ投資

 ファンダメンタルズ分析には目標株価と現在の株価があるだけで、順ばりや
逆ばりという考え方はありません。また、投資タイミングは業績の変化を基準
とします。変化はよい変化と悪い変化しかありませんから、よい変化で株を買
い、悪い変化で株を売るという徹底した思想です。ファンダメンタルズ分析で
挫折を味わうことはまずありません。
 ただ、後述するように、ファンダ分析による目標株価は、業績の回復の度合
いによるので、大概、数ヶ月から数年の保有期間になります。ファンダ分析に
基づく投資は、比較的投資期間が長いのです。

 また、売買タイミングに関するテクニカル戦術は、デイ・トレーダをはじめ
とする短期売買が好きな方には向いた手法ですが、短期売買は、毎日のように
トレードをしなければならないため、手間隙がかかります。もっと手間隙がか
からない楽な方法で、もっと大きく儲ける方法があります。それがテクニカル
分析に頼らないで、業績動向に注視して、ファンダメンタルズ(企業業績)か
ら株の売買タイミングを探る戦術なのです。
 ファンダメンタルズ分析では決算発表を基準に売買を考えますから3ヶ月と
いう時間軸がひとつの単位となります。数ヶ月に一度程度のチェックであれば
誰でもストレスなく行えるでしょう。


<用語>
ファンダメンタルズ:
 企業の業績(決算数字)のこと。特に予想利益の動向を指す場合が多い
ファンダメンタルズ分析:
 企業の業績の動向を分析すること。目的は、株価を予想すること
テクニカル分析:
 過去の株価の動きを分析して将来の株価を占うこと
業績:
 売上げと利益をまとめて業績という
続落:
 2日以上続けて株価が下がること
続伸:
 2日以上続けて株価が上がること。
値動き:
 日中の株価の動き。変動率。
塩漬け:
 買値から下回った株で含み損がある状態を長期間にわたって継続すること
(山本潤)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「深田 萌絵のファンダメンタルズ株式投資入門(4)」

 こんにちは☆萌絵です。
 二週間ほどテストの為にお休みを頂きまして、皆さんの学生に対するご理解
に感謝いたします。株の勉強をしながら、大学の勉強をしながら、仕事をする
というのは意外と意識が分散されがちで、自分でも時々「全部が中途半端にな
らないかしら?」と心配しております(^^;

 しかし、どれもこれも切り捨てるには興味深いものばかりで、困ってしまい
ます。相場の理論も面白い、大学も面白い、仕事の内容も面白いで、幸せすぎ
ますね。大学の授業で面白いのは、モデル上の話や理論ばかりをやるところで
す。でも、現実の社会はやはりこのモデル上のひずみにうまみがあるのでしょ
う。

 この億の近道で、山本さんや他の仲間に知り合ってお勉強会に参加させてい
ただいていますが、その内容をノートにまとめて作っていくのもとても面白い
ですね。私は、ファンダメンタルズの知識が無いので、色んな方に教えていた
だけると嬉しいです。

 私のお仕事はマネーライターなんですが、以前に株アイドルをやっていたの
で仕事の内容は両極端です。「堅い記事を書いて!」とか「エロ路線で売ろう
!」とか「才女として、売ろう」と誘っていただいたりと不特定なビジネスの
相手はランダムな混合戦略でしかけてきます。こちらとしては、真面目に記事
を書けば「堅すぎます」と却下され、能天気な女の子らしく書けば「真面目に
書け!」と叱られて、「それって、困ッティー(^^;」って戸惑ってしまい
ます。私の言うところの仕事の面白さとは、ビジネスの相手の望みが毎回全く
違うということと、書かせていただける記事の内容の主に二つに分類されます。

それでは、今日も張り切ってお勉強です!

☆★ファンダメンタルズ分析の基礎用語★☆

 株式投資を始めて早々に、ファンダメンタルズ分析で挫折した萌絵。それと
いうのも、「用語がなかなか理解しにくい!」っていうのがありま した。し
かし、山本さんのセミナーを受けて「ファンダメンタルズも面白い!」と感動
しました。

今回は決算書の用語からです☆

損益計算書は以下の順に、お金の動きが並んでいます。
============================
          ○損益計算書○
1、売上高
2、売上原価
  売上総利益
3、販売費及び一般管理費
  営業利益
4、営業外収益
5、営業外費用
  経常利益
6、特別利益
7、特別損失
  税引き前当期純利益 
  法人税、事業税及び住民税
  当期純利益
  前期繰越利益
  当期未処分利益
============================
この損益計算書のなかでの、特に私のようなビギナーが覚えないといけないく
らいの大事な用語を解説します。

☆売上高
売上高は、商品やサービスをどれくらい売ってきたか?ということです。私が
ケーキ屋さんをしているなら、ケーキがいくつ売れたかということです。

●売上原価
売上高を上げるために使われた材料費や製作に投入された人件費のことです。
ケーキを作る卵や小麦粉、パティシエさん(お菓子を作る人)を雇う費用です。
売り子のお姉さんのバイト代は含まれません。

●売上総利益
売上高−売上原価=売上総利益 いわゆる「粗利(あらり)」と呼ばれるもの
です。私はよくケーキを作ります。何故かというと買うより安いからです。チ
ョコレートケーキをホールで買うと、1500円くらいしますが、自分で作る
と卵が70円、ケーキミクスが50円、バターが50円、チョコレートが10
0円、砂糖が30円分必要です。300円足す私の人件費で、売上原価は50
0円くらいでしょうか。そのケーキを山本さんに売りつけると、私の手元には
1000円の利益が入ってきますね(笑

●営業利益
営業利益は、本来の営業活動から発生した利益で売上総利益から販売費やらを
引きます。私のケーキ屋さんで、私がオプションを売りまくって得た利益は営
業利益には入りません。株やオプションから得られた利益は、営業外収益に入
ります。逆に株を買って引かされたら、営業外費用です。

☆経常利益
これはとっても大切な言葉です。営業利益に、先ほどの営業外収益・費用を足
したものです。

☆当期純利益
この当期純利益は、つまるところその企業は当期において、純粋にいくら儲か
ったのかという金額です。私のケーキ屋さんは、ケーキを売って1500円、
そのコストを引いて売り上げ総利益は1000円、販売費するために「山本さ
ん、ケーキを買ってください」という営業電話代で100円引いて、営業利益
が900円。そこにデリバティブで損したり儲けたりしたお金が1万円として
それを足すと経常利益が1万900円。税金もろもろ引かれて、残ったお金が
当期純利益の1万円と言った感じです。

●当期未処分利益
当期純利益に、前期の利益がプラスであろうがマイナスであろうが有無を言わ
さずに足したものが当期未処分利益です。このお金が配当にまわったりするよ
うです。

今回は損益計算書の用語だけにとどめておきますね!
(深田萌絵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(54)」

=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その14)=

第15話 頭が良くても株では失敗することがある

 私たちバリュー投資家の憧れの的。世界第2位のお金持ちウォーレン・バフ
ェットの師匠であるグレアムの書いた「新賢明なる投資家」には株で損をした
天才科学者ニュートンのことが出てきます。ニュートンは歴史上最も知性ある
人物のひとりとして知られています。この大損のあとでニュートンの前では
「南海会社」のことを話すのはご法度になったそうです。
 この世界一の科学者も市場のすさまじい熱気に踊らされて、世紀のバブル事
件として名高いイギリスの南海会社に投資して2万ポンド(現在の価値にして
300万ドル以上)を失ったというのです。しかも私が時たまやってしまうよ
うに、いったん売って儲けた株をバブルによる高騰にまきこまれついつい高値
で買い戻した結果、その後すぐ起きた暴落につき合わされ、大損をしてしまう
というパターンです。
 「新賢明なる投資家」43ページには『要するに、もしあなたがこれまで投
資に失敗していたとしても、それはあなたが愚かだったからではない。ニュー
トンのように、投資で勝つために必要な感情的規律の訓練が出来ていないから
なのだ』と書いてあります。もしあなたがニュートンや私のように株で損をし
ていても知性がなかったのではなく、感情的規律の訓練が出来ていなかっただ
けです。安心しましたね。

 これから株式投資にチャレンジするかたは、もっと良かったのではないでし
ょうか。自分に知性があると思っておられる方も、ニュートンより賢いと思え
る方は少ないと思います。そのニュートンが失敗したのは感情的規律の訓練が
出来ていなかっただけです。感情的規律の訓練は株式投資の基礎の基礎です。
ニュートンは「私は天体の動きは計算できるのだが、人間の狂気ばかりは測り
きれなかった」といったとか。来週はこのニュートンの言葉を教えてくださっ
た内田さんをご紹介します。

 私は節操のない投資家でバリュー投資もすればうねりとりでスウィング・ト
レードもします。儲かればうれしい投資で、なんとか20年以上、株式投資で
トータルで利益をいただけています。やはり自分の資産形成に一番金額的に貢
献したのは株式投資でした。

 多くの優秀な投資家に出会い学ばせていただきました。個人投資家で一番多
くの金額を作ったことのある方で、直接お話させていただいたのは10年間以
上勝ち続けピークで18億円作った方です。しかし最後には相場に破れ、破綻
したといっておられました。その後立ち直っておられますが、破産者になった
ときばかりでなく、相場で勝ち続けていたときもストレスで、生活は乱れてい
たと話されていました。

 また私が一番真似したいな〜と思った個人投資家はいま70歳を超えていま
すが、50歳のとき株と不動産で財産を作り、憧れの公務員をやめ、悠々自適
の生活を手に入れた方です。20年前に毎年家賃収入で800万円安定収入が
あるようにしました。そして株には総額600万円くらいしか投資していませ
ん。しかし株で毎年200万から300万円は確実に勝ち続けているのです。
自分の投資指標を作って、自分のルールに忠実に投資を行う。そして欲張らず、
目標額を稼いだらさっさと利益をポケットに入れる。

 60歳からは年二回必ず海外旅行に出かけています。70歳を過ぎたてから
は年3回にしたようです。

 「株で稼いだお金で海外に行くんですよね。うらやましいな〜」といったら
「だから石川君はダメなんだよ。株で稼いで海外旅行にいこうなんて思ったら、
その負担で稼げなくなってしまう。それほど株はメンタル面の管理が大切だ。
感情的規律を保つことが大切なんだ。それが分かると君も少しは上達するよ」
といわれました^^;。

 私は投資家の本を読んで、その著者が本当に稼いでいるかどうかのメルクマ
ールとしてこのことを利用しています。つまり投資で最重要なことの一つに自
分の感情のコントロールをあげているかどうか、感情的規律の方法論をきちん
と持っているかどうかで優秀な投資家かどうかを判断しています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(30)」

(30)LCDコントローラとドライバ(1)

 今回は、液晶の電気部品のお話をしてみようと思います。
 携帯電話の液晶は、大型化へと進み、2.4インチが普通の大きさになって
きました。その液晶を電気的に制御しているのが、LCDコントローラやLC
Dドライバなどの周辺電気部品です。

 LCDドライバが直接液晶を動かし、それをLCDコントローラが制御する
とつかんでいただければよろしいかと思います。

LCDの画像の出し方をもう少し詳しく見ていきましょう。

 LCDは小さなRGB(赤緑青)で一組の細かい集まりから出来ています。
(画素と呼ばれています)拡大鏡で携帯電話の画面を拡大すると赤緑青の細か
い点の集まりであることがわかります。細かい3色の点で画像を表現している
のです。

 LCDのどの部分を赤にするか、どの部分を緑にするかの情報をまずLCD
コントローラが受け取り、その情報からLCDドライバがこの部分を赤、この
部分を緑と選択し、電圧をかけていくといわけです。

 液晶の大きさが大きくなり、画素数が増えれば増えるほど、制御しなくては
ならない画素数が増え、滑らかな画像を実現するには、LCDの反応速度が重
要になってきます。しかし、これは、LCD自体の液晶の性能、LCDコント
ローラの性能、LCDドライバの性能を設計により、引き出さなくてはなりま
せん。また、各部品の安定的な部品の製造も要求されます。

 安定的な製造ということを精度という言葉で説明してみましょう。

 精度は2つに意味が分けられます。ひとつは皆さんも感覚としてとらえやす
い性能がいいという意味です。例えば、精細な画像を映し出せるとか、リアル
な音を再現できるとかという、製品や部品でいうスペックにあたる部分です。

 もうひとつが、では、その性能を10万個作っても同じものができますか。
100万個作っても同じものができますか。という意味での精度です。量産す
るものは、どうしても、まったく同じものをつくるのは難しく、ある程度の範
囲でバラツキます。これをいかに小さく抑えるか、どの様に管理するかが安定
部品の製造ということになります。

 LCD全体を設計する際に、どのコントローラでいくか、どのLCDドライ
バを選定するか、そしてどの様に設計するかでLCDの性能は変わってきます。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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┏━┓━┓
┃執┃筆┃
┏━┓━┓
┃後┃記┃
┗━┗━┛
みなさま、ご無沙汰いたしております。山本です。
現在、すべての執筆活動を停止しています。
仕事を休んだのは、育児休暇をとるためでした。
4人目の子どもが生まれたため、この際、家事を全部やってみようと決心しま
した。
とくに、運用をはじめとする仕事関係のみなさまには、多大なご迷惑をおかけ
してしまいました。この場を借りて、お詫び申し上げます。
さて、今回の連載は、ファンダメンタルズ分析の入門書を書き溜めていた「過
去の遺産」です。分量的には5万文字程度のものですから、20回程度の連載
になると思います。今後、数ヶ月は、育児休暇で直接、執筆後記を書くことも
できませんが、連載だけは続きます。ご愛読くださるようお願い申し上げます。
(山本 潤)

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必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

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 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

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 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
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◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
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山本 潤
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パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
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決算期変更した要チェック銘柄

JUGEMテーマ:株・投資


●東建コーポレーション(1766)
 株価:4060円
 時価総額:547億円
 前6月期経常利益74.7億円
 今期経常利益55.2億円(但し10ヶ月分)
 従業員数:3472名

 土地の有効活用という点では高松建、三光ソフランなどと共通。前6月期決算の上方修正を行った後、下落傾向を続けてきた株価が反転上昇に向かったが、今期の業績見通しが出て若干足踏みとなってきた。
 2006年6月期の決算でどの程度の経常利益計画が発表されるかが注目であったが、結果としては経常利益55億20百万円となった。但し決算期を今期から6月から4月に変更したことによるものなので実際には単純にはいかないものの、1.2倍した66億20百万円ということになる。
 前期実績に対して減益ということになるが、これが本日の株価が弱含んだ背景となっていると推察される。
 今期から東建ナスステンレスが連結対象として加わることで9億円の赤字が発生。今期はこれが影響しての見通しであるから実質的には業績は堅調と言える。また、企業の勢いとしては感じられるので株価が多少緩む場面があるかも知れないが投資チャンスだと考えられる。(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

長期下落傾向にある銘柄を研究しておこう!!

JUGEMテーマ:株・投資


 勢い良く株価が上がっている銘柄と人気離散で長期下落の銘柄。二極化している相場展開では短期的には勢い良く上昇する銘柄についていく方が得のようだが、実際にはなかなかこれが難しい。

 評価されるだけの背景があっても実際には過去の株価水準を比較してなかなか手が出ないものでありますから、個人投資家の皆様もご苦労があろうかと思います。

 素直に好業績についていってよかった銘柄群といえば最近は鉄鋼、海運、化学などの主力銘柄で主に素材系、オールドエコノミー系に多くなっています。日本株全体を収益向上で支えるセクターであり、現在のリード役であります。かつてのリード役だった電機ハイテクはソニーの凋落に見られるようにセクター内で二極化しており、多少まだら模様となっていますが、松下のように元気良くなってきた銘柄もありますが、大方はまだ主役にはなっていません。むしろトヨタなど日本経済をリードするコア銘柄が堅調なのは心強いと感じる方が多いのではないでしょうか?

 これらは機関投資家が投資対象とする銘柄群でもありますが個人ならもう少し小ぶりの銘柄を対象にされている方も多いかと思います。株式相場が流動性を求めていく展開では小型株で成果を上げるのは当面はやや厳しいかも知れませんが、大型主力銘柄が一巡すればいずれはまた注目されるでしょう。

 直近の株式市場では長期下落銘柄が時折目につきます。
 先般紹介した東栄住宅(8875・時価2070円)やエネサーブ(6519・時価2820円)などがそれに該当します。これらは株価下落の背景が業績の下方修正にあるかと考えられます。
 上場直後から値を下げてきたマルマン(7834・時価915円)などもここに来てようやく下げ止まり傾向にはありますがなおも低水準なままです。私が先日訪問してお話をお聞きする限りではそれほど悪い内容ではなかったにも関わらず、嫌気売りが続いている格好です。

 明日お目にかかる予定の東証1部銘柄もそうです。私は今、株価がぐんぐん上がっている銘柄より長期下落トレンドにある銘柄を研究している状況です。上がっている銘柄についていくより、じっくりと下落し続けている銘柄にこそ投資チャンスがあるとの信念があるからです。タイミングが早すぎる場合もありますが、こうした長期下落傾向にある銘柄でポートフォリオを組むのも案外楽しいのかも知れません。(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/08/29

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                   2005/08/29
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネジャー)

      ◆コラム「長期下落傾向にある銘柄を研究しておこう!!」
      ◆コラム「決算期変更した要チェック銘柄」

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◆コラム「長期下落傾向にある銘柄を研究しておこう!!」

 勢い良く株価が上がっている銘柄と人気離散で長期下落の銘柄。二極化して
いる相場展開では短期的には勢い良く上昇する銘柄についていく方が得のよう
だが、実際にはなかなかこれが難しい。

 評価されるだけの背景があっても実際には過去の株価水準を比較してなかな
か手が出ないものでありますから、個人投資家の皆様もご苦労があろうかと思
います。

 素直に好業績についていってよかった銘柄群といえば最近は鉄鋼、海運、化
学などの主力銘柄で主に素材系、オールドエコノミー系に多くなっています。
日本株全体を収益向上で支えるセクターであり、現在のリード役であります。
かつてのリード役だった電機ハイテクはソニーの凋落に見られるようにセクタ
ー内で二極化しており、多少まだら模様となっていますが、松下のように元気
良くなってきた銘柄もありますが、大方はまだ主役にはなっていません。むし
ろトヨタなど日本経済をリードするコア銘柄が堅調なのは心強いと感じる方が
多いのではないでしょうか?

 これらは機関投資家が投資対象とする銘柄群でもありますが個人ならもう少
し小ぶりの銘柄を対象にされている方も多いかと思います。株式相場が流動性
を求めていく展開では小型株で成果を上げるのは当面はやや厳しいかも知れま
せんが、大型主力銘柄が一巡すればいずれはまた注目されるでしょう。

 直近の株式市場では長期下落銘柄が時折目につきます。
 先般紹介した東栄住宅(8875・時価2070円)やエネサーブ(651
9・時価2820円)などがそれに該当します。これらは株価下落の背景が業
績の下方修正にあるかと考えられます。
 上場直後から値を下げてきたマルマン(7834・時価915円)などもこ
こに来てようやく下げ止まり傾向にはありますがなおも低水準なままです。私
が先日訪問してお話をお聞きする限りではそれほど悪い内容ではなかったにも
関わらず、嫌気売りが続いている格好です。

 明日お目にかかる予定の東証1部銘柄もそうです。私は今、株価がぐんぐん
上がっている銘柄より長期下落トレンドにある銘柄を研究している状況です。
上がっている銘柄についていくより、じっくりと下落し続けている銘柄にこそ
投資チャンスがあるとの信念があるからです。タイミングが早すぎる場合もあ
りますが、こうした長期下落傾向にある銘柄でポートフォリオを組むのも案外
楽しいのかも知れません。(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「決算期変更した要チェック銘柄」

●東建コーポレーション(1766)
 株価:4060円
 時価総額:547億円
 前6月期経常利益74.7億円
 今期経常利益55.2億円(但し10ヶ月分)
 従業員数:3472名

 土地の有効活用という点では高松建、三光ソフランなどと共通。前6月期決
算の上方修正を行った後、下落傾向を続けてきた株価が反転上昇に向かったが、
今期の業績見通しが出て若干足踏みとなってきた。
 2006年6月期の決算でどの程度の経常利益計画が発表されるかが注目で
あったが、結果としては経常利益55億20百万円となった。但し決算期を今
期から6月から4月に変更したことによるものなので実際には単純にはいかな
いものの、1.2倍した66億20百万円ということになる。
 前期実績に対して減益ということになるが、これが本日の株価が弱含んだ背
景となっていると推察される。
 今期から東建ナスステンレスが連結対象として加わることで9億円の赤字が
発生。今期はこれが影響しての見通しであるから実質的には業績は堅調と言え
る。また、企業の勢いとしては感じられるので株価が多少緩む場面があるかも
知れないが投資チャンスだと考えられる。(炎)

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■執筆後記■

 先日ご紹介しました三光ソフラン(1729・時価762円)の高橋社長が
書かれた著書:「金持ち大家さん」になろう!(PHP研究所:本体価格11
00円)の当選者が決まり先日発送させて頂きました。この期間に私の有料メ
ルマガにお申し込み頂いた皆さまに心より御礼申し上げます。なお、同書は全
国の書店でも販売しておりますので、ぜひともお求めになってください。(炎)

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実現してください。

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 季節ごとに咲く花が違うように、株式市場に咲く花も異なっています。

 きれいな花や景色を探して旅する松尾芭蕉が皆さんに歌を詠むように私の発
見の旅のエッセンスをご賞味下さい。

 料金は年間最大2万円。格安ではありますが内容には自信があります。
(炎)

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共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
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山本 潤
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パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
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