編集後記

JUGEMテーマ:株・投資


ガソリンがどんどん高くなって行きますね。5月から元売りが更に値上げの予定ということで、大型連休の渋滞で燃費が悪くなる時期ですから、かなり厳しいと感じる方もいるのではないでしょうか。大きく価格が変動するときに、私が使う手は高速のSAのスタンド。1ヶ月単位で価格が決定している(全国均一だと思います)ため、市井のスタンドでガソリン価格が高くなってもしばらくの間過去の価格のまま。高速上のSAの方が安くなることが起こるのです。但し、そのために何十kmも走行したのでは意味がないので、用事を作って入れるようにしています。まぁ気休めの効果の方が高いかも知れませんね。
(ぢんぢ部長)

投資スタイルの確立を目指して

JUGEMテーマ:株・投資


 先日は、人生を謳歌する会 http://www.jinseiok.com/ の勉強会に参加しました。火曜日版の石川 臨太郎さんからのご報告にもありましたが四谷一さん、kunif3さん、丸山晴美さんがボードリーダーを務めてくださいました。ありがとうございました。
とても楽しい勉強会になりました。

 また、参加者には億近のメルマガを読んで頂いている方が多く、久しぶりに読者の方のリアクションを得られて、改めて気合が入りました(笑)

◎ボードリーダーの方々
○四谷さんのようにすでに投資スタイルが確立している方はきっとどんな相場でも我関せずで平静でいられる事でしょう。うらやましく思います。

○knif3さんの様に広い視野で”怪しい”(笑)投資対象へもトライするというのは私には欠けている部分で、学ぶべきところが大きかったです。

○丸山晴美さんはZAiで山本先生と共に連載企画のコーナーを持っていて節約アドバイザーをメインとして活動されています。
”節約のイメージを明るくしたい”と笑顔で話されていましたが投資の世界も”金儲け”の暗いイメージ(笑)を明るくしてくれるものと期待しております。
どんどんこっち(どっち?)に引っ張り込みたいと密かに画策中。
(全然”密か”じゃないし(笑))

 四谷さんなどのお話を聞くと、個人投資家にとっては
”投資スタイルの確立”
が特に重要であることに改めて気付かされます。
 皆さんの中にも試行錯誤の中にある方はいらっしゃるかと思いますが、私も儲かる企業を選別するばかりではなく、自分にあった投資スタイルの確立も併せて考えてきたいと思っております。

 私がこのメルマガを書かせて頂くくときに、個別企業に特化した分析はできるだけ避けたいと考えていました。
企業名だけが一人歩きする懸念を意識した為です。

 しかし、最近は逆に個別企業を意識的にとりあげていました。
ジョルダン、日本SHLなど。
今日取り上げる企業も同様の考え方で選別したもの。

これらの企業に共通するものは何でしょうか。


**** クイズ:私は誰でしょう! ****

<プロフィール>

時価総額 128億
現金 92億
営業未収入金 19億
 うち親会社相手 13億程度
つまり、無リスク資産が110億以上ってことですね。(笑)

総資産119億円の会社で、無リスク資産110億ってなに?(笑)

◎キャッシュフロー計算書

○営業キャッシュフロー
・営業未収入金の増減のインパクトが大きい
  これは上記の通り、親会社相手がメインの為、営業未収入金の増加による、営業キャッシュフローのマイナスは将来のキャッシュフロープラス要因と考えてよいのではないか。

○投資活動キャッシュフロー
 ・大きな投資を必要としないビジネスであり、今後もあまり大きなマイナス要因は発生しないものと思われる

○財務活動キャッシュフロー
 ・無借金の為、借入金の返済などのマイナス要因がない

以上の事から、今後も安定的にキャッシュフローがプラスとなり大雑把に言って毎期5,6億程度はプラスになっていくと思われる。
他の要因も加われば、無リスク資産が時価総額を超えるのも時間の問題か(笑)

営業原価率:52.4%
営業利益率:11.5%

営業収入、経常利益共に次期予想の成長率は8%

市場は成長性が低いということで
実績PER30倍、
予想PER25倍を妥当と考えているのだろうか。
時価総額が小さいこともあるのでしょう。

*ずっと持っているのであれば、めちゃくちゃリスクは小さいと思いませんか?

チケット販売がメインの事業であり、チケット販売が伸びるかどうかが業績を左右するというのが同社に対する評価でしょうか。

プロフィールは以上です。


どこの企業かわかりましたか?
”チケット”からわかったでしょうか?
*わかった方はすごい!
 普通、そんなに簡単にわからないと思うのですが(笑)

では、成長性が懸念されるのであればどうするか・・・。
成長戦略は投資家がたてるものです(笑)
誰かが言ってからでは遅い!(ということもないか・・・。)
と言って、まったく根拠のない、成長戦略ではまた意味がありません。

<成長戦略をイメージする>

 私は先日メルマガで取り上げた”ジョルダン”から成長戦略がイメージできました。(というか、同社は事業としてすでに始めているようです)

ジョルダンは先日、上方修正をしました。
上方修正は予想していましたが、内容は私にとっては意外な内容でした。

 先日のメルマガでも書きましたが、私はジョルダンが業績を伸ばす要因は
”有料サイトの会員数増加”
だと考えていました。

 しかし、同社発表の上方修正の要因は
・広告の伸び
・経路検索を経由してきた旅行売上の伸び
との事でした。

 広告市場については”ネット広告がラジオ広告を抜いた”との記事もありましたようにネット広告は今大きく伸びている分野です。
伸びるのはある程度予想がつきました。
しかし後者の”旅行売上の伸び”は意外でした。

 以前、旅行業界について調べたことがあったのですが、どこも伸び悩んでいました。
理由は
・旅行業者からの購入は”足(飛行機や電車)”と”宿”だけ
・パック商品が売れない
ということ。
多くの旅行者はあまりお金をかけないように
”足と宿を旅行会社から調達し、現地での観光やイベントは独自で探す”
という行動をとる人が増えていることを表していました。

 で、ジョルダンの場合、経路検索サイトを持っていることが強みとなってある程度の旅行客を獲得できたという点が意外でした。
少し前であれば旅行をする方の多くが
・安いところを求めて自分で探し回る
と考えていたのですが、
景気回復やネットサイトの普及による旅行関連費用の下落から
”徹底的に安さを求めるよりも、探す時間や手間を省く便利さを重視する”事にシフトしている人が増えているのかなと感じました。
 投資戦略を考える上でもこの辺の変化は少し頭の片隅に置いておいたほうが良いのかもしれません。

ジョルダンも含め、ネット経由で旅行を提供する企業は”人”のコストをかけずに売上を拡大できると言う点で大きなメリットがある。

 ジョルダンに関して言えば、私が業績の伸びの要因として想定していた
”有料会員数の伸び”
はまだ折り込まれていないと個人的には期待している。

・・・・・で、
<私が勝手に考える”今日の主役の成長戦略”>
同社はチケット販売をメインとしており、
”チケット+旅行”のようなこともはじめている。
ここに成長のシーズがあると考える。

 今後、景気回復、団塊世代の引退という2007年問題などから余裕資金が出来、余暇を楽しむ人も増えてくるだろう。
かなり大雑把ではあるが”楽しむ”というキーワードを意識していきたい。

各種、イベントが行なわれる中で長距離移動が伴えば、
”そのイベント参加だけでなくとついでに旅行も”
という人も増えるのではないか。
そこで、安さや便利さを求めていろいろ探し回ったりするよりも、同社の薦める旅行プランを利用したりということも期待できる。

 ”イベントに直結する顧客が目の前に居る”のであるからターゲットを絞った戦略は容易だろう。


以上、読んでみて、
”説得力がある”
と感じるであろうか?
”安易!投資に値しない”(笑)
と感じるであろうか。


リスクは極力抑え、リターンを最大限に拡大させるのが投資では必須である。


リスクを抑えるのは開示情報からある程度可能になる。
リターンはその与えられた情報から
”どんな成長戦略を描けるか”

そんなところに
”個人投資家の自由な投資スタイル”
があるのではないかと思い、試行錯誤する今日この頃である。


今日の主役は
ローソンチケット JASDAQ/2416
でした。
わかりましたか?


知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/04/27

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/04/27号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。執筆陣は証券・金融業界に身を置いて
いる人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
 水曜版は、学習を重ねた一般の個人投資家も執筆に加わっています。いつも
の億近同様、応援をよろしくお願い致します。

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

      −本日の目次−(本日の担当:億近産業調査部)

 ◆コラム「投資スタイルの確立を目指して」 億近産業調査部 知の利

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◆コラム「投資スタイルの確立を目指して」

 先日は、人生を謳歌する会 http://www.jinseiok.com/ の勉強会に参加し
ました。火曜日版の石川 臨太郎さんからのご報告にもありましたが四谷一さ
ん、kunif3さん、丸山晴美さんがボードリーダーを務めてくださいました。
ありがとうございました。
とても楽しい勉強会になりました。

 また、参加者には億近のメルマガを読んで頂いている方が多く、久しぶりに
読者の方のリアクションを得られて、改めて気合が入りました(笑)

◎ボードリーダーの方々
○四谷さんのようにすでに投資スタイルが確立している方はきっとどんな相場
でも我関せずで平静でいられる事でしょう。うらやましく思います。

○knif3さんの様に広い視野で”怪しい”(笑)投資対象へもトライするとい
うのは私には欠けている部分で、学ぶべきところが大きかったです。

○丸山晴美さんはZAiで山本先生と共に連載企画のコーナーを持っていて節
約アドバイザーをメインとして活動されています。
”節約のイメージを明るくしたい”と笑顔で話されていましたが投資の世界も
”金儲け”の暗いイメージ(笑)を明るくしてくれるものと期待しております。
どんどんこっち(どっち?)に引っ張り込みたいと密かに画策中。
(全然”密か”じゃないし(笑))

 四谷さんなどのお話を聞くと、個人投資家にとっては
”投資スタイルの確立”
が特に重要であることに改めて気付かされます。
 皆さんの中にも試行錯誤の中にある方はいらっしゃるかと思いますが、私も
儲かる企業を選別するばかりではなく、自分にあった投資スタイルの確立も併
せて考えてきたいと思っております。

 私がこのメルマガを書かせて頂くくときに、個別企業に特化した分析はでき
るだけ避けたいと考えていました。
企業名だけが一人歩きする懸念を意識した為です。

 しかし、最近は逆に個別企業を意識的にとりあげていました。
ジョルダン、日本SHLなど。
今日取り上げる企業も同様の考え方で選別したもの。

これらの企業に共通するものは何でしょうか。


**** クイズ:私は誰でしょう! ****

<プロフィール>

時価総額 128億
現金 92億
営業未収入金 19億
 うち親会社相手 13億程度
つまり、無リスク資産が110億以上ってことですね。(笑)

総資産119億円の会社で、無リスク資産110億ってなに?(笑)

◎キャッシュフロー計算書

○営業キャッシュフロー
・営業未収入金の増減のインパクトが大きい
  これは上記の通り、親会社相手がメインの為、営業未収入金の増加による、
 営業キャッシュフローのマイナスは将来のキャッシュフロープラス要因と考
 えてよいのではないか。

○投資活動キャッシュフロー
 ・大きな投資を必要としないビジネスであり、今後もあまり大きなマイナス
 要因は発生しないものと思われる

○財務活動キャッシュフロー
 ・無借金の為、借入金の返済などのマイナス要因がない

以上の事から、今後も安定的にキャッシュフローがプラスとなり大雑把に言っ
て毎期5,6億程度はプラスになっていくと思われる。
他の要因も加われば、無リスク資産が時価総額を超えるのも時間の問題か(笑)

営業原価率:52.4%
営業利益率:11.5%

営業収入、経常利益共に次期予想の成長率は8%

市場は成長性が低いということで
実績PER30倍、
予想PER25倍を妥当と考えているのだろうか。
時価総額が小さいこともあるのでしょう。

*ずっと持っているのであれば、めちゃくちゃリスクは小さいと思いませんか?

チケット販売がメインの事業であり、チケット販売が伸びるかどうかが業績を
左右するというのが同社に対する評価でしょうか。

プロフィールは以上です。


どこの企業かわかりましたか?
”チケット”からわかったでしょうか?
*わかった方はすごい!
 普通、そんなに簡単にわからないと思うのですが(笑)

では、成長性が懸念されるのであればどうするか・・・。
成長戦略は投資家がたてるものです(笑)
誰かが言ってからでは遅い!(ということもないか・・・。)
と言って、まったく根拠のない、成長戦略ではまた意味がありません。

<成長戦略をイメージする>

 私は先日メルマガで取り上げた”ジョルダン”から成長戦略がイメージでき
ました。(というか、同社は事業としてすでに始めているようです)

ジョルダンは先日、上方修正をしました。
上方修正は予想していましたが、内容は私にとっては意外な内容でした。

 先日のメルマガでも書きましたが、私はジョルダンが業績を伸ばす要因は
”有料サイトの会員数増加”
だと考えていました。

 しかし、同社発表の上方修正の要因は
・広告の伸び
・経路検索を経由してきた旅行売上の伸び
との事でした。

 広告市場については”ネット広告がラジオ広告を抜いた”との記事もありま
したようにネット広告は今大きく伸びている分野です。
伸びるのはある程度予想がつきました。
しかし後者の”旅行売上の伸び”は意外でした。

 以前、旅行業界について調べたことがあったのですが、どこも伸び悩んでい
ました。
理由は
・旅行業者からの購入は”足(飛行機や電車)”と”宿”だけ
・パック商品が売れない
ということ。
多くの旅行者はあまりお金をかけないように
”足と宿を旅行会社から調達し、現地での観光やイベントは独自で探す”
という行動をとる人が増えていることを表していました。

 で、ジョルダンの場合、経路検索サイトを持っていることが強みとなってあ
る程度の旅行客を獲得できたという点が意外でした。
少し前であれば旅行をする方の多くが
・安いところを求めて自分で探し回る
と考えていたのですが、
景気回復やネットサイトの普及による旅行関連費用の下落から
”徹底的に安さを求めるよりも、探す時間や手間を省く便利さを重視する”事
にシフトしている人が増えているのかなと感じました。
 投資戦略を考える上でもこの辺の変化は少し頭の片隅に置いておいたほうが
良いのかもしれません。

ジョルダンも含め、ネット経由で旅行を提供する企業は”人”のコストをかけ
ずに売上を拡大できると言う点で大きなメリットがある。

 ジョルダンに関して言えば、私が業績の伸びの要因として想定していた
”有料会員数の伸び”
はまだ折り込まれていないと個人的には期待している。

・・・・・で、
<私が勝手に考える”今日の主役の成長戦略”>
同社はチケット販売をメインとしており、
”チケット+旅行”のようなこともはじめている。
ここに成長のシーズがあると考える。

 今後、景気回復、団塊世代の引退という2007年問題などから余裕資金が
出来、余暇を楽しむ人も増えてくるだろう。
かなり大雑把ではあるが”楽しむ”というキーワードを意識していきたい。

各種、イベントが行なわれる中で長距離移動が伴えば、
”そのイベント参加だけでなくとついでに旅行も”
という人も増えるのではないか。
そこで、安さや便利さを求めていろいろ探し回ったりするよりも、同社の薦め
る旅行プランを利用したりということも期待できる。

 ”イベントに直結する顧客が目の前に居る”のであるからターゲットを絞っ
た戦略は容易だろう。


以上、読んでみて、
”説得力がある”
と感じるであろうか?
”安易!投資に値しない”(笑)
と感じるであろうか。


リスクは極力抑え、リターンを最大限に拡大させるのが投資では必須である。


リスクを抑えるのは開示情報からある程度可能になる。
リターンはその与えられた情報から
”どんな成長戦略を描けるか”

そんなところに
”個人投資家の自由な投資スタイル”
があるのではないかと思い、試行錯誤する今日この頃である。


今日の主役は
ローソンチケット JASDAQ/2416
でした。
わかりましたか?


知の利

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆編集後記◆
ガソリンがどんどん高くなって行きますね。5月から元売りが更に値上げの予
定ということで、大型連休の渋滞で燃費が悪くなる時期ですから、かなり厳し
いと感じる方もいるのではないでしょうか。大きく価格が変動するときに、私
が使う手は高速のSAのスタンド。1ヶ月単位で価格が決定している(全国均
一だと思います)ため、市井のスタンドでガソリン価格が高くなってもしばら
くの間過去の価格のまま。高速上のSAの方が安くなることが起こるのです。
但し、そのために何十kmも走行したのでは意味がないので、用事を作って入
れるようにしています。まぁ気休めの効果の方が高いかも知れませんね。
(ぢんぢ部長)

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 一昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2
枚組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

詳細はイノベーターズ・フォーラムのホームページまで。

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編集者:億の近道発行プロジェクト&億の近道水曜編集部
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
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執筆後記

JUGEMテーマ:株・投資


わが町、清新町の自治会の総会が終了しました。
自治会の役員は、なかなか、引き受け手がいない状況です。
やる人がいない。仕方がないので、現役員が継続する。やり手がいないため、地方自治体との打ち合わせや会合やボランティア活動や各種の地域の委員会などは、自治会の役員がひとりでいくつもの役職を兼任することになります。
そうなると、負担は相当のものです。

やり手がいない。仕事量は変わらない。大変になる。ますますやり手がいない。
こういうのを悪循環と呼ぶのでしょうか。

プライバシーはほしい。地域とのふれあいもほしい。
でも、自分から他人に働きかけたり、地域社会活動を行うのはシンドイ。
そういう感じの人が増えているのでしょうね。
そういう気持ちもわかります。

山本 潤
ゆったり考えゆっくり投資
スロー・インベストメント

マーケットを切る!(38)

JUGEMテーマ:株・投資


■今週のキーワード
“History is replete episodes in which the real patriots were the ones who defied their governments” by Jim Rogers (Financier, Adventure Capitalist,born 1942)。
小泉総理大臣の迅速な対応、バンドン国際会議で過去の植民地支配や侵略などに対する反省と謝罪と中国の国家主席Hu Jintaoとの会談により、一先ず日本から海外投資資金の大量流出という最悪の事態は避けられた。早速週明けの為替市場では、105.50近辺で取引スタート(1.5円の円高)。

■対中脅威論−各国・各方面より台頭
上海の外国人居住区(日本総領事館がある周辺)で繰り広げられた今回の反日デモとウィーン条約を無視した暴徒の破壊行為、特に中国当局が暴徒抑制姿勢に対し消極的であったことに欧米各国のショックは隠しきれない模様。
欧米各国の政界・財界で燻っていた対中脅威論が急浮上。例えば、米国での中国繊維製品に対するセーフガード発動は秒読み段階へ。

4月25日月曜日に開催されるECの中国繊維製品(原材料と完成品)に対する輸入制限の是非決定。知的所有権問題、模造品に対する不満も再燃。金融の世界でもAlan Greenspan氏が先週、財政赤字が米国の長期経済成長の阻害要因になると発言した際、”Economy is doing well and predicted China will unpeg its currency from the dollar sooner rather than later because the peg endangers its economy”と述べている。ターゲット水準を上回る中国の経済成長によりインフレ圧力が高まっていることに欧米及び非原油輸出国(アジア・アフリカ)各国から警戒感が出ている。日本の企業内部(社内政治の舞台)でも中国への技術移転に関し「慎重論」が高まり、生産拠点もこれまでの中国一辺倒からタイ、マレーシアなどへ拡散する意見も再浮上。資本集約的な工場、プラントは「国内回帰」にも弾みがかかる。親中、親日派にとっても厳しい毎日だ。

■1.Technology Insight/欧米ハイテク決算−波乱含みの展開
携帯・PCは、上振れ:
携帯端末メーカー、ノキア(NOK1V)、モトローラ(MOT)、関連部品のクァルコム(QCOM)、テキサスインスツルメント(TXN)、通信インフラのEricsson (ERICB SS)が想定を上回る内容の決算だった。2006年ドイツのワールドカップ(WC)開催を控え、シーメンス(27日に決算発表)、ボーダフォン(VOD LN)など欧州の端末及びキャリアーが3Gへの移行(携帯端末やPDAでWCを見るサービスを検討)へ意欲を燃やす。

資金を必要とするボーダフォンが日本のボーダフォンの部分売却か全面売却か、この夏が一つの正念場となろう。

台湾のノートPC組みたてメーカーからは、この4‐6月の出荷予想台数(大手OEM5社ベース)は、前年比+14%台、4年ぶりの高い数字になる可能性を指摘する声もあるが、最終消費者からの価格プレッシャーが強く、Value chain(素材価格高騰、組立て加工費の上昇、大手メーカーからの値下げ要求)は、引き続き厳しい展開に。

収益悪化、クレジット問題浮上(EK),(MTG)など:
コダック(EK)がBBBマイナスからBBプラスにS&Pが格下げを発表。株価は、22日金曜日‐9.7%下落。銀塩フィルムの不調、デジタルカメラ事業の採算悪化。2月初めに、出荷台数ベースでの鈍化が同僚より報告されていたが、ここまで悪化しているとは多くの市場関係者はショックを隠せない。白物家電大手のMaytag(MTG)も同様に投資不適格レベル(BBBマイナスからBBプラス)に引下げられ、4‐6月ガイダンスを引下げたこともあり、株価は、1日で‐27.9%下落(同社は、洗濯機、冷蔵庫、調理器具の大手、米住宅市場動向に左右されるほか、昨今の原材料価格の上昇、LGEなどの海外メーカーと激しい競争に曝されていた)。同業のWhirlpool (WHR)も1Qは厳しい決算を発表したが、ガイダンスは据え置いた。

業界再編−ネットとコンテンツ融合、インフレに強い抵抗力を持つネットサービス企業:以外にネット企業は、インフレ圧力に耐えられることを証明した。
グーグル(GOOG)は、好決算を発表。株価は22日+5.7%上昇。Yahooのシェアを奪っているという見方からYahoo(YHOO)は、-2.8%下落。但し、1‐3月決算は、好調で決算発後、5%程度の株価上昇。EBAYも21日に想定範囲の決算を発表しているが、利食いに押され22日には-5%程度下落。業績面での不安感は、少ないがPERが高く、金利情勢次第ではPER multiple compressionリスクが残る。

日本の株式市場では、コンテンツ(萌え)が話題になっているが、米国ではネット、通信インフラ買収による業界再編が話題になっている。Time Warner (TWX)が倒産したAdelphia Communications(ADELQ)を$127億ドル(株式交換を一部含む)で買収。Qwest Communications (Q)とVerizon(VZ)がMCIを巡る買収合戦を展開。
多少の好業績でも売られる地合い−逆業績相場の兆候か:サンディスク(SNDK)の株価下落。22日だけで‐9.2%下落。売上が若干想定を未達ならが、利益率の改善、EPSは、コンセンサスレンジの上限を声、32セント予想に対し39セントだった。2Qの売上水準が1Qとほぼ同水準としたことを嫌気したのか、好業績発表株価大幅下落は、「逆業績相場」を連想させてしまう。

■2.銘柄群研究:エレクトロ&メカトロニクス/フォローアップ
押し目待ちに押し目なし/ValuationもかなりRichで、銘柄として取り上げるには一見、勇気のいる銘柄だと思うが、17‐20年のサイクルという視点ではまだ収益拡大余地はこれからという見方もできる。表面的な収益モデルから産出されるPERでは買い辛いよう思えるが、半導体製造装置と同じく受注モメンタムが強いときは、PERが高い時が買い、逆に低い時に売りになる銘柄群とも言える。

海外、オフショアエネルギー、資源開発、及び日本国内のコンビナートの老朽化は、相次ぐ事故につながっている。今年の各社の設備投資計画には、「更新需要」という項目が目に付くのではないかと思う。原材料となる鋼材価格上昇、熟練工・生産能力不足から利益率が上がらないのではないかと見方があるが、他社よりも高くても買うユーザー(Time Value)の出現は、収益の上振れにつながると見るべきではなかろうか。

オフショア石油、ガス開発投資:17年間、設備投資が十分に行われなかった業界(Under investment)。シンガポールの同僚から最近の情勢を入手。過去5ケ月間で15機もの新しいリグ(Rig)の発注があった。昨年1年間では僅かに4機。Keppel Corporation (KEP SP)S$84億ドル(円換算:5,376億円)PER:16倍、PEG:1倍、三井海洋開発(6269)Y2,550、時価総額:867億円、予PER:27倍、PEG:1倍、3月29日に株主総会を終えている。2004年受注高:501億円、2003年:869億円、受注残高:2004年:1,140億円、2003年:1,201億円、今期は、各国の資源開発が活発化(昨年、BPなどのメジャーは自社株買いやM&Aにお金を使い、投資に慎重だった)。山武(6845)Y1,308、時価総額:Y962億円、予PER:17倍、同社は、国内の薬品、食品、化学プラント、及びビル制御システムなどを手がける。BS事業:ビル・サービス、AA事業:制御機器、新規受注(10‐12月期決算数字):BE:145億円、前期比‐15%、AA:213億円、前期比横ばい、合計(9ヶ月累計前年比)+6.3%増。受注残高(同):BS:428億円(前期比横ばい)、AA:296億円(前期比+17%増)、海外事業は4‐12月累計で101億円、タイ前年比+16%増。横河(6841)Y1,405、時価総額:Y3,568億円、PER:23倍、予PER:17倍(決算5月10日)半導体計測器(テスターの営業利益が)前期推定の90億円が2006年3月期どの程度下がるか焦点。仮に60億円(30%減)、制御機器部門の営業利益が50%伸びれば、営業利益で350億円とするとPER:17倍

■3.素材産業(最近ニーズが高く定期化の予定)クラレ(3405)Y957、時価総額:3,664億円、予PER:20倍、EV/EBITDA:6.8倍、成長性の高いエバール
(自動車の軽量化に寄与する素材、プラスチック製ガソリンタンクの内側樹脂、マヨネーズなどの容器裏側の材料などで有名)ポバール:液晶、リアプロなどオプト材料、電子材料のポリミド樹脂がある。いずれも、世界のトップシェアを持っており、Pricing powerがある企業。
OPMは、前期8.4%、2006年3月期は、G-21(中期経営計画)の最終年度にあたる。当初の見通しでは、売上:4,000億円、OP:400億円、OPM:10%、ROA:8%以上(前期が3.7%)。売上は、射程圏にあるが、合成繊維、メディカル部門と全体的なコスト上昇圧力を成長分野で相殺して上乗せができるかどうか。
5月11日の決算発表と説明会に期待したい。

■4.Consumer & Service/究極的なところ資産効果次第?
*欧米景気/高額所得者層の消費を追う欧米の資産効果上昇による消費の2極化にも転機到来の兆し到来。
日本については、今後特集をしたいが、中古不動産物件の価格反騰効果が新築物件にも寄与している状況に大きな変化はなさそうだ。
一方、欧米のハイエンド消費を引っ張ってきた高額所得者層にも多少息切れ感が見られる。
金融資産(株式、債券、投資信託)での収益が落込み、不動産の賃貸収入(価格引上げも次第に難しくなり)の頭打ち、一部での空室率上昇傾向(全体の数字を引き上げるところまできていないが)などの影響も考えられる。一時的な調整かどうか見極めが必要だが、これまでご紹介してきたLuxuryGoods marketからもその一端が見える。

Swatch Group (UHR.VX)関係者は、4月に毎年開かれるBasel&Geneva fair(バーゼルで毎年開催される時計の新作発表会)の影響と言うが、3月の輸出が-5%(13ヶ月ぶりの落込み、昨年3月の伸びが+13%だった影響を指摘)。欧州向けは-1%。米国向けは‐14%、1‐2月は+18%増と好調だった。アジア地域は、日本:横ばい、香港:+4%、その他が不調でアジア全体では、‐7%(対前年比)。先週決算発表のあったBurberry (BRBY LN)の2H売上+6%増は、ある程度同社固有の問題(エレガント系の取扱いが少ないこと)で理解できる。LVMH (MC HP)の1‐3月は対前年比+11%増と好調だったが、1‐2月は+12%増に対し3月は9%(Organic growth basis)。3月の予想売上は、3‐7%程度と見られていただけにポジティブとアナリストは強調するが、業界全体が鈍化している中で好調という程度か。

Christian Dior (CDI FP)の1‐3月は+11%増(organic)だが、CD Coutureが米国で+20%、日本を含むアジアで+25%増。これが押し上げている。
今週26日にCoach (COH)、4月28日:Pinault-Printemps-Rodute (PP FP)に1Q売上発表、5月12日:Bulgari (BUL IM)、5月13日:Tiffany (TIF)、5月20日:Nortstrom(JWN)欧米景気の消費を押し上げてきたのは高額所得者層である。

米ディスカウントストア不振でも高級百貨店は好調だった。
悲観的になるにはまだ早いが、金融資産と不動産収入が伸び悩むと波及効果は大きいだけに要注意。

■5.銘柄アイディア/公共株投資を考える-
Safe Harbor for principal preservation投資元本をいかに減らさないかこれが今年の春−夏にかけての課題だと思う。市場のメディアは、Bull対Bearなど簡単に言うが、運用者の立場からすれば、Bearでも儲かる銘柄があるし、Bullでも儲からない銘柄は多々ある。米国でBearマーケット(ハイテクと金融株が不調、金利情勢不透明、景気の先行きも今一つという時)の時、筆者が注目する銘柄は、Union Pacific(UNP)YTD:-4.12%,S&P:-4.99%, Dow30:-5.79%に比べれば相対パフォーマンスはいいほうだ。

例えば、3月1日からのリターンは、+1.74%、S&Pが-4.82%。パフォーマンスギャップは、6.81%。同社の配当利回りは、1.86%、EV/EBITDA:9.9倍、PER:20倍、PEG:1.9倍、格段に安くない。シティグループの配当利回り3.8%、PER:10倍、PEG:1.02よりも割高だ。決定的な違いは、収益変動の低さとGoing Concern、景気がある程度堅く、穀物、鉱山などのコモディティ、資源ビジネスが好調な時には、収益は安定している。日本では、JRグループに相当する(但し貨物事業は別会社だが)。JR東(9020)は新潟地震の復興及び地震対策で業績が厳しいが、JR西(9021)は好調。JR東海は、政府持ち株売出しというありがたいチャンスもある。東京沿線鉄道では、京王電鉄(9008)Y587、リスク:団塊世代の退職をネガティブに見る向きがある。ガス株−原料高にもかかわらず1月に平均5.2%も値下げした東京ガス(9531)は、論外。オール電化に対抗するための値下げというが株主の立場からすれば「ちょっと待った」といいたいところだが、株価は減益を織り込みYTD:-0.71%。ガスの需要は堅調に(4−5%)伸びており、合理化効果で横ばい達成の可能性もある。大阪ガス(9532)は、値下げをしなかったため増益基調が期待できる。中小型株ファンドには、静岡ガス(9543)Y533、時価総額:376億円、PER:13倍、年初から電力株に対しガス株は出遅れている。追加設備投資負担も比較的軽い。

■6.日本だけ見れば決して悲観する必要はないのだが−
気の緩みは、グローバルマネーに見透かされる?Bear mindになったわけではない。ホリエモン効果は、若い世代にも好影響を及ぼしている。
一部には「拝金主義の蔓延」を危惧する声もあるが、資本主義市場の日本で、読売新聞などが毎年小学生に入れた親へのアンケート調査で、子供に将来就職してもらいたいNo1が「公務員」というのはあまりにも滑稽である。リスクを取る人間にリターンがある社会を目指さないと公務員給与と同退職金の支払いだけで税収の大半を支払わなければならなくなる。「ホリエモン」のようになりたいという子供の登場は、実に健全である。一般的に周辺諸国のインフレは、日本にとってプラスである。デフレ脱却へのプレッシャーがかかる。今後、銀行の貸出し増加に伴い、設備投資増強、競争力アップという相乗効果を期待したいところである。ある程度の資産効果が見込めるようになると、消費ももう一段上昇が見込むことができる。ただ、先行き不透明要因も幾つか散見される。
最近気になるのが、一部で見られる気の緩み。三洋電機のCEO、ヨーカ堂の持ち株会社化、ダイエーの社長決定プロセス、三越の中期経営計画放棄など、SMFGの新トップも穏健派過ぎる。巡行速度に入ったという認識では困る。景気の「気」である。
決算発表内容を吟味して年後半戦に向けたアイディアをだしていきたい。
(菊川 半蔵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


技術を評価できる個人投資家の養成講座(15)

JUGEMテーマ:株・投資


(15)基板(2)

 今回は基板のつくり方を少し説明と市場規模の推定を行おうと思います。

 では早速、はじめましょう。前回基板はサンドイッチの様に層の構造をしていることをお話いたしました。それではどの様に、つくっていくのでしょうか。

 基板表面には、部品が実装されています。部品からは足が出ていて、基板とハンダによって基板に接続されています。8層の基板であれば、基板の表面そして、2層目、3層目・・・8層の表面まで、パターン配線によって表面の実装部品をお互いに、接続します。もちろん、8層の裏面にも部品が実装されています。つまり、基板の表面と裏面に部品が実装され、8層の基板を3次元的に配線がめぐっているのです。

 では、これらはどの様に作られるのでしょうか、まずは、一枚基板のつくり方をみてみましょう。まずは、生基板(なまきばん)と呼ばれる基板の基材に、下地として金属をメッキします。基材の種類は多くあり、紙で出来ているものから、ガラス入りのもの、最近では、環境問題から、ハロゲンフリーのものがあります。(工程1)

 また、配線パターンは見た目が金色に光っています。これは、金で出来ているためで、その金は、直接基板につかないため、下地として、別の金属を下地として敷くのです。

 次に、レジストを塗布します。これも全面に塗布します。ここでいうレジストとは、光を当てた部分は硬化して残る性質をもつ物質です。(工程2)

 ここで、カメラを思い浮かべてください。シャッターを押して、レンズから光を入れて、レンズから入ってくる像を焼付ける方法が、次の、工程で使われます。フォトマスクと呼ばれる配線パターンが描かれたフィルムを、基板に光で転写させるのです。(工程3)

 光が当たった部分のレジストは硬化し、光が当たらなかった部分は、洗浄するとなくなってしまいます。この部分は、金メッキがつき易い下地のメッキがむき出しとなっているので、この部分に金メッキを行うことによって、配線パターンが出来上がります(工程4)

 次に、レジストの除去と余分な下地金属を除去し基板が出来上がります。(工程5)これを、6層であれば、6枚、8層であれば、8枚基板を貼り付けます。(工程6)最後に、基板の表面や裏面の部品を実装するところや必要なところは、金メッキ部分をむき出しにし、その他の不必要なところは、オーバーレジストを印刷して、配線パターンを表面から保護します(工程7)

 少し長くなってしまいましたが、最後に、市場規模を考えて見ましょう。代表的な基板メーカはあげてみましょう。携帯電話の基板は、松下の特許であるALIVH(アリブ)基板がもっとも効率よく配線パターンを設計できるためこの基板ほとんど市場を占めていると言っていいでしょう。メーカとしては、
1.松下電器(6752)
2.日本CMK(6958)
3.メイコー(6787)
があげられるでしょう。

 まず、携帯電話の基板の市場規模はどんな感じでしょうか。基板単価を約1000円とすると、月々100万台で10億円、年間120億円、月400万台で40億円、年480億円の市場規模ぐらいでしょうか。松下がその内60%のシェアをもっているとすると年間290億円の売上、松下の基板の工程能力を月産現在3万平方メートルとして80%で生産したとすると2.4万平方メートル。携帯電話の基板の大きさを0.01平方メートルとすると、月産240万台分生産していると想定できる。基板単価約1000円であれば、月の売上は24億円、年間290億円の売上。

 残りの年間約200億円の売上をCMKとメイコーで、取り合いをしているという感じでしょうか。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(38)

JUGEMテーマ:株・投資


=今日は「人生を謳歌する会」の4月23日勉強会の報告です=

 山本さんと私が居酒屋「億近」で「オフ会をやりましょう。オフ会の前に勉強会もやりましょう」と盛り上がり、メルマガ「億の近道」水曜版の元編集長C言語さんに事務局をお願いしたのが最初の勉強会。C言語さんが「人生を謳歌する会」という壮大な名前でホームページを開設してどんどん発展してきました。

 とても優秀な若き株式投資の達人たちがボードリーダーを務めてくださっています。私が自分の本「潜在意識を活用した最強の投資術入門」をZAiで取り上げてもらうためにずうずうしく企画した「成功した個人投資家のマスコミデビュー作戦」で優秀な3名のボードリーダーがZAiに取り上げられ、そのご縁で四谷さんが「金の卵コンテスト」で優勝し多くの出版社から出版を申し込まれていた本はダイヤモンド社さんで出版されました。あっという間の3万部突破で、四谷さんにもダイヤモンド社さんにもメリットが大きかったです^^;

 そのとき「石川さんの投資手法はどんなものですか」と記者さんに聞かれて「運とツキを呼び込むんです。『ツイてるツイてるラッキーだ・・・』これだけで稼げる投資家に変身できます」」と、本当のことをいったのですが記者さんに「・・・・石川さんはボツ」といわれ山本潤さんのバックアップでやっとコラムという、他の勉強仲間と違う形で取り上げていただいた思い出の企画です。その後「人生を謳歌する会」はマネー雑誌「投資の達人」でも紹介され、ますます発展しています。

 では勉強会の報告です。4月23日の勉強会の「人生を謳歌する会」の勉強会はとても盛況でした。ボードリーダーは3名です。

 一番バッターは四谷一さん。最近出版したばかりの「普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる!」の売れ行き好調です。とても分かりやすい収益バリューを重視したバリュー投資の参考書です。

 バリュー投資の3つのタイプ(1)資産バリュー(2)収益バリュー(3)成長バリューのうち四谷さんは収益バリューに一番力を入れている。一週間に3時間しか投資に時間を使わないので、自分の基準に合わないものは、それ以上調べない。それでも8割の投資は成功する。そして2割の失敗があるからこそ分散投資をする。実に明快な基準でした。

 二番バッターKunif3さんの発表の内容は「外貨建て投資の雑学」で、いろいろな海外ファンドへの投資の実践を紹介していただきました。気になっていた増田俊夫氏主催のSunra Investment Clubにも投資されていて貴重なお話を教えていただくことができました。あといろいろな情報収集用の投資サイトもたくさん教えていただき、とても参考になりました。

 最終バッターは会長のC言語さんが口説き落としてボードリーダーになっていただいた節約プリンセス丸山晴美さんです。丸山さんはお金の貯め方は3つあると言っています。

 一つめは収入を増やす。

 二つめは節約する。

 三つ目は投資・運用をする。

 合わせ技ももちろんOKですが、どれをやっても正解です。しかし、自分に向いているものを選んでやるってことが大切。
(投資手法とまったく同じです^^;)

 投資で一番最初に不可欠な種銭作りの方法などとても参考になるお話をしていただきました。印象に残っているのはお財布に余分なお金が入っているから、必要のないものを買ってしまう。だから買い物に行くとき、買い物に必要なお金しかお財布に入れない。私も市場が上げ基調で儲かっているとき、証券会社に余分な資金があると甘い投資基準ですぐ株を買いたくなるので、証券会社からお金を外に隔離する作戦を使いますが、これと同じですね^^;

 毎日の買い物を書き出し、無駄がなかったかチェックを入れて、必要ないものの洗い出しをする。そして家計簿をつける。
 Mさんから投資でも毎日の損益の記録はちゃんとつける。勝てる投資家は大体記録をつけている。そして冷静に自分の投資状況を確認する。パチプロでも勝ち続けている人は大抵記録をつけている。そういえばMさんが居酒屋「億近」で紹介してくださったアビリットはその後暴騰しました。あの時買っていればな〜と思っていますが、後の祭りですね^^;

Mさんパチンコしにいってアビリットの台が売れていることをチェック。なんと800円台で買った株が3000円を越えています。アビリットへの投資利益だけですでに大台を突破。これまたすごいです。中古ワンルームマンションの2〜3件分ですね^^;

 丸山さんのお話に戻って、ペットボトルを買わないで、自分でお茶を沸かしてポットに入れて使う。そして150円浮いた分は貯金する。一日150円。一ヶ月で4500円。これを複利で貯めていくととんでもない大きな金額になります^^;。丸山さんは年収300万円のOL時代にこれで1年間に200万円貯めたそうです。素晴らしいですね。大学助教授のミカオさんもやっている手法です。それを元手にミカオさんは中国株で稼ぎまくり、ファミリーマンション一棟をまるごとゲットしました。

 抜け目ない私はZAiの担当記者さんに「人生を謳歌する会」の取材を売り込んでおきました。締切期限の関係があって写真入では難しいかもしれませんが文書ではご紹介いただける可能性大です^^;

 マンガ「不動産投資入門の入門」をプレゼントしたら丸山さんのホームページでご紹介していただけました。すごくうれしいです。マンガなのであっという間に読めて丸山さんも不動産投資にすごく興味をもたれたようです。

 丸山さんの感想をちょっと転写させていただきます^^;

『マンガなので、サクサク読めます。しかも、分かりやすいので、サクサク頭に入ります。読み終わる頃には、私も不動産投資やろうかぁ〜とその気になっていました。本当ですってばぁ〜今の私にはぴったりな情報でした。というのは、お金が余っている訳じゃぁないんです。人生をより豊かなものにするためには、こころの余裕ってものが大切で、余裕の元になるものが、(他にもあるとは思いますが。。)この本には書いてある感じです。投資と一口に言ってもいろんな商品や、方法がありますが、著者でもある石川さんのようなリスクを取らない、リスクテイカーって言うのも一つの方法だなぁ〜と感じました。(これは本文を読めば分かります)』

 また中古ワンルームマンション投資仲間が増えるとすごくうれしい^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2005/04/26

JUGEMテーマ:株・投資



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2005/04/26号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
   (本日の担当:深田萌絵&石川臨太郎&彼岸先生&菊川半蔵)

 ◆コラム「深田萌絵の小額オプション投資入門(43)」:深田萌絵
 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(38)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(15)携帯が出来るまで」:彼岸
 ◆コラム「連載 マーケットを切る!(38)」:菊川半蔵

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◆コラム「深田萌絵の小額オプション投資入門(43)」

 皆さんこんにちは☆萌絵です。先々週は雨がパラパラと降って、夢みたいに
咲いていた桜の花が散って葉桜に変わってきました。桜の花が散るのは寂しい
ですが、太陽の光に輝く若い桜の葉を見ると『本当に春なんだな』ってうきう
き気分になるのは私だけでしょうか?

 さてさて今回、私はオプションのセミナーに参加してまいりました。講師は
『オプション売買入門』(パンローリング刊)の著者の増田丞美さんで、オプ
ション歴はなんと17年です。うーん、すごい!

 増田さんに「このセミナーの件を書いてもいいですか?」とお伺いしたとこ
ろ、快諾していただいたので詳しいところまではお話しすることはできません
が遠慮なくこちらのセミナーから得たヒントをいただくことにしました☆

 今回の増田さんのセミナーは入門編だったので、あまり具体的な売買戦略に
入ることはありませんでしたが、非常に勉強になるセミナーでした。まだ、オ
プションにトライしたことのない人や利益になっていない人が受けるにはピッ
タリでした☆次回はぜひ実践編を受講したいと思います。


☆★オプション入門セミナーから得たヒント★☆

 今回のセミナーにおいて、増田さんは具体的な戦略については触れられてい
ませんでしたが、確率で自分がこれからとろうとしているポジションが利益に
なるかどうかを考えるということに触れられていました。

さてさて、先週金曜日にNYダウが191ドル下げました。大変大きな下げだ
ったの日本のマーケットにも強く影響し、月曜日の寄り付きで五月限のプット
オプション9500に10円のプレミアムが付いていました。プットオプショ
ンは、急激な下げの後、機関投資家がヘッジ目的でプットを購入するので異常
にIVが高まる性質を持っているそうです。そのために、このタイミングで売
ると利益になると聞きます。でも果たして、このプット9500についた10
円というプレミアムは「お金が落ちているのが見えていて、拾い上げるだけの
状態」と呼んでも良いのでしょうか?

もしかしたら、満期日までに日経平均が1,500円ほど下げるかもしれませ
ん。そうなると、9500プットがインザマネーになり、ショートポジション
では損失で終わってしまいます。

それではヒストリカル・ボラティリティから、この五月限のプットオプション
9500がインザマネーになる確率はどれくらいあるのかを考えてみたいと思
います。

 まず、この原稿を書いている4月15日金曜日のヒストリカル・ボラティリ
ティ(HV)が12.26です。このHVは年率換算なので、年間の市場の営
業日数のルートを取ったもので割ると一日当たりのHVが出てきます。計算上
の都合のため、年間の営業日数を256日とします。

 一日当たりのHV=年率HV12.26/√256=0.76

 一日当たりのHVは0.76で、月曜日から5月のSQまでの残存日数を数
えると15日となります。この一日当たりのHVに残存日数のルートを取った
ものをかけると

  0.76×√15= 2.94 となります。

2.94という数字が意味するところは、SQまでに日経平均がプラスマイナ
ス2.94%動く確率が上下1σ(68%)以内に収まるということを意味し
ています。

 ということは次のSQまでに日経平均はプラスマイナス334円、11,0
36円から11,704円に収まる確率が68%であるという計算になります。
でも、もうちょっと範囲を広げてプラスマイナス2σまでを考えると、日経平
均は10,702円から12,038円に収まる確率が95%になります。

 ということは、5月のSQに日経平均が10,702円になる確率は現段階
では2.5%以下です。ということは、このプット9500オプションをショ
ートして利益になる確率というのは高いと言う結論を導き出せそうです☆

 *注意 この計算は非常に荒っぽ=E

(深田萌絵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

===================================

◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(38)」

=今日は「人生を謳歌する会」の4月23日勉強会の報告です=

 山本さんと私が居酒屋「億近」で「オフ会をやりましょう。オフ会の前に勉
強会もやりましょう」と盛り上がり、メルマガ「億の近道」水曜版の元編集長
C言語さんに事務局をお願いしたのが最初の勉強会。C言語さんが「人生を謳
歌する会」という壮大な名前でホームページを開設してどんどん発展してきま
した。

 とても優秀な若き株式投資の達人たちがボードリーダーを務めてくださって
います。私が自分の本「潜在意識を活用した最強の投資術入門」をZAiで取
り上げてもらうためにずうずうしく企画した「成功した個人投資家のマスコミ
デビュー作戦」で優秀な3名のボードリーダーがZAiに取り上げられ、その
ご縁で四谷さんが「金の卵コンテスト」で優勝し多くの出版社から出版を申し
込まれていた本はダイヤモンド社さんで出版されました。あっという間の3万
部突破で、四谷さんにもダイヤモンド社さんにもメリットが大きかったです^^;

 そのとき「石川さんの投資手法はどんなものですか」と記者さんに聞かれて
「運とツキを呼び込むんです。『ツイてるツイてるラッキーだ・・・』これだ
けで稼げる投資家に変身できます」」と、本当のことをいったのですが記者さ
んに「・・・・石川さんはボツ」といわれ山本潤さんのバックアップでやっと
コラムという、他の勉強仲間と違う形で取り上げていただいた思い出の企画で
す。その後「人生を謳歌する会」はマネー雑誌「投資の達人」でも紹介され、
ますます発展しています。

 では勉強会の報告です。4月23日の勉強会の「人生を謳歌する会」の勉強
会はとても盛況でした。ボードリーダーは3名です。

 一番バッターは四谷一さん。最近出版したばかりの「普通のサラリーマンで
も15年で2億円作れる!」の売れ行き好調です。とても分かりやすい収益バ
リューを重視したバリュー投資の参考書です。

 バリュー投資の3つのタイプ(1)資産バリュー(2)収益バリュー(3)
成長バリューのうち四谷さんは収益バリューに一番力を入れている。一週間に
3時間しか投資に時間を使わないので、自分の基準に合わないものは、それ以
上調べない。それでも8割の投資は成功する。そして2割の失敗があるからこ
そ分散投資をする。実に明快な基準でした。

 二番バッターKunif3さんの発表の内容は「外貨建て投資の雑学」で、
いろいろな海外ファンドへの投資の実践を紹介していただきました。気になっ
ていた増田俊夫氏主催のSunra Investment Clubにも投
資されていて貴重なお話を教えていただくことができました。あといろいろな
情報収集用の投資サイトもたくさん教えていただき、とても参考になりました。

 最終バッターは会長のC言語さんが口説き落としてボードリーダーになって
いただいた節約プリンセス丸山晴美さんです。丸山さんはお金の貯め方は3つ
あると言っています。

 一つめは収入を増やす。

 二つめは節約する。

 三つ目は投資・運用をする。

 合わせ技ももちろんOKですが、どれをやっても正解です。しかし、自分に
向いているものを選んでやるってことが大切。
(投資手法とまったく同じです^^;)

 投資で一番最初に不可欠な種銭作りの方法などとても参考になるお話をして
いただきました。印象に残っているのはお財布に余分なお金が入っているから、
必要のないものを買ってしまう。だから買い物に行くとき、買い物に必要なお
金しかお財布に入れない。私も市場が上げ基調で儲かっているとき、証券会社
に余分な資金があると甘い投資基準ですぐ株を買いたくなるので、証券会社か
らお金を外に隔離する作戦を使いますが、これと同じですね^^;

 毎日の買い物を書き出し、無駄がなかったかチェックを入れて、必要ないも
のの洗い出しをする。そして家計簿をつける。
 Mさんから投資でも毎日の損益の記録はちゃんとつける。勝てる投資家は大
体記録をつけている。そして冷静に自分の投資状況を確認する。パチプロでも
勝ち続けている人は大抵記録をつけている。そういえばMさんが居酒屋「億近」
で紹介してくださったアビリットはその後暴騰しました。あの時買っていれば
な〜と思っていますが、後の祭りですね^^;

Mさんパチンコしにいってアビリットの台が売れていることをチェック。なん
と800円台で買った株が3000円を越えています。アビリットへの投資利
益だけですでに大台を突破。これまたすごいです。中古ワンルームマンション
の2〜3件分ですね^^;

 丸山さんのお話に戻って、ペットボトルを買わないで、自分でお茶を沸かし
てポットに入れて使う。そして150円浮いた分は貯金する。一日150円。
一ヶ月で4500円。これを複利で貯めていくととんでもない大きな金額にな
ります^^;。丸山さんは年収300万円のOL時代にこれで1年間に200
万円貯めたそうです。素晴らしいですね。大学助教授のミカオさんもやってい
る手法です。それを元手にミカオさんは中国株で稼ぎまくり、ファミリーマン
ション一棟をまるごとゲットしました。

 抜け目ない私はZAiの担当記者さんに「人生を謳歌する会」の取材を売り
込んでおきました。締切期限の関係があって写真入では難しいかもしれません
が文書ではご紹介いただける可能性大です^^;

 マンガ「不動産投資入門の入門」をプレゼントしたら丸山さんのホームペー
ジでご紹介していただけました。すごくうれしいです。マンガなのであっとい
う間に読めて丸山さんも不動産投資にすごく興味をもたれたようです。

 丸山さんの感想をちょっと転写させていただきます^^;

『マンガなので、サクサク読めます。しかも、分かりやすいので、サクサク頭
に入ります。読み終わる頃には、私も不動産投資やろうかぁ〜とその気になっ
ていました。本当ですってばぁ〜
今の私にはぴったりな情報でした。というのは、お金が余っている訳じゃぁな
いんです。人生をより豊かなものにするためには、こころの余裕ってものが大
切で、余裕の元になるものが、(他にもあるとは思いますが。。)この本には
書いてある感じです。
投資と一口に言ってもいろんな商品や、方法がありますが、著者でもある石川
さんのようなリスクを取らない、リスクテイカーって言うのも一つの方法だな
ぁ〜と感じました。(これは本文を読めば分かります)』

 また中古ワンルームマンション投資仲間が増えるとすごくうれしい^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(15)」

(15)基板(2)

 今回は基板のつくり方を少し説明と市場規模の推定を行おうと思います。

 では早速、はじめましょう。前回基板はサンドイッチの様に層の構造をして
いることをお話いたしました。それではどの様に、つくっていくのでしょうか。

 基板表面には、部品が実装されています。部品からは足が出ていて、基板と
ハンダによって基板に接続されています。8層の基板であれば、基板の表面そ
して、2層目、3層目・・・8層の表面まで、パターン配線によって表面の実
装部品をお互いに、接続します。もちろん、8層の裏面にも部品が実装されて
います。つまり、基板の表面と裏面に部品が実装され、8層の基板を3次元的
に配線がめぐっているのです。

 では、これらはどの様に作られるのでしょうか、まずは、一枚基板のつくり
方をみてみましょう。まずは、生基板(なまきばん)と呼ばれる基板の基材に、
下地として金属をメッキします。基材の種類は多くあり、紙で出来ているもの
から、ガラス入りのもの、最近では、環境問題から、ハロゲンフリーのものが
あります。(工程1)

 また、配線パターンは見た目が金色に光っています。これは、金で出来てい
るためで、その金は、直接基板につかないため、下地として、別の金属を下地
として敷くのです。

 次に、レジストを塗布します。これも全面に塗布します。ここでいうレジス
トとは、光を当てた部分は硬化して残る性質をもつ物質です。(工程2)

 ここで、カメラを思い浮かべてください。シャッターを押して、レンズから
光を入れて、レンズから入ってくる像を焼付ける方法が、次の、工程で使われ
ます。フォトマスクと呼ばれる配線パターンが描かれたフィルムを、基板に光
で転写させるのです。(工程3)

 光が当たった部分のレジストは硬化し、光が当たらなかった部分は、洗浄す
るとなくなってしまいます。この部分は、金メッキがつき易い下地のメッキが
むき出しとなっているので、この部分に金メッキを行うことによって、配線パ
ターンが出来上がります(工程4)

 次に、レジストの除去と余分な下地金属を除去し基板が出来上がります。
(工程5)これを、6層であれば、6枚、8層であれば、8枚基板を貼り付け
ます。(工程6)最後に、基板の表面や裏面の部品を実装するところや必要な
ところは、金メッキ部分をむき出しにし、その他の不必要なところは、オーバ
ーレジストを印刷して、配線パターンを表面から保護します(工程7)

 少し長くなってしまいましたが、最後に、市場規模を考えて見ましょう。代
表的な基板メーカはあげてみましょう。携帯電話の基板は、松下の特許である
ALIVH(アリブ)基板がもっとも効率よく配線パターンを設計できるため
この基板ほとんど市場を占めていると言っていいでしょう。メーカとしては、
1.松下電器(6752)
2.日本CMK(6958)
3.メイコー(6787)
があげられるでしょう。

 まず、携帯電話の基板の市場規模はどんな感じでしょうか。基板単価を約
1000円とすると、月々100万台で10億円、年間120億円、月400
万台で40億円、年480億円の市場規模ぐらいでしょうか。松下がその内60
%のシェアをもっているとすると年間290億円の売上、松下の基板の工程能
力を月産現在3万平方メートルとして80%で生産したとすると2.4万平方
メートル。携帯電話の基板の大きさを0.01平方メートルとすると、月産2
40万台分生産していると想定できる。基板単価約1000円であれば、月の
売上は24億円、年間290億円の売上。

 残りの年間約200億円の売上をCMKとメイコーで、取り合いをしている
という感じでしょうか。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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■コラム「連載 マーケットを切る!(38)」

■今週のキーワード
“History is replete episodes in which the real patriots were the ones
who defied their governments” by Jim Rogers (Financier, Adventure
Capitalist,born 1942)。
小泉総理大臣の迅速な対応、バンドン国際会議で過去の植民地支配や侵略など
に対する反省と謝罪と中国の国家主席Hu Jintaoとの会談により、一先ず日本か
ら海外投資資金の大量流出という最悪の事態は避けられた。早速週明けの為替
市場では、105.50近辺で取引スタート(1.5円の円高)。

■対中脅威論−各国・各方面より台頭
上海の外国人居住区(日本総領事館がある周辺)で繰り広げられた今回の反日
デモとウィーン条約を無視した暴徒の破壊行為、特に中国当局が暴徒抑制姿勢
に対し消極的であったことに欧米各国のショックは隠しきれない模様。
欧米各国の政界・財界で燻っていた対中脅威論が急浮上。例えば、米国での中
国繊維製品に対するセーフガード発動は秒読み段階へ。

4月25日月曜日に開催されるECの中国繊維製品(原材料と完成品)に対する輸入
制限の是非決定。知的所有権問題、模造品に対する不満も再燃。金融の世界で
もAlan Greenspan氏が先週、財政赤字が米国の長期経済成長の阻害要因になる
と発言した際、”Economy is doing well and predicted China will unpeg its
currency from the dollar sooner rather than later because the peg
endangers its economy”と述べている。ターゲット水準を上回る中国の経済
成長によりインフレ圧力が高まっていることに欧米及び非原油輸出国(アジア
・アフリカ)各国から警戒感が出ている。日本の企業内部(社内政治の舞台)
でも中国への技術移転に関し「慎重論」が高まり、生産拠点もこれまでの中国
一辺倒からタイ、マレーシアなどへ拡散する意見も再浮上。資本集約的な工場、
プラントは「国内回帰」にも弾みがかかる。親中、親日派にとっても厳しい毎
日だ。

■1.Technology Insight/欧米ハイテク決算−波乱含みの展開
携帯・PCは、上振れ:
携帯端末メーカー、ノキア(NOK1V)、モトローラ(MOT)、関連部品のクァルコム
(QCOM)、テキサスインスツルメント(TXN)、通信インフラのEricsson (ERICB SS)
が想定を上回る内容の決算だった。2006年ドイツのワールドカップ(WC)開催
を控え、シーメンス(27日に決算発表)、ボーダフォン(VOD LN)など欧州の
端末及びキャリアーが3Gへの移行(携帯端末やPDAでWCを見るサービスを検討)
へ意欲を燃やす。

資金を必要とするボーダフォンが日本のボーダフォンの部分売却か全面売却か、
この夏が一つの正念場となろう。

台湾のノートPC組みたてメーカーからは、この4‐6月の出荷予想台数(大手OEM
5社ベース)は、前年比+14%台、4年ぶりの高い数字になる可能性を指摘する
声もあるが、最終消費者からの価格プレッシャーが強く、Value chain(素材
価格高騰、組立て加工費の上昇、大手メーカーからの値下げ要求)は、引き続
き厳しい展開に。

収益悪化、クレジット問題浮上(EK),(MTG)など:
コダック(EK)がBBBマイナスからBBプラスにS&Pが格下げを発表。株価は、22
日金曜日‐9.7%下落。銀塩フィルムの不調、デジタルカメラ事業の採算悪化。
2月初めに、出荷台数ベースでの鈍化が同僚より報告されていたが、ここまで悪
化しているとは多くの市場関係者はショックを隠せない。白物家電大手のMaytag
(MTG)も同様に投資不適格レベル(BBBマイナスからBBプラス)に引下げられ、
4‐6月ガイダンスを引下げたこともあり、株価は、1日で‐27.9%下落(同社
は、洗濯機、冷蔵庫、調理器具の大手、米住宅市場動向に左右されるほか、昨
今の原材料価格の上昇、LGEなどの海外メーカーと激しい競争に曝されてい
た)。同業のWhirlpool (WHR)も1Qは厳しい決算を発表したが、ガイダンスは
据え置いた。

業界再編−ネットとコンテンツ融合、インフレに強い抵抗力を持つネットサー
ビス企業:以外にネット企業は、インフレ圧力に耐えられることを証明した。
グーグル(GOOG)は、好決算を発表。株価は22日+5.7%上昇。Yahooのシェア
を奪っているという見方からYahoo(YHOO)は、-2.8%下落。但し、1‐3月決
算は、好調で決算発後、5%程度の株価上昇。EBAYも21日に想定範囲の決算を
発表しているが、利食いに押され22日には-5%程度下落。業績面での不安感
は、少ないがPERが高く、金利情勢次第ではPER multiple compressionリスク
が残る。

日本の株式市場では、コンテンツ(萌え)が話題になっているが、米国ではネ
ット、通信インフラ買収による業界再編が話題になっている。Time Warner
(TWX)が倒産したAdelphia Communications(ADELQ)を$127億ドル(株式交換を
一部含む)で買収。Qwest Communications (Q)とVerizon(VZ)がMCIを巡る買収
合戦を展開。
多少の好業績でも売られる地合い−逆業績相場の兆候か:サンディスク(SNDK)
の株価下落。22日だけで‐9.2%下落。売上が若干想定を未達ならが、利益率
の改善、EPSは、コンセンサスレンジの上限を声、32セント予想に対し39セン
トだった。2Qの売上水準が1Qとほぼ同水準としたことを嫌気したのか、好業
績発表株価大幅下落は、「逆業績相場」を連想させてしまう。

■2.銘柄群研究:エレクトロ&メカトロニクス/フォローアップ
押し目待ちに押し目なし/ValuationもかなりRichで、銘柄として取り上げるに
は一見、勇気のいる銘柄だと思うが、17‐20年のサイクルという視点ではまだ
収益拡大余地はこれからという見方もできる。表面的な収益モデルから産出さ
れるPERでは買い辛いよう思えるが、半導体製造装置と同じく受注モメンタム
が強いときは、PERが高い時が買い、逆に低い時に売りになる銘柄群とも言え
る。

海外、オフショアエネルギー、資源開発、及び日本国内のコンビナートの老朽
化は、相次ぐ事故につながっている。今年の各社の設備投資計画には、「更新
需要」という項目が目に付くのではないかと思う。原材料となる鋼材価格上昇、
熟練工・生産能力不足から利益率が上がらないのではないかと見方があるが、
他社よりも高くても買うユーザー(Time Value)の出現は、収益の上振れにつ
ながると見るべきではなかろうか。

オフショア石油、ガス開発投資:17年間、設備投資が十分に行われなかった業
界(Under investment)。シンガポールの同僚から最近の情勢を入手。過去5
ケ月間で15機もの新しいリグ(Rig)の発注があった。昨年1年間では僅かに4
機。Keppel Corporation (KEP SP)S$84億ドル(円換算:5,376億円)PER:16倍、
PEG:1倍、三井海洋開発(6269)Y2,550、時価総額:867億円、予PER:27倍、
PEG:1倍、3月29日に株主総会を終えている。2004年受注高:501億円、2003年
:869億円、受注残高:2004年:1,140億円、2003年:1,201億円、今期は、各
国の資源開発が活発化(昨年、BPなどのメジャーは自社株買いやM&Aにお金を
使い、投資に慎重だった)。山武(6845)Y1,308、時価総額:Y962億円、予PE
R:17倍、同社は、国内の薬品、食品、化学プラント、及びビル制御システム
などを手がける。BS事業:ビル・サービス、AA事業:制御機器、新規受注(10
‐12月期決算数字):BE:145億円、前期比‐15%、AA:213億円、前期比横ばい、
合計(9ヶ月累計前年比)+6.3%増。受注残高(同):BS:428億円(前期比
横ばい)、AA:296億円(前期比+17%増)、海外事業は4‐12月累計で101億
円、タイ前年比+16%増。横河(6841)Y1,405、時価総額:Y3,568億円、PER:
23倍、予PER:17倍(決算5月10日)半導体計測器(テスターの営業利益が)前
期推定の90億円が2006年3月期どの程度下がるか焦点。仮に60億円(30%減)、
制御機器部門の営業利益が50%伸びれば、営業利益で350億円とするとPER:17


■3.素材産業(最近ニーズが高く定期化の予定)クラレ(3405)Y957、時価
総額:3,664億円、予PER:20倍、EV/EBITDA:6.8倍、成長性の高いエバール
(自動車の軽量化に寄与する素材、プラスチック製ガソリンタンクの内側樹脂、
マヨネーズなどの容器裏側の材料などで有名)ポバール:液晶、リアプロなど
オプト材料、電子材料のポリミド樹脂がある。いずれも、世界のトップシェア
を持っており、Pricing powerがある企業。
OPMは、前期8.4%、2006年3月期は、G-21(中期経営計画)の最終年度にあた
る。当初の見通しでは、売上:4,000億円、OP:400億円、OPM:10%、ROA:8
%以上(前期が3.7%)。売上は、射程圏にあるが、合成繊維、メディカル部
門と全体的なコスト上昇圧力を成長分野で相殺して上乗せができるかどうか。
5月11日の決算発表と説明会に期待したい。

■4.Consumer & Service/究極的なところ資産効果次第?
*欧米景気/高額所得者層の消費を追う欧米の資産効果上昇による消費の2極
化にも転機到来の兆し到来。
日本については、今後特集をしたいが、中古不動産物件の価格反騰効果が新築
物件にも寄与している状況に大きな変化はなさそうだ。
一方、欧米のハイエンド消費を引っ張ってきた高額所得者層にも多少息切れ感
が見られる。
金融資産(株式、債券、投資信託)での収益が落込み、不動産の賃貸収入(価
格引上げも次第に難しくなり)の頭打ち、一部での空室率上昇傾向(全体の数
字を引き上げるところまできていないが)などの影響も考えられる。一時的な
調整かどうか見極めが必要だが、これまでご紹介してきたLuxuryGoods market
からもその一端が見える。

Swatch Group (UHR.VX)関係者は、4月に毎年開かれるBasel&Geneva fair(バー
ゼルで毎年開催される時計の新作発表会)の影響と言うが、3月の輸出が-5%
(13ヶ月ぶりの落込み、昨年3月の伸びが+13%だった影響を指摘)。欧州向
けは-1%。米国向けは‐14%、1‐2月は+18%増と好調だった。アジア地域
は、日本:横ばい、香港:+4%、その他が不調でアジア全体では、‐7%(対
前年比)。先週決算発表のあったBurberry (BRBY LN)の2H売上+6%増は、あ
る程度同社固有の問題(エレガント系の取扱いが少ないこと)で理解できる。
LVMH (MC HP)の1‐3月は対前年比+11%増と好調だったが、1‐2月は+12%増
に対し3月は9%(Organic growth basis)。3月の予想売上は、3‐7%程度と見
られていただけにポジティブとアナリストは強調するが、業界全体が鈍化して
いる中で好調という程度か。

Christian Dior (CDI FP)の1‐3月は+11%増(organic)だが、CD Coutureが
米国で+20%、日本を含むアジアで+25%増。これが押し上げている。
今週26日にCoach (COH)、4月28日:Pinault-Printemps-Rodute (PP FP)に1Q
売上発表、5月12日:Bulgari (BUL IM)、5月13日:Tiffany (TIF)、5月20日:
Nortstrom(JWN)欧米景気の消費を押し上げてきたのは高額所得者層である。

米ディスカウントストア不振でも高級百貨店は好調だった。
悲観的になるにはまだ早いが、金融資産と不動産収入が伸び悩むと波及効果は
大きいだけに要注意。

■5.銘柄アイディア/公共株投資を考える-
Safe Harbor for principal preservation投資元本をいかに減らさないかこれ
が今年の春−夏にかけての課題だと思う。市場のメディアは、Bull対Bearなど
簡単に言うが、運用者の立場からすれば、Bearでも儲かる銘柄があるし、Bull
でも儲からない銘柄は多々ある。米国でBearマーケット(ハイテクと金融株が
不調、金利情勢不透明、景気の先行きも今一つという時)の時、筆者が注目す
る銘柄は、Union Pacific(UNP)YTD:-4.12%,S&P:-4.99%, Dow30:-5.79%に比べ
れば相対パフォーマンスはいいほうだ。

例えば、3月1日からのリターンは、+1.74%、S&Pが-4.82%。パフォーマンス
ギャップは、6.81%。同社の配当利回りは、1.86%、EV/EBITDA:9.9倍、PER:
20倍、PEG:1.9倍、格段に安くない。シティグループの配当利回り3.8%、PER:
10倍、PEG:1.02よりも割高だ。決定的な違いは、収益変動の低さとGoing
Concern、景気がある程度堅く、穀物、鉱山などのコモディティ、資源ビジネス
が好調な時には、収益は安定している。日本では、JRグループに相当する(但
し貨物事業は別会社だが)。JR東(9020)は新潟地震の復興及び地震対策で業
績が厳しいが、JR西(9021)は好調。JR東海は、政府持ち株売出しというあり
がたいチャンスもある。東京沿線鉄道では、京王電鉄(9008)Y587、リスク:
団塊世代の退職をネガティブに見る向きがある。ガス株−原料高にもかかわら
ず1月に平均5.2%も値下げした東京ガス(9531)は、論外。オール電化に対抗
するための値下げというが株主の立場からすれば「ちょっと待った」といいた
いところだが、株価は減益を織り込みYTD:-0.71%。ガスの需要は堅調に(4
−5%)伸びており、合理化効果で横ばい達成の可能性もある。大阪ガス
(9532)は、値下げをしなかったため増益基調が期待できる。中小型株ファン
ドには、静岡ガス(9543)Y533、時価総額:376億円、PER:13倍、年初から電
力株に対しガス株は出遅れている。追加設備投資負担も比較的軽い。

■6.日本だけ見れば決して悲観する必要はないのだが−
気の緩みは、グローバルマネーに見透かされる?Bear mindになったわけでは
ない。ホリエモン効果は、若い世代にも好影響を及ぼしている。
一部には「拝金主義の蔓延」を危惧する声もあるが、資本主義市場の日本で、
読売新聞などが毎年小学生に入れた親へのアンケート調査で、子供に将来就職
してもらいたいNo1が「公務員」というのはあまりにも滑稽である。リスクを
取る人間にリターンがある社会を目指さないと公務員給与と同退職金の支払い
だけで税収の大半を支払わなければならなくなる。「ホリエモン」のようにな
りたいという子供の登場は、実に健全である。一般的に周辺諸国のインフレは、
日本にとってプラスである。デフレ脱却へのプレッシャーがかかる。今後、銀
行の貸出し増加に伴い、設備投資増強、競争力アップという相乗効果を期待し
たいところである。ある程度の資産効果が見込めるようになると、消費ももう
一段上昇が見込むことができる。ただ、先行き不透明要因も幾つか散見される。
最近気になるのが、一部で見られる気の緩み。三洋電機のCEO、ヨーカ堂の持
ち株会社化、ダイエーの社長決定プロセス、三越の中期経営計画放棄など、
SMFGの新トップも穏健派過ぎる。巡行速度に入ったという認識では困る。景気
の「気」である。
決算発表内容を吟味して年後半戦に向けたアイディアをだしていきたい。
(菊川 半蔵)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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┏━┓━┓
┃執┃筆┃
┏━┓━┓
┃後┃記┃
┗━┗━┛

わが町、清新町の自治会の総会が終了しました。
自治会の役員は、なかなか、引き受け手がいない状況です。
やる人がいない。仕方がないので、現役員が継続する。やり手がいないため、
地方自治体との打ち合わせや会合やボランティア活動や各種の地域の委員会な
どは、自治会の役員がひとりでいくつもの役職を兼任することになります。
そうなると、負担は相当のものです。

やり手がいない。仕事量は変わらない。大変になる。ますますやり手がいない。
こういうのを悪循環と呼ぶのでしょうか。

プライバシーはほしい。地域とのふれあいもほしい。
でも、自分から他人に働きかけたり、地域社会活動を行うのはシンドイ。
そういう感じの人が増えているのでしょうね。
そういう気持ちもわかります。

山本 潤
ゆったり考えゆっくり投資
スロー・インベストメント

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銘柄雑感

JUGEMテーマ:株・投資


 直近高値からおよそ1ヶ月を経過し、高値から適度な押し目を形成している銘柄が増えてきた。そうしたいくつかの銘柄についてアトランダムに抽出してアナリストのコメントを入れておいた。(炎)

1.国内復調の兆し見えてきたマンダム(4917・東証)
 時価:2815円 時価総額:679億円

連結
決算期 売上高     営業利益  経常利益  当期利益  EPS
04.3  45,364(▲0.2) 6,680(5.7) 6,304(5.5) 3,253(8.9) 130.83
05.3-3Q 36,740(5.0) 6,319(11.4) 6,178(9.7) 3,069(7.9) 127.25
05.3(推) 46,700(2.9) 6,700(0.3) 6,350(0.7) 3,150(▲0.3) 130.57

04.9期末発行済み株式数24,123,516株
資本金11,394百万円
一株当り株主資本1,568円32銭
事業内容・特色:
 男性化粧品でトップ。「丹頂チック」「マンダム」「ギャッピー」のほか女性ブランド「ルシードエル」が柱。
売上構成(04.9):
 頭髪用化粧品56%
 皮膚用化粧品24%
 その他化粧品16%
 その他4%

【海外好調に加え国内も復調】
 前2005年3月期は、染髪ブームの一巡でヘアカラー市場が低迷するなかで、夏の猛暑で制汗剤など夏物商品が大幅に伸長し、不振の続いていた国内売上も回復に転じてきた。ただ、女性用化粧品は依然不振が続いた。一方、海外売上は「ギャッピー」のブランド浸透に伴いインドネシアで大幅増収となったのをはじめ、各地域とも順調に拡大した。また、利益面では原価低減効果やインドネシア工場の操業度アップによる利益率の向上があるが、女性用化粧品中心に人的インフラの強化やサードパーティ・ロジスティック関連の投資増大、新商品を集中投入したことによる旧商品・滞留商品の廃棄処分、マーケッティング費用の集中投入などで、営業利益は前年並みにとどまったもよう。

【女性用化粧品の抜本的再構築を図る】
 不振の続く女性向け化粧品の抜本的な再構築を図るとともに、出店が急増しているドラッグストアでの売り場確保、また、ドラッグストアとの価格競争を避けるためコンビニエンスストア専用ブランドの強化を図っている。また、海外はシンガポールの好調持続、ブランド浸透によるアジア各国での拡販で好調に順調に拡大している。2002年3月期以来、無借金経営を続けており、強固な財務体質を背景に、アジア市場に積極投資していく方針。ギャッピーを中核とした拡販、エルシードへの集中投資を進める。

年初来高値 3,060(3.18)
年初来安値 2,695(1.5)
4.25終値2,815
PER 21.6
PBR 1.78


2.苦節?年、オペラシステムの本格化に期待するホギメディカル(3593・東証)
 時価:4830円 時価総額:789億円

連結
決算期  売上高   営業利益   経常利益   当期利益    EPS
04.3   24,844(4.0) 5,842(▲1.8) 5,604(▲8.8) 3,225(▲8.0) 202.05
05.3   24,961(0.5) 5,730(▲1.9) 5,897(5.2)  3,494(8.4)  220.21
06.3(予) 27,015(8.2) 6,195(8.1)  6,171(4.7)  3,773(8.0)  238.18

05.3期末発行済み株式数15,563,643株
資本金7,123百万円
一株当り株主資本2,818円63銭
事業内容・特色:
 手術着など医療用不織布用品のトップメーカー。手術用キット製品に注力、医療機関用受発注システム「オペラマスター」も本格化。
売上構成(05.3):
 滅菌用品17%
 手術用品78%
 治療用品2%
 介護・福祉用品0%
 その他3%

【オペラシステム遅れで収益計画未達】
 前2005年3月期決算は、前年比1%増収、経常5%増益となった。売上高・利益とも計画未達に終わったが、これは医療機関に提案中のオペラマスターの実施手続きが予想外に手間取っているためで、検討・採用病院数は順調に増加している。オペラマスターは、手術準備にかかる人件費の削減や経費の管理合理化を図るほか、看護師の人で不足に対応、より高度な看護活動に集中することが可能とするシステムだが、医療機関としての採用決定後も現場医師の手法・個性に応じることに予想以上に手間取っている。医療機関は、診療報酬改定による診療報酬の低減、国立病院の独立行政法人化、病院評価制度による手術患者の一部病院への集中やこれらに伴う各医療機関のコスト意識の高まりなどから、厳しい状態が続いている。そうしたなかで、特定機能病院への営業傾斜により、手術用品が前年同期比2%増を確保したが、治療用品が18%減収、滅菌用品も同3%減収となった。

【オペラマスター本格立ち上がり】
 今2006年3月期は、前期末17病院で開始されたオペラマスターの対象診療科の拡大および今期中にはあと3病院の採用が見込めることなどから前期比8%増収、経常5%増益を見込んでいる。なお、競合品との競争激化で低迷の続いていたソンタラ製品は新製品投入により回復に転じている。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

決算発表シーズン到来!!

JUGEMテーマ:株・投資


 3月期の決算を過ぎて今年もあちこちで企業決算説明会が開催されることとなり、私のところにも多くの説明会の案内が届いております。既に4月7日に規格石材販売のアドヴァン(7463)が3月期決算企業の先頭を切って説明会を実施。期末から1週間という驚くべきスピードで開催した。タイムリーディスクロージャーの観点から他の企業にも、こうした素早い対応が今後求められる。

 さて、問題はそれらの内容である。好業績もあれば一寸問題のある企業、下方修正、上方修正と様々なタイプがあって投資家(短期)の対応は一筋縄ではいかない。
 株価にはそうした内容が折りこまれている場合もあるだろうし、まだ折りこまれていない場合もあるから前もって十分に吟味しておかないないとならない。好業績を発表した銘柄はその多くが株価に反映されているケースが多いので注意が必要だろうが、中期的な展望を示すことができれば投資家はその展望を素直に聞いてあげる必要がある。企業価値の高まりを投資家は自ら所有する銘柄について知っておかないとならない。

 業績の向上は経営者にとっての必須課題と言えるが投資家は業績を永続してくれる経営者に期待を寄せる。
 長期成長の波に乗って業績を向上させている企業への投資が基本的には投資の王道とも言える。

 いつも指摘するローランドDG(6789)、エーアンドデイ(7745)、ナカニシ(7716)といった製造業に加えて、メディカルシステムネットワーク(4350)、三光ソフラン(1729)といったメディカル、介護事業の関連企業が業績を伸ばしている。更に相変わらずレントラックジャパン(2314)の業績がすこぶる好調である。

 素晴らしいビジネスモデルの構築に成功した好業績企業を前向きに評価する局面が訪れようとしていると感じるのは私だけでしょうか?
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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