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市場のマネジメントその5

 前回のコラムに続いて、またしても金融当局の無駄な仕事を聞きました。これも役に立たない「仕事のための仕事」でした。しつこいので詳しくは書きませんが、その銀行とは全く関係ないところで行員が詐欺(取り込み詐欺)を働いた事件で雇用者責任を問われ、詳細な報告書の作成と再発防止策を考えて提出しろと要請された話を教えてくれました。一人の行員が銀行業務とは関係のない儲け話(作り話)を使って数人を騙して金を預かり逃げてしまった事件のようです。
 これについて「貴行の管理態勢は?」「責任についての認識は?」など「まるで会社が悪い」とでも言いたげな質問への回答や、詳細な報告を何度も求められ、この対応に2ヶ月以上を費やしたそうです。当局が解決に乗り出す訳でも無く、また警察でも無く、恐らく実質的には何の役にも立たない無駄な報告書(作成作業)となるのでしょう。
 ついでに、自行の名前が使われた形跡もあったため、念のため警察に被害届を出しに行ったら、今度はこちらは受理してくれなかった…、という笑えない話です(呆)。
 真面目に働いているはずの社員が知らぬところで金を盗んだら、監督当局から会社が再発防止策を求められた…と言う話しですが、では、どうやったら未然にそいつが泥棒であることを知り、発生を防げるのか? それが分かるなら、誰もそのような人物を雇うはずは無いのですが…。役人には判るのでしょうか?(笑)
 こんなマヌケな仕事をしているから悪い奴らはやりたい放題です。AIJ事件にしてもしかりで、随分前から年金基金は大丈夫か?と言われていたのに、やはり何もしていなかった。同僚(K務員)が多数天下りしているから余計に。情けない…。

 最近の株式市場は賭博場のようです。昨年までの市場も違う観点で(極端に出来高の薄い)賭博場のようだと書きましたが本質は一緒のようです。マーケット参加者の大半が投機筋のファンドかディーラーであるためか、特にインデックスが11,000円を超えた辺りから値動きが荒くなり、且つ「動くものに付く」「話題が出たものに集中する」といった様相です。
 先日のキプロスのニュースが出た際にも、煽り立てるような上下動がありました。兎に角、相場を動かすために何かきっかけを探していると言った雰囲気です。
 今年2月に入った辺りからは余りに極端な(予想外な)動きをするので積極的な投資がし辛いため、昨年からの保有分をそのままにして、手元の余裕の範囲で売買を楽しむ程度にしていましたが、それでも結構なパフォーマンスです。証券会社のディーラーの方達も元気ですし、個人投資家も相当のリスクテイクが可能なポジションにまで向上してきているのでしょう。

 為替に就きましては、ようやく居心地が良いと言われる90円〜100円/ドルのレンジ内での動きになっています。アナリストの話しではアセンブルメーカーは依然として収益源が見えず厳しいらしいですが、自動車はご存じの通りで、海外のスマホや設備投資に関連する機械や電子部品などでも収益が相当改善するレベルになってきていると言います。業績予想の控えめな会社が多いものの4Qの発表が楽しみな会社が結構あるとの事です。

 あと、石川臨太郎さんのメルマガに先日出ていた銘柄なども新しい発見でした。典型的な渋い内需銘柄ですが、これこそ日本の「いぶし銀の技術」を持つ会社と言えるのではないでしょうか。外需、内需、自動車、不動産…などなど、特定のカテゴリー分けや様々な思惑で売買されている市場ですが、一旦落ち着けば、そんな大雑把な捉え方では無く、そろそろピンポイントで銘柄選定をして投資しても良い相場つきになってきたのではないかと感じます。

 もし今回が息の長い相場の始まりであるなら、この3月の高値から一度調整した辺りが相場用語で言うところの「初押し」になりますから、4月後半からの決算発表の内容をじっくり吟味しご自身のポートフォリオを構築する良い機会になると思います。

 昨日今日の日銀の政策決定会合の中身が気になるものの、これが済むと量的緩和に関するテーマはまずは一段落となります。幾らなんでも無茶な国債買い入れなどは発表出来ないでしょうから、大凡の見当は付きます。不動産も首都圏の優良物件は値上がりしていますが、それ以外では人口減少の影響を受け続けますし、株式や債券市場に関係する会社(証券や銀行など)にしても想定外に儲かり続けることは無いでしょうから、行き過ぎた株価はどこかで修正されると思います故に、これからは注意が必要なのでしょう。
 実体として、しっかりと成長する会社を見る目が大事になってきます。

 あと、ユーロの行方につきましてはキプロスの件でもお分かりの通り、まだまだ不透明な時期が続くと考えており、その他の観点からもユーロの上伸には限界があると考えている次第です。スペインの不動産や金融動向にしても、不動産バブル崩壊による日本の1995〜1997年辺りの妙な安定期との既視感があります。日本ほどの体力が無い国の不動産にユーロ中から資金が集中し価格を押し上げ、それが崩壊した訳ですから、場合によっては日本以上の困難に直面する懸念もあると考えています。
 巷で言われているユーロ/ドル1.3が平均とは思えません。ユーロ発足前のエキューの頃、まだ100円前後だった辺りから現在までを振り返ると、サブプライムによる米国のバブルに押し上げられた時期と、ユーロ危機による資金逃避の差による変動がとても大きく、評価は難しいですが、数年内にはユーロもドルも100円〜110円辺りに収斂してゆくのではないかと考えています。

 市場環境は突然変わります。自身のポジションを十分に管理した上で、無理をせず投資を楽しんで頂きたく存じます。

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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