<< 億の近道2012/12/11 | main | 億の近道2012/12/12 >>

有料メルマガライブラリから(41)

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

 特別に直近のコラムを掲載する全4回シリーズの、今日は3回目となります。現状の市場の状況と読み合わせながら、投資戦略&戦術の参考にどうぞ!

==「条件付きでポートフォリオに冒険的銘柄を加えてもいい時期か」==
  (有料メルマガ第202回・2012/11/13配信号)


 オバマ大統領が再選されたことで、米国の株式市場が大きく下げました。米国株は7日、8日と連日で大きく下げました。しかしすでに大きく売り込まれていた日本の企業の株価は下げはしましたが、予想したほどは大きく下げてこないという印象を受けました。

 オバマ大統領が再選を決めた選挙から一夜明けた7日と8日に、米株式相場は連続して大きく下げました。議会選で上下両院の多数派が異なる「ねじれ」が続くことが確定して、「財政の崖」問題への対応が遅れるとの警戒感が市場関係者の間で強まったためだと説明されています。

 いままでは、米国株が上がっても、ちっとも上がらなかった日本株ですが、米国市場の株が下げると(米国株と違ってまったく上げていないのに)、米国以上に大きく下落することが多かった日本の株式市場という印象が強かったのですが、すこし違うように感じました。

 今回の日本の株式市場では、いままで下げすぎていたこともあるかもしれませんが、7日には輸出関連の大型株には下げ渋ってプラスで終わるものも散見されました。流石に2日連続で米国株が下げると下げ圧力が高まりましたが、それでもほとんど下げずに頑張った大型株もありました。

 先週の研究銘柄としては、久々に技術力の高い大型株を選びたいと考えて、事業領域がそれほど広くないので強さを分析し易いE社を調べていました。

 しかし残念ながら、E社は11月1日に大きな業績下方修正を発表して、翌営業日に一時892円まで下げました。

 2013年3月期の純利益が3億円、一株利益でみると2.17円という減益予想は衝撃的で、もしも9月までの相場環境ならばストップ安比例配分でもしょうがないと考えました。しかし実際には、E社の株価は予想以上に強く、米国の株価が大きく下落した翌日の11月8日も、E社の株価は一時的に下げても、最終的には951円まで戻して終わりました。9日も947円で踏ん張りました。

 E社は日本を代表する高技術企業で、リーマンショック時にも1258円までしか下げませんでした。リーマンショック後に株価は3635円まで戻す、強い反発力を示しています。

 E社の現在の主力事業は、電子関連事業とセラミック関連事業です。電子関連事業ではプリント配線基板やプラスチックパッケージなど、セラミック関連事業では特殊炭素製品やDPFなど、すべての分野で世界トップクラスの企業と協業しながら、技術革新のイニシアティブを取って成長している企業です。

 もし、年末に向けてE社や日本を代表する大型株の株価が上昇傾向を示していくなら、E社も研究銘柄として取り上げたいとも考えています。世界の中央銀行により放出された過剰なマネーが、上がリスクオン状態になった時に流れ込むのは、日本を代表する高技術銘柄だと予想しているからです。

 しかし、当面は内需系の業績の良い高配当優待銘柄を分散投資の対象として、研究銘柄に選ぶことを優先したいと考えています。

 『安定収入減少期』の投資対象として相応しいと考えている高配当利回り、または高配当優待利回り銘柄は、世界市場の株価の急落時などの投資環境の悪化時にはツレ安する銘柄もありますが、減配とか優待廃止がなければ、安くなればなるほど配当利回りや配当優待利回りが高くなるということであり、業績などに不安が無ければ配当や優待の権利月が近くなるにつれて、株価が戻しやすくなり、また投資環境が悪化しても株価の下支え効果は強くなっていくと予想しているからです。

 6月12日号のコラムで次のように書いた、リックコーポレーションなどの株価を見ながら、高配当優待利回り銘柄の株価下支え効果を感じています。

『例えば、100株で2000円の三井三菱VJAギフトカードの優待を貰えるリックコーポレーションなどは、配当が年間7円なので、株価が270円以下ならば100株だけの投資なら配当優待利回りが10%を超えてしまいます。
 低PER、低PBRでも、自己資本比率が低いので、高配当優待利回りのままですが100株だけの投資なら、魅力があります。しかしまだ株価推移を見ている状況です。』

 リックコーポレーションは、右肩上がりで上昇してきて、11月9日にはついに340円になりました。

リックコーポレーションのチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=3147&ba=9&type=6month

 研究銘柄として、キャピタル・ゲインに重点を置いた銘柄も選んでみたいとも考えてはいるのですが、まだまだ優待や配当の権利月に向け株価が上がっていくような銘柄を重視して選んでいくほうが、結果的には運用成績が良いという状況になるという思いも強いです。

 今後の研究銘柄の候補として検討している優待のある2銘柄と、冒険的銘柄(キャピタル・ゲイン狙いの銘柄)の2銘柄を、コラム銘柄として取り上げておきます。
 冒険的銘柄の1つは、小型株で業績も良く、配当利回りも4%以上ある銘柄です。もう1銘柄は業績は悪いですが、高い技術力を持っており、キャピタル・ゲイン狙いの冒険銘柄として考えているE社以外のもう1銘柄です。


□ 3月に魅力的は優待、または高額配当のある銘柄 □

○I社

 配当は年1回 3月のみで91円の配当予想です。100株で1000円のクオカードがもらえます。

○T社

 配当は3月と9月です。業績に応じて配当額を変化させます。現在の年間予想配当額は39.5円(9月16.5円 3月23円)。3月に100株で5000円のポイント(=選べるギフトセット)がもらえます。

□ 冒険的銘柄 □

○N社

 N社は、1978年に**の企画・開発・生産を手がける企業として、設立されました。メーカーとして世界第2位のグループで、売上の90%は海外となっている企業です。円高の中にあっても強い収益力を持っていますが、2012年9月期に厚生年金基金からの脱退を決め、脱退に伴う特別掛け金4億8300万円を特別損失に計上したことなどから減益修正となりました。年1回の9月の配当20円の権利落ち後は、配当20円の4倍以上の下落を見せて一時401円まで急落し、その後株価は回復途上にあります。

 しかし11月6日に、この特別損失はあるものの、予想以上に業績が戻したという業績上方修正のIRをだしました。

 2012年9月期の決算短信の発表は11月12日の予定です。来期は特別損失がなくなりますし、業績が良くなれば、いずれ株価の見直しが期待できるかもしれないと考えています。しかし、研究銘柄として取り上げるのは11月12日の発表を確認してからにしたいと考えています。

○T社

 10月11日に2013年5月期の第1四半期の決算短信を発表しましたが、通期の業績予想を未定に修正し、上場来の安値を更新しました。

 業績修正の理由は以下のようなものです。

 『最近の当企業グループを取り巻く状況は、特に市場が主力の中国をはじめとして世界的に想定以上の低迷を続けていることに加えて、段階的な回復を期待していたLED用も調整にいまだ時間を要しており、いずれも少なくとも当面の回復は見込めない状況です。
 そのような状況の下、比較的堅調な一般産業分野を中心に需要の掘り起しに努めるとともに、固定費の抑制等に注力しておりますが、当第1四半期連結累計期間の業績結果ならびに、影響の大きい中国子会社の業績が決算期の関係上ほぼ固まりつつあることも踏まえて、当初計画の達成は難しいと判断いたしました。つきましては、当第2四半期連結累計期間の業績予想を上記の通り修正いたします。
 なお、通期の連結業績予想につきましては、特に**用や**用の先行きの不透明性が増していること、ならびに等方性黒鉛素材の生産調整の検討も避けられなくなりつつあること等も含めて状況を精査のうえ、第2四半期連結決算発表時には公表する予定です。』

 T社は古くから炭素に関わってきた企業です。もともとは掃除機や電動工具などに用いられているカーボンブラシの製造からスタートした企業です。T社は、このカーボンが秘める無限の可能性に早くから着目し、研究・開発を推進してきました。その結果、1974年に日本で初めて「等方性黒鉛」の開発に成功しました。以来、高機能分野に特化した独創的で革新的なカーボンの追求に挑戦し、身近な生活空間から宇宙航空・医療などの最先端分野まで、そして特に太陽電池・原子力などの環境・エネルギー分野など、様々な領域でT社のカーボン製品と技術が使用されています。しかしながらカーボンの可能性はまだまだ未知数で、さらには金属やセラミックス等の異種元素・材料との結合や複合化により、カーボンが果たす役割と展開領域は今後ますます拡がっていくことが期待できます。

 「等方性黒鉛」は約3000度の高温処理により誕生する黒鉛です。整った結晶構造を持ち、電気をよく通す性質があります。「等方性黒鉛」には、熱及び電気伝導性にすぐれ、高温や薬品への耐性が高く、軽量で加工が容易、摩擦・磨耗が起こりにくい、という特性があります。このことから高い信頼性を要求される原子力分野、放電加工分野、半導体分野などを中心に、幅広い産業分野で活躍しています。

 一時的な業績の低迷で上場来の安値をつけて、少し株価が戻した位置にいますが、まだまだ売り込まれて安くなる可能性は充分あります。もしT社の技術力と近い将来の業績回復を信じることが出来るならば、大底近辺の株価を拾って将来のキャピタル・ゲインの獲得を目指す冒険的投資の対象として、調査して検討する価値があると考えているところです。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

★有料メルマガはこのほかにも特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」があります。本日はミライアル(4238)の研究レポートを掲載していますので、ご覧いただいたのち、ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

 本日配信の有料メルマガでは、資産背景に不安が無く、高い技術で世界中に受け入れられる製品を作り出すとともに、世界中に販売網を拡大している、TOBも期待できる企業を、研究銘柄として掲載しています。
 また、コラムでは、2013年相場を見据え、割安な銘柄の情報やウオッチしている研究銘柄候補群に言及しております。
 今週金曜までに購読された方には、もれなく今週配信号も差し上げます。
 是非この機会にご購読下さい。

有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraeclaクリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:株主優待


JUGEMテーマ:ビジネス


JUGEMテーマ:株・投資



コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
億の近道有料メルマガ!
火曜日執筆者の石川臨太郎氏の有料メルマガです。 大好評配信中! 購読者を大募集しています。詳細は以下のページを参照下さい。
  なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用 されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。
categories
archives
recent comment
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM