分割に喝!(勝つ!)

 ここでの株価上昇で特徴的なのは小型株の乱舞。特に2月、3月と大幅な株式分割をした銘柄のパフォーマンスがすこぶる好調です。

 これは昨年12月に100分割して後、株価が急騰したエッジ(4753・現在のライブドア)の印象が強烈に投資家心理に残っていていわば一種の分割バブルが生じているからかと思われます。

 柳の下の二匹目のどじょうを狙って我も我もと分割発表企業に群がっている投資家の姿が思い浮かばれます。

 「何をそんなのんきなこと言っているんだ!!」「分割銘柄をリコメンドしない億の近道なんて・・・」と言われそうですが、私は敢えてここでの分割銘柄に喝!を入れておきます。需給に着目した分割仕手株には敢えて手を出さないことです。

 つまり、株式分割そのものは決して企業価値を高めるものではないので一時的に株価が需給要因で上昇することはあっても本来の成長性が維持されないと株価は反対に下落することになるますので、今は調子が良くても気をつけておかないとならないことは言うまでもありません。

 今年の2月以降の株式分割銘柄は2月の20銘柄に続き、3月が93銘柄と急増。4月は11銘柄、5月は今のところ6銘柄となっていますが、いずれも各分割銘柄の動きが良いことから上昇傾向を辿っていますが、必ずと言って良いほど、どこかに落とし穴が待っているものです。
 本日12月末に続き、4月末割り当ての3分割を発表したテイク・アンド・ギヴ・ニーズ(4331・時価248万円)は既に時価総額が600億円となり、中期計画を織り込みに行っているようです。これなどは成長性を備えていますので、まあ許される範囲ですが、中には成長性に乏しい銘柄もありますので皆さん気をつけておいた方が良さそうですよ。この相場、こうした分割銘柄で支えられているのなら株券が手元に届いて売れる状態となる5月27日以降が山場となるのかも知れません。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


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億の近道2004/04/12


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投資情報メールマガジン                 2004/04/12号
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

     −本日の目次−(本日の担当:炎のファンドマネージャー)

       ◆コラム「縁創会とワインと株式投資」
       ◆コラム「リスクを考える」
       ◆コラム「分割に喝!(勝つ!)」
       ◆コラム「炎のトップカルチャー店舗見学会報告」

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◆コラム「縁創会とワインと株式投資」

 私が仲間とともに昨年から始めた縁創会(えんそうかい)は回を重ねること
3回。5月には第4回目を開くこととなりました。今回はワインのプロにお見
え頂く予定で一段とにぎやかになってきました。

 縁創会という集まりは企業経営者を中心にした気軽な会で、普段集まってお
話できないような方々が、気軽に飲みながらお話をする会、楽器を演奏する会
ではなく縁を創造する会という意味で私が命名してスタートしました。まあ、
皆さんとこうしてメルマガでおつきあいするのも一種のバーチャルな縁創会と
言えるでしょうが・・・。

 過去3回は男ばかりの会で、色気もなく、過ぎてきましたので、多少を花を
添えてほしいと思い、仲間うちで探していましたが、ようやくこの会にふさわ
しい花が見つかりました。フランスでワインを勉強されてボルドー大学ワイン
醸造学部公認のワインテイスティング専門家資格を取得。ワイナリー立ち上げ
プロジェクトに参加後、02年10月に帰国。03年4月に自ら企業を立ち上
げた女性起業家です。私はまだお目にかかっていませんが、今月この方が主催
するワイン&フレンチを楽しむパーティがあるとのことで今からお目にかかれ
るのを楽しみにしています。

 ところでワインは年代が古いほど価格が高く、フランス産でもロマネコンテ
は逸品で驚く値段がついているという話を聞いたことがあります。ワインは温
度管理が大事。私の近所の酒屋さんには地下にワインセラーがあって、テニス
で有名なSさんのワインなどを保管してあったのを思い出します。長年保管し
ておいた逸品のワインをいつ口にするかは人それぞれでしょうが、株式投資も
似たようなところがあります。

 今日酒屋で買って帰ったワインを今日飲んでしまうような株式投資の楽しさ
も有って良いでしょうし、現実にはそうした方々が多いのかも知れませんが、
じっくりと寝かせて楽しむのもまた株式投資の醍醐味です。
 時間を置けばそれだけ価値を生むような投資をできるだけ心掛けたいもので
す。

 ゆったりとした気分で株式投資を楽しむ方々が増えてほしいと思いますが、
それはゆとりがあってこそ。株式投資に薀蓄を傾けて、この銘柄の生産者(経
営者)はどこのどんな人物でどのようなこだわりを持っているのか・・・。な
どという投資家としてのこだわりはせめて持ちたいところです。

 昨日、私は私の有料メルマガにてある流通業態を経営している社長の新たな
戦略をご紹介しておきました。こだわりを持った経営者にこだわりを持った投
資家。誰が何と言おうとこの経営者に資金を託してみたい。そうなって初めて
投資家は長期にワインを熟成させるがごとく株式投資を長期で行うことができ
る。IRはこのような経営者の心を伝えるものであってほしい。経営者はその
ことを肝に銘じて真の投資家にアピールをしてほしい。
 仲介者である証券関係者やIR担当者はこのことを理解して活動にあたって
ほしいのだが・・・。

 イラク問題等で揺れながら日経平均株価は再びの12000円台乗せ。皆さ
んが熟成させてきた株式はいかがですか。皆さんお疲れでしょうが、今日もま
た私の薀蓄に一寸だけ耳を傾けてください。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「リスクを考える」

 イラクでの人質解放が遅れているさなか、本日は著名エコノミストが現行犯
逮捕というニュースが飛び出すなど驚きの一日であった。経済の現状や先行き
を鋭く分析し、やさしく解説されてきた方だけに話題沸騰。この方も所詮は人
間だったということか・・・。それにしても相手が女子高生では・・・。
リスクはどこにも誰にもある・・・。人ごとではない・・・。

 今日はリスクについて考えてみたい。

 今日のニュースで登場した日清医療食品(4315・時価1920円)が受
託している老人介護施設での食中毒発生。これにより同社の業績にはどのよう
な影響を生じるのか・・・。雪印乳業以来の食品メーカーに対する食の安全性
追求の動きは同社にとっても大きな問題の筈だが、起きてしまった。

 どんなに収益が申し分ないと言っても食品を取り扱う企業にとっては、生産
物が食品だけに消費者が口にして起きた問題には相当のリスクを持っているこ
とは否定できない事実であろう。

 つまりは、外食企業を含め、食品会社はいくら収益があがっていても、一時
的にせよ常にリスクを抱えていることになる。人間食わねばならない、だから
食ビジネスは安定した収益が上げられて、投資しやすい。投資家にとってはな
じみがあって長期スタンスで投資しやすい。だから投資する。

 それはそれで理解できる。要はリスクを理解して投資すること。経営者は投
資家の不安を取り除いてやるために安全へのあくなき対応をしておかないとな
らない。そうした対応を投資家に説明しないとならない。どこかのTV番組で
面白おかしく登場しているどこかの外食レストラン会社の社長はまずは、自ら
をタレント化せず、そうした対応をきちんとしてから万全を期すべきだ。

 著名エコノミストやイラクに出かけていって人質となった方々、年金をもら
えるかもらえないか不確実なのに年金の掛け金を払い続けないとならない国民
等々。人にリスクが存在するように実は食品会社に限らず、すべての企業には
リスクが存在する。

 リスクというのはこれからどうなるか読めない不確実性のこと。そしてリス
クは私たちの身の回りにどこにでも存在する。
 投資のリターンとリスクはつきもの。不確実なものに投資するからリターン
も大きい?!
 多くはリスクが表面化して株価の値下がりを生じることになるケースが多い
が、それはリスクが企業の利益の中に潜んでいるからに違いない。

 利益=投資家のリターン。「えっ!!そんなのもらっていないよー。」と言
ってもこの利益は本来は投資家のもの。投資家が得るべきリターン。リスクは
このリターンが減ずる不確実性を指す。企業の利益を減少させるリスクの正体
とは・・・。

 投資家はこのリスクと常に向かい合うことでリターンを得る。このリターン
は単なる株価の上下で得られるキャピタルゲインではない。投資家が事業運営
を託している経営者と同じリターンであり、リスクでもある。

 企業経営上のリスクにはマクロ経済の変動からくるものと企業運営上の様々
な予期せぬ変動要因とがある。

 以下に今、考え得るリスクを掲げておく。

為替、財務、景気変動、政治、政策、制度変更、技術革新、市場飽和、企業競
争、環境、人事、人材、事故、規制強化、規制緩和、戦争、災害、人気、イン
フレ、デフレ、特許侵害、創業経営者の死、後継者、内紛、不正。

 企業は人がやっているものだけにこうしたリスクは必ず生じてしまいます。
だから投資しないというのではなく、これらをきちんと日ごろから理解してお
くことが重要だということです。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「分割に喝!(勝つ!)」

 ここでの株価上昇で特徴的なのは小型株の乱舞。特に2月、3月と大幅な株
式分割をした銘柄のパフォーマンスがすこぶる好調です。

 これは昨年12月に100分割して後、株価が急騰したエッジ(4753・
現在のライブドア)の印象が強烈に投資家心理に残っていていわば一種の分割
バブルが生じているからかと思われます。

 柳の下の二匹目のどじょうを狙って我も我もと分割発表企業に群がっている
投資家の姿が思い浮かばれます。

 「何をそんなのんきなこと言っているんだ!!」「分割銘柄をリコメンドし
ない億の近道なんて・・・」と言われそうですが、私は敢えてここでの分割銘
柄に喝!を入れておきます。需給に着目した分割仕手株には敢えて手を出さな
いことです。

 つまり、株式分割そのものは決して企業価値を高めるものではないので一時
的に株価が需給要因で上昇することはあっても本来の成長性が維持されないと
株価は反対に下落することになるますので、今は調子が良くても気をつけてお
かないとならないことは言うまでもありません。

 今年の2月以降の株式分割銘柄は2月の20銘柄に続き、3月が93銘柄と
急増。4月は11銘柄、5月は今のところ6銘柄となっていますが、いずれも
各分割銘柄の動きが良いことから上昇傾向を辿っていますが、必ずと言って良
いほど、どこかに落とし穴が待っているものです。
 本日12月末に続き、4月末割り当ての3分割を発表したテイク・アンド・
ギヴ・ニーズ(4331・時価248万円)は既に時価総額が600億円とな
り、中期計画を織り込みに行っているようです。これなどは成長性を備えてい
ますので、まあ許される範囲ですが、中には成長性に乏しい銘柄もありますの
で皆さん気をつけておいた方が良さそうですよ。この相場、こうした分割銘柄
で支えられているのなら株券が手元に届いて売れる状態となる5月27日以降
が山場となるのかも知れません。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「炎のトップカルチャー店舗見学会報告」

○トップカルチャー(7640・東証2部)時価:1189円
予想EPS 85.4円 PER13.9倍

 4月9日午前中、小田急多摩線の永山駅から車で5分程度のところにあるト
ップカルチャーがフランチャイジーとして展開する蔦屋書店多摩永山店を店舗
見学。

 創業以来、これまでの蔦屋書店にはない大型複合店舗を新潟や長野で展開し、
事業基盤を整えてきた同社が選択した道は関東圏への進出ということである。
既に進出した東京での初出店となったこの多摩永山店は駅前に既に存在したこ
れまでの蔦屋とは違って駅から10分の幹線沿いにあり、建物の2階に約15
0台分の駐車場を配置して集客力を高めるほか、書籍検索システム(TOP−
NAVI)やバーコードでCDの視聴が可能な仕組みや店内にはない130万
曲がWEB経由で視聴できるWeb CD視聴機によって昨年10月の開店以
来人気を集めている。認知までに半年や1年はかかるが、既にレンタル売上高
では全店トップの数字があがるなど実績ができてきた。
 これまでにある駅前立地型の蔦屋書店とは異なる車で来店可能な郊外型の大
型複合店舗を今後、東京郊外、神奈川、埼玉、前橋・高崎周辺に600坪クラ
スの売場面積を確保できる店舗を20店舗出店していく計画。これと同時に個
店ごとのマーケティングマネジメント力の強化で店舗収益力を向上させるほか、
本部の店舗サポート力の向上で売上向上とともに販売管理費率の低減を図るこ
とで収益力の向上に努める計画である。

 同社の今後の事業拡大にとって極めて大事な店舗となる同店は東京で初めて
の店舗となる。新興住宅地にあり、子供さん連れの主婦層をはじめとして大勢
のお客様に支持「されて売上規模を伸ばそうとしている。

 見学して驚いたのは確かに品揃えが豊富なこと。置いてある本の数は10万
冊、レンタル品など合計30万点が置いてあるとのこと。スタッフ数はアルバ
イト等も含めて総勢30名で運営。
 今、一番の目玉はDVD及びDVDプレーヤー(6000円前後のハードで
2台目需要を取り込む)。特にセルDVDは4月に入って前年比倍増の勢いだ
という。このほか文具なども置いてあり、土地柄からか子供さん向けのアニメ
なども豊富に取揃えられていた。
 最近私は家の近所の古臭い蔦屋書店に足を運ばなくなったが、この店なら行
ってみたくなりそう。
 皆さんも近所の方はぜひ一度足を運んで頂きたい。

 ところでトップカルチャーの全店で見ますと3月は既存店が5.2%減、全
店で0.5%増となったが、これは土曜、日祝日数が昨年に比べ3日減少して
いることや前年にあったDVDの大型商材がなかったことなどによる。
 4月に入ってからは書籍や文具が引続き好調。販売用DVDは上記の通りで
倍増の勢いとなっており、既存店も驚くほどの伸びをここまで示しているもよ
う。
 実は見学会が終わってから同社首脳と懇談していて、その実態が示されたの
で驚いてしまいました。ただ、まだ4月は始まったばかりですので最後まで月
次を見届けたいと思います。

 株価は先般、800円前半から一気に1250円の高値まで急騰しましたが、
その後はやや一服気味。とは言ってもまだPERは13倍台とリーズナブル。
時価総額も55億円台と低いことからのなおも評価の余地が残っていると言え
ます。今期予想経常利益8億円(弊社予想)の10倍の時価総額なら80億円、
ここから45%の株価上昇余地が残っています。中期目標は関東に3年間で2
0店舗、5年間で40店舗を出店、売上高500億円、経常利益30億円、当
期利益15億円が目標となっていますので、一気には無理としてもまだまだ時
価総額拡大の余地が相当に残っていると思われます。
(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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■「個人投資家のための景気観養成セミナーDVD」発売中!■
 昨年11月に行われた村田雅志氏の景気観養成セミナーを全て収録した2枚
組DVDです。

◆受講したいけど行けなかった…という方には最適
 当日行われたセミナーの全てを漏らさず収録。もちろん、セミナー当日配布
された資料も収録しております。これで開催地に縛られることなく、自分のペ
ースで学習することが可能です。

◆マスターへの早道は反復
 頭で理解しているつもりでも、いざ実践してみると様々な疑問点が新たに湧
いてくるもの。DVDで何度も復習することにより、マスターへの早道となり
ます。今回のセミナーをより自分のものにするためのツールとしてお役立て下
さい。

詳細はイノベーターズ・フォーラムのホームページまで。
http://www.iforum.jp/

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■億近執筆陣の本 好評発売中!■

村田 雅志
▼景気予測から始める株式投資入門▼
パンローリング ISBN4-7759-9007 3300円+税 231ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990070

山本 潤
▲投資家から「自立する」投資家へ▲
パンローリング ISBN4-7759-9008 4800円+税 426ページ
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2596&c=9784775990087

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 メルマガの購読者を募集しています。企業訪問やトップとの面談を通じて皆
様にとって有意義な生の情報を提供することが私の使命です。アナリスト経験
とファンドマネジャー経験を積んできた私のコンテンツで夢の「億の近道」を
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投資対象を広く持とう




仕事柄、金融関係の書籍を多く扱っている本屋によくいく。
毎週のように、新刊で面白い本がないかチェックをしにいく。


本屋の棚を見ると、「何を選んだらいいのか」から始まって、売買手法まで、多くの人が多くのことを書いている。
たしかに、日本株は3000銘柄以上ある。だから、いろいろなことを書くことができる。その銘柄の紹介を定期的に書くだけで、食べていける人もいるぐらいだ。

日本株の書籍は本当に多すぎるぐらい多い。


株の買い時は、株の新刊があまり出ないような時期を選ぶとよい。
人気があるときは、結構、株価は割高な場合が多いからだ。


しかし、日本株以外の金融商品についての本は少ない。
オプションについても、国債先物についても、あるいは、商品先物や通貨先物に関する書籍は、ずっと少ない。

みんながやらないような取引にこそ、妙味が残されているというのが真理ではないか。


外国株はどうか。過熱気味の中国株はさておき、韓国株や台湾株にも割安なものが沢山ある。

日系の証券会社にはアジア株が買える証券会社がある。

あるいは、現地の証券会社に外人口座をつくるのもいいだろう。

いまは、台湾や韓国の証券会社はネットで注文が出せるからだ。

たとえば、日本では、YAHOOジャパンや楽天のPERは、韓国のポータルサイト関連銘柄PERより、6−7倍割高だ。
日本株ネット関連が100倍なら、韓国は15倍程度という感じだ。


英国が、米国が、そして日本が、産業構造を製造業からサービス業に変換させ
ていったように、いずれアジア諸国も請け負い製造業から脱却していかなればならない。
わたしなら、日本株の予想PER100倍以上の銘柄より、韓国のネット関連株でNHNやDAUMを今期予想17倍買うだろう。韓国ではYAHOOはナンバー3にすぎない。
時代の流れを味方につけるべきだろう。韓国のネット関連企業はねらい目だ。


株だけではなく、オプションや債券先物、あるいは、外国の不動産や株といったものに、投資対象を広げるべきだろう。

たとえば、「米ドルは、今後10年で益々衰退していき、アジア通貨が高くなる」と考えるなら、ドルで借金をして、アジアの資産を買えばよい。

投資対象や投資案件は数多くあった方がいい。


国債はどうか。

国債の先物は、個人ベースでは、なかなかやらないだろう。そこが狙い目だ。

今後3年間で、金利が3%まで上がれば、先物価格は15円程度下がるだろう。
1単位売りポジションを続ければ、利益は1500万円が見込まれる。
証拠金は200−300万円に過ぎない。

200−300万円の元手で1500万円が狙える取引ということだ。
リスクも当然大きい。だが、景気回復が本物であるなら、金利は上がる。また、景気回復が弱くても、財政難から来る日本国債の信用力低下で、金利は前ほどは下がらないかもしれない。どちらに転んでも、勝算のあるポジションだろう。


もちろん、オプションは金融商品史上で、最も有利な取引だ。
オプションは売りから入るのが常道だ。
しかし、オプションを売りで勝負する人は、少ないのかもしれない。
リスクが高いと思われているからだ。


不動産取引は、非常に有利な取引だ。税制が有利になっている。
不動産やオプションや国債先物の方が計算が立つし、やる人が少ない分、成功の確率も高いのではないか。


山本 潤
スロー・インベストメント2004
〜ゆっくり考え ゆったり投資〜


このコンテンツは、特定の銘柄を推奨するものではありません。アイデアというものは、単なる思い付きの部分も多く、投資判断を導くには未成熟・不十分・不正確なものです。ここで紹介しているようなレベルのアイデアでは、投資の役には立ちません。内容についても、関係者との立ち話が中心なので、わたしの取り間違いや聞き違いも含まれているかもしれません。内容の正確さを保証するものではありません。


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
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クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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