日本SHL

JUGEMテーマ:株・投資


 日経平均は11,800円を超えていよいよ12,000を目指すかという状況にあって、何を考えるべきだろうか?

私はこのなんとなく上昇している市場に危機感を感じている。
石油価格の上昇、人民元の切り上げ等、
想定されるマイナス要素をそれなりに織り込んでいることから市場には安心感もあるのだろう。
こんな時こそ、あせらずにじっくり選別すべきだと思う。
株価の上昇に乗り遅れまいと買い進むのはリスクを伴う。

もっと重要なのは、市場の動向に左右されない銘柄発掘である。

で、今日も個別企業を見ていきたい。
若干、長いがなんとなくこんな事を見ているんだ・・・
程度でも見てみてほしい。


日本SHL(HC:4327)の17年9月期第3四半期発表があった。
当メルマガ2005年4月6日号でも紹介した銘柄です。
個人的にも投資している企業であり、注目していた。
成長性に対して割安感があり、小型株の為、上げはじめると急騰する事もある。

改めて前回紹介の内容を簡単に確認すると

**********************
<どんな会社?>
四季報より
特徴:採用や昇進時の適性テスト診断ツールを販売。
 Web製品・サービス内製化で高収益

英国に本拠を置く SHL Group plcの100%子会社であるSaville & Holdsworth International BV社の関連会社であり、これらのグループ会社が持つプロダクト、商標及びノウハウによって人材アセスメント事業を提供している。

2004年9月期
B/S
流動負債 211,517
固定負債  59,405
負債合計 270,923
に対して
現金及び預金  781,498
流動資産合計1,366,667
株主資本比率 84.6%

無借金

P/L
ポイント
売上原価率 15.8%
営業利益率 29.9%

原価が低いのはSHLグループの持つプロダクトを利用するため、新たな開発に多額の資金投入の必要がない。
逆に売上高販管費率が54.3%と高いのはまさにプロダクトやシステムで稼ぐのではなく、人で稼いでいるということであろう。
商品の競争力も高く、高い利益率を維持しているのがわかる。

予想PERは株価15万だった時に17倍程度であった。
15万円近辺で推移していた時には時価総額50億円を下回る水準。
バリュー投資家の”真のPER”という見方をすると
50億−現預金8億=42億
予想当期純利益 約3億
42億/3億=PER14倍
である。

利益率が高く、割安な水準で放置されていた。

放置されていたのは次のような理由で成長に?がついたからのようである。

2004年9月 (カッコ内は前年比)
売上 1,256(−2.7%)
営利   376(−19.8%)
当期利  208(−21.8%) *特損計上あり

前年比減収減益である。

さらにリクルートの営業方法に対して、東京地方裁判所へ提訴するも裁判所は請求を取り下げ、同社も控訴しないとの決定をしたため、判決が確定。
裁判所が同社のプロダクトの有効性を否定したかのような捉え方もされそうだが、同社にとっては控訴しても時間とお金がかかるだけで大きなメリットは望めず、提訴だけでもリクルートMSに対して牽制になったために控訴をしなかったと考えるのが妥当であろう。

こんなごたごたもあり、当社の成長性に疑問を持った投資家は投資対象として同社に対する興味が薄れたものと思われる。

次に直近の状況確認として1月28日発表の2005年9月期
 第一四半期は
売上 177
営利 △29
経利 △33

と芳しくない。

減収減益の原因は”企業倫理憲章”に賛同し、採用選考開始時期を4月1日以降とする企業が増え、売上計上時期が遅れた為とのことである。

そうなると、数字として現れるのは第3四半期の業績発表か。
そこまで待ちたいと思うところだが、マイナス材料が並んでいる時こそ、割安に仕込むチャンスである。

マイナスの材料にも株価は大きく下げることなく横ばいを続けていることを考えれば、折込済みと判断できる。
少しでも良い材料がでれば反騰の可能性が十分考えられた。

*ちなみに私は同社の株価上昇のタイミングは
 企業の採用活動などの状況を確認しながら、
 第3四半期の業績発表前あたりを想定(期待)していた。
 予想に反して、ちょっとした材料で一気に上げてしまった。

以下の点からも、財務の悪化は考えにくい。
・前述の通り、すでに実績のあるSHLグループのプロダクトを利用すると言う点で多額の資金が必要とならない。
・仕事の質を維持しながら、良き社風を維持し続けることを明言しており、安易な人員補強についてははっきり否定している。

また、事業環境には長期的に追い風
・企業の新卒、中途社員の採用意欲は高まっている。
・大学はあまるほど作られており、今後は一段と選別が重要になる。

**********************************

という状況だった。

では中間にも触れつつ第3四半期まで見ていこう。

中間では
売上  573(+4.1%)
営利  110(+3.9%)
経利  102(-2.3%)

第3四半期(今期より連結決算となる為前期比なし)
売上  887
営利  191
経利  185

注目は通期予想に対する達成率である。

通期予想は
売上 1,508
経利  518

第3四半期時点での達成率は
売上 58.8%
経利 35.7%

である。

”あと3ヶ月で達成できるのか?利益の達成率が特に不安だ・・・・”
と考えるのが普通である。

株価は素直に反応し、急落している。
一時は30万円を超えていた株価もあっという間に24万円台になっている。
実は私も一部利益確定してしまった。
私も若干不安になったと共に他の保有者が過剰反応すると考えたからである。

さぁ、この急落後の現状においてどう考え、どう行動すべきか?

<進捗率の低さの理由を考える>
理由は2点
・企業が企業倫理憲章に賛同し、採用選考開始が遅れたこと
・連結子会社

第3四半期財務業績の概況(個別)
を見ると、
売上 874(+5.3%)
営利 201(+20.3%)
経利 201(+21.3%)

個別での通期予想達成率は
売上 60.7%
経利 40.2%

若干改善することから連結子会社が要因である事がわかる。
(達成率を計算するまでも無く、絶対値みればわかるのですが(笑))

<連結子会社>
利益進捗率の低さの原因となっていると思われる16年8月に連結した子会社
連結子会社は1社
日本エス・エイチ・エル販売会社
インターナルアセスメントサービスの提供をする会社

インターナルアセスメントサービスとは・・・
企業や様々な組織団体で働く社員(管理職・役員を含む)の能力や適正を客観的に測定しその測定結果を配属・登用等の企業目的や個人の能力開発に活用するサービスだそうです。

日本SHL(親会社)の取引先のうち首都圏に本社を有する300社を主要ターゲットとしています。
営業がこの対象企業を回って尿力評価、能力開発等の提案をしてまわる。
資料上からはわかりませんが、人が直接営業をしてまわるという事で若干固定費が大きくなると思われます。

親会社の取引先を主要ターゲットとしている事から営業もまったくの飛び込みよりもは、比較的容易なものと想定されます。

<子会社の状況> *中間決算説明会資料より
中間時点(単位:千円)
売上 14,623
経利 -11,642

受注残 23,000
ポテンシャル 39,000
*ポテンシャルとは”受注可能性あり”くらいの意味でしょうか?
年間売り上げ見通し
76,000

固定費率が高く、中間時点では利益ベースで
かなりマイナス要因となっている事がわかります。

さらに、中間決算説明会資料上には下期の活動による売上
60,000
合わせて
136,000
が通期で貢献する。
と記述されています。

第3四半期はどうでしょうか
決算短信等には記述されていませんので
・受注残
・ポテンシャルがどれだけ受注につながったか
・年間売り上げ見通しに変化があったか
という点に注目したいところです。
中間同様、説明会資料のようなものがアップされればよいですが、なければ会社に質問する必要がありますね。

ただ、わかるのは
売上が小さく、固定費の割合が大きいことから、経常利益ベースで赤字の状況にあるということ。
一定規模以上売上計上が出来れば利益転換する。

当期予想の個別と連結を比較してもわかるとおり、当然、利益がでると考えている。

<では・・・・どうしようか>
売上計上時期が遅れた”
ということから今回の第3四半期の発表では何らかの数字として現れるものと想定したしたが発表資料からは読み取る事が出来なかった。

しかし、事業環境に変化はない。
第3四半期に数字として現れると考えていたが、そんなに早くは出てこないものかもしれない。
とすれば会社側の”順調”の言葉も納得できる。
子会社の収益が短期的に足を引っ張っていることもわかった。

・・・・甘い(笑)

過信してはいけない。
企業にほれると自分の都合のいいほうに解釈してしまいがちですが、投資家が特に意識すべきなのはリスクです。
リスクが考えられる場面では保守的な行動をすべきであると考え、私も一部利益確定をした。

しかし、しかし・・・(笑)
第3四半期の時点におけるこの進捗率で”遅れている”ということであれば多少なりともコメントされていてもおかしくないだろう。
マイナス材料は一言も書かれていない。
通期の予想も修正していない。

現状の発表内容から強気に買い進む投資家も少ないと考えられるので期末までに買い遅れるということも考えにくい。

逆に大きく売りたたかれれば買いのチャンスと考えて行動してみたいと考えている。

この限られた情報の中で株価水準によってはリスクよりもリターンが大きくなる可能性がある。

順調であるという会社の言葉を信頼して売らない投資家も多いだろう。
これで大幅な下方修正や業績予想の未達となれば投資家の信頼を損なう。
(と釘を刺しておこう・・読んでないって(笑))


知の利
<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/07/27

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/07/27号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

       ◆コラム「日本SHL」:億近産業調査部 知の利

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◆コラム「日本SHL」

 日経平均は11,800円を超えていよいよ12,000を目指すかという状況にあって、
何を考えるべきだろうか?

私はこのなんとなく上昇している市場に危機感を感じている。
石油価格の上昇、人民元の切り上げ等、
想定されるマイナス要素をそれなりに織り込んでいることから市場には安心感
もあるのだろう。
こんな時こそ、あせらずにじっくり選別すべきだと思う。
株価の上昇に乗り遅れまいと買い進むのはリスクを伴う。

もっと重要なのは、市場の動向に左右されない銘柄発掘である。

で、今日も個別企業を見ていきたい。
若干、長いがなんとなくこんな事を見ているんだ・・・
程度でも見てみてほしい。


日本SHL(HC:4327)の17年9月期第3四半期発表があった。
当メルマガ2005年4月6日号でも紹介した銘柄です。
個人的にも投資している企業であり、注目していた。
成長性に対して割安感があり、小型株の為、上げはじめると急騰する事もある。

改めて前回紹介の内容を簡単に確認すると

**********************
<どんな会社?>
四季報より
特徴:採用や昇進時の適性テスト診断ツールを販売。
 Web製品・サービス内製化で高収益

英国に本拠を置く SHL Group plcの100%子会社である
Saville & Holdsworth International BV社の関連会社であり、これらのグルー
プ会社が持つプロダクト、商標及びノウハウによって人材アセスメント事業を
提供している。

2004年9月期
B/S
流動負債 211,517
固定負債  59,405
負債合計 270,923
に対して
現金及び預金  781,498
流動資産合計1,366,667
株主資本比率 84.6%

無借金

P/L
ポイント
売上原価率 15.8%
営業利益率 29.9%

原価が低いのはSHLグループの持つプロダクトを利用するため、新たな開発
に多額の資金投入の必要がない。
逆に売上高販管費率が54.3%と高いのはまさにプロダクトやシステムで稼
ぐのではなく、人で稼いでいるということであろう。
商品の競争力も高く、高い利益率を維持しているのがわかる。

予想PERは株価15万だった時に17倍程度であった。
15万円近辺で推移していた時には時価総額50億円を下回る水準。
バリュー投資家の”真のPER”という見方をすると
50億−現預金8億=42億
予想当期純利益 約3億
42億/3億=PER14倍
である。

利益率が高く、割安な水準で放置されていた。

放置されていたのは次のような理由で成長に?がついたからのようである。

2004年9月 (カッコ内は前年比)
売上 1,256(−2.7%)
営利   376(−19.8%)
当期利  208(−21.8%) *特損計上あり

前年比減収減益である。

さらにリクルートの営業方法に対して、東京地方裁判所へ提訴するも裁判所は
請求を取り下げ、同社も控訴しないとの決定をしたため、判決が確定。
裁判所が同社のプロダクトの有効性を否定したかのような捉え方もされそうだ
が、同社にとっては控訴しても時間とお金がかかるだけで大きなメリットは望
めず、提訴だけでもリクルートMSに対して牽制になったために控訴をしなか
ったと考えるのが妥当であろう。

こんなごたごたもあり、当社の成長性に疑問を持った投資家は投資対象として
同社に対する興味が薄れたものと思われる。

次に直近の状況確認として1月28日発表の2005年9月期
 第一四半期は
売上 177
営利 △29
経利 △33

と芳しくない。

減収減益の原因は”企業倫理憲章”に賛同し、採用選考開始時期を4月1日以
降とする企業が増え、売上計上時期が遅れた為とのことである。

そうなると、数字として現れるのは第3四半期の業績発表か。
そこまで待ちたいと思うところだが、マイナス材料が並んでいる時こそ、割安
に仕込むチャンスである。

マイナスの材料にも株価は大きく下げることなく横ばいを続けていることを考
えれば、折込済みと判断できる。
少しでも良い材料がでれば反騰の可能性が十分考えられた。

*ちなみに私は同社の株価上昇のタイミングは
 企業の採用活動などの状況を確認しながら、
 第3四半期の業績発表前あたりを想定(期待)していた。
 予想に反して、ちょっとした材料で一気に上げてしまった。

以下の点からも、財務の悪化は考えにくい。
・前述の通り、すでに実績のあるSHLグループのプロダクトを利用すると言
 う点で多額の資金が必要とならない。
・仕事の質を維持しながら、良き社風を維持し続けることを明言しており、安
 易な人員補強についてははっきり否定している。

また、事業環境には長期的に追い風
・企業の新卒、中途社員の採用意欲は高まっている。
・大学はあまるほど作られており、今後は一段と選別が重要になる。

**********************************

という状況だった。

では中間にも触れつつ第3四半期まで見ていこう。

中間では
売上  573(+4.1%)
営利  110(+3.9%)
経利  102(-2.3%)

第3四半期(今期より連結決算となる為前期比なし)
売上  887
営利  191
経利  185

注目は通期予想に対する達成率である。

通期予想は
売上 1,508
経利  518

第3四半期時点での達成率は
売上 58.8%
経利 35.7%

である。

”あと3ヶ月で達成できるのか?利益の達成率が特に不安だ・・・・”
と考えるのが普通である。

株価は素直に反応し、急落している。
一時は30万円を超えていた株価もあっという間に24万円台になっている。
実は私も一部利益確定してしまった。
私も若干不安になったと共に他の保有者が過剰反応すると考えたからである。

さぁ、この急落後の現状においてどう考え、どう行動すべきか?

<進捗率の低さの理由を考える>
理由は2点
・企業が企業倫理憲章に賛同し、採用選考開始が遅れたこと
・連結子会社

第3四半期財務業績の概況(個別)
を見ると、
売上 874(+5.3%)
営利 201(+20.3%)
経利 201(+21.3%)

個別での通期予想達成率は
売上 60.7%
経利 40.2%

若干改善することから連結子会社が要因である事がわかる。
(達成率を計算するまでも無く、絶対値みればわかるのですが(笑))

<連結子会社>
利益進捗率の低さの原因となっていると思われる16年8月に連結した子会社
連結子会社は1社
日本エス・エイチ・エル販売会社
インターナルアセスメントサービスの提供をする会社

インターナルアセスメントサービスとは・・・
企業や様々な組織団体で働く社員(管理職・役員を含む)の能力や適正を客観
的に測定しその測定結果を配属・登用等の企業目的や個人の能力開発に活用す
るサービス
だそうです。

日本SHL(親会社)の取引先のうち首都圏に本社を有する300社を主要ターゲッ
トとしています。
営業がこの対象企業を回って尿力評価、能力開発等の提案をしてまわる。
資料上からはわかりませんが、人が直接営業をしてまわるという事で若干固定
費が大きくなると思われます。

親会社の取引先を主要ターゲットとしている事から営業もまったくの飛び込み
よりもは、比較的容易なものと想定されます。

<子会社の状況> *中間決算説明会資料より
中間時点(単位:千円)
売上 14,623
経利 -11,642

受注残 23,000
ポテンシャル 39,000
*ポテンシャルとは”受注可能性あり”くらいの意味でしょうか?
年間売り上げ見通し
76,000

固定費率が高く、中間時点では利益ベースで
かなりマイナス要因となっている事がわかります。

さらに、中間決算説明会資料上には下期の活動による売上
60,000
合わせて
136,000
が通期で貢献する。
と記述されています。

第3四半期はどうでしょうか
決算短信等には記述されていませんので
・受注残
・ポテンシャルがどれだけ受注につながったか
・年間売り上げ見通しに変化があったか
という点に注目したいところです。
中間同様、説明会資料のようなものがアップされればよいですが、なければ会
社に質問する必要がありますね。

ただ、わかるのは
売上が小さく、固定費の割合が大きいことから、経常利益ベースで赤字の状況
にあるということ。
一定規模以上売上計上が出来れば利益転換する。

当期予想の個別と連結を比較してもわかるとおり、当然、利益がでると考えて
いる。

<では・・・・どうしようか>
”売上計上時期が遅れた”
ということから今回の第3四半期の発表では何らかの数字として現れるものと
想定したしたが発表資料からは読み取る事が出来なかった。

しかし、事業環境に変化はない。
第3四半期に数字として現れると考えていたが、そんなに早くは出てこないもの
かもしれない。
とすれば会社側の”順調”の言葉も納得できる。
子会社の収益が短期的に足を引っ張っていることもわかった。

・・・・甘い(笑)

過信してはいけない。
企業にほれると自分の都合のいいほうに解釈してしまいがちですが、投資家が
特に意識すべきなのはリスクです。
リスクが考えられる場面では保守的な行動をすべきであると考え、私も一部利
益確定をした。

しかし、しかし・・・(笑)
第3四半期の時点におけるこの進捗率で”遅れている”ということであれば多少
なりともコメントされていてもおかしくないだろう。
マイナス材料は一言も書かれていない。
通期の予想も修正していない。

現状の発表内容から強気に買い進む投資家も少ないと考えられるので期末まで
に買い遅れるということも考えにくい。

逆に大きく売りたたかれれば買いのチャンスと考えて行動してみたいと考えて
いる。

この限られた情報の中で株価水準によってはリスクよりもリターンが大きくな
る可能性がある。

順調であるという会社の言葉を信頼して売らない投資家も多いだろう。
これで大幅な下方修正や業績予想の未達となれば投資家の信頼を損なう。
(と釘を刺しておこう・・読んでないって(笑))


知の利
<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

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 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

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 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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 一昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2
枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

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 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
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編集者:億の近道発行プロジェクト&億の近道水曜編集部
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
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編集後記

JUGEMテーマ:株・投資


 先週小欄で掲載した身障者スペースのコメントについて、転載依頼を頂きました。もちろん快諾いたしましたが、あのような話題で共感を覚えて頂くのは非常に嬉しい事です。
ちなみに、転載先はこちらです。http://honda.jspeed.jp/cgi/sb/sb.cgi?month=200507
 さて、先日の東京の地震は驚きました。都内で信号待ちの時に遭遇したのですが、下から突き上げるような震動を感じた次の瞬間、路面がうねるのを感じました。目の前の歩道橋は音を立てながら歪んでいるし、すぐ側のビル工事現場からは派手なきしみ音が。生きた心地がしなかったですね。
 地震の影響で5万台近くのエレベーターが停止し、復旧に時間がかかっているなどと報道されています。高層マンションにお住まいの方は大変な不便を感じたのではないでしょうか。特にけが人や高齢者は移動も大変ですね。
 保守要員の数不足で安全確認作業が遅延しているということですが、この辺は単純に保守会社を批判出来ないでしょう。最大稼働時の工数に合わせて人員を確保していればコスト高となり、当然保守費用の増大に繋がり、ひいては利用者への負担増となる。もちろん管理費の高騰を喜ぶ住民は居ないでしょうけど、万が一に備える保険として考えれば、各世帯の事情により温度差があるでしょうね。
 このあたりは、消費者が購入時に選択出来るような状況になっているのが望ましいのでしょうか。例えば、「管理費は通常の倍の値段ですが、地震などでエレベーター停止の際はどこよりも最優先で復旧する契約です」なんてのはどうでしょうか。これが高層マンション販売の差別化に繋がったら面白いですね。

(ぢんぢ部長)

技術を評価できる個人投資家の養成講座(26)

JUGEMテーマ:株・投資


(26)メインLCDとサブLCD(3)

 今回は、携帯電話のLCDのメーカ、市場規模、今後の動向などをお話したいと思います。

 国内の液晶をつくっていた大手メーカは、液晶事業を切り離し、競合メーカと統合する流れが一段落しました。これにより、かなり国内競合メーカが、少なくなりました。これは、液晶事業全体が、以前よりは、強い体質になったとみてよいでしょう。

ざっくりあげると下記があげられるでしょうか。

ソニー6758
シャープ6753
NEC液晶テクノロジー株式会社
三洋エプソンイメージングデバイス
東芝松下ディスプレイテクノロジー

市場規模を見てみましょう。単価を大体2500円とすると、月々100万台出荷で、月々25億円の売上、年間300億円の市場規模、500万台出荷で、月々125億円、年間1500億円の市場規模となります。

海外には、LCDの強いメーカが多くいます。携帯電話のナンバーポータビリティー(事業者を変えても電話番号が変わらないサービス)や事業者が海外の携帯電話製造メーカをどんどん採用することによって、国内携帯電話の価格は、更に下がることになるでしょう。

これによって、海外のLCDメーカも参入してくることになるでしょう。

国内メーカの生き残り方は、ハイエンド機の高機能のLCDで生き残るしかなくなるでしょう。ローエンド機の低機能のLCDは海外メーカがシェアを独占するでしょう。

更に、携帯電話向けLCDメーカは、高機能のLCDの他に次なるディスプレイを投入しなければなりません。それが。有機ELと思われます。バックライトが必要であるLCDにくらべ、蛍光灯の様に、自発光できる有機ELは、携帯電話の薄型化に大きく貢献します。

既に、携帯電話のサブLCDに、搭載がされ始めています。これが、メインLCDへも波及していくものと思われます。有機ELの主なメーカも下記にあげておきます。

東北パイオニア6827
ソニー6758
東芝松下ディスプレイテクノロジー

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(50)

JUGEMテーマ:株・投資


=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その10)=

第11話 成長割安株投資の達人DAIBOUCHOUさんに学ぶ

 バリュー投資に利用するバリューを簡単に分類すると(1)資産バリュー(2)収益バリュー(3)成長バリューの三つに分けることができます。私が大好きなのが資産バリューを買うやり方です。四谷一さんが得意とするのが収益バリューを分析して投資する手法です。そして一番難しいのが企業の成長を定性的に見極めて投資する成長のバリューに賭ける投資です。一番難しくて、成功すると大きな儲けとなります。その成長バリュー投資の達人DAIBOUCHOUさんのすごさは私たち勉強仲間の憧れです。デイ・トレーダーの達人を簡単に真似ることはできませんが、DAIBOUCHOUさんに学んで運用
成績を上げた投資家仲間は数え切れないほどいます。

 なにしろDAIBOUCHOUさんの分析して選んだ銘柄は短期間にどんどん株価が成長して10倍以上に暴騰していくのです。4年で200万円を2億円にしたのですから素晴らしいと思います。優れた分析力と心の強さを持っています。投資家として一番必要な資質がずば抜けて優れているのです。

 2004年5月、私が3日で500万損していたとき、なんとDAIBOUCHOUさんは一日で9000万円を失いました。どうせなら1億円損したかったと笑っている強靭な強い心をお持ちです。5月だけで15000万円失い投資額の約6割強を失いましたが、自分を信じ、自分の投資した企業を信じて投資を継続し、10月には資産を16000万円に復活しサラリーマンを卒業しました。

 DAIBOUCHOUさんの手法は自分の選択した銘柄を信じ、自分の資金をフルインベストするばかりでなく、信用取引でレバレッジをかけてより多くの投資をする、素人には真似できないリスクの高い手法です。でも信用取引ができない私でも、DAIBOUCHOUさんの選んだ銘柄を輸入するだけで、かなりのパフォーマンスを上げることができるのですから、とてもありがたい師匠です。

 6月25日の人生を謳歌する会の勉強会でボードリーダーを引き受けてくださったDAIBOUCHOUさんは今年半年でまた1億円資産を増やし3億円達成したといっておられました。素晴らしいですね。私のように信用取引を利用できなくても、DAIBOUCHOUさんの選んだ銘柄をカンニングさせていただくだけで運用成績が上がりますから、本当にありがたいです。

 でもDAIBOUCHOUさんから私が学ばせていただいたことは銘柄ばかりではありません。投資に対処する心構え、そして危機に陥ったときとるべき対応の見事さです。心の強さが相場商品に投資するとき、いかに大切かを学ばせていただきました。そして自分を信じ、自分の分析と自分の投資した銘柄を信じて投資し続ける勇気もたくさん学ばせていただきました。

 自分の投資の過去を振り返ってみると、短期間の資産増加、毎月の資産増加にあまりにもこだわりすぎると、最後の結果(=年間の利益目標)が崩れてしまうことが多いです。しかし毎月の短期的な成果にこだわらなさ過ぎると最後の結果(=年間の利益目標)も作れません。このバランスをとることが本当に難しいところですが、しっかりチャレンジしていこうと思います^^;

 そこで私の場合は1ヶ月ごとではなく4半期ごとに投資成果を奥さんに報告することにしています。また相場力アップのためのテーマを決めて相場に臨むことにしています。今年のテーマは集中と我慢^^;。行動した結果に悔いを残さなければ成長していくことは出来ます。願わくば投資結果もたくさんついて来るとうれしとたくさん福欲をかいています^^;。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/07/26

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/07/26号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
       (本日の担当:石川臨太郎&彼岸先生)

 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(50)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(26)」:彼岸

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◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(50)」

=割安株の伝道師 石川臨太郎とバリューな仲間たち(その10)=

第11話 成長割安株投資の達人DAIBOUCHOUさんに学ぶ

 バリュー投資に利用するバリューを簡単に分類すると(1)資産バリュー
(2)収益バリュー(3)成長バリューの三つに分けることができます。私が
大好きなのが資産バリューを買うやり方です。四谷一さんが得意とするのが収
益バリューを分析して投資する手法です。そして一番難しいのが企業の成長を
定性的に見極めて投資する成長のバリューに賭ける投資です。一番難しくて、
成功すると大きな儲けとなります。その成長バリュー投資の達人DAIBOU
CHOUさんのすごさは私たち勉強仲間の憧れです。デイ・トレーダーの達人
を簡単に真似ることはできませんが、DAIBOUCHOUさんに学んで運用
成績を上げた投資家仲間は数え切れないほどいます。

 なにしろDAIBOUCHOUさんの分析して選んだ銘柄は短期間にどんど
ん株価が成長して10倍以上に暴騰していくのです。4年で200万円を2億
円にしたのですから素晴らしいと思います。優れた分析力と心の強さを持って
います。投資家として一番必要な資質がずば抜けて優れているのです。

 2004年5月、私が3日で500万損していたとき、なんとDAIBOU
CHOUさんは一日で9000万円を失いました。どうせなら1億円損したか
ったと笑っている強靭な強い心をお持ちです。5月だけで15000万円失い
投資額の約6割強を失いましたが、自分を信じ、自分の投資した企業を信じて
投資を継続し、10月には資産を16000万円に復活しサラリーマンを卒業
しました。

 DAIBOUCHOUさんの手法は自分の選択した銘柄を信じ、自分の資金
をフルインベストするばかりでなく、信用取引でレバレッジをかけてより多く
の投資をする、素人には真似できないリスクの高い手法です。でも信用取引が
できない私でも、DAIBOUCHOUさんの選んだ銘柄を輸入するだけで、
かなりのパフォーマンスを上げることができるのですから、とてもありがたい
師匠です。

 6月25日の人生を謳歌する会の勉強会でボードリーダーを引き受けてくだ
さったDAIBOUCHOUさんは今年半年でまた1億円資産を増やし3億円
達成したといっておられました。素晴らしいですね。私のように信用取引を利
用できなくても、DAIBOUCHOUさんの選んだ銘柄をカンニングさせて
いただくだけで運用成績が上がりますから、本当にありがたいです。

 でもDAIBOUCHOUさんから私が学ばせていただいたことは銘柄ばか
りではありません。投資に対処する心構え、そして危機に陥ったときとるべき
対応の見事さです。心の強さが相場商品に投資するとき、いかに大切かを学ば
せていただきました。そして自分を信じ、自分の分析と自分の投資した銘柄を
信じて投資し続ける勇気もたくさん学ばせていただきました。

 自分の投資の過去を振り返ってみると、短期間の資産増加、毎月の資産増加
にあまりにもこだわりすぎると、最後の結果(=年間の利益目標)が崩れてし
まうことが多いです。しかし毎月の短期的な成果にこだわらなさ過ぎると最後
の結果(=年間の利益目標)も作れません。このバランスをとることが本当に
難しいところですが、しっかりチャレンジしていこうと思います^^;

 そこで私の場合は1ヶ月ごとではなく4半期ごとに投資成果を奥さんに報告
することにしています。また相場力アップのためのテーマを決めて相場に臨む
ことにしています。今年のテーマは集中と我慢^^;。行動した結果に悔いを
残さなければ成長していくことは出来ます。願わくば投資結果もたくさんつい
て来るとうれしとたくさん福欲をかいています^^;。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(26)」

(26)メインLCDとサブLCD(3)

 今回は、携帯電話のLCDのメーカ、市場規模、今後の動向などをお話した
いと思います。

 国内の液晶をつくっていた大手メーカは、液晶事業を切り離し、競合メーカ
と統合する流れが一段落しました。これにより、かなり国内競合メーカが、少
なくなりました。これは、液晶事業全体が、以前よりは、強い体質になったと
みてよいでしょう。

ざっくりあげると下記があげられるでしょうか。

ソニー6758
シャープ6753
NEC液晶テクノロジー株式会社
三洋エプソンイメージングデバイス
東芝松下ディスプレイテクノロジー

市場規模を見てみましょう。単価を大体2500円とすると、月々100万台
出荷で、月々25億円の売上、年間300億円の市場規模、500万台出荷で、
月々125億円、年間1500億円の市場規模となります。

海外には、LCDの強いメーカが多くいます。携帯電話のナンバーポータビリ
ティー(事業者を変えても電話番号が変わらないサービス)や事業者が海外の
携帯電話製造メーカをどんどん採用することによって、国内携帯電話の価格は、
更に下がることになるでしょう。

これによって、海外のLCDメーカも参入してくることになるでしょう。

国内メーカの生き残り方は、ハイエンド機の高機能のLCDで生き残るしかな
くなるでしょう。ローエンド機の低機能のLCDは海外メーカがシェアを独占
するでしょう。

更に、携帯電話向けLCDメーカは、高機能のLCDの他に次なるディスプレ
イを投入しなければなりません。それが。有機ELと思われます。バックライ
トが必要であるLCDにくらべ、蛍光灯の様に、自発光できる有機ELは、携
帯電話の薄型化に大きく貢献します。

既に、携帯電話のサブLCDに、搭載がされ始めています。これが、メインL
CDへも波及していくものと思われます。有機ELの主なメーカも下記にあげ
ておきます。

東北パイオニア6827
ソニー6758
東芝松下ディスプレイテクノロジー

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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┏━┓━┓
┃編┃集┃
┏━┓━┓
┃後┃記┃
┗━┗━┛

 先週小欄で掲載した身障者スペースのコメントについて、転載依頼を頂きま
した。もちろん快諾いたしましたが、あのような話題で共感を覚えて頂くのは
非常に嬉しい事です。
ちなみに、転載先はこちらです。http://honda.jspeed.jp/cgi/sb/
 さて、先日の東京の地震は驚きました。都内で信号待ちの時に遭遇したので
すが、下から突き上げるような震動を感じた次の瞬間、路面がうねるのを感じ
ました。目の前の歩道橋は音を立てながら歪んでいるし、すぐ側のビル工事現
場からは派手なきしみ音が。生きた心地がしなかったですね。
 地震の影響で5万台近くのエレベーターが停止し、復旧に時間がかかってい
るなどと報道されています。高層マンションにお住まいの方は大変な不便を感
じたのではないでしょうか。特にけが人や高齢者は移動も大変ですね。
 保守要員の数不足で安全確認作業が遅延しているということですが、この辺
は単純に保守会社を批判出来ないでしょう。最大稼働時の工数に合わせて人員
を確保していればコスト高となり、当然保守費用の増大に繋がり、ひいては利
用者への負担増となる。もちろん管理費の高騰を喜ぶ住民は居ないでしょうけ
ど、万が一に備える保険として考えれば、各世帯の事情により温度差があるで
しょうね。
 このあたりは、消費者が購入時に選択出来るような状況になっているのが望
ましいのでしょうか。例えば、「管理費は通常の倍の値段ですが、地震などで
エレベーター停止の際はどこよりも最優先で復旧する契約です」なんてのはど
うでしょうか。これが高層マンション販売の差別化に繋がったら面白いですね。

(ぢんぢ部長)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

◆ファンダメンタルズ分析の決定版。
 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

◆日本株アナリスト認定
 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

◆充実したボリューム
 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

石川臨太郎
▲潜在意識を活用した最強の投資術入門▲
パンローリング ISBN4-7759-9011 2800円+税 288ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990117

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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 メルマガの購読者を募集しています。企業訪問やトップとの面談を通じて皆
様にとって有意義な生の情報を提供することが私の使命です。アナリスト経験
とファンドマネジャー経験を積んできた私のコンテンツで夢の「億の近道」を
実現してください。

 人生が山あり谷ありであるように株式投資の世界も山あり谷あり。
 季節ごとに咲く花が違うように、株式市場に咲く花も異なっています。

 きれいな花や景色を探して旅する松尾芭蕉が皆さんに歌を詠むように私の発
見の旅のエッセンスをご賞味下さい。

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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
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空売りは難しい

JUGEMテーマ:株・投資


 私の師匠の1人であり、ヘッジファンドのファンドマネージャーでいらっしゃる方はこう言います。

「ショートは、ロングの倍は難しい」

この言葉の意味が良く理解できたのは、とある銘柄のショートで大損した後のことでした。
その銘柄とは。。。

6316 丸山製作所

です。(親しみのある方は、丸ちゃんと呼んでいるらしい。)

本日は、この失敗体験についてお話します。

■ 丸ちゃんとの出会い 〜2月〜

出会いは今年の2月。
先輩アナリストが、成熟企業だと思われるにもかかわらず、PERがやけに高い点に注目。

「ショートの対象になるかも」

っということで取材を申し込みました。

しかし、当日、その先輩に別件の用事が入り、私が急遽行くことに。

■ 取材 〜2月中旬〜

丸山製作所は4つのセグメントからなっておりますが、2つのセグメント(農林業用機械、工業用機械)で9割弱の利益を説明することができます。(04年9月期ベース)
よって、この2つのセグメントを中心に事業概要をうかがうことから、取材がスタートしました。

〓事業概況(ポイントのみ記載)〓

農林業用機械:動力噴霧器が主力製品で40%のシェアを誇るが成長性に乏しい工業用ポンプ:高圧ポンプがニッチな市場でライバルも少ない。ただし、毎期 毎期、同程度の受注が見込めるわけではなく、受注に波がある。

事業概況を取材して、「将来の成長」があまり期待できない、成熟産業という印象を持ちました。

〓足元の業績〓

次に、足元を伺いました。

株価が相当好調だったので成熟産業ではあるが、足元の業績がかなり良いのでは?っと思いましたが、業績は会社計画線で推移しているとのことでした。
株価が足元の業績の好調を織り込んでいる可能性があると思ったので、ここは何度も確認をした点です。

足元の業績でも、株価を正当化できませんでした。

〓来期について〓

次に、来期について伺いました。

株価は、「同社の成長性」、「足元の業績」を織り込んでいるわけではないということは、この時点で理解できました。
株価を正当化する可能性として、「来期向けに大きな受注を獲得したのでは?」という可能性がありました。
株価が来期の業績を織り込んでいるという可能性です。

しかし、これも否定されました。

〓財務〓

この頃は丁度、「含み益銘柄」が人気化していたころです。
「もしかすると、含み益を加味すればPBRが1倍を割れているのかも?」と思い、これも確認しました。
しかし、これも「大きな含み益を持っている資産はない」と否定されました。

年金の償却差異も15年というギリギリの期間での償却ですし、財務内容はそれほどよくない印象でした。

この時点で、「現状の株価は、明らかに割高(PER、PBR、配当利回り、PEGのすべて)だ!!」と確信したのです。
(企業が駄目というわけではありません。あくまで、市場でついていた価格が、割高だという意味です。)

取材から帰ってすぐに、ファンドマネージャーに売りを推奨しました。

私 「かなり自信があります!!ファンドの×%売りましょう!!」
フ 「自信があるなら×%じゃなく、△%ぐらいいけっ!!」
私 「了解です!!」

そして△%のショートポジションをその日のうちに作ったのです。
価格は、確か800円前後だったでしょうか。

甘く見積もっても、株価は500円にはなると思っていたのです。
ダウンサイドは40%はあると考えていました。

■ 一旦下落するが、その後上昇 〜2月中旬ー3月初旬〜

上昇したとは言えども、まだまだ許容範囲でした。
△%とは言えども、この時点ではそれほど大きなポジションではありません。
よって、更に若干ポジションを積み増しました。

ライバルの共立(6313)は、PERが18倍。
PBRが0.8倍でした。

これが売り乗せをする際の、自信ともなったのです。
いずれは、この水準程度までは価格が是正されるはずだと。

■ 順調に下落 〜3月初旬ー4月初旬〜

一ヶ月ほどかけて、売り始めた価格まで株価は下落。
やはり、ファンダメンタルズ分析に勝るものはない!!っと思っていたのですが。
次の1ヶ月に襲ってくる悲劇を知る由もなかったのです。。。

■ 暴騰 〜4月初旬ー5月初旬〜

なぜこれだけ株価が上がるのか、本当に毎日不思議でした。
IRのご担当者に、電話でフォローアップの取材をしましたが、大きなニュースはなくやはり足元の業績も計画線。

有報で保有している土地をチェックし、含み益を確認してみましたが、PBRが大きく切り下がることはやはりありませんでした。

気づけばポジションは売り始めた時と比べて、数倍になっていました。
それ故に、毎日のパフォーマンスは丸ちゃんによって、大きく左右されるのでした。他の銘柄が好調でも、丸ちゃんがちょっと上がっただけで。。。

そして、少しづつポジションを整理。
ポジションはなくなりました。

大儲けできるはずが、損を出してしまうとは。

■ そして下落 〜5月中旬ー現在〜

高値からみると、現在の株価は半分になっています。
大きすぎたポジションが仇となり、現在まで保有し続けることができませんでした。
ここから大きな教訓が得られました。

〓自信があっても、ポジションサイズには細心の注意を払う〓

長期的に勝負すれば、ファンダメンタルが株価に反映される可能性はかなり高いと言えると思います。
問題は、そこまで我慢できるか否かです。

しかし、今回の場合はポジションが大きくなりすぎたせいで、この一銘柄のちょっとした動きが日々のファンドのパフォーマンスを左右してしまったのです。
この体験から、長期的に勝負をする上で、適切なポジションサイズを保持することは重要だという教訓を得ることができました。
(もちろん、適切なポジションサイズは時と場合によって変わるものでしょう。
ある時はファンドの○%、また別のシチュエーションの時は△%というように)

「自信のあるトレードと、ポジションサイズは比例するはずだ!!」っという思いもありますが、大損しては元も子もないのですから。

自信のあるトレードを、適切なポジションサイズで数多く行う。
そのために、日々多くのアイデアを出すことが非常に重要だと再認識しました。

■ 後日談 

実は、このトレードには後日談があります。
ポジションを解消し、株価が下落トレンドに入った頃、少しだけではありますがまたショートをしていたのです(笑)。

だいぶ下げ出してから売ったにもかかわらず、株価は15〜20%は下落しています。
損をした額を取り戻すにはいたらないでしょうが、少しは気が晴れますね。

♪気〜がつけば傍に、あ〜なたがいた、いつまで〜も〜♪ by あや○

(億近産業調査部)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/07/20

JUGEMテーマ:株・投資



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投資情報メールマガジン                  2005/07/20号
             イ意 の 近 道

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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

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      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

       ◆コラム「空売りは難しい」:億近産業調査部

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◆コラム「空売りは難しい」

 私の師匠の1人であり、ヘッジファンドのファンドマネージャーでいらっし
ゃる方はこう言います。

「ショートは、ロングの倍は難しい」

この言葉の意味が良く理解できたのは、とある銘柄のショートで大損した後の
ことでした。
その銘柄とは。。。

6316 丸山製作所

です。(親しみのある方は、丸ちゃんと呼んでいるらしい。)

本日は、この失敗体験についてお話します。

■ 丸ちゃんとの出会い 〜2月〜

出会いは今年の2月。
先輩アナリストが、成熟企業だと思われるにもかかわらず、PERがやけに高
い点に注目。

「ショートの対象になるかも」

っということで取材を申し込みました。

しかし、当日、その先輩に別件の用事が入り、私が急遽行くことに。

■ 取材 〜2月中旬〜

丸山製作所は4つのセグメントからなっておりますが、2つのセグメント(農
林業用機械、工業用機械)で9割弱の利益を説明することができます。(04
年9月期ベース)
よって、この2つのセグメントを中心に事業概要をうかがうことから、取材が
スタートしました。

〓事業概況(ポイントのみ記載)〓

農林業用機械:動力噴霧器が主力製品で40%のシェアを誇るが成長性に乏しい
工業用ポンプ:高圧ポンプがニッチな市場でライバルも少ない。ただし、毎期
 毎期、同程度の受注が見込めるわけではなく、受注に波がある。

事業概況を取材して、「将来の成長」があまり期待できない、成熟産業という
印象を持ちました。

〓足元の業績〓

次に、足元を伺いました。

株価が相当好調だったので成熟産業ではあるが、足元の業績がかなり良いので
は?っと思いましたが、業績は会社計画線で推移しているとのことでした。
株価が足元の業績の好調を織り込んでいる可能性があると思ったので、ここは
何度も確認をした点です。

足元の業績でも、株価を正当化できませんでした。

〓来期について〓

次に、来期について伺いました。

株価は、「同社の成長性」、「足元の業績」を織り込んでいるわけではないと
いうことは、この時点で理解できました。
株価を正当化する可能性として、「来期向けに大きな受注を獲得したのでは?」
という可能性がありました。
株価が来期の業績を織り込んでいるという可能性です。

しかし、これも否定されました。

〓財務〓

この頃は丁度、「含み益銘柄」が人気化していたころです。
「もしかすると、含み益を加味すればPBRが1倍を割れているのかも?」と
思い、これも確認しました。
しかし、これも「大きな含み益を持っている資産はない」と否定されました。

年金の償却差異も15年というギリギリの期間での償却ですし、財務内容はそ
れほどよくない印象でした。

この時点で、「現状の株価は、明らかに割高(PER、PBR、配当利回り、
PEGのすべて)だ!!」と確信したのです。
(企業が駄目というわけではありません。あくまで、市場でついていた価格が、
割高だという意味です。)

取材から帰ってすぐに、ファンドマネージャーに売りを推奨しました。

私 「かなり自信があります!!ファンドの×%売りましょう!!」
フ 「自信があるなら×%じゃなく、△%ぐらいいけっ!!」
私 「了解です!!」

そして△%のショートポジションをその日のうちに作ったのです。
価格は、確か800円前後だったでしょうか。

甘く見積もっても、株価は500円にはなると思っていたのです。
ダウンサイドは40%はあると考えていました。

■ 一旦下落するが、その後上昇 〜2月中旬ー3月初旬〜

上昇したとは言えども、まだまだ許容範囲でした。
△%とは言えども、この時点ではそれほど大きなポジションではありません。
よって、更に若干ポジションを積み増しました。

ライバルの共立(6313)は、PERが18倍。
PBRが0.8倍でした。

これが売り乗せをする際の、自信ともなったのです。
いずれは、この水準程度までは価格が是正されるはずだと。

■ 順調に下落 〜3月初旬ー4月初旬〜

一ヶ月ほどかけて、売り始めた価格まで株価は下落。
やはり、ファンダメンタルズ分析に勝るものはない!!っと思っていたのです
が。
次の1ヶ月に襲ってくる悲劇を知る由もなかったのです。。。

■ 暴騰 〜4月初旬ー5月初旬〜

なぜこれだけ株価が上がるのか、本当に毎日不思議でした。
IRのご担当者に、電話でフォローアップの取材をしましたが、大きなニュー
スはなくやはり足元の業績も計画線。

有報で保有している土地をチェックし、含み益を確認してみましたが、PBR
が大きく切り下がることはやはりありませんでした。

気づけばポジションは売り始めた時と比べて、数倍になっていました。
それ故に、毎日のパフォーマンスは丸ちゃんによって、大きく左右されるので
した。他の銘柄が好調でも、丸ちゃんがちょっと上がっただけで。。。

そして、少しづつポジションを整理。
ポジションはなくなりました。

大儲けできるはずが、損を出してしまうとは。

■ そして下落 〜5月中旬ー現在〜

高値からみると、現在の株価は半分になっています。
大きすぎたポジションが仇となり、現在まで保有し続けることができませんで
した。
ここから大きな教訓が得られました。

〓自信があっても、ポジションサイズには細心の注意を払う〓

長期的に勝負すれば、ファンダメンタルが株価に反映される可能性はかなり高
いと言えると思います。
問題は、そこまで我慢できるか否かです。

しかし、今回の場合はポジションが大きくなりすぎたせいで、この一銘柄のち
ょっとした動きが日々のファンドのパフォーマンスを左右してしまったのです。
この体験から、長期的に勝負をする上で、適切なポジションサイズを保持する
ことは重要だという教訓を得ることができました。
(もちろん、適切なポジションサイズは時と場合によって変わるものでしょう。
ある時はファンドの○%、また別のシチュエーションの時は△%というように)

「自信のあるトレードと、ポジションサイズは比例するはずだ!!」っという
思いもありますが、大損しては元も子もないのですから。

自信のあるトレードを、適切なポジションサイズで数多く行う。
そのために、日々多くのアイデアを出すことが非常に重要だと再認識しました。

■ 後日談 

実は、このトレードには後日談があります。
ポジションを解消し、株価が下落トレンドに入った頃、少しだけではあります
がまたショートをしていたのです(笑)。

だいぶ下げ出してから売ったにもかかわらず、株価は15〜20%は下落して
います。
損をした額を取り戻すにはいたらないでしょうが、少しは気が晴れますね。

♪気〜がつけば傍に、あ〜なたがいた、いつまで〜も〜♪ by あや○

(億近産業調査部)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「山本潤氏のファンダメンタルズ分析日本株アナリスト養成講座DVD」
 発売!!■

「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

 4月に行われた山本潤氏のセミナー映像に加え、ファンダメンタルズ分析に
必要な内容を新たに撮り下ろした映像を全て収録した4枚組DVDです。

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 いままで体系的に語られることの少なかった実践的なファンダメンタルズ
分析を網羅。最終的には個別株のレポートが作成出来るレベルを目的として
います。受講出来なかった方や反復学習したい方には最適な内容です。

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 このDVDには課題があります。来年4月までに課題提出された方はNPO
法人イノベーターズ・フォーラムがその内容をチェックし、水準以上であれば
日本株アナリストの認定を致します。

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 価格は48,000円とやや高額ですが、4月のセミナー(受講料38,0
00円)で使用した資料添付はもとより、全部でDVD4枚組、約450分の
充実した内容となっています。

詳細はエンジュクのホームページまで。
http://www.enjyuku.com/v_kabu_10.htm

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 一昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2
枚組DVDです。

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 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
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 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
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編集後記

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バイクで伊豆へ行った帰りの、とあるサービスエリア。二輪車用駐車スペースは身障者用スペースに隣接する事が良くあります。見ていると明らかに健常者ドライバーが勝手気ままに身障者用にクルマを停めている。そこに、いかにもアウトローといった風情のハーレー乗り2人組(40歳前後?)がドライバーに注意していました。隣で聞いていてドライバーの言い訳に腹が立ったので、私も加勢。端から見ていると不良中年ライダーが善良な市民にからんでいる様に見えたでしょうが、現実はさにあらず。60歳代と思われるドライバーはそそくさと立ち去っていきました。そんな常識的なことを年下に人前で指摘され
るなんて、恥ずかしいことですよね。
 ケガで車いす経験がある私は、そういう配慮のない、自分勝手なドライバーに腹が立ちます。ドイツを旅行したとき、地元の人間に「身障者用スペースに健常者が停めると捕まるし、何より周りの人達が許さない」と聞きました。
 ニホンのマナーの民度が低いとは思いたくありませんが、年下に範を示すべき年長者がこれでは…と暗い気持ちになったのは事実。自分を含めて、若い世代の非常識さを嘆く前に自分自身が範を示すようになるべきですね。
(ぢんぢ部長)

技術を評価できる個人投資家の養成講座(25)

JUGEMテーマ:株・投資


(25)メインLCDとサブLCD(2)

 今回は、LCDの構造とつくり方を簡単にご説明しようと思います。
 前回、LCDのLは、Liquid(リキッド)の頭文字で、液体。Cは、Crystal(クリスタル)の頭文字で、結晶のように固まったという意味と申しましたが。液体のようでしかも固体のような状態という風に理解してください。

では、早速LCDの構造を見ていきましょう

ざっくりとした外観は、ガラスとガラスが貼り合わされている様に見えます。これは、電極が印刷されたガラスとガラスの間に電気で反応する液体のような固体のような液晶が流し込まれて蓋がしてあるため、そのガラスが外観に見えているからです。

実際は、サンドイッチの様に色々な機能をもったものが貼り合わされています。配光膜2枚の中に液晶が入っていて、これを両側から透明電極が貼り合わされています。この透明電極がガラスです。そしてこの両側から偏光フィルムが貼り合わされています。

配光膜は、液晶の方向を電気的に並べる役割をもっています。

2枚の配光膜のうち、上側の配光膜は縦方向に、下側の配光膜は横方向に液晶が並ぶように設定されています。透明電極間に電圧がかかっていない場合は、偏光フィルムによって、縦の光は、90度ねじれて下側の偏光フィルムから出ていきます。この時、液晶を覗くとガラスの様に透けて見えます。

透明電極に電圧をかけると、液晶は、配光膜に対して90度立ってしまい、光が通らなくなるのです。この時、液晶を覗くとガラスは真っ黒でなにも見えません。

以上をまとめると以下の順番で液晶がつくられます。

1、ガラス基板に配光膜を印刷
2、2枚のガラス基板を貼り合わせる
3、液晶を注入し封止する
4、偏光フィルムを貼り付ける

次回は、メーカ、市場規模、動向などをお話してみたいと思います。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
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