ウェルスナビ 柴山さんと考える『いま日本に必要な金融サービス』−後編

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 今回のメルマガでは、いま運用業界でも話題になっているロボアドバイザーの会社を経営する柴山社長との対談を記事にしました。


●それでも心のどこかにある「投資は危ない?」という不安感は的外れ?


小屋:アメリカでキャリアの長いファイナンシャル・アドバイザーの人たちと話すと、金融ビジネスは「スノーボールを転がすようなものだ」と言われるんですね。

 お客様の信頼を得ることができれば、預かり資産はスノーボールを転がすように徐々に大きくなっていく。ただし、最初の何年かきつい上り坂があって、大変な思いをする。でも、どこかでその坂を超えれば、自然に転がっていって大きくなっていくビジネスだ、と。
 僕も会社を立ち上げて数年はきつい時期が続きました。
 それでもがんばれたのは、信じてくれるお客様がいてくれたからです。

 5年目を迎える頃、預かり資産が増え、結果も出るようになり、目の前で喜んでくれるお客様とさらにいい関係を構築できたことで自信を深めましたし、次につながる信頼を築くこともできました


柴山和久さん(以下、柴山):困難を一緒に乗り越えていく経験も大きいですよね。
 妻の両親の今の悩みは、何度も一緒に金融危機を乗り越えてきたアドバイザーが、高齢のために引退すること。それほどの強い信頼関係で結ばれているんですね。こんな関係性が、日本でも構築していけたら……と思っています。

 ただ、2018年2月に大きく相場が崩れたとき、ウェルスナビを利用してくださっているお客様の中にも不安になった方々がたくさんいました。
 やはり「最近、資産運用を始めました」という人はちょっとした変動でも動揺すると思います。小屋さんは、そういったときはどうされているんですか?


小屋:会います。うちのクライアントさんで、去年から「長期、積立、分散」の資産運用を始められた女性がいます。
 1年後の運用状況は、2018年2月の下落の影響もあって若干マイナスでした。不安に思われたその方は、「リスクを取りすぎている気がします」「マーケットに何かあったら資産が3割くらい減っちゃうんじゃないかと恐れ
ています」と連絡をくださいました。
 もちろん、我々アドバイザーも将来のことを完全に予測することはできません。
 しかし、過去のリスクとリターンから考えて組んだその方のポートフォリオは、30%もの損失が出るようなものではないわけです。
 そのあたりを改めてお会いしてご説明しました。
 幸い納得してくださったので、その方は長期運用を継続されています。


柴山:積立、分散による長期運用で複利のメリットが大きく運用状況に反映されるのは、10年後以降。時間を味方につけた資産運用です。
 それは理解していても、統計上では相場が高くなったときに買って、大きな下落があるとパニックを起こして売ってしまう人が圧倒的に多いというデータがあります。

 もし、小屋さんのようなアドバイザーがいなければ、そのクライアントの女性も1年で運用をやめてしまったかもしれませんね。
 逆に、過去にリーマンショック級の金融危機も何度も乗り越えてきたアメリカの個人投資家は、大きな下落が起きても堂々としています。
 長期的に見れば、波の1つに過ぎない、と。その感覚になるには時間がかかりますよね。


小屋:うちのお客様で言うと、運用期間が3年以上になってくると、日々の運用状況の変動に不安を口にされることが減っていきます。


−柴山さんのところはお客様の不安に、どう対応されているんでしょうか?


柴山:ウェルスナビは2017年にスタートして、2年半たった2019年2月時点で、12万人の利用者の方が集まってくださいました。
 残念ながら、12万人全員とお会いすることはできません。
 だからこそ、大きな下落があったときには定期的に開催している資産運用セミナーをより積極的に行うようにしています。
 その場でお客様がどういう不安を感じていらっしゃるのかに耳を傾け、その悩みを共有して、我々の考えもきっちり発信していきたいからです。

 セミナーはサービス開始から3年弱で100回くらい開催しています。
 オンラインとデータだけでは掴み取れないお客様の感情、声、声にならない声を感じ取るためのアンテナという意味があり、今後もWebサービスだからこそできるお客様との最適なコミュニケーションの方法を試行錯誤していくつもりです。


小屋:契約者12万人という数は計画通りですか?


柴山:ほぼ計画通りで、「働く世代向けの資産運用サービス」への手応えは感じています。
 ただ、個人的には今の10倍規模になって、やっとスタートラインだと思っています。
 世の中で働く世代で資産運用サービスを求めている方は、1000万人単位でいらっしゃるはずですから。
 利用者数が100万人になってもやっとスタート地点だと思いますし、預かり資産の額で言うなら今は1300億円くらい。
 この数字が10倍の1兆3000億円になっても、日本の個人金融資産1800兆円からすると、0.1%にも届きません。それでも預かり資産が今の10倍になれば、ウェルスナビが誰でも安心して使える社会インフラとして認められる段階に入っていけるのかなと思っています。


●働く個人が資産運用のアドバイスを受けるメリットとは?


−日本でも長期の資産運用が当たり前になり、アドバイザーが社会インフラの
ようになっていく時代がやってきますか?


小屋:1800兆円ある日本人の個人資産の約60%が現預金で眠っていることを考えると、資産運用ビジネスが成長産業であるのは間違いありません。
 しかし、これまでは投資を促す金融機関が自分たちのビジネスを優先してきたため、資産運用への信頼を積み上げることができていませんでした。
 ただ、ようやく日本でも顧客目線で活動する独立系のファイナンシャル・アドバイザーやウェルスナビのような企業も増えてきました。
 誰もが当たり前のように長期の資産運用を考え、社会インフラのようにアドバイザーを使う状態への移行期には入ったと感じています。
 とはいえ、アドバイザー業界としてはまだまだこれからです。
 どれだけのアドバイザーがお客様の信頼を得て雪だるまを押しながら、目の前の上り坂を上れるか。
 そして、アドバイザーの存在をいかに知ってもらうのか。
 知ってもらえれば、選ばれない理由はない気がしています。


柴山:行動経済学で言うと、投資に関して多くのお客様が「自分で投資した方がうまくいく」というバイアスを強く持っています。宝くじにも同じことが言えて、統計上の確率はどうあれ、「自分だけは当たる」と思って買う傾向があります。

 2つのデータが物語っているのは、「運用をアドバイザーにお願いすることの価値がどれだけあるか」「ウェルスナビというアプリを使う価値があるんですか」が伝わっていないということです。頭で理解していても感覚的に受け入れにくいという壁をどう乗り越えていくのか。これは私たちの課題の1つです。


小屋:よく例えで話すのは、ダイエットコーチやジムのトレーナーさんの存在です。
 個人的なことで言うと、私はここ3年で10kgくらい痩せました。
 それ以前から、痩せたいと思っていました。
 ジムに行くか、行かないかという選択肢では「行く」を選び、会費も払っていました。でも、定期的に通わなかったので成果が出なかったわけです。

 そこで、自分だけではうまく体重を落とすことができないと気づき、さらにお金を払ってパーソナルトレーナーをお願いしました。
 その後のダイエット方法はシンプルで、食事に気をつけ、適切な運動を行い、習慣化しただけです。


柴山:「長期、積立、分散」と似ていますね。


小屋:そう。食事の見直しと運動の継続。それで痩せることは誰もが知っているのに、うまくできない。自力でダイエットに成功し、リバンドせずにいられる人は一握りです。

 でも、プロのアドバイスがあると結果が出やすくなるんだな、と。

 これは資産運用も同じで、書店に売っている指南本に書かれている「安いときに買って、高いときに売る」「冷静に判断する」「損が○%になったら損切りをする」といったルールはシンプルで、自分でできそうな気がしてきます。

 だけど、大多数の人はなかなかうまく運用できずにいるわけです。
 私は自分を資産運用におけるダイエットのアドバイザーやジムのトレーナーのような存在だと思っています。
 もっと気軽に活用してもらいたいですし、一緒に投資すると成果が出やすいんだと実感してもらいたいんですよね。


柴山:じつは海外でも個人でアドバイザーを付けているのは、富裕層が中心です。
 でも、有益なアドバイスを本当に必要としているのは、これから資産を作っていく20代、30代、40代の人たち。
 子どもの教育資金や自分たちの老後の生活費を備えていく必要がある働く世代にこそ、身近にいるアドバイザーの存在に気づいて欲しいですよね。


−どうやったらアドバイザーの重要性が伝わるでしょうか?


柴山:時間はかかりますが、成功体験が伝わっていったら……じゃないでしょうか。
 対面とオンラインとアドバイスの仕方が形式は違って、我々のような働く世代の資産運用を支援するビジネスを行う側が、多くの人に成功体験を積み重ねてもらう努力を続けることが重要だと思います。
 その結果として、アドバイザーの存在の意味を多くのお客様に実感してもらえれば、遠回りでも一番の近道になるはずです。


小屋:これもまた健康やダイエットの話を例にすると、「健康ではいたいけど、健康診断には行きたくない」「痩せたいけど、体重計に乗りたくない」という人が一定数います。
 でも、現状と向き合わなければ未来のプランは立てられません。

 資産運用のアドバイザーとしてお客様と面談するとき、私はその方の資産に関する情報を一切合切いただくところからスタートします。
 その時点でお金がなくても何の問題もありません。
 大事なのは、一度、自分の資産状況や将来のことを検討する時間、向き合う時間を作ってもらうこと。
 そのステップを踏んでもらうだけでも、アドバイザーを使う価値はあると思います。

 ウェルスナビや私のビジネスは、あくまでも資産運用の問題を解決していくツールですから。
 将来に向けてどうやって資産を形成していくか悩んでいる人たち、悩みそのものに気づいていない人たちが、ツールの存在に気づくよう根気強く情報を発信していきたいですね。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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【小屋洋一プロフィール】

 株式会社マネーライフプランニング代表。
 慶應義塾大学経済学部でファイナンスを学び、
 卒業後リース会社に就職。

 2004年から不動産ベンチャー企業にて営業、企画を担当しながら不動産投資実務についても研究。

 2008年個人のファイナンシャルリテラシーの向上をミッションとした株式会社マネーライフプランニングを設立。

 現在は個人資産家層を中心にコンサルティング業務を行う。
 投資勉強会やFP向け教育の講師など、活動の範囲は幅広い。

『35歳貯金ゼロなら親のスネをかじりなさい』をはじめ著書も多く、
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、
NHK「NEWS WEB」などテレビにも多数出演。

 CFPR(公認ファイナンシャルプランナー)、
 一級ファイナンシャル・プランニング技能士、
 首都圏ファイナンシャル・プランニング技能士会理事。


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 アドバイザー:小屋洋一、または(株)マネーライフプランニング所属のファイナンシャルプランナーになります。
 なお、全個別アドバイスの内容は小屋洋一が監修いたします。

 面談時期:別途調整いたしますが、コンテンツ視聴前、視聴後問わず活用いただけます。


株式会社マネーライフプランニング
小屋 洋一


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株の玉手箱 ハイボールと吠えるたこ唐がサイコー




 新型コロナウイルスによる影響がなかなか収束しません。

 諸外国と比較し日本の重症患者数、死亡者数は圧倒的に少なく、ほぼ風邪と変わらないので気にする必要はないとの意見もわかります。

 友人は癌が発見され手術で全てを取り除くことができず、現在毎日放射線治療を受けています。放射線は粘膜に影響を与え火傷の様な症状が生じると聞きますが、友人も肌の色や放射線を当てている内部の良性の細胞にもダメージを与えているようです。
 でも心配なのは免疫力の低下で、コロナウイルスによる感染を本人も私も危惧しており、血栓による肺や脳などへの詰まりを心配しているのです。コロナウイルスによる肺炎と放映されていましたが、肺血栓ではないのかと考えてしまいます。

 一部報道されています通り、新型コロナウイルスによる血栓が事実なら、アスピリンが有効かもしれません。富山めぐみ製薬のwebによりますとアスピリンについて以下のように記載されています。

 アスピリンの歴史をたどれば、西洋と東洋で共に鎮痛剤として用いられた柳の樹皮に行き着きます。紀元前にはギリシャの医聖ヒポクラテスが、柳の樹皮を熱と痛みを軽減するために用い、中国では唐の時代の書にも柳の樹皮を歯痛止めに使うことをすすめる記述があります。
 それから1000年以上を経た19世紀になって、ようやく柳の樹皮から有効成分が抽出され、研究を重ねた結果、1897年にアスピリンが開発されました。

 しかし、なぜ痛みに効くのかが解明されたのは、1971年になってからです。プロスタグランジンという身体の痛みを伝達する局所ホルモンが合成されるのを抑えることが報告されたのです。これを発見したイギリスの薬理学者・ジョン・ヴェインは、1982年にノーベル医学賞を受賞しました。


 アスピリンは、人類の歴史上最も多く利用された薬といわれています。
 世界中の人々に使われてから100年以上経ちますが、今もその生産量は衰えていません。それは大きく2つの理由があります。
 一つは、副作用の発現頻度が比較的少なく、比較的安全な薬であること。
 もう一つの理由は、アスピリンの効用が次々と証明されて、いろんな病気に適応されてきたためです。
 元々、アスピリンが痛みによく効くことは誰も疑うことはありませんでしたが、薬効の仕組みが解明されたのは、1971年のことでした。

 その後、1970年代には、心筋梗塞や狭心症、脳卒中にも効果があることがわかり、80年代に入ってからは大腸ガンに効くことが動物実験や疫学調査で示されました。アスピリンに予想もしない効能があることが解明されたことから、21世紀になっても研究が続いています。
 アルツハイマー型痴呆、骨粗しょう症、糖尿病、妊娠中毒などに臨床試験が試みられています。

 非常に古い薬効成分であることを考えると安全性も高いのではと考えてしまいますが、副作用としてはショック、アナフィラキシー、重い出血、重い皮膚・粘膜・血液成分の異常・・・「重い」の表現が多すぎる。おくすり110番のページでの記載内容ですが、めったにないとの表記も。

 血栓予防では少量のアスピリンで十分ということでので、副作用もそれほど心配することではないのでしょう。脳梗塞の方が小児用バファリンを飲むのはこの理由だったのですね。昔はご法度だったと思いますが、今では医師のwebに堂々と記載されています。


 人間の体には優れた数々の免疫機構が備わっており、普段の運動や食物繊維、善玉菌によって菌など外的に対する攻撃力が変化すると言われている。しかし短時間で免疫力を大きく増減させるのはストレスと言われ、なにか嫌なことがあれば胃袋は痛むし、口臭もより臭くなったり、まずは気が重くなりますね。

 こういうときは外的からの攻撃に弱い状態ですが、これを一瞬にして攻撃力を増す方法があります。

 笑うことです。

 ストレスを感じると人間の免疫力は3割、5割かな?一気に低下しますが、笑うと今度は免疫力が1.5倍とかになります。ここで沈んだり、反対に元気になったりするのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)で、人間の複数の免疫力のうちの特攻隊的存在。菌やウイルス、また人の体は1日に数千個が正常から癌細胞化されますが、それを片っ端からやっつけてしまう。
 どうせ笑うなら腹筋が痛くなるほど笑いましょう。そうすれば特攻隊も大きく活性化しますからね。


 癌を克服してまた二人で飲もうと先月約束した友人との飲み会予定は10月。
 大丈夫かな?

 マスクもつけるのも良いですが、日々鍛えて自分の免疫力で感染しないよう頑張りましょう。


 自動車ディーラーの来店客数は結構戻ってきたようですが、旅行や外食産業が気になるところです。政府やマスコミの煽りすぎ感もしますが、旅もしたい、美味しい料理も食べたいものです。両業界へのきちんとした対策を政府には実施して頂きたいものです。

 さて外食産業ではコロナ影響でクローズしている店舗も見受けられますが、ウイルス前から個店の経営に問題のあった店舗も多いことでしょう。経営者の問題とか、単に旨くない、要は不味い、汚い店とか。

 でもしっかり頑張っているところを見ると応援したくなります。
 その一つが銀だこです。
 父親の経営する鉄工所出身の社長は自分でタコ焼き半自動マシンは作ってしまうわ、普段は店舗回りや出店候補地を探すため本社には余り来ず。でもたまに本社に来ると受付横にあるガラス張りのキッチンでたこ焼きや焼きそばを作り食の研究に没頭し、番頭さんに(財務担当)に任せている様で、まるで昔のホンダ、本田宗一郎氏、藤沢武夫氏を思い出すばかりです。

 外食産業の中でたこ焼きは安定し、先が読みやすいビジネスです。
 またハイボール居酒屋へのシフトは一時上昇したタコの仕入れ原価や、ハイボール原価を考えれば理解できます。

 既存店売上高の減収や一時休店の影響から四半期で赤字に陥りましたが、もう少し長い視線で見れば必ず業績も株価も戻りましょう。そうでなければ銀だこファンが困ります。


(あすなろ産業調査部)


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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会


(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、
売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じる
おそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断に
てお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成し
ておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)



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有料メルマガライブラリから(351)「万年低PER銘柄の上昇で業績相場を期待」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「万年低PER銘柄の上昇で業績相場を期待」
 (有料メルマガ第293回・2014/9/2配信号)


※2014年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 過去の研究銘柄やコラム銘柄のなかには低PERなのに、株価が上がらずに、低PERのまま沈んでいるバリュートラップ銘柄が多くありました。


【中略】


 しかし、バリュートラップ銘柄だと思い込んでいた銘柄から出世株がでることも良く起こる現象です。


【中略】


 このような経験を多くしてきたので、バリュートラップに怯えすぎる愚はおかしたくないと考えてウォッチを怠らないようにしています。そして急に大きく上昇した時は、いままでの株価低迷のトラウマから、既存投資家の利食いの売りですぐ下げてしまっても、あきらめずにウォッチを続けることが大事だと考えています。そして、その下げがチャンスだと判断した時は、投資を検討することも必要だと考えています。

 株式投資など相場といわれる投資対象で、長く運用を行っていると、相場での運用成績は運や偶然に左右されることが本当に大きいということを身に染みて悟らされます。

 勿論、相場ばかりではなく人生でも仕事でも運や偶然に左右されて未来が変わってしまうことは、世の中の動きや人の浮き沈み、政治家や芸能人ばかりではなく、学生時代の友人たちや、仕事の同僚の浮き沈みを見ていれば、いやというほど納得させられます。

 それでは運や偶然に賭けて投資や人生における決断をするかといえば、自暴自棄になって追いこまれているようなことが無ければ、人間はそれほど見境のない行動をとることは少ないと考えています。

 相場においても理屈で説明できる株価の動きが、まったくゼロという訳ではなくて、20%から30%くらいは理屈で説明がつく部分もあります。

 運や偶然もある程度の努力で、より運が良くなるとか、自分に都合のよい偶然が起こる確率を高める、ということが出来ないわけではないと私自身は信じています。しかし、これは経験で体感、理解できることで、言葉や理論で他人に明確に説明し理解してもらうことができることではないと思っています。

 そこで、私は運や偶然は人間の力ではどうすることもできないものだという前提を置いたうえで、投資家としては人間が理解できる20%から30%程度の合理的に説明できる株価に影響を与える部分を見極め、考え抜いて投資行動をとっていくことで、利益を少しでも上げること、運用成績を上げることを目指すしかないと考えています。

 中長期的に考えれば、株価というものは企業が業績を上げ利益を出し続けて成長していけるかどうかで決まると、世の中では考えられています。

 だから個人投資家もプロのファンドマネージャーも投資家ならば企業のファンダメンタルズの内容を考え抜いて、ファンダメンタルズが良好なのに株価が安値に放置されている、本当(=どう考えても絶対といえるほど)に割安な銘柄を探しているわけです。

 しかし株式投資においては、そんな本当に割安な株に投資することが出来たとしても、それで儲かることが保障されているわけではないことも、真実です。

 多くの自分以外の投資家が、自分が買った『本当に割安』な株に気が付いて、いっしょに買ってくれなければ株価は、まったく上がらずに、むしろ下げてしまうことも多いのが株式市場の真実の姿です。このことは株式投資を1年程度も行っていれば、気付かされることがらです。

 これを相場の世界では『バリュートラップ(割安性の罠)』などと呼んでいるわけです。しかし、このメルマガをスタートしてから、研究銘柄として取り上げた時点ではバリュートラップにどっぷりはまり込んでいたバリュー株が1年から2年たって株価を確認すると、研究銘柄として取り上げた時よりも株価が数倍に上がったものはかなりたくさんあります。

 多くの投資家が割安な株に投資しない理由はもろもろです。投資家がそのような株を買わないのは、その企業の株価が割安なことを知らないことが、まずあります。また割安だと気が付いていても、出来高が小さい銘柄の場合は、その銘柄に投資している大口の投資家の都合による売買で株価が急に大きく落ちてしまうことも有りうるという流動性リスクが高いこともあります。

 しかし多くのベテラン投資家が懸念するような、流動性リスクが発生して自分の買値から株価が大きく下落しても、買った時点で、すでに株価が『企業の本当の価値(=資産価値+事業価値)』から考えて、とても安いところにあったわけですから、さらに株価が下げたとしても購入時点より配当利回りが高くなり、PERとPBRなどの投資指標はより低くなり、割安感がもっと大きくなるということも事実です。

 ただ、このような理屈は十分理解できますが他の銘柄が高くなっていくのに、自分が投資したバリュートラップ銘柄が1年近くも上がらないままだと、売ってしまいたくなることも良くあります。私の自分の過去の投資を振り返ってみれば、上がらない低PER銘柄をバリュートラップ銘柄だと判断して、持ち続けることが出来なくて、あきらめて売ってしまったことがほとんどだったように感じています。

 最初に述べたように株価が業績に比例して、いつかは分からないけれど、いずれかの未来に上がるならば、その企業が業績を伸ばして利益を出し続けて成長していくと信じられるなら、ある程度の長い投資期間を考えて、これから数年間は使う必要がない資金を、投資しておく対象として考えても良いと思っています。つまり現在時点ではどっぷりとバリュートラップに落ち込んでいる銘柄も、投資対象としては魅力があるとも判断できます。そのように考えてホールドを続けている銘柄も、もちろんあります。

 最近のコラムでも書きましたが、特に会社を設立して、会社で投資している銘柄については、個人と違って売却益を出しすぎると、税金が売却益に比例して大きく増えてしまうので、中長期投資が多くなり、含み益が大きく増えた銘柄もかなりあります。

 バリュートラップ銘柄は、いったん火がつくとソディックのように急速に信じられないほど大きく上がる銘柄も出てきます。そのような割安株に投資をするために一番大切なのは、その企業のファンダメンタルズ、少し細かく例示すると利益率、収益性、事業の成長性、財務の健全性、すでに保有している資産の価値、製造ノウハウなどの知識を持つことです。つまり企業分析が大切だということです。その企業を良く理解していないと投資する意欲は持てませんし、株価が上がらないことを嘆きながらも中長期でホールドしつづけることは難しいです。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 コラムではものづくり企業のチェックなどを掲載しています。
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)





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億の近道2020/09/02


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2020/09/02号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:小屋洋一)


◆コラム「ウェルスナビ 柴山さんと考える『いま日本に必要な金融サービス』
    −後編」


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■四季報セミナー ガチャ氏×山本潤氏 四季報の裏側、全部お話しします!
 その3


「記者一人あたり何社担当?」「社長に取材しているの?」
「業績予想の表現の違いは?」「企業から圧力はあるの?」
「新人記者が担当する企業は?」など四季報の疑問が解消します!

 四季報執筆&調査に5年間携わっていたガチャ氏が、その裏側と興味深い
トピックを全部開示。
 実際に携わってきた人間だけが分かる深い話が聞けます!

 また、事前にご質問を募集いたしますので、普段から疑問に思っていること、
ぜひ聞いてみたいことなどをお寄せ下さい。当日セミナー内で回答致します。
※時間の都合上、全ての質問にお答え出来ないことをご了承下さい。


 また第2部では、ダイヤモンドフィナンシャルリサーチ運用者の山本潤氏を
加え、企業情報誌のポイントや活用法を含む裏側を語り合ってもらいます。
※山本氏は以前、ダイヤモンド株データブック(ダイヤモンド版四季報)を
 立ち上げ、世に出したことがあります。


■日時:9月19日(土) 14:00〜16:30(開場13:45)
            (最大15分ほどの延長あり)

リアル参加もオンライン参加も可能です。

詳しくはこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=9393


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


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■ お知らせ ■


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 待望の個人投資家向け高品質企業レポート、
 題して山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」。


 今週は、ニッチな領域ながら、強いサービスと高機能で成長する企業を分析。
 顧客にとって利便性の高いサービスと、積み上げ型のビジネスで10年後の
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 萩原工業、ヤマシンフィルタ、マニー、東京日産コンピューターシステム、
 チャーム・ケア・コーポレーション、ウェルビー、システムリサーチ、
 ロジザード、日本ホスピス、ギフト、ビオフェルミン製薬、太陽化学、
 スプリックス、丸井グループ、イーサポートリンク、IBJ、UUUM、
 第一稀元素化学工業、日精ASB、メディキット、リスクモンスター、
 じげん、シーアールイー、プロシップ、OATアグリオ、島津製作所、
 識学、日本セラミック、グリムス、エアトリ、小田原エンジニアリング、
 アンビスホールディングス、MKシステム、CYBERDYNE、
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 QBハウス、メディアドゥ、HOYA、メドピア、アイル

 バックナンバーはこちら ⇒ https://note.com/okuchika/m/m647eb0613650


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◆コラム「ウェルスナビ 柴山さんと考える『いま日本に必要な金融サービス』
  −後編」

 今回のメルマガでは、いま運用業界でも話題になっているロボアドバイザー
の会社を経営する柴山社長との対談を記事にしました。


●それでも心のどこかにある「投資は危ない?」という不安感は的外れ?


小屋:アメリカでキャリアの長いファイナンシャル・アドバイザーの人たちと
話すと、金融ビジネスは「スノーボールを転がすようなものだ」と言われるん
ですね。

 お客様の信頼を得ることができれば、預かり資産はスノーボールを転がすよ
うに徐々に大きくなっていく。ただし、最初の何年かきつい上り坂があって、
大変な思いをする。でも、どこかでその坂を超えれば、自然に転がっていって
大きくなっていくビジネスだ、と。
 僕も会社を立ち上げて数年はきつい時期が続きました。
 それでもがんばれたのは、信じてくれるお客様がいてくれたからです。

 5年目を迎える頃、預かり資産が増え、結果も出るようになり、目の前で喜
んでくれるお客様とさらにいい関係を構築できたことで自信を深めましたし、
次につながる信頼を築くこともできました


柴山和久さん(以下、柴山):困難を一緒に乗り越えていく経験も大きいです
よね。
 妻の両親の今の悩みは、何度も一緒に金融危機を乗り越えてきたアドバイザ
ーが、高齢のために引退すること。それほどの強い信頼関係で結ばれているん
ですね。こんな関係性が、日本でも構築していけたら……と思っています。

 ただ、2018年2月に大きく相場が崩れたとき、ウェルスナビを利用して
くださっているお客様の中にも不安になった方々がたくさんいました。
 やはり「最近、資産運用を始めました」という人はちょっとした変動でも動
揺すると思います。小屋さんは、そういったときはどうされているんですか?


小屋:会います。うちのクライアントさんで、去年から「長期、積立、分散」
の資産運用を始められた女性がいます。
 1年後の運用状況は、2018年2月の下落の影響もあって若干マイナスで
した。不安に思われたその方は、「リスクを取りすぎている気がします」
「マーケットに何かあったら資産が3割くらい減っちゃうんじゃないかと恐れ
ています」と連絡をくださいました。
 もちろん、我々アドバイザーも将来のことを完全に予測することはできませ
ん。
 しかし、過去のリスクとリターンから考えて組んだその方のポートフォリオ
は、30%もの損失が出るようなものではないわけです。
 そのあたりを改めてお会いしてご説明しました。
 幸い納得してくださったので、その方は長期運用を継続されています。


柴山:積立、分散による長期運用で複利のメリットが大きく運用状況に反映さ
れるのは、10年後以降。時間を味方につけた資産運用です。
 それは理解していても、統計上では相場が高くなったときに買って、大きな
下落があるとパニックを起こして売ってしまう人が圧倒的に多いというデータ
があります。

 もし、小屋さんのようなアドバイザーがいなければ、そのクライアントの女
性も1年で運用をやめてしまったかもしれませんね。
 逆に、過去にリーマンショック級の金融危機も何度も乗り越えてきたアメリ
カの個人投資家は、大きな下落が起きても堂々としています。
 長期的に見れば、波の1つに過ぎない、と。その感覚になるには時間がかか
りますよね。


小屋:うちのお客様で言うと、運用期間が3年以上になってくると、日々の運
用状況の変動に不安を口にされることが減っていきます。


−柴山さんのところはお客様の不安に、どう対応されているんでしょうか?


柴山:ウェルスナビは2017年にスタートして、2年半たった2019年2
月時点で、12万人の利用者の方が集まってくださいました。
 残念ながら、12万人全員とお会いすることはできません。
 だからこそ、大きな下落があったときには定期的に開催している資産運用セ
ミナーをより積極的に行うようにしています。
 その場でお客様がどういう不安を感じていらっしゃるのかに耳を傾け、その
悩みを共有して、我々の考えもきっちり発信していきたいからです。

 セミナーはサービス開始から3年弱で100回くらい開催しています。
 オンラインとデータだけでは掴み取れないお客様の感情、声、声にならない
声を感じ取るためのアンテナという意味があり、今後もWebサービスだから
こそできるお客様との最適なコミュニケーションの方法を試行錯誤していくつ
もりです。


小屋:契約者12万人という数は計画通りですか?


柴山:ほぼ計画通りで、「働く世代向けの資産運用サービス」への手応えは感
じています。
 ただ、個人的には今の10倍規模になって、やっとスタートラインだと思っ
ています。
 世の中で働く世代で資産運用サービスを求めている方は、1000万人単位
でいらっしゃるはずですから。
 利用者数が100万人になってもやっとスタート地点だと思いますし、預か
り資産の額で言うなら今は1300億円くらい。
 この数字が10倍の1兆3000億円になっても、日本の個人金融資産18
00兆円からすると、0.1%にも届きません。それでも預かり資産が今の1
0倍になれば、ウェルスナビが誰でも安心して使える社会インフラとして認め
られる段階に入っていけるのかなと思っています。


●働く個人が資産運用のアドバイスを受けるメリットとは?


−日本でも長期の資産運用が当たり前になり、アドバイザーが社会インフラの
ようになっていく時代がやってきますか?


小屋:1800兆円ある日本人の個人資産の約60%が現預金で眠っているこ
とを考えると、資産運用ビジネスが成長産業であるのは間違いありません。
 しかし、これまでは投資を促す金融機関が自分たちのビジネスを優先してき
たため、資産運用への信頼を積み上げることができていませんでした。
 ただ、ようやく日本でも顧客目線で活動する独立系のファイナンシャル・ア
ドバイザーやウェルスナビのような企業も増えてきました。
 誰もが当たり前のように長期の資産運用を考え、社会インフラのようにアド
バイザーを使う状態への移行期には入ったと感じています。
 とはいえ、アドバイザー業界としてはまだまだこれからです。
 どれだけのアドバイザーがお客様の信頼を得て雪だるまを押しながら、目の
前の上り坂を上れるか。
 そして、アドバイザーの存在をいかに知ってもらうのか。
 知ってもらえれば、選ばれない理由はない気がしています。


柴山:行動経済学で言うと、投資に関して多くのお客様が「自分で投資した方
がうまくいく」というバイアスを強く持っています。宝くじにも同じことが言
えて、統計上の確率はどうあれ、「自分だけは当たる」と思って買う傾向があ
ります。

 2つのデータが物語っているのは、「運用をアドバイザーにお願いすること
の価値がどれだけあるか」「ウェルスナビというアプリを使う価値があるんで
すか」が伝わっていないということです。頭で理解していても感覚的に受け入
れにくいという壁をどう乗り越えていくのか。これは私たちの課題の1つです。


小屋:よく例えで話すのは、ダイエットコーチやジムのトレーナーさんの存在
です。
 個人的なことで言うと、私はここ3年で10kgくらい痩せました。
 それ以前から、痩せたいと思っていました。
 ジムに行くか、行かないかという選択肢では「行く」を選び、会費も払って
いました。でも、定期的に通わなかったので成果が出なかったわけです。

 そこで、自分だけではうまく体重を落とすことができないと気づき、さらに
お金を払ってパーソナルトレーナーをお願いしました。
 その後のダイエット方法はシンプルで、食事に気をつけ、適切な運動を行い、
習慣化しただけです。


柴山:「長期、積立、分散」と似ていますね。


小屋:そう。食事の見直しと運動の継続。それで痩せることは誰もが知ってい
るのに、うまくできない。自力でダイエットに成功し、リバンドせずにいられ
る人は一握りです。

 でも、プロのアドバイスがあると結果が出やすくなるんだな、と。

 これは資産運用も同じで、書店に売っている指南本に書かれている「安いと
きに買って、高いときに売る」「冷静に判断する」「損が○%になったら損切
りをする」といったルールはシンプルで、自分でできそうな気がしてきます。

 だけど、大多数の人はなかなかうまく運用できずにいるわけです。
 私は自分を資産運用におけるダイエットのアドバイザーやジムのトレーナー
のような存在だと思っています。
 もっと気軽に活用してもらいたいですし、一緒に投資すると成果が出やすい
んだと実感してもらいたいんですよね


柴山:じつは海外でも個人でアドバイザーを付けているのは、富裕層が中心で
す。
 でも、有益なアドバイスを本当に必要としているのは、これから資産を作っ
ていく20代、30代、40代の人たち。
 子どもの教育資金や自分たちの老後の生活費を備えていく必要がある働く世
代にこそ、身近にいるアドバイザーの存在に気づいて欲しいですよね。


−どうやったらアドバイザーの重要性が伝わるでしょうか?


柴山:時間はかかりますが、成功体験が伝わっていったら……じゃないでしょ
うか。
 対面とオンラインとアドバイスの仕方が形式は違って、我々のような働く世
代の資産運用を支援するビジネスを行う側が、多くの人に成功体験を積み重ね
てもらう努力を続けることが重要だと思います。
 その結果として、アドバイザーの存在の意味を多くのお客様に実感してもら
えれば、遠回りでも一番の近道になるはずです。


小屋:これもまた健康やダイエットの話を例にすると、「健康ではいたいけど、
健康診断には行きたくない」「痩せたいけど、体重計に乗りたくない」という
人が一定数います。
 でも、現状と向き合わなければ未来のプランは立てられません。

 資産運用のアドバイザーとしてお客様と面談するとき、私はその方の資産に
関する情報を一切合切いただくところからスタートします。
 その時点でお金がなくても何の問題もありません。
 大事なのは、一度、自分の資産状況や将来のことを検討する時間、向き合う
時間を作ってもらうこと。
 そのステップを踏んでもらうだけでも、アドバイザーを使う価値はあると思
います。

 ウェルスナビや私のビジネスは、あくまでも資産運用の問題を解決していく
ツールですから。
 将来に向けてどうやって資産を形成していくか悩んでいる人たち、悩みその
ものに気づいていない人たちが、ツールの存在に気づくよう根気強く情報を発
信していきたいですね。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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【小屋洋一プロフィール】

 株式会社マネーライフプランニング代表。
 慶應義塾大学経済学部でファイナンスを学び、
 卒業後リース会社に就職。

 2004年から不動産ベンチャー企業にて営業、企画を担当しながら不動産
投資実務についても研究。

 2008年個人のファイナンシャルリテラシーの向上をミッションとした
株式会社マネーライフプランニングを設立。

 現在は個人資産家層を中心にコンサルティング業務を行う。
 投資勉強会やFP向け教育の講師など、活動の範囲は幅広い。

『35歳貯金ゼロなら親のスネをかじりなさい』をはじめ著書も多く、
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、
NHK「NEWS WEB」などテレビにも多数出演。

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億の近道2020/09/01


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2020/09/01号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:石川臨太郎&あすなろ産業調査部)


  ◆コラム「有料メルマガライブラリから(351)」
  ◆コラム「株の玉手箱 ハイボールと吠えるたこ唐がサイコー」
      :あすなろ産業調査部


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 その3


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(351)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「万年低PER銘柄の上昇で業績相場を期待」
 (有料メルマガ第293回・2014/9/2配信号)

※2014年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 過去の研究銘柄やコラム銘柄のなかには低PERなのに、株価が上がらずに、
低PERのまま沈んでいるバリュートラップ銘柄が多くありました。


【中略】


 しかし、バリュートラップ銘柄だと思い込んでいた銘柄から出世株がでるこ
とも良く起こる現象です。


【中略】


 このような経験を多くしてきたので、バリュートラップに怯えすぎる愚はお
かしたくないと考えてウォッチを怠らないようにしています。そして急に大き
く上昇した時は、いままでの株価低迷のトラウマから、既存投資家の利食いの
売りですぐ下げてしまっても、あきらめずにウォッチを続けることが大事だと
考えています。そして、その下げがチャンスだと判断した時は、投資を検討す
ることも必要だと考えています。

 株式投資など相場といわれる投資対象で、長く運用を行っていると、相場で
の運用成績は運や偶然に左右されることが本当に大きいということを身に染み
て悟らされます。

 勿論、相場ばかりではなく人生でも仕事でも運や偶然に左右されて未来が変
わってしまうことは、世の中の動きや人の浮き沈み、政治家や芸能人ばかりで
はなく、学生時代の友人たちや、仕事の同僚の浮き沈みを見ていれば、いやと
いうほど納得させられます。

 それでは運や偶然に賭けて投資や人生における決断をするかといえば、自暴
自棄になって追いこまれているようなことが無ければ、人間はそれほど見境の
ない行動をとることは少ないと考えています。

 相場においても理屈で説明できる株価の動きが、まったくゼロという訳では
なくて、20%から30%くらいは理屈で説明がつく部分もあります。

 運や偶然もある程度の努力で、より運が良くなるとか、自分に都合のよい偶
然が起こる確率を高める、ということが出来ないわけではないと私自身は信じ
ています。しかし、これは経験で体感、理解できることで、言葉や理論で他人
に明確に説明し理解してもらうことができることではないと思っています。

 そこで、私は運や偶然は人間の力ではどうすることもできないものだという
前提を置いたうえで、投資家としては人間が理解できる20%から30%程度
の合理的に説明できる株価に影響を与える部分を見極め、考え抜いて投資行動
をとっていくことで、利益を少しでも上げること、運用成績を上げることを目
指すしかないと考えています。

 中長期的に考えれば、株価というものは企業が業績を上げ利益を出し続けて
成長していけるかどうかで決まると、世の中では考えられています。

 だから個人投資家もプロのファンドマネージャーも投資家ならば企業のファ
ンダメンタルズの内容を考え抜いて、ファンダメンタルズが良好なのに株価が
安値に放置されている、本当(=どう考えても絶対といえるほど)に割安な銘
柄を探しているわけです。

 しかし株式投資においては、そんな本当に割安な株に投資することが出来た
としても、それで儲かることが保障されているわけではないことも、真実です。

 多くの自分以外の投資家が、自分が買った『本当に割安』な株に気が付いて、
いっしょに買ってくれなければ株価は、まったく上がらずに、むしろ下げてし
まうことも多いのが株式市場の真実の姿です。このことは株式投資を1年程度
も行っていれば、気付かされることがらです。

 これを相場の世界では『バリュートラップ(割安性の罠)』などと呼んでい
るわけです。しかし、このメルマガをスタートしてから、研究銘柄として取り
上げた時点ではバリュートラップにどっぷりはまり込んでいたバリュー株が1
年から2年たって株価を確認すると、研究銘柄として取り上げた時よりも株価
が数倍に上がったものはかなりたくさんあります。

 多くの投資家が割安な株に投資しない理由はもろもろです。投資家がそのよ
うな株を買わないのは、その企業の株価が割安なことを知らないことが、まず
あります。また割安だと気が付いていても、出来高が小さい銘柄の場合は、そ
の銘柄に投資している大口の投資家の都合による売買で株価が急に大きく落ち
てしまうことも有りうるという流動性リスクが高いこともあります。

 しかし多くのベテラン投資家が懸念するような、流動性リスクが発生して自
分の買値から株価が大きく下落しても、買った時点で、すでに株価が『企業の
本当の価値(=資産価値+事業価値)』から考えて、とても安いところにあっ
たわけですから、さらに株価が下げたとしても購入時点より配当利回りが高く
なり、PERとPBRなどの投資指標はより低くなり、割安感がもっと大きく
なるということも事実です。

 ただ、このような理屈は十分理解できますが他の銘柄が高くなっていくのに、
自分が投資したバリュートラップ銘柄が1年近くも上がらないままだと、売っ
てしまいたくなることも良くあります。私の自分の過去の投資を振り返ってみ
れば、上がらない低PER銘柄をバリュートラップ銘柄だと判断して、持ち続
けることが出来なくて、あきらめて売ってしまったことがほとんどだったよう
に感じています。

 最初に述べたように株価が業績に比例して、いつかは分からないけれど、い
ずれかの未来に上がるならば、その企業が業績を伸ばして利益を出し続けて成
長していくと信じられるなら、ある程度の長い投資期間を考えて、これから数
年間は使う必要がない資金を、投資しておく対象として考えても良いと思って
います。つまり現在時点ではどっぷりとバリュートラップに落ち込んでいる銘
柄も、投資対象としては魅力があるとも判断できます。そのように考えてホー
ルドを続けている銘柄も、もちろんあります。

 最近のコラムでも書きましたが、特に会社を設立して、会社で投資している
銘柄については、個人と違って売却益を出しすぎると、税金が売却益に比例し
て大きく増えてしまうので、中長期投資が多くなり、含み益が大きく増えた銘
柄もかなりあります。

 バリュートラップ銘柄は、いったん火がつくとソディックのように急速に信
じられないほど大きく上がる銘柄も出てきます。そのような割安株に投資をす
るために一番大切なのは、その企業のファンダメンタルズ、少し細かく例示す
ると利益率、収益性、事業の成長性、財務の健全性、すでに保有している資産
の価値、製造ノウハウなどの知識を持つことです。つまり企業分析が大切だと
いうことです。その企業を良く理解していないと投資する意欲は持てませんし、
株価が上がらないことを嘆きながらも中長期でホールドしつづけることは難し
いです。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 萩原電気(7467)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
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◆コラム「株の玉手箱 ハイボールと吠えるたこ唐がサイコー」


 新型コロナウイルスによる影響がなかなか収束しません。

 諸外国と比較し日本の重症患者数、死亡者数は圧倒的に少なく、ほぼ風邪と
変わらないので気にする必要はないとの意見もわかります。

 友人は癌が発見され手術で全てを取り除くことができず、現在毎日放射線治
療を受けています。放射線は粘膜に影響を与え火傷の様な症状が生じると聞き
ますが、友人も肌の色や放射線を当てている内部の良性の細胞にもダメージを
与えているようです。
 でも心配なのは免疫力の低下で、コロナウイルスによる感染を本人も私も危
惧しており、血栓による肺や脳などへの詰まりを心配しているのです。コロナ
ウイルスによる肺炎と放映されていましたが、肺血栓ではないのかと考えてし
まいます。

 一部報道されています通り、新型コロナウイルスによる血栓が事実なら、ア
スピリンが有効かもしれません。富山めぐみ製薬のwebによりますとアスピ
リンについて以下のように記載されています。

 アスピリンの歴史をたどれば、西洋と東洋で共に鎮痛剤として用いられた柳
の樹皮に行き着きます。紀元前にはギリシャの医聖ヒポクラテスが、柳の樹皮
を熱と痛みを軽減するために用い、中国では唐の時代の書にも柳の樹皮を歯痛
止めに使うことをすすめる記述があります。
 それから1000年以上を経た19世紀になって、ようやく柳の樹皮から有
効成分が抽出され、研究を重ねた結果、1897年にアスピリンが開発されま
した。

 しかし、なぜ痛みに効くのかが解明されたのは、1971年になってからで
す。プロスタグランジンという身体の痛みを伝達する局所ホルモンが合成され
るのを抑えることが報告されたのです。これを発見したイギリスの薬理学者・
ジョン・ヴェインは、1982年にノーベル医学賞を受賞しました。


 アスピリンは、人類の歴史上最も多く利用された薬といわれています。
 世界中の人々に使われてから100年以上経ちますが、今もその生産量は衰
えていません。それは大きく2つの理由があります。
 一つは、副作用の発現頻度が比較的少なく、比較的安全な薬であること。
 もう一つの理由は、アスピリンの効用が次々と証明されて、いろんな病気に
適応されてきたためです。
 元々、アスピリンが痛みによく効くことは誰も疑うことはありませんでした
が、薬効の仕組みが解明されたのは、1971年のことでした。

 その後、1970年代には、心筋梗塞や狭心症、脳卒中にも効果があること
がわかり、80年代に入ってからは大腸ガンに効くことが動物実験や疫学調査
で示されました。アスピリンに予想もしない効能があることが解明されたこと
から、21世紀になっても研究が続いています。
 アルツハイマー型痴呆、骨粗しょう症、糖尿病、妊娠中毒などに臨床試験が
試みられています。

 非常に古い薬効成分であることを考えると安全性も高いのではと考えてしま
いますが、副作用としてはショック、アナフィラキシー、重い出血、重い皮膚
・粘膜・血液成分の異常・・・「重い」の表現が多すぎる。おくすり110番
のページでの記載内容ですが、めったにないとの表記も。

 血栓予防では少量のアスピリンで十分ということでので、副作用もそれほど
心配することではないのでしょう。脳梗塞の方が小児用バファリンを飲むのは
この理由だったのですね。昔はご法度だったと思いますが、今では医師のwe
bに堂々と記載されています。


 人間の体には優れた数々の免疫機構が備わっており、普段の運動や食物繊維、
善玉菌によって菌など外的に対する攻撃力が変化すると言われている。しかし
短時間で免疫力を大きく増減させるのはストレスと言われ、なにか嫌なことが
あれば胃袋は痛むし、口臭もより臭くなったり、まずは気が重くなりますね。

 こういうときは外的からの攻撃に弱い状態ですが、これを一瞬にして攻撃力を
増す方法があります。

 笑うことです。

 ストレスを感じると人間の免疫力は3割、5割かな?一気に低下しますが、
笑うと今度は免疫力が1.5倍とかになります。ここで沈んだり、反対に元気
になったりするのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)で、人間の複数の免疫
力のうちの特攻隊的存在。菌やウイルス、また人の体は1日に数千個が正常か
ら癌細胞化されますが、それを片っ端からやっつけてしまう。
 どうせ笑うなら腹筋が痛くなるほど笑いましょう。そうすれば特攻隊も大き
く活性化しますからね。


 癌を克服してまた二人で飲もうと先月約束した友人との飲み会予定は10月。
 大丈夫かな?

 マスクもつけるのも良いですが、日々鍛えて自分の免疫力で感染しないよう
頑張りましょう。


 自動車ディーラーの来店客数は結構戻ってきたようですが、旅行や外食産業
が気になるところです。政府やマスコミの煽りすぎ感もしますが、旅もしたい、
美味しい料理も食べたいものです。両業界へのきちんとした対策を政府には実
施して頂きたいものです。

 さて外食産業ではコロナ影響でクローズしている店舗も見受けられますが、
ウイルス前から個店の経営に問題のあった店舗も多いことでしょう。経営者の
問題とか、単に旨くない、要は不味い、汚い店とか。

 でもしっかり頑張っているところを見ると応援したくなります。
 その一つが銀だこです。
 父親の経営する鉄工所出身の社長は自分でタコ焼き半自動マシンは作ってし
まうわ、普段は店舗回りや出店候補地を探すため本社には余り来ず。でもたま
に本社に来ると受付横にあるガラス張りのキッチンでたこ焼きや焼きそばを作
り食の研究に没頭し、番頭さんに(財務担当)に任せている様で、まるで昔の
ホンダ、本田宗一郎氏、藤沢武夫氏を思い出すばかりです。

 外食産業の中でたこ焼きは安定し、先が読みやすいビジネスです。
 またハイボール居酒屋へのシフトは一時上昇したタコの仕入れ原価や、ハイ
ボール原価を考えれば理解できます。

 既存店売上高の減収や一時休店の影響から四半期で赤字に陥りましたが、も
う少し長い視線で見れば必ず業績も株価も戻りましょう。そうでなければ銀だ
こファンが困ります。


(あすなろ産業調査部)


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