執筆後記

JUGEMテーマ:株・投資


 41歳になって大変恥ずかしい話ですが、仮面ライダーに変身する夢を見てしまいました。ベルトにカードを入れて、変身!というシーンでライダーになり、次々と悪者を蹴り飛ばすという下品な夢でした。
 しかし、体力の衰えからか、この仮面ライダー変身しても、あまり強くないのです。敵があまりにも多数で、焦ってしまいます。
 心の中で、「こりゃ大変だ。キックがあまり効かない。この調子だと最後にはやられてしまうぞ。やばい、やばい」と思ってしまいました。
 なぜ、あんな夢を見たのかわかりません。ただ、恥ずかしいなあという思いが残りました。
(山本 潤)

技術を評価できる個人投資家の養成講座(45)

JUGEMテーマ:株・投資


(45)SDカード(2)

 今回で今年の連載も終わりとなりました。45回の長きにわたりお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。なるべく簡単な言葉で感覚的な表現を使ってわかりやすく、携帯電話の世界では現在どんなことが起こっているのか、技術の視点からご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
 わかりにくい内容もあったかもしれません。そこは、わたくしの勉強不足、力不足であって、真摯にうけとめ、改善していきたいと思います。

 多くの部品を使用している携帯電話ですが、単価の大きく、売り上げの大きい、つまり市場規模の大きい部品を中心にお話してきました。これは、売れれば、その市場に参加している企業の収益にもインパクトがありますし、株価にも影響がでるからです。

 今年の皆様の投資のアイディアの一助となれたとしたら幸いです。

 では、今年最後のSDカードについて、市場規模などを中心にお話をしていきたいと思います。

 早速ですが、市場規模はどれぐらいでしょうか。SDカード一枚の単価を約900円とすると月50万枚で4億5千万円の売り上げ、年間54億円の売り上げ、月100万枚で、月商9億円、年間98億円の売り上げです。

 これに、付随するかたちで、SDコネクタも必要です。こちらは、単価を約70円とすると月50万個で3500万円の売り上げ、年間4億2千万円の売り上げ、月100万個で7000万円の売り上げ、年間8億4千万の売り上げとなります。

SDカードとコネクタで年間60億円から100億円の市場規模です。

 ついでに先週出てきましたi−podなどに搭載されているHDDの市場規模を見積もってみましょう。単価を約1万円とすると、月50万個で月50億円の売り上げ、年間600億円の売り上げ、月100万個の売り上げで月100億円、年間1200億円の売り上げとなります。

 簡単に市場規模を見積もってみましたが、投資をするのであれば、HDDの市場規模が大きいので、株価へのインパクトも大きいと考えられます。HDDの動向はフォローしていく必要があると判断します。

それでは、来年も、皆様に良い年でありますように。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

夢見るチカラ、未来を変える(22)

JUGEMテーマ:株・投資


 前回、株で損をしつづけている人は損をする悪い習慣を身につけているからだとお話しました。では今すぐ変えるべき、悪い習慣というのはどんなことなのかを今回からご説明して行きたいと思います。


=今すぐ捨てよう悪しきプライド=

 「潜在意識を活用した最強の投資術入門」でもプライドの高い人は相場に向かないということを書きました。ではプライドとは何でしょうか。広辞苑には「「誇り。自尊心。自負心。矜持」と書いてありました。こう見ると素敵なことですよね。ただもう少し詳しく調べて見ると、良い意味ばかりでなく悪い意味で使われていることも分かります。

 「自分の能力や家柄、容姿が優れていると自慢すること。自分自身が人より優れた存在だと自惚れること」などのようにちょっと鼻持ちならない意味に使われることもあるわけです。この自惚れや自慢という感情は、自分に対するおごりから発生するマイナスの感情です。この悪しきプライドを持って相場に対処すると、自分の投資判断は正しくて、現在の相場が間違っているのだとか、自分の資金量で戦えば相場は自分の思いどおりに動かせるとか、意地はって抜き差しならない大損をしてしまう可能性があるのです。こんな悪しきプライドは相場で利益を上げる役にはたたないのです。

 では良いプライドとはどんなことなのでしょうか。良いプライドとは自分を信じることです。信じるのは自分の判断(=考え)ではなく、自分そのものです。だから相場と対峙して自分の判断が間違いだと分かった時は、自分の判断を勇気を持って「間違いだった」と素直に認めることができるのです。自分を信じていればこそ、間違いを間違いだ素直に認めることができるのです。

 自分の判断を捨てられないのは、自分が間違えだと認めると、自分の価値が下がる。価値が下がるのは耐えられない。そんな考えから発生します。でも本当の良いプライドを持っている人間は、自分の価値が判断の間違いなどで減ってしまうくらいのちゃちなものではないことを知っています。自分をとても大事にしていればこそ、愚かな感情に引きずられて間違った判断に固執する危険を避けることができるのです。私はこれを「自分自身に誠実なこと」と考えています。

 投資ばかりでなく、人生においても悪しきプライドのために人を平気で傷つけたりする人間がいます。そんな人間はいずれ自滅していくでしょう。そして相場では特に自分自身との戦いを余儀なくされます。マイナスの感情を抱えていては、自分本来の力を発揮することが出来ず、大損をして相場からの退場を余儀なくされてしまいます。

 さあ、勇気を持って悪しきプライドなどは捨て去りましょう。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

棚卸資産から見えるビジネスモデル

JUGEMテーマ:株・投資


 小売業の平均的な在庫回転月数は1.8ヶ月です。POSシステムが徹底しているヨーカ堂は半月の在庫しかありません。

 ドンキホーテの在庫回転月数が前期末で2.8ヶ月となったとき、「ああ、この会社は店舗がまるごと在庫の山のような会社だから仕方がないか。そういうビジネスだからね」と感じていました。

 圧縮陳列という独自の手法を切り開いたことにより集客力を高めた経営が評価されていました。一方で、毎年回転率が悪化していた事実はそれほど問題視されていません。(4年前は2ヶ月程度の在庫だった)

 アナリストとしては、基本に忠実に、在庫回転率の悪化傾向や絶対水準の高さに絶えず注意を払うべきかもしれません。

在庫とはバランスシートには棚卸資産として計上されています。
棚卸はバランスシート科目ですが、対応する科目は原価です。
原価は損益計算書(=PL)の科目です。
回転率は、棚卸÷原価で行ってください。
回転月数は、棚卸÷年間原価x12 (ヶ月)
四半期ならば、棚卸÷三ヶ月分の原価 x 3
で回転月数が算出できます。

■在庫のキャッシュフロー

キャッシュフローの流れで説明します。
(1)原材料や商品の仕入れ
企業は、原料を手当てします。 
科目は
(資産に原材料)/(負債には買掛け金)
もしくは、キャッシュアウトで資産科目の「現金」が減少。

(2)付加価値工程
従業員や協力会社が加工をします。
(資産には仕掛り品や完成在庫が計上)/(負債には未払い費用)
負債に未払い費用が立たない場合は、給料や外注加工費の支払い=キャッシュアウトが発生します。
キャッシュアウトの場合は、現金が減少します。

■ビジネスはいつもキャッシュアウトから始まる
企業のビジネスサイクルでは、まず、現金流出などの負担が発生します。
それを売上げという果実で回収することになります。

ポイントは、売上げが立つまでは、現金が例え流出したとしても、この段階では、費用には計上されないということです。

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企業は販売活動が終了するまでは、費用を計上しない。
たとえ、大幅なキャッシュアウトで体力を使い果たしていたとしても
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■ビジネスサイクル

ビジネスサイクルとは、
買い掛けや未払い費用から始まり、在庫を持ち、その在庫が販売して、売り掛けが立ち、売り掛けが回収されるまでをいいます。このビジネスサイクルは短い企業で数時間、長い企業では、数年を要します。

ビジネスサイクルの短い企業では、従来は、距離や地域社会という枠がありました。たとえば、床屋さんや雑貨店です。
いまでは、企業努力で、ネット販売や販路の拡大ができるようになり、ビジネスの姿が大きく変貌しているところです。

ビジネスサイクルの長い企業は、産業向け、B・TO・Bが主流ですが、契約が受注によるものがほとんどです。
開示でば、受注高や残高を開示する必要があるものです。
売り上げの計上基準の違い(完工基準か進行基準か)で大きな会計上の利益の差がでます。
ここでもサプライチェーンなど、在庫を部品会社などに持たせて、自分は必要になったときだけ、在庫を持つというシステムが誕生しまhした。在庫管理が徹底するとともに、少なくとも完成品メーカでは、在庫リスクが軽減されています。しかし、社会全体では、だれかが在庫の負担をしているため、景気変動の要因が除去されているわけではありません。現に、これだけ在庫が少ないはずなのに、世の中では、生産調整が頻繁に行われています。

企業活動とは、リスクを負い、そのリスクに応じた利益(または損失)を得るということです。
設備投資をまず行い、その後に、生産や販売活動を行います。現金の流出過程がまずあって、その後に、回収過程に入るのです。

在庫が多くなっているということは、それだけ現金の流出も多くなることを示しています。

ただし、在庫増加が一概に悪とは言えない場合があります。

■在庫増が一概に悪といえない

(1)標準的なものを扱っている会社
在庫の減価が比較的少ないため、在庫の増加がそのまま損失にはつながりません。

(2)腐らないもの
(3)流行廃りがないもの
(4)顧客からの発注によるもの、契約に基づくもの

小売業の在庫状況を見ながらビジネスモデルを考えて見ましょう。

小売の中で、在庫水準が高いのは、紳士服、めがね、家具、ホームセンターなどです。
紳士服やめがねは、比較的高額なものを扱う場合があります。手入れをすれば長年愛用できるため、毎年のファッションを追い求める必要はありません。つまり、毎年必ず買うものではありません。たまに買うものです。品揃えの少なさのために商機を逃すことは避けたいものです。在庫として抱えても、大幅な減価はありません。粗利益率を高めに設定して、在庫も多めに持つというビジネスモデルです。集客力と在庫の多さは明らかな関連があるはずです。

たまにしか売れない家具などを扱う小売にとっては、それらは高い粗利益率を設定しなければ割に合わないビジネスです。
たまにしか売れないというのは、悪いことばかりではありません。
スタッフは少なくてもよいのです。スーパーのように、レジに何人も人を貼り付ける必要はありません。
従業員の生産性は高くなります。
生産性とは、一人当たりの付加価値のことです。

製造業でいうなら、歩留まりの悪さ、サービス業でいうなら、売れ残りの多さは、利益率を大きく悪化させる要因です。
売れ残りとは在庫のことです。
そして、製造業の場合は、歩留まりの悪さは在庫の多さとして現れます。
在庫の多さは原価率を悪化させる可能性があるため、経営者は在庫の回転日数などの回転率の指標を絶えず注意深く見ています。

■消費財市場に関わる企業は在庫管理が命

在庫が決定的に重要になるのは、消費者向けの製品を開発している企業です。
民生向けの企業は、ヒット商品を開発するのが使命です。
市場を開拓するといえば、格好がよいのですが、反面、研究開発費が必要になります。
また、マーケティングという活動が不可欠になります。
需要動向を探るという読みが必要になります。
受注生産ではありません。
世の中から受け入れられるかどうかは製品の投入後に明らかになります。

たまごっちで大もうけして大損をしたバンダイのケース、ベイブレードで一世を風靡しながらも、失速したタカラのケース、数え切れないほどのケースがあると思います。勉強のため、いずれの場合も下方修正の直前の在庫水準を確認してみるとよいでしょう。

■まとめと推論

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(1)在庫はキャッシュアウトである
(2)在庫の回転率が悪化しているなら、エクイティファイナンスの可能性が高まる
(3)意図せざる在庫かどうかを見極め、意図せざる在庫が増えていれば、次期の決算は芳しくないと推定できる
(4)在庫を多めに持つビジネスモデルであれば、粗利益率の高さや生産性の高さがトレードオフになっているべきだ。
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(山本 潤)
ゆっくり考え ゆったり投資
〜スロー・インベストメント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

来年の有望銘柄を研究する〜下落傾向にある銘柄の投資タイミングを探ろう〜

JUGEMテーマ:株・投資


 私はどちらかと言うと下落傾向にある銘柄が好きだ。特に2年以上にわたって下落歩調を辿ってきた銘柄については大いに研究してみたいと考えている。年末の多忙な時期に敢えて全銘柄をチェックするというわけにはいかないが、多少時間をかけてでも株価の位置とフォーメーション、それにファンダメンタルズをチェックしてみるのも面白そうだ。

【サンプル銘柄】

1.アドテックス(6739・ヘラクレス)
 時価:61400円
 時価総額:71億円
 大容量のストレージをコア事業にしている成長指向の企業。今12月期の経常利益は9億円を見込む。第3Qで6億円の経常利益を上げており、業績は堅調のようだ。ストレージ事業は今後の成長分野と目されており、株価の低迷はどこかで反転の可能性があろう。上場後12万円以上まで値上がりしたが現状の株価水準は若干売られ過ぎの感がある。業績の信頼性がまだない証拠かと思うが、来年は「デジらく」を展開するフレパーネットワークス(未上場だが来年の上場を目指している)との本格的な事業展が控えている。「デジらく」はデジタルコンテンツのプリンティングマシンで、来年はあちこちのアミューズ
メント施設などで目につくことになるだろう。

2.パル(2726)
 時価:2150円
 時価総額:150億円
 常に新しいファッションライフの提案を通じて地域社会に貢献することを社是に成長を図る。ファッションの次の流れを読むための独自のパルマップを事業経験の中から考案。12年周期で起こる変化を的確に捉え、これを活用した店舗展開、商品提案によって業績の安定的かつ高度な成長を目指す。SPAの比率を今後70%程度まで高めることで粗利率を向上させる戦略を持つが、更に低価格競争に対して中国生産による対応、グローバル化の推進で競争の激化に対応。中国製品の品質はこのところ向上しており、同社ではティーンズヤング向けに従来製品の70〜80%の価格帯の製品を投入する構えである。20
04.8中間決算は主力ブランドのチャオパニックの低価格品との競争激化による売上の伸び悩み、フレンチカジュアル業態の不振などから期初計画を大きく下回った。上半期の不振を踏まえ、上半期に不振だった「チャオパニック」の戦略修正に着手。SPA商品の海外生産へのシフトによる価格戦略の見直しや店頭への商品供給サイクルの短縮による「適時適品」の徹底、業態変更による店舗の効率化によって、売上の拡大並びに利益の回復を図る方針。期待された通期業績の達成が未達となることから、成長性に対する懸念から上場後に6000円を超えていた株価はよもやの1800円割れまで演じてしまったが、基本的な事業戦略に変化はなく株価は出直りの局面に入ってきた。
 本日は日経新聞にて婦人服小売りの新業態であるBarak(バラク)の出店を加速するという記事が掲載された。残念な株価の動きとなった2004年であったが井上社長には頑張ってほしい。
(この銘柄についてはダイヤモンド「ザイ」2月号にも掲載していますのでご参照下さい。)
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

炎のファンドマネジャーが来年起こることを大胆に予測!!

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 〜当たっても当たらなくても許してください〜

1.日経平均は1万5000円まで上昇する!
 本当?うそでしょう。と言ってもありうる話。だって値上がり率は現状の32%アップにしか過ぎません。しかもこの水準は2001年年初の水準ナンですから・・残念!!

2.野村と東京三菱がいっしょになる!!

3.名古屋セントレックス銘柄が人気化する!

4.某IT系企業が問題を起こす!

5.楽天がリーグ優勝し、株価上昇する!!

6.西武鉄道が再上場を果たす!

7.巨人が最下位となる!

8.阪神が再び優勝し阪神電鉄株が急騰する!!

9.新興市場上場の小型株がまたまた大フィーバーする!!

10.後半から景気が予想以上に良くなり、長期金利上昇につながる!!
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

光陰矢の如し

JUGEMテーマ:株・投資



光陰矢の如し・・・。

 泣いても笑っても2004年も残すところあと4日となって参りました。皆様とともに歩んだ2004年株式投資の世界に別れを告げ、来る2005年を迎えようとしている今、皆様にとってまた素晴らしい良き年となることを祈願しながら2004年「炎のファンドマネジャー」最後の億の近道と致します。

 皆さんにとって2004年はどのような年だったでしょうか?
前半は好天気に恵まれ、明るい毎日が続いたのでしょうが、後半は明るさの余韻が残りながらも、暗雲がたちこめたり時に雨が降ったりとやや暗い日々が続いたと思われますが、いかがだったでしょうか?

 こうした投資環境の中で、物凄い成果を上げられた方もお見えでしょうし、なかなかうまくいかなかったという方もいらっしゃることでしょう。中には本当に億の近道を歩まれた方々もいるに違いありません。

 2005年の株式相場をどう見るかは多くの評論家やストラテジストが雑誌やメディアなどで論じておられますので、今更私がどうだこうだとは申しませんが、ファンダメンタルズ要因というよりも需給要因に2005年も影響を受けやすいのではないかと思われます。
 ファンダメンタルズは景気が足踏みして強く語れないとしても需給は相変わらずの低金利で良好。株式の投資価値を見ても長期金利(現状は約1.3%)とPERの逆数である益利回り(現状は予想ベースで5.1%)との差であるイールドスプレッドは−3.8%となっていて株式の割安感が強い状況にあります。

 株式投資に限らず、投資をする際の基準は金利であり、調達する金利以上の利回りになるものしか投資の対象とはなりません。
 株式に投資するときのリターン(利潤)は、配当(インカムゲイン)と、将来値上がりするだろう値上がり益(キャピタルゲイン)の合計です。配当は通常は企業が上げた利益のうちから配分されます。成長性のある企業は配当金として社外に流出させるよりも、配当は低く抑えて、新たな投資に振り向けた方がよく、株主もそれを容認します。一方成長性に乏しい企業は利益のほとんどを配当に回さねば株主が納得しません。
 したがってインカムゲインとしては、配当率だけではなく、1株当たりの利益(EPS)に注目しないとなりません。PERは株価をEPSで割って算出しますが、その逆数、つまりEPSを株価で割ったものを「株式益回り」と呼び、これが株式のインカムゲインとなります。
 株式のキャピタルゲインについては、その企業の成長率に応じて株価の値上がり度合いが変化します。これを株式全体に当てはめると、その国の経済成長率が高いかどうかに左右されます。

 株式投資の収益率=株式益回り(インカムゲイン)+経済成長率(キャピタルゲイン)です。この収益率が金利に比べて高ければ、株式投資が盛んになり、金利よりも劣れば株式市場から資金は逃げていきますので株価は下落することになります。

 ですから長期で見て株式投資をすべき時期は、長期金利よりも株式投資の収益率のほうが大きい(長期金利<株式投資の収益率)時だけであり、現状はそれに該当すると考えられます。

 つまり、株式投資の収益率=株式益回り+経済成長率なので、
長期金利<株式益回り+経済成長率
長期金利−株式益回り<経済成長率
長期金利−株式益回りの差をイールド・スプレッドといいます。

これを置き換えると
イールド・スプレッド<経済成長率
となり、この関係が成り立つ今は絶好の株式投資の時期と言えるでしょう。

 ですから2005年も株式投資からは理屈から言うと十分に成果が上がるだろうと期待されます。
 皆さん、良かったですね・・・。逆に言うと、マイナスのイールドスプレッドですからいかに長期金利が抑えられているかということにもなります。
 金利をいつまで抑制しておけるか、これは政策当局が念頭に置いている必然性がなおも維持されているかどうかにもよります。健全な経済に戻ったらいずれは金利を元に戻さないとなりませんが、今のままでは銀行を中心とした安定した金融秩序がまた壊れてしまうといった危険性も残っていて、なかなか容易に元に戻せないのです。ほとんどすべての金融機関が健全な状態となるまでは長期金利を上げる政策を採りにくいのではないかと思われます。
 そこで銀行セクターでは再び大きな統合が図られようとしています。これが水面下で株式市場のテーマともなっているかと思われます。野村證券、東京三菱、UFJ、みずほ、三井住友といった巨大金融プレーヤーが、これからどうなるかというのはある意味これからの日本経済にとって大変、重要なことと言えるでしょう。

 日経平均は好需給が続くにも関わらず年後半においてハイテク景気の停滞や中国経済の一寸した引き締めなどから11000円前後での小浮動を続けて参りましたので皆様の資産形成もやや停滞してきたと推察されます。ただ、12月も残りわずかとなって、ようやくタンス株の売りや損金確定の売りや換金売りも途絶え、株式相場は上昇の兆しが見えてきたようですから新たな年に向け前向きに対応すべき局面が来ているのかも知れません。

 それでも株式市場には何が起こるかわからない不確定な要因もなお残っております。
 昨日起きたスマトラ大地震では出張していた私の関係者も一時巻き込まれたとの話で心配していましたが、何とか無事だったようです。本当に今年は世界中で自然災害が起こりました。経済にとって自然災害によってどういう影響が出るかは不確実でありますから、まずは心配が先に来ます。個別企業にとってもドンキホーテのように連続放火に見舞われて、業績への影響が更に懸念されている企業も出てきました。

 株式相場には不確定要素がいっぱいあります。どのようにブランドのある企業と言っても内情がどうなっているかはなかなか分かりません。西武鉄道の問題から政策当局が上場企業へのヒヤリングをして回答を迫っているのに、まだ回答できない企業もたくさんあるそうですから、実際には問題のある企業も残っているのではないでしょうか?
 企業が成長するかどうかが投資でリターンがあげられるのかどうかの最大のポイントですが、成熟化した市場では少なくとも投資家にきちんとしたディスクローズをしていないと駄目なのです。それが前提で成長性を見分けて投資チャンスを多くの投資家に与えることが求められています。皆さんは投資家として自己判断してリスクに挑戦することになります。

 さて、あれやこれやと言っているうちに株式市場は新たな年を迎えようとしています。確かにリスクはたくさんあるでしょうが、リスクに挑戦する皆様のような多くの投資家が手持ちの資金をどういう局面で投入するかは大事なポイントです。外国人投資家が日本の優良企業をたくさん買っているという実態も伝えられています。皆さんが投資された残念!な銘柄をゆっくりチェックしてみて、2005年に向け投資のチャンスを伺ってみてはいかがでしょうか?

 あっという間の2004年、こうして無事に過ぎましたことは偏に皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。今年は新たにNeta-Roh氏も登場。最後に皆様にひとことご挨拶申し上げて締めくくりたいと思います。皆さん、本当に今年一年有難うございました。
また新年も宜しくお願いします。新年は17日からの登場となります。また一緒に株式投資を楽しみましょう。(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

億の近道2004/12/28

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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン               2004/12/27+28合併号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。火曜日版は証券・金融業界に身を置い
ている人間に加え、個人投資家も執筆に加わっています。各種分析や銘柄を参
考にして、「億」の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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【お知らせ】

今年も1年間、ご愛読ありがとうございました。当メルマガは年内最終号とな
ります。年始は1/5(水)からとなります。
なお、諸般の事情で配信できなかった月曜日版を本日火曜日版と合併号といた
しまして配信いたします。
皆様、良いお年をお迎え下さい。

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             −本日の目次−
 (本日の担当:炎のファンドマネジャー&山本潤&石川臨太郎&彼岸先生)

 ◆コラム「光陰矢の如し」:炎のファンドマネージャ
 ◆コラム「来年起こることを大胆に予測!!」:炎のファンドマネージャ
 ◆コラム「来年の有望銘柄を研究する:炎のファンドマネージャ
 ◆コラム「チャレンジ2005−香港株研究」:炎のファンドマネージャ
 ◆コラム「棚卸資産から見えるビジネスモデル」:山本潤
 ◆コラム「深田萌絵の小額オプション投資入門(33)」:山本潤
 ◆コラム「連載 夢見るチカラ、未来を変える(22)」:石川 臨太郎
 ◆コラム「連載 技術のわかる個人投資家(45)SDカード(2)」:彼岸
 ■年末のご挨拶

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◆コラム「光陰矢の如し」

光陰矢の如し・・・。

 泣いても笑っても2004年も残すところあと4日となって参りました。
皆様とともに歩んだ2004年株式投資の世界に別れを告げ、来る2005年
を迎えようとしている今、皆様にとってまた素晴らしい良き年となることを祈
願しながら2004年「炎のファンドマネジャー」最後の億の近道と致します。

 皆さんにとって2004年はどのような年だったでしょうか?
前半は好天気に恵まれ、明るい毎日が続いたのでしょうが、後半は明るさの余
韻が残りながらも、暗雲がたちこめたり時に雨が降ったりとやや暗い日々が続
いたと思われますが、いかがだったでしょうか?

 こうした投資環境の中で、物凄い成果を上げられた方もお見えでしょうし、
なかなかうまくいかなかったという方もいらっしゃることでしょう。中には本
当に億の近道を歩まれた方々もいるに違いありません。

 2005年の株式相場をどう見るかは多くの評論家やストラテジストが雑誌
やメディアなどで論じておられますので、今更私がどうだこうだとは申しませ
んが、ファンダメンタルズ要因というよりも需給要因に2005年も影響を受
けやすいのではないかと思われます。
 ファンダメンタルズは景気が足踏みして強く語れないとしても需給は相変わ
らずの低金利で良好。株式の投資価値を見ても長期金利(現状は約1.3%)
とPERの逆数である益利回り(現状は予想ベースで5.1%)との差である
イールドスプレッドは−3.8%となっていて株式の割安感が強い状況にあり
ます。

 株式投資に限らず、投資をする際の基準は金利であり、調達する金利以上の
利回りになるものしか投資の対象とはなりません。
 株式に投資するときのリターン(利潤)は、配当(インカムゲイン)と、将
来値上がりするだろう値上がり益(キャピタルゲイン)の合計です。配当は通
常は企業が上げた利益のうちから配分されます。成長性のある企業は配当金と
して社外に流出させるよりも、配当は低く抑えて、新たな投資に振り向けた方
がよく、株主もそれを容認します。一方成長性に乏しい企業は利益のほとんど
を配当に回さねば株主が納得しません。
 したがってインカムゲインとしては、配当率だけではなく、1株当たりの利
益(EPS)に注目しないとなりません。PERは株価をEPSで割って算出
しますが、その逆数、つまりEPSを株価で割ったものを「株式益回り」と呼
び、これが株式のインカムゲインとなります。
 株式のキャピタルゲインについては、その企業の成長率に応じて株価の値上
がり度合いが変化します。これを株式全体に当てはめると、その国の経済成長
率が高いかどうかに左右されます。

 株式投資の収益率=株式益回り(インカムゲイン)+経済成長率(キャピタ
ルゲイン)です。この収益率が金利に比べて高ければ、株式投資が盛んになり、
金利よりも劣れば株式市場から資金は逃げていきますので株価は下落すること
になります。

 ですから長期で見て株式投資をすべき時期は、長期金利よりも株式投資の収
益率のほうが大きい(長期金利<株式投資の収益率)時だけであり、現状はそ
れに該当すると考えられます。

 つまり、株式投資の収益率=株式益回り+経済成長率なので、
長期金利<株式益回り+経済成長率
長期金利−株式益回り<経済成長率
長期金利−株式益回りの差をイールド・スプレッドといいます。

これを置き換えると
イールド・スプレッド<経済成長率
となり、この関係が成り立つ今は絶好の株式投資の時期と言えるでしょう。

 ですから2005年も株式投資からは理屈から言うと十分に成果が上がるだ
ろうと期待されます。
 皆さん、良かったですね・・・。逆に言うと、マイナスのイールドスプレッ
ドですからいかに長期金利が抑えられているかということにもなります。
 金利をいつまで抑制しておけるか、これは政策当局が念頭に置いている必然
性がなおも維持されているかどうかにもよります。健全な経済に戻ったらいず
れは金利を元に戻さないとなりませんが、今のままでは銀行を中心とした安定
した金融秩序がまた壊れてしまうといった危険性も残っていて、なかなか容易
に元に戻せないのです。ほとんどすべての金融機関が健全な状態となるまでは
長期金利を上げる政策を採りにくいのではないかと思われます。
 そこで銀行セクターでは再び大きな統合が図られようとしています。これが
水面下で株式市場のテーマともなっているかと思われます。野村證券、東京三
菱、UFJ、みずほ、三井住友といった巨大金融プレーヤーが、これからどう
なるかというのはある意味これからの日本経済にとって大変、重要なことと言
えるでしょう。

 日経平均は好需給が続くにも関わらず年後半においてハイテク景気の停滞や
中国経済の一寸した引き締めなどから11000円前後での小浮動を続けて参
りましたので皆様の資産形成もやや停滞してきたと推察されます。ただ、12
月も残りわずかとなって、ようやくタンス株の売りや損金確定の売りや換金売
りも途絶え、株式相場は上昇の兆しが見えてきたようですから新たな年に向け
前向きに対応すべき局面が来ているのかも知れません。

 それでも株式市場には何が起こるかわからない不確定な要因もなお残ってお
ります。
 昨日起きたスマトラ大地震では出張していた私の関係者も一時巻き込まれた
との話で心配していましたが、何とか無事だったようです。本当に今年は世界
中で自然災害が起こりました。経済にとって自然災害によってどういう影響が
出るかは不確実でありますから、まずは心配が先に来ます。個別企業にとって
もドンキホーテのように連続放火に見舞われて、業績への影響が更に懸念され
ている企業も出てきました。

 株式相場には不確定要素がいっぱいあります。どのようにブランドのある企
業と言っても内情がどうなっているかはなかなか分かりません。西武鉄道の問
題から政策当局が上場企業へのヒヤリングをして回答を迫っているのに、まだ
回答できない企業もたくさんあるそうですから、実際には問題のある企業も残
っているのではないでしょうか?
 企業が成長するかどうかが投資でリターンがあげられるのかどうかの最大の
ポイントですが、成熟化した市場では少なくとも投資家にきちんとしたディス
クローズをしていないと駄目なのです。それが前提で成長性を見分けて投資チ
ャンスを多くの投資家に与えることが求められています。皆さんは投資家とし
て自己判断してリスクに挑戦することになります。

 さて、あれやこれやと言っているうちに株式市場は新たな年を迎えようとし
ています。確かにリスクはたくさんあるでしょうが、リスクに挑戦する皆様の
ような多くの投資家が手持ちの資金をどういう局面で投入するかは大事なポイ
ントです。外国人投資家が日本の優良企業をたくさん買っているという実態も
伝えられています。皆さんが投資された残念!な銘柄をゆっくりチェックして
みて、2005年に向け投資のチャンスを伺ってみてはいかがでしょうか?

 あっという間の2004年、こうして無事に過ぎましたことは偏に皆様のご
支援の賜物と感謝申し上げます。今年は新たにNeta-Roh氏も登場。最後に皆様
にひとことご挨拶申し上げて締めくくりたいと思います。皆さん、本当に今年
一年有難うございました。
また新年も宜しくお願いします。新年は17日からの登場となります。また一
緒に株式投資を楽しみましょう。(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「炎のファンドマネジャーが来年起こることを大胆に予測!!」

 〜当たっても当たらなくても許してください〜

1.日経平均は1万5000円まで上昇する!
 本当?うそでしょう。と言ってもありうる話。だって値上がり率は現状の3
2%アップにしか過ぎません。しかもこの水準は2001年年初の水準ナンで
すから・・残念!!

2.野村と東京三菱がいっしょになる!!

3.名古屋セントレックス銘柄が人気化する!

4.某IT系企業が問題を起こす!

5.楽天がリーグ優勝し、株価上昇する!!

6.西武鉄道が再上場を果たす!

7.巨人が最下位となる!

8.阪神が再び優勝し阪神電鉄株が急騰する!!

9.新興市場上場の小型株がまたまた大フィーバーする!!

10.後半から景気が予想以上に良くなり、長期金利上昇につながる!!
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「来年の有望銘柄を研究する
      〜下落傾向にある銘柄の投資タイミングを探ろう〜」

 私はどちらかと言うと下落傾向にある銘柄が好きだ。特に2年以上にわたっ
て下落歩調を辿ってきた銘柄については大いに研究してみたいと考えている。
年末の多忙な時期に敢えて全銘柄をチェックするというわけにはいかないが、
多少時間をかけてでも株価の位置とフォーメーション、それにファンダメンタ
ルズをチェックしてみるのも面白そうだ。

【サンプル銘柄】

1.アドテックス(6739・ヘラクレス)
 時価:61400円
 時価総額:71億円
 大容量のストレージをコア事業にしている成長指向の企業。今12月期の経
常利益は9億円を見込む。第3Qで6億円の経常利益を上げており、業績は堅
調のようだ。ストレージ事業は今後の成長分野と目されており、株価の低迷は
どこかで反転の可能性があろう。上場後12万円以上まで値上がりしたが現状
の株価水準は若干売られ過ぎの感がある。業績の信頼性がまだない証拠かと思
うが、来年は「デジらく」を展開するフレパーネットワークス(未上場だが来
年の上場を目指している)との本格的な事業展が控えている。「デジらく」は
デジタルコンテンツのプリンティングマシンで、来年はあちこちのアミューズ
メント施設などで目につくことになるだろう。

2.パル(2726)
 時価:2150円
 時価総額:150億円
 常に新しいファッションライフの提案を通じて地域社会に貢献することを社
是に成長を図る。ファッションの次の流れを読むための独自のパルマップを事
業経験の中から考案。12年周期で起こる変化を的確に捉え、これを活用した
店舗展開、商品提案によって業績の安定的かつ高度な成長を目指す。SPAの
比率を今後70%程度まで高めることで粗利率を向上させる戦略を持つが、更
に低価格競争に対して中国生産による対応、グローバル化の推進で競争の激化
に対応。中国製品の品質はこのところ向上しており、同社ではティーンズヤン
グ向けに従来製品の70〜80%の価格帯の製品を投入する構えである。20
04.8中間決算は主力ブランドのチャオパニックの低価格品との競争激化に
よる売上の伸び悩み、フレンチカジュアル業態の不振などから期初計画を大き
く下回った。上半期の不振を踏まえ、上半期に不振だった「チャオパニック」
の戦略修正に着手。SPA商品の海外生産へのシフトによる価格戦略の見直し
や店頭への商品供給サイクルの短縮による「適時適品」の徹底、業態変更によ
る店舗の効率化によって、売上の拡大並びに利益の回復を図る方針。期待され
た通期業績の達成が未達となることから、成長性に対する懸念から上場後に6
000円を超えていた株価はよもやの1800円割れまで演じてしまったが、
基本的な事業戦略に変化はなく株価は出直りの局面に入ってきた。
 本日は日経新聞にて婦人服小売りの新業態であるBarak(バラク)の出店を加
速するという記事が掲載された。残念な株価の動きとなった2004年であっ
たが井上社長には頑張ってほしい。
(この銘柄についてはダイヤモンド「ザイ」2月号にも掲載していますのでご
 参照下さい。)
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「チャレンジ2005−香港株研究」

 2004年に研究を開始した香港株。既に多くの読者の皆さんは精通されて
いる方も多いのではないでしょうか。私は2005年も香港・上海株に挑戦し
たいと思っております。

 今年は年初、マカオからマカオでカジノの経営を行っていますマカオ実徳
(コード0487)の役員が来られて事業内容を説明されましたが、その後の
株価は0.5から0.6HKドルで推移していましたが9月から急騰を開始。
一時は1.9HKドルまで値を上げたのです。短期で3倍となった状況を見て
ようやくその醍醐味がわかってきました。

 因みにこの株は2003年5月はたった!!0.01HKドルだったのです。
これぞ香港ドリーム。中国株情報のサーチナが提供してくれていますサイトで
は香港株のことがわかりやすく表示されていますのでYAHOO!から一度覗
いてほしいのですが、この株の場合は4000株単位となっていて一株日本円
換算で約20円。80000円で買えることになりますが日本の証券会社たと
えば内藤証券の場合、買う場合は30万円が最低単位ですので、1万6000
株の買い付けが必要となります。カジノの成長性はこれからですから多少の上
下はあっても注目して良い銘柄と言えましょう。

 さて、現在、このほかの銘柄で非常に興味深く研究している銘柄があります。
2003年頃のマカオ実徳のような感じがする銘柄ですが、このところ既に人
気化してします。いずれはご紹介できればと思います。
 そんなこんなで2005年は香港株や上海株に挑戦しようと考えていますの
で宜しく・・・。そう言えば、2004年は炎のファンドマネジャーが7月、
8月と香港、上海に行ったことを覚えていますか?

 拙者実は中国株のこと興味あります。皆さんにもおもろい中国株情報を提供
しようと作戦を練っているところなのです。それで既に布石は打っているので
す。国内の内藤証券さんとも仲が良いともっぱらの評判です。
 2005年の新たな炎のファンドマネジャーの動きに注目下さい。

 なお、香港株は日本がお休みの最中でも取引しています。31日の午前中が
年内最後ですが年初は4日ではなく3日からのスタートです。
 但し、日本の証券会社はお休みで取り次いではくれませんけど、残念!!
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「棚卸資産から見えるビジネスモデル」

 小売業の平均的な在庫回転月数は1.8ヶ月です。POSシステムが徹底し
ているヨーカ堂は半月の在庫しかありません。

 ドンキホーテの在庫回転月数が前期末で2.8ヶ月となったとき、「ああ、
この会社は店舗がまるごと在庫の山のような会社だから仕方がないか。そうい
うビジネスだからね」と感じていました。

 圧縮陳列という独自の手法を切り開いたことにより集客力を高めた経営が評
価されていました。一方で、毎年回転率が悪化していた事実はそれほど問題視
されていません。(4年前は2ヶ月程度の在庫だった)

 アナリストとしては、基本に忠実に、在庫回転率の悪化傾向や絶対水準の高
さに絶えず注意を払うべきかもしれません。

在庫とはバランスシートには棚卸資産として計上されています。
棚卸はバランスシート科目ですが、対応する科目は原価です。
原価は損益計算書(=PL)の科目です。
回転率は、棚卸÷原価で行ってください。
回転月数は、棚卸÷年間原価x12 (ヶ月)
四半期ならば、棚卸÷三ヶ月分の原価 x 3
で回転月数が算出できます。

■在庫のキャッシュフロー

キャッシュフローの流れで説明します。
(1)原材料や商品の仕入れ
企業は、原料を手当てします。 
科目は
(資産に原材料)/(負債には買掛け金)
もしくは、キャッシュアウトで資産科目の「現金」が減少。

(2)付加価値工程
従業員や協力会社が加工をします。
(資産には仕掛り品や完成在庫が計上)/(負債には未払い費用)
負債に未払い費用が立たない場合は、給料や外注加工費の支払い=キャッシュ
アウトが発生します。
キャッシュアウトの場合は、現金が減少します。

■ビジネスはいつもキャッシュアウトから始まる
企業のビジネスサイクルでは、まず、現金流出などの負担が発生します。
それを売上げという果実で回収することになります。

ポイントは、売上げが立つまでは、現金が例え流出したとしても、この段階で
は、費用には計上されないということです。

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企業は販売活動が終了するまでは、費用を計上しない。
たとえ、大幅なキャッシュアウトで体力を使い果たしていたとしても
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■ビジネスサイクル

ビジネスサイクルとは、
買い掛けや未払い費用から始まり、在庫を持ち、その在庫が販売して、売り掛
けが立ち、売り掛けが回収されるまでをいいます。このビジネスサイクルは短
い企業で数時間、長い企業では、数年を要します。

ビジネスサイクルの短い企業では、従来は、距離や地域社会という枠がありま
した。たとえば、床屋さんや雑貨店です。
いまでは、企業努力で、ネット販売や販路の拡大ができるようになり、ビジネ
スの姿が大きく変貌しているところです。

ビジネスサイクルの長い企業は、産業向け、B・TO・Bが主流ですが、契約
が受注によるものがほとんどです。
開示でば、受注高や残高を開示する必要があるものです。
売り上げの計上基準の違い(完工基準か進行基準か)で大きな会計上の利益の
差がでます。
ここでもサプライチェーンなど、在庫を部品会社などに持たせて、自分は必要
になったときだけ、在庫を持つというシステムが誕生しまhした。在庫管理が
徹底するとともに、少なくとも完成品メーカでは、在庫リスクが軽減されてい
ます。しかし、社会全体では、だれかが在庫の負担をしているため、景気変動
の要因が除去されているわけではありません。現に、これだけ在庫が少ないは
ずなのに、世の中では、生産調整が頻繁に行われています。

企業活動とは、リスクを負い、そのリスクに応じた利益(または損失)を得る
ということです。
設備投資をまず行い、その後に、生産や販売活動を行います。現金の流出過程
がまずあって、その後に、回収過程に入るのです。

在庫が多くなっているということは、それだけ現金の流出も多くなることを示
しています。

ただし、在庫増加が一概に悪とは言えない場合があります。

■在庫増が一概に悪といえない

(1)標準的なものを扱っている会社
在庫の減価が比較的少ないため、在庫の増加がそのまま損失にはつながりませ
ん。

(2)腐らないもの
(3)流行廃りがないもの
(4)顧客からの発注によるもの、契約に基づくもの

小売業の在庫状況を見ながらビジネスモデルを考えて見ましょう。

小売の中で、在庫水準が高いのは、紳士服、めがね、家具、ホームセンターな
どです。
紳士服やめがねは、比較的高額なものを扱う場合があります。手入れをすれば
長年愛用できるため、毎年のファッションを追い求める必要はありません。つ
まり、毎年必ず買うものではありません。たまに買うものです。品揃えの少な
さのために商機を逃すことは避けたいものです。在庫として抱えても、大幅な
減価はありません。粗利益率を高めに設定して、在庫も多めに持つというビジ
ネスモデルです。集客力と在庫の多さは明らかな関連があるはずです。

たまにしか売れない家具などを扱う小売にとっては、それらは高い粗利益率を
設定しなければ割に合わないビジネスです。
たまにしか売れないというのは、悪いことばかりではありません。
スタッフは少なくてもよいのです。スーパーのように、レジに何人も人を貼り
付ける必要はありません。
従業員の生産性は高くなります。
生産性とは、一人当たりの付加価値のことです。

製造業でいうなら、歩留まりの悪さ、サービス業でいうなら、売れ残りの多さ
は、利益率を大きく悪化させる要因です。
売れ残りとは在庫のことです。
そして、製造業の場合は、歩留まりの悪さは在庫の多さとして現れます。
在庫の多さは原価率を悪化させる可能性があるため、経営者は在庫の回転日数
などの回転率の指標を絶えず注意深く見ています。

■消費財市場に関わる企業は在庫管理が命

在庫が決定的に重要になるのは、消費者向けの製品を開発している企業です。
民生向けの企業は、ヒット商品を開発するのが使命です。
市場を開拓するといえば、格好がよいのですが、反面、研究開発費が必要にな
ります。
また、マーケティングという活動が不可欠になります。
需要動向を探るという読みが必要になります。
受注生産ではありません。
世の中から受け入れられるかどうかは製品の投入後に明らかになります。

たまごっちで大もうけして大損をしたバンダイのケース、ベイブレードで一世
を風靡しながらも、失速したタカラのケース、数え切れないほどのケースがあ
ると思います。勉強のため、いずれの場合も下方修正の直前の在庫水準を確認
してみるとよいでしょう。

■まとめと推論

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(1)在庫はキャッシュアウトである
(2)在庫の回転率が悪化しているなら、エクイティファイナンスの可能性が
   高まる
(3)意図せざる在庫かどうかを見極め、意図せざる在庫が増えていれば、次
   期の決算は芳しくないと推定できる
(4)在庫を多めに持つビジネスモデルであれば、粗利益率の高さや生産性の
   高さがトレードオフになっているべきだ。
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(山本 潤)
ゆっくり考え ゆったり投資
〜スロー・インベストメント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「深田萌絵の小額オプション投資入門(33)」

■講師役より

オプション取引損失の最大の原因

 オプションはボラティリティをトレードするものだといわれています。
つまり、ボラティリティが高いときに売り、低いときに買うのが基本です。
05年1月限のコールのインプライドボラは、16%程度と、目安である20
%を大きく下回っている状況でした。
そのような状況下で売りを敢行してしまったのは、わたしの判断の間違いでし
た。

20%にボラが回復するまではアウトライトの取引はお休みにすることにしま
しょう。

その間、次の課題である合成ポジションについて勉強を開始しましょう。
期近ものと期先もののボラティリティの差を利用して行使価格の同じものを売
りと買いを組み合わせる手法です。
価格リスクがヘッジされている期間がありますので、比較的リスクは小さい取
引です。
(山本 潤)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:夢見るチカラ、未来を変える(22)」

 前回、株で損をしつづけている人は損をする悪い習慣を身につけているから
だとお話しました。では今すぐ変えるべき、悪い習慣というのはどんなことな
のかを今回からご説明して行きたいと思います。


=今すぐ捨てよう悪しきプライド=

 「潜在意識を活用した最強の投資術入門」でもプライドの高い人は相場に向
かないということを書きました。ではプライドとは何でしょうか。広辞苑には
「「誇り。自尊心。自負心。矜持」と書いてありました。こう見ると素敵なこ
とですよね。ただもう少し詳しく調べて見ると、良い意味ばかりでなく悪い意
味で使われていることも分かります。

 「自分の能力や家柄、容姿が優れていると自慢すること。自分自身が人より
優れた存在だと自惚れること」などのようにちょっと鼻持ちならない意味に使
われることもあるわけです。この自惚れや自慢という感情は、自分に対するお
ごりから発生するマイナスの感情です。この悪しきプライドを持って相場に対
処すると、自分の投資判断は正しくて、現在の相場が間違っているのだとか、
自分の資金量で戦えば相場は自分の思いどおりに動かせるとか、意地はって抜
き差しならない大損をしてしまう可能性があるのです。こんな悪しきプライド
は相場で利益を上げる役にはたたないのです。

 では良いプライドとはどんなことなのでしょうか。良いプライドとは自分を
信じることです。信じるのは自分の判断(=考え)ではなく、自分そのもので
す。だから相場と対峙して自分の判断が間違いだと分かった時は、自分の判断
を勇気を持って「間違いだった」と素直に認めることができるのです。自分を
信じていればこそ、間違いを間違いだ素直に認めることができるのです。

 自分の判断を捨てられないのは、自分が間違えだと認めると、自分の価値が
下がる。価値が下がるのは耐えられない。そんな考えから発生します。でも本
当の良いプライドを持っている人間は、自分の価値が判断の間違いなどで減っ
てしまうくらいのちゃちなものではないことを知っています。自分をとても大
事にしていればこそ、愚かな感情に引きずられて間違った判断に固執する危険
を避けることができるのです。私はこれを「自分自身に誠実なこと」と考えて
います。

 投資ばかりでなく、人生においても悪しきプライドのために人を平気で傷つ
けたりする人間がいます。そんな人間はいずれ自滅していくでしょう。そして
相場では特に自分自身との戦いを余儀なくされます。マイナスの感情を抱えて
いては、自分本来の力を発揮することが出来ず、大損をして相場からの退場を
余儀なくされてしまいます。

 さあ、勇気を持って悪しきプライドなどは捨て去りましょう。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:技術を評価できる個人投資家の養成講座(45)」

(45)SDカード(2)

 今回で今年の連載も終わりとなりました。45回の長きにわたりお付き合い
頂きまして、誠にありがとうございました。なるべく簡単な言葉で感覚的な表
現を使ってわかりやすく、携帯電話の世界では現在どんなことが起こっている
のか、技術の視点からご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
 わかりにくい内容もあったかもしれません。そこは、わたくしの勉強不足、
力不足であって、真摯にうけとめ、改善していきたいと思います。

 多くの部品を使用している携帯電話ですが、単価の大きく、売り上げの大き
い、つまり市場規模の大きい部品を中心にお話してきました。これは、売れれ
ば、その市場に参加している企業の収益にもインパクトがありますし、株価に
も影響がでるからです。

 今年の皆様の投資のアイディアの一助となれたとしたら幸いです。

 では、今年最後のSDカードについて、市場規模などを中心にお話をしてい
きたいと思います。

 早速ですが、市場規模はどれぐらいでしょうか。SDカード一枚の単価を約
900円とすると月50万枚で4億5千万円の売り上げ、年間54億円の売り
上げ、月100万枚で、月商9億円、年間98億円の売り上げです。

 これに、付随するかたちで、SDコネクタも必要です。こちらは、単価を約
70円とすると月50万個で3500万円の売り上げ、年間4億2千万円の売
り上げ、月100万個で7000万円の売り上げ、年間8億4千万の売り上げ
となります。

SDカードとコネクタで年間60億円から100億円の市場規模です。

 ついでに先週出てきましたi−podなどに搭載されているHDDの市場規
模を見積もってみましょう。単価を約1万円とすると、月50万個で月50億
円の売り上げ、年間600億円の売り上げ、月100万個の売り上げで月10
0億円、年間1200億円の売り上げとなります。

 簡単に市場規模を見積もってみましたが、投資をするのであれば、HDDの
市場規模が大きいので、株価へのインパクトも大きいと考えられます。HDD
の動向はフォローしていく必要があると判断します。

それでは、来年も、皆様に良い年でありますように。

彼岸
技術のわかる個人投資家への道
Road to Investor with Technology Sense

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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【年末のご挨拶】
執筆者より届いた年末のご挨拶を披露いたします。

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今年から、知の利編集長のもとで水曜版を執筆させていただきました。
主に財務分析を中心とした内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
つたない文章ではありますが、来年もみなさまよろしくお願いいたします。
(佐藤貴士)
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 みなさん、どのような一年を過ごされたでしょうか。
 私は多くの勉強仲間や出版事業のパートナーのみなさんといろいろなことを
経験でき、とても充実した一年を過ごすことが出来ました。一番うれしかった
ことは本を出版して、そのキャンペーンでいろいろ楽しめたことです。
 投資、特に株式投資に関して言えば4月までは、いままで経験したことのな
いような素晴らしい資産の増加を経験したかと思えば、5月の初旬に短期で瞬
く間に大きな損をするという経験をして、波乱万丈の思いをしました。
 下期の運用は低迷し、不動産収入の安定ぶりを再度認識した一年となりまし
た。(笑い)
 これからの時代は資産運用を学んで実践した人と何もしなかった人の格差が
どんどん広がっていくと考えられます。投資は希望であり、よりよき生活をし
たいという健全な欲望は経済の発展、明るい未来を造るチカラとなります。こ
れからもたくさんの福欲をかいて明るい未来をご一緒に築いていきましょう。
今年は本当にありがとうございました。
 それでは、みなさん良いお年をお迎えください。
(石川臨太郎)
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 現在、インドはバンガロールに滞在しています。ここに来て未曾有の大災害
に見舞われているアジアですが、幸いなことにここバンガロールにはなにも影
響はないようです。被災した方々へ心よりお見舞い申し上げます。
 さて、今年1年の投資成果はいかがでしたでしょうか?当メルマガを通じて
「自立した投資家」に磨きをかけている方もたくさんお見えです。来年は参加
型のものも企画していきたいと思いますので、是非投資家のコミュニティにご
参画願えればと思います。今年1年、ありがとうございました。来年もよろし
くご愛読の程、お願い申し上げます。
(ぢんぢ部長)
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 億近の掲示板への書き込みをきっかけとして水曜版を任せて頂いてからあっ
という間でした。プロの方に刺激されつつ、皆さんのご支援を受けながら悪戦
苦闘の”楽しい”一年となりました。
”皆様の投資の参考になる情報提供を”と考えていましたが、誰よりも私たち
自身が大変勉強になったというのが正直なところです。

○来年に向けて
<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−
は来年も変わりません。
 2004年は成功を積み重ねている投資家が増えてきてたのを実感した年で
した。2005年はそうした個人投資家を中心に更なる飛躍の年になると期待
しています。私も個人投資家として一緒に飛躍し、理想社会実現に向けて一歩
でも前進したいと思います。
今年一年ありがとうございました。
来年はさらにレベルアップして内容もより充実したものにしていきます。
また来年もよろしくお願いいたします。
(知の利)
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 炎のファンドマネジャーさんからのお誘いでスタートしたメルマガ執筆です
が、なかなか要領を得ないままに来てしまいました。新年からはより積極的に
執筆していきたいと思いますので宜しくお願いします。面白いネタを発見、研
究しご披露申し上げたいと思います。ヨロシク・・・。
(Neta-Roh)

===================================

■執筆後記■
 41歳になって大変恥ずかしい話ですが、仮面ライダーに変身する夢を見て
しまいました。ベルトにカードを入れて、変身!というシーンでライダーにな
り、次々と悪者を蹴り飛ばすという下品な夢でした。
 しかし、体力の衰えからか、この仮面ライダー変身しても、あまり強くない
のです。敵があまりにも多数で、焦ってしまいます。
 心の中で、「こりゃ大変だ。キックがあまり効かない。この調子だと最後に
はやられてしまうぞ。やばい、やばい」と思ってしまいました。
 なぜ、あんな夢を見たのかわかりません。ただ、恥ずかしいなあという思い
が残りました。
(山本 潤)

===================================

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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
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マツダの工場火災は残念

JUGEMテーマ:株・投資


 広島に拠点を構えるマツダの宇品工場で火災が発生した。
 マツダは山口県防府市に工場を有するが、宇品工場は本社横にある主力生産ライン。社屋横の旧商業車生産ライン(だったと記憶)のそのまた横にあり、U1とU2に分かれる。
 U2ラインは休眠状態にあり、いつ再開させるのか証券界では噂が絶えなかったが、新モデル好調で再稼働。このU2と本社に挟まれる格好の生産ラインがU1である。
 この宇品工場、とても珍しいレイアウトとなっており日本メーカーで同様のライン構築をしているところは皆無だろう。広島出身の方はすぐにわかるだろう。そう、窓がないのだ。窓がないから珍しい?いや、確かに窓はないが本当のところは工場が2階建てになっている点だ。
 1階で部品を受け取り、モジュール部品を組み立てた後、2階までエレベーターで搬入する。2階にトリム(組み立て)工程がある工場は見たことがないが、この2階建て工場の上塗り塗装ラインで火災を起こしたらしい。
 そこでマツダはU1でプレス&溶接を終了しU2に移動した後塗装を施し、またU1トリム工程に戻すという。下地塗装はU1もしくはU2か?詳細はわからないが、あの距離を裸の車を移動させる前代未聞の荒業は凄い。
 売れているからガンガン作りたいのは理解できるが、U1からU2そしてU1に戻して製造した車両を新車で買いたいと私は思わないな。私なら一時的にオーダー延期するかもしれない。
 しかしマツダって意外に良い車を作る。特にレシプロエンジンとサスペンション。カタログデータより遥かに良い走りを見せ、走りだったら今でもトヨタよりマツダの方がいいんじゃないかな。

 RX−8に乗った時には感激した。インプレッサ(スバル)の走りも良いが、面白さはRX−8に軍配が上がる。特にフルブレーキングする時のノーズダイブと路面に食いつく感覚には感激した。あの扁平率でもタイヤが負けます。
 ただRX−7より低速トルクが改善している13Bロータリーエンジンも街中でキビキビした走りを求めるなら最低でもエンジン回転を4,000回転、峠の走りなら5,000回転はキープする必要があり燃費には嫌気がさします。私が軽くドライブしてリッター4キロ台しか走りませんでしたから、峠をフルに走れば3〜3.5キロ/リッター程度の可能性があり、フェラーリ、ポルシェなみの燃費ですね。
 ちなみに十数年前、4気筒1リッターターボエンジンに乗っていましたが、*00キロで巡航しているとリッター5キロしか走らないこともありました。エンジンをぶん回しますと国産車は急速に燃費を落とします。

 RX−8のファンとして一刻も早い塗装ラインの再構築とU1製造再開を期待します。

(億近産業調査部)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


為替相場動向

JUGEMテーマ:株・投資


 年の瀬も押し迫ったここにきて、米国株式市場は盛り上がっています。
 しかし昨晩も好調な耐久財受注や、ミシガン景況感指数にもかかわらずドルは下落し、ユーロはついに1.35台と最高値を更新してしまいました。年末で為替市場の出来高は細っており、来週の29日に欧米勢、来年に日本勢が帰ってくるまではマーケットは閑散としてしまうでしょう。
 米国株式の上昇を通じて各国の株式市場にも資金が流れ込んでいるようで、本日財務省から発表された先週の対内、対外証券投資の状況でも外国人の日本株、債権はネット買い越しになっており、日本人の資金流出はあまりありませんでした。
 しかしボーナスシーズンということもあり、ユーロ円、オージー円など日本人の好きな高金利通貨への投資も一部見られ、クロス円の上昇要因にもなりました。
 株価上昇、経済も好調でドル安だけがじわじわと継続されるという米国政府にとっては好都合な状況で年明けを迎えそうです。

 ユーロドルは1.37−1.38とこの上に大きなオプションがらみの損切りがあるといわれており、マーケットは1.30−1.35のレンジから年初は1.35−1.40のレンジを想定し始めました。
 ドル円はクロス円の買い需要もあり103円台でうろうろしていますが、さすがにここからユーロが上昇するようであれば101−102.00の最近の安値を試しに行くでしょう。
 とりあえず年末年始にかけてはドル売りの相場が仕掛けられるような雰囲気になってきました。
(生涯遊人)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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