全体相場は総選挙前の安倍総裁発言から円安進展とともに上昇に至り9500円台まで一気に駆け上がってきました。利益確定売りを消化しながら買い意欲が高まり、活発な商いが続いていますが、皆さんの投資成果も随分と高まっているものと推察されます。
日経平均に連動して主力株が上昇し、直近に至っては中央道のトンネル崩落事故から低位ゼネコン株にも物色機運が高まっているほか低位株全般が人気を集めています。
景気回復に向けた施策が総選挙後の新政権から打ち出されるとの思惑が働いての株価上昇とこれまで割安に放置されてきた企業の株式に再び関心が集まり出したとすれば、ここから更に株式相場は上昇の可能性があるということになるのですが、果たしてそこまで楽観視して良いものか…。
ここからの運用スタンスは仕掛けが入った低位株についていくか、先駆した銘柄を避けて比較的流動性のある出遅れ銘柄に投資していくかになります。
株式相場全体の動きを見ながらキャッシュがリスク市場に戻ってくるとしたら、長期的に値下がりを続けてきた銘柄への物色が基本になるかと見られます。ですから、ここでは出遅れ銘柄探しが続くと見られます。
但し、既にコア銘柄はそれなりに上昇していますし、低位仕手系株も急騰した株も多く、出遅れ銘柄探しもそう簡単ではありません。
株式市場には多くの低PER銘柄、低PBR銘柄、高配当銘柄があります。これらの中には全体相場とは関係がなく、株価のトレンドが下向きのままで推移している銘柄が見られます。
また、現実に業績が悪化している銘柄もあります。銘柄の選定においては十分な注意が必要です。
低PBRバリュー株の中で業績回復の芽が出てきた銘柄や成長性が維持されているのに流動性や知名度の低さから株価が停滞している成長銘柄もあります。物色機運の高まりからそうした銘柄に資金が流入してくる可能性はありますが、そうした銘柄はじっくり型ですので年末特有の短期物色の流れには乗らないと見られますので見切り売りを拾って行く感覚が求められます。
市場では小型出遅れ株を探していこうとする機運が高まるものと見られますが、あくまで株式投資で成功する鍵は企業の業績拡大、足下が赤字でも企業内容が変化し黒字化が見込めるといった変化が必要です。
そこに流動性が伴ってこそ投資家の物色機運が一層高まっていくと考えられます。発行体企業と様々な投資家の思惑が重なりながら、低迷している日本経済の復活を先取りしていくような相場展開が2012年末から2013年前半まで続くとすれば今が最も株式相場を楽しむ時期なのかも知れません。
【出遅れ銘柄探しのポイント】
1)3つの投資尺度(PER、PBR、配当利回り)が市場平均よりも低い銘柄を探す。
2)業績が底打ちしかかっているのに株価が低迷したままに放置されている。
3)投資尺度とは関係なく株価が歴史的な底値に位置している。
4)初期のゆるやかな上昇トレンドが見られる銘柄
5)新興市場、東証2部上場で地味ながら好業績な銘柄
6)市場の新たなテーマに沿った出遅れ銘柄
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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日経平均に連動して主力株が上昇し、直近に至っては中央道のトンネル崩落事故から低位ゼネコン株にも物色機運が高まっているほか低位株全般が人気を集めています。
景気回復に向けた施策が総選挙後の新政権から打ち出されるとの思惑が働いての株価上昇とこれまで割安に放置されてきた企業の株式に再び関心が集まり出したとすれば、ここから更に株式相場は上昇の可能性があるということになるのですが、果たしてそこまで楽観視して良いものか…。
ここからの運用スタンスは仕掛けが入った低位株についていくか、先駆した銘柄を避けて比較的流動性のある出遅れ銘柄に投資していくかになります。
株式相場全体の動きを見ながらキャッシュがリスク市場に戻ってくるとしたら、長期的に値下がりを続けてきた銘柄への物色が基本になるかと見られます。ですから、ここでは出遅れ銘柄探しが続くと見られます。
但し、既にコア銘柄はそれなりに上昇していますし、低位仕手系株も急騰した株も多く、出遅れ銘柄探しもそう簡単ではありません。
株式市場には多くの低PER銘柄、低PBR銘柄、高配当銘柄があります。これらの中には全体相場とは関係がなく、株価のトレンドが下向きのままで推移している銘柄が見られます。
また、現実に業績が悪化している銘柄もあります。銘柄の選定においては十分な注意が必要です。
低PBRバリュー株の中で業績回復の芽が出てきた銘柄や成長性が維持されているのに流動性や知名度の低さから株価が停滞している成長銘柄もあります。物色機運の高まりからそうした銘柄に資金が流入してくる可能性はありますが、そうした銘柄はじっくり型ですので年末特有の短期物色の流れには乗らないと見られますので見切り売りを拾って行く感覚が求められます。
市場では小型出遅れ株を探していこうとする機運が高まるものと見られますが、あくまで株式投資で成功する鍵は企業の業績拡大、足下が赤字でも企業内容が変化し黒字化が見込めるといった変化が必要です。
そこに流動性が伴ってこそ投資家の物色機運が一層高まっていくと考えられます。発行体企業と様々な投資家の思惑が重なりながら、低迷している日本経済の復活を先取りしていくような相場展開が2012年末から2013年前半まで続くとすれば今が最も株式相場を楽しむ時期なのかも知れません。
【出遅れ銘柄探しのポイント】
1)3つの投資尺度(PER、PBR、配当利回り)が市場平均よりも低い銘柄を探す。
2)業績が底打ちしかかっているのに株価が低迷したままに放置されている。
3)投資尺度とは関係なく株価が歴史的な底値に位置している。
4)初期のゆるやかな上昇トレンドが見られる銘柄
5)新興市場、東証2部上場で地味ながら好業績な銘柄
6)市場の新たなテーマに沿った出遅れ銘柄
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