億の近道1999/11/16

JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:ビジネス


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投資情報メールマガジン              創刊第3号 99/11/16
             イ意 の 近 道

         ?プロが導く「億」資産への近道?  週3?4回発行
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【ご挨拶】
 金融ビッグバンで投資家自己責任が増す中、既存の証券会社が常に個人投資
家にとって必ずしも良い情報提供をしているとは思いません。将来の資産形成
のために個人投資家の方にも機関投資家並み、もしくはそれ以上の情報提供を
したいと考えています。
執筆陣は証券業界に身を置いているか、元証券業界の人間ばかりです。プロの
目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」の資産を目指しましょう!

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             ?本日の目次?
   ◎本日の株式相場・・・・・・・・・・・・テクアナI氏
   ◎オプション戦略・・・・・・・・・・・・テクアナI氏
   ◎株式指標
   ◎トピックス
    ◆緊急コラム:相場の転換点はいつ?・・両津勘吉
    ◆特別寄稿:一口相場コメント・・・・・炎のファンドマネージャー
    ◆近未来株式小説・・・・・・・・・・・炎のファンドマネージャー
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◎本日の株式相場

 米FOMC(連邦公開市場委員会)を今晩に控え、模様眺め。FOMCに関
しての市場予測は据え置きが圧倒的であったが、ここに来て利上げ観測も一部
で出ており、取り敢えずは「結果を見たい」として様子見気分が強まった。
 朝方は情報通信関連銘柄に利益確定の売りが先行した為、日経平均は一時1
万8100円割れの1万8090円まで値下りしたが押し目買い気運が強く、
大きな下振れには繋がらなかった。主力の通信関連銘柄の下げに対しても単な
る調整、上げピッチが早かったことで利食いが出るのも当然と冷静な見方が大
半で、むしろ底堅い相場を評価する声が多い。(日経平均前場・18243.
74△45.65 出来高3億1062万株)


◎オプション戦略

 18500円以上の頭は重いが去りとて直近では1万8000円を割り込む
事も考えにくい状況。1万8000円台の値固めから再度、高値にトライと判
断していいでしょう。
 昨日は目先の上限ライン1万8500円台に一時的に乗せた事から、12月
限170Pに打診買いを指示しておきましたが、幸いにして55円で拾えた方
はプレミアム価格倍増での110円にて元本確保が出来た筈。残り半分只の物
に対しへッジを兼ね190Cの100円?105円で拾い一時的に変則的なス
トラングルのストラテジーにしておくことを奨めておこう。理由は米FOMC
での政策決定で利上げあるなしで一寸した振れが考えられるからです。

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◎株式指標
 日経平均 18155.14 -42.95
 TOPIX 1580.39 -8.77
 2部指数 2638.01 -40.88
 日経店頭 2355.00 -64.38
 JQ-INDEX 91.63 -3.17

◎新高値銘柄(17銘柄)
高値
 2593 伊藤園 12320
 4461 一工薬 530
 4502 武 田 6420
 5801 古河電 933
 6717 富通装 4340
 6758 ソニー 19100
 7451 菱 食 5900
 7967 バンダイ 3260
 8035 東エレク 12500
 8227 しまむら 18000
 8264 イトヨカ堂 10610
 9075 福山運 787
 9682 データ通 14700
 9737 CSK 10600
 9742 アイネス 2500
 9746 TKC 5650
 9777 日本電子計算 4950


◎値上率上位
  値上率
 1 2003 日東粉 +27.77%
 2 6808 シントム +21.42%
 3 6796 クラリオン +18.38%
 4 2051 農産工 +17.22%
 5 7226 極東開 +16.46%
 6 8172 第一家 +16.43%
 7 1867 植木組 +16.12%
 8 5210 日山村硝 +16.02%
 9 2211 不二家 +15.76%
10 4183 三井化学 +15.22%

◎値下率上位       値下率
1 9433 DDI -13.01%
2 8136 サンリオ -12.89%
3 8201 さが美 -12.66%
4 9431 KDD -12.59%
5 6845 山 武 -12.19%
6 6381 アネスト岩田 -10.52%
7 6217 津田駒 -10.19%
8 7305 新家工 -10.00%
9 1851 大木建 -9.27%
10 6997 日ケミコン -9.22%

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◆緊急コラム:相場の転換点はいつ?◆
                          両津勘吉

 本日の相場は昨日と一変して情報通信関連の利食い売りが広い範囲で起こ
ったが、利益確定を急ぐ向きは少なく、まだまだ2極化の流れという意見が
多く、場中中頃からは押し目の買いが入った。
 テクニカルアナリストが上述しているが本日は01銘柄(4桁のコード番
号の後ろ2桁が01でセクター内の代表銘柄)の反発が散見される。この2
極化上昇相場で全く相手にされず安値圏まで叩かれた01・02銘柄群は去
年年末、今年年初と機関投資家のポーション引上げがあったが、ベンチマー
クをアウトパフォームするために既にリバランスしたところが多く、この安
値圏まで叩いているのはやはり個人投資家であろう。上がるものにつけとば
かりに絶好の買い場を提供してしまったのではなかろうか。

 その中でチャート分析上妙味がでてきているのが食品・金属製品・不動産
にある。
食品では
キリン(2503)6/13高値1665円?11/12安値1000円
アサヒ(2502)8/23高値1772円?11/16安値1162円

金属製品で
東洋製缶(5901)6/11高値2930円?11/15安値1750円

不動産では
三井不動(8801)3/26高値1260円?11/15安値644円
三菱地所(8802)3/18高値1374円?11/ 5安値900円

アサヒ及び三菱地所はもう少し押しが欲しいところ。
 ヘッジファンドのファンドマネージャーも、情報通信からの資金移動のタ
イミングを見計らっており、いつ機関投資家のリバランスが入ってくるのか
要注意。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います)

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◆特別寄稿:相場一口コメント◆

     炎のファンドマネージャー(日本証券アナリスト協会検定会員)

 相場の二極化が際立ち、陽の銘柄と陰の銘柄で運用成果が明らかに異なっ
てきた。この流れは一体いつまで続くのか。投資家の心理には戸惑いが付き
まとい、下げ続ける株を投げてしまう衝動に駆られることになる。結果を見
て投げておいて良かったと思う方も、売却してできた資金を何に投資するか
は迷ってしまう。
陽の銘柄群へ今更投資するのも癪だし、さりとて下げ続ける陰の銘柄に改め
て投資しようという気にはなれない。相場の方向性が国家を挙げて情報通信
やベンチャー的成長の芽をもった企業に向いている為、陽の銘柄は途方もな
い天文学的なPERで買われても、時価総額極大化経営の名の下に正当化さ
れ、打ち消されてしまってはまともなモノサシでは判断できない。所詮、バ
ブルとはそんなもの。
 ただ、このバブルと思しき現象は未来の夢、現実の収益向上によってバブ
ルではなくなるから難しい。すべての企業が抱く夢が現実のものとなるかは
判らない。
 今やベンチャーのリスクが低く、安定した老舗企業の方がリスクが高いと
投資家は評価し始めているに違いない。市場参加者も旧勢力と新勢力に分か
れて綱の引き合いをやっているようなもの。こうした状況が毎日、毎日繰り
返されて今のような二極化が未来永劫に続いていく。でも果たしてどこまで
続いていくのか。
 その答えは陽の銘柄についてはNY株の動向が鍵を握る。既に陽の銘柄群
は日経平均で言うと4万円以上の水準になっている。逆に陰の銘柄群は日経
平均で言うと1万円の水準なのかも知れない。こうした二極化によって、陽
の銘柄は訳も無く突然の大きな下げに襲われたり、陰の銘柄は長らくの下げ
トレンドに終止符を打つかのように突然の大きな上昇が発生する。
 こうした一時的にしろ大逆転の可能性を秘めながら年末相場を迎えようと
している。ここではそれぞれが冷静に判断し、長期的スタンスから割安銘柄
を見つけていく努力が必要だ。PER10倍割れ、3%前後の高い配当利回
り銘柄など、過去の歴史の中で証明してくれた効率的な運用成果をもたらす
割安銘柄への投資チャンスは徐々に高まっていると言えないだろうか。

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◆近未来連続株式小説  きょうかあすか◆

(この小説はあくまでフィクションであり事実に基づいた内容ではありません)
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主人公:さすらいの旅人 杉尾 久     聖護院大学教授 松江 雅彦
    杉尾の株式投資の師匠 佐藤 国秋 平和証券営業マン 両津 順三
その他登場人物:ドーナル食品 社長 小川 優
        街の金貸し屋  杉田 次男
        日本ホース 社長 横浜 良久
        女相場師 中田 八重子 中田の友人 黒岩 環
        銀座のバー「再起」のママ 八芳 園子
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第3話 : 偶然
 京都の街は秋の紅葉を求めて訪れた観光客で賑わっていた。ママに電話を
かけ終えた杉尾は安心したのか、人ごみにもまれるように先斗町や京極とい
った観光客でごった返す町中を歩き回った。いつしか空腹を覚え、時計の2
本の針が重なりあっていることにふと気がついた。空腹を満たそうとあたり
を見渡した杉尾は彼の友人の一人である中田八重子から教えてもらった京料
理の店「おくむら」の落着いた色合いの暖簾を見つけた。
 中田とはインターネットのメール仲間であり、彼とその仲間で開いた有力
株式WEB「株式投資情報宅配便」を通じて知り合った間柄であった。中田
は株式投資歴10年とは言うが、杉尾が一度会った時の印象は少し濃い目の
化粧をしたやり手の相場師という感じであった。杉尾は中田より5、6歳年
上で、杉尾がもしもっと若い時に出会っていればお互い株好き同士で意気投
合し、結婚していただろうと思える程だった。お互いに相場に勝利した時に
は勢力的な愛欲で燃え上がり、子孫繁栄のための儀式が繰り広げられていた
に違いない。
 杉尾は今から一ヶ月前に中田と初めて会い、八丁堀の京風割烹料理屋で中
田の友人である黒岩 環(たまき)とともに一晩中、儲け話に花を咲かせて
いた。中田はその時、杉尾が近く京都に行く予定であることを聞き、一度こ
の店を尋ねたらと教えてくれていた。
 「杉尾さん、何か良い銘柄はない?」
と最後の儲け話の結論にむさぼりつくかの様に中田は杉尾からご馳走しても
らったことも忘れてあつかましくも、色気よりも儲けと言わんばかりに聞い
ていた。
「それなら私の先生が注目している日本ホースがいいよ。今年から来年3月
にかけて10倍になるという話だよ。」
杉尾はそっと彼女の耳元に息をふきかけるように小声で囁いた。
中田は黒岩に目をやりながら、
「じゃー、少し買っておくわ。」
と色気のある声で杉尾にも微笑みを返していた。そうした彼女のほのかな色
香漂う表情を思い出しながら杉尾は「おくむら」の暖簾をくぐった。
 昼時ということもあって、店は多勢の客で溢れていた。杉尾はそこで偶然
にも彼の大学の恩師である聖護院大学の松江教授の姿を見つけたのだった。

続きはほなまた次回…
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関連Webの「投資情報宅配便」でも投資情報を提供しております。
URL:http://home9.highway.ne.jp/straight/

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編集者:億の近道発行プロジェクト email:chikamichi_oku@hotmail.com
             このメールマガジンの転載・引用を禁じます。
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億の近道1999/11/15

JUGEMテーマ:株・投資


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投資情報メールマガジン              創刊第2号99/11/15
             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−  週2〜3回発行
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【ご挨拶】
 金融ビッグバンで投資家自己責任が増す中、既存の証券会社が常に個人投資
家にとって必ずしも良い情報提供をしているとは思いません。将来の資産形成
のために個人投資家の方にも機関投資家並み、もしくはそれ以上の情報提供を
したいと考えています。
執筆陣は証券業界に身を置いているか、元証券業界の人間ばかりです。プロの
目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」の資産を目指しましょう!
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             −本日の目次−
     ◎本日の株式相場・・・・・テクアナI氏
     ◎オプション戦略・・・・・  〃
     ◎株式指標
       ◆店頭株式マーケット・両津勘吉
     ◎トピックス
       ◆個別銘柄情報・・・・両津勘吉
       ◆近未来株式小説・・・炎のファンドマネージャー
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◎本日の株式相場

 NY株高を背景に買い安心感が広がり日経平均は反発。相場のリード役はあ
いも変わらずNTTグループを中心とする情報通信関連株。
 日経平均はプラスだが、前場段階での値下り銘柄数は752と値上がり銘柄
数431を大幅に上回り、年初来安値銘柄も146と年初来高値銘柄数41を
大きく上回っており、引き続き情報通信、ネット関連株への偏重相場が続いて
いる。
 ただ、情報通信株への一極集中相場が続いている間は先物の上値を買い上が
るにはリスクが大きいとの声も出ており、年初来高値水準では強弱感が対立し
1万8500円以上の頭は抑えつけられている。更なる指数上昇には低位株の
底上げが必要であり物色の広がりが急務となる。(日経平均前場・18457
.35△198.80 出来高3億2019万株)


◎オプション戦略

 日経平均が指摘しておいた1万8233円の節を抜き保合い放れを提示した
相場であることから押し目買い気運が強い。今までの上値抵抗ラインが今は逆
に下値抵抗ラインをと作用しており、下値としては1万8000円の攻防戦に
焦点が当てられることになる。上値としてはTOPIXの1611ポイントに
焦点を当てておこう。大引けにてこの節を抜くとチャート上は上放れを提示す
ることになり、一時的にせよショートカバーやら先物へのへッジ買いが舞い込
むことになろう。勇気はいるが日経平均の1万8500円台で170P(1万
8500円での理論価格は55円)に打診買いを入れTOPIXが1611ポ
イント以上の引けでロスカットに務める戦略で臨むことにしましょう。

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◎株式指標
 日経平均 18198.09 -60.46
 TOPIX 1589.16 -3.03
 2部指数 2678.89 -2.26
 日経店頭 2419.45 -3.70
 JQ-INDEX 94.80 +0.72

◎新高値銘柄(45銘柄)
高値
 2593 伊藤園 12300
 4217 日立化 2155
 4461 一工薬 465
 4511 藤沢薬 2900
 4651 サニックス 13750
 4680 ラウンドワン 1950000
 6701 NEC 2420
 6717 富通装 4030
 6758 ソニー 18940
 6781 松下通 21300
 6804 ホシデン 4220
 6857 アドバンテ 18790
 6963 ローム 28050
 6976 太陽電 4950
 6981 村田製 17300
 7451 菱 食 5800
 7729 東京精 16500
 7731 ニコン 2865
 8001 伊藤忠 542
 8002 丸 紅 414
 8028 Fマート 7840
 8035 東エレク 10810
 8092 富通システ 7380
 8183 セブンイレブ 11850
 8227 しまむら 16500
 8264 イトヨカ堂 10000
 9064 ヤマト運 3490
 9075 福山運 710
 9432 NTT 1930000
 9437 NTTドコモ 3100000
 9501 東 電 3110
 9605 東 映 671
 9613 NTTデータ 2640000
 9682 データ通 14300
 9694 日立ソフト 14790
 9715 トランスコスモ 19450
 9735 セコム 12640
 9737 CSK 10220
 9741 日立情 7280
 9746 TKC 5200
 9747 アサツーDK 6000
 9749 富士ソフト 14700
 9751 東洋情報 8100
 9777 日本電子計算 4470
 9984 ソフトバンク 66000

◎値上率上位
値上り率
 1 4461 一工薬 +20.77%
 2 8201 さが美 +16.73%
 3 9742 アイネス +16.66%
 4 9682 筑粟通 +16.26%
 5 5405 住 金 +15.85%
 6 8151 東陽淡 +14.34%
 7 9735 セコム +13.63%
 8 8092 富通悉 +13.47%
 9 6717 富通装 +13.31%
10 9777 日本電子計算 +12.59%


◎店頭株式マーケット

 店頭株式マーケットは上場と同様の2極化、ネットを含む情報通信・ソフ
ト関連と、毎日書くコメントが同じになってしまう。日経店頭平均は3.7
7ポイントのマイナスであるが、JQ−INDEXはプラス、また上記関連
の値嵩株中心の続伸で時価総額も28兆3907億円と更新し、ストップ高
も42銘柄と波に乗れている投資家にとってはサイコーの気分でしょう。
 しかし本日も値上がり149銘柄、値下がりは318銘柄と値下がりの方
が多く、以下に時間別変化を記載します。

  時 間   値上がり    値下がり
 09:15  125     105
 10:00  177     176
 11:00  168     240
 12:45  168     252
 14:00  154     297
 15:00  149     318
寄り後は値上がりの方が多かったのが逆転されたわけですな。
この様な状態がいつまで続くのか?

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◆個別銘柄情報◆
SKジャパン(大7608)
UFOキャッチャーなどアミューズメント向け景品の製造販売。
 問屋を通し販売を行う流通形態の業界の中で直販体制を敷きあらゆる合理化
を行い安い商品提供を可能にした。
 メーカー主導の問屋が存在しており商品が売れているうちは良いが、売れ行
きが悪くなれば問屋は過剰な在庫を抱え、メーカーにもその生産調整が長引き
影響は大である業界に、メーカー自ら販売する手法を導入。
 また生産・流通面も自らは行わず専ら企画・販売に専念し、他社が企画・納
入まで約6ヶ月かかるところ3ヶ月を実現していることより、マーケットの状
況を見ながら商品投入できる強みを持つ(在庫管理面も有利に働く)。
 業界で大手ではないが全国展開しており、直販体制ということも加えマーケ
ットのニーズを端から端まで組みとることができるのもプラスに働く。そのた
め業界では21位の売上だが経常利益率は3番手に位置する。
 アミューズメント施設側にとってもUFOキャッチャー等のプライズ機は寿
命が長く景品を入れ替えにより売上が増える、プライズ機自体の種類が増えて
いることもありマーケットの安定成長が期待できよう。
 上場時の公募価格は600円、9月13日に高値1534円をつけた後調整
し、900円弱での推移。
 先週末9月中間決算発表売上21.2億(+14%)営業利益2.29億
(+46%)経常2.12億(+36%)中間EPSは41.54円。
通期業績を上方修正し、売上43億、経常3.9億、NET2.2億、EPS
は65.4円。連単倍率は1倍超なので70円弱になるか・・・。
 12月・1月は最大の商戦。子会社を通してドンキホーテなど量販店にも卸
し始めた。時価はとても魅力的なプライスだが読者の方々いかが思いますか?

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います)

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◆近未来連続株式小説  きょうかあすか◆

(この小説はあくまでフィクションであり事実に基づいた内容ではありません)
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主人公:さすらいの旅人 杉尾 久     聖護院大学教授 松江 雅彦
    杉尾の株式投資の師匠 佐藤 国秋 平和証券営業マン 両津 順三
その他登場人物:ドーナル食品 社長 小川 優
        街の金貸し屋  杉田 次男
        日本ホース 社長 横浜 良久
        女相場師 中田 八重子 中田の友人 黒岩 環
        銀座のバー「再起」のママ 八芳 園子
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 相場の世界を生きる者のロマンとして時には大きな夢を抱くこともある。
そんな夢のような出来事が起こることなど誰にもわかる筈はないのだが、彼
の目にはそうした近未来の世界が手に取るようにわかっていた。
 主人公の杉尾 久が感じる今年最もエキサイティングな感動のドラマが幕を
開けようとしていた。

第2話 : 疑惑
 鴨川べりには、まだ真昼というのに大勢のカップル達がまるで青春を謳歌
するかのように仲睦まじく語り合い、時には手をつなぎ、時には人前でも堂
堂と唇を重ね合う姿が目についた。
 杉尾はママからもらったメモ書きを頼りに電話をかけようと川べりに腰を
かけ、子供の顔が映ったプリクラだらけの携帯電話のボタンを押した。
 「ママですか。僕です。杉尾です。お元気ですか。」
ママは杉尾の声を聞くとしばらく押黙り、か細い声で
「それがね、大変なことになってね。詳しいことは杉ちゃんが東京に帰って
から話すけど、元気ないのよ。」
と何やら物寂しげな話になってしまった。杉尾は
「ママ、あの株で困っているのなら心配いらないよ。」
と少し励ましてあげようとの優しさもあって大声で返事をしたため回りのカ
ップル達もお互いに相手の腰や胸に廻しかけていた手を思わず元に戻し、そ
れまでの行為をもう一度一からやり直す羽目になってしまった。
 杉尾は自分の声のボルテージを更に高め、
「今月中には大材料が出て相場水準が変る筈だよ。」
少し早めではあったが嵐山の紅葉を見てきた後だけに杉尾の心の中の燃える
思いは株価の見通しすら力強くさせていた。
 ママはそんな杉尾の言葉に少しホっとしたのか、
「そう?それじゃ大丈夫ね。だめじゃーんと思っていたけどもう少し待って
いるわ。でも私、この株が上がらないと自殺しちゃうかも…。」
と嘘か本気か判らないような答えを返し、安心しながらも先行きの出来事に
不安が隠し切れない様子。
 それもその筈、八芳(はっぽう)ママは知り合いの金貸し屋、杉田から
5000万円のお金を融資してもらい、日本ホースの株を現物で10万株、
信用で30万株、それぞれ平均買いコスト約250円で買っていたのだった。
それが今日は186円となり2600万円余りの評価損を抱えてしまってい
た。しかも杉田との返済期限は3ヶ月。借りたのが8月30日だったから
11月30日には返済しないとならないのだ。
 「ママ、この間は何やら大きな話をしてゴメンなさい。この間は彼らの都
合で株価がうまく上がらなかったけど今度は本当に大丈夫。来週からきっと
凄いことになるよ。」
そんな杉尾の言葉にも関わらず、ママの脳裏には1ヶ月前からあった300
円突破説が、期待に反して200円割れとなったとの思いが横切り、杉尾へ
の疑惑を一層強める結果となっていた。

続きはほなまた次回…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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URL:http://home9.highway.ne.jp/straight/
【お詫び】創刊号に記載していたURLが間違っておりました。
     訂正してお詫び申し上げます。

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編集者:億の近道発行プロジェクト
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億の近道1999/11/12

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投資情報メールマガジン                創刊号99/11/12
             イ意 の 近 道

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執筆陣は証券業界に身を置いているか、元証券業界の人間ばかりです。プロの
目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」の資産を目指しましょう!
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             −本日の目次−
     ◎本日の株式相場・・・・・テクアナI氏
     ◎来週の株式展望・・・・・  〃
     ◎株式指標
     ◎トピックス
       ◆個別銘柄情報・・・・両津勘吉
       ◆近未来株式小説・・・炎のファンドマネージャー
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【本日の株式相場】年初来安値銘柄はこの日230銘柄にも及び今年、最大を
記録。安値更新銘柄は情報通信、ネット関連銘柄が数多く点在する通信、サー
ビス以外の幅広いセクターに渡っている。安値更新の多くの銘柄は保合い解消
の売りを浴びているのが特徴で大半は成長性が期待出来ない業種ということで
ある。構造転換が出来ずリストラが遅々として進まない銘柄が売られる一方で
集中物色されている情報通信ネット関連株が相場の下支えを為し日経平均は上
にも下にも大きく動かない手詰まり状態であるが、2極分化の相場が是正され
ない限りは上値を追うのは難しそう。(日経平均大引け・18258.55
▲68.73 出来高7億5515万株)

【来週の株式展望】情報通信、ネット関連銘柄が集中物色される一方で構造改
革が遅々として進まない重厚長大銘柄である鉄鋼、造船株を中心とし中低位株
の値下りが厳しく目を覆いたくなるような惨状である。T・S波動週間VOL
が警戒ゾーン入りを果たす予定の12月第1週か第2週までは日経平均は1万
8000円が下値支持線として作用することになると思われ、それまでは情報
通信関連銘柄への物色意欲は続くことが予測される。情報通信株を組入れの投
資信託の設定が相次いでいることや企業業績が9月中間決算では総じて改善さ
れ減益幅が縮小していること、そして為替相場がここに来て急激な円高に歯止
めが掛かっていることなどが支援材料となり、押せば買いの押し目買いが騰勢
を強め相場の大きな下振れは考えにくくなって来ている。
外部環境では米国のインフレ懸念が後退しNYダウの下落懸念も薄らぎ日本株
の買い安心感に繋がっている。ただ、個人投資家や外国人投資家が見切り売り
を出し始めた中低位の素材関連株には新安値銘柄が続出しそう。
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◎株式指標
 日経平均 18258.55 -68.73
 TOPIX 1592.19 +9.67
 大型 1676.51 +12.88
 中型 1097.92 -6.26
 小型 1271.71 -18.59
 2部指数 2681.15 +13.08
 日経店頭平均 2423.15 +31.53
 JQ-INDEX 94.08 +2.77

◎新高値銘柄 (30銘柄)
 4217 日立化 2120
 4507 塩野義 1200
 4511 藤沢薬 2895
 4651 サニックス 13000
 6717 富通装 3530
 6758 ソニー 18550
 6963 ローム 27000
 6976 太陽電 4720
 6981 村田製 16150
 7259 アイシン精 1815
 7451 菱 食 5500
 7729 東京精 14650
 7731 ニコン 2790
 8001 伊藤忠 502
 8028 Fマート 7700
 8035 東エレク 10150
 8183 セブンイレブ 10510
 8331 千葉銀 608
 8341 七十七 1310
 9433 DDI 1560000
 9613 NTTデータ 2360000
 9682 データ通 12470
 9715 トランスコス 17450
 9719 住商情 9400
 9737 CSK 9220
 9746 TKC 4900
 9751 TIS 7520
 9777 JIP 3970
 9983 ファーストリ 40700
 9984 ソフトバンク 61300

◎値上率上位
値上り率
 1 9682 データ通 +17.36%
 2 9777 JIP +14.40%
 3 4511 藤沢薬 +14.02%
 4 8264 イトヨカ堂 +12.50%
 4 8028 Fマート +12.50%
 6 9737 CSK +12.16%
 7 7909 CI化成 +11.85%
 8 8570 イオンクレ +11.29%
 8 9501 東 電 +11.29%
 10 9715 トランスコスモ +11.21%
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◆個別銘柄情報◆
極東貿易(東8093)
今期減収減益で計画を立てていた同社であるが、先日減収増益に修正した。
連結売上1850億(−8%)を1800億(−10%)に経常利益22億
(−9%)を29.8億(+22%)EPSは57.4円である。修正前後
で下期の売上を77億減額しているが内訳は以下の通り。重電設備で21.
8億 化学機械20億 建設資材50.4億 光ディスク13億と光ディス
クを除き利益率の低い部門の売上が減少するとしている。
それに対しプラスにしたのは火力発電用ボイラー2.9億 電子部品13億
航空11.4億 プラスチック機械3.7億と利益率の高い部門は伸長プロ
ダクトミックスの変化で利益はアップするとしている。また光ディスクの計
画を下げたのは扱っているセーラー万年筆製(7992)光ディスク装置が
4月以降にタクトタイムの速い新製品を出すことにより1月から3月は買い
控えが起こると見ているため。
いずれにせよ計画は堅目である為連結経常は30億乗せが期待でき12月1
日の説明会で重電・産業機械のイメージである同社が情報通信企業へと脱皮
するための話をするであろう。
今期連結EPS約60円で900円台は安いではなかろうか?
目標1500円(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありま
せん。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

なお詳しくは関連HP
http://home9.highway.ne.jp/straight/
に掲載しております。

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◆近未来連続株式小説  きょうかあすか◆

(この小説はあくまでフィクションであり事実に基づいた内容ではありません)
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主人公:さすらいの旅人 杉尾 久     聖護院大学教授 松江 雅彦
    杉尾の株式投資の師匠 佐藤 国秋 平和証券営業マン 両津 順三
その他登場人物:ドーナル食品 社長 小川 優
        街の金貸し屋  杉田 次男
        日本ホース 社長 横浜 良久
        女相場師 中田 八重子 中田の友人 黒岩 環
        銀座のバー「再起」のママ 八芳 園子
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 相場の世界を生きる者のロマンとして時には大きな夢を抱くこともある。
そんな夢のような出来事が起こることなど誰にもわかる筈はないのだが、彼
の目にはそうした近未来の世界が手に取るようにわかっていた。
 主人公の杉尾 久が感じる今年最もエキサイティングな感動のドラマが幕を
開けようとしていた。

第1話 : 胸騒ぎ
 京都の秋は、駆け足で過ぎて行く。久しぶりに嵐山の紅葉を眺めようと京
都を訪れた杉尾は、やや肌寒く感じられる鴨川べりを昔を思い出すように歩
いていた。杉尾にとって京都は学生時代を過した町であり、青春の思い出が
数多く詰まっている町である。
 そこからは学生達だけでなく、数多くの素晴らしい企業が世界に羽ばたき
、株式市場でも大いにその存在感を知らしめている。イコール、寒天堂、都
セラ、村山製作所、京都電産など杉尾は彼がかつてアナリスト時代に注目し
ていた企業名を知らず知らずの内に思い出していた。杉尾にとってはそうし
た有名企業に対して存在感の薄れている企業など株式市場の邪魔物としか考
えたことは無かった。とりわけ河原町三条に本社を置く日本ホースという会
社は老舗の上場会社と言っても売上高10億円、従業員25名にしか過ぎず
、いつ上場廃止されてもおかしくないような内容であり、こんな株には決し
て投資してはならないと彼の仲間にも口を酸っぱくして言っていた。
 そんな彼の前に現れた謎の紳士、佐藤国秋なる人物と出会ったのは今年の
夏のこと。今や杉尾と佐藤はお互いに切っても切れない堅い絆で結ばれた友
人同士になっていた。杉尾は佐藤の素晴らしい相場感覚に尊敬の念を抱き、
株式投資の師匠と崇めていた。佐藤もまた杉尾のアナリスト経験から来る独
特の相場感に対して憧憬を持ち、お互いに親密な関係になっていた。
 「杉尾君、僕はこの日本ホースの株価がここから10倍になると思うがど
うだろう。」佐藤は突然、杉尾に対して考えもしないような話をしてきたの
だ。日本ホースの株価はその時150円を下回り、誰も見向きもしない株価
となっていたが、佐藤のこの力強い意見に杉尾の心は揺れた。
「佐藤先生(杉尾は佐藤氏のことをいつもこう呼んでいた。)、そんなこと
有り得ますか。僕には俄かには信じられません。こんな内容の会社がそれ程
の株価になるとは誰だって信じられないと思います。」
 こうした杉尾の無愛想な返事に佐藤は「まあ見ててご覧。」と意に介すこ
となく自ら開発した特殊チャートの解析に机に向かって取組む彼の姿を杉尾
はつい今しがたの出来事のように鴨川の川面に思い出しては、銀座のバー
「再起」のママから貰ったメモ書きに目をやっていた。
 ほのかな香りのするそのメモ書きには、ママの携帯電話の番号が記されて
いた。杉尾はママが日本ホースに関心を寄せていて、このところかなりたく
さんの株を買ったことを聞いていたので京都に来てからもずっとその事を気
にかけていた。
 「ママはあの株をどうしたのだろう。まだ持っているだろうか。」心に胸
騒ぎを感じた杉尾は思い切って電話をしてみることにした。

続きはほなまた次回…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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