JUGEMテーマ:株・投資
日本の橋が危ないらしい。
初めてこの話を聞いたのは数年前だったか。
最近、ニュースで取り上げられていたのを見て改めて
自分で調べてみた。
調べていて、ちょっと恐ろしくなった。
交通量の多い、古い橋はあまり走りたくないというのが
調べてみて感じた正直な印象だ。
<ポイント>
1.高度成長期に大量に構築された橋
2.過酷な状態で老朽化が進捗
3.お金がなくて対応が遅れている(主に地方自治体)
1.高度成長期に大量に構築された橋
現在、日本には橋が15万橋程度ある(橋長15m以上)。
戦後間もない1950年までに架設された道路橋は5000程度。
その後、自動車の普及と共に高度成長期以降に道路整備が行われる中で大量に建設された。
多くの橋が集中的に建築され、建設後50年以上のものは2006年度6%
(8900橋)、20年後の2026年度には47%(66300橋)に増加する見通しだ。
2.過酷な状態で老朽化が進捗
橋の寿命は50〜60年程度と言われている。
しかし、日本は海外と比べ過酷な使用環境となっており、老朽化が進捗している。国土交通省の調査によれば、橋げた部分に50センチの亀裂がみつかるなど落橋につながりかねないケースもあったらしい。直轄国道5000橋の点検により、早急な補修が必要な橋が45%にのぼった。
塩害、湿度の高い気候、地震の多発などに加え、車両の大型化などが橋梁劣化を加速させている。
3.お金がなくて対応が遅れている(主に地方自治体)
橋の点検をして現状を把握し、補修計画を策定し、施工。
となるわけだが、点検が進んでいない。
全橋梁の半数が定期点検を未実施であり、未実施の9割は市町村道の橋のようだ。
進まない理由は資金不足と人材不足。点検及び補修にかかる資金については国の補助が出ることになっているが、地方自治体において地方自治体負担分を負担できずに未実施となっていたり、各地域に適切な人材がいないことなどが進捗を遅らせている。
長寿命化修繕計画はH23年までに終了させる計画となっているが、点検による現状把握が進んでいない為、今後の進捗についても厳しい見通しを持たざるを得ない。
<短期的に解決する問題ではない>
長期的なテーマですね。
すでに一部の企業はこの需要を取り込み、業績が改善してきている。
橋梁談合などあまり良いイメージがなく、関連する企業については投資に慎重になってしまう面もあるでしょう。
先日発売されたばかりの四季報などをみれば、需要の拡大を受けている企業はすぐにわかると思うのであえて企業名はとりあげない。
日本の問題解決にどの企業がどのような貢献をするのか。
発想を膨らませてほしい。
(知の利)
<スローガン>
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
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