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億の近道2007/08/07


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投資情報メールマガジン                   2007/08/07
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:山本潤&彼岸先生&石川臨太郎)

 ◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第5部(4)」:山本潤
 ◆コラム「連載 目指せ!テクノロジーインベスター(16)」:彼岸
 ◆コラム「連載 定年後は株で楽しく暮らしたい(19)」:石川 臨太郎

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◆コラム「連載 ファンダメンタルズ分析入門第5部(4)」

■株式ロング・ショート ポートフォーリオ その4■

 理論株価、業績予想、財務分析などを経て、ようやくポートフォーリオ構築
まできました。
 ポートフォーリオを構築する最大の目的は、運用につきものである損失リス
クをコントロールすることです。

■ロングとショートのペアリング

ペアリングというのは、ロングとショートの組み合わせを考えることです。
株のリスクには様々です。

1)ベータリスクまたはマーケットリスク(日経平均やTOPIXなどが下が
 るリスク)
2)個別要因によるリスク

ここで1)のマーケットリスクというのは、株式市場に参加することで生じる
リスクのことです。
簡単にいえば、日経平均が安くなるリスクです。

2)の個別要因はマーケットリスク以外のリスクを指します。
大まかにいえば、業績のリスクです。 

個別企業の代表的な製品やサービスの価格動向。
価格の下がっている企業の業績面でのリスクは大きく、価格の上がっている企
業のリスクは小さいものです。
外需企業にとっては、円安は価格上昇を意味するため、円安傾向はリスクを減
じます。

「この企業の業績どうなの?」ということが株価に影響します。

マーケットリスクは、日経平均先物や分散されたショートポートフォーリオで
ヘッジすることができます。
しかしながら、個別要因によるリスクは完全にはヘッジできません。
個別要因によるリスクの中で、まったくヘッジができないものの中には、楽天、
テイクアンドギブニーズ、ブックオフなどに見られた経営トップに関する週刊
誌によるスキャンダル記事、グッドウィルやフルキャストなどに見られた企業
としての法令違反、震災などによる工場や店舗の活動の停止、などです。

しかし、業績リスクの中で、業界全体のリスクは売りと買いのペアトレードを
行うことで減じることができます。
同じ業界で、A社のシェアが向上する一方で、B社のシェアが下がると考える
のであれば、Aをロングし、Bをショートすることで、業界動向がよくなった
り、悪くなったりするリスクはある程度ヘッジすることができます。

A社をロングするだけであれば、その業界が悪くなってしまうリスクを負うこ
とになります。
しかし、B社をショートすることで、業界動向をヘッジすることができるので
す。
一方で、B社固有のリスクを新たに引き受けることになり、トータルのリスク
の量はそれほど変わりません。

たとえば、A社のシェアはあがると考えてA社をロングした場合、そもそもA
社の属する業界が今後よくなるのであれば、ロングするだけで事足りるわけで
す。
A社のシェアは上がるが、業界動向には自信がない場合は、ペアを探したほう
がよいかもしれません。
それによって、B社単独でショートを持つのはあまりよいショートではありま
せん。
業界動向をヘッジするのですから、業界に属する企業を複数で細かくヘッジし
たほうがよいのです。

たとえば、A社を2%のロングを組んだとき、B社単独で1.5%のショート
(相関0.75)で組むよりも、同じ業界のB社、C社、D社、それぞれ0.
5%ずつでトータル1.5%のショートをつくるべきなのです。

■ペアリングでリスクを選択的に軽減する

 ロングにショートを組み合わせることで、ポートフォーリオの全体のリスク
を軽減することができます。

自分がとるべきリスクと、とるべきではないリスクをしっかり区別する
 − これがロングとショートのポート構築の考え方です。

携帯電話に新しい機能が付加されるとき、その新しい機能をほぼ独占的に提供
できる会社をロングで保有したいというケースを考えましょう。
たとえば、アップルのi−phoneでは、新しい機能として、いろいろあり
ますが、NANDメモリーやヘッドセットなどの企業を提供する企業を探しま
す。
その結果、NANDについては、三星電子、ヘッドセットでは日本のフォスタ
ーが提供していることが判明したと仮定します。
三星については、韓国企業ですので、日本株ロングショートの投資対象から外
れます。
フォスターをロングするために、他のリスクをどのように軽減できるかをシミ
ュレートしていくのです。

たとえば、携帯電話市場のリスクはいかに考えるべきでしょうか。
携帯電話の出荷ペースがにぶったり、加速したりという状況をいかにヘッジす
べきでしょうか。
携帯電話に売り上げの多くを依存している会社を複数で空売りすることで、携
帯市場のリスクは軽減できるのではないでしょうか。

携帯市場の見通しがわるくないのであれば、あえてヘッジする是非も検討しな
くてはなりません。
ノーヘッジのほうがよい場合もあるのです。

また、フォスターはカーオーディオなども行っています。オーディオスピーカ
市場の動向を鑑みて、オーディオメーカを空売りすることも考えられます。

今回は、携帯市場やオーディオ市場のリスクをヘッジすべきだという結論に達
したと仮定します。

その場合、
*LONG フォスター  2%
*ショート 携帯電話関連3社 0.3%つづ0.9%をヘッジ
*ショート オーディオ 2社 0.3%つづ0.6%をヘッジ
あわせて ロング2% に対して ショート1.5%をヘッジ
という形でペアリングを行っていきます。

フォスターのロング2%という比率は、アップサイドやダウンサイドの比率や
その確率から示唆されたポジションサイズです。
ペアリングは、フォスターの利益構成(携帯ヘッドセットの利益>カーオーデ
ィオの利益)から推定し、携帯関連銘柄を3社と大目にしています。
また、ヘッジ比率の4:3は、ショート全体の5銘柄とフォスターとの相関係
数をとり、もっともリスクが小さくなる比率で今回は75%のヘッジ比率とし
ています。

基本的には、ロング1銘柄に対して、ショートは0か、2−3銘柄を必要とし
ます。
ショート銘柄は1銘柄あたりのウエイトを極力小さくして、細かいショートを
たくさん積み上げなければなりません。
ショートの目的は、あくまでもヘッジです。
業界のヘッジであれば、業界代表銘柄を複数細かくヘッジしなければ、業界の
縮図とはなりません。

ショートでも「大きく勝負する」ファンドが多いのが、日本株ロングショート
の業界が「洗練」されていない点だとわたしは個人的に考えています。

業界をヘッジしているつもりになって、個別銘柄の固有の要因で空売りが踏み
あがってしまうリスクを知らず知らずのうちに負うことになってしまうのです。

日本株ロングショートのファンドは、全世界で200本程度あるのですが、シ
ョートのパフォーマンスの悪さが目に付きます。
ヘッジファンドという名前であるのに、ショートで積極的に値下がり益を狙う
ようなファンドが多いためです。
このようなスタイルは、ロングとショートでダブルの個別要因リスクを負うこ
とになるため、厳密には「ヘッジ」ファンドとはいえません。
ただ、偶然に、ある程度、ロングとショートの相関が一定以上あるために、ヘ
ッジが意図せずに可能になっているだけのファンドもあります。

ショートでも積極的に値下がりを狙うのが世間一般のヘッジファンドのイメー
ジですが、実はそうでもなく、ショートの目的は、単なるヘッジ目的と割り切
っているファンドも多数あるのです。

■ショートのリスク

ショートはリスクが高いことを知っておかなければなりません。
まず、ロングは、株価が2倍、3倍になることがあります。上昇率は100%、
200%、300%ということもあります。
しかし、ショートは最大でも下落率は100%にとどまります。

たとえば、TOPIXの小型株指数で、年初からの上昇率の高いもの3つと低
いもの3つとを比べて見ましょう。

株価がガタガタになったものとして、
*ライトオン 68%下落 (07年8月1日現在)
*NIWS 67%下落
*TAKE&GIVE 66%下落
となっています。

一方で、上昇率上位は、
*木村化 341%上昇
*第一中央汽船 202%上昇
*クボテック 184%上昇
となっています。

ロングで300%あがるものがある一方で、ショートは最大でも60%程度で
すから、ショートを積極的に手がけるのはリスクが高いと考えなければなりま
せん。
言い換えるなら、「もしも」のときのやられがロングとショートではまったく
違ってくるのです。
木村化のような銘柄を原発関連のヘッジとして、ショートしていたとすれば、
たとえファンドの1%しかショートしなかったとしても、4倍になれば、3%
もの損失となってしまうのです。

ショートのリスクの2つめは、ポジション管理のむずかしさです。

ロングは、購入後下がってくれば、ポジションは自動的に小さくなります。
そのため、下がったらナンピンしても、ナンピンリスクはショートよりも小さ
いのです。

一方で、ショートは、空売り後、上昇すればやられのポジションは大きくなり
ます。やられてポジションが大きくなると、さらに追加で空売りすれば、さら
にポジションが大きくなってしまいます。

ポートフォーリオの運営上、「上がったら売り、下がったら買い」という作業
を適切にこなしていく必要があるのですが、ショートは、逆にいけばいくほど、
リスクは高くなり、ロングは逆にいけばいくほどリスクは少なくなるのです。
ポートの運営上も、ショートの運営の方がロングよりも、数段難しいものなの
です。

■ショートしないのも選択肢

「株は目利きが重要である」と考えるアクティブ運用の場合、ショートなど必
要のないよい株、リターンとリスクとの比率が高いものを見つけることが最良
の選択です。
業界リスクをヘッジする必要のない株を見つけたときは、ノーヘッジも選択肢
です。

マーケットのどこかには、いまはだめだが、今後は業績の好転が見込まれて、
長期的に展望があるのにもかかわらず、不人気を極めているような企業が必ず
あります。
そのような不人気の極まった企業をロングするときは、ショートをしないこと
も選択のひとつになります。

ダウンサイドの余地が10%以下であると思える場合は、あえてショートをし
ない場合もあります。

ロングだけで絶対リターンを狙うような株式運用商品の場合は、ダウンサイド
の限られたとき、つまり、株式市場が大きく下落したときだけ、買い出動して、
大きく値上がりした後は、ポジションを落とすを行っています。
不人気なときに買い、人気があるときに売ることで、ショートなしで、高い絶
対パフォーマンスを出しているファンドもあります。

ショートをすれば、必ず固有のリスクを引き受けることになります。
ロング50%でショート30%でネットのロング20%の場合と、ロングオン
リー30%でキャッシュポジションが70%の場合とを比べれば、それほど下
落リスクは変わりません。
(ロングとショートのボラティリティや相関にもよりますが、ボラティリティ
がそれほど変わらずに相関が80%前後とするなら・・・)

ロングオンリーの場合は、相場の方向性リスクが高いのですが、ロングショー
トよりも、銘柄固有リスクが小さいのです。
そのため、ロングオンリーでキャッシュを有効に使う戦略は、有効な運用戦略と
いえるでしょう。

※ロングオンリーのキャッシュポジション戦略は、ショートを含まないため、
1)手数料が低い
2)貸し株料金(40bp)がいらない
3)売買回転率がショートがない分、低くなる
という利点があります。

年間のトータルのコストをロングショートとロングオンリーと比べた場合、
1%程度、ロングオンリーが有利になります。

Enjoy Every Moment!
〜Slow Investment ゆっくり考え ゆったり投資 〜
山本 潤


■変わらぬメッセージ:長期の読者に感謝■

99年に始まった億の近道は、16000人程度の読者で成り立っています。
長期間購読を続けていただいた読者が多い、古い読者が多いことが特徴です。

このメルマガ(火曜日版)では、多くの株式投資メルマガにあるようなことは
行いません。
つまり以下のことはやりません。

●手っ取り早い情報(証券会社の格付けの変更など)
●何を買うべきか
●投資指南
●お勧め銘柄
●マーケットをどうみているか

わたしたちは「タダなのにすごいことが書いてある」メルマガを志向しません。
また、編集に時間をかけることもできません。

わたしたちが伝えたいことは、

●日本が欧米に並ぶ金融大国になるために日本人がもっと学ぶべきこと
●若い世代がワーキングプアにならないためにすべきこと
●株式市場は手っ取り早く儲けようとする投資家を貧乏にするという教え
●株式市場はゆっくり考え賢明に投資するものに富をもたらすという教え
などです。

いわば投資の実務家としての哲学や歴史観・人生観です。

わたしたちが目指すのは、「ファンダメンタル分析」宗教の普及です。

<著者紹介>

億の近道に2000年3月に執筆を開始。
およそ7年間 毎週執筆してきました。
継続は力です!
昨年、念願の独立を果たす。
日本株ロングショートのヘッジファンドマネージャー。

(職歴)
1990−1997年
 和光証券国際本部
(1990−1992年日本興業銀行外国為替部および国際資金部へ出向)
1997年−2005年
 米系投資顧問クレイ フィンレイ インク ポートフォーリオマネージャー。
2006年1月より独立起業。
 エイム インベストメントでファンドマネージャー。
(学歴)
コロンビア大学院 電気工学科 工学修士。
(六本木裏通りの人生大学 夜間部卒。専攻は夜間泥酔行動経済学)
(主な著書)
 「インベストメント―米系バイサイド・アナリストの投資哲学と投資技法」
(2001年イーフロンティア)
 「投資家から「自立する」投資家へ」(2003年パンローリング)
 「マンガ ファンダメンタルズ分析 入門の入門」(2004年パンローリ
 ング)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載 目指せ!テクノロジーインベスター(16)」

(16)プラスティック(1)

テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うの
ですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやす
く技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

今回は、プラスティックについてお話しようと思います。具体的に製品が思い
浮かびませんとイメージしにくいので、製品をあげると、ズバリ、携帯電話の
外装の部分がプラスティックで出来ています。

今までで、もっともイメージしやすいのではないでしょうか?

他には、内蔵部品に、数多くのコネクタが使われています。コネクタについて
は、あらためてまとめますので、今回は、イメージしやすい外装の部分で説明
を進めます。

では、早速はじめましょう。

携帯電話の外装部分や電気部品の構造を支えるために、使われているプラステ
ィックは、色々な形をつくることができます。では、どの様にこの製品はつく
られるのでしょうか?

ますは、携帯電話の外装の部分を思い浮かべてください。次に、ドロドロのプ
ラスティックを携帯電話の形と逆といいますか、反転といいますか、転写され
た形をした金型に流し込みます。金型とは、その名の通り、金属でつくった型
で、携帯電話の形そのものが転写されています。

もっと簡単に説明しましょう。

子供が、砂場でプリンをつくるところを思い浮かべてみてください。出来たプ
リンは携帯電話の外装部分で、使ったプリンカップは、金型です。携帯電話の
外装は厚みのあるカバーなので、少しプリンカップとは違います。もうすこし、
プリンのはなしにつきあってください。

大きいプリンカップと少し小さいプリンカップを重ねたところを思い浮かべて
ください。大きいカップに砂を入れ、少し小さいプリンカップをその上から押
し付けます。あまった砂はあふれ、小さいプリンカップと大きいプリンカップ
の間に砂が残ります。これが、携帯電話の外装にあたります。

大きいプリンカップと小さいプリンカップが、金属で作られた金型にあたり、
砂がプラスティックにあたります。これがプラスティック成形とか、モールド
成形と呼ばれている方法です。

はい!ストップ。

では、この成形機の機械(プラスティック射出成形機といいます)はどこが造
っているのでしょうか?市場のプレイヤーはどのメーカでしょうか?

5631 (株)日本製鋼所 (JSW)
6104 東芝機械(株)
6293 日精樹脂工業(株)
6302 住友重機械工業(株)
6954 ファナック(株)
(株)ニイガタマシンテクノ

こんなところでしょうか。では次に簡単に市場規模を考察してみましょう。

上記メーカの売上高総計から5400億円程度と見積もられます。単純に売上
高からシェアを予想すると、住友(40%)日本製鋼所(25%)東芝機械
(15%)ファナック(13%)日精(5%)となります。

日本の成形技術は、世界一と言ってよいでしょう。その技術を狙って、企業買
収が起こることは、容易に想像がつきますが、その買収によって、企業が発展
するかどうかは判断が難しいところです。

自社内の努力で売上高をあげていくのは、人員を増やさなければなりません。
急激な増員は、現場での品質の低下がさけられません。限界があるでしょう。
買収を行って、売上高をあげていくのは企業にとってはひとつの選択肢となる
のです。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第19回■

 相変わらずアメリカの株式市場に振り回される日本ですね^^;先週の金曜
日には、サブプライム問題が蒸し返されて、ダウやナスダック指数が再度急落
しました。

 日本の株式市場は日中の安値からは大引けにかけて戻しますが、ちっとも反
発する力を見せないうちに、アメリカ市場の下落に押し潰されるような日々が
続いています。

 いよいよ今週はセイリングクライマックスを迎えるのでしょうか。2月の世
界同時株安のとき鍛えられたのと、あのときの失敗を繰り返さないようにと、
自分のポートフォリオの中で、どうも弱いとか、業績の下方修正をしたとか、
業績がちっとも伸びないなんて株を小さな利益で利食いしたり、損切りしたり
で私なりにキャッシュ・ポジションを高めたままにしていました。

 業績は依然好調で、第1四半期の決算発表もなかなかのものだと思えた森精
機製作所などが、投資家さんのご都合で、まさかのストップ安をつけたとき、
思わず買っちゃいました。が、ちゃんと主力銘柄の三菱商事を利食いして、そ
の代金を回したのでキャッシュ・ポジションは維持したままでした。

 この原稿を書いているのは5日の日曜日です。アメリカ市場が金曜日に急落
し、森精機製作所の売り注文が150万株も残っていたので、月曜日には更に
下がる可能性も高いですね。強烈な前期比増益を発表した上に8月7日から自
社株買いを発表したトヨタ自動車と、どちらを買うか悩みつつ、今この原稿を
書いてます。

 去年ライブドア事件などで心が不安で揺さぶられた時に、果敢に株式投資に
チャレンジするブログに励まされたので、その恩返しに従来一日一回のブログ
更新を、日に数度書いて、無謀な投資をやめようと言ってみたり、ビクビクし
ながらも、バーゲンセールに株を買わないのも惜しいよね、なんてごたくを書
いて楽しんでます^^;

http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/

 今書いたブログの内容です。

『来週は、いよいよセイリング・クライマックスを迎えるのでしょうか。それ
は誰にも分からないと思います。

 これはと思う企業の株を買うのも良いし、まったく何もしないのも良いと思
います。ただ怯えて持っている株を手放すのは、一番最悪の選択のような気も
します。業績の悪い倒産しような企業とか、フルキャストのように営業停止を
喰らって、ストップ安がこれから何日も連続する可能性も否定できないような
株でないかぎり、ということですが。

 たとえばトヨタの株価と業績を比べてみていると2003年の4月に245
5円をつけてから2007年2月には8350円の上場来高値をつけました。
現在は7080円です。

 2003年の最安値の2.88倍の株価ですが、業績はと見れば2002年
3月期の最終利益はは6158億円でした。2003年3月期の最終利益は7
509億円です。

 自社株買いをしてくれていてるので一株利益で比べてみれば2003年3月
期の一株利益は211.3円。2007年3月期の一株利益は512.1円。
これだと2.42倍。

 バブル崩壊後の異常心理のときの株価が2455円で、3000円くらいが
平均価格だったとすれば7080円は3000円の2.36倍ですから、バブ
ルでトヨタ株が上がったのではなく、業績の拡大にともなう株価の順当な上昇
で、割高感なんてない。しかも2008年3月期の第1四半期は超強烈な前期
比増益です。もしトヨタの株価が下がったら買ってみるのも悪くないと思った
りして、森精機を更に買うかトヨタの株を買ったらいいか、私は迷っちゃって
ます^^;

 これだけ継続した業績の持続した増加傾向を見せつけられると自動車メーカ
ーは立派な成長株に思えます。森精機など機械株はシクリカル銘柄だといわれ
ています。確かに2002年と2003年の3月期は最終赤字で2004年3
月期はかろうじて7億円の黒字化。その後の最終利益は2005年から200
7年まで93億円→138億円→161億円と順調に増加。株価は2003年
4月の474円から直近の4130円まで10バーガーだから、こりゃ〜調整
があっても、しかたなかんべ〜、と考える人も多いかもしれないですね。でも
利益は23倍だから株価の10倍は評価不足なんていう人も、いるかも^^;

 安心を選ぶなら業績と株価の上昇が乖離していおらず、自社株買いを7日か
らスタートするトヨタでしょう。でもな〜森精機も捨てがたいんですよね。明
日まで楽しみながら悩みたいと思います。』

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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 「億の近道」のwebがリニューアルしました!
 バックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作りになっております。
現在、2006年8月分までを掲載しておりますが、順次過去分を追加してい
く予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読みなどに是非ご利用
下さい。
 http://okuchika.net/

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 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は行っておりません。紛らわしい名称の
サービスは弊社と一切関係ありませんのでご注意下さい。

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「NPOイノベーターズ・フォーラム 公認日本株アナリスト 認定講座」
共催:エンジュク 協力:ダイヤモンド経営分析チーム

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