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億の近道2007/07/24


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投資情報メールマガジン                   2007/07/24
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週4回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析や銘柄を参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:山本潤&彼岸先生&石川臨太郎)

 ◆コラム「新連載 ファンダメンタルズ分析入門第5部(2)」:山本潤
 ◆コラム「連載 目指せ!テクノロジーインベスター(14)」:彼岸
 ◆コラム「連載 定年後は株で楽しく暮らしたい(17)」:石川 臨太郎

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◆コラム「新連載 ファンダメンタルズ分析入門第5部(2)」

■株式ロング・ショート ポートフォーリオ その2■

 理論株価、業績予想、財務分析などを経て、ようやくポートフォーリオ構築
まできました。
ポートフォーリオを構築する最大の目的は、運用につきものである損失リスク
をコントロールすることです。


■個別銘柄のリターンの期待値

前回の復習ですが、

個別銘柄について投資を検討するとき、機関投資家は以下のような項目につい
て運用チーム内でディスカッションします。

一定の投資スパン(通常半年から2年程度)で、
1)投資候補銘柄の上昇余地(%):upside (n) 
2)投資候補銘柄の下落余地(%):downside(n)
3)投資候補銘柄の上昇の確率(%):Pb(upside(n))
4)投資候補銘柄の下落の確率(%):Pb(downside(n))

その結果として、投資候補銘柄の期待リターンが以下のように求まります。

期待リターンR(n)
 =Pb(upside(n))*upside(n)-Pb(downside(n))*downside(n)
となります。

銘柄の上昇余地とその確率と下落余地とその確率から、銘柄の期待リターンを
求めるのです。

たとえば、今後1年間の上昇余地が100%の株があるとしましょう。
その確率が60%とします。
一方で、下落余地は、10%しかないとしましょう。
その確率は40%とします。
するとこのプロファイルを有する銘柄の期待値は、

期待値=100%×60%−10%×40%
   =60%−4%=54%
となります。

上昇余地は、PERのレンジ、同業のPER、利益成長率と見合った適正な
PER。極端な低PBR株の場合は、上値余地として、PBR1倍を用いる
こともあります。

下落余地は、過去のPERの下限、PBRの下限、配当利回り面のサポート、
PBRのサポートなどを参考にします。
(たとえば、増益基調を続けている銘柄の配当利回りでもっとも高い実勢配当
利回り程度を下落余地とするなど)。


■ポートフォーリオの個別株の構成比率をどう決めるか

ここも前回の復習ですが、個別銘柄の投資比率に関しては、いろいろな運用手
法があります。
もっとも人気のあるのは、一銘柄の投資を1%と決めて100銘柄に投資する
ようなやり方です。

個別企業取材を重視して、自分の得意な業種をボトムアップでリサーチするや
り方をするところでは、もう少し集中的に投資をします。
たとえば、各銘柄がファンドの2%まで投資し、全体で50銘柄といったやり
方です。
このように、定額投資をするところもあります。

一方で、リスクリターンの比率(リターン÷リスク)に投資するというやり方
もあります。
R−Rとは、期待リターンをリスクで割ったものですが、期待リターン10%
に対して、リスク(標準偏差)が20%なら、R−Rはプラスの0.5となり
ます。

R−Rに準じて多数の銘柄に投資をすれば、ポートフォーリオのシャープレシ
オを高く保つことをできそうです。
たとえば、
R−Rが2を超える企業にはポートの4%を投資をする、
R−Rが1.5を超える企業にはポートの3%を、
R−Rが1を超える企業にはポートの2%を投資する、
そして、全部で30−40銘柄に投資するやり方です。


■確率100%の儲け話について

仮に、3ヶ月先の日経新聞がいま読めるとしたら?
仮に3ヶ月先の新聞がいま読めるとしたら、その株価欄をしっかりと目を通し
ておくことですね。
この場合、上昇確率が100%(リスクゼロ)であれば、正しい経済行動は、

「できるだけ借金してできる限り大きな金額でもっとも上昇率の高い銘柄を買
うこと」です。

上昇余地が50%あり、達成確率が100%なら、
さきほどの期待値は、50%×100%=50%となります。
分散は、0です。
ボラティリティ(標準偏差)もゼロです。
分散がゼロとは、リスクがゼロということです。

R−R(リターン÷リスク)は、50/0=無限大となり、
無限大に大きなR−Rとは、
無限大の金額で投資をすべき案件ということになります。
レバレッジを何十倍、何百倍、何千倍にもしようということです。

「信用取引はやめよう」のキャンペーンを張っているわたしに対して、この結
論は「おかしい」に感じる読者も多いと思います。
しかし、確率が100%であれば、レバレッジはたくさんかけるべきである、
どんどん信用取引をすべきである、という結論になるのです。


■リスクがゼロなのにリターンが大きな案件はたくさんある

リスクがゼロでリターンは膨大という案件はたくさんあります。
しかし、参入が規制されており、また、資本力といって障壁があるため、参加
のチャンスが限られます。

たとえば、宝くじや競馬などは、リスクゼロが実現できます。
国は宝くじの引き受け手、つまり、宝くじをショートしていることになります。
また、国は、馬券をショート、国民は馬券をロングしていることになります。

日本の宝くじや競馬は、還元率が低いため、やくざが裁定取引を行っています。
これは、のみ行為というもので、国にかわってやくざが胴元となるものです。

つまり、R−R無限大を達成するためには、犠牲者が必要になる、ということ
です。
経済合理性のない「夢(=宝くじ)」を買う「国にとってありがたい」顧客が
いることが前提です。

宝くじをショートできるとすれば、中途半端にショートをしていてはだめで、
発行済み宝くじの還元率分以上のショートをすればリスクはゼロになります。

たとえば、還元率が60%しかない宝くじの発行済みの60%以上のをショー
トすれば、リスクはゼロになります。
宝くじは、ユニット(組)がわかれており、ユニットごとに還元率が設定され
ています。
ドリームジャンボでは、40組程度のユニットに分かれており、そのユニット
ごとに大当たりを1本づつ付与しています。
売れ行きが半分になっても、還元率は変わらず、リスクとリターンの比率は変
わりません。
いつでも、国は、リスクはゼロでリターンは30−40%となります。

また、保険屋さんも、保険を売るときに、自社にとって儲かるようなR−Rを
設定して保険を売ります。
保険は必要経費であることをセールストークして、営業をかけて売りつけるこ
とで成立する商売です。

MSCBなどを引き受ける証券会社もR−R比率はとても高く設定しています。
カジノホテルも必ず儲かります。

そして、国や大手資本が、必ず儲かるような「おいしい商売」をしているとこ
ろには、必ず「やくざ」が発生します。
やくざを本当に国が撲滅したいのであれば、利権や国によるぼったくりを今す
ぐに停止することです。
(どんな政治家も、そんな命がけのことはやりません)

要するに、大きな資本を持った引き受け元が、小さな顧客を相手にし、商品を
売りつければ、必ず儲かるのです。
金融商品は、歴史的に、消費者が選ぶのではなく、売りつけられてるものとし
て定着してきました。
これは、日本だけの問題ではなく、欧米でも金融商品とはそのようなものです。
(その意味では、日本は金融大国の欧米から学ぶべきでないところもたくさん
あるのです)

国や大企業がよってたかって弱いものから「ぼったくる」のが20世紀の金融
史でした。
今後は、個人投資家といえども、R−Rの比率を自分で大まかに推定して、自
分にとって有利なもの以外には、参加しないようにならなければ、本当の意味
での金融大国とはいえません。
金融大国とは、その意味で、少数の天才によって、ドライブされるものではあ
りません。
多くの国民の大幅な金融知識や投資哲学の底上げが求められているのです。
賢い国民になってこそ、真の金融大国といえるのです。
(そのためにこの無料メルマガが投資力向上の一助になると思って7年間ボラ
ンティアをしているのです)

ロングショートと宝くじとはあまり関係がありません。
話が脱線しました。国家によるショート戦略として、若干の関連性があるとい
うことでご了承ください。


■分散の計算方法

分散とは、ありうる結果と期待値の差を2乗し、それにその結果のでるであろ
う確率を乗じたものを算出し、ありえるだけ足し合わせたものです。

たとえば、冒頭の例で、上昇余地が100%の株があるとしましょう。
その確率が60%とします。
一方で、下落余地は、10%しかないとしましょう。
その確率は40%とします。
するとこのプロファイルを有する銘柄の期待値は、

期待値=100%×60%−10%×40%
   =60%−4%=54%
となります。

分散はどうなるでしょうか?

分散=(上昇する場合100%−期待値54%)^2×上昇確率60%
  +(下落する場合−10% −期待値54%)^2×下落確率40%
  = 2908%

標準偏差は分散の0.5乗ですから、
標準偏差 = 分散^0.5 =54% (=2908^0.5)

ただし、
リスク軽量の現場では、シナリオに基づく上記のような標準偏差を用いること
はありません。
現場では、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の過去の株価から、過去のデータと
して、標準偏差を導き、それを予測ベースの標準偏差として代用しています。

さて、ポートフォーリオ構築の目的は、分散をできる限り小さくして、期待値
を十分なプラスに保つことでした。

株式ロングショートでは、ロングでR−Rが1以上、ショートでR−Rが−1
以下を目指します。
そうすれば、ロング60%、ショート40%のエクスポージャーで、ポートフ
ォーリオ全体で、R−R1以上を達成することも可能です。


■個別株のウエイト

宝くじのショートや将来の新聞が今読めるなど、R−R無限大の取引には、な
かなか参加できません。

しかし、もし、そのような幸運な事態に遭遇したとすれば、思い切りリスクを
とり(リスクがゼロなどで、どれほど借金しても信用取引しても、リスクはゼ
ロ)、多額の借金をしてその案件に投資をすべきです。

このようにメリハリのきいた運用が好きなファンドマネージャは、ヘッジファ
ンド業界にはかなりいます。
自分の独自の情報に基づき、自信のある銘柄に集中投資をするタイプです。

とはいえ、機関投資家の世界では、集中投資といっても、極端な場合でも、
1銘柄で投資金額の最大10%程度です。

ウエイトの決め方として、均等金額で行うやり方ではなく、自信や期待値や
R−Rの比率にそって投資をするやり方もあります。

ちなみにわたしは、期待上昇率×1/3でウエイトを決めています。

たとえば、下落シナリオも含めて、期待値がプラス10%であれば、
その1/3である3.3%を投資するといった具合です。
期待値が10%ということは、たとえば、下落確率と上昇確率が5:5として、
上昇40%で下落20%というプロファイルでなければなりません。
下落が限られる中で、上昇余地もあり、しかもその確率も高いというものは
なかなかありません。

上昇余地は結構大きいという場合、上昇確率が低いケースが多いものです。
業績が悪い企業がよくなるという確率は短期的には低く、しかし、もしそうな
った場合のアップサイドが大きいものです。

個別株のウエイトは、自信の高いもの、期待値の大きなもの、R−Rの高いも
のから、差をつけて投資をした方が、よい結果になるはずです。

しかし、運用の失敗は、ポジションの大きな個別株が原因となるケースがほと
んどです。

リサーチ力の乏しい個人投資家は、個別株の最大ウエイトを運用資金の10%
程度にとどめてほしいと思います。


Enjoy Every Moment!
〜Slow Investment ゆっくり考え ゆったり投資 〜
山本 潤


■変わらぬメッセージ:長期の読者に感謝■

99年に始まった億の近道は、16000人程度の読者で成り立っています。
長期間購読を続けていただいた読者が多い、古い読者が多いことが特徴です。

このメルマガ(火曜日版)では、多くの株式投資メルマガにあるようなことは
行いません。
つまり以下のことはやりません。

●手っ取り早い情報(証券会社の格付けの変更など)
●何を買うべきか
●投資指南
●お勧め銘柄
●マーケットをどうみているか

わたしたちは「タダなのにすごいことが書いてある」メルマガを志向しません。
また、編集に時間をかけることもできません。

わたしたちが伝えたいことは、

●日本が欧米に並ぶ金融大国になるために日本人がもっと学ぶべきこと
●若い世代がワーキングプアにならないためにすべきこと
●株式市場は手っ取り早く儲けようとする投資家を貧乏にするという教え
●株式市場はゆっくり考え賢明に投資するものに富をもたらすという教え
などです。

いわば投資の実務家としての哲学や歴史観・人生観です。

わたしたちが目指すのは、「ファンダメンタル分析」宗教の普及です。

<著者紹介>

億の近道に2000年3月に執筆を開始。
およそ7年間 毎週執筆してきました。
継続は力です!
昨年、念願の独立を果たす。
日本株ロングショートのヘッジファンドマネージャー。

(職歴)
1990−1997年
 和光証券国際本部
(1990−1992年日本興業銀行外国為替部および国際資金部へ出向)
1997年−2005年
 米系投資顧問クレイ フィンレイ インク ポートフォーリオマネージャー。
2006年1月より独立起業。
 エイム インベストメントでファンドマネージャー。
(学歴)
コロンビア大学院 電気工学科 工学修士。
(六本木裏通りの人生大学 夜間部卒。専攻は夜間泥酔行動経済学)
(主な著書)
 「インベストメント―米系バイサイド・アナリストの投資哲学と投資技法」
(2001年イーフロンティア)
 「投資家から「自立する」投資家へ」(2003年パンローリング)
 「マンガ ファンダメンタルズ分析 入門の入門」(2004年パンローリ
 ング)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載 目指せ!テクノロジーインベスター(14)」

(14)基板(1)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思う
のですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。
 そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりや
すく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

今回は基板について説明したいと思います。

今回は基板のつくり方を少し説明と市場規模の推定を行おうと思います。
では早速、はじめましょう。

横道にそれてしまいましたが、最後に、携帯電話の基板の断面はどうなってい
るのでしょか。実は、基板は一枚でなく、ちょうど、サンドイッチの様に基板
が重なっています。このひとつひとつが層と呼ばれ、例えば、6層の基板とか、
8層の基板などと呼ばれます。

一番上の層と一番下の層は、基板の表面となりますから大きな部品を実装され、
間にはさまれている2層目、3層目はパターン配線のみとなります。1層目か
ら一番下の層までは上下方向でもパターン配線がつながっているので、3次元
的に複雑な配線が可能となるのです。

前回基板はサンドイッチの様に層の構造をしていることをお話いたしました。
それではどの様に、つくっていくのでしょうか。

基板表面には、部品が実装されています。部品からは足が出ていて、基板とハ
ンダによって基板に接続されています。8層の基板であれば、基板の表面そし
て、2層目、3層目・・・8層の表面まで、パターン配線によって表面の実装
部品をお互いに、接続します。もちろん、8層の裏面にも部品が実装されてい
ます。つまり、基板の表面と裏面に部品が実装され、8層の基板を3次元的に
配線がめぐっているのです。

では、これらはどの様に作られるのでしょうか、まずは、一枚基板のつくり方
をみてみましょう。まずは、生基板(なまきばん)と呼ばれる基板の基材に、
下地として金属をメッキします。基材の種類は多くあり、紙で出来ているもの
から、ガラス入りのもの、最近では、環境問題から、ハロゲンフリーのものが
あります。(工程1)

また、配線パターンは見た目が金色に光っています。これは、金で出来ている
ためで、その金は、直接基板につかないため、下地として、別の金属を下地と
して敷くのです。

次に、レジストを塗布します。これも全面に塗布します。ここでいうレジスト
とは、光を当てた部分は硬化して残る性質をもつ物質です。(工程2)

ここで、カメラを思い浮かべてください。シャッターを押して、レンズから光
を入れて、レンズから入ってくる像を焼付ける方法が、次の、工程で使われま
す。フォトマスクと呼ばれる配線パターンが描かれたフィルムを、基板に光で
転写させるのです。(工程3)

光が当たった部分のレジストは硬化し、光が当たらなかった部分は、洗浄する
となくなってしまいます。この部分は、金メッキがつき易い下地のメッキがむ
き出しとなっているので、この部分に金メッキを行うことによって、配線パタ
ーンが出来上がります(工程4)

次に、レジストの除去と余分な下地金属を除去し基板が出来上がります。(工
程5)これを、6層であれば、6枚、8層であれば、8枚基板を貼り付けます。
(工程6)最後に、基板の表面や裏面の部品を実装するところや必要なところ
は、金メッキ部分をむき出しにし、その他の不必要なところは、オーバーレジ
ストを印刷して、配線パターンを表面から保護します(工程7)。

少し長くなってしまいましたが、最後に、市場規模を考えて見ましょう。代表
的な基板メーカはあげてみましょう。携帯電話の基板は、松下の特許である
ALIVH(アリブ)基板がもっとも効率よく配線パターンを設計できるため
この基板ほとんど市場を占めていると言っていいでしょう。メーカとしては、
1、松下電器(6752)
2、日本CMK(6958)
3、メイコー(6787)
があげられるでしょう。

まず、携帯電話の基板の市場規模はどんな感じでしょうか。基板単価を約10
00円とすると、月々100万台分で10億円、年間120億円、月500万
台分で50億円、年600億円の市場規模ぐらいでしょうか。

松下の基板の工程能力を推定してみましょう。

月産現在3万平方メートルとして、携帯電話の基板の大きさを0.05平方メ
ートルとすると、月産60万台分生産していると想定できる。少し少ないので、
月産能力は、8時間稼動の発表かもしれません。だとすると、ざっくり3倍の
月産180万台というところでしょうか。基板単価約1000円であれば、月
の売上は18億円、年間216億円の売上ぐらいでしょうか。

ここから利益率を比べて、メーカ同士を比べていくのも面白い結果が出るので
はないでしょうか。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)

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◆コラム「連載:ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい」

■第17回■

 少しずつ新興市場の企業でも、財務内容がしっかりしていて、業績も良いの
に叩き売られていた企業には、資金が流れ込み始めたかな〜と感じられる動き
も見えてきました。でも、そんな動きはわずかです。まだまだ新興市場には、
甘い業績予想をだしては減益発表を繰り返す、怖い企業も多いですからしょう
がないと思います。

 いよいよ3月が決算期の企業の第1四半期の決算短信が発表される季節が到
来しました。参議院の選挙が控えており、自民党のボロ負けが想定されるため
に、なかなか買いにくい状況ではあります。でも、選挙結果を理由に、もし株
価が下がるなら、安く買えてラッキーとなるように、業績の良い企業を事前に
しっかり見つけておきたいと思います。

 自分で投資できたのは住友金属鉱山や三菱商事などの財閥系総合商社、およ
びデンソーやホンダなどの自動車関連株がほとんどですが、みな世界経済の好
調、特に新興市場国の経済的な成長に支えられ、好業績となった企業ばかりで
す。

 自分では買えなかったり、買っても持続できなかった新日鉄など鉄鋼株や、
コマツや森精機製作所など建機や工作機械メーカーの株、川崎汽船などの海運
株なども、みな世界的な景気の好調さに支えられる企業ばかりです。

 楽なのは業種に向けてお金が流れ込んでくるので、例えば総合商社なら三菱
商事が先駆けして上がったら、三井物産や住友商事を買って我慢していると、
いずれお金が銅業種の株にも雪崩を打って流れ込んでくることです。業績をみ
ても、しっかり業績が伸びているし、財務内容も健全です。1年で十倍になる
かもしれないけれど、倒産してしまうかもしれない、斬新なビジネスモデルを
持つ新興市場のわけの分からん企業の株を買うよりは、年間で株価が50%成
長する大企業の株がゴロゴロしているわけですから、成長の為の布石を打ち続
ける大企業の株を主体にポートフォリオを固めた方が、今年は運用成績が良さ
そうな予感がしています。

 しかし、大型株があまりにも高く買い上げられた暁には、業績もよく財務も
健全な中小型株にも、きっとお金が流れ込んでくると期待して、少しずつ斥候
を這わせておくことは将来のポートフォリオの成長の為には必要なことだと信
じて実行しています^^;

 斥候は臆病に、なんか変だと思ったら、そく撤退を繰り返しています。セコ
ム、ミスミグループ本社、武田薬品、ブリヂストン、オイレス工業、ベルーナ。
ブリヂストンのように売ってから上昇に弾みがついた株もあります。しかし少
しの儲けで撤退してから、まもなく10%以上瞬く間に下落したベルーナは別
格として、撤退価格からすぐに100円幅以上下落して、ヤレヤレという株が
多いです(苦笑)

 逆に斥候を出していながら短期2〜3日くらいの短期間に10%も上昇し、
斥候の役目を果せなかった株もけっこうありました。太陽インキ製造、エスペ
ック、アプライドなどが、そんな企業です^^;

 基本的には人口の多い中国、インドを中心に新興国の経済成長が続いていく
こと。日本の景気も右肩上がりのゴールデンサイクルに入っていること。世界
経済の好調に恩恵を受ける分野に競争力を持つ日本企業。こんな観点で株式投
資していれば、インフレに負けることのない資産形成が出来るだろうと安心し
ています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

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 「億の近道」のwebがリニューアルしました!
 バックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作りになっております。
現在、2006年8月分までを掲載しておりますが、順次過去分を追加してい
く予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読みなどに是非ご利用
下さい。
 http://okuchika.net/

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 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は行っておりません。紛らわしい名称の
サービスは弊社と一切関係ありませんのでご注意下さい。

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