小説「株仲間のぼやき(その3)」



 勝どき駅から晴海方面に少し歩いていくと晴海トリトンスクエアに立ち並ぶビル群が見えてくる。最近はこの界隈にタワーマンションがいっぱい建ってさほど目立たなくはなったけれど、その中でもオフィスビルのトリトンスクエアは威風堂々としている。

 その晴海トリトンで開かれるトリトン株同好会では今日も会長の明るい声が聞こえていた。


会長「俺はなあ、与太さん。多摩ちゃんとはもうかれこれ4年ぐらいつきあってきたけどやっと元に戻ってきた。やれやれで少し売ったけどな、売った後下がったから思い切って買ったんだ。どうだ凄いだろ?!」

 会長の自慢話がたくさんの四季報が本棚に並ぶ株式同好会の会議室で始まった。

与太「えっ!!売った多摩ちゃんをもう買い戻したの?」

会長「そうだよ。添い寝も良いが、たまには多摩ちゃんで短期売買さ。でも全部は売らないよ。売って下がったら買い戻してな、今までの損を取り戻す人質救出作戦だ。」

与太「そりゃ、会長も大胆な作戦を実行されてますね。買い戻してからはどうするんです?」

会長「また上がれば売りゃいい。いいかい与太さん、この株はたったの430円から2100円まで5倍近くまでなったんだぞ。この水準になったら売るのが正解だろ?そうやって損をうまく取り戻すんだ。」

与太「ごもっとも、ごもっとも。私も参考にさせて頂きます。ところで今日来る予定の株女子は来るのが遅いですね。」

会長「ああ、五奥さんね。彼女は遅れるってさっき連絡があったよ。最近彼女は売れっ子になってあちこち飛び回っているらしいからな。まあもうちょっと待ってよ。今日、どこか企業訪問したらしいから何かみやげ話が聞けるかもな。」

与太「はい、承知の助。ところで話変わるけど会長最近、キャバクラは行ってないの?」

会長「与太さんよ。あんたはまだキャバクラ通いしているそうだけどさ、俺はな、株、命なんだぞ。キャバクラなんて昔の話さ。何でそんな話を持ち出すんだよ。」

与太「でもあれだけ、キャバクラ通いで散財していた会長だったじゃないですか。羽振りの良かった会長、最近何かあったんですか。」

会長「わかるか与太さん。実はな、ここだけの話、バリュー銘柄に金注ぎ込み過ぎてな、信用でも買ったからな、それがなかなか上がらずに困ってんだよ。」

 会長の手元にある買い付けリストには、テノックス(1905)、ヤマト(1967)、クニミネ(5388)、日創プロニティ(3440)、ウエスコホールディングス(6091)、イチケン(1847)、ズーム(6694)、オーウエル(7860)といった銘柄名が並んでいた。


与太「えっ!!それってあの、お仲間のアナリストの銘柄じゃないんですか。」

会長「その通り、あいつに聞いてな・・。俺のポートフォリオはバリュー銘柄に染まってしまった。しかも小型株ばかりだからな、今買い始めているならまだしも。ほとんど高値掴み。儲かっているのはウエスコぐらいか・・。それでも何とかもちこたえているのは、一緒に会社訪問したからなんだ。」

与太「何ですって?会長は投資した会社に訪問しているんですか?そんな贅沢なことできるんですね。私には夢のような話ですよ。一回私も連れていって下さいよ。」

会長「ああ、わかったよ。トリトン株同好会のメンバーだから連れていってあげるよ。実は俺もあいつに連れていってもらっているってことだからな。でもアナリストって言うのは簡単に企業訪問できて良いぞ。しかも無償でいけるんだから、こんな幸せなことはない。」

与太「そういえば、そのアナリストはいつ紹介してくれんですか。」

会長「わかったよ。そうだったな与太さんにはまだ紹介してなかったな。」

与太「今日は来ないんですか。」

会長「そうだな、あいつはアナリストチャンネル、略称アナチャンという動画サイトの番組をやっていてな、今日は確か4時半からうちのスタジオで収録予定だったからもうすぐ来る筈だよ。」

与太「それは楽しみです。」


****


 日本証券アナリスト協会の認定アナリスト(CMA)であるである円創守は、この道40年のベテランアナリストでありファンドマネジャーも経験してきた実績を誇っている。
 トリトン株同好会の会長、田崎明とは5、6年前から知り合って交流を続けてきた。

 証券会社や投資顧問会社に所属していた時代とは違い、独立してアナリストを続ける大変さを感じながらも日々上場企業に足を運んではメディアなどを通じて様々なメッセージを送り続け、会長からは孤高のアナリストとして応援をしてもらっていた。

 この日も4時半からの番組収録のためにすこし急ぎ足でトリトンブリッジを渡っていた。
 トリトンブリッジは勝どき駅からトリトンスクエアに向かう人々が利用する動く歩道が設置された橋である。今日は何を話そうかと思いをめぐらしつつ橋の半ばまできた円創が、ふと前を見るといかにもキャバクラ風の華やかな格好をした若い女性の姿が見えた。

 この時間、この派手な娘はどこに行くんだろう。

 吸い込まれるようにしてトリトンのビルに入っていったこの若い女性の後を追うようにして円創もビルの入り口に向かった。


(次回に続く・・・)
(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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JUGEMテーマ:株・投資




株式投資の目的

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 人は生まれて死に至るまで絶えずお金に縛られて生きている。幼い頃に目に触れたお金の存在は興味津々だった。子供銀行券やプラスチックの硬貨で遊んだ記憶もある。

 お金は生活を豊かにする必要不可欠なもの。お金はあればあるだけ良い。

 でもどうすれば勝手に増えてくれるのか・・。


 新たに生み出した商品やサービスを提供して増やす。これが企業のミッション。原材料を仕入れてそれに付加価値をつけて売る。その差額が利益となってお金を生むことになる。
 ことは簡単そうで、そうでもない。
 簡単にはいかないのは生み出した商品や提供するサービスが第三者が買ってくれるかどうか、受け入れてくれるかどうか不透明なため。

 原価割れで売れば赤字になり、粗利以上に経費をかければ赤字になる。
 赤字になるぐらいならやらない方がまし。

 デフレでなかなか需要が生まれないとお金は増えてくれない。
 でもお金を何とか増やしていきたい。

 お金には目先使うことのないお金と目先使う予定のお金がある。
 せめて目先使うことがないのなら、何かに変えて運用してその期間だけでもお金を増やしたい。

 その何かの一つが株式になる。お金を貸したりして金利で増やすのも良いが、返ってこないリスクもある。債券投資という手もあるが、市場での金利は低いので妙味はない。日本国が発行する国債などは銀行がサヤ抜きで運用する対象だ。

 株式市場に上場を果たした取引所公認の企業の株式に投資して一定期間寝かしてお金を増やす。つまり株式投資がお金を増やすための手段となる。

 でも株式は価格の変化が激しい。上がったり下がったりと忙しい。
 どんな銘柄に投資すべきか、会社がつぶれたり業績が悪化したりしないかなど心配は尽きない。
 普段の生活やビジネスで忙しい投資家がそう簡単には取り組めるはずもない。
庶民感覚では株式投資は別世界の話。かなりまとまったお金がないと株なんて運用できないと思われがちかも知れない。


 それが今や小口でも低コスト(取引には手数料や税金がかかる)で売買が可能になった。オンライン証券で気軽に口座開設できて、小口の売買ができる時代。広く国民共有の財産となって運用対象の主体となった。

 株式投資を始める時期は基本的にはいつでも良いが、できれば若い時期が良い。それは生活に支障がでない程度の小口で良い。

 お金を増やすには誰も見向きもしなくなったタイミング、指数が大きく下落してしまったタイミングができれば良いがそうしたタイミングは滅多にない。

 タイミングの重要かも知れないが、言えることは株式投資は今日、明日のためにやるのではない。明るい未来のために行う経済活動と言える。

 リスクがあるからリターンもある。
 人に頼らず自らの研究、学習を重ね、コツコツと取り組む姿勢が求められる。
 自らの才覚で時に大当たりとなっても有頂天にはならず、時に大外れとなっても絶えず未来をみつめて歩むことになる。


(炎)


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JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




油断しないで稼ぐ時

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 全体相場が上昇パターンを描く時、個別株にも当然のごとくその潮流は伝わってくる。逆に言えば個別株が割安感、底打ち感が感じられると全体相場にも上昇のトレンドが形成されることになる。

 日経平均はソフトバンクGやファーストRなど一部の銘柄に影響を受けてしまいがちだが、TOPIXには底打ちのパターンが感じられ先高感が醸成されつつある。昨年12月の安値1408と6月3日の安値1490で2番底をつけ上昇の動きは侮れない。

 この先、2018年1月の高値1911を目指すかどうかはまだ見えないが、間もなく実現しそうなNYダウやNASDAQの高値更新の動きが日本株にも好影響をもたらすことになる。

 JASDAQ指数やマザーズ指数も高値からはまだ相当に下の水準にあって個人投資家は評価損を抱えた状態のままかも知れないが、機関投資家のベンチマークであるTOPIXの上昇はこうした中小型株指数にもプラスに働く。
 少なくとも業績を無視して下げてきた銘柄にはリカバリーのチャンスが訪れていると言える。


 時価総額では銘柄数2149の東証1部が608兆円。銘柄数1164の東証2部、JASDAQが合わせて16兆円足らず。これは既に30年も昔のバブル経済期のピーク水準に匹敵する。
 覇権国家、米国のダイナミックさには及ばないが緊縮財政でデフレ経済の道を歩む日本国の株式時価総額が624兆円で停滞はしていてもようやくピーク時に匹敵する水準となってきた点は注目される。


 問題はこの先だ。

 絶えず未来の不透明感がつきまとう中でこれだけ割安感のある銘柄が増えてきたのにリスクを取ろうとしない投資家にいらいらが募る展開が続いてきた日本の株式相場。
 消費税が10月から10%に引き上げられようとする中で不安感が続いてきたが、軽減税など対応策を含めた増税決定となって今や開き直りの状態。消費税増税でデフレ経済が令和時代でもなおも続くが来年に迫ったオリンピック開催で世界の関心が日本に向かう中で景況感が上向くとの期待もある。

 株価の上昇自体が景気にはプラスに働くこともありうる。
 昨年度の年金の運用が2.4兆円の黒字になったとの報道は株式による運用の成果向上の賜物でもある。明らかなバブル状態には至っていない株式指標面での位置はリスクオフした投資家の回帰にもつながる。


 先週、ある伸び盛りの化粧品会社オーナー経営者のところに足を運んだ。
 そこで個人的な余資運用の状況を尋ねてみたが目先で売買などできない忙しい中で配当利回りの高い銘柄をじっくりと保有するスタンスであるようだ。

 短期売買に徹する投資家の中で着実に配当利回り狙いでじっくりと保有しようと考えている投資家がお見えなのも事実。デフレ下でも儲かっている企業は存在する。
 キャッシュを将来のために多少でも有利に運用しようというニーズは存在する。株式運用はあくまでも副業であり本業で稼いだお金の運用の場なのであって、それは年金の運用にも通じる。

 上場企業の成長意欲の高まりとその中で実体価値の高まり。AI、IoT、5G、ブロックチェーンなどなど、近未来を先取りしたテーマが株式市場では踊っている。未来を先取りするのが株式相場であるからこそプレミアムがついて取引される筈だが、PER12倍。解散価値PBRも1.1倍の水準にいまだ留まっている。


 デフレ経済だから致し方ないとあきらめてきたが、時代は着実に変化している。

 未来に起きるだろう出来事を見通すことは困難だが、過去から現在がそうであるようにポジティブに捉えながらも絶えず油断しないで、株式投資に向かいあうことにしよう。


 過去まいた種は芽が出て花を咲かせる時期がやってくる。株の格好の稼ぎ時は忙しい時期でもある。


(炎)


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JUGEMテーマ:株・投資



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億の近道2019/07/08


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2019/07/08

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
        (本日の担当:炎のファンドマネージャ)


        ◆「訃報へのメッセージ」
        ◆コラム「油断しないで稼ぐ時」
        ◆コラム「株式投資の目的」
        ◆小説「株仲間のぼやき(その3)」


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■ お知らせ ■


【山本潤セミナー&座談会開催のお知らせ】

■長期投資と投資指標を考える!
 山本潤氏セミナー&個人投資家すぽ氏との座談会開催!!


 この度、DFR助言者山本潤氏のセミナーと、著名な個人投資家すぽ氏との
座談会を開催します。

 ●山本潤氏セミナー「まだ一喜一憂してるの? 長期投資のススメ」
  なぜ即儲けようとするのか?なぜ不確実な未来に大事なお金を賭けるのか?
  確実性の高い指標やデータを活用し、需給に左右されることのない長期投資
  についてお話しします。

 ●山本潤氏&すぽ氏座談会
  「逆」道場破りとも言うべきスタイルで数々の企業分析を行い、高い人気を
  誇る個人投資家すぽ氏と山本潤氏が座談会を行います。
  PER不要論を主張する山本氏に、PER以外ほとんど利用しないすぽ氏の
  二人が揃ったら、どのような話になるのか?なぜダメなのか?それに代わる
  指標や、企業分析の方法は? それら気になる内容を深掘りしていきます。
  ・利益率の重要性(なぜ利益率ではなく「売上費用売上比率」なのか)
  ・配当性向は重要か?
  ・企業に望む成長率はどれぐらいか?
  ・成長余地をどう読み解くか?
   …など

 ●質疑応答では、お申込時にいただいた参加者からの質問を中心に、
  2氏それぞれが考える資産形成に必須な事柄を考察していきます。
  個人投資家ながら稀代の論客としても知られるすぽ氏と、
  プロとして20年運用に関わってきた山本氏がズバリ答えます。

 山本潤氏 http://okuchika.net/?cid=6
 すぽ氏Twitter @spo_toushi


■日時:8月25日(日)13:30〜16:45

■場所:東京都渋谷区

■参加費:4,000円(税込)


■スケジュール
 ・山本潤氏セミナー「まだ一喜一憂してるの? 長期投資のススメ」
 ・座談会「参考にする指標と調査分析のコツ」
 ・質疑応答「資産形成に必要なこと」


■懇親会 17:00〜19:00
 セミナー座談会終了後、会場近隣の飲食店で行います。
 山本潤氏、すぽ氏も参加します。
 セミナー座談会で質問しきれなかった事柄や、
 他の投資家との交流をお楽しみ下さい。
 別途参加費3,000円(税込)が必要です。
 お申込フォームで参加有無をお知らせ下さい。


■お申込方法
 以下のURLをクリックし、お申込フォームへお進み下さい。
 必要事項を入力後、入金画面へ遷移します。

 こちらをクリック ⇒ http://bit.ly/2YGMgx8


 上手くいかない場合はお気軽にご連絡ください。

■注意事項:
 お申し込み後、ご入金頂いた受講料は当日遅刻及び欠席された場合でも
 原則として返金致しませんので、ご了承下さい。

皆さまのお申込をお待ちしております。

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


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◆「訃報へのメッセージ」


 石川臨太郎先生のご逝去に対し心からご冥福をお祈り申し上げます。

 私は一度京橋かどこかのお店で先生に一度お目にかかっただけですが、その
時のお元気そうな姿が脳裏に焼き付いております。

 山本さんからのメッセージで億の近道の創刊者の一人として先生の功績を改
めて知ることになりました。
 先生の長い間の投資家人生の凄さに言葉もございません。

 先生が語ってこられた多くの示唆に富む投資家道とも言うべき一本筋の通っ
たあるべき株式投資のあり方は未来永劫語り継がれることになるでしょう。

 億の近道に集う残された執筆陣はこの訃報を前に故人の冥福をお祈りすると
ともにますますの活動充実に邁進することになるでしょう。

 これからも天国から「億の近道」を静かに暖かく見守って頂きますことを心
より祈願しております。


炎のファンドマネージャー


****

【石川臨太郎】著者人生最後の新刊予約開始のお知らせ


 先般お知らせいたしましたとおり、石川臨太郎氏は旅立たれましたが、氏の
投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、以下の通り予約開始となりました
のでお知らせいたします。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 7月発売、価格2,800円+税

 7月4日現在、パンローリングの直販サイトで予約が可能です。
 (Amazon他ではまだ取り扱いされていません)

 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングのサイトへ飛びます)

 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。



◆石川臨太郎氏へのお悔やみメッセージフォーム

 たくさんのメッセージありがとうございます。
 以下にフォームを作成致しましたので、故人へひと言ございます方は、ぜひ
書き込みをいただきますよう、お願いいたします。
 いただいたメッセージは印刷の上、私共が墓前に赴きお供えさせていただき
ます。

 書き込み締め切りは7月中旬を予定しています。


故石川臨太郎氏へのメッセージフォーム ⇒ https://goo.gl/DAwAbB


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◆コラム「油断しないで稼ぐ時」


 全体相場が上昇パターンを描く時、個別株にも当然のごとくその潮流は伝わ
ってくる。逆に言えば個別株が割安感、底打ち感が感じられると全体相場にも
上昇のトレンドが形成されることになる。

 日経平均はソフトバンクGやファーストRなど一部の銘柄に影響を受けてし
まいがちだが、TOPIXには底打ちのパターンが感じられ先高感が醸成され
つつある。昨年12月の安値1408と6月3日の安値1490で2番底をつ
け上昇の動きは侮れない。

 この先、2018年1月の高値1911を目指すかどうかはまだ見えないが、
間もなく実現しそうなNYダウやNASDAQの高値更新の動きが日本株にも
好影響をもたらすことになる。

 JASDAQ指数やマザーズ指数も高値からはまだ相当に下の水準にあって
個人投資家は評価損を抱えた状態のままかも知れないが、機関投資家のベンチ
マークであるTOPIXの上昇はこうした中小型株指数にもプラスに働く。
 少なくとも業績を無視して下げてきた銘柄にはリカバリーのチャンスが訪れ
ていると言える。


 時価総額では銘柄数2149の東証1部が608兆円。銘柄数1164の東
証2部、JASDAQが合わせて16兆円足らず。これは既に30年も昔のバ
ブル経済期のピーク水準に匹敵する。
 覇権国家、米国のダイナミックさには及ばないが緊縮財政でデフレ経済の道
を歩む日本国の株式時価総額が624兆円で停滞はしていてもようやくピーク
時に匹敵する水準となってきた点は注目される。


問題はこの先だ。

 絶えず未来の不透明感がつきまとう中でこれだけ割安感のある銘柄が増えて
きたのにリスクを取ろうとしない投資家にいらいらが募る展開が続いてきた日
本の株式相場。
 消費税が10月から10%に引き上げられようとする中で不安感が続いてき
たが、軽減税など対応策を含めた増税決定となって今や開き直りの状態。消費
税増税でデフレ経済が令和時代でもなおも続くが来年に迫ったオリンピック開
催で世界の関心が日本に向かう中で景況感が上向くとの期待もある。

 株価の上昇自体が景気にはプラスに働くこともありうる。
 昨年度の年金の運用が2.4兆円の黒字になったとの報道は株式による運用
の成果向上の賜物でもある。明らかなバブル状態には至っていない株式指標面
での位置はリスクオフした投資家の回帰にもつながる。


 先週、ある伸び盛りの化粧品会社オーナー経営者のところに足を運んだ。
 そこで個人的な余資運用の状況を尋ねてみたが目先で売買などできない忙し
い中で配当利回りの高い銘柄をじっくりと保有するスタンスであるようだ。

 短期売買に徹する投資家の中で着実に配当利回り狙いでじっくりと保有しよ
うと考えている投資家がお見えなのも事実。デフレ下でも儲かっている企業は
存在する。
 キャッシュを将来のために多少でも有利に運用しようというニーズは存在す
る。株式運用はあくまでも副業であり本業で稼いだお金の運用の場なのであっ
て、それは年金の運用にも通じる。

 上場企業の成長意欲の高まりとその中で実体価値の高まり。AI、IoT、
5G、ブロックチェーンなどなど、近未来を先取りしたテーマが株式市場では
踊っている。未来を先取りするのが株式相場であるからこそプレミアムがつい
て取引される筈だが、PER12倍。解散価値PBRも1.1倍の水準にいま
だ留まっている。


 デフレ経済だから致し方ないとあきらめてきたが、時代は着実に変化してい
る。

 未来に起きるだろう出来事を見通すことは困難だが、過去から現在がそうで
あるようにポジティブに捉えながらも絶えず油断しないで、株式投資に向かい
あうことにしよう。


 過去まいた種は芽が出て花を咲かせる時期がやってくる。株の格好の稼ぎ時
は忙しい時期でもある。


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◆コラム「株式投資の目的」


 人は生まれて死に至るまで絶えずお金に縛られて生きている。幼い頃に目に
触れたお金の存在は興味津々だった。子供銀行券やプラスチックの硬貨で遊ん
だ記憶もある。

 お金は生活を豊かにする必要不可欠なもの。お金はあればあるだけ良い。

 でもどうすれば勝手に増えてくれるのか・・。


 新たに生み出した商品やサービスを提供して増やす。これが企業のミッショ
ン。原材料を仕入れてそれに付加価値をつけて売る。その差額が利益となって
お金を生むことになる。
 ことは簡単そうで、そうでもない。
 簡単にはいかないのは生み出した商品や提供するサービスが第三者が買って
くれるかどうか、受け入れてくれるかどうか不透明なため。

 原価割れで売れば赤字になり、粗利以上に経費をかければ赤字になる。
 赤字になるぐらいならやらない方がまし。

 デフレでなかなか需要が生まれないとお金は増えてくれない。
 でもお金を何とか増やしていきたい。

 お金には目先使うことのないお金と目先使う予定のお金がある。
 せめて目先使うことがないのなら、何かに変えて運用してその期間だけでも
お金を増やしたい。

 その何かの一つが株式になる。お金を貸したりして金利で増やすのも良いが、
返ってこないリスクもある。債券投資という手もあるが、市場での金利は低い
ので妙味はない。日本国が発行する国債などは銀行がサヤ抜きで運用する対象
だ。

 株式市場に上場を果たした取引所公認の企業の株式に投資して一定期間寝か
してお金を増やす。つまり株式投資がお金を増やすための手段となる。

 でも株式は価格の変化が激しい。上がったり下がったりと忙しい。
 どんな銘柄に投資すべきか、会社がつぶれたり業績が悪化したりしないかな
ど心配は尽きない。
 普段の生活やビジネスで忙しい投資家がそう簡単には取り組めるはずもない。
庶民感覚では株式投資は別世界の話。かなりまとまったお金がないと株なんて
運用できないと思われがちかも知れない。


 それが今や小口でも低コスト(取引には手数料や税金がかかる)で売買が可
能になった。オンライン証券で気軽に口座開設できて、小口の売買ができる時
代。広く国民共有の財産となって運用対象の主体となった。

 株式投資を始める時期は基本的にはいつでも良いが、できれば若い時期が良
い。それは生活に支障がでない程度の小口で良い。

 お金を増やすには誰も見向きもしなくなったタイミング、指数が大きく下落
してしまったタイミングができれば良いがそうしたタイミングは滅多にない。

 タイミングの重要かも知れないが、言えることは株式投資は今日、明日のた
めにやるのではない。明るい未来のために行う経済活動と言える。

 リスクがあるからリターンもある。
 人に頼らず自らの研究、学習を重ね、コツコツと取り組む姿勢が求められる。
 自らの才覚で時に大当たりとなっても有頂天にはならず、時に大外れとなっ
ても絶えず未来をみつめて歩むことになる。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第65回「元気の出る銘柄」がアップされました。


 第65回「元気の出る銘柄」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35352907
 【YouTube】https://youtu.be/j8uIlDK3yPU

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めております
ので宜しくお願いします。


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◆小説「株仲間のぼやき(その3)」


 勝どき駅から晴海方面に少し歩いていくと晴海トリトンスクエアに立ち並ぶ
ビル群が見えてくる。最近はこの界隈にタワーマンションがいっぱい建ってさ
ほど目立たなくはなったけれど、その中でもオフィスビルのトリトンスクエア
は威風堂々としている。

 その晴海トリトンで開かれるトリトン株同好会では今日も会長の明るい声が
聞こえていた。


会長「俺はなあ、与太さん。多摩ちゃんとはもうかれこれ4年ぐらいつきあっ
  てきたけどやっと元に戻ってきた。やれやれで少し売ったけどな、売った
  後下がったから思い切って買ったんだ。どうだ凄いだろ?!」

 会長の自慢話がたくさんの四季報が本棚に並ぶ株式同好会の会議室で始まっ
た。

与太「えっ!!売った多摩ちゃんをもう買い戻したの?」

会長「そうだよ。添い寝も良いが、たまには多摩ちゃんで短期売買さ。
  でも全部は売らないよ。売って下がったら買い戻してな、今までの損を取
  り戻す人質救出作戦だ。」

与太「そりゃ、会長も大胆な作戦を実行されてますね。買い戻してからはどう
  するんです?」

会長「また上がれば売りゃいい。いいかい与太さん、この株はたったの430
  円から2100円まで5倍近くまでなったんだぞ。この水準になったら売
  るのが正解だろ?そうやって損をうまく取り戻すんだ。」

与太「ごもっとも、ごもっとも。私も参考にさせて頂きます。ところで今日来
  る予定の株女子は来るのが遅いですね。」

会長「ああ、五奥さんね。彼女は遅れるってさっき連絡があったよ。最近彼女
  は売れっ子になってあちこち飛び回っているらしいからな。
  まあもうちょっと待ってよ。今日、どこか企業訪問したらしいから何か
  みやげ話が聞けるかもな。」

与太「はい、承知の助。ところで話変わるけど会長最近、キャバクラは行って
  ないの?」

会長「与太さんよ。あんたはまだキャバクラ通いしているそうだけどさ、俺は
  な、株、命なんだぞ。キャバクラなんて昔の話さ。何でそんな話を持ち出
  すんだよ。」

与太「でもあれだけ、キャバクラ通いで散財していた会長だったじゃないです
  か。羽振りの良かった会長、最近何かあったんですか。」

会長「わかるか与太さん。実はな、ここだけの話、バリュー銘柄に金注ぎ込み
  過ぎてな、信用でも買ったからな、それがなかなか上がらずに困ってんだ
  よ。」

 会長の手元にある買い付けリストには、テノックス(1905)、ヤマト
(1967)、クニミネ(5388)、日創プロニティ(3440)、ウエス
コホールディングス(6091)、イチケン(1847)、ズーム(6694)
、オーウエル(7860)といった銘柄名が並んでいた。


与太「えっ!!それってあの、お仲間のアナリストの銘柄じゃないんですか。」

会長「その通り、あいつに聞いてな・・。俺のポートフォリオはバリュー銘柄
  に染まってしまった。しかも小型株ばかりだからな、今買い始めているな
  らまだしも。ほとんど高値掴み。儲かっているのはウエスコぐらいか・・。
  それでも何とかもちこたえているのは、一緒に会社訪問したからなんだ。」

与太「何ですって?会長は投資した会社に訪問しているんですか?そんな贅沢
  なことできるんですね。私には夢のような話ですよ。一回私も連れていっ
  て下さいよ。」

会長「ああ、わかったよ。トリトン株同好会のメンバーだから連れていってあ
  げるよ。実は俺もあいつに連れていってもらっているってことだからな。
  でもアナリストって言うのは簡単に企業訪問できて良いぞ。しかも無償で
  いけるんだから、こんな幸せなことはない。」

与太「そういえば、そのアナリストはいつ紹介してくれんですか。」

会長「わかったよ。そうだったな与太さんにはまだ紹介してなかったな。」

与太「今日は来ないんですか。」

会長「そうだな、あいつはアナリストチャンネル、略称アナチャンという動画
  サイトの番組をやっていてな、今日は確か4時半からうちのスタジオで
  収録予定だったからもうすぐ来る筈だよ。」

与太「それは楽しみです。」


****


 日本証券アナリスト協会の認定アナリスト(CMA)であるである円創守は、
この道40年のベテランアナリストでありファンドマネジャーも経験してきた
実績を誇っている。
 トリトン株同好会の会長、田崎明とは5、6年前から知り合って交流を続け
てきた。

 証券会社や投資顧問会社に所属していた時代とは違い、独立してアナリスト
を続ける大変さを感じながらも日々上場企業に足を運んではメディアなどを通
じて様々なメッセージを送り続け、会長からは孤高のアナリストとして応援を
してもらっていた。

 この日も4時半からの番組収録のためにすこし急ぎ足でトリトンブリッジを
渡っていた。
 トリトンブリッジは勝どき駅からトリトンスクエアに向かう人々が利用する
動く歩道が設置された橋である。今日は何を話そうかと思いをめぐらしつつ橋
の半ばまできた円創が、ふと前を見るといかにもキャバクラ風の華やかな格好
をした若い女性の姿が見えた。

 この時間、この派手な娘はどこに行くんだろう。

 吸い込まれるようにしてトリトンのビルに入っていったこの若い女性の後を
追うようにして円創もビルの入り口に向かった。


(次回に続く・・・)
(炎)


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 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了
承下さい。


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              −本日の目次−


         ■はじめに
         ■相場の視点
         ■企業訪問メモ(1銘柄)
         ■炎の注目銘柄フォロー(18銘柄)
         ■直近のIPO銘柄動向(10銘柄)
         ■炎の気になる銘柄(2銘柄)
         ■次回予告


         報告者:炎のファンドマネージャー


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■はじめに


 G20後の相場展開は強気に傾きつつあるとの印象が持てる。米中貿易摩擦
の先行き不透明感が漂う中で第4弾の関税引き上げ見送りが市場に安堵感をも
たらしたこと、NYダウの高値更新、ドル円相場の底打ち反転などが投資家心
理を明るいものとしている。
 日本のマクロ経済には10月からの消費増税が足かせになるとの考え方はあ
っても、軽減税率の導入などをはじめとした対応が当面の増税による影響を限
定的にするとの考え方がここでの株価堅調につながっていると推察される。
 日本では7月21日に参院選挙が実施される。株高気運は政権与党にとって
は追い風となる。

 個別銘柄を見ると出遅れ気味の割安株にも物色気運が高まりを見せており、
徐々に投資家マインドはポジティブなものとなりつつある。短期売買の利益確
定売りも出やすいがここでは利益を確定させながら徐々に上値を追う展開を想
定したい。


□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□


■次回予告


 今回も取り上げたナビタスが評価が低いように印刷機械系の企業は競争が激
しく利益率が低いためか株価は不人気のようです。それでもAI活用の事業戦
略を掲げたり、新製品開発に注力したりと生き残り戦略を掲げているようです。
 次号ではそうした企業を取り上げてみたいと思います。

 また、そうした企業に共通しているのがキャッシュリッチだということ。そ
うした企業群は他のセクターにもあふれており、そうした企業への投資上の狙
いをご提案したい。





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