本日の事業提携発表をどう見るか




 甲府に本社を置く宝飾品メーカー、クロスフォー(7810・JQ)が本日、同じJASDAQに上場する川口に本社を置く日本精密(7771)との業務提携を発表した。
 新製品開発に成功しながらもその生産体制の構築に課題のあったクロスフォーとベトナムやカンボジアでの生産キャパシティの有効活用に課題のあった日本精密が提携を図り、世界市場に向けたビジネス展開を図っていこうというのが今回の業務提携の狙いと見られるが、果たしてこの事業提携が両社の業績にどの程度プラスに働くか注目される。

 まずクロスフォーとしてはこれまでダンシングストーンで業績を伸ばしてきたものの、最近は頭打ち傾向にあり、業績の停滞が続いてきた。2017年7月の上場後の株価にそのことが如実に反映され、上場後の高値905円(2分割を加味して逆算)から直近の安値271円という水準まで3分の1以下にまで低迷。
 同社ではこれを打破するために2つの特許化された新製品を投入しようと試みたが、課題は大きな世界市場からのオーダーに対応ができるかというもの。

 同社は既に世界の超一流宝飾品ブランドメーカーとの取引口座を300以上抱えており、特徴ある新製品を市場に投入できればたちまち大きな売上を確保できるとの自信があった。まずは自社開発の新留め具(ブランド名はイージークラスプ)とその留め具を備えたダンシングストーンのペンダントやネックレスを投入するほか、昨年の後半から準備してきたテニスブレスレットを日本精密との業務提携によってブリリアントブレスレットとして製品化。世界市場に向けた本格的な販売がスタートすることになった。

 一方においてベトナムやカンボジアで主としてカシオ向けの時計バンドやメガネフレーム等を生産する日本精密は、「手のひらサイズのロマン」をテーマに掲げ、大規模な工場を両国で確保しASEANプロジェクトを推進。米中貿易摩擦が激化する中でチャイナ+1の生産体制を以前から構築してきた。工場のキャパシティは十分であるが、大手企業の下請け的な立ち位置から利益の水準は低い状態が見られより付加価値の高い製品づくりが課題となっていた。
 宝飾品は時計のバンドと共通で、高付加価値な製品であるため、今回の提携は極めて理想的な組み合わせだと言える。同社自身が今回の製品を大手時計メーカーに販売ができる可能性もあり、両社の業務提携の幅は今後一層の広がりを見せる可能性があるだろう。

(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




今期減益発表したPER5倍台の地方銘柄が売られる理由




 ソフトバンクGのようなスケールではないが、このところ株価が下落傾向を続けている時価総額50億円台の地方銘柄がある。
 福岡に本社を置く日創プロニティ(3440)だ。

 同社はソーラー発電の架台や建築材料の金属加工を手掛ける企業で2007年に福岡Qボードに上場して12年後の本年、東証2部市場への上場を果たすなど地味ながら意欲的な成長を目指している。
 その同社が先週10月15日に8月期本決算の発表を行い、前期実績は想定を上回る結果となったが今期の業績見通しについては26.6%の経常減益としたことで株価は週末にかけ832円まで売られてしまった。

 減益見通しとは言え、今期予想PERは5.5倍という水準で、PBRは0.6倍、配当利回りも減配ながら3%程度の水準であり、そこまで恨みつらみのような投げ売りなど必要はないだろうと思われるが、実際には投資家の怒りに似た売りが押し寄せてきたとの印象がある。


 億の近道のセミナーでも過去取り上げてきたので、この際、改めて同社の評価について考えてみたいが、ざっくり言うと以下の通りのネガティブ要因が先行したと考えている。

1)FIT制度の開始以来拡大してきたてからソーラー架台の受注の変動業績は過去7期間の大きく変動してきた。2013年8月期から2015年8月期までの最初の繁忙期、2016年8月期の調整期を経て、再び3期連続の拡大期を迎え、今期は再び調整期に入るとの投資家のネガティブな思惑から株価の下落につながった。特に今期は中間期に大きく落ち込むとの見通しでこれが投げにつながった。

2)2007年8月のQボード上場当時の企業イメージ(年商20億円以下の町工場的な印象?)が強いので、投資家は長期スタンスで保有する意欲に乏しい。

3)東証2部に上場したのにアナリスト向け説明会を開いておらず、現状においてもその予定がないというIRの不熱心さを投資家は厳しい目で見ている。

4)前期の配当金30円(配当性向14.7%)を今期25円(配当性向16.4%)とする配当政策への不満が表れた。配当性向を20%として30円配当維持を表明したのであれば株価はここまで売られることはなかっただろう。

と言ったネガティブな要因を先週末の株価はかなり折り込んできたと言える。

 一方でポジティブな要因も垣間見えるので私は有料メルマガで詳しく解説していくことにするのでご購読賜りたい。


(炎)


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ソフトバンクグループ率いる孫社長の憂鬱




 日本株は一見して堅調に戻り相場を演じつつあるようだが、一方では世界経済の不透明感の下で、リスクが高まっているという指摘が市場の内外でなされている。
 投資のモノサシであるPER、PBRは過熱感はなく、平均配当利回りも2%台となっていて、多くの投資家は指標を眺めて下値を拾うスタンスで対応していると見られるが、下値での投資だけで上値を追う動きは少ない。この結果、出来高は薄くなり、株式市場への市場参加者が激減しているとの印象がある。
 未来の成長より足下の業績重視で短期投資家は売り方に回り、マザーズ指数など中小型株指数の低迷が続いている。

 こうした気重い相場環境の中で、このところの話題は孫社長率いるソフトバンクグループ(9984)に集中している。同社の先週末の株価は4299円。時価総額は8.9兆円という水準だ。
 有利子負債が17兆円を超える同社への評価は今、米国のシェアオフィス会社WeWork(ウィー社)のIPO見送りで一気に不透明感が増してきた。
 既にソフトバンクGはビジョンファンドを通じて1兆円以上の投資を行っていたことからWeWorkのIPOはソフトバンクGの評価を高めると考えられたが、一転して見送りとなり反対にネガティブな見方が市場で起きた(5兆円の価値があると孫社長が述べてきた企業価値が1兆円以下、下手すれば数千億円に留まるとの見方)ことで、主力出資企業となっているソフトバンクGへの評価に疑念が生じている。

 今にもつぶれるといった極端な見方がインターネット上では見られ、ソフトバンクGに投資している投資家には気が気ではない日々が続いているのではないだろうか。ソフトバンクG株は日経225銘柄に採用されており、同社株の日経平均に寄与する度合いはファーストリテイリングに次いで高い。そんなことで同社株の変動は相場全体にも影響をもたらす。
 確かにAI群戦略からは外れたような印象のあるWeWork問題はネガティブには映るし、他の投資先であるUber株の大幅下落、中国企業の米国市場からの締め出しによる持分法会社アリババへの影響などソフトバンクグループを率いる孫社長にとっては憂鬱な出来事ばかりが続く。

 同社株を持っていない投資家も多少でも保有する投資家もこれまでの実績を誇らしげに語ってきたカリスマ経営者である孫社長のこのタイミングの対応力に強い関心を寄せているだろう。

 11月6日の4時から開催される2Q決算の説明会で孫社長は何を語るのか?この時期、ラグビー観戦以上に興味津々といったところだ。


(炎)


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億の近道2019/10/21


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投資情報メールマガジン                   2019/10/21

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャ)


  ◆コラム「ソフトバンクグループ率いる孫社長の憂鬱」
  ◆コラム「今期減益発表したPER5倍台の地方銘柄が売られる理由」
  ◆コラム「本日の事業提携発表をどう見るか」


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■ お知らせ ■


【億の近道創刊20周年記念セミナー&イベント開催】


 億の近道が、本年11月で創刊満20年を迎えます。
 これもひとえに執筆陣の皆さま、関係者の皆さま、そして何より読者の皆さ
まのおかげです。
 誠に感謝に堪えません。ありがとうございます。

 そこで、億の近道創刊満20年を記念して、セミナー&イベントを開催致し
ます。

 億近の執筆陣が登壇し、ミニセミナーやアトラクションなどを行います。
 美味しい料理とお飲み物をいただきながら楽しめます。
 お飲み物はアルコール含む飲み放題です。


■ミニセミナー
 ・年末に向けての相場動向と注目銘柄(仮) 炎のファンドマネージャ氏
 ・個人投資家への提言(仮) 山本潤氏
 ほか

■日時:11月24日(日) 17:15〜21:00
             (最大15分程度の延長あり)
 受付:17:15(この時間前には入場出来ません)
 乾杯:17:45予定

■場所:東京都目黒区(お申込後、詳細をお知らせします)

■参加費:8,000円(お食事・飲み放題込 税込)

■登壇予定:炎のファンドマネージャ氏、山本潤氏、小屋洋一氏、楠浦崇央氏、
      ぢんぢ部長氏ほか

■注意事項:
 なお、通常のセミナーと会場が異なり、定員の関係で早期に募集終了になる
 可能性があります。ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。
 また、お席は自由席で当日の先着順となります。あらかじめご了承下さい。
 お申し込み後、ご入金頂いた参加費は当日遅刻及び欠席された場合でも原則
として返金致しませんので、重ねてご了承下さい。


お申込はこちらのフォームからお願いします。 ⇒ http://bit.ly/semi20th


 皆さまのご参加をお待ちしております。

■主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


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◆コラム「ソフトバンクグループ率いる孫社長の憂鬱」


 日本株は一見して堅調に戻り相場を演じつつあるようだが、一方では世界経
済の不透明感の下で、リスクが高まっているという指摘が市場の内外でなされ
ている。
 投資のモノサシであるPER、PBRは過熱感はなく、平均配当利回りも2
%台となっていて、多くの投資家は指標を眺めて下値を拾うスタンスで対応し
ていると見られるが、下値での投資だけで上値を追う動きは少ない。この結果、
出来高は薄くなり、株式市場への市場参加者が激減しているとの印象がある。
 未来の成長より足下の業績重視で短期投資家は売り方に回り、マザーズ指数
など中小型株指数の低迷が続いている。

 こうした気重い相場環境の中で、このところの話題は孫社長率いるソフトバ
ンクグループ(9984)に集中している。同社の先週末の株価は4299円。
時価総額は8.9兆円という水準だ。
 有利子負債が17兆円を超える同社への評価は今、米国のシェアオフィス会
社WeWork(ウィー社)のIPO見送りで一気に不透明感が増してきた。
 既にソフトバンクGはビジョンファンドを通じて1兆円以上の投資を行って
いたことからWeWorkのIPOはソフトバンクGの評価を高めると考えら
れたが、一転して見送りとなり反対にネガティブな見方が市場で起きた(5兆
円の価値があると孫社長が述べてきた企業価値が1兆円以下、下手すれば数千
億円に留まるとの見方)ことで、主力出資企業となっているソフトバンクGへ
の評価に疑念が生じている。

 今にもつぶれるといった極端な見方がインターネット上では見られ、ソフト
バンクGに投資している投資家には気が気ではない日々が続いているのではな
いだろうか。ソフトバンクG株は日経225銘柄に採用されており、同社株の
日経平均に寄与する度合いはファーストリテイリングに次いで高い。そんなこ
とで同社株の変動は相場全体にも影響をもたらす。
 確かにAI群戦略からは外れたような印象のあるWeWork問題はネガテ
ィブには映るし、他の投資先であるUber株の大幅下落、中国企業の米国市
場からの締め出しによる持分法会社アリババへの影響などソフトバンクグルー
プを率いる孫社長にとっては憂鬱な出来事ばかりが続く。

 同社株を持っていない投資家も多少でも保有する投資家もこれまでの実績を
誇らしげに語ってきたカリスマ経営者である孫社長のこのタイミングの対応力
に強い関心を寄せているだろう。

 11月6日の4時から開催される2Q決算の説明会で孫社長は何を語るのか?
この時期、ラグビー観戦以上に興味津々といったところだ。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


◆新刊情報◆

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 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけるように
なりました!
 第7号、第8号追加! 後続も順次追加中。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08

 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742



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◆コラム「今期減益発表したPER5倍台の地方銘柄が売られる理由」


 ソフトバンクGのようなスケールではないが、このところ株価が下落傾向を
続けている時価総額50億円台の地方銘柄がある。
 福岡に本社を置く日創プロニティ(3440)だ。

 同社はソーラー発電の架台や建築材料の金属加工を手掛ける企業で2007
年に福岡Qボードに上場して12年後の本年、東証2部市場への上場を果たす
など地味ながら意欲的な成長を目指している。
 その同社が先週10月15日に8月期本決算の発表を行い、前期実績は想定
を上回る結果となったが今期の業績見通しについては26.6%の経常減益と
したことで株価は週末にかけ832円まで売られてしまった。

 減益見通しとは言え、今期予想PERは5.5倍という水準で、PBRは0.
6倍、配当利回りも減配ながら3%程度の水準であり、そこまで恨みつらみの
ような投げ売りなど必要はないだろうと思われるが、実際には投資家の怒りに
似た売りが押し寄せてきたとの印象がある。


 億の近道のセミナーでも過去取り上げてきたので、この際、改めて同社の評
価について考えてみたいが、ざっくり言うと以下の通りのネガティブ要因が先
行したと考えている。

1)FIT制度の開始以来拡大してきたてからソーラー架台の受注の変動業績
  は過去7期間の大きく変動してきた。2013年8月期から2015年8
  月期までの最初の繁忙期、2016年8月期の調整期を経て、再び3期連
  続の拡大期を迎え、今期は再び調整期に入るとの投資家のネガティブな思
  惑から株価の下落につながった。特に今期は中間期に大きく落ち込むとの
  見通しでこれが投げにつながった。

2)2007年8月のQボード上場当時の企業イメージ(年商20億円以下の
  町工場的な印象?)が強いので、投資家は長期スタンスで保有する意欲に
  乏しい。

3)東証2部に上場したのにアナリスト向け説明会を開いておらず、現状にお
  いてもその予定がないというIRの不熱心さを投資家は厳しい目で見てい
  る。

4)前期の配当金30円(配当性向14.7%)を今期25円(配当性向16.
  4%)とする配当政策への不満が表れた。配当性向を20%として30円
  配当維持を表明したのであれば株価はここまで売られることはなかっただ
  ろう。

と言ったネガティブな要因を先週末の株価はかなり折り込んできたと言える。

 一方でポジティブな要因も垣間見えるので私は有料メルマガで詳しく解説し
ていくことにするのでご購読賜りたい。


(炎)


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【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第263号、本日配信!!
 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第263号
が本日配信です。


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【10/21 第263号では】

■炎のFMが相場を読む
■関心高まるソフトバンクグループ(9984)の行方
■特別報告:日創プロニティ(3440)が売られる背景
■緊急報告:クロスフォーが日本精密との事業提携に関し記者発表
■ズーム(6694)が今期の業績を下方修正


 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


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◆コラム「本日の事業提携発表をどう見るか」


 甲府に本社を置く宝飾品メーカー、クロスフォー(7810・JQ)が本日、
同じJASDAQに上場する川口に本社を置く日本精密(7771)との業務
提携を発表した。
 新製品開発に成功しながらもその生産体制の構築に課題のあったクロスフォ
ーとベトナムやカンボジアでの生産キャパシティの有効活用に課題のあった日
本精密が提携を図り、世界市場に向けたビジネス展開を図っていこうというの
が今回の業務提携の狙いと見られるが、果たしてこの事業提携が両社の業績に
どの程度プラスに働くか注目される。

 まずクロスフォーとしてはこれまでダンシングストーンで業績を伸ばしてき
たものの、最近は頭打ち傾向にあり、業績の停滞が続いてきた。2017年7
月の上場後の株価にそのことが如実に反映され、上場後の高値905円(2分
割を加味して逆算)から直近の安値271円という水準まで3分の1以下にま
で低迷。
 同社ではこれを打破するために2つの特許化された新製品を投入しようと試
みたが、課題は大きな世界市場からのオーダーに対応ができるかというもの。

 同社は既に世界の超一流宝飾品ブランドメーカーとの取引口座を300以上
抱えており、特徴ある新製品を市場に投入できればたちまち大きな売上を確保
できるとの自信があった。まずは自社開発の新留め具(ブランド名はイージー
クラスプ)とその留め具を備えたダンシングストーンのペンダントやネックレ
スを投入するほか、昨年の後半から準備してきたテニスブレスレットを日本精
密との業務提携によってブリリアントブレスレットとして製品化。世界市場に
向けた本格的な販売がスタートすることになった。

 一方においてベトナムやカンボジアで主としてカシオ向けの時計バンドやメ
ガネフレーム等を生産する日本精密は、「手のひらサイズのロマン」をテーマ
に掲げ、大規模な工場を両国で確保しASEANプロジェクトを推進。米中貿
易摩擦が激化する中でチャイナ+1の生産体制を以前から構築してきた。工場
のキャパシティは十分であるが、大手企業の下請け的な立ち位置から利益の水
準は低い状態が見られより付加価値の高い製品づくりが課題となっていた。
 宝飾品は時計のバンドと共通で、高付加価値な製品であるため、今回の提携
は極めて理想的な組み合わせだと言える。同社自身が今回の製品を大手時計メ
ーカーに販売ができる可能性もあり、両社の業務提携の幅は今後一層の広がり
を見せる可能性があるだろう。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第78回「国土強靱化銘柄」がアップされました。


第78回「国土強靱化銘柄」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35825115
 【YouTube】https://youtu.be/Pi3DQkarBQY

【今回登場企業】ニッパンレンタル 萩原工業 日創プロニティ テノックス


 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。


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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

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当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
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編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
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炎の投資情報サンプル#263 2019/10/21

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投資情報メールマガジン                   2019/10/21
         炎 の 投 資 情 報 (第263号)

        −プロが導くお金創造のための投資情報−
                              週1回発行
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆


 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナ
リストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


    ★当メルマガは等幅フォントでの閲覧を前提にしております★


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


              −本日の目次−


  ■はじめに
  ■炎のFMが相場を読む
  ■関心高まるソフトバンクグループ(9984)の行方
  ■特別報告:日創プロニティ(3440)が売られる背景
  ■緊急報告:クロスフォーが日本精密との事業提携に関し記者発表
  ■ズーム(6694)が今期の業績を下方修正
  ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに

 本メルマガからは年間約50本、週1回のペースで投資情報コンテンツを皆
様にお届け申し上げております。ふと気が付くといつの間にか300号が近づ
いております。これも偏に皆様のご愛読の賜物と心より感謝申し上げます。

 深まり行く秋の中で株式相場の変動を横目に本日もお届け申し上げますので
宜しくお願い致します。

 今週はまた台風が接近しております。あれだけの災害が起きた後の台風接近
ですので引き続き十分な注意が必要です。消費税上げ後の景気の先行きは大災
害の後だけにますます不透明になっております。補正予算5000億円の話で
緊急対応するとの安倍首相の被災地での真剣な眼差しが印象的な今日この頃。
引き続き物色の流れが災害復興関連に向かうとの考えで臨むことにしたいと思
います。
 一方では米中貿易摩擦の先行きに対し摩擦の解消期待もかすかな望みとして
見え隠れする中で官製株買い支えによる意外に強い株高基調が続く可能性もあ
りますが、主力銘柄も買いが一巡すると再び調整の動きも想定されますので注
意が必要です。


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■次回予告


 今回も予定を大幅に変更してお届けしました。
 IPO情報などは次回とさせて頂きます。

 本日のクロスフォー、日本精密の記者会見については改めてご報告申し上げ
ます。





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【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
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