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有料メルマガライブラリから(42)日本の株式市場に変化の兆しが見え始めた

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

 特別に直近のコラムを掲載する全4回シリーズの、今日は最終回です。現状の市場の状況と読み合わせながら、投資戦略&戦術の参考にどうぞ!

==「日本の株式市場に変化の兆しが見え始めた」==
  (有料メルマガ第203回・2012/11/20配信号)


―『いまが最悪なら絶好の買いチャンスとなる』を実行するなら流動性の高い銘柄のほうが早く結果が出るのではないかという仮定を試すべきときが来たのかもしれない。−

 11月15日、16日には米国株式市場追随で動いてきた日本の株式市場が、米国離れをはじめる兆しが見えてきたような気がしています。

 米国の株式市場が連続で大きな下げを続ける中で、11月15日に日本の多くの銘柄が反発高を行ない、その動きは16日にも引き継がれました。

 野田首相が14日に衆議院解散総選挙を決めたことも、変化の兆しなのかもしれません。

 外国人投資家などは、
『日経平均だけが目立った底固さを見せたのは、野田首相が約束通り解散を実行に移したこと。更に自民党の安倍氏が次の首相に選ばれるのではないかという期待感があったこと。
 また、野田首相は最後に黙って引退するのではなく、財務相が新たな景気刺激策を11月末までに出すことを主張した。また自民党もインフレ・ターゲットを現行の1%から2%へ、GDP成長ターゲットを3%へ引き上げるということを経済再生レポートの中で主張して、これに対抗している。』
このような解説を聞きました。ドル円相場も円安に動いています。

 もし、日本株式市場に変化の風が吹き始めるなら、出来高の大きな時価総額が500億以上あるような銘柄に、投資資金が流入しはじめる可能性がある。そんな気持ちがあったので、まだまったく動きが見えない状態でしたが、先週号のコラムでI社やC社など、時価総額が500億円を超えるような銘柄についても研究銘柄としてみたい。そのようなことを書きました。

 過去のコラムでも、私も60歳が近づいて私的年金が入り始めるので、配当や配当優待利回りの高さを銘柄選択の最上位条件に置くことが求められるという、いままでの経済上の必要性(=経済的制約)が少し弱まったことは、何度か書いて来ました。

 配当利回り、優待利回りが高い銘柄は投資環境が悪化して、株価の下落圧力が高まる時期には、配当や優待が株価の下支えをしてくれるので、銘柄選択の条件として重視していくことは、ポートフォリオの防衛力を高める意味でも有効です。

 私自身のポートフォリオが、ダメージをこうむる中でプラスを維持できていたのは、配当利回りや配当優待利回りが高い銘柄群の配当や優待が寄与しており、このような銘柄の株価も下がりにくい(または上げてくれる)ということが最大の理由でした。

 しかし、もし日本株式市場に吹く風の向きが変わるとしたら、いままであまり下げなかった小型の優待銘柄の反発力より、リーマン・ショックの時よりも大きく下げてしまったF社やI社など出来高の多い銘柄の反発力が強く大きくなるのではないだろうか…。そんな思いもあって、11月15日の大引け後に大型株の動きをチェックしてみました。そして、変化の風が吹き続けるのかを体感する為に、米国株が更に続落した16日にも大型株の動きを観察してみました。16日は週末なので、休日をはさむリスクを避けるために大引けには利喰いの売りも出るかもしれないと考えていましたが、株価は強いままで終わりました。

 15日の大引け後に株式市場を確認してみると、I社は、信じられないほど強い反発力を示しており、1000円台を回復し、15日の終値は前日比55円高の1030円でした。16日もI社の株価は強さを失わず、一時は1088円まで上がり、16日の大引けの株価は1083円でした。

 F社も久々に上げて、15日には前日比59円高の1336円と、1300円台を回復していました。I社と同様に、16日もF社の株価も強さを失わず、16日の大引けは16日の最高値の1395円と、高値引けとなりました。

 O社は、直近の高値(1700円)から200円も下落して、そこから反発し始めましたが、まだまだ下落額から比べた反発額が低く、I社やC社よりも2013年3月期のPERが低い、キャッシュ・リッチの銘柄はないか、そんなことから本日の研究銘柄に選びました。

 O社が頭に浮かぶと、同時に出てくるのがO社と世界トップを競っているJ社ですが、J社は大きな自社株買いをスタートしてしまい、O社よりも株価の回復力(=上昇率)が高いこと。そして、この頃の自社株買いは自社株買い発表後の数日だけ株価が高くて、直ぐ下げてしまうことが多いことから、高値掴みのリスクが高いこと。そんな理由からO社を優先して研究銘柄として取り上げました。しかし、日本の株式市場に吹く風が本当に変化したなら、J社も研究銘柄として取り上げてみたいと考えて、調べています。

 最近の株式市場のリスクオンとリスクオフの間隔は短く、変動が激しい為に、日本の株式市場に吹く風の向きが本当に変わったのかどうかは、まだ定かではありません。しかし、いずれは風向きが変るなら、変化後のターゲットを事前に研究しておくことも大事なことだと考えています。

 しかし、来年の1月から3月までに配当や高額の優待のある銘柄にも投資資金が向かい出す可能性も高いです。

 先週のコラム銘柄の株価の推移を追ってみます。

E社
 11月12日月曜日終値2154円
 →メルマガ配信日11月13日終値2202円
 →11月16日終値2277円

T社
 11月12日月曜日終値1331円
 →メルマガ配信日11月13日終値1363円
 →11月16日終値1396円

日精エー・エス・ビー機械
 11月12日月曜日終値429円
 →メルマガ配信日11月13日終値439円
 →11月16日終値455円

C社
 11月12日月曜日終値1465円
 →メルマガ配信日11月13日終値1459円
 →11月16日終値1516円

 I社の株価の反発力には及びませんが、高配当優待利回り銘柄も、小型の非優待銘柄も、大型の高技術銘柄も、米国大統領選挙が終わった後の11月に入ってからの株価の下落率が大きかったので、それなりに反発を始めたように感じられます。

 その他銘柄群でも、株価の下落率の少ない銘柄は穏やかに、株価の下落率が大きかったものは、少し大きめに反発していくような気配です。私がウォッチしている銘柄の中では、大型の出来高の大きな銘柄のほうが反発力が強かったような気がします。自動車関連でもトヨタ系の大型株の反発が強かったように思えます。

 しかし株価下落の大きかった自動車部品関連銘柄には、まだ出来高が少なくて株価の反発率が低いので、配当優待利回り、配当利回り的に魅力的に感じられる銘柄も増えてきました。大型株が上がれば、小型株も追随して上がり出す可能性が高いです。そして、小型株のほうが上がり出すと、少しの投資資金で大きく上がるという特徴も出てきます。

 ドル円相場が円安に動いていくなら、いままで大きく売り込まれて下がった為に自動車部品関連銘柄も魅力的な配当利回り、配当優待利回りになってきたものも多いので、そろそろ研究銘柄としてみたい。そのように考えて銘柄の調査を続けています。あわてて飛びつくと痛い目に合う。本当に過剰流動性相場が始まれば、大型株とか小型株とかに関係なく、業績が良く財務内容の良い企業には資金が入り込んで循環相場が始まるので、じっくりと銘柄チェックを続けて、いざというときに備えて準備しておくことが大事だと考えています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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