有料メルマガライブラリから(321)「需給を強く意識し分散投資で守りを強化して荒れる相場へ対応」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「需給を強く意識し分散投資で守りを強化して荒れる相場へ対応」=
 (有料メルマガ第363回・2016/1/12配信号)


※注 2016年1月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】



 やはり分散投資はどんな投資環境の時にも有効性を発揮した。2016年の株式市場もいままで以上に株価が乱高下しそうなので、この経験を活かして分散化を強くしよう。また年末のコラムに書いたように日本株が大きく下げてバーゲンセールになったときに、狙っていた株を買えるように、キャッシュ・ポジションを高めておきたい。このように考えました。


 円安になると期待しすぎたことも反省点として出てきました。米国の金利が上がるので円安になると単純に考えていたわけではないのですが、内需銘柄の中で業績を伸ばしている高PER銘柄に分散して、減益修正が発表されて痛手を受けたことも大きかったです。

 前年同期比で減益なら、どんなに低PERでも売り込んでいくという市場の動きにダメージを受けたこともありました。


【中略】


 去年は少し自分の投資運が悪くなってきているのに、それに気が付かないで強気で集中投資を多用しすぎました。そのことも強く反省しました。
 投資でも人生でも運が悪くなってきたと感じることは起こります。学生時代にマージャンなどをしていたときには、運の変化を実に強く感じました。また運が良いときにも、下手なことをしたために運が一気に悪くなることも良くありました。

 このような運が悪くなってきたときに、志すべきことは、マージャンなどのゲームでも、人生でも、株式投資などの運用でも同じです。

 つまり悪い運の流れに逆らうような、一発逆転(=株式投資なら大きなキャピタル・ゲインを狙うような投資)を狙わずに、負けないこと、柳のように大風に逆らわずに受け流すこと、我慢して耐えしのぐことです。

 投資で言えば市場から強制退場を宣告されるような大勝を狙った勝負を行なわないこと。私の投資で言えば、大きな値上がりを狙う銘柄ではなく、高配当や高配当優待銘柄を多くして、負けにくい投資に切り替えることでした。
 アベノミクスがスタートしてからの順調な日本株の上昇に過信しすぎたこともあったと思います。


 ただ運気も上がったり、下がったりの繰り返しが起こります。日本株経済全体でも同じような運気の上げ下げが起きているのだと感じます。

 運気が回復してくるまでの作戦としては、低PERかつ低PBRかつ配当利回り(または配当優待利回り)の高い(⇔日本の低金利を考えて、いまは配当または配当優待利回り3%程度を考えています)資産のバリュー株に分散で多くの資金を投資するような、大負けしにくい銘柄を増やすことにして2016年は守り投資を心がけようと考えています。

 配当額や優待の価値が高いと、株価が下がっても配当+優待の金額までは損にはならないと考えて良いと思います。経済的に考えると「配当や優待の金額」が「株価の値下がり額」を超えていれば損をしていないことは理屈になります。配当や優待の金額を越えて株価が下がったら、その部分が実損になります。


 しかし、低PERかつ低PBRかつ3%を超えるような高インカム・ゲイン利回りの銘柄は株価が下がるとインカム・ゲイン利回りがますます高くなるので、株価の下支えが効き易く、下がりにくくなる点が強みになります。意識しながら、負けにくい投資をするという投資方針に切り替えていこうと考えています。


【中略】


 集中投資を行うならば、ある程度は流動性(=出来高の多さ)を考えながら選ばなければならないでしょうが、分散投資のために単元株程度を買うならば、流動性はあまり意識することは無いと考えています。


【中略】


 私は定年まで待たずに、サラリーマンを卒業したので、まず私的年金が貰えるようになる60歳までは、安定的なインカム・ゲインを確保することが最大の株式投資の目的としていました。そのことを、ことあるごとに意識して、自己確認してきたことが良かったのだと思います。

 しかし60歳を過ぎて年金を貰えるようになったので、生活費を配当に依存する割合が減少しました。アベノミクスの追い風があり、米国が金利を上げるほど景気が良くなっているので、キャピタル・ゲインによる資産増加のウェイトを移して、資産額を増やして、増やした資金をキャッシュに換えて、温存しようと考えました。

 2015年の前半までは好調に投資したキャピタル・ゲイン狙いの株が順調に上げていきましたが、夏ごろに日本株が大きく下落した時に、その利益を一気に失ってしまいました。

 この時に、投資戦略を変更すべきだったのかもしれませんが、年初の投資戦略を継続してポートフォリオに株価が上がる可能性が高い低インカム・ゲイン利回り株も増やしていました。円安と企業の業績の増加を信頼しすぎて、キャピタル・ゲイン狙いの銘柄のポジションを落とすタイミングが大きく遅れました。

 実際には運用成績が11月頃までは大きく戻してきていたので、投資戦略を変更しなくても成功だったと考えていたのですが、12月に入って一気に運用成績が悪化しました。

 12月には個人投資家が好む新興市場の株に下落する銘柄が多く出ました。東証の銘柄にしても流動性のあまり大きくない個人投資家が好む小型株の優待株の下落が大きかったようにも感じられます。

 通常であれば12月の配当銘柄、配当優待銘柄は株価の下落が少ない傾向があるのですが、2015年12月には、そのような銘柄さえも大きく下落したものが多かったように感じられます。

 私も節税の売りを出しました。
 多くの投資家が2015年の前半で売却益を出しすぎて、税金を大きく取られていたので、12月までの株価の下落で含み損が大きくなった保有株を売って損を出して税金を取り戻す節税売りが大きく出ていたのだと考えています。私の場合はいったん売って買い戻しを行いましたが、売りっぱなしにした投資家も多かったのだと感じます。

 株価がリバウンドを始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必要になります。しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。これからは、そのような株が増えてくることを期待しています。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相場にも同じことが言えると考えています。

 もちろん為替と株とは違う面も多く、株には発行している企業のファンダメンタルズが有価証券報告書や決算短信やホームページにあるIR情報などで多くの投資家に開示されています。そのために投資家は自分がその株を買う理由を企業のファンダメンタルズに求めることも多くなります。私のようなファンダメンタルズ重視の投資スタイルの投資家には、その傾向が顕著です。


 株価というのは大きな景気の変動に影響を受けて、景気が良くなるときには上がりやすくなり、景気が悪くなるときは下がりやすいものです。日本では過去にほとんどなかったような安定した長期政権である安倍政権がアベノミクスを推進し、日銀の黒田総裁も超金融緩和を実行してきました。日本株に投資する投資家も政策の支援を当てにしすぎる依頼心が強くなりすぎているようにも感じられます。これからは政策支援がなくても株価が上がること、業績が良くなり続けていくことが大事だと考えています。


 2016年は株価の乱高下が2015年以上に大きくなると考えています。このような時には、古代中国の戦略家であった孫子に学んで、負けない投資戦略を実践していきたいと考えています。


【中略】


 12月以降は日本の株式市場に大きな影響力を持つ外国人投資家も日本株を売っていたようなので、日本株の株価が大きく下げていました。

 しかし孫子が『兵は詭道なり』(=戦争とはしょせんだましあいに過ぎない)と喝破しているのと同じように、海外投資家、特にヘッジファンドの戦いぶりは詭道(=だましあい)を好むように感じます。

 株価を上下に大きく変動せれば儲かる手段を持っているので、資金力の大きさを利用して株価を上下に揺さぶって、多くの他の投資家を幻惑してきます。

 しっかりと企業の業績やビジネスの状況、資産背景を調べていなければ、株価の乱高下に付和雷同させられて、だましあいに敗北します。

 景気が良くなり、企業の業績が良くなり、配当を増やすと発表している流動性の高い大型株が、ヘッジファンドなど詭道を利用する投資家の誘導で下げるなら、配当を頼りに分散でポートフォリオに積み増すことは、不敗を目指す投資家にとっては、良い投資戦略だと考えています。

 特に低PERで、毎期ごとに業績が上向いていることが明確に確認できている高配当(または高配当優待)利回り銘柄が、投資環境によって下げてきたときは、1年から2年程度はインカム・ゲインで満足するつもりで待ち伏せ買いをしておけば、数年後には運用資産を増やせる可能性が十分にあるのではないかと期待しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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億の近道2020/01/07


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投資情報メールマガジン                   2020/01/07

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)


    ◆コラム「有料メルマガライブラリから(321)」
    ◆過去コラム「過去連載:ぬくぬくホッコリ株日記 第14回」


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■お知らせ■

 『空想的バリュー投資から科学的バリュー投資へ!
 山本潤氏が提唱する新バリュー投資セミナー』

=あっという間に残席わずかとなりました。お申し込みはお早めに!=


■日時 2020年2月8日土曜日
 18:30〜21:00(15分程度の延長あり)

「成長株投資家とカテゴライズされる私がバリュー投資?
 バリュー投資にはギャンブル的な要素が満載されているので、確率論を介在
させなければバリュー計算が推定できません。その初歩的な解法を講義いたし
ます。
 今回は「科学的」バリュー投資へのステップアップ講座となります。
 その席では、空想的バリュー投資のお葬式をいたします。」
(山本潤氏)

■場所 東京都渋谷区(詳細はお申込後にご案内します)

■受講料 5,500円(税込)

 別途懇親会あります。 3,000円(税込)

お申込はこちら ⇒ http://bit.ly/value20200208


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=コラム「需給を強く意識し分散投資で守りを強化して荒れる相場へ対応」=
 (有料メルマガ第363回・2016/1/12配信号)

※注 2016年1月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】



 やはり分散投資はどんな投資環境の時にも有効性を発揮した。2016年の
株式市場もいままで以上に株価が乱高下しそうなので、この経験を活かして分
散化を強くしよう。また年末のコラムに書いたように日本株が大きく下げてバ
ーゲンセールになったときに、狙っていた株を買えるように、キャッシュ・ポ
ジションを高めておきたい。このように考えました。


 円安になると期待しすぎたことも反省点として出てきました。米国の金利が
上がるので円安になると単純に考えていたわけではないのですが、内需銘柄の
中で業績を伸ばしている高PER銘柄に分散して、減益修正が発表されて痛手
を受けたことも大きかったです。

 前年同期比で減益なら、どんなに低PERでも売り込んでいくという市場の
動きにダメージを受けたこともありました。


【中略】


 去年は少し自分の投資運が悪くなってきているのに、それに気が付かないで
強気で集中投資を多用しすぎました。そのことも強く反省しました。
 投資でも人生でも運が悪くなってきたと感じることは起こります。学生時代
にマージャンなどをしていたときには、運の変化を実に強く感じました。また
運が良いときにも、下手なことをしたために運が一気に悪くなることも良くあ
りました。

 このような運が悪くなってきたときに、志すべきことは、マージャンなどの
ゲームでも、人生でも、株式投資などの運用でも同じです。

 つまり悪い運の流れに逆らうような、一発逆転(=株式投資なら大きなキャ
ピタル・ゲインを狙うような投資)を狙わずに、負けないこと、柳のように大
風に逆らわずに受け流すこと、我慢して耐えしのぐことです。

 投資で言えば市場から強制退場を宣告されるような大勝を狙った勝負を行な
わないこと。私の投資で言えば、大きな値上がりを狙う銘柄ではなく、高配当
や高配当優待銘柄を多くして、負けにくい投資に切り替えることでした。
 アベノミクスがスタートしてからの順調な日本株の上昇に過信しすぎたこと
もあったと思います。


 ただ運気も上がったり、下がったりの繰り返しが起こります。日本株経済全
体でも同じような運気の上げ下げが起きているのだと感じます。

 運気が回復してくるまでの作戦としては、低PERかつ低PBRかつ配当利
回り(または配当優待利回り)の高い(⇔日本の低金利を考えて、いまは配当
または配当優待利回り3%程度を考えています)資産のバリュー株に分散で多
くの資金を投資するような、大負けしにくい銘柄を増やすことにして2016
年は守り投資を心がけようと考えています。

 配当額や優待の価値が高いと、株価が下がっても配当+優待の金額までは損
にはならないと考えて良いと思います。経済的に考えると「配当や優待の金額」
が「株価の値下がり額」を超えていれば損をしていないことは理屈になります。
配当や優待の金額を越えて株価が下がったら、その部分が実損になります。


 しかし、低PERかつ低PBRかつ3%を超えるような高インカム・ゲイン
利回りの銘柄は株価が下がるとインカム・ゲイン利回りがますます高くなるの
で、株価の下支えが効き易く、下がりにくくなる点が強みになります。意識し
ながら、負けにくい投資をするという投資方針に切り替えていこうと考えてい
ます。


【中略】


 集中投資を行うならば、ある程度は流動性(=出来高の多さ)を考えながら
選ばなければならないでしょうが、分散投資のために単元株程度を買うならば、
流動性はあまり意識することは無いと考えています。


【中略】


 私は定年まで待たずに、サラリーマンを卒業したので、まず私的年金が貰え
るようになる60歳までは、安定的なインカム・ゲインを確保することが最大
の株式投資の目的としていました。そのことを、ことあるごとに意識して、自
己確認してきたことが良かったのだと思います。

 しかし60歳を過ぎて年金を貰えるようになったので、生活費を配当に依存
する割合が減少しました。アベノミクスの追い風があり、米国が金利を上げる
ほど景気が良くなっているので、キャピタル・ゲインによる資産増加のウェイ
トを移して、資産額を増やして、増やした資金をキャッシュに換えて、温存し
ようと考えました。

 2015年の前半までは好調に投資したキャピタル・ゲイン狙いの株が順調
に上げていきましたが、夏ごろに日本株が大きく下落した時に、その利益を一
気に失ってしまいました。

 この時に、投資戦略を変更すべきだったのかもしれませんが、年初の投資戦
略を継続してポートフォリオに株価が上がる可能性が高い低インカム・ゲイン
利回り株も増やしていました。円安と企業の業績の増加を信頼しすぎて、キャ
ピタル・ゲイン狙いの銘柄のポジションを落とすタイミングが大きく遅れまし
た。

 実際には運用成績が11月頃までは大きく戻してきていたので、投資戦略を
変更しなくても成功だったと考えていたのですが、12月に入って一気に運用
成績が悪化しました。

 12月には個人投資家が好む新興市場の株に下落する銘柄が多く出ました。
東証の銘柄にしても流動性のあまり大きくない個人投資家が好む小型株の優待
株の下落が大きかったようにも感じられます。

 通常であれば12月の配当銘柄、配当優待銘柄は株価の下落が少ない傾向が
あるのですが、2015年12月には、そのような銘柄さえも大きく下落した
ものが多かったように感じられます。

 私も節税の売りを出しました。
 多くの投資家が2015年の前半で売却益を出しすぎて、税金を大きく取ら
れていたので、12月までの株価の下落で含み損が大きくなった保有株を売っ
て損を出して税金を取り戻す節税売りが大きく出ていたのだと考えています。
私の場合はいったん売って買い戻しを行いましたが、売りっぱなしにした投資
家も多かったのだと感じます。

 株価がリバウンドを始めるためには何かのきっかけ、カタリスト、触媒が必
要になります。しかし株価が上がり始めてしまうと、株価が上がることが投資
家の注目を集めて、株価が上がるから買うという投資家が増えてきます。これ
からは、そのような株が増えてくることを期待しています。

 これは個別銘柄ばかりではなく、日本株全体にもいえることですし、為替相
場にも同じことが言えると考えています。

 もちろん為替と株とは違う面も多く、株には発行している企業のファンダメ
ンタルズが有価証券報告書や決算短信やホームページにあるIR情報などで多
くの投資家に開示されています。そのために投資家は自分がその株を買う理由
を企業のファンダメンタルズに求めることも多くなります。私のようなファン
ダメンタルズ重視の投資スタイルの投資家には、その傾向が顕著です。


 株価というのは大きな景気の変動に影響を受けて、景気が良くなるときには
上がりやすくなり、景気が悪くなるときは下がりやすいものです。日本では過
去にほとんどなかったような安定した長期政権である安倍政権がアベノミクス
を推進し、日銀の黒田総裁も超金融緩和を実行してきました。日本株に投資す
る投資家も政策の支援を当てにしすぎる依頼心が強くなりすぎているようにも
感じられます。これからは政策支援がなくても株価が上がること、業績が良く
なり続けていくことが大事だと考えています。


 2016年は株価の乱高下が2015年以上に大きくなると考えています。
このような時には、古代中国の戦略家であった孫子に学んで、負けない投資戦
略を実践していきたいと考えています。


【中略】


 12月以降は日本の株式市場に大きな影響力を持つ外国人投資家も日本株を
売っていたようなので、日本株の株価が大きく下げていました。

 しかし孫子が『兵は詭道なり』(=戦争とはしょせんだましあいに過ぎない)
と喝破しているのと同じように、海外投資家、特にヘッジファンドの戦いぶり
は詭道(=だましあい)を好むように感じます。

 株価を上下に大きく変動せれば儲かる手段を持っているので、資金力の大き
さを利用して株価を上下に揺さぶって、多くの他の投資家を幻惑してきます。

 しっかりと企業の業績やビジネスの状況、資産背景を調べていなければ、株
価の乱高下に付和雷同させられて、だましあいに敗北します。

 景気が良くなり、企業の業績が良くなり、配当を増やすと発表している流動
性の高い大型株が、ヘッジファンドなど詭道を利用する投資家の誘導で下げる
なら、配当を頼りに分散でポートフォリオに積み増すことは、不敗を目指す投
資家にとっては、良い投資戦略だと考えています。

 特に低PERで、毎期ごとに業績が上向いていることが明確に確認できてい
る高配当(または高配当優待)利回り銘柄が、投資環境によって下げてきたと
きは、1年から2年程度はインカム・ゲインで満足するつもりで待ち伏せ買い
をしておけば、数年後には運用資産を増やせる可能性が十分にあるのではない
かと期待しています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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◆過去コラム「ぬくぬくホッコリ株日記 第14回」


※編集部注:
 このコンテンツは、2007年4月から石川臨太郎氏が億の近道に連載した
 コラムです。当時の雰囲気をお楽しみ下さい。


■連載「ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい(14)」


 私は生涯を通して考えるなら、株で損をすることはない体制を作り上げまし
た。ただし人間は欲が深いので、つい油断してドジを踏むことがないとは言え
ないので、油断はしていません。


 現状のままで行けば人生トータルで考えると株で損をしないという理由は以
下の通りです。

 私は過去に株式投資で儲かった時に、その利益を現金で引き出してワンルー
ムマンションをコツコツ買い、さらに若いころローンを利用して買ったワンル
ームマンションの借金の残債を株の儲けで、全部返済しました。更に株の儲け
だけで株式運用をしていましたが、その中から、またお金を30%引き出して
残っていた住宅ローン(当初借入額の60%が残っていました)を完済しまし
た。これだけ株式投資で得た利益をすでに引き出して別の資産に切り替えて、
コストゼロの資金(株で儲けた分だけの資金。投資元本はすべて回収済み)で
運用しているわけですから、新たにニューマネーを株式市場に持ってこない限
り、株で損をすることは出来ないことになります。

 もちろん一年ごとの期間計算で言うならば、2006年のように年初より株
式投資で資産額を減らしてしまうことはあり得ますが^^;

 私が自分は本当にラッキーだと思うことは、欲をかきすぎて馬鹿なことをし
ようとすると、その前に幸運の女神様が合図を贈ってくださることです。その
合図にハッと正気に帰り、大きな失敗を避けることが出来ているのです。


 自分のブログにこんなことを書きました。

『自分で自分のことを「本当にツイている」と思っています。

 絶好調の住友金属鉱山を利食いした資金でストップ安2連荘の日本電子材料
などを買って何がついているんだ、最悪じゃないかと思われる方がほとんどで
はないかと思います^^;

 たぶん昔の私なら、損したな〜と、自分のやったことを責めまくり、自戒の
念に落ち込んでしまっていたと思います。

 しかし実は今回も、大いに痛い痛手のおかげで、もっと大きな失敗を回避で
きていたのです。このブログでも前に述べてきましたが、住宅金融公庫の住宅
ローンを完済することに決めて、去年の10月ころから持ち株を売ってキャッ
シュポジションを高めてきました。代理店の銀行の担当者の作業が遅くって、
返済は3月中旬ということになっていました。

 「2ヶ月以上も住宅ローン金利を払うのか、もったいないな〜」とは思いつ
つも、住宅ローン繰上げ完済は、この返済の日までに、いつでも取りやめてし
まうことが出来るのです。

 2月26日までの、あまりにも好調な株式市場の状況から、「住宅ローンの
完済をやめて、その資金をもう一度株にまわそうかな〜」なんいう愚かな考え
が心の中でチョロチョロと芽生えてきていたのです(爆笑)

 人間の欲には際限がなく、どうしても欲をかきすぎて道を誤ってしまうこと
もあります。そんな時に世界同時株安が起こったので、無事住宅ローンを完済
することが出来ました。もし住宅ローンを返さないで、また株式にお金を回し
ていたら、4月5月の株式市場の状況から考えて、被害はとても大きなものに
なっていたと思います。

 いままでに、何度もいやなことが起きましたが、その意味を考えて、自分の
行動にミスがないか、何かおろかなことをやっていないかと考える癖がつきま
した。多くの場合、何の関係もないはずの出来事が、別の自分の愚かな行動を
気づかせるために起こっていることが多かったからです。

 そのことに最初に気づいたのは香港のファミリーマンションを売った後のこ
とでした。ちょうどそのころ香港のマンションの価格は、現在の中国株やベト
ナム株のように日々値上がりしていきました。たまたま入居者が2年契約の半
分の1年目に出て行ってしまいました。

 その当時香港のマンションは空き室になっているほうが、自分達の住まいと
して買おうという購入希望者も多くいたため、入居者がいる場合より売りやす
かったのですが、売るつもりのなかった私は早く次の入居者を探して欲しいと、
管理会社に依頼していました。

 香港のマンションの場合は2年契約で賃貸に出しますが、1年で出て行く場
合は、残りの1年分の家賃を払って出て行きます。管理会社は売った方がよい
ということで、ちっとも次の入居者を探してくれません。そのうち日本人スタ
ッフが辞めてしまい、日本語の通じるスタッフがいなくなりました。そして管
理会社が分裂し、二つに分かれてしまいました。その他にもいやなことが沢山
起こったので、嫌気がさして管理会社の言う値段の1割り増しで1月中旬にマ
ンションを売る意向を伝えたら、一週間で買い手が見つかりました。

 香港は英米法の世界なので契約内容をお互いの弁護士などが精査して、資金
が清算され売却代金が日本の口座に振り込まれてきたのは3月の終わりのころ
でした。

 その後、聞いた話では、4月以降マンションの売買がパタッと止まってしま
ったようです。売るならあのときしかなかったという、最高のタイミングで売
れたようなのです。そして、しばらくして円の大高騰がおこり1年半ほどで円
は79円まで行ってしまいました。もしあのタイミングで売りに出していなか
ったら、為替損で利益はすべて飛んで円貨で換算すれば、利益はまったくなく
なってしまっていたところです。

 これでもかこれでもかと起こったいやなことがなければ、マンションを売る
ことはなかったと思います。また偶然にテナントが出て行かなかったら。管理
会社の社長が転売益を狙って売却を勧めなかったら・・・。もろにこの円高に
ぶち当たっていました。勿論持ち続けていても円高が円安に振れて、数年後に
は不動産価格がもっと上がっていたかもしれません^^;。これは調べてはい
ません。調べてもどうしようもありませんから^^;


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


※2007年7月3日掲載。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


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