有料メルマガライブラリから(314)「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「油断せずに中長期でも相応しい企業の中から投資対象を選びたい」=
 (有料メルマガ第283回・2017/11/7配信号)


※注 2017年11月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


― 週刊現代や週刊ポストなどの週刊誌には日本株の上昇について、これからも株価が大きく上げていくような記事が記載されはじめました。これは株価の調整が近いという危険信号が点滅しだしたのだと気を引き締めて、最後の大きな株価上昇をうまく掴もうと努力しています。 ―



 現状でも、私は株式市場に投下している資金をキャッシュに替える努力を続けています。
 最近コラムで書き続けているように、自分の健康状態と、年齢と、いずれくると思っている日本株の大きな調整(=下落)を上手に掴まえるために、資金をキャッシュに変えて温存しようと考えているからです。

 しかし、日本株のバブル化が始まっているなら、バブルが弾ける前が、一番大きく株価が上昇する時期なので、持ち株をできるだけ高く売ってキャッシュ化するために決算発表を待ちながら、大きく上げそうな企業は利喰いを遅らせるようにして、できるだけ良いタイミングを狙って売りを出すようにしています。

 しかし業績上方修正をしたのに、あまり上がらなかった資産株に関しては、すでに作ったキャッシュから数単位を新規で買うような、投資行動も行っています。

 最近、学び始めた短期投資を習得して、株式市場で晒す資金を少なくしても、従来と同じくらいの利益額を毎年確保するためには実戦でも技術習得が必要不可欠だと考えていることが一番の理由です。

 しかし短期投資の場合は、企業のファンダメンタルズを確認している余裕がなく、業績上方修正の発表があって直ぐに、投資の決断を行う必要があり、とても瞬発力と決断力が必要で、難度が高く、習得に時間が必要な投資手法だと実感しています。


 上期の業績上方修正だけが発表されて、一時的に大きく上げてからも、現状だと第2四半期の決算発表までに下げてくる企業の株もあります。

 その企業の事業内容を把握して、上期より下期のほうが利益が上がる第一建設工業のような建設業や、四半期ごとに利益が均等である事業を行っている企業、自動車部品メーカーでは同じ完成車メーカーへの売上が大きい、いわゆる系列の部品メーカーの株を決算発表前に買っておく。

 このような先回り投資の成功パターンを分析して、今後の投資に役立てるための情報収集も行っています。自分で投資しなかった場合でも、選んだ企業の決算発表と株価の動きの観察は、将来的に重要なのでウォッチを続けています。


 数年前に研究銘柄やコラム銘柄にした企業の株価がストップ高をしてしまい、
ホゾを噛むことも多くなりました。


(中略)


 過去に書いたように節税のために資産管理会社を作って、7年ほど前から法人でも株式投資を行ってきました。

 含み損が発生した企業の株は決算前に一度売却して損を出し、その後に買い戻して法人の節税をしてきたために、法人の運用する株は総額で評価すると2倍を超える状況となりました。

 法人の場合は、個人のようにキャピタルゲイン税が20%ではなく、総合課税となるために、売却益を実現すると、税額が大きくなって、売却益を吹き飛ばします。10%や20%の株価下落くらいなら株で持ったままにしたよほうがメリットは大きいと観念しています。

 2017年1月から法人で売買したのは4回しかありません。余り含み益が大きくなかった株を売って、どうしても買いたかった優待銘柄と入れ替えただけです。日本株が大きく調整しても、東日本大震災の時のような大きな下落が発生しても、それほど待たなくてもファンダメンタルズの良い企業ばかりに投資しているので、必ず株価が戻ると、過去の経験から理解しているので、そう割り切っています。

 その反面で、個人のほうで持っている株については積極的に売買してキャッシュを大きく増やしています。うまく年末までの株価上昇を利用してできるだけ高く持ち株を売ることを狙っています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!






JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(313)「勝ち易きに勝つのが良い戦い方だ」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「勝ち易きに勝つのが良い戦い方だ」=
 (有料メルマガ第283回・2014/06/24配信号)


※注 2014年6月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 生活費の不安がない状況で株式投資を行うことは精神的な余裕を持って戦えることを意味しており、戦いに勝ち易い状況であると考えられます。

 株で稼がないと生活できないという追い詰められた精神状態では、踏みとどまるべき時に踏ん張りがきかず、せっかくのチャンスに株をホールドすることが出来ずに、損失を確定してしまう羽目に追い込まれる可能性も高くなります。

 最近、私がサラリーマンを辞めた時代と同じように、株で億の資金を作って喜び勇んで専業投資家になる投資家さんが増えてきました。株で大勝ちできた能力は素晴らしいことだと思います。

 しかし私と同じ時期に株で大きな資金を作って喜び勇んで専業投資家に転身した人々の、その後の状況を見ていると、それほど華々しく活躍できている人は少ないようにも感じます。相場はどんなに才能のある人にとっても厳しいものであるということを痛感させられます。

 私は『株式投資で稼げたのは私の投資能力が高かったわけではなく<運も実力のうち>ということもあるが、私にとっては<運が実力のすべてだ>』と考えていた人間です。
 『株で稼げたのは運が良かったからであり、自分の投資の能力のためではない』と分析していたので、投資以外で安定収入を得る方法を常に考えて、見つかると実行してきました。

 私は51歳でサラリーマンを辞めましたが、それまでに公的年金ばかりではなく、私設年金にも投資していました。

 どんなに株式市場の環境が良くて、全額株式に再投資したほうが有利だと感じていても、投資環境はいつ大きく激変するか分からないので安全策も取ってきたわけです。

 私がいつも考えているのは、51歳までしかサラリーマンを続けられなかったのは、ちょっと残念だった。サラリーマンを定年まで勤め上げた人は人生の勝利者だ。そのように考えています。サラリーマンを60歳まで続けることが出来た人は年金長者になっている可能性が高いからです。

 ただ私がサラリーマンを辞めたのは自分の決断であり、公的年金としては厚生年金から国民年金に切り替えて払い込みは続けたし、私設年金も拡充しました。特に株式投資で大きく利益を上げられたときは、私設年金の掛け金を一括で前払いしてきありして年金の獲得額を増やすような努力をしてきました。

 株など投資のおかげでサラリーマンを辞めた後も生き抜くことができたわけで、私にとって投資、特に株式投資は希望でした。いまでも希望でありつづけており、感謝しても感謝したりない存在です。

 しかしすでに株三昧の生活に入り早やくも9年目に入りました。寝ては株、覚めては株という株ジャンキーとしての生活を続けてきて、旅行に出ても株価の動きが気になるという末期的な禁断症状がでるようになってからも、すでに長い時間がたちました。

【中略】

 数か月間の豪華客船の旅なんて、まず不可能な感じです。3泊4日の国内旅行さえ禁断症状で震えます。妻は鬼無里とか栂池とか玉川温泉とか山や秘境をトレッキングする旅行が好きなので、携帯電話の電波も届かず、株価は確認できないし、日経新聞も手に入らない場所が多いです。

 玉川温泉の売店で日経新聞を買えた時は、うれしくて震えました。情けないやら笑えるやらで、これじゃ〜老後をエンジョイできないと考えて、株ジャンキー生活から抜け出すための自己努力を続けて行きたいと思っています。

 でも、つくづく思うのですが『サラリーマンが企業の奴隷なら専業投資家は相場の奴隷です』ということです。

 企業と相場市場、どちらのご主人様が奴隷にやさしいかと尋ねれば、企業というご主人様のほうが法律もあって、それなりに奴隷に気を使ってくれてくれるので、良いご主人様だと感じます。

 『サラリーマンがつらいから会社を辞めて専業投資家になります。』というのは例えて言えば『体が弱いのでサラリーマンを辞めて、K1の選手になります。』というのと同じくらい危険な選択だと、いまでは非常に強く感じています。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(312)「用心しながらリスクの低い企業を投資対象として選択する」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「用心しながらリスクの低い企業を投資対象として選択する」=
 (有料メルマガ第403回・2016/10/18配信号)

※注 2016年10月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 株式投資では投資家の恐怖を生み出すリスクオフの状況が発生すると、どんな企業の株価でも急速に下落します。

 だから、株式投資には資産を減らしてしまうリスクがあります。しかしその反面で、投資環境が平常に戻ったときには、下げ過ぎた株価が大きくリバウンドすることも当然のように起きてきました。


 過去のコラムでも何度か触れてきていますが、私のように、株式投資で上げた利益を使って、自宅の購入、賃貸不動産の購入とか私設年金のための掛け金などに資金をシフトすることで、自宅も賃貸不動産も年金もすべて株の利益
(すなわち株式投資を行うこと)で手に入れたという体験をしてくると、資産形成のために株式投資ほど役に立つ運用手段は、他には思いつかないと考えていることも、また事実です。

 いまの景気環境でデフレが続いているなら、私の生活資金はいままで作って来た賃貸不動産の家賃収入や、年金の金額だけで充分に賄うことが出来て、不安は生じません。また、株式投資を続けているので、配当収入や優待も入るために、サラリーマン時代よりも余裕のある生活を確保できています。

 しかし、高いインフレが到来してしまうと、いま確保している家賃収入や年金だけでは生活に不安が生じるリスクがあると考えて、配当や優待を得る目的ばかりではなく、インフレ対策ということも意識して株式投資を続けています。

 ただ、投資環境が強烈に悪くなると、株式投資で資産を大きく減らしてしまうリスクも生じることから、投資する企業のファンダメンタルズや事業特性を把握したうえで、どんな景気の状態でも黒字を維持して、配当を確実に払ってくれると自分で確信が持てる高配当利回り株に、分散で投資をする方針を堅持しています。
 なお、最終利益が赤字でも、減価償却が大きくて、キャッシュフロー的に充分に配当ができる企業については投資対象に含めています。

 赤字企業ではなく、黒字ではあるが見た目のPERが他の企業より高いと感じる企業でも、減価償却額が大きいために、利益が小さくなってしまう含み益の大きな賃貸不動産や、自社使用の土地を持つ含み資産銘柄は、有望な分散投資の対象になると考えて、コラムで取り上げることがありました。

(中略)

 もし10月にまた日本株の暴落が起きたなら、含み資産銘柄などは、投資していてリスクが低い企業に該当すると考えています。

(中略)


 株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。勝算がないままで戦争を仕掛けるのは愚の骨頂ですし、必要もないのに戦争を仕掛けるのも愚かなことです。

 だから、株式投資に関して言えば『リスク管理』が大事です。株式投資するときの『リスク管理』とは、株式市場につきものの不確実性を考慮して、賢明な投資を実行することです。

 株式投資では『絶対に儲かる確実な投資』というものは、ありません。
 ただ、他の企業(=株)より、リスクが低い企業(=株)は存在します。

 『リスク回避』というのは、個々の企業ごとに投資した時のリスクやそのリスクの起こる確率を具体的に検討し、投資家としての自分のリスク許容度も合わせて考えて、自分には避けるべきリスク(=取ってはいけないリスク)を回避することです。

 注意したいのは『リスク回避』を言い訳に使い、早めに投資している株から逃げ出す理由につかってしまう可能性があることです。株式投資のように利益を上げるためには、何らかのリスクを果敢にとっていかなければならないゲームでは、稼げる見込みが低くなり、致命傷になる結果を生むことになるかもしれないからです。

 私も過去の多くの株式暴落を体験してきて、一時的に大きく運用資産を減らしても、しばらくしたら多くの企業の株価が回復して、暴落前より資産を増やす体験を繰り返してきました。

 ただ株価が暴落している時に、運用資産が大きく減ってくると、株に資金を張り続けるのは怖くなります。だから損するリスクはなるべく避けたいという思いが、とにかくリスクというものはなるべく避けたいという気持ちにつながりやすいのです。

 不安が強すぎて精神的の余裕がないままで株式投資を続けていくと、暴落が続いた時にリスクが高すぎて、本当にリスクを回避する必要がある時に『不毛な選択肢しか残っていない』という羽目に陥ることになりかねません。

(中略)

 だからリスク回避は賢明な選択である場合もあります。しかしリスクをゼロにすることは、株式投資をする以上不可能ですし、不可能を求めるとろくなことはありません。安全プレイでは株式投資で利益を上げることは極端に難しくなります。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(311)「株価の大きな下落に動揺して投げ売りさせられてはつまらない」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「株価の大きな下落に動揺して投げ売りさせられてはつまらない」=
 (有料メルマガ第402回・2016/10/11配信号)


※注 2016年10月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 過去にコラムで書いてきましたが、私の運用資金は、いろいろな資産を動き回っています。

 今の時点で総括するならば、株に投資した利益で自宅を購入し、ワンルームマンションを現金で購入して、ゴールドも買いました。私設年金の資金も株の売却益を積立金として利用しました。株で大きく利益が出た時に10年分を前納したりしていました。

 すべての財産を作った大本は株式投資で作った資金であると結論付けても、大きな間違いはないと考えています。


 株式投資で大きく稼げた時に、株から資金を他の資産にシフトすることは、いわば『勝ち逃げする』ということになると思います。

 株とは違う別の資産(お金を生んでくれるニワトリに育つ可能性がある卵=すなわち資産)を買うという方法は、60歳になってから私設年金や公的年金が『お金を産む鶏』に成長して、年金がスタートする開始時が1年ずつずれているので、60歳からは毎年ごとに貰える年金額が増えてきます。

 ひとつ歳を1つ取るごとに安定収入が増えていくのは精神的にも安心となります。

 私の現在の生活費を支えるのは、年金と株の稼ぎで購入した賃貸不動産の家賃と、ほぼ予定通りに入ってくる株の配当額の3本柱です。

 株価は乱高下するので、1年間で考えると投資総額が大きく減ることはありますが、財務内容が安定して配当をきちんと払ってくれる企業に投資していると、配当金の額は、前年末に予想した予定額に近い金額が受け取れます。


 お金が着実に安定的に入ってくるルートを3つでも4つでも構築することができれば、老後の安心を作り上げることが可能です。

 その原資は、自分で働いて得る給与収入と、お金に働いてもらって得られる配当収入やキャピタル・ゲイン収入です。

 ただ株価は株式市場に参加している様々な投資家の総意(=投資行動の合算)で決まってくるので、株価と、その企業の持っている『リアルな価値=資産価値と事業価値(=利益を将来において稼ぎ続ける収益力)』とには大きな乖離が生じています。

 この乖離を見つけ出し、その乖離が修正される動きからキャピタル・ゲインを掬い取ることができれば、その企業への投資は成功だと言えます。

 キャピタル・ゲインを狙った投資は、いわば勝ち逃げすることを目指す投資ということになります。デイトレードのように1日だけで掬い取れる利益は小さくても、小さい利益を積み重ねれば大きくなります。

 また数か月の株価の変動幅のほうが1日の株価の変動率より大きいことが多いので、数か月で売却して利益(キャピタル・ゲイン)を得るトレードもあります。

 私のように、もう少し長い期間でキャピタル・ゲインを取ろうとする投資家もいます。ただ、2016年の日本株投資においては同じ企業に投資し続ける中長期投資家の多くは、私と同じように資産を減らしている人が多いと感じます。

 少しでも効率的に、短い投資期間で利益を上げて勝ち逃げすることも頭の片隅に置きながら、中長期で大きく株価が上げそうな安心できる『何か』を持っている企業に分散投資をすべく企業研究を続けています。


 株式相場も投資家が知恵とお金を賭けた勝負です。株式投資も相場商品です。
 特に短期のトレードというのは、基本的に自分が想定していたこととは大きく違う、緊急事態が起きた時にいかに対処するかで勝負が決まるものだと考えています。

 私のようなインカム・ゲイン狙いの投資でも、投資してから配当の権利を得られる最終権利日前後までの短期間で決着をつけることを考えて行うと、投資ではなくトレードに類したものとなります。自分で投資する場合は優待イベント投資もトレードだと考えながら行っています。


 投資した株に何を求めているか(値上がり益またはインカム・ゲインまたは欲張って両方とか)で、その株に対する時間軸が変わってくるので、一概にどのような行動が正しいかは明確ではありません。

 しかし自分の決定していた方針と、状況の変化(投資環境とか緊急事態とか他の投資家の行動)に、いかに対処するかで勝負(投資の成果=利益)の決着がつくのでしょう。


 株式投資などの相場では株価はサイクルを描いて動いていきます。その短いサイクルの変動から利益をくみ出すのか、長い変動のサイクルから利益をくみ出すのか。
 小さいサイクルの変動は小さく、長いサイクルの変動が大きいかどうかは相場環境次第です。最近は短期間に暴騰と暴落を繰り返す銘柄もかなりあります。しかし普通の多くの企業の株は長いサイクルの変動の幅の方が大きいです。

 当初からしっかりと投資の時間軸を決定して、更には投資対象の『どのような部分に魅力があるのか。投資して安心感が得られるのか。』を見極め、納得してから投資行動に移りたいものです。
 そして基本的には当初の方針を守るべきだと考えます。


 ある程度の長めの投資期間を想定して投資行動に入ったなら、そしてその投資対象に対し自分が充分安いと考えて、ある程度の時間がたてば割安な株価が修正されて利益が得られると想定して投資を実行したならば、投資してから短い期間に、どんなに安くなろうとも握りこんだら離さないという覚悟も必要になります。

 しかし人間は弱いので最近のように株価が上下に振られると、すぐにキャピタル・ゲインが無くなってしまうのではないかと不安にもなります。

 したがって、株価が右肩上がりで上げていく有望企業に投資する株数を少しずつ増やしていき、5%とか10%とか、年間配当額と同額とか2倍とか3倍になったら、少しずつキャピタル・ゲインを確保して売って株数を減らしながら、ある程度の株数はホールドを続ける。そしてその企業の株が下げだして、少し大きく下げた時から少しずつ株を買い戻しで株数を増やしていく。そんな売買も必要ではないかと考えながら、どのような企業の株で、そのようなことを行ったらよいのかも同時に考えながら企業の研究を続けています。


【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!






JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(310)「進捗率が高かった企業の中から絞り込み決算発表を待つ」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「進捗率が高かった企業の中から絞り込み決算発表を待つ」=
 (有料メルマガ第501回・2018/10/2配信号)


※2018年10月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)


 投資資金が大きくなると、投資したい銘柄が出てきたらいつでも投資できるようになりますが、目移りしてしまい投資判断も雑になり、利益を上げられない(=息が出来ていない)ことも多くなります。

 アベノミクス相場が続いた6年間の間でも、儲けられた投資家は限られていると言われています。つまり損をした投資家のほうが多いらしいのです。

 投資資金が大きくなれば、損をする金額も大きくなるという可能性も出てきます。自分が利益を確保しているのに、他の投資家より利益の金額が少ない。無念だと欲張って、無理をするのが間違いの元になることも多いということを、私自身が過去に何度も何度も、嫌になるほど経験してきました。

 自分投資している銘柄が2年連続の赤字なのに、株価が上がっている。「なんでなんだろう。」そう感じます。そう考えて利喰い売りをして撤退しても、その後も株価が上がり続けて、あっという間に私の売値の2倍以上になっ
てしまう銘柄も時々でてきます。
 昔は悔しくて後悔と腹立たしい思いを引きずり続けましたが、最近はそんなことで精神的な打撃を受けることはほとんどなくなりました。


 9月のSQ前のように投資環境が酷い時の株式投資はどのような投資作戦をとっても痛手を受けてしまいました。しかし9月のSQの後のように投資環境が改善して、良くなっていく可能性が高いときにはどのような投資作戦を取るのが良いのでしょうか。

 もちろん、これから述べることはどんな投資環境下にあっても有効な投資戦略です。しかし投資環境が良くなる時には、この作戦の有効性が高まってきます。


 その投資戦略とは、孫子の兵法に言う
『勝ち易きに勝つのが、良い戦いかた(=投資戦略)』
だと考えています。

 株式投資を行うということは、株式市場という投資家にとってのバトルフィールド(=戦場)において、投資家にとってとても大切なお金(=投資資金)を戦力(または軍隊、兵士)として投入して、『資金の拡大』(⇔本当の国国家間の戦争において支配地・領土を拡大する)を最大の目的として戦争を行なっていることだと考えています。

 私たち投資家は将軍(かつ参謀)役として、株式戦争に勝つ為に作戦を練って、実際にお金(戦力・軍隊)を動かして戦闘行為を実行しています。

 将軍が優れた戦争能力を持っていないと、どんなに戦力が大きい(=資金量が大きい)としても、株式戦争に勝利することは難しいです。

 将軍(=投資家)として持つべき資質については、過去のコラムで、いろいろたとえ話に託して書いてきました。また簡単に箇条書きにしてみます。

1)銘柄選択眼
 (=どの銘柄に投資すると株価が上がるかという投資対象を選ぶ力)

2)早く大きく資金を増やしたいという自分の欲望を押さえつけて従わせることができる強い精神力
 (=投資環境の良さに過信して、自分の経済的実力や運用能力を超えた信用取引など無謀な投資を行なわない精神力)

3)自分が決めた投資ルールを厳格に守る克己心

4)厳しい投資環境や良好すぎる投資環境など、投資環境がどのように変化しても、冷静さを失わずリスクを管理するノウハウ

5)損をして資金を失うこともともあるという覚悟(=破綻しないために損を覚悟で投資を手仕舞うことも含めて)を持っていること

6)勝ちやすい戦場やタイミングで戦う(=勝ち易きに勝つ)ことができる実践で鍛え上げてきた才覚


 このようなことが優秀な将軍(=投資家)としての資質になると考えています。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!






JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(309)「年末までの投資作戦と、来年からの投資作戦を考える」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「年末までの投資作戦と、来年からの投資作戦を考える」=
 (有料メルマガ第453回・2017/10/10配信号)


※2017年10月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 サラリーマンを辞めて専業投資家となって、ついに12年が経過しようとしていますが、はじめてポートフォリオの10%以上のキャッシュを持ちました。

 まだ90%の資金は株に預けたままですが、更に日本株が上昇を続けてくれたら、もう少しキャッシュを増やそうと考えています。

 私はいままで、どちらかというと資産の割安株やビジネス・モデルが優れている企業に、長く長く、下げても諦めないで投資を続けて(=持ち株数の変動は当然に行っています)、最後には大きく値上がり益を取るという中長期投資のスタイルで株式投資を続けてきました。

 しかしすでに63歳となり年金も頂けるようになり、子供もいないので、無理して株で大きく稼ぐ必要は無く、ただインフレヘッジで株式投資は続けたいと考えて株式投資を継続してきました。

 ただ1年間に配当額を300万円以上確保したいと考えると、株式への投資額が1億円を超えないと難しくなります。

 しかし1億円を超える投資額だと、アベノミクスがスタートしてから毎年のように起きる調整で1000万円や2000万円の資産の減少が瞬く間に起こりました。

 去年は、運用額が増えてきたころでもあり、一気に3000万円以上の資産減少を体験しました。東日本大震災が起きた後のような資産減です。

 ただ私の感覚からいうと3.11世界同時多発テロやリーマン・ショック、東日本大震災と原発事故のような怖い人災や天災は発生しませんでした。

 それなのに株式というリスク資産にお金を投下し続けている(=リスクを取り続けている)ことにより、突発的に発生する株式市場の下落に直撃されました。

 もう63歳になった私には、リスクとリターンを比較して、リスクが大きすぎることを行ってきたのだと考えるようになりました。

 ネットの掲示板で、リスクに晒す投資資金は2000万円程度。しかし3か月ごとに20%から30%の利益を取ったら、利喰いする。それを年間4回繰り返すことで、過去ずっと100%(=投資資産2倍化)の運用収益を上げている投資家さんの投資スタイルを知りました。

 この投資家さんの投資スタイルは、私が探し求めていた投資スタイルそのものです。なかなかこのような投資スタイルに変えることは難しいと思っていますが、いままで以上にキャッシュ・ポジションを増やすことで、いつも突発的に発生する、大きな下落に備えるようにしたいと考えて行った第1段目のキャッシュ増加策が10月6日に行った利食いです。

 私のこれからの株式投資の理想はリスクに晒す投資資金を限定して、1年で2倍から3倍にして、毎年しっかりとポケットに入れていくことです。


 生き延びるためには変化が必要です。
 チャールズ・ダーウィンは、その著書「種の起源」で『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。』といっているそうです。

 バブル崩壊からもう20年以上たってしまった日本は、まだインフレが起きずに日銀が四苦八苦しています。

 変化することを恐れることはありません。今までのやり方が通用しなくなったのなら、また自分の年齢から考えてリスクが高すぎるようになったのなら、リスクが高すぎると感じた投資方法に、いつまでもしがみついているのをやめて、変われば良いのだと考えています。


 サラリーマンを辞める時も、そう考えて自分を変えました。

 世の中や自分がどう変わったかを良く見極め、それに合わせて自分も変化していくことが生きのびるコツです。


 バブル崩壊後に日本はどう変わったか。
 私が考えていることを簡単に述べると、人々が豊かさになれきっていまい、物を所有することに昔ほど喜びを感じなくなっているのではないでかということです。

 日本人は不況だ、景気回復が感じられないと言い続けていますが、北アフリカの戦争地帯や、ミャンマーや、北朝鮮の人に比べたら日本人はとても豊かです。本当に食べるだけ、生きるだけで精一杯という人が世界にはたくさんいます。

 アメリカ人の中にも家を売り車で生活をしなければならない人もたくさんいると聞きます。日本では不況だといわれながら新築のビルがどんどん建ってきました。そして高層マンションも建ちつづけています。お正月には海外へ旅行する方も多いです。やはり日本は豊かな国なのです。

 物が少なく、貧しかった時代は、とにかくものを買うことが喜びでした。
 いま中国やアジアの新興国では物を買う喜びに多くの人々が浸っています。
 この勢いは素晴らしいものがあります。かつての日本がそうだったように国の経済を押し上げことになるでしょう。


 では日本はどうでしょうか。老人ばかりでなく若者も、そして男女の違いなく物の価値を自分で判断できる人が少なくなっているように思えます。これは物が溢れ返る豊かな世の中で、物があるのが当たり前になれてしまい、また自分で物の良し悪しが判断できなくなっているのではないでしょうか。

 どの商品に価値があるかわからない。あるいは物が多すぎて選べない、自分で考えるのが面倒で判断したくないと言い換えてもいいかもしれません。

 売り子ではない人がいい商品ですよと、親切に教えてくれて手にとらせてくれないと分からない。

 セールスマンはうそつきだと思っています。たぶん自分がセールスマンだったとき、うそばかりついていたから人もうそをついていると思っているのかもしれません(⇔これは自分にいっている言葉です。私は自分からうそをついて騙そうとしたことはありませんでしたが、誤解はあえて解かなかったことがあります。これもうその一つかもしれません)。
 ということで猜疑心ばかり強くなっているから、セールスされたくない。売りつけられたくないと思っている人ばかりになっています。
 ここでうそといっているのは、自分が心の底から信じていないことを営業上信じているふりをして説明することを言います。詐欺でお金を巻き上げる類の犯罪となるうそではありません。いわゆるセールストークというやつです。

 では、みんなそのことに気づいていないのでしょうか。そんなことはないと思います。気づいているのです。でも知っていることとできることは違うのです。知っていても変えられない人が多いということだと思います。

 過去に成功した体験がある人ほど変えられない。つまり過去を捨てられないのです。捨てる覚悟がないのですね。株式投資の成功体験も同じかもしれません。

 でも自分の力で自分を変えられない人は、いずれ外部からの力でいやおうなく変えさせられることになるでしょう。それもいい変わり方ではなく、ビジネスの現場から退場を命じられる、追い出されるという変化です。


 こんな最悪の変化を求められるくらいなら、さっさと自分から進化するほうが良いと考えて、実行しています。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!






JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(308)「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」=
 (有料メルマガ第450回・2017/9/19配信号)


※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 資産運用の世界には『72の法則』という教えがあります。

 15世紀のイタリアで発見された法則ですが、資産運用において元本(=投資の元金)が2倍になるために必要な『利回り』と『年数』が簡単に計算できる法則です。

 72を『1年間の金利』で割ると、その金利を複利で投資し続けると何年で最初に預けた元金が2倍になるかが計算できます。

 いまでは夢のような金利ですが、30年前には、1年定期預金の金利は5%もありました。

 72を5で割ると14.4です。すなわち14.4年たつと元金が2倍になります。100万円を預けて、利息を預けたままで複利で預けっぱなしにしていると14.4年で200万円になるわけです。ただ税金は無視しての数字です。


 さて、いま現在の1年定期預金や定期貯金の利息の金利は0.01%(=銀行によって異なりますがみずほ銀行の100万円を1年定期をしたときの金利)です。

 この利息で預け続けて元金が2倍になるには何年かかるのでしょうか。
 72÷0.01=7200

 7200年もかかります。
 聖母マリア様がキリスト様が生まれた西暦1年に0.01%の金利で定期預金をしたとしても、2017年9月になっても元金はまったく増えていないことに気が付いておられるでしょうか。

 元本が保証されているからということで定期預金や定期貯金に預けていたのではインフレがきてしまうと、瞬く間に購買力が目減りしてしまいます。

 いま日本銀行が目指しているのは年間2%のインフレです。この達成はなかなか難しくて達成できるかどうか分からない状態です。しかし1%のインフレなら十分に可能です。

 1%のインフレだとお金の購買力がどれほど減ってしまうのかも『72の法則』で簡単に計算できます。

 72を1で割ると72年になります。つまり72年間でお金の購買力は2分の1に減ってしまいます。

 もし日銀のインフレ目標である2%が達成できると36年でお金の価値が半分に減ってしまいます。ただこれくらいならそれほど大きくは感じません。

 しかし30年前の1年定期預金の金利は5%ありましたが、インフレ率はもっと大きかったのです。

 もしも私が社会人になったころの5%のインフレが襲ってきたら、72÷5=14.4年でお金の価値が半分に減ってしまうことになります。これはかなり怖いことだと思います。

 『リスクを取らないリスク』という本がありますが、インフレが起こったらリスク資産である株や不動産に投資をしないで、元本保証型の金融資産だけを持っていた人は、瞬く間に購買力を失ってしまうことになります。


 しかしリスクを取らないリスクも怖いですが、もっと怖いのがリスクを取りすぎるリスクです。

 私は株式投資の成り立つ仕組みを理解しないで、株式投資を行うのは無謀だと考えています。


【株価はなぜ動くのかを、まず理解することが大事です】


 株式市場は、株式会社が事業を遂行するために資金を調達するための機能を果しています。企業が事業資金を調達する方法は、株式を発行し、これを投資家に買ってもらうという方法があります。投資家が投資した資金は企業の自己資金となり、借入のように貸主に返す必要はありません。

 しかし株に一旦投資したら、そのお金を別なことに使う必要が出来たとき返してもらえないというのでは、投資家は投資に二の足を踏んでしまいます。そこで株に投資した資金を使いたくなったとき、別の投資家に株を売って、投資した資金を回収する場所が必要になります。その役目を果たしているのが株式市場です。

 株式市場では多くの企業の株が売買されています。その売買を活発に行なわせる大切な仕組みが、株価が変動して、うまく売買すれば一攫千金を狙えるかもしれないという射幸心です。

 私は株式市場を成り立たせる仕組みとして、株価が「人間の欲望と恐怖」を原因として動き、その株価が上に下に動くということが、投資家の資金を株式市場に呼び寄せる魅力(=すなわちエサ)として機能するという仕組みで作られているゲームだと理解しておくと分かりやすいと思っています。

 株価が右肩上がりに上がり続け、下がることがないならば、そんな株を売ろうという人はいないでしょう。よほどお金が必要な人意外は売りません。そうすると、その株を買いたい人がいても、買えません。

 では下がり続ける株を買う人はいるでしょうか。そんな損をすることがわかりきっている株を買おうという人も、普通はいないと思います。

 株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がるかもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほうが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるからこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家に与えているわけです。

 このように理解しても、どの株が上がり、どの株が下がるかということとは、まったく関係がありません。しかし株価が上にも下にも動かない出来高の少ない株には投資家の資金があまり回ってこない理由が理解できます。

 エサに魅力がありすぎるため、はまり込んで過大なリスクを取りすぎて破綻する人も多いです。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(307)「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」=
 (有料メルマガ第450回・2017/9/19配信号)


※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 資金を準備するとともに、どんなに景気が悪くなっても安定的にキャッシュを生み出すことのできる高い収益力を持つ企業は何処かを探し出してリスト化しています。

 大きな株価の下落が来るときは玉石混合でほとんどの企業の株価が大きく下げるので、普段の冷静なうちの、そのような企業をリストアップしようと考えて実行しています。そのような企業は通常の投資環境のときでも、株価が上げることが多いです。

 また私は株式投資を始めてすぐにブラックマンデーを経験し、その後もずっと株式投資を続けているので9.11世界同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災など多くの日本株の暴落後にも、必ずリバウンド相場がやってきて、ファンダメンタルズの良い資産株のうち収益力が高い企業に投資しておけば大きく利益を確保できる経験をしてきました。


 そして、自分の投資能力を点検して強化することも実施しています。

 株式投資への投資額を減らしたので、現在のポートフォリオの銘柄群は株価上昇に勢いがある投資テーマに乗っている企業(⇔例えばEV関連銘柄、ロボット関連銘柄、IoT関連銘柄など)への投資額を増やして、配当取りのために投資していた銘柄に関しては1年分の配当額をこえる上昇を短期間にしたときは、感謝して利喰いして、更に株価が上昇しそうな配当利回りの低いテーマ株にシフトするようなことも行っています。

(中略)

 コアに関しては下げた時に買い増して、まだ持ち株を増やす段階です。


 このようなうまくいけば株価が半年くらいで2倍以上に上げそうなカンニング銘柄を増やしているほかは、キャピタル・ゲインが期待できるテーマ株や、優待投資家が優待目当てに買い増してくる魅力的な優待のある銘柄にも分散投資を増やしています。

 そのような企業への投資を増やしていくなら、投資額を減らしても、運用成績は上がっていくと考えています。


 ただ、このような値動きの激しい株に投資する時は、福沢桃介の次の2つの教えを常に意識するようにしています。

 株式投資で成功して後に実業家として大成した福沢桃介の名言です。

『順波には乗り、逆波は逃げよ。成功は機を見るに敏なるにある。』

『人間の成功に、運、鈍、根という三つの資格が数えられる。その中でも、事業経営に一番必要なものは根すなわち執着である。
 その反対に、株式相場に執着はもっとも禁物だ。
 いつでも見切りよく転換することを心がけて、一度に全部をすくいとることをしてはいけない。
 シナの五祖禅師が『福不可受尽』といったのはこのことで、福をあまして八分に甘んじ、いさぎよく見切るところに転換の妙がある。』


 私はキャッシュを証券会社の外にシフトしたことで、自分が予想もしなかったリスクが思わぬところから襲い掛かってきたとしても対応できる準備ができているので、有事が発生しても冷静に対応できると考えています。

 イギリスの国民投票でEU離脱が選択されるとは予想もしませんでしたし、トランプ氏が米国大統領に選ばれることも予想できませんでした。

 常々、このコラムで書いてきたように、2017年の9月まで中国の不動産バブルが破裂して、経済的に苦境になることを心配していました。その他にも北朝鮮有事、トランプ大統領の行動など心配事の種は尽きません。

 しかし、すでに多くの投資家が知っている事態で発生する株式市場の下落より、いま予想されていない危機が突然に発生して起こる暴落のほうが大きくなる可能性も存在します。大地震がいつ襲ってくるかわかりません。台風の勢力も強くなり、豪雨災害がいつ降りかかるか分からないということも考えておく必要が出てきました。

 つまり株式などのリスク資産に投資する時は、『まだ誰も気がつかずに知らないリスクが、いつ起こっても不思議ではない。』ということを覚悟したうえで、「リスクは避けるものではなく管理するものである」と考えて、リスクが起きた時に助けになるセーフティ・ネットも計画的に準備しながら、投資を行っていくことが大切なことだと考えています。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




有料メルマガライブラリから(306)「"企業の本質的価値=資産的価値+事業的価値"の認識が重要」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「"企業の本質的価値=資産的価値+事業的価値"の認識が重要」=
 (有料メルマガ第449回・2017/9/12配信号)

※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 企業の本質的な価値を把握してグリップ力を強めておかないと、振り落とされて利食いをさせられる可能性が高くなります。そして自分が利喰いしてしまった後で、更に株価が高くなって指をくわえてみているしかない状況になることも多くなりそうです。

 企業のファンダメンタルズをしっかりと認識しておくことが、ますます必要になってきていると感じています。

 私が過去に出版した投資の書籍では、自分の株式運用に関しては『運が実力の全て=私が株で儲けたのは自分の実力はゼロで100%が運のおかげだ』と自己紹介してきました。

 そして、このメルマガのコラムでは、せめて10%や20%は自分の実力によって選んだ株で儲ける可能性を高めたい。そう考えて努力していると書いてきました。

 最近は自分の運気が上昇して、運が良くなってきていると感じることも多くなってきました。

 今年になって研究銘柄にした企業の株が急に大きく上げだすことがあるのも、幸運の女神さまが微笑んでくださっているのだと感じています。

(中略)

 ヤフーの掲示板の投稿者は玉石混合ですが、すごい投稿者も存在します。

 私がヤフーの掲示板でいろいろ意見を交換する中に、ものすごく知識の質が高い投稿者がいらっしゃいます。
 マネー雑誌に出ている投資家や、10年以上ヤフーの掲示板だけでお付き合いしている集中投資の達人投資家など、私の2倍以上の成果を上げている投資家さんもいます。

 研究銘柄選定のヒントとなったり、調査のきっかけになったりと、大いに活用させてもらっています。彼らと切磋琢磨して共に資産を増やそうと考えています。


(中略)

 私は個人のバリュー株投資家としても、自分の銘柄が上がってほしいと常々思っています。特にポートフォリオの主力株が上がってくれることを望んでいます。

 しかし割安株がなぜ割安かというと光(=需給。多くの投資家の買いたいという気持ち)があたっていないからです。

 だから「新マーケットの魔術師」に書いてあったように、バリュー株に限らず、ある株が上がりだすためには何らかの触媒(カタリスト)が必要になります。微力ながらバリュー株が適正に評価されるきっかけ、カタリスト(触媒)を自分で作り出す努力をしています。

 たいしたことは出来ませんが、個人投資家のカタリスト戦略としては自分のブログなどでのポジショントーク作戦などが考えられます。ですからカンニング大歓迎です。ただし投資は自己責任で行なってください。こんなことを書籍でも、ブログでも書いてきました。

 懐かしい思い出としては、居酒屋「億近」※で私が行った立飛企業のポジショントークは立飛企業さんの大株主の外資系機関投資家さんの目にとまり、1%買い増し(関東財務局に9%→10%とクイックにでました)してもらえて瞬く間に3倍になりました。
 ※infoweb旧億近掲示板に存在。infoweb撤退に伴い現在は閉鎖。

 立飛企業は、大株主にTOBされてしまいました。

 そのときキーワード(機関投資家さんが反応した言葉)は「立飛企業の所有地が調整区域をはずれる」ことでした。四季報にも書いてあったし、立川市のホームページにも書いてありました。でも大株主の外資系機関投資家さんはご存じなかった。これだけ情報が多いとしょうがないです。それを知ってもらうことが出来ただけでもラッキーです。

 また自分がカンニングをさせていただく場合には、自己責任で行ないます。
 納得ずくで行なうわけです。

 もしカンニングした銘柄が下がったとき、その銘柄をポジショントークしていた人を恨むなんてもってのほかだと思っています。

 しかし世の中には、そんな投資家が多いようです。悲しいことですね。
 そのような態度では何時までたっても、自分の力で割安な銘柄を探す力をつけることは出来ないでしょう。

 これだけ情報が多い世の中です。すべての情報を自分の力で見つけ出そうとするのは不可能です。力のある投資家を探しておいて、その投資家の戦略に相乗りさせてもらうというのは、投資の初心者ばかりでなく、それなりに成果を上げている投資家にとっても良い戦略だと考えています。

 ただし、その投資家がどのような理由でその銘柄に投資しているかはよく考えておかなければなりません。例えば含み益がたくさん出来て、いま売っても税金を払うだけなので、そろそろ適正は価格にはなっているが割高ではないので所有したままにしている場合もあるかもしれません。その点はカンニングする方が判断する必要があります。

 またいくら優秀な投資家の投資銘柄であっても、自分が投資すべきではない銘柄には資金を投入してはいけません。なぜならどんな銘柄でも株価は上下に変動しています。自分が苦手とする業界や、その企業の将来に不安を感じている株に投資すると、下がったときに耐えられなくなります。

 バリュー株投資の場合は、そのバリューの源泉がなんなのかもよく確認しておくことが必要です。
 フィッシャーのような割安成長株への投資の場合、その成長性に疑問が出れば売らなければなりません。
 その点、グレアムのような企業の現在時点の資産価値に注目したバリュー株投資の場合は、かなり安心して持ちつづけられるので、私個人としては大好きでよくカンニングしています。


 株価はなぜ動くのか。

 株式市場は、株式会社が事業を遂行するために資金を調達するための機能を果しています。企業が事業資金を調達する方法は、株式を発行し、これを投資家に買ってもらうという方法があります。投資家が投資した資金は企業の自己資金となり、借入のように貸主に返す必要はありません。

 しかし株に一旦投資したら、そのお金を別なことに使う必要が出来たとき返してもらえないというのでは、投資家は投資に二の足を踏んでしまいます。
 そこで株に投資した資金を使いたくなったとき、別の投資家に株を売って、投資した資金を回収する場所が必要になります。その役目を果たしているのが株式市場です。

 株式市場では多くの企業の株が売買されています。その売買を活発に行なわせる大切な仕組みが、株価が変動して、うまく売買すれば一攫千金を狙えるかもしれないという射幸心です。

 私は株式市場を成り立たせる仕組みとして、株価が「人間の欲望と恐怖」を原因として動き、その株価が上に下に動くということが、投資家の資金を株式市場に呼び寄せる魅力(=すなわちエサ)として機能するという仕組みで作られているゲームだと理解しておくと分かりやすいと思っています。

 株価が右肩上がりに上がり続け、下がることがないならば、そんな株を売ろうという人はいないでしょう。よほどお金が必要な人意外は売りません。そうすると、その株を買いたい人がいても、買えません。

 では下がり続ける株を買う人はいるでしょうか。そんな損をすることがわかりきっている株を買おうという人も、普通はいないと思います。

 株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がるかもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほうが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるからこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家に与えているわけです。


 このように理解しても、どの株が上がり、どの株が下がるかということとは、まったく関係がありません。しかし株価が上にも下にも動かない出来高の少ない株には投資家の資金があまり回ってこない理由が理解できます。

 つまり上がらない、上がりそうにない企業の株に投資する投資家は少ないということで、どんなに低PERかつ低PBRかつ自己資本比率が高い業績が安定的に推移している銘柄でも株価が上がらない理由があります。投資家にこの企業に投資したいという欲望を持たせるための理由が少ないのです。
 だから、このような銘柄の株を大量に買って、『なんでこれほど条件が良い企業の株が、これほどまでに上がらないのだ』と嘆いてもしょうがないのです。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!





JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(305)『勝ち易きに勝つ』という孫子流の兵法に従った投資法

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「『勝ち易きに勝つ』という孫子流の兵法に従った投資法」=
 (有料メルマガ第448回・2017/9/5配信号)


※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 孫子の兵法にいうところの
『いにしえのいわゆる善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』
ということについてちょっと考えてみたいと思います。

『たいして努力をしないでも利益を上げられる銘柄を選んで、投資をする』ことも株式投資でいうところの
『勝ち易きに勝つ』
ということになるのではないかと、私は考えています。


 私は12年以上も専業投資家としてすごしてきたので、どうしても毎日パソコンで株の動きを9時から3時まで、眺めて過ごすことが多いです。

 株式の動きをじっくり眺めることが出来る定年後の自由人は、前日と本日の自分の株式投資総額の増減を意識してしまい、株式投資総額が前日より増加していないと、満足しないで精神的にストレスを受けてしまうという人が増えてくると感じています。

 自分自身でも将来に向けて大きく利益を上げるための我慢の時だと考えて、毎日の資産額の増減を意識しすぎないでおこうと努力していても、ついつい短期的に大きく上がりそうな銘柄に投資したいという欲望を制御することは、難しいと感じる日々が続きます。


 しかし、孫子は
『善く戦うものは、不敗の地に立ち而(しか)して敵の敗を失わざるなり(=戦上手は、自軍を絶対不敗の態勢に置いて、しかも敵の隙は逃がさずとらえるのだ)』
と述べています。

 『資産額が増えることを勝ち』『資産額が減ることが負け』と考えて、毎日の総資産額を計算しては、毎日勝ち負けの星取り表をつけるようなことは、いまの日本株投資家にとっては精神的にすこぶる悪影響を与える行為でしかなくなりました。

 そこで私は投資するかどうか検討するために企業のバランス・シート分析を行うようになったことは、このコラムで何度か書いてきました。

 4年前のバランス・シートと直近の決算短信のバランス・シートを比較し、企業の財務内容がどのように変化しているのかを確認することで、株価が下がり続ける不安を少なくすることに役立てたり、新たに投資を検討する企業の状況を確認したいと考えて、時間を使うようにしています。

 また9時から3時まで、ずっとパソコンの前に座るのは精神的にも肉体的にも良くないと考えて、なるべく外出する時間を多くとるようになりました。


 私がサラリーマンを卒業した51歳から目指した株式投資は、孫子のいうところの絶対不敗を目指したものでした。

 もう少し具体的に書かないと理解しにくいと思うので、少し付け加えると、私が目指した不敗という状況とは

『私が得られる賃貸不動産収入では年間生活費の500万円に足りない金額を株式投資の配当で確保すること』

でした。

 どのような理由で、このような『不敗』の基準を決めたのかを説明すると、以下のようなことになります。

 59歳までの私には年金という安定収入の道が無かったので、私にとっての安定収入の道は賃貸不動産収入しかありませんでした。

 年間の生活費はそれほど贅沢をしなければ400万円以下で収まります。
 400万円以下でも航空機を利用した国内ツアーに参加する程度(1回の旅行で夫婦で20万円程度の資金がかかるもの)なら2回程度は出かけられます。しかし、サラリーマンを辞めて時間的な自由度が増えているので、旅行の回数をもう少し増やしたいと考えて、年間の生活費の必要額として500万円という金額目標を決めました。

 賃貸不動産収入では入居者が退室して、新しい入居者を迎えるための修繕費がかかったりすると10万円や20万円はかかってしまうので、最低でも年間収入として500万円は欲しいところです。

 従って家賃収入と株の配当で年間500万円を確保できれば、私にとって株式戦争で勝利できた(=負けなかった)ことになると考えるようになりました。

 キャピタル・ゲインは一切生活費にはカウントできませんでした。
 私は株でキャピタル・ゲインを稼げた時はキャピタル・ゲインも生活費にカウントして欲しいと思っていると、妻が了解してくれませんでした。

 妻に話した時は「うん」と了解したような返事をするのですが、実際に1年の最初にその年の生活費として使える金額を決定して、1年間の使用可能予算を決める時に、前年に受領した家賃収入と前年の1月から12月までに受領した配当収入をカウントして生活費を決めていました。その予算会議の時に、妻はガンとして、キャピタル・ゲインと去年獲得した優待の金券などは、新しい年の生活費の予算には、含めて計算しませんでした。

 優待について、その年に貰った優待はその年に消費するというルールだったので、金券や食品を貰えば、予定した生活費に余裕ができるので、旅行などに振り向けられる余裕資金が発生します。

 だから優待はサラリーマン時代のボーナスのような役割を果たしてくれるもので、優待のおかげで、より余裕のある余暇活動ができることにはなります。

 しかし、前年に配当収入をがっちりと稼いでおかないと、年間の遊行のための予算が厳しく制約されるので、配当金額で約200万円以上の金額を獲得することが、私の株式投資では求められていたことになります。


 60歳から年金が入ってくるようになると、配当に対する依存度は大きく減りました。そこでキャピタル・ゲインを狙う(=大きく株価が上昇する可能性が高い、配当利回りの低い企業)投資も増やしたいと考えましたが、年金をもらい始めて数年がたって、この考えを実現できるほど、そのような企業に投資資金を増やすことが出来ていないのが実際です。

 このルールの良い点は去年のように株への投資元本が前年末比で大きく減少しても(⇔一時的には家一軒分の資金が減りましたが、最後にはプラスを確保できました)、我が家の生活費には影響を与えないことで、『負け』という判定を行わなくても良いことです。

 投資元本の増減は株が乱高下する以上、当然に発生します。
 実際にリーマンショックや東日本大震災の時には去年以上に大きく株への投資資産額が減少したことはこのコラムにも書いてきました。

 しかし資産の増減は生活費には影響を与えません。私の精神状態に負担を与えるだけで、生活には影響を与えないところが大事な点です。

 もちろん投資を実行している(=株式戦争を指揮する)私は、いやというほど資産減少の痛みを痛感します。

 投資家としては痛みを感じなくては、減らした資金を取り戻すエネルギー、情念や、努力を生む力を作り出せません。この痛みは自分を奮い立たせて、努力を行わせるためにエネルギーに変わってくれます。

 だから投資元本が残っている限り、投資資金を株式市場に預けたままにしておくことが可能となり、アベノミクスにより大きく日本株が上げた時に、過去8年間(=サラリーマンを辞めた時からの8年間)に我が家が使った全ての金額(=生活費+新車の購入費など使った全ての金額)以上の利益を確保することが出来ました。

 孫子流に言えば
『8年の間、とにかく不敗を続けてきたので、勝ち易いチャンスを生かして、大きな勝利を獲得できた』
ということになると思います。

 サラリーマンを卒業後の8年間では生活費として必要な500万円以上の家賃収入と配当収入を確保してきました。

 孫子は
『いにしえのいわゆる善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』
とも言っています。
 私も『勝ち易きに勝つのが、良い戦いかただ』と自分自身の株式投資のやり方を見直す日々が続きます。

 自分もよく間違えて勝ちにくい投資戦術、難しい投資戦術を選んでしまうことが多いので、毎日のように自分の投資の間違いをチェックして軌道修正するように努力を続けています。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/baicraecla
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!






JUGEMテーマ:株・投資




calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM